JPH0616916A - 二軸配向ポリエステルフィルム - Google Patents
二軸配向ポリエステルフィルムInfo
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- JPH0616916A JPH0616916A JP4349631A JP34963192A JPH0616916A JP H0616916 A JPH0616916 A JP H0616916A JP 4349631 A JP4349631 A JP 4349631A JP 34963192 A JP34963192 A JP 34963192A JP H0616916 A JPH0616916 A JP H0616916A
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- C08L67/02—Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
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- C08K5/36—Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
- C08K5/41—Compounds containing sulfur bound to oxygen
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- C08J2367/00—Characterised by the use of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Derivatives of such polymers
- C08J2367/02—Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 帯電防止性、透明性、機械的物性および耐熱
性が改良された二軸配向ポリエステルフィルムを提供す
る。 【構成】 フィルム構成成分の70重量%以上がポリエ
チレンテレフタレートである二軸配向ポリエステルフィ
ルムであって、フィルムの総乾燥重量に基づいて、下記
一般式(I)で表されるスルホン酸金属塩化合物0.0
5〜10重量%、分子量500〜10万のポリエチレン
グリコール0.1〜10重量%、および任意的に下記一
般式(II)で表されるビス(4−β−ヒドロキシアル
コキシフェニル)スルホン類0.1〜10重量%を含
む。(式中、Rは炭素数8〜25個のアルキル基であ
り、MはLi、Na、KおよびMgなどを含むアルカリ
金属またはアルカリ土類金属であり、mは100以下の
整数であり、nは1〜10の整数である)。 【化1】
性が改良された二軸配向ポリエステルフィルムを提供す
る。 【構成】 フィルム構成成分の70重量%以上がポリエ
チレンテレフタレートである二軸配向ポリエステルフィ
ルムであって、フィルムの総乾燥重量に基づいて、下記
一般式(I)で表されるスルホン酸金属塩化合物0.0
5〜10重量%、分子量500〜10万のポリエチレン
グリコール0.1〜10重量%、および任意的に下記一
般式(II)で表されるビス(4−β−ヒドロキシアル
コキシフェニル)スルホン類0.1〜10重量%を含
む。(式中、Rは炭素数8〜25個のアルキル基であ
り、MはLi、Na、KおよびMgなどを含むアルカリ
金属またはアルカリ土類金属であり、mは100以下の
整数であり、nは1〜10の整数である)。 【化1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリエステルフィルムに
関し、さらに詳しくは、スルホン酸金属塩化合物および
ポリエチレングリコールなどを含む、帯電防止性、透明
性、機械的特性および耐熱性に優れた二軸配向ポリエス
テルフィルムに関するものである。
関し、さらに詳しくは、スルホン酸金属塩化合物および
ポリエチレングリコールなどを含む、帯電防止性、透明
性、機械的特性および耐熱性に優れた二軸配向ポリエス
テルフィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポリエステル例えばポリエチレ
ンテレフタレート(Polyethylene ter
ephthalate、以下PETという)は化学的に
安定で、物理的・機械的強度が高く、優れた耐熱性、耐
薬品性、電気絶縁性を有することから、磁気テープ、写
真フィルム、電気絶縁材料、コンデンサ、包装用材料と
して利用され、これ以外にも各種成形加工品用として広
く利用されている。
ンテレフタレート(Polyethylene ter
ephthalate、以下PETという)は化学的に
安定で、物理的・機械的強度が高く、優れた耐熱性、耐
薬品性、電気絶縁性を有することから、磁気テープ、写
真フィルム、電気絶縁材料、コンデンサ、包装用材料と
して利用され、これ以外にも各種成形加工品用として広
く利用されている。
【0003】しかし、ポリエステルフィルムは帯電しや
すいため、静電気の蓄積によって工程上のトラブルが発
生する。例えば、フィルムの製膜、印刷および包装工程
などにおいて、フィルムとロールの付着、フィルムとフ
ィルムとの間の付着、放電によるショック、スパーク発
生などの原因により、作業性が低下するだけでなく、フ
ィルム表面にゴミの吸着などにより汚れが生じ、印刷イ
ンクおよびコーティング液が乗りにくくなるため印刷お
よびコーティングが不均一になるなど、商品価値の低下
を招いていた。
すいため、静電気の蓄積によって工程上のトラブルが発
生する。例えば、フィルムの製膜、印刷および包装工程
などにおいて、フィルムとロールの付着、フィルムとフ
ィルムとの間の付着、放電によるショック、スパーク発
生などの原因により、作業性が低下するだけでなく、フ
ィルム表面にゴミの吸着などにより汚れが生じ、印刷イ
ンクおよびコーティング液が乗りにくくなるため印刷お
よびコーティングが不均一になるなど、商品価値の低下
を招いていた。
【0004】ポリエステルフィルムの前記のような欠点
を解決するために、帯電防止剤をフィルム表面に塗布し
たりフィルム内部に配合することにより、帯電防止性を
改善する方法が取られている。しかし、これらの方法で
は、耐久性、経済性および品質の点で問題があり、満足
できる効果は得られていない。
を解決するために、帯電防止剤をフィルム表面に塗布し
たりフィルム内部に配合することにより、帯電防止性を
改善する方法が取られている。しかし、これらの方法で
は、耐久性、経済性および品質の点で問題があり、満足
できる効果は得られていない。
【0005】すなわち、帯電防止剤をフィルム表面に塗
布する方法は、塗布工程が必要であるため経済的に不利
であり、しかも表面磨耗、洗浄、経時変化などにより帯
電防止効果が低下するという欠点がある。
布する方法は、塗布工程が必要であるため経済的に不利
であり、しかも表面磨耗、洗浄、経時変化などにより帯
電防止効果が低下するという欠点がある。
【0006】また、帯電防止剤をフィルム内部に配合す
る方法では、一般に重合体内部の帯電防止剤がフィルム
表面へ移行することによって帯電防止効果が得られる。
しかし、ポリエステル樹脂は2次転移温度が高いため、
常温では帯電防止剤がフィルム表面へ移行しにくく、十
分な帯電防止効果が得られない。特に、二軸延伸フィル
ムの場合は、延伸によって帯電防止剤が広く分散するの
で、十分な帯電防止効果が得られなくなるという欠点が
ある。
る方法では、一般に重合体内部の帯電防止剤がフィルム
表面へ移行することによって帯電防止効果が得られる。
しかし、ポリエステル樹脂は2次転移温度が高いため、
常温では帯電防止剤がフィルム表面へ移行しにくく、十
分な帯電防止効果が得られない。特に、二軸延伸フィル
ムの場合は、延伸によって帯電防止剤が広く分散するの
で、十分な帯電防止効果が得られなくなるという欠点が
ある。
【0007】ポリエステルフィルムの帯電防止性を改善
するために開発された従来の内部配合技術としては、ポ
リエステルに、ポリアルキレングリコールを含有させる
か、またはポリアルキレングリコールとスルホン酸金属
塩誘導体とを含有させる方法がある。なお、ポリエチレ
ングリコール以外のポリアルキレングリコールはその含
有量を増加させても印刷インクに対する受容性を十分に
向上できないことが判明している。
するために開発された従来の内部配合技術としては、ポ
リエステルに、ポリアルキレングリコールを含有させる
か、またはポリアルキレングリコールとスルホン酸金属
塩誘導体とを含有させる方法がある。なお、ポリエチレ
ングリコール以外のポリアルキレングリコールはその含
有量を増加させても印刷インクに対する受容性を十分に
向上できないことが判明している。
【0008】特公昭58−12910号公報には、ポリ
エチレングリコールとスルホン酸金属塩誘導体とを含有
する二軸配向ポリエステルフィルムが開示されている。
また、特公昭59−15148号公報には、スチレンオ
リゴマーとアルキルスルホン酸金属塩とを配合したポリ
エステル組成物が開示されている。しかし、このような
添加物のうち特にスチレンオリゴマーは、ポリエステル
の耐熱性を大きく低下させるだけでなく、分散性が悪い
ためフィルムの透明性を低下させる。他の添加剤も、ポ
リエステル内での分散性が悪いため、部位によっては帯
電防止性が異なってくる。このため、添加量が少なすぎ
ると十分な帯電防止性が得られない。一方、添加量を増
大させると帯電防止性は改善されるが、フィルムの透明
性と機械的物性とが低下し、かつ表面張力も大きく劣る
ことからコーティングおよび印刷工程において生産性低
下の原因となる。
エチレングリコールとスルホン酸金属塩誘導体とを含有
する二軸配向ポリエステルフィルムが開示されている。
また、特公昭59−15148号公報には、スチレンオ
リゴマーとアルキルスルホン酸金属塩とを配合したポリ
エステル組成物が開示されている。しかし、このような
添加物のうち特にスチレンオリゴマーは、ポリエステル
の耐熱性を大きく低下させるだけでなく、分散性が悪い
ためフィルムの透明性を低下させる。他の添加剤も、ポ
リエステル内での分散性が悪いため、部位によっては帯
電防止性が異なってくる。このため、添加量が少なすぎ
ると十分な帯電防止性が得られない。一方、添加量を増
大させると帯電防止性は改善されるが、フィルムの透明
性と機械的物性とが低下し、かつ表面張力も大きく劣る
ことからコーティングおよび印刷工程において生産性低
下の原因となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ポリ
エステルフィルムにスルホン酸金属塩化合物とポリエチ
レングリコールとを添加してフィルムの結晶構造を適当
に制御することによって表面抵抗および表面張力などを
改善し、帯電防止性、透明性、機械的物性および耐熱性
が大幅に改良された二軸配向ポリエステルフィルムを提
供することにある。
エステルフィルムにスルホン酸金属塩化合物とポリエチ
レングリコールとを添加してフィルムの結晶構造を適当
に制御することによって表面抵抗および表面張力などを
改善し、帯電防止性、透明性、機械的物性および耐熱性
が大幅に改良された二軸配向ポリエステルフィルムを提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の二軸延伸ポリエ
ステルフィルムは、フィルム構成成分の70重量%以上
がポリエチレンテレフタレートであるポリエステルフィ
ルムにおいて、フィルムの総乾燥重量に基づいて、下記
一般式(I)で表されるスルホン酸金属塩化合物0.0
5〜10重量%、分子量500〜10万のポリエチレン
グリコール0.1〜10重量%、および任意的に下記一
般式(II)で表されるビス(4−β−ヒドロキシアル
コキシフェニル)スルホン類0.1〜10重量%を含む
ことを特徴とするものである。
ステルフィルムは、フィルム構成成分の70重量%以上
がポリエチレンテレフタレートであるポリエステルフィ
ルムにおいて、フィルムの総乾燥重量に基づいて、下記
一般式(I)で表されるスルホン酸金属塩化合物0.0
5〜10重量%、分子量500〜10万のポリエチレン
グリコール0.1〜10重量%、および任意的に下記一
般式(II)で表されるビス(4−β−ヒドロキシアル
コキシフェニル)スルホン類0.1〜10重量%を含む
ことを特徴とするものである。
【0011】
【化2】
【0012】式中、Rは炭素数8〜25個のアルキル基
であり、MはLi、Na、KおよびMgなどを含むアル
カリ金属またはアルカリ土類金属であり、mは100以
下の整数であり、nは1〜10の整数である。以下、本
発明を詳細に説明する。
であり、MはLi、Na、KおよびMgなどを含むアル
カリ金属またはアルカリ土類金属であり、mは100以
下の整数であり、nは1〜10の整数である。以下、本
発明を詳細に説明する。
【0013】本発明のポリエステルは、ジメチルテレフ
タレートとエチレングリコールとの重縮合反応により得
られるPETを70重量%以上含むものである。このポ
リエステルは、オルトクロロフェノール25ml当り
0.3gの濃度の溶液について35℃で測定した固有粘
度が、0.4〜1.0dl/g、さらに0.5〜0.8
dl/gであることが望ましい。固有粘度が0.4dl
/gより小さい場合には、製膜時に破断発生の頻度が高
く生産性が低下する。1.0dl/gより大きい場合に
は、フィルムが得られにくくなる。
タレートとエチレングリコールとの重縮合反応により得
られるPETを70重量%以上含むものである。このポ
リエステルは、オルトクロロフェノール25ml当り
0.3gの濃度の溶液について35℃で測定した固有粘
度が、0.4〜1.0dl/g、さらに0.5〜0.8
dl/gであることが望ましい。固有粘度が0.4dl
/gより小さい場合には、製膜時に破断発生の頻度が高
く生産性が低下する。1.0dl/gより大きい場合に
は、フィルムが得られにくくなる。
【0014】本発明の一般式(I)のスルホン酸金属塩
化合物において、Rは炭素数8〜25のアルキル基であ
る。炭素数が8より少ない場合には、ポリエステルとの
相溶性および熱安定性が悪くなるだけでなくスルホン酸
金属塩化合物の熱安定性が低下するので、フィルムの延
伸工程の間に破断発生の頻度が高くなって生産性が低下
し、フィルムの帯電防止性も悪くなる。炭素数が25よ
り多い場合には、ポリエステル内での流動性が悪く分散
しにくいので、フィルムの帯電防止性と透明性が大きく
低下する。
化合物において、Rは炭素数8〜25のアルキル基であ
る。炭素数が8より少ない場合には、ポリエステルとの
相溶性および熱安定性が悪くなるだけでなくスルホン酸
金属塩化合物の熱安定性が低下するので、フィルムの延
伸工程の間に破断発生の頻度が高くなって生産性が低下
し、フィルムの帯電防止性も悪くなる。炭素数が25よ
り多い場合には、ポリエステル内での流動性が悪く分散
しにくいので、フィルムの帯電防止性と透明性が大きく
低下する。
【0015】また、一般式(I)のスルホン酸金属塩化
合物においては、mは100以下の整数であり、さらに
50以下の整数であることが望ましい。mが100より
大きい場合には、ポリエステル内でのスルホン酸金属塩
化合物の流動性が悪くなってフィルム部位によって帯電
防止性に差が生じ、透明性も低下する。
合物においては、mは100以下の整数であり、さらに
50以下の整数であることが望ましい。mが100より
大きい場合には、ポリエステル内でのスルホン酸金属塩
化合物の流動性が悪くなってフィルム部位によって帯電
防止性に差が生じ、透明性も低下する。
【0016】また、一般式(I)のスルホン酸金属塩化
合物については、酸価が1.0mgKOH/g以下、さ
らに0.7mgKOH/g以下がより望ましい。酸価が
1.0mgKOH/gより大きい場合には、ポリエステ
ル内での分散性が劣るため、未分散物によりフィルム表
面にフィッシュアイ(fish eye)が形成される
かフィルムが変色してフィルムの透明性と物理的特性と
が低下する。
合物については、酸価が1.0mgKOH/g以下、さ
らに0.7mgKOH/g以下がより望ましい。酸価が
1.0mgKOH/gより大きい場合には、ポリエステ
ル内での分散性が劣るため、未分散物によりフィルム表
面にフィッシュアイ(fish eye)が形成される
かフィルムが変色してフィルムの透明性と物理的特性と
が低下する。
【0017】一般式(I)の化合物は、0.05〜10
重量%添加される。0.05重量部より少ない場合に
は、帯電防止性が不良となり、10重量%より多い場合
には、帯電防止性は改善できるがフィルムの機械的物性
と透明性とが低下する。
重量%添加される。0.05重量部より少ない場合に
は、帯電防止性が不良となり、10重量%より多い場合
には、帯電防止性は改善できるがフィルムの機械的物性
と透明性とが低下する。
【0018】一般式(I)の化合物の例としては、下記
式のようなスルホン酸金属塩化合物およびこれらの混合
物が挙げられるが、必ずしもこれらに限定されるもので
はない。
式のようなスルホン酸金属塩化合物およびこれらの混合
物が挙げられるが、必ずしもこれらに限定されるもので
はない。
【0019】
【化3】
【0020】本発明に添加されるポリエチレングリコー
ルは分子量が500〜10万であり、500〜5万のも
のがより望ましい。分子量が500未満の場合には、ポ
リエチレングリコールの熱安定性が悪いためPETの分
解および変色を起こす。分子量が10万を超える場合に
は、ポリエステル内での分散性が悪いためフィルムの透
明性が低下し、帯電防止性の改善効果も劣る。
ルは分子量が500〜10万であり、500〜5万のも
のがより望ましい。分子量が500未満の場合には、ポ
リエチレングリコールの熱安定性が悪いためPETの分
解および変色を起こす。分子量が10万を超える場合に
は、ポリエステル内での分散性が悪いためフィルムの透
明性が低下し、帯電防止性の改善効果も劣る。
【0021】本発明のポリエチレングリコールの添加量
は0.1〜10重量%であり、さらに0.5〜9重量%
がより望ましい。0.1重量%より少ない場合には、ポ
リエチレングリコールの添加効果がほとんど得られず、
10重量%より多いと、帯電防止性は優れているがフィ
ルムの機械的物性が低下する。
は0.1〜10重量%であり、さらに0.5〜9重量%
がより望ましい。0.1重量%より少ない場合には、ポ
リエチレングリコールの添加効果がほとんど得られず、
10重量%より多いと、帯電防止性は優れているがフィ
ルムの機械的物性が低下する。
【0022】本発明においては、前記一般式(I)のス
ルホン酸金属塩化合物とポリエチレングリコールとをと
もに添加する必要があり、これらを単独で用いるとフィ
ルムの帯電防止性と透明性が低下する。
ルホン酸金属塩化合物とポリエチレングリコールとをと
もに添加する必要があり、これらを単独で用いるとフィ
ルムの帯電防止性と透明性が低下する。
【0023】本発明のポリエステルフィルムに任意的に
含まれる前記一般式(II)のビス(4−β−ヒドロキ
シアルコキシフェニル)スルホン類においては、nは1
〜10の整数である。nが10より大きい場合には、ポ
リエステル内での反応性が悪くなって未反応物が残留す
るか、ポリエステルの変色をもたらすためフィルムの透
明性および帯電防止性が大きく低下する。
含まれる前記一般式(II)のビス(4−β−ヒドロキ
シアルコキシフェニル)スルホン類においては、nは1
〜10の整数である。nが10より大きい場合には、ポ
リエステル内での反応性が悪くなって未反応物が残留す
るか、ポリエステルの変色をもたらすためフィルムの透
明性および帯電防止性が大きく低下する。
【0024】前記一般式(II)の化合物の添加量は、
0.1〜10重量%であり、さらに0.5〜8重量%が
より望ましい。0.1重量%より少ない場合には、フィ
ルムの耐熱性を改善する効果がほとんど得られない。1
0重量%より多い場合には、重縮合反応速度が低下して
生産性が大きく低下し、しかも反応器内での滞留時間が
長くなってポリエステルの熱分解が生じるためフィルム
の耐熱性が低下する。これらの一般式(II)の化合物
は、前記一般式(I)のスルホン酸金属塩化合物との相
溶性に優れているので、これらの化合物をともにポリエ
ステルに添加して製造されたフィルムは、帯電防止性お
よび透明性に優れているだけでなく、フィルムの耐熱性
も大きく向上する。
0.1〜10重量%であり、さらに0.5〜8重量%が
より望ましい。0.1重量%より少ない場合には、フィ
ルムの耐熱性を改善する効果がほとんど得られない。1
0重量%より多い場合には、重縮合反応速度が低下して
生産性が大きく低下し、しかも反応器内での滞留時間が
長くなってポリエステルの熱分解が生じるためフィルム
の耐熱性が低下する。これらの一般式(II)の化合物
は、前記一般式(I)のスルホン酸金属塩化合物との相
溶性に優れているので、これらの化合物をともにポリエ
ステルに添加して製造されたフィルムは、帯電防止性お
よび透明性に優れているだけでなく、フィルムの耐熱性
も大きく向上する。
【0025】本発明に用いられる一般式(II)のビス
(4−β−ヒドロキシアルコキシフェニル)スルホン類
の具体例としては、ビス(4−β−ヒドロキシメトキシ
フェニル)スルホン、ビス(4−β−ヒドロキシエトキ
シフェニル)スルホン、ビス(4−β−ヒドロキシプロ
ポキシフェニル)スルホン、ビス(4−β−ヒドロキシ
ブトキシフェニル)スルホン、ビス(4−β−ヒドロキ
シペントキシフェニル)スルホン、ビス(4−β−ヒド
ロキシヘキソキシフェニル)スルホン、ビス(4−β−
ヒドロキシヘプトキシフェニル)スルホン、ビス(4−
β−ヒドロキシオクトキシフェニル)スルホン、ビス
(4−β−ヒドロキシノナノキシフェニル)スルホン、
ビス(4−β−ヒドロキシデコキシフェニル)スルホン
などが挙げられるが、とくに限定されるものではない。
(4−β−ヒドロキシアルコキシフェニル)スルホン類
の具体例としては、ビス(4−β−ヒドロキシメトキシ
フェニル)スルホン、ビス(4−β−ヒドロキシエトキ
シフェニル)スルホン、ビス(4−β−ヒドロキシプロ
ポキシフェニル)スルホン、ビス(4−β−ヒドロキシ
ブトキシフェニル)スルホン、ビス(4−β−ヒドロキ
シペントキシフェニル)スルホン、ビス(4−β−ヒド
ロキシヘキソキシフェニル)スルホン、ビス(4−β−
ヒドロキシヘプトキシフェニル)スルホン、ビス(4−
β−ヒドロキシオクトキシフェニル)スルホン、ビス
(4−β−ヒドロキシノナノキシフェニル)スルホン、
ビス(4−β−ヒドロキシデコキシフェニル)スルホン
などが挙げられるが、とくに限定されるものではない。
【0026】本発明のポリエステルフィルムを製造する
際には、PETに対する前記添加剤の添加時期は特に制
限されない。重縮合反応中に添加する場合は、重縮合反
応終了前であればいつでもよいが、エステル交換反応中
であるか重縮合反応終了30分前が望ましい。また、高
濃度のポリエステルマスタチップを調製する配合工程の
間に、PETにスルホン酸金属塩化合物とポリエチレン
グリコールとを同時に添加してもよく、その後このよう
にして調製されたチップを通常のポリエステル樹脂と混
合し、再び溶融押出してもよい。
際には、PETに対する前記添加剤の添加時期は特に制
限されない。重縮合反応中に添加する場合は、重縮合反
応終了前であればいつでもよいが、エステル交換反応中
であるか重縮合反応終了30分前が望ましい。また、高
濃度のポリエステルマスタチップを調製する配合工程の
間に、PETにスルホン酸金属塩化合物とポリエチレン
グリコールとを同時に添加してもよく、その後このよう
にして調製されたチップを通常のポリエステル樹脂と混
合し、再び溶融押出してもよい。
【0027】また、本発明のポリエステルフィルムの製
造方法は特に制限されるものではない。例えば、固有粘
度0.4〜1.0dl/gの、前記の添加剤を含むポリ
エステルを、T−ダイ法、インフレート法などを用いて
溶融押出して、未延伸シートを作製した後、これを2軸
延伸して2軸配向された本発明のポリエステルフィルム
を製造する。延伸法は前記の添加剤に依存せず、通常の
ポリエステル延伸と同じでよい。延伸温度は60〜15
0℃、延伸倍率は縦方向2.5〜6.0倍、横方向2.
5〜6.0倍である。延伸後、160〜240℃で20
秒間熱処理することにより、表面抵抗1016Ω以下の本
発明のポリエステルフィルムが得られる。
造方法は特に制限されるものではない。例えば、固有粘
度0.4〜1.0dl/gの、前記の添加剤を含むポリ
エステルを、T−ダイ法、インフレート法などを用いて
溶融押出して、未延伸シートを作製した後、これを2軸
延伸して2軸配向された本発明のポリエステルフィルム
を製造する。延伸法は前記の添加剤に依存せず、通常の
ポリエステル延伸と同じでよい。延伸温度は60〜15
0℃、延伸倍率は縦方向2.5〜6.0倍、横方向2.
5〜6.0倍である。延伸後、160〜240℃で20
秒間熱処理することにより、表面抵抗1016Ω以下の本
発明のポリエステルフィルムが得られる。
【0028】本発明のポリエステルフィルムは、優れた
帯電防止性および透明性を得るためには、X線回折によ
り測定した(010)面方向の結晶の大きさが35オン
グストローム以上であり、(100)面方向の結晶の大
きさが40オングストローム以上であることが好まし
い。フィルムの結晶の大きさが前記の範囲より小さいと
フィルム透明性は良好であるが帯電防止性が低下する。
また、フィルムの比重が1.380より小さい場合に
は、フィルムの寸法安定性および帯電防止性が大きく低
下する。
帯電防止性および透明性を得るためには、X線回折によ
り測定した(010)面方向の結晶の大きさが35オン
グストローム以上であり、(100)面方向の結晶の大
きさが40オングストローム以上であることが好まし
い。フィルムの結晶の大きさが前記の範囲より小さいと
フィルム透明性は良好であるが帯電防止性が低下する。
また、フィルムの比重が1.380より小さい場合に
は、フィルムの寸法安定性および帯電防止性が大きく低
下する。
【0029】本発明のポリエステルフィルムは、2.0
〜250μmの厚さを有し、用途により厚さを適切に調
節してもよい。さらに、必要に応じてフィルム表面に、
コロナ放電処理、他の樹脂のコーティング、ラミネーシ
ョン、同時押出などあらゆる種類の処理を施してもよ
い。
〜250μmの厚さを有し、用途により厚さを適切に調
節してもよい。さらに、必要に応じてフィルム表面に、
コロナ放電処理、他の樹脂のコーティング、ラミネーシ
ョン、同時押出などあらゆる種類の処理を施してもよ
い。
【0030】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、これらに限定されるものではない。本発明の
実施例および比較例により製造されたフィルムは、以下
の方法によって各種性能を評価した。 1)帯電防止性
明するが、これらに限定されるものではない。本発明の
実施例および比較例により製造されたフィルムは、以下
の方法によって各種性能を評価した。 1)帯電防止性
【0031】フィルムの表面抵抗率を、米国ヒューレッ
ト・パッカード(HewlettPackard)社の
絶縁抵抗測定器を用い、20℃、相対湿度65%で測定
した。印加電圧は500Vであった。測定値の単位はΩ
である。表面抵抗率が低いほど帯電防止効果に優れてい
ることを意味する。 2)透明性
ト・パッカード(HewlettPackard)社の
絶縁抵抗測定器を用い、20℃、相対湿度65%で測定
した。印加電圧は500Vであった。測定値の単位はΩ
である。表面抵抗率が低いほど帯電防止効果に優れてい
ることを意味する。 2)透明性
【0032】フィルムの透明性を、米国ガードナー・ネ
オテック(Gardner Neotec)社の曇り度
測定計(hazemeter)を用い、C−光源を用い
て測定した。曇り値(%)を(散乱光)/(透過光+散
乱光)の比率として求めた。曇り値が低いほど、フィル
ムの透明性が優れている。 3)機械的物性
オテック(Gardner Neotec)社の曇り度
測定計(hazemeter)を用い、C−光源を用い
て測定した。曇り値(%)を(散乱光)/(透過光+散
乱光)の比率として求めた。曇り値が低いほど、フィル
ムの透明性が優れている。 3)機械的物性
【0033】フィルムの機械的物性の試験を、インスト
ロン(Instron)社の万能試験機(UTM)モデ
ル−4206型を用いて行った。長さ50mm、幅20
mm、厚さ100μmのフィルムを、室温、相対湿度6
5%において、200mm/分の速度で伸ばした。荷重
−伸びチャートを作成し、これから以下の各々の値を計
算した。 破断伸び(%):破断が起こるまでに伸びた長さをフィ
ルムの最初の長さで割って求めた。 破断強度(kg/mm2 ):室温においてフィルムを破
断するのに要する力を最初のフィルムの面積で割って求
めた。破断伸びの値が小さく、破断強度の値が高いフィ
ルムほど、機械的物性に優れていると考えられる。 4)結晶の大きさ フィルムの結晶の大きさを、日本理学社のX線分析装置
を用い、広角(WAXS)モードを用いて、オングスト
ローム単位で測定した。 5)比重 比重を、浮沈法により、四塩化炭素とn−ヘプタンとを
含む密度勾配管中において25℃で測定した。 6)耐熱性
ロン(Instron)社の万能試験機(UTM)モデ
ル−4206型を用いて行った。長さ50mm、幅20
mm、厚さ100μmのフィルムを、室温、相対湿度6
5%において、200mm/分の速度で伸ばした。荷重
−伸びチャートを作成し、これから以下の各々の値を計
算した。 破断伸び(%):破断が起こるまでに伸びた長さをフィ
ルムの最初の長さで割って求めた。 破断強度(kg/mm2 ):室温においてフィルムを破
断するのに要する力を最初のフィルムの面積で割って求
めた。破断伸びの値が小さく、破断強度の値が高いフィ
ルムほど、機械的物性に優れていると考えられる。 4)結晶の大きさ フィルムの結晶の大きさを、日本理学社のX線分析装置
を用い、広角(WAXS)モードを用いて、オングスト
ローム単位で測定した。 5)比重 比重を、浮沈法により、四塩化炭素とn−ヘプタンとを
含む密度勾配管中において25℃で測定した。 6)耐熱性
【0034】耐熱性を、ポリエステルフィルムを270
℃で10分間加熱し、生成するアセトアルデヒドの量
を、島津社のガスクロマトグラフィーを用いて測定する
ことにより、決定した。単位はppmである。アルデヒ
ドに生成量が多いほど、耐熱性が低い。また、以下の実
施例および比較例で用いたアルキルベンゼンスルホン酸
金属塩誘導体を「化4」に示す。
℃で10分間加熱し、生成するアセトアルデヒドの量
を、島津社のガスクロマトグラフィーを用いて測定する
ことにより、決定した。単位はppmである。アルデヒ
ドに生成量が多いほど、耐熱性が低い。また、以下の実
施例および比較例で用いたアルキルベンゼンスルホン酸
金属塩誘導体を「化4」に示す。
【0035】
【化4】 実施例1〜3
【0036】通常のPETの重縮合におけるエステル交
換反応後に、分子量2万のポリエチレングリコール1
0.0重量%および表1に示すアルキルベンゼンスルホ
ン酸金属塩誘導体5.0重量%を同時に投入して固有粘
度0.62dl/gの高濃度ポリマーを得た(ポリマー
A)。
換反応後に、分子量2万のポリエチレングリコール1
0.0重量%および表1に示すアルキルベンゼンスルホ
ン酸金属塩誘導体5.0重量%を同時に投入して固有粘
度0.62dl/gの高濃度ポリマーを得た(ポリマー
A)。
【0037】また、同様の方法により、ポリエチレング
リコールおよびアルキルベンゼンスルホン酸金属塩誘導
体を全く含まない、固有粘度0.65dl/gのPET
を得た(ポリマーB)。
リコールおよびアルキルベンゼンスルホン酸金属塩誘導
体を全く含まない、固有粘度0.65dl/gのPET
を得た(ポリマーB)。
【0038】このようにして調製された両方のポリマー
を、添加剤の量が表1に示したようになる比率で混合し
た。得られた各混合物を、通常の方法により溶融押出し
て未延伸シートを作製した。シートを、80℃で縦方向
3.5倍、120℃で横方向4.0倍に延伸して配向さ
せた。配向シートを、230℃で20秒間熱処理して厚
さ100μmの二軸延伸フィルムを作製し、前述した方
法を用いて性能評価を行った。その評価結果を表2に示
す。 比較例1〜3
を、添加剤の量が表1に示したようになる比率で混合し
た。得られた各混合物を、通常の方法により溶融押出し
て未延伸シートを作製した。シートを、80℃で縦方向
3.5倍、120℃で横方向4.0倍に延伸して配向さ
せた。配向シートを、230℃で20秒間熱処理して厚
さ100μmの二軸延伸フィルムを作製し、前述した方
法を用いて性能評価を行った。その評価結果を表2に示
す。 比較例1〜3
【0039】添加剤、その量および結晶構造が表1に示
したようにした以外は、実施例1〜3と同様の方法によ
りフィルムを作製した。フィルムの評価結果を表2に示
す。 実施例4〜6
したようにした以外は、実施例1〜3と同様の方法によ
りフィルムを作製した。フィルムの評価結果を表2に示
す。 実施例4〜6
【0040】通常の重縮合工程により調製された固有粘
度0.65dl/gのPETに、分子量5万のポリエチ
レングリコール20.0重量%および表1のアルキルベ
ンゼンスルホン酸金属塩誘導体10.0重量%を同時に
投入した。得られた混合物を溶融押出して、固有粘度
0.62dl/gの高濃度マスターチップを作製した
(ポリマーC)。
度0.65dl/gのPETに、分子量5万のポリエチ
レングリコール20.0重量%および表1のアルキルベ
ンゼンスルホン酸金属塩誘導体10.0重量%を同時に
投入した。得られた混合物を溶融押出して、固有粘度
0.62dl/gの高濃度マスターチップを作製した
(ポリマーC)。
【0041】また、同様の方法により、ポリエチレング
リコールおよびアルキルベンゼンスルホン酸金属塩誘導
体を全く含まない、固有粘度0.65dl/gのPET
を得た(ポリマーD)。
リコールおよびアルキルベンゼンスルホン酸金属塩誘導
体を全く含まない、固有粘度0.65dl/gのPET
を得た(ポリマーD)。
【0042】このようにして調製された両方のポリマー
を、添加剤の量が表1に示したようになる比率で混合し
た。得られた混合物を、通常の方法により溶融押出して
未延伸シートを作製した。シートを、80℃で縦方向
3.5倍、120℃で横方向4.0倍に延伸して配向さ
せた。配向シートを、230℃で20秒間熱処理して厚
さ100μmの二軸延伸フィルムを作製し、前述した方
法を用いて性能評価を行った。その評価結果を表2に示
す。 実施例7 実施例4〜6と同様の方法により固有粘度0.62dl
/gの高濃度マスターチップを作製した。
を、添加剤の量が表1に示したようになる比率で混合し
た。得られた混合物を、通常の方法により溶融押出して
未延伸シートを作製した。シートを、80℃で縦方向
3.5倍、120℃で横方向4.0倍に延伸して配向さ
せた。配向シートを、230℃で20秒間熱処理して厚
さ100μmの二軸延伸フィルムを作製し、前述した方
法を用いて性能評価を行った。その評価結果を表2に示
す。 実施例7 実施例4〜6と同様の方法により固有粘度0.62dl
/gの高濃度マスターチップを作製した。
【0043】一方、通常の重縮合のエステル交換反応中
にビス(4−β−ヒドロキシメトキシフェニル)スルホ
ン3.0重量%を添加し、固有粘度0.65dl/gの
PETを得た(ポリマーE)。
にビス(4−β−ヒドロキシメトキシフェニル)スルホ
ン3.0重量%を添加し、固有粘度0.65dl/gの
PETを得た(ポリマーE)。
【0044】このようにして調製された両方のポリマー
を、添加剤の量が表1に示したようになる比率で混合
し、実施例4〜6と同様の方法により二軸延伸フィルム
を作製して性能評価を行った。その評価結果を表2に示
す。 比較例4
を、添加剤の量が表1に示したようになる比率で混合
し、実施例4〜6と同様の方法により二軸延伸フィルム
を作製して性能評価を行った。その評価結果を表2に示
す。 比較例4
【0045】通常の重縮合のエステル交換反応中に、表
1に示したように、酸価3.00mgKOH/gのスル
ホン酸金属塩誘導体1.0重量%および分子量5万のポ
リエチレングリコール2.0重量%を添加し、固有粘度
0.65dl/gのPETを作製した。つづいて、実施
例1と同様の方法により二軸延伸ポリエステルフィルム
を作製し、性能評価を行った。その評価結果を表2に示
す。 比較例5
1に示したように、酸価3.00mgKOH/gのスル
ホン酸金属塩誘導体1.0重量%および分子量5万のポ
リエチレングリコール2.0重量%を添加し、固有粘度
0.65dl/gのPETを作製した。つづいて、実施
例1と同様の方法により二軸延伸ポリエステルフィルム
を作製し、性能評価を行った。その評価結果を表2に示
す。 比較例5
【0046】スルホン酸金属塩誘導体の酸価を0.01
mgKOH/g、ポリエチレングリコールの分子量を2
0万に変更した以外は、比較例4と同様の方法によりフ
ィルムを作製し、性能評価を行った。その評価結果を表
2に示す。 比較例6
mgKOH/g、ポリエチレングリコールの分子量を2
0万に変更した以外は、比較例4と同様の方法によりフ
ィルムを作製し、性能評価を行った。その評価結果を表
2に示す。 比較例6
【0047】スルホン酸金属塩誘導体の添加量を11.
0重量%、ポリエチレングリコールの添加量を25重量
%に変更した以外は、比較例4と同様の方法によりフィ
ルムを作製し、性能評価を行った。その評価結果を表2
に示す。
0重量%、ポリエチレングリコールの添加量を25重量
%に変更した以外は、比較例4と同様の方法によりフィ
ルムを作製し、性能評価を行った。その評価結果を表2
に示す。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【発明の効果】以上の結果から明らかなように、ポリエ
ステル樹脂にスルホン酸金属塩化合物およびポリエチレ
ングリコールを添加して製造された本発明の二軸配向ポ
リエステルフィルムは、帯電防止効果、透明性および機
械的物性に優れているため、透明性と除電性とが同時に
要求される包装用、グラフィックアート用および磁気応
用などすべての分野に適用できる。特に、ビス(4−β
−ヒドロキシアルコキシフェニル)スルホンをともに添
加したものは、非常に耐熱性に優れているため、高温包
装分野に適している。
ステル樹脂にスルホン酸金属塩化合物およびポリエチレ
ングリコールを添加して製造された本発明の二軸配向ポ
リエステルフィルムは、帯電防止効果、透明性および機
械的物性に優れているため、透明性と除電性とが同時に
要求される包装用、グラフィックアート用および磁気応
用などすべての分野に適用できる。特に、ビス(4−β
−ヒドロキシアルコキシフェニル)スルホンをともに添
加したものは、非常に耐熱性に優れているため、高温包
装分野に適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08L 67/02 71:02) B29K 67:00 B29L 7:00 4F
Claims (10)
- 【請求項1】 フィルム構成成分の70重量%以上がポ
リエチレンテレフタレートであるポリエステルフィルム
において、フィルムの総乾燥重量に基づいて、下記一般
式(I)で表されるスルホン酸金属塩化合物0.05〜
10重量%、分子量500〜10万のポリエチレングリ
コール0.1〜10重量%、および任意的に下記一般式
(II)で表されるビス(4−β−ヒドロキシアルコキ
シフェニル)スルホン類0.1〜10重量%を含むこと
を特徴とする二軸配向ポリエステルフィルム。 【化1】 式中、Rは炭素数8〜25個のアルキル基であり、Mは
Li、Na、KおよびMgなどを含むアルカリ金属また
はアルカリ土類金属であり、mは100以下の整数であ
り、nは1〜10の整数である。 - 【請求項2】 前記ポリエステルの固有粘度が0.5〜
1.0dl/gであることを特徴とする請求項1記載の
二軸配向ポリエステルフィルム。 - 【請求項3】 前記一般式(I)のmが50以下の整数
であることを特徴とする請求項1記載の二軸配向ポリエ
ステルフィルム。 - 【請求項4】 前記一般式(I)の化合物の酸価が1.
0mgKOH/g以下であることを特徴とする請求項1
記載の二軸配向ポリエステルフィルム。 - 【請求項5】 前記ポリエチレングリコールの分子量が
500〜5万であることを特徴とする請求項1記載の二
軸配向ポリエステルフィルム。 - 【請求項6】 前記ポリエチレングリコールを0.5〜
9重量%含むことを特徴とする請求項1記載の二軸配向
ポリエステルフィルム。 - 【請求項7】 前記一般式(II)の化合物を0.5〜
8.0重量%含むことを特徴とする請求項1記載の二軸
配向ポリエステルフィルム。 - 【請求項8】 前記ポリエステルフィルムの表面抵抗が
1016Ω以下であることを特徴とする請求項1記載の二
軸配向ポリエステルフィルム。 - 【請求項9】 X線回折により測定した(010)面方
向の結晶の大きさが35オングストローム以上であり、
(100)面方向の結晶の大きさが40オングストロー
ム以上であることを特徴とする請求項1記載の二軸配向
ポリエステルフィルム。 - 【請求項10】 比重が1.380以上であることを特
徴とする請求項1記載の二軸配向ポリエステルフィル
ム。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1019910024673A KR930012989A (ko) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 폴리에스테르 필름 |
| KR1991-24673 | 1991-12-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0616916A true JPH0616916A (ja) | 1994-01-25 |
| JP2749494B2 JP2749494B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=19326278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4349631A Expired - Lifetime JP2749494B2 (ja) | 1991-12-27 | 1992-12-28 | 二軸配向ポリエステルフィルム |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5288781A (ja) |
| JP (1) | JP2749494B2 (ja) |
| KR (1) | KR930012989A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100430624B1 (ko) * | 1997-04-25 | 2004-08-02 | 주식회사 코오롱 | 저강력고신도의폴리에스테르섬유및그의제조방법 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5849822A (en) * | 1995-08-17 | 1998-12-15 | Teijin Limited | Thermoplastic resin composition superior in transparency and antistatic property |
| KR100230631B1 (ko) * | 1995-08-17 | 1999-11-15 | 야스이 쇼사꾸 | 투명성 및 대전방지성이 우수한 열가소성 수지 조성물 |
| DE60045609D1 (de) * | 1999-12-14 | 2011-03-24 | Mitsubishi Polyester Film Corp | Verpackungsfolie aus Polyester |
| US20040014883A1 (en) * | 2000-09-18 | 2004-01-22 | Motonori Yamamoto | Polyester film |
| US7625994B2 (en) | 2002-07-30 | 2009-12-01 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Sulfonated aliphatic-aromatic copolyetheresters |
| US20040024102A1 (en) * | 2002-07-30 | 2004-02-05 | Hayes Richard Allen | Sulfonated aliphatic-aromatic polyetherester films, coatings, and laminates |
| US20040182675A1 (en) * | 2003-01-17 | 2004-09-23 | Long Richard M. | Currency processing device having a multiple stage transport path and method for operating the same |
| GB0500906D0 (en) * | 2005-01-17 | 2005-02-23 | Dupont Teijin Films Us Ltd | Coextruded polymeric film |
| ES2452915T3 (es) * | 2011-05-28 | 2014-04-03 | Clariant Finance (Bvi) Limited | Composiciones antiestáticas que comprenden un poliéster termoplástico y una mezcla de aditivos antiestáticos |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5812910A (ja) * | 1981-07-15 | 1983-01-25 | 三浦工業株式会社 | 多管式貫流ボイラ |
-
1991
- 1991-12-27 KR KR1019910024673A patent/KR930012989A/ko not_active Ceased
-
1992
- 1992-10-19 US US07/962,937 patent/US5288781A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-12-28 JP JP4349631A patent/JP2749494B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100430624B1 (ko) * | 1997-04-25 | 2004-08-02 | 주식회사 코오롱 | 저강력고신도의폴리에스테르섬유및그의제조방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR930012989A (ko) | 1993-07-21 |
| US5288781A (en) | 1994-02-22 |
| JP2749494B2 (ja) | 1998-05-13 |
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