JPH0616745A - 電線・ケーブル - Google Patents

電線・ケーブル

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JPH0616745A
JPH0616745A JP4170726A JP17072692A JPH0616745A JP H0616745 A JPH0616745 A JP H0616745A JP 4170726 A JP4170726 A JP 4170726A JP 17072692 A JP17072692 A JP 17072692A JP H0616745 A JPH0616745 A JP H0616745A
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JP
Japan
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chlorinated polyethylene
coating layer
cable
cal
less
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Pending
Application number
JP4170726A
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English (en)
Inventor
Masanobu Nakabashi
正信 中橋
Ikuo Seki
育雄 関
Hideki Yagyu
秀樹 柳生
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被覆層の引張特性を改善することを可能とす
る。 【構成】 導体1上に被覆層3有する電線・ケーブルに
おいて、上記被覆層3が、結晶量1cal/g 以下の塩素化
ポリエチレンとポリエステル系の熱可塑性エラストマ又
は塩素化ポリエチレン−塩化ビニルグラフト共重合体の
重量比が95/5 〜20/80の範囲にある樹脂組成物と、有
機シラン化合物とを、遊離ラジカル発生剤の存在下で反
応させ、この反応物をシラノール縮合触媒の存在下で水
分にさらして架橋して形成されたことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩素化ポリエチレン樹
脂組成物をシース材料とした電線・ケーブルに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電線やケーブルのシースとして従来から
シラン架橋した塩素化ポリエチレンが用いられている。
この塩素化ポリエチレンを架橋せしめる手段としては特
公昭63-12486号公報に開示されるように、塩素化ポリエ
チレンと一般式RR′SiY2 (式中Rは一価のオレフ
ィン性不飽和炭化水素またはハイドロカーボンオキシ基
であり、Yは加水分解し得る有機基、R′は基Rか基Y
のいずれか)で表わされるシランとをパーオキサイドの
存在下で反応させ、次いでシラノール縮合触媒の存在下
で水分に晒すことで架橋せしめる方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た塩素化ポリエチレンにシランをグラフトし、これを触
媒・水共存下で架橋した組成物をケーブル等のシースに
適用した場合、ケーブルとして重要な引張強さが劣って
しまうことがある。
【0004】本発明は、上記した課題を解消し、引張特
性に優れた電線・ケーブルを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、塩素化ポ
リエチレン組成物をケーブル等のシースとして被覆する
知見を基に引張特性に優れた被覆層を得るために種々の
研究開発を実施した結果、結晶量1cal/g 以下の塩素化
ポリエチレンとポリエステル系の熱可塑性エラストマ又
は塩素化ポリエチレン−塩化ビニルグラフト共重合体に
着目し、本発明を完成するに至ったのである。
【0006】すなわち、本発明は、導体上に被覆層を有
する電線・ケーブルにおいて、上記被覆層が、結晶量1
cal/g 以下の塩素化ポリエチレンとポリエステル系の熱
可塑性エラストマ又は塩素化ポリエチレン−塩化ビニル
グラフト共重合体の重量比が95/5 〜20/80の範囲にあ
る樹脂組成物と、有機シラン化合物とを、遊離ラジカル
発生剤の存在下で反応させ、この反応物をシラノール縮
合触媒の存在下で水分にさらして架橋して形成されたも
のである。
【0007】本発明において、塩素化ポリエチレンの結
晶量は1cal/g 以下とする必要がある。結晶量の少ない
塩素化ポリエチレンはポリマ中の塩素分布が均一であ
り、遊離ラジカル発生剤の存在下での有機シラン化合物
との反応がスムーズに行われ、この反応物をシラノール
縮合触媒の存在下で水分にさらして架橋して形成された
電線・ケーブルの引張特性が良くなる。結晶量が1cal/
g を越えると塩素化ポリエチレンを用いた場合には引張
特性を改善することができない。
【0008】塩素化ポリエチレンの塩素量は30〜50重量
%とするのが望ましく、塩素量が30重量%未満ではシー
ス材料として重要な耐油性が損なわれてしまい、50重量
%を越えると耐熱劣化性が悪化する。この塩素化ポリエ
チレンは2種以上をブレンドしてもよい。
【0009】引張特性を改善するために結晶量1cal/g
以下の塩素化ポリエチレンとポリエステル系の熱可塑性
エラストマ又は塩素化ポリエチレン−塩化ビニルグラフ
ト共重合体を用いたのである。
【0010】結晶量1cal/g 以下の塩素化ポリエチレン
とポリエステル系の熱可塑性エラストマ又は塩素化ポリ
エチレン−塩化ビニルグラフト共重合体の含有割合は、
重量比で95/5 〜20/80の範囲から選定する必要があ
り、熱可塑性エラストマ又は塩素化ポリエチレン−塩化
ビニルグラフト共重合体の含有量が5重量部未満では引
張特性が改善されず、80重量部を越えると圧縮永久歪み
が劣る。
【0011】有機シラン化合物としては、一般式RR′
SiY2 で表わされるシランが挙げられる。このシラン
の一般式において、R(一価のオレフィン性不飽和炭化
水素またはハイドロカーボンオキシ基)としては、ビニ
ル,アリル,ブデニル,シクロヘキサニル,シクロペン
タジエニル,シクロヘキサジエニル, 式CH2 =C(CH3 )COO(CH2 3 −, 式CH2 =C(CH3 )COOCH2 CH2 O(C
2 3 −,および が挙げられ、ビニルラジカルが好ましい。
【0012】Y(加水分解しうる有機基)としては、6
個以下の炭素原子を有するアルコキシまたはアルコキシ
ラジカル(例えばメトキシ,エトキシおよびブトキシラ
ジカル)、6個以下の炭素原子を有するアシロキシラジ
カル(例えばホルミロキシラジカル,アセトキシラジカ
ルおよびプロピオノキシラジカル)および14個以下の
炭素原子を有するオキシムラジカル(例えば、式−ON
=C(CH3 )−,式−ON=CCH2 2 5 および
式−ON=C(C4 5 3 )といったものが挙げられ
る。
【0013】R′は基Rか基Yのいずれかで表わすこと
ができるが、脂肪族性不飽和のない一価の炭化水素基、
例えばメチル,エチル,プロピル,テトラデシル,オク
タデシル,フェニル,ベンジル又はトリルで表わすこと
もできる。
【0014】この有機シラン化合物として好ましいもの
は、式RSiY3 で表わされる3個の加水分解し得る有
機基を有するものであり、具体的にはビニルトリエトキ
シシランおよびビニルトリメトキシシランが最も好まし
いと考えられる。ただし、加水分解し得る基を2個しか
有しないシラン、例えばビニルメチルジエトキシシラン
およびビニルフェニルジメトキシシランも有効である。
【0015】使用される有機シラン化合物の量は、結晶
量1cal/g 以下の塩素化ポリエチレンとポリエステル系
の熱可塑性エラストマ又は塩素化ポリエチレン−塩化ビ
ニルグラフト共重合体の合計量 100重量部に対し 0.1〜
20重量%とするのが望ましく、好ましくは 1〜8 重量%
がよい。
【0016】遊離ラジカルを発生する化合物としては、
上記反応条件下において塩素化ポリエチレン中に遊離ラ
ジカル部位を生じさせることができ、かつ上記反応温度
において6分以下、好ましくは1分以下の半減期を有す
るものを使用することができる。具体的には、有機ベン
ジルオキシドおよびペルエステル[例えばベンゾイルペ
ルオキシド、ジクロルベンゾイルペルオキシド、ジクミ
ルペルオキシド、ジ−第3ブチルペルオキシド、2,5
−ジメチル−2・5−ジ(ペルオキンベンゾエート)ヘ
キシン−3,1・3−ビス(t−ブチルペルオキシイソ
プロピル)ベンゼン、ラウロイルペルオキシド、第3ブ
チルペルアセテート、2・5−ジメチル−2・5−ジ
(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3,2・5−ジメ
チル−2・5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサンお
よび第3ブチルペルベンゾエート]と、アゾ化合物(例
えばアゾビス−イソプチロニトリルおよびジメチルアゾ
ジイソブチレート)といったものが挙げられ、その添加
量は塩素化ポリエチレンと塩化ビニル−エチレン共重合
体の量に対して、 0.2〜1 重量%とするのが好ましい。
【0017】また、上記成分以外に適宜、充填剤、安定
剤、着色剤、酸化防止剤、滑剤等を配合してもよい。
【0018】充填剤としては、タルク、クレー、炭酸カ
ルシウム、無水ケイ酸等の白色充填剤、カーボンブラッ
クのいずれも使用可能であり、この充填剤の添加割合は
10〜100 重量部とするのが好ましい。これは10重量部未
満では耐摩耗性などの強靭性に劣り、 100重量部を越え
るとコンパウンドの粘度が上がりすぎ、押出加工が困難
となることによる。
【0019】安定剤としては、鉛化合物(例えば三塩基
性硫酸鉛,二塩基性亜りん酸鉛、二塩基性フタル酸鉛お
よび鉛白)、エポキシ化合物(例えばビスフェノールA
ジグリシジルエーテル,エポキシ化大豆油)などが挙げ
られる。
【0020】有機シラン化合物のグラフト反応は、ニー
ダ、バンバリ、押出機のいずれも採用可能である。
【0021】シラノール縮合触媒としては、例えばジブ
チルスズジラウレート,第1スズアセテート,第1スズ
オクテート,鉛ナフテネート,亜鉛オクテート,鉄−2
−エチルヘキソエートおよびコバルトナフテネートのよ
うな金属カルボキシレートと、チタニウムエステルおよ
びキレート類、例えばテトラブチルチタネート,テトラ
ノニルチタネートおよびビス(アセチルアセトニル)ジ
−イソプロピルチタネートのような有機金属化合物と、
エチルアミン,ヘキシルアミン,ジブチルアミンおよび
ビベリジンのような有機塩基と、鉱酸および脂肪酸のよ
うな酸とを包含する化合物で、好ましくは有機スズ化合
物、例えばジブチルスズジラウレート,ジブチルスズジ
アセテートおよびジブチルスズジオクテートが挙げられ
る。
【0022】シラノール縮合触媒は、通常塩素化ポリエ
チレンに 0.2〜1 重量部添加した触媒マスターバッチの
ペレットを作り、これを最終のケーブル押出時に有機シ
ラン化合物をグラフトしたコンパウンドに 2〜10重量%
混ぜることにより添加される。
【0023】従って、結晶量1cal/g 以下の塩素化ポリ
エチレンとポリエステル系の熱可塑性エラストマ又は塩
素化ポリエチレン−塩化ビニルグラフト共重合体の重量
比が95/5 〜20/80の範囲にある樹脂組成物と、有機シ
ラン化合物とを、遊離ラジカル発生剤の存在下で反応さ
せ、この反応物をシラノール縮合触媒の存在下で水分に
さらして架橋することにより、引張特性に優れた被覆層
を得ることが可能になる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0025】表1は本発明に係る実施例とその比較例の
配合割合と特性を示す表であり、表2は触媒マスターバ
ッチのペレットの組成を示す表である。
【0026】先ず、表1の実施例1〜8および比較例1
〜4の各欄に示す配合剤のうち、ジクミルパーオキサイ
ドとビニルトリメトキシシラン以外の配合剤を温度 120
〜130 ℃に設定した 150mm直径のゴム用ロールで15分間
混練し、これをシート状にする。そして、このシートを
常温にて粉砕機で粉砕し、温度60℃の密閉系内でジクミ
ルパーオキサイドとビニルトリメトキシシランを含浸
後、ヘッド: 180℃、シリンダ1: 180℃、シリンダ
2: 130℃の各温度に設定し、スクリュー回転数 10rpm
に設定した40m/m押出機(L/D=22)を用いてグラ
フト反応を行った。
【0027】次に上記のシラングラフトコンパウンドの
ペレットに、表2に示す組成の触媒マスターバッチのペ
レットを5重量%添加し、上記の押出機を用いて、図1
に示すように、ケーブル導体1に架橋ポリエチレン層2
を被覆した芯線4本の周りに導電層4を介して、シラン
水架橋塩素化ポリエチレンのシース(被覆層)3を被覆
してケーブルを作製した。ここで、押出条件はヘッドと
シリンダ1は 180℃、シリンダ2は 130℃の各温度、ス
クリュー回転数は20rpmとした。
【0028】次に、作製したケーブルを80℃の温度の飽
和蒸気中に1日さらし架橋した。
【0029】これらのようにして得られたケーブルの評
価を引張特性および圧縮歪みについて調べ、その結果を
表1の下欄に示した。
【0030】引張特性は、日本工業規格JIS K 6
301に準じ、ダンベル3号で打ち抜いた試料をショッ
パ型引張試験機を用いて500mm/分の引張試験を行い、引
張強さと伸びについて調べた。
【0031】圧縮永久歪みについては、シラングラフト
コンパウンドのペレットと触媒マスターバッチを混練
し、厚さ12.7mm, 直径29.0mmの直円柱形のものを作り、
これを80℃の温度の飽和水蒸気中に1日さらし、架橋さ
せて試料を作製した。そして、日本工業規格JIS K
6301に準じ、試料を25% 圧縮して、70℃で22h 保
持した後、圧縮を解放し、30分後に測定を行った。計算
方法は次の通りである。
【0032】圧縮永久歪み率(%) =[(試験片の原厚(mm)
−試験片を圧縮装置から取出し、30分後の厚さ(mm))/
圧縮した部分の厚さ(mm)] ×100
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】表1から本発明に係る実施例1〜8は、い
ずれも良好な引張特性および圧縮歪みを発揮することが
分かる。これに対し、結晶量1cal/g 以下の塩素
化ポリエチレンだけを用いた比較例1は引張強さが少し
劣る。また、熱可塑性エラストマの含有量が規定値より
多い比較例2は圧縮歪みが劣る。さらに、ポリマとして
結晶量2cal/g の塩素化ポリエチレンだけを用いた比較
例3は引張強さが著しく劣っていることが分かる。ま
た、塩素化ポリエチレン−塩化ビニルグラフト共重合体
の含有量が規定値より多い比較例4では伸び及び圧縮歪
みが劣ることが分かる。
【0036】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、結晶量1
cal/g 以下の塩素化ポリエチレンとポリエステル系の熱
可塑性エラストマ又は塩素化ポリエチレン−塩化ビニル
グラフト共重合体の重量比が95/5 〜20/80の範囲にあ
る樹脂組成物と、有機シラン化合物とを、遊離ラジカル
発生剤の存在下で反応させ、この反応物をシラノール縮
合触媒の存在下で水分にさらして架橋して被覆層を形成
したので、引張特性に優れた被覆層を有する電線・ケー
ブルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブルの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 導体 3 被覆層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体上に被覆層を有する電線・ケーブル
    において、上記被覆層が、結晶量1cal/g 以下の塩素化
    ポリエチレンとポリエステル系の熱可塑性エラストマの
    重量比が95/5 〜20/80の範囲にある樹脂組成物と、有
    機シラン化合物とを、遊離ラジカル発生剤の存在下で反
    応させ、この反応物をシラノール縮合触媒の存在下で水
    分にさらして架橋して形成されたことを特徴とする電線
    ・ケーブル。
  2. 【請求項2】 導体上に被覆層を有する電線・ケーブル
    において、上記被覆層が、結晶量1cal/g 以下の塩素化
    ポリエチレンと塩素化ポリエチレン−塩化ビニルグラフ
    ト共重合体の重量比が95/5 〜20/80の範囲にある樹脂
    組成物と、有機シラン化合物とを、遊離ラジカル発生剤
    の存在下で反応させ、この反応物をシラノール縮合触媒
    の存在下で水分にさらして架橋して形成されたことを特
    徴とする電線・ケーブル。
JP4170726A 1992-06-29 1992-06-29 電線・ケーブル Pending JPH0616745A (ja)

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