JPH0612976A - 電界放出陰極の形成方法 - Google Patents
電界放出陰極の形成方法Info
- Publication number
- JPH0612976A JPH0612976A JP16767192A JP16767192A JPH0612976A JP H0612976 A JPH0612976 A JP H0612976A JP 16767192 A JP16767192 A JP 16767192A JP 16767192 A JP16767192 A JP 16767192A JP H0612976 A JPH0612976 A JP H0612976A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anode
- forming
- insulating film
- field emission
- emission cathode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、電界放出陰極の形成方法に関し、
エミッタティップとアノード電極間の距離を短くするこ
とができ、電子の走行距離を短くして、高速動作させる
ことができ、しかも容易に安定に形成することができる
電界放出陰極の形成方法を提供することを目的とする。 【構成】 基板1のゲート及びエミッタが形成される領
域以外の領域に第1の絶縁膜2を形成し、前面に導電性
膜3を形成し、該導電性膜3をエッチングして、パッド
部3bとサポート部3dとアノード部3cとからなるア
ノードパターン3aを形成した後、該アノードパターン
3aをマスクとし、該第1の絶縁膜2間の基板1を所定
のサイドエッチングが入る条件でエッチングして、アノ
ードパターン3aのアノード部3c直下に最上部が鋭角
なエミッタティップ1aを形成し、次いで、該第1の絶
縁膜2と該エミッタティップ1a間の基板1上に第2の
絶縁膜4及びゲート電極5を順次形成する工程とを含む
ように構成する。
エミッタティップとアノード電極間の距離を短くするこ
とができ、電子の走行距離を短くして、高速動作させる
ことができ、しかも容易に安定に形成することができる
電界放出陰極の形成方法を提供することを目的とする。 【構成】 基板1のゲート及びエミッタが形成される領
域以外の領域に第1の絶縁膜2を形成し、前面に導電性
膜3を形成し、該導電性膜3をエッチングして、パッド
部3bとサポート部3dとアノード部3cとからなるア
ノードパターン3aを形成した後、該アノードパターン
3aをマスクとし、該第1の絶縁膜2間の基板1を所定
のサイドエッチングが入る条件でエッチングして、アノ
ードパターン3aのアノード部3c直下に最上部が鋭角
なエミッタティップ1aを形成し、次いで、該第1の絶
縁膜2と該エミッタティップ1a間の基板1上に第2の
絶縁膜4及びゲート電極5を順次形成する工程とを含む
ように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電界放出陰極の形成方
法に係り、詳しくは、表示素子やマイクロ真空管等に用
いられる微小冷陰極の形成方法に適用することができ、
特に、エミッタティップとアノード電極間の距離を短く
して電子の走行距離を短くすることができる電界放出陰
極の形成方法に関する。
法に係り、詳しくは、表示素子やマイクロ真空管等に用
いられる微小冷陰極の形成方法に適用することができ、
特に、エミッタティップとアノード電極間の距離を短く
して電子の走行距離を短くすることができる電界放出陰
極の形成方法に関する。
【0002】近年、微小冷陰極は、表示素子やマイクロ
真空管等に用いられており、後者のマイクロ真空管にお
いては、半導体素子と比較して電子の移動度が大きく、
高速及び高温動作、放射損傷に強いという特徴を活かし
て、マイクロウェーブ素子、超高速演算素子、宇宙、原
子炉等の放射線環境、高温環境、表示素子等への応用が
期待されている。
真空管等に用いられており、後者のマイクロ真空管にお
いては、半導体素子と比較して電子の移動度が大きく、
高速及び高温動作、放射損傷に強いという特徴を活かし
て、マイクロウェーブ素子、超高速演算素子、宇宙、原
子炉等の放射線環境、高温環境、表示素子等への応用が
期待されている。
【0003】
【従来の技術】図4はマイクロ真空管に用いられる電界
放出陰極の構造を示す図である。図4(a)では、シリ
コン基板31上に円錐形状のエミッタティップ32を形成
し、このエミッタティップ32を取り囲むように離間させ
てシリコン酸化膜33を形成し、更にエミッタティップ32
上で開口部34を有するゲート電極35を形成して構成した
ものである。
放出陰極の構造を示す図である。図4(a)では、シリ
コン基板31上に円錐形状のエミッタティップ32を形成
し、このエミッタティップ32を取り囲むように離間させ
てシリコン酸化膜33を形成し、更にエミッタティップ32
上で開口部34を有するゲート電極35を形成して構成した
ものである。
【0004】また、図4(b)では、シリコン基板31上
に各々対向するように離間させてエミッタティップ32及
びゲート電極35を形成して構成したものである。この図
4(a)、(b)の電界放出陰極では、エミッタティッ
プ32とゲート電極35間に電圧を印加することにより、エ
ミッタティップ32のコーン先端に大きな電界が加わって
電界放出を生じさせることができる。
に各々対向するように離間させてエミッタティップ32及
びゲート電極35を形成して構成したものである。この図
4(a)、(b)の電界放出陰極では、エミッタティッ
プ32とゲート電極35間に電圧を印加することにより、エ
ミッタティップ32のコーン先端に大きな電界が加わって
電界放出を生じさせることができる。
【0005】次に、図5は従来の電界放出陰極の形成方
法を説明する図である。図5において、図4と同一符号
は同一または相当部分を示し、41はシリコン基板31を熱
酸化して形成されたSiO2 等のシリコン酸化膜であ
り、41aはシリコン酸化膜41がエッチングされ形成され
た円形形状のマスクパターンであり、42はシリコン基板
31のエミッタティップ32表面を熱酸化して形成されたS
iO2 等のシリコン酸化膜である。そして、43、44は各
々SiO2 等の絶縁膜、Cr等の導電性膜であり、44a
は導電性膜44がエッチングされ形成されたゲート電極で
ある。
法を説明する図である。図5において、図4と同一符号
は同一または相当部分を示し、41はシリコン基板31を熱
酸化して形成されたSiO2 等のシリコン酸化膜であ
り、41aはシリコン酸化膜41がエッチングされ形成され
た円形形状のマスクパターンであり、42はシリコン基板
31のエミッタティップ32表面を熱酸化して形成されたS
iO2 等のシリコン酸化膜である。そして、43、44は各
々SiO2 等の絶縁膜、Cr等の導電性膜であり、44a
は導電性膜44がエッチングされ形成されたゲート電極で
ある。
【0006】次に、その電界放出陰極の形成方法を説明
する。まず、図5(a)に示すように、n型シリコン基
板31を熱酸化してシリコン基板31上にシリコン酸化膜41
を形成した後、図5(b)に示すように、シリコン酸化
膜41をリアクティブイオンエッチング(RIE)により
円形形状になるようにエッチングして円形形状のマスク
パターン41aを形成する。
する。まず、図5(a)に示すように、n型シリコン基
板31を熱酸化してシリコン基板31上にシリコン酸化膜41
を形成した後、図5(b)に示すように、シリコン酸化
膜41をリアクティブイオンエッチング(RIE)により
円形形状になるようにエッチングして円形形状のマスク
パターン41aを形成する。
【0007】次に、図5(c)に示すように、マスクパ
ターン41aをマスクとしてRIEによりマスクパターン
41a下部に適度なサイドエッチングが生じる条件でエッ
チングしてエミッタティップ32を形成する。この時、シ
リコン基板31上部のサイドエッチングが進んでコーンが
形成されてくるが、マスクパターン41aが取れないよう
に残っている状態でエッチングを終了させる。この状態
では、エミッタティップ32先端は平坦で尖っていないた
め、マスクパターン41aをエミッタティップ32先端の平
坦部上に残すことができる。この後、図5(d)に示す
ように、シリコン基板31のエミッタティップ32にかけて
シリコンを熱酸化してエミッタティップ32表面にシリコ
ン酸化膜42を形成する。この処理によりエミッタティッ
プ32内部にシリコンの極めて鋭い先端が形成される。
ターン41aをマスクとしてRIEによりマスクパターン
41a下部に適度なサイドエッチングが生じる条件でエッ
チングしてエミッタティップ32を形成する。この時、シ
リコン基板31上部のサイドエッチングが進んでコーンが
形成されてくるが、マスクパターン41aが取れないよう
に残っている状態でエッチングを終了させる。この状態
では、エミッタティップ32先端は平坦で尖っていないた
め、マスクパターン41aをエミッタティップ32先端の平
坦部上に残すことができる。この後、図5(d)に示す
ように、シリコン基板31のエミッタティップ32にかけて
シリコンを熱酸化してエミッタティップ32表面にシリコ
ン酸化膜42を形成する。この処理によりエミッタティッ
プ32内部にシリコンの極めて鋭い先端が形成される。
【0008】そして、Cr導電性膜44をパターニングし
てゲート電極44aを形成することにより、図5(g)に
示すような電界放出陰極を得ることができる。次に、図
5(e)に示すように、SiO2 、Crを順堆蒸着して
絶縁膜43及び導電性膜44を形成した後、図5(f)に示
すように、フッ酸に浸漬してエミッタティップ32表面の
シリコン酸化膜42部分を除去して、マスクパターン41a
とその上にある絶縁膜43と導電性膜44をリフトオフによ
り除去する。
てゲート電極44aを形成することにより、図5(g)に
示すような電界放出陰極を得ることができる。次に、図
5(e)に示すように、SiO2 、Crを順堆蒸着して
絶縁膜43及び導電性膜44を形成した後、図5(f)に示
すように、フッ酸に浸漬してエミッタティップ32表面の
シリコン酸化膜42部分を除去して、マスクパターン41a
とその上にある絶縁膜43と導電性膜44をリフトオフによ
り除去する。
【0009】上記した従来の電界放出陰極では、円形形
状のシリコン酸化膜41を用い、マスクパターン41a下部
でサイドエッチングが入るようにシリコン基板31上部を
エッチングしてエミッタティップ32を形成し、この際、
マスクパターン41aが離脱しないようにエミッタティッ
プ32先端部が鋭角ではなく平坦な状態でエッチングを止
め、マスクパターン41aが離脱しないように残した状態
でエミッタティップ32を熱酸化してエミッタティップ32
先端部を鋭角になるようにしている。エミッタティップ
32先端が鋭角になるまでエッチングしてしまうと、マス
クパターン41aは離脱してしまい、この状態で全面に絶
縁膜43、導電性膜44を形成してエッチングしてもゲート
開口部を形成するのは非常に困難である。このため、上
記したように、マスクパターン41aを残した状態で絶縁
膜43、導電性膜44を蒸着により形成し、リフトオフによ
りエミッタティップ32表面のシリコン酸化膜42部分を除
去して、マスクパターン41aとその上の絶縁膜43及び導
電性膜44を除去することでゲート開口部を形成してい
る。
状のシリコン酸化膜41を用い、マスクパターン41a下部
でサイドエッチングが入るようにシリコン基板31上部を
エッチングしてエミッタティップ32を形成し、この際、
マスクパターン41aが離脱しないようにエミッタティッ
プ32先端部が鋭角ではなく平坦な状態でエッチングを止
め、マスクパターン41aが離脱しないように残した状態
でエミッタティップ32を熱酸化してエミッタティップ32
先端部を鋭角になるようにしている。エミッタティップ
32先端が鋭角になるまでエッチングしてしまうと、マス
クパターン41aは離脱してしまい、この状態で全面に絶
縁膜43、導電性膜44を形成してエッチングしてもゲート
開口部を形成するのは非常に困難である。このため、上
記したように、マスクパターン41aを残した状態で絶縁
膜43、導電性膜44を蒸着により形成し、リフトオフによ
りエミッタティップ32表面のシリコン酸化膜42部分を除
去して、マスクパターン41aとその上の絶縁膜43及び導
電性膜44を除去することでゲート開口部を形成してい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の電界放出陰極の形成方法では、図6に示すよう
に、アノード電極51はエミッタティップ32に対してゲー
ト電極44aの外側の絶縁膜43上にゲート電極44aと離間
(フォトリソグラフィー限界で1μm程度)させて形成
していたため、高速動作をさせようとすると、エミッタ
ティップ32とアノード電極51間の距離が長くて電子の走
行距離が長いため、高速動作させることができないとい
う問題があった。
た従来の電界放出陰極の形成方法では、図6に示すよう
に、アノード電極51はエミッタティップ32に対してゲー
ト電極44aの外側の絶縁膜43上にゲート電極44aと離間
(フォトリソグラフィー限界で1μm程度)させて形成
していたため、高速動作をさせようとすると、エミッタ
ティップ32とアノード電極51間の距離が長くて電子の走
行距離が長いため、高速動作させることができないとい
う問題があった。
【0011】このため、エミッタティップ32とアノード
電極51間の距離を短くして電子の走行距離を短くするに
は、アノード電極51をエミッタティップ32の真上に配置
すればよいのは容易に推測されるところであり既に報告
されているが、上記した従来の電界放出陰極の形成方法
からその構造を実現するのは非常に困難であり、未だそ
の電界放出陰極の形成方法については報告されていな
い。
電極51間の距離を短くして電子の走行距離を短くするに
は、アノード電極51をエミッタティップ32の真上に配置
すればよいのは容易に推測されるところであり既に報告
されているが、上記した従来の電界放出陰極の形成方法
からその構造を実現するのは非常に困難であり、未だそ
の電界放出陰極の形成方法については報告されていな
い。
【0012】そこで本発明は、エミッタティップとアノ
ード電極間の距離を短くすることができ、電子の走行距
離を短くして、高速動作させることができ、しかも容易
に安定に形成することができる電界放出陰極の形成方法
を提供することを目的としている。
ード電極間の距離を短くすることができ、電子の走行距
離を短くして、高速動作させることができ、しかも容易
に安定に形成することができる電界放出陰極の形成方法
を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による電界放出陰
極の形成方法は上記目的達成のため、基板上に鋭く尖っ
た部分を形成しそこからの電界放出により電子ビームを
取り出す電界放出型陰極の形成方法において、導電性膜
をマスクにしてエミッタをエッチングにより形成し、そ
の後絶縁膜、引き出し電極膜を形成し、マスクの導電性
膜を陽極として用いるものである。
極の形成方法は上記目的達成のため、基板上に鋭く尖っ
た部分を形成しそこからの電界放出により電子ビームを
取り出す電界放出型陰極の形成方法において、導電性膜
をマスクにしてエミッタをエッチングにより形成し、そ
の後絶縁膜、引き出し電極膜を形成し、マスクの導電性
膜を陽極として用いるものである。
【0014】本発明による電界放出陰極の形成方法は上
記目的達成のため、基板のゲート及びエミッタが形成さ
れる領域以外の領域に第1の絶縁膜を形成する工程と、
次いで、全面に導電性膜を形成する工程と、次いで、該
導電性膜をエッチングして、該第1の絶縁膜上にパッド
部を形成するとともに、該パッド部間の該基板上にアノ
ード部を形成し、更に該アノード部と該パッド部間に該
アノード部幅よりも小さい幅のサポート部を形成するこ
とにより、該パッド部と該サポート部と該アノード部と
からなるアノードパターンを形成する工程と、次いで、
該アノードパターンをマスクとし、該第1の絶縁膜間の
基板1を所定のサイドエッチングが入る条件でエッチン
グして、アノードパターンのアノード部直下に最上部が
鋭角なエミッタティップを形成する工程と、次いで、該
第1の絶縁膜と該エミッタティップ間のシリコン基板上
に第2の絶縁膜及びゲート電極を順次形成する工程とを
含むものである。
記目的達成のため、基板のゲート及びエミッタが形成さ
れる領域以外の領域に第1の絶縁膜を形成する工程と、
次いで、全面に導電性膜を形成する工程と、次いで、該
導電性膜をエッチングして、該第1の絶縁膜上にパッド
部を形成するとともに、該パッド部間の該基板上にアノ
ード部を形成し、更に該アノード部と該パッド部間に該
アノード部幅よりも小さい幅のサポート部を形成するこ
とにより、該パッド部と該サポート部と該アノード部と
からなるアノードパターンを形成する工程と、次いで、
該アノードパターンをマスクとし、該第1の絶縁膜間の
基板1を所定のサイドエッチングが入る条件でエッチン
グして、アノードパターンのアノード部直下に最上部が
鋭角なエミッタティップを形成する工程と、次いで、該
第1の絶縁膜と該エミッタティップ間のシリコン基板上
に第2の絶縁膜及びゲート電極を順次形成する工程とを
含むものである。
【0015】
【作用】本発明では、後述する実施例の図1〜3に示す
如く、アノードパターン3aを、絶縁膜2上に形成した
パッド部3bと、シリコン基板1上に形成した略円形形
状(アノード部3c直下に先端が鋭角なエミッタティッ
プ1aを形成するため)のアノード部3cと、アノード
部3cとパッド部3b間に形成したアノード部3c幅よ
りも小さい幅(サポート部3d下にエミッタティップ1
aを形成しないため)のサポート部3dとからなるよう
に構成し、このアノードパターン3aを用いてシリコン
基板1をサイドエッチングが適宜入る条件でエッチング
したため、アノードパターン3aのアノード部3c下の
みに先端が鋭角なエミッタティップ1aを形成すること
ができる。この時、エミッタティップ1aとパッド部3
bは、離間して配置されるが、エミッタティップ1aは
絶縁膜2上に形成されたパッド部3bと一体的に形成さ
れたサポート部3dにより支持されているため、工程中
や実装後においても離脱させないで済ませることができ
る。
如く、アノードパターン3aを、絶縁膜2上に形成した
パッド部3bと、シリコン基板1上に形成した略円形形
状(アノード部3c直下に先端が鋭角なエミッタティッ
プ1aを形成するため)のアノード部3cと、アノード
部3cとパッド部3b間に形成したアノード部3c幅よ
りも小さい幅(サポート部3d下にエミッタティップ1
aを形成しないため)のサポート部3dとからなるよう
に構成し、このアノードパターン3aを用いてシリコン
基板1をサイドエッチングが適宜入る条件でエッチング
したため、アノードパターン3aのアノード部3c下の
みに先端が鋭角なエミッタティップ1aを形成すること
ができる。この時、エミッタティップ1aとパッド部3
bは、離間して配置されるが、エミッタティップ1aは
絶縁膜2上に形成されたパッド部3bと一体的に形成さ
れたサポート部3dにより支持されているため、工程中
や実装後においても離脱させないで済ませることができ
る。
【0016】しかも、アノードパターン3aはパッド部
3b、サポート部3d及びアノード部3cで一体的に形
成されているため、エミッタティップ1aから放出され
る電子を受けたアノード部3cは、サポート部3dを介
して外部回路と接続されたパッド部3bから電流として
引き出すことができる。
3b、サポート部3d及びアノード部3cで一体的に形
成されているため、エミッタティップ1aから放出され
る電子を受けたアノード部3cは、サポート部3dを介
して外部回路と接続されたパッド部3bから電流として
引き出すことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明の一実施例に則した電界放出陰極の構造を示
す図であり、図1(a)はその平面図、図1(b)はA
1−A2方向の断面図、図1(c)はB1−B2方向の
断面図である。図2、3は本発明の一実施例に則した電
界放出陰極の形成方法を説明する図である。
1は本発明の一実施例に則した電界放出陰極の構造を示
す図であり、図1(a)はその平面図、図1(b)はA
1−A2方向の断面図、図1(c)はB1−B2方向の
断面図である。図2、3は本発明の一実施例に則した電
界放出陰極の形成方法を説明する図である。
【0018】図1〜3において、1はシリコン基板であ
り、1aはシリコン基板1上部がエッチングされ形成さ
れた先端が鋭角なエミッタティップであり、2はシリコ
ン基板1が熱酸化され形成されたSiO2 等の絶縁膜で
あり、3は絶縁膜2が形成されたシリコン基板1上全面
に形成されたCr等の導電性膜である。次いで、3aは
導電性膜3がエッチングされ形成されたアノードパター
ンであり、このアノードパターン3aは、絶縁膜2上に
形成されたパッド部3bと、パッド部3b間のシリコン
基板1上に形成された略円形形状のアノード部3cと、
アノード部3cとパッド部3bに形成されたアノード部
3c幅よりも小さい幅のサポート部3dとからなってい
る。なお、パッド部3bは、外部回路に引き出すための
電極パッドを兼ねている。そして、4、5はエミッタテ
ィップ1aと絶縁膜2間のシリコン基板1上にエミッタ
ティップ1aを取り囲むように各々順次形成されたSi
O 2 等の絶縁膜、Cr等のゲート電極である。
り、1aはシリコン基板1上部がエッチングされ形成さ
れた先端が鋭角なエミッタティップであり、2はシリコ
ン基板1が熱酸化され形成されたSiO2 等の絶縁膜で
あり、3は絶縁膜2が形成されたシリコン基板1上全面
に形成されたCr等の導電性膜である。次いで、3aは
導電性膜3がエッチングされ形成されたアノードパター
ンであり、このアノードパターン3aは、絶縁膜2上に
形成されたパッド部3bと、パッド部3b間のシリコン
基板1上に形成された略円形形状のアノード部3cと、
アノード部3cとパッド部3bに形成されたアノード部
3c幅よりも小さい幅のサポート部3dとからなってい
る。なお、パッド部3bは、外部回路に引き出すための
電極パッドを兼ねている。そして、4、5はエミッタテ
ィップ1aと絶縁膜2間のシリコン基板1上にエミッタ
ティップ1aを取り囲むように各々順次形成されたSi
O 2 等の絶縁膜、Cr等のゲート電極である。
【0019】次に、その電界放出陰極の形成方法を説明
する。まず、図2(a)に示すように、シリコン基板1
のゲート及びエミッタが形成される領域以外の領域(ア
ノードパターンのパッド部が形成される領域)を熱酸化
して膜厚1.5μm程度の絶縁膜2を形成する。次に、
図2(b)に示すように、全面にCrを蒸着して膜厚3
000Å程度の導電性膜3を形成する。
する。まず、図2(a)に示すように、シリコン基板1
のゲート及びエミッタが形成される領域以外の領域(ア
ノードパターンのパッド部が形成される領域)を熱酸化
して膜厚1.5μm程度の絶縁膜2を形成する。次に、
図2(b)に示すように、全面にCrを蒸着して膜厚3
000Å程度の導電性膜3を形成する。
【0020】次に、図2(c)、(d)(図2(d)は
図2(c)の平面図)に示すように、導電性膜3をエッ
チングして絶縁膜2間のシリコン基板1から絶縁膜2上
にかけてアノードパターン3aを形成する。この時、ア
ノードパターン3aは、絶縁膜2上に形成されたパッド
部3bと、パッド部3b間のシリコン基板1上に形成さ
れた幅1.5μm程度の略円形形状のアノード部3c
と、アノード部3cとパッド部3b間に形成したアノー
ド部3c幅よりも小さい幅のサポート部3dとからなる
ように形成される。
図2(c)の平面図)に示すように、導電性膜3をエッ
チングして絶縁膜2間のシリコン基板1から絶縁膜2上
にかけてアノードパターン3aを形成する。この時、ア
ノードパターン3aは、絶縁膜2上に形成されたパッド
部3bと、パッド部3b間のシリコン基板1上に形成さ
れた幅1.5μm程度の略円形形状のアノード部3c
と、アノード部3cとパッド部3b間に形成したアノー
ド部3c幅よりも小さい幅のサポート部3dとからなる
ように形成される。
【0021】次に、図3(e)に示すように、アノード
パターン3aをマスクとし、絶縁膜2間のシリコン基板
1をサイドエッチングが入る条件でエッチングして、ア
ノードパターン3aのアノード部3c直下にアノード部
3cから離間した最上部が鋭角なエミッタティップ1a
を形成する。この時、アノードパターン3aのサポート
部3d部では、アノードパターン3aに比べて十分細い
パターンで形成されているため、図1(c)に示す如
く、大きくサイドエッチングされてエミッタティップ1
aは形成されない。また、パッド部3b下地はSiO2
絶縁膜2であるため、エッチングされない。
パターン3aをマスクとし、絶縁膜2間のシリコン基板
1をサイドエッチングが入る条件でエッチングして、ア
ノードパターン3aのアノード部3c直下にアノード部
3cから離間した最上部が鋭角なエミッタティップ1a
を形成する。この時、アノードパターン3aのサポート
部3d部では、アノードパターン3aに比べて十分細い
パターンで形成されているため、図1(c)に示す如
く、大きくサイドエッチングされてエミッタティップ1
aは形成されない。また、パッド部3b下地はSiO2
絶縁膜2であるため、エッチングされない。
【0022】そして、図3(f)、(g)に示すよう
に、アノードパターン3aを残した状態でエミッタティ
ップ1aと絶縁膜2間のシリコン基板1上にエミッタテ
ィップ1aを取り囲むようにSiO2 、Crを順次蒸着
して膜厚1.0μm程度の絶縁膜4及び膜厚2000Å
程度のゲート電極5を形成することにより、電界放出陰
極を得ることができる。この時、アノードパターン3a
上にも絶縁膜4及びゲート電極5が形成されるが、エミ
ッタティップ1a上にはアノードパターン3aのアノー
ド部3cがマスクされているため、絶縁膜4及びゲート
電極5は形成されない。なお、アノードパターン3aが
ない部分に形成されるゲート電極5は、絶縁膜4とゲー
ト電極5の膜厚を適宜調整することにより、エミッタテ
ィップ1aを取り囲むように略同じ高さで形成すること
ができる。
に、アノードパターン3aを残した状態でエミッタティ
ップ1aと絶縁膜2間のシリコン基板1上にエミッタテ
ィップ1aを取り囲むようにSiO2 、Crを順次蒸着
して膜厚1.0μm程度の絶縁膜4及び膜厚2000Å
程度のゲート電極5を形成することにより、電界放出陰
極を得ることができる。この時、アノードパターン3a
上にも絶縁膜4及びゲート電極5が形成されるが、エミ
ッタティップ1a上にはアノードパターン3aのアノー
ド部3cがマスクされているため、絶縁膜4及びゲート
電極5は形成されない。なお、アノードパターン3aが
ない部分に形成されるゲート電極5は、絶縁膜4とゲー
ト電極5の膜厚を適宜調整することにより、エミッタテ
ィップ1aを取り囲むように略同じ高さで形成すること
ができる。
【0023】すなわち、本実施例では、アノードパター
ン3aを、絶縁膜2上に形成したパッド部3bと、シリ
コン基板1上に形成した略円形形状(アノード部3c直
下に先端が鋭角なエミッタティップ1aを形成するた
め)のアノード部3cと、アノード部3cとパッド部3
b間に形成したアノード部3c幅よりも小さい幅(サポ
ート部3d下にエミッタティップ1aを形成しないた
め)のサポート部3dとからなるように構成し、このア
ノードパターン3aを用いてシリコン基板1をサイドエ
ッチングが適宜入る条件でエッチングしたため、アノー
ドパターン3aのアノード部3c下のみに先端が鋭角な
エミッタティップ1aを形成することができる。この
時、エミッタティップ1aとパッド部3bは、離間して
配置されるが、エミッタティップ1aは絶縁膜2上に形
成されたパッド部3bと一体的に形成されたサポート部
3dにより支持されているため、工程中や実装後におい
ても離脱させないで済ませることができる。
ン3aを、絶縁膜2上に形成したパッド部3bと、シリ
コン基板1上に形成した略円形形状(アノード部3c直
下に先端が鋭角なエミッタティップ1aを形成するた
め)のアノード部3cと、アノード部3cとパッド部3
b間に形成したアノード部3c幅よりも小さい幅(サポ
ート部3d下にエミッタティップ1aを形成しないた
め)のサポート部3dとからなるように構成し、このア
ノードパターン3aを用いてシリコン基板1をサイドエ
ッチングが適宜入る条件でエッチングしたため、アノー
ドパターン3aのアノード部3c下のみに先端が鋭角な
エミッタティップ1aを形成することができる。この
時、エミッタティップ1aとパッド部3bは、離間して
配置されるが、エミッタティップ1aは絶縁膜2上に形
成されたパッド部3bと一体的に形成されたサポート部
3dにより支持されているため、工程中や実装後におい
ても離脱させないで済ませることができる。
【0024】しかも、アノードパッド3aはパッド部3
b、サポート部3d及びアノード部3cと一体的に形成
されているため、エミッタティップ1aから放出される
電子を受けたアノード部3cは、サポート部3dを介し
て外部回路と接続されたパッド部3bから電流として引
き出すことができる。このように、本実施例では、アノ
ードパターン3aのアノード部3cをエミッタティップ
1aの真上に配置することができるため、エミッタティ
ップ1aとアノード電極となるアノード部3c間の距離
を従来の平面的に配置していた場合よりも極端に短くす
ることができる。従って、電子の走行距離を短くして高
速動作させることができる。
b、サポート部3d及びアノード部3cと一体的に形成
されているため、エミッタティップ1aから放出される
電子を受けたアノード部3cは、サポート部3dを介し
て外部回路と接続されたパッド部3bから電流として引
き出すことができる。このように、本実施例では、アノ
ードパターン3aのアノード部3cをエミッタティップ
1aの真上に配置することができるため、エミッタティ
ップ1aとアノード電極となるアノード部3c間の距離
を従来の平面的に配置していた場合よりも極端に短くす
ることができる。従って、電子の走行距離を短くして高
速動作させることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、エミッタティップとア
ノード電極間の距離を短くすることができ、電子の走行
距離を短くして、高速動作させることができ、しかも容
易に安定に形成することができるという効果がある。
ノード電極間の距離を短くすることができ、電子の走行
距離を短くして、高速動作させることができ、しかも容
易に安定に形成することができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例に則した電界放出陰極の構造
を示す図である。
を示す図である。
【図2】本発明の一実施例に則した電界放出陰極の形成
方法を説明する図である。
方法を説明する図である。
【図3】本発明の一実施例に則した電界放出陰極の形成
方法を説明する図である。
方法を説明する図である。
【図4】従来例の電界放出陰極の構造を示す図である。
【図5】従来例の電界放出陰極の形成方法を説明する図
である。
である。
【図6】従来例の課題を説明する図である。
1 シリコン基板 1a エミッタティップ 2 絶縁膜 3 導電性膜 3a アノードパターン 3b パッド部 3c アノード部 3d サポート部 4 絶縁膜 5 ゲート電極
Claims (2)
- 【請求項1】 基板上に鋭く尖った部分を形成しそこか
らの電界放出により電子ビームを取り出す電界放出型陰
極の形成方法において、導電性膜をマスクにしてエミッ
タをエッチングにより形成し、その後絶縁膜、引き出し
電極膜を形成し、マスクの導電性膜を陽極として用いる
ことを特徴とする電界放出型陰極の形成方法。 - 【請求項2】 基板(1)のゲート及びエミッタが形成
される領域以外の領域に第1の絶縁膜(2)を形成する
工程と、 次いで、全面に導電性膜(3)を形成する工程と、 次いで、該導電性膜(3)をエッチングして、該第1の
絶縁膜(2)上にパッド部(3b)を形成するととも
に、該パッド部(3b)間の該基板1上にアノード部
(3c)を形成し、更に該アノード部(3c)と該パッ
ド部(3b)間に該アノード部(3c)幅よりも小さい
幅のサポート部(3d)を形成することにより、該パッ
ド部(3b)と該サポート部(3d)と該アノード部
(3c)とからなるアノードパターン(3a)を形成す
る工程と、 次いで、該アノードパターン(3a)をマスクとし、該
第1の絶縁膜(2)間の基板(1)を所定のサイドエッ
チングが入る条件でエッチングして、アノードパターン
(3a)のアノード部(3c)直下に最上部が鋭角なエ
ミッタティップ(1a)を形成する工程と、 次いで、該第1の絶縁膜(2)と該エミッタティップ
(1a)間のシリコン基板1上に第2の絶縁膜(4)及
びゲート電極(5)を順次形成する工程とを含むことを
特徴とする電界放出陰極の形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16767192A JPH0612976A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 電界放出陰極の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16767192A JPH0612976A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 電界放出陰極の形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0612976A true JPH0612976A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15854064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16767192A Pending JPH0612976A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 電界放出陰極の形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612976A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1110781A2 (en) | 1999-12-22 | 2001-06-27 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Mounting structure for center rail of slide door |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP16767192A patent/JPH0612976A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1110781A2 (en) | 1999-12-22 | 2001-06-27 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Mounting structure for center rail of slide door |
| US6390536B2 (en) | 1999-12-22 | 2002-05-21 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Mounting structure for center rail of slide door |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO1993009558A1 (en) | Self-aligned gated electron field emitter | |
| US5793155A (en) | Microelectronic vacuum triode structure and method of fabrication | |
| JP3249288B2 (ja) | 微小真空管およびその製造方法 | |
| US5739628A (en) | Field emission type cold cathode device with conical emitter electrode and method for fabricating the same | |
| KR100243990B1 (ko) | 전계방출 캐소드와 그 제조방법 | |
| JP2000500266A (ja) | 電界エミッタ装置、およびそれを製作するためのベールプロセス | |
| JP2728813B2 (ja) | 電界放出型電子源及びその製造方法 | |
| JP2735009B2 (ja) | 電界放出型電子銃の製造方法 | |
| JPH06196086A (ja) | 電界放出陰極及びその形成方法 | |
| JPH0612976A (ja) | 電界放出陰極の形成方法 | |
| WO1996000975A1 (en) | Fabrication of electron-emitting structures using charged-particle tracks and removal of emitter material | |
| JPH0652788A (ja) | 電界放出型電子源装置およびその製造方法 | |
| JPH0765706A (ja) | 陰極装置及びその製造方法 | |
| KR100237178B1 (ko) | 전계방출 소자 제조방법 | |
| JPH06111712A (ja) | 電界放出陰極およびその製法 | |
| JP2987372B2 (ja) | 電子放出素子 | |
| JPH11232996A (ja) | 電界放出型電子源及びその製造方法 | |
| JP2846988B2 (ja) | 電界放出型電子放出源素子 | |
| JPH04262337A (ja) | 電界放出陰極の製造方法 | |
| JPH0817332A (ja) | 電界放射型電子素子およびその製造方法 | |
| JPH08190856A (ja) | 電界放射冷陰極の製造方法 | |
| KR100235307B1 (ko) | 포커싱 게이트를 갖는 실리콘 에프이에이 및 그의 제조방법 | |
| KR0149106B1 (ko) | 실리콘-다이아몬드 3극 에미터 및 그 제조방법 | |
| JPH0541152A (ja) | 電界放出陰極の製造方法 | |
| KR100204025B1 (ko) | 3극형 전계방출소자 제조 방법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001226 |