JPH06109663A - 異物検査方法 - Google Patents

異物検査方法

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JPH06109663A
JPH06109663A JP4262427A JP26242792A JPH06109663A JP H06109663 A JPH06109663 A JP H06109663A JP 4262427 A JP4262427 A JP 4262427A JP 26242792 A JP26242792 A JP 26242792A JP H06109663 A JPH06109663 A JP H06109663A
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JP
Japan
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power cable
foreign matter
inspection
ray
line sensor
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Application number
JP4262427A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Goto
和彦 後藤
Hiroshi Yamanouchi
宏 山之内
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線を用いた電力ケーブル内の異物検査にお
いて、検査の際に死角ができず、また、異物を検出した
際に位置の特定が容易にでき、検査精度が高く、かつ検
査に要する時間が短縮でき、電力ケーブル全長に亙って
検査できる異物検査方法を提供することを目的としてい
る。 【構成】 電力ケーブル2に対してX線源4、X線用ラ
インセンサー6、スリット7を設置し、これらを電力ケ
ーブル2を中心に360度回転する。この時X線源4か
ら照射されるX線5は、スリット7を通過して電力ケー
ブル2の内部半導電層9に接するように透過する。この
後、これらを電力ケーブル2の進行方向と反対方向に一
単位区間移動させ、再び360度回転する。これを順次
繰り返すことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力ケーブルの架橋ポ
リエチレン等の樹脂の絶縁体に含まれる異物を、X線を
用いて検査する異物検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように電力ケーブルは、導体の周
囲に例えば架橋ポリエチレンのような合成樹脂製の絶縁
体を被覆した構成となっている。この電力ケーブルの前
記絶縁体には、製造工程において、金属粒子、添加剤の
未分散物及びスコーチ粒子等が混入したり、あるいは、
微細なボイドが生じることがある。しかしながら、高圧
用の電力ケーブルにおいて絶縁体に前記異物が混入した
場合には、絶縁性能が著しく低下し、電力ケーブルの信
頼性が大きく損なわれることになる。
【0003】このため、従来、製造した絶縁体の一部を
薄く切り出して顕微鏡によって観察を行ない、異物の数
及び大きさから絶縁体の他の部分の品質を保証する方法
が実施されていた。しかし、この方法は、人が実施する
ため、観察者間の熟練度による観察精度のばらつきや疲
労による観察精度の低下が問題となっていた。加えて、
近年、電力ケーブルの大型化、高圧化に伴い、絶縁体中
に含まれる異物の大きさが極めて小さくても問題となる
ようになった。また、上述した検査では、製作した電力
ケーブルの両端を薄く切り出して検査するのみであり、
電力ケーブル中央部は検査されないままであった。この
ため、電力ケーブル全長を検査することのできるX線を
用いた電力ケーブル内の異物検査方法が検討されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、検討さ
れているX線を用いた電力ケーブル内の異物検査方法に
よれば、X線源と感光板との間に電力ケーブルを位置さ
せて撮影し検査するもので、その際感光板側の電力ケー
ブルの一部は死角となり検査することができないという
問題があった。また、異物を検出した場合にその位置を
特定するのは困難であった。さらに、電力ケーブル内の
絶縁体におけるX線の透過距離が、電力ケーブルを断面
視して、X線が導体近傍を透過する場合には長く、X線
が導体から離間して表面部のみを透過する場合には短く
なる。画像処理に際しては、X線の電力ケーブルに対し
ての透過距離の相違に起因するデーターの差異を補正し
なければならないが、この補正によって処理された画像
と実際が食い違ったり、この補正にかかる時間が、結果
的に検査時間の長大化の原因となるという問題もあっ
た。
【0005】本発明では、上記事情を鑑みてなされたも
ので、X線を用いた電力ケーブル内の異物検査におい
て、検査の際に死角ができず、また、異物を検出した際
に位置の特定が容易にでき、検査精度が高く、かつ検査
に要する時間を短縮することができ、電力ケーブル全長
に亙って検査できる異物検査方法を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の異物検査
方法は、電力ケーブルの絶縁に用いられる絶縁体に含ま
れている異物を検査する異物検査方法であって、電力ケ
ーブルを定位置に固定し、該電力ケーブルを挟んで対向
するようにX線源と、該X線源から照射されるX線を受
けるX線用ラインセンサーとを設置し、かつX線源と電
力ケーブルとの間に該X線源から照射されるX線が、電
力ケーブルの導体を通ることなく前記絶縁体内の内部半
導電層を常に通るようになすスリットを設置し、前記電
力ケーブルをその軸線を定位置に置いた状態で、前記X
線源、前記X線用ラインセンサー、前記スリットを、こ
れらの相対位置を変えずに前記電力ケーブルの中心軸線
を中心に360度回転し、この際、前記X線用ラインセ
ンサーに得られた信号を画像処理して異物を検査してな
ることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の異物検査方法は、請求項1
記載の異物検査方法において、一定速度で軸線方向に移
動する電力ケーブルに対して、前記X線源、前記X線用
ラインセンサー、前記スリットとからなる検査ユニット
を配置し、この検査ユニットを前記電力ケーブルに同期
させて前記軸線方向に移動させると共に前記検査ユニッ
トを360度回転させて一単位区間の画像信号を得、そ
の後前記検査ユニットをもとの位置に移動させ、以後前
記一単位区間毎の検査を繰り返して長尺の電力ケーブル
の絶縁体の検査を行なうことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の異物検査方法では、X線がX線
源から照射され、X線源と被検査物である電力ケーブル
との間に配置されたスリットによってX線が拡散しない
特定の幅をもった線となる。このX線は、電力ケーブル
の絶縁体を透過し、次いで、電力ケーブルの導体を通る
ことなく絶縁体内部にある内部半導電層を透過した後、
再度絶縁体を透過して外部に出て、X線源と対向するよ
うに配置されたX線用ラインセンサーに照射する。
【0009】X線が常に上記状態に保たれたまま電力ケ
ーブルの軸線を固定した状態で、X線源、X線用ライン
センサー、スリットが、これらの相対位置が変わること
なく電力ケーブルの中心軸線を中心に360度回転す
る。この際にX線は、常に内部半導電層を透過しながら
回転し、内部半導電層よりも内部を照射することはな
い。また、電力ケーブル内をX線が透過する距離は一定
である。X線源、X線用ラインセンサー、スリットが3
60度回転する間、X線用ラインセンサーに得られた信
号は画像処理される。
【0010】請求項2記載の異物検査方法では、検査ユ
ニットが、その軸線方向に移動する電力ケーブルの特定
の一単位区間に位置しながら、請求項1記載の異物検査
方法を行なう。この後、検査ユニットは、電力ケーブル
の移動方向と反対方向に一単位区間戻り、この新たな一
単位区間に位置しながら、再度請求項1記載の異物検査
方法を行なう。以後、この一単位区間毎の検査を繰り返
して長尺の電力ケーブルの異物検査を行なう。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図1は本実施例の異物検査方法を行なう
ための装置の概念図である。図中符号1は検査ユニット
であり、2は、紙面垂直方向に一定速度で移動する電力
ケーブルである。検査ユニット1には、ユニット本体3
上に電力ケーブル2を挟んで対向するようにX線源4
と、このX線源4から照射されるX線5を受けるX線用
ラインセンサー6とを設置し、かつこのX線源4と電力
ケーブル2との間に、スリット7が、このスリット7を
通過したX線5が、後述する電力ケーブル2内の導体を
通ることなく内部半導電層を透過するよう設置されてい
る。また、図示されてはいないが、ユニット本体3に
は、検査ユニット1を電力ケーブル2の移動方向に同期
させて移動させ、また検査ユニット1を電力ケーブルの
移動方向と反対方向に移動させる駆動機構と、検査ユニ
ット1を電力ケーブル2の中心軸線を中心に360度回
転させる回転駆動機構とが設置されている。図2は図1
における電力ケーブル2の構造を示す図である。電力ケ
ーブル2の中心部には銅線の集合体である導体8があ
り、この導体8の外側には、カーボンブラック製の内部
半導電層9が形成され、この内部半導電層9の外側に
は、架橋ポリエチレン製の絶縁体10が形成された構成
となっている。図に示すようにX線5は、導体8を通る
ことなく内部半導電層9のみを透過するようになってお
り、dは、X線5が電力ケーブル2内を透過する距離を
示している。図3は、X線用ラインセンサー6から得ら
れた信号を画像処理して表示するためのブロック図であ
る。信号は、符号11のA/D変換器に送られ、次いで
画像メモリ12に送られ、演算装置13を経て、表示装
置14で表示される。
【0012】次に、本実施例の異物検査方法を適用した
検査ユニット1の動作について説明する。検査ユニット
1は、電力ケーブル2の移動に同期して電力ケーブル2
と同一方向に移動しながら360度回転し、回転終了後
電力ケーブル2の移動方向と反対方向に検査幅だけ移動
して同じ動作を繰り返す。図1に示すように、まず、X
線源4からX線5が照射され、このX線5はスリット7
を通過することで拡散しない特定の幅をもった線とな
る。さらにこのX線5は、電力ケーブル2の絶縁体10
を透過し、次いで絶縁体10の内側にある内部半導電層
9を導体8を通ることなく透過した後、再度絶縁体10
を透過して電力ケーブル2外に出、X線源4と対向する
ように配置されたX線用ラインセンサー6に入射する。
【0013】次に、X線5が常に上記状態に保たれたま
ま、ユニット本体3に設置された駆動機構により、ユニ
ット本体3が電力ケーブル2の移動速度と同期して被検
査区間である電力ケーブル2の一単位区間と並行して移
動し、かつこの状態でユニット本体3に設置された回転
駆動機構が駆動して、検査ユニット1が電力ケーブル2
の中心軸線を中心に、この一単位区間を360度回転す
る。この際にX線5は、常に内部半導電層9を透過しな
がら回転し、内部半導電層9よりも内部の導体8を照射
することはない。また、電力ケーブル2内をX線5が透
過する距離dは一定である。この時、X線用ラインセン
サー6から信号が出力される。
【0014】次いで、図4に示すように、検査ユニット
1が、駆動機構により電力ケーブル2の移動方向と反対
方向に一単位区間移動され、もとの位置に戻る。この
後、この検査ユニット1は、電力ケーブル2の新たな被
検査区間である一単位区間について上述した動作を行な
い、これを順次繰り返して電力ケーブル2全長に亙って
検査を行なう。
【0015】検査ユニット1が電力ケーブル2の一単位
区間において、360度回転する間にX線用ラインセン
サー6に得られた信号は、図3に示すように符号11の
A/D変換器によって、ディジタルの画像データーに変
換された後、画像メモリ12に記憶される。画像メモリ
12に記憶された画像データーは、それぞれ演算装置1
3によって表示画像上の位置を決定され、決定された一
枚の画像が表示装置14で表示される。
【0016】以上説明したように、本実施例によれば、
検査ユニット1が電力ケーブル2の中心軸線を中心に3
60度回転するので、この異物検査の際に死角が生じる
ことはない。また、X線5は、内部半導電層9を透過し
て、内部半導電層9より内部にある銅線の集合体である
導体8に照射することはないので、得られた画像に導体
8による影がはいることはない。また、X線5が電力ケ
ーブル2内を透過する距離dは、常に一定であるので、
X線用ラインセンサー6に得られた信号を画像処理する
場合に補正が不要であるか、著しく軽減される。これに
よって、検査の精度が向上し、X線用ラインセンサー6
に得られた信号の処理速度が向上する。
【0017】さらに、電力ケーブル2外周の長さと、内
部半導電層9の外周の長さと、X線5が電力ケーブル2
内を通過する距離dとが、それぞれ一定であるため、X
線5が異物を検出した角度と、次にX線5がこの異物を
検出するまでの角度が得られれば、これらのデータに基
づいてこの異物が存在する位置を特定することができ
る。
【0018】また、検査ユニット1による一単位区間の
検査を順次繰り返すことで、電力ケーブル2全長の異物
検査を行なうことができる。また、本実施例における検
査ユニット1と同じ構成で、電力ケーブル2自体を回転
させ、検査ユニット1が静止状態で検査する方法であっ
てもよい。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の異物検査方法によれば、
電力ケーブルを中心に、X線源と、X線用ラインセンサ
ーと、スリットとを設置し、これらの相対位置を変えず
に、電力ケーブルの中心軸線を中心に360度回転させ
る。したがって、この異物検査の際に、死角が生じるこ
とはなく、また、電力ケーブル内を透過するX線の距離
が常に一定であるので、X線用ラインセンサーが電力ケ
ーブルの周囲を360度回転して得られた信号を画像処
理する際に、補正が不要か著しく軽減され、検査時間が
短縮できる。さらに、電力ケーブル外周の長さ、内部半
導電層の外周の長さ、電力ケーブル内を透過するX線の
距離がそれぞれ一定しているので、X線が異物を検出し
た角度と、次にこの異物を検出するまでの角度に基づい
て異物が存在する位置を高い精度をもって容易に特定す
ることができる。
【0020】請求項2記載の異物検査方法によれば、検
査ユニットによる、一単位区間毎の検査を順次繰り返す
ことによって、電力ケーブル全長に亙った異物検査を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の異物検査方法を適用した
異物検査装置を示す概念図である。
【図2】 図1における電力ケーブル2の正断面図であ
る。
【図3】 検査ユニットで得られた信号を画像処理する
過程を示すブロック図である。
【図4】 検査ユニットが電力ケーブルの移動方向と反
対方向へ一単位区間移動する状態を示す異物検査装置の
斜視図である。
【符号の説明】
1…検査ユニット、2…電力ケーブル、4…X線源、5
…X線、6…X線用ラインセンサー、7…スリット、9
…内部半導電層、10…絶縁体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブルの絶縁体に含まれる異物を
    検査する異物検査方法であって、電力ケーブルを定位置
    に固定し、該電力ケーブルを挟んで対向するようにX線
    源と、該X線源から照射されるX線を受けるX線用ライ
    ンセンサーとを設置し、かつ前記X線源と電力ケーブル
    との間に該X線源から照射されるX線が、電力ケーブル
    の導体を通ることなく前記絶縁体内の内部半導電層を常
    に通るようになすスリットを設置し、前記電力ケーブル
    をその軸線を定位置に置いた状態で、前記X線源、前記
    X線用ラインセンサー及び前記スリットを、これらの相
    対位置を変えずに前記電力ケーブルの中心軸線を中心に
    360度回転し、この際、前記X線ラインセンサーに得
    られる画像信号に基づいて前記絶縁体内の異物を検査す
    ることを特徴とする異物検査方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の異物検査方法において、
    一定速度で軸線方向に移動する電力ケーブルに対して、
    前記X線源、前記X線用ラインセンサー、前記スリット
    とからなる検査ユニットを配置し、この検査ユニットを
    前記電力ケーブルに同期させて前記軸線方向に移動させ
    ると共に前記検査ユニットを360度回転させて一単位
    区間の画像信号を得、その後前記検査ユニットをもとの
    位置に移動させ、以後前記一単位区間毎の検査を繰り返
    して長尺の電力ケーブルの絶縁体の異物の検査を行なう
    ことを特徴とする異物検査方法。
JP4262427A 1992-09-30 1992-09-30 異物検査方法 Pending JPH06109663A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010127702A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kyocera Chemical Corp 絶縁性樹脂組成物中の金属粉異物の自動検知方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010127702A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kyocera Chemical Corp 絶縁性樹脂組成物中の金属粉異物の自動検知方法

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