JPH061252A - 車両の後輪操舵装置 - Google Patents

車両の後輪操舵装置

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Publication number
JPH061252A
JPH061252A JP4158034A JP15803492A JPH061252A JP H061252 A JPH061252 A JP H061252A JP 4158034 A JP4158034 A JP 4158034A JP 15803492 A JP15803492 A JP 15803492A JP H061252 A JPH061252 A JP H061252A
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JP
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pressure
steering
steering angle
hydraulic
rear wheel
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Application number
JP4158034A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiko Harayoshi
光彦 原良
Tadao Tanaka
忠夫 田中
Takeshi Takeo
剛 竹尾
Hiroyuki Kato
広之 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 後輪を同位相側及び逆位相側に大舵角操舵す
ることができ、しかも、生産コストの減少が図られた車
両の後輪操舵装置を提供する。 【構成】 作動油圧に応じた角度だけ後輪25を操舵で
きる油圧シリンダ4と、この油圧シリンダ4に作動油圧
を供給する油圧ポンプ3と、油圧シリンダ4と油圧ポン
プ3との間に介在され、作動油圧を制御して油圧シリン
ダ4を操作する舵角制御弁5と、作動油圧の最大値を決
定するリリーフ弁6とを備えた後輪操舵装置1である。
リリーフ弁6は、リリーフ圧を決定する調圧スプリング
と、前輪73の操舵角に応じて調圧スプリングの弾性変
形量を変化させる調圧手段とを具備し、前輪73の操舵
角の増加に応じて前記作動油圧の最大値を増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の後輪操舵装置に関
し、特に、4輪操舵車に搭載される後輪操舵装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、4輪操舵車の後輪操舵装置とし
て、後輪操舵用の油圧シリンダと、この油圧シリンダの
作動油圧を制御する舵角制御弁と、舵角制御弁を操作す
る2系統の操作手段とを備えるものがあった。第1操作
手段は、コントローラで制御される電動モータを備えて
おり、後輪を同位相側及び逆位相側に最大1度ずつ操舵
することができる。また、第2操作手段は、前輪操舵装
置に連結されたコントロールケーブルを備えており、後
輪を逆位相側に最大5度まで操舵することができる。そ
して、第1及び第2操作手段が同時に後輪を操舵した場
合には、その操舵角は最大5度に制限されている。
【0003】図7は、この後輪操舵装置を装着した4輪
操舵車の操舵特性図である。前輪を小さく操舵した場合
には、第1操作手段のみが後輪を操舵し、従って、後輪
を同位相側及び逆位相側に僅かな角度だけ操舵する。そ
して、前輪の操舵角が大きくなると、第1操作手段に加
えて第2操作手段が後輪を操舵し、従って、後輪を逆位
相側に大きく操舵することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、壁際に縦列
駐車している車両を発進させる場合等には、後輪を同位
相側に大きく操舵することで車両の操作が容易になる一
方、後輪を逆位相側に大きく操舵したのでは、却って車
両の操作が難しくなることがある。しかしながら、上記
従来の後輪操舵装置においては、第1操作手段では後輪
を大きく操舵することができず、また、大舵角操舵用の
第2操作手段では、後輪を同位相側に操舵することがで
きない。このため、同位相側に後輪を大きく操舵するこ
とができないという問題があった。
【0005】また、上述の後輪操舵装置では、コントロ
ールケーブルが前輪操舵装置に連結されているので、こ
のケーブルを配設するためのプーリ等が多数必要にな
り、構成部品数が多くなると共に組付作業性が悪化し
て、生産コストが増加するという問題もあった。本発明
は、上述の問題点を解決するためになされたもので、後
輪を同位相側及び逆位相側に大舵角操舵することがで
き、しかも、生産コストの減少を図ることができる車両
の後輪操舵装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、作動液体圧に応じた角度だけ後輪を
操舵できる液体圧アクチュエータと、この液体圧アクチ
ュエータに作動液体圧を供給する液体圧源と、液体圧ア
クチュエータと液体圧源との間に介在され、作動液体圧
を制御して液体圧アクチュエータを操作する制御弁と、
液体圧アクチュエータの作動液体圧の最大値を決定する
リリーフ弁とを備え、このリリーフ弁は、リリーフ圧を
決定する調圧スプリングと、前輪操舵角に応じて調圧ス
プリングの弾性変形量を変化させる調圧手段とを具備
し、前輪操舵角の増加に応じて前記作動液体圧の最大値
を増加させる構成としたものである。
【0007】
【作用】制御弁は、液体圧源からの作動液体圧の大きさ
を調整すると共に、その流れ方向を切り換え、液体圧ア
クチュエータに供給する。従って、液体圧アクチュエー
タは、制御弁からの作動液体圧の大きさに応じた角度だ
け、その流れ方向に応じた方向に後輪を操舵する。
【0008】一方、リリーフ弁の調圧手段は、前輪操舵
角に応じて調圧スプリングの弾性変形量を変化させるの
で、リリーフ圧は前輪操舵角の増加に応じて増加する。
従って、液体圧源から供給される作動流体圧は、前輪操
舵角の増加に応じて増加する。このため、制御弁が液体
圧アクチュエータに供給できる最大の作動液体圧は、前
輪操舵角の増加に応じて増加し、前輪を大舵角操舵した
場合には後輪を大舵角操舵することができ、また、前輪
操舵角が小さい場合には、後輪の最大操舵角を小さく設
定できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。図1は、本発明を適用した後輪操舵装置の
一実施例を示し、後輪操舵装置1は、油圧回路とコント
ローラ2等より構成されている。この油圧回路は、油圧
ポンプ3、油圧シリンダ4、舵角制御弁5、リリーフ弁
6等を備え、これらは油路で接続されている。
【0010】つまり、油圧ポンプ3からは油路11,1
2が延びており、これらの油路11,12は舵角制御弁
5とリリーフ弁6にそれぞれ接続されている。また、舵
角制御弁5とリリーフ弁6から各々延びる油路13,1
4は、ともにリザーブタンク16に接続されている。さ
らに、舵角制御弁5からは一対の油路18,19が延び
ており、これらは油圧シリンダ4の各油圧室4a,4b
にそれぞれ接続されている。なお、各油路11,13は
油路21で接続されており、この油路21の途中には、
アンロード弁22が設けられている。
【0011】油圧シリンダ4は、車幅方向に延出する作
動ロッド4cを有しており、この作動ロッド4cは、左
右のタイロッド24及びナックルアーム(図示せず)を
介して各後輪25に連結されている。この作動ロッド4
cは、後述する舵角制御弁5で調整された作動油圧の大
きさに応じた距離だけ往復動する。従って、後輪25の
操舵角は、舵角制御弁5から油圧シリンダ4に供給され
る作動油圧の増加に比例して増加する。例えば、35.
0kg/cm2の作動油圧が供給された場合には、油圧シリン
ダ4は後輪を0.8度だけ操舵し、また、90.0kg/c
m2の作動油圧が供給された場合には、油圧シリンダ4は
後輪を5.0度だけ操舵する。
【0012】舵角制御弁5は、例えば、一対のソレノイ
ドを有しており、後述するコントローラ2に操作されて
各油路11,13,18,19同士の接続を切り換える
と共に、各油路18,19への作動油の流入量を絞るこ
とができる。例えば、この舵角制御弁5の中立位置にお
いては、油路11と油路13、油路18と油路19がそ
れぞれ連通される。従って、舵角制御弁5が中立位置に
切り換わると、油圧シリンダ4の各油圧室4a,4b内
の圧力が等しくなり、作動ロッド4cはリターンスプリ
ング(図示せず)のばね力で中立位置に復帰される。
【0013】また、この舵角制御弁5の位置が切り換え
られ、油路11と油路18、油路13と油路19がそれ
ぞれ連通された場合には、油圧ポンプ3から供給された
作動油圧を油圧シリンダ4の第1油圧室4aに導くと共
に、第2油圧室4b内の作動油をリザーブタンク16に
導くことができる。従って、この場合には、油圧シリン
ダ4の作動ロッド4cは往動し、各後輪25を右側に操
舵する。このとき、舵角制御弁5は、油路18に流入す
る油量を絞ることができ、第1油圧室4a内に導く作動
油圧の大きさを調整して後輪25の操舵角を制御するこ
とができる。
【0014】さらに、この舵角制御弁5の位置が切り換
えられ、油路11と油路19、油路13と油路18がそ
れぞれ連通された場合には、油圧ポンプ3から供給され
た作動油圧を油圧シリンダ4の第2油圧室4bに導くと
共に、第1油圧室4a内の作動油をリザーブタンク16
に導くことができる。従って、この場合には、油圧シリ
ンダ4の作動ロッド4cは復動し、各後輪25を左側に
操舵する。このとき、舵角制御弁5は、油路19に流入
する油量を絞ることができ、第2油圧室4b内に導く作
動油圧の大きさを調整して後輪25の操舵角を制御する
ことができる。
【0015】アンロード弁22は、例えば常開式の電磁
開閉弁で、コントローラ2で開閉操作される。つまり、
図示しないエンジンが始動すると、コントローラ2は、
ソレノイドを付勢してアンロード弁22を閉弁させる。
そして、コントローラ2は、後輪操舵装置1に何らかの
異常を検出した場合には、ソレノイドを消勢してこのア
ンロード弁22を開弁させる。
【0016】コントローラ2は、マイクロコンピュータ
を有しており、その入力側には、ハンドル角センサ2
7、車速センサ28、フロントパワーステアリング圧セ
ンサ29等が、出力側には、舵角制御弁5及びアンロー
ド弁22の各ソレノイド等が電気的に接続されている。
コントローラ2は、記憶装置内に予め記憶している制御
プログラムに従い、各センサ27〜29等の検出信号に
基づいて舵角制御弁5を操作し、車両の走行状態に適し
た舵角を後輪25に与える。
【0017】なお、油圧ポンプ3は、エンジンで駆動さ
れる。リリーフ弁6は、前輪操舵装置31のステアリン
グギヤボックス64に取り付けられており、図2に詳し
く示すように、バルブボディ33内の第1空間35に収
容された弁本体36と、第2空間38に収容された調圧
機構40等より構成されている。バルブボディ33に
は、流入ポート33a及び流出ポート33bが設けられ
ている。流入ポート33aは後述する油路47に臨んで
開口し、油路12が接続されている。また、流出ポート
33bは第1空間35に臨んで開口し、油路14が接続
されている。
【0018】弁本体36は、バルブボディ33に螺着固
定されたバルブシート42と、バルブボディ33に対し
て軸線方向に移動可能なスプリングシート43と、スプ
リングシート43とバルブシート42間に配設され、バ
ルブボディ33に対して軸線方向に移動可能なスプール
44と、スプリングシート43とスプール44間に縮設
された調圧スプリング45等より構成されている。
【0019】バルブシート42には、ねじ部42aが設
けられている。このねじ部42aは、基端側半部の外周
面に設けられ、バルブボディ33のねじ部33dに噛合
している。従って、バルブシート42を回転させると、
バルブボディ33への挿入量が変化し、後述する調圧ス
プリング45の予荷重を調整することができる。また、
このバルブシート42は、ナット49で固定されてい
る。なお、バルブシート42とバルブボディ33間は、
Oリング51でシールされている。
【0020】このバルブシート42には、流入ポート3
3aと第1空間35を連通させる油路47が形成されて
いる。この油路47は、バルブシート42の外周面に流
入ポート33aに対向して設けられた環状溝47aと、
バルブシート42の先端面から軸線方向に延びる穴47
bと、バルブシート42を径方向に貫き、穴47bを環
状溝47aに臨んで開口させる複数の孔47cより構成
されている。環状溝47aの幅寸法(バルブシート42
の軸線方向の寸法)は、流入ポート33aの開口部直径
よりも大きく設定されている。従って、バルブシート4
2の挿入量を変化させた場合でも、この環状溝47aは
常に流入ポート33aに対向する。
【0021】バルブシート42に当接して油路47を閉
塞するスプール44には、スプリングシート43に向け
て延出する軸44aが一体に形成されている。この軸4
4aの先端は、スプリングシート43に穿設された軸孔
43a内に摺動自在に挿入されている。従って、スプー
ル44は、スプリングシート43に対して相対変位可
能、且つ、脱落不能とされている。また、スプール44
の外周部には、周方向に所定の間隔をおいた複数箇所に
切欠き44bが設けられており、作動油が流通する通路
となっている。
【0022】スプリングシート43の先端には、第2空
間38内に突出する連結部43bが一体に形成されてい
る。この連結部43bには、先端面から軸線方向に延び
る穴43cと、連結部43bを径方向に貫通し、且つ、
穴43cに通じる長孔43dが穿設されている。この長
孔43dは、軸線方向に長細い形状をなしている(図
3)。
【0023】調圧スプリング45は、例えばコイルスプ
リングで、スプール44をバルブシート42側に向けて
押圧している。この調圧スプリング45は、スプリング
シート43とスプール44間に縮設されており、所定の
予荷重を有している。そして、油路12側の圧力が調圧
スプリング45の予荷重よりも大きくなると、油路47
内の作動油が、スプール44を移動させて第1空間内に
流れ込み、従って、油路12側の圧力を減少させる。つ
まり、油路12及び11側の作動油圧の最大値は、この
調圧スプリング45により決定される。
【0024】調圧機構40は、シャフト53、偏心シャ
フト54及びコネクティングロッド(以下、コンロッド
と称する)55等より構成されている。シャフト53に
は、比較的小径のギヤ57が相対回動不能に取り付けら
れている。また、このシャフト53は、バルブボディ3
3の所定位置に各軸受け58,59を介して回転自在に
支持されている。シャフト53の基端には、径方向に延
びる凸部53aが一体に成形されており、この凸部53
aを回転軸61の溝61aに挿入することで、これらは
一体的に回転する。回転軸61は、前輪操舵装置31か
ら延びており、ステアリングホイール63(図1)が回
転操作された場合に、ステアリングギヤボックス64内
のピニオンギヤ(図示せず)と一体的に回転する。従っ
て、シャフト53は、ステアリングホイール63に連動
して回転する。
【0025】なお、ステアリングホイール63の回転角
は、左右両方向にそれぞれ400度に制限されている。
中央部位が偏心部54aとなっている偏心シャフト54
は、シャフト53と平行に延びており、バルブボディ3
3の所定位置に各軸受け66,67を介して回転自在に
支持されている。偏心シャフト54の基端近傍位置に
は、同心円状に配置された比較的大径のギヤ69が設け
られている。このギヤ69は、シャフト53のギヤ57
に噛み合っている。従って、シャフト53が回転した場
合には、この偏心シャフト54も回動する。なお、ステ
アリングホイール63が操作されていない状態において
は、偏心部54aはシャフト53側に位置しており(図
3に示す状態)、また、ステアリングホイール63が最
大角度(即ち400度)まで操作された状態において
は、偏心部54aは弁本体36側に偏心している(図5
に示す状態)。
【0026】コンロッド55の基端は、ベアリング71
を介して偏心シャフト54の偏心部54aに相対回動自
在に接続されている。また、コンロッド55の先端に
は、略T字状に水平に延びる円柱状の連結片55aが一
体に成形されている。このコンロッド55の先端部は、
スプリングシート43の連結部43bの穴43cに挿入
されており、連結片55aを長孔43d内に配置させて
いる。
【0027】従って、このコンロッド55は、偏心シャ
フト54の回動運動をスプリングシート43の軸線方向
の直線運動に変換する。このとき、コンロッド55の連
結片55aはスプリングシート43の長孔43d内に配
置されているので、偏心シャフト54が回動している場
合において、連結片55aが長孔43d内を移動してい
るときには、この連結片55aはスプリングシート43
を移動させることができない。そして、偏心シャフト5
4がさらに回動し、連結片55aが長孔43dを規定す
る側壁に当接した後には、この連結片55aはスプリン
グシート43を移動させることができ、この場合には調
圧スプリング45の弾性変形量、即ち、リリーフ弁6の
リリーフ圧が変化する。
【0028】以下、後輪操舵装置1の作動について説明
する。エンジンが始動され、油圧ポンプ3が駆動される
と、油圧シリンダ4の作動油圧が発生する。リリーフ弁
6は、この作動油圧の最大値を前輪73の操舵角に応じ
た値に設定する。つまり、リリーフ弁6は、ステアリン
グホイール63が操作されていない状態では、図3に示
すように、その調圧機構40の偏心シャフト54の偏心
部54aをシャフト53側に位置させており、従って、
コンロッド55はスプリングシート43を移動させるこ
となく、調圧スプリング45の弾性変形量は最小とな
る。この弾性変形量が最小のときには、リリーフ圧は最
小値P1(例えば、35.0kg/cm2)となる。従って、
油圧ポンプ3から舵角制御弁5に供給される作動油圧
(即ち、油圧シリンダ4の作動油圧の最大値)は、値P
1に設定される。
【0029】この状態から、ステアリングホイール63
が操作されると、前輪操舵装置31のピニオンギヤが回
転するので、調圧機構40のシャフト53が回転され
て、偏心シャフト54が回動する。従って、コンロッド
55の先端の連結片55aが図中右側に移動する。連結
片55aは、先ず長孔43d内を移動するので、この状
態では、連結片55aの移動はスプリングシート43に
影響を与えることなく、スプリングシート43は調圧ス
プリング45に押圧されて第1空間35の図中左端に位
置している。このため、ステアリング操作されていない
状態から前輪73が操舵され始めた後暫くの間は、リリ
ーフ弁6のリリーフ圧は値P1に保持され、油圧ポンプ
3から舵角制御弁5に供給される作動油圧は値P1に設
定される。
【0030】さらに、ステアリングホイール63が操作
され、その角度が、例えば230度に達すると、調圧機
構40の偏心シャフト54は、図4に示す位置まで回動
し、連結片55aが長孔43dを規定する一側の壁に当
接する。そして、この状態からさらにステアリングホイ
ール63が操作されると、コンロッド55の連結片55
aがスプリングシート43を移動させ、調圧スプリング
45を押し縮める。従って、調圧スプリング45の弾性
変形量が増加し、リリーフ圧が増加する。これにより、
油圧ポンプ3から舵角制御弁5に供給される作動油圧が
値P1よりも大きくなる。
【0031】そして、ステアリングホイール63の回転
角度がその最大値である400度にまで達すると、図5
に示すように、偏心シャフト54の偏心部54aが弁本
体36側に位置し、スプリングシート43の移動距離が
最大となる。従って、調圧スプリング45の弾性変形量
が最大となり、リリーフ圧は値P2(例えば、90.0
kg/cm2)に達する。これにより、油圧ポンプ3から舵角
制御弁5に供給される作動油圧は、最大値P2に設定さ
れる。
【0032】この状態から、ステアリングホイール63
を戻し操作すると、偏心シャフト54が上述の場合とは
逆方向に回動し始める。従って、コンロッド55の連結
片55aは図中左側に移動し、これに伴い、スプリング
シート43は調圧スプリング45に押圧されて左端に向
けて移動する。これにより、調圧スプリング45の弾性
変形量が減少し、リリーフ圧も減少する。即ち、油圧ポ
ンプ3から舵角制御弁5に供給される作動油圧が減少す
る。
【0033】そして、ステアリングホイール63の回転
角が上述した230度まで戻され、調圧機構40の偏心
シャフト54が図4に示す位置にまで戻されると、スプ
リングシート43が第1空間35の左端に到達する。従
って、調圧スプリング45の弾性変形量は最小となり、
リリーフ圧が最小値P1にまで減少し、油圧ポンプ3か
ら舵角制御弁5に供給される作動油圧が最小値P1に設
定される。
【0034】この状態から、さらにステアリングホイー
ル63が戻し操作されると、偏心シャフト54が回動し
てコンロッド55の連結片55aがさらに左側に移動す
る。スプリングシート43は、既に左端に到達している
ので、連結片55aは長孔43d内を移動する。この場
合には、連結片55aの移動は、調圧スプリング45の
弾性変形量、即ち、リリーフ圧には影響を与えない。従
って、リリーフ圧は、値P1に保持される。
【0035】ところで、ステアリングホイール63が操
作され、スプリングシート43が図中右側に移動してい
る状態において、このスプリングシート43や調圧スプ
リング45等がバルブボディ33に引っ掛かり、所謂ス
ティック現象が発生することがある。本実施例の調圧機
構40では、コンロッド55の連結片55aをスプリン
グシート43の長孔43d内に配置しているため、スプ
リングシート43を第1空間35の左端に戻す際、連結
片55aでスプリングシート43を引っ張ることがで
き、このスプリングシート43を第1空間35の左端ま
で確実に復帰させることができる。
【0036】図6は、後輪操舵装置1の操舵特性を示
し、ステアリングホイール63の回転角度(ステアリン
グ角)が左右両方向に230度以下の範囲では、上述し
たように、油圧ポンプ3から舵角制御弁5に供給される
作動油圧は値P1に設定されている。舵角制御弁5は、
この作動油圧(即ち、値P1)を保持しながら、あるい
は減圧しながら油圧シリンダ4の第1油圧室4aあるい
は第2油圧室4bに供給する。従って、このステアリン
グ角の範囲内においては、車両の走行状態に応じて、同
位相側及び逆位相側に最大0.8度まで後輪25が操舵
される。
【0037】この状態から、さらにステアリングホイー
ル63が操作され、ステアリング角が左右両方向に23
0度を超えると、上述したように、リリーフ弁6のスプ
リングシート43が移動を開始して調圧スプリング45
の弾性変形量が増加し、作動油圧が値P1よりも大きく
なる。従って、油圧シリンダ4の作動ロッド4cが往復
動できる距離が増加し、後輪25の最大操舵角も同位相
側及び逆位相側に増加する。
【0038】そして、ステアリングホイール63の操作
角が左右に最大の400度に達すると、リリーフ弁6の
リリーフ圧が最大になり、作動油圧が値P2に設定され
る。従って、油圧シリンダ4は、最大5.0度まで同位
相側及び逆位相側に後輪25を操舵することができる。
このように、後輪25の最大操舵角は、ステアリング角
に応じてリリーフ圧を増減させるリリーフ弁6により決
定される。従って、ステアリング角が比較的小さい車両
の高速走行時においては、後輪25の最大操舵角は小さ
く設定されており、たとえコントローラ2が舵角制御弁
5を誤操作した場合でも、高速走行中に後輪25が大舵
角操舵されることがない。また、ステアリングを大きく
操作した場合には、後輪25を同位相側及び逆位相側に
大舵角操舵することができるので、車両の運転操作が容
易になる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、作
動液体圧に応じた角度だけ後輪を操舵できる液体圧アク
チュエータと、この液体圧アクチュエータに作動液体圧
を供給する液体圧源と、液体圧アクチュエータと液体圧
源との間に介在され、作動液体圧を制御して液体圧アク
チュエータを操作する制御弁と、液体圧アクチュエータ
の作動液体圧の最大値を決定するリリーフ弁とを備え、
このリリーフ弁は、リリーフ圧を決定する調圧スプリン
グと、前輪操舵角に応じて調圧スプリングの弾性変形量
を変化させる調圧手段とを具備し、前輪操舵角の増加に
応じて前記作動液体圧の最大値を増加させるようにして
車両の後輪操舵装置を構成したので、後輪を同位相側及
び逆位相側に大舵角操舵することができて、車両の操作
性が向上する。また、前輪の操舵角に応じて後輪の最大
操舵角を決定するので、安全性の向上を図ることができ
る。さらに、後輪操舵装置の組付作業が容易になり、生
産性の向上を図ることができる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車両の後輪操舵装置の一実施
例を示す概略構成図である。
【図2】図1のリリーフ弁の断面図である。
【図3】図2の矢印III 方向からみた調圧機構の断面図
である。
【図4】図3の調圧機構の作動を示し、ステアリング角
が230度に達した状態における断面図である。
【図5】図3の調圧機構の作動を示し、ステアリング角
が400度に達した状態における断面図である。
【図6】図1の後輪操舵装置の操舵特性図である。
【図7】従来の後輪操舵装置を装着した4輪操舵車の操
舵特性図である。
【符号の説明】
1 後輪操舵装置 2 コントローラ 3 油圧ポンプ 4 油圧シリンダ 5 舵角制御弁 6 リリーフ弁 16 リザーブタンク 25 後輪 40 調圧機構 43 スプリングシート 44 スプール 45 調圧スプリング 54 偏心シャフト 55 コネクティングロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹尾 剛 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 加藤 広之 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 三菱 自動車エンジニアリング株式会社岡崎事業 所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動液体圧に応じた角度だけ後輪を操舵
    できる液体圧アクチュエータと、この液体圧アクチュエ
    ータに作動液体圧を供給する液体圧源と、液体圧アクチ
    ュエータと液体圧源との間に介在され、作動液体圧を制
    御して液体圧アクチュエータを操作する制御弁と、液体
    圧アクチュエータの作動液体圧の最大値を決定するリリ
    ーフ弁とを備え、 このリリーフ弁は、リリーフ圧を決定する調圧スプリン
    グと、前輪操舵角に応じて調圧スプリングの弾性変形量
    を変化させる調圧手段とを具備し、前輪操舵角の増加に
    応じて前記作動液体圧の最大値を増加させることを特徴
    とする車両の後輪操舵装置。
JP4158034A 1992-06-17 1992-06-17 車両の後輪操舵装置 Pending JPH061252A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10138341B2 (en) 2014-07-28 2018-11-27 Boral Ip Holdings (Australia) Pty Limited Use of evaporative coolants to manufacture filled polyurethane composites

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0242871B2 (ja) * 1980-08-30 1990-09-26
JPH02279464A (ja) * 1989-04-20 1990-11-15 Kayaba Ind Co Ltd 四輪操舵装置

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