JPH06176318A - 薄膜磁気ヘッドのコイル形成方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッドのコイル形成方法Info
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- JPH06176318A JPH06176318A JP32788892A JP32788892A JPH06176318A JP H06176318 A JPH06176318 A JP H06176318A JP 32788892 A JP32788892 A JP 32788892A JP 32788892 A JP32788892 A JP 32788892A JP H06176318 A JPH06176318 A JP H06176318A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄膜磁気ヘッドの製造方法において、有機又
は無機の絶縁膜でコイル間を絶縁し、高密度低抵抗のコ
イルを形成する製造方法を得る。 【構成】 第1の絶縁層1上に少なくとも1箇所を周囲
と電気的に接続された比較的膜厚の薄い第1のコイル7
を形成した後、コイル導体間に有機又は無機からなる第
2の絶縁層9を形成し、第2の絶縁層9上に比較的膜厚
が厚い第2のコイル10をめっきにより形成する。
は無機の絶縁膜でコイル間を絶縁し、高密度低抵抗のコ
イルを形成する製造方法を得る。 【構成】 第1の絶縁層1上に少なくとも1箇所を周囲
と電気的に接続された比較的膜厚の薄い第1のコイル7
を形成した後、コイル導体間に有機又は無機からなる第
2の絶縁層9を形成し、第2の絶縁層9上に比較的膜厚
が厚い第2のコイル10をめっきにより形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高密度記録に対応し
た薄膜磁気ヘッドの製造方法に関し、特に上部磁気コア
と下部磁気コアの間に高密度で抵抗が低いコイルを形成
する方法に関するものである。
た薄膜磁気ヘッドの製造方法に関し、特に上部磁気コア
と下部磁気コアの間に高密度で抵抗が低いコイルを形成
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば特開昭55−84019
号公報に示された従来の薄膜磁気ヘッドにおけるパター
ンめっき法によるコイル形成方法を示し、まず図5
(a)に示すように下部磁気コア上に形成された絶縁層
1上にめっき下地層2をスパッタリング等により形成
し、このめっき下地層2上のコイル形成部分以外の部分
を写真製版によってフォトレジスト(コイル間隙絶縁
層)3により被覆する。
号公報に示された従来の薄膜磁気ヘッドにおけるパター
ンめっき法によるコイル形成方法を示し、まず図5
(a)に示すように下部磁気コア上に形成された絶縁層
1上にめっき下地層2をスパッタリング等により形成
し、このめっき下地層2上のコイル形成部分以外の部分
を写真製版によってフォトレジスト(コイル間隙絶縁
層)3により被覆する。
【0003】次に、図5(b)及び図5(e)に示すよ
うにコイル形成部分に電気めっきを施してコイル4を形
成する。次に、図5(c)に示すようにフォトレジスト
3を除去した後、図5(d)に示すようにコイル4の間
隙のめっき下地層2をArイオンでエッチングし除去す
る。このとき、マスクなしでイオンエッチングを行うの
で、コイル4もめっき下地層2とほぼ同じ膜厚(約10
0nm)だけエッチングされる。
うにコイル形成部分に電気めっきを施してコイル4を形
成する。次に、図5(c)に示すようにフォトレジスト
3を除去した後、図5(d)に示すようにコイル4の間
隙のめっき下地層2をArイオンでエッチングし除去す
る。このとき、マスクなしでイオンエッチングを行うの
で、コイル4もめっき下地層2とほぼ同じ膜厚(約10
0nm)だけエッチングされる。
【0004】図6は従来の他の薄膜磁気ヘッドにおける
エッチングによるコイル形成方法を示し、まず図6
(a)に示すように絶縁層1上にコイル導体膜5を形成
し、さらにコイル導体膜5上にフォトレジスト6を写真
製版によってコイル導体形状に被覆する。次に、図6
(b)及び図6(d)に示すように、フォトレジスト6
をマスクとしてコイル導体膜5の不要部分をエッチング
除去してコイル4を形成する。エッチング手段として
は、アンダーエッチングがないArによるイオンエッチ
ングが用いられる。次に、図6(c)に示すようにフォ
トレジスト6を除去する。
エッチングによるコイル形成方法を示し、まず図6
(a)に示すように絶縁層1上にコイル導体膜5を形成
し、さらにコイル導体膜5上にフォトレジスト6を写真
製版によってコイル導体形状に被覆する。次に、図6
(b)及び図6(d)に示すように、フォトレジスト6
をマスクとしてコイル導体膜5の不要部分をエッチング
除去してコイル4を形成する。エッチング手段として
は、アンダーエッチングがないArによるイオンエッチ
ングが用いられる。次に、図6(c)に示すようにフォ
トレジスト6を除去する。
【0005】図5、図6のように形成されたコイル4上
には、コイル4とその上部に形成された上部磁気コアと
を電気的に絶縁するとともに、コイル4による凹凸を平
坦化するために、絶縁層が形成される。この平坦化は、
上部に形成する上部磁気コアの磁気特性を劣化させない
ために必要である。
には、コイル4とその上部に形成された上部磁気コアと
を電気的に絶縁するとともに、コイル4による凹凸を平
坦化するために、絶縁層が形成される。この平坦化は、
上部に形成する上部磁気コアの磁気特性を劣化させない
ために必要である。
【0006】この平坦化のための絶縁層としては、フォ
トレジストやポリイミド等の有機樹脂膜、またはSiO
2 やAl2 O3 等の無機絶縁膜が用いられる。有機膜の
場合には、スピン塗布され、その流動性によってコイル
4の導体間が埋められて平坦化される。無機膜の場合に
は、スパッタリングやCVD法により形成され、コイル
4の凹凸はほぼそのまま転写される。そこで、コイル4
の厚さよりも無機膜の厚さを厚くし、機械研摩、または
エッチバック(レジストを塗布し、レジストと無機膜の
エッチング速度が等しい条件でイオンエッチングし、レ
ジストの形状を無機膜に転写する。)を行っている。こ
のように、無機膜は有機膜に比べて平坦化に複雑な工程
を要するが、耐熱性が高いために熱処理によって高Bs
な磁気的性質が得られる高Bs磁性材を磁気コアとした
磁気ヘッドに用いられ、磁気ヘッドは400℃以上の温
度で熱処理される。有機樹脂は熱処理される磁気ヘッド
に用いると熱分解を起こすので、使用出来ない。
トレジストやポリイミド等の有機樹脂膜、またはSiO
2 やAl2 O3 等の無機絶縁膜が用いられる。有機膜の
場合には、スピン塗布され、その流動性によってコイル
4の導体間が埋められて平坦化される。無機膜の場合に
は、スパッタリングやCVD法により形成され、コイル
4の凹凸はほぼそのまま転写される。そこで、コイル4
の厚さよりも無機膜の厚さを厚くし、機械研摩、または
エッチバック(レジストを塗布し、レジストと無機膜の
エッチング速度が等しい条件でイオンエッチングし、レ
ジストの形状を無機膜に転写する。)を行っている。こ
のように、無機膜は有機膜に比べて平坦化に複雑な工程
を要するが、耐熱性が高いために熱処理によって高Bs
な磁気的性質が得られる高Bs磁性材を磁気コアとした
磁気ヘッドに用いられ、磁気ヘッドは400℃以上の温
度で熱処理される。有機樹脂は熱処理される磁気ヘッド
に用いると熱分解を起こすので、使用出来ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気記録の
高密度化のために、薄膜磁気ヘッドのコイル4として
は、高密度で抵抗が低いものが求められている。即ち、
高密度記録では記録媒体上の信号磁化領域が小さくなる
ので、再生を効率良く行う必要があり、磁束漏れを少な
くするために磁気コアの磁路長を小さくし、且つ再生出
力を高くするためにコイル4を多数回巻きにする必要が
あり、コイル4の高密度化が求められる。又、再生時の
ノイズを小さく、かつ記録時の発熱を抑えるために、コ
イル4の抵抗を低くする必要がある。
高密度化のために、薄膜磁気ヘッドのコイル4として
は、高密度で抵抗が低いものが求められている。即ち、
高密度記録では記録媒体上の信号磁化領域が小さくなる
ので、再生を効率良く行う必要があり、磁束漏れを少な
くするために磁気コアの磁路長を小さくし、且つ再生出
力を高くするためにコイル4を多数回巻きにする必要が
あり、コイル4の高密度化が求められる。又、再生時の
ノイズを小さく、かつ記録時の発熱を抑えるために、コ
イル4の抵抗を低くする必要がある。
【0008】コイル4の多数回巻きと低抵抗とを両立さ
せるためには、絶縁層を介してコイル4を多層に積み重
ねた構造とすればよいが、一層の構成を一定の面積内で
多数回巻きし、コイル4の低抵抗化のためにコイル4の
断面積(コイル幅×高さ)を大きくするという目的達成
のため、コイル4の間の間隙を小さく、かつコイル4の
高さを高くするのが有利である。
せるためには、絶縁層を介してコイル4を多層に積み重
ねた構造とすればよいが、一層の構成を一定の面積内で
多数回巻きし、コイル4の低抵抗化のためにコイル4の
断面積(コイル幅×高さ)を大きくするという目的達成
のため、コイル4の間の間隙を小さく、かつコイル4の
高さを高くするのが有利である。
【0009】しかしながら、上記した従来のコイル形成
法では、コイル4の間隙を小さくし、かつコイル4の高
さを高くしたコイル4を形成することが困難であった。
まず、図5に示したパターンめっき法によるコイル形成
法では、写真製版技術を使えば図5(b)までの工程で
コイル4の間隙を狭くすることは可能である。しかし、
コイル4の間の間隙のめっき下地層2の除去に際して膜
厚差を利用したマスクレスイオンエッチングを用いてお
り、コイル4の間の間隙は深い谷間となっているためそ
の部分はイオンが入りにくく、めっき下地層2の除去の
ために要する時間は平坦部のエッチングに比較し数倍程
度の時間を要するので、めっき下地層2が除去される間
にコイル4がめっの下地層2の膜厚の数倍程度エッチン
グされてしまうという課題があった。
法では、コイル4の間隙を小さくし、かつコイル4の高
さを高くしたコイル4を形成することが困難であった。
まず、図5に示したパターンめっき法によるコイル形成
法では、写真製版技術を使えば図5(b)までの工程で
コイル4の間隙を狭くすることは可能である。しかし、
コイル4の間の間隙のめっき下地層2の除去に際して膜
厚差を利用したマスクレスイオンエッチングを用いてお
り、コイル4の間の間隙は深い谷間となっているためそ
の部分はイオンが入りにくく、めっき下地層2の除去の
ために要する時間は平坦部のエッチングに比較し数倍程
度の時間を要するので、めっき下地層2が除去される間
にコイル4がめっの下地層2の膜厚の数倍程度エッチン
グされてしまうという課題があった。
【0010】又、予めめっき下地層2を必要な部分だけ
に限定して形成するという方法(特公平2−47004
号公報)もあるが、例えばコイル幅4μm、コイル間の
間隙1μm、コイル内径(半径)30μmの薄膜ヘッド
の標準的なスパイラル形状のコイル4で抵抗が100Ω
程度と大きくなり、めっきは抵抗が低く電流が流れ易い
部分に優先付着するので、めっき膜厚が不均一になり、
電流端子から遠い部分でめっき膜厚が薄くなるという課
題があった。
に限定して形成するという方法(特公平2−47004
号公報)もあるが、例えばコイル幅4μm、コイル間の
間隙1μm、コイル内径(半径)30μmの薄膜ヘッド
の標準的なスパイラル形状のコイル4で抵抗が100Ω
程度と大きくなり、めっきは抵抗が低く電流が流れ易い
部分に優先付着するので、めっき膜厚が不均一になり、
電流端子から遠い部分でめっき膜厚が薄くなるという課
題があった。
【0011】次に、図6に示したエッチングによるコイ
ル形成法では、写真製版によって図6(a)に示すよう
にフォトレジスト6をコイル導体形状に被覆することは
可能である。しかしながら、コイル導体膜5のイオンエ
ッチングにおいては、フォトレジスト6の間の深い谷間
の部分ではコイル導体膜5のエッチング速度が減少し、
またエッチングされたコイル導体膜材料がコイル4の側
壁へ付着(再付着)し、さらにフォトレジスト6の端面
後退等によって、コイル4の上部が細り、コイル4の断
面積が減少するという課題があった。この傾向はアスペ
クト比を高くしようとすればする程顕著となるので、こ
の方法によりコイル4の間隙が狭くかつ高さが高いコイ
ル4を形成することは困難であった。
ル形成法では、写真製版によって図6(a)に示すよう
にフォトレジスト6をコイル導体形状に被覆することは
可能である。しかしながら、コイル導体膜5のイオンエ
ッチングにおいては、フォトレジスト6の間の深い谷間
の部分ではコイル導体膜5のエッチング速度が減少し、
またエッチングされたコイル導体膜材料がコイル4の側
壁へ付着(再付着)し、さらにフォトレジスト6の端面
後退等によって、コイル4の上部が細り、コイル4の断
面積が減少するという課題があった。この傾向はアスペ
クト比を高くしようとすればする程顕著となるので、こ
の方法によりコイル4の間隙が狭くかつ高さが高いコイ
ル4を形成することは困難であった。
【0012】又、コイル4の間の間隙の幅が狭くなる
と、深い谷間に絶縁膜が完全に埋まらないという課題が
あった。即ち、絶縁膜が無機膜の場合には、バイアスス
パッタやCVD法で形成されるが、谷間の深い部分は粒
子の到達確率が他の部分に比べて小さいので、この部分
に簾ができ易くなり、簾は後工程での膜剥離の原因とな
った。又、絶縁膜が有機膜の場合には、スピン塗布時に
この部分に空気が残り易く、膜乾燥の熱処理時に発泡を
生じた。この傾向は、アスペクト比を高くしようとすれ
ばする程顕著となった。
と、深い谷間に絶縁膜が完全に埋まらないという課題が
あった。即ち、絶縁膜が無機膜の場合には、バイアスス
パッタやCVD法で形成されるが、谷間の深い部分は粒
子の到達確率が他の部分に比べて小さいので、この部分
に簾ができ易くなり、簾は後工程での膜剥離の原因とな
った。又、絶縁膜が有機膜の場合には、スピン塗布時に
この部分に空気が残り易く、膜乾燥の熱処理時に発泡を
生じた。この傾向は、アスペクト比を高くしようとすれ
ばする程顕著となった。
【0013】以上のように、従来のコイル形成方法では
コイル4の高密度化に限界があり、コア材の高Bs化と
ともに、今後の高密度磁気記録に向けて解決すべき重要
な課題の1つとなっており、例えば現状ではコイル4の
間の間隙を1μm程度にしようとすると、有機絶縁膜の
場合にはコイル4の高さは4μm、無機絶縁膜ではコイ
ル4の高さは3μm程度が限界である。そこで、何れの
絶縁層を用いてもコイル4の間の間隙が1μmでコイル
4の高さを6μm程度とすることが望ましく、特にコイ
ル4を高くすることは抵抗が膜厚に反比例するので効果
が大きい。
コイル4の高密度化に限界があり、コア材の高Bs化と
ともに、今後の高密度磁気記録に向けて解決すべき重要
な課題の1つとなっており、例えば現状ではコイル4の
間の間隙を1μm程度にしようとすると、有機絶縁膜の
場合にはコイル4の高さは4μm、無機絶縁膜ではコイ
ル4の高さは3μm程度が限界である。そこで、何れの
絶縁層を用いてもコイル4の間の間隙が1μmでコイル
4の高さを6μm程度とすることが望ましく、特にコイ
ル4を高くすることは抵抗が膜厚に反比例するので効果
が大きい。
【0014】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、コイル4上の絶縁膜として有
機、無機の何れをも使用することができ、高密度で抵抗
が低いコイル4を形成することができる薄膜磁気ヘッド
のコイル形成方法を得ることを目的とする。
めに成されたものであり、コイル4上の絶縁膜として有
機、無機の何れをも使用することができ、高密度で抵抗
が低いコイル4を形成することができる薄膜磁気ヘッド
のコイル形成方法を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る薄膜磁気ヘッドのコイル形成方法は、下部磁気コア上
に形成された第1の絶縁層上に少なくとも1箇所が外周
囲導電部と電気的に接続され、厚さが所定の厚さより薄
い第1のコイルを形成する工程と、第1のコイルの間隙
に無機又は有機からなる第2の絶縁層を形成する工程
と、第2の絶縁層をマスクとして第1のコイル上に厚さ
が比較的厚い第2のコイルをめっきにより形成する工程
を設けたものである。
る薄膜磁気ヘッドのコイル形成方法は、下部磁気コア上
に形成された第1の絶縁層上に少なくとも1箇所が外周
囲導電部と電気的に接続され、厚さが所定の厚さより薄
い第1のコイルを形成する工程と、第1のコイルの間隙
に無機又は有機からなる第2の絶縁層を形成する工程
と、第2の絶縁層をマスクとして第1のコイル上に厚さ
が比較的厚い第2のコイルをめっきにより形成する工程
を設けたものである。
【0016】又、請求項2に係る薄膜磁気ヘッドのコイ
ル形成方法は、第1のコイルの外周囲導電部との電気的
接続を予め第1の絶縁層の下部に設けた導体を介して行
うものである。
ル形成方法は、第1のコイルの外周囲導電部との電気的
接続を予め第1の絶縁層の下部に設けた導体を介して行
うものである。
【0017】
【作用】請求項1においては、厚さが比較的薄い第1の
コイルを形成した後、コイル間隙に無機又は有機からな
る第2の絶縁層が形成され、第2の絶縁層の形成が容易
となる。又、第2の絶縁層をマスクとして第1のコイル
上に厚さが比較的厚い第2のコイルがめっきにより形成
される。
コイルを形成した後、コイル間隙に無機又は有機からな
る第2の絶縁層が形成され、第2の絶縁層の形成が容易
となる。又、第2の絶縁層をマスクとして第1のコイル
上に厚さが比較的厚い第2のコイルがめっきにより形成
される。
【0018】又、請求項2においては、第1のコイルの
外周囲導電部との電気的接続が第1の絶縁層の下部に設
けられた導体を介して行われ、第2のコイルのめっき形
成時に第1のコイルは良好な電流通路となり、第2のコ
イルが精度良く形成される。
外周囲導電部との電気的接続が第1の絶縁層の下部に設
けられた導体を介して行われ、第2のコイルのめっき形
成時に第1のコイルは良好な電流通路となり、第2のコ
イルが精度良く形成される。
【0019】
実施例1 以下、この発明の実施例1を図面とともに説明する。図
面は要点を明確にするために、磁気コアや基板、保護層
等を省略し、コイル部分のみを示す。図1は薄膜磁気ヘ
ッドのコイルの製造工程を示し、(a)〜(c)は断面
図、(d),(e)は平面図である。
面は要点を明確にするために、磁気コアや基板、保護層
等を省略し、コイル部分のみを示す。図1は薄膜磁気ヘ
ッドのコイルの製造工程を示し、(a)〜(c)は断面
図、(d),(e)は平面図である。
【0020】まず、図1(a)において、1は下部磁気
コア(図示せず)上に形成された第1の絶縁層であり、
第1の絶縁層1上に図5に示したパターンめっき法によ
り膜厚2μm、幅4μm、間隙幅1μmのCuからなる
スパイラル形10ターンの第1のコイル7を形成する。
第1のコイル7の抵抗は約9Ωである。第1のコイル7
は、図1(d)に示すようにめっきの電流経路を確保す
るために、つなぎパターン8を介してつなぎパターン8
の外側にある外周囲のめっき下地層(導電部)2と接続
する。従って、パターンめっき法においてつなぎパター
ン8の外側にある外周囲のめっき下地層2は除去せずに
残しておく。
コア(図示せず)上に形成された第1の絶縁層であり、
第1の絶縁層1上に図5に示したパターンめっき法によ
り膜厚2μm、幅4μm、間隙幅1μmのCuからなる
スパイラル形10ターンの第1のコイル7を形成する。
第1のコイル7の抵抗は約9Ωである。第1のコイル7
は、図1(d)に示すようにめっきの電流経路を確保す
るために、つなぎパターン8を介してつなぎパターン8
の外側にある外周囲のめっき下地層(導電部)2と接続
する。従って、パターンめっき法においてつなぎパター
ン8の外側にある外周囲のめっき下地層2は除去せずに
残しておく。
【0021】次に、第1のコイルの表面から4.5μm
の厚さを有する(従って絶縁層1から6.5μmの厚さ
を有する)フォトレジストからなる第2の絶縁層9をス
ピン塗布した後、図1(b)に示すように第2の絶縁層
9に第1のコイル7とほぼ同じコイルパターンを形成す
る。このときの重ね合せ精度は、0.5μm程度あれば
十分てあり、形成されるコイルが短絡さえしなければよ
い。図1(e)に示すようにこのコイルパターンは外周
囲のめっき下地層2とは接続されないが、図1(d)に
示すように接続してもよい。
の厚さを有する(従って絶縁層1から6.5μmの厚さ
を有する)フォトレジストからなる第2の絶縁層9をス
ピン塗布した後、図1(b)に示すように第2の絶縁層
9に第1のコイル7とほぼ同じコイルパターンを形成す
る。このときの重ね合せ精度は、0.5μm程度あれば
十分てあり、形成されるコイルが短絡さえしなければよ
い。図1(e)に示すようにこのコイルパターンは外周
囲のめっき下地層2とは接続されないが、図1(d)に
示すように接続してもよい。
【0022】次に、図1(c)に示すように、第2の絶
縁層9間に形成されたコイルパターンに厚さ4μmのC
uめっきを施し、第2のコイル10を形成する。この第
1及び第2のコイル7,10により厚さ6μm、幅4μ
m、間隙1μm、抵抗約3Ωのコイルが形成される。た
だし、第2の絶縁層9との間に0.5μmの凹凸を有し
ている。実際には、第2の絶縁層9の幅は0.6〜0.
8μmと1μmより小さくなり、また上部が細った形状
となる。これは、露光時の光の回り込みと現像液に触れ
る時間差に起因するものである。又、これらの値は露光
装置によっても異なるので、実験によって最適条件を求
める必要がある。
縁層9間に形成されたコイルパターンに厚さ4μmのC
uめっきを施し、第2のコイル10を形成する。この第
1及び第2のコイル7,10により厚さ6μm、幅4μ
m、間隙1μm、抵抗約3Ωのコイルが形成される。た
だし、第2の絶縁層9との間に0.5μmの凹凸を有し
ている。実際には、第2の絶縁層9の幅は0.6〜0.
8μmと1μmより小さくなり、また上部が細った形状
となる。これは、露光時の光の回り込みと現像液に触れ
る時間差に起因するものである。又、これらの値は露光
装置によっても異なるので、実験によって最適条件を求
める必要がある。
【0023】上記のように形成したコイル7,10の上
にフォトレジスト絶縁膜を塗布することにより、0.5
μmの凹部は平坦化される。同様にして、2層目、3層
目のコイルを形成することができる。つなぎパターン8
は、最終コイルの形成後に除去する(ただし、実施例1
では残しておいてもよい。)。
にフォトレジスト絶縁膜を塗布することにより、0.5
μmの凹部は平坦化される。同様にして、2層目、3層
目のコイルを形成することができる。つなぎパターン8
は、最終コイルの形成後に除去する(ただし、実施例1
では残しておいてもよい。)。
【0024】なお、実施例1では第2の絶縁層9として
フォトレジストを用いたが、感光性ポリイミド樹脂や感
光性シリコーン樹脂等の感光性材料を用いても同様の効
果を奏する。又、第2のコイル10を形成する際にめっ
き下地として機能する第1のコイル7の間の間隙幅は第
2のコイル10の間の間隙幅と同じでも異なってもよい
が、どちらかと言えば大きめにする。以上のように実施
例1では、始めに比較的膜厚の薄い第1のコイル7を形
成し、この段階でコイル間第2の絶縁層9を形成し、次
にこの第2の絶縁層9をマスクとし、第1のコイル7を
めっき下地として第2のコイル10をめっきするように
したので、コイル7,10の間の間隙幅を小さく、かつ
コイル厚さを厚くすることができ、高密度で低抵抗のコ
イルを形成することができる。
フォトレジストを用いたが、感光性ポリイミド樹脂や感
光性シリコーン樹脂等の感光性材料を用いても同様の効
果を奏する。又、第2のコイル10を形成する際にめっ
き下地として機能する第1のコイル7の間の間隙幅は第
2のコイル10の間の間隙幅と同じでも異なってもよい
が、どちらかと言えば大きめにする。以上のように実施
例1では、始めに比較的膜厚の薄い第1のコイル7を形
成し、この段階でコイル間第2の絶縁層9を形成し、次
にこの第2の絶縁層9をマスクとし、第1のコイル7を
めっき下地として第2のコイル10をめっきするように
したので、コイル7,10の間の間隙幅を小さく、かつ
コイル厚さを厚くすることができ、高密度で低抵抗のコ
イルを形成することができる。
【0025】実施例2 図2は実施例2によるコイル形成方法を示す断面図であ
り、平面図は実施例1と同様であるので省略する。ま
ず、図2(a)に示すように、パターンめっき法により
膜厚2μm、幅4μm、間隙1μmのCuからなるスパ
イラル形10ターンの第1のコイル7を絶縁層1上に形
成する。第1のコイル7の少なくとも1箇所は外周囲に
残しためっき下地層2とつなぎパターン8を介して接続
する。次に、第1のコイル7上に実施例1のフォトレジ
ストからなる第2の絶縁層9に代えて厚さ4μmのAl
2 O3 膜からなる第2の絶縁層11をスパッタリングに
より形成し、続いて同一真空室内でCu膜を2000Å
の厚さでスパッタリングにより形成し、この上にフォト
レジストを塗布し写真製版し、このCu膜をイオンビー
ムエッチングしてCuマスク12を形成する。このCu
マスク12は第2の絶縁層11上の第1のコイルの間の
間隙部に対応した凹部上に形成されており、この凹部に
はフォトレジストが溜り易く厚くなっているので、セミ
セルフアライメント的効果によってアライメントマージ
ンが増加する。即ち、Cu膜のイオンビームエッチング
の位置が少しずれても、レジスト厚の厚い部分は現像時
に溶解時間が長くなるので、残り易くなる。
り、平面図は実施例1と同様であるので省略する。ま
ず、図2(a)に示すように、パターンめっき法により
膜厚2μm、幅4μm、間隙1μmのCuからなるスパ
イラル形10ターンの第1のコイル7を絶縁層1上に形
成する。第1のコイル7の少なくとも1箇所は外周囲に
残しためっき下地層2とつなぎパターン8を介して接続
する。次に、第1のコイル7上に実施例1のフォトレジ
ストからなる第2の絶縁層9に代えて厚さ4μmのAl
2 O3 膜からなる第2の絶縁層11をスパッタリングに
より形成し、続いて同一真空室内でCu膜を2000Å
の厚さでスパッタリングにより形成し、この上にフォト
レジストを塗布し写真製版し、このCu膜をイオンビー
ムエッチングしてCuマスク12を形成する。このCu
マスク12は第2の絶縁層11上の第1のコイルの間の
間隙部に対応した凹部上に形成されており、この凹部に
はフォトレジストが溜り易く厚くなっているので、セミ
セルフアライメント的効果によってアライメントマージ
ンが増加する。即ち、Cu膜のイオンビームエッチング
の位置が少しずれても、レジスト厚の厚い部分は現像時
に溶解時間が長くなるので、残り易くなる。
【0026】次に、図2(b)に示すように、Cuマス
ク12をマスクとして第2の絶縁層11をフレオン系ガ
スにより異方性ドライエッチングし、第1のコイル7を
露出させた後、ガスをArに切り換えて第1のコイル7
の表面の変質層及びCuマスク(ドライエッチング時の
スパッタ効果により膜厚1000Å以下となってい
る。)12を除去する。
ク12をマスクとして第2の絶縁層11をフレオン系ガ
スにより異方性ドライエッチングし、第1のコイル7を
露出させた後、ガスをArに切り換えて第1のコイル7
の表面の変質層及びCuマスク(ドライエッチング時の
スパッタ効果により膜厚1000Å以下となってい
る。)12を除去する。
【0027】次に、図2(c)に示すように、第2の絶
縁層11をマスクとし、第1のコイル7をめっき下地と
して厚さ4μmのCuめっきを施し、第2のコイル10
を形成する。ここで、Cuめっきの厚さが厚くなり過ぎ
て隣接するコイル10同志が短絡した場合は、Arイオ
ンビームエッチングにより短絡部を除去する。
縁層11をマスクとし、第1のコイル7をめっき下地と
して厚さ4μmのCuめっきを施し、第2のコイル10
を形成する。ここで、Cuめっきの厚さが厚くなり過ぎ
て隣接するコイル10同志が短絡した場合は、Arイオ
ンビームエッチングにより短絡部を除去する。
【0028】こうして、複数のコイル7,10の間の間
隙に1μmの第2の絶縁層11を形成し、膜厚6μmの
平坦なコイル7,10を形成することができる。なお、
実施例2では第2の絶縁層11として無機材のAl2 O
3 膜を用いたが、SiO2 、Si3 N4 、SiC、Si
AlON等の無機膜、あるいはポリイミド樹脂やラダー
シリコーン樹脂等の有機樹脂(この場合は異方性ドライ
エッチングのエッチングガスに酸素を用いることができ
る。)を用いても、同様にして低抵抗な高密度コイルを
形成することができる。又、Cuマスク12の代りに、
フレオン系ガスに対して耐性を持つ材料、例えばNi等
を用いることができる。
隙に1μmの第2の絶縁層11を形成し、膜厚6μmの
平坦なコイル7,10を形成することができる。なお、
実施例2では第2の絶縁層11として無機材のAl2 O
3 膜を用いたが、SiO2 、Si3 N4 、SiC、Si
AlON等の無機膜、あるいはポリイミド樹脂やラダー
シリコーン樹脂等の有機樹脂(この場合は異方性ドライ
エッチングのエッチングガスに酸素を用いることができ
る。)を用いても、同様にして低抵抗な高密度コイルを
形成することができる。又、Cuマスク12の代りに、
フレオン系ガスに対して耐性を持つ材料、例えばNi等
を用いることができる。
【0029】実施例3 実施例1,2ではめっき電流経路を確保するために第1
のコイル7の1箇所をつなぎパターン8を介して周囲の
めっき下地層2と接続したが、実施例3では図3に示す
ように第1のコイル7の下部に第1の絶縁層1を介して
導体13を配置し、この第1の絶縁層1にスルーホール
を設けて第1のコイル7を中心部(センタバット部)7
aと端部7bの2箇所で電気接続を行っている。この場
合、第1のコイル7の抵抗は約半分の5Ω程度となる。
又、コイルを2層以上の積層構造とした場合には、各層
のコイルに対して同じ抵抗減の効果がある。
のコイル7の1箇所をつなぎパターン8を介して周囲の
めっき下地層2と接続したが、実施例3では図3に示す
ように第1のコイル7の下部に第1の絶縁層1を介して
導体13を配置し、この第1の絶縁層1にスルーホール
を設けて第1のコイル7を中心部(センタバット部)7
aと端部7bの2箇所で電気接続を行っている。この場
合、第1のコイル7の抵抗は約半分の5Ω程度となる。
又、コイルを2層以上の積層構造とした場合には、各層
のコイルに対して同じ抵抗減の効果がある。
【0030】なお、実施例3においては、第1のコイル
7の両端を電流経路に接続したので、第2のコイル10
を形成した後第1のコイル7の両端を電流経路から分離
しなければならず、つなぎパターン8は除去する必要が
ある。又、コイル7,10はスパイラル形としたが、ヘ
リカル形の場合でも大きな効果があり、特にヘリカル形
では電流接点を多く取れる利点がある。
7の両端を電流経路に接続したので、第2のコイル10
を形成した後第1のコイル7の両端を電流経路から分離
しなければならず、つなぎパターン8は除去する必要が
ある。又、コイル7,10はスパイラル形としたが、ヘ
リカル形の場合でも大きな効果があり、特にヘリカル形
では電流接点を多く取れる利点がある。
【0031】実施例4 図4は実施例4によるコイル形成方法を示す平面図であ
り、実施例4では第1のコイル7の下部に第1の絶縁層
1を介して導体13群を配置し、第1の絶縁層1にスル
ーホール14を設けて第1のコイル7と導体13群を複
数箇所で接続する。この接続箇所は、スルーホール14
の面積を大きくとることができるとともに、磁気コアの
磁路長を大きくしないために下部に磁気コアがないバッ
クコア部に設けるが、これに限定されるものではない。
り、実施例4では第1のコイル7の下部に第1の絶縁層
1を介して導体13群を配置し、第1の絶縁層1にスル
ーホール14を設けて第1のコイル7と導体13群を複
数箇所で接続する。この接続箇所は、スルーホール14
の面積を大きくとることができるとともに、磁気コアの
磁路長を大きくしないために下部に磁気コアがないバッ
クコア部に設けるが、これに限定されるものではない。
【0032】上記した各実施例においては、第1のコイ
ル7の膜厚を2μm以下(0.3μm以上がよい。)と
比較的薄くしたので、精度の良いものが形成できる。こ
の形成にパターンめっき法を用いた場合には、イオンエ
ッチングによりめっき下地層2を除去する。次に、第1
のコイル7の間の間隙に第2の絶縁層9,11を形成す
るが、第1のコイル7の膜厚が比較的薄いので第2の絶
縁層9,11に簾ができることはない。
ル7の膜厚を2μm以下(0.3μm以上がよい。)と
比較的薄くしたので、精度の良いものが形成できる。こ
の形成にパターンめっき法を用いた場合には、イオンエ
ッチングによりめっき下地層2を除去する。次に、第1
のコイル7の間の間隙に第2の絶縁層9,11を形成す
るが、第1のコイル7の膜厚が比較的薄いので第2の絶
縁層9,11に簾ができることはない。
【0033】又、第2のコイル10の形成においては、
第2の絶縁層9,11をマスクとしてパターンめっき形
成するが、めっき下地層2は既に除去されているので、
第2の絶縁層9,11をそのまま残しておくことができ
る。又、第1のコイル7は第2のコイル10の形成の際
にめっき用下地として機能するが、この膜厚が例えば
0.1μmと薄い場合にはその中心部(周辺のめっき電
極から遠い部分)の抵抗が高くなり(膜厚4μm、間隔
3μm、内径50μmの標準的な10ターンスパイラル
形コイルで約200Ω)、めっきが均一に付かないとい
う不具合を生じる。従って、第1のコイル7の厚さはコ
イル巻数と幅によって選ぶ(巻数が大、幅が小となるに
従って厚くする。)必要があり、0.3〜2μm程度が
適当である。この膜厚が薄いと抵抗増によってめっき時
の膜厚分布が大きくなり、厚くし過ぎると間隙を小さく
することが難しくなる。従って、第1のコイル7の形成
時の要点は、コイル厚をあまり厚くしないでその抵抗を
できるだけ低くすることであり、まためっき時の電流経
路を確保するために少なくとも一箇所は周囲のめっき用
下地と電気的に接続しておくことである。
第2の絶縁層9,11をマスクとしてパターンめっき形
成するが、めっき下地層2は既に除去されているので、
第2の絶縁層9,11をそのまま残しておくことができ
る。又、第1のコイル7は第2のコイル10の形成の際
にめっき用下地として機能するが、この膜厚が例えば
0.1μmと薄い場合にはその中心部(周辺のめっき電
極から遠い部分)の抵抗が高くなり(膜厚4μm、間隔
3μm、内径50μmの標準的な10ターンスパイラル
形コイルで約200Ω)、めっきが均一に付かないとい
う不具合を生じる。従って、第1のコイル7の厚さはコ
イル巻数と幅によって選ぶ(巻数が大、幅が小となるに
従って厚くする。)必要があり、0.3〜2μm程度が
適当である。この膜厚が薄いと抵抗増によってめっき時
の膜厚分布が大きくなり、厚くし過ぎると間隙を小さく
することが難しくなる。従って、第1のコイル7の形成
時の要点は、コイル厚をあまり厚くしないでその抵抗を
できるだけ低くすることであり、まためっき時の電流経
路を確保するために少なくとも一箇所は周囲のめっき用
下地と電気的に接続しておくことである。
【0034】又、第2のコイル10の形成時には、厚膜
コイルのためのパターン(ほぼ第1のコイル7と同概
形)を写真製版によって形成する。このとき、重ね合せ
精度が重要であるが、現在の写真製版精度で十分マージ
ンがとれる範囲にある。次に、第1のコイル7上の第2
の絶縁層9,11をエッチングし、露出した第1のコイ
ル7上にCuめっきを行う。この場合、Cuめっきの厚
さを第2の絶縁層9,11と同じ高さになるようにすれ
ば(実際には、逆のコイル厚に合せて第2の絶縁層9,
11の厚さを設定しておく。)、平坦なコイルが形成で
きる。第2のコイル10の厚さは2μm以上とし、コイ
ルの総膜厚は2.3〜4μm以上とする。
コイルのためのパターン(ほぼ第1のコイル7と同概
形)を写真製版によって形成する。このとき、重ね合せ
精度が重要であるが、現在の写真製版精度で十分マージ
ンがとれる範囲にある。次に、第1のコイル7上の第2
の絶縁層9,11をエッチングし、露出した第1のコイ
ル7上にCuめっきを行う。この場合、Cuめっきの厚
さを第2の絶縁層9,11と同じ高さになるようにすれ
ば(実際には、逆のコイル厚に合せて第2の絶縁層9,
11の厚さを設定しておく。)、平坦なコイルが形成で
きる。第2のコイル10の厚さは2μm以上とし、コイ
ルの総膜厚は2.3〜4μm以上とする。
【0035】上記各実施例においては、要点を明確にす
るためにコイル部のみを図示したが、実際の薄膜磁気ヘ
ッドではコイルはギャップ面より上又は下に配置され
る。例えば、コイルを凹部に設け、コイル間絶縁層とし
て無機膜を用いる場合、従来では単にスパッタ成膜して
いたのでコイル間隔を狭くできず、コイル凹凸の平坦化
にエッチバックや研摩等の面倒な手段が必要であった
が、上記各実施例ではコイル間隔が小さく、膜厚の厚い
コイルを形成することができる。又、必要であれば形成
したコイル7,10上にこれをめっき下地として同様な
工程を繰り返すことにより、コイル厚をさらに厚くする
ことができる。この場合、コイル厚を、第2の絶縁層
9,11より少し低い位置にとどめると、実施例2のセ
ミセルフアライメント効果が働き、重ね合せマージンを
拡げることができる。コイル材としては、Cu以外に抵
抗が低くめっきが可能なAu等の金属を用いることもで
きる。
るためにコイル部のみを図示したが、実際の薄膜磁気ヘ
ッドではコイルはギャップ面より上又は下に配置され
る。例えば、コイルを凹部に設け、コイル間絶縁層とし
て無機膜を用いる場合、従来では単にスパッタ成膜して
いたのでコイル間隔を狭くできず、コイル凹凸の平坦化
にエッチバックや研摩等の面倒な手段が必要であった
が、上記各実施例ではコイル間隔が小さく、膜厚の厚い
コイルを形成することができる。又、必要であれば形成
したコイル7,10上にこれをめっき下地として同様な
工程を繰り返すことにより、コイル厚をさらに厚くする
ことができる。この場合、コイル厚を、第2の絶縁層
9,11より少し低い位置にとどめると、実施例2のセ
ミセルフアライメント効果が働き、重ね合せマージンを
拡げることができる。コイル材としては、Cu以外に抵
抗が低くめっきが可能なAu等の金属を用いることもで
きる。
【0036】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、比較的膜厚が薄い第1のコイルを形成した段階で第
2の絶縁層を形成しているので、第2の絶縁層の形成が
容易であり、また第2の絶縁層をマスクとして第1のコ
イルをめっき下地にして第2のコイルをめっきにより形
成しており、コイル間の間隙幅を小さくするとともに、
コイル高さを高くすることができ、高密度で低抵抗のコ
イルを得ることができる。又、第2の絶縁膜として有機
膜、無機膜のいずれでも使用できるので、熱処理を要す
る高Bs磁性材料を磁気コアに使用することができる。
又、形成されたコイルは自ずから平坦化がなされている
ので、出力増のために積層、多層コイル化してコイル巻
数の増加を図ることも容易であり、高密度記録に適した
効率のよい薄膜磁気ヘッドのコイルを安定して形成する
ことができる。
ば、比較的膜厚が薄い第1のコイルを形成した段階で第
2の絶縁層を形成しているので、第2の絶縁層の形成が
容易であり、また第2の絶縁層をマスクとして第1のコ
イルをめっき下地にして第2のコイルをめっきにより形
成しており、コイル間の間隙幅を小さくするとともに、
コイル高さを高くすることができ、高密度で低抵抗のコ
イルを得ることができる。又、第2の絶縁膜として有機
膜、無機膜のいずれでも使用できるので、熱処理を要す
る高Bs磁性材料を磁気コアに使用することができる。
又、形成されたコイルは自ずから平坦化がなされている
ので、出力増のために積層、多層コイル化してコイル巻
数の増加を図ることも容易であり、高密度記録に適した
効率のよい薄膜磁気ヘッドのコイルを安定して形成する
ことができる。
【0037】又、請求項2によれば、第1の絶縁層の下
部に設けられた導体を介して第1のコイルと周囲との電
気的接続を行っており、第2のコイル形成時のめっきに
おいて電流通路となる第1のコイルの抵抗を減少するこ
とができ、第2のコイルの形成を精度良く行うことがで
きる。
部に設けられた導体を介して第1のコイルと周囲との電
気的接続を行っており、第2のコイル形成時のめっきに
おいて電流通路となる第1のコイルの抵抗を減少するこ
とができ、第2のコイルの形成を精度良く行うことがで
きる。
【図1】この発明の実施例1によるコイル形成方法を示
す断面図及び平面図である。
す断面図及び平面図である。
【図2】この発明の実施例2によるコイル形成方法を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】実施例3によるコイル形成方法を示す平面図で
ある。
ある。
【図4】実施例4によるコイル形成方法を示す平面図で
ある。
ある。
【図5】従来のコイル形成方法を示す断面図及び平面図
である。
である。
【図6】従来の他のコイル形成方法を示す断面図及び平
面図である。
面図である。
【符号の説明】 1 第1の絶縁層 2 めっき下地層 7 第1のコイル 9,11 第2の絶縁層 10 第2のコイル 13 導体
Claims (2)
- 【請求項1】 上部磁気コアと下部磁気コアの間に導電
体材料よりなるコイルを狭設した薄膜磁気ヘッドのコイ
ル形成方法において、下部磁気コア上に第1の絶縁層を
形成する工程と、第1の絶縁層上に少なくとも1箇所を
外周囲導電部と電気的に接続された厚さが比較的薄い第
1のコイルを形成する工程と、第1のコイルの間隙に無
機又は有機からなる第2の絶縁層を形成する工程と、第
2の絶縁層をマスクとして第1のコイル上に厚さが比較
的厚い第2のコイルをめっきにより形成する工程を備え
たことを特徴とする薄膜磁気ヘッドのコイル形成方法。 - 【請求項2】 第1のコイルと外周囲導電部との電気的
接続を予め第1の絶縁層の下部に設けられた導体を介し
て行うことを特徴とする請求項1記載の薄膜磁気ヘッド
のコイル形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32788892A JPH06176318A (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 薄膜磁気ヘッドのコイル形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32788892A JPH06176318A (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 薄膜磁気ヘッドのコイル形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06176318A true JPH06176318A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18204106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32788892A Pending JPH06176318A (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 薄膜磁気ヘッドのコイル形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06176318A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06309623A (ja) * | 1993-04-28 | 1994-11-04 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
| US6483665B1 (en) | 1998-12-08 | 2002-11-19 | Tdk Corporation | Thin film magnetic head and method of manufacturing same |
| US6721130B2 (en) * | 2000-10-16 | 2004-04-13 | Alps Electric Co., Ltd. | Thin-film magnetic head having thin coil-layer and method for manufacturing the thin-film magnetic head |
| US7002776B2 (en) | 1999-12-06 | 2006-02-21 | Tdk Corporation | Thin film magnetic head and method of manufacturing same |
-
1992
- 1992-12-08 JP JP32788892A patent/JPH06176318A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06309623A (ja) * | 1993-04-28 | 1994-11-04 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
| US6483665B1 (en) | 1998-12-08 | 2002-11-19 | Tdk Corporation | Thin film magnetic head and method of manufacturing same |
| US7002776B2 (en) | 1999-12-06 | 2006-02-21 | Tdk Corporation | Thin film magnetic head and method of manufacturing same |
| US6721130B2 (en) * | 2000-10-16 | 2004-04-13 | Alps Electric Co., Ltd. | Thin-film magnetic head having thin coil-layer and method for manufacturing the thin-film magnetic head |
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