JPH059429B2 - - Google Patents
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- JPH059429B2 JPH059429B2 JP1109540A JP10954089A JPH059429B2 JP H059429 B2 JPH059429 B2 JP H059429B2 JP 1109540 A JP1109540 A JP 1109540A JP 10954089 A JP10954089 A JP 10954089A JP H059429 B2 JPH059429 B2 JP H059429B2
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Description
本発明は、新規なカルボスチリル誘導体、さら
に詳しくは、一般式 [式中、R1は水素原子、低級アルキル基、低
級アルケニル基、低級アルキニル基またはフエニ
ル低級アルキル基;R2は水素原子、ハロゲン原
子、水酸基、非置換またはハロゲン置換ベンゾイ
ルオキシ基、低級アルキル基または低級アルコキ
シ基;R3は水酸基、アミノ基、シクロアルキル
低級アルキルアミノ基(該シクロアルキル環はカ
ルボキシ基または低級アルコキシカルボニル基で
置換していてもよい)、低級アルコキシ基、低級
アルコキシカルボニル低級アルコキシ基、ベンゾ
イル低級アルコキシ基または低級アルカノイルオ
キシ低級アルコキシ基;R4は水素原子、置換基
として低級アルキル基またはハロゲン原子を有す
ることのあるフエニルスルホニル基、低級アルキ
ル基、フエニル環上に置換基としてハロゲン原子
を有することのあるフエニル低級アルキル基また
は基−COR6(R6は置換基としてアミノ基または
フエニル低級アルコキシカルボニルアミノ基を有
することのある低級アルキル基、置換基としてア
ミノ低級アルキル基またはフエニル低級アルコキ
シカルボニルアミノ低級アルキル基を有すること
のあるシクロアルキル基、フエニル環上に置換基
としてハロゲン原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、ニトロ基、水酸基およびアミノ基から
選ばれる基の1〜3個を有することのあるフエニ
ル基、フエニル環上に置換基としてハロゲン原子
を有することのあるフエニル低級アルキル基、ま
たは窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選ば
れるヘテロ原子を1または2個有する5員または
6員の不飽和複素環基で該複素環は低級アルキル
基で置換されていてもよい);R5は水素原子また
は置換基として低級アルキル基またはハロゲン原
子を有することのあるフエニルスルホニル基;A
は低級アルキレン基;nは0または1を示し、置
換基の式
に詳しくは、一般式 [式中、R1は水素原子、低級アルキル基、低
級アルケニル基、低級アルキニル基またはフエニ
ル低級アルキル基;R2は水素原子、ハロゲン原
子、水酸基、非置換またはハロゲン置換ベンゾイ
ルオキシ基、低級アルキル基または低級アルコキ
シ基;R3は水酸基、アミノ基、シクロアルキル
低級アルキルアミノ基(該シクロアルキル環はカ
ルボキシ基または低級アルコキシカルボニル基で
置換していてもよい)、低級アルコキシ基、低級
アルコキシカルボニル低級アルコキシ基、ベンゾ
イル低級アルコキシ基または低級アルカノイルオ
キシ低級アルコキシ基;R4は水素原子、置換基
として低級アルキル基またはハロゲン原子を有す
ることのあるフエニルスルホニル基、低級アルキ
ル基、フエニル環上に置換基としてハロゲン原子
を有することのあるフエニル低級アルキル基また
は基−COR6(R6は置換基としてアミノ基または
フエニル低級アルコキシカルボニルアミノ基を有
することのある低級アルキル基、置換基としてア
ミノ低級アルキル基またはフエニル低級アルコキ
シカルボニルアミノ低級アルキル基を有すること
のあるシクロアルキル基、フエニル環上に置換基
としてハロゲン原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、ニトロ基、水酸基およびアミノ基から
選ばれる基の1〜3個を有することのあるフエニ
ル基、フエニル環上に置換基としてハロゲン原子
を有することのあるフエニル低級アルキル基、ま
たは窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選ば
れるヘテロ原子を1または2個有する5員または
6員の不飽和複素環基で該複素環は低級アルキル
基で置換されていてもよい);R5は水素原子また
は置換基として低級アルキル基またはハロゲン原
子を有することのあるフエニルスルホニル基;A
は低級アルキレン基;nは0または1を示し、置
換基の式
【式】における点
線は一重結合または二重結合であることを意味
し、かつこの置換基の置換位置はカルボスチリル
骨核の3,4,5または6位のいずれかである。
またカルボスチリル骨核の3位と4位間の結合は
一重結合または二重結合を示す。ただし、n=0
のとき、R1は水素原子、低級アルキル、低級ア
ルケニル、低級アルキニルまたはフエニル低級ア
ルキル;R2は水素原子、水酸基または低級アル
コキシ;R3は水酸基または低級アルコキシ;R4
は基−COR7(R7はアミノ基もしくはフエニル低
級アルコキシカルボニルアミノ基を置換基として
有することのある低級アルキル、シクロアルキ
ル、またはフエニル環上に置換基としてハロゲン
原子、低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロお
よびアミノから選ばれる基の1〜3個を有するこ
とのあるフエニル基を示す);R5は水素原子、で
あつてはならない] で示されるカルボスチリル誘導体およびその塩、
に関する。 本発明の化合物は抗潰瘍作用を有し、例えば胃
潰瘍、十二指腸潰瘍などの消化器系の潰瘍の治療
剤として有用である。本発明の化合物は、とく
に、実験酢酸潰瘍や焼灼潰瘍などの慢性潰瘍病態
に対して顕著な予防および治療効果を有する点に
特徴があり、しかも毒性および副作用が弱く、慢
性潰瘍に対して有効な薬剤である。本発明の化合
物はまた、内因性プロスタグランジンE2量を増
加させる作用を有し、プロスタグランジンE2に
由来する薬効、例えば、潰瘍の予防および治療薬
などとして有用である。 本明細書において、低級アルキルとしては炭素
数1〜6個の直鎖または分枝鎖アルキル、例えば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、ペンチル、ヘキシルなどが挙げ
られ、低級アルケニルとしては炭素数2〜6個の
直鎖または分枝鎖アルケニル、例えばビニル、ア
リル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル
アリル、2−ペンテニル、2−ヘキセニルなど、
さらに低級アルキニルとしては炭素数2〜6個の
直鎖または分枝鎖アルキニル、例えばエチニル、
2−プロピニル、2−ブチニル、3−ブチニル、
1−メチル−2−プロピニル、2−ペンチニル、
2−ヘキシニルなどが挙げられる。 低級アルキレン基としては、メチレン、エチレ
ン、トリメチレン、メチルメチレン、エチルメチ
レン、2−メチルトリメチレン、2,2−ジメチ
ルトリメチレン、1−メタルトリメチレン、テト
ラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレンな
どの炭素数1〜6個の直鎖または分枝鎖アルキレ
ン基が挙げられる。 フエニル低級アルキルとしては、そのアルキル
部分が炭素数1〜6個の直鎖または分枝鎖アルキ
ルであるフエニルアルキル、例えばベンジル、2
−フエニルエチル、1−フエニルエチル、3−フ
エニルプロピル、4−フエニルブチル、1,1−
ジメチル−2−フエニルエチル、5−フエニルペ
ンチル、6−フエニルヘキシル、2−メチル−3
−フエニルプロピルなどが挙げられ、シクロアル
キルとしては炭素数3〜8個のシクロアルキル、
例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シク
ロオクチルなどが挙げられる。 低級アルコキシとしては炭素数1〜6個の直鎖
または分枝鎖アルコキシ、例えばメトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、
tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキ
シなどが挙げられ、ハロゲン原子としてはフツ
素、塩素、臭素およびヨウ素が挙げられる。 フエニル低級アルコキシカルボニルアミノ基と
しては、アルコキシ部分が炭素数1〜6個の直鎖
または分枝鎖アルコキシであるフエニルアルコキ
シカルボニルアミノであつて、例えばベンジルオ
キシカルボニルアミノ、2−フエニルエトキシカ
ルボニルアミノ、1−フエニルエトキシカルボニ
ルアミノ、3−フエニルプロポキシカルボニルア
ミノ、4−フエニルブトキシカルボニルアミノ、
1,1−ジメチル−2−フエニルエトキシカルボ
ニルアミノ、5−フエニルペンチルオキシカルボ
ニルアミノ、6−フエニルヘキシルオキシカルボ
ニルアミノ、2−メチル−3−フエニルプロポキ
シカルボニルアミノなどが例示される。しかし
て、アミノ基またはフエニル低級アルコキシカル
ボニルアミノ基を有していることのある低級アル
キルとしては、置換基のない場合は前記のごとき
低級アルキルが挙げられ、置換基を有する場合
は、例えばアミノメチル、2−アミノエチル、2
−または3−アミノプロピル、1−メチル−2−
アミノエチル、2−、3−または4−アミノブチ
ル、1,1−ジメチル−2−アミノブチル、2−
または3−アミノペンチル、4−アミノヘキシ
ル、ベンジルオキシカルボニルアミノメチル、2
−ベンジルオキシカルボニルアミノエチル、2−
ベンジルオキシカルボニルアミノプロピル、3−
ベンジルオキシカルボニルアミノプロピル、4−
ベンジルオキシカルボニルアミノブチル、3−ベ
ンジルオキシカルボニルアミノブチル、5−ベン
ジルオキシカルボニルアミノペンチル、6−ベン
ジルオキシカルボニルアミノヘキシル、2−フエ
ニルエトキシカルボニルアミノメチル、1−フエ
ニルエトキシカルボニルアミノメチル、2−(2
−フエニルエトキシカルボニルアミノ)エチル、
3−(1−フエニルエトキシカルボニルアミノ)
プロピル、2−(3−フエニルプロポキシカルボ
ニルアミノ)エチル、4−(4−フエニルブトキ
シカルボニルアミノ)ブチル、2−(5−フエニ
ルペンチルオキシカルボニルアミノ)エチル、2
−(6−フエニルヘキシルオキシカルボニルアミ
ノ)エチル、1,1−ジメチル−2−(ベンジル
オキシカルボニルアミノ)エチル、(1,1−ジ
メチル−2−フエニルエトキシカルボニルアミ
ノ)メチルなどのアミノ基またはアルコキシ部分
の炭素数が1〜6個のフエニルアルコキシカルボ
ニルアミノ基を有する炭素数1〜6個のアルキル
基が挙げられる。 フエニル環上に置換基としてハロゲン原子、低
級アルキル、低級アルコキシ、水酸基、ニトロお
よびアミノから選ばれる基を1〜3個有すること
のあるフエニルとしては、例えばフエニル、2
−、3−または4−クロロフエニル、2−、3−
または4−フルオロフエニル、2−、3−または
4−ブロモフエニル、2−、3−または4−ヨー
ドフエニル、3,5−ジクロロフエニル、2,6
−ジクロロフエニル、3,4−ジクロロフエニ
ル、3,4−ジフルオロフエニル、3,5−ジブ
ロモフエニル、2−、3−または4−メチルフエ
ニル、2−、3−または4−エチルフエニル、4
−プロピルフエニル、3−イソプロピルフエニ
ル、2−ブチルフエニル、4−ヘキシルフエニ
ル、3−ペンチルフエニル、4−tert−ブチルフ
エニル、3,4−ジメチルフエニル、2,5−ジ
メチルフエニル、2−、3−または4−メトキシ
フエニル、2−、3−または4−エトキシフエニ
ル、3−プロポキシフエニル、4−イソプロポキ
シフエニル、3−ブトキシフエニル、2−ペンチ
ルオキシフエニル、4−tert−ブトキシフエニ
ル、4−ヘキシルオキシフエニル、3,4−ジメ
トキシフエニル、3,4−ジエトキシフエニル、
2,5−ジメトキシフエニル、2−、3−または
4−ニトロフエニル、2,4−ジニトロフエニ
ル、2−、3−または4−アミノフエニル、2,
4−ジアミノフエニル、3−メチル−4−クロロ
フエニル、2−クロロ−6−メチルフエニル、2
−メトキシ−3−クロロフエニル、3,4,5−
トリメトキシフエニル、3,4,5−トリメチル
フエニル、3,4、5−トリクロロフエニル、2
−、3−または4−ヒドロキシフエニル、3,4
−ジヒドロキシフエニル、2,6−ジヒドロキシ
フエニルなどのフエニル環上に置換基としてハロ
ゲン原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数
1〜6個のアルコキシ基、水酸基、ニトロ基およ
びアミノ基から選ばれる基を1〜3個有すること
のあるフエニル基が挙げられる。 フエニル環上にハロゲン原子を有することのあ
るフエニル低級アルキル基としては、置換基のな
い場合は前記のフエニル低級アルキル基が挙げら
れ、置換基のある場合は、例えば2−、3−また
は4−クロロベンジル、2−、3−または4−フ
ルオロベンジル、2−、3−または4−ブロモベ
ンジル、2−、3−または4−ヨードベンジル、
3,5−ジクロロベンジル、2,6−ジクロロベ
ンジル、3,4−ジクロロベンジル、3,4−ジ
フルオロベンジル、3,5−ジブロモベンジル、
3,4、5−トリクロロベンジル、2−(3−ク
ロロフエニル)エチル、2−(3,4−ジブロモ
フエニル)エチル、2−(4−ヨードフエニル)
エチル、1−(2−ブロモフエニル)エチル、1
−(3,5−ジクロロフエニル)エチル、1−(4
−クロロフエニル)エチル、3−(2−フルオロ
フエニル)プロピル、3−(3,4、5−トリク
ロロフエニル)プロピル、4−(4−クロロフエ
ニル)ブチル、1,1−ジメチル−2−(3−ブ
ロモフエニル)エチル、5−(2,4−ジクロロ
フエニル)ペンチル、5−(2−ヨードフエニル)
ペンチル、6−(4−フルオロフエニル)ヘキシ
ル、6−(2,6−ジクロロフエニル)ヘキシル、
2−メチル−3−(4−クロロフエニル)プロピ
ルなどのフエニル環上の置換基としてハロゲン原
子1〜3個を有し、かつアルキル部分の炭素数1
〜6個のフエニルアルキル基が挙げられる。 シクロアルキル環上に置換基としてフエニル低
級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基ま
たはアミノ低級アルキル基を有することのあるシ
クロアルキル基としては、置換基のない場合は前
記のごときシクロアルキル基が挙げられ、置換基
を有する場合は、例えば2−ベンジルオキシカル
ボニルアミノメチルシクロプロピル、3−(2−
ベンジルオキシカルボニルアミノエチル)シクロ
ブチル、3−(2−ベンジルオキシカルボニルア
ミノプロピル)シクロペンチル、3−(4−ベン
ジルオキシカルボニルアミノブチル)シクロヘキ
シル、4−(3−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノブチル)シクロヘキシル、2−(5−ベンジル
オキシカルボニルアミノペンチル)シクロヘキシ
ル、3−(6−ベンジルオキシカルボニルアミノ
ヘキシル)シクロヘプチル、4−(6−ベンジル
オキシカルボニルアミノヘキシル)シクロヘプチ
ル、5−(2−フエニルエトキシカルボニルアミ
ノメチル)シクロヘプチル、4−(1−フエニル
エトキシカルボニルアミノメチル)シクロオクチ
ル、2−〔2−(2−フエニルエトキシカルボニル
アミノ)エチル〕シクロオクチル、2−〔3−(1
−フエニルエトキシカルボニルアミノ)プロピ
ル〕シクロプロピル、3−〔2−(3−フエニルプ
ロポキシカルボニルアミノ)エチル〕シクロブチ
ル、3−〔4−(4−フエニルブトキシカルボニル
アミノ)ブチル〕シクロペンチル、4−〔2−(5
−フエニルペンチルオキシカルボニルアミノ)エ
チル〕ヘキシル、2−〔2−(6−フエニルヘキシ
ルオキシカルボニルアミノ)エチル〕シクロヘキ
シル、3−〔1,1−ジメチル−2−(ベンジルオ
キシカルボニルアミノ)エチル〕シクロヘキシ
ル、4−〔1,1−ジメチル−2−フエニルエト
キシカルボニルアミノ〕シクロヘキシル、2−ベ
ンジルオキシカルボニルメチルシクロオクチル、
4−ベンジルオキシカルボニルメチルシクロヘキ
シル、3−アミノメチルシクロプロピル、3−
(2−アミノエチル)シクロブチル、4−(1−ア
ミノエチル)シクロペンチル、2−(3−アミノ
プロピル)シクロヘキシル、3−(4−アミノブ
チル)シクロヘキシル、4−アミノメチルシクロ
ヘキシル、3−(5−アミノペンチル)シクロヘ
プチル、3−(6−アミノヘキシル)シクロオク
チル基等の前記したアミノ基またはフエニル低級
アルコキシカルボニルアミノ基を有する低級アル
キルが炭素数3〜8のシクロアルキル環上に置換
した置換アルキル基が挙げられる。 低級アルコキシカルボニル基としてはアルコキ
シ部分が炭素数1〜6個の直鎖または分枝鎖のア
ルコキシカルボニル、例えば、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボ
ニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチルオキ
シカルボニル、ヘキシルオキシカルボニルなどが
挙げられる。 アミノ低級アルキル基としては、そのアルキル
部分が炭素数1〜6個の直鎖または分枝鎖アルキ
ルであるアミノアルキル、例えばアミノメチル、
2−アミノエチル、1−アミノエチル、3−アミ
ノプロピル、4−アミノブチル、1,1−ジメチ
ル−2−アミノエチル、5−アミノペンチル、6
−アミノヘキシル、2−メチル−3−アミノプロ
ピルなどが挙げられる。 窒素原子、酸素原子および硫黄原子より選ばれ
たヘテロ原子を1または2個有する5員または6
員の低級アルキル基が置換していることのある飽
和または不飽和の複素環基としては、ピリジル、
2−メチルピリジル、3−エチルピリジル、4−
ブチルピリジル、チエニル、2−メチルチエニ
ル、3−プロピルチエニル、ピリミジニル、2−
ペンチルピリミジニル、テトラヒドロピラニル、
2−ヘキシルテトラヒドロピラニル、ピロリル、
3−メチルピロリル、ピロリジニル、3−エチル
ピロジニル、ジヒドロピリジル、4−プロピルジ
ヒドロピリジル、1−ピペリジニル、4−ブチル
−1−ピペリジニル、1−ピラジニル、4−ペン
チル−1−ピラジニル、ピラゾリル、3−メチル
ピラゾリル、4−エチルピラゾリル、イミダゾリ
ル、2−プロピルイミダゾリル、4−ペンチルイ
ミダゾリル、イミダゾリジニル、4−ヘキシルイ
ミダゾリジニル、ピリダジニル、4−メチルピリ
ダジニル、ピラジニル、2−エチルピラジニル、
1−ピペラジル、4−プロピル−1−ピペラジ
ル、オキサゾリル、4−ブチルオキサゾリル、イ
ソオキサゾリル、4H−1,4−オキサジニル、
1−モルホリニル、3−ヘキシルモルホリニル、
チアゾリル、4−メチルチアゾリル、2−エチル
チアゾリル、5−プロピルチアゾリル、イソチア
ゾリル、3−メチルイソチアゾリル、4H−1,
4−チアジニル、2−エチル−4H−1,4−チ
アジニル、フリル、3−メチルフリル、2−エチ
ルフリル、テトラヒドロフリル、2−メチルテト
ラヒドロフリル、2H−ピラン−2−イル、2H−
ピラン−4−イル、4H−ピラン−4−イル、4H
−ピラン−3−イル、テトラヒドロチエニル、2
−ブチルテトラヒドロチエニル、チアニル、4−
メチルチアニル、1,4−ジチアン−2−イルな
どが挙げられる。 置換基としてシクロアルキル低級アルキル基
(該シクロアルキル基には、置換基としてカルボ
キシ基または低級アルコキシカルボニル基が置換
していてもよい)が置換していてもよいアミノ基
としては、アルキル部分が炭素数1〜6個の直鎖
または分枝鎖アルキルであつて、シクロアルキル
部分が炭素数3〜8個のシクロアルキル(該シク
ロアルキル環上には置換基としてカルボキシルま
たはアルコキシル部分が炭素数1〜6個のアルコ
キシカルボニル基が置換してもよい)であつて、
例えば、アミノ、シクロプロピルメチルアミノ、
2−シクロブチルエチルアミノ、1−シクロペン
チルエチルアミノ、3−シクロヘキシルプロピル
アミノ、4−シクロヘプチルブチルアミノ、5−
シクロオクチルペンチルアミノ、6−シクロヘキ
シルヘキシルアミノ、シクロヘキシルメチルアミ
ノ、2−メチル−3−シクロヘキシルプロピルア
ミノ、(2−カルボキシシクロプロピル)メチル
アミノ、2−(3−カルボキシシクロブチル)エ
チルアミノ、1−(3−カルボキシシクロペンチ
ル)エチルアミノ、3−(2−カルボキシシクロ
ペンチル)プロピルアミノ、4−(3−カルボキ
シシクロヘキシル)ブチルアミノ、5−(4−カ
ルボキシシクロヘキシル)ペンチルアミノ、6−
(2−カルボキシシクロヘキシル)ヘキシルアミ
ノ、(3−カルボキシシクロヘプチル)メチルア
ミノ、2−(4−カルボキシシクロヘプチル)エ
チルアミノ、1−(5−カルボキシシクロヘプチ
ル)エチルアミノ、3−(4−カルボキシシクロ
オクチル)プロピルアミノ、4−(2−カルボキ
シシクロオクチル)ブチルアミノ、(4−カルボ
キシシクロヘキシル)メチルアミノ、6−(2−
メトキシカルボニルシクロプロピル)ヘキシルア
ミノ、5−(3−エトキシカルボニルシクロブチ
ル)ペンチルアミノ、4−(3−プロポキシカル
ボニルシクロペンチル)ブチルアミノ、3−(4
−メトキシカルボニルシクロヘキシル)プロピル
アミノ、2−(2−n−ブトキシカルボニルシク
ロヘキシル)エチルアミノ、1−(3−ヘキシル
オキシカルボニルシクロヘキシル)エチルアミ
ノ、(3−エトキシカルボニルシクロヘキシル)
メチルアミノ、2−エチル−3−(2−プロポキ
シカルボニルシクロヘプチル)プロピルアミノ、
(5−メトキシカルボニルシクロオクチル)メチ
ルアミノ、(4−メトキシカルボニルシクロヘキ
シル)メチルアミノなどが挙げられる。 低級アルコキシカルボニル低級アルコキシ基と
しては、各々のアルコキシ部分が炭素数1〜6個
の直鎖または分枝鎖アルコキシカルボニルアルコ
キシ基で、例えば、メトキシカルボニルメトキ
シ、2−メトキシカルボニルエトキシ、1−メト
キシカルボニルエトキシ、3−メトキシカルボニ
ルプロポキシ、4−メトキシカルボニルブトキ
シ、1,1−ジメチル−2−メトキシカルボニル
エトキシ、5−メトキミカルボニルペンチルオキ
シ、6−メトキシカルボニルヘキシルオキシ、2
−メチル−3−メトキシカルボニルプロポキシ、
エトキシカルボニルメトキシ、3−エトキシカル
ボニルプロポキシ、6−エトキシカルボニルヘキ
シルオキシ、2−プロポキシカルボニルエトキ
シ、4−プロポキシカルボニルブトキシ、5−ブ
トキシカルボニルペンチルオキシ、ペンチルオキ
シカルボニルメトキシ、1−ペンチルオキシカル
ボニルエトキシ、1,1−ジメチル−2−ヘキシ
ルオキシカルボニルエトキシ、3−ヘキシルオキ
シカルボニルプロポキシなどが挙げられる。 ベンゾイル低級アルコキシ基としては、そのア
ルコキシ部分が炭素数1〜6個の直鎖または分枝
鎖アルコキシであるベンゾイルアルコキシであつ
て、例えば、ベンゾイルメトキシ、2−ベンゾイ
ルエトキシ、1−ベンゾイルエトキシ、3−ベン
ゾイルプロポキシ、4−ベンゾイルブトキシ、
1,1−ジメチル−2−ベンゾイルエトキシ、5
−ベンゾイルペンチルオキシ、6−ベンゾイルヘ
キシルオキシ、2−メチル−3−ベンゾイルプロ
ポキシなどが挙げられる。 低級アルカノイルオキシ低級アルコキシ基とし
ては、そのアルコキシ部分が炭素数1〜6個の直
鎖または分枝鎖アルカノイルオキシであるアルカ
ノイルオキシアルコキシであつて、例えば、アセ
チルオキシメトキシ、2−アセチルオキシエトキ
シ、1−アセチルオキシエトキシ、3−アセチル
オキシプロポキシ、4−アセチルオキシブトキ
シ、1,1−ジメチル−2−アセチルオキシエト
キシ、5−アセチルオキシペンチルオキシ、6−
アセチルオキシヘキシルオキシ、2−メチル−3
−アセチルオキシプロポキシ、プロピオニルオキ
シメトキシ、3−プロピオニルオキシプロポキ
シ、6−プロピオニルオキシヘキシルオキシ、2
−ブチリルオキシエトキシ、4−ブチリルオキシ
ブトキシ、5−ペンタノイルオキシペンチルオキ
シ、ペンタノイルオキシメトキシ、t−ブチルカ
ルボニルオキシメトキシ、2−(t−ブチルカル
ボニルオキシ)エトキシ、1−(t−ブチルカル
ボニルオキシ)エトキシ、3−(t−ブチルカル
ボニルオキシ)プロポキシ、4−(t−ブチルカ
ルボニルオキシ)ブトキシ、1,1−ジメチル−
2−(t−ブチルカルボニルオキシ)エトキシ、
ヘキサノイルオキシメトキシ、3−ヘキサノイル
オキシプロポキシ、6−(t−ブチルカルボニル
オキシ)ヘキシルオキシなどが挙げられる。 置換基として低級アルキル基またはハロゲン原
子を有することのあるフエニルスルホニル基とし
ては置換基として炭素数1〜6のアルキル基また
はハロゲン原子を有することのあるフエニルスル
ホニル基を挙げることができ、例えば、フエニル
スルホニル、4−メチルフエニルスルホニル、3
−メチルフエニルスルホニル、2−メチルフエニ
ルスルホニル、2−エチルフエニルスルホニル、
3−エチルフエニルスルホニル、4−エチルフエ
ニルスルホニル、3−イソプロピルフエニルスル
ホニル、4−ヘキシルフエニルスルホニル、2−
n−ブチルフエニルスルホニル、4−ペンチルフ
エニルスルホニル、2−、3−または4−クロロ
フエニルスルホニル、2−、3−または4−ブロ
モフエニルスルホニル、2−、3−または4−ヨ
ードフエニルスルホニルなどを挙げることができ
る。 ハロゲン原子としては、弗素原子、塩素原子、
臭素原子、沃素原子などを例示できる。 置換基としてハロゲン原子を有することのある
ベンゾイルオキシ基としては、例えば、2−、3
−または4−クロロベンゾイルオキシ、2−、3
−または4−フルオロベンゾイルオキシ、2−、
3−または4−ブロモベンゾイルオキシ、2−、
3−または4−ヨードベンゾイルオキシ、ベンゾ
イルオキシ基などを例示できる。 また低級アルカノイルとしては、炭素数1〜6
個の直鎖または分枝鎖アルカノイル、例えばホル
ミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソ
ブチリル、ペンタノイル、tert−ブチルカルボニ
ル、ヘキサノイルなどが挙げられる。 本発明の化合物は光学異性体が存在し、それら
も本発明に含まれる。 本発明の化合物は各種の方法で製造でき、例え
ば下記反応式−に示す方法により製造できる。 〔式中、R1,R2,R6,A,nおよびカルボス
チリル骨核の3位と4位間の結合は前記と同じ。
R3′は低級アルコキシ、低級アルコキシカルボニ
ル低級アルコキシ、ベンゾイル低級アルコキシま
たは低級アルカノイルオキシ低級アルコキシ、
R3″はアミノ基またはシクロアルキル低級アルキ
ルアミノ基(該シクロアルキル環にカルボキシま
たは低級アルコキシカルボニルが置換していても
よい)、R4′は置換基として低級アルキルまたはハ
ロゲン原子を有することのあるフエニルスルホニ
ル、低級アルキルまたはフエニル環上に置換基と
してハロゲン原子を有することのあるフエニル低
級アルキル、R7およびR9はそれぞれ低級アルキ
ル、R8は低級アルカノイルを示す〕 すなわち、式(2)の化合物を加水分解し、所望に
よりその生成物をアシル化、エステル化、または
それらの組合せにより目的のカルボスチリル誘導
体に導く。 この化合物(2)を加水分解して本発明の化合物の
1つである式(1a)の化合物に導く反応は、適
当な加水分解触媒、例えば塩酸、臭化水素酸など
のハロゲン化水素酸、硫酸、燐酸などの無機酸、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカ
リ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ金属炭酸
塩または重炭酸塩などの無機アルカリ化合物の存
在下に、無溶媒または適当な溶媒中(例えば、水
または水とメタノール、エタノールなどの低級ア
ルコールとの混合溶媒)、50〜150℃、好ましくは
70〜100℃にて、3〜24時間程度処理すればよい。 化合物(1a),(1c)または(1l)を式(3)のカル
ボン酸を用いてアシル化することによりそれぞれ
対応する他の目的化合物(1b),(1d)または
(1m)に導くことができるが、このアシル化は通
常のアミド結合生成反応に付すことにより達成さ
れる。この場合、該カルボン酸(3)は活性化された
化合物を用いてもよい。 アミド結合生成反応としてアミド結合生成反応
の条件を適用することが出来る。例えば(イ)混合酸
無水物法、すなわちカルボン酸(3)にアルキルハロ
カルボン酸を反応させて混合酸無水物とし、これ
に化合物(1a),(1c)または(1l)を反応させる
方法、(ロ)活性エステル法または活性アミド法、す
なわちカルボン酸(3)を例えばp−ニトロフエニル
エステル、、N−ヒドロキシコハク酸イミドエス
テル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステ
ルなどの活性エステル、またはベンズオキサゾリ
ン−2−チオンとの活性アミドとし、これに化合
物(1a),(1c)または(1l)を反応させる方法、
(ハ)カルボジイミド法、すなわちカルボン酸(3)に化
合物(1a),(1c)または(1l)を例えばジシクロ
ヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾ
ールなどの脱水剤の存在下に脱水結合させる方
法、(ニ)カルボン酸ハライド法、すなわちカルボン
酸(3)をハライド体に誘導し、これに化合物
(1a),(1c)または(1l)を反応させる方法、(ホ)
その他の方法としてカルボン酸(3)を例えば無水酢
酸などの脱水剤により、カルボン酸無水物とし、
これに化合物(1a),(1c)または(1l)を反応さ
せる方法、カルボン酸(3)と例えば低級アルコール
とのエステルに化合物(1a),(1c)または(1l)
を高圧高温下に反応させる方法などを挙げること
ができる。またカルボン酸(3)をトリフエニルホス
フインやジエチルクロロホスフエートなどのリン
化合物で活性化し、これに化合物(1a),(1c)
または(1l)を応させる方法も採用されうる。混
合酸無水物法において使用されるアルキルハロカ
ルボン酸としては、例えばクロルギ酸メチル、ブ
ロムギ酸メチル、クロルギ酸エチル、ブロムギ酸
エチル、クロルギ酸イソブチルなどが挙げられ
る。混合酸無水物は通常のシヨツテン−バウマン
反応により得られ、これを通常単離することなく
化合物(1a),(1c)または(1l)と反応させるこ
とにより本発明化合物(1b),(1d)または(1m)
が製造される。シヨツテン−バウマン反応は通常
塩基性化合物の存在下に行なわれる。用いられる
塩基性化合物としてはシヨツテン−バウマン反応
に慣用の化合物が用いられ、例えば、トリエチル
アミン、トリメチルアミン、ピリジン、ジメチル
アニリン、N−メチルモルホリン、4−ジメチル
アミノピリジン、1,5−ジアザビシクロ
〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)、1,5−ジアザビシ
クロ〔5.4.0〕ウンデセン−5−(DBU)、1,4
−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)
などの有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムなど
の無機塩基があげられる。該反応は−20〜100℃
程度、好ましくは0〜50℃において行なわれ、反
応時間は5分〜10時間程度、好ましくは5分〜2
時間である。得られた混合酸無水物と化合物
(1a),(1c)または(1l)との反応は−20℃〜150
℃程度、好ましくは10〜50℃にて5分〜10時間程
度、好ましくは5分〜5時間程度行なわれる。混
合酸無水物法は特に溶媒を用いなくてもよいが、
一般に溶媒中で行われる。用いられる溶媒は混合
酸無水物法に慣用の溶媒がいずれも使用可能であ
り、具体的には塩化メチレン、クロロホルム、ジ
クロルエタンなどのハロゲン化炭素類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素
類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
メトキシエタンなどのエーテル類、酢酸メチル、
酢酸エチルなどのエステル類、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリン
酸トリアミドなどの非プロトン性極性溶媒などが
挙げられる。該法におけるカルボン酸(3)、アルキ
ルハロカルボン酸および化合物(1a),(1c)ま
たは(1l)の使用割合は通常少くとも当モルづつ
使用されるが、カルボン酸(3)に対してアルキルハ
ロカルボン酸および化合物(1a),(1c)または
(1l)を1〜2倍モル用いるのが好ましい。 上記(ロ)の活性エステル法または活性アミド法
は、例えばベンズオキサゾリン−2−チオンアミ
ドを用いる場合を例にとれば、反応に影響を与え
ない適当な溶媒、例えば上記混合酸無水物法に用
いるものと同様の溶媒のほか1−メチル−2−ピ
ロリドンなどを用い、0〜150℃、好ましくは10
〜100℃にて、0.5〜75時間反応させることにより
行なわれる。この場合、化合物(1a),(1c)ま
たは(1l)とベンズオキサゾリン−2−チオンア
ミドとの使用割合は、前者に対して後者を通常少
なくとも等モル、好ましくは等モル〜2倍モルと
する。 またN−ヒドロキシコハク酸イミドエステルを
用いる場合は、適当な塩基、例えば後記カルボン
酸ハライド法を用いられるものと同様の塩基を用
いると反応は有利に進行する。 上記(ハ)のカルボン酸ハライド法は、カルボン酸
(3)にハロゲン化剤を反応させて、カルボン酸ハラ
イドとし、このカルボン酸ハライドを単離精製
し、または単離精製することなく、これに化合物
(1a),(1c)または(1l)を反応させて行なわれ
る。 このカルボン酸ハライドと化合物(1a),(1c)
または(1l)との反応は脱ハロゲン化水素剤の存
在下に適当な溶媒中で行なわれる。脱ハロゲン化
水素剤としては通常塩基性化合物が用いられ、上
記シヨツテン−バウマン反応に用いられる塩基化
合物のほか、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、炭酸
銀、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラー
トなどのアルカリ金属アルコラートなどが挙げら
れる。なお反応化合物の化合物(1a),(1c)ま
たは(1l)を過剰量用いて脱ハロゲン化水素剤と
して兼用させることもできる。溶媒としては前記
シヨツテン−バウマン反応に用いられる溶媒のほ
か、例えば水、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノ
ール、エチルセロソルブ、メチルセロソルブなど
のアルコール類、ピリジン、アセトン、アセトニ
トリルなど、またはそれらの2種以上の混合溶媒
が挙げられる。化合物(1a),(1c)または(1l)
とカルボン酸ハライドとの使用割合は特に限定さ
れず広範囲に選択されるが、通常前者に対して後
者を少なくとも等モル、好ましは等モル〜2倍モ
ル用いられる。反応温度は通常−30〜180℃程度、
好ましくは約0〜150℃で、一般に5分〜30時間
で反応は完結する。 用いられるカルボン酸ハライドは、カルボン酸
(3)とハロゲン化剤とを無溶媒または溶媒中にて反
応させて製造される。溶媒としては、反応に悪影
響を与えないものであれば使用でき、例えばベン
ゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素
類、クロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素な
どのハロゲン化炭化水素類、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのエーテル
類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ドなどが挙げられる。ハロゲン化剤としては、カ
ルボキシ基の水酸基をハロゲンに変える、通常の
ハロゲン化剤を使用でき、例えば塩化チオニル、
オキシ塩化リン、オキシ臭化リン、五塩化リン、
5臭化リンなどが例示される。 カルボン酸(3)とハロゲン化剤との使用割合はと
くに限定されず適宜選択されるが、無溶媒下で反
応を行う場合には、通常前者に対して、後者を大
過剰量、また溶媒中で反応を行う場合には、通常
前者に対して後者を少なくとも等モル量程度、好
ましくは、2〜4倍モル量を用いる。その反応温
度および反応時間もとくに限定されないが、通常
室温〜100℃程度、好ましくは50〜80℃にて、30
分間〜6時間程度で行なわれる。 またカルボン酸(3)はトリフエニルホスフインや
ジエチルクロロホスフエートなどのリン化合物で
活性化し、これに化合物(1a),(1c)または
(1l)を反応させる方法は、適当な溶媒中で行な
われる。溶媒としては反応に影響を与えないもの
ならば何れも使用することができ、具体的には塩
化メチレン、クロロホルム、ジクロルエタンなど
のハロゲン化炭化類、ベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンなど
のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエ
ステル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミドなどの
非プロトン性極性溶媒などが挙げられる。該反応
では化合物(1a),(1c)または(1l)自体が塩基
性化合物として働くため、これを理論量より過剰
に用いることによつて反応は良好に進行するが、
必要に応じて、他の塩基性化合物、例えば、トリ
エチルアミン、トリメチルアミン、ピリジン、ジ
メチルアニリン、N−メチルモルホリン、4−ジ
メチルアミノピリジン、1,5−ジアザビシクロ
〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)、1,5−ジアザビシ
クロ〔5.4.0〕ウンデセン−5(DBU)、1,4−
ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)な
どの有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの無
機塩基を用いることもできる。該反応は約0〜
150℃、好ましくは約0〜100℃で、約1〜30時間
行なうことにより達成される。化合物(1a),
(1c)または(1l)に対するリン化合物およびカ
ルボン酸(3)の使用割合は、それぞれ、通常少なく
とも等モル量程度、好ましくは1〜3倍モル量で
ある。 前記反応式−において、化合物(1a)また
は(1b)を式(4)のアルコールを用いてエステル
化することによりそれぞれ対応する目的化合物
(1c)または(1d)に導くことができる。 このエステル化反応は通常のエステル化反応の
反応条件がいずれも採用され、例えば(1)溶媒中脱
水剤の存在下に脱水縮合させるか、(2)酸性または
塩基性触媒の存在下に適当な溶媒中で反応させ
る。(1)の方法で使用される溶媒としては、例えば
塩化メチレン、クロロホルム、ジクロルエタンな
どのハロゲン化炭素類、ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンなど
のエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミドな
どの非プロトン性極性溶媒などが挙げられる。ま
た脱水剤としては、例えばジシクロヘキシルカル
ボジイミド、カルボニルジイミダゾールなどが例
示できる。化合物(1a)または(1b)に対する
アルコール(4)の使用割合は少なくとも等モル、好
ましくは等モル〜1.5倍モルである。脱水剤の使
用割合は化合物(1a)または(1b)に対して少
なくとも等モル、好ましくは等モル〜1.5倍モル
である。反応温度は通常室温〜150℃、好ましく
は50〜100℃、該反応は一般に1〜10時間で終了
する。 (2)の方法で用いられる酸性触媒としては、例え
ば塩酸ガス、濃硫酸、リン酸、ポリリン酸、三フ
ツ化ホウ素、過塩素酸などの無機酸、トリフロロ
酢酸、トリフロロメタンスルホン酸、ナフタレン
スルホン酸、p−トシル酸、ベンゼンスルホン
酸、エタンスルホン酸などの有機酸、トリクロロ
メタンスルホン酸無水物、トリフロロメタンスル
ホン酸無水物などの酸無水物、塩化チオニル、ア
セトンジメチルアセタールなどが例示できる。さ
らに酸性イオン交換樹脂も本発明の触媒として用
いることができる。塩基性触媒としては公知のも
のを広く使用でき、例えば、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭
酸銀などの無機塩基、ナトリウムメチラート、ナ
トリウムエチラートなどのアルコラートが挙げら
れる。本反応は無溶媒もしくは溶媒中のいずれで
も進行する。用いられる溶媒としては、通常のエ
ステル化反応に使用される溶媒が有効に使用で
き、具体的にはベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロ
ロエタン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロ
ゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールモ
ノメチルエーテルなどのエーテル類が挙げられ
る。さらに上記反応は無水塩化カルシウム、無水
硫酸銅、無水硫酸カルシウム、五酸化リンなどの
乾燥剤の使用により有利に行なわれる。該反応に
おける化合物(1a)または(1b)とアルコール
(4)との使用割合は特に限定されず広い範囲から適
宜選択できるが、無溶媒の場合は前者に対して後
者を大過剰に用い、溶媒を用いる場合には前者に
対して後者を等モル〜5倍モル、好ましくは等モ
ル〜2倍モル用いる。反応温度は特に限定されな
いが、通常−20〜200℃程度、好ましくは0〜150
℃程度であり、反応時間は通常1〜20時間程度で
ある。 なお、前記反応式−において、式(1b),
(1c),(1d),(1n),(1l)または(1m)の化合物
を加水分解して式(1a)の化合物に導くことも
でき、その加水分解は化合物(2)の加水分解の場合
と同様の条件で採用されうる。 化合物(1a)または(1b)のアミド化反応は、
前記化合物(1a),(1c)または(1l)のアミド結
合生成反応と同様の条件で行なうことができる。 化合物(1a),(1c)または(1l)と化合物(5)と
の反応は無溶媒または通常の不活性溶媒中で、室
温〜200℃程度、好ましくは室温〜120℃の温度条
件下、数時間〜24時間程度行なわれる。不活性溶
媒としては、例えばジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジ
エチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノールなどの低
級アルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミ
ド、アセトン、アセトニトリルなどの極性溶媒が
用いられる。上記反応は、より有利には、塩基性
化合物を脱酸剤として用いて行なわれる。該塩基
性化合物としては、例えば炭酸カリウム、炭酸ナ
トリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、ナトリウムアミド、水素化ナトリウムなどの
アルカリ金属化合物、トリエチルアミン、トリプ
ロピルアミン、ピリジン、キノリンなどの第三級
アミン類が例示される。また上記反応は、必要に
応じて反応促進剤として、ヨウ化カリウム、ヨウ
化ナトリウムなどのヨウ化アルカリ金属化合物ま
たはヘキサメチルリン酸トリアミドを添加して行
ない得る。上記反応における化合物(1a),(1c)
または(1l)と化合物(5)との使用割合はとくに限
定されないが、通常、前者に対して後者は等モル
〜過剰量、好ましくは等モル〜5倍モルである。 上記化合物(1a),(1c)または(1l)と化合物
(5)との反応で得られる化合物(1o),(1p)また
は(1q)を同様の条件下にさらにスルホニル化
して一般式 〔式中、R1,R2,R3,R4′,Aおよびnは前記
と同じ。R5′は置換基として低級アルキル基また
はハロゲン原子を有することのあるフエニルスル
ホニル基を示す〕 で示される化合物に導くことができる。 また式(1)の化合物中、R4が置換基として低級
アルキル基またはハロゲン原子を有することのあ
るフエニルスルホニル基である場合は、化合物
(1a)と化合物(3)との反応と同様の条件下にアシ
ル化して一般式 〔式中、R1、R2,R3,R5′,R6,Aおよびnは
前記と同じ〕 で示される化合物に導くことができる。 さらに、前記化合物(1r)は、硫酸、塩酸、臭
化水素酸などの鉱酸の存在下に、水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノールなどの低級ア
ルコール類、または水と低級アルコール類との混
合溶媒中、通常、室温〜150℃、好ましくは60〜
1120℃にて30分〜150時間程度反応させることに
より一般式(1o)の化合物に導くこともできる。 本発明の化合物は、下記反応式−に示す方法
によつても製造できる。 〔式中、R1,R2,R3′,R3″,R4′,R6,X,
A,nおよびカルボスチリル骨核の3位と4位間
の結合は前記に同じ〕 すなわち、式(6)の化合物と式(7)の化合物を反応
させ、生じる中間体を加水分解し、所望によりそ
の生成物を加水分解、アシル化、エステル化、ま
たはそれらの組合せにより目的のカルボスチリル
誘導体に導く。 該化合物(6)と化合物(7)との反応は塩基性化合物
の存在下、適当な溶媒中で行なうことができる。
用いられる塩基性化合物としては、例えばトリエ
チルアミン、トリメチルアミン、ピリジン、ピペ
リジン、N−メチルモルホリン、4−ジメチルア
ミノピリジンなどの有機塩基、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、ナトリウ
ムアミド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどの無機塩
基、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、プロピオン
酸ナトリウムなどの脂肪族カルボン酸のアルカリ
金属塩、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチ
ラートなどの低級アルコールのアルカリ金属塩な
どが挙げられる。 また溶媒としては、例えばメタノール、エタノ
ール、イソプロパノールなどのアルコール類、ヘ
キサン、シクロヘキサンなどの炭化水素類、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなど
のエーテル類、酢酸エチル、酢酸メチルなどのエ
ステル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素類、さらに、水、酢酸、無水酢
酸、ピリジンなどが挙げられる。 化合物(6)に対する化合物(7)の使用割合は前者に
対して後者を少なくとも等モル、好ましくは等モ
ル〜2倍モルである。該反応は、通常50〜200℃、
好ましくは80〜150℃にて、約30分〜5時間程度
で終了する。 上記化合物(6)と化合物(7)との反応により、式 〔式中、R1,R2,R6,A,nおよびカルボス
チリル骨核の3位と4位間の結合は前記に同じ〕 で示される中間体が生じるが、このものは、例え
ば水−アセトン中で加熱還流することにより容易
に加水分解されて式(1b′)の化合物が得られる。 この化合物(1b′)は、前記反応式−におけ
る化合物(2)の加水分解と同様の条件下に加水分解
することにり容易に他の目的化合物(1a′)に導
かれる。 さらに、化合物(1b′)または(1a′)を、前記
反応式−におけるエステル化反応と同様にして
式(4)の化合物を用いてエステル化することによ
り、それぞれ化合物(1d′)または(1c′)に導く
ことができる。また、化合物(1a′),(1c′)また
は(1l′)を、前記反応式−におけるアシル化
反応と同様にして式(3)の化合物を用いてアシル化
することにより、それぞれ化合物(1b′),(1d′)
または(1m′)に導くことができる。 また化合物(1a′)または(1b′)を前記反応式
−におけるアミド化反応と同様にしてアミド化
することによりそれぞれ化合物(1l′)または
(1n′)に導くことができる。 化合物(1a′),(1c′)または(1l′)と化合物(5
)
との反応は、前記反応式−における化合物
(1a),(1c)または(1l)と化合物(5)との反応と
同様の条件下に行なうことができる。 さらに化合物(1c′),(1d′),(1l′),(1m′
)ま
たは(1n′)を反応式−における化合物(2)の加
水分解反応と同様の条件下に加水分解して化合物
(1a′)に導くことができる。 前記化合物(1a′),(1c′)または(1l′)と化合
物(5)との反応で得られる化合物(1o′),(1p′)ま
たは(1q′)を同様の条件下にさらにスルホニル
化して一般式 〔式中、R1,R2,R3,R4′,R5′およびnは前
記に同じ〕 で示される化合物に導くことができる。 また一般式(1)の化合物でR4が置換基として低
級アルキル基またはハロゲン原子を有することの
あるフエニルスルホニル基で、−CH〓〓CH−の
結合が2重結合である場合は、化合物(1a)と
化合物(3)との反応と同様の条件でアシル化して、
一般式 〔式中、R1,R2,R3,R5′,R6,Aおよびnは
前記に同じ〕 で示される化合物に導かれる。 前記化合物(1r′)は、前記(1r)の場合と同
様の条件下に処理して化合物(1o′)に導くこと
もできる。 本発明化合物のうち、置換基
し、かつこの置換基の置換位置はカルボスチリル
骨核の3,4,5または6位のいずれかである。
またカルボスチリル骨核の3位と4位間の結合は
一重結合または二重結合を示す。ただし、n=0
のとき、R1は水素原子、低級アルキル、低級ア
ルケニル、低級アルキニルまたはフエニル低級ア
ルキル;R2は水素原子、水酸基または低級アル
コキシ;R3は水酸基または低級アルコキシ;R4
は基−COR7(R7はアミノ基もしくはフエニル低
級アルコキシカルボニルアミノ基を置換基として
有することのある低級アルキル、シクロアルキ
ル、またはフエニル環上に置換基としてハロゲン
原子、低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロお
よびアミノから選ばれる基の1〜3個を有するこ
とのあるフエニル基を示す);R5は水素原子、で
あつてはならない] で示されるカルボスチリル誘導体およびその塩、
に関する。 本発明の化合物は抗潰瘍作用を有し、例えば胃
潰瘍、十二指腸潰瘍などの消化器系の潰瘍の治療
剤として有用である。本発明の化合物は、とく
に、実験酢酸潰瘍や焼灼潰瘍などの慢性潰瘍病態
に対して顕著な予防および治療効果を有する点に
特徴があり、しかも毒性および副作用が弱く、慢
性潰瘍に対して有効な薬剤である。本発明の化合
物はまた、内因性プロスタグランジンE2量を増
加させる作用を有し、プロスタグランジンE2に
由来する薬効、例えば、潰瘍の予防および治療薬
などとして有用である。 本明細書において、低級アルキルとしては炭素
数1〜6個の直鎖または分枝鎖アルキル、例えば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、ペンチル、ヘキシルなどが挙げ
られ、低級アルケニルとしては炭素数2〜6個の
直鎖または分枝鎖アルケニル、例えばビニル、ア
リル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル
アリル、2−ペンテニル、2−ヘキセニルなど、
さらに低級アルキニルとしては炭素数2〜6個の
直鎖または分枝鎖アルキニル、例えばエチニル、
2−プロピニル、2−ブチニル、3−ブチニル、
1−メチル−2−プロピニル、2−ペンチニル、
2−ヘキシニルなどが挙げられる。 低級アルキレン基としては、メチレン、エチレ
ン、トリメチレン、メチルメチレン、エチルメチ
レン、2−メチルトリメチレン、2,2−ジメチ
ルトリメチレン、1−メタルトリメチレン、テト
ラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレンな
どの炭素数1〜6個の直鎖または分枝鎖アルキレ
ン基が挙げられる。 フエニル低級アルキルとしては、そのアルキル
部分が炭素数1〜6個の直鎖または分枝鎖アルキ
ルであるフエニルアルキル、例えばベンジル、2
−フエニルエチル、1−フエニルエチル、3−フ
エニルプロピル、4−フエニルブチル、1,1−
ジメチル−2−フエニルエチル、5−フエニルペ
ンチル、6−フエニルヘキシル、2−メチル−3
−フエニルプロピルなどが挙げられ、シクロアル
キルとしては炭素数3〜8個のシクロアルキル、
例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シク
ロオクチルなどが挙げられる。 低級アルコキシとしては炭素数1〜6個の直鎖
または分枝鎖アルコキシ、例えばメトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、
tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキ
シなどが挙げられ、ハロゲン原子としてはフツ
素、塩素、臭素およびヨウ素が挙げられる。 フエニル低級アルコキシカルボニルアミノ基と
しては、アルコキシ部分が炭素数1〜6個の直鎖
または分枝鎖アルコキシであるフエニルアルコキ
シカルボニルアミノであつて、例えばベンジルオ
キシカルボニルアミノ、2−フエニルエトキシカ
ルボニルアミノ、1−フエニルエトキシカルボニ
ルアミノ、3−フエニルプロポキシカルボニルア
ミノ、4−フエニルブトキシカルボニルアミノ、
1,1−ジメチル−2−フエニルエトキシカルボ
ニルアミノ、5−フエニルペンチルオキシカルボ
ニルアミノ、6−フエニルヘキシルオキシカルボ
ニルアミノ、2−メチル−3−フエニルプロポキ
シカルボニルアミノなどが例示される。しかし
て、アミノ基またはフエニル低級アルコキシカル
ボニルアミノ基を有していることのある低級アル
キルとしては、置換基のない場合は前記のごとき
低級アルキルが挙げられ、置換基を有する場合
は、例えばアミノメチル、2−アミノエチル、2
−または3−アミノプロピル、1−メチル−2−
アミノエチル、2−、3−または4−アミノブチ
ル、1,1−ジメチル−2−アミノブチル、2−
または3−アミノペンチル、4−アミノヘキシ
ル、ベンジルオキシカルボニルアミノメチル、2
−ベンジルオキシカルボニルアミノエチル、2−
ベンジルオキシカルボニルアミノプロピル、3−
ベンジルオキシカルボニルアミノプロピル、4−
ベンジルオキシカルボニルアミノブチル、3−ベ
ンジルオキシカルボニルアミノブチル、5−ベン
ジルオキシカルボニルアミノペンチル、6−ベン
ジルオキシカルボニルアミノヘキシル、2−フエ
ニルエトキシカルボニルアミノメチル、1−フエ
ニルエトキシカルボニルアミノメチル、2−(2
−フエニルエトキシカルボニルアミノ)エチル、
3−(1−フエニルエトキシカルボニルアミノ)
プロピル、2−(3−フエニルプロポキシカルボ
ニルアミノ)エチル、4−(4−フエニルブトキ
シカルボニルアミノ)ブチル、2−(5−フエニ
ルペンチルオキシカルボニルアミノ)エチル、2
−(6−フエニルヘキシルオキシカルボニルアミ
ノ)エチル、1,1−ジメチル−2−(ベンジル
オキシカルボニルアミノ)エチル、(1,1−ジ
メチル−2−フエニルエトキシカルボニルアミ
ノ)メチルなどのアミノ基またはアルコキシ部分
の炭素数が1〜6個のフエニルアルコキシカルボ
ニルアミノ基を有する炭素数1〜6個のアルキル
基が挙げられる。 フエニル環上に置換基としてハロゲン原子、低
級アルキル、低級アルコキシ、水酸基、ニトロお
よびアミノから選ばれる基を1〜3個有すること
のあるフエニルとしては、例えばフエニル、2
−、3−または4−クロロフエニル、2−、3−
または4−フルオロフエニル、2−、3−または
4−ブロモフエニル、2−、3−または4−ヨー
ドフエニル、3,5−ジクロロフエニル、2,6
−ジクロロフエニル、3,4−ジクロロフエニ
ル、3,4−ジフルオロフエニル、3,5−ジブ
ロモフエニル、2−、3−または4−メチルフエ
ニル、2−、3−または4−エチルフエニル、4
−プロピルフエニル、3−イソプロピルフエニ
ル、2−ブチルフエニル、4−ヘキシルフエニ
ル、3−ペンチルフエニル、4−tert−ブチルフ
エニル、3,4−ジメチルフエニル、2,5−ジ
メチルフエニル、2−、3−または4−メトキシ
フエニル、2−、3−または4−エトキシフエニ
ル、3−プロポキシフエニル、4−イソプロポキ
シフエニル、3−ブトキシフエニル、2−ペンチ
ルオキシフエニル、4−tert−ブトキシフエニ
ル、4−ヘキシルオキシフエニル、3,4−ジメ
トキシフエニル、3,4−ジエトキシフエニル、
2,5−ジメトキシフエニル、2−、3−または
4−ニトロフエニル、2,4−ジニトロフエニ
ル、2−、3−または4−アミノフエニル、2,
4−ジアミノフエニル、3−メチル−4−クロロ
フエニル、2−クロロ−6−メチルフエニル、2
−メトキシ−3−クロロフエニル、3,4,5−
トリメトキシフエニル、3,4,5−トリメチル
フエニル、3,4、5−トリクロロフエニル、2
−、3−または4−ヒドロキシフエニル、3,4
−ジヒドロキシフエニル、2,6−ジヒドロキシ
フエニルなどのフエニル環上に置換基としてハロ
ゲン原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数
1〜6個のアルコキシ基、水酸基、ニトロ基およ
びアミノ基から選ばれる基を1〜3個有すること
のあるフエニル基が挙げられる。 フエニル環上にハロゲン原子を有することのあ
るフエニル低級アルキル基としては、置換基のな
い場合は前記のフエニル低級アルキル基が挙げら
れ、置換基のある場合は、例えば2−、3−また
は4−クロロベンジル、2−、3−または4−フ
ルオロベンジル、2−、3−または4−ブロモベ
ンジル、2−、3−または4−ヨードベンジル、
3,5−ジクロロベンジル、2,6−ジクロロベ
ンジル、3,4−ジクロロベンジル、3,4−ジ
フルオロベンジル、3,5−ジブロモベンジル、
3,4、5−トリクロロベンジル、2−(3−ク
ロロフエニル)エチル、2−(3,4−ジブロモ
フエニル)エチル、2−(4−ヨードフエニル)
エチル、1−(2−ブロモフエニル)エチル、1
−(3,5−ジクロロフエニル)エチル、1−(4
−クロロフエニル)エチル、3−(2−フルオロ
フエニル)プロピル、3−(3,4、5−トリク
ロロフエニル)プロピル、4−(4−クロロフエ
ニル)ブチル、1,1−ジメチル−2−(3−ブ
ロモフエニル)エチル、5−(2,4−ジクロロ
フエニル)ペンチル、5−(2−ヨードフエニル)
ペンチル、6−(4−フルオロフエニル)ヘキシ
ル、6−(2,6−ジクロロフエニル)ヘキシル、
2−メチル−3−(4−クロロフエニル)プロピ
ルなどのフエニル環上の置換基としてハロゲン原
子1〜3個を有し、かつアルキル部分の炭素数1
〜6個のフエニルアルキル基が挙げられる。 シクロアルキル環上に置換基としてフエニル低
級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基ま
たはアミノ低級アルキル基を有することのあるシ
クロアルキル基としては、置換基のない場合は前
記のごときシクロアルキル基が挙げられ、置換基
を有する場合は、例えば2−ベンジルオキシカル
ボニルアミノメチルシクロプロピル、3−(2−
ベンジルオキシカルボニルアミノエチル)シクロ
ブチル、3−(2−ベンジルオキシカルボニルア
ミノプロピル)シクロペンチル、3−(4−ベン
ジルオキシカルボニルアミノブチル)シクロヘキ
シル、4−(3−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノブチル)シクロヘキシル、2−(5−ベンジル
オキシカルボニルアミノペンチル)シクロヘキシ
ル、3−(6−ベンジルオキシカルボニルアミノ
ヘキシル)シクロヘプチル、4−(6−ベンジル
オキシカルボニルアミノヘキシル)シクロヘプチ
ル、5−(2−フエニルエトキシカルボニルアミ
ノメチル)シクロヘプチル、4−(1−フエニル
エトキシカルボニルアミノメチル)シクロオクチ
ル、2−〔2−(2−フエニルエトキシカルボニル
アミノ)エチル〕シクロオクチル、2−〔3−(1
−フエニルエトキシカルボニルアミノ)プロピ
ル〕シクロプロピル、3−〔2−(3−フエニルプ
ロポキシカルボニルアミノ)エチル〕シクロブチ
ル、3−〔4−(4−フエニルブトキシカルボニル
アミノ)ブチル〕シクロペンチル、4−〔2−(5
−フエニルペンチルオキシカルボニルアミノ)エ
チル〕ヘキシル、2−〔2−(6−フエニルヘキシ
ルオキシカルボニルアミノ)エチル〕シクロヘキ
シル、3−〔1,1−ジメチル−2−(ベンジルオ
キシカルボニルアミノ)エチル〕シクロヘキシ
ル、4−〔1,1−ジメチル−2−フエニルエト
キシカルボニルアミノ〕シクロヘキシル、2−ベ
ンジルオキシカルボニルメチルシクロオクチル、
4−ベンジルオキシカルボニルメチルシクロヘキ
シル、3−アミノメチルシクロプロピル、3−
(2−アミノエチル)シクロブチル、4−(1−ア
ミノエチル)シクロペンチル、2−(3−アミノ
プロピル)シクロヘキシル、3−(4−アミノブ
チル)シクロヘキシル、4−アミノメチルシクロ
ヘキシル、3−(5−アミノペンチル)シクロヘ
プチル、3−(6−アミノヘキシル)シクロオク
チル基等の前記したアミノ基またはフエニル低級
アルコキシカルボニルアミノ基を有する低級アル
キルが炭素数3〜8のシクロアルキル環上に置換
した置換アルキル基が挙げられる。 低級アルコキシカルボニル基としてはアルコキ
シ部分が炭素数1〜6個の直鎖または分枝鎖のア
ルコキシカルボニル、例えば、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボ
ニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチルオキ
シカルボニル、ヘキシルオキシカルボニルなどが
挙げられる。 アミノ低級アルキル基としては、そのアルキル
部分が炭素数1〜6個の直鎖または分枝鎖アルキ
ルであるアミノアルキル、例えばアミノメチル、
2−アミノエチル、1−アミノエチル、3−アミ
ノプロピル、4−アミノブチル、1,1−ジメチ
ル−2−アミノエチル、5−アミノペンチル、6
−アミノヘキシル、2−メチル−3−アミノプロ
ピルなどが挙げられる。 窒素原子、酸素原子および硫黄原子より選ばれ
たヘテロ原子を1または2個有する5員または6
員の低級アルキル基が置換していることのある飽
和または不飽和の複素環基としては、ピリジル、
2−メチルピリジル、3−エチルピリジル、4−
ブチルピリジル、チエニル、2−メチルチエニ
ル、3−プロピルチエニル、ピリミジニル、2−
ペンチルピリミジニル、テトラヒドロピラニル、
2−ヘキシルテトラヒドロピラニル、ピロリル、
3−メチルピロリル、ピロリジニル、3−エチル
ピロジニル、ジヒドロピリジル、4−プロピルジ
ヒドロピリジル、1−ピペリジニル、4−ブチル
−1−ピペリジニル、1−ピラジニル、4−ペン
チル−1−ピラジニル、ピラゾリル、3−メチル
ピラゾリル、4−エチルピラゾリル、イミダゾリ
ル、2−プロピルイミダゾリル、4−ペンチルイ
ミダゾリル、イミダゾリジニル、4−ヘキシルイ
ミダゾリジニル、ピリダジニル、4−メチルピリ
ダジニル、ピラジニル、2−エチルピラジニル、
1−ピペラジル、4−プロピル−1−ピペラジ
ル、オキサゾリル、4−ブチルオキサゾリル、イ
ソオキサゾリル、4H−1,4−オキサジニル、
1−モルホリニル、3−ヘキシルモルホリニル、
チアゾリル、4−メチルチアゾリル、2−エチル
チアゾリル、5−プロピルチアゾリル、イソチア
ゾリル、3−メチルイソチアゾリル、4H−1,
4−チアジニル、2−エチル−4H−1,4−チ
アジニル、フリル、3−メチルフリル、2−エチ
ルフリル、テトラヒドロフリル、2−メチルテト
ラヒドロフリル、2H−ピラン−2−イル、2H−
ピラン−4−イル、4H−ピラン−4−イル、4H
−ピラン−3−イル、テトラヒドロチエニル、2
−ブチルテトラヒドロチエニル、チアニル、4−
メチルチアニル、1,4−ジチアン−2−イルな
どが挙げられる。 置換基としてシクロアルキル低級アルキル基
(該シクロアルキル基には、置換基としてカルボ
キシ基または低級アルコキシカルボニル基が置換
していてもよい)が置換していてもよいアミノ基
としては、アルキル部分が炭素数1〜6個の直鎖
または分枝鎖アルキルであつて、シクロアルキル
部分が炭素数3〜8個のシクロアルキル(該シク
ロアルキル環上には置換基としてカルボキシルま
たはアルコキシル部分が炭素数1〜6個のアルコ
キシカルボニル基が置換してもよい)であつて、
例えば、アミノ、シクロプロピルメチルアミノ、
2−シクロブチルエチルアミノ、1−シクロペン
チルエチルアミノ、3−シクロヘキシルプロピル
アミノ、4−シクロヘプチルブチルアミノ、5−
シクロオクチルペンチルアミノ、6−シクロヘキ
シルヘキシルアミノ、シクロヘキシルメチルアミ
ノ、2−メチル−3−シクロヘキシルプロピルア
ミノ、(2−カルボキシシクロプロピル)メチル
アミノ、2−(3−カルボキシシクロブチル)エ
チルアミノ、1−(3−カルボキシシクロペンチ
ル)エチルアミノ、3−(2−カルボキシシクロ
ペンチル)プロピルアミノ、4−(3−カルボキ
シシクロヘキシル)ブチルアミノ、5−(4−カ
ルボキシシクロヘキシル)ペンチルアミノ、6−
(2−カルボキシシクロヘキシル)ヘキシルアミ
ノ、(3−カルボキシシクロヘプチル)メチルア
ミノ、2−(4−カルボキシシクロヘプチル)エ
チルアミノ、1−(5−カルボキシシクロヘプチ
ル)エチルアミノ、3−(4−カルボキシシクロ
オクチル)プロピルアミノ、4−(2−カルボキ
シシクロオクチル)ブチルアミノ、(4−カルボ
キシシクロヘキシル)メチルアミノ、6−(2−
メトキシカルボニルシクロプロピル)ヘキシルア
ミノ、5−(3−エトキシカルボニルシクロブチ
ル)ペンチルアミノ、4−(3−プロポキシカル
ボニルシクロペンチル)ブチルアミノ、3−(4
−メトキシカルボニルシクロヘキシル)プロピル
アミノ、2−(2−n−ブトキシカルボニルシク
ロヘキシル)エチルアミノ、1−(3−ヘキシル
オキシカルボニルシクロヘキシル)エチルアミ
ノ、(3−エトキシカルボニルシクロヘキシル)
メチルアミノ、2−エチル−3−(2−プロポキ
シカルボニルシクロヘプチル)プロピルアミノ、
(5−メトキシカルボニルシクロオクチル)メチ
ルアミノ、(4−メトキシカルボニルシクロヘキ
シル)メチルアミノなどが挙げられる。 低級アルコキシカルボニル低級アルコキシ基と
しては、各々のアルコキシ部分が炭素数1〜6個
の直鎖または分枝鎖アルコキシカルボニルアルコ
キシ基で、例えば、メトキシカルボニルメトキ
シ、2−メトキシカルボニルエトキシ、1−メト
キシカルボニルエトキシ、3−メトキシカルボニ
ルプロポキシ、4−メトキシカルボニルブトキ
シ、1,1−ジメチル−2−メトキシカルボニル
エトキシ、5−メトキミカルボニルペンチルオキ
シ、6−メトキシカルボニルヘキシルオキシ、2
−メチル−3−メトキシカルボニルプロポキシ、
エトキシカルボニルメトキシ、3−エトキシカル
ボニルプロポキシ、6−エトキシカルボニルヘキ
シルオキシ、2−プロポキシカルボニルエトキ
シ、4−プロポキシカルボニルブトキシ、5−ブ
トキシカルボニルペンチルオキシ、ペンチルオキ
シカルボニルメトキシ、1−ペンチルオキシカル
ボニルエトキシ、1,1−ジメチル−2−ヘキシ
ルオキシカルボニルエトキシ、3−ヘキシルオキ
シカルボニルプロポキシなどが挙げられる。 ベンゾイル低級アルコキシ基としては、そのア
ルコキシ部分が炭素数1〜6個の直鎖または分枝
鎖アルコキシであるベンゾイルアルコキシであつ
て、例えば、ベンゾイルメトキシ、2−ベンゾイ
ルエトキシ、1−ベンゾイルエトキシ、3−ベン
ゾイルプロポキシ、4−ベンゾイルブトキシ、
1,1−ジメチル−2−ベンゾイルエトキシ、5
−ベンゾイルペンチルオキシ、6−ベンゾイルヘ
キシルオキシ、2−メチル−3−ベンゾイルプロ
ポキシなどが挙げられる。 低級アルカノイルオキシ低級アルコキシ基とし
ては、そのアルコキシ部分が炭素数1〜6個の直
鎖または分枝鎖アルカノイルオキシであるアルカ
ノイルオキシアルコキシであつて、例えば、アセ
チルオキシメトキシ、2−アセチルオキシエトキ
シ、1−アセチルオキシエトキシ、3−アセチル
オキシプロポキシ、4−アセチルオキシブトキ
シ、1,1−ジメチル−2−アセチルオキシエト
キシ、5−アセチルオキシペンチルオキシ、6−
アセチルオキシヘキシルオキシ、2−メチル−3
−アセチルオキシプロポキシ、プロピオニルオキ
シメトキシ、3−プロピオニルオキシプロポキ
シ、6−プロピオニルオキシヘキシルオキシ、2
−ブチリルオキシエトキシ、4−ブチリルオキシ
ブトキシ、5−ペンタノイルオキシペンチルオキ
シ、ペンタノイルオキシメトキシ、t−ブチルカ
ルボニルオキシメトキシ、2−(t−ブチルカル
ボニルオキシ)エトキシ、1−(t−ブチルカル
ボニルオキシ)エトキシ、3−(t−ブチルカル
ボニルオキシ)プロポキシ、4−(t−ブチルカ
ルボニルオキシ)ブトキシ、1,1−ジメチル−
2−(t−ブチルカルボニルオキシ)エトキシ、
ヘキサノイルオキシメトキシ、3−ヘキサノイル
オキシプロポキシ、6−(t−ブチルカルボニル
オキシ)ヘキシルオキシなどが挙げられる。 置換基として低級アルキル基またはハロゲン原
子を有することのあるフエニルスルホニル基とし
ては置換基として炭素数1〜6のアルキル基また
はハロゲン原子を有することのあるフエニルスル
ホニル基を挙げることができ、例えば、フエニル
スルホニル、4−メチルフエニルスルホニル、3
−メチルフエニルスルホニル、2−メチルフエニ
ルスルホニル、2−エチルフエニルスルホニル、
3−エチルフエニルスルホニル、4−エチルフエ
ニルスルホニル、3−イソプロピルフエニルスル
ホニル、4−ヘキシルフエニルスルホニル、2−
n−ブチルフエニルスルホニル、4−ペンチルフ
エニルスルホニル、2−、3−または4−クロロ
フエニルスルホニル、2−、3−または4−ブロ
モフエニルスルホニル、2−、3−または4−ヨ
ードフエニルスルホニルなどを挙げることができ
る。 ハロゲン原子としては、弗素原子、塩素原子、
臭素原子、沃素原子などを例示できる。 置換基としてハロゲン原子を有することのある
ベンゾイルオキシ基としては、例えば、2−、3
−または4−クロロベンゾイルオキシ、2−、3
−または4−フルオロベンゾイルオキシ、2−、
3−または4−ブロモベンゾイルオキシ、2−、
3−または4−ヨードベンゾイルオキシ、ベンゾ
イルオキシ基などを例示できる。 また低級アルカノイルとしては、炭素数1〜6
個の直鎖または分枝鎖アルカノイル、例えばホル
ミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソ
ブチリル、ペンタノイル、tert−ブチルカルボニ
ル、ヘキサノイルなどが挙げられる。 本発明の化合物は光学異性体が存在し、それら
も本発明に含まれる。 本発明の化合物は各種の方法で製造でき、例え
ば下記反応式−に示す方法により製造できる。 〔式中、R1,R2,R6,A,nおよびカルボス
チリル骨核の3位と4位間の結合は前記と同じ。
R3′は低級アルコキシ、低級アルコキシカルボニ
ル低級アルコキシ、ベンゾイル低級アルコキシま
たは低級アルカノイルオキシ低級アルコキシ、
R3″はアミノ基またはシクロアルキル低級アルキ
ルアミノ基(該シクロアルキル環にカルボキシま
たは低級アルコキシカルボニルが置換していても
よい)、R4′は置換基として低級アルキルまたはハ
ロゲン原子を有することのあるフエニルスルホニ
ル、低級アルキルまたはフエニル環上に置換基と
してハロゲン原子を有することのあるフエニル低
級アルキル、R7およびR9はそれぞれ低級アルキ
ル、R8は低級アルカノイルを示す〕 すなわち、式(2)の化合物を加水分解し、所望に
よりその生成物をアシル化、エステル化、または
それらの組合せにより目的のカルボスチリル誘導
体に導く。 この化合物(2)を加水分解して本発明の化合物の
1つである式(1a)の化合物に導く反応は、適
当な加水分解触媒、例えば塩酸、臭化水素酸など
のハロゲン化水素酸、硫酸、燐酸などの無機酸、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカ
リ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ金属炭酸
塩または重炭酸塩などの無機アルカリ化合物の存
在下に、無溶媒または適当な溶媒中(例えば、水
または水とメタノール、エタノールなどの低級ア
ルコールとの混合溶媒)、50〜150℃、好ましくは
70〜100℃にて、3〜24時間程度処理すればよい。 化合物(1a),(1c)または(1l)を式(3)のカル
ボン酸を用いてアシル化することによりそれぞれ
対応する他の目的化合物(1b),(1d)または
(1m)に導くことができるが、このアシル化は通
常のアミド結合生成反応に付すことにより達成さ
れる。この場合、該カルボン酸(3)は活性化された
化合物を用いてもよい。 アミド結合生成反応としてアミド結合生成反応
の条件を適用することが出来る。例えば(イ)混合酸
無水物法、すなわちカルボン酸(3)にアルキルハロ
カルボン酸を反応させて混合酸無水物とし、これ
に化合物(1a),(1c)または(1l)を反応させる
方法、(ロ)活性エステル法または活性アミド法、す
なわちカルボン酸(3)を例えばp−ニトロフエニル
エステル、、N−ヒドロキシコハク酸イミドエス
テル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステ
ルなどの活性エステル、またはベンズオキサゾリ
ン−2−チオンとの活性アミドとし、これに化合
物(1a),(1c)または(1l)を反応させる方法、
(ハ)カルボジイミド法、すなわちカルボン酸(3)に化
合物(1a),(1c)または(1l)を例えばジシクロ
ヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾ
ールなどの脱水剤の存在下に脱水結合させる方
法、(ニ)カルボン酸ハライド法、すなわちカルボン
酸(3)をハライド体に誘導し、これに化合物
(1a),(1c)または(1l)を反応させる方法、(ホ)
その他の方法としてカルボン酸(3)を例えば無水酢
酸などの脱水剤により、カルボン酸無水物とし、
これに化合物(1a),(1c)または(1l)を反応さ
せる方法、カルボン酸(3)と例えば低級アルコール
とのエステルに化合物(1a),(1c)または(1l)
を高圧高温下に反応させる方法などを挙げること
ができる。またカルボン酸(3)をトリフエニルホス
フインやジエチルクロロホスフエートなどのリン
化合物で活性化し、これに化合物(1a),(1c)
または(1l)を応させる方法も採用されうる。混
合酸無水物法において使用されるアルキルハロカ
ルボン酸としては、例えばクロルギ酸メチル、ブ
ロムギ酸メチル、クロルギ酸エチル、ブロムギ酸
エチル、クロルギ酸イソブチルなどが挙げられ
る。混合酸無水物は通常のシヨツテン−バウマン
反応により得られ、これを通常単離することなく
化合物(1a),(1c)または(1l)と反応させるこ
とにより本発明化合物(1b),(1d)または(1m)
が製造される。シヨツテン−バウマン反応は通常
塩基性化合物の存在下に行なわれる。用いられる
塩基性化合物としてはシヨツテン−バウマン反応
に慣用の化合物が用いられ、例えば、トリエチル
アミン、トリメチルアミン、ピリジン、ジメチル
アニリン、N−メチルモルホリン、4−ジメチル
アミノピリジン、1,5−ジアザビシクロ
〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)、1,5−ジアザビシ
クロ〔5.4.0〕ウンデセン−5−(DBU)、1,4
−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)
などの有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムなど
の無機塩基があげられる。該反応は−20〜100℃
程度、好ましくは0〜50℃において行なわれ、反
応時間は5分〜10時間程度、好ましくは5分〜2
時間である。得られた混合酸無水物と化合物
(1a),(1c)または(1l)との反応は−20℃〜150
℃程度、好ましくは10〜50℃にて5分〜10時間程
度、好ましくは5分〜5時間程度行なわれる。混
合酸無水物法は特に溶媒を用いなくてもよいが、
一般に溶媒中で行われる。用いられる溶媒は混合
酸無水物法に慣用の溶媒がいずれも使用可能であ
り、具体的には塩化メチレン、クロロホルム、ジ
クロルエタンなどのハロゲン化炭素類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素
類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
メトキシエタンなどのエーテル類、酢酸メチル、
酢酸エチルなどのエステル類、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリン
酸トリアミドなどの非プロトン性極性溶媒などが
挙げられる。該法におけるカルボン酸(3)、アルキ
ルハロカルボン酸および化合物(1a),(1c)ま
たは(1l)の使用割合は通常少くとも当モルづつ
使用されるが、カルボン酸(3)に対してアルキルハ
ロカルボン酸および化合物(1a),(1c)または
(1l)を1〜2倍モル用いるのが好ましい。 上記(ロ)の活性エステル法または活性アミド法
は、例えばベンズオキサゾリン−2−チオンアミ
ドを用いる場合を例にとれば、反応に影響を与え
ない適当な溶媒、例えば上記混合酸無水物法に用
いるものと同様の溶媒のほか1−メチル−2−ピ
ロリドンなどを用い、0〜150℃、好ましくは10
〜100℃にて、0.5〜75時間反応させることにより
行なわれる。この場合、化合物(1a),(1c)ま
たは(1l)とベンズオキサゾリン−2−チオンア
ミドとの使用割合は、前者に対して後者を通常少
なくとも等モル、好ましくは等モル〜2倍モルと
する。 またN−ヒドロキシコハク酸イミドエステルを
用いる場合は、適当な塩基、例えば後記カルボン
酸ハライド法を用いられるものと同様の塩基を用
いると反応は有利に進行する。 上記(ハ)のカルボン酸ハライド法は、カルボン酸
(3)にハロゲン化剤を反応させて、カルボン酸ハラ
イドとし、このカルボン酸ハライドを単離精製
し、または単離精製することなく、これに化合物
(1a),(1c)または(1l)を反応させて行なわれ
る。 このカルボン酸ハライドと化合物(1a),(1c)
または(1l)との反応は脱ハロゲン化水素剤の存
在下に適当な溶媒中で行なわれる。脱ハロゲン化
水素剤としては通常塩基性化合物が用いられ、上
記シヨツテン−バウマン反応に用いられる塩基化
合物のほか、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、炭酸
銀、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラー
トなどのアルカリ金属アルコラートなどが挙げら
れる。なお反応化合物の化合物(1a),(1c)ま
たは(1l)を過剰量用いて脱ハロゲン化水素剤と
して兼用させることもできる。溶媒としては前記
シヨツテン−バウマン反応に用いられる溶媒のほ
か、例えば水、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノ
ール、エチルセロソルブ、メチルセロソルブなど
のアルコール類、ピリジン、アセトン、アセトニ
トリルなど、またはそれらの2種以上の混合溶媒
が挙げられる。化合物(1a),(1c)または(1l)
とカルボン酸ハライドとの使用割合は特に限定さ
れず広範囲に選択されるが、通常前者に対して後
者を少なくとも等モル、好ましは等モル〜2倍モ
ル用いられる。反応温度は通常−30〜180℃程度、
好ましくは約0〜150℃で、一般に5分〜30時間
で反応は完結する。 用いられるカルボン酸ハライドは、カルボン酸
(3)とハロゲン化剤とを無溶媒または溶媒中にて反
応させて製造される。溶媒としては、反応に悪影
響を与えないものであれば使用でき、例えばベン
ゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素
類、クロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素な
どのハロゲン化炭化水素類、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのエーテル
類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ドなどが挙げられる。ハロゲン化剤としては、カ
ルボキシ基の水酸基をハロゲンに変える、通常の
ハロゲン化剤を使用でき、例えば塩化チオニル、
オキシ塩化リン、オキシ臭化リン、五塩化リン、
5臭化リンなどが例示される。 カルボン酸(3)とハロゲン化剤との使用割合はと
くに限定されず適宜選択されるが、無溶媒下で反
応を行う場合には、通常前者に対して、後者を大
過剰量、また溶媒中で反応を行う場合には、通常
前者に対して後者を少なくとも等モル量程度、好
ましくは、2〜4倍モル量を用いる。その反応温
度および反応時間もとくに限定されないが、通常
室温〜100℃程度、好ましくは50〜80℃にて、30
分間〜6時間程度で行なわれる。 またカルボン酸(3)はトリフエニルホスフインや
ジエチルクロロホスフエートなどのリン化合物で
活性化し、これに化合物(1a),(1c)または
(1l)を反応させる方法は、適当な溶媒中で行な
われる。溶媒としては反応に影響を与えないもの
ならば何れも使用することができ、具体的には塩
化メチレン、クロロホルム、ジクロルエタンなど
のハロゲン化炭化類、ベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンなど
のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエ
ステル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミドなどの
非プロトン性極性溶媒などが挙げられる。該反応
では化合物(1a),(1c)または(1l)自体が塩基
性化合物として働くため、これを理論量より過剰
に用いることによつて反応は良好に進行するが、
必要に応じて、他の塩基性化合物、例えば、トリ
エチルアミン、トリメチルアミン、ピリジン、ジ
メチルアニリン、N−メチルモルホリン、4−ジ
メチルアミノピリジン、1,5−ジアザビシクロ
〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)、1,5−ジアザビシ
クロ〔5.4.0〕ウンデセン−5(DBU)、1,4−
ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)な
どの有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの無
機塩基を用いることもできる。該反応は約0〜
150℃、好ましくは約0〜100℃で、約1〜30時間
行なうことにより達成される。化合物(1a),
(1c)または(1l)に対するリン化合物およびカ
ルボン酸(3)の使用割合は、それぞれ、通常少なく
とも等モル量程度、好ましくは1〜3倍モル量で
ある。 前記反応式−において、化合物(1a)また
は(1b)を式(4)のアルコールを用いてエステル
化することによりそれぞれ対応する目的化合物
(1c)または(1d)に導くことができる。 このエステル化反応は通常のエステル化反応の
反応条件がいずれも採用され、例えば(1)溶媒中脱
水剤の存在下に脱水縮合させるか、(2)酸性または
塩基性触媒の存在下に適当な溶媒中で反応させ
る。(1)の方法で使用される溶媒としては、例えば
塩化メチレン、クロロホルム、ジクロルエタンな
どのハロゲン化炭素類、ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンなど
のエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミドな
どの非プロトン性極性溶媒などが挙げられる。ま
た脱水剤としては、例えばジシクロヘキシルカル
ボジイミド、カルボニルジイミダゾールなどが例
示できる。化合物(1a)または(1b)に対する
アルコール(4)の使用割合は少なくとも等モル、好
ましくは等モル〜1.5倍モルである。脱水剤の使
用割合は化合物(1a)または(1b)に対して少
なくとも等モル、好ましくは等モル〜1.5倍モル
である。反応温度は通常室温〜150℃、好ましく
は50〜100℃、該反応は一般に1〜10時間で終了
する。 (2)の方法で用いられる酸性触媒としては、例え
ば塩酸ガス、濃硫酸、リン酸、ポリリン酸、三フ
ツ化ホウ素、過塩素酸などの無機酸、トリフロロ
酢酸、トリフロロメタンスルホン酸、ナフタレン
スルホン酸、p−トシル酸、ベンゼンスルホン
酸、エタンスルホン酸などの有機酸、トリクロロ
メタンスルホン酸無水物、トリフロロメタンスル
ホン酸無水物などの酸無水物、塩化チオニル、ア
セトンジメチルアセタールなどが例示できる。さ
らに酸性イオン交換樹脂も本発明の触媒として用
いることができる。塩基性触媒としては公知のも
のを広く使用でき、例えば、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭
酸銀などの無機塩基、ナトリウムメチラート、ナ
トリウムエチラートなどのアルコラートが挙げら
れる。本反応は無溶媒もしくは溶媒中のいずれで
も進行する。用いられる溶媒としては、通常のエ
ステル化反応に使用される溶媒が有効に使用で
き、具体的にはベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロ
ロエタン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロ
ゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールモ
ノメチルエーテルなどのエーテル類が挙げられ
る。さらに上記反応は無水塩化カルシウム、無水
硫酸銅、無水硫酸カルシウム、五酸化リンなどの
乾燥剤の使用により有利に行なわれる。該反応に
おける化合物(1a)または(1b)とアルコール
(4)との使用割合は特に限定されず広い範囲から適
宜選択できるが、無溶媒の場合は前者に対して後
者を大過剰に用い、溶媒を用いる場合には前者に
対して後者を等モル〜5倍モル、好ましくは等モ
ル〜2倍モル用いる。反応温度は特に限定されな
いが、通常−20〜200℃程度、好ましくは0〜150
℃程度であり、反応時間は通常1〜20時間程度で
ある。 なお、前記反応式−において、式(1b),
(1c),(1d),(1n),(1l)または(1m)の化合物
を加水分解して式(1a)の化合物に導くことも
でき、その加水分解は化合物(2)の加水分解の場合
と同様の条件で採用されうる。 化合物(1a)または(1b)のアミド化反応は、
前記化合物(1a),(1c)または(1l)のアミド結
合生成反応と同様の条件で行なうことができる。 化合物(1a),(1c)または(1l)と化合物(5)と
の反応は無溶媒または通常の不活性溶媒中で、室
温〜200℃程度、好ましくは室温〜120℃の温度条
件下、数時間〜24時間程度行なわれる。不活性溶
媒としては、例えばジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジ
エチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノールなどの低
級アルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミ
ド、アセトン、アセトニトリルなどの極性溶媒が
用いられる。上記反応は、より有利には、塩基性
化合物を脱酸剤として用いて行なわれる。該塩基
性化合物としては、例えば炭酸カリウム、炭酸ナ
トリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、ナトリウムアミド、水素化ナトリウムなどの
アルカリ金属化合物、トリエチルアミン、トリプ
ロピルアミン、ピリジン、キノリンなどの第三級
アミン類が例示される。また上記反応は、必要に
応じて反応促進剤として、ヨウ化カリウム、ヨウ
化ナトリウムなどのヨウ化アルカリ金属化合物ま
たはヘキサメチルリン酸トリアミドを添加して行
ない得る。上記反応における化合物(1a),(1c)
または(1l)と化合物(5)との使用割合はとくに限
定されないが、通常、前者に対して後者は等モル
〜過剰量、好ましくは等モル〜5倍モルである。 上記化合物(1a),(1c)または(1l)と化合物
(5)との反応で得られる化合物(1o),(1p)また
は(1q)を同様の条件下にさらにスルホニル化
して一般式 〔式中、R1,R2,R3,R4′,Aおよびnは前記
と同じ。R5′は置換基として低級アルキル基また
はハロゲン原子を有することのあるフエニルスル
ホニル基を示す〕 で示される化合物に導くことができる。 また式(1)の化合物中、R4が置換基として低級
アルキル基またはハロゲン原子を有することのあ
るフエニルスルホニル基である場合は、化合物
(1a)と化合物(3)との反応と同様の条件下にアシ
ル化して一般式 〔式中、R1、R2,R3,R5′,R6,Aおよびnは
前記と同じ〕 で示される化合物に導くことができる。 さらに、前記化合物(1r)は、硫酸、塩酸、臭
化水素酸などの鉱酸の存在下に、水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノールなどの低級ア
ルコール類、または水と低級アルコール類との混
合溶媒中、通常、室温〜150℃、好ましくは60〜
1120℃にて30分〜150時間程度反応させることに
より一般式(1o)の化合物に導くこともできる。 本発明の化合物は、下記反応式−に示す方法
によつても製造できる。 〔式中、R1,R2,R3′,R3″,R4′,R6,X,
A,nおよびカルボスチリル骨核の3位と4位間
の結合は前記に同じ〕 すなわち、式(6)の化合物と式(7)の化合物を反応
させ、生じる中間体を加水分解し、所望によりそ
の生成物を加水分解、アシル化、エステル化、ま
たはそれらの組合せにより目的のカルボスチリル
誘導体に導く。 該化合物(6)と化合物(7)との反応は塩基性化合物
の存在下、適当な溶媒中で行なうことができる。
用いられる塩基性化合物としては、例えばトリエ
チルアミン、トリメチルアミン、ピリジン、ピペ
リジン、N−メチルモルホリン、4−ジメチルア
ミノピリジンなどの有機塩基、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、ナトリウ
ムアミド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどの無機塩
基、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、プロピオン
酸ナトリウムなどの脂肪族カルボン酸のアルカリ
金属塩、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチ
ラートなどの低級アルコールのアルカリ金属塩な
どが挙げられる。 また溶媒としては、例えばメタノール、エタノ
ール、イソプロパノールなどのアルコール類、ヘ
キサン、シクロヘキサンなどの炭化水素類、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなど
のエーテル類、酢酸エチル、酢酸メチルなどのエ
ステル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素類、さらに、水、酢酸、無水酢
酸、ピリジンなどが挙げられる。 化合物(6)に対する化合物(7)の使用割合は前者に
対して後者を少なくとも等モル、好ましくは等モ
ル〜2倍モルである。該反応は、通常50〜200℃、
好ましくは80〜150℃にて、約30分〜5時間程度
で終了する。 上記化合物(6)と化合物(7)との反応により、式 〔式中、R1,R2,R6,A,nおよびカルボス
チリル骨核の3位と4位間の結合は前記に同じ〕 で示される中間体が生じるが、このものは、例え
ば水−アセトン中で加熱還流することにより容易
に加水分解されて式(1b′)の化合物が得られる。 この化合物(1b′)は、前記反応式−におけ
る化合物(2)の加水分解と同様の条件下に加水分解
することにり容易に他の目的化合物(1a′)に導
かれる。 さらに、化合物(1b′)または(1a′)を、前記
反応式−におけるエステル化反応と同様にして
式(4)の化合物を用いてエステル化することによ
り、それぞれ化合物(1d′)または(1c′)に導く
ことができる。また、化合物(1a′),(1c′)また
は(1l′)を、前記反応式−におけるアシル化
反応と同様にして式(3)の化合物を用いてアシル化
することにより、それぞれ化合物(1b′),(1d′)
または(1m′)に導くことができる。 また化合物(1a′)または(1b′)を前記反応式
−におけるアミド化反応と同様にしてアミド化
することによりそれぞれ化合物(1l′)または
(1n′)に導くことができる。 化合物(1a′),(1c′)または(1l′)と化合物(5
)
との反応は、前記反応式−における化合物
(1a),(1c)または(1l)と化合物(5)との反応と
同様の条件下に行なうことができる。 さらに化合物(1c′),(1d′),(1l′),(1m′
)ま
たは(1n′)を反応式−における化合物(2)の加
水分解反応と同様の条件下に加水分解して化合物
(1a′)に導くことができる。 前記化合物(1a′),(1c′)または(1l′)と化合
物(5)との反応で得られる化合物(1o′),(1p′)ま
たは(1q′)を同様の条件下にさらにスルホニル
化して一般式 〔式中、R1,R2,R3,R4′,R5′およびnは前
記に同じ〕 で示される化合物に導くことができる。 また一般式(1)の化合物でR4が置換基として低
級アルキル基またはハロゲン原子を有することの
あるフエニルスルホニル基で、−CH〓〓CH−の
結合が2重結合である場合は、化合物(1a)と
化合物(3)との反応と同様の条件でアシル化して、
一般式 〔式中、R1,R2,R3,R5′,R6,Aおよびnは
前記に同じ〕 で示される化合物に導かれる。 前記化合物(1r′)は、前記(1r)の場合と同
様の条件下に処理して化合物(1o′)に導くこと
もできる。 本発明化合物のうち、置換基
〔式中、R1,R2,R3,R4,R5,A,nおよび
カルボスチリル骨核の3位と4位間の結合は前記
に同じ〕 上記の還元反応は、通常、適当な還元触媒の存
在下に接触還元することにより行なわれる。用い
られる還元触媒としては、例えば白金、酸化白
金、パラジウム黒、パラジウム炭素、ラネーニツ
ケルなどの通常の接触還元用触媒が含まれ、その
使用量は化合物(1′)に対し、通常約0.2〜0.5倍
重量の範囲である。この接触還元は、例えば水、
メタノール、エタノール、イソプロパノール、テ
トラヒドロフラン、エチルエーテルなどの溶媒
中、1〜10気圧、好ましくは1〜3気圧の水素雰
囲気中、−30℃〜溶媒の沸点温度、好ましくは0
℃〜室温付近にて、よく振り混ぜることにより行
なわれる。 さらに、本発明の化合物を下記反応式−〜
に示す方法により他の本発明化合物に導くことも
できる。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R3,R4,R5,A,nおよびカル
ボスチリル骨核の3位と4位間の結合は前記に同
じ。R2′は低級アルコキシを示す〕 上記反応式−に示す化合物(1e)を化合物
(1f)に導く反応は、化合物(1e)を臭化水素酸
水溶液中で50〜150℃にて5〜10時間程度加熱処
理することにより行なわれる。 〔反応式 〕 〔式中、R2,R3,R4,R5,A,nおよびカル
ボスチリル骨核の3位と4位間の結合は前記に同
じ。R1′は低級アルキル、低級アルケニル、低級
アルキニルまたはフエニル低級アルキルを示す〕 上記化合物(1g)のアルキル化反応は、例え
ば水素化ナトリウム、水素化カリウム、金属カリ
ウム、金属ナトリウム、ナトリウムアミド、カリ
ウムアミド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸水素カリウムなどの塩基性化合物
の存在下、適当な溶媒中にて行なわれる。用いら
れる溶媒としては、例えばジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、ジエチルエーテル、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、テトラヒドロフランな
どのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロロベンゼンなどの芳香族炭化水素類、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘ
キサメチルリン酸トリアミド、アンモニア水など
またはそれらの混合溶媒が挙げられる。アルキル
化剤としては、一般式R1′X(R1′は前記に同じ、
Xはハロゲン原子)のハロゲン化アルキル、ジメ
チル硫酸、ジエチル硫酸などのジアルキル硫酸、
ベンジルp−トルエンスルホネート、メチルp−
トルエンスルホネートなどのトルエンスルホネー
ト類などが挙げられ、その使用割合は特に限定さ
れないが、通常化合物(1g)に対し少なくとも
等モル、好ましくは等モル〜2倍モルである。該
反応は通常0〜70℃程度、好ましくは0℃〜室温
付近で行なわれ、一般に30分〜12時間程度で終了
する。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,R3,R4,R5,Aおよびnは
前記に同じ〕 上記の化合物(1i)を脱水素して化合物(1k)
に導く反応は、適当な溶媒中で脱脂素剤で処理し
て行なわれる。脱水素剤としては、例えば2,3
−ジクロロ−5,6−ジシアノベンゾキノン、
2,3,5,6−テトラクロロベンゾキノン(一
般名クロラニル)などのベンゾキノン類、N−ブ
ロモコハク酸イミド、N−クロロコハク酸イミ
ド、臭素などのハロゲン化剤、二酸化セノン、パ
ラジウム炭素、パラジウム黒、酸化パラジウム、
ラネーニツケルなどの脱水素化触媒が挙げられ
る。その脱脂素剤の使用量は特に制限されない
が、ハロゲン化剤の場合には、通常、化合物
(1i)に対し1〜5倍モル、好ましくは1〜2倍
モル用いるのがよく、脱水素化触媒の場合には一
般に過剰量用いるのがよい。他の脱水素剤の場合
にも通常等モル〜過剰量用いる。溶媒としては、
ジオキサン、テトラヒドロフラン、メトキシエタ
ノール、ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、クメンなどの芳香
族炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロロエタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン化
炭化水素類、ブタノール、アミルアルコール、ヘ
キサノールなどのアルコール類、酢酸などの極性
プロトン溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミドな
どの非プロトン性極性溶媒などが挙げられる。該
反応は通常室温〜300℃、好ましくは室温〜200℃
で行なわれ、一般に1〜40時間程度で終了する。 また化合物(1k)を還元すれば化合物(1i)に
導くことができ、この還元反応は通常の接触還元
における条件が適用され、例えば適当な溶媒中で
金属触媒の存在下に行なわれる。触媒としてはパ
ラジウム、パラジウム炭素、プラチナ、ラネーニ
ツケルなどの金属触媒が挙げられ、通常の触媒量
にて用いられる。用いられる溶媒としては、例え
ば水、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、酢酸エチル、またはこれら
の混合溶媒が挙げられる。該反応は常圧および加
圧下のいずれでも行ない得るが、通常、常圧〜20
Kg/cm2、好ましくは常圧〜10Kg/cm2にて、0〜
150℃、好ましくは室温〜100℃で行なわれる。 一般式(1)の化合物でR2が水酸基である化合物
は、R2が低級アルコキシ基である化合物を臭化
水素酸水溶液中で加熱処理して脱アルキル化する
ことによつて製造できる。また、R2が置換基と
してハロゲン原子を有することのあるベンゾイル
オキシ化合物を加水分解することによつても製造
される。この加水分解は適当な溶媒中酸または塩
基性化合物の存在下にて行なわれる。溶媒として
は例えば水、メタノール、エタノール、イソプロ
パノールなどの低級アルコール類、ジオキサン、
テトラヒドロフランなどのエーテル類、これらの
混合溶媒などを挙げることができる。酸としては
例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸などの鉱酸類を、
また塩基性化合物としては例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなどの金
属水酸化物などをそれぞれ挙げることができる。
該反応は通常室温〜150℃、好ましくは80〜120℃
にて好適に進行し、一般に1〜15時間程度で終了
する。 また、R2が低級アルコキシ基の化合物は、対
応するR2が水酸基の化合物をアルキル化するこ
とによつても得ることが出来る。この方法で用い
られるアルキル化剤としては、メチルアイオダイ
ド、エチルクロライド、tert−ブチルボロマイド
などの低級アルキルハライドあるいは硫酸ジメチ
ル、硫酸ジエチルなどが挙げられ、その他ジアゾ
メタンなどのアルキル化剤を使用することも出来
る。該反応は、アセトン、メチルエチルケトンな
どのケトン類、エーテル、ジオキサンなどのエー
テル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳
香族炭化水素類、水、ピリジン、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキサイド、ヘキサメチル
リン酸トリアミドなどの不活性溶媒を使用でき、
下記アシル化反応で使用される塩基性化合物の他
に、酸化銀などを触媒として使用できる。反応温
度は0℃〜溶媒の沸点の範囲で、アルキル化剤の
使用割合は、一般式()でR2が水酸基の化合
物に対して、1〜3倍モル量の範囲である。反応
は1〜15時間程度で終了する。 さらに、R2が置換基としてハロゲン原子を有
することのあるベンゾイルオキシ基のものは、対
応するR2が水酸基である化合物をアシル化(ベ
ンゾイル化)することによつても製造できる。そ
のアシル化剤としては、p−クロルベンゾイルク
ロライド、ベンゾイルクロライド、ベンゾイルブ
ロマイドなどの安息香酸ハライド、安息香酸無水
物、安息香酸などが挙げられる。該アシル化剤と
して酸無水物または酸ハライドを用いる場合に
は、アシル化反応は塩基性化合物の存在下に行な
われる。使用される塩基性化合物としては例えば
金属ナトリウム、金属カリウムなどのアルカリ金
属およびこれらアルカリ金属の水酸化物、炭酸
塩、重炭酸塩あるいはピリジン、ピペリジンなど
の芳香族アミン化合物などが挙げられる、該反応
は無溶媒もしくは溶媒中のいずれでも進行する
が、通常は適当な溶媒を用いて行なわれる。溶媒
としては例えばアセトン、メチルエチルケトンな
どのケトン類、エーテル、ジオキサンなどのエー
テル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳
香族炭化水素類、水、ピリジンなどが挙げられ
る。アシル化剤は原料化合物に対して少なくとも
等モル用いられるが、一般には等モル〜大過剰量
用いるのがよい。また該反応は0〜150℃で進行
するが、一般には0〜80℃で行なうのがよい。 反応時間は、0.5〜10時間程度で終了する。ま
たアシル化剤として安息香酸のような酸を使用す
る場合、反応系内に脱水剤として硫酸、塩酸など
の鉱酸類やパラトルエンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸、エタンスルホン酸などのスルホン酸類
を添加し、好ましくは50〜120℃に反応温度を維
持することによりアシル化反応は有利に進行す
る。 なお、本発明の化合物(1)のうち、R1が水素原
子でかつカルボスチリル骨核の3位と4位間の結
合が二重結合である化合物は下記の式で示される
ようにラクタム−ラクチム型の互変異性をとり得
る。 〔式中、R2,R3,R4,R5,Aおよびnは前記
に同じ〕 一般式(1)で表わされる化合物のうち、酸性基を
有する化合物は薬理的に許容し得る塩基性化合物
と塩を形成し得る。かかる塩基性化合物として
は、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化カルシウムなどの金属水酸化物、炭酸ナト
リウム、炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ金属
炭酸塩または重炭酸塩、ナトリウムメチラート、
カリウムエチラートなどのアルカリ金属アルコラ
ートなどが挙げられる。また一般式(1)で表わされ
る化合物のうち、塩基性基を有する化合物は通常
の薬理的に許容し得る酸と容易に塩を形成し得
る。かかる酸としては、例えば、硫酸、硝酸、塩
酸、臭化水素酸などの無機酸、酢酸、p−トルエ
ンスルホン酸、エタンスルホン酸、シユウ酸、マ
レイン酸、コハク酸、安息香酸などの有機酸が挙
げられる。 上記の方法で製造される本発明の化合物は、通
常の分離手段、例えば蒸留法、再結晶法、カラム
クロマトグラフイ、プレパラテイブ薄層クロマト
グライフイ、、溶媒抽出法などにより容易に反応
系より、単離、精製できる。 前記反応式−の方法において出発原料として
用いられる式(2)の化合物は新規化合物であり、例
えば下記反応式−に示す方法で製造できる。 〔反応式 〕 化合物(9)に化合物(10)を反応させれば所望の化合
物(2)がえられる。この反応は適当な不活性溶媒
中、塩基性化合物の存在下、室温〜200℃、好ま
しくは60〜120℃にて1〜24時間程度の条件で行
なわれる。用いられる不活性溶媒としては、例え
ばジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレング
リコール、ジメチルエーテルなどのエーテル類、
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ールなどの低級アルコール類、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシドなどの極性溶媒が挙
げられる。塩基性化合物としては、例えば炭酸カ
ルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、ナトリウムアミド、水素化ナトリウム、水
素化カリウム、ナトリウムメチラート、ナトリウ
ムエチラートなどの無機塩基、トリエチルアミ
ン、トリプロピルアミン、ピリジン、キノリンな
どの第3級アミン類などの広範囲のものが用いら
れる。上記の反応は、必要に応じて反応促進剤と
して、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウムなどの
ヨウ化アルカリ金属化合物を添加して行なつても
よい。化合物(9)と化合物(10)の使用割合は特に制限
されないが、通常前者に対して後者は等モル〜過
剰量、好ましくは等モル〜5倍モル、より好まし
くは等モル〜1.2倍モルである。 式(2)の化合物を下記反応式−およびに示す
方法により他の式(2)の化合物に導くこともでき
る。 〔反応式 〕 〔式中、R2,R7,R8,R9,R1′,X,A,nお
よびカルボスチリル骨核の3位と4位間の結合は
前記に同じ〕 上記反応式−における化合物(2a)とアル
キル化剤との反応は前記反応式−における化合
物(1g)のアルキル化反応と同じ反応条件にて
行なわれる。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,R7,R9,Aおよびnは前記
に同じ〕 上記反応式−における脱水素反応および還元
反応はいずれも前記反応式−における化合物
(1i)の脱水素反応および化合物(1k)の還元反
応と同じ反応条件下に行なわれる。 前記反応式−における出発物質の式(6)の化合
物は一部公知であるが一部新規化合物を含み、例
えば下記反応式−に示す方法で製造できる。 〔反応式 〕 〔式中、R2は前記に同じ〕 上記反応式中、化合物(11)を閉環させて化合物(12)
に導く反応は、N,N−置換ホルムアミドと酸触
媒(一般にヴイルスマイヤー試薬と呼ばれる)の
存在下に適当な溶媒中または溶媒の非存在下に行
なわれる。ここで使用されるN,N−置換ホルム
アミドとしては、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−エチル
−N−メチルホルムアミド、N−メチル−N−フ
エニルホルムアミドなどを例示できる。酸触媒と
しては、オキシ塩化リン、チオニルクライド、フ
オスゲンなどを例示できる。使用される溶媒とし
ては、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、
1,2−ジクロロエチレンなどのハロゲン化炭化
水素類、クロロベンゼン、1,2−ジクロロベン
ゼンなどの芳香族炭化水素類などを例示できる。
N,N−置換ホルムアミドと酸触媒の使用量は、
一般式(11)の化合物に対して、通常大過剰量、好ま
しくは、前者は2〜5倍モル、後者は5〜10倍モ
ル量使用するのがよい。反応温度は通常〇日150
℃、好ましくは50〜100℃付近で行なうのがよい。
反応は3〜24時間程度で終了する。 また化合物(12)から化合物(6a)をえる反応は、
化合物(12)を例えば塩酸、臭化水素酸などのハロゲ
ン化水素酸類、硫酸、リン酸などの無機酸類、水
酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ
金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸水素カリウムなどの無機アルカリ化合物、あ
るいは酢酸などの有機酸の存在下に、50〜150℃、
好ましくは70〜120℃にて、0.5〜24時間程度加熱
することにより達成される。 前記反応式−で出発物質として用いられる化
合物(9)は下記反応式−の方法で製造される。 〔反応式 〕 〔式中、R1、R2,A,nおよびカルボスチリ
ル骨核の3位と4位間の結合は前記に同じ。R10
は低級アルキルまたは
カルボスチリル骨核の3位と4位間の結合は前記
に同じ〕 上記の還元反応は、通常、適当な還元触媒の存
在下に接触還元することにより行なわれる。用い
られる還元触媒としては、例えば白金、酸化白
金、パラジウム黒、パラジウム炭素、ラネーニツ
ケルなどの通常の接触還元用触媒が含まれ、その
使用量は化合物(1′)に対し、通常約0.2〜0.5倍
重量の範囲である。この接触還元は、例えば水、
メタノール、エタノール、イソプロパノール、テ
トラヒドロフラン、エチルエーテルなどの溶媒
中、1〜10気圧、好ましくは1〜3気圧の水素雰
囲気中、−30℃〜溶媒の沸点温度、好ましくは0
℃〜室温付近にて、よく振り混ぜることにより行
なわれる。 さらに、本発明の化合物を下記反応式−〜
に示す方法により他の本発明化合物に導くことも
できる。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R3,R4,R5,A,nおよびカル
ボスチリル骨核の3位と4位間の結合は前記に同
じ。R2′は低級アルコキシを示す〕 上記反応式−に示す化合物(1e)を化合物
(1f)に導く反応は、化合物(1e)を臭化水素酸
水溶液中で50〜150℃にて5〜10時間程度加熱処
理することにより行なわれる。 〔反応式 〕 〔式中、R2,R3,R4,R5,A,nおよびカル
ボスチリル骨核の3位と4位間の結合は前記に同
じ。R1′は低級アルキル、低級アルケニル、低級
アルキニルまたはフエニル低級アルキルを示す〕 上記化合物(1g)のアルキル化反応は、例え
ば水素化ナトリウム、水素化カリウム、金属カリ
ウム、金属ナトリウム、ナトリウムアミド、カリ
ウムアミド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸水素カリウムなどの塩基性化合物
の存在下、適当な溶媒中にて行なわれる。用いら
れる溶媒としては、例えばジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、ジエチルエーテル、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、テトラヒドロフランな
どのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロロベンゼンなどの芳香族炭化水素類、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘ
キサメチルリン酸トリアミド、アンモニア水など
またはそれらの混合溶媒が挙げられる。アルキル
化剤としては、一般式R1′X(R1′は前記に同じ、
Xはハロゲン原子)のハロゲン化アルキル、ジメ
チル硫酸、ジエチル硫酸などのジアルキル硫酸、
ベンジルp−トルエンスルホネート、メチルp−
トルエンスルホネートなどのトルエンスルホネー
ト類などが挙げられ、その使用割合は特に限定さ
れないが、通常化合物(1g)に対し少なくとも
等モル、好ましくは等モル〜2倍モルである。該
反応は通常0〜70℃程度、好ましくは0℃〜室温
付近で行なわれ、一般に30分〜12時間程度で終了
する。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,R3,R4,R5,Aおよびnは
前記に同じ〕 上記の化合物(1i)を脱水素して化合物(1k)
に導く反応は、適当な溶媒中で脱脂素剤で処理し
て行なわれる。脱水素剤としては、例えば2,3
−ジクロロ−5,6−ジシアノベンゾキノン、
2,3,5,6−テトラクロロベンゾキノン(一
般名クロラニル)などのベンゾキノン類、N−ブ
ロモコハク酸イミド、N−クロロコハク酸イミ
ド、臭素などのハロゲン化剤、二酸化セノン、パ
ラジウム炭素、パラジウム黒、酸化パラジウム、
ラネーニツケルなどの脱水素化触媒が挙げられ
る。その脱脂素剤の使用量は特に制限されない
が、ハロゲン化剤の場合には、通常、化合物
(1i)に対し1〜5倍モル、好ましくは1〜2倍
モル用いるのがよく、脱水素化触媒の場合には一
般に過剰量用いるのがよい。他の脱水素剤の場合
にも通常等モル〜過剰量用いる。溶媒としては、
ジオキサン、テトラヒドロフラン、メトキシエタ
ノール、ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、クメンなどの芳香
族炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロロエタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン化
炭化水素類、ブタノール、アミルアルコール、ヘ
キサノールなどのアルコール類、酢酸などの極性
プロトン溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミドな
どの非プロトン性極性溶媒などが挙げられる。該
反応は通常室温〜300℃、好ましくは室温〜200℃
で行なわれ、一般に1〜40時間程度で終了する。 また化合物(1k)を還元すれば化合物(1i)に
導くことができ、この還元反応は通常の接触還元
における条件が適用され、例えば適当な溶媒中で
金属触媒の存在下に行なわれる。触媒としてはパ
ラジウム、パラジウム炭素、プラチナ、ラネーニ
ツケルなどの金属触媒が挙げられ、通常の触媒量
にて用いられる。用いられる溶媒としては、例え
ば水、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、酢酸エチル、またはこれら
の混合溶媒が挙げられる。該反応は常圧および加
圧下のいずれでも行ない得るが、通常、常圧〜20
Kg/cm2、好ましくは常圧〜10Kg/cm2にて、0〜
150℃、好ましくは室温〜100℃で行なわれる。 一般式(1)の化合物でR2が水酸基である化合物
は、R2が低級アルコキシ基である化合物を臭化
水素酸水溶液中で加熱処理して脱アルキル化する
ことによつて製造できる。また、R2が置換基と
してハロゲン原子を有することのあるベンゾイル
オキシ化合物を加水分解することによつても製造
される。この加水分解は適当な溶媒中酸または塩
基性化合物の存在下にて行なわれる。溶媒として
は例えば水、メタノール、エタノール、イソプロ
パノールなどの低級アルコール類、ジオキサン、
テトラヒドロフランなどのエーテル類、これらの
混合溶媒などを挙げることができる。酸としては
例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸などの鉱酸類を、
また塩基性化合物としては例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなどの金
属水酸化物などをそれぞれ挙げることができる。
該反応は通常室温〜150℃、好ましくは80〜120℃
にて好適に進行し、一般に1〜15時間程度で終了
する。 また、R2が低級アルコキシ基の化合物は、対
応するR2が水酸基の化合物をアルキル化するこ
とによつても得ることが出来る。この方法で用い
られるアルキル化剤としては、メチルアイオダイ
ド、エチルクロライド、tert−ブチルボロマイド
などの低級アルキルハライドあるいは硫酸ジメチ
ル、硫酸ジエチルなどが挙げられ、その他ジアゾ
メタンなどのアルキル化剤を使用することも出来
る。該反応は、アセトン、メチルエチルケトンな
どのケトン類、エーテル、ジオキサンなどのエー
テル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳
香族炭化水素類、水、ピリジン、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキサイド、ヘキサメチル
リン酸トリアミドなどの不活性溶媒を使用でき、
下記アシル化反応で使用される塩基性化合物の他
に、酸化銀などを触媒として使用できる。反応温
度は0℃〜溶媒の沸点の範囲で、アルキル化剤の
使用割合は、一般式()でR2が水酸基の化合
物に対して、1〜3倍モル量の範囲である。反応
は1〜15時間程度で終了する。 さらに、R2が置換基としてハロゲン原子を有
することのあるベンゾイルオキシ基のものは、対
応するR2が水酸基である化合物をアシル化(ベ
ンゾイル化)することによつても製造できる。そ
のアシル化剤としては、p−クロルベンゾイルク
ロライド、ベンゾイルクロライド、ベンゾイルブ
ロマイドなどの安息香酸ハライド、安息香酸無水
物、安息香酸などが挙げられる。該アシル化剤と
して酸無水物または酸ハライドを用いる場合に
は、アシル化反応は塩基性化合物の存在下に行な
われる。使用される塩基性化合物としては例えば
金属ナトリウム、金属カリウムなどのアルカリ金
属およびこれらアルカリ金属の水酸化物、炭酸
塩、重炭酸塩あるいはピリジン、ピペリジンなど
の芳香族アミン化合物などが挙げられる、該反応
は無溶媒もしくは溶媒中のいずれでも進行する
が、通常は適当な溶媒を用いて行なわれる。溶媒
としては例えばアセトン、メチルエチルケトンな
どのケトン類、エーテル、ジオキサンなどのエー
テル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳
香族炭化水素類、水、ピリジンなどが挙げられ
る。アシル化剤は原料化合物に対して少なくとも
等モル用いられるが、一般には等モル〜大過剰量
用いるのがよい。また該反応は0〜150℃で進行
するが、一般には0〜80℃で行なうのがよい。 反応時間は、0.5〜10時間程度で終了する。ま
たアシル化剤として安息香酸のような酸を使用す
る場合、反応系内に脱水剤として硫酸、塩酸など
の鉱酸類やパラトルエンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸、エタンスルホン酸などのスルホン酸類
を添加し、好ましくは50〜120℃に反応温度を維
持することによりアシル化反応は有利に進行す
る。 なお、本発明の化合物(1)のうち、R1が水素原
子でかつカルボスチリル骨核の3位と4位間の結
合が二重結合である化合物は下記の式で示される
ようにラクタム−ラクチム型の互変異性をとり得
る。 〔式中、R2,R3,R4,R5,Aおよびnは前記
に同じ〕 一般式(1)で表わされる化合物のうち、酸性基を
有する化合物は薬理的に許容し得る塩基性化合物
と塩を形成し得る。かかる塩基性化合物として
は、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化カルシウムなどの金属水酸化物、炭酸ナト
リウム、炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ金属
炭酸塩または重炭酸塩、ナトリウムメチラート、
カリウムエチラートなどのアルカリ金属アルコラ
ートなどが挙げられる。また一般式(1)で表わされ
る化合物のうち、塩基性基を有する化合物は通常
の薬理的に許容し得る酸と容易に塩を形成し得
る。かかる酸としては、例えば、硫酸、硝酸、塩
酸、臭化水素酸などの無機酸、酢酸、p−トルエ
ンスルホン酸、エタンスルホン酸、シユウ酸、マ
レイン酸、コハク酸、安息香酸などの有機酸が挙
げられる。 上記の方法で製造される本発明の化合物は、通
常の分離手段、例えば蒸留法、再結晶法、カラム
クロマトグラフイ、プレパラテイブ薄層クロマト
グライフイ、、溶媒抽出法などにより容易に反応
系より、単離、精製できる。 前記反応式−の方法において出発原料として
用いられる式(2)の化合物は新規化合物であり、例
えば下記反応式−に示す方法で製造できる。 〔反応式 〕 化合物(9)に化合物(10)を反応させれば所望の化合
物(2)がえられる。この反応は適当な不活性溶媒
中、塩基性化合物の存在下、室温〜200℃、好ま
しくは60〜120℃にて1〜24時間程度の条件で行
なわれる。用いられる不活性溶媒としては、例え
ばジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレング
リコール、ジメチルエーテルなどのエーテル類、
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ールなどの低級アルコール類、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシドなどの極性溶媒が挙
げられる。塩基性化合物としては、例えば炭酸カ
ルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、ナトリウムアミド、水素化ナトリウム、水
素化カリウム、ナトリウムメチラート、ナトリウ
ムエチラートなどの無機塩基、トリエチルアミ
ン、トリプロピルアミン、ピリジン、キノリンな
どの第3級アミン類などの広範囲のものが用いら
れる。上記の反応は、必要に応じて反応促進剤と
して、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウムなどの
ヨウ化アルカリ金属化合物を添加して行なつても
よい。化合物(9)と化合物(10)の使用割合は特に制限
されないが、通常前者に対して後者は等モル〜過
剰量、好ましくは等モル〜5倍モル、より好まし
くは等モル〜1.2倍モルである。 式(2)の化合物を下記反応式−およびに示す
方法により他の式(2)の化合物に導くこともでき
る。 〔反応式 〕 〔式中、R2,R7,R8,R9,R1′,X,A,nお
よびカルボスチリル骨核の3位と4位間の結合は
前記に同じ〕 上記反応式−における化合物(2a)とアル
キル化剤との反応は前記反応式−における化合
物(1g)のアルキル化反応と同じ反応条件にて
行なわれる。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,R7,R9,Aおよびnは前記
に同じ〕 上記反応式−における脱水素反応および還元
反応はいずれも前記反応式−における化合物
(1i)の脱水素反応および化合物(1k)の還元反
応と同じ反応条件下に行なわれる。 前記反応式−における出発物質の式(6)の化合
物は一部公知であるが一部新規化合物を含み、例
えば下記反応式−に示す方法で製造できる。 〔反応式 〕 〔式中、R2は前記に同じ〕 上記反応式中、化合物(11)を閉環させて化合物(12)
に導く反応は、N,N−置換ホルムアミドと酸触
媒(一般にヴイルスマイヤー試薬と呼ばれる)の
存在下に適当な溶媒中または溶媒の非存在下に行
なわれる。ここで使用されるN,N−置換ホルム
アミドとしては、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−エチル
−N−メチルホルムアミド、N−メチル−N−フ
エニルホルムアミドなどを例示できる。酸触媒と
しては、オキシ塩化リン、チオニルクライド、フ
オスゲンなどを例示できる。使用される溶媒とし
ては、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、
1,2−ジクロロエチレンなどのハロゲン化炭化
水素類、クロロベンゼン、1,2−ジクロロベン
ゼンなどの芳香族炭化水素類などを例示できる。
N,N−置換ホルムアミドと酸触媒の使用量は、
一般式(11)の化合物に対して、通常大過剰量、好ま
しくは、前者は2〜5倍モル、後者は5〜10倍モ
ル量使用するのがよい。反応温度は通常〇日150
℃、好ましくは50〜100℃付近で行なうのがよい。
反応は3〜24時間程度で終了する。 また化合物(12)から化合物(6a)をえる反応は、
化合物(12)を例えば塩酸、臭化水素酸などのハロゲ
ン化水素酸類、硫酸、リン酸などの無機酸類、水
酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ
金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸水素カリウムなどの無機アルカリ化合物、あ
るいは酢酸などの有機酸の存在下に、50〜150℃、
好ましくは70〜120℃にて、0.5〜24時間程度加熱
することにより達成される。 前記反応式−で出発物質として用いられる化
合物(9)は下記反応式−の方法で製造される。 〔反応式 〕 〔式中、R1、R2,A,nおよびカルボスチリ
ル骨核の3位と4位間の結合は前記に同じ。R10
は低級アルキルまたは
〔式中、R1,R2,R10,X,A,nおよびカル
ボスチリル骨核の3位と4位間の結合は前記に同
じ。R12は芳香族アミン残基を示す〕 上記反応式において、化合物(21)と芳香族アミ
ン(22)との反応は、適当な溶媒中または無溶媒下
に行なわれる。溶媒としては反応に悪影響を与え
ない不活性のものがすべて用いられ、例えばクロ
ロホルム、塩化メチレン、ジクロロメタン、四塩
化炭素などのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメ
トキシエタンなどのエーテル類、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール、ブタノールなどの
アルコール類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエ
ステル類、NN−ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキサイド、ヘキサメチルリン酸トリアミ
ドなどの非プロトン性極性溶媒、アセトニトリル
などが挙げられる。芳香族アミンとしては、ピリ
ジン、キノリンなどが例示できる。該芳香族アミ
ンの使用量は、化合物(21)に対して少なくとも等
モル、好ましくは大過剰用で用いる。反応温度は
50〜200℃、好ましくは70〜150℃であり、3〜10
時間程度で反応は終了する。 えられた化合物(23)の加水分解は、水中、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウムのような無機塩基
の存在下に室温〜150℃にて1〜10時間程度処理
して行なわれる。 また化合物(23)の化合物(14)によるエステル化は
塩基性化合物の存在下、溶媒中または無溶媒にて
反応させることにより行なわれる。使用される溶
媒としては、例えば塩化メチレン、クロロホル
ム、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素
類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ジメトキシエタンなどのエー
テル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミドな
どの非プロトン性溶媒などを例示できる。使用さ
れる塩基性触媒としては、例えばトリエチルアミ
ン、トリメチルアミン、ピリジン、ジメチルアニ
リン、N−メチルモルホリン、4−ジメチルアミ
ノピリジン、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕
ノネン−5(DBN)、1,5−ジアザビシクロ
〔5.4.0〕ウンデセン−5(DBU)、1,4−ジアザ
ビシクロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)などの有
機塩基および炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの無機
塩基などを例示できる。ここで使用される塩基性
化合物の使用割合としては、一般式(23)の化合
物に対して、少くとも等モル、好ましくは1〜
1.5倍モル量使用するのがよい。一般式(14)の
化合物の使用割合は、一般式(23)の化合物に対
して、少なくとも等モル、通常大過剰量で使用す
るのがよい。反応温度は、通常室温〜150℃、好
ましくは50〜100℃付近であり、該反応は一般に
30分〜10時間で終了する。 〔反応式 〕 〔式中、R11およびXは前記に同じ、X′は水素
原子またはハロゲン原子を示す〕 上記反応式において、化合物(24)と化合物(25)
または(26)との反応は一般にフリーデルクラフツ
反応と呼ばれるものであり、通常、適当な溶媒
中、ルイス酸の存在下に行なわれる。用いられる
溶媒としてはこの種の反応に通常使用されるもの
が有利に用いられ、例えば二硫化炭素、ニトロベ
ンゼン、クロロベンゼン、ジクロロメタン、ジク
ロロエタン、トリクロロエタン、四塩化炭素など
が挙げられる。ルイス酸としても通常用いられる
ものがすべて使用され、例えば塩化アルミニウ
ム、塩化亜鉛、塩化鉄、塩化錫、三臭化ホウ素、
三フツ化ホウ素、濃硫酸などが挙げられる。ルイ
ス酸の使用量は適宜決定されうるが、通常、化合
物(24)に対して2〜6倍モル程度、好ましくは3
〜4倍モルであり、化合物(25)または(26)の使用
量は化合物(24)に対して、通常、少なくとも等モ
ル、好ましくは等モル〜3倍モルである。反応温
度は通常−50〜120℃程度、好ましくは0〜70℃
であり、また反応時間は用いる原料、触媒、反応
温度などによつても異なるが、通常、30分〜24時
間程度である。 えられた化合物(27)のニトロ化は、通常の芳香
族化合物のニトロ化反応と同様の条件下に行なわ
れ、例えば適当な不活性触媒中または無溶媒下に
ニトロ化剤を作用させて行なう。不活性溶媒とし
ては、例えば酢酸、無水酢酸、濃硫酸などが挙げ
られ、またニトロ化剤としては、例えば発煙硝
酸、濃硝酸、硝酸と他の酸(硫酸、発煙硫酸、リ
ン酸、無水酢酸)との混酸、硝酸カリウム、硝酸
ナトリウムなどのアルカリ金属硝酸塩と硫酸など
の鉱酸との混合物などが挙げられる。該ニトロ化
剤の使用量は化合物(27)に対して等モル以上、通
常過剰量であり、反応温度は−10℃〜室温付近が
好ましく、5分〜4時間反応される。 えられた化合物(28)は還元、閉環により化合物
(13e)に導かれる。この反応は前記反応式−
における化合物(17)の還元反応条件と同様の条件
下で行なわれるが、()の接触還元方法を用い
る場合は、反応温度は、好ましくは0〜50℃であ
り、また反応系内に水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムなどの塩基性化合物を存在させることによ
り反応が有利に進行する。さらに()の方法を
用いる場合には、通常−50〜100℃において反応
は進行し、0.5〜10時間程度で反応は終了する。
例えば、塩化第1錫と塩酸とを還元剤として用い
る場合、有利には−20〜50℃付近にて反応を行な
うのがよい。還元剤の使用量としては、原料化合
物に対して少くとも等モル量、通常は等モル〜3
倍モル量用いるのがよい。上記の方法によりニト
ロ基の還元と同時に閉環して化合物(13e)がえ
られる。ただし、()の接触還元触媒を用いる
場合にはカルボニル基も還元されてメチレンに変
換される場合もあるが、反応条件を適当に選択す
ることによりそのような変換は避けられる。 〔反応式 〕 〔式中、R2,R11およびXは前記に同じ。R13
は低級アルキルを示す〕 上記反応式において化合物(29)と化合物(30)と
の反応は、通常、脱ハロゲン化水素剤の存在下ま
たは不存在下に適当な溶媒中で行なわれる。脱ハ
ロゲン化水素剤としては通常塩基性化合物が法い
られ、例えば、トリエチルアミン、トリメチルア
ミン、ピリジン、ジメチルアニリン、N−メチル
モルホリン、4−ジメチルアミノピリジン、1,
5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)、
1,5−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−
5(DBU)、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オ
クタン(DABCO)などの有機塩基、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水
素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、炭酸
銀、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラー
トなどのアルカリ金属アルコアートなどが挙げら
れる。なお反応化合物の化合物(30)を過剰量用い
て脱ハロゲン化水素剤として兼用させることもで
きる。溶媒としては塩化メチレン、クロロホル
ム、ジクロルエタンなどのハロゲン化炭素類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水
素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジメトキシエタンなどのエーテル類、酢酸メチ
ル、酢酸エチルなどのエステル類、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチル
リン酸トリアミドなどの非プロトン性極性溶媒、
ピリジン、アセトン、アセトニトリル、さらにメ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、3−メトキシ−1−ブタノール、エチルセロ
ソルブ、メチルセロソルブなどのアルコール類、
ピリジン、アセトン、アセトニトリルなど、また
はそれらの2種以上の混合溶媒が挙げられる。化
合物(29)と化合物(30)との使用割合は特に限定さ
れず広範囲に選択されるが、通常前者に対して後
者を少なくとも等モル、好ましくは等モル〜5倍
モル用いられる。反応温度は通常−30〜180℃程
度、好ましくは約0〜150℃で、一般に5分〜30
時間で反応は完結する。 化合物(31)の閉環反応は、適当な溶媒中または
無溶媒下に酸の存在下に行なわれる。酸としては
特に限定されず通常の有機酸または、無機酸が用
いられ、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸などの無
機酸、塩化アルミニウム、三フツ化ホウ素、四塩
化チタンなどのルイス酸、ギ酸、酢酸、エタンス
ルホン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸
が挙げられる。これらのうち、塩酸、臭化水素
酸、硫酸などの無機酸が好ましい。酸の使用量は
特に限定されず、通常、化合物(31)に対して少な
くとも等重量、好ましくは10〜50倍重量である。
また溶媒としては通常の不活性溶媒が用いられ、
例えば水、メタノール、エタノール、プロパノー
ルなどの低級アルコール類、ジオキサン、テトラ
ヒドロフランなどのエーテル類、ベンゼン、トル
エン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、塩化メ
チレン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲ
ン化炭化水素類、アセトン、ジメチルスルホキシ
ド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸
トリアミドなどの非プロトン性極性溶媒などが挙
げられる。これらのうち、低級アルコール類、エ
ーテル類、アセトン、ジメチルスルホキシド、ジ
メチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリア
ミドなどの水溶性溶媒が好ましい。該反応は通常
0〜100℃、好ましくは室温〜60℃で行なわれ、
通常5分〜6時間程度で終了する。 なお、該化合物(13)〜(13f)および(15)は、前記
反応式−およびに示されるN−アルキル化方
法ならびに反応式−およびに示される脱水素
反応または還元反応を利用する方法などにより、
同様に対応する他の式(13)〜(13f)および(15)の化
合物に導くこともできる。 さらに、前記反応式−における中間体であ
る化合物(16)および化合物(9)ならびに前記反応式−
における出発物質である化合物(21)などは下
記反応式−〜に示される方法によつて
も製造される。 〔反応式 〕 〔式中、R1、X,X′およびカルボスチリル骨
核の3位と4位間の結合は前記と同じ〕 上記の化合物(32)と化合物(25)まはた(26)との反
応は、前記反応式−における化合物(24)と化
合物(25)または(26)との反応と同様の条件下に行
なわれる。ただし、反応温度は通常20〜120℃、
好ましくは40〜70℃程度で、反応時間は原料、触
媒、反応温度により異なるが、通常30分〜24時間
程度である。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,A,nおよびカルボスチリ
ル骨核の3位と4位間の結合は前記に同じ。R14
は水素原子、低級アルキルまたは基
ボスチリル骨核の3位と4位間の結合は前記に同
じ。R12は芳香族アミン残基を示す〕 上記反応式において、化合物(21)と芳香族アミ
ン(22)との反応は、適当な溶媒中または無溶媒下
に行なわれる。溶媒としては反応に悪影響を与え
ない不活性のものがすべて用いられ、例えばクロ
ロホルム、塩化メチレン、ジクロロメタン、四塩
化炭素などのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメ
トキシエタンなどのエーテル類、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール、ブタノールなどの
アルコール類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエ
ステル類、NN−ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキサイド、ヘキサメチルリン酸トリアミ
ドなどの非プロトン性極性溶媒、アセトニトリル
などが挙げられる。芳香族アミンとしては、ピリ
ジン、キノリンなどが例示できる。該芳香族アミ
ンの使用量は、化合物(21)に対して少なくとも等
モル、好ましくは大過剰用で用いる。反応温度は
50〜200℃、好ましくは70〜150℃であり、3〜10
時間程度で反応は終了する。 えられた化合物(23)の加水分解は、水中、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウムのような無機塩基
の存在下に室温〜150℃にて1〜10時間程度処理
して行なわれる。 また化合物(23)の化合物(14)によるエステル化は
塩基性化合物の存在下、溶媒中または無溶媒にて
反応させることにより行なわれる。使用される溶
媒としては、例えば塩化メチレン、クロロホル
ム、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素
類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ジメトキシエタンなどのエー
テル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミドな
どの非プロトン性溶媒などを例示できる。使用さ
れる塩基性触媒としては、例えばトリエチルアミ
ン、トリメチルアミン、ピリジン、ジメチルアニ
リン、N−メチルモルホリン、4−ジメチルアミ
ノピリジン、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕
ノネン−5(DBN)、1,5−ジアザビシクロ
〔5.4.0〕ウンデセン−5(DBU)、1,4−ジアザ
ビシクロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)などの有
機塩基および炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの無機
塩基などを例示できる。ここで使用される塩基性
化合物の使用割合としては、一般式(23)の化合
物に対して、少くとも等モル、好ましくは1〜
1.5倍モル量使用するのがよい。一般式(14)の
化合物の使用割合は、一般式(23)の化合物に対
して、少なくとも等モル、通常大過剰量で使用す
るのがよい。反応温度は、通常室温〜150℃、好
ましくは50〜100℃付近であり、該反応は一般に
30分〜10時間で終了する。 〔反応式 〕 〔式中、R11およびXは前記に同じ、X′は水素
原子またはハロゲン原子を示す〕 上記反応式において、化合物(24)と化合物(25)
または(26)との反応は一般にフリーデルクラフツ
反応と呼ばれるものであり、通常、適当な溶媒
中、ルイス酸の存在下に行なわれる。用いられる
溶媒としてはこの種の反応に通常使用されるもの
が有利に用いられ、例えば二硫化炭素、ニトロベ
ンゼン、クロロベンゼン、ジクロロメタン、ジク
ロロエタン、トリクロロエタン、四塩化炭素など
が挙げられる。ルイス酸としても通常用いられる
ものがすべて使用され、例えば塩化アルミニウ
ム、塩化亜鉛、塩化鉄、塩化錫、三臭化ホウ素、
三フツ化ホウ素、濃硫酸などが挙げられる。ルイ
ス酸の使用量は適宜決定されうるが、通常、化合
物(24)に対して2〜6倍モル程度、好ましくは3
〜4倍モルであり、化合物(25)または(26)の使用
量は化合物(24)に対して、通常、少なくとも等モ
ル、好ましくは等モル〜3倍モルである。反応温
度は通常−50〜120℃程度、好ましくは0〜70℃
であり、また反応時間は用いる原料、触媒、反応
温度などによつても異なるが、通常、30分〜24時
間程度である。 えられた化合物(27)のニトロ化は、通常の芳香
族化合物のニトロ化反応と同様の条件下に行なわ
れ、例えば適当な不活性触媒中または無溶媒下に
ニトロ化剤を作用させて行なう。不活性溶媒とし
ては、例えば酢酸、無水酢酸、濃硫酸などが挙げ
られ、またニトロ化剤としては、例えば発煙硝
酸、濃硝酸、硝酸と他の酸(硫酸、発煙硫酸、リ
ン酸、無水酢酸)との混酸、硝酸カリウム、硝酸
ナトリウムなどのアルカリ金属硝酸塩と硫酸など
の鉱酸との混合物などが挙げられる。該ニトロ化
剤の使用量は化合物(27)に対して等モル以上、通
常過剰量であり、反応温度は−10℃〜室温付近が
好ましく、5分〜4時間反応される。 えられた化合物(28)は還元、閉環により化合物
(13e)に導かれる。この反応は前記反応式−
における化合物(17)の還元反応条件と同様の条件
下で行なわれるが、()の接触還元方法を用い
る場合は、反応温度は、好ましくは0〜50℃であ
り、また反応系内に水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムなどの塩基性化合物を存在させることによ
り反応が有利に進行する。さらに()の方法を
用いる場合には、通常−50〜100℃において反応
は進行し、0.5〜10時間程度で反応は終了する。
例えば、塩化第1錫と塩酸とを還元剤として用い
る場合、有利には−20〜50℃付近にて反応を行な
うのがよい。還元剤の使用量としては、原料化合
物に対して少くとも等モル量、通常は等モル〜3
倍モル量用いるのがよい。上記の方法によりニト
ロ基の還元と同時に閉環して化合物(13e)がえ
られる。ただし、()の接触還元触媒を用いる
場合にはカルボニル基も還元されてメチレンに変
換される場合もあるが、反応条件を適当に選択す
ることによりそのような変換は避けられる。 〔反応式 〕 〔式中、R2,R11およびXは前記に同じ。R13
は低級アルキルを示す〕 上記反応式において化合物(29)と化合物(30)と
の反応は、通常、脱ハロゲン化水素剤の存在下ま
たは不存在下に適当な溶媒中で行なわれる。脱ハ
ロゲン化水素剤としては通常塩基性化合物が法い
られ、例えば、トリエチルアミン、トリメチルア
ミン、ピリジン、ジメチルアニリン、N−メチル
モルホリン、4−ジメチルアミノピリジン、1,
5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)、
1,5−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−
5(DBU)、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オ
クタン(DABCO)などの有機塩基、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水
素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、炭酸
銀、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラー
トなどのアルカリ金属アルコアートなどが挙げら
れる。なお反応化合物の化合物(30)を過剰量用い
て脱ハロゲン化水素剤として兼用させることもで
きる。溶媒としては塩化メチレン、クロロホル
ム、ジクロルエタンなどのハロゲン化炭素類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水
素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジメトキシエタンなどのエーテル類、酢酸メチ
ル、酢酸エチルなどのエステル類、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチル
リン酸トリアミドなどの非プロトン性極性溶媒、
ピリジン、アセトン、アセトニトリル、さらにメ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、3−メトキシ−1−ブタノール、エチルセロ
ソルブ、メチルセロソルブなどのアルコール類、
ピリジン、アセトン、アセトニトリルなど、また
はそれらの2種以上の混合溶媒が挙げられる。化
合物(29)と化合物(30)との使用割合は特に限定さ
れず広範囲に選択されるが、通常前者に対して後
者を少なくとも等モル、好ましくは等モル〜5倍
モル用いられる。反応温度は通常−30〜180℃程
度、好ましくは約0〜150℃で、一般に5分〜30
時間で反応は完結する。 化合物(31)の閉環反応は、適当な溶媒中または
無溶媒下に酸の存在下に行なわれる。酸としては
特に限定されず通常の有機酸または、無機酸が用
いられ、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸などの無
機酸、塩化アルミニウム、三フツ化ホウ素、四塩
化チタンなどのルイス酸、ギ酸、酢酸、エタンス
ルホン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸
が挙げられる。これらのうち、塩酸、臭化水素
酸、硫酸などの無機酸が好ましい。酸の使用量は
特に限定されず、通常、化合物(31)に対して少な
くとも等重量、好ましくは10〜50倍重量である。
また溶媒としては通常の不活性溶媒が用いられ、
例えば水、メタノール、エタノール、プロパノー
ルなどの低級アルコール類、ジオキサン、テトラ
ヒドロフランなどのエーテル類、ベンゼン、トル
エン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、塩化メ
チレン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲ
ン化炭化水素類、アセトン、ジメチルスルホキシ
ド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸
トリアミドなどの非プロトン性極性溶媒などが挙
げられる。これらのうち、低級アルコール類、エ
ーテル類、アセトン、ジメチルスルホキシド、ジ
メチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリア
ミドなどの水溶性溶媒が好ましい。該反応は通常
0〜100℃、好ましくは室温〜60℃で行なわれ、
通常5分〜6時間程度で終了する。 なお、該化合物(13)〜(13f)および(15)は、前記
反応式−およびに示されるN−アルキル化方
法ならびに反応式−およびに示される脱水素
反応または還元反応を利用する方法などにより、
同様に対応する他の式(13)〜(13f)および(15)の化
合物に導くこともできる。 さらに、前記反応式−における中間体であ
る化合物(16)および化合物(9)ならびに前記反応式−
における出発物質である化合物(21)などは下
記反応式−〜に示される方法によつて
も製造される。 〔反応式 〕 〔式中、R1、X,X′およびカルボスチリル骨
核の3位と4位間の結合は前記と同じ〕 上記の化合物(32)と化合物(25)まはた(26)との反
応は、前記反応式−における化合物(24)と化
合物(25)または(26)との反応と同様の条件下に行
なわれる。ただし、反応温度は通常20〜120℃、
好ましくは40〜70℃程度で、反応時間は原料、触
媒、反応温度により異なるが、通常30分〜24時間
程度である。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,A,nおよびカルボスチリ
ル骨核の3位と4位間の結合は前記に同じ。R14
は水素原子、低級アルキルまたは基
〔式中、R2,A,nおよびXは前記に同じ〕
上記反応式における化合物(35)の閉環反応は、
前記反応式−における化合物(11)の閉環反応と
同様の条件下に行なわれ、また化合物(36)から化
合物(9b)に導く反応も前記反応式−におけ
る化合物(12)から化合物(6a)をそる反応と同じ
条件下に行なわれる。 〔反応式 〕 〔式中、R2およびXは前記に同じ〕 上記反応式において、化合物(37)のハロゲン化
反応は、適当な溶媒中化合物(37)をハロゲン化剤
で処理して行なわれる。用いられるハロゲン化剤
としては例えば塩素、臭素などのハロゲン分子、
N−ブロモコハク酸イミド、N−クロロコハク酸
イミドなどのN−ハロゲノコハク酸イミド、塩化
スルフリル、塩化銅、臭化銅などのハロゲン化銅
などが挙げられる。溶媒としてはジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素
などのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエー
テル類、酢酸などが例示できる。このハロゲン化
剤の使用量は、化合物(37)に対して等モル〜過剰
量、好ましくは等モル〜1.2倍モルである。該反
応は通常0℃〜溶媒の沸点付近、好ましくは室温
〜40℃であり、通常1〜10時間程度で終了する。
なお、この反応に過酸化ベンゾイル、過酸化水素
などの過酸化物のようなラジカル反応開始剤を用
いてもよい。 化合物(38)を閉環させて化合物(9c)に導く反
応は適当な溶媒中縮合剤の存在下に行なわれる。
用いられる縮合剤としては、例えば五酸化リン、
フツ化水素、硫酸、ポリリン酸、塩化アルミニウ
ム、塩化亜鉛などのルイス酸などが挙げられる。
溶媒としてはクロロホルム、ジクロロメタン、
1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水
素類、ジエチルエーテル、ジオキサンなどのエー
テル類、ニトロベンゼン、クロロベンゼンなどの
芳香族炭化水素類などが例示できる。化合物(38)
と縮合剤との使用割合は特に限定されないが、通
常、前者に対して後者を等モル〜10倍モル、好ま
しくは3〜6倍モルとするのがよい。この反応
は、通常、50〜250℃、好ましくは70〜200℃にて
20分〜6時間程度行なわれる。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,X,A,nおよびカルボス
チリル骨核の3位と4位間の結合は前記に同じ。
R15は低級アルカノイルを示す〕 上記反応式における化合物(9)と化合物(39)との
反応は、好ましくは塩基性化合物を脱ハロゲン化
水素剤として用い、適当な溶媒中、室温〜200℃、
好ましくは室温〜150℃にて数時間〜15時間程度
行なわれる。用いられる溶媒としては、例えばメ
タノール、エタノール、イソプロパノールなどの
低級アルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、アセト
ン、メチルエチルケトンなどのケトン類、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサ
メチル、リン酸トリアミド、無水酢酸などが挙げ
られる。塩基性化合物としては、例えば水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム、炭酸銀などの無機塩基、ナトリウム、カリ
ウムなどのアルカリ金属、ナトリウムアミド、水
素化ナトリウム、ナトリウムメチラート、ナトリ
ウエチラート、カリウムエチラートなどのアルコ
ラート、トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、ピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニ
リン、N−メチルモルホリンなどの第三級アミン
類が挙げられる。上記反応において反応促進剤と
してヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウムなどのヨ
ウ化アルカリ金属を用いてもよい。化合物(9)と化
合物(39)との使用割合は特に制限されないが、通
常、前者に対して後者を少なくとも等モル、好ま
しくは1〜5モル程度である。 えられる化合物(40)を加水分解すれば化合物(16)
に導かれる。この加水分解反応は、例えば塩酸、
臭化水素酸などのハロゲン化水素酸類、硫酸、リ
ン酸などの鉱酸類、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウムなどのアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの
アルカリ金属炭酸塩または重炭酸塩などの存在下
に、通常、50〜150℃、好ましくは70〜100℃にて
3〜24時間程度加熱反応することにより行なわれ
る。 なお、これらの化合物(9)および(16)は、前記反応
式−およびに示されるN−アルキル化法なら
びに反応式−およびに示される脱水素反応ま
たは還元反応を利用する方法などにより、同様に
他の式(9)または(16)の化合物に導くこともできる。 前記反応式−の化合物(13)は、例えば、下記
反応式−の方法によつても製造される。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,Aおよびカルボスチリル骨
核の3位と4位の結合は前記に同じ、R16は低級
アルキル基、n′は1を示す〕 化合物(41)と化合物(42)との反応は、前記反応
式−における化合物(9)と化合物(10)との反応と同
様の条件下に行なわれる。化合物(43)の加水分解
反応は、前記反応式−における化合物(2)の加水
分解反応と同様の条件下で行なわれる。 化合物(44)としては、例えばシアン化カリウ
ム、シアン化ナトリウム、シアン化銀、シアン化
銅、シアン化カルシウムなどが挙げられる。化合
物(41)と化合物(44)との反応は、適当な溶媒中で
行なわれる。用いられる溶媒としては、例えば
水、メタノール、エタノール、イソプロパノール
などの低級アルカノール類、または水と低級アル
カノール類との混合溶媒が挙げられる。化合物(4
4)の使用量は、化合物(41)に対して少なくとも等
モル、好ましくは1〜1.5倍モルである。該反応
は通常室温〜150℃、好ましくは50〜120℃付近
で、30分〜10時間程度行なわれる。 また化合物(45)の加水分解反応も上記化合物(2)
の加水分解反応と同様の条件下に行なわれる。 また化合物(13′)の所望の炭素数のものは、
前記反応式−の反応および反応式−の
反応の増炭素反応を適宜組合せて繰返すことによ
り得られる。 本発明の化合物(1)はまた下記の反応式−
の方法によつても製造される。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,R4′,R16,A,n′,X,
X′およびカルボスチリル骨核の3位および4位
の結合は前記に同じ〕 化合物(41)と化合物(46)の反応は、前記反応式
−における化合物(9)と化合物(10)との反応と同様
の条件下で行なわれる。化合物(47)の加水分解反
応は前記反応式−における化合物(2)の加水分解
反応と同様の条件下に行なわれる。 化合物(48)と化合物(49)との反応は溶媒中また
は無溶媒で、塩基性化合物の存在下に行なわれ
る。用いられる溶媒としては、ジオキサン、テト
ラヒドロフラン、エチレングリコール、ジメチル
エーテル、ジエチルエーテルなどのエーテル類、
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ールなどのアルコール類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸
トリアミド、アセトンなどの極性溶媒などが挙げ
られる。使用される塩基性触媒としては、炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウム、ナトリウムアミド、水素化ナトリウムな
どの無機塩基、トリエチルアミン、トリプロピル
アミン、ピリジン、キノリンなどの有機塩基が挙
げられる。該反応は通常室温〜200℃、好ましく
は室温〜150℃で、1〜30時間程度行なわれる。
また反応系にヨウ化カリウムまたはヨウ化ナトリ
ウムなどのアルカリ金属ヨウ化物やヘキサメチル
リン酸トリアミドなどを加えることにより反応が
容易に進行する。上記反応における化合物(49)
の使用割合は、化合物(48)に対して、通常、等モ
ル〜大過剰量、好ましくは等モル〜5倍モルであ
る。 本発明化合物は抗潰瘍剤として有用であり、通
常、一般的な医薬製剤の形態で用いられる。製剤
は通常使用される充填剤、増量剤、結合剤、付湿
剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤などの稀釈剤あ
るいは賦形剤を用いて調製される。この医薬製剤
としては各種の形態が治療目的に応じて選択で
き、その代表的なものとして錠剤、丸剤、散剤、
液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤、カプセル剤、坐
剤、注射剤(液剤、懸濁剤等)などが挙げられ
る。錠剤の形態に成形するに際しては、担体とし
てこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例
えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、尿
素、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶
セルロース、ケイ酸などの賦形剤、水、エタノー
ル、プロパノール、単シロツプ、ブドウ糖液、デ
ンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセル
ロース、セラツク、メチルセルロース、リン酸カ
リウム、ポリビニルピロリドンなどの結合剤、乾
燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、アンテン
末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カ
ルシウム、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリ
ン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖などの崩壊
剤、白糖、ステアリン、カカオバター、水素添加
油などの崩壊抑制剤、第四級アンモニウム塩基、
ラウリル硫酸ナトリウムなどの吸収促進剤、グリ
セリン、デンプンなどの保湿剤、デンプン、乳
糖、カオリン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸
などの吸着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、ホ
ウ酸末、ポリエチレングリコールなどの滑沢剤な
どが例示できる。さらに錠剤は必要に応じ通常の
剤皮を施した錠剤、例えば糖衣錠、ゼラチン被包
錠、腸溶被錠、フイルムコーテイング錠あるいは
二重錠、多層錠とすることができる。丸剤の形態
に成形するに際しては、担体としてこの分野で従
来公知のものを広く使用でき、例えば、ブドウ
糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、硬化植物油、カ
オリン、タルクなどの賦形剤、アラビアゴム末、
トラガント末、ゼラチン、エタノールなどの結合
剤、ラミナラン、カンテンなどの崩壊剤などが例
示できる。坐剤の形態に成形するに際しては、担
体として従来公知のものを広く使用でき、例えば
ポリエチレングリコール、カカオ脂、高級アルコ
ール、高級アルコールのエステル類、ゼラチン、
半合成グリセライドなどを挙げることができる。
注射剤として調製される場合には、液剤および懸
濁剤は殺菌され、かつ血液と等張であるのが好ま
しく、これら液剤、乳剤および懸濁剤の形態に成
形するのに際しては、稀釈剤としてこの分野にお
いて慣用されているものをすべて使用でき、例え
ば水、エチルアルコール、プロピレングリコー
ル、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリ
オキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル類などを挙げ
ることができる。なお、この場合等張性の溶液を
調製するに充分な量の食塩、ブドウ糖あるいはグ
リセリンを抗潰瘍剤中に含有せしめてもよく、ま
た通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤などを、
更に必要に応じて着色剤、保存剤、香料、風味
剤、甘味剤などや他の医薬品を該治療剤中に含有
せしめてもよい。 本発明の抗潰瘍剤中に含有されるべき本発明の
化合物の量はとくに限定されず広範囲に選択され
るが、通常全組成物中1〜70重量%、好ましくは
5〜50重量%である。 本発明の抗潰瘍剤の投与方法はとくに制限はな
く、各種製剤形態、患者の年令、性別その他の条
件、疾患の程度などに応じた方法で投与される。
例えば錠剤、丸剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤
およびカプセル剤の場合には経口投与される。ま
た注射剤の場合には単独であるいはブドウ糖、ア
ミノ酸などの通常の補液と混合して静脈内投与さ
れ、さらには必要に応じて単独で筋肉内、皮内、
皮下もしくは腹腔内投与される。坐剤の場合には
直腸内投与される。 本発明の抗潰瘍剤の投与量は用法、患者の年
令、性別その他の条件、疾患の程度などにより適
宜選択されるが、通常本発明化合物の量は1日当
り体重1Kg当り0.6〜50mgとするのがよい、また、
投与単位形態中に有効成分を10〜1000mg含有せし
めるのがよい。 つぎに参考例および実施例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定
されるものではない。 参考例 1 m−アミノ安息香酸100gをエーテル1に懸
濁し、室温、攪拌下、β−エトキシアクリル酸ク
ロライド44.6gを滴下する。この混合物を40℃で
5時間反応後、析出物を取する。結晶を3回水
洗、乾燥し、メタノールより再結晶して無色綿状
晶のm−カルボキシ−N−(β−エトキシアクリ
ロイル)アニリン60gを得る。融点200.5〜202.0
℃ 参考例 2 3−フエニルプロピオン酸メチル50g、クロロ
アセチルクロライド51.6gおよびジクロロメタン
250mlの混合物を0℃に冷却する。0〜10℃で攪
拌下、塩化アルミニウム122gを徐々に加える。
その後室温で2時間攪拌する。室温で一夜放置
後、反応混合物を氷−濃塩酸中に注ぎ、クロロホ
ルムで抽出する。クロロホルム層を水洗、乾燥し
て、クロロホルムを留去する。残渣にイソプロピ
ルエーテルを加えて結晶化し、結晶を取し、エ
タノールより再結晶して無色針状晶の3−(4−
クロロアセチルフエニル)プロピオン酸メチル
53.4gを得る。融点90.0〜92.0℃。 参考例 3 3−(4−クロロアセチルフエニル)プロピオ
ン酸メチル36.26gを濃硫酸300mlに溶解し、発煙
硝酸(d=1.52)20.9gを氷水冷下攪拌しながら
滴下する。室温で3時間攪拌したのち、反応混合
物を氷水中に注ぎ、クロロホルムで抽出する。ク
ロロホルム層を水洗、乾燥後、クロロホルムを留
去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イで精製し、エーテルを加えて結晶化する。結晶
を取し、メタノールより再結晶して淡黄色プリ
ズム晶の3−(4−カルボキシ−2−ニトロフエ
ニル)プロピオン酸メチル26.7gを得る。融点
120.0〜122.0℃ 参考例 4 クロロアセチルクロライド467gのジクロロメ
タン400ml溶液に30℃以下で攪拌下、塩化アルミ
ニウム735gを1/3づつ加える。次に同温度・攪拌
下カルボスチリル200gを加える。その混合液を
6時間加熱還流したのち、反応混合物を氷−濃塩
酸中に注ぎ、析出する結晶を取する。これをメ
タノール、熱メタノールで洗浄して6−クロロア
セチルカルボスチリル153gを得る。母液を濃縮
乾固し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イで精製し、メタノールより再結晶して淡黄色針
状晶の8−クロロアセチルカルボスチリル35.41g
を得る。融点177.5〜179.0℃ 参考例 5 8−クロロアセチルカルボスチリル30gとピリ
ジン300mlを混和し、80〜90℃で2.5時間加熱攪拌
する。反応液を氷水冷し、析出した結晶を取
し、エーテルで洗浄後、メタノールより再結晶し
て無色針状晶の8−(α−ピリジニウムアセチル)
カルボスチリルクロライド40.85gを得る。融点
261.5〜264.0℃(分解) 参考例 6 m−アミノ安息香酸メチル29.5gのジエチルエ
ーテル300ml溶液に、攪拌下17〜27℃でβ−エト
キシアクリル酸クロライド11.53gを滴下する。滴
下後、室温で1時間攪拌し、析出晶を取する。
エーテル洗浄後、粗結晶をクロロホルムに溶解
し、0.5N塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム、飽和
食塩水で洗浄する。乾燥後、クロロホルムを留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイで
精製し、ついでメタノールより再結晶して、無色
プリズム状晶の13.63gのm−メトキシカルボニル
−N−(β−メトキシアクリロイル)アニリンを
得る。融点108〜110℃ 参考例 7 (a) 6−(α−クロロアセチル)カルボスチリル
60gをピリジン0.5Kgに懸濁し、80〜90℃で2時
間攪拌し、続いて氷冷下1時間攪拌する。析出
晶を取し、メタノールより再結晶して無色針
状晶の6−(α−ピリジニウムアセチル)カル
ボスチリルクロライド1/2水和物70gを得る。
融点300℃以上 (b) 6−(α−ピリジニウムアセチル)カルボス
チリルクロライド69.7gおよび水酸化ナトリウ
ム65gを水0.6に溶解し、60〜70℃で3時間攪
拌する。氷冷下、反応混合物に濃塩酸を加え
て、PH≒2とする。析出晶を取し、DMFよ
り再結晶して淡茶色粉末状晶の6−カルボキシ
カルボスチリル41.4gを得る。融点300℃以上 参考例 8 参考例7と同様にして適当な出発原料を用いて
以下の化合物を得る。 6−カルボキシ−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル、淡黄色粉末状晶(ジメチルホルムアミド)
融点300℃以上 8−カルボキシカルボスチリル、無色針状晶
(メタノール−クロロホルム),融点320℃以上、
NMR(DMSO)δ6.57(d,J=9.5Hz.1H)、7.25
(t,J=8.0Hz,1H)、7.94(d,d,J=8.0Hz,
1.5Hz,1H)、7.98(d,J=9.5Hz,1H)、8.14
(d,d,J=8.0Hz,1.5Hz,1H) 参考例 9 6−カルボキシ−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル10gおよびN−ヒドロキシコハク酸イミド
6.0gをジオキサン200mlに懸濁させる。つぎに氷
冷攪拌下、ジシクロヘキシルカルボジイミド
12.4gの50mlジオキサン溶液を滴下する。その混
合液を90℃で4時間加熱攪拌する。反応終了後、
室温まで放冷し、析出晶を去し、液を濃縮乾
固し、その残渣をジメチルホルムアミド−エタノ
ールより再結晶して無色リン片状晶のコハク酸イ
ミド3,4−ジヒドロカルボスチリル−6−カル
ボキシレート10.8gを得る。融点234.5〜236℃ 参考例 10 m−カルボキシ−N−(β−エトキシアクリロ
イル)アニリン8gを濃硫酸80mlに加え、室温で
2時間、続いて50℃で1時間攪拌する。反応液を
氷中に注ぎ、10N水酸化ナトリウム水溶液でPH3
〜4に調整する。析出晶を取し、水洗して
DMFより再結晶して淡黄色粉末状晶の5−カル
ボキシカルボスチリル4.26gを得る。融点320℃以
上 NMR(DMSO)δ6.58(d,J=9.5Hz,1H)、
7.40〜7.80(m,3H)、8.69(d,J=9.5Hz,1H) 参考例 11 3−(4−カルボキシ−2−ニトロフエニル)
プロピオン酸メチル5g、2.226N水酸化ナトリウ
ムメタノール溶液8.87ml、メタノール100mlおよ
び5%Pd−C(50%含水)1gを混和し、常温、常
圧で接触還元する。触媒を去し、母液に濃塩酸
を加えPH≒1に調整し、析出する結晶を取し、
無色針状晶のメタノールより再結晶して、7−カ
ルボキシ−3,4−ジヒドロカルボスチリル
3.62gを得る。融点320℃以上 NMR(DMSO)δ2.33〜2.60(m,2H)、2.77〜
3.05(m,2H)、7.21(d,J=8.5Hz,1H)、7.38
〜7.53(m,2H)、10.15(s,1H) 参考例 12 m−メトキシカルボニル−N−(β−エトキシ
アクロイル)アニリン10gを濃硫酸100ml中に
徐々に加え、室温で2時間、45℃で4時間攪拌す
る。反応液を氷中に注ぎ、析出晶を取、水洗す
る。得られた粗結晶をメタノール−クロロホルム
で再結晶して、6.97gの5−メトキシカルボニル
カルボスチリルを得る。融点277.5〜279.0℃ 参考例 13 5−カルボキシカルボスチリル2gを水30mlに
懸濁し、それに10N水酸化ナトリウム水溶液を加
えて結晶を溶解する。溶液に10%Pt−C500mgを
加えて、水素圧3〜4Kg/cm2、70℃で接触還元す
る。反応後、触媒を去し、液に濃塩酸を加え
て、PH≒1とし、析出晶を取し、メタノールよ
り再結晶して無色針状晶の5−カルボキシ−3,
4−ジヒドロカルボスチリル820mgを得る。融点
309〜311℃ 参考例 14 5−カルボキシカルボスチリル2gをメタノー
ル100mlに懸濁し、塩酸ガスをバブルして飽和し
たのち、3時間還流する。反応液を半量になるま
で濃縮し、析出した結晶を取する。シリカゲル
カラムクロマトグラフイで精製し、次いでメタノ
ール−クロロヘルムより再結晶して無色粉末状晶
の5−メトキシカルボニルカルボスチリル230mg
を得る。融点277.5〜279℃ 参考例 15 8−(α−ピリジニウムアセチル)カルボスチ
リルクロライド2gをメタノール20mlに溶解し、
これに1.01gのDBUを加え、1時間還流する。反
応液を濃縮乾固し、残渣に水、クロロホルム、
1N塩酸を加える。クロロホルム層を水、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄
後、乾燥する。クロロホルムを留去し、得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイで精製
し、ついでメタノールより再結晶して無色針状晶
の8−メトキシカルボニルカルボスチリル130mg
を得る。融点140〜142℃ 参考例 16 3−ホルミルカルボスチリル34gをメタノール
800mlに懸濁する。氷冷攪拌下、水素化ホウ素ナ
トリウム7.4gを少量ずつ添加する。氷冷下、3時
間攪拌を行なう。析出晶を取し、メタノールか
ら再結晶して無色プリズム状の3−ヒドロキシメ
チルカルボスチリル33.2gを得る。融点238〜
239.5℃ 参考例 17 水素化リチウムアルミニウム16gを乾燥テトラ
ヒドロフラン200mlに懸濁する。室温で攪拌しな
がら3−メトキシカルボニルカルボスチリル16g
を添加する。室温で5時間攪拌する。酢酸エチル
を滴下し、過剰の水素化リチウムアルミニウムを
分解する。さらに水を加えたのち、減圧濃縮す
る。残渣に希硫酸を加え、析出晶を取し、メタ
ノールから再結晶した無色プリズム状の3−ヒド
ロキシメチルカルボスチリル3.7gを得る。融点
238〜239.5℃ 参考例 18〜22a 参考例16および17と同様にして適当な出発原料
を用いて次表の化合物を得る。
前記反応式−における化合物(11)の閉環反応と
同様の条件下に行なわれ、また化合物(36)から化
合物(9b)に導く反応も前記反応式−におけ
る化合物(12)から化合物(6a)をそる反応と同じ
条件下に行なわれる。 〔反応式 〕 〔式中、R2およびXは前記に同じ〕 上記反応式において、化合物(37)のハロゲン化
反応は、適当な溶媒中化合物(37)をハロゲン化剤
で処理して行なわれる。用いられるハロゲン化剤
としては例えば塩素、臭素などのハロゲン分子、
N−ブロモコハク酸イミド、N−クロロコハク酸
イミドなどのN−ハロゲノコハク酸イミド、塩化
スルフリル、塩化銅、臭化銅などのハロゲン化銅
などが挙げられる。溶媒としてはジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素
などのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエー
テル類、酢酸などが例示できる。このハロゲン化
剤の使用量は、化合物(37)に対して等モル〜過剰
量、好ましくは等モル〜1.2倍モルである。該反
応は通常0℃〜溶媒の沸点付近、好ましくは室温
〜40℃であり、通常1〜10時間程度で終了する。
なお、この反応に過酸化ベンゾイル、過酸化水素
などの過酸化物のようなラジカル反応開始剤を用
いてもよい。 化合物(38)を閉環させて化合物(9c)に導く反
応は適当な溶媒中縮合剤の存在下に行なわれる。
用いられる縮合剤としては、例えば五酸化リン、
フツ化水素、硫酸、ポリリン酸、塩化アルミニウ
ム、塩化亜鉛などのルイス酸などが挙げられる。
溶媒としてはクロロホルム、ジクロロメタン、
1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水
素類、ジエチルエーテル、ジオキサンなどのエー
テル類、ニトロベンゼン、クロロベンゼンなどの
芳香族炭化水素類などが例示できる。化合物(38)
と縮合剤との使用割合は特に限定されないが、通
常、前者に対して後者を等モル〜10倍モル、好ま
しくは3〜6倍モルとするのがよい。この反応
は、通常、50〜250℃、好ましくは70〜200℃にて
20分〜6時間程度行なわれる。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,X,A,nおよびカルボス
チリル骨核の3位と4位間の結合は前記に同じ。
R15は低級アルカノイルを示す〕 上記反応式における化合物(9)と化合物(39)との
反応は、好ましくは塩基性化合物を脱ハロゲン化
水素剤として用い、適当な溶媒中、室温〜200℃、
好ましくは室温〜150℃にて数時間〜15時間程度
行なわれる。用いられる溶媒としては、例えばメ
タノール、エタノール、イソプロパノールなどの
低級アルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、アセト
ン、メチルエチルケトンなどのケトン類、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサ
メチル、リン酸トリアミド、無水酢酸などが挙げ
られる。塩基性化合物としては、例えば水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム、炭酸銀などの無機塩基、ナトリウム、カリ
ウムなどのアルカリ金属、ナトリウムアミド、水
素化ナトリウム、ナトリウムメチラート、ナトリ
ウエチラート、カリウムエチラートなどのアルコ
ラート、トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、ピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニ
リン、N−メチルモルホリンなどの第三級アミン
類が挙げられる。上記反応において反応促進剤と
してヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウムなどのヨ
ウ化アルカリ金属を用いてもよい。化合物(9)と化
合物(39)との使用割合は特に制限されないが、通
常、前者に対して後者を少なくとも等モル、好ま
しくは1〜5モル程度である。 えられる化合物(40)を加水分解すれば化合物(16)
に導かれる。この加水分解反応は、例えば塩酸、
臭化水素酸などのハロゲン化水素酸類、硫酸、リ
ン酸などの鉱酸類、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウムなどのアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの
アルカリ金属炭酸塩または重炭酸塩などの存在下
に、通常、50〜150℃、好ましくは70〜100℃にて
3〜24時間程度加熱反応することにより行なわれ
る。 なお、これらの化合物(9)および(16)は、前記反応
式−およびに示されるN−アルキル化法なら
びに反応式−およびに示される脱水素反応ま
たは還元反応を利用する方法などにより、同様に
他の式(9)または(16)の化合物に導くこともできる。 前記反応式−の化合物(13)は、例えば、下記
反応式−の方法によつても製造される。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,Aおよびカルボスチリル骨
核の3位と4位の結合は前記に同じ、R16は低級
アルキル基、n′は1を示す〕 化合物(41)と化合物(42)との反応は、前記反応
式−における化合物(9)と化合物(10)との反応と同
様の条件下に行なわれる。化合物(43)の加水分解
反応は、前記反応式−における化合物(2)の加水
分解反応と同様の条件下で行なわれる。 化合物(44)としては、例えばシアン化カリウ
ム、シアン化ナトリウム、シアン化銀、シアン化
銅、シアン化カルシウムなどが挙げられる。化合
物(41)と化合物(44)との反応は、適当な溶媒中で
行なわれる。用いられる溶媒としては、例えば
水、メタノール、エタノール、イソプロパノール
などの低級アルカノール類、または水と低級アル
カノール類との混合溶媒が挙げられる。化合物(4
4)の使用量は、化合物(41)に対して少なくとも等
モル、好ましくは1〜1.5倍モルである。該反応
は通常室温〜150℃、好ましくは50〜120℃付近
で、30分〜10時間程度行なわれる。 また化合物(45)の加水分解反応も上記化合物(2)
の加水分解反応と同様の条件下に行なわれる。 また化合物(13′)の所望の炭素数のものは、
前記反応式−の反応および反応式−の
反応の増炭素反応を適宜組合せて繰返すことによ
り得られる。 本発明の化合物(1)はまた下記の反応式−
の方法によつても製造される。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,R4′,R16,A,n′,X,
X′およびカルボスチリル骨核の3位および4位
の結合は前記に同じ〕 化合物(41)と化合物(46)の反応は、前記反応式
−における化合物(9)と化合物(10)との反応と同様
の条件下で行なわれる。化合物(47)の加水分解反
応は前記反応式−における化合物(2)の加水分解
反応と同様の条件下に行なわれる。 化合物(48)と化合物(49)との反応は溶媒中また
は無溶媒で、塩基性化合物の存在下に行なわれ
る。用いられる溶媒としては、ジオキサン、テト
ラヒドロフラン、エチレングリコール、ジメチル
エーテル、ジエチルエーテルなどのエーテル類、
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ールなどのアルコール類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸
トリアミド、アセトンなどの極性溶媒などが挙げ
られる。使用される塩基性触媒としては、炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウム、ナトリウムアミド、水素化ナトリウムな
どの無機塩基、トリエチルアミン、トリプロピル
アミン、ピリジン、キノリンなどの有機塩基が挙
げられる。該反応は通常室温〜200℃、好ましく
は室温〜150℃で、1〜30時間程度行なわれる。
また反応系にヨウ化カリウムまたはヨウ化ナトリ
ウムなどのアルカリ金属ヨウ化物やヘキサメチル
リン酸トリアミドなどを加えることにより反応が
容易に進行する。上記反応における化合物(49)
の使用割合は、化合物(48)に対して、通常、等モ
ル〜大過剰量、好ましくは等モル〜5倍モルであ
る。 本発明化合物は抗潰瘍剤として有用であり、通
常、一般的な医薬製剤の形態で用いられる。製剤
は通常使用される充填剤、増量剤、結合剤、付湿
剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤などの稀釈剤あ
るいは賦形剤を用いて調製される。この医薬製剤
としては各種の形態が治療目的に応じて選択で
き、その代表的なものとして錠剤、丸剤、散剤、
液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤、カプセル剤、坐
剤、注射剤(液剤、懸濁剤等)などが挙げられ
る。錠剤の形態に成形するに際しては、担体とし
てこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例
えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、尿
素、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶
セルロース、ケイ酸などの賦形剤、水、エタノー
ル、プロパノール、単シロツプ、ブドウ糖液、デ
ンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセル
ロース、セラツク、メチルセルロース、リン酸カ
リウム、ポリビニルピロリドンなどの結合剤、乾
燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、アンテン
末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カ
ルシウム、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリ
ン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖などの崩壊
剤、白糖、ステアリン、カカオバター、水素添加
油などの崩壊抑制剤、第四級アンモニウム塩基、
ラウリル硫酸ナトリウムなどの吸収促進剤、グリ
セリン、デンプンなどの保湿剤、デンプン、乳
糖、カオリン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸
などの吸着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、ホ
ウ酸末、ポリエチレングリコールなどの滑沢剤な
どが例示できる。さらに錠剤は必要に応じ通常の
剤皮を施した錠剤、例えば糖衣錠、ゼラチン被包
錠、腸溶被錠、フイルムコーテイング錠あるいは
二重錠、多層錠とすることができる。丸剤の形態
に成形するに際しては、担体としてこの分野で従
来公知のものを広く使用でき、例えば、ブドウ
糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、硬化植物油、カ
オリン、タルクなどの賦形剤、アラビアゴム末、
トラガント末、ゼラチン、エタノールなどの結合
剤、ラミナラン、カンテンなどの崩壊剤などが例
示できる。坐剤の形態に成形するに際しては、担
体として従来公知のものを広く使用でき、例えば
ポリエチレングリコール、カカオ脂、高級アルコ
ール、高級アルコールのエステル類、ゼラチン、
半合成グリセライドなどを挙げることができる。
注射剤として調製される場合には、液剤および懸
濁剤は殺菌され、かつ血液と等張であるのが好ま
しく、これら液剤、乳剤および懸濁剤の形態に成
形するのに際しては、稀釈剤としてこの分野にお
いて慣用されているものをすべて使用でき、例え
ば水、エチルアルコール、プロピレングリコー
ル、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリ
オキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル類などを挙げ
ることができる。なお、この場合等張性の溶液を
調製するに充分な量の食塩、ブドウ糖あるいはグ
リセリンを抗潰瘍剤中に含有せしめてもよく、ま
た通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤などを、
更に必要に応じて着色剤、保存剤、香料、風味
剤、甘味剤などや他の医薬品を該治療剤中に含有
せしめてもよい。 本発明の抗潰瘍剤中に含有されるべき本発明の
化合物の量はとくに限定されず広範囲に選択され
るが、通常全組成物中1〜70重量%、好ましくは
5〜50重量%である。 本発明の抗潰瘍剤の投与方法はとくに制限はな
く、各種製剤形態、患者の年令、性別その他の条
件、疾患の程度などに応じた方法で投与される。
例えば錠剤、丸剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤
およびカプセル剤の場合には経口投与される。ま
た注射剤の場合には単独であるいはブドウ糖、ア
ミノ酸などの通常の補液と混合して静脈内投与さ
れ、さらには必要に応じて単独で筋肉内、皮内、
皮下もしくは腹腔内投与される。坐剤の場合には
直腸内投与される。 本発明の抗潰瘍剤の投与量は用法、患者の年
令、性別その他の条件、疾患の程度などにより適
宜選択されるが、通常本発明化合物の量は1日当
り体重1Kg当り0.6〜50mgとするのがよい、また、
投与単位形態中に有効成分を10〜1000mg含有せし
めるのがよい。 つぎに参考例および実施例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定
されるものではない。 参考例 1 m−アミノ安息香酸100gをエーテル1に懸
濁し、室温、攪拌下、β−エトキシアクリル酸ク
ロライド44.6gを滴下する。この混合物を40℃で
5時間反応後、析出物を取する。結晶を3回水
洗、乾燥し、メタノールより再結晶して無色綿状
晶のm−カルボキシ−N−(β−エトキシアクリ
ロイル)アニリン60gを得る。融点200.5〜202.0
℃ 参考例 2 3−フエニルプロピオン酸メチル50g、クロロ
アセチルクロライド51.6gおよびジクロロメタン
250mlの混合物を0℃に冷却する。0〜10℃で攪
拌下、塩化アルミニウム122gを徐々に加える。
その後室温で2時間攪拌する。室温で一夜放置
後、反応混合物を氷−濃塩酸中に注ぎ、クロロホ
ルムで抽出する。クロロホルム層を水洗、乾燥し
て、クロロホルムを留去する。残渣にイソプロピ
ルエーテルを加えて結晶化し、結晶を取し、エ
タノールより再結晶して無色針状晶の3−(4−
クロロアセチルフエニル)プロピオン酸メチル
53.4gを得る。融点90.0〜92.0℃。 参考例 3 3−(4−クロロアセチルフエニル)プロピオ
ン酸メチル36.26gを濃硫酸300mlに溶解し、発煙
硝酸(d=1.52)20.9gを氷水冷下攪拌しながら
滴下する。室温で3時間攪拌したのち、反応混合
物を氷水中に注ぎ、クロロホルムで抽出する。ク
ロロホルム層を水洗、乾燥後、クロロホルムを留
去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イで精製し、エーテルを加えて結晶化する。結晶
を取し、メタノールより再結晶して淡黄色プリ
ズム晶の3−(4−カルボキシ−2−ニトロフエ
ニル)プロピオン酸メチル26.7gを得る。融点
120.0〜122.0℃ 参考例 4 クロロアセチルクロライド467gのジクロロメ
タン400ml溶液に30℃以下で攪拌下、塩化アルミ
ニウム735gを1/3づつ加える。次に同温度・攪拌
下カルボスチリル200gを加える。その混合液を
6時間加熱還流したのち、反応混合物を氷−濃塩
酸中に注ぎ、析出する結晶を取する。これをメ
タノール、熱メタノールで洗浄して6−クロロア
セチルカルボスチリル153gを得る。母液を濃縮
乾固し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イで精製し、メタノールより再結晶して淡黄色針
状晶の8−クロロアセチルカルボスチリル35.41g
を得る。融点177.5〜179.0℃ 参考例 5 8−クロロアセチルカルボスチリル30gとピリ
ジン300mlを混和し、80〜90℃で2.5時間加熱攪拌
する。反応液を氷水冷し、析出した結晶を取
し、エーテルで洗浄後、メタノールより再結晶し
て無色針状晶の8−(α−ピリジニウムアセチル)
カルボスチリルクロライド40.85gを得る。融点
261.5〜264.0℃(分解) 参考例 6 m−アミノ安息香酸メチル29.5gのジエチルエ
ーテル300ml溶液に、攪拌下17〜27℃でβ−エト
キシアクリル酸クロライド11.53gを滴下する。滴
下後、室温で1時間攪拌し、析出晶を取する。
エーテル洗浄後、粗結晶をクロロホルムに溶解
し、0.5N塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム、飽和
食塩水で洗浄する。乾燥後、クロロホルムを留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイで
精製し、ついでメタノールより再結晶して、無色
プリズム状晶の13.63gのm−メトキシカルボニル
−N−(β−メトキシアクリロイル)アニリンを
得る。融点108〜110℃ 参考例 7 (a) 6−(α−クロロアセチル)カルボスチリル
60gをピリジン0.5Kgに懸濁し、80〜90℃で2時
間攪拌し、続いて氷冷下1時間攪拌する。析出
晶を取し、メタノールより再結晶して無色針
状晶の6−(α−ピリジニウムアセチル)カル
ボスチリルクロライド1/2水和物70gを得る。
融点300℃以上 (b) 6−(α−ピリジニウムアセチル)カルボス
チリルクロライド69.7gおよび水酸化ナトリウ
ム65gを水0.6に溶解し、60〜70℃で3時間攪
拌する。氷冷下、反応混合物に濃塩酸を加え
て、PH≒2とする。析出晶を取し、DMFよ
り再結晶して淡茶色粉末状晶の6−カルボキシ
カルボスチリル41.4gを得る。融点300℃以上 参考例 8 参考例7と同様にして適当な出発原料を用いて
以下の化合物を得る。 6−カルボキシ−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル、淡黄色粉末状晶(ジメチルホルムアミド)
融点300℃以上 8−カルボキシカルボスチリル、無色針状晶
(メタノール−クロロホルム),融点320℃以上、
NMR(DMSO)δ6.57(d,J=9.5Hz.1H)、7.25
(t,J=8.0Hz,1H)、7.94(d,d,J=8.0Hz,
1.5Hz,1H)、7.98(d,J=9.5Hz,1H)、8.14
(d,d,J=8.0Hz,1.5Hz,1H) 参考例 9 6−カルボキシ−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル10gおよびN−ヒドロキシコハク酸イミド
6.0gをジオキサン200mlに懸濁させる。つぎに氷
冷攪拌下、ジシクロヘキシルカルボジイミド
12.4gの50mlジオキサン溶液を滴下する。その混
合液を90℃で4時間加熱攪拌する。反応終了後、
室温まで放冷し、析出晶を去し、液を濃縮乾
固し、その残渣をジメチルホルムアミド−エタノ
ールより再結晶して無色リン片状晶のコハク酸イ
ミド3,4−ジヒドロカルボスチリル−6−カル
ボキシレート10.8gを得る。融点234.5〜236℃ 参考例 10 m−カルボキシ−N−(β−エトキシアクリロ
イル)アニリン8gを濃硫酸80mlに加え、室温で
2時間、続いて50℃で1時間攪拌する。反応液を
氷中に注ぎ、10N水酸化ナトリウム水溶液でPH3
〜4に調整する。析出晶を取し、水洗して
DMFより再結晶して淡黄色粉末状晶の5−カル
ボキシカルボスチリル4.26gを得る。融点320℃以
上 NMR(DMSO)δ6.58(d,J=9.5Hz,1H)、
7.40〜7.80(m,3H)、8.69(d,J=9.5Hz,1H) 参考例 11 3−(4−カルボキシ−2−ニトロフエニル)
プロピオン酸メチル5g、2.226N水酸化ナトリウ
ムメタノール溶液8.87ml、メタノール100mlおよ
び5%Pd−C(50%含水)1gを混和し、常温、常
圧で接触還元する。触媒を去し、母液に濃塩酸
を加えPH≒1に調整し、析出する結晶を取し、
無色針状晶のメタノールより再結晶して、7−カ
ルボキシ−3,4−ジヒドロカルボスチリル
3.62gを得る。融点320℃以上 NMR(DMSO)δ2.33〜2.60(m,2H)、2.77〜
3.05(m,2H)、7.21(d,J=8.5Hz,1H)、7.38
〜7.53(m,2H)、10.15(s,1H) 参考例 12 m−メトキシカルボニル−N−(β−エトキシ
アクロイル)アニリン10gを濃硫酸100ml中に
徐々に加え、室温で2時間、45℃で4時間攪拌す
る。反応液を氷中に注ぎ、析出晶を取、水洗す
る。得られた粗結晶をメタノール−クロロホルム
で再結晶して、6.97gの5−メトキシカルボニル
カルボスチリルを得る。融点277.5〜279.0℃ 参考例 13 5−カルボキシカルボスチリル2gを水30mlに
懸濁し、それに10N水酸化ナトリウム水溶液を加
えて結晶を溶解する。溶液に10%Pt−C500mgを
加えて、水素圧3〜4Kg/cm2、70℃で接触還元す
る。反応後、触媒を去し、液に濃塩酸を加え
て、PH≒1とし、析出晶を取し、メタノールよ
り再結晶して無色針状晶の5−カルボキシ−3,
4−ジヒドロカルボスチリル820mgを得る。融点
309〜311℃ 参考例 14 5−カルボキシカルボスチリル2gをメタノー
ル100mlに懸濁し、塩酸ガスをバブルして飽和し
たのち、3時間還流する。反応液を半量になるま
で濃縮し、析出した結晶を取する。シリカゲル
カラムクロマトグラフイで精製し、次いでメタノ
ール−クロロヘルムより再結晶して無色粉末状晶
の5−メトキシカルボニルカルボスチリル230mg
を得る。融点277.5〜279℃ 参考例 15 8−(α−ピリジニウムアセチル)カルボスチ
リルクロライド2gをメタノール20mlに溶解し、
これに1.01gのDBUを加え、1時間還流する。反
応液を濃縮乾固し、残渣に水、クロロホルム、
1N塩酸を加える。クロロホルム層を水、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄
後、乾燥する。クロロホルムを留去し、得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイで精製
し、ついでメタノールより再結晶して無色針状晶
の8−メトキシカルボニルカルボスチリル130mg
を得る。融点140〜142℃ 参考例 16 3−ホルミルカルボスチリル34gをメタノール
800mlに懸濁する。氷冷攪拌下、水素化ホウ素ナ
トリウム7.4gを少量ずつ添加する。氷冷下、3時
間攪拌を行なう。析出晶を取し、メタノールか
ら再結晶して無色プリズム状の3−ヒドロキシメ
チルカルボスチリル33.2gを得る。融点238〜
239.5℃ 参考例 17 水素化リチウムアルミニウム16gを乾燥テトラ
ヒドロフラン200mlに懸濁する。室温で攪拌しな
がら3−メトキシカルボニルカルボスチリル16g
を添加する。室温で5時間攪拌する。酢酸エチル
を滴下し、過剰の水素化リチウムアルミニウムを
分解する。さらに水を加えたのち、減圧濃縮す
る。残渣に希硫酸を加え、析出晶を取し、メタ
ノールから再結晶した無色プリズム状の3−ヒド
ロキシメチルカルボスチリル3.7gを得る。融点
238〜239.5℃ 参考例 18〜22a 参考例16および17と同様にして適当な出発原料
を用いて次表の化合物を得る。
【表】
参考例 23
3−ヒドロキシメチルカルボスチリル5gに47
%臭化水素酸50mlを加えて、70〜80℃で3時間攪
拌する。冷後、析出晶を取し、メタノールから
再結晶して無色針状の3−ブロムメチルカルボス
チリル6gを得る。融点218.5〜219℃(分解) 参考例 24 3−ヒドロキシメチルカルボスチリル3gをク
ロロホルム100mlに懸濁する。室温で攪拌しなが
ら塩化チオニル2gのクロロホルム20ml溶液を滴
下する。室温で1時間攪拌する。減圧濃縮し、残
渣をメタノールから再結晶して無色針状の3−ク
ロルメチルカルボスチリル2.9gを得る。融点204
〜205℃ 参考例 25 2−クロル−3−クロルメチルキノリン2.8gを
酢酸30mlに溶解し、2時間還流を行なう。反応液
を水にあけ、析出晶を取する。メタノールから
再結晶して無色針状の3−クロルメチルカルボス
チリル2.1gを得る。融点204〜205℃ 参考例 26〜39 参考例23〜25と同様にして適当な出発原料を用
いて次表の化合物を得る。
%臭化水素酸50mlを加えて、70〜80℃で3時間攪
拌する。冷後、析出晶を取し、メタノールから
再結晶して無色針状の3−ブロムメチルカルボス
チリル6gを得る。融点218.5〜219℃(分解) 参考例 24 3−ヒドロキシメチルカルボスチリル3gをク
ロロホルム100mlに懸濁する。室温で攪拌しなが
ら塩化チオニル2gのクロロホルム20ml溶液を滴
下する。室温で1時間攪拌する。減圧濃縮し、残
渣をメタノールから再結晶して無色針状の3−ク
ロルメチルカルボスチリル2.9gを得る。融点204
〜205℃ 参考例 25 2−クロル−3−クロルメチルキノリン2.8gを
酢酸30mlに溶解し、2時間還流を行なう。反応液
を水にあけ、析出晶を取する。メタノールから
再結晶して無色針状の3−クロルメチルカルボス
チリル2.1gを得る。融点204〜205℃ 参考例 26〜39 参考例23〜25と同様にして適当な出発原料を用
いて次表の化合物を得る。
【表】
【表】
参考例 40
ナトリウム1.5gと乾燥エタノール150mlとから
ナトリウムエチラートをつくる。これにアセトア
ミドマロン酸ジエチル12gを加えて室温で1時間
攪拌する。4−ブロムメチルカルボスチリル12g
を加えて、2時間還流を行なう。エタノールを留
去し、残渣に水を加え、析出晶を取する。エタ
ノールから再結晶して無色プリズム状のエチル
2−アセトアミド−2−カルボエトキシ−3−
(2−キノロン−4−イル)プロピオネート13g
を得る。融点224〜226℃(分解) 参考例 41〜58 参考例40と同様にして適当な出発原料を用いて
次表の化合物を得る。
ナトリウムエチラートをつくる。これにアセトア
ミドマロン酸ジエチル12gを加えて室温で1時間
攪拌する。4−ブロムメチルカルボスチリル12g
を加えて、2時間還流を行なう。エタノールを留
去し、残渣に水を加え、析出晶を取する。エタ
ノールから再結晶して無色プリズム状のエチル
2−アセトアミド−2−カルボエトキシ−3−
(2−キノロン−4−イル)プロピオネート13g
を得る。融点224〜226℃(分解) 参考例 41〜58 参考例40と同様にして適当な出発原料を用いて
次表の化合物を得る。
【表】
【表】
参考例 59
エチル2−アセトアミド−2−カルボエトキシ
−3−(2−キノロン−3−イル)プロピオネー
ト5.6gをテトラヒドロフラン150mlに溶解する。
これに室温で攪拌しながら50%油性水素ナトリウ
ム0.8gを加える。ヨウ化メチル4.5gを滴下し、室
温で3時間攪拌する。減圧濃縮し、残渣を水にあ
けて析出晶を取する。エタノール水から再結晶
して無色鱗片状のエチル2−アセトアミド−2−
カルボエトキシ−3−(1−メチル−2−キノロ
ン−3−イル)プロピオネート3.5gを得る。融点
190.5〜192℃ 上記参考例59と同様にして前記参考例45,48,
51,52および57の化合物を得る。 参考例 60 水素化リチウムアルミニウム1.9gを乾燥テトラ
ヒドロフラン100mlに懸濁する。これに室温で攪
拌しながら3−カルボキシカルボスチリル1.9gを
添加する。室温で一晩攪拌を行なう。過剰の水素
化リチウムアルミニウムを、酢酸エチルを滴下し
て分解する。希硫酸を加えて酸性とする。テトロ
ヒドロフランを減圧留去後、析出してくる結晶を
取する。メタノールから再結晶して無色プリズ
ム状の3−ヒドロキシメチルカルボスチリル0.5g
を得る。融点238〜239.5℃。 上記参考例60と同様にして適当な出発原料を用
いて、前記参考例18〜22の化合物を得る。 参考例 61 アセト酢酸アニリド30gをクロロホルム30mlに
溶解する。これに室温で攪拌しながら臭素27gの
クロロホルム30ml溶液を滴下する。滴下後、30分
還流を行なう。減圧濃縮し、残渣を濃硫酸70ml中
に攪拌しながら添加する。内温を70〜75℃に保ち
ながら加え、95℃で30分攪拌する。反応液を氷水
にあけて析出晶を取する。メタノール−クロロ
ホルムから再結晶して無色針状の4−ブロムメチ
ルカルボスチリル20gを得る。融点265〜266℃ 上記参考例61と同様にして、適当な出発原料を
用いて前記参考例23,24,26〜28および30〜37の
化合物を得る。 参考例 62 3−クロルメチル−6−メトキシカルボスチリ
ル2.2gを無水酢酸20mlに溶解する。これに酢酸カ
リウム12gを加えて、60〜70℃で3時間攪拌を行
なう。反応液を氷水にあけて、析出晶を取す
る。アセトンから再結晶して、無色プリズム状の
3−アセトキシメチル−6−メトキシカルボスチ
リル2gを得る。融点166〜168℃ 参考例 63 3−アセトキシメチルカルボスチリル2gを水
酸化ナトリウム0.6gを含むメタノール30mlに溶解
し、3時間還流を行なう。メタノールを留去後、
残渣に水を加え、析出晶を取する。アセトンか
ら再結晶して淡黄色針状の3−ヒドロキシメチル
−6−メトキシカルボスチリル1.3gを得る。融点
196〜197℃ 上記参考例63と同様にして適当な出発原料を用
いて、参考例16および19〜22の化合物を得る。 参考例 64 (a) 四つ口フラスコに水175mlと硫酸第一鉄7水
和物10.5g、濃塩酸0.5mlおよびo−ニトロベン
ズアルデヒド6gをはかり、水溶上で90℃に加
熱する。攪拌しながら濃アンモニア水25mlを一
度に加える。さらに2分毎にアンモニア水30ml
を3度に分けて加える。添加終了後、直ちに水
蒸気蒸留を行なう。留液250mlを二度集める。
最初の留液を冷却し、析出晶を取する。母液
と二番目の留液をあわせて、食塩で飽和し、エ
ーテル抽出を行なう。エーテル溶液は硫酸ナト
リウムで乾燥し、エーテルを留去する。残渣と
さきの結晶とをあわせて乾燥し、黄色鱗片状の
o−アミノベンズアルデヒド2.9gを得る。融点
38〜39℃ (b) マロン酸2gをピリジン15mlに溶解する。こ
れにo−アミノベンズアルデヒド1.2gとピペリ
ジン2mlとを加え、90℃で5時間攪拌する。反
応液を塩酸水溶液にあけて析出晶を取する。
メタノール−クロロホルムから再結晶して無色
針状の3−カルボキシカルボスチリル1.2gを得
る。融点300℃以上 参考例 65 イサチン60gに無水酢酸140mlを加えて4時間
還流を行なう。冷後、析出晶を取し、エーテル
で洗浄し、N−アセチルイサチン58gを得る。 水酸化ナトリウム30gを水1.5に溶解する。こ
れに上記N−アセチルイサチン58gを加えて1時
間還流を行なう。すこし冷却し、活性炭を加え、
30分還流する。熱時活性炭を去する。母液を冷
却し、6規定塩酸でPH3〜4とする。析出してく
る結晶を取し、水で洗浄後、乾燥して、4−カ
ルボキシカルボスチリル45gを得る。融点300℃
以上 参考例 66 (a) N,N−ジメチルホルムアミド96mlに氷冷攪
拌下、オキシ塩化リン322mlを滴下する。同温
度でアセトアニリド67.5gを加え、75℃で18.5
時間攪拌を行なう。反応液を氷にあけて析出晶
を取し、乾燥する。酢酸エチルから再結晶し
て黄色針状の2−クロル−3−ホルミルカルボ
スチリル55.2gを得る。融点149〜151℃ (b) 2−クロル−3−ホルミルキノリン37gに4
規定塩酸600mlを加えて1時間還流する。冷後、
析出晶を取し、エタノール−クロロホルムか
ら再結晶して淡黄色針状晶の3−ホルミルカル
ボスチリル34gを得る。融点308〜309℃ (c) 3−ホルミルカルボスチリル2.7gをテトラヒ
ドロフラン150mlに溶かし、これに室温で攪拌
しながら50%油性水素化ナトリウム0.8gを加え
る。ヨウ化メチル4.5gを滴下し、室温で3時間
攪拌する。減圧濃縮し、残渣を水にあけて析出
晶を取する。これをエタノールから再結晶し
て黄褐色針状晶の1−メチル−3−ホルミルカ
ルボスチリル1.7gを得る。融点211〜214℃ 参考例 67 N,N−ジメチルホルムアミド11.6mlに0℃で
攪拌しながらオキシ塩化リン64.4mlを滴下する。
同温度でN−フエニル−3−クロルプロピオンア
ミド18.4gを加える。75〜80℃で10時間攪拌する。
反応液を氷水にあけて、析出晶を取する。エタ
ノールから再結晶して無色プリズム状の2−クロ
ル−3−クロルメチルキノリン6.7gを得る。融点
116〜118℃ 参考例 68 4−ホルミルカルボスチリル17g、N−アセチ
ルグリシン18g、無水酢酸ナトリウム7gおよび無
水酢酸100mlとを110℃で加温して均一溶液とし、
さらに1.5時間還流する。冷却後、冷水に加え、
析出晶を取する。冷水で洗浄し、エタノール−
クロロホルムから再結晶して4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−キノリリデン)−2−メ
チル−5−オキサゾロン・1/2H2O10gを得る。
融点275〜277℃(分解) 参考例 69〜70 参考例65と同様にして適当な出発物質を用いて
次表の化合物を得る。
−3−(2−キノロン−3−イル)プロピオネー
ト5.6gをテトラヒドロフラン150mlに溶解する。
これに室温で攪拌しながら50%油性水素ナトリウ
ム0.8gを加える。ヨウ化メチル4.5gを滴下し、室
温で3時間攪拌する。減圧濃縮し、残渣を水にあ
けて析出晶を取する。エタノール水から再結晶
して無色鱗片状のエチル2−アセトアミド−2−
カルボエトキシ−3−(1−メチル−2−キノロ
ン−3−イル)プロピオネート3.5gを得る。融点
190.5〜192℃ 上記参考例59と同様にして前記参考例45,48,
51,52および57の化合物を得る。 参考例 60 水素化リチウムアルミニウム1.9gを乾燥テトラ
ヒドロフラン100mlに懸濁する。これに室温で攪
拌しながら3−カルボキシカルボスチリル1.9gを
添加する。室温で一晩攪拌を行なう。過剰の水素
化リチウムアルミニウムを、酢酸エチルを滴下し
て分解する。希硫酸を加えて酸性とする。テトロ
ヒドロフランを減圧留去後、析出してくる結晶を
取する。メタノールから再結晶して無色プリズ
ム状の3−ヒドロキシメチルカルボスチリル0.5g
を得る。融点238〜239.5℃。 上記参考例60と同様にして適当な出発原料を用
いて、前記参考例18〜22の化合物を得る。 参考例 61 アセト酢酸アニリド30gをクロロホルム30mlに
溶解する。これに室温で攪拌しながら臭素27gの
クロロホルム30ml溶液を滴下する。滴下後、30分
還流を行なう。減圧濃縮し、残渣を濃硫酸70ml中
に攪拌しながら添加する。内温を70〜75℃に保ち
ながら加え、95℃で30分攪拌する。反応液を氷水
にあけて析出晶を取する。メタノール−クロロ
ホルムから再結晶して無色針状の4−ブロムメチ
ルカルボスチリル20gを得る。融点265〜266℃ 上記参考例61と同様にして、適当な出発原料を
用いて前記参考例23,24,26〜28および30〜37の
化合物を得る。 参考例 62 3−クロルメチル−6−メトキシカルボスチリ
ル2.2gを無水酢酸20mlに溶解する。これに酢酸カ
リウム12gを加えて、60〜70℃で3時間攪拌を行
なう。反応液を氷水にあけて、析出晶を取す
る。アセトンから再結晶して、無色プリズム状の
3−アセトキシメチル−6−メトキシカルボスチ
リル2gを得る。融点166〜168℃ 参考例 63 3−アセトキシメチルカルボスチリル2gを水
酸化ナトリウム0.6gを含むメタノール30mlに溶解
し、3時間還流を行なう。メタノールを留去後、
残渣に水を加え、析出晶を取する。アセトンか
ら再結晶して淡黄色針状の3−ヒドロキシメチル
−6−メトキシカルボスチリル1.3gを得る。融点
196〜197℃ 上記参考例63と同様にして適当な出発原料を用
いて、参考例16および19〜22の化合物を得る。 参考例 64 (a) 四つ口フラスコに水175mlと硫酸第一鉄7水
和物10.5g、濃塩酸0.5mlおよびo−ニトロベン
ズアルデヒド6gをはかり、水溶上で90℃に加
熱する。攪拌しながら濃アンモニア水25mlを一
度に加える。さらに2分毎にアンモニア水30ml
を3度に分けて加える。添加終了後、直ちに水
蒸気蒸留を行なう。留液250mlを二度集める。
最初の留液を冷却し、析出晶を取する。母液
と二番目の留液をあわせて、食塩で飽和し、エ
ーテル抽出を行なう。エーテル溶液は硫酸ナト
リウムで乾燥し、エーテルを留去する。残渣と
さきの結晶とをあわせて乾燥し、黄色鱗片状の
o−アミノベンズアルデヒド2.9gを得る。融点
38〜39℃ (b) マロン酸2gをピリジン15mlに溶解する。こ
れにo−アミノベンズアルデヒド1.2gとピペリ
ジン2mlとを加え、90℃で5時間攪拌する。反
応液を塩酸水溶液にあけて析出晶を取する。
メタノール−クロロホルムから再結晶して無色
針状の3−カルボキシカルボスチリル1.2gを得
る。融点300℃以上 参考例 65 イサチン60gに無水酢酸140mlを加えて4時間
還流を行なう。冷後、析出晶を取し、エーテル
で洗浄し、N−アセチルイサチン58gを得る。 水酸化ナトリウム30gを水1.5に溶解する。こ
れに上記N−アセチルイサチン58gを加えて1時
間還流を行なう。すこし冷却し、活性炭を加え、
30分還流する。熱時活性炭を去する。母液を冷
却し、6規定塩酸でPH3〜4とする。析出してく
る結晶を取し、水で洗浄後、乾燥して、4−カ
ルボキシカルボスチリル45gを得る。融点300℃
以上 参考例 66 (a) N,N−ジメチルホルムアミド96mlに氷冷攪
拌下、オキシ塩化リン322mlを滴下する。同温
度でアセトアニリド67.5gを加え、75℃で18.5
時間攪拌を行なう。反応液を氷にあけて析出晶
を取し、乾燥する。酢酸エチルから再結晶し
て黄色針状の2−クロル−3−ホルミルカルボ
スチリル55.2gを得る。融点149〜151℃ (b) 2−クロル−3−ホルミルキノリン37gに4
規定塩酸600mlを加えて1時間還流する。冷後、
析出晶を取し、エタノール−クロロホルムか
ら再結晶して淡黄色針状晶の3−ホルミルカル
ボスチリル34gを得る。融点308〜309℃ (c) 3−ホルミルカルボスチリル2.7gをテトラヒ
ドロフラン150mlに溶かし、これに室温で攪拌
しながら50%油性水素化ナトリウム0.8gを加え
る。ヨウ化メチル4.5gを滴下し、室温で3時間
攪拌する。減圧濃縮し、残渣を水にあけて析出
晶を取する。これをエタノールから再結晶し
て黄褐色針状晶の1−メチル−3−ホルミルカ
ルボスチリル1.7gを得る。融点211〜214℃ 参考例 67 N,N−ジメチルホルムアミド11.6mlに0℃で
攪拌しながらオキシ塩化リン64.4mlを滴下する。
同温度でN−フエニル−3−クロルプロピオンア
ミド18.4gを加える。75〜80℃で10時間攪拌する。
反応液を氷水にあけて、析出晶を取する。エタ
ノールから再結晶して無色プリズム状の2−クロ
ル−3−クロルメチルキノリン6.7gを得る。融点
116〜118℃ 参考例 68 4−ホルミルカルボスチリル17g、N−アセチ
ルグリシン18g、無水酢酸ナトリウム7gおよび無
水酢酸100mlとを110℃で加温して均一溶液とし、
さらに1.5時間還流する。冷却後、冷水に加え、
析出晶を取する。冷水で洗浄し、エタノール−
クロロホルムから再結晶して4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−キノリリデン)−2−メ
チル−5−オキサゾロン・1/2H2O10gを得る。
融点275〜277℃(分解) 参考例 69〜70 参考例65と同様にして適当な出発物質を用いて
次表の化合物を得る。
【表】
参考例 71
エチル−2−アセトアミド−2−カルボキシ−
3−(2−キノリン−4−イル)プロピオネート
5gに20%塩酸150mlを加えて9時間還流を行な
う。減圧濃縮し、残渣をエタノール−水から再結
晶して無色プリズム状の2−アミノ−3−(2−
キノリン−4−イル)プロピオン酸塩酸塩一水和
物3.2gを得る。融点220〜225℃(分解) 参考例 72 2−アミノ−3−(2−キノリン−3−イル)
プロピオン酸塩酸塩1.6gを炭酸カリウム2.4gとを
アセトン60mlと水30mlとに溶解する。これに氷冷
攪拌しながら塩化p−クロルベンゾイル1.2gのア
セトン10ml溶液を滴下する。氷冷下2時間攪拌す
る。アセトンを留去後、残渣に水を加えて不溶物
を去する。液を塩酸で酸性とし、析出結晶を
取する。エタノール−水から再結晶して、白色
粉末状の2−(4−クロルベンゾイルアミノ)−3
−(2−キノロン−3−イル)プロピオン酸1.5g
を得る。融点270〜271.5℃(分解) 参考例 73 2−アミノ−3−(6−メトキシ−2−キノロ
ン−3−イル)プロピオン酸塩酸塩1.5gを水酸化
ナトリウム0.8gの水25ml溶液に溶解する。氷冷下
塩化p−クロルベンゾイル1gを滴下し、攪拌す
る。薄層クロマトグラフイにより原料が消失する
までN−水酸化ナトリウム水溶液および酸クロイ
ドを適時加える。反応終了後、塩酸酸性とし、析
出晶を取する。エーテルで洗浄したのち、メタ
ノール−水より再結晶して、黄色粉末状の2−
(4−クロルベンゾイルアミノ)−3−(6−メト
キシ−2−キノロン−3−イル)プロピオン酸
0.7gを得る。融点234.5〜236℃(分解) 参考例 74 2−アミノ−3−(6−ヒドロキシ−2−キノ
ロン−3−イル)プロピオン酸塩酸塩2gを1−
メチル−2−ピロリドン50mlに懸濁し、3−(4
−クロルベンゾイル)ベンズオキサゾリン−2−
チオン2.2gを加えて室温で3日間攪拌する。反応
液を氷水にあけて、析出晶を取する。結晶をN
−水酸化ナトリウム水溶液に溶解後、10%塩酸で
酸性とし、析出晶を取する。結晶を乾燥後、ク
ロロホルムで洗浄する。メタノール−水から再結
晶して淡黄色粉末状の2−(4−クロルベンゾイ
ルアミノ)−3−(6−ヒドロキシ−2−キノロン
−3−イル)プロピオン酸1.5gを得る。融点223
〜227℃(分解) 実施例 1〜5 実施例1と同様にして、適当な出発原料を用い
て、次表の化合物を得る。
3−(2−キノリン−4−イル)プロピオネート
5gに20%塩酸150mlを加えて9時間還流を行な
う。減圧濃縮し、残渣をエタノール−水から再結
晶して無色プリズム状の2−アミノ−3−(2−
キノリン−4−イル)プロピオン酸塩酸塩一水和
物3.2gを得る。融点220〜225℃(分解) 参考例 72 2−アミノ−3−(2−キノリン−3−イル)
プロピオン酸塩酸塩1.6gを炭酸カリウム2.4gとを
アセトン60mlと水30mlとに溶解する。これに氷冷
攪拌しながら塩化p−クロルベンゾイル1.2gのア
セトン10ml溶液を滴下する。氷冷下2時間攪拌す
る。アセトンを留去後、残渣に水を加えて不溶物
を去する。液を塩酸で酸性とし、析出結晶を
取する。エタノール−水から再結晶して、白色
粉末状の2−(4−クロルベンゾイルアミノ)−3
−(2−キノロン−3−イル)プロピオン酸1.5g
を得る。融点270〜271.5℃(分解) 参考例 73 2−アミノ−3−(6−メトキシ−2−キノロ
ン−3−イル)プロピオン酸塩酸塩1.5gを水酸化
ナトリウム0.8gの水25ml溶液に溶解する。氷冷下
塩化p−クロルベンゾイル1gを滴下し、攪拌す
る。薄層クロマトグラフイにより原料が消失する
までN−水酸化ナトリウム水溶液および酸クロイ
ドを適時加える。反応終了後、塩酸酸性とし、析
出晶を取する。エーテルで洗浄したのち、メタ
ノール−水より再結晶して、黄色粉末状の2−
(4−クロルベンゾイルアミノ)−3−(6−メト
キシ−2−キノロン−3−イル)プロピオン酸
0.7gを得る。融点234.5〜236℃(分解) 参考例 74 2−アミノ−3−(6−ヒドロキシ−2−キノ
ロン−3−イル)プロピオン酸塩酸塩2gを1−
メチル−2−ピロリドン50mlに懸濁し、3−(4
−クロルベンゾイル)ベンズオキサゾリン−2−
チオン2.2gを加えて室温で3日間攪拌する。反応
液を氷水にあけて、析出晶を取する。結晶をN
−水酸化ナトリウム水溶液に溶解後、10%塩酸で
酸性とし、析出晶を取する。結晶を乾燥後、ク
ロロホルムで洗浄する。メタノール−水から再結
晶して淡黄色粉末状の2−(4−クロルベンゾイ
ルアミノ)−3−(6−ヒドロキシ−2−キノロン
−3−イル)プロピオン酸1.5gを得る。融点223
〜227℃(分解) 実施例 1〜5 実施例1と同様にして、適当な出発原料を用い
て、次表の化合物を得る。
【表】
実施例 6〜27
参考例72と同様にして適当な出発原料を用いて
次表の化合物を得る。
次表の化合物を得る。
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 [式中、R1は水素原子、低級アルキル基、低
級アルケニル基、低級アルキニル基またはフエニ
ル低級アルキル基;R2は水素原子、ハロゲン原
子、水酸基、非置換またはハロゲン置換ベンゾイ
ルオキシ基、低級アルキル基または低級アルコキ
シ基;R3は水酸基、アミノ基、シクロアルキル
低級アルキルアミノ基(該シクロアルキル環はカ
ルボキシ基または低級アルコキシカルボニル基で
置換していてもよい)、低級アルコキシ基、低級
アルコキシカルボニル低級アルコキシ基、ベンゾ
イル低級アルコキシ基または低級アルカノイルオ
キシ低級アルコキシ基;R4は水素原子、置換基
として低級アルキル基またはハロゲン原子を有す
ることのあるフエニルスルホニル基、低級アルキ
ル基、フエニル環上に置換基としてハロゲン原子
を有することのあるフエニル低級アルキル基また
は基−COR6(R6は置換基としてアミノ基または
フエニル低級アルコキシカルボニルアミノ基を有
することのある低級アルキル基、置換基としてア
ミノ低級アルキル基またはフエニル低級アルコキ
シカルボニルアミノ低級アルキル基を有すること
のあるシクロアルキル基、フエニル環上に置換基
としてハロゲン原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、ニトロ基、水酸基およびアミノ基から
選ばれる基の1〜3個を有することのあるフエニ
ル基、フエニル環上に置換基としてハロゲン原子
を有することのあるフエニル低級アルキル基、ま
たは窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選ば
れるヘテロ原子を1または2個有する5員または
6員の不飽和複素環基で該複素環は低級アルキル
基で置換されていてもよい);R5は水素原子また
は置換基として低級アルキル基またはハロゲン原
子を有することのあるフエニルスルホニル基;A
は低級アルキレン基;nは0または1を示し、置
換基の式【式】における点 線は一重結合または二重結合であることを意味
し、かつこの置換基の置換位置はカルボスチリル
骨格の3,4,5または6位のいずれかである。
またカルボスチリル骨格の3位と4位間の結合は
一重結合または二重結合を示す。ただしn=0の
とき、R1は水素原子、低級アルキル、低級アル
ケニル、低級アルキニルまたはフエニル低級アル
キル;R2は水素原子、水酸基または低級アルコ
キシ;R3は水酸基または低級アルコキシ;R4は
基−COR7(R7はアミノ基もしくはフエニル低級
アルコキシカルボニルアミノ基を置換基として有
することのある低級アルキル、シクロアルキル、
またはフエニル環上に置換基としてハロゲン原
子、低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロおよ
びアミノから選ばれる基の1〜3個を有すること
のあるフエニル基を示す);R5は水素原子、であ
つてはならない] で示されるカルボスチリル誘導体およびその塩。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1109540A JPH01308258A (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | カルボスチリル誘導体 |
| JP4055120A JPH0565273A (ja) | 1989-04-27 | 1992-03-13 | カルボスチリル誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1109540A JPH01308258A (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | カルボスチリル誘導体 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58126498A Division JPS6019767A (ja) | 1983-07-11 | 1983-07-11 | カルボスチリル誘導体を有効成分とする抗潰瘍剤 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4055120A Division JPH0565273A (ja) | 1989-04-27 | 1992-03-13 | カルボスチリル誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01308258A JPH01308258A (ja) | 1989-12-12 |
| JPH059429B2 true JPH059429B2 (ja) | 1993-02-04 |
Family
ID=14512838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1109540A Granted JPH01308258A (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | カルボスチリル誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01308258A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2872546B2 (ja) * | 1992-11-26 | 1999-03-17 | 大塚製薬株式会社 | 腸粘膜障害保護剤 |
| KR100669823B1 (ko) * | 2001-02-20 | 2007-01-17 | 경동제약 주식회사 | 2-(4-클로로벤조일아미노)-3-[2(1h)-퀴놀리논-4-일]프로피온산의 제조방법 및 그 중간체 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1572339A (en) * | 1975-07-08 | 1980-07-30 | Johnson Matthey Co Ltd | Igniters suitable for gas turbines |
| JPS597168A (ja) * | 1982-07-05 | 1984-01-14 | Otsuka Pharmaceut Co Ltd | カルボスチリル誘導体 |
-
1989
- 1989-04-27 JP JP1109540A patent/JPH01308258A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01308258A (ja) | 1989-12-12 |
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