JPH0614700A - 刺身の製造法 - Google Patents

刺身の製造法

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Publication number
JPH0614700A
JPH0614700A JP19748292A JP19748292A JPH0614700A JP H0614700 A JPH0614700 A JP H0614700A JP 19748292 A JP19748292 A JP 19748292A JP 19748292 A JP19748292 A JP 19748292A JP H0614700 A JPH0614700 A JP H0614700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sashimi
gelatin
taste
color tone
meat
Prior art date
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Pending
Application number
JP19748292A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenhachi Muramatsu
善八 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruhachi Muramatsu KK
Original Assignee
Maruhachi Muramatsu KK
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Publication date
Application filed by Maruhachi Muramatsu KK filed Critical Maruhachi Muramatsu KK
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Publication of JPH0614700A publication Critical patent/JPH0614700A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刺身の色調及び離水等の経時的変化による品
質低下を防止すると共に従来の刺身にない新趣向の食感
と呈味性のある刺身を簡易に製造する。 【構成】 魚肉、畜肉、とり肉等の刺身を−15℃〜5
℃に保存して容器に収容した後、調味ゼラチン液を注入
して10℃以下に冷却して保存する刺身の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は魚肉、畜肉、とり肉等の
刺身の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】刺身の食べ頃温度は5〜10℃が最も美
味であるとされているが、調理後の店頭での陳列や時間
の経過と共に徐々に品温が上昇し色調も鮮赤色から暗赤
色に変わり肉汁の離水等も生じて品質の劣化と味の低下
を来す欠陥があることは良く知られており、従来これを
防止するには単に低温下に保持するようにしているに過
ぎない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、刺身の前
記のような劣化を防止するため、フィルムによるコーテ
ィング処理、可食被膜による処理、添加物の使用等につ
いて種々実験を重ねてきたが、何れも一長一短があり、
未だ充分に所期の目的を達成できるような手段は見出せ
ないのが実状であった。
【0004】そこで本発明者は被処理物が生食に供する
刺身であることから、保存性のあること、加工処理が迅
速簡易であること、加工処理後の商品の外観が良いこ
と、呈味性を阻害しないこと等の条件に適する処理材料
として、ゼラチン、寒天、ペクチン、カラギーナン、マ
ンナン、加工澱粉、カードラン等の単体又は複合体につ
いて比較実験した結果、ゼラチンが最も好ましいことが
確認されたので、更にこのゼラチンについて詳細な実験
を行ったところ、刺身の色調変化を防止しながら保存性
と呈味性を向上できることに成功した。本発明はこの新
知見に基づき、色調変化なく、しかも保存性及び呈味性
のある新たな刺身の製造法を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、魚肉、畜肉、とり肉等の刺身を−15℃〜
5℃に保持して容器に収容し調味ゼラチン液を注入して
10℃以下に冷却保持して刺身を製造するものである。
【0006】前記調味ゼラチン液としては、3〜8%の
ゼラチン溶液に1〜2%の寒天、ペクチン、カラギーナ
ン、その他の多糖類を加え固結ゲルの融点を30〜40
℃に調節したものを使用すると共に呈味性を向上するた
めの調味料、わさび及び必要に応じてビタミンC、ビタ
ミンE等の酸化防止、殺菌剤、着色剤を添加する。また
前記調味ゼラチン液は15〜20℃の流動性のある間に
注入して注入後10℃以下に保持するようにする。
【0007】本発明者はゼラチンゲルについて種々実験
したところ、 ゼラチン濃度が2%以下ではゲルの硬さが軟弱であ
り、10%を超えると食感に違和感が生ずること、 ゼラチンの融点は体温以下にしないと食したときの
口溶け性が悪く、又美味性も低下すると共に固結温度が
15℃以上であると加工操作も悪くなるがこれらは寒
天、ペクチン、カラギーナン等の微量添加で解決できる
こと、 ゼラチンは0℃以下にすると物性変化や離水が生ず
るので10℃以下好ましくは0〜5℃に保持することが
必要であること、 調味料、香辛料を加えて呈味性が向上できること、 等の性状が確認できた。
【0008】一方、刺身の種類による常温(20℃)に
おける色調の変化は、とり刺し、牛たたきは比較的緩や
かに鮮赤色より暗赤色に変化するが、まぐろの赤身肉は
2時間も経過すると急激に変色し、特にまぐろの練りと
ろはまぐろの赤身肉以上に急激に変色し、また呈味性及
び離水性の変化もとり刺し及び牛たたきに比しまぐろ練
りとろ及びまぐろ赤身肉は急激に低下することが実験で
確かめられた。
【0009】そこで変化の激しいまぐろ練りとろについ
て、次の要領により5℃及び20℃における色調変化テ
ストを行った結果は図1(5℃)及び図2(20℃)の
通りであり、何れの場合でもゼラチン処理により色調変
化を防止できることに成功した。 1) まぐろ練りとろの原料(重量%)、ばちまぐろ9
0%、植物油9.95%、ビタミンE0.05% 2) ゼラチン溶液(重量%)、水96.5%、ゼラチ
ン3.5% 3) 原料とゼラチン溶液との配合比 A 原料6部 ゼラチン溶液4部 B 原料4部 ゼラチン溶液6部 C 原料10部(無処理・対照)
【0010】この結果から本発明は、−15℃〜5℃の
低温に保持して刺身を適宜容器に適量収容してこれに調
味料、香辛料等を添加した調味ゼラチン液を注入して冷
却固結せしめて冷蔵庫等で10℃以下の低温に冷却保存
することにより、長時間色調を鮮赤色に保持すると共に
離水による品質低下も防止して新趣向の食感と呈味性の
ある刺身を製造するものである。
【0011】
【実施例】
(1)ばちまぐろ90g、植物油9.95g、ビタミン
E0.05gを練り合わせ厚さ1cmの板状に成型して
−5℃に冷却したものを断面1cm四方長さ10cmの
スティック状に切断した後、これを容器に入れ、これに
水137.5g、ゼラチン5.0g、寒天0.5g、調
味料6g、練りわさび1g、粉パセリ少々の26℃の混
合液150gを注入して5℃に冷却して保存する。 (2)牛たたき30gをスライスして容器に入れ、これ
に胡椒0.1g、食塩0.5g、粉末調味料1gを添加
してシーズニングして−5℃に冷却した後、これに水6
0g、ゼラチン2.5g、調味料4g、パセリ葉0.5
g、チェリー2g(1個)、酢1gの26℃の混合液7
0gを注入して冷却し閉蓋して5℃で保存する。 (3)ダイスカットのまぐろ刺身、短冊状いか刺身、青
柳刺身(1個)、甘えび3尾、糸切昆布少量40gを容
器に入れ−5℃に冷却した後、これに水44.7g、ゼ
ラチン2.3g、調味料2.4g、ビタミンC0.1
g、リンゴ酢0.5g、ポリリジン(15ppm相当)
の26℃の混合液60gを注入冷却しフィルムシールで
閉蓋し0℃に保存する。
【0012】
【発明の効果】本発明方法は刺身を調味ゼラチン中に冷
却して保存することにより刺身の色調及び離水等の物性
の経時的変化による品質低下を防止してその保存性を向
上することができると共に従来の刺身にはみられない新
趣向の食感と呈味性のある刺身を簡易に製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】5℃における本発明の色調変化比較図表。
【図2】20℃における本発明の色調変化比較図表。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚肉、畜肉、とり肉等の刺身を−15℃
    〜5℃に保持して容器に収容し調味ゼラチン液を注入し
    て10℃以下に冷却して保持することを特徴とする刺身
    の製造法。
JP19748292A 1992-07-02 1992-07-02 刺身の製造法 Pending JPH0614700A (ja)

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JP19748292A JPH0614700A (ja) 1992-07-02 1992-07-02 刺身の製造法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008029209A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Nippon Suisan Kaisha Ltd マグロ刺身の冷凍品、その製造方法、及び調味液との包装体
JP2013233122A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Nihon Wrap Kk 調理済み生食用食肉、およびその製造方法

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