JPH06140247A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPH06140247A
JPH06140247A JP9020692A JP9020692A JPH06140247A JP H06140247 A JPH06140247 A JP H06140247A JP 9020692 A JP9020692 A JP 9020692A JP 9020692 A JP9020692 A JP 9020692A JP H06140247 A JPH06140247 A JP H06140247A
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JP
Japan
Prior art keywords
atomic
magnetic
coercive force
recording medium
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP9020692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Murata
英夫 村田
Hajime Shinohara
肇 篠原
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
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Priority to DE4300689A priority patent/DE4300689C2/de
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気記録媒体の磁性膜を、CoNiCrPt
Bに、VとNbとTaのうち少なくとも1種を添加した
合金により形成して、保磁力を向上し、かつノイズを低
減できるようにした。 【構成】 磁気記録媒体の磁性膜を、原子%でNi3〜
30%、Cr5〜15%、Pt1〜10%、B0.1〜
5%、およびVとNbとTaのうち少なくとも1種以上
を0.1〜5%、残部Coおよび不可避的不純物からな
る合金によって形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば磁気ヘッドとの
間において情報の記録および再生を行なうための磁気記
録媒体に関し、特にノイズを小さくするとともに、保磁
力を向上したものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置では、磁気記録媒体に
微小間隔で磁気ヘッドを対向させ、磁気記録媒体に記録
された磁気情報を磁気ヘッドが読みとったり、磁気ヘッ
ドから磁気記録媒体に磁気的に記録するようになってい
る。磁気記録媒体は、基板材料上にCo−Ni−Cr、
Co−Cr−Ta、Co−Cr−Pt等の合金からなる
磁性膜を被着して形成されており、最近では磁気記録媒
体を高記録密度にするため、磁性膜の保磁力を大きくす
ることが種々提案されている。
【0003】例えば特開平1−25617号公報には、
磁性膜をCo−Cr−Ta−Ptの四元系合金で作成し
た磁気記録媒体が開示されている。そしてPt添加量1
〜15at%で保磁力が約1200Oeより大きく、ま
た角形比が0.8以上になるとしている。また第14回
日本応用磁気学会(1990年)では、Co−Cr−T
aおよびCo−Cr−Ptに対しBを添加することによ
り保磁力が影響を受けることが発表されている。そして
Co−Cr−TaにBを添加すると保磁力が単調に減少
し、Co−Cr−Ptの場合はBの添加とともに保磁力
は増加するとしている。またCo−Cr−PtにBを3
〜7at%添加することにより約3000Oeの高保磁
力が得られるとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術に記載し
たように、Co−Cr−Pt−Bの四元系元素の合金に
より磁性膜を作成した磁気記録媒体では、保磁力の向上
を図れることが知られている。本発明者らがCo−Cr
−PtにBを3〜7at%添加した合金により磁性膜を
形成して磁気記録媒体を作成したところ、保磁力は向上
したが、S/N比が低下してノイズが大きくなるという
問題があった。さらにBが3%以下になると保磁力が低
下する傾向にあった。また従来技術ではCoCrにPt
とBとを共に添加することにより、保磁力は向上してい
るが、Niを含有するCoCr系合金にPtとBを添加
して保磁力を向上することは検討されていない。そこで
本発明は、磁気記録媒体の磁性膜をCoNiCrPtB
に、VとNbとTaのうち少なくとも1種を添加した合
金により形成し、Ptを低減しても保磁力を向上できか
つノイズを低減できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、CoCr
に、Ni、B、Pt、V、Nb、Ta等を添加した場合
に、磁気的影響を鋭意研究した。その結果、CoNiC
rPtBに、VとNbとTaのうち少なくとも1種を添
加した合金であってBの添加量が0.1〜5原子%で保
磁力が大きいとともに、ノイズを低減できることを知っ
て本発明を完成した。すなわち本発明は、非磁性材料か
らなる基板の表面に非磁性材料からなる下地膜を介して
磁性材料からなる磁性膜を設けてなる磁気記録媒体にお
いて、磁性膜を原子%でNi3〜30%、Cr5〜15
%、Pt1〜10%、B0.1〜5%、およびVとNb
とTaのうち少なくとも1種以上を0.1〜5%、残部
Coと不可避的不純物からなる合金によって形成した。
磁性膜を上記組成にしたのは、Niが3%以下になると
保磁力が低下するからであり、Niが30%以上になる
と出力、保磁力共に低下するからである。またCrが5
%以下になると保磁力が低下し、Crが15%以上にな
ると出力が低下するからである。Ptが1%以下では保
磁力が低下し、10%以上ではノイズが増大するからで
ある。Bが0.1%以下では保磁力が小さく、5%以上
では出力と保磁力が低下するからである。さらにV、N
b、Taの添加量が0.1%以下では効果がなく、5%
以上ではノイズ特性、保磁力、出力共に低下するからで
ある。
【0006】
【作用】上記の磁気記録媒体は、磁性膜がCoNiCr
PtにVとNbとTaのうち少なくとも1種以上を添加
しさらにBを添加した合金により形成され、Bは0.1
〜5原子%含有され、かつVとNbとTaとは0.1〜
5%含有されるようにしたので、保磁力が大きくて記録
密度が向上し、しかもS/N比が30dB以上となって
ノイズは3μVrms以下に低減される。このようにS
/N比が約30dB以上となるのは、Bを添加すること
により、磁性膜を構成する粒子と粒子とが磁気的に独立
しているためにノイズが生じにくいと考えられる。また
V、Nb、Taは、結晶粒を微細化するとともにCrを
粒界に拡散して粒を磁気的に独立させるため、ノイズ特
性と出力を向上する。
【0007】
【実施例】(実施例1)マグネシウムを4重量%含有す
るアルミニウム合金からなる基板の表面を旋削加工によ
り平滑に形成し、外径95mm、内径25mm、厚さ
1.27mmの基板とした。次にこの基板の表面にNi
−P合金からなるメッキ膜を5〜15μmの厚さに形成
し、磁気記録媒体の起動時および停止時における磁気ヘ
ッド若しくはスライダとの接触摺動特性(CSS)を確
保する。上記のようにして被着したメッキ膜の表面を平
滑に研磨するとともに、磁気ヘッド若しくはスライダと
の吸着を防止するためのテクスチャ加工を施した。
【0008】次に基板を洗浄後、例えばDCマグネトロ
ンスパッタ装置により、Crからなる下地膜と、CoN
iCrPtに、VとNbとTaのうち少なくとも1種以
上を添加するとともにBを添加した合金からなる磁性膜
と、Cからなる保護膜とを順次積層して磁気記録媒体を
作成する。この場合、下地膜の成膜には、スパッタ室内
を1×10-5mTorr以下に排気後、基板を250℃
において30分間加熱し、Arガスを導入してスパッタ
室内を10mTorrに保持し、投入電力2000W、
成膜速度40nm/分の条件により、膜厚100nmに
成膜した。次にこの下地膜の上に、CoNiCrPt
に、VとNbとTaのうち少なくとも1種以上を添加す
るとともにBを添加した合金の磁性膜を上記同様にし
て、投入電力2000W、成膜速度100nm/分の条
件で60nmの膜厚に成膜した。この磁性膜のスパッタ
ではバイアス電圧−200Vを印加した。また保護膜は
投入電力1000W、成膜速度8nm/分の条件で前記
磁性膜上に膜厚30nmで成膜した。
【0009】(実施例2)ここで上記のようにして作成
する磁気記録媒体において、VとNbとTaとを含有し
ない磁性膜であって、Bを添加した場合の磁気特性の影
響を調べた。そのためNi20原子%、Cr12原子
%、Ptを7原子%、Bをx原子%、残部CoとしてB
の添加量を変化させた合金により磁性膜を作成し、その
保磁力Hcと出力Bsとを測定して図1に示した。図1
からわかるように、磁性膜としてBを0.1〜5原子%
添加したものは、B添加量が増すほど保磁力が増加し、
5原子%を越えると低下する傾向にあることがわかる。
また図1からBが0.1〜5原子%添加されたものは出
力に対応するBsが約0.7T以上になり望ましいこと
がわかる。さらに図1の場合の磁性膜のそれぞれのS/
N比とディスクノイズを測定して図2に示した。図2よ
りBの添加量が0.1〜5原子%の範囲でS/N比は3
0dB以上となって、ノイズは2.3μVrms以上と
なり、ノイズの低減に望ましいことがわかる。
【0010】次に前記磁性膜において、Pt含有量が磁
気特性にどのような影響があるかを磁性膜を作成して測
定した。そのためNi15原子%、Crを8原子%、P
tをx原子%、Bを4原子%とし、VとNbとTaとの
うち少なくとも1種以上を2原子%、残部Coとし、P
t含有量を変化させた合金により磁性膜を作成して、保
磁力HcとBsとを測定し、その結果を図3に示した。
図3より保磁力はPtが1〜15原子%で1500Oe
以上であり、12%で大きな値をもっている。BsはP
t量が増加するほど減少し、10原子%以下で0.9T
の大きな出力となった。よってPt含有量は、1〜10
原子%とするのが磁気特性上望ましい。
【0011】次に前記磁性膜において、Ni含有量が磁
気特性にどのような影響があるかを磁性膜を作成して測
定した。そのためNiをx%、Crを8原子%、Ptを
5原子%、Bを3原子%とし、VとNbとTaとのうち
少なくとも1種以上を2原子%、残部Coとし、Ni含
有量を変化させた合金により磁性膜を作成して、保磁力
Hcと出力Bsとを測定し、その結果を図4に示した。
図4より保磁力はNiが3〜30原子%で1500Oe
以上となり、特にNi含有量が25原子%で最高になり
20〜30原子%で大きな保磁力となった。またBs
は、Ni含有量が30原子%で1.05(T)となり、
Ni含有量が減少するほど出力が大きくなった。このた
めNi含有量は3〜30原子%で保磁力と出力とが望ま
しいものとなる。
【0012】次に前記磁性膜において、Cr含有量が磁
気特性にどのような影響があるかを磁性膜を作成して測
定した。そのため、Niを20原子%、Crをx原子
%、Ptを7原子%、Bを3原子%、VとNbとTaと
のうち少なくとも1種以上を2原子%、残部Coとして
磁性膜を作成し、保磁力Hcと出力Bsを測定しその結
果を図5に示した。図5よりわかるように、Cr含有量
が5〜15原子%で保磁力が1700Oe以上とCr含
有量が多いほど保磁力が大きくなった。また出力Bsは
Cr含有量15原子%以下で0.5(T)となり、Cr
含有量が少なくなるほど出力が大きくなった。このため
Cr含有量は、5〜15原子%で保磁力と出力にとって
望ましいものとなる。
【0013】(実施例3)第1実施例で作成した磁性
膜、即ちCoNiCrPtに、VとNbとTaのうち少
なくとも1種以上を添加するとともにBを添加した合金
からなる磁性膜において、VとNbとTaのうち少なく
とも1種以上の含有量を変化させた場合の磁気特性の影
響を調べた。なおNiを20原子%、Crを8原子%、
Ptを5原子%、Bを3原子%、そしてVとNbとTa
の含有量をx原子%、残部Coとした合金により磁性膜
を作成した。このようにVとNbとTaの含有量を変化
させた場合のノイズ特性と保磁力Hcと出力Bsとを測
定して、それぞれを図6(a)、(b)、(c)に示し
た。
【0014】図6(a)によれば、V、NbあるいはT
aの含有量が増加するほどノイズ特性は減少し、0.1
〜5原子%でノイズ特性は2.0〜8.1μVrmsと
なっている。図6(b)によれば、保磁力はV、Nbあ
るいはTaの含有量が約3原子%で最高になりそれより
増加しても減少しても低下している。また図6(c)に
よれば、出力に関係するBsはVあるいはTaが増加す
るほど減少し、それら含有量が0.1〜5原子%で0.
6T以上になっている。なおV、Nb、Taはそれら1
種の添加ではなく複数添加した場合でもそれら合計添加
量に応じて、単一添加した場合とほぼ同様の結果が得ら
れることは容易に推測できる。以上の図6(a)、
(b)、(c)の考察により、V、Nb、Taうち少な
くとも1種以上を0.1〜5原子%添加するのが磁気特
性にとって望ましい。
【0015】
【発明の効果】本発明の磁気記録媒体は、磁性膜の合金
材料としてCoNiCrPtにBを添加しているので保
磁力が向上し、さらに合金材料にV、Nb、Taのうち
少なくとも1種を添加しているので、少ないPt添加量
でより大きな保磁力を有する。また本発明の磁気記録媒
体では、S/N比が大きくてノイズを十分に低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録媒体の磁性膜におけるB添加
量と保磁力及び出力との関係図である。
【図2】本発明の磁気記録媒体の磁性膜におけるB添加
量とノイズとの関係図である。
【図3】本発明の磁気記録媒体の磁性膜におけるPt添
加量と保磁力及び出力との関係図である。
【図4】本発明の磁気記録媒体の磁性膜におけるNi添
加量と保磁力及び出力との関係図である。
【図5】本発明の磁気記録媒体の磁性膜におけるCr添
加量と保磁力及び出力との関係図である。
【図6】本発明の磁気記録媒体の磁性膜におけるV、N
b、Taの添加量と、ノイズ特性(a)、保磁力
(b)、出力(c)との関係図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性材料からなる基板の表面に非磁性
    材料からなる下地膜を介して磁性材料からなる磁性膜を
    設けてなる磁気記録媒体において、磁性膜を原子%でN
    i3〜30%、Cr5〜15%、Pt1〜10%、B
    0.1〜5%、およびVとNbとTaのうち少なくとも
    1種以上を0.1〜5%、残部Coと不可避的不純物か
    らなる合金によって形成したことを特徴とする磁気記録
    媒体。
JP9020692A 1992-03-13 1992-03-16 磁気記録媒体 Pending JPH06140247A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9020692A JPH06140247A (ja) 1992-03-16 1992-03-16 磁気記録媒体
DE4300689A DE4300689C2 (de) 1992-03-13 1993-01-13 Magnetisches Aufzeichnungsmedium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9020692A JPH06140247A (ja) 1992-03-16 1992-03-16 磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06140247A true JPH06140247A (ja) 1994-05-20

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ID=13992019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9020692A Pending JPH06140247A (ja) 1992-03-13 1992-03-16 磁気記録媒体

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JP (1) JPH06140247A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6562488B1 (en) * 1999-04-14 2003-05-13 Seagate Technology Llc CoCrPtTaNbB alloy for magnetic recording medium

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6562488B1 (en) * 1999-04-14 2003-05-13 Seagate Technology Llc CoCrPtTaNbB alloy for magnetic recording medium

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