JPH0595035A - 分析装置 - Google Patents

分析装置

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JPH0595035A
JPH0595035A JP3280417A JP28041791A JPH0595035A JP H0595035 A JPH0595035 A JP H0595035A JP 3280417 A JP3280417 A JP 3280417A JP 28041791 A JP28041791 A JP 28041791A JP H0595035 A JPH0595035 A JP H0595035A
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ultraviolet light
emitted
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Tadahiro Omi
忠弘 大見
Koji Kotani
光司 小谷
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
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    • G01N21/62Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
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    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、Na等の軽元素が検出でき、試料
に対して非破壊で損傷を与えず、かつ、装置構造および
操作が簡単であり、人体に対して安全で、パターン付き
ウエハ等の表面が凹凸の試料の評価が可能で、かつ試料
表面に付着した微量不純物や微小パーティクルの成分同
定が可能な分析装置を提供することを目的とする。 【構成】 試料を保持するステージと、紫外光を発光す
る光源と、前記光源より発光された紫外光を集光し、前
記試料表面に照射する手段と、前記紫外光の照射された
前記試料表面より発光する光を検出する手段を有したこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分析装置に係る。より
詳細には、微量不純物の表面分析が可能な分析装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】試料表面、例えばウエハ表面の、極微量
不純物やパーティクルの評価分析装置としては、全反射
蛍光X線分析装置や表面パーティクル検出装置が知られ
ている。
【0003】前者はX線を用いて、試料表面の極微量重
金属不純物汚染を評価する分析装置であり、後者は例え
ばレーザー光を用いて試料表面に付着した微小粒子(パ
ーティクル)を検出するための評価装置である。
【0004】以下図16を用いて、従来の全反射蛍光X
線分析装置の説明をする。図16において、801はX
線源であり、ここで発生したX線802は、試料803
に対して、全反射条件を満たす入射角度θで照射される
(例えばθ=0.05°)。このX線802の照射によ
り、試料803表面に付着した不純物物質804から
は、蛍光X線805が放出される。これをX線検出器8
06で検出する。この蛍光X線805は、汚染物質80
4特有の波長(エネルギー)を持っているため、汚染物
質の同定が可能であり、また蛍光X線805の強度から
汚染の度合を評価可能である。
【0005】次に、図17を用いて、従来の表面パーテ
ィクル検出装置について説明する。図17において、9
01はレーザー光源であり、ここで発生したレーザー光
902は、たとえは回転するポリゴンミラーからなる光
走査装置903によって、試料904表面上を走査され
る。試料904表面に微小粒子(パーティクル)905
が付着していれば、前記レーザー光902は微小粒子9
05によって乱反射され、乱反射光906は光検出器9
07で検出され、微小粒子905が検出評価される。
【0006】しかし、上記従来装置には、次のような問
題がある。全反射蛍光X線分析装置においては、銅(C
u)、鉄(Fe)、クロム(Cr)等の重金属は検出で
きるが、半導体プロセスにおいて非常に重要な不純物で
あるナトリウム(Na)や炭素(C)は検出できない。
つまり、検出できる元素に制限がある。また、X線を使
用しているため、試料に損傷を与えることがある。具体
的には、Si基板中、あるいはSi−SiO2界面にお
いて、原子同士の結合を切ってしまうため、デバイス製
造途中のウエハの分析には使用できなかった。さらに、
X線を使用しているため人体に対して危険であるととも
に、X線光学系や検出器が構造的に複雑になってしま
う。また、蛍光X線検出器は、常時液体窒素冷却を行う
必要があり、操作が複雑で難しい。一方、表面パーティ
クル検出装置においては、パーティクルによる乱反射光
を検出するため、パターン付きウエハ等のパーティクル
以外の凹凸を有する試料での検査は不可能である。ま
た、付着パーティクルの成分同定ができない等の問題が
あった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、Na等の軽
元素が検出でき、試料に対して非破壊で損傷を与えず、
かつ、装置構造および操作が簡単であり、人体に対して
安全で、パターン付きウエハ等の表面が凹凸の試料の評
価が可能で、かつ試料表面に付着した微量不純物や微小
パーティクルの成分同定が可能な分析装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の分析装置は、試
料を保持するステージと、紫外光を発光する光源と、前
記光源より発光された紫外光を集光し、前記試料表面に
照射する手段と、前記紫外光の照射された前記試料表面
より発光する光を検出する手段を有したことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明では、紫外光を入射光として用い、試料
表面より発光する蛍光を検出することにより、Na等の
軽元素が検出でき、試料に対して非破壊で損傷を与え
ず、かつ、装置構造および操作が簡単であり、人体に対
して安全である。従って、繁雑な操作が不要で簡単にか
つ高速に表面分析を行うことができる。また、試料表面
より発せられる蛍光の波長分布およびその強度を観察す
ることにより、試料表面に付着した微量不純物や微小パ
ーティクルの成分同定や汚染の程度を測定することが可
能になる。
【0010】
【実施例】(実施例1)本発明の第1の実施例を、図1
を参照して説明する。
【0011】図1は装置の概略図である。本装置におい
ては、紫外光光源101、例えば水銀ランプから発せら
れた紫外光102は、集光装置103、例えば光学レン
ズによって集光され、試料ステージ109上に保持され
た試料104例えばSiウエハの表面に照射される。S
iウエハ表面およびSiウエハ表面に付着した金属元素
等の不純物105からは、Siおよび金属不純物元素の
種類に対応した波長の蛍光106が発生する。蛍光10
6のうち、可視光の部分は、分光器107、例えば回折
格子によって分光され、光検出器108例えばホトダイ
オードディテクターに入射する。ホトダイオードディテ
クターの位置を移動させることによって、蛍光106に
含まれる光の波長を弁別することが可能である。これら
の光の波長は、不純物元素の種類と1対1の対応がとれ
るので、不純物元素の同定ができるのである。また、光
検出器108によって検出された光の強度により、これ
らの不純物元素の定量化が可能である。
【0012】以下に本発明装置の特徴および得られた顕
著な効果を示す。第1の特徴は、紫外光を入射光として
用いていることである。従来の分析装置のようにX線を
入射光として用いる場合に比べて、試料に対して非破壊
で損傷を与えることがなく、人体に対する危険が著しく
減少し、かつ装置自体も簡単になった。従って、半導体
製造ラインで容易に、且つ高いスループットでプロセス
中のウエハの測定ができるようになった。
【0013】第2の特徴は、試料104表面および試料
104表面に付着した不純物105から発せられる蛍光
のうち、可視光成分のみを光検出器108によって検出
していることである。従来の分析装置のように蛍光X線
を検出する場合に比べて、検出器自体を簡単に出来、常
時液体窒素冷却といった繁雑な作業を省略できるため、
装置自体が簡単になり操作が非常に容易になった。さら
に、従来の分析装置では検出できなかったNa等の軽元
素の検出が可能となった。また、光検出の為のレンズ等
の集光装置を含む光学系は、特別な材料を必要とせず、
従来の写真技術等で開発された技術がそのまま使えるた
め、極めて容易に設計、製作できる等の特徴も有してい
る。
【0014】第3の特徴は、光検出器108の前に分光
器107を配していることである。分光器107と移動
可能な光検出器108により、試料104表面および試
料104表面に付着した不純物105から発せられる蛍
光の波長分布(スペクトル)が観察でき、既知でない試
料104および試料104表面に付着した不純物105
の化学的組成、即ちその成分元素の同定可能になった。
【0015】図2に、本発明の装置により検出されたN
a元素の蛍光スペクトルを示す。試料としては、Siウ
エハを、Naを意図的に1ppb配合した超純水中に浸
漬し、その後乾燥して用いた。波長が589nm付近に
Naの蛍光による大きなピークが観察された。そのピー
ク強度から、Siウエハ表面のNaの汚染濃度は、8×
1011atoms/cm2ということがわかった。
【0016】また、試料104に入射する紫外光の入射
角度を変更することを目的として、紫外光光源101お
よび集光装置103からなる紫外光照射部が移動できる
か、あるいは試料ステージ109の紫外光照射部に対す
る角度を変更できるようにすることで、試料の分析領域
の深さ方向範囲を変化させることが出来るとともに、分
析対象成分の深さ方向分布が得られることが明らかにな
った。つまり、入射角θが小さくなると、紫外光の入射
深さも減少する。図3に、深さ方向分布の測定例を示
す。試料は、Na、Cuを100ppb配合した超純水
中に浸漬して意図的に汚染させた例では石英基板であ
る。Naは、入射角を小さくしていってもピーク強度は
ほぼ一定で、表面にのみNaが存在することがわかる。
一方、Cuの場合は、入射角を小さくしていくと、ピー
ク強度が減少している。これは、CuがSiウエハの内
部にも存在することを示している。ピーク強度の紫外線
入射角依存性のデータを計算機によって、処理を行い、
深さ方向の濃度分布として出力した例を図4に示す。
【0017】本実施例において、紫外光光源101は水
銀ランプを例にとってはいるが、紫外光を発する光源で
あれば他のものでもよく、例えば重水素ランプでも構わ
ない。エキシマレーザーを光源に用いてもよく、その場
合は集光装置103は無くても構わない。また、集光装
置103として光学レンズを例にとっているが、集光作
用のある装置であれば他のものでもよく、例えば凹面鏡
でも構わない。凹面鏡を110用いた実施例を図5に示
す。試料104の一例としてSiウエハを用いたが、も
ちろん試料としてはSiウエハに限定されるものではな
い。分光器107として回折格子を例にとっているが、
分光作用のある装置であれば他のものでもよく、例えば
プリズムでも構わない。光検出器108としてホトダイ
オードディテクターを例にとっているが、光検出作用の
ある装置であれば他のものでもよい。光検出器108が
移動可能な装置の場合を例にとったが、たとえ光検出器
108が固定されていたとしても、既知の単一元素の検
出および表面濃度の測定は可能であることは言うまでも
ない。また、蛍光検出部が分光器107および光検出器
108からなる装置を用いて説明を行ったが、蛍光検出
部が、一個あるいは交換可能な複数個の特定波長光透過
フィルター及び光検出器から構成された装置において
も、本実施例で示したような顕著な効果が期待できる。
【0018】尚、本実施例では可視光領域の光を検出す
る場合についてのみ述べたが、もちろん、可視光に限る
ことはない。蛍光には多くの波長の光が含まれており、
例えば紫外光や赤外光を分析することも有効である。例
えば紫外光を用いる場合は、レンズに紫外光を吸収しな
い材料(例えば螢石や合成石英)を用いればよい。この
ような分析により、より詳細な不純物分析が可能とな
る。
【0019】(実施例2)本発明の第2の実施例を図6
を用いて説明する。
【0020】図6は、装置の概略図を示している。蛍光
検出部において、例えば回折格子からなる分光器201
により分光された蛍光202は、光増幅検出装置20
3、たとえば光電子増倍管に入射し、検出されるような
構造になっている。光電子増倍管とは、セシウムやアン
チモン等からなる光電プレート陰極と、高電圧が印可さ
れた少なくとも一個以上のベリリウム銅等からなる二次
電子放出板と、電子を検出する陽極とから構成されてい
る。光電プレート陰極が光を受けると、光電効果により
電子を放出する。放出された電子は、強電場により加速
され、二次電子法出板に入射する。このとき二次電子放
出板からは多数の電子が放出される。さらにここで放出
された電子は、次の二次電子放出板との間に印可された
高電界によって加速され、次の二次電子放出板に当た
り、さらに多数の電子をつくる。この事を繰り返して、
微弱な光から非常に多数の電子が生成され、陽極により
電流として検出される。本実施例では、セシウムからな
る光電プレート陰極と、ライン型の二次電子放出板を用
いた光電子増倍管を採用した。その他の装置の構成は図
1で説明したものと同じであるため説明は省略する。
【0021】蛍光検出部の構成要素として光電子増倍管
を採用することによって、飛躍的に検出感度が向上し、
Naの検出において、光電子増倍管を用いなかった場合
に検出下限が1×1010atms/cm2であったのに
対し、光電子増倍管を用いることにより、1桁から2桁
程度検出下限を下げることができた。
【0022】本実施例において、光電子増倍管として、
セシウムからなる光電プレート陰極と、ライン型の二次
電子放出板を用いた光電子増倍管を用いたが、光電プレ
ートがアンチモンからなる光電子増倍管でも、また、ベ
ネチアン・ブラインド型やボックスアンドグリッド型の
二次電子放出板を用いた光電子増倍管でもよい。さら
に、光増幅検出装置203として光電子増倍管を例にと
ったが、光を増幅検出する作用にある装置であれば他の
ものでもよく、たとえば、マイクロチャンネルプレート
と蛍光板とホトダイオードディテクターからなる装置の
ように、光電子増倍管の陽極の部分に蛍光板を配し、電
子を光に変換した後に光検出器で検出する装置であって
もかまわない。
【0023】また、蛍光検出部が分光器201および光
増幅検出装置203からなる装置を用いて説明を行った
が、蛍光検出部が、一個あるいは交換可能な複数個の特
定波長光透過フィルターおよび光増幅検出装置から構成
された装置においても、本実施例で示したような顕著な
効果が期待できることはいうまでもない。
【0024】(実施例3)本発明の第3の実施例を、図
7を用いて説明する。分光器301により分光された蛍
光302は、列をなすように配置された複数個の光検出
器303、例えば、CCDラインセンサーによって検出
されるような構造になっている。その他の構成は図1で
説明したものと同じであるため説明は省略する。
【0025】CCDラインセンサーを用いることによ
り、分光器301により分光された蛍光302の波長分
布(スペクトル)が瞬時に測定可能となり、従来CCD
ラインセンサーを用いなかった場合に、波長が250n
mから800nmまでの蛍光を測定するのに5分から6
分かかっていたのが、CCDラインセンサーを用いる
と、約2秒で測定できるようになり、測定時間を飛躍的
に短縮することが出来た。それにともない、従来不可能
であった、試料表面の化学的組成が時間的に急速に変化
するような試料のin−situ連続測定が可能となっ
た。
【0026】本実施例において、列をなすように配置さ
れた複数個の光検出器303としてCCDラインセンサ
ーを例にとったが、複数個の光検出器が列をなすように
配置された構造を持っているものであれば他のものでも
よい。検出器自体が信号増幅作用を持つことから雑音に
強い光検出器であるBASIS型のラインセンサーを用
いれば、検出感度が向上し、微細な光でも検出可能とな
ることはいうまでもない。なお、BASIS型のセンサ
の一例を図8に示す。このセンサが各画素に対応してい
る。
【0027】蛍光検出部が分光器301、および列をな
すように配置された複数個の光検出器303からなる装
置を用いて説明を行ったが、蛍光検出部が、複数組の特
定波長光透過フィルター、および検出器から構成された
装置においても、本実施例で示したような顕著な効果が
期待できることはいうまでもない。また、複数個の光検
出器各々の前に光増幅装置を配置することで検出感度が
飛躍的に向上することはいうまでもない。
【0028】(実施例4)本発明の第4の実施例を、図
9を用いて説明する。紫外光光源401、たとえばエキ
シマレーザーから発せられた紫外光402は、集光装置
403、たとえば光学レンズによって集光された後、光
走査装置404、例えば互いの軸が90度程度の角度を
なすように配置された2個の回転するポリゴンミラーに
入射し、試料405表面を2次元的に走査することがで
きる。試料405および試料405表面に付着した不純
物406から発せられる蛍光407を検出する蛍光検出
部については、実施例3の図7と同じなのでここでの説
明は省略する。その他の構成は図1で説明したものと同
じであるため説明は省略する。
【0029】光走査装置404によって紫外光402を
走査することによって、分析対象成分の試料表面分布が
高速に測定可能となった。また、試料405および試料
405表面に付着した不純物406から発せられる
(乱)反射紫外光408を検出した信号を処理すること
により、試料表面の形状を画面表示することが可能であ
る。さらに、蛍光407を分光したのち検出することに
よって試料405表面の特定成分からの信号を分離抽出
し、信号処理により画像化した後、前述の試料表面形状
の画像に合成することによって、試料表面形状による前
記特定成分の局在状態を画像によって観察することが可
能となった。この画像合成の処理の様子を模式的に図1
0に示す。図10から、Naは、Siウエハ上のパター
ンの隅の部分に偏析しやすいことがわかった。
【0030】本実施例において、光走査装置404とし
て、互いの軸が90度程度の角度をなすように配置され
た2個の回転するポリゴンミラーを例にあげたが、紫外
光を試料表面で走査することができる装置であれば他の
ものでもよく、たとえば、首振り機能を持ち、首振りの
軸が互いに90度程度の角度をなすように配置された2
個の可動ミラーでも構わない。紫外光光源401として
エキシマレーザーを例にとったが、紫外光光源であれば
他のものでもよく、たとえば重水素ランプや水銀ランプ
でも構わないことはいうまでもない。集光装置403と
して光学レンズを例にとっているが、集光作用のある装
置であれば他のものでもよく、例えば凹面鏡でも構わな
い。また、反射光を用いて試料の再像を合成したが、こ
れは例えば対象がSi等の組成の分かっているものであ
れば、その蛍光を用いてもよいことはいうまでもない。
【0031】(実施例5)図11は、本発明の第5の実
施例を示すものである。本実施例における特徴は、試料
501を保持するステージ502に、ステージ502を
走査することができるステージ駆動機構503、たとえ
ばステッピングモーター駆動のXYステージが備わって
いることである。紫外光発光部、および蛍光検出部につ
いては、実施例3の図7と同じなのでここでの説明は省
略する。
【0032】ステッピングモーター駆動のXYステージ
により試料501を保持したステージ502を駆動する
ことにより、入射紫外光を試料501表面で広範囲に渡
って走査することができ、分析対象成分の広範囲の試料
表面分布が測定可能となった。図12に、5インチSi
ウエハ上のNa分布の測定例を示す。検出されたNa濃
度の大小を色または濃淡で画像上に表現することで、S
iウエハのどの部分にどの程度Na分布しているかが確
認できた。また、紫外光発光部として、その構成として
実施例4で説明した光走査装置404を含むものを用い
ることによって、紫外光の、光走査装置404による走
査とステージ駆動機構503による走査の両方を実現で
き、非常に広範囲に渡って試料表面の微細な形状による
特定成分の局在状態を画像によって観察することが可能
となった。
【0033】本実施例において、ステージ駆動機構50
3としてステッピングモーター駆動のXYステージを例
にあげたが、ステージ502を平面的に駆動できるもの
であれば他のものでもよいことはいうまでもない。列を
なすように配置された複数個の光検出器303としてC
CDラインセンサーを例にとったが、複数個の光検出器
が列をなすように配置された構造を持っているものであ
れば他のものでもよい。蛍光検出部が分光器301、お
よび列をなすように配置された複数個の光検出器303
からなる装置を用いて説明を行ったが、蛍光検出部が、
複数組の特定波長光透過フィルター、および検出器から
構成された装置においても、本実施例で示したような顕
著な効果が期待できることはいうまでもない。また、複
数個の光検出器各々の前に光増幅装置を配置することで
検出感度が飛躍的に向上することはいうまでもない。
【0034】(実施例6)図13は、本発明の第6の実
施例を示すものである。本実施例における特徴は、紫外
光光源601、たとえば水銀ランプから発せられた紫外
光が、たとえば光学レンズからなる集光装置602によ
り集光された後、たとえば回折格子分光器603および
アパーチャー604からなる特定波長光選択装置に入射
し、特定の波長の単色紫外光605のみを試料606に
照射することができることである。その他の構成につい
ては、実施例5で説明したものと同じなので、ここでの
説明は省略する。
【0035】特定波長選択装置によって選択された単一
波長の紫外光605を試料606に照射することによっ
て、単一波長紫外光を用いない方式の場合に問題となっ
ていた、紫外線光源から発せられる紫外光中に含まれて
いる可視光成分の試料表面における反射あるいは乱反射
による蛍光検出時の迷光の悪影響(信号/ノイズ比の劣
化)が無くなり、信号/ノイズ比が約50倍になるな
ど、検出感度が飛躍的に向上した。また、分光器603
に対するアパーチャー604の位置を変えることによ
り、選択する紫外光の波長を変えることが可能であり、
ある波長の紫外光で励起した試料から発せられる蛍光の
波長が、励起紫外光の波長に近くて蛍光が検出不可能で
あるような場合に、入射する紫外光の波長を変えること
で蛍光が検出可能となった。具体的に図を用いて説明す
る。図14は、特定波長選択装置を持たない装置におい
て、水銀ランプを紫外光光源として用い、Fe元素を意
図的に汚染させたSiウエハを試料として、その蛍光の
波長範囲350nmから400nmのスペクトルを測定
した結果である。紫外光光源である水銀ランプから発せ
られる光の中には、波長360nm程度の光も含まれて
おり、その光が試料表面で反射して蛍光検出部に入射
し、蛍光の検出スペクトル中に、図14の607で示さ
れるように、波長が360nmのところにピークが生じ
てしまう。この入射光の反射によるピークにより、Si
ウエハ上のFeからの蛍光ピーク(図14中の608お
よび609)は隠されてしまい、Fe元素の正確な分析
が不可能になってしまう。一方、特定波長選択装置を備
えた、本実施例で説明する発明装置を用いて、同様の試
料を測定した場合のスペクトルを図6(c)に示す。回
折格子分光器とアパーチャーによって、試料に照射する
紫外光の波長を250nmに限定することによって、入
射光の反射による検出ピークは消失し、Feの蛍光ピー
ク610および611がはっきりと確認でき、検出下限
も、光増幅装置無しの場合で、1×1010atoms/
cm2であった。
【0036】本実施例において、紫外光光源として水銀
ランプを用いた場合を説明したが、水銀ランプ以外の紫
外光光源、たとえば重水素ランプでも同様である。集光
装置602として光学レンズを例にとっているが、集光
作用のある装置であれば他のものでもよく、例えば凹面
鏡でも構わない。特定波長光選択装置が回折格子分光器
603およびアパーチャー604から構成された場合を
説明したが、特定の波長の単色紫外光を選択できるもの
であれば他のものでもよく、たとえばプリズムとアパー
チャーからなる装置でもかまわない。また、光源自体で
単色光を発光できる場合、たとえば光源として1個ある
いは励起波長の異なる複数のエキシマレーザーを用いた
場合は、特定波長光選択装置が必要なくなることはいう
までもない。また、複数個の光検出器各々の前に光増幅
装置を配置することで検出感度が飛躍的に向上すること
はいうまでもない。
【0037】(実施例7)図15は、本発明の第7の実
施例を示すものである。本実施例における特徴は、紫外
光光源、たとえば水銀ランプ701から発せられた紫外
光702が、集光装置、たとえば光学レンズ703によ
って集光された後、特定の偏光をもった光の成分のみを
選択する機能を持った偏光子704、たとえばグランプ
リズムに入射し、単一偏光の紫外光705のみが試料7
06を照射する様になっていることと、水銀ランプ70
1、光学レンズ703、および前記グランプリズム70
4からなる紫外光照射部を移動させることにより、単一
偏光紫外光705の試料706に対する入射角が変更で
きるようになっていることである。その他の構成につい
ては、実施例5で説明してあるのでここでの説明は省略
する。
【0038】ある単一偏光光が物質に入射するときに、
入射角を、物質の屈折率によってきまるブリュースター
角に設定することで、反射の無い状態を作り出すことが
出来ることは周知の事実である。したがって、本実施例
で説明する装置において、グランプリズム704により
選択された単一偏光紫外光705を、紫外光照射部を移
動させることによって設定したブリュースター入射角
で、試料706に入射することで、反射光の全く無い状
態を作ることができる。反射光が全く無いことにより、
信号/ノイズ比が向上し、検出感度が飛躍的に向上し
た。具体的には、実施例6の装置で行った実験と同様の
Fe元素の蛍光スペクトル測定を行った結果、単一偏光
紫外光のブリュースター角入射を行わない場合は、35
8nmおよび372nmのFe元素の蛍光は、反射光に
よって隠れてしまって検出できなかったのに対し、単一
偏光紫外光のブリュースター角入射を行えば、前記2つ
のFe元素ピークが観察された。検出下限は、光増幅装
置無しの場合で、Fe元素では2×1010atoms/
cm2であった。さらに、実施例6で説明した回折格子
とアパーチャーによる特定波長光選択装置を紫外光照射
部に組み込むことによって、さらに検出感度が向上し、
光増幅装置無しの場合で、Fe元素の検出下限は、5×
109atoms/cm2になった。本実施例において、
単一偏光光を得る手段としてグランプリズム704を用
いる場合について説明したが、単一偏光光が得られれば
他の手段でも構わない。また、紫外光光源として水銀ラ
ンプを用いたが、紫外光を発するものであれば他のもの
でもよく、たとえば重水素ランプでも構わない。また、
紫外光光源として、端面がブリュースター窓になってい
るレーザー光源を用いれば、偏光子が無くても良いこと
はいうまでもない。集光装置703として光学レンズを
例にとっているが、集光作用のある装置であれば他のも
のでもよく、例えば凹面鏡でも構わない。また、複数個
の光検出器各々の前に光増幅装置を配置することで検出
感度が飛躍的に向上することはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】(請求項1、2)以上説明したように、
請求項1に係る発明によれば、従来の装置では検出でき
なかった軽元素が検出でき、試料に対して損傷を与える
ことなく測定が行え、人体に対する危険が著しく減少
し、装置が簡単になり、かつ装置の操作も簡単になる。
【0040】(請求項3)請求項3に係る発明によれ
ば、既知でない試料および試料表面に付着した不純物の
化学的組成の同定が可能になる。
【0041】(請求項4)請求項4に係る発明によれ
ば、検出感度が飛躍的に向上する。
【0042】(請求項5)請求項5に係る発明によれ
ば、測定時間が飛躍的に短縮できる。
【0043】(請求項6)請求項6に係る発明によれ
ば、表面分布が高速に測定可能となり、かつ測定対象の
表面局在状態が画像によって観察できる。
【0044】(請求項7)請求項7に係る発明によれ
ば、表面分布が広範囲に渡って測定可能となる。
【0045】(請求項8)請求項8に係る発明によれ
ば、従来測定不可能であった特定元素の測定が可能とな
るとともに検出感度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る分析装置の概念図である。
【図2】本発明の装置により検出されたNa元素の蛍光
スペクトルを示す図。
【図3】深さ方向分布の測定例を示す図。
【図4】ピーク強度の紫外線入射角依存性を深さ方向の
濃度分布として示した図。
【図5】実施例1において凹面鏡を用いた例を示す概念
図。
【図6】実施例2に係る分析装置の概念図である。
【図7】実施例3に係る分析装置の概念図である。
【図8】BASIS型センサーの一例を示す図。
【図9】実施例4に係る分析装置の概念図である。
【図10】実施例4における画像合成の処理の様子を示
す図。
【図11】実施例5に係る分析装置の概念図である。
【図12】5インチSiウエハー上のNa分布の測定例
を示す図。
【図13】実施例6に係る分析装置の概念図である。
【図14】特定波長選択装置を持たない装置における3
50nmから400nmのスペクトルを測定した様子を
示す図。
【図15】実施例7に係る分析装置の概念図である。
【図16】従来の全反射蛍光X線分析装置の概念図であ
る。
【図17】従来の表面パーティクル検出装置の概念図で
ある。
【符号の説明】
101 紫外光光源(水銀ランプ)、 102 紫外光、 103 集光装置(光学レンズ)、 104 試料(Siウエハ)、 105 不純物、 106 蛍光、 107 分光器(回折格子)、 108 光検出器(ホトダイオードディテクター)、 109 試料ステージ、 201 分光器、 202 蛍光、 203 光増幅検出装置(光電子増倍管)、 301 分光器、 302 蛍光、 303 光検出器、 401 紫外光光源、 402 紫外光、 403 集光装置、 404 光走査装置、 405 試料、 406 不純物、 407 蛍光、 501 試料、 502 ステージ、 503 ステージ駆動機構、 601 紫外光光源、 602 集光装置、 603 回折格子分光器、 604 アパーチャー、 605 単色紫外光、 606 試料、 701 水銀ランプ、 702 紫外光、 703 集光装置、 704 偏光子、 705 単一偏光の紫外光、 706 試料、 801 X線源、 802 X線、 803 試料、 804 汚染物質、 805 蛍光X線、 901 レーザー光源、 902 レーザー光、 903 光走査装置、 904 試料、 906 乱反射光、 907 光検出器。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を保持するステージと、紫外光を発
    光する光源と、前記光源より発光された紫外光を集光
    し、前記試料表面に照射する手段と、前記紫外光の照射
    された前記試料表面より発光する光を検出する手段を有
    したことを特徴とする分析装置。
  2. 【請求項2】 前記光を検出する手段が、可視光領域の
    光に対し、検出機能を有していることを特徴とする、請
    求項1記載の分析装置。
  3. 【請求項3】 前記光を検出する手段が、分光器をその
    構成要素として有していることを特徴とする、請求項1
    又は2に記載の分析装置。
  4. 【請求項4】 前記分光器により分光された光を、少な
    くとも一台の光増幅装置に入射するように構成されたこ
    とを特徴とする請求項3記載の分析装置。
  5. 【請求項5】 前記分光器により分光された光を、同時
    に検出する複数の光検出装置を備えたことを特徴とする
    請求項3記載の分析装置。
  6. 【請求項6】 前記紫外光を、前記試料表面で走査する
    手段を有したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    か1項に記載の分析装置。
  7. 【請求項7】 前記ステージを走査する手段を有したこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    分析装置。
  8. 【請求項8】 前記紫外光を、前記試料表面に照射する
    以前に分光する手段を有したことを特徴とする請求項1
    乃至7のいずれか1項に記載の分析装置。
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