JPH061580B2 - 磁気記録再生装置のサ−ボ機構 - Google Patents

磁気記録再生装置のサ−ボ機構

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JPH061580B2
JPH061580B2 JP60042585A JP4258585A JPH061580B2 JP H061580 B2 JPH061580 B2 JP H061580B2 JP 60042585 A JP60042585 A JP 60042585A JP 4258585 A JP4258585 A JP 4258585A JP H061580 B2 JPH061580 B2 JP H061580B2
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純 小林
啓二郎 神野
英男 西島
孝 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、回転ヘッド形ヘリカルスキャン方式の磁気記
録再生装置に係わり、特に、再生動作を安定にして行な
うようにしたサーボ機構に関する。
〔発明の背景〕
回転ヘッド対が搭載されたヘッドドラムに磁気テープが
らせん状に巻き付けられて走行し、この磁気テープを夫
々の回転ヘッドによって交互に走査するようにした回転
ヘッド形ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置(以
下、単に磁気記録再生装置という)においては、特に、
通常再生時、回転ヘッドが磁気テープ上のトラックを正
確に走査するように、サーボ機構が設けられている。こ
のサーボ機構は回転ヘッド対を回転駆動するドラムモー
タおよび磁気テープを走行駆動するキャプスタンモータ
夫々を速度制御および位相制御し、記録時と同一状態で
回転ヘッド対の回転と磁気テープの走行とが行なわれる
ようにしている。
第6図は従来のかかる磁気記録再生装置のサーボ機構の
一例を示すブロック図であって、1は磁気テープ、2は
キャプスタンモータ、3は周波数発電機、4はコントロ
ールヘッド、5はモータ制御回路、6は加算増幅器、7
は速度制御回路、8はスイッチ、9はサンプルホールド
回路、10は台形波発生回路、11はヘッドドラム、1
2はヘッド対、13はドラムモータ、14は周波数発電
機、15は回転位相検出器、16はモータ制御回路、1
7は加算増幅器、18は速度制御回路、19はスイッチ、
20はヘッド切替信号発生回路、21は台形波発生回路、
22はサンプルホールド回路、23は基準信号発生部、
24は入力端子である。
同図において、周波数発電機14−速度制御回路18−
加算増幅器17−モータ制御回路16はドラムモータ1
3の速度制御系を、回転位相検出器15−ヘッド切替信
号発生回路20−台形波発生回路21−サンプルホール
ド回路22−スイッチ19−加算増幅器17−モータ制
御回路16はドラムモータ13の位相制御系を夫々構成
しており、また、周波数発電機3−速度制御回路7−加
算増幅器6−モータ制御回路5はキャプスタンモータ2
の速度制御系を、コントロールヘッド4、台形波発生回
路10−サンプルホールド回路9−スイッチ8−加算増
幅器6−モータ制御回路5はキャプスタンモータ2の位
相制御系を夫々構成している。
まず、第6図の各部の信号波形を示す第7図を用いてこ
の従来技術の通常再生時の動作について説明する。
このときには、キャプスタンモータ2は回転して磁気テ
ープ1を走行駆動し、ドラムモータ13も回転して回転
ヘッド対12を回転駆動しており、回転ヘッド対12の
夫々の回転ヘッドは交互に磁気テープ1上のトラックを
走査し、ビデオ信号を再生している。また、スイッチ
8,19は閉じている。
周波数発電機14はドラムモータ13の回転速度に比例
した周波数の回転信号を発生し、この回転信号が速度制
御回路18に供給されてこの回転信号の周期に比例した
電圧、すなわち、速度制御信号が生成される。
また、回転位相検出器15はドラムモータ13の回転位
相に同期したタックパルスTPを発生し、このタックパ
ルスTPがヘッド切替信号発生回路20に供給され、ド
ラムモータ13の回転周期に等しい周期を有してデュー
ティ比50%の矩形状のヘッド切替信号SPが生成され
る。このヘッド切替信号SPは、図示しない切替回路に
供給されて回転ヘッド対12の夫々の回転ヘッドで再生
されたビデオ信号を交互に切替え、連続したビデオ信号
を得るのに用いられるが、さらに、台形波発生回路21
にも供給される。台形波発生回路21では、ヘッド切替
信号SPの立下りエッジから所定の傾斜角で立上がる台
形波信号LHが生成され、この台形波信号LHはサンプ
ルホールド回路22に供給される。サンプルホールド回
路22には、また、基準信号発生器23からパルス状の
基準信号RPが供給され、基準信号RPをサンプリング
パルスとし、台形波信号LHをサンプリングしてホール
ドする。これによって得られる電圧は、ヘッド切替信号
SPと基準信号RPの位相差、したがって、ドラムモー
タ13の回転位相と基準信号RPの位相との差を表わ
し、位相制御信号として、スイッチ19を介し、加算増
幅器17に供給されて速度制御回路18からの速度制御
信号と加算される。
加算増幅器17の出力信号はモータ制御回路16に供給さ
れ、この結果、ドラムモータ13は、速度制御信号によ
って定常回転速度で回転するように速度制御され、ま
た、位相制御信号によって回転位相が基準信号RPの位
相と所定の関係となるように位相制御される。
以上がドラムモータ13の制御系の動作であり、次に、
キャプスタンモータ2の制御系の動作を説明する。
周波数発電機3はキャプスタンモータ2の回転速度に比
例した周波数の回転信号を発生し、この回転信号が速度
制御回路7に供給されてこの回転信号の周期に比例した
電圧、すなわち、速度制御信号が生成される。
また、基準信号発生部23からの基準信号RPは台形波
発生回路10に供給され、この基準信号RPから一定時
間遅れて所定の傾斜角で立上がる台形波信号LTが生成
されてサンプルホールド回路9に供給される。一方、コ
ントロールヘッド4によって磁気テープ1の長手方向に
記録されているコントロール信号CPが再生される。こ
のコントロール信号CPは、サンプリングパルスとして
サンプルホールド回路9に供給され、台形波信号LTを
サンプリングしてホールドする。これによって得られた
電圧は、コントロール信号CPと基準信号RPとの位相
差を表わし、位相制御信号として、スイッチ8を介し、
加算増幅器6に供給されて速度制御回路7からの速度制
御信号と加算される。
加算増幅器6の出力信号はモータ制御回路5に供給さ
れ、この結果、キャプスタンモータ2は、速度制御信号
によって定常回転速度で回転するように速度制御され、
また、位相制御信号によってコントロール信号CPと基
準信号RPとが所定の位相関係となるように位相制御さ
れる。
このようにして、回転ヘッド対12は定常回転速度で回
転して磁気テープ1は定常速度で走行し、また、回転ヘ
ッド対12の回転位相とコントロールヘッド4によるコ
ントロール信号CP位相とが基準信号RPを介して所定
の関係に設定され、これによって回転ヘッド対12は磁
気テープ1上のトラック(図示せず)を正確に再生走査
する。
ところで、ドラムモータ13とキャプスタンモータ2の
夫々に速度制御と位相制御を行なうようにしたこの従来
技術においては、停止モードから再生モードに移行する
に際し、ドラムモータ13やキャプスタンモータ2が起
動してから定常回転速度に達するまでは、夫々の回転速
度が順次変化するものであるから、その間、位相制御を
行なっても意味がない。むしろ、起動時から位相制御を
行なうと、これが速度制御に影響し、ドラムモータ13
やキャプスタンモータ2が起動してから定常回転速度に
達するまでの時間が不当に長くなってしまう。このため
に、起動時においては、速度制御系のみを作動させ、ド
ラムモータ13やキャプスタンモータ2が定常回転速度
に達してから位相制御系を作動させる。
すなわち、いま、停止モードであるとすると、ドラムモ
ータ13とキャプスタンモータ2とは停止しており、こ
のとき、スイッチ8,19は開いている。
そこで、入力端子24からスタート指令信号STを供給
すると、速度制御回路7,18は夫々作動状態になり、
このとき、回転信号が供給されていないから、高電圧の
速度制御信号を発生する。速度制御回路18が出力する
速度信号は加算増幅器17を介してモータ制御回路16
に供給され、これによってドラムモータ13は起動して
回転し始める。また、同様にして、速度制御回路7が出
力する速度制御信号は加算増幅器6を介してモータ制御
回路5に供給され、キャプスタンモータ2は回転し始め
る。
ドラムモータ13とキャプスタンモータ2が回転し始め
ると、速度制御回路18,7の夫々に回転信号が供給さ
れ、それ以降は先に説明した速度制御制御が行なわれ、
定常回転速度になるまでドラムモータ13とキャプスタ
ンモータ2は加速される。その間、サンプリングホール
ド回路22,9から位相制御信号が出力されるが、スイ
ッチ19,8が開いているために、位相制御は行なわれな
い。
ドラムモータ13とキャプスタンモータ2とが定常回転
速度で回転するようになると、速度制御回路18,7は
供給される回転信号の周波数からこれを検知し、夫々ス
イッチ信号を出力してスイッチ19,8を閉じる。
そこで、ドラムモータ13とキャプスタンモータ2の位
相制御が開始される。ドラムモータ13の位相制御系に
おいては、その動作開始時基準信号RPとヘッド切替信
号SPとの位相関係がランダムであったものを、第7図
に示すように、基準信号RPが台形波信号LHの傾斜部
の中心近傍に位置するまで大きく変化する位相制御信号
がモータ制御回路16に供給される。また、キャプスタ
ンモータ2の位相制御系においては、同じくコントロー
ル信号CPと基準信号RPの位相関係がランダムであっ
たものを、第7図に示すように、基準信号RPより位相
が遅れた台形波信号LTの傾斜部の中心近傍に位置する
まで大きく変化する位相制御信号がモータ制御回路5に
供給される。
ところで、磁気記録再生装置においては、標準記録再生
や長時間記録再生、あるいは、スローモーション再生や
サーチ再生などの特殊再生を実施できるように、キャプ
スタンモータ2の回転速度を切替可能に構成されてお
り、また、この回転速度の切替えが迅速に行なわれて、
この切替後、磁気テープ1の走行速度が迅速に安定する
ように、キャプスタンモータ2に加わる慣性を充分に小
さくしている。このために、第8図に示すように、入力
端子24からスタート信号STが供給されてからキャプ
スタンモータ2が定常回転速度に達してスイッチ8が閉
じるまでの期間(以下、速度引込み期間という)t′
B1,および、スイッチ8が閉じてからキャプスタンモ
ータ2の回転位相が安定するまでの期間(以下、位相引
込み期間といい、この期間加算増幅器6に供給される位
相制御信号EBが大きく変動する)t′B2が比較的短
かい。
これに対して、回転ヘッド対12の回転むらを失くし、
常に一定の回転速度で回転させるために、ヘッドドラム
11の重量を大きくするなどして、ドラムモータ13に
かかる慣性を充分に大きくしている。この結果、ドラム
モータ13の速度や位相の応答性がキャプスタンモータ
2に比べて大きく劣ることになり、第8図に示されるよ
うに、入力端子24にスタート指令信号STが供給され
てからドラムモータ13が定常速度に達してスイッチ1
9が閉じるまでの速度引込み期間t′A1,および、ス
イッチ19が閉じてからドラムモータ13の回転位相が
安定するまでの加算増幅器17に供給される位相制御信
号EAに大きな変動が生ずる位相引込み期間t′A2
非常に長くなる。
このように、ドラムモータ13とキャプスタンモータ2
の少なくともいずれか一方が速度引込み期間や位相引込
み期間の不安定な状態にあると、回転ヘッド対12は磁
気テープ1上のトラックを正確に走査することができ
ず、この結果、再生画像が乱れてしまうことになる。
そこで、モニタ上でかかる乱れた再生画像が映出されな
いように、停止モードから再生モードに移行する際のか
かるサーボ機構の不安定動作期間(以下、起動時の過渡
期間という)、モニタへの再生ビデオ信号をカットして
いる。この起動時の過渡期間の長さは、先にも説明した
ように、ドラムモータ13の制御系によって決まり、基
準信号RPに対してヘッド切替信号SPが180゜位相ずれ
ているときに最も長く、モニタへの再生ビデオ信号のカ
ット期間(以下、モニタカット期間)はこれよりも長く
設定されなければならない。
このことから、起動時の過渡期間は数secに達して非
常に長く、その間、多くの必要の画面がモニタカットに
よって失われることになる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除き、起動時の
過渡期間を大幅に短縮し、起動後迅速に安定した再生画
像を得ることができるようにした磁気記録再生装置のサ
ーボ機構を提供するにある。
〔発明の概要〕
この目的を達成するために、本発明は、停止モードから
再生モードに移行するに際し、速度制御によってドラム
モータが定常回転速度に達するまでの期間、該ドラムモ
ータに位相同期したヘッド切替信号によって基準信号発
生器を位相制御して該ヘッド切替信号と基準信号とを所
定の位相関係に設定し、該ドラムモータが定常回転速度
に達した後は、所定の位相関係に設定された該ヘッド切
替信号と該基準信号とでもって該ドラムモータを位相制
御することにより、該ドラムモータの定常回転位相状態
への引き込み期間を大幅に短縮するようにした点に特徴
がある。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明による磁気記録再生装置のサーボ機構の
一実施例を示すブロック図であって、23′は基準信号発
生器、25はスイッチ、26は制御信号発生回路であ
り、第6図に対応する部分には同一符号をつけて重複す
る説明を省略する。
この実施例の動作を第1図の各部の信号波形を示す第2
図を用いて説明する。
停止モード時、スイッチ19は開いてスイッチ25は閉
じている。先に説明したように、入力端子24からスタ
ート指令信号STが供給され、速度制御回路18が作動
開始してドラムモータ13が起動すると、周波数発電機
15のタックパルス15を発生してヘッド切替信号回路
20でヘッド切替信号SPが生成され、したがって、台
形波発生回路21で台形波信号LHが生成される。この
台形波信号LHはサンプルホールド回路22とともに、
スイッチ25を介して基準信号発生器23′に供給され
る。
基準信号発生器23′は、スイッチ25を介して供給さ
れる台形波信号LHにより、基準信号RPが台形波信号
LHの傾斜部分の中心に位置するように位相制御され
る。かかる基準信号発生器23′の一具体例としては、
基準発振器と、該基準発振器からのクロックを分周する
分周器と、台形波信号LHに位相同期したパルスを発生
するパルス発生器とで構成し、このパルスによって分周
器をプリセットすることにより、分周器から基準信号R
Pが得られる。したがって、ドラムモータ13が定常回
転速度に達するまでは、このドラムモータ13の回転速
度が変化し、これとともに、台形波信号21の位相が変
化するが、これに追従して基準信号RPの位相も変化し
て基準信号RPと台形波信号LHの位相関係が一定に保
たれる。
その後、ドラムモータ13が定常回転速度に達すると、
速度制御回路18からのスイッチ信号により、スイッチ
19が閉じるとともに、スイッチ25が開く。この結
果、基準信号RPの位相はスイッチ25が開く直前に設
定された位相を保持しており、基準信号RPはサンプル
ホールド回路22に供給される台形波信号LHの傾斜部の
中心に位置している。サンプルホールド回路22が出力
する位相制御信号は、スイッチ19、加算増幅器17およ
びモータ制御回路16を介してドラムモータ13にフィ
ードバックされ、ドラムモータ13が位相制御されるの
であるが、ドラムモータ13が定常の回転状態において
は、位相制御系のループを構成する各要素のオフセット
により、基準信号RPが台形波信号LHの傾斜部分の中
心からわずかにずれて位置するように位相ロックされ
る。このために、スイッチ19が閉じてスイッチ25が
開いた時点では、基準信号RPは台形波信号LHの傾斜
部分の中心にあってドラムモータ13の定常の回転状態
における位置からずれているから、このずれ量がなくな
るように(すなわち、基準信号RPが上記のように台形
波信号LHの傾斜部分の中心よりもわずかにずれた位置
に引き込まれるように)、サンプルホールド回路22か
ら位相制御信号が出力され、ドラムモータ13が位相制
御される位相引込み期間が生ずる。しかしながら、上記
ずれ量は非常にわずかなものであるために、第3図に示
すように、これを失くすための加算増幅器17に供給さ
れる位相制御信号EAの変動は非常にわずかであって位
相引込み期間tA2は非常に短かくなり、ドラムモータ
13が定常の回転状態に達するまでの期間は、ドラムモ
ータ13が起動時に速度制御のみが行なわれる期間t
A1(第3図)にほとんど等しくなる。上記従来技術に
おいては、位相制御系が作動してドラムモータ13の回
転位相が安定するまでの期間は、速度制御のみが行なわ
れる期間tA1にほぼ等しいかあるいはそれ以上であっ
たから、この実施例では、ドラムモータ13の起動して
から定常の回転状態に達するまでの期間は大幅に短縮さ
れたことになる。
なお、ドラムモータ13の位相制御系のループを構成す
る各要素のオフセットは、磁気記録再生装置毎にバラツ
キがあり、このために、ドラムモータ13の定常の回転
状態における台形波信号LHと基準信号RPとの位相関
係は磁気記録再生装置毎に異なるが、ループゲインを充
分大きくとることにより、上記オフセットのバラツキに
対しても基準信号RPを台形波信号LHの傾斜部分の中
心近傍に設定することができ、したがって、スイッチ2
5が開く直前の基準信号RPを台形波信号LHの傾斜部
分の中心に設定しておくことにより、オフセットにバラ
ツキがあっても、位相引込み期間tA2を非常に短かく
することができる。
一方、キャプスタンモータ2の制御系においては、従来
技術と同様に、入力端子24からスタート信号STが供
給されてキャプスタンモータ2の速度制御が行なわれ、
これが定常回転速度で回転するようになると、スイッチ
8が閉じて位相制御が行なわれるが、ドラムモータ13
の速度引込みが完了するまでは基準信号発生器23′か
らの基準信号RPの位相は変化している。ドラムモータ
13の速度引込み期間tA1(第3図)が完了すると、キ
ャプスタンモータ2の位相制御系は正常に作動して位相
引込み動作が行なわれる。
したがって、第3図に示すように、加算増幅器6に供給
される位相制御信号EBは、キャプスタンモータ2の速
度引込み期間tB1の経過後、ドラムモータ13の速度
引込みが完了するまでの期間tB2、大きく変動し、こ
の期間tB2が終って後、位相引込み期間tB3で正常
の位相引込みのための変動が生ずる。
以上のようにして、この実施例における起動時の過渡期
間は大幅に短縮できるものであるが、ドラムモータ13
の速度引込み期間tA1で基準信号RPの位相を変化さ
せるようにした結果、キャプスタンモータ2の位相引込
み期間は等価的に第3図の期間tB2と期間tB3との
和となって、上記の従来技術よりも長くなったことにな
り、また、キャプスタンモータ2の正常な位相引込み期
間tB3はドラムモータ13の位相引込み期間tA2
りも長い。このために、この実施例における起動時の過
渡期間はキャプスタンモータ13の起動してから定常な
回転状態になるまでの期間で決まることになる。
第1図における制御信号発生回路26は、第3図に示す
キャプスタンモータ2の位相引込み期間tB3をさらに
短縮し、起動時の過渡期間をさらに短縮するようにした
ものである。
このための動作を、第4図および第5図を用いて説明す
る。
制御信号発生回路26は、コントロールヘッド4で再生
されたコントロール信号CP、ヘッド切替信号発生回路
で生成されたヘッド切替信号SPおよび速度制御回路1
8で生成されたスイッチ信号が供給され、コントロール
信号CPとヘッド切替信号SPの立下りエッジとの位相
差を表わす制御信号が形成される。ここでは、この制御
信号はコントロール信号CPに同期して立上り、次のヘ
ッド切替信号SPの立下りエッジで立下るパルス状の信
号である。
起動されたドラムモータ13が定常回転速度に達し、速
度制御回路18がスイッチ信号を出力してスイッチ19
が閉じ、スイッチ25が開くと、制御信号発生回路26
はそのスイッチ信号が供給されて後の最初の制御信号の
みを出力し、ブレーキ信号CBとしてモータ制御回路5
に供給する。モータ制御回路5はこのブレーキ信号CB
の期間TCB、キャプスタンモータ2にブレーキをか
け、第5図に示すように、強制的にキャプスタンモータ
2の回路速度Sを変化させてその回転位相を遅らせる。
この結果、コントロール信号CPの位相が遅れる。この
場合、ブレーキ信号CBの期間はコントロール信号CP
とヘッド切替信号SPとの位相差に応じたものであるか
ら、キャプスタンモータ2にブレーキがかけられた後に
は、コントロール信号CPはヘッド切替信号SPの立下
りエッジの方向に位相シフトされる。
一方、ヘッド切替信号SPと基準信号RPとは、先に説
明したように、一定の位相関係に設定されているから、
コントロール信号CPと基準信号RPとの位相関係を所
定に設定され、ブレーキの強さを適切に選ぶことによ
り、コントロール信号CPを台形波発生回路10からの
台形波信号LTの傾斜部分の中心近傍に設定することが
でき、キャプスタンモータ2の位相引込み期間t
B3(第3図)を短縮できて位相引込みを瞬間的に行な
わせることができる。
なお、このキャプスタンモータ2のブレーキは、起動時
の過渡期間に1回だけかけるものであるから、定常の回
転状態でのキャプスタンモータ2の位相特性に影響を与
えることはない。
以上、本発明の一実施例を説明したが、本発明はこの実
施例のみに限定されるものではなく、基準信号発生器2
3′をヘッド切替信号SPにもとずいて位相制御しても
よく、また、ブレーキ信号CBをコントロール信号CP
とヘッド切替信号SPの立上りエッジとの位相に応じた
信号としてもよく、さらに、ブレーキ信号CBを基準信
号RPとコントロール信号CPとの位相差に応じた信号
としてもよいし、さらにまた、キャプスタンモータ2の
ブレーキの強さがブレーキ信号CBによって変わるよう
にしてもよいし、その他特許請求の範囲内において、変
更可能であることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、応答性が低いド
ラムモータの位相引込み期間を大幅に短縮することがで
きるから、起動時の過渡期間が大幅に短縮されて起動時
における再生画像が迅速に安定し、したがって、再生画
像のカット部分を大幅に低減できるものであって、上記
従来技術の欠点を除いて優れた機能の磁気記録再生装置
のサーボ機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気記録再生装置のサーボ機能の
一実施例を示すブロック図、第2図〜第4図は第1図の
各部の信号を示す波形図、第5図はブレーキ作動による
キャプスタンモータの回転速度変化を示す説明図、第6
図は従来の磁気記録再生装置のサーボ機構の一例を示す
ブロック図、第7図および第8図は第6図の各部の信号
を示す波形図である。 12……回転ヘッド対、13……ドラムモータ、14…
…周波数発電機、15……回転位相検出器、17……加
算増幅器、18……速度制御回路、19……スイッチ、2
0……ヘッド切替信号発生回路、21……台形波発生回
路、22……サンプルホールド回路、23′……基準信
号発生器、24……スタート指令信号入力端子、25…
…スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西島 英男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 高橋 孝 東京都小平市上水本町1479番地 日立マイ クロコンピユータエンジニアリング株式会 社内 (56)参考文献 特開 昭49−99007(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ヘツド対を回転駆動するドラムモータ
    の起動開始から動作を開始し該ドラムモータの回転速度
    を検出して速度制御信号を得該速度制御信号によって該
    ドラムモータを定常回転速度に設定する速度制御系と、
    該ドラムモータが起動開始してから該定常回転速度の状
    態に達するまでの過渡期間が経過してから動作を開始し
    該ドラムモータの回転位相に同期したヘッド切替信号と
    基準信号との位相差に応じた位相制御信号でもって該ド
    ラムモータの回転位相を制御し該回転位相と該基準信号
    の位相を所定の関係に設定するようにした位相制御系と
    を備えた磁気記録再生装置にサーボ機構において、 前記ドラムモータの前記過渡期間前記基準信号を前記ヘ
    ッド切替信号に位相同期させ、前記ドラムモータの前記
    過渡期間の経過後前記基準信号の位相を前記ドラムモー
    タの前記過渡期間終了時点での位相に固定する手段を設
    け、 前記ドラムモータの前記過渡期間経過後の前記位相制御
    系による前記ドラムモータの前記基準信号への位相引込
    みを迅速に行なうことができるように構成したことを特
    徴とする磁気記録再生装置のサーボ機構。
JP60042585A 1985-03-06 1985-03-06 磁気記録再生装置のサ−ボ機構 Expired - Lifetime JPH061580B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP60042585A JPH061580B2 (ja) 1985-03-06 1985-03-06 磁気記録再生装置のサ−ボ機構

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