JPH0597779A - 2−アミノインダンおよびその炭酸塩の製造方法 - Google Patents

2−アミノインダンおよびその炭酸塩の製造方法

Info

Publication number
JPH0597779A
JPH0597779A JP3256083A JP25608391A JPH0597779A JP H0597779 A JPH0597779 A JP H0597779A JP 3256083 A JP3256083 A JP 3256083A JP 25608391 A JP25608391 A JP 25608391A JP H0597779 A JPH0597779 A JP H0597779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nickel
aminoindane
carbonate
catalyst
hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3256083A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Takagi
嘉則 高木
Toshihide Suzuki
利英 鈴木
Akinori Matsuura
明徳 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP3256083A priority Critical patent/JPH0597779A/ja
Publication of JPH0597779A publication Critical patent/JPH0597779A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/141Feedstock

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 2−インダノンオキシムを原料として、水
素還元により高収率で2−アミノインダンまたは2−ア
ミノインダン炭酸塩を得る方法を提案する。 【構 成】 2−インダノンオキシムを、極性溶媒中で
ニッケル担持触媒ならびに水素および二酸化炭素の存在
下において高圧接触還元を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薬理学上、とくに不整脈
症などの各種心臓病・高血圧症および喘息などの予防・
治療剤の原料として有用な2−アミノインダン類の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2−アミノインダンの誘導体は一般に優
れた生理活性作用を示し、各種医薬として適用される例
が特公昭54−6551号公報、特公昭62-12214号公報、特公
昭62-12800号公報、J. Org. Chem, Vol. 9, P. 380-391
(1944) などに多数報告されている。いずれの例でも、
効能が高いわりに従来品と比べて副作用の少ない医薬品
が製造できることが開示されている。
【0003】また一方、その構造の核となる2−アミノ
インダンの合成方法も種々検討されているが、現在工業
的に有効な方法は見出されていない。2−アミノインダ
ンは、インデンの誘導体である2−インダノンオキシム
を水素還元することにより合成する方法が従来から一般
的に行われている。しかしこの方法では同時に第2級ア
ミンであるジインダニルアミンが副生するという問題が
あった。ジインダニルアミンの副生を抑制する手法とし
て、J. Org. Chem, Vol. 9, P. 380-391 (1944) では、
塩酸および塩化パラジウムの混在下で2−インダノンオ
キシムの接触還元を行っている。しかしこの場合の反応
生成物は2−アミノインダンの塩酸塩であることから、
さらに水酸化ナトリウムなどで遊離したのちに溶剤抽出
・濃縮などの操作を必要とし、工程が複雑となるうえに
収率も60%程度と低い。さらに炭酸塩を合成する過程で
歩留りは50%程度となる。また、J. Org. Chem, Vol. 2
8, P. 2797-2804 (1963) では、水酸化ナトリウムまた
はナトリウムメチラートの混在下で2−インダノンオキ
シムの接触還元を行うことによりジインダニルアミンの
副生を抑制している。しかしこの方法では原料に対して
多量の溶媒・触媒を必要とするほか、添加物の分離工程
が複雑で分離収率も低い。同報ではまた、濃硫酸−氷酢
酸の存在下、パラジウムカーボン触媒を用いて2−イン
ダノンオキシムの還元を行っている。しかしこの場合も
生成するのは2−アミノインダンの硫酸塩であり、前法
と同様に分離収率および炭酸塩の歩留りが低い。
【0004】そのため水素化工程で副反応を抑制して、
かつ分離精製および炭酸塩合成工程での損失を抑制でき
る方法の開発が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、水素化
反応で副生する2、3級アミンを抑制するために添加物
を使用したことで2−アミノインダン塩酸塩または硫酸
塩が生成し2−アミノインダンまたは2−アミノインダ
ン炭酸塩が高収率で得られないという問題があった。
【0006】本発明は容易にかつ高収率で2−アミノイ
ンダンまたは2−アミノインダン炭酸塩を製造する方法
を提供することを目的とするものである。なお、2−ア
ミノインダンの塩類は2−アミノインダンより安定であ
り、長期保存に適するという利点を有する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決すべく
鋭意検討を行った。その結果、水素化反応で水素と二酸
化炭素の混合気体を使用することにより2、3級アミン
の副生が抑制できるうえ、生成物が2−アミノインダン
炭酸塩として直接得られることを見出し本発明を完成し
た。すなわち従来は鉱酸類またはアルカリを添加して副
反応を抑制していたのに対して、二酸化炭素を気体状で
加えたことにより従来と同様の副反応抑制の効果があっ
た。また本発明では、反応生成物が直接炭酸塩として得
られるため精製方法は触媒を濾別して溶媒洗浄したのち
乾燥するのみでよく収率も大幅に向上した。
【0008】すなわち、本発明は、下記式(1)で示す
2−インダノンオキシムを、極性溶媒中でニッケル担持
触媒ならびに水素および二酸化炭素の存在下において高
圧接触還元することを特徴とする下記式(2)で示す2
−アミノインダン炭酸塩の製造方法であり、
【0009】
【化3】
【0010】また、下記式(1)で示す2−インダノン
オキシムを、極性溶媒中でニッケル担持触媒ならびに水
素および二酸化炭素の存在下において高圧接触還元し、
得られた反応生成物を塩基と反応させることを特徴とす
る下記式(3)で示す2−アミノインダンの製造方法で
ある。
【0011】
【化4】
【0012】
【作 用】以下本発明を詳細に説明する。本発明の出発
原料となる2−インダノンオキシムはたとえば W. E. R
osenらのThe Journal of Organic Chemistry (1963, Vo
l. 28) または特開昭60−218368号公報に記載の方法で
製造することができる。また本反応では溶媒として炭素
数1〜4の低級アルコール、ジエチルエーテル、メチル
エチルエーテルなどの低級エーテル類、テトラヒドロフ
ランまたはジオキサンを、またはこれらの混合溶媒を使
用するのが一般的である。これらはオキシムに対する溶
解性が高く反応を阻害することがないためである。溶媒
量は2−インダノンオキシムを溶解する範囲で選ばれる
が、通常はオキシムに対して2〜10倍の溶媒量が適当で
ある。
【0013】触媒として用いるニッケルには様々な種類
のものがあるが、ケイソウ土、シリカ、アルミナ、シリ
カ・アルミナなどを担体とした還元ニッケル触媒または
当該触媒を還元後安定化したものが一般的に用いられ
る。あるいはラネーニッケルも用いることができる。触
媒の形状は粉末状、ペレット状、フレーク状のいずれで
もよい。また銅、クロム、マンガンなどの酸化物を助触
媒として少量添加したものでもよい。触媒量はニッケル
基準で2−インダノンオキシムに対して1〜50重量%、
より好ましくは2〜25重量%用いるのが適当である。す
なわち、50重量%担持のニッケル・ケイソウ土触媒であ
れば2〜100 重量%、より好ましくは5〜50重量%が適
当であると言える。
【0014】反応に用いる混合気体のうち、水素の分圧
は30〜200 kg/cm2 Gの範囲で選ばれる。30kg/cm2
以下では反応系が水素不足の状態となるため水素以外の
副反応が促進される。また 200kg/cm2 G以上ではベン
ゼン核の水素化や5員環の開裂などの副反応が促進され
る。より好ましくは50〜150 kg/cm2 Gの条件が適当で
ある。
【0015】二酸化炭素の作用は水素化で生成した2−
アミノインダンと会合することにより、逐次的に2、3
級アミンとなる副反応が抑制されることにある。両者の
会合は2−アミノインダン:二酸化炭素=2:1の比で
起こる。これより反応で用いる二酸化炭素の量は原料の
2−インダノンオキシムに対してモル比で1/2以上必
要で、1〜20モル倍、より好ましくは5〜10倍用いるの
が適当である。
【0016】反応温度は触媒が活性を示す温度範囲内で
選ばれ、担持ニッケル触媒では80℃以上、ラネーニッケ
ルでは30℃以上でよいが、 160℃以上では2−インダノ
ンオキシムが分解することがあるので好ましくない。本
反応では担持ニッケル触媒を用いた場合 120〜140 ℃、
ラネーニッケル触媒を用いた場合50〜100 ℃が適当な温
度範囲である。
【0017】以上の条件で10分〜3時間、より好ましく
は30分〜2時間還元反応を行うと水素消費が停止しその
時点で反応工程を終了することができる。なお反応装置
はステンレス製、耐圧ガラス製、またはステンレスにガ
ラスやテフロンなどのライニングを施したオートクレー
ブなどを用いるのが一般的であるが構造・様式などでと
くに規制はない。反応終了後は少量の水を加えて2−ア
ミノインダン炭酸塩を溶解したのち、触媒を濾過あるい
は沈降などの方法で分離する。濾液あるいは上澄み液に
メタノールまたはアセトンなどの適当な溶媒を加えるこ
とによりただちに2−アミノインダンは炭酸塩として再
結晶する。結晶として回収された2−アミノインダン炭
酸塩は溶媒で洗浄して乾燥することにより精製すること
ができる。また炭酸塩をメタノールまたはエタノールな
どの溶媒中、水酸化ナトリウムなどの塩基で遊離したの
ち溶媒を留去すれば遊離の2−アミノインダンが精製で
きる。いずれの場合も高純度(99wt%以上)の2−アミ
ノインダン炭酸塩または2−アミノインダンが高収率で
得られる。以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの条件によって限定されるもの
ではない。
【0018】
【実施例】
実施例1 2−インダノンオキシム 147g( 1.00mol)、ニッケル
ケイソウ土(Ni担持率:50wt%)12.0g、エタノール 5
00gを内容積 1.5リットルのステンレス(SUS 316)
製オートクレーブに仕込み、さらに水素を80kg/cm2
G、二酸化炭素10kg/cm2 G( 0.74mol)充填する。攪
拌状態で 130℃に昇温後、1時間反応を行った。
【0019】反応液中に蒸留水50gを加えて結晶を溶解
したのち濾過してニッケルケイソウ土を除去した。次
に、メタノール 100gを加えて再結晶を行う。得られた
結晶をさらにメタノールで洗浄したのち乾燥して結晶の
重量を測定した。2−アミノインダン炭酸塩が 140g
( 0.86mol)得られた。結晶の融点は 118.2℃であり文
献値( 118〜120 ℃)にほぼ一致した。
【0020】実施例2 溶媒としてエタノールのかわりにメタノール 500gを用
いたほかは実施例1と同様の方法で行った。純度98%の
2−アミノインダン炭酸塩が 137g( 0.84mol)得られ
た。 実施例3 溶媒としてエタノールのかわりにテトラヒドロフランを
500g用いたほかは実施例1と同様の方法で行った。純
度98%の2−アミノインダン炭酸塩が 130g(0.80mo
l)得られた。
【0021】実施例4 触媒としてニッケルケイソウ土のかわりにニッケルシリ
カ・アルミナを用いたほかは実施例1と同様の方法で行
った。純度98%の2−アミノインダンが 134g( 0.82m
ol)得られた。 比較例1 二酸化炭素を水素化後の溶液中に導入したほかは実施例
1と同様の方法で2−アミノインダン炭酸塩を合成し
た。秤量の結果65.0g( 0.40mol)であった。
【0022】比較例2 触媒としてニッケルケイソウ土のかわりに5%−パラジ
ウムカーボン12.0gを用いたほかは、実施例1と同様の
方法で行った。2−アミノインダン炭酸塩秤量の結果2
0.0g( 0.12mol)であった。
【0023】
【発明の効果】本発明の方法によれば、還元時に用いる
触媒・溶媒・添加物が2−アミノインダン炭酸塩と容易
に分離することができるため、従来より高い収率でかつ
経済的に2−アミノインダンを製造することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 217/74 6742−4H // C07B 61/00 300

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1)で示す2−インダノンオキ
    シムを、極性溶媒中でニッケル担持触媒ならびに水素お
    よび二酸化炭素の存在下において高圧接触還元すること
    を特徴とする下記式(2)で示す2−アミノインダン炭
    酸塩の製造方法。 【化1】
  2. 【請求項2】 下記式(1)で示す2−インダノンオキ
    シムを、極性溶媒中でニッケル担持触媒ならびに水素お
    よび二酸化炭素の存在下において高圧接触還元し、得ら
    れた反応生成物を塩基と反応させることを特徴とする下
    記式(3)で示す2−アミノインダンの製造方法。 【化2】
JP3256083A 1991-10-03 1991-10-03 2−アミノインダンおよびその炭酸塩の製造方法 Pending JPH0597779A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3256083A JPH0597779A (ja) 1991-10-03 1991-10-03 2−アミノインダンおよびその炭酸塩の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3256083A JPH0597779A (ja) 1991-10-03 1991-10-03 2−アミノインダンおよびその炭酸塩の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0597779A true JPH0597779A (ja) 1993-04-20

Family

ID=17287657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3256083A Pending JPH0597779A (ja) 1991-10-03 1991-10-03 2−アミノインダンおよびその炭酸塩の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0597779A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0348223B1 (en) Novel process for the preparation of serinol
US5616799A (en) Process for the preparation of glycoloylanilides
EP2524909A2 (en) Preparation method of 4-aminomethylbenzoic acid
JP3038271B2 (ja) 3−アミノプロパノールの製造法
JPH0217533B2 (ja)
JPH0597779A (ja) 2−アミノインダンおよびその炭酸塩の製造方法
US4539403A (en) Process for the preparation of a 2-alkyl-4-amino-5-aminomethylpyrimidine
EP1299343B1 (en) Production method for benzenedimethanol compound
US6958418B2 (en) Process for preparing vanillylamine hydrochloride
JPH10316639A (ja) 5−アミノ−2,4,6−トリヨードイソフタル酸の製造法
JP4378488B2 (ja) 2−アミノメチルピリミジン及びその塩の製造法
JPH0466558A (ja) 2―アミノインダンの製造方法
JP3128145B2 (ja) 脂環式モノメチルアミン類の製造方法
JPH0597778A (ja) 2−アミノインダンおよびその塩類の製造方法
US6340773B1 (en) Preparation of halogenated primary amines
JP3111438B2 (ja) シクロドデシルアミンの製造法
CA1080725A (en) Process for producing phthalide
JP2002105034A (ja) 9,9ービス(3−アミノー4ーヒドロキシフェニル)フルオレンの製造方法
JPH0558618B2 (ja)
JPH078839B2 (ja) N,n,n′,n′−テトラメチル−1.6−ヘキサンジアミンの製造方法
EP0621260B1 (en) Process for producing N,N-disubstituted p-phenylenediamine derivative sulphate
JP2815636B2 (ja) 2‐アミノメチルピラジン類および/または2‐アミノメチルピペラジン類の製造法
JPH04217943A (ja) N−(2−アミノ−3,5−ジブロモベンジル)−トランス−4−アミノ−シクロヘキサノール及びその製造方法
JP3700190B2 (ja) 2−インダニルメチルアミンの製造法並びにn−ベンジル−n−(2−インダニルメチル)アミン及びその製造法
JPH04124161A (ja) 2―アミノインダンの製造方法