JPH0614712U - 加圧流動床ボイラの制御装置 - Google Patents

加圧流動床ボイラの制御装置

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JPH0614712U
JPH0614712U JP5417692U JP5417692U JPH0614712U JP H0614712 U JPH0614712 U JP H0614712U JP 5417692 U JP5417692 U JP 5417692U JP 5417692 U JP5417692 U JP 5417692U JP H0614712 U JPH0614712 U JP H0614712U
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博文 古越
文朗 橋本
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石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷指令信号が増加された時に、流動床ボイ
ラに燃焼用空気が流動しやすくなるようにして、空気不
足の発生を防止し、また出力の増加の時間遅れを防止す
る。 【構成】 流動床ボイラ2の排ガス出口部14’と空気
供給装置13の出側の排気管14との間をバイパスダク
ト26で連通し、該バイパスダクト26にバイパス弁2
7を設け、出力指令18の増加時に前記バイパス弁27
を開ける制御を行うバイパス制御装置28を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、加圧流動床ボイラの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
加圧流動床ボイラは、図2に示すように圧力容器1内に流動床ボイラ2を設け ており、コンプレッサ3によって加圧した燃焼用空気4を前記圧力容器1に供給 し、圧力容器1内の圧力が上昇することにより燃焼用空気4が流動床ボイラ2の 下部5から流動床ボイラ2内の散気板6に供給されて流動床7が形成され、燃料 ポンプ等の燃料供給装置8から流動床7内に供給された燃料を流動燃焼させるこ とにより流動床ボイラに供給されているボイラ水の加熱を行うようになっている 。前記加圧流動床ボイラは、圧力容器1に燃焼用空気4を供給して圧力容器1内 を加圧することにより、流動床ボイラ2の燃焼ガスが外部に漏出するのを防止す るようになっている。また図示の場合、前記流動床ボイラ2の燃焼後の排ガスを 排気管14によりインレットガイドベーン9を介して発電用ガスタービン10に 供給することにより発電を行い、又発電用ガスタービン10の出側ガスを入口ベ ーン11を介して給気用ガスタービン12に導いて、該給気用ガスタービン12 と同軸に連結された前記コンプレッサ3の駆動を行って燃焼用空気4の供給を行 う空気供給装置13を構成している。図中15は煙突、16は途中に切出し弁1 7を備えて流動床ボイラ2の炉底部から灰を切出すようにした灰除去管を示す。
【0003】 上記した加圧流動床ボイラの燃料供給装置8と空気供給装置13の制御を行う 制御装置は、図2及び図3を参照して説明すると、図3(A)に実線で示すよう に急激に変化する出力指令(MWD)18を変化率制限器19に導入することに より、図3(A)に破線で示すように出力指令18の変化に対して加圧流動床ボ イラが追従できる所要の勾配20で変化させるように制限を与え、且つ前記変化 率制限器19からの信号を関数発生器21に導くことにより図3(B)に示す燃 料指令信号22とし、該燃料指令信号22により前記燃料供給装置8の制御を行 うようにしている。又前記変化率制限器19からの信号に基づいて、給水のため の給水指令信号23を出力するようになっている。
【0004】 更に、前記燃料指令信号22を関数発生器24に導いて関数変換することによ り図3(C)に示す空気指令信号25を得て、前記空気供給装置13の入口ベー ン11の調節を行うことにより燃焼用空気4の制御を行うようにしている。
【0005】 上記従来の制御装置では、図3(A)に実線で示すように出力指令18が増加 すると、変化率制限器19によって変化率に制限が加えられた信号の増加(破線 で示す勾配20)に基づいて、燃料指令信号22、空気指令信号25の夫々が同 時に所要の変化率で増加されるようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記加圧流動床においては、コンプレッサ3からの燃焼用空気4が一 旦圧力容器1に供給されてから流動床ボイラ2に供給されるようになっているた めに、圧力容器1内の圧力が変化することによって初めて流動床ボイラ2に対す る空気の供給量が変化することになり、しかも圧力容器1の容量が大きいために 、コンプレッサ3による燃焼用空気4の供給量が増減された際に実際に流動床ボ イラ2内に供給される燃焼用空気4の量が変化するまでに大きな時間遅れが生じ ることになる。
【0007】 従って、前記従来の制御装置では、図3(B)に示すように燃料供給装置8に 導入される燃料指令信号22が増加された時には燃料の供給量は直ちに増加する が、入口ベーン11に導入される空気指令信号25が増加しても流動床ボイラ2 に対する燃焼用空気4の供給量が実際に増加されるまでには時間が掛り、そのた めに図3(D)に示すように排ガスの酸素濃度が目標限界値以下、即ち流動床ボ イラ2内の燃焼が空気不足の状態で行われることになり、不完全燃焼による公害 物質の発生、ダストによるガスタービンへの悪影響の発生、燃料効率の低下、場 合によっては装置全体のトリップにつながるなどの問題を生じる。
【0008】 このため、従来では酸素濃度計により排ガスの酸素濃度を監視してその検出値 から前記したような不具合な事態が発生するのを察知して、燃料供給装置8によ る燃料の供給量を絞り込む調節を作業員が手動で行うようにしているが、このよ うな作業は面倒であると共に、調節の操作が遅れてしまって安定した酸素濃度の 調節ができずに上記問題を生じさせてしまう危険があり、また排ガス中の酸素濃 度を確保するために燃料を絞ってしまうと出力指令18を増加する指令があって から実際に燃料を増加して流動床ボイラ2の出力を増加することができるように なるまでに時間が掛り、出力目標値に対して制御が大きく遅れてしまう等の問題 を有していた。
【0009】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、出力指令の増加時に排ガ ス中の酸素濃度が低下するのを防止し、且つ出力指令の増加に対して時間遅れを 生じることなく安定して出力を増加することができるようにした加圧流動床ボイ ラの制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、圧力容器1と、該圧力容器1内に設置した流動床ボイラ2と、該流 動床ボイラ2に燃料を供給する燃料供給装置8と、前記流動床ボイラ2から排気 管14を介して導かれる排ガスによって駆動されて前記圧力容器1に燃焼用空気 4を供給する空気供給装置13と、加圧流動床ボイラの出力指令18を入力して 該出力指令18の変化に制限を与える変化率制限器19と、該変化率制限器19 の出力に基づいて燃料指令信号22を出力する関数発生器21と、前記燃料指令 信号22に基づいて前記空気供給装置13に空気指令信号25を出力する関数発 生器24とを備えた加圧流動床ボイラの制御装置であって、前記流動床ボイラ2 の排ガス出口部14’と空気供給装置13の出側の排気管14との間を連通する バイパスダクト26と、該バイパスダクト26に設けたバイパス弁27と、前記 出力指令18が増加した時に前記バイパス弁27を開ける制御を行うバイパス制 御装置28とを備えたことを特徴とする加圧流動床ボイラの制御装置、に係るも のである。
【0011】
【作用】
出力指令18が増加された時、バイパス制御装置28によりバイパスダクト2 6のバイパス弁27を開けるように制御する。この時、バイパス弁27の開度は 、燃料指令信号22に基づいて制御するようにしたり、又別個に設定した指令信 号によって制御したり、或いは開閉のみの制御とするようにしても良い。
【0012】 前記バイパス弁27が開けられると、流動床ボイラ2からの排ガスの一部がバ イパスダクト26を介して空気供給装置13の下流の排気管14に排出されるよ うになるために流動床ボイラ2内の圧力が低下し、よって圧力容器1内の燃焼用 空気4が流動床ボイラ2内に流動しやすくなるので、流動床ボイラ2内の燃焼用 空気4の流量が増加して、燃焼用空気4が不足するような問題の発生が防止され 、更に出力指令18の増加時に燃料の供給を絞るようなことがないので出力の増 加に時間遅れを生じることもない。
【0013】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0014】 図1は本考案の加圧流動床ボイラの制御装置の一実施例を示すもので、図2と 同様の加圧流動床ボイラにおいて、排気管14における流動床ボイラ2の排ガス 出口部14’と空気供給装置13の出側位置との間をバイパスダクト26で連通 すると共に、該バイパスダクト26にバイパス弁27を設け、更に該バイパス弁 27を開ける制御を出力指令の増加によって行うバイパス制御装置28を設ける 。29は前記流動床ボイラ2の排ガス出口部に設けて排ガス中の酸素濃度を検出 する酸素濃度検出器を示す。
【0015】 前記バイパス制御装置28は、燃料指令信号22に基づいて開度指令信号30 を出力する関数発生器31と、0%開度の閉塞信号32を出力する信号発生器3 3と、前記関数発生器31の開度指令信号30と前記信号発生器33の閉塞信号 32とを入力して両信号30,32のうちの一方を切替えて前記バイパス弁27 に導くことによりバイパス弁27の制御を行うようにした切替器34とを備えて おり、更に出力指令18を入力して該出力指令18が増加した時に、通常は信号 発生器33からの閉塞信号32を取入れて出力している状態から関数発生器31 からの開度指令信号30を取入れてバイパス弁27に導くように切替器34の切 替信号36を出力する切替制御器37を設けている。尚この時、前記酸素濃度検 出器29からの酸素濃度信号35を切替制御器に入力して、酸素濃度信号35が 設定値以下に低下した時に前記切替信号36を出力させるようにしても良い。
【0016】 又、関数発生器24からの空気指令信号25をコントローラ38を介して入口 ベーン11に導くようにし、且つ前記空気供給装置13によって圧力容器1に燃 焼用空気4を導く空気管39に流量計40を設けて流量を検出し、該流量計40 によって検出した空気流量信号41を前記コントローラ38に導入して、空気管 39を流れる燃焼用空気4の流量が空気指令信号25に一致するようフィードバ ック制御を行うようにしている。
【0017】 出力指令18が変化しない通常の安定した運転状態では、出力指令18が増加 せず、酸素濃度検出器29からの酸素濃度信号35も設定値以上を保持している ので、切替制御器37は切替信号36を出力せず、よって切替器34は信号発生 器33からの閉塞信号32をバイパス弁27に出力しており、バイパス弁27は 閉塞されている。
【0018】 出力指令18が増加すると、該出力指令18の増加により切替制御器37は切 替信号36を切替器34に出力するので、切替器34は関数発生器31からの開 度指令信号30をバイパス弁27に出力するように切替えられ、よってバイパス 弁27は燃料指令信号22の増加に対応した開度で開くように制御される。
【0019】 前記バイパス弁27が開けられると、流動床ボイラ2からの排ガスの一部がバ イパスダクト26を介して排気管14における空気供給装置13の下流側に排出 されるようになるので、流動床ボイラ2内の圧力が低下し、よって圧力容器1内 の燃焼用空気4が流動床ボイラ2内に流動しやすくなって流動床ボイラ2内の燃 焼用空気4の流量が増加する。これにより、出力指令18の増加時に燃焼用空気 4が不足するような問題の発生が防止され、更に出力指令18の増加時に燃料の 供給を絞るようなことがないので出力の増加に時間遅れを生じるようなこともな くなる。
【0020】 又、前記バイパス弁27の開作動により給気用ガスタービン12に供給される 排ガスの圧力が低下することになるが、流量計40の空気流量信号41によりコ ントローラ38を介して空気指令信号25のフィードバック制御を行うようにし ているので、燃焼用空気4の供給量が減少することを防止して安定に保持するこ とができる。この時、このフィードバック制御に代えて、発電用ガスタービン1 0による発電量を押さえることにより給気用ガスタービン12の作動を助けるよ うにしても良い。
【0021】 又、前記切替器34の切替制御を、出力指令18の増加によって行うことに代 えて、酸素濃度信号35が設定値以下になった時に行うようにしても良いが、出 力指令18が増加してから酸素濃度が低下するまでには時間遅れがあるために酸 素濃度の低下が大きくなってしまう可能性があるので、出力指令18の増加に基 づいて制御するのが好ましい。又、バイパス弁27の開度の制御を、燃料指令信 号22から関数発生器31によって求めた開度指令信号30により制御する場合 について説明したが、新たに別個に設定した指令信号によって制御するようにし たり、或いは開閉のみの簡単な制御とすることもできる。
【0022】 尚、本考案は前記実施例にのみ限定されるものではなく、発電用ガスタービン を備えない場合も同様に適用できること、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲 内に於いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0023】
【考案の効果】
本考案の加圧流動床ボイラの制御装置によれば、排気管14における流動床ボ イラ2の排ガス出口部14’と空気供給装置13の出側との間をバイパスダクト 26で連通し、且つ該バイパスダクト26にバイパス弁27を設けると共に、加 圧流動床ボイラの出力指令18が増加した時に前記バイパス弁27を開ける制御 を行うバイパス制御装置28を設けた構成を有しているので、出力指令18が増 加すると、バイパス制御装置28により前記バイパス弁27が開けるように制御 されるので、流動床ボイラ2からの排ガスの一部がバイパスダクト26を介して 下流に排出されることにより流動床ボイラ2内の圧力が低下し、よって圧力容器 1内の燃焼用空気4が流動床ボイラ2内に流動しやすくなるので、流動床ボイラ 2の燃焼用空気4の流量が増加して、燃焼用空気4が不足する問題の発生が防止 され、更に出力指令18の増加時に燃料の供給を絞るようなことがないので出力 の増加に時間遅れを生じることもない等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来の加圧流動床ボイラの制御装置の一例を示
すブロック図である。
【図3】(A)(B)(C)(D)は図2の作用を示す
線図である。
【符号の説明】
1 圧力容器 2 流動床ボイラ 4 燃焼用空気 8 燃料供給装置 13 空気供給装置 14 排気管 14’排ガス出口部 18 出力指令 19 変化率制限器 21 関数発生器 22 燃料指令信号 24 関数発生器 25 空気指令信号 26 バイパスダクト 27 バイパス弁 28 バイパス制御装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力容器1と、該圧力容器1内に設置し
    た流動床ボイラ2と、該流動床ボイラ2に燃料を供給す
    る燃料供給装置8と、前記流動床ボイラ2から排気管1
    4を介して導かれる排ガスによって駆動されて前記圧力
    容器1に燃焼用空気4を供給する空気供給装置13と、
    加圧流動床ボイラの出力指令18を入力して該出力指令
    18の変化に制限を与える変化率制限器19と、該変化
    率制限器19の出力に基づいて燃料指令信号22を出力
    する関数発生器21と、前記燃料指令信号22に基づい
    て前記空気供給装置13に空気指令信号25を出力する
    関数発生器24とを備えた加圧流動床ボイラの制御装置
    であって、前記流動床ボイラ2の排ガス出口部14’と
    空気供給装置13の出側の排気管14との間を連通する
    バイパスダクト26と、該バイパスダクト26に設けた
    バイパス弁27と、前記出力指令18が増加した時に前
    記バイパス弁27を開ける制御を行うバイパス制御装置
    28とを備えたことを特徴とする加圧流動床ボイラの制
    御装置。
JP5417692U 1992-07-09 1992-07-09 加圧流動床ボイラの制御装置 Expired - Lifetime JP2554492Y2 (ja)

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