JPH06104356B2 - ポリアミドフィルムまたはシートの耐剥離性に優れた積層体およびその製造方法 - Google Patents
ポリアミドフィルムまたはシートの耐剥離性に優れた積層体およびその製造方法Info
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- JPH06104356B2 JPH06104356B2 JP63073850A JP7385088A JPH06104356B2 JP H06104356 B2 JPH06104356 B2 JP H06104356B2 JP 63073850 A JP63073850 A JP 63073850A JP 7385088 A JP7385088 A JP 7385088A JP H06104356 B2 JPH06104356 B2 JP H06104356B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はポリアミドフィルムまたはシートの耐剥離性に
優れた積層体およびその製造方法に関するものであり、
該ポリアミド積層体を形成する各層間の接着力が定常状
態において良好であるとともに、たとえば水分含有食品
や薬品等の包装袋などとして使用し、或は更に沸水処理
やレトルト処理などの過酷な処理を加えても水分等の層
間浸入による層間剥離等を生じない様なポリアミドフィ
ルムまたはシートの耐剥離性に優れた積層体およびその
製造方法に関するものである。
優れた積層体およびその製造方法に関するものであり、
該ポリアミド積層体を形成する各層間の接着力が定常状
態において良好であるとともに、たとえば水分含有食品
や薬品等の包装袋などとして使用し、或は更に沸水処理
やレトルト処理などの過酷な処理を加えても水分等の層
間浸入による層間剥離等を生じない様なポリアミドフィ
ルムまたはシートの耐剥離性に優れた積層体およびその
製造方法に関するものである。
[従来の技術] 二軸延伸ポリアミドフィルムまはシート(以下フィルム
で代表する)は強靱性,耐ピンホール性,耐屈曲性およ
び耐熱性等に優れており、各種用途に汎用されている。
そのうち例えばポリアミドフィルムを包装袋として使用
する際には、一般的には二軸延伸ポリアミドフィルムの
少なくとも片面に必要により印刷を施し、更に接着剤層
を設けた上へドライラミネート法によってシーラント層
を設けるか、あるいはAC剤層を設けた上に押出ラミネー
ト法によりシーラント層を設けるなどしてポリアミドフ
ィルム積層体とし、該積層体を用いて袋を作成し内容物
を充填後開口部をヒートシールしてたとえば味噌や醤油
などの調味料、スープやレトルト食品等の水分含有食品
あるいは薬品などを包装して一般消費者に提供してい
る。
で代表する)は強靱性,耐ピンホール性,耐屈曲性およ
び耐熱性等に優れており、各種用途に汎用されている。
そのうち例えばポリアミドフィルムを包装袋として使用
する際には、一般的には二軸延伸ポリアミドフィルムの
少なくとも片面に必要により印刷を施し、更に接着剤層
を設けた上へドライラミネート法によってシーラント層
を設けるか、あるいはAC剤層を設けた上に押出ラミネー
ト法によりシーラント層を設けるなどしてポリアミドフ
ィルム積層体とし、該積層体を用いて袋を作成し内容物
を充填後開口部をヒートシールしてたとえば味噌や醤油
などの調味料、スープやレトルト食品等の水分含有食品
あるいは薬品などを包装して一般消費者に提供してい
る。
[発明が解決しようとする課題] ところが二軸延伸ポリアミドフィルム積層体を形成する
各層の界面に水分が浸入すると、層間の接着力が著しく
低下し、包装袋として使用した場合破袋の原因となる。
例えばレトルト食品を沸水処理あるいはレトルト処理す
る際は一層破袋しやすくなる。また包装製品の高級化に
つれて全面且つ多色刷り印刷が普及し、印刷インキ層の
存在に基く色々な問題も発生している。
各層の界面に水分が浸入すると、層間の接着力が著しく
低下し、包装袋として使用した場合破袋の原因となる。
例えばレトルト食品を沸水処理あるいはレトルト処理す
る際は一層破袋しやすくなる。また包装製品の高級化に
つれて全面且つ多色刷り印刷が普及し、印刷インキ層の
存在に基く色々な問題も発生している。
また二軸延伸ポリアミドフィルム層とシーラント層の間
に接着剤層を介在する場合、接着剤の種類によっては湿
度によってその接着力に影響を受けやすいものがあり、
特に湿分硬化型の接着剤ではその影響が顕著に表われ、
冬季のような乾燥時においては十分な接着力が得られ
ず、夏季のような多湿時には湿気が接着剤層に浸入して
接着力を低下させる。
に接着剤層を介在する場合、接着剤の種類によっては湿
度によってその接着力に影響を受けやすいものがあり、
特に湿分硬化型の接着剤ではその影響が顕著に表われ、
冬季のような乾燥時においては十分な接着力が得られ
ず、夏季のような多湿時には湿気が接着剤層に浸入して
接着力を低下させる。
そこで本発明においてはポリアミドフィルム積層体にお
ける各層間の接着性が良好であるとともに湿潤時におい
ても高い接着性が保たれるポリアミドフィルム積層体に
ついて検討した。
ける各層間の接着性が良好であるとともに湿潤時におい
ても高い接着性が保たれるポリアミドフィルム積層体に
ついて検討した。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決することのできた本発明とは、ポリアミ
ドフィルムまたはシートの耐剥離性に優れた積層体が、
二軸延伸ポリアミドフィルムまたはシートの少なくとも
片面に、該フィルムまたはシートに面して接着改質層/
印刷インキ層/接着剤層/シーラント層が形成されたも
のであるところに要旨を有する。また、上記積層体の製
造方法は、表面張力が35〜49Dyne-cmである二軸延伸ポ
リアミドフィルムまたはシートの少なくとも片面に、該
フィルムまたはシートに面して接着改質層/印刷インキ
層/接着剤層/シーラント層を形成することを構成要旨
とする。
ドフィルムまたはシートの耐剥離性に優れた積層体が、
二軸延伸ポリアミドフィルムまたはシートの少なくとも
片面に、該フィルムまたはシートに面して接着改質層/
印刷インキ層/接着剤層/シーラント層が形成されたも
のであるところに要旨を有する。また、上記積層体の製
造方法は、表面張力が35〜49Dyne-cmである二軸延伸ポ
リアミドフィルムまたはシートの少なくとも片面に、該
フィルムまたはシートに面して接着改質層/印刷インキ
層/接着剤層/シーラント層を形成することを構成要旨
とする。
[作用] ところで二軸延伸ポリアミドフィルムに印刷インキ層あ
るいはシーラント層を設ける場合、フィルム表面をコロ
ナ放電あるいはその他の方法で表面活性化処理して接着
力の向上を図ることが行なわれている。表面が活性化さ
れている場合は、第1表に示すように確かにポリアミド
層と印刷インキ層との接着力は表面張力が高くなるほど
高くなっている。
るいはシーラント層を設ける場合、フィルム表面をコロ
ナ放電あるいはその他の方法で表面活性化処理して接着
力の向上を図ることが行なわれている。表面が活性化さ
れている場合は、第1表に示すように確かにポリアミド
層と印刷インキ層との接着力は表面張力が高くなるほど
高くなっている。
またシーラント層との接着力も第1図に示すように表面
張力が高いほど高くなる傾向にある。尚第1表は二軸延
伸ポリアミドフィルムとして東洋紡績社製N1100(厚さ1
5μm)を用い、該フィルムに東洋インキ社製マルチセ
ット白を印刷し、二軸延伸ポリアミドフィルムの表面張
力とセロテープ剥離テスト,爪によるひっかきテスト,2
0回もみテストとの関係を調べた結果であり、第1図は
同フィルムに接着剤層(AC剤:イソシアネート系樹脂)
を用いLDPEをラミネートした積層フィルムにおける二軸
延伸ポリアミドフィルムの表面張力とシーラント層接着
強度との関係を示す図である。なお接着強度は、引張速
度200mm/分での90°剥離試験結果である。
張力が高いほど高くなる傾向にある。尚第1表は二軸延
伸ポリアミドフィルムとして東洋紡績社製N1100(厚さ1
5μm)を用い、該フィルムに東洋インキ社製マルチセ
ット白を印刷し、二軸延伸ポリアミドフィルムの表面張
力とセロテープ剥離テスト,爪によるひっかきテスト,2
0回もみテストとの関係を調べた結果であり、第1図は
同フィルムに接着剤層(AC剤:イソシアネート系樹脂)
を用いLDPEをラミネートした積層フィルムにおける二軸
延伸ポリアミドフィルムの表面張力とシーラント層接着
強度との関係を示す図である。なお接着強度は、引張速
度200mm/分での90°剥離試験結果である。
一方、前述と同様にして得た(第1図の説明参照)二軸
延伸ポリアミド層とシーラント層の間に水分が浸入した
場合の接着力を湿潤時接着力として調べてみると第2図
に示すようになる。第2図から明らかな様に表面張力が
高いほど湿潤時接着力は低下している。また検討の結果
この傾向が沸水処理時の破袋に大きく影響し、表面張力
が高いほど破袋率が大きいことも確認された。
延伸ポリアミド層とシーラント層の間に水分が浸入した
場合の接着力を湿潤時接着力として調べてみると第2図
に示すようになる。第2図から明らかな様に表面張力が
高いほど湿潤時接着力は低下している。また検討の結果
この傾向が沸水処理時の破袋に大きく影響し、表面張力
が高いほど破袋率が大きいことも確認された。
そこで本発明者等が鋭意検討した結果、優れた湿潤時シ
ーラント層接着強度を示す表面張力35〜49Dyne-cm、好
ましくは35〜43Dyne-cmの二軸延伸フィルムを使用し、
該フィルムに接着改質層を設けて該接着改質層上に印刷
インキ層を施し、さらに印刷インキ層上に接着剤層を形
成させたところ、二軸延伸ポリアミドフィルムと印刷イ
ンキ層との接着力および更にシーラント層との接着力に
も優れるとともに、湿潤時シーラント層接着強度におい
ても優れた性質を示すポリアミド積層体を得ることがで
きた。
ーラント層接着強度を示す表面張力35〜49Dyne-cm、好
ましくは35〜43Dyne-cmの二軸延伸フィルムを使用し、
該フィルムに接着改質層を設けて該接着改質層上に印刷
インキ層を施し、さらに印刷インキ層上に接着剤層を形
成させたところ、二軸延伸ポリアミドフィルムと印刷イ
ンキ層との接着力および更にシーラント層との接着力に
も優れるとともに、湿潤時シーラント層接着強度におい
ても優れた性質を示すポリアミド積層体を得ることがで
きた。
本発明で用いる二軸延伸ポリアミドフィルムの原料とな
るポリアミドはアミド結合を有する高分子化合物であり
脂肪族ポリアミドでも芳香族ポリアミドであってもよ
く、代表的なポリアミドとしてはナイロン6,ナイロン6
−6,ナイロン6−10,ナイロン11,ナイロン12,ポリエチ
レンイソフタラミド,ポリメタキシリレンアジパミド,
ポリ(ヘキサメチレンイソフタラミド/テレフタラミ
ド),ポリ(ヘキサメチレンイソフタラミド/モノメチ
ルテレフタラミド),ヘキサメチレンイソフタラミド/
テレフタラミドとイプシロンカプロラクタムとの共重合
体,ヘキサメチレンテレフタラミドとヘキサメチレンア
ジパミドとの共重合体などが非限定的に例示される。
るポリアミドはアミド結合を有する高分子化合物であり
脂肪族ポリアミドでも芳香族ポリアミドであってもよ
く、代表的なポリアミドとしてはナイロン6,ナイロン6
−6,ナイロン6−10,ナイロン11,ナイロン12,ポリエチ
レンイソフタラミド,ポリメタキシリレンアジパミド,
ポリ(ヘキサメチレンイソフタラミド/テレフタラミ
ド),ポリ(ヘキサメチレンイソフタラミド/モノメチ
ルテレフタラミド),ヘキサメチレンイソフタラミド/
テレフタラミドとイプシロンカプロラクタムとの共重合
体,ヘキサメチレンテレフタラミドとヘキサメチレンア
ジパミドとの共重合体などが非限定的に例示される。
尚目的性能を損なわない限り前記ポリアミドに対して酸
化防止剤,耐光剤,ゲル化防止剤,滑剤,プロッキング
防止剤,顔料,帯電防止剤,界面活性剤等を配合するこ
とができる。
化防止剤,耐光剤,ゲル化防止剤,滑剤,プロッキング
防止剤,顔料,帯電防止剤,界面活性剤等を配合するこ
とができる。
二軸延伸ポリアミドフィルム上に形成される接着改質層
に用いる接着性樹脂としては、ポリエステル,ポリウレ
タン,エポキシ系樹脂,アクリル系等の樹脂およびこれ
らの共重合物あるいは混合物を使用することができる。
例えばポリエステルとポリイソシアネートの混合物を用
いる場合は、ポリエステルを構成する酸成分の80〜20モ
ル%がテレフタル酸で残りの20〜80%がアジピン酸、セ
バシン酸等の脂肪族二塩基酸ヤイソフタル酸、オルソフ
タル酸、ジフェニルジカルボン酸等の芳香族二塩基酸よ
りなり、アルコール成分の20〜70%がエチレングリコー
ルで残りの80〜30モル%が1,2−プロピレングリコー
ル、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ネオペンチルグリコール等から
なるポリエステル、特に酸成分の20モル%以上がテレフ
タル酸やイソフタル酸で残りがセバシン酸やアジピン酸
から選ばれた1種以上からなり、アルコール成分の20〜
79モル%がグリコールからなり、有機溶媒に可溶な線状
ポリエステルを用いる。またポリイソシアネートとして
は少なくとも2個以上のイソシアネート基を含有するも
ので、2,4−および2,6−トリレンジイソシアネート、4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、メタキシリ
レンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート3モ
ルとトリメチロールプロパン1モルの反応生成物、ヘキ
サメチレンジイソシアネート等の脂肪族ならびに芳香族
のポリイソシアネートが一般的に用いられる。前記ポリ
エステルとポリイソシアネートの混合比は固形分比で10
0:5〜10:100となるように配合するのが好ましく、酢酸
エチル,メチルエチルケトン,トルエン等の有機溶媒に
溶解して二軸延伸ポリアミドに塗布する。
に用いる接着性樹脂としては、ポリエステル,ポリウレ
タン,エポキシ系樹脂,アクリル系等の樹脂およびこれ
らの共重合物あるいは混合物を使用することができる。
例えばポリエステルとポリイソシアネートの混合物を用
いる場合は、ポリエステルを構成する酸成分の80〜20モ
ル%がテレフタル酸で残りの20〜80%がアジピン酸、セ
バシン酸等の脂肪族二塩基酸ヤイソフタル酸、オルソフ
タル酸、ジフェニルジカルボン酸等の芳香族二塩基酸よ
りなり、アルコール成分の20〜70%がエチレングリコー
ルで残りの80〜30モル%が1,2−プロピレングリコー
ル、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ネオペンチルグリコール等から
なるポリエステル、特に酸成分の20モル%以上がテレフ
タル酸やイソフタル酸で残りがセバシン酸やアジピン酸
から選ばれた1種以上からなり、アルコール成分の20〜
79モル%がグリコールからなり、有機溶媒に可溶な線状
ポリエステルを用いる。またポリイソシアネートとして
は少なくとも2個以上のイソシアネート基を含有するも
ので、2,4−および2,6−トリレンジイソシアネート、4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、メタキシリ
レンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート3モ
ルとトリメチロールプロパン1モルの反応生成物、ヘキ
サメチレンジイソシアネート等の脂肪族ならびに芳香族
のポリイソシアネートが一般的に用いられる。前記ポリ
エステルとポリイソシアネートの混合比は固形分比で10
0:5〜10:100となるように配合するのが好ましく、酢酸
エチル,メチルエチルケトン,トルエン等の有機溶媒に
溶解して二軸延伸ポリアミドに塗布する。
塗布方法としてはグラビアロール法,リバースロール
法,ロッド法,ディップ法等通常の塗布方法を採用し、
固形分として0.01〜0.5g/m2になるように塗布する。又
接着改質層の塗布後40℃程度で熟成することによって、
その効果は一段と向上する。
法,ロッド法,ディップ法等通常の塗布方法を採用し、
固形分として0.01〜0.5g/m2になるように塗布する。又
接着改質層の塗布後40℃程度で熟成することによって、
その効果は一段と向上する。
次に印刷に用いる印刷インキとしては、セルロース誘導
体をバインダーとしたインキあるいは合成樹脂をバイン
ダーとしたグラビアインキが主として用いられ、特に耐
沸水性が要求される場合には、水酸基等の末端官能基を
有する塩化ビニル,ポリエステル,ポリエーテル,ポリ
オール等をバインダーとしたインキを、硬化剤を添加し
て用い、前記接着改質層上へ全面的または部分的にある
いは任意の図柄として印刷インキ層を形成する。
体をバインダーとしたインキあるいは合成樹脂をバイン
ダーとしたグラビアインキが主として用いられ、特に耐
沸水性が要求される場合には、水酸基等の末端官能基を
有する塩化ビニル,ポリエステル,ポリエーテル,ポリ
オール等をバインダーとしたインキを、硬化剤を添加し
て用い、前記接着改質層上へ全面的または部分的にある
いは任意の図柄として印刷インキ層を形成する。
また印刷インキ層上に設けられる接着剤層を形成する接
着剤は、該接着剤層上に設けるシーラント層が押出ラミ
ネートによって設けられる場合には、イソシアネート系
接着剤が好ましく、例えば一液型としてジイソシアネー
トと多価アルコールとの反応物でNCO基を末端に有する
ポリウレタン又はNCO基を末端に有するプレポリマーな
どがある。二液型としてはポリイソシアネートとポリオ
ールあるいはOH基を末端に有するポリウレタンプレポリ
マーとを使用前に混合して用いる。シーラント層がドラ
イラミネートによって積層される場合に用いられる接着
剤としては、ビニル系,アクリル系,ポリアミド系,エ
ポキシ系,ウレタン系などが挙げられるが、主としてポ
リイソシアネートとポリオールを使用直前に混合して用
いるポリウレタン系接着剤が好ましい。接着剤層はこれ
らの樹脂の溶液あるいはエマルジョンを常法に従って塗
布して形成する。
着剤は、該接着剤層上に設けるシーラント層が押出ラミ
ネートによって設けられる場合には、イソシアネート系
接着剤が好ましく、例えば一液型としてジイソシアネー
トと多価アルコールとの反応物でNCO基を末端に有する
ポリウレタン又はNCO基を末端に有するプレポリマーな
どがある。二液型としてはポリイソシアネートとポリオ
ールあるいはOH基を末端に有するポリウレタンプレポリ
マーとを使用前に混合して用いる。シーラント層がドラ
イラミネートによって積層される場合に用いられる接着
剤としては、ビニル系,アクリル系,ポリアミド系,エ
ポキシ系,ウレタン系などが挙げられるが、主としてポ
リイソシアネートとポリオールを使用直前に混合して用
いるポリウレタン系接着剤が好ましい。接着剤層はこれ
らの樹脂の溶液あるいはエマルジョンを常法に従って塗
布して形成する。
前記のようにして接着剤層が形成されたならば接着剤層
上にシーラント層を設ける。シーラント層はLDPE,EVA,
アイオノマー,PP等の合成樹脂を押出ラミネートあるい
はドライラミネートにより設ける。
上にシーラント層を設ける。シーラント層はLDPE,EVA,
アイオノマー,PP等の合成樹脂を押出ラミネートあるい
はドライラミネートにより設ける。
このようにして得られたポリアミド積層体は、二軸延伸
ポリアミドフィルム表面の表面張力が低く、水に対する
親和性が乏しいため、接着改質層と該フィルム表面との
間に水分が浸入し難く、被包装物の水分あるいは沸水処
理やレトルト処理時の水分等の影響に対して優れた耐水
性が得られる。また印刷インキ層に対する接着性は接着
改質層によって十分な接着力が得られ、従来両立が困難
であった耐水性と印刷インキ層に対する接着力共に優れ
た積層体が得られる。
ポリアミドフィルム表面の表面張力が低く、水に対する
親和性が乏しいため、接着改質層と該フィルム表面との
間に水分が浸入し難く、被包装物の水分あるいは沸水処
理やレトルト処理時の水分等の影響に対して優れた耐水
性が得られる。また印刷インキ層に対する接着性は接着
改質層によって十分な接着力が得られ、従来両立が困難
であった耐水性と印刷インキ層に対する接着力共に優れ
た積層体が得られる。
[実施例] 実施例1 表面張力が37Dyne-cmの二軸延伸ポリアミドフィルムを
テンター法により製造して該フィルムの片面に、線状ポ
リエステル樹脂(バイロン300,東洋紡績社製)およびポ
リイソシアネート(コロネートL、日本ポリウレタン社
製)を100:10(固形分比)となるように混合し、固形分
濃度4%になるように酢酸エチルで調製した混合液をグ
ラビアコートにより0.1g/m2となるように塗布し乾燥後4
0℃で2日間熟成を行ない接着改質層を形成した。尚ブ
ロッキング防止および滑性付与の目的で無機滑剤(サイ
ロイド150,富士デビィンソン社製)をポリアミド樹脂分
に対し0.5%添加した。
テンター法により製造して該フィルムの片面に、線状ポ
リエステル樹脂(バイロン300,東洋紡績社製)およびポ
リイソシアネート(コロネートL、日本ポリウレタン社
製)を100:10(固形分比)となるように混合し、固形分
濃度4%になるように酢酸エチルで調製した混合液をグ
ラビアコートにより0.1g/m2となるように塗布し乾燥後4
0℃で2日間熟成を行ない接着改質層を形成した。尚ブ
ロッキング防止および滑性付与の目的で無機滑剤(サイ
ロイド150,富士デビィンソン社製)をポリアミド樹脂分
に対し0.5%添加した。
さらに接着改質層上にグラビアインキ(ラミエース61白
二液タイプ,東洋インキ社製)をグラビア印刷して印刷
インキ層を形成し、次いで一液湿気硬化型AC剤(T−10
4,日本ソーダ社製)を塗布してAC剤層を形成した後常法
に従ってLDPE押出ラミネートを行ないシーラント層を設
け、ポリアミドフィルム積層体を形成し40℃で熟成し
た。得られたポリアミドフィルム積層体の常態保存(乾
燥時および湿潤時)における接着力(剥離強度)を測定
した結果を第2表に示す。なお接着強度は、引張速度20
0mm/分での90°剥離試験結果である。
二液タイプ,東洋インキ社製)をグラビア印刷して印刷
インキ層を形成し、次いで一液湿気硬化型AC剤(T−10
4,日本ソーダ社製)を塗布してAC剤層を形成した後常法
に従ってLDPE押出ラミネートを行ないシーラント層を設
け、ポリアミドフィルム積層体を形成し40℃で熟成し
た。得られたポリアミドフィルム積層体の常態保存(乾
燥時および湿潤時)における接着力(剥離強度)を測定
した結果を第2表に示す。なお接着強度は、引張速度20
0mm/分での90°剥離試験結果である。
次にポリアミドフィルム積層体を内寸10cm×10cmの三方
袋に製袋し、内部に水20ml,空気100mlを充填後開口部を
密閉した。この密閉袋の沸水(ボイル)処理後の乾燥条
件保存および湿潤条件保存における剥離強度およびボイ
ルパンクテストを行なった結果を第2表に示す。
袋に製袋し、内部に水20ml,空気100mlを充填後開口部を
密閉した。この密閉袋の沸水(ボイル)処理後の乾燥条
件保存および湿潤条件保存における剥離強度およびボイ
ルパンクテストを行なった結果を第2表に示す。
比較例1 表面張力53Dyne-cmの二軸延伸ポリアミドフィルムをテ
ンター法により製造し、該フィルムを用いた他は実施例
1と同様に処理した。結果を第2表に示す。
ンター法により製造し、該フィルムを用いた他は実施例
1と同様に処理した。結果を第2表に示す。
比較例2 表面張力37Dyne-cmの二軸延伸ポリアミドフィルムの片
面に接着改質層を設けない他は実施例1と同様に処理し
試験した。結果を第2表に示す。
面に接着改質層を設けない他は実施例1と同様に処理し
試験した。結果を第2表に示す。
第2表から明らかなように本発明のポリアミドフィルム
積層体は常態およびボイル処理後のいずれの場合も湿潤
条件下に置いたときの剥離強度は比較例に比べてはるか
に優れており、パンクテスト率も良好な結果を示してい
る。
積層体は常態およびボイル処理後のいずれの場合も湿潤
条件下に置いたときの剥離強度は比較例に比べてはるか
に優れており、パンクテスト率も良好な結果を示してい
る。
実施例2 表面張力37Dyne-cmの二軸延伸ポリアミドフィルムをテ
ンター法により製造し、該フィルムにエポキシ樹脂(E1
001,油化シェル社製)およびポリアミド樹脂(Varsamid
125,ヘンケル日本社製)の混合物を75:25(固形分比)
となるように混合し、固形分濃度5%になるようにメチ
ルエチルケトン,イソプロピルアルコールで調製した混
合物をグラビアコートにより固形分で0.1g/m2となるよ
うに塗布し、40℃で2日間熟成を行なった。さらにグラ
ビアインキ(マルチセット61白二液タイプ,東洋インキ
社製)をグラビア印刷して印刷層を形成した後、一液湿
気硬化型AC剤(EL250,東洋インキ社製)を塗布し接着剤
層を形成した後、常法により押出ラミネートによりLDPE
層を設けた後40℃で熟成した。この様にして得たポリア
ミドフィルム積層体を実施例1と同様にして剥離強度を
測定した。結果を第3表に示す。
ンター法により製造し、該フィルムにエポキシ樹脂(E1
001,油化シェル社製)およびポリアミド樹脂(Varsamid
125,ヘンケル日本社製)の混合物を75:25(固形分比)
となるように混合し、固形分濃度5%になるようにメチ
ルエチルケトン,イソプロピルアルコールで調製した混
合物をグラビアコートにより固形分で0.1g/m2となるよ
うに塗布し、40℃で2日間熟成を行なった。さらにグラ
ビアインキ(マルチセット61白二液タイプ,東洋インキ
社製)をグラビア印刷して印刷層を形成した後、一液湿
気硬化型AC剤(EL250,東洋インキ社製)を塗布し接着剤
層を形成した後、常法により押出ラミネートによりLDPE
層を設けた後40℃で熟成した。この様にして得たポリア
ミドフィルム積層体を実施例1と同様にして剥離強度を
測定した。結果を第3表に示す。
比較例3 表面張力53Dyne-cmの二軸延伸ポリアミドフィルムを用
いた他は実施例2と同様に処理し試験した。結果を第3
表に示す。
いた他は実施例2と同様に処理し試験した。結果を第3
表に示す。
第3表から明らかなように表面張力が35〜49Dyne-cmで
あるものは水分が付着した際の剥離強度に優れているこ
とがわかる。
あるものは水分が付着した際の剥離強度に優れているこ
とがわかる。
[発明の効果] 本発明は以上のように構成されているので本発明のポリ
アミドフィルム積層体は二軸延伸ポリアミドフィルム層
と印刷インキ層およびシーラント層との接着強度が良好
であるとともに湿潤時においてもこれらの層間の接着強
度が高く保たれる。
アミドフィルム積層体は二軸延伸ポリアミドフィルム層
と印刷インキ層およびシーラント層との接着強度が良好
であるとともに湿潤時においてもこれらの層間の接着強
度が高く保たれる。
第1図は二軸延伸ポリアミドフィルムの表面張力とシー
ラント層接着強度の関係を示す図、第2図は二軸延伸ポ
リアミドフィルムの表面張力と湿潤時シーラント層接着
強度の関係を示す図である。
ラント層接着強度の関係を示す図、第2図は二軸延伸ポ
リアミドフィルムの表面張力と湿潤時シーラント層接着
強度の関係を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】二軸延伸ポリアミドフィルムまたはシート
の少なくとも片面に、該フィルムまたはシートに面して
接着改質層/印刷インキ層/接着剤層/シーラント層が
形成されたものであることを特徴とするポリアミドフィ
ルムまたはシートの耐剥離性に優れた積層体。 - 【請求項2】表面張力が35〜49Dyne-cmである二軸延伸
ポリアミドフィルムまたはシートの少なくとも片面に、
該フィルムまたはシートに面して接着改質層/印刷イン
キ層/接着剤層/シーラント層を形成することを特徴と
するポリアミドフィルムまたはシートの耐剥離性に優れ
た積層体を製造する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63073850A JPH06104356B2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | ポリアミドフィルムまたはシートの耐剥離性に優れた積層体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63073850A JPH06104356B2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | ポリアミドフィルムまたはシートの耐剥離性に優れた積層体およびその製造方法 |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8005127A Division JP2996164B2 (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 耐破袋性に優れたポリアミド積層体袋およびその製法 |
| JP25725397A Division JP2996220B2 (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 耐破袋性に優れた製袋用ポリアミド積層体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01244847A JPH01244847A (ja) | 1989-09-29 |
| JPH06104356B2 true JPH06104356B2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=13530037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63073850A Expired - Lifetime JPH06104356B2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | ポリアミドフィルムまたはシートの耐剥離性に優れた積層体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06104356B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07307Y2 (ja) * | 1990-09-27 | 1995-01-11 | ソマール株式会社 | 筆記用シート |
| CA2133777A1 (en) * | 1994-10-06 | 1996-04-07 | Harry Nagata | Articles formed of multilayered film having antifog properties |
| US5952106A (en) * | 1996-11-14 | 1999-09-14 | Alliedsignal Inc. | Coated nylon film |
| JP3825143B2 (ja) | 1997-07-07 | 2006-09-20 | 株式会社興人 | 易接着性ポリアミドフィルム |
| JP5062610B2 (ja) * | 2006-05-30 | 2012-10-31 | 共同印刷株式会社 | 液体通過孔を形成可能な蓋材及びそれを用いた容器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4937584A (ja) * | 1972-08-09 | 1974-04-08 | ||
| JPS5979732A (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-09 | Unitika Ltd | 接着性の改良されたプラスチツクフイルム |
-
1988
- 1988-03-28 JP JP63073850A patent/JPH06104356B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01244847A (ja) | 1989-09-29 |
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