JPH06102475B2 - 通 箱 - Google Patents

通 箱

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JPH06102475B2
JPH06102475B2 JP2146324A JP14632490A JPH06102475B2 JP H06102475 B2 JPH06102475 B2 JP H06102475B2 JP 2146324 A JP2146324 A JP 2146324A JP 14632490 A JP14632490 A JP 14632490A JP H06102475 B2 JPH06102475 B2 JP H06102475B2
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film
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脩 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば、電子部品等の静電気によつて破壊さ
れ易い部材を収納する通箱に関する。
[従来の技術] 従来、この種の通箱としては、紙製の段ボール箱が使用
されていた。
また、特開昭60−2467号公報に開示されているように、
プラスチツクシートの片面(以下A面と称する)に、イ
オン性導電樹脂あるいはイオン性導電樹脂とイオン性あ
るいは非イオン性の導電材の混合物の導電層を設け、上
記導電層の外側に密接して耐水性プラスチツクの厚み10
μ以下の層を設け、逆面(以下B面と称する)には上記
の層を設けず、このシートを熱成型して、A面が容器の
外側に、B面が容器の内側になるようにした帯電防止プ
ラスチツクシート成型容器が提案されている。
また、実開昭61−166830号公報に開示されているよう
に、繊維を抄き込んだシートに導電性の合成樹脂を含浸
して繊維を被覆して降下させて導電性無塵シートにし
て、該導電性無塵シートを表裏の原紙として中芯無塵ボ
ール紙を介して合成樹脂系の接着剤で貼合して表裏が導
電性の無塵ボール紙を形成して、該表裏が導電性の無塵
ボール紙と裏をある箇所で接触させるようにしてボール
箱を構成したものが提案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、ボール紙で構成された通箱では、静電気
の帯電防止効果は無く、また、雨天時にはビニルシート
等でカバーしない限り、内部への水分の侵入を防ぐこと
ができないものである。
また、特開昭60−2467号公報に開示される従来技術にお
いては、導電層の素材となる導電樹脂として、イオン性
官能基が用いられ、導電樹脂と混合して使用する導電剤
として、イオン性あるいは非イオン性の有機導電剤が使
用されており、その使用環境における湿度の変動にとも
なつて、導電層の表面抵抗値が著しく変化(約103程度
の変化)してしまうという問題があつた。
また、実開昭61−166830号公報に開示される技術では、
抄き込んだ繊維に合成樹脂を含浸して繊維を被覆してい
るので、上記実施例と同様に、湿度の変動にともなっ
て、導電層の表面抵抗値が著しく変化(約103程度の変
化)してしまうという問題があつた。また、ボール紙と
は言つても繊維を被覆して硬化させてしまうので、ボー
ル紙の有する適度なしなやかさが失われてしまうという
欠点があつた。
本発明は、上述した従来例の欠点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とすることころは、湿度の変動の影響
を受けずに安定した静電気の帯電防止効果を発揮し、且
つ耐水性を向上させた通箱を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に
係わる通箱は、薄状のボール紙で構成された基材と耐水
性フイルムとを2液性硬化型接着剤によつて重ね合わせ
て接着し、前記耐水性フイルムより上部の層には導電性
金属繊維で構成された導電層を形成し、前記導電層を少
なくとも内面として箱体状に形成したことを特徴として
いる。
また、好ましくは、前記導電層は、導電性金属の紛体が
混入された層であることを特徴としている。
[作用] 以上のように、この発明に係わる通箱は構成されている
ので、耐水性フイルムより上部の層には導電性金属繊維
で構成された導電層を形成するので導電層が静電気によ
る帯電を防止すると同時に、基材と耐水性フイルムとを
重ね合わせた構造であるので耐水性フイルムが外部から
の水分の侵入も防ぐことができ、特に導電性金属を用い
ることによつて、湿度の変動の影響を受けずに安定した
静電気の帯電防止効果を発揮する通箱を提供できる。
[実施例] 以下に添付図面を参照して、本発明に係わる好適な実施
例を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例の構成を示す断面図である。
第1図には、後述の第2図に示されるウエツトラミネー
タにより製造された中間部材1が示されている。以下、
ウエツトラミネータによる製造方法をウエツト方式と呼
ぶ。本実施例の通箱の中間部材1は、通箱の内面を形成
する紙材5をベースにして、2液性硬化型粘着材(以
下、粘着液という)による接着層4によりポリプロピレ
ンフイルム3(以下、PPフイルムという)を積層し、全
体をラミネートした構成である。一方のフイルム面3aに
は、ウレタン系の2液バインダが混在した液体に後述す
るようなステンレス等の導電性繊維または導電性紛体を
混合されたコート層2(導電層という)が形成されてい
る。また、他方の用紙面5aは、カーボンを印刷するため
のカーボン印刷面として残されている。上記粘着液4′
には、水性アクリルエマルジヨン等が使用される。ま
た、上記導電層を形成する導電材として、導電性繊維の
場合には、ステンレス繊維やカーボン繊維等を使用し、
導電性粉体の場合には、カーボンブラツクや黒鉛粉等を
使用する。
次に、本実施例のウエツト方式について説明する。
第2図は本実施例のウエツトラミネータのシステムを説
明する図であり、第3図は本発明の通箱の一実施例を示
す外観斜視図である。
本実施例のウエツト方式では、PPフイルム3の一面に粘
着液を塗布する第1工程と、PPフイルム3の塗布面に紙
材5を貼り合わせてラミネートする第2工程と、ラミネ
ートされた中間部材において、一方のフイルム面3aに導
電性を有するコート層2を形成する第3工程によつて、
中間部材1が製造される。
第2図中、10はPPフイルム3を供給する、ロールを示
し、15は紙材5を供給するロールを示している。PPフイ
ルム3の搬送方向には、粘着液4′をPPフイルム3に塗
布するためのアプリケータロール12及びバツクアツプロ
ール14が配されている。ロール12,13,14はダイレクトロ
ールコートの構成であり、粘着液4′をパン11より掻き
上げてロール12に転移させるウエツトピツクアツプロー
ル13は、パン11中の粘着液4′に常に浸漬されている。
この構成によれば、パン11中の粘着液4′に浸漬された
ロール13が粘着液4′をパン11から掻き上げると、粘着
液4′はロール12に転移し、ロール14との間を通過する
PPフイルム3は粘着液4′をコーテイングされる。
続く搬送方向には、ロール12,14で粘着液4′が塗布さ
れたPPフイルム3をロール15から送り出される紙材5に
ラミネートするためのラミネータロール16と17とが対向
するように配され、さらに、紙材5にPPフイルム3がラ
ミネートされた中間部材1にグラビア印刷より導電性を
有するコート層2を形成するためのグラビアロール19と
バツクアツプロール20とが対向するよう配されている。
グラビアロール19は、パン18中のコート液2′に浸漬さ
れた状態に設けられている。グラビアロール19、バツク
アツプロール20は、グラビア印刷を行うためのグラビア
コータである。このグラビアコータの後段には、乾燥装
置21が配され、これは粘着液4′等がウエツト状態のシ
ート(紙材5,接着層4,PPフイルム3そしてコート層2)
を時間をかけて乾燥させる工程である。そして、乾燥装
置21の後段には、乾燥装置21から繰り出される乾燥済み
のシートを巻取るロール22が設けられている。
動作として、まず、ロール10に巻取られているPPフイル
ム3を粘着液4′に塗布するため、PPフイルム3はロー
ル12の方向に搬送される。PPフイルム3がロール12,14
の位置まで搬送されると、ロール12は、ロール14ととも
に、ロール13から常に転移される粘着液4′をPPフイル
ム3に対して所定の厚みで塗布する(第1工程)。粘着
液4′が塗布されたPPフイルム3は、粘着面をロール15
から送り出される紙材5に貼り合わせるように、ロール
16,17によりラミネートされる(第2工程)。このよう
にラミネートされた中間部材1は、更に、グラビアコー
タ(ロール19,20)の位置に搬送される。グラビアコー
タは粘着液4′が乾燥する前にフイルム面3aにはコート
層2を形成する(第3工程)。このようにして、中間部
材1にコート層2が形成されると(以下、「シート」と
呼ぶ)、上記シートは、粘着液4′を乾燥させるため、
乾燥装置21に送り込まれる。乾燥装置21では、ドライヤ
によつて強制的にシート中の粘着液4′が乾燥され、こ
のようにして、乾燥工程が完了すると、乾燥装置21から
送り出されるシートはロール22によつて巻取られる。
以上の工程により、本実施例の中間部材1が製造され
る。
続いて、製造された中間部材1から通箱を製造するが、
通常の段ボール箱の製造方法を使用するので、詳細な説
明は省略する。
第3図に示されるように、中間部材1のコート層2が内
面を形成するようにして、本実施例の通箱100が製造さ
れる。
さて、上述した実施例では、コート層2に導電性材料を
含ませて、本通箱に導電性を付加していたが、本発明
は、これに限定されるものでは無く、コート層2には導
電性繊維や導電性粉体を含ませず、第2図による製造工
程で、乾燥装置21から送り出されたシートに対して、導
電性繊維や導電性粉体を含まないコート層2の面に導電
性繊維または導電性粉体(例えば、カーボンブラツク)
入りの導電シートをラミネートして(張り合わせて)も
良い。
ここで、接着層4を形成する粘着剤4′について述べ
る。
通常、ウエツトラミネータでは、ニカワ,澱粉等の水溶
性接着剤や酢酸ビニール,アクリル酸エステル等の水性
(エマルジヨン)接着剤が使用されている。しかしなが
ら、前者の水溶性接着剤は、アプリケータロールへの転
移は良好であるが、PPフイルムにはぬれが悪いために接
着していない(塗布されない)という欠点がある。一
方、後者の水性(エマルジヨン)接着剤は、ぬれが良い
のに対してアプリケータロールへの転移に問題があるた
め、結果的には接着剤の塗布量が安定しないとい欠点が
ある。
そこで、本発明者は、後者の水性(エマルジヨン)接着
剤について、アプリケータロールへの接着剤の転移量が
接着剤の動粘度に密接な関係があることを見出し、動粘
度を予測して予め調整された動粘度の接着剤を本実施例
で使用することに至つた。この動粘度が調整された水性
(エマルジヨン)接着剤によれば、上述した第2図のウ
エツトラミネータにより、安定した塗工量が確保でき
る。本実施例では、接着剤の耐水性を得るために、ドラ
イラミネータ用接着剤タイプの2液硬化型接着剤を使用
し、さらに、カール防止のため、粘着タイプの接着剤を
使用するのが好ましい。
以上の工程により、中間部材1が製造されるが、本実施
例ではウエツト方式を用いているため、粘着剤4′が硬
化して接着層4を形成するまでに所定の硬化時間が必要
とされる。従つて、本実施例では、この長い硬化時間が
得られるため、貼り合わせ時に紙材5とPPフイルム3と
の間で生じる変形を時間をかけて補正し、カールを起こ
すことなく良好な接着が行われる。
また、PPフイルム3と紙材5とのラミネートにより、最
終製品の構成に高い強度と耐水性が同時に得られる。
また、PPフイルム3と紙材5との接着が完了する前に、
コート層2を塗工できるため、装置全体が簡略化され、
製造コストも低減できる。
さらに、紙をベースにすることにより生じる紙粉の発生
や紫外線等による変色等の問題を除去できる。
以上説明したように、本実施例によれば、簡単且つ低コ
ストな構成を得ると同時に、耐水性を向上させ、静電気
による帯電を安定して防止できる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、耐水性フイルム
より上部の層には導電性金属繊維で構成された導電層を
形成するので導電層が静電気による帯電を防止すると同
時に、基材と耐水性フイルムとを重ね合わせた構造であ
るので耐水性フイルムが外部からの水分の侵入も防ぐこ
とができ、特に導電性金属を用いることによつて、湿度
の変動の影響を受けずに安定した静電気の帯電防止効果
を発揮する通箱を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示す断面図、 第2図は本実施例のウエツトラミネータのシステムを説
明する図、 第3図は本発明の通箱の一実施例を示す外観斜視図であ
る。 図中、1……中間部材、2……コート層、2′……コー
ト液、3……PPフイルム、3a……フイルム面、4……接
着層、4′……粘着液、5,35……紙材、5a……用紙面、
10,15,22……ロール、11,18……パン、12……アプリケ
ータロール、13……ウエツトピツクアツプロール、14、
20……バツクアツプロール、16,17……ラミネータロー
ル、19……グラビアロール、21……乾燥装置、40〜45…
…ロール、100……通箱である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−50824(JP,A) 特開 昭57−8149(JP,A) 実開 平3−38722(JP,U) 実開 平4−21424(JP,U) 実開 昭63−51721(JP,U) 実開 昭60−157667(JP,U) 実開 昭62−152934(JP,U) 実開 昭57−108931(JP,U) 実開 昭56−8436(JP,U) 実開 昭61−183635(JP,U) 実開 昭61−86219(JP,U) 実開 昭61−141261(JP,U) 実開 昭60−185398(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄状のボール紙で構成された基材と耐水性
    フイルムとを2液性硬化型接着剤によつて重ね合わせて
    接着し、 前記耐水性フイルムより上部の層には導電性金属繊維で
    構成された導電層を形成し、 前記導電層を少なくとも内面として箱体状に形成したこ
    とを特徴とする通箱。
  2. 【請求項2】前記導電層は、導電性金属の紛体が混入さ
    れた層であることを特徴とする請求項第1項に記載の通
    箱。
JP2146324A 1990-06-06 1990-06-06 通 箱 Expired - Fee Related JPH06102475B2 (ja)

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