JPH06171245A - 熱転写記録媒体 - Google Patents

熱転写記録媒体

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JPH06171245A
JPH06171245A JP42A JP22919992A JPH06171245A JP H06171245 A JPH06171245 A JP H06171245A JP 42 A JP42 A JP 42A JP 22919992 A JP22919992 A JP 22919992A JP H06171245 A JPH06171245 A JP H06171245A
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heat
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Mitsuru Maeda
満 前田
Shigeru Miyajima
茂 宮島
Tadafumi Tatewaki
忠文 立脇
Shinji Okada
真治 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱高感度と印字された画像の耐摩耗性を両立
させた熱転写記録媒体を提供すること。 【構成】 (1)耐熱性支持体上に少なくとも支持体か
ら一最も遠い表面層に熱溶融性微粒子を含有する熱転写
インク層を有する熱転写記録媒体において、インク層の
光沢度が5〜90%(75度反射)であること。(2)
表面層の熱溶融性微粒子の体積基準の粒度分布による累
計体積が90%になる粒子径が、1.0〜10.0μmで
あること。(3)表面層の熱溶融性微粒子が、カルナウ
バワックスを主成分としていること。(4)表面層の熱
溶融性微粒子がカルナウバワックス、及び融点または軟
化点が60〜130℃の熱塑性樹脂を主成分とする。
(5)熱転写インク層が2層以上積層され、支持体に最
も近い層の40℃における針入度が4以下のワックスを
主成分とすること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写記録媒体、特に熱
転写用インクリボンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、熱転写用インクリボンを使っ
て転写して作成した画像の耐摩耗性を改善するために種
々の提案がなされている。それらの中のいくつかを下記
に例示す。
【0003】1)着色剤、融点または軟化点が60〜1
40℃の樹脂粒子、融点または軟化点が70〜130℃
のワックス、および水溶性樹脂とを主成分とするインク
を用いるもの(特開昭63−4509号公報)。 2)樹脂とワックスを主成分とする固溶体粒子とバイン
ダーを主成分として含有するもの(特開昭63−848
90号公報)。 3)スチレン系樹脂粒子とワックスを主成分とする第1
層、着色剤、粘着性付与樹脂粒子及びワックスで構成さ
れる第2層からなるインク層を有するもの(特開昭63
−84981号公報)。 4)着色剤、熱可塑性樹脂からなる粒子、ワックス粒子
及び水溶性樹脂からなるもの(特開昭63−89383
号公報)。 5)熱溶融性微粒子を含有する第1及び第2インク層を
有するもの(特開昭63−51180号公報)。
【0004】上記の従来技術1)〜4)に記載の熱転写
記録媒体は、各素材を粒状化することにより印字と非印
字の境界を明瞭にでき、転写時に転写層が切れ易くなっ
て解像性が向上する。しかし、層の結着性が不充分とな
って地汚れなどを発生したり、熱感度、耐摩擦性の点で
不充分であった。一方、従来技術5)は熱感度は向上す
るがまだ充分とは云えず、特に高速印字対応性、高密度
記録性の点で不充分であった。さらに、印字された画像
の耐摩擦性の点で不充分であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の問題を
解決するものであり、高感度と印字された画像の耐摩耗
性を両立させた熱転写記録媒体を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、耐熱性
支持体上に少なくとも支持体から最も遠い表面層に熱溶
融性微粒子を含有する熱転写インク層を有する熱転写記
録媒体において、インク層の75度反射における光沢度
が5〜50%である熱転写記録媒体が提供される。
【0007】表面層の熱溶融性微粒子の、体積基準の粒
度分布による累計体積が90%になる粒子径(以後、9
0%粒子径と略称)が、1.0〜10.0μmである熱転
写記録媒体が提供される。
【0008】また、表面層の熱溶融性微粒子が、カルナ
ウバワックスを主成分とする微粒子である熱転写記録媒
体が提供される。
【0009】また、表面層の熱溶融性微粒子がカルナウ
バワックス、及び/または融点もしくは軟化点が60〜
130℃の熱塑性樹脂を主成分とする熱転写記録媒体が
提供される。
【0010】また、熱転写インク層が2層以上積層さ
れ、支持体に最も近い層の40℃における針入度が4以
下のワックスを主成分とする熱転写記録媒体が提供され
る。
【0011】本発明の熱転写記録媒体の代表例の構成を
図面によって具体的に説明する。図1は裏面に耐熱保護
層5を備えた耐熱性支持体1、その上にインク層3を設
けた熱転写記録媒体であって、インク層3は着色剤3
1、熱溶融性微粒子32、及び必要に応じ結着剤33よ
りなる。
【0012】図2は剥離層2を介してインク層3を設け
たもの、図3は剥離層2、インク層3上にさらに熱溶融
性微粒子32を含有するオーバー層4を設けたものを示す
が、本発明は必ずしもこれらの構成に限ったものではな
い。
【0013】ここで、支持体から最も遠い表面層の光沢
度が75度反射で5〜50%であることが重要であり、
そのためには熱溶融性微粒子32の90%粒子径(累計
体積が90%になる粒子径)が1.0〜10.0μmの範
囲にあることが必要である。
【0014】ここで言う90%粒子径は、熱転写記録媒
体の断面より観察される粒形態から求められるものであ
り、その断面観察は常法により試料を形成し、透過型電
子顕微鏡(TEM)によって容易に知ることが可能であ
る。また、簡便法で光沢度計(Gloss Meter)による光沢
度の測定によっても知ることができる。このTEM観察
または光沢度測定による乾燥時における粒径と、インク
層を形成する塗布液中での粒径は凡そ一致する。従っ
て、塗布液状態での平均粒径を適宜設定することによ
り、乾燥時の光沢度を調節することが可能となる。塗布
液での粒径は、レーザー拡散方式による測定装置(堀場
製作所製LA−700)などによって容易に測定でき
る。
【0015】表面層それぞれの熱溶融性微粒子の粒径が
前記適正範囲域から外れると下記表1に示すような異常
画像が発生する。
【表1】
【0016】以上説明したように、熱溶融性微粒子の9
0%粒子径を適正な範囲にすることによって熱感度の向
上効果、低平滑紙にも適切な転写がでるように熱転写媒
体の転写性の改善効果が得られる。
【0017】この機構については必ずしも明らかではな
いが、次のように考えられる。表面層の粒子の90%粒
子径を1.0〜10.0μmにすることで適度の空隙が生
まれ、かつ、熱転写層の熱伝導度が下がって転写紙への
熱伝導が少なくなり、熱転写層の溶融に対して熱が有効
に使われるため低熱エネルギーで転写できる。また、イ
ンク層全体が粒子で構成されているため、フィルム状の
層に比べて剪断強度を下げることができ、印字の際の加
熱によって粒子の融着による連続層部分(画像部分)と
非連続部分(非画像部分)との境界が点状に接触してい
るため剪断しやすく、また、直線状に切れるため、転写
すべき部位の輪郭が明確になるものと推定される。
【0018】次いで、剥離層について説明する。熱溶融
性微粒子の主成分である有機滑剤は、転写した画像の耐
摩擦性を改善するためには、40℃における針入度が
4.0以下であることが必要である。針入度が4.0を超
えると充分な機械的強度が得られず、摩擦によって画像
の乱れが発生する。40℃での針入度を規定したのは、
画像を摩擦したときに画像部の熱が摩擦熱で常温よリ上
昇するからである。
【0019】前記有機滑剤としはカルナウバワックス、
キャンデリラワックス、ライスワックス、カスターワッ
クス、モンタンワックスなどの天然ワックス、12−ヒ
ドロキシステアリン酸の誘導体、改質ポリエチレン、α
−オレフィン、無水マレイン酸誘導体、ラノリンワック
ス誘導体、順肪族アミド、芳香族アミドなどのアミド類
などが挙げられる。特に硬度、吸熱特性の点からカルナ
ウバワックスが好適である。
【0020】また、適宜熱可塑性樹脂を有機滑剤と混合
して用いるかまたは混融せしめ、固溶体状態で用いるこ
とができる。それらの熱可塑性樹脂としては、融点また
は軟化点60〜130℃の各種の樹脂が使用できる。例
えばアクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチレン樹脂、酢
酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、
石油樹脂、テルペン樹脂、フェノール樹脂、オレフィン
樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリアセタール樹脂、アミド樹脂などがある。
【0021】融点または軟化点が60℃より低いと、転
写画像の高温環境性(30〜50℃)における耐摩擦性
が悪くなり、130℃より高いと熱転写記録の際に高熱
エネルギーを必要とし、記録速度が遅くなったり、サー
マルヘッドの寿命が短くなるなどの問題が起こる。
【0022】また、それぞれの層の結着剤としては、必
要に応じて前記熱可塑性樹脂や、少量で高い結着性、可
撓性を付与せしめる未加硫ゴムを用いるとよい。それら
の未加硫ゴムとしては、ポリイソブレン、ポリブタジエ
ン、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、エチレ
ン−プロピレンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム、フ
ッ素系ゴム、ウレタンゴムなど、好ましくはポリイソプ
レン、ポリブタジエン、エチレン−プロピレンゴム、ブ
チルゴム、及びニトルレゴムが挙げられる。なお、これ
ら好ましいゴムは融点60℃〜200℃のものである。
また、適宜EVA(エチレン−酢酸ビニール共重合
体)、EEA(エチレン−エチルアクリレート共重合
体)などの熱可塑性樹脂を用いてもよい。さらに層の柔
軟剤として各種油剤を用いることができる。
【0023】結着剤と熱溶融性微粒子の成分比(重量
比)は結着剤/熱溶融性微粒子=3〜50/97〜5
0、好ましくは5〜40/95〜60の範囲であること
が望ましい。前記成分比が3以下では充分な結着機能が
なく、つまリ低温インク層片落ちが発生し、また耐摩耗
性が劣化する。一方、成分比が50を超えると転写画像
表面の潤滑性が悪くなって、耐摩耗性の向上効果が得ら
れないとともに、層の剥離性が低下し熱感度が低下して
しまう。
【0024】剥離層の厚さは通常0.5〜5μm、好ま
しくは1.0〜2.0μmの範囲である。0.5μmより
薄いと低平滑紙への転写性が悪くなる。一方、5μmを
超えると低エネルギー時や高速印字時に転写不良が起
る。なお、剥離層液の調整は通常の有機溶剤分散液また
は水分散液、エマルジョン液を用いた塗布により行われ
る。より好ましくは、エマルジョンによって安定粒径と
したものを用いるのがよい。
【0025】次に、熱転写インク層につぃいて説明す
る。熱転写インク層は従来と同様、着色剤、有機滑剤を
主成分とし、必要に応じて低融点樹脂より構成される。
着色剤としてほ従来公知の染料及び顔料の中から適宜選
択される。使用される有機滑剤は先に剥離層について説
明したものと同様であるが、特に硬度及び吸熱特性の点
からカルナウバワックスが好適である。
【0026】低融点樹脂として、ポリアミド系、ポリエ
ステル系、ポリウレタン系、塩化ビニル系、セルロース
系、石油系、スチレン系、ブチラール系、フェノール系
などの樹脂の他、エチレン−酢酸ビニル共重合体やエチ
レン−アクリル系樹脂、テルペン系樹脂などが挙げられ
る。これらの樹脂は、熱感度及び画像の耐摩擦性の点か
ら、融点点もしくは軟化点が60〜130℃であること
が好ましい。
【0027】これら各成分比(重量比)は、着色剤/有機
滑剤/樹脂=5〜50/30〜90/5〜50が適当で
る。熱溶融性インク層の形成法も第1インク層の場合と
同様、有機溶剤溶液または水性分散液、またはエマルジ
ョン液の塗布が適用される。第2インク層も第1インク
層と同様、エマルジョン化した熱溶融性微粒子を用いる
のがよい。なお、インク層の厚さは通常0.8〜5μ
m、好ましくは1.0〜2.5μmの範囲である。0.8
μmより薄いと光学濃度不足や平滑度の低い紙に転写し
たときにボイド(印字欠陥)が生じ、5μmを超えると
低エネルギー時に高速印字すると転写不良が発生する。
【0028】オーバー層も熱転写インク層と素材は同様
であるが、着色剤は入れないかまたは5%以下にするこ
とが望ましい。厚さは通常0.1〜2μm、好ましくは
0.3〜1.5μmが望ましい。
【0029】インク層、オーバー層とも塗布液の乾燥
は、事前に塗布した層を溶解しないような温度で行うべ
きであり、例えば熱溶融性微粒子としてカルナウバワッ
クスを使用した場合には、80℃以下で乾燥することが
望ましい。
【0030】さらに剥離層、熱転写層及びオーバー層に
は、以上の成分のほか、脂肪酸エステル、グリコールエ
ステル、リン酸エステル、エポキシ化アマニ油などの可
塑剤や、柔軟剤として鉱物油、動物油、植物油、流動パ
ラフィン、シリコーンオイルなどの油状物質を少量(多
くても30%以下)添加することができる。また第1イ
ンク層の場合は最大8%まで着色剤を添加することがで
きる。
【0031】以上の各層を支持する支持体としてはポリ
ステル、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース、
ホリアミド、ポリイミドなどの耐熱性のよいプラスチッ
クスフィルム、セロハン、硫酸紙、コンデンサー紙など
が使用でき、また必要があれば、これら支持体の片両
(熱ヘッドと接触する面)にシリコーンゴム、シリコー
ン樹脂、ポリイミド、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、
メラミン樹脂、セルロース系樹脂などの耐熱層を設けて
もよい。
【0032】
【実施例】以下、実施例について本発明を具体的に説明
する。なお、以下の説明中の部は全て重量部である。 〔実施例1〕厚さ4.5μmのポリエステルフイルム上
に、下記剥離層成分の塗液を乾燥後の厚さが1.5g/m2
になるようにワイヤーバーを用いて塗布し、40℃の温
風で乾燥して剥離層を形成した。 剥離層成分: カルナウバワックス 10部 ブタジェンゴム 1部 トルエン 89部 ボールミルで10時間分散した。
【0033】さらにその上に、下記インク層成分の塗布
液を乾燥後の厚さが2.0g/m2になるようにワイヤーバ
ーを用いて塗布し、60℃の温風で乾燥してインク層を
形成した。 インク層: カルナウバワックス/水添石油樹脂(融点85℃) =4/1の固溶体のエマルション 65部 (固形分30%、90%粒子径2.0μm) カーボンブラック水分散体(固形分20%) 20部 メタノール 15部 カルナウバワックスのエマルションにカーボンブラック
水分散体とメタノールの混合液を添加し、撹拌してイン
ク層成分とした。さらに、ポリエステルフィルムのイン
ク層と反対側の面にシリコンゴムの1%トルエン溶液を
ワイヤーバーで乾燥付着量0.05g/m2になるように耐
熱保護層を塗布し、50℃の温風で乾燥して熱転写記録
媒体を作成した。
【0034】〔実施例2〕実施例1で、剥離層がない以
外は全て実施例1と同様にして熱転写記録媒体を作成し
た。
【0035】〔実施例3〕実施例2で、インク層の上に
下記オーバー層を乾燥後付着量0.5g/m2になるように
ワイヤーバーで塗布し、60℃の温風で乾燥した。 オーバー層 カルナウバワックスのエマルション 30部 (固形分30%、90%粒子径1.0μm) 水 20部 メタノール 50部 カルナウバワックスのエマルションに水とメタノールの
混合液を添加し、撹拌してインク層成分とした。
【0036】〔実施例4〕実施例1の剥離層を塗布した
ポリエステルフィルムの上に、下記インク層を乾燥付着
量1.8g/m2になるように塗布し、60℃の温風で乾燥
した。 インク層成分: カルナウバワックス/ノボラック樹脂(融点100℃) =5/1の固溶体のエマルション 70部 (固形分30%、90%粒子径6.0μm) カーボンブラック水分散体(固形分20%) 15部 水 5部 メタノール 10部 カルナウバワックスのエマルションにカーボンブラック
水分散体と水とメタノールの混合液を添加し、撹拌して
インク層成分とした。実施例1と同様にポリエステルフ
ィルム上のインク層の反対側に耐熱保護層を形成した。
【0037】〔実施例5〕 カルナウバワックスのエマルション 50部 (固形分30%) 水添テルペン樹脂(融点105℃)の水分散体(固形分20%) 20部 (上記エマルションと水分散体の混合液の90%粒子径3.5μm) カーボンブラックの水分散体(固形分20%) 15部 水 7部 イソプロピルアルコール 8部 カルナウバワックスのエマルションと水添テルペン樹脂
の水分散体の混合液にカーボンブラック、水及びイソプ
ロピルアルコールの混合液を添加し撹拌する。実施例1
のインク層液をこのインク層液に変えた以外は全く同様
にして熱転写記録媒体を形成した。
【0038】〔実施例6〕実施例3で、オーバー層成分
を下記に変えた以外は全く実施例3と同様にして熱転写
記録媒体を作成した。 キャンデリアワックスのエマルション (固形分30%、90%粒子径1.0μm) 30部 水 20部 エタノール 50部
【0039】〔比較例1〕実施例1でインク層成分を下
記に変えた以外は全く実施例1と同様にして熱転写記録
媒体を作成した。 カルナウバワックス/水添石油樹脂(融点85℃) 65部 =4/1の固溶体のエマルション (固形分30%、90%粒子径0.4μm) カーボンブラック水分散体(固形分20%) 20部 メタノール 15部
【0040】〔比較例2〕実施例5において、カルナウ
バワックスのエマルションと水分散体の90%粒子径が
11.0μmである以外は全く実施例5と同様にして熱
転写記録媒体を作成した。
【0041】〔比較例3〕実施例2のインク層液の分散
媒を除いた下記成分によりホットメルト塗布した以外は
全く実施例2と同様な熱転写記録媒体を作成した。 インク層 カルナウバワックス(塗布時溶けて粒子状でなくなっている) 68部 水添石油樹脂(融点85℃) 17部 カーボンブラック 15部 100℃に加熱溶融し、サンドミルで5時間分散してイン
ク層成分とした。
【0042】〔比較例2〕実施例1のインク層を100
℃で乾燥した以外は全く実施例1と同様にして熱転写記
録媒体を作成したが、溶けて粒子状でなくなっていた。
【0043】以上9種の熱転写記録媒体について、熱転
写シミュレーターを使用し、ベック平滑度100秒の上
質紙と、2,000秒のキャストコート紙のラベルに印字し
て画像評価を行った。
【0044】画像作成の条件は次の通りである。印字ス
ピードは6インチ/秒、印字ヘッドは薄膜部分グレーズ
サーマルヘッド、印字エネルギーは上質紙が20ミリジ
ュール/mm2、キャストコート紙が16ミリジュール/mm2
で行なった。
【0045】画像評価法は次の通りである。 転写性:バーコード部分が鮮明に印字されているかどう
かで評価した。 ○…バーコード部分が鮮明に印字転写されている。 ×…バーコード部分が不鮮明な印字となり、部分的に転
写されていないバーコードがある。
【0046】バーコードの読取率:バーコード部分をレ
ーザーチェックLC−2811(Symbol Technologies
Inc. 社製)により、レーザーを100回ランダムにスキャ
ンさせて、何回読取ることができたかを百分率で表わし
た。即ち、読取率100%は100回レーザーをスキャ
ンして100回読取ることができたことを示し、バーコ
ードが鮮明であることを表わす。
【0047】地汚れ ;ラベルの先端部がリボンとの
こすれによる汚れ(横線状)の有無により評価した。 ◎…全く汚れがない。 ○…汚れが殆ど目立たない。 ×…汚れがひどい。
【0048】シャープ性;シリアルバーコード部のシャ
ープ性について評価した。 ○…バーコード部の太さが均一で鮮明である。 ×…バーコード部に尾引きがあり鮮明でない。
【0049】耐摩擦性(ダンボールテスト);バーコー
ド部分に4cm×7cm角のダンボール板をあて、1kgfの
荷重をかけながらラブテスターで50回同じ場所を擦
り、結果を評価した。 ○…バーコード部分は殆ど汚れなく、バーコードスキャ
ナーにて問題なく読み取ることが可能。 ×…バーコード部分はかなり汚れ、バーコードスキャン
ーにて読み取ることが困難。
【0050】評価結果を表2に示す。
【表2】表 2
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、熱転写インク層(表面
に出ている層)の光沢度を粒子径によりコントロールす
ることにより熱感度とシャープ性に優れ、地汚れのな
い、また転写画像の耐摩擦性の強い熱転写記録媒体を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の熱転写記録媒体の一つの構成
例を示す図である。
【図2】図2は、本発明の熱転写記録媒体の他の構成例
を示す図である。
【図3】図3は、本発明の熱転写記録媒体のさらに他の
構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 耐熱性支持体 2 剥離層 3 熱転写性インク層 31 着色剤 32 熱溶融性微粒子 33 結着剤 4 オーバー層 5 耐熱保護層
フロントページの続き (72)発明者 岡田 真治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性支持体上に少なくとも支持体から
    最も遠い表面層に熱溶融性微粒子を含有する熱転写イン
    ク層を有する熱転写記録媒体において、インク層の75
    度反射における光択度が5乃至50%であることを特徴
    とする熱転写記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記表面層の熱溶融性微粒子の、体積基
    準の粒度分布による累計体積が90%になる粒子径が、
    1.0乃至10.0μmであることを特徴とする請求項
    1に記載の熱転写記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記表面層の熱溶融性微粒子が、カルナ
    ウバワックスを主成分とする微粒子であることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の熱転写記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記表面層の熱溶融性微粒子がカルナウ
    バワックス、及び/または融点もしくは軟化点が60乃
    至130℃の熱塑性樹脂を主成分とする微粒子であるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱転写
    記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記熱転写インク層が2層以上積層さ
    れ、前記支持体に最も近い層の40℃における針入度が
    4以下のワックスを主成分とすることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の熱転写記録媒体。
JP42A 1992-08-05 1992-08-05 熱転写記録媒体 Pending JPH06171245A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019130831A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 大日本印刷株式会社 熱転写シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019130831A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 大日本印刷株式会社 熱転写シート

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