JPH0596757A - 圧電素子を用いた印字ヘツドのストローク調整方法 - Google Patents
圧電素子を用いた印字ヘツドのストローク調整方法Info
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- JPH0596757A JPH0596757A JP29239891A JP29239891A JPH0596757A JP H0596757 A JPH0596757 A JP H0596757A JP 29239891 A JP29239891 A JP 29239891A JP 29239891 A JP29239891 A JP 29239891A JP H0596757 A JPH0596757 A JP H0596757A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧電素子を用いた印字ヘッドにおいて、圧電
素子の伸びのバラツキを補正することによって印字ヘッ
ドにとって重要な特性であるストロークのバラツキを抑
える。 【構成】 圧電素子25を印字ユニット17に取り付け
た状態で可動子35が10μm移動するだけ予圧をか
け、その状態で100Vの電圧を印加する。すると、圧
電素子25が変位するが、その変位量は圧電素子25の
特性のバラツキにより一定にならない。そこで、上記変
位量に応じた予圧を圧電素子25に印加する。可動子3
5の変位量ではなく、連設部37の回動量で評価するこ
ともできる。
素子の伸びのバラツキを補正することによって印字ヘッ
ドにとって重要な特性であるストロークのバラツキを抑
える。 【構成】 圧電素子25を印字ユニット17に取り付け
た状態で可動子35が10μm移動するだけ予圧をか
け、その状態で100Vの電圧を印加する。すると、圧
電素子25が変位するが、その変位量は圧電素子25の
特性のバラツキにより一定にならない。そこで、上記変
位量に応じた予圧を圧電素子25に印加する。可動子3
5の変位量ではなく、連設部37の回動量で評価するこ
ともできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インパクトドットマト
リクス印字装置の印字ヘッドに係わり、特にその品質の
安定化を図る技術に関する。
リクス印字装置の印字ヘッドに係わり、特にその品質の
安定化を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、圧電素子をアクチュエータと
して用いた印字ヘッドでは、圧電素子に一定の電圧を印
加及び解除することによって充放電電流を流して、圧電
素子を伸縮させ、この伸縮を印字ワイヤに拡大、伝達す
ることにより、印字ワイヤが突出駆動しインクリボンを
介して用紙上に印字を行うものである。また、この種の
印字ヘッドの製造工程においては、通常、圧電素子を印
字ユニットに組み込む際、圧電素子に所定の予圧をかけ
て組み込んでいた。これは、予圧をかけることにより圧
電素子に電圧を印加した時の該圧電素子の変位量(伸び
量)を、予圧をかけないものに比し、大きくすることが
できる特質を持つことに基づく。
して用いた印字ヘッドでは、圧電素子に一定の電圧を印
加及び解除することによって充放電電流を流して、圧電
素子を伸縮させ、この伸縮を印字ワイヤに拡大、伝達す
ることにより、印字ワイヤが突出駆動しインクリボンを
介して用紙上に印字を行うものである。また、この種の
印字ヘッドの製造工程においては、通常、圧電素子を印
字ユニットに組み込む際、圧電素子に所定の予圧をかけ
て組み込んでいた。これは、予圧をかけることにより圧
電素子に電圧を印加した時の該圧電素子の変位量(伸び
量)を、予圧をかけないものに比し、大きくすることが
できる特質を持つことに基づく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印字ヘ
ッドに用いられる圧電素子においては、圧電素子毎の伸
び量にバラツキがある。このため、複数個の圧電素子を
伸縮させ、それを拡大、伝達して印字を行うこの種の印
字ヘッドにおいては、この圧電素子の伸び量と拡大機構
の拡大率の積のバラツキが、結果的にストロ−クのバラ
ツキとなり、印字ワイヤのインパクト力のバラツキとも
なるため印字濃淡といった印字品質の低下を招くことに
なっていた。本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、圧電素子に与える予圧に応じて該
圧電素子の変位量が変化することに着目して、圧電素子
を印字ユニットに組み込む際の予圧を、所定予圧(0を
含む)時の電圧を印加した場合の変位量のバラツキに応
じて変化させ、静的ストロークのバラツキが少ない印字
ヘッドを得ることができる印字ヘッドのストローク調整
方法を提供することを目的とする。
ッドに用いられる圧電素子においては、圧電素子毎の伸
び量にバラツキがある。このため、複数個の圧電素子を
伸縮させ、それを拡大、伝達して印字を行うこの種の印
字ヘッドにおいては、この圧電素子の伸び量と拡大機構
の拡大率の積のバラツキが、結果的にストロ−クのバラ
ツキとなり、印字ワイヤのインパクト力のバラツキとも
なるため印字濃淡といった印字品質の低下を招くことに
なっていた。本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、圧電素子に与える予圧に応じて該
圧電素子の変位量が変化することに着目して、圧電素子
を印字ユニットに組み込む際の予圧を、所定予圧(0を
含む)時の電圧を印加した場合の変位量のバラツキに応
じて変化させ、静的ストロークのバラツキが少ない印字
ヘッドを得ることができる印字ヘッドのストローク調整
方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、複数個の圧電素子に充放電電流を流し
て、該圧電素子を伸縮させ、この伸縮を拡大、伝達して
複数個の印字ワイヤを駆動することにより印字を行う印
字ヘッドのストローク調整方法において、予圧(予圧が
0の場合を含む)を有する前記圧電素子に既定電圧を印
加した時の変位量に対応した予圧を前記圧電素子に付加
し、前記印字ワイヤの変位量を一定にするものである。
このとき変位量拡大機構を含んだ印字ユニット内に当該
圧電素子を組み込んだ状態において、その既定電圧を印
化してその変位量拡大機構の変位に応じて付加すべき予
圧を決定することも、本発明の範疇である。
めに本発明は、複数個の圧電素子に充放電電流を流し
て、該圧電素子を伸縮させ、この伸縮を拡大、伝達して
複数個の印字ワイヤを駆動することにより印字を行う印
字ヘッドのストローク調整方法において、予圧(予圧が
0の場合を含む)を有する前記圧電素子に既定電圧を印
加した時の変位量に対応した予圧を前記圧電素子に付加
し、前記印字ワイヤの変位量を一定にするものである。
このとき変位量拡大機構を含んだ印字ユニット内に当該
圧電素子を組み込んだ状態において、その既定電圧を印
化してその変位量拡大機構の変位に応じて付加すべき予
圧を決定することも、本発明の範疇である。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、複数個の圧電素子をそれ
ぞれの印字ユニットへ組み込む際に、前記圧電素子に僅
かな予圧を与えた状態のもとで既定電圧を印加し、変位
量を測定する。この測定値に応じて再度、前記圧電素子
に予圧を付加する。前記圧電素子の変位量を変えること
により、印字ユニットに配設されている印字ワイヤの変
位量が調整される。これにより、印字ヘッドに有する複
数個の印字ワイヤの静的ストロークのバラツキを最小限
なものにする。また、変位量拡大機構を含んだ印字ユニ
ット内に当該圧電素子を組み込んだ状態において、その
既定電圧を印化してその変位量拡大機構の変位に応じて
付加すべき予圧を決定した場合においては、その変位量
拡大機構のバラツキをも相殺できる。
ぞれの印字ユニットへ組み込む際に、前記圧電素子に僅
かな予圧を与えた状態のもとで既定電圧を印加し、変位
量を測定する。この測定値に応じて再度、前記圧電素子
に予圧を付加する。前記圧電素子の変位量を変えること
により、印字ユニットに配設されている印字ワイヤの変
位量が調整される。これにより、印字ヘッドに有する複
数個の印字ワイヤの静的ストロークのバラツキを最小限
なものにする。また、変位量拡大機構を含んだ印字ユニ
ット内に当該圧電素子を組み込んだ状態において、その
既定電圧を印化してその変位量拡大機構の変位に応じて
付加すべき予圧を決定した場合においては、その変位量
拡大機構のバラツキをも相殺できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例による印字ヘッドを
図面を参照して説明する。図1は本印字ヘッドの構成を
示す断面図であり、図2はその印字ヘッドに配設されて
いる印字ユニット17の構成を示す側面図である。印字
ヘッドは円板状のヘッド本体13と有底円筒状の放熱カ
バー15とから円筒状に構成されており、ヘッド本体1
3及び放熱カバー15は素材をアルミニウム合金製とす
る。印字ユニット17は、ヘッド本体13の裏面側の放
熱カバー15の内部に放射状に所定数配設されている。
ヘッド本体13の略中央位置には中空状のノーズ部16
が、不図示のインクリボン及び印字用紙に対向する位置
に突設されている。
図面を参照して説明する。図1は本印字ヘッドの構成を
示す断面図であり、図2はその印字ヘッドに配設されて
いる印字ユニット17の構成を示す側面図である。印字
ヘッドは円板状のヘッド本体13と有底円筒状の放熱カ
バー15とから円筒状に構成されており、ヘッド本体1
3及び放熱カバー15は素材をアルミニウム合金製とす
る。印字ユニット17は、ヘッド本体13の裏面側の放
熱カバー15の内部に放射状に所定数配設されている。
ヘッド本体13の略中央位置には中空状のノーズ部16
が、不図示のインクリボン及び印字用紙に対向する位置
に突設されている。
【0007】印字ユニット17は、圧電セラミックを積
層状に接着した圧電素子25と、圧電素子25の伸縮に
連動し進退運動を行い不図示のインクリボンを介して印
字用紙に印字を行う印字ワイヤ21と、圧電素子25の
伸縮運動を拡大、伝達するための運動伝達機構14と、
この運動伝達機構14及び圧電素子25を支持する支持
フレーム27とからなる。支持フレーム27は圧電素子
25の積層方向(長手方向)両側面部と後端部を囲むよ
うに、メイン支柱部27aと副支柱部27bとその連接
後端部27cとによりコ字状に一体的に形成されてい
る。圧電素子25は、電圧の印加によりメイン支柱部2
7aと副支柱部27bに沿って積層方向に伸縮運動す
る。また、温度補償材26が、圧電素子の後端部と支持
フレーム27の連接後端部27cの間に介挿固着されて
おり、圧電素子25が温度上昇にて縮小した寸法だけ補
正するようになっている。印字ワイヤ21は、ヘッド本
体13のノーズ部16内に配置されており、ノーズ部1
6内に設けられている所定数の案内板23に前後移動可
能に案内されている。
層状に接着した圧電素子25と、圧電素子25の伸縮に
連動し進退運動を行い不図示のインクリボンを介して印
字用紙に印字を行う印字ワイヤ21と、圧電素子25の
伸縮運動を拡大、伝達するための運動伝達機構14と、
この運動伝達機構14及び圧電素子25を支持する支持
フレーム27とからなる。支持フレーム27は圧電素子
25の積層方向(長手方向)両側面部と後端部を囲むよ
うに、メイン支柱部27aと副支柱部27bとその連接
後端部27cとによりコ字状に一体的に形成されてい
る。圧電素子25は、電圧の印加によりメイン支柱部2
7aと副支柱部27bに沿って積層方向に伸縮運動す
る。また、温度補償材26が、圧電素子の後端部と支持
フレーム27の連接後端部27cの間に介挿固着されて
おり、圧電素子25が温度上昇にて縮小した寸法だけ補
正するようになっている。印字ワイヤ21は、ヘッド本
体13のノーズ部16内に配置されており、ノーズ部1
6内に設けられている所定数の案内板23に前後移動可
能に案内されている。
【0008】運動伝達機構14は、先端に印字ワイヤ2
1を固着した平板の所定形状でなるアーム29と、圧電
素子25の変位を拡大するための第1及び第2板ばね3
1,33と、圧電素子25の前面部に装着され、圧電素
子25の変位を第2の板ばね33に伝達する可動子35
とから構成されている。第1板ばね31と第2板ばね3
3は、弾性を有する同素材で、同形状とする。また、第
1板ばね31と第2板ばね33は平行に設置されてお
り、その先端は連設されてコ字状を形成しており、この
連設部37は、アーム29の印字ワイヤ21が固着され
ている一端と反対側の端部に固定されている。第1板ば
ね31の基端部はメイン支柱部27aの側面に固着さ
れ、第2板ばね33の基端部は可動子35の側面に固着
されている。
1を固着した平板の所定形状でなるアーム29と、圧電
素子25の変位を拡大するための第1及び第2板ばね3
1,33と、圧電素子25の前面部に装着され、圧電素
子25の変位を第2の板ばね33に伝達する可動子35
とから構成されている。第1板ばね31と第2板ばね3
3は、弾性を有する同素材で、同形状とする。また、第
1板ばね31と第2板ばね33は平行に設置されてお
り、その先端は連設されてコ字状を形成しており、この
連設部37は、アーム29の印字ワイヤ21が固着され
ている一端と反対側の端部に固定されている。第1板ば
ね31の基端部はメイン支柱部27aの側面に固着さ
れ、第2板ばね33の基端部は可動子35の側面に固着
されている。
【0009】運動伝達機構14は上記の構成により、圧
電素子25に電圧が印加され、該圧電素子25が積層方
向に伸長すると、可動子35が連動し前方向に移動す
る。可動子35に固着している第2板ばね33が、第1
板ばね31に対して相対的に前方向に移動しようとする
ため、連設部37が反時計方向に回転移動する。これに
より、アーム29が、前方向(図1では左方向)に連動
し、その一端に固着している印字ワイヤ21が突出し、
不図示のインクリボンを介して印字用紙に当たり、印字
用紙上にドットが印刷される。そして、電圧の印加が解
除されると圧電素子25が収縮することにより、この収
縮運動が印字ワイヤ21を持つアーム29に伝達され、
アーム29は非作用位置に復帰する。なお、アーム29
の非作用位置には樹脂製のアームストッパ39aが設け
られており、副支柱部27bのストッパ39bに当接し
て止まるようになっている。
電素子25に電圧が印加され、該圧電素子25が積層方
向に伸長すると、可動子35が連動し前方向に移動す
る。可動子35に固着している第2板ばね33が、第1
板ばね31に対して相対的に前方向に移動しようとする
ため、連設部37が反時計方向に回転移動する。これに
より、アーム29が、前方向(図1では左方向)に連動
し、その一端に固着している印字ワイヤ21が突出し、
不図示のインクリボンを介して印字用紙に当たり、印字
用紙上にドットが印刷される。そして、電圧の印加が解
除されると圧電素子25が収縮することにより、この収
縮運動が印字ワイヤ21を持つアーム29に伝達され、
アーム29は非作用位置に復帰する。なお、アーム29
の非作用位置には樹脂製のアームストッパ39aが設け
られており、副支柱部27bのストッパ39bに当接し
て止まるようになっている。
【0010】さらに、メイン支柱部27aと副支柱部2
7bとに跨って4節リンク機構部材41が配設されてい
る。4節リンク機構部材41は素材を弾性変形可能な板
材とし、広幅側板部41aと長尺狭幅板部41bとが副
支柱部27b上において連接しており、その形状をコ字
状としている。板部41bの両端がメイン支柱部27a
と副支柱部27bとに固着されている。板部41aには
側面視略H状等の切欠孔43が形成されており、この切
欠孔43を挟む2辺がそれぞれ副支柱部27b及び可動
子35に固定されている。このため、板部41aの2辺
は圧電素子25が伸長し可動子35が移動すると側面視
平行四辺形状に弾性変形するようになっており、可動子
35の移動を妨げないように構成されている。
7bとに跨って4節リンク機構部材41が配設されてい
る。4節リンク機構部材41は素材を弾性変形可能な板
材とし、広幅側板部41aと長尺狭幅板部41bとが副
支柱部27b上において連接しており、その形状をコ字
状としている。板部41bの両端がメイン支柱部27a
と副支柱部27bとに固着されている。板部41aには
側面視略H状等の切欠孔43が形成されており、この切
欠孔43を挟む2辺がそれぞれ副支柱部27b及び可動
子35に固定されている。このため、板部41aの2辺
は圧電素子25が伸長し可動子35が移動すると側面視
平行四辺形状に弾性変形するようになっており、可動子
35の移動を妨げないように構成されている。
【0011】運動伝達機構14の連設部37の反時計方
向に移動する向きのモーメント作用に伴い、圧電素子2
5が積層方向と交差する方向に屈曲される虞があるが、
この4節リンク機構部材41の構成により可動子35及
び圧電素子25を時計方向に移動させる向きのモーメン
トが生じるため、この2つの逆向きのモーメントが相殺
し合うこととなり、圧電素子25は、屈曲することなく
直線的に伸縮することができるようになっている。
向に移動する向きのモーメント作用に伴い、圧電素子2
5が積層方向と交差する方向に屈曲される虞があるが、
この4節リンク機構部材41の構成により可動子35及
び圧電素子25を時計方向に移動させる向きのモーメン
トが生じるため、この2つの逆向きのモーメントが相殺
し合うこととなり、圧電素子25は、屈曲することなく
直線的に伸縮することができるようになっている。
【0012】次に、印字ヘッド内に配設されている複数
個の印字ユニット17におけるストロークを一定にする
ため、個々の圧電素子25にそれぞれ異なる予圧を付加
し調整する方法を説明する。まず、支持フレ−ム27に
圧電素子25が保持される最低量の第一の予圧をかけた
状態で、圧電素子25を組み込む。このときアーム29
はまだ取り付けられていない。この状態で圧電素子25
に既定電圧を印加し、可動子35の変位量を測定する。
この第一の予圧力として、本実施例では、第1板ばね3
1及び第2板ばね33の弾性に抗して可動子35を10
マイクロメートル押し上げ得る量としている。この予圧
量は、実使用状態における予圧よりも充分低く設定さ
れ、支持フレーム27と可動子35との間に圧電素子2
5を保持できる程度でよい。また、他の治具により圧電
素子を保持できるのであれば、予圧力は零でもよい。次
に、この測定値と希望の所定変位値が一致するように圧
電素子25に第二の予圧を付加し、圧電素子の既定電圧
に対する伸び量を調整することにより、変位量のバラツ
キを最小限に抑える。この時の第二の予圧付加は、圧電
素子の後端部に位置する温度補償材26を潰すことで実
現する。
個の印字ユニット17におけるストロークを一定にする
ため、個々の圧電素子25にそれぞれ異なる予圧を付加
し調整する方法を説明する。まず、支持フレ−ム27に
圧電素子25が保持される最低量の第一の予圧をかけた
状態で、圧電素子25を組み込む。このときアーム29
はまだ取り付けられていない。この状態で圧電素子25
に既定電圧を印加し、可動子35の変位量を測定する。
この第一の予圧力として、本実施例では、第1板ばね3
1及び第2板ばね33の弾性に抗して可動子35を10
マイクロメートル押し上げ得る量としている。この予圧
量は、実使用状態における予圧よりも充分低く設定さ
れ、支持フレーム27と可動子35との間に圧電素子2
5を保持できる程度でよい。また、他の治具により圧電
素子を保持できるのであれば、予圧力は零でもよい。次
に、この測定値と希望の所定変位値が一致するように圧
電素子25に第二の予圧を付加し、圧電素子の既定電圧
に対する伸び量を調整することにより、変位量のバラツ
キを最小限に抑える。この時の第二の予圧付加は、圧電
素子の後端部に位置する温度補償材26を潰すことで実
現する。
【0013】なお、本実施例においては、第一予圧付加
時に圧電素子25に100Vの電圧を印加した場合の可
動子35の変位量Xと、そのXの値に応じた予圧を付加
するために温度補償材を潰して得られた可動子35の変
位量Yは以下の表の通りである。
時に圧電素子25に100Vの電圧を印加した場合の可
動子35の変位量Xと、そのXの値に応じた予圧を付加
するために温度補償材を潰して得られた可動子35の変
位量Yは以下の表の通りである。
【表1】
【0014】以上の処理を終了し、圧電素子25に所望
の予圧が付与された状態の印字ユニットに、アームスト
ッパが取り付けられたアームを取り付ける。このときア
ームストッパと副支持部のストッパとの押圧力が零とな
り、且つ互いに離隔していない状態とする。また、上記
調整方法では、板ばね31,33等の変位量を拡大する
機構のバラツキ等については考慮されていない。本構成
においては、上記板ばね31、33の設置間隔により特
性が大きく変わるが、この間隔は比較的高い精度を出す
ことが困難である。そこで、上記実施例における可動子
35の変位量の評価の代わりに、板ばねの連設部37の
矢印P方向への回動変位量により評価することにより、
板ばねの精度の影響をも相殺することができる。
の予圧が付与された状態の印字ユニットに、アームスト
ッパが取り付けられたアームを取り付ける。このときア
ームストッパと副支持部のストッパとの押圧力が零とな
り、且つ互いに離隔していない状態とする。また、上記
調整方法では、板ばね31,33等の変位量を拡大する
機構のバラツキ等については考慮されていない。本構成
においては、上記板ばね31、33の設置間隔により特
性が大きく変わるが、この間隔は比較的高い精度を出す
ことが困難である。そこで、上記実施例における可動子
35の変位量の評価の代わりに、板ばねの連設部37の
矢印P方向への回動変位量により評価することにより、
板ばねの精度の影響をも相殺することができる。
【0015】例えば、第一の予圧を付加した状態の圧電
素子25に既定電圧を印加した時、板ばね31,33の
連設部37の矢印P方向の回動変位量が第一の予圧で予
測される所定変位値に達しない場合は、この回動変位量
が希望の所定変位値に達するように温度補償材26を所
定量潰して第二の予圧を付加し調整する。これにより、
圧電素子25の既定電圧に対する伸び量を大きくし、回
動変位量を所望の値とすることができ、印字ヘッドに希
望のインパクト力を得ることができるようになる。
素子25に既定電圧を印加した時、板ばね31,33の
連設部37の矢印P方向の回動変位量が第一の予圧で予
測される所定変位値に達しない場合は、この回動変位量
が希望の所定変位値に達するように温度補償材26を所
定量潰して第二の予圧を付加し調整する。これにより、
圧電素子25の既定電圧に対する伸び量を大きくし、回
動変位量を所望の値とすることができ、印字ヘッドに希
望のインパクト力を得ることができるようになる。
【0016】また、第一の予圧を付加した状態の圧電素
子25に既定電圧を印加した時、板ばね31,33の連
設部37の矢印P方向の回動変位量が第一の予圧で予測
される所定変位値より大きい場合は、この回動変位量が
希望の所定変位値に達するだけ温度補償材26を僅かに
潰すことにより第二の予圧を付加し調整する。これによ
り、圧電素子25の既定電圧に対する伸び量が大きくな
り過ぎることがなく、回動変位量を所望の値とすること
ができ、印字ヘッドに希望のインパクト力を得ることが
できる。こうして板ばね31,33に希望の所定変位量
を与える伸び量に圧電素子25が調整され、この調整さ
れた圧電素子25が所定数配設された印字ヘッドの印字
ストロークは安定したものとなり、印字結果は良好なも
のとなる。なお、上記では、圧電素子25を印字ユニッ
ト17に組み込む際、所定の予圧を付加したものについ
て説明したが、最初の予圧が0の場合でも同様に適用で
き、本発明はそのような場合も含む。
子25に既定電圧を印加した時、板ばね31,33の連
設部37の矢印P方向の回動変位量が第一の予圧で予測
される所定変位値より大きい場合は、この回動変位量が
希望の所定変位値に達するだけ温度補償材26を僅かに
潰すことにより第二の予圧を付加し調整する。これによ
り、圧電素子25の既定電圧に対する伸び量が大きくな
り過ぎることがなく、回動変位量を所望の値とすること
ができ、印字ヘッドに希望のインパクト力を得ることが
できる。こうして板ばね31,33に希望の所定変位量
を与える伸び量に圧電素子25が調整され、この調整さ
れた圧電素子25が所定数配設された印字ヘッドの印字
ストロークは安定したものとなり、印字結果は良好なも
のとなる。なお、上記では、圧電素子25を印字ユニッ
ト17に組み込む際、所定の予圧を付加したものについ
て説明したが、最初の予圧が0の場合でも同様に適用で
き、本発明はそのような場合も含む。
【0017】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、印
字ユニットへ圧電素子を組み込む際、印字ヘッドの静的
ストロークの値に応じて、該圧電素子への予圧を変化さ
せ、該圧電素子の変位量を調整することにより、複数個
の前記圧電素子を有する印字ヘッドのストロ−クのバラ
ツキを最小限とし、良好な印字品質が得られる。
字ユニットへ圧電素子を組み込む際、印字ヘッドの静的
ストロークの値に応じて、該圧電素子への予圧を変化さ
せ、該圧電素子の変位量を調整することにより、複数個
の前記圧電素子を有する印字ヘッドのストロ−クのバラ
ツキを最小限とし、良好な印字品質が得られる。
【図1】本発明の一実施例による印字ヘッドの構成を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】本発明の一実施例による印字ヘッドにある印字
ユニットの側面図である。
ユニットの側面図である。
21 印字ワイヤ 25 圧電素子 26 温度補償材
Claims (1)
- 【請求項1】 複数個の圧電素子に充放電電流を流し
て、該圧電素子を伸縮させ、この伸縮を拡大、伝達して
複数個の印字ワイヤを駆動することにより印字を行う印
字ヘッドのストローク調整方法において、所定予圧を有
する前記圧電素子に既定電圧を印加した時の変位量に対
応した予圧を前記圧電素子に付加し、前記印字ワイヤの
変位量を一定にすることを特徴とした圧電素子を用いた
印字ヘッドのストローク調整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29239891A JPH0596757A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 圧電素子を用いた印字ヘツドのストローク調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29239891A JPH0596757A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 圧電素子を用いた印字ヘツドのストローク調整方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596757A true JPH0596757A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17781273
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29239891A Withdrawn JPH0596757A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 圧電素子を用いた印字ヘツドのストローク調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0596757A (ja) |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP29239891A patent/JPH0596757A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |