JPH06100516A - N−[(z)−3−アルコキシカルボニルアクリロイル]フェニルアラニンアルキルエステル及びその製造方法 - Google Patents
N−[(z)−3−アルコキシカルボニルアクリロイル]フェニルアラニンアルキルエステル及びその製造方法Info
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- JPH06100516A JPH06100516A JP4274817A JP27481792A JPH06100516A JP H06100516 A JPH06100516 A JP H06100516A JP 4274817 A JP4274817 A JP 4274817A JP 27481792 A JP27481792 A JP 27481792A JP H06100516 A JPH06100516 A JP H06100516A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】フェニルアラニン誘導体と無水マレイン酸と反
応させ、N−〔(Z)−3−カルボキシアクリロイル〕
フェニルアラニン及び/又はN−〔(Z)−3−カルボ
キシアクリロイル〕フェニルアラニンアルキルエステル
を得た後、酸触媒の存在下、炭素数1〜6のアルコール
と反応させてなる次式 (式中、R1及びR2は炭素数1〜6のアルキル基を示
し、R1とR2は同種のアルキル基であっても異種のア
ルキル基であってもよい。)で表されるN−〔(Z)−
3−アルコキシカルボニルアクリロイル〕フェニルアラ
ニンアルキルエステルの製造方法。 【効果】得られた化合物はアミノ酸の縮合を用いないこ
とから、選択的な保護基を必要とせず、フェニルアラニ
ン誘導体と無水マレイン酸から安価にアスパルテームへ
変換するための前駆体として有用である。
応させ、N−〔(Z)−3−カルボキシアクリロイル〕
フェニルアラニン及び/又はN−〔(Z)−3−カルボ
キシアクリロイル〕フェニルアラニンアルキルエステル
を得た後、酸触媒の存在下、炭素数1〜6のアルコール
と反応させてなる次式 (式中、R1及びR2は炭素数1〜6のアルキル基を示
し、R1とR2は同種のアルキル基であっても異種のア
ルキル基であってもよい。)で表されるN−〔(Z)−
3−アルコキシカルボニルアクリロイル〕フェニルアラ
ニンアルキルエステルの製造方法。 【効果】得られた化合物はアミノ酸の縮合を用いないこ
とから、選択的な保護基を必要とせず、フェニルアラニ
ン誘導体と無水マレイン酸から安価にアスパルテームへ
変換するための前駆体として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスパルテ−ム前駆体
として用いることのできるN−〔(Z)−3−アルコキ
シカルボニルアクリロイル〕フェニルアラニンアルキル
エステル及びその製造方法に関する。
として用いることのできるN−〔(Z)−3−アルコキ
シカルボニルアクリロイル〕フェニルアラニンアルキル
エステル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アスパルテ−ムの構造はα−L−アスパ
ルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルである。
アスパルテ−ムはダイエット用の人工甘味料として知ら
れており、近年その需要は急速に伸びてきている。
ルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルである。
アスパルテ−ムはダイエット用の人工甘味料として知ら
れており、近年その需要は急速に伸びてきている。
【0003】しかし、需要が伸び続けているにもかかわ
らず、従来の製造法は、生産効率の面で充分でない。ア
スパルテ−ムはジペプチドであることから、従来ではL
−アスパラギン酸とL−フェニルアラニンメチルエステ
ルの縮合を基本として製造されている。しかし、この場
合L−アスパラギン酸への選択的な保護基の導入と縮合
後の保護基の除去を必要とし、製造コストが高くなる原
因となっている。
らず、従来の製造法は、生産効率の面で充分でない。ア
スパルテ−ムはジペプチドであることから、従来ではL
−アスパラギン酸とL−フェニルアラニンメチルエステ
ルの縮合を基本として製造されている。しかし、この場
合L−アスパラギン酸への選択的な保護基の導入と縮合
後の保護基の除去を必要とし、製造コストが高くなる原
因となっている。
【0004】そこで、このような保護されたアミノ酸の
縮合を用いない生産効率の高いアスパルテ−ム製造法の
開発が望まれている。
縮合を用いない生産効率の高いアスパルテ−ム製造法の
開発が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題に
鑑みなされたものであり、アミノ酸誘導体の縮合によら
ないアスパルテ−ム製造のための前駆体として用いるこ
とのできる新規な物質、N−〔(Z)−3−アルコキシ
カルボニルアクリロイル〕フェニルアラニンアルキルエ
ステル及びその製造方法を提供することにある。
鑑みなされたものであり、アミノ酸誘導体の縮合によら
ないアスパルテ−ム製造のための前駆体として用いるこ
とのできる新規な物質、N−〔(Z)−3−アルコキシ
カルボニルアクリロイル〕フェニルアラニンアルキルエ
ステル及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するためにアスパルテ−ム製造のための前駆体につ
いて鋭意検討した結果、下記一般式化5で表される新規
物質、すなわちN−〔(Z)−3−アルコキシカルボニ
ルアクリロイル〕フェニルアラニンアルキルエステル及
びその製造方法を見いだした。
解決するためにアスパルテ−ム製造のための前駆体につ
いて鋭意検討した結果、下記一般式化5で表される新規
物質、すなわちN−〔(Z)−3−アルコキシカルボニ
ルアクリロイル〕フェニルアラニンアルキルエステル及
びその製造方法を見いだした。
【0007】
【化5】 (式中、R1及びR2は炭素数1〜6のアルキル基を示
し、R1とR2は同種のアルキル基であっても異種のア
ルキル基であってもよい。)本発明のN−〔(Z)−3
−アルコキシカルボニルアクリロイル〕フェニルアラニ
ンアルキルエステルは、マレイミドに変換し、さらにこ
れにアンモニアを付加することにより高収率、高選択的
にアミノコハクイミドへ変換することができ、該アミノ
コハクイミドは公知の方法(ヨ−ロッパ特許第2975
60号公報参照)によりアスパルテ−ム誘導体へ変換す
ることができる。
し、R1とR2は同種のアルキル基であっても異種のア
ルキル基であってもよい。)本発明のN−〔(Z)−3
−アルコキシカルボニルアクリロイル〕フェニルアラニ
ンアルキルエステルは、マレイミドに変換し、さらにこ
れにアンモニアを付加することにより高収率、高選択的
にアミノコハクイミドへ変換することができ、該アミノ
コハクイミドは公知の方法(ヨ−ロッパ特許第2975
60号公報参照)によりアスパルテ−ム誘導体へ変換す
ることができる。
【0008】以下に本発明を詳細に説明する。
【0009】一般式化5中のR1及びR2は各々独立し
て炭素数1〜6のアルキル基を示し、例えば、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシ
ル基等を挙げることができ、これらのうち特にメチル基
であるものがアスパルテ−ム製造において好ましく用い
られる。
て炭素数1〜6のアルキル基を示し、例えば、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシ
ル基等を挙げることができ、これらのうち特にメチル基
であるものがアスパルテ−ム製造において好ましく用い
られる。
【0010】また、一般式化1のフェニルアラニン部分
の立体はL体、D体、及びDL体のいずれかから選ばれ
る。
の立体はL体、D体、及びDL体のいずれかから選ばれ
る。
【0011】本発明の化5で表されるN−〔(Z)−3
−アルコキシカルボニルアクリロイル〕フェニルアラニ
ンアルキルエステルの具体例として、例えば、N−
〔(Z)−3−メトキシカルボニルアクリロイル〕−L
−フェニルアラニンメチルエステル、N−〔(Z)−3
−メトキシカルボニルアクリロイル〕−D−フェニルア
ラニンメチルエステル、N−〔(Z)−3−メトキシカ
ルボニルアクリロイル〕−DL−フェニルアラニンメチ
ルエステル、N−〔(Z)−3−エトキシカルボニルア
クリロイル〕−L−フェニルアラニンメチルエステル、
N−〔(Z)−3−n−ブトキシカルボニルアクリロイ
ル〕−L−フェニルアラニンメチルエステル、N−
〔(Z)−3−イソブトキシカルボニルアクリロイル〕
−L−フェニルアラニンメチルエステル、N−〔(Z)
−3−メトキシカルボニルアクリロイル〕−L−フェニ
ルアラニンエチルエステル、N−〔(Z)−3−n−ヘ
キシロキシカルボニルアクリロイル〕−L−フェニルア
ラニンメチルエステル、N−〔(Z)−3−メトキシカ
ルボニルアクリロイル〕−L−フェニルアラニンn−ブ
トキシエステル等を挙げることができる。
−アルコキシカルボニルアクリロイル〕フェニルアラニ
ンアルキルエステルの具体例として、例えば、N−
〔(Z)−3−メトキシカルボニルアクリロイル〕−L
−フェニルアラニンメチルエステル、N−〔(Z)−3
−メトキシカルボニルアクリロイル〕−D−フェニルア
ラニンメチルエステル、N−〔(Z)−3−メトキシカ
ルボニルアクリロイル〕−DL−フェニルアラニンメチ
ルエステル、N−〔(Z)−3−エトキシカルボニルア
クリロイル〕−L−フェニルアラニンメチルエステル、
N−〔(Z)−3−n−ブトキシカルボニルアクリロイ
ル〕−L−フェニルアラニンメチルエステル、N−
〔(Z)−3−イソブトキシカルボニルアクリロイル〕
−L−フェニルアラニンメチルエステル、N−〔(Z)
−3−メトキシカルボニルアクリロイル〕−L−フェニ
ルアラニンエチルエステル、N−〔(Z)−3−n−ヘ
キシロキシカルボニルアクリロイル〕−L−フェニルア
ラニンメチルエステル、N−〔(Z)−3−メトキシカ
ルボニルアクリロイル〕−L−フェニルアラニンn−ブ
トキシエステル等を挙げることができる。
【0012】以下に本発明の化合物の製造法を説明す
る。
る。
【0013】本発明のN−〔(Z)−3−アルコキシカ
ルボニルアクリロイル〕フェニルアラニンアルキルエス
テルは下記一般式化6
ルボニルアクリロイル〕フェニルアラニンアルキルエス
テルは下記一般式化6
【0014】
【化6】 で示されるフェニルアラニン誘導体と無水マレイン酸を
反応させ、下記一般式化7
反応させ、下記一般式化7
【0015】
【化7】 で示されるN−〔(Z)−3−カルボキシアクリロイ
ル〕フェニルアラニン及び/又はN−〔(Z)−3−カ
ルボキシアクリロイル〕フェニルアラニンアルキルエス
テルを得た後、このN−〔(Z)−3−カルボキシアク
リロイル〕フェニルアラニン及び/又はN−〔(Z)−
3−カルボキシアクリロイル〕フェニルアラニンアルキ
ルエステルをさらに酸触媒の存在下、炭素数1〜6のア
ルコ−ル(R2OH)と反応させることによって得るこ
とができる。
ル〕フェニルアラニン及び/又はN−〔(Z)−3−カ
ルボキシアクリロイル〕フェニルアラニンアルキルエス
テルを得た後、このN−〔(Z)−3−カルボキシアク
リロイル〕フェニルアラニン及び/又はN−〔(Z)−
3−カルボキシアクリロイル〕フェニルアラニンアルキ
ルエステルをさらに酸触媒の存在下、炭素数1〜6のア
ルコ−ル(R2OH)と反応させることによって得るこ
とができる。
【0016】上記反応において、一般式化6のフェニル
アラニン誘導体に対する無水マレイン酸の使用量は0.
90〜1.10当量、好ましくは0.95〜1.05当
量である。また、本反応は溶媒(例えば、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;エチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン等のエーテル類;ペンタン、ヘ
キサン、ヘプタン等の炭化水素類;またはこれら溶媒の
一種または二種以上の混合溶媒)の存在下で行うことが
適当である。これらの溶媒の使用量は一般式化6のフェ
ニルアラニン誘導体1重量部に対し、0.1〜60重量
部とすることが好ましく、より好ましくは0.5〜40
重量部である。
アラニン誘導体に対する無水マレイン酸の使用量は0.
90〜1.10当量、好ましくは0.95〜1.05当
量である。また、本反応は溶媒(例えば、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;エチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン等のエーテル類;ペンタン、ヘ
キサン、ヘプタン等の炭化水素類;またはこれら溶媒の
一種または二種以上の混合溶媒)の存在下で行うことが
適当である。これらの溶媒の使用量は一般式化6のフェ
ニルアラニン誘導体1重量部に対し、0.1〜60重量
部とすることが好ましく、より好ましくは0.5〜40
重量部である。
【0017】更に一般式化6のフェニルアラニン誘導体
と無水マレイン酸の反応は以下の条件下で行うことが適
当である。
と無水マレイン酸の反応は以下の条件下で行うことが適
当である。
【0018】 反応温度:−10〜160℃、好ましくは0〜140℃ 反応時間:0.1〜48時間 反応圧力:常圧から加圧、好ましくは1〜4気圧下 雰囲気 :窒素またはアルゴン下 次に、上記条件下で得られたN−〔(Z)−3−カルボ
キシアクリロイル〕フェニルアラニン及び/又はN−
〔(Z)−3−カルボキシアクリロイル〕フェニルアラ
ニンアルキルエステルに、酸触媒(例えば、硫酸、トル
エンスルホン酸、キシレンスルホン酸、トリフルオロメ
タンスルホン酸、トリフルオロメタンベンゼンスルホン
酸、りん酸、12−モリブドリン酸、あるいは12−タ
ングストリン酸等)及び炭素数1〜6のアルコール(例
えば、メタノール、エタノール、n−プロパノ−ル、イ
ソプロパノ−ル、n−ブタノール、イソブタノール、n
−ヘキサノール等)を添加する。この時の酸触媒の使用
量は一般式化6で示されるフェニルアラニン誘導体に対
して0.03〜0.50当量、好ましくは0.05〜
0.40当量である。また、炭素数1〜6のアルコール
の使用量は一般式化6で示されるフェニルアラニン誘導
体に対して0.8〜50当量、好ましくは1.0〜40
当量である。
キシアクリロイル〕フェニルアラニン及び/又はN−
〔(Z)−3−カルボキシアクリロイル〕フェニルアラ
ニンアルキルエステルに、酸触媒(例えば、硫酸、トル
エンスルホン酸、キシレンスルホン酸、トリフルオロメ
タンスルホン酸、トリフルオロメタンベンゼンスルホン
酸、りん酸、12−モリブドリン酸、あるいは12−タ
ングストリン酸等)及び炭素数1〜6のアルコール(例
えば、メタノール、エタノール、n−プロパノ−ル、イ
ソプロパノ−ル、n−ブタノール、イソブタノール、n
−ヘキサノール等)を添加する。この時の酸触媒の使用
量は一般式化6で示されるフェニルアラニン誘導体に対
して0.03〜0.50当量、好ましくは0.05〜
0.40当量である。また、炭素数1〜6のアルコール
の使用量は一般式化6で示されるフェニルアラニン誘導
体に対して0.8〜50当量、好ましくは1.0〜40
当量である。
【0019】本反応は縮合水を系外に排出しながら以下
の条件下で好ましく行うことができる。
の条件下で好ましく行うことができる。
【0020】 反応温度:10〜100℃、好ましくは20〜90℃ 反応時間:0.1〜3時間 反応圧力:減圧から加圧、好ましくは20mmHg〜4
kg/cm2 雰囲気 :窒素またはアルゴン下 反応終了後は、反応混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液
で洗浄し、溶媒を留去することにより一般式化5で表さ
れるN−〔(Z)−3−アルコキシカルボニルアクリロ
イル〕フェニルアラニンアルキルエステルを単離するこ
とができる。
kg/cm2 雰囲気 :窒素またはアルゴン下 反応終了後は、反応混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液
で洗浄し、溶媒を留去することにより一般式化5で表さ
れるN−〔(Z)−3−アルコキシカルボニルアクリロ
イル〕フェニルアラニンアルキルエステルを単離するこ
とができる。
【0021】なお、該製造法では原料である一般式化6
で示されるフェニルアラニン誘導体は、L体及びD体の
光学活性体あるいはラセミ体のどちらでも使用すること
ができるが、光学活性体を使用しても何らラセミ化する
ことなく目的とする光学活性なN−〔(Z)−3−アル
コキシカルボニルアクリロイル〕フェニルアラニンアル
キルエステルへ導くことができる。
で示されるフェニルアラニン誘導体は、L体及びD体の
光学活性体あるいはラセミ体のどちらでも使用すること
ができるが、光学活性体を使用しても何らラセミ化する
ことなく目的とする光学活性なN−〔(Z)−3−アル
コキシカルボニルアクリロイル〕フェニルアラニンアル
キルエステルへ導くことができる。
【0022】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0023】実施例1 窒素雰囲気下、撹拌機を有するガラス製常圧反応装置に
L−フェニルアラニンメチルエステル塩酸塩5.00g
(23.2mmol)を加え、水15ミリリットルに溶
解させた。この溶液に水酸化ナトリウム0.93gを水
5ミリリットルに溶解させたものを撹拌下、0℃で加え
た。混合物をエ−テルで抽出し、エ−テル溶液は無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣にLーフェ
ニルアラニンメチルエステル4.10g(22.9mm
ol)を得た。
L−フェニルアラニンメチルエステル塩酸塩5.00g
(23.2mmol)を加え、水15ミリリットルに溶
解させた。この溶液に水酸化ナトリウム0.93gを水
5ミリリットルに溶解させたものを撹拌下、0℃で加え
た。混合物をエ−テルで抽出し、エ−テル溶液は無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣にLーフェ
ニルアラニンメチルエステル4.10g(22.9mm
ol)を得た。
【0024】窒素雰囲気下、撹拌機を有するガラス製常
圧反応装置に無水マレイン酸2.26g(23.0mm
ol)を加え、トルエン50ミリリットルに溶解させ
た。この溶液に、上記で得たL−フェニルアラニンメチ
ルエステル4.10g(22.9mmol)とトルエン
20ミリリットルからなる溶液を加えた。室温で30分
撹拌後、メタノール12ミリリットルと硫酸0.29ミ
リリットルを加えた。加熱し、還流液が反応液に戻らな
い条件で30分間還流を続けた。この間30ミリリット
ルの還流液を抜き出した。
圧反応装置に無水マレイン酸2.26g(23.0mm
ol)を加え、トルエン50ミリリットルに溶解させ
た。この溶液に、上記で得たL−フェニルアラニンメチ
ルエステル4.10g(22.9mmol)とトルエン
20ミリリットルからなる溶液を加えた。室温で30分
撹拌後、メタノール12ミリリットルと硫酸0.29ミ
リリットルを加えた。加熱し、還流液が反応液に戻らな
い条件で30分間還流を続けた。この間30ミリリット
ルの還流液を抜き出した。
【0025】冷却後、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄
し、得られたトルエン溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。減圧濃縮することにより、下記物性値を有するN
−〔(Z)−3−メトキシカルボニルアクリロイル〕−
L−フェニルアラニンメチルエステルを6.34g(2
1.7mmol、製造収率95%)得た。比旋光度 〔α〕D 22=+43.0゜(c 1.5
1,CHCl3)融点 67〜69℃1H NMR (60MHz,CDCl3)δ 3.1
3(d,J=6.4Hz,2H),3.67(s,3
H),3.73(s,3H),4.67〜5.07
(m,1H),6.15(d,J=2.4Hz,2
H),7.17(s,5H),8.17〜8.53(N
H,1H)IR(KBr) 3357,3062,3025,29
52,1745,1729,1654,1637,15
23,1444,1268,1176,981,70
0,601,497cm−1
し、得られたトルエン溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。減圧濃縮することにより、下記物性値を有するN
−〔(Z)−3−メトキシカルボニルアクリロイル〕−
L−フェニルアラニンメチルエステルを6.34g(2
1.7mmol、製造収率95%)得た。比旋光度 〔α〕D 22=+43.0゜(c 1.5
1,CHCl3)融点 67〜69℃1H NMR (60MHz,CDCl3)δ 3.1
3(d,J=6.4Hz,2H),3.67(s,3
H),3.73(s,3H),4.67〜5.07
(m,1H),6.15(d,J=2.4Hz,2
H),7.17(s,5H),8.17〜8.53(N
H,1H)IR(KBr) 3357,3062,3025,29
52,1745,1729,1654,1637,15
23,1444,1268,1176,981,70
0,601,497cm−1
【0026】
【発明の効果】本発明のN−〔(Z)−3−アルコキシ
カルボニルアクリロイル〕フェニルアラニンアルキルエ
ステルは、公知の方法に見られるようなアミノ酸の縮合
によらないアスパルテ−ム製造の前駆体になりうる有用
な化合物である。アミノ酸の縮合を用いないことから、
選択的な保護基を必要とせず、フェニルアラニン誘導体
と無水マレイン酸から安価にアスパルテ−ムへ変換する
ための前駆体として提供することができる。
カルボニルアクリロイル〕フェニルアラニンアルキルエ
ステルは、公知の方法に見られるようなアミノ酸の縮合
によらないアスパルテ−ム製造の前駆体になりうる有用
な化合物である。アミノ酸の縮合を用いないことから、
選択的な保護基を必要とせず、フェニルアラニン誘導体
と無水マレイン酸から安価にアスパルテ−ムへ変換する
ための前駆体として提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300
Claims (2)
- 【請求項1】下記一般式化1で表されるN−〔(Z)−
3−アルコキシカルボニルアクリロイル〕フェニルアラ
ニンアルキルエステル。 【化1】 (式中、R1及びR2は炭素数1〜6のアルキル基を示
し、R1とR2は同種のアルキル基であっても異種のア
ルキル基であってもよい。) - 【請求項2】下記一般式化2 【化2】 (式中、R*は水素あるいは炭素数1〜6のアルキル基
を示す。)で表されるフェニルアラニン誘導体を、無水
マレイン酸と反応させ、下記一般式化3 【化3】 (式中、R1は水素あるいは炭素数1〜6のアルキル基
を示す。)を得た後、このN−〔(Z)−3−カルボキ
シアクリロイル〕フェニルアラニン及び/又はN−
〔(Z)−3−カルボキシアクリロイル〕フェニルアラ
ニンアルキルエステルを酸触媒の存在下、炭素数1〜6
のアルコ−ルと反応させることを特徴とする、下記一般
式化4で表されるN−〔(Z)−3−アルコキシカルボ
ニルアクリロイル〕フェニルアラニンアルキルエステル
の製造方法。 【化4】 (式中、R1及びR2は炭素数1〜6のアルキル基を示
し、R1とR2は同種のアルキル基であっても異種のア
ルキル基であってもよい。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4274817A JPH06100516A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | N−[(z)−3−アルコキシカルボニルアクリロイル]フェニルアラニンアルキルエステル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4274817A JPH06100516A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | N−[(z)−3−アルコキシカルボニルアクリロイル]フェニルアラニンアルキルエステル及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06100516A true JPH06100516A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17546984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4274817A Pending JPH06100516A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | N−[(z)−3−アルコキシカルボニルアクリロイル]フェニルアラニンアルキルエステル及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06100516A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108707090A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-10-26 | 宁波大学 | 一种含氯芳香化合物及其制备方法和用途 |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP4274817A patent/JPH06100516A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108707090A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-10-26 | 宁波大学 | 一种含氯芳香化合物及其制备方法和用途 |
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