JPH0117476B2 - - Google Patents
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- JPH0117476B2 JPH0117476B2 JP55077541A JP7754180A JPH0117476B2 JP H0117476 B2 JPH0117476 B2 JP H0117476B2 JP 55077541 A JP55077541 A JP 55077541A JP 7754180 A JP7754180 A JP 7754180A JP H0117476 B2 JPH0117476 B2 JP H0117476B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/40—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
- B41M5/42—Intermediate, backcoat, or covering layers
- B41M5/44—Intermediate, backcoat, or covering layers characterised by the macromolecular compounds
- B41M5/443—Silicon-containing polymers, e.g. silicones, siloxanes
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- B41M5/40—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
- B41M5/42—Intermediate, backcoat, or covering layers
- B41M5/423—Intermediate, backcoat, or covering layers characterised by non-macromolecular compounds, e.g. waxes
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
本発明は、感熱記録材料中の熱により発色する
感熱材層上に形成される保護層を形成するための
インキ組成物に関する。 感熱記録方式はフアクシミリ等の伝送情報記
録、電子計算機の出力記録、各種試験機の出力記
録などの出力記録手段として、あるいは乗車券の
発券手段として近年広く用いられているが、更に
は比較的長期に使用される定期券、クレジツトカ
ードあるいは各種回数券等(以下、便宜的に「長
期カード」と総称する)の発券への利用も検討さ
れ始めている。これは感熱記録方式が、情報内容
を目で直接見ることができる記録を与えること、
リボンプリンター等の他のプリンター方式に比較
して保守が簡便であり、装置自体もコンパクトか
つ安価であるなどの特長を有しているからであ
る。 このような感熱記録方式に用いる記録材料とし
ては一般に、基材上に、ロイコ染料等の発色剤と
フエノール性化合物等の顕色剤とを固体ビヒクル
中にそれぞれ分散してなる感熱材層を形成したも
のが用いられている。この感熱材層にサーマルヘ
ツド、熱ペン等により加熱印字すると、印字部で
バインダー中の発色剤および顕色剤の少くとも一
方が溶融ないしは昇華して両者が密に接触し、反
応して発色する。 しかしながら、上記のような感熱材層が表面に
露出した形態の感熱記録材料の使用にはいくつか
の問題点がある。それらは、たとえば、サーマル
ヘツドへの感熱材層のインキ滓の付着、それによ
るヘツドの走行性不良、ヘツドの摩耗、印字部の
欠落、引つかきによる発色、などである。特に上
記のような長期カードにおいては、裏面に磁気記
録層を設けて機器による自動読取を併用すること
も多く、感熱材層に対しては繰り返し外力が加え
られるので、それに対する耐久性を与える必要も
ある。またこのような長期カードでは、基材とし
て耐久性のあるプラスチツクフイルムが好ましく
用いられるが、その場合、基材と感熱材層との接
着性が低下するので、ヘツドに対する感熱材層の
粘着性は更に問題となる。 上記のような問題点を解決するために、感熱材
層上に保護樹脂層を形成すること、更には保護層
の表面滑性を改善するためにパラフインワツク
ス、マイクロクリスタリンワツクス、ポリエチレ
ンワツクス等の各種ワツクス類あるいはステアリ
ン酸アミド、パルミチン酸アミド等の脂肪酸アミ
ドを樹脂中に添加して保護層を形成することも行
われている。しかしながら、このようにして形成
された保護層も末だヘツドへの滓の付着の防止効
果は充分でなかつた。また上記したアミド類の中
にはその添加により、高温保存した際に非印字部
のカブリを生じさせるものである。 本発明は、感熱材層中に形成することによりサ
ーマルヘツドへのインキ滓の付着性、ヘツド走行
性、ヘツド摩耗性、熱安定性等について、より優
れた効果を有する保護層を形成可能なインキ組成
物を提供することを目的とする。 本発明者の研究によれば、上記したようなワツ
クス類をシリコーン変性することにより離型性お
よび耐熱性を改善したワツクスをバインダー樹脂
の改質剤として加えた保護層は上記の特性に関し
て特に優れた性質を有することが見出された。本
発明の感熱記録材保護層形成用インキ組成物は、
このような知見に基づくものであり、より詳しく
は、バインダー樹脂100重量部およびシリコーン
変性ワツクス10〜70重量部を溶剤500〜1500重量
部中に溶解ないし分散してなることを特徴とする
ものである。 以下、本発明を更に詳しく説明する。以下の記
載において、「部」および「%」は特に断らない
限り重量基準である。 本発明のインキ組成物中に含まれる、バインダ
ーとしては、ポリビニルアルコール、各種セルロ
ース類等の水溶性樹脂も用いられないではない
が、塗布、乾燥における作業性、感熱材層との密
着性等の観点から、キシレン樹脂、フエノール樹
脂、クマロン樹脂、ビニルトルエン樹脂、テルペ
ン樹脂、あるいはビニルトルエン/ブタジエン共
重合体、ビニルトルエン/アクリレート共重合体
等の単独又は共重合体からなる油溶性、等にナフ
テン系溶剤可溶性の樹脂が好適に用いられる。 又、シリコーン変性ワツクスとしては、パラフ
インワツクス、マイクロクリスタリンワツクス、
ポリエチレンワツクス等のワツクス類をシリコー
ンにて変性したものであり、具体的商品名として
は信越化学社製KF−3935、SW−100、TA−3、
TA−9等がある。 これらシリコーン変性ワツクスは、バインダー
100部に対して10〜70部の割合で用いられる。10
部未満では添加効果が充分でなく、70部を超える
と感熱層との密着不良が発生し好ましくない。 上記各成分をバインダー100部に対して500〜
1500部の溶剤に溶解ないし分散することにより本
発明のインキ組成物が得られる。溶剤としては、
上記バインダーを溶解し、後述する感熱材層中の
発色剤および顕色剤を溶解しないものが用いら
れ、有機溶媒、特にナフテン系炭化水素あるいは
これを主成分とし必要に応じて、パラフイン系炭
化水素、含塩素炭化水素を加えたものが好適に用
いられる。溶剤量は主として塗布適性により決定
されるものである。 本発明のインキ組成物中に、更にフツ素樹脂を
含ませると、離型性、耐熱性が改善され、ヘツド
への滓付着性も更に改善されることが見出されて
いる。このようなフツ素樹脂としては、ポリテト
ラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエ
チレン等のフルオロ炭化水素およびフルオロクロ
ル炭化水素やフツ化黒鉛等が用いられる。 これらフツ素樹脂は、バインダー樹脂100部に
対して10〜70部の割合で用いられる。10部未満で
は添加効果が乏しく、70部を超えると、感熱層と
の密着不良が発生する為、好ましくない。 本発明のインキ組成物は上記各成分を混合・混
練することにより10〜200cp程度の組成物として
得られる。 このインキ組成物を、感熱材層上に、グラビ
ア、フレキソ、シルクスクリーン等の印刷方式、
あるいはロールコーター、リバースコーター、バ
ーコーター、ナイフコーター等を用いるコーテイ
ング法により塗布し、乾燥することにより固形分
基準で0.5〜5g/m2程度の保護層が形成される。 本発明のインキ組成物をその上に塗布する感熱
材層としては、従来知られている任意の発色剤と
顕色剤の組合せからなる発色系を固体ビヒクル中
に分散して含むものが用いられる。なかでもロイ
コ染料からなる発色剤とフエノール性化合物等の
酸性化合物からなる顕色剤の組合せからなる発色
系が好ましい。他に脂肪酸重金属塩からなる発色
剤とタンニン酸、没食子酸、ジフエニルカルバジ
ド等の還元剤とからなる組合せの金属化合物系感
熱発色系があるが、発色濃度が低い、感度が低
い、重金属を含み有害である等の欠点があり好ま
しくない。 ロイコ染料としては、クリスタルバイオレツト
ラクトン、マラカイトグリーンラクトン等のトリ
フエニルメタン系;1,2−ベンゾ−6−ジエチ
ルアミノフルオラン等のフルオラン系;N−ベン
ゾイルオーラミン等のオーラミン系、;その他フ
エノチアジン系;スピロピラン系等のロイコ染料
が用いられる。またフエノール性化合物として
は、ビスフエノールA、フエノール、p−クレゾ
ールβ−ナフトール、カテコール、p−オキシ安
息香酸エチル、没食子酸、2,4ジヒドロキシベ
ンゾフエノン、タンニン酸等のフエノール性水酸
基を有する化合物が用いられる。 これら発色剤および顕色剤は、固体ビヒクル中
にそれぞれ2〜70%の量範囲内で適宜分散含有さ
れる。固体ビヒクルは、本発明のインキ組成物中
に含まれるバインダー樹脂として例示したものか
ら適宜選択される。 感熱材層は上記各成分を、本発明のインキ組成
物中に用いる溶剤と同様な溶剤中に溶解ないし分
散して基材上に、通常2〜40g/m2(固形分基
準)の割合で塗布することにより得られる。感熱
材層を二層に分け、それぞれ発色剤と顕色剤の一
方を分離して含ませることも可能である。 基材としては、紙あるいはポリエステル、ポリ
アセテート、ポリカーボネート等のプラスチツク
フイルムが好適に用いられる。感熱材層と基材と
の接着性を向上するために必要に応じてプライマ
ー処理してもよい。 上述したように本発明によれば、感熱記録材料
の感熱材層上に塗布するに適したインキ組成物が
提供され、塗布により形成された保護層は、サー
マルヘツドに対する滓付着性、ヘツド走行性、ヘ
ツド摩耗性、熱安定性等に関して本質的な改善を
与える。 以下、実施例により本発明をより具体的に説明
する。 実施例 1 感熱材層を形成するために下記配合のインキを
使用した。 インキA フルオラン系ロイコ染料(TH−1.06保土ケ谷化
学社製)……17重量部 ビニルトルエン/ブタジエン共重合体樹脂(プラ
イオライトVT、グツドイヤー社製)……17重量
部 エチルシクロヘキサン……66重量部 インキB ビスフエノールA……17重量部 ビニルトルエン・ブタジエン樹脂……17重量部 エチルシクロヘキサン……66重量部 インキAとBは各々ガラスビーズを入れた撹拌
機にて1時間分散して得た。このインキAとBを
重合比で1 5の割合に混合し、プロプラミキサ
ーにて撹拌して感熱発色インキを得た。 この感熱発色インキをリバースロールコーター
にて、ケント紙(200g/m2)及び乳白ポリエス
テルフイルム(0.188mm厚)上にそれぞれ乾燥状
態で4g/m2の割合でコーテイングし、感熱記録
媒体を得た。 次いでこの感熱発色インキ層の上に下記4種の
配合の保護インキを乾燥状態で0.5〜1g/m2の
割合でコーテイングして保護層A、B、C、Dを
形成した。 保護層−A形成インキ ビニルトルエンブタジエン樹脂(プライオライト
VT;グツドイヤー社製)……3重量部 シリコーン変性ワツクス(10%エチルシクロヘキ
サン溶液)(KF3935、信越化学製)……10重量部 フツ素樹脂(50%トルエン溶液)(MOLD WIZ
F−57、東洋曹達工業製)……2重量部 エチルシクロヘキサン……27重量部 保護層−B形成インキ ビニルトルエン/ブタジエン共重合体樹脂(プラ
イオライトVT、グツドイヤー社製)……1.6重量
部 シリコーン変性ワツクス(10%エチルシクロヘキ
サン溶液)(KF−3935、信越化学製)……4重量
部 脂肪酸アミド(20%エチルシクロヘキサン溶液)
(アマイドHT、ライオンアクゾ(株)製)……2重
量部 フツ素樹脂(50%トルエン溶液)(MOLD WIZ
F−57、東洋曹達工業製)……1重量部 エチルシクロヘキサン……15重量部 保護層−C形成インキ ビニルトルエンブタジエン樹脂(プライオライト
VT、グツドイヤー社製)……1.2重量部 シリコン変性ワツクス(10%エチルシクロヘキサ
ン溶液、KF−3935、信越化学製)……4重量部 脂肪酸アミド(20%エチルシクロヘキサン溶液、
アマイドHT、ライオン・アクゾ(株)製)……2重
量部 エチルシクロヘキサン……11重量部 保護層−D形成インキ ビニルトルエンブタジエン樹脂(プライオライト
VT、グツドイヤー社製)……2重量部 脂肪酸アミド(20%エチルシクロヘキサン溶液、
アマイドHT、ライオン・アクゾ(株)製)……3重
量部 フルオロカーボン(50%トルエン溶液、MOLD
WIZ F−57、東洋曹達工業製)……1重量部 エチルシクロヘキサン……15重量部 得られた感熱記録媒体をサーマルヘツド(東洋
電気製作所製KH−58 ヘツド電圧14V、印字時
間3.17msec、ヘツド電力0.6W/ドツト)にして
印字した結果シリコーン変性ワツクスを添加した
保護層A、B、Cは基材が紙、ポリエステルフイ
ルムのいずれの場合も全て良好なるヘツド走行性
を示し、ヘツドへの滓付着もなく鮮明な黒色画像
が得られ良好なる結果が得られた これに対し、シリコーン変性ワツクス非添加の
保護層Dは、基材がポリエステルフイルムの場合
にヘツド走行性不良を発生した。これは、基材が
ポリエステルフイルムの場合には、感熱材層と基
材性との接着性が乏しく、保護層の粘着性が特に
問題になるからであり、シリコーン変性ワツクス
添加の重要性を示すものである。 下表に、対応試験結果をまとめて記す。
感熱材層上に形成される保護層を形成するための
インキ組成物に関する。 感熱記録方式はフアクシミリ等の伝送情報記
録、電子計算機の出力記録、各種試験機の出力記
録などの出力記録手段として、あるいは乗車券の
発券手段として近年広く用いられているが、更に
は比較的長期に使用される定期券、クレジツトカ
ードあるいは各種回数券等(以下、便宜的に「長
期カード」と総称する)の発券への利用も検討さ
れ始めている。これは感熱記録方式が、情報内容
を目で直接見ることができる記録を与えること、
リボンプリンター等の他のプリンター方式に比較
して保守が簡便であり、装置自体もコンパクトか
つ安価であるなどの特長を有しているからであ
る。 このような感熱記録方式に用いる記録材料とし
ては一般に、基材上に、ロイコ染料等の発色剤と
フエノール性化合物等の顕色剤とを固体ビヒクル
中にそれぞれ分散してなる感熱材層を形成したも
のが用いられている。この感熱材層にサーマルヘ
ツド、熱ペン等により加熱印字すると、印字部で
バインダー中の発色剤および顕色剤の少くとも一
方が溶融ないしは昇華して両者が密に接触し、反
応して発色する。 しかしながら、上記のような感熱材層が表面に
露出した形態の感熱記録材料の使用にはいくつか
の問題点がある。それらは、たとえば、サーマル
ヘツドへの感熱材層のインキ滓の付着、それによ
るヘツドの走行性不良、ヘツドの摩耗、印字部の
欠落、引つかきによる発色、などである。特に上
記のような長期カードにおいては、裏面に磁気記
録層を設けて機器による自動読取を併用すること
も多く、感熱材層に対しては繰り返し外力が加え
られるので、それに対する耐久性を与える必要も
ある。またこのような長期カードでは、基材とし
て耐久性のあるプラスチツクフイルムが好ましく
用いられるが、その場合、基材と感熱材層との接
着性が低下するので、ヘツドに対する感熱材層の
粘着性は更に問題となる。 上記のような問題点を解決するために、感熱材
層上に保護樹脂層を形成すること、更には保護層
の表面滑性を改善するためにパラフインワツク
ス、マイクロクリスタリンワツクス、ポリエチレ
ンワツクス等の各種ワツクス類あるいはステアリ
ン酸アミド、パルミチン酸アミド等の脂肪酸アミ
ドを樹脂中に添加して保護層を形成することも行
われている。しかしながら、このようにして形成
された保護層も末だヘツドへの滓の付着の防止効
果は充分でなかつた。また上記したアミド類の中
にはその添加により、高温保存した際に非印字部
のカブリを生じさせるものである。 本発明は、感熱材層中に形成することによりサ
ーマルヘツドへのインキ滓の付着性、ヘツド走行
性、ヘツド摩耗性、熱安定性等について、より優
れた効果を有する保護層を形成可能なインキ組成
物を提供することを目的とする。 本発明者の研究によれば、上記したようなワツ
クス類をシリコーン変性することにより離型性お
よび耐熱性を改善したワツクスをバインダー樹脂
の改質剤として加えた保護層は上記の特性に関し
て特に優れた性質を有することが見出された。本
発明の感熱記録材保護層形成用インキ組成物は、
このような知見に基づくものであり、より詳しく
は、バインダー樹脂100重量部およびシリコーン
変性ワツクス10〜70重量部を溶剤500〜1500重量
部中に溶解ないし分散してなることを特徴とする
ものである。 以下、本発明を更に詳しく説明する。以下の記
載において、「部」および「%」は特に断らない
限り重量基準である。 本発明のインキ組成物中に含まれる、バインダ
ーとしては、ポリビニルアルコール、各種セルロ
ース類等の水溶性樹脂も用いられないではない
が、塗布、乾燥における作業性、感熱材層との密
着性等の観点から、キシレン樹脂、フエノール樹
脂、クマロン樹脂、ビニルトルエン樹脂、テルペ
ン樹脂、あるいはビニルトルエン/ブタジエン共
重合体、ビニルトルエン/アクリレート共重合体
等の単独又は共重合体からなる油溶性、等にナフ
テン系溶剤可溶性の樹脂が好適に用いられる。 又、シリコーン変性ワツクスとしては、パラフ
インワツクス、マイクロクリスタリンワツクス、
ポリエチレンワツクス等のワツクス類をシリコー
ンにて変性したものであり、具体的商品名として
は信越化学社製KF−3935、SW−100、TA−3、
TA−9等がある。 これらシリコーン変性ワツクスは、バインダー
100部に対して10〜70部の割合で用いられる。10
部未満では添加効果が充分でなく、70部を超える
と感熱層との密着不良が発生し好ましくない。 上記各成分をバインダー100部に対して500〜
1500部の溶剤に溶解ないし分散することにより本
発明のインキ組成物が得られる。溶剤としては、
上記バインダーを溶解し、後述する感熱材層中の
発色剤および顕色剤を溶解しないものが用いら
れ、有機溶媒、特にナフテン系炭化水素あるいは
これを主成分とし必要に応じて、パラフイン系炭
化水素、含塩素炭化水素を加えたものが好適に用
いられる。溶剤量は主として塗布適性により決定
されるものである。 本発明のインキ組成物中に、更にフツ素樹脂を
含ませると、離型性、耐熱性が改善され、ヘツド
への滓付着性も更に改善されることが見出されて
いる。このようなフツ素樹脂としては、ポリテト
ラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエ
チレン等のフルオロ炭化水素およびフルオロクロ
ル炭化水素やフツ化黒鉛等が用いられる。 これらフツ素樹脂は、バインダー樹脂100部に
対して10〜70部の割合で用いられる。10部未満で
は添加効果が乏しく、70部を超えると、感熱層と
の密着不良が発生する為、好ましくない。 本発明のインキ組成物は上記各成分を混合・混
練することにより10〜200cp程度の組成物として
得られる。 このインキ組成物を、感熱材層上に、グラビ
ア、フレキソ、シルクスクリーン等の印刷方式、
あるいはロールコーター、リバースコーター、バ
ーコーター、ナイフコーター等を用いるコーテイ
ング法により塗布し、乾燥することにより固形分
基準で0.5〜5g/m2程度の保護層が形成される。 本発明のインキ組成物をその上に塗布する感熱
材層としては、従来知られている任意の発色剤と
顕色剤の組合せからなる発色系を固体ビヒクル中
に分散して含むものが用いられる。なかでもロイ
コ染料からなる発色剤とフエノール性化合物等の
酸性化合物からなる顕色剤の組合せからなる発色
系が好ましい。他に脂肪酸重金属塩からなる発色
剤とタンニン酸、没食子酸、ジフエニルカルバジ
ド等の還元剤とからなる組合せの金属化合物系感
熱発色系があるが、発色濃度が低い、感度が低
い、重金属を含み有害である等の欠点があり好ま
しくない。 ロイコ染料としては、クリスタルバイオレツト
ラクトン、マラカイトグリーンラクトン等のトリ
フエニルメタン系;1,2−ベンゾ−6−ジエチ
ルアミノフルオラン等のフルオラン系;N−ベン
ゾイルオーラミン等のオーラミン系、;その他フ
エノチアジン系;スピロピラン系等のロイコ染料
が用いられる。またフエノール性化合物として
は、ビスフエノールA、フエノール、p−クレゾ
ールβ−ナフトール、カテコール、p−オキシ安
息香酸エチル、没食子酸、2,4ジヒドロキシベ
ンゾフエノン、タンニン酸等のフエノール性水酸
基を有する化合物が用いられる。 これら発色剤および顕色剤は、固体ビヒクル中
にそれぞれ2〜70%の量範囲内で適宜分散含有さ
れる。固体ビヒクルは、本発明のインキ組成物中
に含まれるバインダー樹脂として例示したものか
ら適宜選択される。 感熱材層は上記各成分を、本発明のインキ組成
物中に用いる溶剤と同様な溶剤中に溶解ないし分
散して基材上に、通常2〜40g/m2(固形分基
準)の割合で塗布することにより得られる。感熱
材層を二層に分け、それぞれ発色剤と顕色剤の一
方を分離して含ませることも可能である。 基材としては、紙あるいはポリエステル、ポリ
アセテート、ポリカーボネート等のプラスチツク
フイルムが好適に用いられる。感熱材層と基材と
の接着性を向上するために必要に応じてプライマ
ー処理してもよい。 上述したように本発明によれば、感熱記録材料
の感熱材層上に塗布するに適したインキ組成物が
提供され、塗布により形成された保護層は、サー
マルヘツドに対する滓付着性、ヘツド走行性、ヘ
ツド摩耗性、熱安定性等に関して本質的な改善を
与える。 以下、実施例により本発明をより具体的に説明
する。 実施例 1 感熱材層を形成するために下記配合のインキを
使用した。 インキA フルオラン系ロイコ染料(TH−1.06保土ケ谷化
学社製)……17重量部 ビニルトルエン/ブタジエン共重合体樹脂(プラ
イオライトVT、グツドイヤー社製)……17重量
部 エチルシクロヘキサン……66重量部 インキB ビスフエノールA……17重量部 ビニルトルエン・ブタジエン樹脂……17重量部 エチルシクロヘキサン……66重量部 インキAとBは各々ガラスビーズを入れた撹拌
機にて1時間分散して得た。このインキAとBを
重合比で1 5の割合に混合し、プロプラミキサ
ーにて撹拌して感熱発色インキを得た。 この感熱発色インキをリバースロールコーター
にて、ケント紙(200g/m2)及び乳白ポリエス
テルフイルム(0.188mm厚)上にそれぞれ乾燥状
態で4g/m2の割合でコーテイングし、感熱記録
媒体を得た。 次いでこの感熱発色インキ層の上に下記4種の
配合の保護インキを乾燥状態で0.5〜1g/m2の
割合でコーテイングして保護層A、B、C、Dを
形成した。 保護層−A形成インキ ビニルトルエンブタジエン樹脂(プライオライト
VT;グツドイヤー社製)……3重量部 シリコーン変性ワツクス(10%エチルシクロヘキ
サン溶液)(KF3935、信越化学製)……10重量部 フツ素樹脂(50%トルエン溶液)(MOLD WIZ
F−57、東洋曹達工業製)……2重量部 エチルシクロヘキサン……27重量部 保護層−B形成インキ ビニルトルエン/ブタジエン共重合体樹脂(プラ
イオライトVT、グツドイヤー社製)……1.6重量
部 シリコーン変性ワツクス(10%エチルシクロヘキ
サン溶液)(KF−3935、信越化学製)……4重量
部 脂肪酸アミド(20%エチルシクロヘキサン溶液)
(アマイドHT、ライオンアクゾ(株)製)……2重
量部 フツ素樹脂(50%トルエン溶液)(MOLD WIZ
F−57、東洋曹達工業製)……1重量部 エチルシクロヘキサン……15重量部 保護層−C形成インキ ビニルトルエンブタジエン樹脂(プライオライト
VT、グツドイヤー社製)……1.2重量部 シリコン変性ワツクス(10%エチルシクロヘキサ
ン溶液、KF−3935、信越化学製)……4重量部 脂肪酸アミド(20%エチルシクロヘキサン溶液、
アマイドHT、ライオン・アクゾ(株)製)……2重
量部 エチルシクロヘキサン……11重量部 保護層−D形成インキ ビニルトルエンブタジエン樹脂(プライオライト
VT、グツドイヤー社製)……2重量部 脂肪酸アミド(20%エチルシクロヘキサン溶液、
アマイドHT、ライオン・アクゾ(株)製)……3重
量部 フルオロカーボン(50%トルエン溶液、MOLD
WIZ F−57、東洋曹達工業製)……1重量部 エチルシクロヘキサン……15重量部 得られた感熱記録媒体をサーマルヘツド(東洋
電気製作所製KH−58 ヘツド電圧14V、印字時
間3.17msec、ヘツド電力0.6W/ドツト)にして
印字した結果シリコーン変性ワツクスを添加した
保護層A、B、Cは基材が紙、ポリエステルフイ
ルムのいずれの場合も全て良好なるヘツド走行性
を示し、ヘツドへの滓付着もなく鮮明な黒色画像
が得られ良好なる結果が得られた これに対し、シリコーン変性ワツクス非添加の
保護層Dは、基材がポリエステルフイルムの場合
にヘツド走行性不良を発生した。これは、基材が
ポリエステルフイルムの場合には、感熱材層と基
材性との接着性が乏しく、保護層の粘着性が特に
問題になるからであり、シリコーン変性ワツクス
添加の重要性を示すものである。 下表に、対応試験結果をまとめて記す。
【表】
評価方法および評価基準は以下の通りである。
ヘツド走行性
感熱記録材料を前記サーマルプリンターにて
印字し、ヘツド走行性を評価した。 〇:なめらかなヘツド走行を行なう。 ×:ヘツド走行せず、記録材がヘツドにくつつ
いてストツプする。 ヘツドへのカス付着 感熱記録材料を前記サーマルプリンターにて
100回連続印字した後ヘツドへのインキカス付
着量を溶剤(メチルエチルケトン)でふいた前
後の目視で評価する。 〇;ヘツドへのカス付着がない。 △:保護層インキのインキがうつすらとヘツド
に付着するが、発色インキの付着はない。 印字濃度 感熱記録材料を前記サーマルプリンターにて
印字し、印字部の光学濃度をマクベス社製RD
−100(コダツクラツテンフイルター#106)で
測定した。 熱安定性(カブリ) 末印字の記録材料を80℃で20時間放置し、光
学濃度を測定し、前後の濃度変化をカブリ程度
として評価した。 〇:濃度変化0.04以内 ×:濃度変化0.10以上 実施例 2 下記配合の感熱インキを調製しケトン紙(200
g/m2)に実施例1と同様に混合後、塗布して感
熱材層を設けた。 インキA フルオラン系ロイコ染料(PSD−170、新日曹化
工社製)……17重量部 環化ゴム(サーモライトN、精工化学社製)……
17重量部 エチルシクロヘキサン……66重量部 インキB ビスフエノールA……17重量部 環化ゴム……17重量部 エチルシクロヘキサン……66重量部 この感熱材層の上に下記配合の保護インキ層を
乾燥状態でで0.5〜1g/m2の割合でコーテイン
グした。 環化ゴム(サーモライトN、精工化学社製)……
3重量部 シリコーン変性ワツクス(10%エチルシクロヘキ
サン溶液)(KF−3935、信越化学社製)……10重
量部 フツ素樹脂(50%トルエン溶液)(MOLD WIZ
F−57、東洋曹達工業製)……1.5重量部 エチルシクロヘキサン……26重量部 得られた感熱記録紙を実施例1と同様の薄膜ヘ
ツドのサーマルプリンターにて印字した結果良好
なるヘツド走行性を示し、かつヘツドへのインキ
付着もなく、鮮明な黒色画像が得られ良好なる結
果が得られた。
印字し、ヘツド走行性を評価した。 〇:なめらかなヘツド走行を行なう。 ×:ヘツド走行せず、記録材がヘツドにくつつ
いてストツプする。 ヘツドへのカス付着 感熱記録材料を前記サーマルプリンターにて
100回連続印字した後ヘツドへのインキカス付
着量を溶剤(メチルエチルケトン)でふいた前
後の目視で評価する。 〇;ヘツドへのカス付着がない。 △:保護層インキのインキがうつすらとヘツド
に付着するが、発色インキの付着はない。 印字濃度 感熱記録材料を前記サーマルプリンターにて
印字し、印字部の光学濃度をマクベス社製RD
−100(コダツクラツテンフイルター#106)で
測定した。 熱安定性(カブリ) 末印字の記録材料を80℃で20時間放置し、光
学濃度を測定し、前後の濃度変化をカブリ程度
として評価した。 〇:濃度変化0.04以内 ×:濃度変化0.10以上 実施例 2 下記配合の感熱インキを調製しケトン紙(200
g/m2)に実施例1と同様に混合後、塗布して感
熱材層を設けた。 インキA フルオラン系ロイコ染料(PSD−170、新日曹化
工社製)……17重量部 環化ゴム(サーモライトN、精工化学社製)……
17重量部 エチルシクロヘキサン……66重量部 インキB ビスフエノールA……17重量部 環化ゴム……17重量部 エチルシクロヘキサン……66重量部 この感熱材層の上に下記配合の保護インキ層を
乾燥状態でで0.5〜1g/m2の割合でコーテイン
グした。 環化ゴム(サーモライトN、精工化学社製)……
3重量部 シリコーン変性ワツクス(10%エチルシクロヘキ
サン溶液)(KF−3935、信越化学社製)……10重
量部 フツ素樹脂(50%トルエン溶液)(MOLD WIZ
F−57、東洋曹達工業製)……1.5重量部 エチルシクロヘキサン……26重量部 得られた感熱記録紙を実施例1と同様の薄膜ヘ
ツドのサーマルプリンターにて印字した結果良好
なるヘツド走行性を示し、かつヘツドへのインキ
付着もなく、鮮明な黒色画像が得られ良好なる結
果が得られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 バインダー100重量部およびシリコーン変性
ワツクス10〜70重量部を溶剤500〜1500重量部中
に溶解ないし分散してなることを特徴とする、感
熱記録材保護層形成用インキ組成物。 2 フツ素樹脂10〜70重量部を更に含む上記第1
項のインキ組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7754180A JPS572795A (en) | 1980-06-09 | 1980-06-09 | Ink composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7754180A JPS572795A (en) | 1980-06-09 | 1980-06-09 | Ink composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS572795A JPS572795A (en) | 1982-01-08 |
| JPH0117476B2 true JPH0117476B2 (ja) | 1989-03-30 |
Family
ID=13636854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7754180A Granted JPS572795A (en) | 1980-06-09 | 1980-06-09 | Ink composition |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS572795A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020145731A1 (ko) * | 2019-01-10 | 2020-07-16 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기의 실외기 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA1223154A (en) * | 1983-07-25 | 1987-06-23 | Sadanobu Kawasaki | Heat transferable sheet |
| JPS6034898A (ja) * | 1984-07-17 | 1985-02-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 被熱転写シート |
| JP3279353B2 (ja) * | 1992-09-25 | 2002-04-30 | ディップソール株式会社 | 錫−亜鉛合金電気めっき浴 |
| JP4236141B2 (ja) * | 2000-07-12 | 2009-03-11 | 信越化学工業株式会社 | 感熱転写フィルムの耐熱滑性層用コーティング剤 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4831958A (ja) * | 1971-08-30 | 1973-04-26 |
-
1980
- 1980-06-09 JP JP7754180A patent/JPS572795A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020145731A1 (ko) * | 2019-01-10 | 2020-07-16 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기의 실외기 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS572795A (en) | 1982-01-08 |
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