JPH0617405Y2 - 自動車の集約配線システムにおける異常検出装置 - Google Patents

自動車の集約配線システムにおける異常検出装置

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JPH0617405Y2
JPH0617405Y2 JP965983U JP965983U JPH0617405Y2 JP H0617405 Y2 JPH0617405 Y2 JP H0617405Y2 JP 965983 U JP965983 U JP 965983U JP 965983 U JP965983 U JP 965983U JP H0617405 Y2 JPH0617405 Y2 JP H0617405Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車の集約配線システムにおける異常検
出装置に関し、特にたとえば自動車の各所に設けられた
ランプ類や各種センサなどの制御対象を制御する場合に
発生する異常を検出する装置に関する。
最近、自動車に装備されたランプ類や各種センサなどの
制御対象の増加に伴い、電気配線が複雑となり、配線作
業が困難化し、誤配線を生じやすく、使用電線量が増加
して高価になるという問題点がある。この問題点を解消
するために、次のようなことが考えられる。
すなわち、自動車に装備される複数の制御対象を配置位
置の近いものでグループ化し、各グループに含まれる制
御対象を対応する端末制御部によって制御可能に構成す
る。そして、複数の端末制御部対して1つの中央制御部
が設けられ、中央制御部と各端末制御部とがデータ伝送
ラインで接続される。中央制御部は、各操作手段からの
信号や各端末制御部からのデータを基にして中央制御部
自身の負荷を制御したり、各端末制御部に制御データを
送信する。各端末制御部では、中央制御部から与えられ
た制御データに基づいて、対応の制御対象を駆動制御す
るとともに、自身に接続されたセンサやスイッチ類から
の信号をシリーズデータとして中央制御部に送信する。
上述のような方法によれば、中央制御部と各端末制御部
との間はそれぞれ1本のデータ伝送ラインに集約するこ
とができる。したがって、配線作業を簡単化できるとと
もに、使用電線量を少なくして装置を安価に構成でき
る。
ところで、或る端末制御部に異常が発生すると、その端
末制御部からのデータを基にした制御やその端末制御部
に対応する制御対象の正常な駆動制御ができなくなる。
このような場合、制御対象の種類によっては、自動車の
走行が極めて危険な状態に陥る場合もある。たとえば、
制御対象が前照灯であれば夜間に走行ができず、方向指
示器であれば他の自動車に右折または左折することを知
らせることができないので、交通事故の原因となる。し
たがって、中央制御部と各端末制御部とで交信されるデ
ータに誤りがないかを監視して、端末制御部に異常がな
いかをチェックすることが重要になる。しかしながら、
自動車にはエンジン等のノイズ発生源が多く、これらの
ノイズが交信データに混入して一時的にデータに誤りが
生じる場合がある。そのため、上述のような方法では、
頻繁に端末制御部の異常が検出され、円滑な走行が望め
ない。
それゆえに、この考案の主たる目的は、ノイズの混入に
よる一時的データの誤りと、端末制御部の異常によるデ
ータの誤りとが容易に認識され得るような自動車の集約
配線システムにおける異常検出装置を提供することであ
る。
この考案は、要約すれば、複数の端末制御部に対して共
通的に中央制御部が設けられ、さらに各端末制御部別に
点灯表示手段と手動的に操作可能な指令手段とが設けら
れ、中央制御部は端末制御部から受信したデータを監視
してその誤りを検出し、データの誤りに応じて該当の点
灯表示手段を短時間点灯させるとともに、指令手段から
の指令に応答して対応の端末制御部からのデータによる
制御を禁止するようにしたものである。
以下に、図面を参照してこの考案の具体的な実施例につ
いて説明する。
第1図はこの考案が適用される自動車の集約配線システ
ムの概略を示すブロック図である。構成において、たと
えばダッシュボードの下等に中央制御部の一例のマスタ
プロセッサ(以下マスタMPU)10が設けられる。マ
スタMPU10には、蓄電池1から直流電圧が供給され
る。この実施例では、マスタMPU10自身も端末とし
ての機能を有しており、主として自動車中央部に位置す
る操作手段2Aや制御対象2Bが接続される。操作手段
2Aは、たとえばインストルメントパネルまたはハンド
ルに関連して設けられる各種の操作スイッチを含む。ま
た、MPU10には、照光式押しボタンスイッチ3Aな
いし3Dが接続される。これらスイッチ3Aないし3D
は、それぞれ、後述する端末MPU20Aないし20D
に対応し、その点灯によって対応の端末MPUに異常が
発生したことを表示する。そして、点灯状態となってい
るスイッチは押圧されることによって消灯状態となる。
さらに、マスタMPU10には、自動車の適宜の箇所に
設けられた端末制御部の一例の端末プロセッサ(以下端
末MPU)20A〜20Dがケーブル30A〜30Dを
介して接続される。各端末MPU20A〜20Dには、
複数の制御対象および/または検出対象(以下これらを
総称する場合は制御対象群という)40A〜40Dが接
続される。ここで、制御対象とは、後述の第2A図〜第
2D図を参照して説明するように、各種のランプやワイ
パなどの自動車に装備される電装部品をいう。検出対象
とは、各種のセンサ類であって、自動車のインストルメ
ントパネルに含まれる各種指示器の指示対象となるもの
を検出するものである。これらの制御対象群40A〜4
0Dは、複数の制御対象を配置位置の近いものでグルー
プ化したものであって、各グループに対応する端末MP
U20A〜20Dによって制御されるものである。ここ
で、図示では、端末MPUが4個の場合を示している
が、これは自動車の前後および左右に各種制御対象を分
けてグループ化した場合を表わすためである。その目的
で、制御対象群40Aは自動車の前左側部分に設けられ
る各種制御対象を含み、端末MPU20Aは自動車の前
左側部分に近い位置に設けられる。同様にして、制御対
象群40B,40Cおよび40Dは自動車の前右側部
分,後左側部分および後右側部分にそれぞれ関連的に設
けられ、それに対応して端末MPU20B,20Cおよ
び20Dが設けられる。
第2A図〜第2D図は各端末MPU20A〜20Dの出
力端子または入力端子に関連的に接続される制御対象ま
たは検出対象の一例を図解的に示した図である。したが
って、各出力端子には、図示している各種の制御対象の
信号線またはこれらの制御対象を動作状態にさせるため
のスイッチが関連的に接続されるものである。図示から
明らかなように、各端末MPU20A〜20Dの出力端
子および入力端子は、それぞれ一定ビット後(たとえば
8ビット)からなり、1つのビットから出力される論理
状態によって制御対象の動作状態を制御するものであ
る。なお、第2B図および第2C図に示すように、端末
MPU20B,20Cのそれぞれに入力されるデータ
は、検出対象の一例の水温を検出するためのセンサまた
はガソリン量を検出するためのセンサによって検出され
た値である。
さらに、第2A図〜第2D図では図示を省略している
が、各端末MPU20A〜20Dのそれぞれには各制御
対象の通電信号が入力される。
また、第2E図はマスタMPU10の各端子に対する操
作手段や制御対象の接続態様を示すものである。図示の
ように操作手段の数が1バイト(たとえば8ビット)よ
りも多い場合であれば、複数バイトですべての操作手段
の出力を入力として受ける。
これらの各端末MPU20A〜20DおよびマスタMP
U10に接続される制御対象および検出対象の種類は、
一例を示したのにすぎず、自動車の機種や車種によって
異なるものである。
第3図はケーブル30A〜30Dの具体的な構成を示す
断面図である。ケーブル30A〜30Dは、その中心部
にパワーライン31を含む。パワーライン31の周囲部
分には、1組のシステム電源用ライン32および1組の
光ファイバ331,332を含むデータ伝送ライン33
が配置される。各ラインまたは光ファイバの周囲部分が
絶縁物34で被覆される。
第4図はこの考案の特徴となる集約配線システムの一実
施例の具体的な回路図である。なお、図示の実施例で
は、マスタMPU10と1つの端末MPU(たとえば2
0A)との関係を示す。
構成において、マスタMPU10は、中央処理装置(以
下CPU)11を含む。CPU11には、バスライン1
2を介してプログラムおよびデータテーブル記憶用メモ
リ(以下ROM)13,データ記憶用メモリ(以下RA
M)14,伝送制御回路15,入出力インタフェース1
6およびインタフェース18が接続される。CPU11
には、図示を省略しているが、レジスタJ,K,Iが含
まれる。またインタフェース18には、各端末のシステ
ム電源回路のオンオフを制御するための電源回路19が
接続される。入出力インタフェース16には、各端末M
PU20A〜20Dに対応する複数の制御対象の動作状
態を選択するための操作手段2Aおよび各種インジケー
タやメータなどの制御対象2Bが接続される。操作手段
2Aには、複数の操作スイッチ2a〜2nが含まれる。
伝送制御回路15には、各ケーブル30A〜30D(図
示では30Aのみを示す)に含まれる1対の光ファイバ
331,332に対応して、送信バッファアンプ51a
〜51dおよび受信バッファアンプ58a〜58dが接
続される。さらに、マスタMPU10はシステム電源回
路17を含む。このシステム電源回路は蓄電池1から電
力を供給される。
端末MPU(たとえば20A)は、CPU21を含み、
バスライン22を介してCPU21に接続されるROM
23,RAM24,伝送制御回路25および入出力イン
タフェース26を含む。さらに、端末MPU20Aは、
各部に電力を供給するためのシステム電源回路27を含
む。伝送制御回路25には、受信バッファアンプ54a
および送信バッファアンプ55aが接続される。送信バ
ッファアンプ51aと受信バッファアンプ54aとは、
光結合器52a,光ファイバ331および光結合器53
aを介して接続される。送信バッファ55aと受信バッ
ファ58aとは、光結合器56a,光ファイバ332,
光結合器57aを介して接続される。システム電源回路
27は、システム電源ライン32を介して蓄電池1に接
続される。
制御対象群40Aに含まれる複数の制御対象、たとえば
前照灯(Hビーム)410とワイパ415に関連して、
駆動回路が設けられる。この駆動回路には、前照灯41
0に直列接続されるパワースイッチ430およびダイオ
ード440と、ワイパ415に直列接続されるパワース
イッチ435およびダイオード445などが含まれる。
これらのパワースイッチ430…435は、パワーライ
ン31を介して蓄電池1の+極端子に接続される。CP
U21の出力で各パワースイッチ430…435を選択
的にオンまたはオフ動作させるために、ドライバ42が
設けられる。
なお、その他の端末MPU20B〜20Dは、20Aと
同様に回路構成され、接続される制御対象群が異なるの
みであるので、その詳細な構成を省略する。
第5図はマスタMPU10に含まれるROM13の記憶
内容を図解的に示した図である。なお、図示では、操作
手段2Aに含まれる各操作スイッチの番号別に制御対象
を対応させて示す。ROM13は、各操作スイッチに対
して4バイトの記憶エリアを有し、各バイトとも上位3
ビットでその制御対象のグループに対応する端末番号を
示し、後続の3ビットで動作すべき負荷番号を表わす。
なお、残りの2ビット(下位2ビット)は、この実施例
では1つの端末MPUに設けられる負荷の数が16以内
の場合を想定しているので使用されないが、端末MPU
の数および負荷の数が多くなった場合に使用される。
たとえば、マスタMPU10の入力端子(IN)の0番
に接続されている前照灯(ヘッドランプ)のハイビーム
スイッチに対応する負荷は、端末MPU20A(端末番
号を示せばRS♯O)の負荷番号0,端末MPU20B
(RS♯1)の負荷番号0,端末MPU20C(RS♯
3)の負荷番号4,マスタMPU10(MS♯4)の負
荷番号0であることを示している。また、ROM13の
各1バイトの記憶エリアをテーブルと考えたとき、図示
では各テーブルがM(J,I)で示される。ただし、J
は1つの操作スイッチに対応する記憶エリアの何バイト
目(0〜3)かを意味し、Iは操作スイッチの番号(0
〜15)を意味する。
なお、端末制御部は、マスタMPU10を含めると5個
あることになるが、負荷を5個以上持っているスイッチ
がある場合には1つの負荷につき5バイト以上のエリア
が必要とされる。
第6図はマスタMPU10に含まれるRAM14の記憶
領域を図解的に示した図である。図において、RAM1
4は、記憶領域MSW,MOUTおよびMRCVを含
む。ここで、記憶領域MSWは、マスタMPU10に接
続される操作スイッチが16個であれば16バイトの記
憶エリアSW0〜SW15を含み、オン状態にされた操
作スイッチの番号(♯0〜♯15)を上位のエリアから
順次書込んで記憶する。記憶領域MOUTは、各端末M
PU20A〜20D(RS♯0〜RS♯3)およびマス
タMPU10(MS)に対して1バイトづつのエリアM
OUT0〜MOUT4を含み、各1バイトの複数(図示
では8)ビットで駆動すべき負荷の番号を記憶する。記
憶領域MRCVは、各端末MPU20A〜20D(RS
♯0〜♯3)に対して1バイトづつのエリアMRCV0
〜MRCV3を含み、それぞれのエリアへ対応する端末
MPUから送信された受信データを記憶する。
さらに、RAM14は、記憶領域D,MAおよびMBを
含む。ここで、記憶領域Dは、各端末MPU20〜20
D(RS♯0〜RS♯3)に対して1バイトずつのエリ
アD0〜D3を含む。これらエリアD0〜D3には、対
応の端末MPUが異常と判定されたときその端末番号が
登録される。記憶領域MAは、各端末MPU20A〜2
0D(RS♯0〜♯3)に対して1バイトずつのエリア
MA0〜MA3を含み、それぞれのエリアへ対応する端
末MPUから送信された受信データを一時記憶する。記
憶領域MBは、各端末MPU20A〜20D(RS♯0
〜♯3)に対して1バイトずつのエリアMB0〜MB3
を含み、それぞれのエリアへ対応する端末MPUからの
受信データを一時記憶する。
第7図はこの考案の一実施例の集約配線システムの動作
を説明するためのタイムチャートである。第7図を参照
して、この実施例の動作説明に先立ち、概略を説明す
る。マスタMPU10からは、各端末MPU20A〜2
0Dを順次指定するための1フレームデータが送信され
る。この1フレームデータには、送信先データSDA,
送信元データSSD,制御データおよびBCCコードが
含まれる。制御データは、送信先の端末MPUに対応す
る各負荷(制御対象)を駆動制御するためのデータであ
って、たとえば1バイトデータである。BCCコード
は、誤り制御のために用いられるものであって、たとえ
ば垂直・水平パリティチェックコードなどが用いられ
る。各端末MPU20A〜20Dは、マスタMPU10
からの1フレームデータを受信して、その送信先データ
が自己を指定するものであれば、制御データに基づいて
対応の負荷を駆動する。
マスタMPU10は、接続されてる複数(実施例では4
個)の端末MPU20A〜20Dに順次1フレームのデ
ータを送信した後、各端末MPU20A〜20Dを順次
指定して各端末MPUに接続されている情報検出手段
(たとえば、水温センサ,燃料量センサなど)の検出デ
ータを送信指令するためのポーリング信号を導出する。
各端末MPU20A〜20Dは、ポーリング信号が自己
を指定するものであるとき、動作状態検出データを含む
1フレームデータをそれぞれマスタMPU10へ送信す
る。
第8図ないし第11図はこの考案の一実施例の動作を説
明するためのフローチャートであり、特に第8図ないし
第10図はマスタ側の動作フローを示し、第11図は端
末側の動作フローを示す。なお、第9図は第8図に示す
ステップ(図示ではSと略す)33のサブルーチンの詳
細を示す動作フローである。
次に、第1図ないし第11図を参照して、この実施例の
具体的な動作を説明する。
RAM14の初期設定処理動作 まず、ステップ10において、RAM14のエリアD0
〜D3に16進表示で「FF」のデータ(すなわち8ビ
ットのすべてに論理「1」)が書込まれる。また、エリ
アMA0〜MA3およびエリアMB0〜MB3に16進
表示で「00」のデータ(すなわち8ビットのすべてが
論理「0」)が書込まれる。続いて、ステップ11にお
いて、RAM14のエリアMSW0〜MSW15に16
進表示で「FF」のデータが書込まれる。また、エリア
MOUT0〜MOUT4に16進表示で「OO」のデー
タが書込まれる。
オン状態の操作スイッチ番号の登録動作ステップ12
〜16では、操作手段2Aに含まれる各種の操作スイッ
チ(SW0〜SW15)のうちオン状態になっている操
作スイッチの番号を記憶領域MSWの各エリアへ登録す
る動作が行なわれる。すなわち、ステップ12におい
て、CPU11に含まれるレジスタKおよびレジスタJ
にOが設定される。ステップ13において、レジスタK
にストアされている値に対応する操作スイッチ(最初は
SW0)がオン状態か否かが判断される。もし、そのス
イッチのオン状態が判断されると、ステップ14におい
てレジスタJの値(最初は0)に対応するエリアMSW
JへレジスタKの内容が書込まれる。これによって、オ
ン状態のスイッチの番号が登録される。これと同時に、
レジスタJの値が1だけ歩進される。ステップ15にお
いて、レジスタKの値が1だけ歩進される。ステップ1
6において、レジスタKの値が操作スイッチの全個数
(たとえば16)に等しい値になったか否かが判断され
る。全個数でないことが判断されると、すべての操作ス
イッチ(SW0〜SW15)についてオン状態か否かの
判断動作を終了していないことが判断されて、ステップ
13へ戻る。なお、ステップ13において、レジスタK
の値で指定される操作スイッチがオン状態でないこと
(オフ状態であること)が判断されると、ステップ14
の処理を行なうことなくステップ15へ進む。このよう
にして、操作手段2Aに含まれるすべての操作スイッチ
のオン状態か否かの判断動作が終了するまで、ステップ
13〜16の動作が繰返される。
そして、ステップ16においてレジスタKの値が操作ス
イッチの全個数に達したことが判断されると、ステップ
17へ進む。ステップ17〜26では、オン状態の操作
スイッチの番号と、ROM13に設定されている各操作
スイッチ別の端末番号および負荷番号とに基づいて、制
御すべき負荷番号が決定される。より具体的には、ステ
ップ17において、レジスタKに0が設定される。ステ
ップ18において、レジスタJに0が設定される。ステ
ップ19において、レジスタKの値に対応するエリアM
SWKの内容(すなわち操作スイッチの番号)がレジス
タIにストアされる。たとえば、操作スイッチの番号が
0であれば、エリアMSW0の内容がレジスタIにスト
アされる。ステップ20において、レジスタIの内容が
16進表示で「FF」か否かが判断される。換言すれ
ば、記憶領域MSWの最初のエリアMSW0の記憶内容
が、初期設定されたままのデータか否かが判断される。
複数の操作スイッチ(SW0〜SW15)のうちいずれ
か1つでもオン状態であれば、その操作スイッチの番号
がエリアMSW4に記憶されているので、レジスタIの
内容が「FF」でないことが判断されて、ステップ21
へ進む。
オンさせるべき負荷番号の決定動作 ステップ21〜24では、レジスタIにストアされてい
る操作スイッチの番号に対応する4バイトの各データが
「FF」か否かが判断される。すなわち、ステップ21
において、ROM13のテーブルM(J,I)で指定さ
れる1バイトのデータ(但しIの値は操作スイッチの番
号に対応し、Jの値はその操作スイッチに相当するデー
タのうちの何バイト目かに対応する)が読出され、その
データが「FF」か否かが判断される。もし、M(J,
I)のテーブルのデータが「FF」でなければ、駆動す
べき負荷が存在するので、ステップ22へ進む。ステッ
プ22において、ROM13のテーブルM(J,I)の
データ、たとえばM(0,0)であれば端末MPU20
A(RS♯0)の負荷0をオンさせるためのデータが読
出され、エリアMOUT0に書込まれる。ステップ23
において、レジスタJの内容に1が加算される。この状
態では、ROM13の次に読出すべきテーブルがM
(1,0)となる。ステップ24において、レジスタJ
の値が4か否かが判断される。J=4でないことが判断
されると、ステップ21へ戻る。そして、操作スイッチ
(SW0)に対応する4バイトのテーブルのデータのう
ちのいずれかが「FF」になるまで、またはJの値が4
になるまでステップ21〜24の動作が繰返される。
続いて、ステップ25において、レジスタKの値に1が
加算される。ステップ26において、レジスタKの内容
が操作スイッチの全個数(たとえば16)か否かが判断
され、最大数でないことが判断されるとステップ18へ
戻る。そして、エリアMSW0〜MSW15のすべてに
オン状態の操作スイッチの番号が記憶されていれば、ス
テップ18〜26の動作が操作スイッチのオン状態の数
に相当する回数だけ繰返される。
一方、オン状態の操作スイッチの個数が全個数以下であ
れば、オン状態の操作スイッチの個数分のエリアMSW
Kの内容に基づいて各端末MPU20A〜20Dに含ま
れる各負荷に対応するビットへオン動作させるためのデ
ータ(論理「1」)を書込む動作が行なわれた後、ステ
ップ20においてレジスタIの内容が「FF」であるこ
とが判断されて、ステップ27へ進む。
対応の負荷の駆動 ステップ27において、エリアMOUT4の各ビットの
データに基づいて、マスタMPU10に対応する負荷の
駆動が行なわれる。
1フレームデータ送信動作 そして、ステップ28〜32では、エリアMOUT0〜
MOUT3の内容が所定の伝送フォーマットに従って順
次送信される。具体的には、ステップ28においてレジ
スタKに0が設定される。これは最初にデータを送信す
べき端末MPUとして20A(RS♯0)を指定するた
めである。続いて、ステップ28aに進み、レジスタK
の設定値がエリアDKの設定内容と一致するか否か、す
なわち端末番号Kの端末MPUが既に異常端末として登
録されているか否かが判断される。もし、一致が判断さ
れると、ステップ28bに進み、対応の端末システム電
源回路がダウンされる。これによって、異常端末がマス
タMPU10から切離される。一方、一致が判断されな
いと、ステップ29に進む。ステップ29では、端末M
PU20Aに送信すべき1フレームデータが編集され
る。この1フレームデータは、送信先データSDAが♯
0であり、送信元データSSAがマスタMPU10を表
わす♯4であり、制御データがエリアMOUT0の内容
であり、これらのデータにBCCコードが付加される。
ステップ30において、ステップ29で編集された1フ
レームデータが各ケーブル30A〜30Dに含まれる光
ファイバ331を介して各端末MPU20A〜20Dへ
送信される。
このとき、各端末MPU20A〜20Dのそれぞれは、
第11図に示すようにステップ51において送信先デー
タSDAが自己の端末番号(♯K)を指定するものであ
るか否かを判断している。送信先データSDAが♯1の
場合は、端末MPU20Aに含まれるCPU21が自己
の指定されたことを判断して、ステップ52へ進む。ス
テップ52において、BCCコードの判定が行なわれ、
誤りのないことが判断されるとステップ53へ進む。ス
テップ53において、受信データ(すなわちエリアMO
UT0にストアされていた制御データ)がRAM24の
受信データ記憶エリア24aにストアされる。ステップ
54において、エリア24aの内容を入出力インタフェ
ース26を介してドライバ42に与える。ドライバ42
は、制御データに基づいて、パワースイッチ430〜4
35のうち駆動すべき負荷に対応するものをオンさせ
て、負荷を駆動させる。ステップ55において、入出力
インタフェース26に接続されている検出対象の一例の
各種センサからの入力信号が読込まれ、RAM24に含
まれる送信データ記憶用エリア24b(図示せず)へス
トアさせる。その後、CPU21は、ステップ56にお
いてボーリング信号が自己を指定するものであるか否か
を判断し、自己の端末番号(♯0)が指定されるまで待
機する。
一方、マスタMPU10側では、1フレームデータを送
信した後、ステップ31においてレジスタKの内容に1
を加算して次に1フレームデータを送信すべき末端MP
U20Bの末端番号をレジスタKにストアさせる。ステ
ップ32において、レジスタKの内容が4でないことが
判断されて、ステップ29へ戻る。そして、残りの端末
MPU20B〜20Dの順で、ステップ29〜32の動
作が繰返されるとともに、それに伴って他の端末MPU
20B〜20Dが第10図に示すステップ51〜56の
動作を行なう。これによって、各端末MPU20A〜2
0Dに対応する負荷を駆動させるための制御データが各
端末MPUへ送信される。
そして、すべての端末MPU20A〜20Dに1フレー
ムデータが送信されると、ステップ32においてレジス
タKの内容が4になったことが判断されて、ステップ3
3へ進む。
データ受信および異常制御動作 ステップ33のサブルーチンは第9図に示すフローチャ
ートに沿って実行される。すなわち、ステップ101に
おいてレジスタKに0が設定される。なお、レジスタK
の設定値は端末番号を指定するものと考えれば以下の説
明が容易に理解されるであろう。続いて、ステップ10
2の動作(後述する)の後、ステップ103において、
レジスタKの設定値がエリアDKの設定内容と一致する
か否か、すなわち端末番号Kの端末MPUが既に異常端
末として登録されているか否かが判断される。最初は、
エリアDKには16進数の「FF」が設定されている
(前述のステップ10で初期設定されている)ので、不
一致が判断される。そして、ステップ104に進み、レ
ジスタKの内容に対応する端末番号(最初は端末MPU
20Aを指定する♯0)が送信される。これに応じて、
端末MPU20AのCPU21は、ステップ56(第1
1図参照)においてボーリング信号が自己を指定するも
のであることを判断して、ステップ57へ進む。ステッ
プ57において、送信データ記憶エリア24bに記憶さ
れている1フレームデータ(検出データを含む)が伝送
制御回路25,送信バッファ55a,光結合器56a,
光ファイバ332,光結合器57aおよび受信バッファ
58aを介して伝送制御回路15へ送信される。
ここで、端末MPU20Aから送信される1フレームデ
ータ(第7図参照)は、送信先データSDAが♯4であ
り、送信元データSSDが♯0であり、制御データが端
末MPU20Aに対応する検出対象の動作状態を表わす
データであり、これらにBCCコードが付加されたもの
である。
一方、CPU11では、ステップ105において端末M
PUからの1フレームデータを受信する。そして、ステ
ップ106に進み、受信した1フレームデータに含まれ
るBCCコードに誤りがないか否かが判断される。BC
Cコードに誤りがないと判断されれば、ステップ107
に進み、1フレームデータの受信データのうち検出対象
の動作状態を表わすデータ部分のみがエリアMAK(初
回はエリアMA0)に書込まれる。そして、ステップ1
08に進み、エリアMA0の記憶内容とエリアMB0の
記憶内容とが一致するか否かが判断される。初回はエリ
アMB0に16進数の「00」が初期設定されているた
め、両方の記憶内容は必ず異なる値となり、ステップ1
11に進む。このステップ111では、エリアMA0の
記憶内容がエリアMB0に転送される。続いて、ステッ
プ112においてレジスタKの内容に1が加算される。
そして、ステップ113において、レジスタKの内容が
4か否か、換言すればすべての端末MPU20A〜20
Dにボーリング信号を送信し、受信データを受取ったか
否かが判断される。初回はレジスタKの内容が1である
ため、再びステップ102に戻る。そして、各端末MP
U20B〜20Dごとに上述の動作が繰返される。
なお、初回は各端末MPU20A〜20Dに対して上述
の動作が行なわれても、いずれもステップ109を通ら
ないので、エリアMRCV0〜MRCV3にはいずれも
16進数の「00」が初期設定されたままである。した
がって、ステップ113の動作の後、ステップ40およ
び41の動作が実行されても、制御対象2Bでの表示な
いし指示は行なわれない。
ルーチンを1周して再び第9図の動作が実行されると
き、エリアMAKの内容(今回受信したデータ)とエリ
アMBK(前回に受信したデータ)との一致が判断され
れば、ステップ109に進む。このステップ109で
は、エリアMAKの内容をエリアMRCVKに転送す
る。そして、ステップ110に進み、エリアMAKに0
が設定される。前回と同様に、各端末MPU20A〜2
0Dからのデータ受信が終了すると、ステップ40およ
び41の動作が実行される。今度は、エリア、MRCV
0〜MRCV3にデータが格納されているので、それに
応じて制御対象2Bが制御される。
すなわち、ステップ40において、エリアMRCV0の
内容に基づいて、制御対象2Bに含まれる対応のインジ
ケータランプが点灯表示される。また、端末MPU20
B,20Cのそれぞれの検出対象が水温,ガソリン量で
あれば、それぞれのデータがエリアMRCV0,MRC
V2にストアされている。そこで、ステップ41におい
て、エリアMRCV0にストアされているデータに基づ
いて水温が制御対象2Bの水温計に指示される。また、
エリアMRCV2ストアされているデータに基づいて、
ガソリン残量が制御対象2Bのガソリン量指示器に指示
される。
上述のごとく、この実施例では、各端末MPU20A〜
20Dから受信したデータと前回受信したデータとが一
致とたときのみ制御対象2Bが制御される。これは、各
端末MPUに接続されているセンサやスイッチ類の状態
が変化した直後のチャタリングにより、各端末MPUか
らマスタMPU10へ送信されるデータに信頼性がなく
なるためである。すなわち、この実施例では、第9図お
よび第10図のルーチンの第1回目の実行に要した時間
(たとえば20ms)がチャタリングによる誤動作防止
時間になる。
次に、前述のステップ106でBCCコードに誤りがあ
ると判断された場合の動作を説明する。なお、このよう
な状況はルーチンの初回実行時からも起こり得る。ま
ず、ステップ114において、照光式押しボタンスイッ
チ3A〜3Dのうち端末番号♯K(レジスタKで指定さ
れる)に対応するものが点灯される。そして、ステップ
115に進み、エリアMRCVKに0が設定される。こ
れによって、端末番号♯Kの端末MPUからのデータの
表示ないし指示が禁止される。その後、前述のステップ
112に進む。
上述のステップ114で点灯された照光式押しボタンス
イッチは、次回に第9図の動作を実行するとき、ステッ
プ102で消灯される。したがって、或る端末MPUか
ら受信したデータに含まれるBCCコードに誤りがある
と判断された場合、対応の照光式押しボタンスイッチは
第8図および第9図で示すルーチンをほぼ1回実行する
間(たとえば20ms)点灯される。ここで、ノイズの
混入などによって一時的にBCCコードに誤りが発生し
た場合、対応の照光式押しボタンスイッチは1回点灯さ
れるだけである。したがって、照光式押しボタンスイッ
チほんの一瞬点灯されるだけであり、運転者にはほとん
ど視認されない。これに対し、或る端末MPUに異常が
発生すると、その端末MPUからのBCCコードに誤り
が発生する頻度が高くなる。そのため、対応の照光式押
しボタンスイッチの点灯比率(消灯時間に対する点灯時
間の比率)が高くなる。たとえば、BCCコードの誤り
が連続して起こる場合は照光式押しボタンスイッチはほ
ぼ点灯したままとなる。そのため、運転者は照光式押し
ボタンスイッチの点灯を視認できるようになる。
運転者は照光式押しボタンスイッチが点灯していると認
識すれば、対応の照光式押しボタンスイッチを押圧す
る。照光式押しボタンスイッチの押圧によって、CPU
21は第10図に示すような割込動作を行なう。すなわ
ち、ステップ201において、押圧された照光式押しボ
タンスイッチに対応する端末の番号♯KをレジスタKに
設定する。続いて、ステップ202に進み、押圧された
照光式押しボタンスイッチが消灯される。次に、ステッ
プ203において、レジスタKの内容がエリアDKに転
送される。これによって、異常が発生した端末の番号が
登録される。そして、ステップ204に進み、エリアM
RCVKに0が設定される。
その後、割込前の動作に戻る。
上述の割込動作において、異常の発生した端末の番号が
登録されると、第9図において対応の端末に対するボー
リングおよびデータの受信を行なう前にステップ103
で登録ありが判断される。この場合、ボーリングおよび
データの受信がされずに直接ステップ112の動作に進
む。すなわち、エリアDKに登録されている端末MPU
からのデータの受信が禁止される。これによって、誤っ
たデータによる制御が禁止される。
なお、上述の実施例では、照光式押しボタンスイッチ3
A〜3Dの押圧による割込動作によって異常が発生した
端末の番号を登録するようにしたが、この登録動作は第
9図に示すフローチャートの中で行なうようにしてもよ
く、たとえば、ステップ114と115との間で登録動
作を行なうようにしてもよい。すなわち、ステップ11
4の動作の後、端末番号♯K(レジスタKで指定され
る)に対応する照光式押しボタンスイッチが押圧された
か否かが判断される。もし、照光式押しボタンスイッチ
の押圧が判断されれば、エリアDKに端末番号が登録さ
れる。そして、対応の照光式押しボタンスイッチが消灯
され、ステップ115に進む。一方、照光式押しボタン
スイッチの押圧が判断されない場合は直接ステップ11
5の動作が行なわれる。このようにすれば、消灯してい
る照光式押しボタンスイッチを誤って押圧しても、対応
の端末番号はエリアDKに登録されない。したがって、
誤操作によって、正常な端末MPUからのデータの受信
が禁止されることを防止することができる。
以上のように、この考案によれば、端末制御部から中央
制御部へ伝送されるデータの誤りの発生に応じて対応の
点灯表示手段を短時間のみ点灯するようにしたので、ノ
イズの混入などによる一時的なデータの誤りと端末制御
部の異常によるデータの誤りとの区別が認識容易なよう
に表示できる。また、この考案では、手動的に操作可能
な指令手段からの指令に応答して対応の端末制御部から
のデータに基づく制御を禁止するようにしたので、たと
えば運転者が点灯表示手段の表示によって或る端末制御
部に異常が発生したと認識すれば、指令手段の操作によ
ってその端末制御部からのデータの取込みを禁止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の概略を示すブロック図で
ある。 第2A図〜第2D図は端末制御部の一例の端末MPUと
それに接続される制御対象の一例を図解的に示した図で
あり、第2E図は中央制御部の一例のマスタMPUの入
出力端子と各制御対象との関係を示す図である。第3図
はケーブルの詳細図である。第4図はこの考案の一実施
例の具体的な回路図である。第5図はROM13の記憶
領域を図解的に示した図である。第6図はRAM14の
記憶領域を図解的に示した図である。第7図はこの考案
の一実施例の具体的な動作を説明するためのタイムチャ
ートである。第8図〜第11図はこの考案の一実施例の
動作を説明するためのフローチャートであり、特に第8
図〜第10図はマスタ側のフローチャートを示し、第1
1図は端末側のフローチャートを示す。 図において、2Aは操作手段、2Bは制御対象、3A〜
3Dは照光式押しボタンスイッチ、10はマスタMPU
(中央制御部)、20A〜20Dは端末MPU(端末制
御部)、30A〜30Dはケーブル、33は光ファイ
バ、40A〜40Dは制御対象/検出対象を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車に装備される複数の各種の制御対象
    および情報検出手段を配置位置の近いものでグループ化
    し、各グループに含まれる或る数の制御対象および情報
    検出手段をグループごとに集約配線したシステムにおい
    て、動作異常を集中的に検出する装置であって、 前記各グループごとに設けられる端末制御部、 前記各端末制御部に含まれる複数の負荷のうちの或る負
    荷の動作状態を選択するための操作手段、 前記各端末制御部に共通的に設けられ、前記操作手段の
    操作状態に基づいて各端末制御部に負荷の動作状態を制
    御するための制御信号を導出し、各制御対象を遠隔的に
    制御する中央制御部、 前記各端末制御部に対応して設けられる点灯表示手段、
    および 前記各端末制御部に対応して設けられ、手動的に操作可
    能な複数の指令手段を備え、 前記端末制御部は、前記中央制御部へ当該端末制御部に
    接続された情報検出手段の検出データを送信する手段を
    含み、 前記中央制御部は、 前記各端末制御部から受信したデータに誤りがあること
    を検出する手段と、 前記データ誤り検出手段の出力に基づき、データの誤り
    発生に応答して当該誤りデータを送信した端末制御部に
    対応する前記点灯表示手段を短時間点灯する手段と、 前記指令手段の指令に応答して、対応の端末制御部から
    のデータによる制御を禁止する手段とを含む、自動車の
    集約配線システムにおける異常検出装置。
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