JPH0611647Y2 - Pll周波数シンセサイザ式チューナ - Google Patents

Pll周波数シンセサイザ式チューナ

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JPH0611647Y2
JPH0611647Y2 JP1988036529U JP3652988U JPH0611647Y2 JP H0611647 Y2 JPH0611647 Y2 JP H0611647Y2 JP 1988036529 U JP1988036529 U JP 1988036529U JP 3652988 U JP3652988 U JP 3652988U JP H0611647 Y2 JPH0611647 Y2 JP H0611647Y2
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pll
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猛 原田
裕行 吉田
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はPLL周波数シンセサイザ式チューナに係
り、とくにバンド切り替え操作やプリセット選局受信操
作に伴う周波数切り変時に生じるステレオ受信の誤表示
や同調の誤表示を抑えたPLL周波数シンセサイザ式チ
ューナに関する。
〔従来の技術〕
近年はオーディオ機器の電子化が進み、チューナもPL
L周波数シンセサイザ式チューナとされて周波数可変操
作の容易化が図られ、また、プリセット選局受信による
ワンタッチ選局が可能になっている。
第9図に従来用いられているチューナのブロック図を示
す。
ユーザが例えばワンタッチ選局を行うためキー操作部1
0のチャンネル指定キーを操作すると、マイクロコンピ
ュータ12が指定チャンネルの周波数データを内部のR
AMから読み出し周波数制御データとしてPLL周波数
シンセサイザ式の同調回路16に出力する。
同調回路16では周波数制御データの変更にPLLルー
プが追従し、周波数を可変させて最終的に受信周波数を
指定チャンネルの局に同調させる。
また例えばAMからFMへ受信モードの切り換えを行う
と、マイクロコンピュータ12は前回最後にFMモード
で使用した周波数制御データを同調回路16へ出力し、
前回聴取していたFM局を受信せしめる。
同調回路16が出力する中間周波信号は検波回路18で
検波され、更にMPX回路20へ送られる。
MPX回路20はFMステレオ放送局に係る検波信号を
入力した場合、予めAUTOモードオンにセットされていた
ときはステレオ復調して左右に分離した音声信号を出力
する。
また、AMなどでモノラル放送の検波信号を入力した場
合や、FMステレオ放送局の検波信号を入力してもAUTO
モードオフ(MONORALモード)にセットされていたとき
は左右同じモノラルの音声信号を出力する。
マイクロコンピュータ12はFMバンド受信時にユーザ
がキー操作部10で指定したモードに従いMPX回路2
0に対するAUTOモードのオン・オフ切り換え制御を行
う。
MPX回路20が出力する音声信号は音声ミューティン
グ回路22を介してアンプ側へ出力される。
ここで同調検出回路24が同調回路16の中間周波信号
から同調の有無を検出し、検出信号をマイクロコンピュ
ータ12とMPX回路20へ出力する。
マイクロコンピュータ12はプリセット選局受信による
チャンネル切り換えやAMからFMへの切り換えなどに
よるバンド切り換え時に、同調回路16に対する周波数
制御データを不連続に変更した場合などで、PLLルー
プの追従遅れから短時間だけ周波数が連続変化している
ときなど、受信周波数が可変している最中に、音声ミュ
ーティング回路22に対しミューティングオン制御を行
い、音声信号をアースに落としてノイズ音がスピーカか
ら出力されるのを防ぐ。
そして受信周波数の変更が完了し固定したとき、ミュー
ティングを解除しスピーカより受信放送を出力させる。
同調検出回路24の検出信号は表示駆動回路26にも入
力され、同調検出時には同調表示器28が点灯される。
一方マイクロコンピュータ12は受信中、同調回路16
に対する周波数制御データを変化させる度に対応する周
波数表示データを表示駆動回路30へ出力し周波数表示
器32に受信周波数の表示を行わせる。
またユーザがAUTOモードオンに設定したときマイクロコ
ンピュータ12はAUTO表示点灯制御信号を表示駆動回路
34へ出力し、AUTO表示器36を点灯させる。
更にMPX回路20はステレオ放送の受信を検出する機
能を有しており、AUTOモードオンにセットされている状
態でステレオ放送を検出するとステレオ放送検出信号を
表示駆動回路38へ出力し、ステレオ表示器40を点灯
させてステレオ受信中であることをユーザに示す。
なお、マイクロコンピュータ12がMPX回路20に対
しAUTOモードオンの切り換え制御信号を出力していても
同調検出回路24が同調を検出していないとき、同調検
出回路24の出力に従いMPX回路20は強制的にAUTO
モードオフにセットされ、局間ノイズなどで誤ってステ
レオ受信表示を行わせないようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記した従来の技術ではプリセット選局受信や
バンド切り換えなど、同調回路16に対する周波数制御
データを不連続に変更した場合、PLLループの追従遅
れから短時間だけ受信周波数がFMバンド内を連続変化
するとき、1または複数のFMステレオ放送をキャッチ
してしまうことがある。
この際、同調検出回路24は同調回路16が局を受信す
る度に検出信号をMPX回路20へ出力する。
従ってユーザが予めAUTOモードオンに設定しておりマイ
クロコンピュータ12がMPX回路20をAUTOモードオ
ンに切り換えているとき、同調検出信号を入力する度に
MPX回路20は強制的なMONORALモードが解除され、
かつ、検波回路18から入力した検波後のステレオ放送
信号に基づきステレオ受信検出信号を表示駆動回路38
へ出力し、一瞬だけステレオ表示器40を点灯させてし
まう。
このためユーザは、恰も受信周波数を変更完了後に受信
した放送がステレオ放送であると誤認したり、また、ミ
ューティングオンで受信音声が聞こえない状態下でステ
レオ受信表示が点灯するので機器の故障と勘違いしたり
する問題があった。
同様に同調回路16に対する周波数制御データを不連続
に変更した場合、PLLループの追従遅れから短時間だ
け受信周波数が連続変化するとき、1または複数の放送
局をキャッチしてしまうことがある。
この際、同調検出回路24は同調回路16が局を受信す
る度に検出信号を表示駆動回路26へ出力し、一瞬だけ
同調表示器28を点灯させてしまう。
このためユーザは恰も受信周波数を変更完了後に局を受
信したと誤認したり、また、受信音声が聞こえず同調表
示が点灯するので機器の故障と勘違いしたりする問題が
あった。
この考案はかかる従来技術の欠点に鑑みなされたもの
で、受信周波数が可変中の表示動作から生じるユーザの
誤認や勘違いを無くすことを、その目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案では、周波数制御データに従い受信周波数を変
更するPLL周波数シンセサイザ式同調手段と、該PL
L周波数シンセサイザ式同調手段によるステレオ放送の
受信を検出するステレオ放送受信検出手段と、該ステレ
オ放送受信検出手段がステレオ放送の受信を検出したと
きステレオ受信表示を行うステレオ表示手段とを含むP
LL周波数シンセサイザ式チューナにおいて、 バンド切り替え操作またはプリセット選局受信操作に伴
う周波数制御データの不連続な変更時、前記PLL周波
数シンセサイザ式同調手段のPLLループが不安定な間
はステレオ表示手段でのステレオ受信表示を禁止させる
ステレオ表示禁止手段を備えたことを特徴としている。
また、周波数制御データに従い受信周波数を変更するP
LL周波数シンセサイザ式同調手段と、同調の有無を検
出する同調検出手段と、該同調検出手段が同調を検出し
たとき同調表示を行う同調表示手段とを含むPLL周波
数シンセサイザ式チューナにおいて、 バンド切り替え操作またはプリセット選局受信操作に伴
う周波数制御データの不連続な変更時、前記PLL周波
数シンセサイザ式同調手段のPLLループが不安定な間
は同調表示手段での同調表示を禁止させる同調表示禁止
手段を備えたことを特徴としている。
また、前記同調表示禁止手段は、マニュアルスキャン操
作に伴う周波数制御データの逐次変更時、同調表示手段
に対し同調表示を禁止しないようにしたことを特徴とし
ている。
〔実施例〕
この考案の1つの実施例を第1図に基づいて説明する。
第1図はこの考案に係るPLL周波数シンセサイザ式チ
ューナのブロック図である。
アンテナ50にPLL周波数シンセサイザ式の同調回路
52が接続されており、外部から入力する周波数制御デ
ータに従い受信周波数を可変させて同調動作を行う。
同調回路52の出力側には検波回路54が接続されてお
り、同調回路52から出力される中間周波信号に基づき
検波を行う。
この検波回路54の出力側にはMPX回路56が接続さ
れており、検波信号に基づきステレオ若しくはモノラル
の復調を行う。
このMPX回路56は外部からのAUTOモードオン・オフ
制御に従いAUTOモードオンまたはAUTOモードオフのセッ
トを行い、AUTOモードオン時に検波回路54からステレ
オ放送信号を入力するとステレオ復調を行い、左右に分
離した音声信号を出力する。
逆にAUTOモードオフ時や、AUTOモードオン時でもモノラ
ル放送信号を入力したときはモノラル復調を行い左右同
じ音声信号を出力する。
MPX回路56の音声信号出力側は音声ミューティング
回路58を介して図示しないアンプと接続されている。
音声ミューティング回路58は外部からのミューティン
グ制御に従いミューティングをオン・オフし、オフ時は
音声信号をアンプ側へ出力しスピーカより音声出力さ
せ、逆にミューティングオン時は音声信号をアースへ落
としスピーカからの音声出力を止める。
MPX回路56は検波回路54からの入力に基づきステ
レオ受信の有無を検出する機能を有しており、AUTOモー
ドオン時にステレオ受信を検出するとステレオ検出信号
を出力する。
MPX回路56のステレオ受信検出信号出力側には表示
駆動回路60が接続されており、ステレオ受信検出信号
を入力すると出力側に接続されたステレオ表示器62を
点灯させてステレオ受信中であることを表示させる。
同調回路52には同調検出回路64が接続されており、
中間周波信号から同調の有無が検出され同調検出信号と
して出力される。
同調検出回路64の出力側には表示駆動回路66が接続
されており、同調検出信号を入力すると出力側に接続さ
れた同調表示器68を点灯させて或る放送に同調中であ
ることを表示させる。
同調回路52、MPX回路56、音声ミューティング回
路58、同調検出回路64にはマイクロコンピュータ7
0が接続されており、制御出力や検出信号入力がなされ
る。
このマイクロコンピュータ70の入力側にはキー操作部
72が接続されており、ユーザのキー操作に応じたキー
操作信号が入力される。
またマイクロコンピュータ70の表示出力側には表示駆
動回路74、78が接続されており、表示駆動回路74
はマイクロコンピュータ70から周波数表示データを入
力すると出力側に接続された周波数表示器76を駆動
し、受信周波数の表示を行わせ、一方、表示駆動回路7
8はマイクロコンピュータ70からAUTO表示点灯制御信
号を入力すると出力側に接続されたAUTO表示器80
を点灯してAUTOモードオンに設定されていることを表示
させる。
マイクロコンピュータ70はバス接続されたCPU、R
OM、RAMを含み、ROMに格納された所定のプログ
ラムに基づきユーザのキー操作に応じた同調制御、AUTO
モードオン・オフ切り換え制御、ミューティング制御、
受信周波数表示制御、AUTO表示制御などを実行する。
RAMにはプリセット受信用の周波数メモリエリア、バ
ンド別の最後の受信に用いたラスト周波数データD
AM,DLFM及び最後に受信したバンドを示すラストバ
ンドデータBとを格納するラストエリア、ユーザがキー
操作で設定したAUTOモードのオン・オフを示すAUTOフラ
グ、PLLデータ切り換え前タイマT1、PLLデータ切り換
え後タイマT2を格納する各エリアなどが設けられてい
る。
周波数メモリエリアにはチャンネル別に周波数データと
バンドデータが格納されている。
またAUTOフラグは「H」のときAUTOモードオン、「L」
のときAUTOモードオフを表し、PLLデータ切り換え前タ
イマT1は50ms、PLLデータ切り換え後タイマT2は5
00msが計時時間である。
次にこの実施例の動作を第2図及び第3図のフローチャ
ートを参照して説明する。
電源が投入されるとマイクロコンピュータ70は所定の
初期設定処理を行い、ラストバンドデータBを参照して
前回電源オフ直前に受信していたバンドを確認し、例え
ばBがAMの場合、ラストエリアの中のAMに係る前回
最後に受信した周波数データDL=DLAMを周波数制
御データとして同調回路52のPLL回路(図示せず)
へ出力し受信周波数を前回電源オフ直前の局に合わせ
る。
この際、マイクロコンピュータ70は周波数制御データ
に基づき周波数表示データを作成し表示駆動回路74へ
出力して、周波数表示器76に受信周波数の表示を行わ
せる。
また音声ミューティングをオフさせ受信局の放送をスピ
ーカ出力させる(ステップ100)。
この初期設定で局が受信されると同調検出回路64がこ
れを検出し、同調検出信号を表示駆動回路66へ出力す
る。
この表示駆動回路66は同調検出信号入力に付勢されて
同調表示器68を点灯し、同調状態であることを表示す
る。具体的には例えば<TUNED>の文字表示を行う。
初期設定後、マイクロコンピュータ70はキー操作部7
2からの入力をチェックしてユーザのオン操作でオフか
らオンへ変化したキーが有るか否かの判定を行い(ステ
ップ102)、ユーザがまだキー操作をしておらずNO
のときはPLLデータ切り換え前タイマT1またはPLLデー
タ切り換え後タイマT2のいずれかが動作中であれば所
定のタイミングでカウントを進める(ステップ10
4)。
今の場合まだいずれのタイマT1,T2も動作中でない
のでマイクロコンピュータ70はステップ104の処理
を行わず、続いてPLLデータ切り換え前タイマT1また
はPLLデータ切り換え後タイマT2のいずれも各々所定
の計時時間50msと500msの計時完了状態でないこと
を確認したあと(ステップ106、108)、ステップ
110へ進みAUTOフラグを参照して前回電源オフ直前に
ユーザにより設定されていたAUTOモードのオン・オフを
確認し、例えばAUTOフラグが「L」となっていれば表示
駆動回路78に消灯制御信号を出力し、AUTO表示器
80を消灯させてユーザの設定がAUTOモードオフである
ことを示す(ステップ112)。
そしてマイクロコンピュータ70はPLLデータ切り換え
前タイマT1とPLLデータ切り換え後タイマT2のいず
れも停止中であることを確認し(ステップ114)、更
にAUTOフラグが「L」となっていることを確認したあと
(ステップ116)、MPX回路56にAUTOモードオフ
制御信号を出力してAUTOモードオフにセットさせる(ス
テップ118)。
従ってMPX回路56から表示駆動回路60へのステレ
オ受信検出信号出力はなく、ステレオ表示器62は消灯
状態となる。
ステップ118の処理のあとマイクロコンピュータ70
は最初のステップ102へ戻りユーザのキー操作を待
つ。
ここでFM局を聴取するためユーザがバンド切り換えキ
ーをオン操作すると、マイクロコンピュータ70はステ
ップ102と120でYESと判断したあとラストバン
ドデータBをFMに変更する(122)。
次にマイクロコンピュータ70はPLLデータ切り換え前
タイマT1をセットして計時動作を開始させ(ステップ
124)、音声ミューティングオン制御信号を音声ミュ
ーティング回路58へ出力しミューティングを掛けさせ
る(ステップ126)。
そして動作中であるPLLデータ切り換え前タイマT1の
カウントを所定のタイミングで進め(104)、まだこ
のタイマT1が50msの計時を完了していないことを確
認し(ステップ106)、かつ、PLLデータ切り換え後
タイマT2も計時完了でないことを確認したあと(ステ
ップ108)、AUTO表示は消灯させたまま(ステップ1
10でオフの判断、112)、PLLデータ切り換え前タ
イマT1が動作中なのでMPX回路56をAUTOモードオ
フのままとさせる(ステップ114でYESの判断、1
18)。
このようにしてミューティングをオンしMPX回路56
をMONORALモードに保持しておくことで周波数変更の準
備が完了する。
次にマイクロコンピュータ70はPLLデータ切り換え前
タイマT1のカウントを所定のタイミングで進めながら
50msの計時を終えるのを待ち(ステップ104、10
6)、PLLデータ切り換え前タイマT1が50msの計時
を完了したときステップ106でYESと判断したあと
このPLLデータ切り換え前タイマT1の計時動作を停止
し(ステップ128)、続いてPLLデータ切り換え後タ
イマT2をセットして計時動作を開始させ(ステップ1
30)、かつ、ラストバンドデータBを参照してラスト
エリアの中のFMに係るラスト周波数データDL=D
FMを読み出し周波数制御データとして同調回路52の
PLL回路へ出力するとともに(ステップ132)、こ
の周波数制御データに対応する周波数表示データを作成
し表示駆動回路74へ出力して周波数表示を行わせる
(ステップ134)。
同調回路52ではPLLループが新たな周波数制御デー
タに追従するよう受信周波数を可変させる。
この際、PLLループの追従動作には時間おくれが生
じ、今まで受信していたAM局の周波数から今回新たに
設定するFM局の周波数まで短時間だけ受信周波数が連
続的に変化し、その間にAM局やFM局があれば一瞬受
信することになる。
このため、マイクロコンピュータ70はステップ13
2、134の処理のあと、動作中のPLLデータ切り換え
後タイマT2のカウントを進めながら500ms経過する
まで音声ミューティングはオン、AUTOモードはオフにし
たまま待つ(ステップ104、108)。
ここでPLLデータ切り換え後タイマT2の計時時間が500
msに設定されているのは、周波数制御データを変更
後、PLLループが新たな周波数に安定するまでに十分
な時間を確保するためである。
また周波数制御データを変更する50ms前から音声ミュ
ーティングをオン、AUTOモードをオフにしているのは変
更した瞬間に発生するノイズ音やノイズによるMPX回
路56の誤動作を防ぐためである。
このようにして周波数制御データの変更でPLLループ
が不安定化している間を含む期間、音声ミューティング
がオンされているので受信周波数の可変途中において或
る局を受信し、MPX回路56から音声信号が出力され
てもスピーカから出力されることはなく、勿論局間のノ
イズ音が発声されることもない。
また、同じ期間、MPX回路56がAUTOモードオフに保
持されているので、受信周波数の可変途中において或る
ステレオ放送局を受信し、その受信信号がMPX回路5
6に入力されてもステレオ受信検出信号が出力されるこ
とはなく、よって誤ったステレオ受信表示が阻止され
る。
その後、PLLデータ切り換え後タイマT2が500msの計
時を完了したときステップ108でYESと判断したあ
とこのPLLデータ切り換え後タイマT2の計時動作を停
止し(ステップ136)、音声ミューティングオフ制御
信号を音声ミューティング回路58へ出力しミューティ
ングを解除させる(ステップ138)。
これにより、FMバンドで前回最後に受信していた局の
放送がスピーカより出力される。
なお、AUTOフラグが「L」なので、マイクロコンピュー
タ70はPLLデータ切り換え後タイマT2が500ms計時
完了後も引き続きAUTOモード表示は消灯したままとし、
かつ、MPX回路56に対してもAUTOモードオフ制御を
行う(ステップ110でオフの判断、112、114で
NO、116でオフの判断、118)。
ユーザがステレオで聴取するためステレオ/モノ切り換
えキー(AUTOモードオン・オフ切り換えキー)をオン操
作すると、マイクロコンピュータ70はステップ102
と140でYESと判断したあと、AUTOフラグを反転し
て「H」とする(ステップ142)。
そしてAUTOフラグを参照して表示駆動回路78に点灯制
御信号を出力し、AUTO表示器80を点灯させてユー
ザの設定がAUTOモードオンであることを示す(ステップ
110でオンの判断、ステップ144)。例えば<AUTO
>の文字表示がなされる。
またマイクロコンピュータ70はMPX回路56にAUTO
モードオン制御信号を出力してAUTOモードオンにセット
させる(ステップ114でNOの判断、116でオンの
判断、146)。
従って受信局がステレオ放送中であればMPX回路56
がステレオ受信検出信号を表示駆動回路60へ出力し、
ステレオ表示器62は点灯しステレオ受信状態の表示を
行う。例えば<STEREO>の文字表示がなされる。
この際、MPX回路56からは左右に分離したステレオ
音声信号が出力され、スピーカからステレオ音が出力さ
れる。
なお受信局がモノラル放送に変われば、MPX回路56
からのステレオ受信検出信号出力が止まり、ステレオ表
示が消える。また、MPX回路56からはモノラル音声
信号が出力され、スピーカからモノラル音声が出力され
る。
このようにして或るステレオ放送の受信状態からユーザ
が他のFM局に変えるため、或るチャンネル指定キーを
オン操作すると、マイクロコンピュータ70はステップ
102と148でYESと判断したあと、例えば3チャ
ンネルに係るキーが操作されたときは周波数メモリエリ
アの中から3チャンネルのバンドデータ(ここではFM
とする)と周波数データを読み出し、前者でラストバン
ドデータBを書き換えるとともに、このBに係るラスト
周波数データDLFMを後者で書き換える(ステップ15
0)。
そして前述と同様にしてマイクロコンピュータ70はま
ずPLLデータ切り換え前タイマT1をセットし計時動作
を開始させ、かつ音声ミューティングをオンするととも
に、MPX回路56に対しAUTOモードオフ制御を行って
強制的にMONORALモードにセットする(ステップ12
4、126、104、106と108でNOの判断、1
10でオンの判断、144、114でYESの判断、1
18)。
これによりそれまでステレオ放送を受信していた場合、
MPX回路56からのステレオ受信検出信号出力が止ま
り、ステレオ受信表示が消える。
PLLデータ切り換え前タイマT1をセット後50ms経過
した時点でマイクロコンピュータ70は、PLLデータ切
り換え前タイマT1を止め、PLLデータ切り換え後タイ
マT2をセットし計時動作を開始させ、Bに係るラスト
周波数データDLFMを読み出し、周波数制御データとし
て同調回路52へ出力して受信周波数を変化させ、か
つ、対応する周波数表示データを表示駆動回路74へ出
力して受信周波数の表示を変更させ(ステップ106で
YESの判断、128〜134)、更に500ms経過す
るまで音声ミューティングのオンとMPX回路56に対
するAUTOモードオフ制御を継続する(ステップ108で
NOの判断、110でオンの判断、144、114でY
ESの判断、118)。
そしてPLLデータ切り換え後タイマT2をセット後500m
s経過した時点でマイクロコンピュータ70は、PLLデ
ータ切り換え後タイマT2を止め、音声ミューティング
を解除するとともに(ステップ108でYESの判断、
136、138)、AUTOフラグが「H」であることから
MPX回路56に対しAUTOモードオン制御を行い元の状
態に戻す(ステップ114でNOの判断、116でオン
の判断、146)。
これにより3チャンネルに係るFM局の受信状態に切り
換わり、ステレオ放送中であればスピーカよりステレオ
再生音声が出力され、かつ、ステレオ表示が点灯する。
このようにしてプリセット受信により受信周波数を変更
する際にも、同調回路52のPLLループが新たな周波
数制御データに対する追従動作を行い不安定化している
間を含む期間、音声ミューティングがオンされているの
で受信周波数の可変途中において或る局を受信し、MP
X回路56から音声信号が出力されてもスピーカから出
力されることはなく、勿論局間のノイズ音が発声される
こともない。
また、同じ期間、MPX回路56がAUTOモードオフに保
持されているので、受信周波数の可変途中において或る
ステレオ放送局を受信し、その受信信号がMPX回路5
6に入力されてもステレオ受信検出信号が出力されるこ
とはなく、よって誤ったステレオ受信表示が阻止され
る。
この実施例によれば、バンド切り換え操作やプリセット
選局受信操作に伴い同調回路52に対する周波数制御デ
ータを不連続に変更する際、変更する50ms前から変更
後500ms経過するまでの間MPX回路56を強制的にM
ONORALモードにセットさせたことにより、同調回路52
のPLLループの追従動作で一時的にループが不安定化
し、同調周波数がそれまで受信していた周波数から新た
に変更する周波数まで連続して変化する間に、幾つかの
目的局でないステレオ放送を受信してもステレオ受信表
示を禁止しておくことができ、ユーザが目的局をステレ
オ放送中であると誤認したり、ステレオ受信表示の点滅
で機器の故障と勘違いしたりせずに済む。
また周波数制御データを変更する際に行っている音声ミ
ューティング制御に連動させて強制的にMPX回路56
に対しAUTOモードオフ制御しているので、マイクロコン
ピュータ70での処理が簡単に済む。
なお、上記実施例では周波数制御データを変更する前50
msから後500msまでの間をPLLループが不安定化
し受信周波数が連続的に変化している期間とし、この間
MPX回路56を強制的にMONORALモードにセットする
ようにしたが、同調回路52のPLL回路がロック信号
を出力する機能を有するとき、この信号から周波数制御
データの変更に伴うアンロック期間を検出し、このアン
ロック期間の間表示駆動回路60に対し強制的な消灯制
御を行うようにしてもよい。
また、第4図に示す如くマイクロコンピュータ70A
は、MPX回路56に対する直接的なAUTOモードのオン
・オフ制御は行わず(即ち第3図のステップ114〜1
18、146の処理を省略する)、ユーザのステレオ/
モノ切り換えキー操作に応じたAUTOモードの表示制御信
号と、音声ミューティング回路58に対する音声ミュー
ティング制御信号の論理を取ってMPX回路56に対す
るAUTOモードのオン・オフ制御信号とし、音声ミューテ
ィング制御がオフで(第4図では音声ミューティング制
御信号が「L」)、かつ、AUTOモードの点灯制御が行わ
れるときのみ(第4図ではAUTO表示制御信号が
「H」)、AUTOモードオン制御がなされるようにしても
よい(第4図ではAUTOモードオン・オフ制御信号が
「L」)。
次にこの考案に係る他の実施例を第5図に基づいて説明
する。
第1図の実施例では周波数変更時におけるステレオ受信
の誤表示を無くす場合の例を示したが、第5図では周波
数変更時における同調の誤表示を無くす場合を示す。
第5図はこの考案の他の例に係るPLL周波数シンセサ
イザ式チューナのブロック図である。
但し、第1図と同様の構成部分は同一の符号を付してあ
る。
MPX回路56Bは簡単のため常時AUTOモードにセット
されており、検波回路54から検波後のステレオ放送信
号を入力すると左右に分離したステレオ音声信号を音声
ミューティング回路58を介してアンプ側へ出力すると
ともに、ステレオ受信検出信号を表示駆動回路60へ出
力する。
逆に検波回路54からモノラル放送信号を入力すると左
右同じモノラル音声信号を出力するとともに、ステレオ
受信検出信号出力はオフする。
同調検出回路64の同調検出信号はマイクロコンピュー
タ70Bのみに出力され、このマイクロコンピュータ7
0Bによって同調表示制御がなされる。
キー操作部72Bにはバンド切り換えキー、チャンネル
指定キーのほか、マニュアルの周波数アップ/ダウンキ
ーが設けられている。
マイクロコンピュータ70BはROMに格納された所定
のプログラムに従い、ユーザのキー操作に応じて同調回
路52に対する同調制御、音声ミューティング回路58
に対する音声ミューティング制御、表示駆動回路74に
対する周波数表示制御等を行い、また、同調検出信号入
力に応じて表示駆動回路66Bに対する同調表示制御を
行う。
但し、マイクロコンピュータ70Bは周波数アップ/ダ
ウンキーの連続的な押圧によるマニュアルスキャン時を
除きバンド切り換えやプリセット選局受信などで同調回
路52に対する周波数制御データを変更する際は、PL
Lループの追従動作で短時間受信周波数が連続的に変化
している間、同調検出信号が入力されても同調表示器6
8を点灯させないようになっている。
マイクロコンピュータ70BのRAMにはプリセット受
信用の周波数メモリエリア、バンド別に最後の受信に用
いたラスト周波数データDLAM,DLFM及び最後に受信
したバンドを示すラストバンドデータBとを格納するラ
ストエリア、スキャン中か否かを示すSCANフラグ、PLL
データ切り換え前タイマT1、PLLデータ切り換え後タ
イマT2、周波数スキャンタイマT3を格納する各エリ
アなどが設けられている。
周波数メモリエリアにはチャンネル別に周波数データと
バンドデータが格納されている。
またSCANフラグは「H」のときスキャン中、「L」のと
きスキャン停止中を表し、PLLデータ切り換え前タイマ
T1は50ms、PLLデータ切り換え後タイマT2は500m
s、周波数スキャンタイマT3は140msが計時時間で
ある。
第5図に示した他の構成部分は第1図の場合と同様に構
成されている。
次のこの実施例の動作を第6図〜第8図のフローチャー
トを参照して説明する。
電源が投入されるとマイクロコンピュータ70Bは所定
の初期設定処理を行い、ラストバンドデータBを参照し
て前回電源オフ直前に受信していたバンドを確認し、例
えばBがAMの場合、ラストエリアの中のAMに係る前
回最後に受信した周波数データDLAMを周波数制御デー
タとして同調回路52のPLL回路(図示せず)へ出力
し受信周波数を前回電源オフ直前の局に合わせる。
この際、マイクロコンピュータ70は周波数制御データ
に基づき周波数表示データを作成し表示駆動回路74へ
出力して、周波数表示器76に受信周波数の表示を行わ
せる。
また音声ミューティングをオフさせ受信局の放送をスピ
ーカ出力させるとともにSCANフラグはオフし「L」とさ
せる(ステップ200)。
この初期設定で局が受信されると同調検出回路64がこ
れを検出し、同調検出信号をマイクロコンピュータ70
Bへ出力する。
初期設定後、マイクロコンピュータ70Bはキー操作部
72Bからの入力をチェックしてユーザのオン操作でオ
フからオンへ変化したキーが有るか否かと(ステップ2
02)、ユーザがキーから手を離しオンからオフへ変化
したキーが有るか否かの判定を行い(ステップ20
4)、ユーザがまだキー操作をしておらずいずれもNO
のときはPLLデータ切り換え前タイマT1またはPLLデー
タ切り換え後タイマT2或いは周波数スキャンタイマT
3の内、いずれかが動作中であれば所定のタイミングで
カウントを進める(ステップ206)。
今の場合まだいずれのタイマT1,T2,T3も動作中
でないのでマイクロコンピュータ70Bはステップ20
6の処理を行わず、続いてPLLデータ切り換え前タイマ
T1またはPLLデータ切り換え後タイマT2或いは周波
数スキャンタイマT3のいずれも各々所定の計時時間50
msと500msと140msの計時完了状態でないことを確
認したあと(ステップ208、210、212)、ステ
ップ214へ進みSCANフラグを確認する。
今の場合、オフしているので次にPLLデータ切り換え前
タイマT1とPLLデータ切り換え後タイマT2のいずれ
も停止中であることを確認したあと(ステップ21
6)、同調検出回路64からの入力をチェックし(ステ
ップ218)、同調が検出されていれば同調表示点灯制
御信号を表示駆動回路66Bへ出力する(ステップ22
0)。
この表示駆動回路66Bは同調表示点灯制御信号入力に
付勢されて同調表示器68を点灯し、同調状態であるこ
とを表示する。具体的には例えば<TUNED>の文字表示
を行う。
ステップ220の処理のあとマイクロコンピュータ70
Bは最初のステップ202へ戻りユーザのキー操作を待
つ。
ここでFM局を聴取するためユーザがバンド切り換えキ
ーをオン操作すると、マイクロコンピュータ70Bはス
テップ202と222でYESと判断したあとラストバ
ンドデータBをFMに変更する(224)。
次にマイクロコンピュータ70BはPLLデータ切り換え
前タイマT1をセットして計時動作を開始させるととも
に(ステップ226)、音声ミューティングオン制御信
号を音声ミューティング回路58へ出力しミューティン
グを掛けさせる(ステップ228)。
そして動作中であるPLLデータ切り換え前タイマT1の
カウントを所定のタイミングで進め(206)、まだこ
のタイマT1が50msの計時を完了していないことを確
認し(ステップ208)、かつ、PLLデータ切り換え後
タイマT2、周波数スキャンタイマT3も計時完了でな
いことを確認したあと(ステップ210と212でNO
の判断)、SCANフラグがオフでありPLLデータ切り換え
前タイマT1が動作中なので、同調が検出されているい
ないに関わらず表示駆動回路66Bに対する同調表示点
灯制御信号をオフする(ステップ214でオフの判断、
216でYESの判断、230)。
これにより同調表示が強制的に消灯される。
このようにしてミューティングをオンし同調表示を消灯
させることで周波数変更の準備が完了する。
次にマイクロコンピュータ70BはPLLデータ切り換え
前タイマT1のカウントを所定のタイミングで進めなが
ら50msの計時を終えるのを待ち(ステップ206、2
08)、PLLデータ切り換え前タイマT1が50msの計
時を完了したときステップ208でYESと判断したあ
とこのPLLデータ切り換え前タイマT1の計時動作を停
止し(ステップ232)、続いてSCANフラグがオフなの
でPLLデータ切り換え後タイマT2をセットして計時動
作を開始させ(ステップ234でオフの判断、23
6)、かつ、ラストバンドデータBを参照してラストエ
リアの中のFMに係るラスト周波数データDLFMを読み
出し周波数制御データとして同調回路52のPLL回路
へ出力するとともに(ステップ238)、この周波数制
御データに対応する周波数表示データを作成し表示駆動
回路74へ出力して周波数表示を行わせる(ステップ2
40)。
同調回路52ではPLLループが新たな周波数制御デー
タに追従するよう受信周波数を可変させる。
この際、PLLループの追従動作には時間おくれが生
じ、今まで受信していたAM局の周波数から今回新たに
設定するFM局の周波数まで短時間だけ受信周波数が連
続的に変化し、その間にAM局やFM局があれば一瞬受
信することになる。
このため、マイクロコンピュータ70Bはステップ23
8、240の処理のあと、動作中のPLLデータ切り換え
後タイマT2のカウントを進めながら500ms経過する
まで音声ミューティングはオン、同調表示点灯制御信号
はオフにしたまま待つ(ステップ206、210)。
このようにして周波数制御データの変更でPLLループ
が不安定化している間を含む期間、音声ミューティング
がオンされてノイズ音の発声が防止されるのは勿論、同
じ期間、同調表示が強制的に消灯されるので、受信周波
数の可変途中において或る局を受信し、同調検出回路6
4が同調検出信号を出力しても同調表示が点灯すること
はなく、よって誤った同調表示が阻止される。
その後、PLLデータ切り換え後タイマT2が500msの計
時を完了したときステップ210でYESと判断したあ
とこのPLLデータ切り換え後タイマT2の計時動作を停
止し(ステップ242)、SCANフラグがオンしていれば
これをオフし(ステップ244)、音声ミューティング
オフ制御信号を音声ミューティング回路58へ出力しミ
ューティングを解除させる(ステップ246)。
これにより、FMバンドで前回最後に受信していた局の
放送がスピーカより出力される。
そしてSCANフラグが「L」のオフとなっており、かつ、
PLLデータ切り換え後タイマT2が500msの計時を完了
した後はPLLデータ切り換え前タイマT1とPLLデータ切
り換え後タイマT2のいずれも停止中となるので、マイ
クロコンピュータ70Bは同調検出回路64からの入力
に従い、同調が検出されているときは同調表示点灯制御
信号を表示駆動回路66Bへ出力し、同調表示を行わせ
る(ステップ214でオフの判断、216でNOの判
断、218でYESの判断、220)。
その後、電波事情が悪くなるなどして同調が検出されな
くなれば、マイクロコンピュータ70Bは同調表示点灯
制御信号出力をオフし同調表示を消灯させ、また電波事
情が好転し再び同調が検出されれば同調表示を点灯させ
る。
このようにして或る放送を受信している状態からユーザ
が他の局に変えるため、或るチャンネル指定キーをオン
操作すると、マイクロコンピュータ70Bはステップ2
02と248でYESと判断したあと、例えば5チャン
ネルに係るキーが操作されたときは周波数メモリエリア
の中から5チャンネルのバンドデータ(ここではFMと
する)と周波数データを読み出し、前者でラストバンド
データBを書き換えるとともに、このBに係るラスト周
波数データDLFMを後者で書き換える(ステップ25
0)。
そして前述と同様にしてマイクロコンピュータ70B
は、まずPLLデータ切り換え前タイマT1をセットし計
時動作を開始させ、かつ、音声ミューティングをオンす
るとともに、表示駆動回路66Bに対し同調表示消灯制
御を行う(ステップ226、228、204でNOの判
断、206、208,210,212でNOの判断、2
14でオフの判断、216でYESの判断、230)。
これによりそれまで或る局に同調していた場合、同調表
示器68での同調表示が消える。
PLLデータ切り換え前タイマT1をセット後50msを経
過した時点でマイクロコンピュータ70Bは、PLLデー
タ切り換え前タイマT1を止め、SCANフラグがオンして
いることを確認してPLLデータ切り換え後タイマT2を
セットし計時動作を開始させ、Bに係るラスト周波数デ
ータDLFMを読み出し、周波数制御データとして同調回
路52へ出力して受信周波数を変化させ、かつ、対応す
る周波数表示データを表示駆動回路74へ出力して受信
周波数の表示を変更させ(ステップ208でYESの判
断、232〜240)、更に500ms経過するまで音声
ミューティングのオンと同調表示消灯制御を継続する
(ステップ210、212でNOの判断、214でオフ
の判断、216でYESの判断、230)。
そしてPLLデータ切り換え後タイマT2をセット後500m
s経過した時点でマイクロコンピュータ70Bは、PLL
データ切り換え後タイマT2を止め、音声ミューティン
グを解除するとともに(ステップ210でYESの判
断、242、246)、SCANフラグが「L」であり、PL
Lデータ切り換え前タイマT1とPLLデータ切り換え後タ
イマT2のいずれも停止していることから、同調検出回
路64からの入力に従い同調表示制御を行う(ステップ
214でオフの判断、216でNOの判断、218、2
20または230)。
これにより5チャンネルに係るFM局の受信状態に切り
換わり、同調が検出されれば同調表示が点灯し、更にス
テレオ放送中であればスピーカよりステレオ再生音声が
出力され、かつ、ステレオ表示が点灯する。
このようにしてプリセット受信により受信周波数を変更
する際にも、同調回路52のPLLループが新たな周波
数制御データに対する追従動作を行い不安定化している
間を含む期間、音声ミューティングがオンされるととも
に、表示駆動回路66Bが同調表示消灯制御されるの
で、受信周波数の可変途中において或る局を受信し、同
調検出回路64が同調を検出しても、同調表示点灯制御
信号が出力されることはなく、よって誤った同調表示が
阻止される。
なお5チャンネルに係る局を受信している状態におい
て、ユーザがマニュアルスキャンを行うため周波数アッ
プキーをオン操作したとき、マイクロコンピュータ70
Bはステップ202と252でYESと判断したあと、
SCANフラグを反転して「H」のオンとし(ステップ25
4)、続いてステップ226へ移りPLLデータ切り換え
前タイマT1をセットし計時動作を開始させるととも
に、音声ミューティングをオンする(ステップ22
8)。
そしてまだ周波数アップキーのオン直後なのでステップ
204ではNOの判断となり、PLLデータ切り換え前タ
イマT1のカウントを所定のタイミングで進めるととも
に(ステップ206)、いずれのタイマも計時完了でな
いので各ステップ208、210、212でNOと判断
し、またSCANフラグがオンしていることから強制的な同
調表示消灯制御は行わない(ステップ214でオンの判
断、218、220または230)。
今の場合、それまで音声が聞こえていた受信局の同調が
まだ検出されていれば、同調表示は点灯したままとな
る。
次にPLLデータ切り換え前タイマT1のセット後50ms
経過すると、マイクロコンピュータ70Bはステップ2
08でYESと判断し、PLLデータ切り換え前タイマT
1を止めたあとSCANフラグがオンしていることからBを
参照してそれまで使用していたラスト周波数データDL
FMを、FMバンドに対し予め定められた周波数単位だけ
増加し、更に周波数スキャンタイマT3をセットし計時
動作を開始させる(ステップ232、234でYESの
判断、256、258)。
続いて、Bが示すラスト周波数データDLFMを周波数制
御データとして同調回路52へ出力して受信周波数を1
単位分だけ増加変化させ(ステップ238)、かつ、こ
の周波数制御データに対応する周波数表示データを作成
し表示駆動回路74へ出力して周波数表示を変化させる
(ステップ240)。
そして周波数スキャンタイマT3のカウントを進めなが
ら140ms経過するのを待つ(ステップ206、21
2)。
この間、周波数制御データを1単位分変更したことで同
調回路52の受信周波数はPLLループの追従動作に従
いそれまでの周波数から新たにセットした周波数まで連
続的に変化するが、これによりそれまで受信していた局
の同調がなくなれば同調検出回路64からの同調検出信
号出力が止まる。
SCANフラグがオンしているときマイクロコンピュータ7
0Bは、同調検出回路64からの入力に従い同調表示制
御を行っており、同調検出がとまると同調表示点灯制御
信号をオフし同調表示を消灯させる(ステップ214で
オンの判断、218でNOの判断、230)。
その後、周波数スキャンタイマT3をセットしてから14
0ms経過し受信周波数がほぼ1単位分増加したとき、
マイクロコンピュータ70Bはステップ212でYES
と判断する。
そしてBを参照してラスト周波数データDLFMを更に1
単位分だけ増加し、このデータDLFMを周波数制御デー
タとして同調回路52へ出力して受信周波数を更に1単
位分だけ増加変化させ(ステップ260、262)、か
つ、この周波数制御データに対応する周波数表示データ
を作成し表示駆動回路74へ出力して周波数表示を変化
させる(ステップ264)。
また周波数スキャンタイマT3を再セットし計時動作を
開始させる(ステップ266)。
そして再び周波数スキャンタイマT3のカウントを進め
ながら140ms経過するのを待つ(ステップ206、2
12)。
これにより、受信周波数はPLLループの追従動作に従
い1単位分だけ更に連続的に増大変化する。
以下、ユーザが周波数アップキーをオンしている限りマ
イクロコンピュータ70Bは同様の処理を繰り返し、一
定時間経過する毎に同調回路52に与える周波数制御デ
ータを1単位分ずつ更新しながら受信周波数を連続的に
増大させていく(ステップ206、212でYESの判
断、260〜266)。
この間に受信局があり同調検出回路64が同調を検出す
れば、マイクロコンピュータ70Bは同調検出信号入力
に付勢されて同調表示点灯制御を行い、同調表示を点灯
させる(ステップ214でオンの判断、218でYES
の判断、220)。
そして受信周波数が局からずれ、同調が検出されなくな
るとマイクロコンピュータ70Bは同調表示点灯制御を
止め、同調表示を消灯させる(ステップ218でNOの
判断、230)。
この結果、ユーザは同調表示器68を見て局の受信を確
認できることになる。
但し、このような周波数スキャン中、音声ミューティン
グが掛かっているので、局間ノイズや受信放送が聞こえ
ることはない。
そして、ユーザが周波数表示や同調表示を見るなどして
所望局近くの受信周波数になったと判断し、周波数アッ
プキーを離すと、マイクロコンピュータ70Bはステッ
プ204と268でYESと判断したあと、周波数スキ
ャンタイマT3を止め(ステップ270)、PLLデータ
切り換え後タイマT2をセットし計時動作を開始させる
(ステップ272)。
周波数スキャンタイマT3の停止により周波数制御デー
タの変更は終わる(ステップ212でNOの判断)。
その後マイクロコンピュータ70BはPLLデータ切り換
え後タイマT2のカウントを進めながら500ms経過す
るまで待ち(ステップ206、210)、そして周波数
制御データを最後に更新してから受信周波数が安定する
に十分な500ms経過したときステップ210でYES
と判断し、PLLデータ切り換え後タイマT2の計時動作
を止め、SCANフラグをオフして「L」とし、最後に音声
ミューティングを解除する(ステップ242〜24
6)。
このようにしてスキャンが終わったとき受信局があれば
その音声信号がスピーカから聞こえ、同調表示が点灯す
る。
受信局がなければ音声信号は聞こえず、同調表示も点灯
しない。
このとき再び周波数アップ/ダウンキーを操作して受信
周波数を可変すればよい。
この実施例によれば、バンド切り換え操作やプリセット
選局受信操作に伴い同調回路52に対する周波数制御デ
ータを不連続に変更する際、変更する50ms前から変更後
500ms経過するまでの間、強制的に同調表示を消灯さ
せたことにより、同調回路52のPLLループの追従動
作で一時的にループが不安定化し、同調周波数がそれま
で受信していた周波数から新たに変更する周波数まで連
続して変化する間に、幾つかの目的局でない放送を受信
しても同調表示を禁止しておくことができ、ユーザが目
的局をキャッチしたと誤認したり、同調表示の点滅で機
器の故障と勘違いしたりせずに済む。
またマニュアルスキャン時を除いて周波数制御データを
変更する際に行っている音声ミューティング制御に連動
させて強制的に表示駆動回路66Bに対し同調表示消灯
制御を行っているので、マイクロコンピュータ70Bで
の処理が簡単に済む。
更にマニュアルスキャン操作に伴い周波数制御データが
逐次連続的に変更されるときは、強制的な同調表示消灯
制御を行わないようにしたので、スキャン中に受信局が
あれば同調表示から目で確認することができユーザにと
って便宜である。
また従来は第9図の如く同調検出回路24の検出出力を
直接表示駆動回路26へ入力しており、周波数制御デー
タの変更時に一瞬同調表示が点灯してしまうことの対策
として、表示駆動回路26を第10図の如く構成し、同
調検出信号の入力側にコンデンサCを設けて信号に対す
る応答性を悪くさせていた。
けれどもこの実施例によればコンデンサCを設ける必要
がなく良好な応答性を確保できる。
更に、マイクロコンピュータ70Bが同調表示制御を行
うので、同調表示、周波数表示、などをダイナミック表
示させることで表示駆動回路の構成を簡略化できる。
なお、上記第5図の実施例でも周波数制御データを変更
する前50msから後500msまでの間をPLLループが
不安定化し受信周波数が連続的に変化している期間とし
たが、同調回路52のPLL回路がロック信号を出力す
る機能を有するとき、この信号から周波数制御データの
変更に伴うアンロック期間を検出し、このアンロック期
間の間表示駆動回路66Bに対し強制的な消灯制御を行
うようにしてもよい。
〔考案の効果〕
この考案に係るPLL周波数シンセサイザ式チューナで
は、バンド切り換え操作やプリセット選局受信操作に伴
う周波数変更時、PLL周波数シンセサイザ式同調手段
のPLLループが不安定な間はステレオ表示手段でのス
テレオ受信表示を禁止させたことにより、PLLループ
の追従遅れで生じる受信周波数の変化途中における不必
要なステレオ表示をなくし、ユーザが恰も目的局がステ
レオ放送中の如く誤認したり、また、ステレオ表示の点
滅で機器の故障と勘違いしたりするのを防止できる。
またバンド切り換え操作やプリセット選局受信操作に伴
う周波数変更時、PLL周波数シンセサイザ式同調手段
のPLLループが不安定な間は同調表示手段での同調表
示を禁止させたことにより、PLLループの追従遅れで
生じる受信周波数の変化途中における不必要な同調表示
をなくし、ユーザが恰も変更後の周波数に受信局がある
ものと誤認したり、また、同調表示の点滅で機器の故障
と勘違いしたりするのを防止できる。
更に、マニュアルスキャン操作に伴う周波数の逐次変更
時は同調表示を禁止しないことにより、マニュアルスキ
ャンにより周波数変化中の同調表示を保証し、ユーザが
局の受信を目で確認することができるという優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1つの実施例に係るPLL周波数シ
ンセサイザ式チューナのブロック図、第2図と第3図は
第1図中のマイクロコンピュータの動作を示すフローチ
ャート、第4図は第1図の変形例を示すブロック図、第
5図はこの考案の他の実施例に係るPLL周波数シンセ
サイザ式チューナのブロック図、第6図乃至第8図は第
5図中のマイクロコンピュータの動作を示すフローチャ
ート、第9図は従来のPLL周波数シンセサイザ式チュ
ーナのブロック図、第10図は第9図中の同調用の表示
駆動回路の一例を示す回路図である。 52……同調回路、56……MPX回路、 60、66B……表示駆動回路、 62……ステレオ表示器、64……同調検出回路、 68……同調表示器、 70、70A、70B……マイクロコンピュータ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−80016(JP,A) 特開 昭56−104525(JP,A) 特開 昭58−20038(JP,A) 特開 昭59−189732(JP,A) 実開 昭57−62437(JP,U) 特公 昭62−35287(JP,B2)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周波数制御データに従い受信周波数を変更
    するPLL周波数シンセサイザ式同調手段と、該PLL
    周波数シンセサイザ式同調手段によるステレオ放送の受
    信を検出するステレオ放送受信検出手段と、該ステレオ
    放送受信検出手段がステレオ放送の受信を検出したとき
    ステレオ受信表示を行うステレオ表示手段とを含むPL
    L周波数シンセサイザ式チューナにおいて、 バンド切り替え操作またはプリセット選局受信操作に伴
    う周波数制御データの不連続な変更時、前記PLL周波
    数シンセサイザ式同調手段のPLLループが不安定な間
    はステレオ表示手段でのステレオ受信表示を禁止させる
    ステレオ表示禁止手段を備えたこと、 を特徴とするPLL周波数シンセサイザ式チューナ。
  2. 【請求項2】周波数制御データに従い受信周波数を変更
    するPLL周波数シンセサイザ式同調手段と、同調の有
    無を検出する同調検出手段と、該同調検出手段が同調を
    検出したとき同調表示を行う同調表示手段とを含むPL
    L周波数シンセサイザ式チューナにおいて、 バンド切り替え操作またはプリセット選局受信操作に伴
    う周波数制御データの不連続な変更時、前記PLL周波
    数シンセサイザ式同調手段のPLLループが不安定な間
    は同調表示手段での同調表示を禁止させる同調表示禁止
    手段を備えたこと、 を特徴とするPLL周波数シンセサイザ式チューナ。
  3. 【請求項3】前記同調表示禁止手段は、マニュアルスキ
    ャン操作に伴う周波数制御データの逐次変更時、同調表
    示手段に対し同調表示を禁止しないようにしたこと、 を特徴とする請求項2記載のPLL周波数シンセサイザ
    式チューナ。
JP1988036529U 1988-03-21 1988-03-21 Pll周波数シンセサイザ式チューナ Expired - Lifetime JPH0611647Y2 (ja)

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JPH01142238U JPH01142238U (ja) 1989-09-29
JPH0611647Y2 true JPH0611647Y2 (ja) 1994-03-23

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