JPH06127734A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH06127734A
JPH06127734A JP28181192A JP28181192A JPH06127734A JP H06127734 A JPH06127734 A JP H06127734A JP 28181192 A JP28181192 A JP 28181192A JP 28181192 A JP28181192 A JP 28181192A JP H06127734 A JPH06127734 A JP H06127734A
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JP
Japan
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roller
photosensitive material
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Application number
JP28181192A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Morita
直之 森田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで、感光材料の表面にしわを生じさ
せず安定した搬送速度で搬送することを可能とする。 【構成】 上流側の搬送ローラ23と下流側の搬送ロー
ラ24との間に露光部22を位置させる。搬送ローラ2
4を構成する駆動ローラ24Aの摩擦係数及びゴムロー
ラ24Bの押圧力に比較し、搬送ローラ23を構成する
駆動ローラ23Aの摩擦係数及びゴムローラ23Bの押
圧力を低下する。この結果として、これら搬送ローラ2
3、24間にバックテンションが生じた際に、搬送ロー
ラ23側で感光材料16が適正に滑り、搬送速度が安定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像記録材料を搬送ロ
ーラにより搬送しながら像露光を行い、所定の画像形成
処理を行って可視像を得る画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像記録材料として、例えば感光材料と
受像材料とを用いて画像記録処理を行う画像記録装置が
知られている。
【0003】この種の画像記録装置では、感光材料と受
像材料は、内部が遮光状態とされたマガジンにそれぞれ
ロール状に巻き取られて収容されており、画像記録処理
を行う度に順次引き出して使用される。また画像記録装
置には、感光材料に画像形成用溶媒を塗布するための水
塗布部が配置されており、さらに、加熱ドラムとこの加
熱ドラムの外周に圧接し加熱ドラムと共に回転する無端
圧接ベルトから成る熱現像転写部が配置されている。
【0004】マガジンから所定寸法引き出されて切断さ
れた感光材料は、搬送ローラによって挟持搬送されなが
ら画像が露光され、さらに水塗布部において画像形成用
溶媒としての水が塗布された後に熱現像転写部へ送り込
まれる。一方、受像材料は、感光材料と同様にマガジン
から所定寸法引き出されて切断され、搬送ローラによっ
て感光材料と同期して熱現像転写部へ送り込まれる。熱
現像転写部においては、水塗布後の感光材料が受像材料
と重ね合わされ、この状態で加熱ドラムの外周へ密着し
て巻き付けられる。さらに、両材料は加熱ドラムと無端
圧接ベルトとの間で挟持搬送されながら感光材料が熱現
像されると共に受像材料へ画像が転写され、所定の画像
が受像材料に形成(記録)される構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の画像記録装置では、露光部での感光材料の搬送に
おいて、露光を均一化するため感光材料を平坦化する必
要があり、駆動ローラとこの駆動ローラとの間で挟持力
を加えつつ感光材料を挟む下流側の従動ローラ及び、こ
の駆動ローラより若干周速度の遅いバックテンションロ
ーラとこのバックテンションローラとの間で挟持力を加
えつつ感光材料を挟む上流側の従動ローラで、構成され
るバックテンションローラシステムを採用し、感光材料
にバックテンションを加えて感光材料を平坦化してい
る。
【0006】これら従動ローラに加える押圧力は、従
来、駆動ローラ側とバックテンションローラ側とで同一
としていた。この結果、挟持力も同一となるためバック
テンションが高すぎて、感光材料を引っ張りすぎたり、
ステックスリップを生じたりして、適正に感光材料の表
面を平坦化出来ないばかりでなく、感光材料の搬送速度
の安定化が困難であった。
【0007】この一方、図9(a)のように、高い押圧
力をゴム製の従動ローラ312の両軸端部に加えること
で安定した搬送を確保することが考えられるが、外径が
一定のフラットローラでは、両軸端部に加わる押圧力に
より従動ローラ312の中央部が逃げるように撓んで挟
持力が図9(c)のように不安定化し、挟持力の相違か
ら、駆動ローラ310との間に位置する感光材料16に
しわが生じることがある。また、中央部のロール間の隙
間により、高さ精度の必要な露光部において、感光材料
16の高さずれが生じることがあった。そして、以上の
ようなしわや高さずれの発生から、画像品質の低下を招
く結果となっていた。
【0008】この場合、軸の中央部の径を増大して軸の
撓み及び挟持力を補正する異径のローラ(クラウンロー
ラ)や従動ローラの背面側から押圧するバックアップロ
ーラ等を用いることが考えられるが、異径のローラを精
度良く作成することは困難であり、また、バックアップ
ローラは装置が複雑化する為、部品点数が増大する。従
ってそれぞれ製造コストの増大に繋がり採用されていな
かった。
【0009】さらに、従動ローラのシャフト径を増大し
たり、ゴム硬度を低下したりすることが知られている
が、このような手段を採用しても挟持力があまりに高く
なれば、軸の撓み量等が使用可能限度以内とならない。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、低コストで、
感光材料の表面にしわを生じさせずに表面の平坦化を図
りつつ、安定した搬送速度で感光材料を搬送し、画像の
品質を確保することのできる画像記録装置を得ることを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1による画像記録
装置は、画像記録材料を搬送ローラにより搬送しながら
像露光し、所定の画像形成処理を行って可視像を得る画
像記録装置において、前記画像記録材料を像露光する露
光部に対して搬送方向の下流側に位置する第1の駆動ロ
ーラと、該第1の駆動ローラに前記画像記録材料を挟ん
で対向する第1の従動ローラと、前記画像記録材料を像
露光する露光部に対して搬送方向の上流側に位置し且つ
前記画像記録材料との間の摩擦係数が前記第1の駆動ロ
ーラと前記画像記録材料との間の摩擦係数より低い第2
の駆動ローラと、該第2の駆動ローラに前記画像記録材
料を挟んで対向し且つ前記画像記録材料への押圧力が前
記第1の従動ローラによる押圧力より小さい第2の従動
ローラとを有し、前記第1の駆動ローラと前記画像記録
材料の間の摩擦係数と前記第1の従動ローラの押圧力と
の積が、前記第2の駆動ローラと前記画像記録材料の間
の摩擦係数と前記第2の従動ローラの押圧力との積の、
16倍以上としたことを特徴とする。
【0012】請求項2による画像記録装置は、第1の従
動ローラ及び第2の従動ローラの少なくともいずれか一
方の従動ローラの駆動ローラに対向する部分を、従動ロ
ーラの軸方向に沿って複数の分割されたゴム製部材とし
たことを特徴とする。
【0013】
【作用】上記構成の画像記録装置では、画像記録材料を
搬送しながら像露光し、所定の画像形成処理を行って可
視像を得るようにしている。
【0014】ここで画像記録材料を像露光する露光部の
搬送方向の下流側に位置する第1の駆動ローラに比較し
て露光部の搬送方向の上流側に位置する第2の駆動ロー
ラの摩擦係数を低くし、第1の駆動ローラに対応する第
1の従動ローラの押圧力に比較して第2の駆動ローラに
対応する第2の従動ローラの押圧力を小さくし、第1の
駆動ローラと画像記録材料の間の摩擦係数と第1の従動
ローラの押圧力との積を、第2の駆動ローラと画像記録
材料の間の摩擦係数と前記第2の従動ローラの押圧力と
の積の、16倍以上とした。
【0015】このことから、下流側の第1の駆動ローラ
との間の摩擦が高まって、画像記録材料に適切にバック
テンションを加えつつ搬送することが可能となる。
【0016】一方、少なくともいずれか一方の従動ロー
ラの駆動ローラに対向する部分が、従動ローラの軸方向
に沿って複数の分割されたゴム製部材としたことから、
個々のゴム製部材が一体的に形成されたゴムローラより
変形しやすくなり、この結果として、従動ローラの軸方
向に沿って生じる撓み量が小さくなり、挟持力の分布が
安定化する。
【0017】従って、表面にしわを生じさせず、表面を
平坦化しつつ安定した搬送速度で一方の画像記録材料を
搬送することが可能となる。
【0018】
【実施例】図1には、本発明に係る画像記録装置10の
概略全体構成図が示されている。また図2には、この画
像記録装置10の外観図が示されている。
【0019】画像記録装置10は全体として箱型に構成
されており、機台12には、前面扉13、側面扉15が
取り付けられている。各扉を開放することにより機台1
2内を露出状態とすることができる。なお、各扉には図
示を省略した所謂インターロック機構による安全装置が
施されており、扉が開放されると同時に所定部位の電源
が切れるようになっている。
【0020】画像記録装置10の機台12内には感材マ
ガジン14が配置されており、感光材料16がロール状
に巻取られて収納されている。この感光材料16の幅方
向寸法は、例えば224mmとなっている。また感光材
料16は、支持体上に感光性ハロゲン化銀、バインダ
ー、色素供与性物質、還元剤を有するものであり、その
感光(露光)面が装置の下方へ向いて巻き取られてい
る。
【0021】感材マガジン14は、感光材料16の幅方
向寸法に対応した長さに形成された図示を省略した胴部
とこの胴部の両端部に固定された一対の側枠部から構成
されており、機台12に設けられた収容部内に収容され
ている。
【0022】また、この収容部の感材マガジン14の引
出部分には図示を省略した内扉が配置されており、感材
マガジン14が収容部内に収納された状態では、機台1
2の前面扉13が開放した場合であっても収容部内に外
光が入り込むことが無く、収納された感光材料16が不
用意に感光しないようになっている。
【0023】感材マガジン14の感光材料取出し口近傍
には、ニツプローラ18およびカッタ20が配置されて
おり、感材マガジン14から感光材料16を所定長さ引
き出した後に切断することができる。カッタ20は、例
えば固定刃と移動刃から成るロータリータイプのカッタ
とされており、移動刃を回転カム等によって上下に移動
させて固定刃と噛み合わせ感光材料16を切断すること
ができる。カツタ20の作動後にはニツプローラ18が
逆転し、このニツプローラ18に感光材料16の先端部
が僅かにニツプされる程度まで巻き戻されるようになっ
ている。
【0024】カッタ20の側方には、複数の搬送ローラ
19、21、23、24、26、及びガイド板27が配
置されており、所定長さに切断された感光材料16を露
光部22へ搬送することができる。
【0025】露光部22は、図4に示すように、それぞ
れ一対の搬送ローラである上流側の搬送ローラ23と下
流側の搬送ローラ24との間に位置しており、これらの
搬送ローラ23、24間に露光点を有し、露光点上を感
光材料16が搬送ローラ23、24にそれぞれ挟まれて
通過するようになっている。これら搬送ローラ23、2
4は、それぞれ下側に位置する駆動ローラ23A、24
Aと、駆動ローラ23A、24Aにそれぞれ対応して当
接し且つそれぞれ上側に位置するゴムローラ23B、2
4Bとで、構成されている。
【0026】つまり、図4及び図5に示すように、機台
12には、搬送方向Bと直交する方向に軸方向が伸びる
ような位置関係で駆動ローラ23A、24Aがそれぞれ
回転自在に両端部を支持されており、駆動ローラ23A
の端部に取りつけられたプーリ254に図示しないモー
タの駆動力が伝達されるベルト252が巻き掛けられて
おり、駆動ローラ23A、24Aの端部にそれぞれ取り
つけられた相互に同一径のリール272にベルト256
が巻き掛けられている。この為、ベルト252、256
を介して搬送ローラ23、24の駆動ローラ23A、2
4Aが同一回転速度で回転するようになっている。
【0027】また、下流側に位置する第1の駆動ローラ
24Aは、感光材料16との間で高い摩擦係数μd(例
えば、0.9)を生じさせるべく、外表面がシリコンゴ
ム製のローラであるが、駆動ローラ24Aの外径は例え
ば14.0mmとなっている。一方、上流側に位置して
バックテンションローラとなる第2の駆動ローラ23A
は、感光材料16との間で低い摩擦係数μr(例えば、
0.15)を生じさせるべく、ステンレス鋼製のローラ
であるが、駆動ローラ23Aの外径は例えば13.8m
mとなっている。従って、駆動ローラ24Aの外周面の
速度が駆動ローラ23Aより若干大きくなり、結果とし
て感光材料16にバックテンションが加わるようになっ
ている。そして、搬送ローラ23、24による感光材料
16の搬送速度(露光部22の通過速度)は、例えば1
2mm/secとなっている。尚、第2の駆動ローラ2
3Aの材質としては、鉄、アルミニウム等の金属にNi
メッキ、あるいはテフロンコート等を施したものであっ
ても良い。
【0028】一方、機台12の搬送ローラ23、24を
挟んだ前後端部12Aには、それぞれ一対のブラケット
板274、276がボルト278によりねじ止められて
おり、ブラケット板274、276の屈曲された支持部
274A、276Aにゴムローラ24B、24Bを回転
自在に支持するベアリング280が嵌入されている。そ
して、このベアリング280が、図5の紙面に直交する
方向から押圧力を加える図示しないスプリングにより押
圧されて、ゴムローラ23B、24Bが駆動ローラ23
A、24A側にそれぞれ付勢されている。
【0029】具体的には、下流側に位置する第1の従動
ローラであるゴムローラ24Bは、高い挟持力を得るべ
く両軸端部に加わる力Pの合計である押圧力Ndが30
00gとされ、この押圧力Ndがベアリング280に加
えられている。そして、上流側に位置する第2の従動ロ
ーラであるゴムローラ23Bは、低い挟持力を得るべく
両軸端部に加わる力Pの合計である押圧力Nrが800
gとされ、この押圧力Nrがベアリング280に加えら
れている。
【0030】また、ゴムローラ23B、24Bの軸心部
分は、押圧力の相違から相互に異なる外径を有している
が、それぞれ例えばアルミニウム製の軸心材258で形
成され、この軸心材258の外周には、例えばゴム硬度
が40以上のシリコンゴム製であって相互に同一の外径
寸法d及び相互に同一の幅寸法D(例えば、5mm)を
有した複数個のリング状部材260が等しい間隔E(例
えば、10mm)で接着して取り付けられていて、これ
ら軸心材258及びリング状部材260が串形のゴムロ
ーラ23B、24Bを構成している。そして、リング状
部材260が感光材料16を挟んで駆動ローラ23A、
24Aの外表面に接している。
【0031】すなわち、ゴムローラ23B、24Bがフ
ラットローラのようなストレート状となっていない為、
リング状部材260が同じ硬度であっても、リング状部
材260の両側部分である間隔E側にゴムが逃げること
から、より変形し易くなり、ゴムローラ23B、24B
の軸心材258の撓み量が低減される。
【0032】この為、図9(b)、(c)に示すよう
に、従来技術と比較して挟持力の軸方向に沿った変動が
小さくなり、結果として感光材料16にしわが生じた
り、感光材料16の搬送高さの位置の変動が生じたりす
ることがなくなる。
【0033】従って、感光材料16と駆動ローラ23
A、24Aとの間の摩擦係数の相違から、また、ゴムロ
ーラ23B、24B間の押圧力の相違から、相対的に駆
動ローラ24A側の摩擦力が駆動ローラ23A側の摩擦
力に比較して大きくなり、駆動ローラ24Aの外周面と
駆動ローラ23Aの外周面との間の速度差に伴って、適
切に駆動ローラ23Aと感光材料16との間で滑りが生
じ、感光材料16との間で滑りの生じない駆動ローラ2
4Aの回転により、安定した搬送速度で感光材料16が
搬送される。
【0034】すなわち、搬送ローラ23、24による感
光材料16の駆動力Fは、 F=μd・Nd−μr・Nr−ロス (1)式 の式より求まり、μd・Ndの値が大きく、μr・Nr
の値が小さい程、搬送が安定して行われることとなる。
従って、搬送を安定して行うにはμd・Ndとμr・N
rとの間の比が問題となる。
【0035】ここで上記の場合、μd・Ndの値は、μ
r・Nrの値に対して22.5倍となり、(1)式の中
のロスには軸受負荷及び等速ドライブ系等の損失があ
る。
【0036】次に、この理論を確認すべく行った実験に
ついて説明する。下記の表1で明らかなように、下流側
の駆動ローラ24Aのμd・Ndの値は、上流側の駆動
ローラ23Aのμr・Nrの値に対して、少なくとも1
6倍程度大きいことが必要である。ここで表1中の「比
率」の欄は、(μd・Nd)/(μr・Nr)の値を表
し、「露光むら」の欄は、感光材料16の露光むらを表
し、NGは不良の状態、OKは良の状態を示す。
【0037】
【表1】
【0038】一方、これら搬送ローラ23、24間に
は、長手方向が搬送方向Bと直交する方向に延びるよう
に直線状に形成された押圧片であるガイド材270が位
置している。このガイド材270の端部は折り曲げられ
ており、折り曲げ部分がボルト281により機台12に
ねじ止められて、ガイド材270が取り付けられてい
る。このガイド材270は、例えばステンレス鋼で形成
され、長手方向と交差する断面がV字形に折り曲げられ
ており、V字のコーナ部270Aの上面が通常の搬送経
路より例えば1mm程度上側に位置するように位置決め
されている。
【0039】この為、ガイド板27に沿って送られて来
た感光材料16は、一対のブラケット板274間を繋ぐ
ように取り付けられたガイド板274Bに案内されて一
対の搬送ローラ23間に入り、搬送ローラ23に送られ
て一対の搬送ローラ24間に送り込まれるようになる。
この結果、感光材料16は、搬送ローラ23、24でバ
ックテンションが加えられつつ搬送方向Bに沿って搬送
されることになり、ガイド材270のコーナ部270A
が搬送方向Bと直交する方向に沿って感光材料16の非
露光面に当接して、この部分で感光材料16が押し上げ
られることとなる。
【0040】従って、感光材料16はガイド材270に
接する部分及びこの近傍でも直線状に真っ直ぐに支持さ
れつつ搬送されることとなり、薄い感光材料であっても
画像記録材料を安定して露光しつつ搬送することができ
る。
【0041】また、露光部22の直上には露光装置38
が設けられている。露光装置38には、3種のLD、レ
ンズユニット、ポリゴンミラー、ミラーユニットが配置
されており(何れも、図示省略)、矢印Aのように光線
が送られる。
【0042】さらに、搬送ローラ24の下流側には、ガ
イド板282、284が一対のブラケット板276間を
繋ぐようにそれぞれ取り付けられており、これらガイド
板282、284の間を感光材料16が案内さて送り出
されることとなる。
【0043】露光部22の側方にはスイッチバック部4
0が設けられており、また、露光部22の下方には水塗
布部62が設けられている。感材マガジン14の側方を
上昇し露光部22にて露光された感光材料16は、一旦
スイッチバック部40へ送り込まれた後に、搬送ローラ
26の逆回転によって、露光部22の下方に設けられた
搬送経路を経て水塗布部62へ送り込まれる構成であ
る。
【0044】図1に示す如く、水塗布部62には塗布タ
ンク64が配置されている。この塗布タンク64の感光
材料16搬送方向上流側の端部には供給ローラ66が配
置されており、さらに、感光材料16搬送方向下流側の
端部には一対のスクイズローラ68が配置されている。
【0045】供給ローラ66およびスクイズローラ68
は、例えば、共に外径20mmのシリコンゴムローラと
されており、さらにそのゴム硬度は、供給ローラ66が
例えば60±5とされスクイズローラ68が例えば40
±5とされている。また、各ローラは、長手方向両端部
においてそれぞれ所定の加圧力(例えば、1kg)が加
えられている。また、供給ローラ66は、前述のスイッ
チバック部40から搬送された感光材料16の所謂スキ
ューを矯正するためのレジストレーションローラを兼ね
ている。
【0046】また、塗布タンク64の上方には、塗布タ
ンク64に対向してガイド板70が取り付けられてい
る。ガイド板70はアルミ等の金属材料によって形成さ
れており、このガイド板70と塗布タンク64との間が
感光材料16の通過部となっている。したがって、塗布
タンク64内に水が充填された場合には、供給ローラ6
6によってスキューが矯正された感光材料16がガイド
板70と塗布タンク64との間へ送り込まれて水が塗布
され、さらに、スクイズローラ68により挟持搬送され
ることによって余分な水が除去されるようになってい
る。
【0047】なおこの場合、ガイド板70と塗布タンク
64との間における感光材料16の水塗布長さ(感光材
料16が水の中を通過する長さ)は例えば100mmと
なっており、またその浸水時間は例えば2.5秒となっ
ている。さらに、水塗布処理後(すなわち、スクイズロ
ーラ68通過後)の感光材料16には、11±1gr/
2 の水が塗布されるようになっている。
【0048】以上の構成による塗布タンク64、ガイド
板70及びスクイズローラ68は、全体として一つのユ
ニットとして水塗布部62を構成しており、このように
構成された水塗布部62には図示しない複数のパイプが
連結されて水を供給できるようになっている。
【0049】一方、図1に示すように、感材マガジン1
4の側方の機台12には受材マガジン106が配置され
ており、受像材料108がロール状に巻取られて収納さ
れている。受像材料108の幅方向寸法は感光材料16
よりも小さく(例えば、210mm)形成されている。
また、受像材料108の画像形成面には媒染剤を有する
色素固定材料が塗布されており、この画像形成面が装置
の上方へ向いて巻き取られている。
【0050】受材マガジン106は、感材マガジン14
と同様に、胴部とこの胴部の両端部に固定された一対の
側枠部から構成されており、機台12の前面側(図1紙
面手前側すなわち巻取られた受像材料108の幅方向)
へ引出し可能となっている。
【0051】受材マガジン106の受像材料取出し口近
傍には、ニップローラ110が配置されており、受材マ
ガジン106から受像材料108を引き出すと共にその
ニップを解除することができる。
【0052】ニップローラ110の側方にはカッタ11
2が配置されている。カッタ112は前述の感光材料用
のカッタ20と同様に、例えば固定刃と移動刃から成る
ロータリータイプのカッタとされており、移動刃を回転
カム等によって上下に移動させて固定刃と噛み合わせる
ことにより、受材マガジン106から引き出された受像
材料108を感光材料16よりも短い長さに切断するよ
うになっている。
【0053】カッタ112の側方には、感材マガジン1
4の側方に位置して受像材料搬送部180が設けられて
いる。受像材料搬送部180には、搬送ローラ186、
190、114、及びガイド板182が配置されてお
り、所定長さに切断された受像材料108を熱現像転写
部104へ搬送できる。また、搬送ローラ114は、受
像材料搬送部180から搬送された受像材料108の所
謂スキューを矯正するためのレジストレーションローラ
を兼ねている。このため、受像材料108は搬送ローラ
114によってスキューを矯正されて熱現像転写部10
4へ送りこまれる。
【0054】図6に示す如く、熱現像転写部104は加
熱ドラム116と無端圧接ベルト118とによって構成
されており、さらに、水塗布部62側の加熱ドラム11
6外周には貼り合わせローラ120が配置されている。
【0055】この貼り合わせローラ120と水塗布部6
2のスクイズローラ68との間には、感光材料16の搬
送経路上側にガイド板122が配置されており、スクイ
ズローラ68から送られる感光材料16の裏面(画像形
成面と反対側)に対応してこれを貼り合わせローラ12
0へ案内している。
【0056】また、ガイド板122に対向する位置には
ブレードガイド124が配置されている。このブレード
ガイド124は、貼り合わせローラ120と受像材料1
08の搬送ローラ114との間に位置しており、搬送ロ
ーラ114から送られる受像材料108に対応してこれ
を貼り合わせローラ120へ案内している。ブレードガ
イド124の表面にはゴミ取りシートが貼り付けられ、
受像材料108に付着した塵を除去している。
【0057】貼り合わせローラ120は、軸線方向中央
部の外径が例えば22mmのローラで、外周面にはシリ
コンゴム(例えば、肉厚2.35mm)が被覆されてお
り、さらにそのゴム硬度はほぼ40度とされている。ま
た、貼り合わせローラ120は、長手方向両端部におい
てそれぞれ所定の加圧力(例えば、9kg)が加えられ
て加熱ドラム116外周に圧接されている。この貼り合
わせローラ120は、図示を省略した駆動系を介してド
ラムモータ200に連結されており、ドラムモータ20
0の駆動力が伝達されて回転されるようになっている。
なおここで、貼り合わせローラ120による感光材料1
6と受像材料108の搬送速度に対し、スクイズローラ
68や搬送ローラ114による感光材料16または受像
材料108の搬送速度が若干(例えば、2%程度)遅く
なるように設定されており、これによって、感光材料1
6および受像材料108には、貼り合わせローラ120
へ送り込まれる際にバックテンションが作用するように
なっている。
【0058】加熱ドラム116は、薄肉のアルミパイプ
によって製作されており、本実施例においては、肉厚3
mm、外径166mm、軸線方向有効幅300mmに形
成されている。加熱ドラム116の外周面及び内周面に
は、何れも黒色アルマイト処理が施されている。
【0059】熱現像転写部104へ搬送される感光材料
16は、貼り合わせローラ120と加熱ドラム116と
の間に送り込まれ、また、受像材料108は感光材料1
6の搬送に同期し、感光材料16が所定長さ(本実施例
においては20mm)先行した状態で貼り合わせローラ
120と加熱ドラム116との間に送り込まれて重ね合
わせられるようになっている。この場合、受像材料10
8は感光材料16よりも幅方向寸法および長手方向寸法
がいずれも小さい寸法となっているため、図7に示す如
く、感光材料16の周辺部は四辺とも受像材料108の
周辺部から突出した状態で重ね合わせられる構成であ
る。
【0060】またさらに、加熱ドラム116の側壁には
カム130及びフィラー131が固着されている。この
カム130は、後述する剥離爪154及び剥離爪176
に係合可能となっており、加熱ドラム116の回転に伴
って剥離爪154及び剥離爪176を回動させるように
なっている。一方、フィラー131は、加熱ドラム11
6と感光材料16及び受像材料108の位置合わせの検
出用に使用されている。
【0061】加熱ドラム116の内部には、一対のハロ
ゲンランプ132A、132Bが配置されている。ハロ
ゲンランプ132A、132Bはそれぞれ例えば400
Wと450Wの出力となっており、加熱ドラム116の
表面を昇温(例えば、約82℃)できるようになってい
る。この場合、昇温開始時には二つのハロゲンランプ1
32A、132Bが共に用いられ、その後の通常運転時
には一方のハロゲンランプ132Aのみが用いられるよ
うになっている。
【0062】加熱ドラム116の外周に圧接する無端圧
接ベルト118は、織布材をゴムで被覆した構成となっ
ており、本実施例においては幅方向寸法が224mmに
形成されている。織布材は、芳香族ポリアミド繊維(例
えば、ケブラーあるいはノーメツクス:いずれもdu
Pont社の登録商標)等の耐熱性の繊維によって縫製
されている。また、被覆用のゴムはカーボンを含有した
シリコンゴムとされており、導電性を有している。
【0063】この無端圧接ベルト118は、5本の巻き
掛けローラ134、、135、136、138、140
に巻き掛けられており、巻き掛けローラ134と巻き掛
けローラ140との間の無端状外側が加熱ドラム116
の外周に圧接されている。
【0064】この場合、図8に示す如く、無端圧接ベル
ト118は感光材料16及び受像材料108を加熱ドラ
ム116とによって挟持すると共に、加熱ドラム116
に対し外側に位置する感光材料16の幅方向両端部は、
内側に位置する受像材料108幅方向両端部から突出し
て重ね合わされているため、この突出部分が加熱ドラム
116の外周に密着されるようになっている。したがっ
て、内側に位置する受像材料108は外側に位置する感
光材料16によって包み込まれるようにして保持される
ことになり、両材料は強固に密着しずれることが防止さ
れている。
【0065】巻き掛けローラ134、135、136、
138はそれぞれステンレス製とされている。また、巻
き掛けローラ138はその軸線方向両端部が外側へ拡が
るテーパ状に形成されており、その長手方向両端部にお
いてそれぞれ2.0kg(実用範囲は、1.0〜3.0
kg)の加圧力を加熱ドラム116から離間する方向へ
加えている。これによって、無端圧接ベルト118を所
定の張力に保持すると共に片寄りを防止している。
【0066】一方、巻き掛けローラ140はゴムローラ
とされており、さらに図示を省略した駆動系を介してド
ラムモータ200に連結されており、ドラムモータ20
0の駆動力が伝達されて巻き掛けローラ140が回転さ
れるようになっている。巻き掛けローラ140が回転さ
れると、この巻き掛けローラ140に巻き掛けられた無
端圧接ベルト118が回転され、これに伴って、この無
端圧接ベルト118の回転力が加熱ドラム116との間
の摩擦力によって加熱ドラム116へ伝達されて加熱ド
ラム116が従動的に回転される構成である。この場
合、加熱ドラム116の回転周速度は、40mm/se
cとなっている。
【0067】なお、ドラムモータ200は、複数の駆動
部、すなわち、搬送ローラ23、24、巻き掛けローラ
140、貼り合わせローラ120、スクイズローラ6
8、及び、後述する屈曲案内ローラ142、剥離ローラ
174、感材排出ローラ158、160、剥離ローラ1
74、受材排出ローラ172、173、175、を共に
駆動している。
【0068】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で加熱ドラム116のほぼ2/3周(巻き掛け
ローラ134と巻き掛けローラ140の間)に渡って挟
持搬送されるようになっている。さらに、重ね合わされ
た感光材料16と受像材料108が加熱ドラム116と
無端圧接ベルト118との間に完全に収まった時点で、
加熱ドラム116は回転を一旦停止し(例えば、5〜1
5秒間)、挟持した感光材料16と受像材料108を加
熱する。感光材料16はこの挟持搬送時及び停止時にお
いて加熱されると、可動性の色素を放出し、同時にこの
色素が受像材料108の色素固定層に転写されて画像が
得られる構成である。
【0069】図3に詳細に示す如く、無端圧接ベルト1
18の材料供給方向下流側の加熱ドラム116下部に
は、屈曲案内ローラ142が配置されている。屈曲案内
ローラ142は、シリコンゴム製のゴムローラとされて
おり、ドラムモータ200の駆動力を伝達されて回転す
る。また、屈曲案内ローラ142は加熱ドラム116の
外周に所定の圧力(例えば、800g)で圧接されてお
り、このため、加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8とによって搬送された感光材料16または受像材料1
08をさらに挟持搬送できる。
【0070】屈曲案内ローラ142の材料供給方向下流
側の加熱ドラム116下部には、剥離爪154が軸15
6によって回動可能に軸支されており、さらに、ピンチ
ローラ157が配置されている。
【0071】剥離爪154は加熱ドラム116の外周に
対応しており、前述のカム130の作動によって加熱ド
ラム116に接離可能となっている。剥離爪154が加
熱ドラム116に当接した状態では、無端圧接ベルト1
18と加熱ドラム116との間で挟持搬送される感光材
料16と受像材料108のうち、所定長さ先行した状態
で重ね合わされた感光材料16の先端部のみに係合し、
この先端部を加熱ドラム116の外周から剥離させるこ
とができる。一方、ピンチローラ157は、剥離爪15
4に連動して作動され、剥離爪154が加熱ドラム11
6から離間した状態では前記屈曲案内ローラ142に所
定の圧力(例えば、600g)で圧接される。したがっ
て、剥離爪154によって剥離された感光材料16は、
ピンチローラ157によって押圧されながら屈曲案内ロ
ーラ142に巻き掛けられ、下方へ移動される構成であ
る。
【0072】屈曲案内ローラ142及び剥離爪154の
下方には感材排出ローラ158、160および複数のガ
イドローラ162が配置されており、屈曲案内ローラ1
42に巻き掛けられながら下方へ移動される感光材料1
6を、更に搬送して廃棄感光材料収容箱178へ集積で
きる。この感材排出ローラ158、160は、前述の如
く熱現像転写部104駆動用のドラムモータ200の駆
動力を伝達されて回転するようになっている。なお、感
材排出ローラ158、160の回転速度は、加熱ドラム
116の回転周速度よりも1〜3%遅くなるように設定
されており、感光材料16に張力を与えることを防止し
ている。
【0073】また、ガイドローラ162の近傍には乾燥
ファン165が配置されており、感光材料16の乾燥を
促進している。
【0074】図3に詳細に示す如く、屈曲案内ローラ1
42の側方の加熱ドラム116近傍には、剥離ローラ1
74及び剥離爪176が配置されている。剥離ローラ1
74は、シリコンゴム製のゴムローラで表面粗さは25
S以上とされており、前述の如くドラムモータ200の
駆動力を伝達されて回転するようになっている。また、
剥離ローラ174は加熱ドラム116の外周に所定の圧
力(例えば、800g)で圧接されている。このため、
剥離ローラ174は、加熱ドラム116と共に移動する
受像材料108を、剥離爪176と共に作用して加熱ド
ラム116の外周から剥して屈曲案内することができ
る。
【0075】剥離ローラ174および剥離爪176の下
方には受材ガイド170が配置されると共に、受材排出
ローラ172、173、175が配置されており、剥離
ローラ174および剥離爪176によって加熱ドラム1
16から剥離された受像材料108を案内搬送すること
ができる。
【0076】各受材排出ローラ172、173、175
は、それぞれ100gから300gの挟持力(ニップ
力)が与えられている(長手方向両端部においてそれぞ
れ50g〜150gの圧力)。
【0077】剥離ローラ174の近傍には、乾燥手段と
してのドラムファン168が配置されている。このた
め、加熱ドラム116に沿って移動する受像材料108
は、加熱ドラム116の熱によって乾燥されるのみなら
ず、このドラムファン168によっても乾燥を促進され
る。なお、このドラムファン168は雰囲気条件に対応
して必要な場合に作動する。これは加熱ドラム116の
温度分布を均一に維持するためである。さらに、受材ガ
イド170には、乾燥手段としてのセラミックヒータ2
10が配置されており、搬送される受像材料108の乾
燥を更に促進している。なお、セラミックヒータ210
の温度は、70℃に設定されている。
【0078】ドラムファン168によって乾燥を促進さ
れながら剥離爪176によって加熱ドラム116の外周
から剥された受像材料108は、これらの受材ガイド1
70及び受材排出ローラ172、173、175によっ
て搬送されてトレイ177へ排出される構成である。
【0079】以上のような構成による熱現像転写部10
4は、全体として一つのユニツトとして構成されてお
り、機台12に対し水塗布部62配設位置と反対方向
(感材マガジン14や受材マガジン106と反対側)へ
回動可能となっている。このため、機台12の側面扉1
5Aを開放した後に熱現像転写部104を開放移動させ
ることによって、感光材料16や受像材料108が搬送
の途中において詰まり(所謂ジヤム)を生じた場合に
も、容易にこれを補修できるようになっている。
【0080】次に本実施例の作用を説明する。上記構成
の画像記録装置10では、感材マガジン14がセットさ
れた後には、ニツプローラ18が作動され、感光材料1
6がニツプローラ18によって引き出される。感光材料
16が所定長さ引き出されると、カッタ20が作動し、
感光材料16が所定長さに切断される。
【0081】カッタ20の作動後は、切断後の感光材料
16が搬送ローラ19、21、23、24、26によっ
て搬送される。搬送ローラ19、21、23、24、2
6によって搬送される感光材料16は、反転されてその
感光(露光)面を上方へ向けた状態で露光部22へ搬送
される。感光材料16が搬送ローラ23にニツプされた
時点で搬送ローラ23の駆動が一旦停止され、感光材料
16は露光部22の直前で待機状態となる。
【0082】次いで、搬送ローラ23および搬送ローラ
24の駆動が開始され、感光材料16は露光部22を所
定速度(例えば、12mm/sec)で通過する。この
感光材料16の搬送(露光部22の通過)と同時に露光
装置38が作動し、露光部22に位置する感光材料16
へ走査露光される。
【0083】この露光部22の下流側に位置して感光材
料16を挟む駆動ローラ24A及びゴムローラ24Bに
構成される搬送ローラ24と、上流側に位置して感光材
料16を挟む駆動ローラ23A及びゴムローラ23Bに
構成される搬送ローラ23との間で、駆動ローラ24A
と駆動ローラ23Aの間の速度差によりバックテンショ
ンを加えつつ、感光材料16が搬送される。
【0084】この際、搬送ローラ24側のμd・Ndの
値が、搬送ローラ23側のμr・Nrの値に対して16
倍以上大きいことから、搬送ローラ24と感光材料16
との間の滑りほとんど生じないで、搬送ローラ23と感
光材料16との間に滑りが生じることとなる。
【0085】この結果、感光材料16が搬送ローラ2
3、24の間で感光材料16が波打ったりせずに平坦化
し、安定して搬送され露光量の変動が抑えられるので、
良好に露光されこととなる。従って、感光材料16の像
露光を基にして熱現像転写処理されて画像が形成される
受像材料108の画像の品質が向上する。
【0086】この一方、図5に示すように、ゴムローラ
23B及びゴムローラ24Bは、串形となるように所定
の間隔でリング状部材260を固定しているため、個々
のリング状部材260の両側部分にゴムがはみ出し易く
なり、リング状部材260の変形が、一体的にゴムが取
り付けられているものと比較して、同一の押圧力であっ
ても大きくなる。
【0087】すなわち、ゴムローラ23B及びゴムロー
ラ24Bをそれぞれ串形とした為、ゴムが実質的に低硬
度化したのと同様に変形し易くなり、軸径が同一であっ
ても、軸心材258の撓み量は小さくなる。この結果と
して、搬送方向Bと直交する方向であるゴムローラ23
B、24Bの軸方向に沿っての挟持力の変動量が低減さ
れ、搬送力を維持しつつ感光材料16のしわを防止する
ことが可能となる。従って、露光点上での感光材料16
の位置の変動が減少し、より一層露光量の変動が小さく
なる。
【0088】そして、露光が終了すると、露光後の感光
材料16は一旦スイッチバック部40へ送り込まれた後
に、搬送ローラ26の逆回転によって水塗布部62へ送
り込まれる。水塗布部62では、搬送された感光材料1
6が、供給ローラ66の駆動によってガイド板70と塗
布タンク64との間へ送り込まれ、さらに、スクイズロ
ーラ68によって挟持搬送される。ここで、塗布タンク
64内にはポンプ(図示せず)の駆動によって水が充填
(補充)されており、したがって、供給ローラ66によ
ってガイド板70と塗布タンク64との間へ送り込まれ
た感光材料16に水が塗布され、さらに、スクイズロー
ラ68によって余分な水が除去されながら水塗布部62
を通過する。そして、水塗布部62において画像形成用
溶媒としての水が塗布された感光材料16は、スクイズ
ローラ68によって熱現像転写部104へ送り込まれ
る。
【0089】一方、感光材料16への走査露光が開始さ
れるに伴って、受像材料108も受材マガジン106か
らニツプローラ110によって引き出されて搬送され
る。受像材料108が所定長さ引き出されると、カッタ
112が作動して受像材料108が所定長さに切断され
る。
【0090】カッタ112の作動後は、切断後の受像材
料108が受像材料搬送部180のガイド板182によ
って案内されながら搬送ローラ190、186、114
によって搬送される。この場合、受像材料108の切断
後にはニツプローラ110によるニツプが解除され、受
像材料108の先端部(画像形成面)が長時間ニツプさ
れることによる変形及び物性の変化が防止される。
【0091】受像材料108の先端部が搬送ローラ11
4によって挟持されると、受像材料108は熱現像転写
部104の直前で待機状態となる。
【0092】熱現像転写部104では、感光材料16が
スクイズローラ68によって加熱ドラム116外周と貼
り合わせローラ120との間へ送り込まれたことが検出
されると、受像材料108の搬送が再開されて貼り合わ
せローラ120へ送り込まれると共に、加熱ドラム11
6が作動される。
【0093】この場合、この貼り合わせローラ120と
水塗布部62のスクイズローラ68との間にはガイド板
122が配置されており、スクイズローラ68から送ら
れる感光材料16は確実に貼り合わせローラ120へ案
内される。また、貼り合わせローラ120と受像材料1
08の搬送ローラ114との間にはブレードガイド12
4が配置されており、受像材料108も確実に貼り合わ
せローラ120へ案内される。さらに、貼り合わせロー
ラ120へ送り込まれる感光材料16と受像材料108
には、バックテンションが作用しているため、皺が発生
することなく送り込まれる。
【0094】さらにここで、熱現像転写部104へ搬送
される受像材料108は感光材料16の搬送に同期し、
感光材料16が所定長さ(本実施例においては20m
m)先行した状態で貼り合わせローラ120と加熱ドラ
ム116との間に送り込まれて重ね合わされる。さらに
この場合、受像材料108は感光材料16よりも幅方向
寸法および長手方向寸法がいずれも小さい寸法となって
いるため、図7に示す如く、感光材料16の周辺部は四
辺とも受像材料108の周辺部から突出した状態で重ね
合わせられる。
【0095】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で挟持され、加熱ドラム116のほぼ2/3周
(巻き掛けローラ134と巻き掛けローラ140の間)
に渡って搬送される。さらに、重ね合わされた感光材料
16と受像材料108が加熱ドラム116と無端圧接ベ
ルト118との間に完全に収まった時点で、加熱ドラム
116は回転を一旦停止し(例えば、5〜15秒間)、
これにより感光材料16と受像材料108が加熱され
る。感光材料16はこの挟持搬送時及び停止時において
加熱されると、可動性の色素を放出し、同時にこの色素
が受像材料108の色素固定層に転写されて画像が得ら
れる。
【0096】この場合、無端圧接ベルト118と加熱ド
ラム116とによって挟持される感光材料16及び受像
材料108のうち、加熱ドラム116に対し外側に位置
する感光材料16の幅方向両端部は、内側に位置する受
像材料108の幅方向両端部から突出して重ね合わされ
ているため、この突出部分が加熱ドラム116の外周に
密着される。したがって、内側に位置する受像材料10
8は外側に位置する感光材料16によって包み込まれる
ようにして保持されることになる結果、必要な摩擦力が
確保され、両材料は強固に密着されている。このため、
仮に無端圧接ベルト118と加熱ドラム116との間に
おいて回転速度の僅かな差が生じて両材料間に剪断力が
作用した場合であっても、両材料は強固に密着したまま
でずれることが無く、転写ずれのない良質の画像が得ら
れる。
【0097】また、無端圧接ベルト118は導電性を有
しているので、加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8あるいは感光材料16や受像材料108との摩擦によ
る静電気の発生が防止され、受像材料108に得られる
画像にカブリが発生することもない。
【0098】その後、感光材料16と受像材料108と
が挟持搬送され加熱ドラム116の下部に達すると、カ
ム130によって剥離爪154が移動され、受像材料1
08よりも所定長さ先行して搬送される感光材料16の
先端部に剥離爪154が係合して感光材料16の先端部
を加熱ドラム116の外周から剥離させる。さらに、剥
離爪154の復帰移動によってピンチローラ157が感
光材料16を押圧し、これにより、感光材料16はピン
チローラ157によって押圧されながら屈曲案内ローラ
142に巻き掛けられ、下方へ移動される。
【0099】この場合、屈曲案内ローラ142はシリコ
ンゴム製のゴムローラとされているため、この屈曲案内
ローラ142とピンチローラ157とによる感光材料1
6の挟持力は、感光材料16と受像材料108との密着
力よりも大きい。このため、感光材料16は受像材料1
08と接着状態のまま共に移動することなく受像材料1
08から確実に剥がされ、この部位において詰まり(所
謂、ジャム)を生じることがない。
【0100】屈曲案内ローラ142に巻き掛けられ感光
材料16は、さらにガイドローラ162に案内されなが
ら感材排出ローラ158、160によって搬送され、こ
の際に乾燥ファン165によって乾燥されて廃棄感光材
料収容箱178内に集積される。
【0101】一方、感光材料16と分離し加熱ドラム1
16に密着されたままの状態で移動する受像材料108
は、剥離ローラ174へ送られる。受像材料108の先
端部が剥離ローラ174(加熱ドラム116との間)に
よって挟持されると、再びカム130によって剥離爪1
76が移動され、受像材料108の先端部に剥離爪17
6が係合して受像材料108が加熱ドラム116の外周
から剥離される。
【0102】この場合、剥離ローラ174はシリコンゴ
ム製のゴムローラとされているため、感光材料16はこ
の剥離ローラ174と加熱ドラム116との間へ入り込
み易い。このため、剥離ローラ174と屈曲案内ローラ
142との間で受像材料108に弛みを生じることがな
く、受像材料108が弛みを生じて剥離爪154に接触
することによる痕跡を防止することができる。
【0103】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥離された受像材料108は、さらに剥離ロー
ラ174に巻き掛けられながら下方へ移動され、受材ガ
イド170に案内されながら受材排出ローラ172、1
73、175によって搬送され、この際にドラムファン
168及びセラミックヒータ210によって乾燥されな
がらトレイ177へ排出される。
【0104】複数枚の画像記録処理を実施する場合に
は、以上の工程が順次連続して行なわれる。
【0105】このように、画像記録装置10において
は、加熱ドラム116に巻き付けられて熱現像転写処理
されて所定の画像が形成(記録)された受像材料108
は、加熱ドラム116から剥離された後に、ドラムファ
ン168及びセラミックヒータ210等の乾燥手段によ
って乾燥が促進され、さらに、複数の受材排出ローラ1
72、173、175によって挟持搬送されて装置外へ
取り出される。
【0106】なお、本実施例においては、画像記録材料
として感光材料16と受像材料108とを用い、露光
後、感光材料16を受像材料108の外側に位置するよ
うにして搬送させる構成としたが、これに限らず、感光
材料16が内側に位置して搬送される場合であっても適
用可能であり、さらに、これらの材料に限らず他のシー
ト状あるいはロール状の画像記録材料であっても適用可
能である。
【0107】また、本実施例において、駆動ローラ24
Aの表面をゴム製としたが、これに限らず、感光材料1
6との間で高い摩擦係数を有するものであればよく、駆
動ローラ23Aも感光材料16との間で低い摩擦係数を
有するものであればよく、例えば、ステンレス鋼以外の
鋼材を用いこの鋼材(一例として、SUM材)の表面に
ニッケルメッキを行ったもの、テフロン材、合成樹脂等
が考えられる。
【0108】さらに、駆動ローラ23A、24Aを等速
で回転させる機構としては、本実施例のようにベルトで
駆動するものの他に、歯車機構などが考えられる。
【0109】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像記録
装置は、低コストで、感光材料の表面にしわを生じさせ
ずに表面の平坦化を図りつつ、安定した搬送速度で感光
材料を搬送し、熱現像転写によって画像が形成される画
像記録材料の画像の品質が大幅に向上するという優れた
効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る画像記録装置の概略全体
構成図である。
【図2】画像記録装置の外観図である。
【図3】感光材料及び受像材料の排出搬送経路を示す図
1の要部拡大図である。
【図4】露光部の周辺を示す図1の要部拡大図である。
【図5】露光部の周辺を示す平面図である。
【図6】熱現像転写部の加熱ドラムの斜視図である。
【図7】感光材料と受像材料の重ね合わせ状態を示す平
面図である。
【図8】感光材料と受像材料の密着状態を示す加熱ドラ
ム及び無端圧接ベルトの部分断面図である。
【図9】従来技術及び本発明の実施例におけるゴムロー
ラの撓み量と挟持力を表す概略図であって、(a)は従
来技術を表し、(b)は本発明の実施例を表し、(c)
はこれらの挟持力を比較して表した図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置 12 機台 16 感光材料(画像記録材料) 22 露光部 38 露光装置 62 水塗布部 104 熱現像転写部 108 受像材料 116 加熱ドラム 118 無端圧接ベルト 142 屈曲案内ローラ 23 搬送ローラ 23A 駆動ローラ(第2の駆動ローラ) 23B ゴムローラ(第2の従動ローラ) 24 搬送ローラ 24A 駆動ローラ(第1の駆動ローラ) 24B ゴムローラ(第1の従動ローラ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録材料を搬送ローラにより搬送し
    ながら像露光し、所定の画像形成処理を行って可視像を
    得る画像記録装置において、 前記画像記録材料を像露光する露光部に対して搬送方向
    の下流側に位置する第1の駆動ローラと、該第1の駆動
    ローラに前記画像記録材料を挟んで対向する第1の従動
    ローラと、前記画像記録材料を像露光する露光部に対し
    て搬送方向の上流側に位置し且つ前記画像記録材料との
    間の摩擦係数が前記第1の駆動ローラと前記画像記録材
    料との間の摩擦係数より低い第2の駆動ローラと、該第
    2の駆動ローラに前記画像記録材料を挟んで対向し且つ
    前記画像記録材料への押圧力が前記第1の従動ローラに
    よる押圧力より小さい第2の従動ローラとを有し、 前記第1の駆動ローラと前記画像記録材料の間の摩擦係
    数と前記第1の従動ローラの押圧力との積が、前記第2
    の駆動ローラと前記画像記録材料の間の摩擦係数と前記
    第2の従動ローラの押圧力との積の、16倍以上とした
    ことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 第1の従動ローラ及び第2の従動ローラ
    の少なくともいずれか一方の従動ローラの駆動ローラに
    対向する部分を、従動ローラの軸方向に沿って複数の分
    割されたゴム製部材としたことを特徴とする請求項1記
    載の画像記録装置。
JP28181192A 1992-10-20 1992-10-20 画像記録装置 Pending JPH06127734A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012510908A (ja) * 2008-12-08 2012-05-17 ボブスト ソシエテ アノニム 包装材を製造する機械において扁平な基材を駆動する装置

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JP2012510908A (ja) * 2008-12-08 2012-05-17 ボブスト ソシエテ アノニム 包装材を製造する機械において扁平な基材を駆動する装置

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