JPH0615153Y2 - プ−リ付調速器 - Google Patents
プ−リ付調速器Info
- Publication number
- JPH0615153Y2 JPH0615153Y2 JP11838186U JP11838186U JPH0615153Y2 JP H0615153 Y2 JPH0615153 Y2 JP H0615153Y2 JP 11838186 U JP11838186 U JP 11838186U JP 11838186 U JP11838186 U JP 11838186U JP H0615153 Y2 JPH0615153 Y2 JP H0615153Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- speed
- gear
- worm shaft
- control member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、プーリ付調速器より詳細に自動復帰機能を
有する調速器に関する。
有する調速器に関する。
(従来の技術) 調速器の一つに、オーディオ機器やOA機器に用いられ
ていて、カセットやディスクを機器内部へ出し入れする
際のダンパとして機能させられるものが実用化されてい
る。例えば、実開昭59-89401号で提案されているものが
その一つである。この調速器は、増速輪列でウォーム軸
を回転させて調速部材を拡開させ、この調速部材が周壁
を摺擦することによる断続的な制動作用を利用して調速
するものであり、小型,動作の安定性,長寿命,オイル
洩れがない等のメリットがあって重宝されている。
ていて、カセットやディスクを機器内部へ出し入れする
際のダンパとして機能させられるものが実用化されてい
る。例えば、実開昭59-89401号で提案されているものが
その一つである。この調速器は、増速輪列でウォーム軸
を回転させて調速部材を拡開させ、この調速部材が周壁
を摺擦することによる断続的な制動作用を利用して調速
するものであり、小型,動作の安定性,長寿命,オイル
洩れがない等のメリットがあって重宝されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記調速器の増速輪列への入力は、歯車を介
しているために、変位体(被調速体)との結合に歯車が
必要となる。オーディオ機器やOA機器のように、比較
的小型の機器のダンパとして適用するには、たいした問
題ではないが、これを例えば航空機に設けられる揺動自
在の旅客用手荷物棚のように比較的大型の機器のダンパ
として用いる場合、多くの歯車を必要とすると共に結合
場所に制約を受けるという問題点がある。
しているために、変位体(被調速体)との結合に歯車が
必要となる。オーディオ機器やOA機器のように、比較
的小型の機器のダンパとして適用するには、たいした問
題ではないが、これを例えば航空機に設けられる揺動自
在の旅客用手荷物棚のように比較的大型の機器のダンパ
として用いる場合、多くの歯車を必要とすると共に結合
場所に制約を受けるという問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、ノイズレス,小型軽量,長寿命,オイル洩れ
がないという利点を生かしつつ、上記問題点を解決した
調速器の提供を目的としていて、ケースに支持された増
速輪列と、この増速輪列の出力側に設けられたウォーム
軸と、このウォーム軸に設けられていて、該軸の回転に
よる遠心力で拡開する調速部材と、上記調速部材を囲繞
して上記ケースに設けられていて、拡開した上記調速部
材が摺擦する周壁と、上記増速輪列の入力側に設けられ
たプーリと、このプーリに巻回した紐等の長尺体と、こ
の長尺体を巻き上げる向きに、上記プーリを回転付勢す
るばね要素と、上記ウォーム軸と上記プーリとの間に設
けられていて、上記長尺体を巻き上げる向きに回転する
ときの上記プーリの回転力が上記ウォーム軸に伝達され
るのを断つクラッチ手段とからなるプーリ付調速器にあ
る。
がないという利点を生かしつつ、上記問題点を解決した
調速器の提供を目的としていて、ケースに支持された増
速輪列と、この増速輪列の出力側に設けられたウォーム
軸と、このウォーム軸に設けられていて、該軸の回転に
よる遠心力で拡開する調速部材と、上記調速部材を囲繞
して上記ケースに設けられていて、拡開した上記調速部
材が摺擦する周壁と、上記増速輪列の入力側に設けられ
たプーリと、このプーリに巻回した紐等の長尺体と、こ
の長尺体を巻き上げる向きに、上記プーリを回転付勢す
るばね要素と、上記ウォーム軸と上記プーリとの間に設
けられていて、上記長尺体を巻き上げる向きに回転する
ときの上記プーリの回転力が上記ウォーム軸に伝達され
るのを断つクラッチ手段とからなるプーリ付調速器にあ
る。
(作用) プーリに巻回されている長尺体を引っ張ると、プーリが
回転してばね要素を蓄勢する。プーリの回転は、クラッ
チ手段,増速輪列を介してウォーム軸に伝達され、調速
部材を拡開させてこれを周壁に摺接させ、プーリの回転
に制動を掛ける。長尺体への拘束力を解放すると、蓄勢
されているばね要素がプーリを回転させて引出された長
尺体をプーリに巻き取る。このとき、クラッチ手段は、
プーリの回転がウォーム軸に伝達されるのを断ってい
る。
回転してばね要素を蓄勢する。プーリの回転は、クラッ
チ手段,増速輪列を介してウォーム軸に伝達され、調速
部材を拡開させてこれを周壁に摺接させ、プーリの回転
に制動を掛ける。長尺体への拘束力を解放すると、蓄勢
されているばね要素がプーリを回転させて引出された長
尺体をプーリに巻き取る。このとき、クラッチ手段は、
プーリの回転がウォーム軸に伝達されるのを断ってい
る。
(実施例) 以下、図示の一実施例に基づいて本考案を詳細に説明す
る。
る。
第1図及び第2図において、プーリ付調速器1は、互い
に固着された金属製又は合成樹脂製の一対のケース2,3
と、このケース内に格納されたウォーム軸4,調速部材
5,増速輪列6,プーリ7,クラッチ手段8,ばね要素
9,プーリ7に巻き回された長尺体10とからなってい
る。
に固着された金属製又は合成樹脂製の一対のケース2,3
と、このケース内に格納されたウォーム軸4,調速部材
5,増速輪列6,プーリ7,クラッチ手段8,ばね要素
9,プーリ7に巻き回された長尺体10とからなってい
る。
ウォーム軸4は、金属製であってその一端4aをケース
3に形成された軸支部3aに、その他端4bを周壁部材
11に形成された軸受部11aに回転自在に支持されてい
る。ウォーム4の軸端寄りには、ゴム又はゴム類似品な
どの弾性材からなる調速部材5が圧入して挿通されてい
る。調速部材5は、軸4に圧入固定された位置決め部材
12,13によって軸方向の位置を保持されている。周壁部
材11には、調速部材5を囲繞する位置に周壁14が形成さ
れている。調速部材5は、第4図に示すように、ウォー
ム軸4に圧入されるボス部5aと、このボス部から放射
状に延びる一対のアーム部5b,5bと、このアーム部
にその一端を連結されていて、周壁14に沿って円弧状に
延びたウェイト部5c,5cとからなっている。調速部
材としては、第5図に示すように、ウェイト部5c,5
cの両端部がアーム部5d,5dとしてボス部5aに連
結されていてもよい。周壁部材11は、そのフランジ部11
bを、ケース2,3に形成された保持溝2a,3bに係
合させることにより支持されている。図示の実施例は、
周壁14をケースと別体に形成してあるが、何れか一方の
ケースと一体に形成されてもよい。
3に形成された軸支部3aに、その他端4bを周壁部材
11に形成された軸受部11aに回転自在に支持されてい
る。ウォーム4の軸端寄りには、ゴム又はゴム類似品な
どの弾性材からなる調速部材5が圧入して挿通されてい
る。調速部材5は、軸4に圧入固定された位置決め部材
12,13によって軸方向の位置を保持されている。周壁部
材11には、調速部材5を囲繞する位置に周壁14が形成さ
れている。調速部材5は、第4図に示すように、ウォー
ム軸4に圧入されるボス部5aと、このボス部から放射
状に延びる一対のアーム部5b,5bと、このアーム部
にその一端を連結されていて、周壁14に沿って円弧状に
延びたウェイト部5c,5cとからなっている。調速部
材としては、第5図に示すように、ウェイト部5c,5
cの両端部がアーム部5d,5dとしてボス部5aに連
結されていてもよい。周壁部材11は、そのフランジ部11
bを、ケース2,3に形成された保持溝2a,3bに係
合させることにより支持されている。図示の実施例は、
周壁14をケースと別体に形成してあるが、何れか一方の
ケースと一体に形成されてもよい。
ウォーム軸4には、ケース2,3に回転自在に支承され
たウォーム歯車15が常時噛合っている。ウォーム歯車15
には、小径歯車16が一体成形されている。小径歯車16に
は、クラッチ手段(詳細は後述する)を構成している遊
星歯車8の大径歯車8aが噛み合っている。遊星歯車に
は小径歯車8bが一体成形されていて、この小径歯車8
bは、中間歯車17の大径歯部17aに常時噛み合ってい
る。中間歯車17は、ケース2,3に形成された軸受部2
b,3cによって固定位置で回転自在に支持されてい
る。遊星歯車8は、中間歯車17の回転中心軸線を中心と
してケース2,3に形成された円弧状の支持孔2c,3
dに回転自在に支承されている。遊星歯車8は、大径歯
部17aに噛み合ったままで遊星移動して、小径歯車16に
選択的に係脱する。
たウォーム歯車15が常時噛合っている。ウォーム歯車15
には、小径歯車16が一体成形されている。小径歯車16に
は、クラッチ手段(詳細は後述する)を構成している遊
星歯車8の大径歯車8aが噛み合っている。遊星歯車に
は小径歯車8bが一体成形されていて、この小径歯車8
bは、中間歯車17の大径歯部17aに常時噛み合ってい
る。中間歯車17は、ケース2,3に形成された軸受部2
b,3cによって固定位置で回転自在に支持されてい
る。遊星歯車8は、中間歯車17の回転中心軸線を中心と
してケース2,3に形成された円弧状の支持孔2c,3
dに回転自在に支承されている。遊星歯車8は、大径歯
部17aに噛み合ったままで遊星移動して、小径歯車16に
選択的に係脱する。
中間歯車17の小径歯部17bには、プーリ7の一方のフラ
ンジ7aの外周縁に形成された歯車18が常時噛み合って
いる。歯車18からウォーム歯車15に至る歯車列で増速輪
列を構成している。図示の実施例の場合、増速輪列中に
は、クラッチ手段としての遊星歯車8を含んでいる。す
なわち、遊星歯車8は増速輪列の一構成要素とクラッチ
手段とを兼ねていることになる。
ンジ7aの外周縁に形成された歯車18が常時噛み合って
いる。歯車18からウォーム歯車15に至る歯車列で増速輪
列を構成している。図示の実施例の場合、増速輪列中に
は、クラッチ手段としての遊星歯車8を含んでいる。す
なわち、遊星歯車8は増速輪列の一構成要素とクラッチ
手段とを兼ねていることになる。
プーリ7は、一方のフランジ7aに形成された丸孔7b
を、ケース3に設けた案内ピン19に摺接させ、他方のフ
ランジ7cに形成されたボス部7dを支持軸19に回転自
在に挿通することにより、ケース2,3に対して回転自
在に支承されている。案内ピン19にコロ(図示せず)を
設けて、このコロを介してプーリを案内してもよい。支
持軸19は、その基端19aをケース2に対して回転しない
ように嵌合され、他端をケース3に嵌合させられてい
る。プーリ7には、ばね要素収納室7eが形成されてい
て、ばね要素としての全舞9が収納されている。全舞9
の内端9aは、固定された支持軸19に固植されたピン20
に係止されている。全舞9の外端9bは、プーリ7の全
舞巻込み口7fに係止されている。また。プーリ7に
は、長尺体としての紐が複数回巻き回されている。紐10
の一端10aは、プーリ7に形成された紐係止部7gに係
止されてプーリと一体化されている。紐10の他端は、ケ
ースに形成された孔3eからケース外に引き出され、後
述する変位体に連結されている。孔3eの近傍には、比
較的丈夫な軸21に支持されたガイドコロ22が配置されて
いて、紐10を案内している。全舞9は、紐10を矢印a方
向に引っ張ってプーリ7を第1図にて時計方向に回転さ
せたとき、巻き上げられるようになっている。よって、
ケースから引っ張り出した紐10への拘束力を解くと、プ
ーリ7は全舞9の解放力によって回転し、紐10をその周
面に巻き取ることになる。プーリ7を入力側としウォー
ム歯車15に至る歯車列は、後述する変位体の荷重に耐え
得る合成樹脂で成形することができる。全舞9を巻き込
まれ、紐10を巻き付けられたプーリ7は、中間歯車17を
組込む前にケース2に組込まれる。
を、ケース3に設けた案内ピン19に摺接させ、他方のフ
ランジ7cに形成されたボス部7dを支持軸19に回転自
在に挿通することにより、ケース2,3に対して回転自
在に支承されている。案内ピン19にコロ(図示せず)を
設けて、このコロを介してプーリを案内してもよい。支
持軸19は、その基端19aをケース2に対して回転しない
ように嵌合され、他端をケース3に嵌合させられてい
る。プーリ7には、ばね要素収納室7eが形成されてい
て、ばね要素としての全舞9が収納されている。全舞9
の内端9aは、固定された支持軸19に固植されたピン20
に係止されている。全舞9の外端9bは、プーリ7の全
舞巻込み口7fに係止されている。また。プーリ7に
は、長尺体としての紐が複数回巻き回されている。紐10
の一端10aは、プーリ7に形成された紐係止部7gに係
止されてプーリと一体化されている。紐10の他端は、ケ
ースに形成された孔3eからケース外に引き出され、後
述する変位体に連結されている。孔3eの近傍には、比
較的丈夫な軸21に支持されたガイドコロ22が配置されて
いて、紐10を案内している。全舞9は、紐10を矢印a方
向に引っ張ってプーリ7を第1図にて時計方向に回転さ
せたとき、巻き上げられるようになっている。よって、
ケースから引っ張り出した紐10への拘束力を解くと、プ
ーリ7は全舞9の解放力によって回転し、紐10をその周
面に巻き取ることになる。プーリ7を入力側としウォー
ム歯車15に至る歯車列は、後述する変位体の荷重に耐え
得る合成樹脂で成形することができる。全舞9を巻き込
まれ、紐10を巻き付けられたプーリ7は、中間歯車17を
組込む前にケース2に組込まれる。
次に、本考案のプーリ付調速器を用いるの好適な変位体
としての航空機の旅客用手荷物棚(ギャレー)を説明す
る。
としての航空機の旅客用手荷物棚(ギャレー)を説明す
る。
第6図において、符号60は、機体側部の天井部に固定さ
れるギャレー本体を示している。ギャレー本体60には、
ビン61が出入り自在に設けられている。ギャレー本体60
とビン61とは、平行リンク62,63で互いに連結されてい
る。平行リンク62の一端62aは、ギャレー本体60の一方
の側壁60aの内側面に固植されたピン64によってギャレ
ー本体に枢着され、その他端62bは、ビン61の一方の側
壁61aの外側面に固植されたピン65によってビンに枢着
されている。平行リンク63の一端63aは、ギャレー本体
60の一方の側壁60aの内側面に固植されたピン66によっ
てギャレー本体に枢着され、その他端63bは、ビン61の
一方の側壁61aの外側面に固植されたピン67によってビ
ンに枢着されている。なお、平行リンク62,63は、側壁6
0a,61aに対向していて、図示されない他方のギャレー本
体60とビン62の側壁相互間にも設けられる。また、ビン
61が最も下まで揺動したときの位置(第7図参照)は、
ロックレバー69によって規制されるようになっている。
れるギャレー本体を示している。ギャレー本体60には、
ビン61が出入り自在に設けられている。ギャレー本体60
とビン61とは、平行リンク62,63で互いに連結されてい
る。平行リンク62の一端62aは、ギャレー本体60の一方
の側壁60aの内側面に固植されたピン64によってギャレ
ー本体に枢着され、その他端62bは、ビン61の一方の側
壁61aの外側面に固植されたピン65によってビンに枢着
されている。平行リンク63の一端63aは、ギャレー本体
60の一方の側壁60aの内側面に固植されたピン66によっ
てギャレー本体に枢着され、その他端63bは、ビン61の
一方の側壁61aの外側面に固植されたピン67によってビ
ンに枢着されている。なお、平行リンク62,63は、側壁6
0a,61aに対向していて、図示されない他方のギャレー本
体60とビン62の側壁相互間にも設けられる。また、ビン
61が最も下まで揺動したときの位置(第7図参照)は、
ロックレバー69によって規制されるようになっている。
ピン65には、プーリ付調速器1から引き出され、ギャレ
ー本体に形成された孔60bから引き込まれた紐10の他端
10bが連結されている。
ー本体に形成された孔60bから引き込まれた紐10の他端
10bが連結されている。
リンク62の下側縁には、軸68によってロックレバー69が
支持されている。ロックレバー69の一端69aには、コロ
70が枢着されている。ロックレバー69の他端69bとリン
ク62との間には、コイルスプリング71が掛けられてい
て、該レバー69に対して第6図にて時計方向への回動習
性を与えている。
支持されている。ロックレバー69の一端69aには、コロ
70が枢着されている。ロックレバー69の他端69bとリン
ク62との間には、コイルスプリング71が掛けられてい
て、該レバー69に対して第6図にて時計方向への回動習
性を与えている。
リンク63の上側縁には、第7図に示すように、ビン61を
降下させたとき、ロックレバーのコロ70が係合するカム
71が形成されている。カム71は、コロ70が衝合してロッ
クレバー69を揺動させるためのカム部71aと、ロックレ
バーの位置を保持するためのカム部71bとからなってい
る。
降下させたとき、ロックレバーのコロ70が係合するカム
71が形成されている。カム71は、コロ70が衝合してロッ
クレバー69を揺動させるためのカム部71aと、ロックレ
バーの位置を保持するためのカム部71bとからなってい
る。
以上のように構成された実施例の作用を説明する。
第6図に示すように、ビン61がギャレー本体60に対して
閉じられているとき、紐10は、全舞9によって紐巻き上
げ方向に回転付勢されているプーリ7に巻き取られてい
る。閉じ位置に置かれたビン61は、図示されないロック
機構によってその位置を保持されている。
閉じられているとき、紐10は、全舞9によって紐巻き上
げ方向に回転付勢されているプーリ7に巻き取られてい
る。閉じ位置に置かれたビン61は、図示されないロック
機構によってその位置を保持されている。
いま、手荷物の出し入れのためにロック機構のロックを
解除して、ビン61を引き降ろすと、このビン61は、平行
リンク62,63を揺動させつつ自身も揺動しながら降下す
る。リンク62が揺動下降すると、ピン65にその一端10b
を係止されている紐10が引き出される。
解除して、ビン61を引き降ろすと、このビン61は、平行
リンク62,63を揺動させつつ自身も揺動しながら降下す
る。リンク62が揺動下降すると、ピン65にその一端10b
を係止されている紐10が引き出される。
第1図においては、紐10が矢印a方向に引かれると、プ
ーリ7が時計方向に回転させられ、全舞9を蓄勢する。
プーリ7の回転は、歯車18を介して中間歯車17を反時計
方向に回転させる。中間歯車17が反時計方向に回転する
と、これに小径歯車8bで常時噛み合っている遊星歯車
8が該歯車17と同方向に遊星移動して、その大径歯車8
aを小径歯車16に噛合させて該歯車と一体のウォーム歯
車15を反時計方向に回転駆動する。このとき、プーリ7
の回転は大きく増速されてウォーム歯車15に伝達されて
いることになる。回転するウォーム歯車15は、ウォーム
軸4を高速回転させる。
ーリ7が時計方向に回転させられ、全舞9を蓄勢する。
プーリ7の回転は、歯車18を介して中間歯車17を反時計
方向に回転させる。中間歯車17が反時計方向に回転する
と、これに小径歯車8bで常時噛み合っている遊星歯車
8が該歯車17と同方向に遊星移動して、その大径歯車8
aを小径歯車16に噛合させて該歯車と一体のウォーム歯
車15を反時計方向に回転駆動する。このとき、プーリ7
の回転は大きく増速されてウォーム歯車15に伝達されて
いることになる。回転するウォーム歯車15は、ウォーム
軸4を高速回転させる。
ウォーム軸4の回転速度が高くなると、調速部材5のウ
ェイト部5c,5c(第4図参照)がアーム部5b,5
bの弾性変形によって拡開し、その外周面で周壁14の内
周面14aを摺擦する。ウェイト部5cが周壁14を摺擦す
ると、ウォーム軸4の回転に制動が掛かり、その回転速
度が低下させられる。ウォーム軸4の回転速度が下がる
と、ウェイト部5cが周壁14から離れて制動が解除され
るので、ウォーム軸4は再び高速度で回転する。以下、
ウォーム軸4は、調速部材5と周壁14の摺擦・離間の繰
返しによって、所定の範囲内の回転速度に維持されるこ
とになる。
ェイト部5c,5c(第4図参照)がアーム部5b,5
bの弾性変形によって拡開し、その外周面で周壁14の内
周面14aを摺擦する。ウェイト部5cが周壁14を摺擦す
ると、ウォーム軸4の回転に制動が掛かり、その回転速
度が低下させられる。ウォーム軸4の回転速度が下がる
と、ウェイト部5cが周壁14から離れて制動が解除され
るので、ウォーム軸4は再び高速度で回転する。以下、
ウォーム軸4は、調速部材5と周壁14の摺擦・離間の繰
返しによって、所定の範囲内の回転速度に維持されるこ
とになる。
さて、プーリ7に連なる歯車列の出力側に位置するウォ
ーム軸4の回転速度が所定値に保持されると、このプー
リ7は、高速度で回転できないことになる。換言する
と、プーリ7を回転駆動する紐10は速い速度で引き出せ
なくなる。従って、紐10の一端10bに連結されているビ
ン61は、ゆっくりとした速度で下降することになる。
ーム軸4の回転速度が所定値に保持されると、このプー
リ7は、高速度で回転できないことになる。換言する
と、プーリ7を回転駆動する紐10は速い速度で引き出せ
なくなる。従って、紐10の一端10bに連結されているビ
ン61は、ゆっくりとした速度で下降することになる。
そして、第7図は、ビン61が最も下まで降下した状態を
示しているが、この直前の状態を説明する。ビン61の降
下に連れてリンク62,63もそれぞれの枢支点64,66を中心
として揺動する。リンク63に比べて大きく揺動するリン
ク62のロックレバー69のコロ70がカム部71に衝合する
と、該レバー69は反時計方向に揺動する。そして、ビン
61が最も下まで揺動したとき、コロ70は、その当接位置
をカム部71aからカム部71bに変化させられるようにな
っていて、ロックレバー69の揺動によって引き伸ばされ
たコイルスプリング71の弾力によってカム部71bに圧接
している。コロ70がカム部71bに圧接することによっ
て、リンク62,63の妄動すなわち、ビン61の無用な振動
が防止される。
示しているが、この直前の状態を説明する。ビン61の降
下に連れてリンク62,63もそれぞれの枢支点64,66を中心
として揺動する。リンク63に比べて大きく揺動するリン
ク62のロックレバー69のコロ70がカム部71に衝合する
と、該レバー69は反時計方向に揺動する。そして、ビン
61が最も下まで揺動したとき、コロ70は、その当接位置
をカム部71aからカム部71bに変化させられるようにな
っていて、ロックレバー69の揺動によって引き伸ばされ
たコイルスプリング71の弾力によってカム部71bに圧接
している。コロ70がカム部71bに圧接することによっ
て、リンク62,63の妄動すなわち、ビン61の無用な振動
が防止される。
手荷物の出し入れが完了して、ビン61を押し上げると、
カム部71bがコロ70を押動してリンク同士のロックを解
除する。そして、なおもビン61を押し上げると、その拘
束力を解かれた紐10は、蓄勢されている全舞9の弾力に
よって紐巻き上げ方向に付勢されているプーリ7が反時
計方向に回転し始めることにより、該プーリに巻き上げ
られ始める。プーリ7が回転すると、これと一体の歯車
18が、第3図に示すように、中間歯車17を時計方向に回
転させる。中間歯車17は時計方向に回転すると、遊星歯
車8が同歯車17の回転に連れて同方向に遊星移動させら
れ、その大径歯車8aと小径歯車16との噛み合いを解除
する。すなわち、遊星歯車8がクラッチとしての機能を
果たすことによって、紐10を巻き上げるときの歯車列の
回転は、ウォーム歯車15に伝達されないことになる。よ
って、ウォーム軸4は回転し得ないから、調速部材5は
回転せず歯車列に制動をかけない。従って、プーリ7は
何等の制動を受けることなく紐10を巻き上げ、次回の調
速に備えてその機能を自動復帰させる。
カム部71bがコロ70を押動してリンク同士のロックを解
除する。そして、なおもビン61を押し上げると、その拘
束力を解かれた紐10は、蓄勢されている全舞9の弾力に
よって紐巻き上げ方向に付勢されているプーリ7が反時
計方向に回転し始めることにより、該プーリに巻き上げ
られ始める。プーリ7が回転すると、これと一体の歯車
18が、第3図に示すように、中間歯車17を時計方向に回
転させる。中間歯車17は時計方向に回転すると、遊星歯
車8が同歯車17の回転に連れて同方向に遊星移動させら
れ、その大径歯車8aと小径歯車16との噛み合いを解除
する。すなわち、遊星歯車8がクラッチとしての機能を
果たすことによって、紐10を巻き上げるときの歯車列の
回転は、ウォーム歯車15に伝達されないことになる。よ
って、ウォーム軸4は回転し得ないから、調速部材5は
回転せず歯車列に制動をかけない。従って、プーリ7は
何等の制動を受けることなく紐10を巻き上げ、次回の調
速に備えてその機能を自動復帰させる。
図示の実施例において、増速輪列中に設けるクラッチ手
段として、遊星歯車8を示したが、該手段としては、輪
列中の何れかの歯車にラチェット機構やスプリングを用
いた方式のクラッチ手段を組み込んでもよい。
段として、遊星歯車8を示したが、該手段としては、輪
列中の何れかの歯車にラチェット機構やスプリングを用
いた方式のクラッチ手段を組み込んでもよい。
(考案の効果) 以上のように、本考案のプーリ付調速器によれば、プー
リに巻き取られる長尺体を用いて被調速体(変位体)と
の連結ができるので、連結の自由度が増す。長尺体を用
いたことによって、変位量の大きい被調速体への適用が
容易となる。特に、変位量が大きい場合、変位中心の支
点から遠い部分に長尺体を連結できることは、弱い力の
調速器にできる。
リに巻き取られる長尺体を用いて被調速体(変位体)と
の連結ができるので、連結の自由度が増す。長尺体を用
いたことによって、変位量の大きい被調速体への適用が
容易となる。特に、変位量が大きい場合、変位中心の支
点から遠い部分に長尺体を連結できることは、弱い力の
調速器にできる。
第1図は本考案のプーリ付調速器の一実施例であって、
長尺体を引き出してばね要素を蓄勢している状態を示す
縦断面図、第2図は同上の横断面図、第3図は長尺体巻
上げ時におけるクラッチ手段の作用を示す部分破断側面
図、第4図は調速部材と周壁との位置関係を示す横断面
図、第5図は、調速部材の他の例を示す平面図、第6図
はプーリ付調速器を適用する機器としての航空機の手荷
物用棚の一例であってビンが閉じられた状態を示す側断
面図、第7図はビンが開かれた状態を示す同上の作用図
である。 1…プーリ付調速器、2,3…ケース、4…ウォーム
軸、5…調速部材、6…増速輪列、7…プーリ、8…ク
ラッチ手段、9…ばね要素、10…長尺体、14…周壁。
長尺体を引き出してばね要素を蓄勢している状態を示す
縦断面図、第2図は同上の横断面図、第3図は長尺体巻
上げ時におけるクラッチ手段の作用を示す部分破断側面
図、第4図は調速部材と周壁との位置関係を示す横断面
図、第5図は、調速部材の他の例を示す平面図、第6図
はプーリ付調速器を適用する機器としての航空機の手荷
物用棚の一例であってビンが閉じられた状態を示す側断
面図、第7図はビンが開かれた状態を示す同上の作用図
である。 1…プーリ付調速器、2,3…ケース、4…ウォーム
軸、5…調速部材、6…増速輪列、7…プーリ、8…ク
ラッチ手段、9…ばね要素、10…長尺体、14…周壁。
Claims (1)
- 【請求項1】ケースに支持された増速輪列と、 この増速輪列の出力側に設けられたウォーム軸と、 このウォーム軸に設けられていて、該軸の回転による遠
心力で拡開する調速部材と、 上記調速部材を囲繞して上記ケースに設けられていて、
拡開した上記調速部材が摺擦する周壁と、 上記増速輪列の入力側に設けられたプーリと、 このプーリに巻回した紐等の長尺体と、 この長尺体を巻き上げる向きに、上記プーリを回転付勢
するばね要素と、 上記ウォーム軸と上記プーリとの間に設けられていて、
上記長尺体を巻き上げる向きに回転するときの上記プー
リの回転力が上記ウォーム軸に伝達されるのを断つクラ
ッチ手段と からなるプーリ付調速器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11838186U JPH0615153Y2 (ja) | 1986-08-01 | 1986-08-01 | プ−リ付調速器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11838186U JPH0615153Y2 (ja) | 1986-08-01 | 1986-08-01 | プ−リ付調速器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6325867U JPS6325867U (ja) | 1988-02-20 |
| JPH0615153Y2 true JPH0615153Y2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=31004779
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11838186U Expired - Lifetime JPH0615153Y2 (ja) | 1986-08-01 | 1986-08-01 | プ−リ付調速器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0615153Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2829392B2 (ja) * | 1988-02-29 | 1998-11-25 | 日本発条株式会社 | 開閉部材における緩動装置 |
-
1986
- 1986-08-01 JP JP11838186U patent/JPH0615153Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6325867U (ja) | 1988-02-20 |
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