JPH061546B2 - 磁気記録媒体用強磁性粉末及びその製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体用強磁性粉末及びその製造方法Info
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- JPH061546B2 JPH061546B2 JP60059461A JP5946185A JPH061546B2 JP H061546 B2 JPH061546 B2 JP H061546B2 JP 60059461 A JP60059461 A JP 60059461A JP 5946185 A JP5946185 A JP 5946185A JP H061546 B2 JPH061546 B2 JP H061546B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、磁気記録媒体用強磁性粉末及びその製造方法
に関し、更に詳しくは、これを使用した磁気記録媒体が
優れた記録再生出力及び記録再生出力/ノイズ比(C/N
特性)を有する磁気記録媒体用強磁性粉末及びその製造
方法に関するものである。
に関し、更に詳しくは、これを使用した磁気記録媒体が
優れた記録再生出力及び記録再生出力/ノイズ比(C/N
特性)を有する磁気記録媒体用強磁性粉末及びその製造
方法に関するものである。
[発明の技術分野とその問題点] 磁気記録媒体は強磁性粉末を樹脂バインダー中に分散さ
せ、塗料化した塗料を、例えばポリエステルフィルムな
どの基体上に塗布し、乾燥することにより製造されてい
る。
せ、塗料化した塗料を、例えばポリエステルフィルムな
どの基体上に塗布し、乾燥することにより製造されてい
る。
ところで、これら磁気記録媒体には、近年ますます記録
密度の向上が要求されており、その結果、より小粒径の
強磁性粉末が用いられるようになってきた。
密度の向上が要求されており、その結果、より小粒径の
強磁性粉末が用いられるようになってきた。
しかしながら、これら小粒径の強磁性粉末を樹脂バイン
ダー中に均一に分散させることは凝集塊が発生するため
非常に困難である。そのため、分散を向上させる手段と
して分散剤の使用量を増加したり、分散時間を長くする
ことが通常行なわれているが、これらの方法では十分に
分散させることは困難であり、その結果記録再生力が低
下し、塗布膜の耐久性を劣化させる問題も生じている。
ダー中に均一に分散させることは凝集塊が発生するため
非常に困難である。そのため、分散を向上させる手段と
して分散剤の使用量を増加したり、分散時間を長くする
ことが通常行なわれているが、これらの方法では十分に
分散させることは困難であり、その結果記録再生力が低
下し、塗布膜の耐久性を劣化させる問題も生じている。
強磁性粉末の均一分散が達成されていない塗料による塗
布膜では、凝集塊のためその粒径から期待できるノイズ
の低減化がはかれない。また、塗布膜表面の平滑性も劣
るので特に高周波帯域での記録再生出力が低下し、高密
度記録媒体として満足できるものが得られなかった。
又、樹脂バインダー中の強磁性粉末を所望の方向に配向
させると、記録再生出力が向上することが知られている
(Fujiwara et al.IEEE MAG18,1200(1982))。この性質を
利用し、配向塗膜又は垂直配向塗膜が製造されている
が、この場合は、強磁性粉末の均一分散が特に要求され
る。しかしながら、基体上に塗布された磁性粉を、磁場
中に置いて配向させる工程は、同時に磁性粉相互間の凝
集をも伴う。この結果、得られた磁気記録媒体の記録再
生時のノイズを大きくし、C/N特性を低下させ、更に配
向凝集が著しい場合には、塗布面粗れを生ずるので、特
に高周波帯域での記録再生出力を低下させる。このよう
な配向工程時の凝集の影響は、高密度記録の可能性を有
する垂直配向磁気記録媒体に於いて特に大きく、今のと
ころこれに対する完全な防止策は見出されていない。
布膜では、凝集塊のためその粒径から期待できるノイズ
の低減化がはかれない。また、塗布膜表面の平滑性も劣
るので特に高周波帯域での記録再生出力が低下し、高密
度記録媒体として満足できるものが得られなかった。
又、樹脂バインダー中の強磁性粉末を所望の方向に配向
させると、記録再生出力が向上することが知られている
(Fujiwara et al.IEEE MAG18,1200(1982))。この性質を
利用し、配向塗膜又は垂直配向塗膜が製造されている
が、この場合は、強磁性粉末の均一分散が特に要求され
る。しかしながら、基体上に塗布された磁性粉を、磁場
中に置いて配向させる工程は、同時に磁性粉相互間の凝
集をも伴う。この結果、得られた磁気記録媒体の記録再
生時のノイズを大きくし、C/N特性を低下させ、更に配
向凝集が著しい場合には、塗布面粗れを生ずるので、特
に高周波帯域での記録再生出力を低下させる。このよう
な配向工程時の凝集の影響は、高密度記録の可能性を有
する垂直配向磁気記録媒体に於いて特に大きく、今のと
ころこれに対する完全な防止策は見出されていない。
[発明の目的] 本発明は、上記の問題点を解消し、強磁性粉末を樹脂バ
インダーと混合する際、配向性に優れ、又凝集塊が発生
せず、かつ分散性が良好であり、更にこれを使用した磁
気記録媒体が、優れた記録再生出力及びC/N特性を有す
る磁気記録媒体用強磁性粉末及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
インダーと混合する際、配向性に優れ、又凝集塊が発生
せず、かつ分散性が良好であり、更にこれを使用した磁
気記録媒体が、優れた記録再生出力及びC/N特性を有す
る磁気記録媒体用強磁性粉末及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
[発明の概要] 本発明者らは、種々の問題点を解消するため、鋭意研究
の結果、下記の強磁性粉末と高分子物質の粒子を接触せ
しめて得られる磁気記録媒体用強磁性粉末が分散性等に
おいて優れ、かつこれを使用した磁気記録媒体が記録再
生出力及びC/N特性において優れていることを見出し、
本発明を完成するに至ったのである。
の結果、下記の強磁性粉末と高分子物質の粒子を接触せ
しめて得られる磁気記録媒体用強磁性粉末が分散性等に
おいて優れ、かつこれを使用した磁気記録媒体が記録再
生出力及びC/N特性において優れていることを見出し、
本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、カルボキシル基、スルホン酸基又
はリン酸基もしくはこれらの金属塩又はアンモニウム塩
から選ばれた1種以上の基を有する高分子物質の粒子に
接触した強磁性粉末からなることを特徴とする磁気記録
媒体用強磁性粉末及びその製造方法に関するものであ
る。
はリン酸基もしくはこれらの金属塩又はアンモニウム塩
から選ばれた1種以上の基を有する高分子物質の粒子に
接触した強磁性粉末からなることを特徴とする磁気記録
媒体用強磁性粉末及びその製造方法に関するものであ
る。
本発明で使用する高分子物質とは、その分子中にカルボ
キシル基、スルホン酸基及びリン酸基もしくはこれらの
金属塩又はアンモニウム塩から選ばれる1種以上の基
(以下、単に「カルボキシル基等」とする。)を有する
樹脂である。
キシル基、スルホン酸基及びリン酸基もしくはこれらの
金属塩又はアンモニウム塩から選ばれる1種以上の基
(以下、単に「カルボキシル基等」とする。)を有する
樹脂である。
これらの樹脂の中でも、内部が架橋構造を有するミクロ
ゲルあるいは、分子量10万以上の粒子であり、かつ粒径
が0.0005〜0.5μmであるものが好ましい。粒径が上記範
囲外であると、強磁性粉末の分散性向上に十分な効果が
発揮できない。
ゲルあるいは、分子量10万以上の粒子であり、かつ粒径
が0.0005〜0.5μmであるものが好ましい。粒径が上記範
囲外であると、強磁性粉末の分散性向上に十分な効果が
発揮できない。
この場合、使用できる樹脂としては、ポリアクリル酸樹
脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリエステル樹脂等
が挙げられる。又、分子中にカルボキシル基等を有さな
い樹脂でも、後述する方法によりカルボキシル基等を導
入した後、本発明に使用することができる。
脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリエステル樹脂等
が挙げられる。又、分子中にカルボキシル基等を有さな
い樹脂でも、後述する方法によりカルボキシル基等を導
入した後、本発明に使用することができる。
この場合の樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、ポリ
ビニルアルコール樹脂、ポリブチラール樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン
樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ポリウレタン樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリロニト
リル樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、フェノール
樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、フラン樹脂、キシレン
樹脂、ケトン樹脂等に代表される樹脂およびこれらの2
種以上の共重合樹脂あるいは混合物であるが、もちろん
これらに限定されるものではない。
ビニルアルコール樹脂、ポリブチラール樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン
樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ポリウレタン樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリロニト
リル樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、フェノール
樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、フラン樹脂、キシレン
樹脂、ケトン樹脂等に代表される樹脂およびこれらの2
種以上の共重合樹脂あるいは混合物であるが、もちろん
これらに限定されるものではない。
上記樹脂にカルボキシル基等を導入する方法としては、 (イ)カルボキシル基等を含有する単量体を用い重合反応
を行なう。
を行なう。
(ロ)カルボキシル基等を含有する重合開始剤、乳化剤又
は停止剤を用い、重合反応を行なう。
は停止剤を用い、重合反応を行なう。
(ハ)カルボキシル基等を含まない樹脂を、酸化、スルホ
ン化又は、ホスホン化等することによりカルボキシル基
等を導入する。
ン化又は、ホスホン化等することによりカルボキシル基
等を導入する。
等の方法が考えられる。
上述した樹脂の分子中におけるカルボキシル基等の密度
は、樹脂の当量103〜107に対して、カルボキシル基等が
少なくとも1であればよい。
は、樹脂の当量103〜107に対して、カルボキシル基等が
少なくとも1であればよい。
本発明で使用する強磁性粉末とは、強磁性を示す金属元
素を含むものであれば何であってもよく、又、針状ある
いは六角板状等、その形状も問わない。これに該当する
ものとして、通常使用される、フェライト、二酸化クロ
ム、鉄粉、窒化鉄及び金属コバルト等が挙げられる。こ
こでいうフェライトには、γ−フェライト、コバルト変
性フェライト、バリウムフェライト、ストロンチウムフ
ェライト及び鉛フェライト等があるが、フェライトの中
でも特に一般式 MxO・n(Fe1−m・Mym)2O3 (但し、Mxはバリウム又はストロンチウム、Myはコバル
ト、チタン、ニッケル、インジウム、銅、ゲルマニウ
ム、ニオブ及びジルコニウムからなる群より選ばれる1
種以上の元素を表わし、mは0〜0.2、nは5.4〜6.0の
正数を表わす。) で示される置換型フェライトが好ましい。
素を含むものであれば何であってもよく、又、針状ある
いは六角板状等、その形状も問わない。これに該当する
ものとして、通常使用される、フェライト、二酸化クロ
ム、鉄粉、窒化鉄及び金属コバルト等が挙げられる。こ
こでいうフェライトには、γ−フェライト、コバルト変
性フェライト、バリウムフェライト、ストロンチウムフ
ェライト及び鉛フェライト等があるが、フェライトの中
でも特に一般式 MxO・n(Fe1−m・Mym)2O3 (但し、Mxはバリウム又はストロンチウム、Myはコバル
ト、チタン、ニッケル、インジウム、銅、ゲルマニウ
ム、ニオブ及びジルコニウムからなる群より選ばれる1
種以上の元素を表わし、mは0〜0.2、nは5.4〜6.0の
正数を表わす。) で示される置換型フェライトが好ましい。
この置換型フェライトは、六角板状であり六角板の対角
線の長さが0.2μmのものである。0.2μmを超えたものを
用いた場合、記録再生時のC/N特性が著しく悪くなる。
線の長さが0.2μmのものである。0.2μmを超えたものを
用いた場合、記録再生時のC/N特性が著しく悪くなる。
本発明の磁気記録媒体用強磁性粉末は、上記高分子物質
と強磁性粉末を接触させることにより得られるが、この
場合接触とは、 (1)高分子物質の粒子表面を被覆する形で強磁性粉末が
付着すること、 (2)強磁性粉末の表面を被覆する形で高分子物質の粒子
が付着すること、 (3)高分子物質の粒子と強磁性粉末が、対等な状態で接
着すること、 (4)一方の凹部分に、他方が嵌入して付着すること、 をいうものである。
と強磁性粉末を接触させることにより得られるが、この
場合接触とは、 (1)高分子物質の粒子表面を被覆する形で強磁性粉末が
付着すること、 (2)強磁性粉末の表面を被覆する形で高分子物質の粒子
が付着すること、 (3)高分子物質の粒子と強磁性粉末が、対等な状態で接
着すること、 (4)一方の凹部分に、他方が嵌入して付着すること、 をいうものである。
以下、本発明の製造方法を詳述する。
高分子物質と、強磁性粉末の接触方法は特に限定され
ず、それぞれが均一となる様に混合した状態で接触させ
ればよい。好ましくは、水の存在下で接触させる。この
場合それぞれを水中に投入し、均一となるように混合し
た状態で接触させるか、あるいは、それぞれを水に分散
させた分散液を合わせた後、均一となるように混合し、
接触させればよい。
ず、それぞれが均一となる様に混合した状態で接触させ
ればよい。好ましくは、水の存在下で接触させる。この
場合それぞれを水中に投入し、均一となるように混合し
た状態で接触させるか、あるいは、それぞれを水に分散
させた分散液を合わせた後、均一となるように混合し、
接触させればよい。
更に好ましくは、水のpHを3.0〜6.0もしくは、8.0〜11.
0に設定して接触を行なわせると、より均一な接触をさ
せることができる。これは、強磁性粉末及び高分子物質
は、常態あるいは水中においていずれも負に帯電してお
り、所定のpHに設定することにより、強磁性粉末を正に
帯電させることができるためである。この場合は、強磁
性粉末を水に分散後、所定のpHに設定し、高分子物質を
投入して接触させればよい。
0に設定して接触を行なわせると、より均一な接触をさ
せることができる。これは、強磁性粉末及び高分子物質
は、常態あるいは水中においていずれも負に帯電してお
り、所定のpHに設定することにより、強磁性粉末を正に
帯電させることができるためである。この場合は、強磁
性粉末を水に分散後、所定のpHに設定し、高分子物質を
投入して接触させればよい。
強磁性粉末と高分子物質の配合割合は、強磁性粉末100
重量部に対し、高分子物質0.5〜20重量部、好ましく
は、1〜10重量部である。0.5重量部未満では、分散性
の向上は望めず、20重量部を超えると、接触後の磁化を
低下させる。
重量部に対し、高分子物質0.5〜20重量部、好ましく
は、1〜10重量部である。0.5重量部未満では、分散性
の向上は望めず、20重量部を超えると、接触後の磁化を
低下させる。
以上の方法により強磁性粉末と高分子物質を接触させた
後、任意の方法により乾燥させ、本発明の磁気記録媒体
用強磁性粉末を得ることができる。
後、任意の方法により乾燥させ、本発明の磁気記録媒体
用強磁性粉末を得ることができる。
このようにして得られた磁気記録媒体用強磁性粉末はこ
れを適当な有機溶剤(例えば、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、iso−プロピルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、tert−ブチルアルコール、フルフリルア
ルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、1,2−
プロピレンオキシド、1,4−ジオキサン、トリオキサ
ン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、メチラ
ール、アセトン、メチルアセトン、メチルエチルケト
ン、アセトニルアセトン、ジアセトニルアルコール、ギ
酸メチル等をあげることができる。これらのうち、とく
にメチルアルコール、エチルアルコール、アセトンは好
ましいものである。また、これら有機溶剤はそれぞれ単
独で用いても、2種以上を適宜に混合して用いてもよ
い。)と混合し、所望により適当なバインダー樹脂(例
えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ニトロセルロ
ース、セルロース系誘導体、ウレタン変性ニトロセルロ
ース、ポリウレタン、ポリエステル等)を加えたのち、
ボールミル、サンドグラインダーなど通常の分散手段に
より分散操作を施して塗料を調製し、これをポリエステ
ルフィルムのような基体上に塗布することにより磁気記
録媒体を製造することができる。また、本発明の磁気記
録媒体用強磁性粉末はこれをホットロールや加熱ニーダ
中で混練しシート状にするか、基体上に付着させたのち
これを加熱・加圧してフィルム状にするかしても磁気記
録媒体を製造することができる。
れを適当な有機溶剤(例えば、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、iso−プロピルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、tert−ブチルアルコール、フルフリルア
ルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、1,2−
プロピレンオキシド、1,4−ジオキサン、トリオキサ
ン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、メチラ
ール、アセトン、メチルアセトン、メチルエチルケト
ン、アセトニルアセトン、ジアセトニルアルコール、ギ
酸メチル等をあげることができる。これらのうち、とく
にメチルアルコール、エチルアルコール、アセトンは好
ましいものである。また、これら有機溶剤はそれぞれ単
独で用いても、2種以上を適宜に混合して用いてもよ
い。)と混合し、所望により適当なバインダー樹脂(例
えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ニトロセルロ
ース、セルロース系誘導体、ウレタン変性ニトロセルロ
ース、ポリウレタン、ポリエステル等)を加えたのち、
ボールミル、サンドグラインダーなど通常の分散手段に
より分散操作を施して塗料を調製し、これをポリエステ
ルフィルムのような基体上に塗布することにより磁気記
録媒体を製造することができる。また、本発明の磁気記
録媒体用強磁性粉末はこれをホットロールや加熱ニーダ
中で混練しシート状にするか、基体上に付着させたのち
これを加熱・加圧してフィルム状にするかしても磁気記
録媒体を製造することができる。
[発明の効果] 本発明の製造方法により得られた磁気記録媒体用強磁性
粉末は、配合性及び分散性が優れており、より均一な分
散が可能であり、又、分散時間を短縮することができ
る。更に、より小さな粒子が使用できるため、高密度の
磁気記録媒体を得ることができ、又この磁気記録媒体
は、優れた記録再生出力及びC/N特性を有しており、カ
セットデッキ、VTR、あるいはフロッピーディスク装
置等に利用することができ、その工業的価値は極めて大
である。
粉末は、配合性及び分散性が優れており、より均一な分
散が可能であり、又、分散時間を短縮することができ
る。更に、より小さな粒子が使用できるため、高密度の
磁気記録媒体を得ることができ、又この磁気記録媒体
は、優れた記録再生出力及びC/N特性を有しており、カ
セットデッキ、VTR、あるいはフロッピーディスク装
置等に利用することができ、その工業的価値は極めて大
である。
以下、実施例及び比較例を掲げ、本発明を更に詳述す
る。
る。
[発明の実施例] 実施例1 平均粒系0.3μmのコバルト変性γフェライト粉100重量
部に対し、前述した方法(ロ)により得られた平均粒径0.3
μmのポリメチルメタクリレート粒子(分子量25万)4重
量部をpH4.0の水に分散させた状態で、高速ミキサー中
で混合し、接触させた後乾燥し、本発明の磁気記録媒体
用強磁性粉末を得た。
部に対し、前述した方法(ロ)により得られた平均粒径0.3
μmのポリメチルメタクリレート粒子(分子量25万)4重
量部をpH4.0の水に分散させた状態で、高速ミキサー中
で混合し、接触させた後乾燥し、本発明の磁気記録媒体
用強磁性粉末を得た。
これを使用してメチルエチルケトン及びトルエンの容量
比1:1の混合液100重量部に、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体15重量部を溶解させた液を加え、4時間ボー
ルミルで混合、粉砕して磁気記録媒体用の塗料を得た。
この塗料に3官能性のイソシアネート硬化剤2重量部を
加え、ポリエスエルフィルム上に塗布し、カレンダーに
よる表面処理を施し、磁気記録媒体を得た。
比1:1の混合液100重量部に、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体15重量部を溶解させた液を加え、4時間ボー
ルミルで混合、粉砕して磁気記録媒体用の塗料を得た。
この塗料に3官能性のイソシアネート硬化剤2重量部を
加え、ポリエスエルフィルム上に塗布し、カレンダーに
よる表面処理を施し、磁気記録媒体を得た。
実施例2 ガラス結晶化法で、水中に洗い出されたコバルト・チタ
ン置換のバリウムフェライト単結晶スラリー(平均粒径
0.08μm、pH4.5、固形分20重量%)500重量部に、塩化
ビニル−酢酸ビニル−アクリル酸共重合体ラテックス
(粒径0.05μm以下、固形分40重量%)25重量部を加え
て、pH4.5の水に分散させた状態で、高速ミキサー中で
混合、接触させた後乾燥し、本発明の磁気記録媒体用強
磁性粉末を得た。
ン置換のバリウムフェライト単結晶スラリー(平均粒径
0.08μm、pH4.5、固形分20重量%)500重量部に、塩化
ビニル−酢酸ビニル−アクリル酸共重合体ラテックス
(粒径0.05μm以下、固形分40重量%)25重量部を加え
て、pH4.5の水に分散させた状態で、高速ミキサー中で
混合、接触させた後乾燥し、本発明の磁気記録媒体用強
磁性粉末を得た。
これを使用して、メチルエチルケトンとトルエンの容量
比1:1の混合液150重量部に熱可塑性ポリウレタン樹
脂5重量部を溶解させた液を加え、60時間ボールミルで
混合、粉砕し、磁気記録媒体用の塗料を得た。この塗料
を実施例1と同様に処理し磁気記録媒体を得た。
比1:1の混合液150重量部に熱可塑性ポリウレタン樹
脂5重量部を溶解させた液を加え、60時間ボールミルで
混合、粉砕し、磁気記録媒体用の塗料を得た。この塗料
を実施例1と同様に処理し磁気記録媒体を得た。
実施例3 実施例2で用いた置換型バリウムフェライトスラリー50
0重量部に対して前述した方法(ロ)により得られたスチレ
ン−メチルメタアクリレート−ジビニルベンゼン共重合
体ラテックス(粒径0.02μm以下、固形分15重量%)20
重量部を加えてpH4.0の水に分散させた状態で高速ミキ
サー中で混合接触させた後乾燥し、本発明の磁気記録媒
体用強磁性粉末を得た。
0重量部に対して前述した方法(ロ)により得られたスチレ
ン−メチルメタアクリレート−ジビニルベンゼン共重合
体ラテックス(粒径0.02μm以下、固形分15重量%)20
重量部を加えてpH4.0の水に分散させた状態で高速ミキ
サー中で混合接触させた後乾燥し、本発明の磁気記録媒
体用強磁性粉末を得た。
これを使用して、実施例1と同様に処理し、磁気記録媒
体用の塗料及び磁気記録媒体を得た。
体用の塗料及び磁気記録媒体を得た。
実施例4 pHを9.0とした以外は、実施例2と同様にして本発明の
磁気記録媒体用強磁性粉末を得た。これを使用し、実施
例1と同様に処理し、磁気記録媒体用の塗料及び磁気記
録媒体を得た。
磁気記録媒体用強磁性粉末を得た。これを使用し、実施
例1と同様に処理し、磁気記録媒体用の塗料及び磁気記
録媒体を得た。
比較例1 実施例1で用いたコバルト変性γフェライト粉100重量
部に塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体19重量部を溶解さ
せた溶液を加え、以下実施例1と同様に処理し、磁気記
録媒体用の塗料及び磁気記録媒体を得た。
部に塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体19重量部を溶解さ
せた溶液を加え、以下実施例1と同様に処理し、磁気記
録媒体用の塗料及び磁気記録媒体を得た。
比較例2 実施例2で用いた置換型バリウムフェライトスラリー乾
燥物100重量部に対し、メチルエチルケトンとトルエン
の容量比1:1の混合液150重量部に熱可塑性ポリウレ
タン樹脂15重量部を加え、溶解させ、以下実施例1と同
様に処理し、磁気記録媒体用の塗料及び磁気記録媒体を
得た。
燥物100重量部に対し、メチルエチルケトンとトルエン
の容量比1:1の混合液150重量部に熱可塑性ポリウレ
タン樹脂15重量部を加え、溶解させ、以下実施例1と同
様に処理し、磁気記録媒体用の塗料及び磁気記録媒体を
得た。
上記実施例及び比較例により得られた各試料を用い、下
記の各試験を行なった。なお、凝集塊発生の有無は、塗
料の状態及び磁気記録媒体としたものを、他は磁気記録
媒体について行った。結果を表に示す。
記の各試験を行なった。なお、凝集塊発生の有無は、塗
料の状態及び磁気記録媒体としたものを、他は磁気記録
媒体について行った。結果を表に示す。
A.凝集塊発生の有無 塗料及び磁気記録媒体の両方に
ついて試験した。
ついて試験した。
A−1塗料は、ポアサイズ1μmのフィルターの通過し
やすさで確認した。
やすさで確認した。
A−2磁気記録媒体表面の凹凸の有無を顕微鏡により確
認した。
認した。
B.表面粗さ 触針式の表面粗さは計(ターリィ・ステ
ップ、ランク・テイラー・ボブソン社製) C.相対記録再生出力 ヘッド−媒体相対速度3.5m/se
c、キャリヤ周波数5.0MHzで測定した。
ップ、ランク・テイラー・ボブソン社製) C.相対記録再生出力 ヘッド−媒体相対速度3.5m/se
c、キャリヤ周波数5.0MHzで測定した。
D.C/N特性 相対記録再生出力と同条件で測定した。
[発明の結果] 表より明らかなとおり、本発明の磁気記録媒体用強磁性
粉末を塗料化したものは、凝集塊が発生せず、又、それ
を塗布して得られた磁気記録媒体は、凝集塊の発生もな
く、表面も滑らかで、さらに優れたC/N特性を有してい
た。
粉末を塗料化したものは、凝集塊が発生せず、又、それ
を塗布して得られた磁気記録媒体は、凝集塊の発生もな
く、表面も滑らかで、さらに優れたC/N特性を有してい
た。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−83406(JP,A) 特開 昭58−161130(JP,A) 特開 昭58−56302(JP,A)
Claims (6)
- 【請求項1】カルボキシル基、スルホン酸基又はリン酸
基もしくはこれらの金属塩又は、アンモニウム塩から選
ばれた1種以上の基を有する高分子物質の粒子に接触し
た強磁性粉末からなることを特徴とする磁気記録媒体用
強磁性粉末。 - 【請求項2】高分子物質が、内部が架橋構造を有するミ
クロゲルあるいは、分子量10万以上の粒子であり、か
つその粒径が0.0005〜0.5μmである特許請求
の範囲第1項記載の磁気記録媒体用強磁性粉末。 - 【請求項3】強磁性粉末が、一般式 MxO・n(Fe1−m・Mym)2O3 (但し、Mxはバリウム又はストロンチウム、Myはコ
バルト、チタン、ニッケル、インジウム、銅、ゲルマニ
ウム、ニオブ及びジルコニウムからなる群より選ばれる
1種以上の元素を表わし、mは0〜0.2、nは5.4
〜6.0の正数を表わす。) で示される置換型フェライト粉末であり、かつ粒径が、
0.2μm以下である特許請求の範囲第1項記載の磁気
記録媒体用強磁性粉末。 - 【請求項4】カルボキシル基、スルホン酸基又はリン酸
基もしくは、これらの金属塩又はアンモニウム塩から選
ばれた1種以上の基を有する高分子物質の粒子と強磁性
粉末を接触させることを特徴とする磁気記録媒体用強磁
性粉末の製造方法。 - 【請求項5】高分子物質が、内部が架橋構造を有するミ
クロゲルあるいは、分子量10万以上の粒子であり、か
つその粒径が0.0005〜0.5μmである特許請求
の範囲第4項記載の製造方法。 - 【請求項6】強磁性粉末が、一般式 MxO・n(Fe1−m・Mym)2O3 (但し、Mxはバリウム又はストロンチウム、Myはコ
バルト、チタン、ニッケル、インジウム、銅、ゲルマニ
ウム、ニオブ及びジルコニウムからなる群より選ばれる
1種以上の元素を表わし、mは0〜0.2、nは5.4
〜6.0の正数を表わす。) で示される置換型フェライト粉末であり、かつ粒径が、
0.2μm以下である特許請求の範囲第4項記載の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60059461A JPH061546B2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | 磁気記録媒体用強磁性粉末及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60059461A JPH061546B2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | 磁気記録媒体用強磁性粉末及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61220129A JPS61220129A (ja) | 1986-09-30 |
| JPH061546B2 true JPH061546B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=13113969
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60059461A Expired - Lifetime JPH061546B2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | 磁気記録媒体用強磁性粉末及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061546B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2729713B2 (ja) * | 1991-09-18 | 1998-03-18 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁気記録材料及び写真材料 |
| JP6342127B2 (ja) * | 2013-07-29 | 2018-06-13 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | 六方晶フェライト磁性粉用の磁性体原料の製造方法および六方晶フェライト磁性粉用の磁性体原料の成形体の製造方法並びに六方晶フェライト磁性粉の製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5483406A (en) * | 1977-12-15 | 1979-07-03 | Hitachi Maxell | Method of fabricating magnetic record medium |
| JPS5856302A (ja) * | 1981-09-30 | 1983-04-04 | Toshiba Corp | 高密度磁気記録用磁性粉の製造方法 |
| JPH0736222B2 (ja) * | 1982-03-19 | 1995-04-19 | 日立マクセル株式会社 | 磁気記録媒体の製造方法 |
-
1985
- 1985-03-26 JP JP60059461A patent/JPH061546B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61220129A (ja) | 1986-09-30 |
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