JPH0612807B2 - 半導体メモリセル - Google Patents
半導体メモリセルInfo
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- JPH0612807B2 JPH0612807B2 JP58173485A JP17348583A JPH0612807B2 JP H0612807 B2 JPH0612807 B2 JP H0612807B2 JP 58173485 A JP58173485 A JP 58173485A JP 17348583 A JP17348583 A JP 17348583A JP H0612807 B2 JPH0612807 B2 JP H0612807B2
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- memory cell
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- buried layer
- electrons
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Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B12/00—Dynamic random access memory [DRAM] devices
Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、小型化してもアルファ粒子などの放射性粒子
によって引き起されるソフトエラーの発生が少ない半導
体メモリセルに関するものである。
によって引き起されるソフトエラーの発生が少ない半導
体メモリセルに関するものである。
アルファ粒子などの放射性粒子が半導体内に入射する
と、半導体内部には多量の電荷が生成される。これらの
電荷が半導体メモリセル内部の電極に流入すると、その
電極の電位を変化させ、その結果ソフトエラーを起す。
半導体メモリセル内の電極が取り扱う電荷量が大きい時
は、このような内部生成電荷の流入の影響は小さく、こ
のメモリセルがソフトエラーを起すことは少ない。しか
し、半導体メモリセルが小型化されると、メモリセル内
電極の取り扱う電荷量が減少するため、ソフトエラーの
問題が重大となる。
と、半導体内部には多量の電荷が生成される。これらの
電荷が半導体メモリセル内部の電極に流入すると、その
電極の電位を変化させ、その結果ソフトエラーを起す。
半導体メモリセル内の電極が取り扱う電荷量が大きい時
は、このような内部生成電荷の流入の影響は小さく、こ
のメモリセルがソフトエラーを起すことは少ない。しか
し、半導体メモリセルが小型化されると、メモリセル内
電極の取り扱う電荷量が減少するため、ソフトエラーの
問題が重大となる。
従来の半導体メモリセルでは、メモリセル内電極の構造
を改良し、放射性粒子によって生成される電荷のこの電
極への流入を少なくすること、この電極の取り扱う電荷
量を流入電荷量以上に保つことによってソフトエラーを
防いでいた。しかし、メモリセル内電極へ流入する電荷
量を減らすことには限界があるため、その電極で取り扱
う電荷量をある値以上に保たなければならない。そのた
め、従来の半導体メモリセルではその大きさも、その消
費電力もある値以上に保たなければならなかった。この
ことは、この半導体メモリセルの小型化およびこの半導
体メモリセルを使ったメモリ装置の集積化にとって大き
な障害となっていた。
を改良し、放射性粒子によって生成される電荷のこの電
極への流入を少なくすること、この電極の取り扱う電荷
量を流入電荷量以上に保つことによってソフトエラーを
防いでいた。しかし、メモリセル内電極へ流入する電荷
量を減らすことには限界があるため、その電極で取り扱
う電荷量をある値以上に保たなければならない。そのた
め、従来の半導体メモリセルではその大きさも、その消
費電力もある値以上に保たなければならなかった。この
ことは、この半導体メモリセルの小型化およびこの半導
体メモリセルを使ったメモリ装置の集積化にとって大き
な障害となっていた。
本発明の目的はアルファ粒子などの放射性粒子によって
引き起されるソフトエラーの発生が極めて少なく、ソフ
トエラー対策のために小型化、集積化が制限されること
の少ない半導体メモリセルを提供することである。
引き起されるソフトエラーの発生が極めて少なく、ソフ
トエラー対策のために小型化、集積化が制限されること
の少ない半導体メモリセルを提供することである。
本発明による半導体メモリセルは、一導電型半導体基板
の一表面に形成された絶縁体膜、該絶縁体膜上に形成さ
れた導電体、該導電体に一方の電極を、電源に他方の電
極を接続した抵抗、前記一導電型半導体基板内部に形成
された逆導電型または再結合中心を高濃度に有するキャ
リアの吸収体を備えたことを特徴とする。
の一表面に形成された絶縁体膜、該絶縁体膜上に形成さ
れた導電体、該導電体に一方の電極を、電源に他方の電
極を接続した抵抗、前記一導電型半導体基板内部に形成
された逆導電型または再結合中心を高濃度に有するキャ
リアの吸収体を備えたことを特徴とする。
次に図を参照しながら、本発明の半導体メモリセルの動
作原理および効果を説明する。第1図は本発明のメモリ
セルの構成の一例を示す。この図の11はP型シリコン
結晶基板、12は酸化シリコン膜、13は低抵抗ポリシ
リコン膜、14は電源端子、15は抵抗、16はN型低
抵抗埋め込み層をそれぞれ示す。この図の電源端子1
4、抵抗15は接続関係のみを回路記号を用いて示して
あるが、他の部分はその構造を示す断面図である。今、
電源端子14には5Vの電源が、P型シリコン基板11
とN型埋め込み層16には0Vの電源が接続されている
ものと仮定する。
作原理および効果を説明する。第1図は本発明のメモリ
セルの構成の一例を示す。この図の11はP型シリコン
結晶基板、12は酸化シリコン膜、13は低抵抗ポリシ
リコン膜、14は電源端子、15は抵抗、16はN型低
抵抗埋め込み層をそれぞれ示す。この図の電源端子1
4、抵抗15は接続関係のみを回路記号を用いて示して
あるが、他の部分はその構造を示す断面図である。今、
電源端子14には5Vの電源が、P型シリコン基板11
とN型埋め込み層16には0Vの電源が接続されている
ものと仮定する。
第1図の構造を備えたメモリセルは、P型シリコン基板
表面のポリシリコン膜13の下に形成された反転層17
に、電荷を貯めるか否かによって2進情報を記憶する。
反転層17に電子が満ちており、その電位が約0Vの状
態を“0”状態とする。反転層が空でありその電位が高
い状態(例えば5Vを想定する)を“1”状態とする。
(この状態を反転と呼ばず空乏と呼ぶ場合もある。) N型埋め込み層16は、N型埋め込み層16と反転層1
7の間の絶縁性が保たれる範囲で、出来る限り浅い方が
好ましい。例えば、P型基板11の不純物濃度が1×10
15cm-3の場合には、N型埋め込み層16と反転層17が
3μm程離れるような深さに形成されるとよい。さらに
N型埋め込み層16と反転層17、すなわちポリシリコ
ン膜13との位置関係は、平面的に見てN型埋め込み層
16がポリシリコン膜13を含むような関係になってい
ることが好ましい。ただしポリシリコン膜13の下にN
型埋めこみ層16がない部分があってもよい。また、そ
れほど距離が離れていなければポリシリコン膜13とN
型埋めこみ層16が重なっていなくてもよい。
表面のポリシリコン膜13の下に形成された反転層17
に、電荷を貯めるか否かによって2進情報を記憶する。
反転層17に電子が満ちており、その電位が約0Vの状
態を“0”状態とする。反転層が空でありその電位が高
い状態(例えば5Vを想定する)を“1”状態とする。
(この状態を反転と呼ばず空乏と呼ぶ場合もある。) N型埋め込み層16は、N型埋め込み層16と反転層1
7の間の絶縁性が保たれる範囲で、出来る限り浅い方が
好ましい。例えば、P型基板11の不純物濃度が1×10
15cm-3の場合には、N型埋め込み層16と反転層17が
3μm程離れるような深さに形成されるとよい。さらに
N型埋め込み層16と反転層17、すなわちポリシリコ
ン膜13との位置関係は、平面的に見てN型埋め込み層
16がポリシリコン膜13を含むような関係になってい
ることが好ましい。ただしポリシリコン膜13の下にN
型埋めこみ層16がない部分があってもよい。また、そ
れほど距離が離れていなければポリシリコン膜13とN
型埋めこみ層16が重なっていなくてもよい。
本メモリセルが“0”を貯蔵している状態は平衡であ
り、α粒子等入射の影響をほとんど受けない。反転層1
7の電位はその周囲の基板と同じ0Vであるため、α粒
子等の生成電子は反転層に流入することなく、すみやか
に(1ナノ秒オーダ)N型埋め込み層16に吸い込ま
れ、反転層17付近より除去される。
り、α粒子等入射の影響をほとんど受けない。反転層1
7の電位はその周囲の基板と同じ0Vであるため、α粒
子等の生成電子は反転層に流入することなく、すみやか
に(1ナノ秒オーダ)N型埋め込み層16に吸い込ま
れ、反転層17付近より除去される。
本メモリセルが“1”を貯蔵しているとき、α粒子等が
入射すると、次のような動作が起る。α粒子等の生成電
子は反転層17に流入し、ここの電位を急激に低下させ
る。ポリシリコン膜13、酸化シリコン膜12、反転層
17で構成れる容量CMがポリシリコン膜13と反転層
17につながる他の容量C1よりも十分大きく、これら
の容量C1に貯蔵されている全電荷量が反転層に流れ込
もうとするα粒子等の生成電荷よりも小さく、さらに容
量CMと抵抗15の抵抗値Rとの積である時定数τ=C
M・Rが1ナノ秒オーダ以上の場合を想定する。この場
合、反転層17の電位は急激(0.1ナノ秒オーダ)に、
周囲の基板と同じ0Vまで低下し、同時に容量CMの容
量結合を通してポリシリコン電極13の電位が ぐらいまで低下する。その後、例えば時定数τが10ナ
ノ秒ならば、ポリシリコン膜13の電位は10ナノ秒ぐ
らいかけて徐々に5Vに戻る。このとき反転層17の電
位は、反転層周辺にα粒子等の生成電子のあるうちは0
Vでとどまるが、これらの電子がすみやかに(1ナノ秒
オーダ)N型埋め込み層16に吸い込まれて反転層17
付近より除去されると、容量CMの容量結合を通してポ
リシリコン膜13の電位上昇の影響を受け、徐々に上昇
する。10ナノ秒間における電子の拡散長は約10μmであ
るから、N型埋め込み層16と反転層17の間の距離が3μ
mの場合、その間に反転層周辺のα粒子等の生成電子の
ほとんどはN型埋め込み層に吸収される。そのためポリ
シリコン膜13が5Vに戻る時にはほとんどα粒子等の生
成電子の影響を受けす、反転層電位は5CM/(CM+C1)に近
い値まで上昇する。通常、このような半導体メモリセル
では、反転層電位が完全に5Vでなければ“1”情報を
貯蔵していると見なされないということはなく、この電
位が3〜4V以上ならば“1”情報を貯蔵していると見
なされる。そのため、本半導体メモリセルは時定数τ、
容量CM、C1を調整することにより、α粒子が入射し
ても反転層電位が3〜4V以上に保たれ“1”情報が破
壊されないメモリセルとなり得る。以上の動作説明のう
ち、N型埋め込み層16に関する動作をさらに詳細に説明
する。
入射すると、次のような動作が起る。α粒子等の生成電
子は反転層17に流入し、ここの電位を急激に低下させ
る。ポリシリコン膜13、酸化シリコン膜12、反転層
17で構成れる容量CMがポリシリコン膜13と反転層
17につながる他の容量C1よりも十分大きく、これら
の容量C1に貯蔵されている全電荷量が反転層に流れ込
もうとするα粒子等の生成電荷よりも小さく、さらに容
量CMと抵抗15の抵抗値Rとの積である時定数τ=C
M・Rが1ナノ秒オーダ以上の場合を想定する。この場
合、反転層17の電位は急激(0.1ナノ秒オーダ)に、
周囲の基板と同じ0Vまで低下し、同時に容量CMの容
量結合を通してポリシリコン電極13の電位が ぐらいまで低下する。その後、例えば時定数τが10ナ
ノ秒ならば、ポリシリコン膜13の電位は10ナノ秒ぐ
らいかけて徐々に5Vに戻る。このとき反転層17の電
位は、反転層周辺にα粒子等の生成電子のあるうちは0
Vでとどまるが、これらの電子がすみやかに(1ナノ秒
オーダ)N型埋め込み層16に吸い込まれて反転層17
付近より除去されると、容量CMの容量結合を通してポ
リシリコン膜13の電位上昇の影響を受け、徐々に上昇
する。10ナノ秒間における電子の拡散長は約10μmであ
るから、N型埋め込み層16と反転層17の間の距離が3μ
mの場合、その間に反転層周辺のα粒子等の生成電子の
ほとんどはN型埋め込み層に吸収される。そのためポリ
シリコン膜13が5Vに戻る時にはほとんどα粒子等の生
成電子の影響を受けす、反転層電位は5CM/(CM+C1)に近
い値まで上昇する。通常、このような半導体メモリセル
では、反転層電位が完全に5Vでなければ“1”情報を
貯蔵していると見なされないということはなく、この電
位が3〜4V以上ならば“1”情報を貯蔵していると見
なされる。そのため、本半導体メモリセルは時定数τ、
容量CM、C1を調整することにより、α粒子が入射し
ても反転層電位が3〜4V以上に保たれ“1”情報が破
壊されないメモリセルとなり得る。以上の動作説明のう
ち、N型埋め込み層16に関する動作をさらに詳細に説明
する。
P型基板11の不純物濃度を1015cm-3オーダ、N型埋め込
み層16の不純物濃度を1018cm-3オーダと仮定する。この
場合、常温かつ平衡状態では、P型基板11の電子濃度は
105cm-3オーダであり、N型埋め込み層16の電子濃度は1
018cm-3オーダである。両者の間のPN接合には約0.7V
のビルトイン電圧がある。上記の濃度差のため、一部の
電子はN型埋め込み層からP型基板へ拡散で移動し、同
時にビルトイン電圧のため、別の一部の電子はP型基板
からN型埋め込み層へドリフトで移動する。平衡状態で
は、両者が釣り合っているため実質的な電子の移動は生
じない。
み層16の不純物濃度を1018cm-3オーダと仮定する。この
場合、常温かつ平衡状態では、P型基板11の電子濃度は
105cm-3オーダであり、N型埋め込み層16の電子濃度は1
018cm-3オーダである。両者の間のPN接合には約0.7V
のビルトイン電圧がある。上記の濃度差のため、一部の
電子はN型埋め込み層からP型基板へ拡散で移動し、同
時にビルトイン電圧のため、別の一部の電子はP型基板
からN型埋め込み層へドリフトで移動する。平衡状態で
は、両者が釣り合っているため実質的な電子の移動は生
じない。
このような状態においてアルファ粒子が入射し、過剰の
電子が注入された非平衡、過渡現象を考える。はじめ注
入された電子はアルファ粒子の軌跡に沿って極めて高濃
度で分布するが、拡散によって周囲に広がり10ピコ秒オ
ーダ後にはピーク濃度は1018cm-3以下になると考えられ
る。P型基板11中の電子の濃度は105cm-3オーダである
から、電子はその値に低下するまで周囲に拡散する。そ
してP型基板11とN型埋め込み層16との間のPN接合まで
達すると、その部分の電解により(ドリフトで)N型埋
め込み層に吸込まれる。アルファ粒子の軌跡は線状であ
るから、このようにドリフトでN型埋め込み層に電子が
吸込まれる領域は非常に小さい。つまり、N型埋め込み
層がある程度の大きさを持っており、この吸込み領域は
それと比較すると十分に小さいと考えてよい。この場
合、N型埋め込み層に流入するアルファ粒子生成電子の
流れは非常に細く、N型埋め込み層の元々の電子濃度10
18cm-3はあまり変化しない。そのため、拡散によってN
型埋め込み層からP型基板へ出て行く電子はほとんどな
く、小さい吸込み領域に限定すると、上記平衡状態で釣
り合っていた拡散とドリフトのうちドリフトだけが増大
し、N型埋め込み層は一方的に電子を吸込む。本実施例
ではN型埋め込み層を接地しているので吸収した電子は
すべて接地へ流れる。
電子が注入された非平衡、過渡現象を考える。はじめ注
入された電子はアルファ粒子の軌跡に沿って極めて高濃
度で分布するが、拡散によって周囲に広がり10ピコ秒オ
ーダ後にはピーク濃度は1018cm-3以下になると考えられ
る。P型基板11中の電子の濃度は105cm-3オーダである
から、電子はその値に低下するまで周囲に拡散する。そ
してP型基板11とN型埋め込み層16との間のPN接合まで
達すると、その部分の電解により(ドリフトで)N型埋
め込み層に吸込まれる。アルファ粒子の軌跡は線状であ
るから、このようにドリフトでN型埋め込み層に電子が
吸込まれる領域は非常に小さい。つまり、N型埋め込み
層がある程度の大きさを持っており、この吸込み領域は
それと比較すると十分に小さいと考えてよい。この場
合、N型埋め込み層に流入するアルファ粒子生成電子の
流れは非常に細く、N型埋め込み層の元々の電子濃度10
18cm-3はあまり変化しない。そのため、拡散によってN
型埋め込み層からP型基板へ出て行く電子はほとんどな
く、小さい吸込み領域に限定すると、上記平衡状態で釣
り合っていた拡散とドリフトのうちドリフトだけが増大
し、N型埋め込み層は一方的に電子を吸込む。本実施例
ではN型埋め込み層を接地しているので吸収した電子は
すべて接地へ流れる。
N型埋め込み層が電気的に浮いている場合は次のように
なる。
なる。
一方的に電子を吸込んだN型埋め込み層16の電位は当然
低下し、基板11との間のPN接合には順方向電圧が加わ
る。その結果、N型埋め込み層からP型基板へ流出する
電子も存在する。しかし、N型埋め込み層が低抵抗のた
め、順方向電圧はN型埋め込み層とP型基板の間のPN接
合に均一に加わり、電子はN型埋め込み層の全表面から
少しずつP型基板へ流出する。N型埋め込み層が余程小
さくない限り、流出する電子の流束(単位断面積あたり
の流量)は流入するアルファ粒子生成電子の流束と比べ
ると無視できるほど小さい。このことは次のようにして
も説明できる。上記順方向電圧の大きさは、流入した電
子の電荷量QaをN型埋め込み層とP型基板の間のPN接合
の容量CBで割った商である。通常Qaは10fCオーダであ
り、CBがpFオーダ以上である。この場合、順方向電圧は
10mVオーダであり、PN接合に流れる順方向電流密度は極
めて小さい。この値はアルファ粒子生成電子の流束と比
較すると無視できる。
低下し、基板11との間のPN接合には順方向電圧が加わ
る。その結果、N型埋め込み層からP型基板へ流出する
電子も存在する。しかし、N型埋め込み層が低抵抗のた
め、順方向電圧はN型埋め込み層とP型基板の間のPN接
合に均一に加わり、電子はN型埋め込み層の全表面から
少しずつP型基板へ流出する。N型埋め込み層が余程小
さくない限り、流出する電子の流束(単位断面積あたり
の流量)は流入するアルファ粒子生成電子の流束と比べ
ると無視できるほど小さい。このことは次のようにして
も説明できる。上記順方向電圧の大きさは、流入した電
子の電荷量QaをN型埋め込み層とP型基板の間のPN接合
の容量CBで割った商である。通常Qaは10fCオーダであ
り、CBがpFオーダ以上である。この場合、順方向電圧は
10mVオーダであり、PN接合に流れる順方向電流密度は極
めて小さい。この値はアルファ粒子生成電子の流束と比
較すると無視できる。
アルファ粒子の軌跡は線であり極めて細い。一方、N型
埋め込み層はそれなりの大きさを持っている。そのた
め、アルファ粒子の軌跡程度狭い範囲のN型埋め込み層
への電子の出入りを考えると、上記ドリフトだけが増大
し、拡散がほとんど増えない状態になる。しかし、N型
埋め込み層の全表面の電子の流束を積分する、電子の出
入りは等しく、電子の保存則は成り立つ。以上のことか
ら、N型埋め込み層はセル容量近傍に発生した電子をP
基板全体へ薄くして散布する働きがあるといえる。
埋め込み層はそれなりの大きさを持っている。そのた
め、アルファ粒子の軌跡程度狭い範囲のN型埋め込み層
への電子の出入りを考えると、上記ドリフトだけが増大
し、拡散がほとんど増えない状態になる。しかし、N型
埋め込み層の全表面の電子の流束を積分する、電子の出
入りは等しく、電子の保存則は成り立つ。以上のことか
ら、N型埋め込み層はセル容量近傍に発生した電子をP
基板全体へ薄くして散布する働きがあるといえる。
本発明のメモリセルでは、反転層17の電位を設定する
ための時間として時定数τ程度以上が必要である。さら
に読み出し方法によっては、読み出し動作にも時定数τ
程度以上の時間が必要となる。そのため、本メモリセル
を使ったメモリを高速動作させるために、本メモリセル
の時定数τは、10ナノ秒オーダ以下であることが好ま
しく、N型埋め込み層16によって少数キャリアが吸い込
まれるのに必要な時間(この例では1ナノ秒オーダより
大きい必要があるが、この条件を満たせば小さい方がよ
い。そのため、α粒子等の生成電子がN埋め込み層に吸
い込まれるのに必要な時間は小さいほどよい。
ための時間として時定数τ程度以上が必要である。さら
に読み出し方法によっては、読み出し動作にも時定数τ
程度以上の時間が必要となる。そのため、本メモリセル
を使ったメモリを高速動作させるために、本メモリセル
の時定数τは、10ナノ秒オーダ以下であることが好ま
しく、N型埋め込み層16によって少数キャリアが吸い込
まれるのに必要な時間(この例では1ナノ秒オーダより
大きい必要があるが、この条件を満たせば小さい方がよ
い。そのため、α粒子等の生成電子がN埋め込み層に吸
い込まれるのに必要な時間は小さいほどよい。
この電子吸い込みに必要な時間はN型埋め込み層16が
反転層17に近い程小さい。そのため、N型埋め込み層
16は浅く且つ反転層17との位置関係は、平面的に見
て反転層17を含むような関係になってい方が好まし
い。
反転層17に近い程小さい。そのため、N型埋め込み層
16は浅く且つ反転層17との位置関係は、平面的に見
て反転層17を含むような関係になってい方が好まし
い。
第2図は本発明の半導体メモリセルの他の実施例を示す
断面構造図である。この図の21はP型シリコン結晶基
板22は酸化シリコン膜、23、28は低抵抗ポリシリ
コン膜、24は電源供給用アルミニウム配線、25は高
抵抗ポリシリコン膜、26はN型低抵抗埋め込み層、2
7はN型層、29、30は絶縁体膜をそれぞれ示す。こ
の図の実施例では高抵抗ポリシリコン膜25が第1図の
実施例の抵抗15に対応したポリシリコン抵抗になって
いる。
断面構造図である。この図の21はP型シリコン結晶基
板22は酸化シリコン膜、23、28は低抵抗ポリシリ
コン膜、24は電源供給用アルミニウム配線、25は高
抵抗ポリシリコン膜、26はN型低抵抗埋め込み層、2
7はN型層、29、30は絶縁体膜をそれぞれ示す。こ
の図の実施例では高抵抗ポリシリコン膜25が第1図の
実施例の抵抗15に対応したポリシリコン抵抗になって
いる。
第2図の実施例の半導体メモリセルでは、N型層27が
その周囲領域との間に形成する容量に電荷を貯めるか否
かによって、2進情報を記憶する。基板表面にN型層27
があるためしきい値は負にできる。そのためアルミニウ
ム配線24に供給される電源電位に制限はなく、P型基
板21に供給される電源電位と同じでもかまわない。
その周囲領域との間に形成する容量に電荷を貯めるか否
かによって、2進情報を記憶する。基板表面にN型層27
があるためしきい値は負にできる。そのためアルミニウ
ム配線24に供給される電源電位に制限はなく、P型基
板21に供給される電源電位と同じでもかまわない。
電子の吸引体であるN型埋め込み層26は、第1図の実
施例同様、ある電位に保たれていてもよいが、もしN型
埋め込み層26につながる容量が大きいとは、電気的に
浮いていても構わない。またN型埋め込み層26とN型
層27との位置関係は第1図の実施例と同様である。
施例同様、ある電位に保たれていてもよいが、もしN型
埋め込み層26につながる容量が大きいとは、電気的に
浮いていても構わない。またN型埋め込み層26とN型
層27との位置関係は第1図の実施例と同様である。
以上本発明の半導体メモリセルを説明するためにP型半
導体を基板とする実施例を用いたが、これはN型半導体
でももちろん構わない。また、電子の吸引体としてN型
埋め込み層を用いたが、これは他の物、例えば再結合中
心が高濃度に存在するP型半導体領域などであっても構
わない。
導体を基板とする実施例を用いたが、これはN型半導体
でももちろん構わない。また、電子の吸引体としてN型
埋め込み層を用いたが、これは他の物、例えば再結合中
心が高濃度に存在するP型半導体領域などであっても構
わない。
第1図は本発明の半導体メモリセルの構成の一例を示す
図。第2図は本発明の半導体メモリセルの他の実施例を
示す図。 11、21……P型シリコン結晶基板、 12、22……酸化シリコン膜、 13、23、28……低抵抗ポリシリコン膜、 14……電源端子、 24……電源供給用アルミニウム配線、 15……抵抗、25……ポリシリコン抵抗、 16、26……N型低抵抗埋め込み層。
図。第2図は本発明の半導体メモリセルの他の実施例を
示す図。 11、21……P型シリコン結晶基板、 12、22……酸化シリコン膜、 13、23、28……低抵抗ポリシリコン膜、 14……電源端子、 24……電源供給用アルミニウム配線、 15……抵抗、25……ポリシリコン抵抗、 16、26……N型低抵抗埋め込み層。
Claims (1)
- 【請求項1】一導電型半導体基板の一表面に形成された
絶縁体膜、該絶縁体膜上に形成された導電体、該導電体
に一方の電極を、電源に他方の電極を接続した抵抗、前
記一導電型半導体基板内部に形成された逆導電型または
再結合中心を高濃度に有するキャリアの吸収体を備え、
しかも前記基板と絶縁膜と導電体で構成される容量と前
記抵抗の積で決まる時定数を、前記吸収体によってキャ
リアが吸収されるのに要する時間より大きくすることを
特徴とする半導体メモリセル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58173485A JPH0612807B2 (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 半導体メモリセル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58173485A JPH0612807B2 (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 半導体メモリセル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6065563A JPS6065563A (ja) | 1985-04-15 |
| JPH0612807B2 true JPH0612807B2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=15961373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58173485A Expired - Lifetime JPH0612807B2 (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 半導体メモリセル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612807B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6050066B2 (ja) * | 1978-03-27 | 1985-11-06 | 超エル・エス・アイ技術研究組合 | Mos半導体集積回路装置 |
| JPS5615055U (ja) * | 1979-07-12 | 1981-02-09 | ||
| US4424526A (en) * | 1981-05-29 | 1984-01-03 | International Business Machines Corporation | Structure for collection of ionization-induced excess minority carriers in a semiconductor substrate and method for the fabrication thereof |
-
1983
- 1983-09-20 JP JP58173485A patent/JPH0612807B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6065563A (ja) | 1985-04-15 |
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