JPH06117366A - 往復動型圧縮機 - Google Patents
往復動型圧縮機Info
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- JPH06117366A JPH06117366A JP4266190A JP26619092A JPH06117366A JP H06117366 A JPH06117366 A JP H06117366A JP 4266190 A JP4266190 A JP 4266190A JP 26619092 A JP26619092 A JP 26619092A JP H06117366 A JPH06117366 A JP H06117366A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/0804—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having rotary cylinder block
- F04B27/0821—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having rotary cylinder block component parts, details, e.g. valves, sealings, lubrication
- F04B27/0839—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having rotary cylinder block component parts, details, e.g. valves, sealings, lubrication valve means, e.g. valve plate
- F04B27/0843—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having rotary cylinder block component parts, details, e.g. valves, sealings, lubrication valve means, e.g. valve plate cylindrical valve means
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
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- F05C2201/906—Phosphor-bronze alloy
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T137/86501—Sequential distributor or collector type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】十分な体積効率を維持しつつ、巧みに十分な動
力効率を確保すると同時に吐出温度の上昇を抑制する。 【構成・作用】各ボア1A〜1Fと中心軸孔1aとの間
に導通路2A〜2Fを形成する。吸入通路25をもつ回
転弁22には、導通路2A〜2Fを介して残留ガスをバ
イパスする残留ガスバイパス溝28が形成されている。
残留ガスバイパス溝28の高圧側溝28aは、ピストン
の上死点位置T1 をθ°超えて角度設定されている。吐
出終了後のボア1D内において残留ガスが僅か再膨張さ
れるが、この僅かな残留ガスの再膨張により熱の吸収が
行われる分だけそのボア1D内が冷却される。また、斜
板に作用する吸引力が残留ガスの僅かな再膨張の分だけ
低減される。
力効率を確保すると同時に吐出温度の上昇を抑制する。 【構成・作用】各ボア1A〜1Fと中心軸孔1aとの間
に導通路2A〜2Fを形成する。吸入通路25をもつ回
転弁22には、導通路2A〜2Fを介して残留ガスをバ
イパスする残留ガスバイパス溝28が形成されている。
残留ガスバイパス溝28の高圧側溝28aは、ピストン
の上死点位置T1 をθ°超えて角度設定されている。吐
出終了後のボア1D内において残留ガスが僅か再膨張さ
れるが、この僅かな残留ガスの再膨張により熱の吸収が
行われる分だけそのボア1D内が冷却される。また、斜
板に作用する吸引力が残留ガスの僅かな再膨張の分だけ
低減される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両空調用に供して好
適な往復動型圧縮機の改良に関する。
適な往復動型圧縮機の改良に関する。
【0002】
【従来技術】従来、例えば特開昭59−145378号
公報記載の斜板式圧縮機のように、シリンダブロックに
駆動軸と平行に形成された複数のボア内で各ピストンが
往復動することにより、冷媒ガスの圧縮を行う圧縮機が
知られている。この種の圧縮機では、シリンダブロック
の中心軸孔内に駆動軸が嵌挿支承され、各ピストンはこ
の駆動軸と共動するクランク室内の斜板に連係されて各
ボア内を直動する。シリンダブロックの端面には弁板を
介してハウジングが接合され、このハウジングにはボア
内に冷媒ガスを供給する吸入室と、ボア内でピストンに
よって圧縮された冷媒ガスが吐出される吐出室とが形成
されている。そして、吸入室からボア内への冷媒ガスの
吸入は、ピストンの下死点位置への移動により、弁板に
形成された吸入ポートと、この吸入ポートのボア側に設
けられてボア内の圧力に応じて吸入ポートを開放する吸
入弁とを介して行われる。また、ボア内から吐出室への
冷媒ガスの吐出は、ピストンの上死点位置への移動によ
り、弁板に形成された吐出ポートと、この吐出ポートの
吐出室側に設けられてボア内の圧力に応じて吐出ポート
を開放する吐出弁とを介して行われる。
公報記載の斜板式圧縮機のように、シリンダブロックに
駆動軸と平行に形成された複数のボア内で各ピストンが
往復動することにより、冷媒ガスの圧縮を行う圧縮機が
知られている。この種の圧縮機では、シリンダブロック
の中心軸孔内に駆動軸が嵌挿支承され、各ピストンはこ
の駆動軸と共動するクランク室内の斜板に連係されて各
ボア内を直動する。シリンダブロックの端面には弁板を
介してハウジングが接合され、このハウジングにはボア
内に冷媒ガスを供給する吸入室と、ボア内でピストンに
よって圧縮された冷媒ガスが吐出される吐出室とが形成
されている。そして、吸入室からボア内への冷媒ガスの
吸入は、ピストンの下死点位置への移動により、弁板に
形成された吸入ポートと、この吸入ポートのボア側に設
けられてボア内の圧力に応じて吸入ポートを開放する吸
入弁とを介して行われる。また、ボア内から吐出室への
冷媒ガスの吐出は、ピストンの上死点位置への移動によ
り、弁板に形成された吐出ポートと、この吐出ポートの
吐出室側に設けられてボア内の圧力に応じて吐出ポート
を開放する吐出弁とを介して行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の圧縮機
では、吸入弁が閉弁状態を維持する方向に働くそれ自身
の弾性力に打ち勝って開弁するように構成されているた
め、圧力損失が大きい。また、従来の圧縮機では、吐出
終了直後のボア内、つまり上死点位置に達したピストン
と弁板との僅かな間隙や弁板の吐出ポート内に高圧の冷
媒ガスが残留する。この残留ガスはピストンの下死点位
置への移動に伴って再膨張するため、ボア内への吸入量
の減少を招来する。これら圧力損失、ボア内への吸入量
の減少は、体積効率の悪化に繋がってしまう。
では、吸入弁が閉弁状態を維持する方向に働くそれ自身
の弾性力に打ち勝って開弁するように構成されているた
め、圧力損失が大きい。また、従来の圧縮機では、吐出
終了直後のボア内、つまり上死点位置に達したピストン
と弁板との僅かな間隙や弁板の吐出ポート内に高圧の冷
媒ガスが残留する。この残留ガスはピストンの下死点位
置への移動に伴って再膨張するため、ボア内への吸入量
の減少を招来する。これら圧力損失、ボア内への吸入量
の減少は、体積効率の悪化に繋がってしまう。
【0004】そこで、本出願人は、特願平3−2291
66号において、体積効率の優れた往復動型圧縮機を提
案した。この圧縮機は、各ボアと中心軸孔とを放射状に
連通する導通路が形成され、駆動軸には回転弁が同期回
転可能に結合されている。回転弁には、吸入行程にある
各ボアの導通路と吸入室とを順次連通する吸入通路が形
成されているとともに、吐出終了時のボアから低圧側の
ボアへと残留ガスをバイパスする残留ガスバイパス通路
が形成されている。残留ガスバイパス通路としては、残
留ガスバイパス穴と残留ガスバイパス溝とが開示されて
いる。残留ガスバイパス穴及び残留ガスバイパス溝は、
吐出終了時のボアと導通路を介して連通する高圧側開口
と、低圧側のボアと導通路を介して連通する低圧側開口
と、これら高圧側開口及び低圧側開口を連通する連通路
とからなる。
66号において、体積効率の優れた往復動型圧縮機を提
案した。この圧縮機は、各ボアと中心軸孔とを放射状に
連通する導通路が形成され、駆動軸には回転弁が同期回
転可能に結合されている。回転弁には、吸入行程にある
各ボアの導通路と吸入室とを順次連通する吸入通路が形
成されているとともに、吐出終了時のボアから低圧側の
ボアへと残留ガスをバイパスする残留ガスバイパス通路
が形成されている。残留ガスバイパス通路としては、残
留ガスバイパス穴と残留ガスバイパス溝とが開示されて
いる。残留ガスバイパス穴及び残留ガスバイパス溝は、
吐出終了時のボアと導通路を介して連通する高圧側開口
と、低圧側のボアと導通路を介して連通する低圧側開口
と、これら高圧側開口及び低圧側開口を連通する連通路
とからなる。
【0005】この提案の圧縮機では、駆動軸と同期して
回転弁が回転することにより、吸入室の冷媒ガスが順次
各ボア内に吸入され、各ボアでは冷媒ガスの吸入作用が
円滑かつ安定して継続されるので、圧力損失がきわめて
小さくされる。また、駆動軸と同期して回転弁が回転す
ることにより、吐出終了時のボアから低圧側のボアへと
残留ガスがバイパスされ、ボアの吸入行程中に残留ガス
の再膨張が少なく、ボア内へ吸入室内の冷媒ガスが確実
に吸入される。こうして、この圧縮機では高い体積効率
を維持できる。
回転弁が回転することにより、吸入室の冷媒ガスが順次
各ボア内に吸入され、各ボアでは冷媒ガスの吸入作用が
円滑かつ安定して継続されるので、圧力損失がきわめて
小さくされる。また、駆動軸と同期して回転弁が回転す
ることにより、吐出終了時のボアから低圧側のボアへと
残留ガスがバイパスされ、ボアの吸入行程中に残留ガス
の再膨張が少なく、ボア内へ吸入室内の冷媒ガスが確実
に吸入される。こうして、この圧縮機では高い体積効率
を維持できる。
【0006】しかしながら、この圧縮機では、残留ガス
バイパス通路の高圧側開口が吐出終了直後のボアと導通
路を介して連通すべく角度設定されていた。つまり、高
圧側開口と吐出終了直後のボアの導通路との連通がピス
トンの上死点位置と一致して角度設定されていた。斜板
には、各ボア内のピストンが上死点位置から下死点位置
へ移動する時、つまり各ボアの吸入行程時に吸引力が作
用するが、高圧側開口がピストンの上死点位置と一致し
て角度設定されていたことにより、吐出終了後のボア内
において残留ガスの再膨張による吸引力の低減が全く得
られず、残留ガスが再膨張した場合よりも動力が大きく
なり、冷凍効率が低下し、吐出温度が上昇する。
バイパス通路の高圧側開口が吐出終了直後のボアと導通
路を介して連通すべく角度設定されていた。つまり、高
圧側開口と吐出終了直後のボアの導通路との連通がピス
トンの上死点位置と一致して角度設定されていた。斜板
には、各ボア内のピストンが上死点位置から下死点位置
へ移動する時、つまり各ボアの吸入行程時に吸引力が作
用するが、高圧側開口がピストンの上死点位置と一致し
て角度設定されていたことにより、吐出終了後のボア内
において残留ガスの再膨張による吸引力の低減が全く得
られず、残留ガスが再膨張した場合よりも動力が大きく
なり、冷凍効率が低下し、吐出温度が上昇する。
【0007】かといって、高圧側開口をピストンの上死
点位置を遙かに超えて設定した場合には、吸入遅れから
十分な体積効率を維持できない。また、高圧側開口をピ
ストンの上死点位置以前に設定すると、吐出可能な冷媒
ガスを早期にバイパスして再圧縮してしまう。また、早
期にバイパスが行われることから、吐出弁の閉弁が間に
合わない場合があり、冷媒ガスが吐出室から高圧側開口
を経て低圧側へ逆流してしまう。このため、冷媒循環量
の減少や動力効率の低下を招来し、吐出温度の上昇を生
じてやはり空調装置の能力低下等を生じてしまう。
点位置を遙かに超えて設定した場合には、吸入遅れから
十分な体積効率を維持できない。また、高圧側開口をピ
ストンの上死点位置以前に設定すると、吐出可能な冷媒
ガスを早期にバイパスして再圧縮してしまう。また、早
期にバイパスが行われることから、吐出弁の閉弁が間に
合わない場合があり、冷媒ガスが吐出室から高圧側開口
を経て低圧側へ逆流してしまう。このため、冷媒循環量
の減少や動力効率の低下を招来し、吐出温度の上昇を生
じてやはり空調装置の能力低下等を生じてしまう。
【0008】本発明は、十分な体積効率を維持しつつ、
巧みに十分な動力効率を確保すると同時に吐出温度の上
昇を抑制することを解決すべき課題とする。
巧みに十分な動力効率を確保すると同時に吐出温度の上
昇を抑制することを解決すべき課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の往復動型圧縮機
は、上記課題を解決するため、軸心まわりに複数のボア
を有するシリンダブロックと、該シリンダブロックの軸
孔内に嵌挿支承された駆動軸と、該駆動軸と共動するク
ランク室内の斜板に連係されて該ボア内を直動するピス
トンとを備えた往復動型圧縮機において、前記各ボアと
前記軸孔との間には導通路が形成され、前記駆動軸には
吸入行程にある各ボアの導通路と吸入室とを順次連通す
る吸入通路をもつ回転弁が同期回転可能に結合され、該
回転弁には、吐出終了後実質的な吸入仕事開始前のボア
と導通路を介して連通する高圧側開口と、これに同期し
て低圧側のボアと導通路を介して連通する低圧側開口
と、該高圧側開口及び該低圧側開口を接続する連通路と
からなる残留ガスバイパス通路が形成されているという
新規な構成を採用している。
は、上記課題を解決するため、軸心まわりに複数のボア
を有するシリンダブロックと、該シリンダブロックの軸
孔内に嵌挿支承された駆動軸と、該駆動軸と共動するク
ランク室内の斜板に連係されて該ボア内を直動するピス
トンとを備えた往復動型圧縮機において、前記各ボアと
前記軸孔との間には導通路が形成され、前記駆動軸には
吸入行程にある各ボアの導通路と吸入室とを順次連通す
る吸入通路をもつ回転弁が同期回転可能に結合され、該
回転弁には、吐出終了後実質的な吸入仕事開始前のボア
と導通路を介して連通する高圧側開口と、これに同期し
て低圧側のボアと導通路を介して連通する低圧側開口
と、該高圧側開口及び該低圧側開口を接続する連通路と
からなる残留ガスバイパス通路が形成されているという
新規な構成を採用している。
【0010】
【作用】本発明の往復動型圧縮機では、駆動軸と同期し
て回転弁が回転することにより、吸入室の冷媒ガスが回
転弁の吸入通路、吸入行程にある各ボアの導通路を介し
て順次各ボア内に吸入され、各ボアでは冷媒ガスの吸入
作用が円滑かつ安定して継続されるので、圧力損失がき
わめて小さくされる。
て回転弁が回転することにより、吸入室の冷媒ガスが回
転弁の吸入通路、吸入行程にある各ボアの導通路を介し
て順次各ボア内に吸入され、各ボアでは冷媒ガスの吸入
作用が円滑かつ安定して継続されるので、圧力損失がき
わめて小さくされる。
【0011】また、この圧縮機では、駆動軸と同期して
回転弁が回転することにより、吐出終了時のボア内の残
留ガスは高圧側開口によって回収され、連通路を介して
低圧側開口へ移送され、導通路を介して低圧側のボアへ
とバイパスされる。こうして、ボアの吸入行程中に残留
ガスの再膨張が少なく、ボア内へ吸入室内の冷媒ガスが
確実に吸入される。
回転弁が回転することにより、吐出終了時のボア内の残
留ガスは高圧側開口によって回収され、連通路を介して
低圧側開口へ移送され、導通路を介して低圧側のボアへ
とバイパスされる。こうして、ボアの吸入行程中に残留
ガスの再膨張が少なく、ボア内へ吸入室内の冷媒ガスが
確実に吸入される。
【0012】ここで、この圧縮機では、高圧側開口が吐
出終了後実質的な吸入仕事開始前のボアと導通路を介し
て連通すべく角度設定されている。つまり、ピストンの
上死点位置を超え、高圧側開口と導通路を介して連通す
るボアが吸入行程を実質的に開始する以前にその高圧側
開口が角度設定されている。このため、吐出終了後のボ
ア内において残留ガスが僅か再膨張されるが、斜板に作
用する吸引力は、残留ガスの僅かな再膨張の分だけ低減
され、動力効率が向上する。
出終了後実質的な吸入仕事開始前のボアと導通路を介し
て連通すべく角度設定されている。つまり、ピストンの
上死点位置を超え、高圧側開口と導通路を介して連通す
るボアが吸入行程を実質的に開始する以前にその高圧側
開口が角度設定されている。このため、吐出終了後のボ
ア内において残留ガスが僅か再膨張されるが、斜板に作
用する吸引力は、残留ガスの僅かな再膨張の分だけ低減
され、動力効率が向上する。
【0013】また、高圧側開口はピストンの上死点位置
を超えて設定されていることから、吐出可能な冷媒ガス
は完全に吐出し、それでも残留する残留ガスのみをバイ
パスして再圧縮するに過ぎない。また、吐出工程終了後
にバイパスが行われることから、吐出弁の閉弁はほぼ完
了しており、吐出室から高圧側開口を経た冷媒ガスの逆
流を生じない。このため、再圧縮の冷媒ガス量が少な
く、冷媒ガスの逆流を生じにくいことから、動力効率が
向上し、吐出温度の上昇が抑制される。
を超えて設定されていることから、吐出可能な冷媒ガス
は完全に吐出し、それでも残留する残留ガスのみをバイ
パスして再圧縮するに過ぎない。また、吐出工程終了後
にバイパスが行われることから、吐出弁の閉弁はほぼ完
了しており、吐出室から高圧側開口を経た冷媒ガスの逆
流を生じない。このため、再圧縮の冷媒ガス量が少な
く、冷媒ガスの逆流を生じにくいことから、動力効率が
向上し、吐出温度の上昇が抑制される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面に基
づき説明する。図1及び図2において、1は軸方向に貫
通する中心軸孔1a及び6個のボア1A〜1Fを有する
シリンダブロックであって、このシリンダブロック1の
一端面にはフロントハウジング2が接合され、他端面に
はリング状の弁板3を介してリアハウジング4が接合さ
れている。フロントハウジング2内のクランク室5に
は、駆動軸6がフロントハウジング2及びシリンダブロ
ック1の中心軸孔1aに嵌挿され回転可能に支承されて
いる。この駆動軸6上にはロータ7が固着され、このロ
ータ7の後面側に延出した支持アーム8の先端部には長
孔8aが貫設されている。この長孔8aにはピン8bが
スライド可能に嵌入されており、同ピン8bには斜板9
が傾動可能に連結されている。
づき説明する。図1及び図2において、1は軸方向に貫
通する中心軸孔1a及び6個のボア1A〜1Fを有する
シリンダブロックであって、このシリンダブロック1の
一端面にはフロントハウジング2が接合され、他端面に
はリング状の弁板3を介してリアハウジング4が接合さ
れている。フロントハウジング2内のクランク室5に
は、駆動軸6がフロントハウジング2及びシリンダブロ
ック1の中心軸孔1aに嵌挿され回転可能に支承されて
いる。この駆動軸6上にはロータ7が固着され、このロ
ータ7の後面側に延出した支持アーム8の先端部には長
孔8aが貫設されている。この長孔8aにはピン8bが
スライド可能に嵌入されており、同ピン8bには斜板9
が傾動可能に連結されている。
【0015】ロータ7の後端に隣接して駆動軸6上には
スリーブ10が遊嵌され、コイルばね11により常にロ
ータ7側へ付勢されるとともに、スリーブ10の左右両
側に突設された枢軸10a(一方のみ図示)が斜板9の
図示しない係合孔に嵌入されて、斜板9は枢軸10aの
周りを揺動しうるように支持されている。斜板9の後面
側には揺動板12がスラスト軸受等を介して支持され、
揺動板12は図示しない切欠けにより自転が拘束されて
いる。また、揺動板12の外縁には等間隔で6本のコン
ロッド14が係留され、各コンロッド14はボア1A〜
1F内のピストン15と係留されている。したがって、
駆動軸4の回転運動がロータ7及び斜板9の介入により
揺動板12の前後揺動に変換され、各ピストン15がボ
ア1A〜1F内を往復動するとともに、クランク室5内
の圧力と吸入圧力との差圧に応じてピストン15のスト
ローク及び揺動板12の傾角が変化するように構成され
ている。なお、クランク室5内の圧力はリアハウジング
4に内装された図示しない制御弁により冷房負荷に基づ
いて制御される。
スリーブ10が遊嵌され、コイルばね11により常にロ
ータ7側へ付勢されるとともに、スリーブ10の左右両
側に突設された枢軸10a(一方のみ図示)が斜板9の
図示しない係合孔に嵌入されて、斜板9は枢軸10aの
周りを揺動しうるように支持されている。斜板9の後面
側には揺動板12がスラスト軸受等を介して支持され、
揺動板12は図示しない切欠けにより自転が拘束されて
いる。また、揺動板12の外縁には等間隔で6本のコン
ロッド14が係留され、各コンロッド14はボア1A〜
1F内のピストン15と係留されている。したがって、
駆動軸4の回転運動がロータ7及び斜板9の介入により
揺動板12の前後揺動に変換され、各ピストン15がボ
ア1A〜1F内を往復動するとともに、クランク室5内
の圧力と吸入圧力との差圧に応じてピストン15のスト
ローク及び揺動板12の傾角が変化するように構成され
ている。なお、クランク室5内の圧力はリアハウジング
4に内装された図示しない制御弁により冷房負荷に基づ
いて制御される。
【0016】リアハウジング4には、中央においてリア
側端面に開口するとともにシリンダブロック1の中心軸
孔1aと連通する吸入室17が設けられており、吸入室
17の外方域には吐出室18が形成されている。弁板3
には各ボア1A〜1Fのヘッドと連通する吐出ポート3
aが貫設され、各吐出ポート3aの吐出室18側には吐
出弁20を介してリテーナ21が挟持されている。
側端面に開口するとともにシリンダブロック1の中心軸
孔1aと連通する吸入室17が設けられており、吸入室
17の外方域には吐出室18が形成されている。弁板3
には各ボア1A〜1Fのヘッドと連通する吐出ポート3
aが貫設され、各吐出ポート3aの吐出室18側には吐
出弁20を介してリテーナ21が挟持されている。
【0017】また、シリンダブロック1には、図2にも
示すように、各ボア1A〜1Fと中心軸孔1aとの間に
放射状に導通路2A〜2Fが形成されている。図1に示
すように、中心軸孔1a内に延出した駆動軸6の先端に
は、中心軸孔1aと滑合する円柱状の回転弁22が装着
されており、回転弁22のリア側はスラスト軸受を介し
て吸入室17の内壁に支持されている。回転弁22に
は、吸入室17側の軸心中央から軸方向に伸び、外周面
において所定の角度開口する吸入通路25が形成されて
いる。
示すように、各ボア1A〜1Fと中心軸孔1aとの間に
放射状に導通路2A〜2Fが形成されている。図1に示
すように、中心軸孔1a内に延出した駆動軸6の先端に
は、中心軸孔1aと滑合する円柱状の回転弁22が装着
されており、回転弁22のリア側はスラスト軸受を介し
て吸入室17の内壁に支持されている。回転弁22に
は、吸入室17側の軸心中央から軸方向に伸び、外周面
において所定の角度開口する吸入通路25が形成されて
いる。
【0018】回転弁22の外周面における圧縮・吐出行
程にある各ボア1A〜1Fの導通路2A〜2Fと対向す
るシール領域には、残留ガスバイパス通路としての残留
ガスバイパス溝28が形成されている。この残留ガスバ
イパス溝28は、図3及び図4(図3及び図4では、回
転弁22及び中心軸孔1aの展開図を示し、かつ回転弁
22の回転に伴い中心軸孔1aに開口する導通路2A〜
2Fが矢視する方向に移動する状態を示す。)に示すよ
うに、吐出終了時のボア1A〜1Fと導通路2A〜2F
を介して連通し軸方向に延びる高圧側溝28aと、低圧
側のボア1A〜1Fと連通路2A〜2Fを介して連通す
る低圧側溝28bと、これら高圧側溝28a及び低圧側
溝28bを連通する連通溝28cとからなる。
程にある各ボア1A〜1Fの導通路2A〜2Fと対向す
るシール領域には、残留ガスバイパス通路としての残留
ガスバイパス溝28が形成されている。この残留ガスバ
イパス溝28は、図3及び図4(図3及び図4では、回
転弁22及び中心軸孔1aの展開図を示し、かつ回転弁
22の回転に伴い中心軸孔1aに開口する導通路2A〜
2Fが矢視する方向に移動する状態を示す。)に示すよ
うに、吐出終了時のボア1A〜1Fと導通路2A〜2F
を介して連通し軸方向に延びる高圧側溝28aと、低圧
側のボア1A〜1Fと連通路2A〜2Fを介して連通す
る低圧側溝28bと、これら高圧側溝28a及び低圧側
溝28bを連通する連通溝28cとからなる。
【0019】この圧縮機の最も特徴的な構成として、高
圧側溝28aは、ピストン15(回転弁22)の上死点
位置T1 をθ°(実施例では3〜6°)超えて角度設定
されている。ピストン15が上死点にあるとき、回転弁
周面上に導通路2Dの中心線位置T2 と重なるように上
死点位置T1 をとる。つまり、回転弁22の回転によっ
て上死点位置T1 と中心線位置T2 とが重なったとき、
ピストン15は上死点に位置する。
圧側溝28aは、ピストン15(回転弁22)の上死点
位置T1 をθ°(実施例では3〜6°)超えて角度設定
されている。ピストン15が上死点にあるとき、回転弁
周面上に導通路2Dの中心線位置T2 と重なるように上
死点位置T1 をとる。つまり、回転弁22の回転によっ
て上死点位置T1 と中心線位置T2 とが重なったとき、
ピストン15は上死点に位置する。
【0020】すなわち、回転弁22の回転に従い、図3
に示すように、ピストン15の上死点位置T1 と導通路
2Dの中心線位置T2 とが一致すれば、その導通路2D
のボア1Dは吐出終了直後である。このとき、高圧側溝
28aは、その角度設定により、かかる導通路2Dとは
未だ連通しない。この後図4に示す段階となれば、ピス
トン15の上死点位置T1 と導通路2Dの中心線位置T
2 とがθ°ずれ、その導通路2Dと高圧側溝28aとが
連通を開始する。
に示すように、ピストン15の上死点位置T1 と導通路
2Dの中心線位置T2 とが一致すれば、その導通路2D
のボア1Dは吐出終了直後である。このとき、高圧側溝
28aは、その角度設定により、かかる導通路2Dとは
未だ連通しない。この後図4に示す段階となれば、ピス
トン15の上死点位置T1 と導通路2Dの中心線位置T
2 とがθ°ずれ、その導通路2Dと高圧側溝28aとが
連通を開始する。
【0021】以上のように構成された圧縮機は、車両空
調用冷凍装置としてその回路中に配設され、使用に供さ
れる。この圧縮機が運転されて図1に示す駆動軸6が回
転すると、斜板9は駆動軸6とともに回転しつつ揺動
し、揺動板12は斜板9に対して回転を規制された状態
で揺動運動のみを行い、これによりピストン15がボア
1A〜1F内を往復動する。そして、ボア1A〜1F内
でピストン15が上死点から下死点に向かって移動を開
始すれば、ボア1A〜1Fは吸入行程に入る。また、ボ
ア1A〜1F内でピストン15が下死点から上死点に向
かって移動を開始すれば、ボア1A〜1Fは圧縮・吐出
行程に入る。
調用冷凍装置としてその回路中に配設され、使用に供さ
れる。この圧縮機が運転されて図1に示す駆動軸6が回
転すると、斜板9は駆動軸6とともに回転しつつ揺動
し、揺動板12は斜板9に対して回転を規制された状態
で揺動運動のみを行い、これによりピストン15がボア
1A〜1F内を往復動する。そして、ボア1A〜1F内
でピストン15が上死点から下死点に向かって移動を開
始すれば、ボア1A〜1Fは吸入行程に入る。また、ボ
ア1A〜1F内でピストン15が下死点から上死点に向
かって移動を開始すれば、ボア1A〜1Fは圧縮・吐出
行程に入る。
【0022】ここで、駆動軸6と同期して回転弁22が
図2に矢視する方向に回転することにより、例えば図3
に示す段階となれば、吸入行程にあるボア1E〜1A
は、それらの導通路2E〜2Aが吸入通路25と連通
し、吸入室17の冷媒ガスが吸入通路25、導通路2E
〜2Aを介して順次各ボア1E〜1A内に吸入される。
一方、圧縮行程中のボア1B、1Cは、それらの導通路
2B、2Cが吸入通路25とは連通せず、回転弁22の
シール領域によって閉塞されている。このとき、ボア1
B、1C内は未だ吐出室18内の圧力より低く、吐出弁
20は閉弁されている。また、吐出行程にあるボア1D
も、その導通路2Dが吸入通路25とは連通せず、回転
弁22のシール領域によって閉塞されている。しかし、
このとき、ボア1D内は吐出室18内の圧力より高くな
り、吐出弁20が開弁される。
図2に矢視する方向に回転することにより、例えば図3
に示す段階となれば、吸入行程にあるボア1E〜1A
は、それらの導通路2E〜2Aが吸入通路25と連通
し、吸入室17の冷媒ガスが吸入通路25、導通路2E
〜2Aを介して順次各ボア1E〜1A内に吸入される。
一方、圧縮行程中のボア1B、1Cは、それらの導通路
2B、2Cが吸入通路25とは連通せず、回転弁22の
シール領域によって閉塞されている。このとき、ボア1
B、1C内は未だ吐出室18内の圧力より低く、吐出弁
20は閉弁されている。また、吐出行程にあるボア1D
も、その導通路2Dが吸入通路25とは連通せず、回転
弁22のシール領域によって閉塞されている。しかし、
このとき、ボア1D内は吐出室18内の圧力より高くな
り、吐出弁20が開弁される。
【0023】こうして、ピストン15の往復動と同期回
転する回転弁22を介して、各ボア1A〜1Fは、順次
吸入・圧縮・吐出行程を繰り返す。このとき、吸入行程
にあるボア1A〜1Fは、導通路2A〜2F、吸入通路
25を介して吸入室17と連通され、冷媒ガスの吸入作
用が円滑かつ安定して継続されるので、圧力損失がきわ
めて小さくされる。
転する回転弁22を介して、各ボア1A〜1Fは、順次
吸入・圧縮・吐出行程を繰り返す。このとき、吸入行程
にあるボア1A〜1Fは、導通路2A〜2F、吸入通路
25を介して吸入室17と連通され、冷媒ガスの吸入作
用が円滑かつ安定して継続されるので、圧力損失がきわ
めて小さくされる。
【0024】ここで、回転弁22の回転により、例えば
図4に示す段階となれば、高圧側溝28aと吐出終了時
のボア1Dとが連通を開始し、かつ低圧側溝28bと吸
入終了時のボア1Aとも連通を開始する。このため、ボ
ア1D内の残留ガスは高圧側溝28aによって回収さ
れ、連通溝28cを介して低圧側溝28bへ移送され、
導通路2Aを介して吸入終了時のボア1Aへバイパスさ
れる。こうして、ボア1Dの吸入行程中に残留ガスの再
膨張が少なく、ボア1D内へ吸入室17内の冷媒ガスが
確実に吸入される。
図4に示す段階となれば、高圧側溝28aと吐出終了時
のボア1Dとが連通を開始し、かつ低圧側溝28bと吸
入終了時のボア1Aとも連通を開始する。このため、ボ
ア1D内の残留ガスは高圧側溝28aによって回収さ
れ、連通溝28cを介して低圧側溝28bへ移送され、
導通路2Aを介して吸入終了時のボア1Aへバイパスさ
れる。こうして、ボア1Dの吸入行程中に残留ガスの再
膨張が少なく、ボア1D内へ吸入室17内の冷媒ガスが
確実に吸入される。
【0025】図3に示す段階では、高圧側溝28aは、
その角度設定により、導通路2Dとは未だ連通していな
い。このとき、ボア1Dは吸入行程を実質的に開始する
以前であり、ボア容積は微小な増加をしているに過ぎな
い。このため、吸入遅れはほとんど生じず、十分な体積
効率は維持されている。このとき、吐出終了後のボア1
D内において残留ガスが僅か再膨張され、斜板9に作用
する吸引力は、残留ガスの僅かな再膨張の分だけ低減さ
れ、動力効率が向上する。
その角度設定により、導通路2Dとは未だ連通していな
い。このとき、ボア1Dは吸入行程を実質的に開始する
以前であり、ボア容積は微小な増加をしているに過ぎな
い。このため、吸入遅れはほとんど生じず、十分な体積
効率は維持されている。このとき、吐出終了後のボア1
D内において残留ガスが僅か再膨張され、斜板9に作用
する吸引力は、残留ガスの僅かな再膨張の分だけ低減さ
れ、動力効率が向上する。
【0026】また、高圧側溝28aはピストン15上死
点位置T1 を超えて設定されていることから、吐出可能
な冷媒ガスは完全に吐出し、それでも残留する残留ガス
のみをバイパスして再圧縮するに過ぎない。また、完全
な吐出後にバイパスが行われることから、吐出弁20の
閉弁はほぼ完了しており、吐出室18から高圧側溝28
aを経た冷媒ガスの逆流を生じない。このため、再圧縮
の冷媒ガス量が少ないことから、動力効率が向上し、吐
出温度の上昇が抑制される。
点位置T1 を超えて設定されていることから、吐出可能
な冷媒ガスは完全に吐出し、それでも残留する残留ガス
のみをバイパスして再圧縮するに過ぎない。また、完全
な吐出後にバイパスが行われることから、吐出弁20の
閉弁はほぼ完了しており、吐出室18から高圧側溝28
aを経た冷媒ガスの逆流を生じない。このため、再圧縮
の冷媒ガス量が少ないことから、動力効率が向上し、吐
出温度の上昇が抑制される。
【0027】ここで、図5にこの圧縮機の特性曲線を示
す。図5では、ある特定のボア、例えば図3及び図4に
示すボア1Dを基準とし、回転弁22の回転角度と圧力
比との関係をK曲線で示し、ボア容積をL曲線で示し、
吸入通路25と導通路2Dとの連通角度をM区間で示
す。また、残留ガスバイパス溝28の高圧側溝28aと
導通路2Dとの連通角度をO1 区間で示し、低圧側溝2
8bと導通路2Dとの連通角度をO2 区間で示す。さら
に、残留ガスバイパス溝28の高圧側溝28aとボア1
Aの導通路2Aとの連通角度をQ1 区間で示し、高圧側
溝28aとボア1Fの導通路2Fとの連通角度をQ2 区
間で示す。
す。図5では、ある特定のボア、例えば図3及び図4に
示すボア1Dを基準とし、回転弁22の回転角度と圧力
比との関係をK曲線で示し、ボア容積をL曲線で示し、
吸入通路25と導通路2Dとの連通角度をM区間で示
す。また、残留ガスバイパス溝28の高圧側溝28aと
導通路2Dとの連通角度をO1 区間で示し、低圧側溝2
8bと導通路2Dとの連通角度をO2 区間で示す。さら
に、残留ガスバイパス溝28の高圧側溝28aとボア1
Aの導通路2Aとの連通角度をQ1 区間で示し、高圧側
溝28aとボア1Fの導通路2Fとの連通角度をQ2 区
間で示す。
【0028】図5に示されるように、ボア1Dのピスト
ン15が上死点位置をθ°過ぎれば、O1 区間で残留ガ
スバイパス溝28の高圧側溝28aと導通路2Dとの連
通が始まる。このとき、上死点位置をθ°過ぎた時点か
ら圧力比が低下している。この後、O2 区間で低圧側溝
28bと導通路2Dとが連通し、Q1 区間で高圧側溝2
8aと導通路2Aとが連通し、Q2 区間で高圧側溝28
aと導通路2Fとが連通する。このため、O2 区間とQ
1 区間及びQ2 区間との重複区間でボア1A、1Fから
残留ガスが回収されてボア1Dに放出される。こうし
て、O2 区間とQ 1 区間及びQ2 区間との重複区間の開
始を境にして圧力比が上昇する。
ン15が上死点位置をθ°過ぎれば、O1 区間で残留ガ
スバイパス溝28の高圧側溝28aと導通路2Dとの連
通が始まる。このとき、上死点位置をθ°過ぎた時点か
ら圧力比が低下している。この後、O2 区間で低圧側溝
28bと導通路2Dとが連通し、Q1 区間で高圧側溝2
8aと導通路2Aとが連通し、Q2 区間で高圧側溝28
aと導通路2Fとが連通する。このため、O2 区間とQ
1 区間及びQ2 区間との重複区間でボア1A、1Fから
残留ガスが回収されてボア1Dに放出される。こうし
て、O2 区間とQ 1 区間及びQ2 区間との重複区間の開
始を境にして圧力比が上昇する。
【0029】したがって、この圧縮機では、十分な体積
効率を維持しつつ、巧みに十分な動力効率を確保し吐出
温度の上昇を抑制することができる。
効率を維持しつつ、巧みに十分な動力効率を確保し吐出
温度の上昇を抑制することができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の往復動型
圧縮機では、特許請求の範囲記載の構成を採用している
ため、十分な体積効率を維持しつつ、巧みに十分な動力
効率を確保し吐出温度の上昇を抑制することができる。
圧縮機では、特許請求の範囲記載の構成を採用している
ため、十分な体積効率を維持しつつ、巧みに十分な動力
効率を確保し吐出温度の上昇を抑制することができる。
【図1】実施例1の圧縮機の縦断面図である。
【図2】実施例1の圧縮機の横断面図である。
【図3】実施例1の圧縮機に係り、回転弁と導通路との
展開図である。
展開図である。
【図4】実施例1の圧縮機に係り、回転弁と導通路との
展開図である。
展開図である。
【図5】実施例1の圧縮機に係り、回転角度と圧力比等
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
1…シリンダブロック 1a…中心軸孔 1A
〜1F…ボア 3…弁板 4…リヤハウジング 6…
駆動軸 5…クランク室 9…斜板 15
…ピストン 17…吸入室 18…吐出室 2A
〜2F…導通路 22…回転弁 25…吸入通路 28…残留ガスバイパス溝(残留ガスバイパス通路) 28a…高圧側溝(高圧側開口) 28b…低圧側溝
(低圧側開口) 28c…連通溝(連通路)
〜1F…ボア 3…弁板 4…リヤハウジング 6…
駆動軸 5…クランク室 9…斜板 15
…ピストン 17…吸入室 18…吐出室 2A
〜2F…導通路 22…回転弁 25…吸入通路 28…残留ガスバイパス溝(残留ガスバイパス通路) 28a…高圧側溝(高圧側開口) 28b…低圧側溝
(低圧側開口) 28c…連通溝(連通路)
フロントページの続き (72)発明者 牧野 善洋 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】軸心まわりに複数のボアを有するシリンダ
ブロックと、該シリンダブロックの軸孔内に嵌挿支承さ
れた駆動軸と、該駆動軸と共動するクランク室内の斜板
に連係されて該ボア内を直動するピストンとを備えた往
復動型圧縮機において、 前記各ボアと前記軸孔との間には導通路が形成され、前
記駆動軸には吸入行程にある各ボアの導通路と吸入室と
を順次連通する吸入通路をもつ回転弁が同期回転可能に
結合され、該回転弁には、吐出終了後実質的な吸入仕事
開始前のボアと導通路を介して連通する高圧側開口と、
これに同期して低圧側のボアと導通路を介して連通する
低圧側開口と、該高圧側開口及び該低圧側開口を接続す
る連通路とからなる残留ガスバイパス通路が形成されて
いることを特徴とする往復動型圧縮機。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04266190A JP3080279B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 往復動型圧縮機 |
| KR1019930019097A KR970001134B1 (ko) | 1992-10-05 | 1993-09-21 | 왕복동형 압축기 |
| DE4333634A DE4333634A1 (de) | 1992-10-05 | 1993-10-02 | Axialkolbenkompressor mit mehreren Kolben und einem Drehventil |
| US08/132,116 US5501579A (en) | 1992-10-05 | 1993-10-05 | Axial multi-piston compressor having rotary valve for allowing residual part of compressed fluid to escape |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04266190A JP3080279B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 往復動型圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06117366A true JPH06117366A (ja) | 1994-04-26 |
| JP3080279B2 JP3080279B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=17427508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04266190A Expired - Fee Related JP3080279B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 往復動型圧縮機 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5501579A (ja) |
| JP (1) | JP3080279B2 (ja) |
| KR (1) | KR970001134B1 (ja) |
| DE (1) | DE4333634A1 (ja) |
Families Citing this family (24)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06221264A (ja) * | 1993-01-25 | 1994-08-09 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 往復動型圧縮機 |
| JPH06249144A (ja) * | 1993-02-23 | 1994-09-06 | Toyota Autom Loom Works Ltd | ピストン式圧縮機における冷媒ガス吸入構造 |
| JPH0861239A (ja) * | 1994-08-16 | 1996-03-08 | Toyota Autom Loom Works Ltd | ピストン型圧縮機における冷媒ガス吸入構造 |
| JPH09151846A (ja) * | 1995-11-30 | 1997-06-10 | Sanden Corp | 可変容量型斜板式圧縮機 |
| US6282013B1 (en) | 1997-04-30 | 2001-08-28 | Lasermed, Inc. | System for curing polymeric materials, such as those used in dentistry, and for tailoring the post-cure properties of polymeric materials through the use of light source power modulation |
| US6008264A (en) | 1997-04-30 | 1999-12-28 | Laser Med, Inc. | Method for curing polymeric materials, such as those used in dentistry, and for tailoring the post-cure properties of polymeric materials through the use of light source power modulation |
| AU1198199A (en) | 1997-10-29 | 1999-05-17 | Bisco, Inc. | Dental composite light curing system |
| US6116900A (en) | 1997-11-17 | 2000-09-12 | Lumachem, Inc. | Binary energizer and peroxide delivery system for dental bleaching |
| US6200134B1 (en) | 1998-01-20 | 2001-03-13 | Kerr Corporation | Apparatus and method for curing materials with radiation |
| US6157661A (en) | 1999-05-12 | 2000-12-05 | Laserphysics, Inc. | System for producing a pulsed, varied and modulated laser output |
| JP4819298B2 (ja) * | 2001-02-02 | 2011-11-24 | ルーク ファールツォイク・ヒドラウリク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 往復ピストン機械 |
| JP2004239210A (ja) * | 2003-02-07 | 2004-08-26 | Toyota Industries Corp | ピストン式圧縮機 |
| EP1571336A3 (en) * | 2004-03-03 | 2006-01-04 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Piston compressor |
| WO2007013406A1 (ja) * | 2005-07-25 | 2007-02-01 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | ピストン式圧縮機 |
| JP5033372B2 (ja) * | 2006-07-26 | 2012-09-26 | カルソニックカンセイ株式会社 | 圧縮機 |
| AT504984B1 (de) * | 2007-03-09 | 2009-08-15 | Rainer Dipl Ing Schildberg | Ein- und auslasssteuerung für eine axialkolbenmaschine |
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