JPH061234B2 - ドライブシャフトの良否判定方法 - Google Patents
ドライブシャフトの良否判定方法Info
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- JPH061234B2 JPH061234B2 JP1137774A JP13777489A JPH061234B2 JP H061234 B2 JPH061234 B2 JP H061234B2 JP 1137774 A JP1137774 A JP 1137774A JP 13777489 A JP13777489 A JP 13777489A JP H061234 B2 JPH061234 B2 JP H061234B2
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- axial sliding
- sliding joint
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車等のドライブシャフトの良否を判定する
方法に関する。
方法に関する。
(従来の技術) 自動車等のドライブシャフトは、例えばディファレンシ
ャルギヤから車輪に回転駆動力を伝達する手段として用
いられるが、車輪の上下動等に応じて傾動しながら動力
伝達を行う必要があるために、通常、その一端には等速
継手を、他端には軸方向に摺動自在な等速継手(以下軸
方向摺動継手という)を備えている。
ャルギヤから車輪に回転駆動力を伝達する手段として用
いられるが、車輪の上下動等に応じて傾動しながら動力
伝達を行う必要があるために、通常、その一端には等速
継手を、他端には軸方向に摺動自在な等速継手(以下軸
方向摺動継手という)を備えている。
この種のドライブシャフトの作動性の良否、特に軸方向
摺動継手の作動性の良否を判定する方法としては、ドラ
イブシャフトを回動自在に保持した状態で、軸方向摺動
継手から回転駆動力を付与して回動させ、次いで該軸方
向摺動継手を傾動させながら回転トルク値の変化を測定
し、この測定された回転トルク値を所定の基準値と比較
することにより判定する方法が本出願人により提案され
ている。
摺動継手の作動性の良否を判定する方法としては、ドラ
イブシャフトを回動自在に保持した状態で、軸方向摺動
継手から回転駆動力を付与して回動させ、次いで該軸方
向摺動継手を傾動させながら回転トルク値の変化を測定
し、この測定された回転トルク値を所定の基準値と比較
することにより判定する方法が本出願人により提案され
ている。
かかる判定方法は、従来、熟練者の手作業に頼っていた
ドライブシャフトの作動検査を自動化してこの作業効率
の向上を図ることができるものである。
ドライブシャフトの作動検査を自動化してこの作業効率
の向上を図ることができるものである。
ところで、軸方向摺動継手は、例えば第1図示のよう
に、ドライブシャフトA本体に嵌合されるインナ部材a
が、アウタ部材bの内周面に軸方向に形成した複数の溝
cのそれぞれに転動自在に係合されたローラdに、該イ
ンナ部材aの外周面に突設されたポートeを介して傾動
自在に係合され、これによって該インナ部材aがアウタ
部材bに対してその軸方向に摺動自在とされているた
め、これをドライブシャフトAに組付ける際に、ローラ
d等の部品の欠落や該ローラdの組付方向の誤り等の誤
組付けが生じて、その組付状態が正常な組付状態となっ
ていないことがある。
に、ドライブシャフトA本体に嵌合されるインナ部材a
が、アウタ部材bの内周面に軸方向に形成した複数の溝
cのそれぞれに転動自在に係合されたローラdに、該イ
ンナ部材aの外周面に突設されたポートeを介して傾動
自在に係合され、これによって該インナ部材aがアウタ
部材bに対してその軸方向に摺動自在とされているた
め、これをドライブシャフトAに組付ける際に、ローラ
d等の部品の欠落や該ローラdの組付方向の誤り等の誤
組付けが生じて、その組付状態が正常な組付状態となっ
ていないことがある。
そして、このような場合、例えばドライブシャフトAに
組み込まれた軸方向摺動継手Bのローラdが全て欠落し
たような場合には、そのインナ部材a及びアウタ部材b
間でガタが発生し、その結果にドライブシャフトの作動
性が低下する。
組み込まれた軸方向摺動継手Bのローラdが全て欠落し
たような場合には、そのインナ部材a及びアウタ部材b
間でガタが発生し、その結果にドライブシャフトの作動
性が低下する。
しかしながら、上記の判定方法では、ドライブシャフト
Aを回動させた状態、従って軸方向摺動継手Bを回動さ
せた状態でこれを傾動させて回転トルク値の測定を行う
ために、該軸方向摺動継手Bの停止状態で上記のガタが
有っても、該測定の際の回動中にはこのガタが発生せ
ず、このため、測定された回転トルク値が良品のそれと
ほとんど差がなくなって、このような欠落が有るドライ
ブシャフトが良品と判定される虞れがあった。
Aを回動させた状態、従って軸方向摺動継手Bを回動さ
せた状態でこれを傾動させて回転トルク値の測定を行う
ために、該軸方向摺動継手Bの停止状態で上記のガタが
有っても、該測定の際の回動中にはこのガタが発生せ
ず、このため、測定された回転トルク値が良品のそれと
ほとんど差がなくなって、このような欠落が有るドライ
ブシャフトが良品と判定される虞れがあった。
(解決しようとする課題) 本発明はかかる不都合を解消し、ドライブシャフトを回
動させながらその軸方向摺動継手を傾動させると共にそ
の回転トルク値を測定し、該測定結果によりドライブシ
ャフトの良否を判定する方法において、その軸方向摺動
継手の周方向のガタや部品の欠落、誤組付け等の正常で
ない組付状態を確実に検知してドライブシャフトの良否
を確実に判定することができる方法を提供することを目
的とする。
動させながらその軸方向摺動継手を傾動させると共にそ
の回転トルク値を測定し、該測定結果によりドライブシ
ャフトの良否を判定する方法において、その軸方向摺動
継手の周方向のガタや部品の欠落、誤組付け等の正常で
ない組付状態を確実に検知してドライブシャフトの良否
を確実に判定することができる方法を提供することを目
的とする。
(課題を解決する手段) 本発明の発明者等は、ドライブシャフトに組み込まれた
軸方向摺動継手の周方向にガタが有る場合、例えばその
ローラが全て欠落しているような場合には、その回転駆
動開始直後において該回転駆動に伴う反動トルクがほと
んど発生しないと共に、該軸方向摺動継手が回動した後
はこれを傾動させた時の回転トルク値の変化が正常な組
付状態の軸方向摺動継手(以下単に良品という)のそれ
とほぼ同一であり、また、該軸方向摺動継手のローラの
数個が欠落していたり、或いは該ローラの組付方向が誤
っている等の誤組付けが有る場合には、上記の反動トル
クは良品のそれとほぼ同一であるが、その最大傾斜状態
において回転トルク値の変動が良品のそれに較べて大き
くなることに着目し、ドライブシャフトの回転トルクの
測定による良否の判定時に、該軸方向摺動継手の回転駆
動直後の回転トルクを測定し、且つ該軸方向摺動継手の
最大傾斜状態における回転トルクの変化量を測定するこ
とにより、軸方向摺動継手の周方向のガタやローラ等の
部品の欠落及び誤組付けを確実に検知して正常な組付状
態のドライブシャフトのみを良と判定することが可能で
あるという知見を得た。
軸方向摺動継手の周方向にガタが有る場合、例えばその
ローラが全て欠落しているような場合には、その回転駆
動開始直後において該回転駆動に伴う反動トルクがほと
んど発生しないと共に、該軸方向摺動継手が回動した後
はこれを傾動させた時の回転トルク値の変化が正常な組
付状態の軸方向摺動継手(以下単に良品という)のそれ
とほぼ同一であり、また、該軸方向摺動継手のローラの
数個が欠落していたり、或いは該ローラの組付方向が誤
っている等の誤組付けが有る場合には、上記の反動トル
クは良品のそれとほぼ同一であるが、その最大傾斜状態
において回転トルク値の変動が良品のそれに較べて大き
くなることに着目し、ドライブシャフトの回転トルクの
測定による良否の判定時に、該軸方向摺動継手の回転駆
動直後の回転トルクを測定し、且つ該軸方向摺動継手の
最大傾斜状態における回転トルクの変化量を測定するこ
とにより、軸方向摺動継手の周方向のガタやローラ等の
部品の欠落及び誤組付けを確実に検知して正常な組付状
態のドライブシャフトのみを良と判定することが可能で
あるという知見を得た。
そこで、本発明のドライブシャフトの良否判定方法は上
記の目的を達成するために、一端に軸方向摺動継手を備
えたドライブシャフトを回動自在に保持した状態で、該
ドライブシャフトに該軸方向摺動継手から回転駆動力を
付与しながら該軸方向摺動継手を傾動させると共にその
回転トルク値を測定し、該測定結果によりドライブシャ
フトの良否を判定する方法において、該ドライブシャフ
トの回転駆動の開始直後の回転トルク値の大きさを測定
する工程と、該開始直後の回転トルク値の大きさを所定
の基準値と比較してその良否を判定する工程と、少なく
とも軸方向摺動継手の最大傾斜状態における回転トルク
値の変化量を測定する工程と、該変化量を所定の基準値
と比較してその良否を判定する工程とを備えることを特
徴とする。
記の目的を達成するために、一端に軸方向摺動継手を備
えたドライブシャフトを回動自在に保持した状態で、該
ドライブシャフトに該軸方向摺動継手から回転駆動力を
付与しながら該軸方向摺動継手を傾動させると共にその
回転トルク値を測定し、該測定結果によりドライブシャ
フトの良否を判定する方法において、該ドライブシャフ
トの回転駆動の開始直後の回転トルク値の大きさを測定
する工程と、該開始直後の回転トルク値の大きさを所定
の基準値と比較してその良否を判定する工程と、少なく
とも軸方向摺動継手の最大傾斜状態における回転トルク
値の変化量を測定する工程と、該変化量を所定の基準値
と比較してその良否を判定する工程とを備えることを特
徴とする。
(作用) かかる手段によれば、前記ドライブシャフトの回転駆動
直後の回転トルク値を測定し、該回転トルク値を前記基
準値と比較することによって、前記軸方向摺動継手の周
方向のガタの有無が検出され、さらに、該軸方向摺動継
手の最大傾斜状態における回転トルク値の変化量を測定
して該変化量を前記基準値と比較することによって、該
軸方向摺動継手のローラの数個が欠品していたり、或い
は該ローラの組付方向が誤っている等の誤組付けの有無
が検出され、該両検出により軸方向摺動継手の組付状態
が正常であるかどうかが検知され、正常な組付状態のド
ライブシャフトのみが良と判定される。
直後の回転トルク値を測定し、該回転トルク値を前記基
準値と比較することによって、前記軸方向摺動継手の周
方向のガタの有無が検出され、さらに、該軸方向摺動継
手の最大傾斜状態における回転トルク値の変化量を測定
して該変化量を前記基準値と比較することによって、該
軸方向摺動継手のローラの数個が欠品していたり、或い
は該ローラの組付方向が誤っている等の誤組付けの有無
が検出され、該両検出により軸方向摺動継手の組付状態
が正常であるかどうかが検知され、正常な組付状態のド
ライブシャフトのみが良と判定される。
(実施例) 本発明のドライブシャフトの良否判定方法の一例を第1
図乃至第4図に従って説明する。第2図は前記したドラ
イブシャフトAの良否判定装置の概略的構成を説明する
ための説明図、第3図は該装置による良否判定手順を説
明するためのフローチャート、第4図は測定データの一
例の模式的線図である。
図乃至第4図に従って説明する。第2図は前記したドラ
イブシャフトAの良否判定装置の概略的構成を説明する
ための説明図、第3図は該装置による良否判定手順を説
明するためのフローチャート、第4図は測定データの一
例の模式的線図である。
第2図で、この良否判定装置は、ドライブシャフトAの
両端の軸方向摺動継手B及び等速継手Cをそれぞれ保持
具1,2により回動自在に保持し、該等速継手Cには保
持具2を介して負荷手段3を連結してドライブシャフト
Aの回動時にこれに負荷を付与するようにしている。そ
して、軸方向摺動継手Bにはこれと同心で保持具1を介
して駆動軸4が連結され、さらに該駆動軸4はトルクメ
ータ5及び駆動ベルト6を介して駆動モータ7に連結さ
れ、該軸方向摺動継手Bは駆動モータ7の作動により回
転駆動力が付与され、これによってドライブシャフトA
が回動される。
両端の軸方向摺動継手B及び等速継手Cをそれぞれ保持
具1,2により回動自在に保持し、該等速継手Cには保
持具2を介して負荷手段3を連結してドライブシャフト
Aの回動時にこれに負荷を付与するようにしている。そ
して、軸方向摺動継手Bにはこれと同心で保持具1を介
して駆動軸4が連結され、さらに該駆動軸4はトルクメ
ータ5及び駆動ベルト6を介して駆動モータ7に連結さ
れ、該軸方向摺動継手Bは駆動モータ7の作動により回
転駆動力が付与され、これによってドライブシャフトA
が回動される。
また、これらの駆動モータ7、トルクメータ5及び保持
具1は図示しないシリンダにより仮想線示のように傾動
され、これによって該保持具1に保持された軸方向摺動
継手Bがその最大傾斜角度まで傾動される。
具1は図示しないシリンダにより仮想線示のように傾動
され、これによって該保持具1に保持された軸方向摺動
継手Bがその最大傾斜角度まで傾動される。
トルクメータ5は、上記の回動時に駆動軸4に発生する
トルク、すなわちドライブシャフトAの回転トルクを検
出して該回転トルク値に応じた信号を出力し、該出力信
号は、ドライブシャフトAの良否を判定するための信号
処理を行う良否判定器8に入力される。
トルク、すなわちドライブシャフトAの回転トルクを検
出して該回転トルク値に応じた信号を出力し、該出力信
号は、ドライブシャフトAの良否を判定するための信号
処理を行う良否判定器8に入力される。
良否判定器8は、トルクメータ5の出力信号をストレイ
ンアンプ9で増幅した後にA/D変換器10によりA/D
変換し、これをCPU11により後述するように処理して
ドライブシャフトAの良否を判定し、その判定結果を表
示部12に表示するようにしている。
ンアンプ9で増幅した後にA/D変換器10によりA/D
変換し、これをCPU11により後述するように処理して
ドライブシャフトAの良否を判定し、その判定結果を表
示部12に表示するようにしている。
尚、かかる良否判定装置の全体の作動はメインコントロ
ーラ13により制御し、また、トルクメータ5の出力信号
はストレインアンプ9の出力側に接続されたペンレコー
ダ14により逐次記録するようにしている。
ーラ13により制御し、また、トルクメータ5の出力信号
はストレインアンプ9の出力側に接続されたペンレコー
ダ14により逐次記録するようにしている。
次にかかる良否判定装置によるドライブシャフトAの良
否判定の全体的手順を第2図を参考に第3図に従って説
明する。
否判定の全体的手順を第2図を参考に第3図に従って説
明する。
この良否判定装置では、第2図実線示のように、ドライ
ブシャフトAの軸方向摺動継手B及び等速継手Cがそれ
ぞれ同心状態で前記両保持具1,2に保持された後に、
前記メインコントローラ13の制御により、まず前記した
ように軸方向摺動継手Bに回転駆動力が付与されてドラ
イブシャフトAが回動され、これとほぼ同時に前記CP
U11によりその回転トルクの測定が開始される。
ブシャフトAの軸方向摺動継手B及び等速継手Cがそれ
ぞれ同心状態で前記両保持具1,2に保持された後に、
前記メインコントローラ13の制御により、まず前記した
ように軸方向摺動継手Bに回転駆動力が付与されてドラ
イブシャフトAが回動され、これとほぼ同時に前記CP
U11によりその回転トルクの測定が開始される。
そして、この回転直後においてCPU11は、詳細を後述
するが、軸方向摺動継手Bに回転駆動力を付与した際に
その回転方向と逆方向に生じる反動トルクの大きさを検
出し、その検出値を所定の基準値と比較して良否を判定
する。この時、不良と判定された場合には以下の手順は
中止され、一方、良と判定された場合にはメインコント
ローラ13の制御により、軸方向摺動継手Bが前記したよ
うに回動しながら傾動される。
するが、軸方向摺動継手Bに回転駆動力を付与した際に
その回転方向と逆方向に生じる反動トルクの大きさを検
出し、その検出値を所定の基準値と比較して良否を判定
する。この時、不良と判定された場合には以下の手順は
中止され、一方、良と判定された場合にはメインコント
ローラ13の制御により、軸方向摺動継手Bが前記したよ
うに回動しながら傾動される。
この傾動は、軸方向摺動継手Bが最大傾斜状態に達する
まで行われ、該最大傾斜状態に達すると、その状態に所
定の時間だけ保持される。そして、この保持状態におい
て、CPU11は、詳細を後述するが、ドライブシャフト
Aの回転トルクの変動量を検出し、その検出値を所定の
基準値と比較して良否を判定する。この時、前記と同様
に、不良と判定された場合には以下の手順は中止され、
一方、良と判定された場合にはメインコントローラ13の
制御により、軸方向摺動継手Bが上記と逆方向に傾動さ
れて原位置に復帰され、これによってドライブシャフト
Aの良否判定の検査が終了する。
まで行われ、該最大傾斜状態に達すると、その状態に所
定の時間だけ保持される。そして、この保持状態におい
て、CPU11は、詳細を後述するが、ドライブシャフト
Aの回転トルクの変動量を検出し、その検出値を所定の
基準値と比較して良否を判定する。この時、前記と同様
に、不良と判定された場合には以下の手順は中止され、
一方、良と判定された場合にはメインコントローラ13の
制御により、軸方向摺動継手Bが上記と逆方向に傾動さ
れて原位置に復帰され、これによってドライブシャフト
Aの良否判定の検査が終了する。
次に、上記の判定方法を第1図及び第2図を参考に第4
図に従って具体的に説明する。
図に従って具体的に説明する。
第4図は良品のドライブシャフトAにおいて上記の測定
を行った時の時間tに対する回転トルクTの変化を模式
的に示したものである。
を行った時の時間tに対する回転トルクTの変化を模式
的に示したものである。
第4図において、良品のドライブシャフトAでは、ま
ず、前記した回動開始直後において、前記駆動モータ7
の駆動力が前記駆動軸4に作用してこれに連結された該
ドライブシャフトAを回動させる方向に回転トルクTが
急激に増加し、その次の瞬間にこの反作用として該駆動
軸4に該ドライブシャフトA側からその回動を阻止しよ
うとする比較的大きなトルクTr(以下リアクショント
ルクTrという)が発生し、その後は一定のトルク値と
なるように回転トルクTが振動しながら減衰する。そし
て、上記の最初の判定においては、ドライブシャフトA
の回動開始直後の所定の時間間隔t1においてこのリア
クショントルクTrが検出され、その大きさがあらかじ
め設定された回転トルクTの基準値Tsと比較され、該
リアクショントルクTrの大きさが基準値Ts以上であ
れば良と判定される。
ず、前記した回動開始直後において、前記駆動モータ7
の駆動力が前記駆動軸4に作用してこれに連結された該
ドライブシャフトAを回動させる方向に回転トルクTが
急激に増加し、その次の瞬間にこの反作用として該駆動
軸4に該ドライブシャフトA側からその回動を阻止しよ
うとする比較的大きなトルクTr(以下リアクショント
ルクTrという)が発生し、その後は一定のトルク値と
なるように回転トルクTが振動しながら減衰する。そし
て、上記の最初の判定においては、ドライブシャフトA
の回動開始直後の所定の時間間隔t1においてこのリア
クショントルクTrが検出され、その大きさがあらかじ
め設定された回転トルクTの基準値Tsと比較され、該
リアクショントルクTrの大きさが基準値Ts以上であ
れば良と判定される。
ここで、第1図において、例えば前記したようにローラ
dが全て欠落している場合等のように、軸方向摺動継手
BのドライブシャフトA本体に嵌合されるインナ部材a
と回転駆動力を付与されるアウタ部材bとの間に周方向
のガタが有る場合には、該インナ部材a及びアウタ部材
bが周方向に密着していないので、上記のリアクション
トルクの大きさが第4図仮想線示のように、良品のリア
クショントクルTrのように大きくならず、このような
場合には、リアクショントルクの大きさが基準値Tsよ
りも小さくなって不良と判定される。
dが全て欠落している場合等のように、軸方向摺動継手
BのドライブシャフトA本体に嵌合されるインナ部材a
と回転駆動力を付与されるアウタ部材bとの間に周方向
のガタが有る場合には、該インナ部材a及びアウタ部材
bが周方向に密着していないので、上記のリアクション
トルクの大きさが第4図仮想線示のように、良品のリア
クショントクルTrのように大きくならず、このような
場合には、リアクショントルクの大きさが基準値Tsよ
りも小さくなって不良と判定される。
かかる判定の後に、軸方向摺動継手Bの傾動を開始する
と、良品のドライブシャフトAにおいては第4図示のよ
うに、回転トルクTはその値が比較的小さな振幅で周期
的に振動しながら上昇する。そして、前記の二番目の判
定においては、軸方向摺動継手Bが最大傾斜状態となっ
た後、所定の時間間隔t2の経過後に、所定の時間間隔
t3だけ回転トルクTの振幅幅ΔTf(以下単にフリク
ショントルクΔTfという)が検出され、該フリクショ
ントルクΔTfの値があらかじめ設定された基準値ΔT
s以下であれば良と判定される。
と、良品のドライブシャフトAにおいては第4図示のよ
うに、回転トルクTはその値が比較的小さな振幅で周期
的に振動しながら上昇する。そして、前記の二番目の判
定においては、軸方向摺動継手Bが最大傾斜状態となっ
た後、所定の時間間隔t2の経過後に、所定の時間間隔
t3だけ回転トルクTの振幅幅ΔTf(以下単にフリク
ショントルクΔTfという)が検出され、該フリクショ
ントルクΔTfの値があらかじめ設定された基準値ΔT
s以下であれば良と判定される。
ここで、軸方向摺動継手Bが正常な組付け状態でない場
合、例えば、第1図示のローラdの数個が欠落している
場合や、該ローラdの組付け方向が誤っている等の誤組
付けがある場合には、フリクショントルクが第4図仮想
線示のように比較的大きくなり、このような場合には、
該フリクショントルクが基準値ΔTsを越えて不良と判
定される。
合、例えば、第1図示のローラdの数個が欠落している
場合や、該ローラdの組付け方向が誤っている等の誤組
付けがある場合には、フリクショントルクが第4図仮想
線示のように比較的大きくなり、このような場合には、
該フリクショントルクが基準値ΔTsを越えて不良と判
定される。
上述したように、本実施例では、リアクショントルクT
rを検出することによって軸方向摺動継手Bの周方向の
ガタが検出され、さらに、該軸方向摺動継手Bの最大傾
斜状態におけるフリクショントルクΔTfを検出するこ
とによってその誤組付け等が検出され、これらの検出に
よって該軸方向摺動継手Bの正常でない組付状態が検知
され、これによってドライブシャフトAの良否が判定さ
れる。
rを検出することによって軸方向摺動継手Bの周方向の
ガタが検出され、さらに、該軸方向摺動継手Bの最大傾
斜状態におけるフリクショントルクΔTfを検出するこ
とによってその誤組付け等が検出され、これらの検出に
よって該軸方向摺動継手Bの正常でない組付状態が検知
され、これによってドライブシャフトAの良否が判定さ
れる。
(効果) 上記の説明から明らかなように、本発明のドライブシャ
フトの良否判定方法によれば、ドライブシャフトの回転
駆動の開始直後の回転トルク値の大きさを測定してこれ
を所定の基準値と比較することによって、該軸方向摺動
継手の周方向のガタの有無を確実に検出することがで
き、また、該軸方向摺動継手の最大傾斜状態における回
転トルク値の変動量を測定してこれをを所定の基準値と
比較することによって、該軸方向摺動継手の構成部品や
欠落の誤組付け等の有無を確実に検出することができ、
これらの検出によって該軸方向摺動継手が正常な組付状
態にあるかどうかを確実に検知することができ、従って
ドライブシャフトの良否を確実に判定することができ
る。
フトの良否判定方法によれば、ドライブシャフトの回転
駆動の開始直後の回転トルク値の大きさを測定してこれ
を所定の基準値と比較することによって、該軸方向摺動
継手の周方向のガタの有無を確実に検出することがで
き、また、該軸方向摺動継手の最大傾斜状態における回
転トルク値の変動量を測定してこれをを所定の基準値と
比較することによって、該軸方向摺動継手の構成部品や
欠落の誤組付け等の有無を確実に検出することができ、
これらの検出によって該軸方向摺動継手が正常な組付状
態にあるかどうかを確実に検知することができ、従って
ドライブシャフトの良否を確実に判定することができ
る。
第1図は軸方向摺動継手の一例の説明的断面図、第2図
はドライブシャフトの良否判定装置の概略的構成を説明
するための説明図、第3図は該装置による良否判定の全
体の手順を説明するためのフローチャート、第4図は測
定データの一例の模式的線図である。 A…ドライブシャフト B…軸方向摺動継手 T…回転トルク Ts,ΔTs…基準値
はドライブシャフトの良否判定装置の概略的構成を説明
するための説明図、第3図は該装置による良否判定の全
体の手順を説明するためのフローチャート、第4図は測
定データの一例の模式的線図である。 A…ドライブシャフト B…軸方向摺動継手 T…回転トルク Ts,ΔTs…基準値
Claims (1)
- 【請求項1】一端に軸方向摺動継手を備えたドライブシ
ャフトを回動自在に保持した状態で、該ドライブシャフ
トに該軸方向摺動継手から回転駆動力を付与しながら該
軸方向摺動継手を傾動させると共にその回転トルク値を
測定し、該測定結果によりドライブシャフトの良否を判
定する方法において、該ドライブシャフトの回転駆動の
開始直後の回転トルク値の大きさを測定する工程と、該
開始直後の回転トルク値の大きさを所定の基準値と比較
してその良否を判定する工程と、少なくとも軸方向摺動
継手の最大傾斜状態における回転トルク値の変動量を測
定する工程と、該変化量を所定の基準値と比較してその
良否を判定する工程とを備えることを特徴とするドライ
ブシャフトの良否判定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1137774A JPH061234B2 (ja) | 1989-05-30 | 1989-05-30 | ドライブシャフトの良否判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1137774A JPH061234B2 (ja) | 1989-05-30 | 1989-05-30 | ドライブシャフトの良否判定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH032541A JPH032541A (ja) | 1991-01-08 |
| JPH061234B2 true JPH061234B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=15206526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1137774A Expired - Fee Related JPH061234B2 (ja) | 1989-05-30 | 1989-05-30 | ドライブシャフトの良否判定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061234B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5295724B2 (ja) * | 2008-11-06 | 2013-09-18 | Ntn株式会社 | 等速自在継手の異常検出方法 |
-
1989
- 1989-05-30 JP JP1137774A patent/JPH061234B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH032541A (ja) | 1991-01-08 |
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