JPH06181771A - 新規なヒトi型インターフェロン - Google Patents
新規なヒトi型インターフェロンInfo
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- JPH06181771A JPH06181771A JP5212933A JP21293393A JPH06181771A JP H06181771 A JPH06181771 A JP H06181771A JP 5212933 A JP5212933 A JP 5212933A JP 21293393 A JP21293393 A JP 21293393A JP H06181771 A JPH06181771 A JP H06181771A
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- Japan
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- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N15/00—Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
- C12N15/09—Recombinant DNA-technology
- C12N15/11—DNA or RNA fragments; Modified forms thereof; Non-coding nucleic acids having a biological activity
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/52—Cytokines; Lymphokines; Interferons
- C07K14/555—Interferons [IFN]
- C07K14/56—IFN-alpha
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/12—Antivirals
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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- C07K14/555—Interferons [IFN]
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- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
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- C12N15/09—Recombinant DNA-technology
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 本発明は、新規なI型インターフェロン、及
びそのN−グリコシル化誘導体を提供すること。 【構成】 完全に精製されたグリコシル化された、また
はグリコシル化されていないアミノ酸168〜174個
インターフェロン、及びそれらを含有する医薬組成物。
びそのN−グリコシル化誘導体を提供すること。 【構成】 完全に精製されたグリコシル化された、また
はグリコシル化されていないアミノ酸168〜174個
インターフェロン、及びそれらを含有する医薬組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なI型インターフ
ェロンおよびこれを含有する医薬組成物に関する。
ェロンおよびこれを含有する医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】インターフェロンは、一部は重複し、一
部は分岐した生物学的活性によって特徴づけられるヒト
細胞における内因性のいくつかの蛋白質につけられた造
語である。これらの蛋白質は生体の免疫応答を修飾し、
ウイルスにする防御に寄与するものと考えられている。
たとえば、インターフェロンは大きく3種に、すなわち
α,βおよびγ−インターフェロンに分類されている。
また、インターフェロンは、2種の型、すなわちI型イ
ンターフェロンおよびII型インターフェロンにも分類
される。
部は分岐した生物学的活性によって特徴づけられるヒト
細胞における内因性のいくつかの蛋白質につけられた造
語である。これらの蛋白質は生体の免疫応答を修飾し、
ウイルスにする防御に寄与するものと考えられている。
たとえば、インターフェロンは大きく3種に、すなわち
α,βおよびγ−インターフェロンに分類されている。
また、インターフェロンは、2種の型、すなわちI型イ
ンターフェロンおよびII型インターフェロンにも分類
される。
【0003】I型インターフェロンはさらに、α−イン
ターフェロンおよびβ−インターフェロンに分類され
る。これらは、共通の先駆蛋白質に由来するものと思わ
れる。一方、II型インターフェロンはγ−インターフ
ェロンと命名され、I型インターフェロンとは無関係で
ある。
ターフェロンおよびβ−インターフェロンに分類され
る。これらは、共通の先駆蛋白質に由来するものと思わ
れる。一方、II型インターフェロンはγ−インターフ
ェロンと命名され、I型インターフェロンとは無関係で
ある。
【0004】βおよびγ−インターフェロンはヒトでは
ただひとつの亜種が知られている〔たとえば、オーノほ
か(Ohno et al):プロシーディングズ・オ
ブ・ナショナル・アカデミー・サイエンシス(Pro
c.Natl.Acad.Sci.)、第78巻、53
05〜5309(1981);グレーほか(Graye
t al):ネイチャー(Nature)、第295
巻、503〜508(1982);タヤほか(Taya
et al):イーエムビーオー・ジャーナル(EM
BO Journal)、1/8、953〜958(1
982)参照〕。
ただひとつの亜種が知られている〔たとえば、オーノほ
か(Ohno et al):プロシーディングズ・オ
ブ・ナショナル・アカデミー・サイエンシス(Pro
c.Natl.Acad.Sci.)、第78巻、53
05〜5309(1981);グレーほか(Graye
t al):ネイチャー(Nature)、第295
巻、503〜508(1982);タヤほか(Taya
et al):イーエムビーオー・ジャーナル(EM
BO Journal)、1/8、953〜958(1
982)参照〕。
【0005】一方、α−インターフェロンについては数
種の亜種が記載されている〔たとえば、フィロソフィカ
ル・トランスアクションズ・オブ・ザ・ロイアル・ソサ
イアティー・オブ・ロンドン(Phil.Trans.
R.Soc.Lond.)、第299巻、7〜28(1
982)参照〕。成熟α−インターフェロンは各亜種間
の最大分岐23%、アミノ酸長約166個であることが
明らかにされている。異常に高い分子量〔SDSポリア
クリルアミドゲル電気泳動により26,000:ゴーレ
ン(Goren,P.)ほか:バイロロジー(Viro
logy)、第130巻、273〜280(198
3)〕をもつα−インターフェロンも報告されている。
このインターフェロンはIFN−α26Kと呼ばれてい
て、特異的な抗ウイルスおよび抗細胞活性はこれまで知
られているもののうち最高である。
種の亜種が記載されている〔たとえば、フィロソフィカ
ル・トランスアクションズ・オブ・ザ・ロイアル・ソサ
イアティー・オブ・ロンドン(Phil.Trans.
R.Soc.Lond.)、第299巻、7〜28(1
982)参照〕。成熟α−インターフェロンは各亜種間
の最大分岐23%、アミノ酸長約166個であることが
明らかにされている。異常に高い分子量〔SDSポリア
クリルアミドゲル電気泳動により26,000:ゴーレ
ン(Goren,P.)ほか:バイロロジー(Viro
logy)、第130巻、273〜280(198
3)〕をもつα−インターフェロンも報告されている。
このインターフェロンはIFN−α26Kと呼ばれてい
て、特異的な抗ウイルスおよび抗細胞活性はこれまで知
られているもののうち最高である。
【0006】現在まで知られているインターフェロンは
各種の疾患に対して有効なものと考えられているが、多
くの他疾患ではほとんどあるいは全く効果がみられない
〔たとえばポーレッジ(Powledge):バイオテ
クノロジー(Bio/Technology)、198
4年3月、215〜228頁、インターフェロン・オン
・トライアル(Interferon on Tria
l)参照〕。
各種の疾患に対して有効なものと考えられているが、多
くの他疾患ではほとんどあるいは全く効果がみられない
〔たとえばポーレッジ(Powledge):バイオテ
クノロジー(Bio/Technology)、198
4年3月、215〜228頁、インターフェロン・オン
・トライアル(Interferon on Tria
l)参照〕。
【0007】インターフェロンはまた、副作用に難点が
ある。たとえば、第1相試験に基づいて安全性が確信さ
れていた組換えα−インターフェロンの抗癌性に対する
臨床試験では、約5000万単位の用量で、たとえば、
急性の錯乱状態、手足が動かなくなる関節痛、ひどい疲
労および食欲不振、失見当識、けいれんおよび肝毒性の
随伴が認められた。
ある。たとえば、第1相試験に基づいて安全性が確信さ
れていた組換えα−インターフェロンの抗癌性に対する
臨床試験では、約5000万単位の用量で、たとえば、
急性の錯乱状態、手足が動かなくなる関節痛、ひどい疲
労および食欲不振、失見当識、けいれんおよび肝毒性の
随伴が認められた。
【0008】1982年にフランス政府は、インターフ
ェロン服薬中の癌患者に致命的な心臓発作がみられたの
ち、臨験の中止を指示した。最近の米国における臨床試
験でも少なくとも2例の心臓に対する副作用による死亡
例が報告されている。少なくとも一部の副作用、たとえ
ば発熱、倦怠は、インターフェロン分子自体に固有のも
ので、混入した不純物によるものではないことが次第に
明らかになってきた。
ェロン服薬中の癌患者に致命的な心臓発作がみられたの
ち、臨験の中止を指示した。最近の米国における臨床試
験でも少なくとも2例の心臓に対する副作用による死亡
例が報告されている。少なくとも一部の副作用、たとえ
ば発熱、倦怠は、インターフェロン分子自体に固有のも
ので、混入した不純物によるものではないことが次第に
明らかになってきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】インターフェロンに対
する大きな期待と、副作用を減弱させたさらに新しいイ
ンターフェロン様分子の発見に対する願望から、本発明
者らはそのような新規物質の探索および製造に着手し
た。
する大きな期待と、副作用を減弱させたさらに新しいイ
ンターフェロン様分子の発見に対する願望から、本発明
者らはそのような新規物質の探索および製造に着手し
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、リーダーペプ
チドを含有してもよいある種の新規I型インターフェロ
ン、およびそのN−グリコシル化誘導体(本明細書にお
いてはω−インターフェロンまたはIFN−ωと呼ぶ)
であって、アミノ酸168〜174個、好ましくは17
2個を含有し、これまで公知のα−インターフェロン亜
種に比べて分岐30〜50%、好ましくは40〜48
%、β−インターフェロンに比べて分岐約70%であ
り、一方、α−インターフェロンと類似の有効性を示す
がこれらの分子の公知の治療上の多くの欠点を示さない
新規インターフェロンを提供するものである。
チドを含有してもよいある種の新規I型インターフェロ
ン、およびそのN−グリコシル化誘導体(本明細書にお
いてはω−インターフェロンまたはIFN−ωと呼ぶ)
であって、アミノ酸168〜174個、好ましくは17
2個を含有し、これまで公知のα−インターフェロン亜
種に比べて分岐30〜50%、好ましくは40〜48
%、β−インターフェロンに比べて分岐約70%であ
り、一方、α−インターフェロンと類似の有効性を示す
がこれらの分子の公知の治療上の多くの欠点を示さない
新規インターフェロンを提供するものである。
【0011】すなわち、本発明は、完全に精製されたグ
リコシル化されていない、またはグリコシル化された新
規インターフェロン、それをコードする遺伝子配列、な
らびにその配列を含有する組換え分子に関するものであ
り、およびまた上述の遺伝子配列を含有する発現ビーク
ル、たとえばプラスミド、ならびに発酵または組織培養
法によりこの新規インターフェロンを産生できる各種宿
主、たとえば微生物または組織培養宿主に関するもので
ある。
リコシル化されていない、またはグリコシル化された新
規インターフェロン、それをコードする遺伝子配列、な
らびにその配列を含有する組換え分子に関するものであ
り、およびまた上述の遺伝子配列を含有する発現ビーク
ル、たとえばプラスミド、ならびに発酵または組織培養
法によりこの新規インターフェロンを産生できる各種宿
主、たとえば微生物または組織培養宿主に関するもので
ある。
【0012】好ましい態様においては、本発明は、以下
の式を有するω−インターフェロンおよび相当する遺伝
子配列を提供する:
の式を有するω−インターフェロンおよび相当する遺伝
子配列を提供する:
【0013】
【化4】
【0014】111番目の配列GGG(Glyをコード
する)はGAG(gluをコードする)に置換すること
もできる。好ましい分子としては、78番目のアミノ酸
がN−グルコシル化されている誘導体も包含される。上
述の2種のω−インターフェロンは、たとえば下記式で
示されるリーダーペプチドを含有していてもよい:
する)はGAG(gluをコードする)に置換すること
もできる。好ましい分子としては、78番目のアミノ酸
がN−グルコシル化されている誘導体も包含される。上
述の2種のω−インターフェロンは、たとえば下記式で
示されるリーダーペプチドを含有していてもよい:
【0015】
【化5】 Met Ala Leu Leu Phe Pro Leu Leu Ala Ala Leu Val Met Thr Ser Tyr Ser Pro Val Gly Ser Leu Gly
【0016】本発明における新規なω−インターフェロ
ンおよびそれをコードするDNA配列は以下の方法で得
られる。ヒトB細胞リンホイド系、たとえばナマルワ細
胞〔クライン(Klein,G.)ほか:インターナシ
ョナル・ジャーナル・オブ・キャンサー(Int.J.
Cancer)、第10巻、44(1972)参照〕は
ウイルス、たとえばセンダイウイルス処置によって刺激
され、α−およびβ−インターフェロンを同時に産生す
る。この過程で、生成したmRNAをナマルワ細胞から
単離すると、次にこれはcDNA合成の鋳型として使用
できる。クローニング過程でのインターフェロン特異的
配列の収率を増大させるため、mRNAプレパレーショ
ンを庶糖濃度勾配により、各mRNA分子の長さに応じ
た領域に分離する。
ンおよびそれをコードするDNA配列は以下の方法で得
られる。ヒトB細胞リンホイド系、たとえばナマルワ細
胞〔クライン(Klein,G.)ほか:インターナシ
ョナル・ジャーナル・オブ・キャンサー(Int.J.
Cancer)、第10巻、44(1972)参照〕は
ウイルス、たとえばセンダイウイルス処置によって刺激
され、α−およびβ−インターフェロンを同時に産生す
る。この過程で、生成したmRNAをナマルワ細胞から
単離すると、次にこれはcDNA合成の鋳型として使用
できる。クローニング過程でのインターフェロン特異的
配列の収率を増大させるため、mRNAプレパレーショ
ンを庶糖濃度勾配により、各mRNA分子の長さに応じ
た領域に分離する。
【0017】12S付近(mRNAの塩基長約800〜
1,000)の領域のmRNAを集めるのが好ましい。
α−インターフェロンおよびβ−インターフェロンに特
異的なmRNAはこの領域に集まる。この勾配領域から
のmRNAを水で沈殿、溶解させ、濃縮する。cDNA
ライブラリーの調製には主として、文献公知の方法を用
いる〔たとえば、ドウワーキン−ラッスル(Dwork
in−Rastl,E.)ほか:ジャーナル・オブ・イ
ンターフェロン・リサーチ(Journal of I
nterferon Research)、2/4、5
75〜585(1982)参照〕。mRNAにはオリゴ
−dTを加えてプライマーをつける。ついで4種のデオ
キシヌクレオシドトリホスフェート(dATP,dGT
P,dCTP,dTTP)および逆転写酵素を適当な緩
衝溶液を用いて加え、45℃で1時間、cDNAを合成
させる。
1,000)の領域のmRNAを集めるのが好ましい。
α−インターフェロンおよびβ−インターフェロンに特
異的なmRNAはこの領域に集まる。この勾配領域から
のmRNAを水で沈殿、溶解させ、濃縮する。cDNA
ライブラリーの調製には主として、文献公知の方法を用
いる〔たとえば、ドウワーキン−ラッスル(Dwork
in−Rastl,E.)ほか:ジャーナル・オブ・イ
ンターフェロン・リサーチ(Journal of I
nterferon Research)、2/4、5
75〜585(1982)参照〕。mRNAにはオリゴ
−dTを加えてプライマーをつける。ついで4種のデオ
キシヌクレオシドトリホスフェート(dATP,dGT
P,dCTP,dTTP)および逆転写酵素を適当な緩
衝溶液を用いて加え、45℃で1時間、cDNAを合成
させる。
【0018】クロロホルム抽出およびゲルカラム、たと
えばセファデックス50によるクロマトグラフィーで、
cDNA/mRNAハイブリッドを精製する。アルカリ
処理(0.3M NaOH,50℃、1時間)によりR
NAを加水分解し、酢酸ナトリウム溶液によって中和し
たのちにエタノールでcDNAを沈殿させる。適当に緩
衝した溶液中、4種のデオキシヌクレオシドトリホスフ
ェートおよび大腸菌DNA−ポリメラーゼIを加えて二
重鎖合成を実施する。
えばセファデックス50によるクロマトグラフィーで、
cDNA/mRNAハイブリッドを精製する。アルカリ
処理(0.3M NaOH,50℃、1時間)によりR
NAを加水分解し、酢酸ナトリウム溶液によって中和し
たのちにエタノールでcDNAを沈殿させる。適当に緩
衝した溶液中、4種のデオキシヌクレオシドトリホスフ
ェートおよび大腸菌DNA−ポリメラーゼIを加えて二
重鎖合成を実施する。
【0019】この間、cDNAはその3′末端における
ヘアピン構造の生成により、鋳型としてと同時にプライ
マーとしても使用する(15℃、6時間)〔エフトラテ
ィアディス(Eftratiadis,A)ほか:セル
(Cell)、第7巻、279(1976)参照〕。フ
ェノール抽出、セファデックスG50クロマトグラフィ
ーおよびエタノール沈殿後、適当な溶液中で、一重鎖に
特異的なエンドヌクレアーゼS1でDNAを処理する。
ヘアピン構造および二重鎖に変換されなかったcDNA
はすべて分解される。
ヘアピン構造の生成により、鋳型としてと同時にプライ
マーとしても使用する(15℃、6時間)〔エフトラテ
ィアディス(Eftratiadis,A)ほか:セル
(Cell)、第7巻、279(1976)参照〕。フ
ェノール抽出、セファデックスG50クロマトグラフィ
ーおよびエタノール沈殿後、適当な溶液中で、一重鎖に
特異的なエンドヌクレアーゼS1でDNAを処理する。
ヘアピン構造および二重鎖に変換されなかったcDNA
はすべて分解される。
【0020】クロロホルム抽出およびエタノール沈殿
後、二重鎖DNA(dsDNA)を庶糖濃度勾配上、大
きさによって分離する。次のクローニング工程において
は、新規インターフェロンをコードする完全な配列を含
むクローンのみが得られる確率を高めるために、600
bp以上の大きさのdsDNAのみを用いるのが好まし
い。長さ600bp以上のdsDNAをエタノール沈殿
および水への溶解により勾配から濃縮する。
後、二重鎖DNA(dsDNA)を庶糖濃度勾配上、大
きさによって分離する。次のクローニング工程において
は、新規インターフェロンをコードする完全な配列を含
むクローンのみが得られる確率を高めるために、600
bp以上の大きさのdsDNAのみを用いるのが好まし
い。長さ600bp以上のdsDNAをエタノール沈殿
および水への溶解により勾配から濃縮する。
【0021】得られたdsDNA分子の数を増加させる
ため、初めに、dsDNAを適当なベクター中に置き、
ついでバクテリア、大腸菌内に導入する。使用するベク
ターとしてはプラスミドpBR322〔ボリバー(Bo
livar,F)ほか:ジーン(Gene)、第2巻、
95(1977)〕が好ましい。このプラスミドは主と
して、レプリコンと2種の選択マーカーを含んでいる。
これは宿主に、抗生物質アンピシリンおよびテトラサイ
クリンに対する抵抗性(Apr ,Tcr )を付与する。
β−ラクタマーゼに対する遺伝子(Apr )は制限酵素
PstIに対する認識配列を含んでいる。したがって、
pBR322はPstIで切断できる。
ため、初めに、dsDNAを適当なベクター中に置き、
ついでバクテリア、大腸菌内に導入する。使用するベク
ターとしてはプラスミドpBR322〔ボリバー(Bo
livar,F)ほか:ジーン(Gene)、第2巻、
95(1977)〕が好ましい。このプラスミドは主と
して、レプリコンと2種の選択マーカーを含んでいる。
これは宿主に、抗生物質アンピシリンおよびテトラサイ
クリンに対する抵抗性(Apr ,Tcr )を付与する。
β−ラクタマーゼに対する遺伝子(Apr )は制限酵素
PstIに対する認識配列を含んでいる。したがって、
pBR322はPstIで切断できる。
【0022】重複3′末端は、適当に緩衝化した溶液
中、あらかじめ混合した量のdGTPとともに、末端デ
オキシヌクレオチドトランスフェラーゼ(TdT)によ
り延長される。同時に、dsDNAは、3′末端でdC
TPを用い、酵素TdTにより同様に延長される。プラ
スミドとdsDNAのホモポリマー末端は相補性で、両
者を適当な濃度比により、適当な塩、緩衝液および温度
条件下に混合すれば、ハイブリダイゼーションが起こる
〔ネルソン(Nelson,T)ほか:メソッズ・イン
・エンザイモロジー(Methods in Enzy
morogy)、第68巻、41〜50(198
0)〕。
中、あらかじめ混合した量のdGTPとともに、末端デ
オキシヌクレオチドトランスフェラーゼ(TdT)によ
り延長される。同時に、dsDNAは、3′末端でdC
TPを用い、酵素TdTにより同様に延長される。プラ
スミドとdsDNAのホモポリマー末端は相補性で、両
者を適当な濃度比により、適当な塩、緩衝液および温度
条件下に混合すれば、ハイブリダイゼーションが起こる
〔ネルソン(Nelson,T)ほか:メソッズ・イン
・エンザイモロジー(Methods in Enzy
morogy)、第68巻、41〜50(198
0)〕。
【0023】大腸菌HB101株〔遺伝子型F−、hs
ds20(r−B,m−B)recA13、ara−1
4、pro A2、lac Y1、gal K2、rp
sL20(smr)、xyl−5、mtl−1、sup
E44、lambda−)は、CaCl2 溶液での洗
浄により、組換えベクター−dsDNA分子での形質転
換に備える。コンピーテントな大腸菌HB101をDN
Aと混合し、0℃でインキュベーション後、かくして得
られたプラスミドDNAに42℃で2分間熱ショックを
与え、形質転換を行う〔ダガート(Dagert,
M.)ほか:ジーン(Gene)、第6巻、23〜28
(1979)〕。
ds20(r−B,m−B)recA13、ara−1
4、pro A2、lac Y1、gal K2、rp
sL20(smr)、xyl−5、mtl−1、sup
E44、lambda−)は、CaCl2 溶液での洗
浄により、組換えベクター−dsDNA分子での形質転
換に備える。コンピーテントな大腸菌HB101をDN
Aと混合し、0℃でインキュベーション後、かくして得
られたプラスミドDNAに42℃で2分間熱ショックを
与え、形質転換を行う〔ダガート(Dagert,
M.)ほか:ジーン(Gene)、第6巻、23〜28
(1979)〕。
【0024】形質転換されたバクテリアを次に、テトラ
サイクリン含有プレート上にひろげる(10μg/m
l)。ベクターないしは組換えキャリアー分子(T
cr )を受けた大腸菌HB101のみが、この寒天上で
生育できる。β−ラクタマーゼ遺伝子へのdsDNAの
導入によりβ−ラクタマーゼに関する情報は破壊される
ので、組換えベクター−dsDNA分子は宿主に、遺伝
子型Aps Tcr を与える。
サイクリン含有プレート上にひろげる(10μg/m
l)。ベクターないしは組換えキャリアー分子(T
cr )を受けた大腸菌HB101のみが、この寒天上で
生育できる。β−ラクタマーゼ遺伝子へのdsDNAの
導入によりβ−ラクタマーゼに関する情報は破壊される
ので、組換えベクター−dsDNA分子は宿主に、遺伝
子型Aps Tcr を与える。
【0025】クローンを次に50μg/mlのアンピシ
リンを含む寒天板に移す。約3%のみが生育し、これは
クローンの97%にdsDNA分子が挿入されたことを
意味する。0.5μgのdsDNAから出発して30,
000以上のクローンが得られた。この28,600の
クローンを別々に、栄養培地、10μg/mlのテトラ
サイクリンおよびグリセリンを含むマイクロタイター板
のカップに移した。クローンが生育したのち、プレート
を−70℃に保持して貯蔵した(cDNAライブラリ
ー)。
リンを含む寒天板に移す。約3%のみが生育し、これは
クローンの97%にdsDNA分子が挿入されたことを
意味する。0.5μgのdsDNAから出発して30,
000以上のクローンが得られた。この28,600の
クローンを別々に、栄養培地、10μg/mlのテトラ
サイクリンおよびグリセリンを含むマイクロタイター板
のカップに移した。クローンが生育したのち、プレート
を−70℃に保持して貯蔵した(cDNAライブラリ
ー)。
【0026】新規なインターフェロン遺伝子含有クロー
ンについてcDNAライブラリーを検索するため、解凍
したのちクローンをニトロセルロースフィルターに移
す。このフィルターをテトラサイクリン含有栄養寒天培
地上に置く。バクテリアのコロニーを生育させたのち、
バクテリアのDNAをフィルター上に固定した。
ンについてcDNAライブラリーを検索するため、解凍
したのちクローンをニトロセルロースフィルターに移
す。このフィルターをテトラサイクリン含有栄養寒天培
地上に置く。バクテリアのコロニーを生育させたのち、
バクテリアのDNAをフィルター上に固定した。
【0027】プローブとしては、IFN−α2−Arg
の遺伝子を含むクローンpER33のインサートを有利
に使用できる〔ラッスル(Rastl,E)ほか:ジー
ン(Gene)、第21巻、237〜248(198
3)ヨーロッパ特許出願第0,115,613号参照〕
ニックトランスレーションにより、DNA−ポリメラー
ゼI、dATP、dGTP、dTTPおよびα−32P−
dCTPを用い、DNAのこの部分を放射能により標識
する。ニトロセルロースフィルターは最初、放射性サン
プルを加えないで、緩和ハイブリダイゼーション条件下
に前処理し、ついで放射性サンプルを加えて16時間ハ
イブリダイズする。ついでフィルターを同様に、緩和条
件下に洗浄する。
の遺伝子を含むクローンpER33のインサートを有利
に使用できる〔ラッスル(Rastl,E)ほか:ジー
ン(Gene)、第21巻、237〜248(198
3)ヨーロッパ特許出願第0,115,613号参照〕
ニックトランスレーションにより、DNA−ポリメラー
ゼI、dATP、dGTP、dTTPおよびα−32P−
dCTPを用い、DNAのこの部分を放射能により標識
する。ニトロセルロースフィルターは最初、放射性サン
プルを加えないで、緩和ハイブリダイゼーション条件下
に前処理し、ついで放射性サンプルを加えて16時間ハ
イブリダイズする。ついでフィルターを同様に、緩和条
件下に洗浄する。
【0028】この緊縮性の低いハイブリダイゼーション
および洗浄により、インターフェロンα2−Argを含
むクローンのみでなく、これまで知られているα−イン
ターフェロンとはかなり異なる配列を有するインターフ
ェロンを含む他のクローンも得られる。乾燥後、フィル
ターをX線フィルムに暴露する。背景レベルより明らか
に高い黒化効果はインターフェロン特異性配列をもつク
ローンの存在を示す。
および洗浄により、インターフェロンα2−Argを含
むクローンのみでなく、これまで知られているα−イン
ターフェロンとはかなり異なる配列を有するインターフ
ェロンを含む他のクローンも得られる。乾燥後、フィル
ターをX線フィルムに暴露する。背景レベルより明らか
に高い黒化効果はインターフェロン特異性配列をもつク
ローンの存在を示す。
【0029】放射能シグナルは質的に一定しないので、
陽性のクローンまたは陽性結果が疑われるような反応を
示すクローンを小規模に培養する。プラスミドDNA分
子を単離し、制限エンドヌクレアーゼPstIで消化
し、アガロースゲル上電気泳動により大きさで分離する
〔バーンボイム(Birnboim)ほか:ヌクレイッ
ク・アシッズ・リサーチ(Nucl. Asid. R
es.)、第7巻、1513(1979)〕。
陽性のクローンまたは陽性結果が疑われるような反応を
示すクローンを小規模に培養する。プラスミドDNA分
子を単離し、制限エンドヌクレアーゼPstIで消化
し、アガロースゲル上電気泳動により大きさで分離する
〔バーンボイム(Birnboim)ほか:ヌクレイッ
ク・アシッズ・リサーチ(Nucl. Asid. R
es.)、第7巻、1513(1979)〕。
【0030】アガロースゲル中のDNAを、サザーン法
によってニトロセルロースフィルターに移す〔サザーン
(Southern,E. M.):ジャーナル・オブ
・モルキュラー・バイオロジー(J. Mol. Bi
ol.)、第98巻、503〜517(1975)〕。
このフィルター中で、DNAを、放射性、IFN遺伝子
含有、変性サンプルとハイブリダイズさせる。陽性コン
トロールとしては、インターフェロンα2−Argに対
する遺伝子を含むプラスミド1F7(DSM番号236
2でDSMに寄託)を用いる。
によってニトロセルロースフィルターに移す〔サザーン
(Southern,E. M.):ジャーナル・オブ
・モルキュラー・バイオロジー(J. Mol. Bi
ol.)、第98巻、503〜517(1975)〕。
このフィルター中で、DNAを、放射性、IFN遺伝子
含有、変性サンプルとハイブリダイズさせる。陽性コン
トロールとしては、インターフェロンα2−Argに対
する遺伝子を含むプラスミド1F7(DSM番号236
2でDSMに寄託)を用いる。
【0031】オートラジオグラムから、2種のクロー
ン、E76E9およびP9A2が、非緊縮、緩和条件下
にインターフェロンα2Argの遺伝子とハイブリダイ
ズした配列を含むことが明らかであった。クローンE7
6E9およびP9A2のdsDNAインサートについて
さらに詳細を知るため、これらのクローンのプラスミド
を大規模に製造した。DNAを種々の制限エンドヌクレ
アーゼ、たとえばAluI、Sau3A、BglII、
HinfI、PstIおよびHaeIIIで消化する。
生成した断片をアガロースゲル中で分離する。相当する
サイズマーカー、たとえばpBR322の制限エンドヌ
クレアーゼ、HinfIまたはHaeIIIによる消化
で得られた断片との比較により、断片のサイズを決定で
きる。
ン、E76E9およびP9A2が、非緊縮、緩和条件下
にインターフェロンα2Argの遺伝子とハイブリダイ
ズした配列を含むことが明らかであった。クローンE7
6E9およびP9A2のdsDNAインサートについて
さらに詳細を知るため、これらのクローンのプラスミド
を大規模に製造した。DNAを種々の制限エンドヌクレ
アーゼ、たとえばAluI、Sau3A、BglII、
HinfI、PstIおよびHaeIIIで消化する。
生成した断片をアガロースゲル中で分離する。相当する
サイズマーカー、たとえばpBR322の制限エンドヌ
クレアーゼ、HinfIまたはHaeIIIによる消化
で得られた断片との比較により、断片のサイズを決定で
きる。
【0032】スミスとバーンスタイルのマッピング法に
より、これらの断片の配列を決定できる〔スミス(Sm
ith,HO)ほか:ヌクレイック・アシッズ・リサー
チ(Nucl. Acid. Res.)、第3巻、2
387〜2398(1967)〕。かくして得られた制
限酵素地図(図1および図2)から、驚くべきことに、
クローンE76E9およびP9A2のインサートはこれ
まで知られていないインターフェロン遺伝子、すなわち
ω−インターフェロン遺伝子を含むことが発見された。
より、これらの断片の配列を決定できる〔スミス(Sm
ith,HO)ほか:ヌクレイック・アシッズ・リサー
チ(Nucl. Acid. Res.)、第3巻、2
387〜2398(1967)〕。かくして得られた制
限酵素地図(図1および図2)から、驚くべきことに、
クローンE76E9およびP9A2のインサートはこれ
まで知られていないインターフェロン遺伝子、すなわち
ω−インターフェロン遺伝子を含むことが発見された。
【0033】ω−インターフェロンに関するこの情報
は、cDNAインサートを適当な制限エンドヌクレアー
ゼで消化するために利用することができる。この断片を
バクテリオファージM13mp9〔メッシング(Mes
sing,J)ほか:ジーン(Gene)、第19巻、
269〜276(1982)〕のdsDNA型(複製
型)にリゲートさせ、サンガーのジデオキシ法〔サンガ
ー(Sanger,F)ほか:プロシーディングズ・オ
ブ・ナショナルアカデミー・サイエンシズ・オブ・ユナ
イテッド・ステイツ・オブ・アメリカ(Proc. N
atl. Acad. Sci. USA)第74巻、
5463〜5467(1977)〕を用いて配列を決定
する。組換えファージの一重鎖DNAを単離する。
は、cDNAインサートを適当な制限エンドヌクレアー
ゼで消化するために利用することができる。この断片を
バクテリオファージM13mp9〔メッシング(Mes
sing,J)ほか:ジーン(Gene)、第19巻、
269〜276(1982)〕のdsDNA型(複製
型)にリゲートさせ、サンガーのジデオキシ法〔サンガ
ー(Sanger,F)ほか:プロシーディングズ・オ
ブ・ナショナルアカデミー・サイエンシズ・オブ・ユナ
イテッド・ステイツ・オブ・アメリカ(Proc. N
atl. Acad. Sci. USA)第74巻、
5463〜5467(1977)〕を用いて配列を決定
する。組換えファージの一重鎖DNAを単離する。
【0034】合成オリゴマーの結合後、4種の別個のプ
レパレーションについて、大腸菌からのDNA−ポリメ
ラーゼの大断片(クレノウ断片)を用いて第二鎖合成を
行う。4個の部分反応のそれぞれに、4種のジデオキシ
ヌクレオシドトリホスフェート(ddATP、ddGT
P、ddCTP、ddTTP)の1種を加える。これに
より、特定のジデオキシヌクレオシドトリホスフェート
に関して相補性の塩基が鋳型DNA中にたまたま生じた
場所で、統計的に分布した鎖の切断が起こる。放射標識
dATPも使用する。合成反応を停止させたのち、生成
物を変性させ、単一鎖DNA断片を変性ポリアクリルア
ミドゲル中、大きさにより分離する〔サンガー(San
ger,F)ほか:エフイービーエス・レターズ(FE
BS Lett.)、第87巻、107〜111(19
78)〕。
レパレーションについて、大腸菌からのDNA−ポリメ
ラーゼの大断片(クレノウ断片)を用いて第二鎖合成を
行う。4個の部分反応のそれぞれに、4種のジデオキシ
ヌクレオシドトリホスフェート(ddATP、ddGT
P、ddCTP、ddTTP)の1種を加える。これに
より、特定のジデオキシヌクレオシドトリホスフェート
に関して相補性の塩基が鋳型DNA中にたまたま生じた
場所で、統計的に分布した鎖の切断が起こる。放射標識
dATPも使用する。合成反応を停止させたのち、生成
物を変性させ、単一鎖DNA断片を変性ポリアクリルア
ミドゲル中、大きさにより分離する〔サンガー(San
ger,F)ほか:エフイービーエス・レターズ(FE
BS Lett.)、第87巻、107〜111(19
78)〕。
【0035】このゲルを次にX線フィルムに暴露する。
このオートラジオグラムから、組換えM13ファージの
DNA配列を読みとることができる。各種組換えファー
ジのインサートの配列は適当なコンピュータプログラム
によって解析処理する〔ステイドン(Staden,
R):ヌクレイック・アシッズ・リサーチ(Nucl.
Acid. Res.)、第10巻、4731〜475
1(1982)〕。
このオートラジオグラムから、組換えM13ファージの
DNA配列を読みとることができる。各種組換えファー
ジのインサートの配列は適当なコンピュータプログラム
によって解析処理する〔ステイドン(Staden,
R):ヌクレイック・アシッズ・リサーチ(Nucl.
Acid. Res.)、第10巻、4731〜475
1(1982)〕。
【0036】図1および図2には配列決定の方法を示
す。図3はクローンP9A2のインサートのDNA配列
を、図4はクローンE76E9のインサートのDNA配
列を示す。非暗号DNA鎖は5′→3′の方向にそれか
ら誘導されるアミノ酸配列とともに示す。
す。図3はクローンP9A2のインサートのDNA配列
を、図4はクローンE76E9のインサートのDNA配
列を示す。非暗号DNA鎖は5′→3′の方向にそれか
ら誘導されるアミノ酸配列とともに示す。
【0037】ω(Glu)−インターフェロンに関する
クローンE76E9の単離DNAは塩基対長858で
3′非翻訳領域を有する。成熟ω(Glu)−インター
フェロンをコードする領域はヌクレオチド9からヌクレ
オチド524までである。ω(Gly)−インターフェ
ロンに対するクローンP9A2の単離cDNAは塩基対
長877、成熟ω−インターフェロンをコードする配列
はヌクレオチド8からヌクレオチド523までである。
P9A2の場合、3′非翻訳領域はポリAセグメントま
でである。
クローンE76E9の単離DNAは塩基対長858で
3′非翻訳領域を有する。成熟ω(Glu)−インター
フェロンをコードする領域はヌクレオチド9からヌクレ
オチド524までである。ω(Gly)−インターフェ
ロンに対するクローンP9A2の単離cDNAは塩基対
長877、成熟ω−インターフェロンをコードする配列
はヌクレオチド8からヌクレオチド523までである。
P9A2の場合、3′非翻訳領域はポリAセグメントま
でである。
【0038】成熟ω−インターフェロンをコードするD
NA配列はクローンE76E9およびP9A2中に完全
に含有される。成熟ω(Glu)−およびω(Gly)
−インターフェロンのN末端はいずれもアミノ酸、シス
テイン−アスパラギン酸−ロイシンで始まる。全く驚く
べきことに、上述の2種の成熟ω−インターフェロンは
アミノ酸長172で、これは他の公知のインターフェロ
ンの長さ、すなわちα−インターフェロンのアミノ酸長
166(または165)と異なっている。また驚くべき
ことに、2種のω−インターフェロンは78番目のアミ
ノ酸(アスパラギン−メチオニン−スレオニン)がN−
グリコシル化されている。
NA配列はクローンE76E9およびP9A2中に完全
に含有される。成熟ω(Glu)−およびω(Gly)
−インターフェロンのN末端はいずれもアミノ酸、シス
テイン−アスパラギン酸−ロイシンで始まる。全く驚く
べきことに、上述の2種の成熟ω−インターフェロンは
アミノ酸長172で、これは他の公知のインターフェロ
ンの長さ、すなわちα−インターフェロンのアミノ酸長
166(または165)と異なっている。また驚くべき
ことに、2種のω−インターフェロンは78番目のアミ
ノ酸(アスパラギン−メチオニン−スレオニン)がN−
グリコシル化されている。
【0039】クローンE76E9とP9A2のDNAを
比較すると1ヶ所だけ相違がある。111番目のアミノ
酸をコードするクローンE76E9のトリプレットはG
AGでグルタミン酸をコードする。このトリプレットは
クローンP9A2ではGGGでグリシンをコードする。
したがって、2種のω−インターフェロン蛋白質はアミ
ノ酸1個がたがいに相違し、以下ω(Glu)−インタ
ーフェロン(76E9)およびω(Gly)−インター
フェロン(P9A2)と呼ぶ。2種のω−インターフェ
ロンを従来公知のヒトα−インターフェロン亜種と比較
すると次のとおりである。
比較すると1ヶ所だけ相違がある。111番目のアミノ
酸をコードするクローンE76E9のトリプレットはG
AGでグルタミン酸をコードする。このトリプレットは
クローンP9A2ではGGGでグリシンをコードする。
したがって、2種のω−インターフェロン蛋白質はアミ
ノ酸1個がたがいに相違し、以下ω(Glu)−インタ
ーフェロン(76E9)およびω(Gly)−インター
フェロン(P9A2)と呼ぶ。2種のω−インターフェ
ロンを従来公知のヒトα−インターフェロン亜種と比較
すると次のとおりである。
【0040】
【表1】 ────────────────────────────────── ω α ────────────────────────────────── 蛋白質のアミノ酸の長さ 172 166* N−グリコシル化位置 78 − ** ──────────────────────────────────
【0041】* インターフェロンαAは165個しか
アミノ酸をもたない。** インターフェロンαHは75の位置がグリコシル化
されている場合がある。〔ゲーデル(Goeddel,
D)ほか:ネイチャー(Nature)、第290巻、
20〜26(1981)〕。
アミノ酸をもたない。** インターフェロンαHは75の位置がグリコシル化
されている場合がある。〔ゲーデル(Goeddel,
D)ほか:ネイチャー(Nature)、第290巻、
20〜26(1981)〕。
【0042】プラスミドE76E9をもつ大腸菌HB1
01およびプラスミドP9A2をもつ大腸菌HB101
ドイツ微生物寄託機関(German Collect
ion for Microorganisms,DS
M,ゲッティンゲン)にそれぞれDSM3003および
DSM3004の番号で1984年4月3日寄託され
た。
01およびプラスミドP9A2をもつ大腸菌HB101
ドイツ微生物寄託機関(German Collect
ion for Microorganisms,DS
M,ゲッティンゲン)にそれぞれDSM3003および
DSM3004の番号で1984年4月3日寄託され
た。
【0043】新しく発見されたクローンがインターフェ
ロン様の活性を産生することを証明するため、クローン
E76E9を培養し、たとえばバクテリアの分解物を蓄
積させ、ついでプラーク減少試験を行う。期待どおり、
バクテリアはインターフェロン様活性を産生した(例3
参照)。さらに、2種の新たに発見されたインターフェ
ロンが新しいインターフェロン族に属するものであるこ
とを証明するため、ナマルワ細胞からすべてのDNAを
単離し、各種の制限エンドヌクレアーゼで消化させた。
ロン様の活性を産生することを証明するため、クローン
E76E9を培養し、たとえばバクテリアの分解物を蓄
積させ、ついでプラーク減少試験を行う。期待どおり、
バクテリアはインターフェロン様活性を産生した(例3
参照)。さらに、2種の新たに発見されたインターフェ
ロンが新しいインターフェロン族に属するものであるこ
とを証明するため、ナマルワ細胞からすべてのDNAを
単離し、各種の制限エンドヌクレアーゼで消化させた。
【0044】この方法で、クローンP9A2およびE7
6E9のcDNAでコードされる遺伝子の数を知ること
ができる。この目的で、得られたDNA断片をアガロー
スゲル上でサザーン法〔サザーン(Southern)
ほか:ジャーナル・オブ・モルキュラー・バイオロジー
(J. Mol. Biol.)、第98巻、503〜
517(1975)〕を用いて分離し、ニトロセルロー
スフィルター上に置き、比較的ストリンジェントな条件
下に、放射標識したクローンP9A2の特異的DNAと
ハイブリダイズさせる。プラスミドP9A2およびpE
R33からのDNAとのハイブリダイゼーションで得ら
れた結果を図5のaに示す。
6E9のcDNAでコードされる遺伝子の数を知ること
ができる。この目的で、得られたDNA断片をアガロー
スゲル上でサザーン法〔サザーン(Southern)
ほか:ジャーナル・オブ・モルキュラー・バイオロジー
(J. Mol. Biol.)、第98巻、503〜
517(1975)〕を用いて分離し、ニトロセルロー
スフィルター上に置き、比較的ストリンジェントな条件
下に、放射標識したクローンP9A2の特異的DNAと
ハイブリダイズさせる。プラスミドP9A2およびpE
R33からのDNAとのハイブリダイゼーションで得ら
れた結果を図5のaに示す。
【0045】各レーンには、消化した各種DNAサンプ
ルを示す記号を付してある(E=EcoRI、H=Hi
ndIII、B=BamHI、S=SphI、P=Ps
tI、C=ClaI)。フィルターの左側半分はα−イ
ンターフェロン遺伝子プローブ(“A”)と、右側半分
はクローンP9A2のcDNAインサート(“O”)と
ハイブリダイズさせた。α−インターフェロン遺伝子プ
ローブまたは新規インターフェロン遺伝子プローブとハ
イブリダイズしたバンドのセットは異っている。2種の
異なるプローブの交差ハイブリダイゼーションは相当す
るレーンを調べても検出できなかった。
ルを示す記号を付してある(E=EcoRI、H=Hi
ndIII、B=BamHI、S=SphI、P=Ps
tI、C=ClaI)。フィルターの左側半分はα−イ
ンターフェロン遺伝子プローブ(“A”)と、右側半分
はクローンP9A2のcDNAインサート(“O”)と
ハイブリダイズさせた。α−インターフェロン遺伝子プ
ローブまたは新規インターフェロン遺伝子プローブとハ
イブリダイズしたバンドのセットは異っている。2種の
異なるプローブの交差ハイブリダイゼーションは相当す
るレーンを調べても検出できなかった。
【0046】図5のbにはクローンP9A2のcDNA
とハイブリダイゼーションに用いた断片とを例示する。
一部の制限酵素の認識部位を示してある(P=Pst
I、S=Sau3A、A=AluI)。プローブは3個
の可能性あるPstI断片のうち2個しか含んでいな
い。ハイブリダイゼーションパターンは、約1300塩
基体(bp)のただ1個のハイブリダイズ断片しか示さ
ず、これは相同性遺伝子に属する。120bpの小断片
はゲルの外側まで移動した。遺伝子の5′部に属するバ
ンドは、プローブがこの領域を含まないので発見できな
い。少なくとも6個の異なるバンドがPstIのレーン
中に発見できる。
とハイブリダイゼーションに用いた断片とを例示する。
一部の制限酵素の認識部位を示してある(P=Pst
I、S=Sau3A、A=AluI)。プローブは3個
の可能性あるPstI断片のうち2個しか含んでいな
い。ハイブリダイゼーションパターンは、約1300塩
基体(bp)のただ1個のハイブリダイズ断片しか示さ
ず、これは相同性遺伝子に属する。120bpの小断片
はゲルの外側まで移動した。遺伝子の5′部に属するバ
ンドは、プローブがこの領域を含まないので発見できな
い。少なくとも6個の異なるバンドがPstIのレーン
中に発見できる。
【0047】これは、新しい配列に関する他のいくつか
の遺伝子がヒトゲノム中に存在することを意味する。こ
れらの遺伝子は1個もしくは2個以上のPstI認識部
位が存在するのであれば、少なくとも、もう3個の遺伝
子が単離できるものと期待される。これらの遺伝子は、
プラスミドベクター、ファージベクターまたはコスミド
ベクター中に含まれるヒト遺伝子ライブラリーからのハ
イブリダイゼーションによって単離するのが好ましいも
のと思われる(例4e参照)。
の遺伝子がヒトゲノム中に存在することを意味する。こ
れらの遺伝子は1個もしくは2個以上のPstI認識部
位が存在するのであれば、少なくとも、もう3個の遺伝
子が単離できるものと期待される。これらの遺伝子は、
プラスミドベクター、ファージベクターまたはコスミド
ベクター中に含まれるヒト遺伝子ライブラリーからのハ
イブリダイゼーションによって単離するのが好ましいも
のと思われる(例4e参照)。
【0048】この点において、本発明によるω−インタ
ーフェロンは特に記述する2種の成熟インターフェロン
を包含するのみでなく、INF−ω活性が影響されない
で残ったこれらのポリペプチドの任意の修飾をも包含す
るということができる。これらの修飾としては、活性に
影響を与えないN末端またはC末端からの分子の短縮、
アミノ酸残基の他の残基との交換、不活性または活性の
他の分子へのこの分子の化学的または生化学的方法によ
る結合がある。後者の例としては、1種もしくは2種以
上のω−インターフェロンおよび/または公知のα−ま
たはβ−インターフェロンから調製されるハイブリッド
分子を挙げることができる。
ーフェロンは特に記述する2種の成熟インターフェロン
を包含するのみでなく、INF−ω活性が影響されない
で残ったこれらのポリペプチドの任意の修飾をも包含す
るということができる。これらの修飾としては、活性に
影響を与えないN末端またはC末端からの分子の短縮、
アミノ酸残基の他の残基との交換、不活性または活性の
他の分子へのこの分子の化学的または生化学的方法によ
る結合がある。後者の例としては、1種もしくは2種以
上のω−インターフェロンおよび/または公知のα−ま
たはβ−インターフェロンから調製されるハイブリッド
分子を挙げることができる。
【0049】新規なインターフェロン、とくにω(Gl
y)−およびω(Glu)−インターフェロンのアミノ
酸およびヌクレオチド配列と、すでに報告されているα
−インターフェロンおよびβ−インターフェロンのアミ
ノ酸およびヌクレオチド配列〔ワイスマン(Weiss
mann,C)ほか:フィロソフィカル・トランスアク
ションズ・オブ・ザ・ロイヤル・ソサイアティ・オブ・
ロンドン(Phil.Trans. R. Soc.
Lond.)、第299巻、7〜28(1982);ウ
ルリッチ(Ullrich,A)ほか:ジャーナル・オ
ブ・モルキュラー・バイオロジー(J. Mol. B
iol.)、第156巻、467〜486(198
2);タニグチ(Taniguchi,T)ほか:プロ
シーディングズ・オブ・ナショナル・アカデミー・サイ
エンシズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・
アメリカ(Proc. Natl. Acad. Sc
i.)、第77巻、4003〜4006(1980);
トコドロ(Tokodoro,K)ほか:イーエムビー
オー・ジャーナル(EMBO J)、第3巻、669〜
670(1984)〕との差を比較できるように、相当
する配列が対になるように配置し、各位置での差を数え
る。
y)−およびω(Glu)−インターフェロンのアミノ
酸およびヌクレオチド配列と、すでに報告されているα
−インターフェロンおよびβ−インターフェロンのアミ
ノ酸およびヌクレオチド配列〔ワイスマン(Weiss
mann,C)ほか:フィロソフィカル・トランスアク
ションズ・オブ・ザ・ロイヤル・ソサイアティ・オブ・
ロンドン(Phil.Trans. R. Soc.
Lond.)、第299巻、7〜28(1982);ウ
ルリッチ(Ullrich,A)ほか:ジャーナル・オ
ブ・モルキュラー・バイオロジー(J. Mol. B
iol.)、第156巻、467〜486(198
2);タニグチ(Taniguchi,T)ほか:プロ
シーディングズ・オブ・ナショナル・アカデミー・サイ
エンシズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・
アメリカ(Proc. Natl. Acad. Sc
i.)、第77巻、4003〜4006(1980);
トコドロ(Tokodoro,K)ほか:イーエムビー
オー・ジャーナル(EMBO J)、第3巻、669〜
670(1984)〕との差を比較できるように、相当
する配列が対になるように配置し、各位置での差を数え
る。
【0050】図7に示す結果は、クローンP9A2およ
びE76E9のDNA配列はI型インターフェロン(た
とえばαおよびβ−インターフェロン)の配列と関係が
あることを示している。また、各α−インターフェロン
と新規な配列との間のアミノ酸配列の差は41.6%以
上、47.0%以下であることも明らかである。新規な
両配列および各α−インターフェロンの配列と、β−イ
ンターフェロンの配列との間の差は約70%のオーダー
である。
びE76E9のDNA配列はI型インターフェロン(た
とえばαおよびβ−インターフェロン)の配列と関係が
あることを示している。また、各α−インターフェロン
と新規な配列との間のアミノ酸配列の差は41.6%以
上、47.0%以下であることも明らかである。新規な
両配列および各α−インターフェロンの配列と、β−イ
ンターフェロンの配列との間の差は約70%のオーダー
である。
【0051】関係遺伝子の全セットの存在を示した例4
の結果を考慮し、またインターフェロンの命名法につい
ての提案〔ビルセック(Vilceck J)ほか:ジ
ャーナル・オブ・ゼネラル・バイロロジー(J. Ge
n. Virol.)、第65巻、669〜670(1
984)〕を考慮し、クローンP9A2およびE76E
9のcDNAインサートが、インターフェロン−ωと呼
ぶことにする新しいI型インターフェロン群をコードす
るものと考える。
の結果を考慮し、またインターフェロンの命名法につい
ての提案〔ビルセック(Vilceck J)ほか:ジ
ャーナル・オブ・ゼネラル・バイロロジー(J. Ge
n. Virol.)、第65巻、669〜670(1
984)〕を考慮し、クローンP9A2およびE76E
9のcDNAインサートが、インターフェロン−ωと呼
ぶことにする新しいI型インターフェロン群をコードす
るものと考える。
【0052】また、ω−インターフェロン遺伝子の発現
はI型インターフェロンの場合と同様に起こることも明
らかである。α−およびω−インターフェロンの多重遺
伝子族の各メンバーのS1マッピング法〔バーク(Be
rk,AJ)ほか:セル(Cell)第12巻、721
(1977)〕に基づく転写を検討し(例7参照)、ω
−1−mRNAの発現はウイルス誘発性であることが明
らかである。この種の遺伝子族の転写産物は約1,00
0個の塩基からわずか数個が異なるのみであるから、各
種IFNのmRNAを識別するためにはハイブリダイゼ
ーションだけでは充分に鋭敏な識別基準とはいえない。
はI型インターフェロンの場合と同様に起こることも明
らかである。α−およびω−インターフェロンの多重遺
伝子族の各メンバーのS1マッピング法〔バーク(Be
rk,AJ)ほか:セル(Cell)第12巻、721
(1977)〕に基づく転写を検討し(例7参照)、ω
−1−mRNAの発現はウイルス誘発性であることが明
らかである。この種の遺伝子族の転写産物は約1,00
0個の塩基からわずか数個が異なるのみであるから、各
種IFNのmRNAを識別するためにはハイブリダイゼ
ーションだけでは充分に鋭敏な識別基準とはいえない。
【0053】そのために、9種のα−インターフェロ
ン、インターフェロン−ω1およびβ−インターフェロ
ンのmRNA配列を一列に並べる。大文字はトップ配列
に特異的な塩基を示す大文字を用いている。このような
特異的サイトは単純なコンピュータプログラムを用いて
容易に発見できる。このような特異的サイトに始まるト
ップ配列に相補性のハイブリダイゼーションプローブの
みが選ばれたサブタイプのmRNAと完全にハイブリダ
イズできる。
ン、インターフェロン−ω1およびβ−インターフェロ
ンのmRNA配列を一列に並べる。大文字はトップ配列
に特異的な塩基を示す大文字を用いている。このような
特異的サイトは単純なコンピュータプログラムを用いて
容易に発見できる。このような特異的サイトに始まるト
ップ配列に相補性のハイブリダイゼーションプローブの
みが選ばれたサブタイプのmRNAと完全にハイブリダ
イズできる。
【0054】このハイブリダイゼーションプローブがそ
の特異的5′末端で放射標識されていれば、一重鎖特異
性ヌクレアーゼ(好ましくはS1ヌクレアーゼ)での分
解に対し保護されている放射標識のみが、プローブが設
計されたインターフェロンサブタイプmRNAとハイブ
リダイズしたものである。この原理はインターフェロン
の場合に限らず、図8に記載の特異的サイトを有するい
ずれの群の公知配列にも適用できる。
の特異的5′末端で放射標識されていれば、一重鎖特異
性ヌクレアーゼ(好ましくはS1ヌクレアーゼ)での分
解に対し保護されている放射標識のみが、プローブが設
計されたインターフェロンサブタイプmRNAとハイブ
リダイズしたものである。この原理はインターフェロン
の場合に限らず、図8に記載の特異的サイトを有するい
ずれの群の公知配列にも適用できる。
【0055】上述のサブタイプの特異的サイトは制限サ
イトではない。これは大部分の場合、制限エンドヌクレ
アーゼによるcDNAの切断ではサブタイプ特異的なハ
イブリダイゼーションプローブを生成できないことを意
味する。したがって、この例で用いたプローブは、上記
特異的サイトでインターフェロン−ω1のmRNAと相
補性の5′末端で放射標識されたオリゴヌクレオチドを
延長することによって生成させた。図10は、期待され
たように、ω1−mRNAがナマルワ細胞およびNC3
7細胞中で誘発されることを示している。
イトではない。これは大部分の場合、制限エンドヌクレ
アーゼによるcDNAの切断ではサブタイプ特異的なハ
イブリダイゼーションプローブを生成できないことを意
味する。したがって、この例で用いたプローブは、上記
特異的サイトでインターフェロン−ω1のmRNAと相
補性の5′末端で放射標識されたオリゴヌクレオチドを
延長することによって生成させた。図10は、期待され
たように、ω1−mRNAがナマルワ細胞およびNC3
7細胞中で誘発されることを示している。
【0056】したがって、本発明は上述のω−インター
フェロンを特異的にコードする遺伝子配列のみでなく、
突然変異、欠失、転位または付加によって容易かつ定常
的に得られる修飾をも包含するものである。ヒトω−イ
ンターフェロン(すなわち本明細書に示すような生物学
的活性を有するインターフェロン)をコードする任意の
配列、および実際に示した配列に縮退される任意の配列
も包含される。
フェロンを特異的にコードする遺伝子配列のみでなく、
突然変異、欠失、転位または付加によって容易かつ定常
的に得られる修飾をも包含するものである。ヒトω−イ
ンターフェロン(すなわち本明細書に示すような生物学
的活性を有するインターフェロン)をコードする任意の
配列、および実際に示した配列に縮退される任意の配列
も包含される。
【0057】本発明の技術分野における熟練者には、暗
号領域の縮退DNA配列の調製方法は自明であろう。ま
た、本明細書においてIFN−ωについて示した活性ス
ペクトルを有するポリペプチドをコードする任意の配
列、および本明細書に示した配列(またはその部分)と
ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件(すな
わち、約85%、好ましくは約90%以上のホモロジー
の選択)下にハイブリダイズするポリペプチドをコード
する任意の配列もカバーする。
号領域の縮退DNA配列の調製方法は自明であろう。ま
た、本明細書においてIFN−ωについて示した活性ス
ペクトルを有するポリペプチドをコードする任意の配
列、および本明細書に示した配列(またはその部分)と
ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件(すな
わち、約85%、好ましくは約90%以上のホモロジー
の選択)下にハイブリダイズするポリペプチドをコード
する任意の配列もカバーする。
【0058】ハイブリダイゼーションは6×SSC/5
×デンハード(Denhardt)溶液/0.1%SD
S中65℃で実施する。緊縮の程度は洗浄工程で測定す
る。約85%またはそれ以上のホモロジーをもつDNA
配列の選択には0.2×SSC/0.01%SDS/6
5℃の条件が適当であり、約90%またはそれ以上のホ
モロジーをもつDNA配列の選択には0.1×SSC/
0.01%SDS/65℃の条件が適当である。
×デンハード(Denhardt)溶液/0.1%SD
S中65℃で実施する。緊縮の程度は洗浄工程で測定す
る。約85%またはそれ以上のホモロジーをもつDNA
配列の選択には0.2×SSC/0.01%SDS/6
5℃の条件が適当であり、約90%またはそれ以上のホ
モロジーをもつDNA配列の選択には0.1×SSC/
0.01%SDS/65℃の条件が適当である。
【0059】これらの条件(0.2×SSC)下にコス
ミドライブラリーをスクリーニングすると、IFN−ω
1プローブとハイブリダイズする多くのコスミドが発見
される。それから単離される制限酵素断片の配列解析か
ら、真正のIFN−ω遺伝子(図11参照)、ならびに
IFN−偽ω2、IFN−偽ω3およびIFN−偽ω4
と呼んだ他の3種の関連遺伝子(図12−14参照)が
得られる。本発明はこれらの遺伝子およびそれがコード
するペプチドも包含する。
ミドライブラリーをスクリーニングすると、IFN−ω
1プローブとハイブリダイズする多くのコスミドが発見
される。それから単離される制限酵素断片の配列解析か
ら、真正のIFN−ω遺伝子(図11参照)、ならびに
IFN−偽ω2、IFN−偽ω3およびIFN−偽ω4
と呼んだ他の3種の関連遺伝子(図12−14参照)が
得られる。本発明はこれらの遺伝子およびそれがコード
するペプチドも包含する。
【0060】DNA比較の結果、偽遺伝子はIFN−ω
遺伝子(インターフェロン−ω1遺伝子)と約85%の
ホモロジーを示す。さらにIFN−ω1遺伝子は、転写
されると、mRNAが機能インターフェロン蛋白質に対
する情報、すなわち下記式で示される23個のアミノ酸
長のシグナルペプチドをコードする情報を含み、次に成
熟IFN−ω1の172個のアミノ酸が連なることを示
している:
遺伝子(インターフェロン−ω1遺伝子)と約85%の
ホモロジーを示す。さらにIFN−ω1遺伝子は、転写
されると、mRNAが機能インターフェロン蛋白質に対
する情報、すなわち下記式で示される23個のアミノ酸
長のシグナルペプチドをコードする情報を含み、次に成
熟IFN−ω1の172個のアミノ酸が連なることを示
している:
【0061】
【化6】 Met Ala Leu Leu Phe Pro Leu Leu Ala Ala Leu Val Met Thr Ser Tyr Ser Pro Val Gly Ser Leu Gly
【0062】インターフェロン遺伝子は高収率を生じる
条件下に任意の生物体中に導入できる。適当な宿主およ
びベクターは本技術分野の熟練者にはよく知られている
とおりであるが、たとえばヨーロッパ特許出願A0,0
93,619号が参考になる。発現にはとくに原核生物
が好ましい。たとえば、大腸菌K12株294(ATC
C番号31446)はとくに有用である。
条件下に任意の生物体中に導入できる。適当な宿主およ
びベクターは本技術分野の熟練者にはよく知られている
とおりであるが、たとえばヨーロッパ特許出願A0,0
93,619号が参考になる。発現にはとくに原核生物
が好ましい。たとえば、大腸菌K12株294(ATC
C番号31446)はとくに有用である。
【0063】使用できる他の微生物株としては大腸菌X
1776(ATCC番号31,537)がある。上述の
株、ならびに大腸菌W3110(F- 、lambd
a- 、原栄養株、ATCC番号27325)、枯草菌
(Bacillus subtilis)のようなバチ
ルス、他の腸内バクテリアたとえばサルモネラ(Sal
monella typhimurim)またはセラシ
ア(Serratia marcesens)、各種シ
ュードモナド種が使用できる。
1776(ATCC番号31,537)がある。上述の
株、ならびに大腸菌W3110(F- 、lambd
a- 、原栄養株、ATCC番号27325)、枯草菌
(Bacillus subtilis)のようなバチ
ルス、他の腸内バクテリアたとえばサルモネラ(Sal
monella typhimurim)またはセラシ
ア(Serratia marcesens)、各種シ
ュードモナド種が使用できる。
【0064】一般に、宿主細胞と適合性の種から誘導さ
れるレプリコンおよびコントロール配列を含むプラスミ
ドベクターはこれらの宿主と組合せて使用される。この
ベクターははじめから、複製サイト、ならびに形質転換
細胞中で表現型による選択を可能にするマーカー配列を
有する。たとえば、大腸菌は、大腸菌の種から誘導され
るプラスミドpBR322を用いて典型的に形質転換さ
れる〔ボリバー(Bolivar)ほか:ジーン(Ge
ne)、第2巻、95(1977)〕。
れるレプリコンおよびコントロール配列を含むプラスミ
ドベクターはこれらの宿主と組合せて使用される。この
ベクターははじめから、複製サイト、ならびに形質転換
細胞中で表現型による選択を可能にするマーカー配列を
有する。たとえば、大腸菌は、大腸菌の種から誘導され
るプラスミドpBR322を用いて典型的に形質転換さ
れる〔ボリバー(Bolivar)ほか:ジーン(Ge
ne)、第2巻、95(1977)〕。
【0065】pBR322はアンピシリンおよびテトラ
サイクリン抵抗性の遺伝子を含有し、したがって形質転
換細胞を容易に同定する手段がある。プラスミドpBR
322または他のプラスミドは、発現のために微生物に
よって用いられるプロモーターを含むかまたはそれを含
むように修飾されねばならない。
サイクリン抵抗性の遺伝子を含有し、したがって形質転
換細胞を容易に同定する手段がある。プラスミドpBR
322または他のプラスミドは、発現のために微生物に
よって用いられるプロモーターを含むかまたはそれを含
むように修飾されねばならない。
【0066】組換えDNAの構築にもっとも一般的に用
いられるプロモーターとしては、β−ラクタマーゼ(ペ
ニシリナーゼ)およびラクトースプロモーターシステム
〔チャン(Chang)ほか:ネイチャー(Natur
e)、第275巻、615(1978);イタクラ(I
takura)ほか:サイエンス(Science)、
第198巻、1056(1977);ゲーデル(Goe
ddel)ほか:ネイチャー(Nature)、第28
1巻、544(1979)〕およびトリプトファン(t
rp)プロモーターシステム〔ゲーデル(Goedde
l)ほか:ヌクレイック・アシッズ・リサーチ(Nuc
l. Acid. Res.)、第8巻、4057(1
980);ヨーロッパ特許出願A−0,036,76
6〕がある。
いられるプロモーターとしては、β−ラクタマーゼ(ペ
ニシリナーゼ)およびラクトースプロモーターシステム
〔チャン(Chang)ほか:ネイチャー(Natur
e)、第275巻、615(1978);イタクラ(I
takura)ほか:サイエンス(Science)、
第198巻、1056(1977);ゲーデル(Goe
ddel)ほか:ネイチャー(Nature)、第28
1巻、544(1979)〕およびトリプトファン(t
rp)プロモーターシステム〔ゲーデル(Goedde
l)ほか:ヌクレイック・アシッズ・リサーチ(Nuc
l. Acid. Res.)、第8巻、4057(1
980);ヨーロッパ特許出願A−0,036,76
6〕がある。
【0067】これらはもっとも一般的に用いられるもの
であるが、他の微生物プロモーターも発見され、利用さ
れている。たとえば、IFN−ωに対する遺伝子配列は
バクテリオファージLambda(PL )の左方プロモ
ーターのコントロール下に置くこともできる。このプロ
モーターはコントロール可能な公知プロモーター中最も
強力なもののひとつである。コントロールはlambd
aレプレッサーによって生じ、隣接制限サイトは公知で
ある。
であるが、他の微生物プロモーターも発見され、利用さ
れている。たとえば、IFN−ωに対する遺伝子配列は
バクテリオファージLambda(PL )の左方プロモ
ーターのコントロール下に置くこともできる。このプロ
モーターはコントロール可能な公知プロモーター中最も
強力なもののひとつである。コントロールはlambd
aレプレッサーによって生じ、隣接制限サイトは公知で
ある。
【0068】このレプレッサー遺伝子の熱感受性対立遺
伝子は、完全なIFN−ω配列を含むベクター上に置く
ことができる。温度を42℃に上げるとレプレッサーが
不活性化され、プロモーターはその最大レベルで発現す
る。このような条件下に産生されるmRNAの量は、P
L プロモーター由来の新たに合成されたRNA約10%
を含む細胞を生じるのに十分である。この方法で、機能
性IFN−ω配列がリボソーム結合に隣接して存在し、
lambda PL プロモーターの距離は様々のクロー
ンのバンクを確立することができる。これらのクローン
を次にスクリーニングに付し、最高の収率を与えるクロ
ーンを選択する。
伝子は、完全なIFN−ω配列を含むベクター上に置く
ことができる。温度を42℃に上げるとレプレッサーが
不活性化され、プロモーターはその最大レベルで発現す
る。このような条件下に産生されるmRNAの量は、P
L プロモーター由来の新たに合成されたRNA約10%
を含む細胞を生じるのに十分である。この方法で、機能
性IFN−ω配列がリボソーム結合に隣接して存在し、
lambda PL プロモーターの距離は様々のクロー
ンのバンクを確立することができる。これらのクローン
を次にスクリーニングに付し、最高の収率を与えるクロ
ーンを選択する。
【0069】IFN−ω配列の発現および翻訳は、その
非翻訳状態でその生物体と相同性の他のレギュロンのコ
ントロール下に置かれる。たとえばラクトース依存性大
腸菌染色体DNAは酵素β−ガラクトシダーゼを発現す
ることによってラクトース消化を起こさせるラクトース
もしくはlacオペロンからなる。
非翻訳状態でその生物体と相同性の他のレギュロンのコ
ントロール下に置かれる。たとえばラクトース依存性大
腸菌染色体DNAは酵素β−ガラクトシダーゼを発現す
ることによってラクトース消化を起こさせるラクトース
もしくはlacオペロンからなる。
【0070】lacコントロール要素は、バクテリオフ
ァージlambda plac 5から得られる。これ
は大腸菌に対して伝染性である。ファージのlacオペ
ロンは同じバクテリア種から形質導入によって誘導でき
る。本発明の方法への使用に適したレギュロンはその微
生物の天然プラスミドDNAから誘導できる。lacプ
ロモーター−オペレーターシステムはIPTGによって
誘発できる。
ァージlambda plac 5から得られる。これ
は大腸菌に対して伝染性である。ファージのlacオペ
ロンは同じバクテリア種から形質導入によって誘導でき
る。本発明の方法への使用に適したレギュロンはその微
生物の天然プラスミドDNAから誘導できる。lacプ
ロモーター−オペレーターシステムはIPTGによって
誘発できる。
【0071】他のプロモーター−オペレーターシステム
またはその蛋白質も同様に使用できる。たとえばアラビ
ノース−オペレーター、コリシンE1 −オペレーター、
ガラクトース−オペレーター、アルカリホスファターゼ
−オペレーター、trp−オペレーター、キシロースA
−オペレーター、tac−オペレーター等が使用でき
る。
またはその蛋白質も同様に使用できる。たとえばアラビ
ノース−オペレーター、コリシンE1 −オペレーター、
ガラクトース−オペレーター、アルカリホスファターゼ
−オペレーター、trp−オペレーター、キシロースA
−オペレーター、tac−オペレーター等が使用でき
る。
【0072】原核生物のほか、真核生物の微生物、たと
えば培養酵母も使用できる。サッカロミセス(Sacc
haromyces cerevisiae)が真核生
物微生物中では最も一般に使用されているが、他の種の
多くのものが同様に使用される。サッカロミセス中での
発現には、たとえば、プラスミドYRp7〔スティンク
カム(Stinchcomb)ほか:ネイチャー(Na
ture)、第282巻、39(1979);キングス
マン(Kingsman)ほか:ジーン(Gene)、
第7巻、141(1979);トウシャムパー(Tsc
humper)ほか:ジーン(Gene)、第10巻、
157(1980)〕およびプラスミドYEp13〔ブ
ワッハ(Bwach)ほか:ジーン(Gene)、第8
巻、121〜133(1979)〕が一般的に用いられ
る。
えば培養酵母も使用できる。サッカロミセス(Sacc
haromyces cerevisiae)が真核生
物微生物中では最も一般に使用されているが、他の種の
多くのものが同様に使用される。サッカロミセス中での
発現には、たとえば、プラスミドYRp7〔スティンク
カム(Stinchcomb)ほか:ネイチャー(Na
ture)、第282巻、39(1979);キングス
マン(Kingsman)ほか:ジーン(Gene)、
第7巻、141(1979);トウシャムパー(Tsc
humper)ほか:ジーン(Gene)、第10巻、
157(1980)〕およびプラスミドYEp13〔ブ
ワッハ(Bwach)ほか:ジーン(Gene)、第8
巻、121〜133(1979)〕が一般的に用いられ
る。
【0073】プラスミドYRp7はTRP1遺伝子を含
有し、これはトリプトファン中での生育能を欠く酵母の
突然変異株、たとえばATCC番号44076に対する
選択マーカーを与える。酵母宿主細胞ゲノムの特性とし
てTRP1損傷があれば、トリプトファンの非存在下に
おける生育による形質転換の検出のために効果的な環境
を提供する。同様に、プラスミドYEp13は酵母LE
U2遺伝子を含有し、これはLEU2−突然変異株を補
足するために使用できる。
有し、これはトリプトファン中での生育能を欠く酵母の
突然変異株、たとえばATCC番号44076に対する
選択マーカーを与える。酵母宿主細胞ゲノムの特性とし
てTRP1損傷があれば、トリプトファンの非存在下に
おける生育による形質転換の検出のために効果的な環境
を提供する。同様に、プラスミドYEp13は酵母LE
U2遺伝子を含有し、これはLEU2−突然変異株を補
足するために使用できる。
【0074】酵母ベクター中の適当なプロモーター配列
としては、ADHIに対する遺伝子の5′−フランキン
グ領域〔アメラー(Ammerer,G):メソッズ・
オブ・エンザイモノロジー(Methods of E
nzymology)、第101巻、192〜201
(1983)〕、3−ホスホグリセレートキナーゼ〔ヒ
ッツェマン(Hitzeman)ほか:ジャーナル・オ
ブ・バイオロジカル・ケミストリー(J. Biol.
Chem.)、第255巻、2073(1980)〕
または他の解糖酵素〔カワサキほか(Kawasaki
and Fraenkel):バイオケミカル・アン
ド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーション
ズ(Biochem. Biophys. Res.
Commun.)、第108巻、1107〜1112
(1982)〕、たとえばエノラーゼ、グリセロアルデ
ヒド−3−ホスフェートデヒドロゲナーゼ、ヘキソキナ
ーゼ、ピルベート、デカルボキシレース、ホスホフラク
トキナーゼ、グルコース−6−ホスフェートイソメラー
ゼ、ホスホグルコースイソメラーゼおよびグルコキナー
ゼを挙げることができる。
としては、ADHIに対する遺伝子の5′−フランキン
グ領域〔アメラー(Ammerer,G):メソッズ・
オブ・エンザイモノロジー(Methods of E
nzymology)、第101巻、192〜201
(1983)〕、3−ホスホグリセレートキナーゼ〔ヒ
ッツェマン(Hitzeman)ほか:ジャーナル・オ
ブ・バイオロジカル・ケミストリー(J. Biol.
Chem.)、第255巻、2073(1980)〕
または他の解糖酵素〔カワサキほか(Kawasaki
and Fraenkel):バイオケミカル・アン
ド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーション
ズ(Biochem. Biophys. Res.
Commun.)、第108巻、1107〜1112
(1982)〕、たとえばエノラーゼ、グリセロアルデ
ヒド−3−ホスフェートデヒドロゲナーゼ、ヘキソキナ
ーゼ、ピルベート、デカルボキシレース、ホスホフラク
トキナーゼ、グルコース−6−ホスフェートイソメラー
ゼ、ホスホグルコースイソメラーゼおよびグルコキナー
ゼを挙げることができる。
【0075】適当な発現プラスミドを構築するには、こ
れらの遺伝子に関連する終結配列も、発現させる配列の
3′末端で発現ベクター中にリゲートし、mRNAのポ
リアデニレーションと終結を提供する。生育条件によっ
てコントロールされる転写にさらに利点を与える他のプ
ロモータとしては、アルコールデヒドロゲナーゼ−2、
イソチトクローム−C、酸ホスファターゼ、窒素代謝に
関連する分解酵素、上述のグリセロアルデヒド−3−ホ
スフェートデヒドロゲナーゼ、マルトースおよびガラク
トース利用に応答する酵素のプロモーター領域を挙げる
ことができる。
れらの遺伝子に関連する終結配列も、発現させる配列の
3′末端で発現ベクター中にリゲートし、mRNAのポ
リアデニレーションと終結を提供する。生育条件によっ
てコントロールされる転写にさらに利点を与える他のプ
ロモータとしては、アルコールデヒドロゲナーゼ−2、
イソチトクローム−C、酸ホスファターゼ、窒素代謝に
関連する分解酵素、上述のグリセロアルデヒド−3−ホ
スフェートデヒドロゲナーゼ、マルトースおよびガラク
トース利用に応答する酵素のプロモーター領域を挙げる
ことができる。
【0076】接合型酵母の遺伝子座によって調整される
プロモーター、たとえば遺伝子BARI、MFα1、S
TE2、STE3、STE5のプロモーターは、温度依
存性のsiv突然変異〔ライン(Rhine):博士論
文、オレゴン大学、オレゴン(1979);ヘルスコヴ
ィツほか(Herskowitz and Oshim
a):酵母サッカロミセスの分子生物学(The Mo
lecular Biology of the Ye
ast Saccharomyces)、第1部、18
1〜209(1981)コールド・スプリング・ハーバ
ー・ラボラトリー(Cold Spring Harb
or Laboratory)〕を用いた温度調整性シ
ステムに使用できる。これらの突然変異は、酵母のサイ
レントな接合型カセットの発現に直接影響し、したがっ
て間接的に接合型依存性プロモーターに影響する。しか
しながら、一般に、酵母適合性プロモーター、複製開始
および終結配列を含む任意のプラスミドベクターが適当
である。
プロモーター、たとえば遺伝子BARI、MFα1、S
TE2、STE3、STE5のプロモーターは、温度依
存性のsiv突然変異〔ライン(Rhine):博士論
文、オレゴン大学、オレゴン(1979);ヘルスコヴ
ィツほか(Herskowitz and Oshim
a):酵母サッカロミセスの分子生物学(The Mo
lecular Biology of the Ye
ast Saccharomyces)、第1部、18
1〜209(1981)コールド・スプリング・ハーバ
ー・ラボラトリー(Cold Spring Harb
or Laboratory)〕を用いた温度調整性シ
ステムに使用できる。これらの突然変異は、酵母のサイ
レントな接合型カセットの発現に直接影響し、したがっ
て間接的に接合型依存性プロモーターに影響する。しか
しながら、一般に、酵母適合性プロモーター、複製開始
および終結配列を含む任意のプラスミドベクターが適当
である。
【0077】微生物のほかに多細胞動物由来の培養細胞
も宿主として使用できる。原理的には、脊椎動物でも非
脊椎動物でも、任意の起源の培養細胞が利用可能であ
る。しかしながら、脊椎動物細胞での研究に興味が集中
されてきて、最近では培養液中での脊椎動物細胞の増殖
(組織培養)は定常的な操作になってきている〔組織培
養:アカデミック・プレス(Academic Pre
ss)、クルーズおよびパターソン(Kruse an
d Patterson)編(1973)〕。
も宿主として使用できる。原理的には、脊椎動物でも非
脊椎動物でも、任意の起源の培養細胞が利用可能であ
る。しかしながら、脊椎動物細胞での研究に興味が集中
されてきて、最近では培養液中での脊椎動物細胞の増殖
(組織培養)は定常的な操作になってきている〔組織培
養:アカデミック・プレス(Academic Pre
ss)、クルーズおよびパターソン(Kruse an
d Patterson)編(1973)〕。
【0078】このような有用な宿主細胞系の例として
は、VEROおよびHeLa細胞、チャイニーズハムス
ター卵巣(CHO)細胞系、W138、BHK、COS
−7およびMDCK細胞系がある。このような細胞に対
する発現ベクターには通常(必要ならば)、オリジンの
複製、発現する遺伝子の前方に位置するプロモーターと
ともに、必要なリボソーム結合サイト、RNAスプライ
スサイト、ポリアデニレーションサイトおよび転写終結
配列が包含される。
は、VEROおよびHeLa細胞、チャイニーズハムス
ター卵巣(CHO)細胞系、W138、BHK、COS
−7およびMDCK細胞系がある。このような細胞に対
する発現ベクターには通常(必要ならば)、オリジンの
複製、発現する遺伝子の前方に位置するプロモーターと
ともに、必要なリボソーム結合サイト、RNAスプライ
スサイト、ポリアデニレーションサイトおよび転写終結
配列が包含される。
【0079】哺乳類細胞中で用いるには、発現ベクター
に対するコントロール機能はウイルス性物質によって与
えられる場合が多い。たとえば、一般に用いられるプロ
モーターは、ポリオーマ、アデノウイルス2由来のもの
であり、またシミアンウイルス40(SV40)由来の
ものが用いられることがとくに多い。SV40の前期お
よび後期エンドプロモーターは、ウイルスからSV40
ウイルスオリジンの複製〔ファイアース(Fiers)
ほか:ネイチャー(Nature)、第273巻、11
23(1978)〕も含む断片としてウイルスから容易
に得られるので、とくに有用である。
に対するコントロール機能はウイルス性物質によって与
えられる場合が多い。たとえば、一般に用いられるプロ
モーターは、ポリオーマ、アデノウイルス2由来のもの
であり、またシミアンウイルス40(SV40)由来の
ものが用いられることがとくに多い。SV40の前期お
よび後期エンドプロモーターは、ウイルスからSV40
ウイルスオリジンの複製〔ファイアース(Fiers)
ほか:ネイチャー(Nature)、第273巻、11
23(1978)〕も含む断片としてウイルスから容易
に得られるので、とくに有用である。
【0080】ウイルスオリジンの複製中にHindII
IサイトからBglIサイトの位置の方向に展開する約
250bpの配列を包含する限り、大または小SV40
断片のいずれも使用できる。さらに、所望の遺伝子配列
と通常関連するプロモーターおよびコントロール配列を
利用することは、このコントロール配列が宿主細胞シス
テムに適合する限り、可能であり、また望ましいことが
多い。
IサイトからBglIサイトの位置の方向に展開する約
250bpの配列を包含する限り、大または小SV40
断片のいずれも使用できる。さらに、所望の遺伝子配列
と通常関連するプロモーターおよびコントロール配列を
利用することは、このコントロール配列が宿主細胞シス
テムに適合する限り、可能であり、また望ましいことが
多い。
【0081】複製のオリジンは、たとえばSV40また
は他のウイルス(たとえば、ポリオーマー、アデノ、V
SV、BPV等)源から誘導される外因性オリジンを含
むベクターの構築によってもよいし、また宿主の細胞染
色体複製機構によって提供されるものであってもよい。
ベクターが宿主細胞の染色体中に統合化されているので
あれば、後者で十分な場合が多い。
は他のウイルス(たとえば、ポリオーマー、アデノ、V
SV、BPV等)源から誘導される外因性オリジンを含
むベクターの構築によってもよいし、また宿主の細胞染
色体複製機構によって提供されるものであってもよい。
ベクターが宿主細胞の染色体中に統合化されているので
あれば、後者で十分な場合が多い。
【0082】しかしながら、遺伝子は発現プラスミドp
ER103〔ラッスル−ドウワーキンほか(Rastl
e−Dowarkin,E)ほか:ジーン(Gen
e)、第21巻、237〜248(1983)およびヨ
ーロッパ特許出願A−0,155,613;DSM番号
2773で、1983年12月20日にDSMに寄託さ
れている〕。このベクターはすべてのレギュロンを含
み、クローン化遺伝子の高発現率を生じる。したがっ
て、本発明ではプラスミドpBR322に属するEco
RI/BamHI短断片を、下記式で示されるDNA配
列によって置換した:
ER103〔ラッスル−ドウワーキンほか(Rastl
e−Dowarkin,E)ほか:ジーン(Gen
e)、第21巻、237〜248(1983)およびヨ
ーロッパ特許出願A−0,155,613;DSM番号
2773で、1983年12月20日にDSMに寄託さ
れている〕。このベクターはすべてのレギュロンを含
み、クローン化遺伝子の高発現率を生じる。したがっ
て、本発明ではプラスミドpBR322に属するEco
RI/BamHI短断片を、下記式で示されるDNA配
列によって置換した:
【0083】
【化7】
【0084】本発明の目的に到達するため、たとえば図
6に従って、以下の操作を使用する。I.必要な各DNA断片の調製 断片a) 断片を生成させるためには、IFN−ωに対する遺伝子
を含むプラスミド、たとえばプラスミドP9A2を制限
エンドヌクレアーゼAvaIIで消化する。生成したc
DNAインサートをクロマトグラフィーに付して精製し
たのち、これを制限エンドヌクレアーゼNcoIおよび
AluIで2回再消化し、ついでクロマトグラフィ−お
よび電気溶出によって単離する。この断片は相当するω
−インターフェロン遺伝子の大部分を含有する。たとえ
ば、クローンP9A2のω(Gly)−インターフェロ
ン遺伝子断片は次の構造を有する。
6に従って、以下の操作を使用する。I.必要な各DNA断片の調製 断片a) 断片を生成させるためには、IFN−ωに対する遺伝子
を含むプラスミド、たとえばプラスミドP9A2を制限
エンドヌクレアーゼAvaIIで消化する。生成したc
DNAインサートをクロマトグラフィーに付して精製し
たのち、これを制限エンドヌクレアーゼNcoIおよび
AluIで2回再消化し、ついでクロマトグラフィ−お
よび電気溶出によって単離する。この断片は相当するω
−インターフェロン遺伝子の大部分を含有する。たとえ
ば、クローンP9A2のω(Gly)−インターフェロ
ン遺伝子断片は次の構造を有する。
【0085】
【化8】
【0086】
【化9】
【0087】断片b) 断片b)を生成させるためには、プラスミドP9A2を
制限するエンドヌクレアーゼIIで消化する。生成した
cDNAインサートをクロマトグラフィ−に付し、精製
したのち、後者を制限エンドヌクレアーゼSau3Aで
再消化し、所望の断片186bpをクロマトグラフィ−
および電気溶出で単離する。これは以下の構造を有す
る。
制限するエンドヌクレアーゼIIで消化する。生成した
cDNAインサートをクロマトグラフィ−に付し、精製
したのち、後者を制限エンドヌクレアーゼSau3Aで
再消化し、所望の断片186bpをクロマトグラフィ−
および電気溶出で単離する。これは以下の構造を有す
る。
【0088】
【化10】
【0089】断片c) 断片c)を生成させるには、プラスミドpER33〔ラ
ッスル−ドウワ−キン(Rastl−Doworki
n,E.)ほか:ジーン(Gene)、第21巻、23
7〜248(1983)およびヨーロッパ特許出願A−
0,115,613参照)を制限酵素EcoRIおよび
PvuIIで2回消化する。アガロースゲル分画化およ
び精製後に得られ、Trpプロモーター、リボソーム結
合サイトおよび開始コドンを含む386bpの断片を次
にSau3Aで消化する。所望の108bp断片は、ア
ガロースゲル電気泳動、電気溶出およびエルチップカラ
ム精製によって得られる。以下の構造を有する。
ッスル−ドウワ−キン(Rastl−Doworki
n,E.)ほか:ジーン(Gene)、第21巻、23
7〜248(1983)およびヨーロッパ特許出願A−
0,115,613参照)を制限酵素EcoRIおよび
PvuIIで2回消化する。アガロースゲル分画化およ
び精製後に得られ、Trpプロモーター、リボソーム結
合サイトおよび開始コドンを含む386bpの断片を次
にSau3Aで消化する。所望の108bp断片は、ア
ガロースゲル電気泳動、電気溶出およびエルチップカラ
ム精製によって得られる。以下の構造を有する。
【0090】
【化11】
【0091】断片bとcのリゲーション 断片bとcをT4 リガーゼでリゲートし、酵素を破壊し
たのちHindIIIで切断する。リゲートされた断片
は以下の構造を有する。
たのちHindIIIで切断する。リゲートされた断片
は以下の構造を有する。
【0092】
【化12】
【0093】また、プラスミドpRHW10の生成に必
要なこのDNA断片は合成的に製造したオリゴヌクレオ
チドを用いても製造できる。 式 5′−AGCTTAAAGATGTGT−3′ で示されるオリゴヌクレオチドの5′末端を脱ホスホリ
ル化の状態にしておく。 式 5′−GATCACACATCTTTA−3′ で示されるオリゴヌクレオチドの5′末端を、T4 ポリ
ヌクレオチドキナーゼとATPによりホスホリル化す
る。
要なこのDNA断片は合成的に製造したオリゴヌクレオ
チドを用いても製造できる。 式 5′−AGCTTAAAGATGTGT−3′ で示されるオリゴヌクレオチドの5′末端を脱ホスホリ
ル化の状態にしておく。 式 5′−GATCACACATCTTTA−3′ で示されるオリゴヌクレオチドの5′末端を、T4 ポリ
ヌクレオチドキナーゼとATPによりホスホリル化す
る。
【0094】これら2個のオリゴヌクレオチドをハイブ
リダイズさせると、次のDNA短断片が得られる。 5′−AGCTTAAAGATGTGT 3′ 3′− ATTTCTACACACTAGp 5′ これは一端にHindIIIの典型的な5′オーバーラ
ップを、他端にSau3Aの典型的な5′オーバーラッ
プを生成する。断片はb)はウシ小腸ホスファターゼを
用いて脱ホスホリル化する。断片b)と上述の断片を合
し、T4 リガーゼを用いて結合させる。
リダイズさせると、次のDNA短断片が得られる。 5′−AGCTTAAAGATGTGT 3′ 3′− ATTTCTACACACTAGp 5′ これは一端にHindIIIの典型的な5′オーバーラ
ップを、他端にSau3Aの典型的な5′オーバーラッ
プを生成する。断片はb)はウシ小腸ホスファターゼを
用いて脱ホスホリル化する。断片b)と上述の断片を合
し、T4 リガーゼを用いて結合させる。
【0095】リガーゼは少なくも1個の5′−ホスフェ
ート含有末端を要求するので、DNAの合成ピースが断
片b)と結合するかまたは2個の合成断片がそのSau
3A末端で結合するかである。生成するこの2種の断片
は長さが異なるので、選択的イソプロパノール沈殿で分
離できる。かくして精製された断片をT4 ポリヌクレオ
チドキナーゼとATPによりホスホリル化する。
ート含有末端を要求するので、DNAの合成ピースが断
片b)と結合するかまたは2個の合成断片がそのSau
3A末端で結合するかである。生成するこの2種の断片
は長さが異なるので、選択的イソプロパノール沈殿で分
離できる。かくして精製された断片をT4 ポリヌクレオ
チドキナーゼとATPによりホスホリル化する。
【0096】II.発現プラスミドの製造 a) プラスミドpRHW10の製造 発現プラスミドpER103〔ラッスル−ドウワ−キン
(Rastl−Dworkin,E)ほか:ジーン(G
ene)、第21巻、237〜284(1983)およ
びヨーロッパ特許出願A−0,115,613.DSM
番号2773でDSMに寄託〕をHindIIIで線状
とし、ついでウシ小腸ホスファターゼで処理した。
(Rastl−Dworkin,E)ほか:ジーン(G
ene)、第21巻、237〜284(1983)およ
びヨーロッパ特許出願A−0,115,613.DSM
番号2773でDSMに寄託〕をHindIIIで線状
とし、ついでウシ小腸ホスファターゼで処理した。
【0097】かくして得られたDNAを単離、精製した
のち、脱ホスホリル化し、ついで断片bとcを結合させ
た断片とリゲートする(両者をHindIIIで消化し
たのち)。大腸菌HB101を生成したリゲーション混
合物で形質転換したのち、LBアガール+50μg/m
lアンピシリン上で培養する。所望の構造を有するプラ
スミドをpRHW10と命名した。(図6参照)。複製
後、他のプラスミド製造のための中間体として用いた。
のち、脱ホスホリル化し、ついで断片bとcを結合させ
た断片とリゲートする(両者をHindIIIで消化し
たのち)。大腸菌HB101を生成したリゲーション混
合物で形質転換したのち、LBアガール+50μg/m
lアンピシリン上で培養する。所望の構造を有するプラ
スミドをpRHW10と命名した。(図6参照)。複製
後、他のプラスミド製造のための中間体として用いた。
【0098】b) プラスミドpRHW12の製造 DNAポリメラーゼIのクレノウ断片と4種のデオキシ
ヌクレオチドトリホスフェートを、BamHIで切断し
たプラスミドpRHW10に加える。インキュベーショ
ン後、得られた線状の、ブラント末端を有するプラスミ
ドを精製し、NcOIで切断する。アガロースゲル電気
泳動、電気溶出およびエルチップ精製〔シュライヘル・
アンド・シュネル社のエルチップ(ElutipTM)カ
ラムを用いて実施〕を用いて得られる大断片a)とリゲ
ートする。大腸菌HB101をこのリゲーション混合物
で形質転換し、LBアガール+50μg/mlアンピシ
リン上で培養する。この構造を有するプラスミドをpR
HW12と命名した(図6参照)。これは所望のω(G
ly)−インターフェロンを発現する。
ヌクレオチドトリホスフェートを、BamHIで切断し
たプラスミドpRHW10に加える。インキュベーショ
ン後、得られた線状の、ブラント末端を有するプラスミ
ドを精製し、NcOIで切断する。アガロースゲル電気
泳動、電気溶出およびエルチップ精製〔シュライヘル・
アンド・シュネル社のエルチップ(ElutipTM)カ
ラムを用いて実施〕を用いて得られる大断片a)とリゲ
ートする。大腸菌HB101をこのリゲーション混合物
で形質転換し、LBアガール+50μg/mlアンピシ
リン上で培養する。この構造を有するプラスミドをpR
HW12と命名した(図6参照)。これは所望のω(G
ly)−インターフェロンを発現する。
【0099】たとえば、このようにして得られた細菌培
養液(光学密度:0.6/600nm)1Lは1×10
6 国際単位のインターフェロンを含有する。
養液(光学密度:0.6/600nm)1Lは1×10
6 国際単位のインターフェロンを含有する。
【0100】c) プラスミドpRHW11の製造 DNAポリメラーゼIのクレノウ断片と4種のデオキシ
ヌクレオチドトリホスフェートを、BamHIで切断し
たプラスミドpRHW10に加える。インキュベーショ
ン後、得られた線状の、ブラント末端を有するプラスミ
ドを精製し、NcOIで切断する。アガロースゲル電気
泳動、電気溶出およびエルチップ精製を用いて得られる
大断片を、アミノ酸(Gly)をコードするGGGコド
ンがGAGコドン(Glu)に置換されただけのプラス
ミドE76E9から同様にして得られる断片aとリゲー
トする。
ヌクレオチドトリホスフェートを、BamHIで切断し
たプラスミドpRHW10に加える。インキュベーショ
ン後、得られた線状の、ブラント末端を有するプラスミ
ドを精製し、NcOIで切断する。アガロースゲル電気
泳動、電気溶出およびエルチップ精製を用いて得られる
大断片を、アミノ酸(Gly)をコードするGGGコド
ンがGAGコドン(Glu)に置換されただけのプラス
ミドE76E9から同様にして得られる断片aとリゲー
トする。
【0101】ついで、生成したリゲーション混合物を大
腸菌HB101の形質転換に使用し、LBアガール上で
培養する。所望の構造を有するプラスミドはpRHW1
1と命名した(同様に図6参照)。これは所望のω(G
lu)−インターフェロンを発現する。
腸菌HB101の形質転換に使用し、LBアガール上で
培養する。所望の構造を有するプラスミドはpRHW1
1と命名した(同様に図6参照)。これは所望のω(G
lu)−インターフェロンを発現する。
【0102】ベクターによる細胞の形質転換は多くの方
法で実施できる。たとえば、カルシウムを用いて実施す
ることができる。これには、細胞をマグネシウム中で洗
浄し、カルシウム中に懸濁した細胞にDNAを加える方
法と、細胞をDNAとリン酸カルシウムの共沈殿物に暴
露する方法とがある。遺伝子発現後、細胞をトランスホ
ーマント選択培地上に置く。
法で実施できる。たとえば、カルシウムを用いて実施す
ることができる。これには、細胞をマグネシウム中で洗
浄し、カルシウム中に懸濁した細胞にDNAを加える方
法と、細胞をDNAとリン酸カルシウムの共沈殿物に暴
露する方法とがある。遺伝子発現後、細胞をトランスホ
ーマント選択培地上に置く。
【0103】宿主を適当に形質転換したのち、宿主内で
の遺伝子の発現、IFN−ωを発現する条件下での発酵
または細胞培養し、生成物をよく知られたクロマトグラ
フィ−分離操作によって抽出すると、リーディング配列
およびトレーリング配列をもつまたはもたないIFN−
ωからなる物質が得られる。IFN−ωはそのN末端に
リーディング配列をもった形で発現して(プレIFN−
ωの生成)、一部の宿主細胞中ではそれが除去される場
合がある。除去されない場合はリーディングポリペプチ
ドを切断し、成熟IFN−ωを生成させる必要がある。
の遺伝子の発現、IFN−ωを発現する条件下での発酵
または細胞培養し、生成物をよく知られたクロマトグラ
フィ−分離操作によって抽出すると、リーディング配列
およびトレーリング配列をもつまたはもたないIFN−
ωからなる物質が得られる。IFN−ωはそのN末端に
リーディング配列をもった形で発現して(プレIFN−
ωの生成)、一部の宿主細胞中ではそれが除去される場
合がある。除去されない場合はリーディングポリペプチ
ドを切断し、成熟IFN−ωを生成させる必要がある。
【0104】別法として、IFN−ωクローンを、微生
物中でプレIFN−ωでなく直接、成熟蛋白質を産生す
るように修飾することもできる。酵母接合フェロモンの
プレカーサー配列MF−α−1は融合蛋白の正確な成熟
に、また生成物の生育培地または細胞周辺腔への分泌に
使用することができる。機能性または成熟IFN−ωに
相当するDNA配列はMF−α−1に、開始コドンAT
Gから256番目のカテプシン様切断部位(lys−a
rgの次)で連結することができる〔カージャン(Ku
rjan)ほか:セル(Cell)、第30巻、933
〜943(1982)〕。
物中でプレIFN−ωでなく直接、成熟蛋白質を産生す
るように修飾することもできる。酵母接合フェロモンの
プレカーサー配列MF−α−1は融合蛋白の正確な成熟
に、また生成物の生育培地または細胞周辺腔への分泌に
使用することができる。機能性または成熟IFN−ωに
相当するDNA配列はMF−α−1に、開始コドンAT
Gから256番目のカテプシン様切断部位(lys−a
rgの次)で連結することができる〔カージャン(Ku
rjan)ほか:セル(Cell)、第30巻、933
〜943(1982)〕。
【0105】その生物学的活性に基づき、本発明の新規
インターフェロンは、公知のインターフェロンが使用さ
れてきた状態の治療に適当である。たとえば、ヘルペ
ス、ライノウィルス、エイズ感染、ある種の癌等の状態
に使用できる。新規インターフェロンは単独で用いて
も、また他の公知のインターフェロンもしくは他の生物
学的活性物質、たとえばINF−α、IL−2、他の免
疫調節物質等と組合せて使用することもできる。
インターフェロンは、公知のインターフェロンが使用さ
れてきた状態の治療に適当である。たとえば、ヘルペ
ス、ライノウィルス、エイズ感染、ある種の癌等の状態
に使用できる。新規インターフェロンは単独で用いて
も、また他の公知のインターフェロンもしくは他の生物
学的活性物質、たとえばINF−α、IL−2、他の免
疫調節物質等と組合せて使用することもできる。
【0106】INF−ωは抗腫瘍または抗ウィルス治療
を要する対象および免疫抑制状態を呈している対象に非
経口的に投与できる。投与量および投与回数はINF−
αの臨床試験に最近用いられている用法用量とほぼ同
様、たとえば約(1〜10)×106 単位/日、純度が
1%以上の物質の場合にはたとえば約5×107 単位/
日が投与される。
を要する対象および免疫抑制状態を呈している対象に非
経口的に投与できる。投与量および投与回数はINF−
αの臨床試験に最近用いられている用法用量とほぼ同
様、たとえば約(1〜10)×106 単位/日、純度が
1%以上の物質の場合にはたとえば約5×107 単位/
日が投与される。
【0107】均一な細菌性IFN−ωの適当な剤型の例
としては、3mgのIFN−ωを5Nヒト血清アルブミ
ン25mlに溶解し、この溶液を細菌濾過器に通し、濾
液を無菌的に100個のバイアルに分ける。純粋なIF
N−ω 6×106 単位を含有する非経口投与用製剤が
得られる。バイアルは使用まで冷所(−20℃)に保存
するのが好ましい。
としては、3mgのIFN−ωを5Nヒト血清アルブミ
ン25mlに溶解し、この溶液を細菌濾過器に通し、濾
液を無菌的に100個のバイアルに分ける。純粋なIF
N−ω 6×106 単位を含有する非経口投与用製剤が
得られる。バイアルは使用まで冷所(−20℃)に保存
するのが好ましい。
【0108】本発明の化合物は、公知の方法に従い、医
薬的に有用な組成物を調製するために処方することがで
きる。本発明のポリペプチドは医薬的許容される担体ビ
ークルと合し、混合物とすることができる。適当なビー
クルおよびその処方はマーチン(Martin,E.
W.)編:レミントンの製薬科学(Remingto
n’s Pharmaceutical Scienc
es)の記載が参考になる。IFN−ωは適当量のビー
クルと混合し、患者への有効な投与に適した医薬的に許
容される組成物を製造することができる。
薬的に有用な組成物を調製するために処方することがで
きる。本発明のポリペプチドは医薬的許容される担体ビ
ークルと合し、混合物とすることができる。適当なビー
クルおよびその処方はマーチン(Martin,E.
W.)編:レミントンの製薬科学(Remingto
n’s Pharmaceutical Scienc
es)の記載が参考になる。IFN−ωは適当量のビー
クルと混合し、患者への有効な投与に適した医薬的に許
容される組成物を製造することができる。
【0109】
【実施例】次に本発明を実施例によってさらに詳細に説
明するが、これは本発明を例示するものであって本発明
を限定するものではない。例 1 IFN配列特異的クローンの発見 a) cDNAライブラリーの製造 文献〔ドウワ−キン−ラッスル(Dworkin−Ra
stl,E)ほか:ジャーナル・オブ・インターフェロ
ン・リサーチ(Journal od Interfe
ron Research)2/4、575〜585
(1982)〕で知られた方法に従い、cDNAライブ
ラリーの確立のために、出発原料としてセンダイ−ウィ
ルス刺激細胞からのmRNAを用いた。得られた30,
000個のクローンをマイクロタイター板のウェルにそ
れぞれ移した。
明するが、これは本発明を例示するものであって本発明
を限定するものではない。例 1 IFN配列特異的クローンの発見 a) cDNAライブラリーの製造 文献〔ドウワ−キン−ラッスル(Dworkin−Ra
stl,E)ほか:ジャーナル・オブ・インターフェロ
ン・リサーチ(Journal od Interfe
ron Research)2/4、575〜585
(1982)〕で知られた方法に従い、cDNAライブ
ラリーの確立のために、出発原料としてセンダイ−ウィ
ルス刺激細胞からのmRNAを用いた。得られた30,
000個のクローンをマイクロタイター板のウェルにそ
れぞれ移した。
【0110】生育には以下のメジウムを用い、コロニー
を凍結した: トリプトン 10 g 酵母エキス 5 NaCl 5 クエン酸ナトリウム(2H2 O) 0.51 K2 HPO4 ・2H2 O 7.5 KH2 PO4 1.8 MgSO4 ・7H2 O 0.09 (NH4 )2 SO4 0.9 グリセリン 44 テトラサイクリン塩酸塩 0.01 水を加えて1Lとする 各クローンを加えたマイクロタイター板を一夜37℃で
インキュベートし、ついで−70℃に保存した。
を凍結した: トリプトン 10 g 酵母エキス 5 NaCl 5 クエン酸ナトリウム(2H2 O) 0.51 K2 HPO4 ・2H2 O 7.5 KH2 PO4 1.8 MgSO4 ・7H2 O 0.09 (NH4 )2 SO4 0.9 グリセリン 44 テトラサイクリン塩酸塩 0.01 水を加えて1Lとする 各クローンを加えたマイクロタイター板を一夜37℃で
インキュベートし、ついで−70℃に保存した。
【0111】b) ハイブリダイゼーション試験 ハイブリダイゼーション試験のための出発原料として
は、組換えプラスミドpER33〔ドウワーキン−ラッ
スル(Dworkin−Rastl,E)ほか:ジーン
(Gene)、第21巻、237〜248(198
3)〕を用いた。このプラスミドは成熟インターフェロ
ンIFN−α2argの暗号領域と3′非翻訳領域19
0塩基を含んでいる。20μgのpER33を反応溶液
〔10mlTris−HCl、pH7.5、10mM
MgCl2 、1mMジチオスレイトール(DTT)、5
0mM NaCl〕200μl中、HindIII制限
エンドヌクレアーゼ30単位と37℃で1時間インキュ
ベートした。
は、組換えプラスミドpER33〔ドウワーキン−ラッ
スル(Dworkin−Rastl,E)ほか:ジーン
(Gene)、第21巻、237〜248(198
3)〕を用いた。このプラスミドは成熟インターフェロ
ンIFN−α2argの暗号領域と3′非翻訳領域19
0塩基を含んでいる。20μgのpER33を反応溶液
〔10mlTris−HCl、pH7.5、10mM
MgCl2 、1mMジチオスレイトール(DTT)、5
0mM NaCl〕200μl中、HindIII制限
エンドヌクレアーゼ30単位と37℃で1時間インキュ
ベートした。
【0112】0.5Mエチレンジニトリル四酢酸(ED
TA)1/25容を加え、70℃に10分間加熱して反
応を停止した。1/4容の緩衝液〔80%グリセリン、
40mM Tris酢酸塩pH7.8、50mM ED
TA、0.05%ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、
0.1%ブロモフェノールブルー〕を5回加えたのち、
生成した断片を1%アガロース中電気泳動に付し、サイ
ズによって分離した〔ゲルおよび電気泳動緩衝液(TB
E):10.8g/Lトリスヒドロキシメチルアミノメ
タン(Tris塩基)、5.5g/Lホウ酸、0.93
g/L EDTA〕。
TA)1/25容を加え、70℃に10分間加熱して反
応を停止した。1/4容の緩衝液〔80%グリセリン、
40mM Tris酢酸塩pH7.8、50mM ED
TA、0.05%ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、
0.1%ブロモフェノールブルー〕を5回加えたのち、
生成した断片を1%アガロース中電気泳動に付し、サイ
ズによって分離した〔ゲルおよび電気泳動緩衝液(TB
E):10.8g/Lトリスヒドロキシメチルアミノメ
タン(Tris塩基)、5.5g/Lホウ酸、0.93
g/L EDTA〕。
【0113】ゲルを0.5μg/mlエチジウムブロミ
ド溶液中インキュベーションしたのち、DNAストリッ
プを紫外線で可視化し、IFN−遺伝子含有DNAピー
ス(約800bp)を含むゲル領域を切り取った。DN
Aを1/10×TBE緩衝液中に電気溶出した。DNA
溶液をフェノールで1回、エーテルで4回抽出し、1/
10容の3M酢酸ナトリウム(NaAc)pH5.8お
よび2.5容のエタノールを加えて、−20℃で水から
DNAを沈殿させた。遠心分離後、DNAを70%エタ
ノールで洗浄し、真空中で5分間乾燥した。DNAを水
50μlに溶解した(約50μg/μl)。
ド溶液中インキュベーションしたのち、DNAストリッ
プを紫外線で可視化し、IFN−遺伝子含有DNAピー
ス(約800bp)を含むゲル領域を切り取った。DN
Aを1/10×TBE緩衝液中に電気溶出した。DNA
溶液をフェノールで1回、エーテルで4回抽出し、1/
10容の3M酢酸ナトリウム(NaAc)pH5.8お
よび2.5容のエタノールを加えて、−20℃で水から
DNAを沈殿させた。遠心分離後、DNAを70%エタ
ノールで洗浄し、真空中で5分間乾燥した。DNAを水
50μlに溶解した(約50μg/μl)。
【0114】DNAをニックトランスレーションを用い
て放射標識した〔マニアティス(Maniatis,
T)ほか:モルキュラー・クローニング(Molecu
larCloning)の改良法〕。また、50μlイ
ンキュベーション溶液は以下の組成とした。50mM
Tris pH7.8、5mM MgCl2 、10mM
メルカプトエタノール、pER33からのDNAインサ
ート100ng、16pg DNaseI、25μM
dATP、25μgdGTP、25μM dTTP、2
0μCiα−32P−dCTP(>3,000Ci/mM
Ol)ならびに3単位のDNAポリメラーゼI(大腸
菌)。
て放射標識した〔マニアティス(Maniatis,
T)ほか:モルキュラー・クローニング(Molecu
larCloning)の改良法〕。また、50μlイ
ンキュベーション溶液は以下の組成とした。50mM
Tris pH7.8、5mM MgCl2 、10mM
メルカプトエタノール、pER33からのDNAインサ
ート100ng、16pg DNaseI、25μM
dATP、25μgdGTP、25μM dTTP、2
0μCiα−32P−dCTP(>3,000Ci/mM
Ol)ならびに3単位のDNAポリメラーゼI(大腸
菌)。
【0115】インキュベーションは14℃で45分間行
った。1容の50mM EDTA、2%SDS、10m
M Tris pH=7.6の溶液を加え、70℃に1
0分間加えて反応を終結させた。DNAをセファデック
スG−100を用いTE緩衝液(10mM Tris、
pH=8.0、1mM EDTA)へのクロマトグラフ
ィ−により放射標識されなかった部分と分離した。放射
標識サンプルの比活性は約4×107 cpm/μgであ
った。
った。1容の50mM EDTA、2%SDS、10m
M Tris pH=7.6の溶液を加え、70℃に1
0分間加えて反応を終結させた。DNAをセファデック
スG−100を用いTE緩衝液(10mM Tris、
pH=8.0、1mM EDTA)へのクロマトグラフ
ィ−により放射標識されなかった部分と分離した。放射
標識サンプルの比活性は約4×107 cpm/μgであ
った。
【0116】c) INF遺伝子含有インサートのため
のクローンのスクリーニング マイクロタイター板のウェル中に凍結した細菌培養液を
解凍した(a)。相当する大きさのニトロセルロースフ
ィルター片〔シュライヘル・アンド・シュール社、BA
85、孔径0.45μm)をLB−アガール(LB−ア
ガール:10g/Lトリプトン、5g/L酵母エキス、
5g/L NaCl、15g/Lバクトアガール、20
mg/Lテトラサイクリン塩酸塩)上に置く。
のクローンのスクリーニング マイクロタイター板のウェル中に凍結した細菌培養液を
解凍した(a)。相当する大きさのニトロセルロースフ
ィルター片〔シュライヘル・アンド・シュール社、BA
85、孔径0.45μm)をLB−アガール(LB−ア
ガール:10g/Lトリプトン、5g/L酵母エキス、
5g/L NaCl、15g/Lバクトアガール、20
mg/Lテトラサイクリン塩酸塩)上に置く。
【0117】マイクロタイター板に適合したプランジャ
ーにより各クローンをニトロセルロースフィルターに移
した。バクテリアを一夜37℃で生育させ、径約5mm
のコロニーを形成させた。バクテリアを破壊し、DNA
を変性するため、ニトロセルロースフィルターを、次の
溶液:(1)0.5M NaOHに8分、(2)1MT
ris pH=7.4に2分、(3)1M Tris
pH7.4に2分、(4)1.5M NaCl、0.5
M Tris pH=7.4に4分、あらかじめ浸漬し
たウォットマン(Whatman)3MMろ紙のスタッ
ク上に順次置いた。フィルターを風乾したのち、2時間
80℃に保持した。
ーにより各クローンをニトロセルロースフィルターに移
した。バクテリアを一夜37℃で生育させ、径約5mm
のコロニーを形成させた。バクテリアを破壊し、DNA
を変性するため、ニトロセルロースフィルターを、次の
溶液:(1)0.5M NaOHに8分、(2)1MT
ris pH=7.4に2分、(3)1M Tris
pH7.4に2分、(4)1.5M NaCl、0.5
M Tris pH=7.4に4分、あらかじめ浸漬し
たウォットマン(Whatman)3MMろ紙のスタッ
ク上に順次置いた。フィルターを風乾したのち、2時間
80℃に保持した。
【0118】フィルターを、6×SSC(1×SSCは
0.15M NaCl、0.015Mクエン酸三ナトリ
ウム、pH=7.0)、5×デンハルト溶液〔1×デン
ハルト溶液は0.02%PVP(ポルビニルピロリド
ン)に相当〕、0.02%フィコール(MG:40,0
00D);0.02%BSM(ウシ血清アルブミン)お
よび0.1%SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)からな
るハイブリダイゼーション溶液中、65℃で4時間前処
置した。
0.15M NaCl、0.015Mクエン酸三ナトリ
ウム、pH=7.0)、5×デンハルト溶液〔1×デン
ハルト溶液は0.02%PVP(ポルビニルピロリド
ン)に相当〕、0.02%フィコール(MG:40,0
00D);0.02%BSM(ウシ血清アルブミン)お
よび0.1%SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)からな
るハイブリダイゼーション溶液中、65℃で4時間前処
置した。
【0119】(b)で製造したサンプル、各フィルター
あたり約1×106 cpmを煮沸して変性し、ハイブリ
ダイゼーション溶液に加えた。ハイブリダイゼーション
は65℃で16時間実施した。フィルターを3×SSC
/0.1%SDSにより、65℃で1時間、4回洗浄し
た。フィルターを風乾し、サランラップ(登録商品
名)、で覆い、コダックX−Omat S(登録商品
名)フィルムに暴露した。
あたり約1×106 cpmを煮沸して変性し、ハイブリ
ダイゼーション溶液に加えた。ハイブリダイゼーション
は65℃で16時間実施した。フィルターを3×SSC
/0.1%SDSにより、65℃で1時間、4回洗浄し
た。フィルターを風乾し、サランラップ(登録商品
名)、で覆い、コダックX−Omat S(登録商品
名)フィルムに暴露した。
【0120】例 2 IFN−遺伝子含有組換えプラスミド確認のためのサザ
ーントランスファー 陽性反応を示すコロニーまたは陽性反応が疑われるコロ
ニーの培養液5mlをL−培地(10g/Lトリプト
ン、5g/L酵母エキス、5g/L NaCl、20m
g/Lテトラサイクリン塩酸塩)中、37℃で一夜生育
させた。プラスミドDNAはバーンボイムとドリー(B
irnboim and Doly)の方法〔ヌクレイ
ック・アシッズ・リサーチ(Nucl.Acid.Re
s.)第7巻、1513(1979)〕の改良プロトコ
ールを用いて単離した。
ーントランスファー 陽性反応を示すコロニーまたは陽性反応が疑われるコロ
ニーの培養液5mlをL−培地(10g/Lトリプト
ン、5g/L酵母エキス、5g/L NaCl、20m
g/Lテトラサイクリン塩酸塩)中、37℃で一夜生育
させた。プラスミドDNAはバーンボイムとドリー(B
irnboim and Doly)の方法〔ヌクレイ
ック・アシッズ・リサーチ(Nucl.Acid.Re
s.)第7巻、1513(1979)〕の改良プロトコ
ールを用いて単離した。
【0121】1.5ml懸濁液中の細胞を遠心分離し、
50mMグルコース、10mM EDTA、25mM
Tris−HCl pH=8.0および4mg/mlの
リゾチームからなるリゾチーム溶液100μl中0℃に
再懸濁した。室温で5分間インキュベートしたのち、2
容の氷冷0.2M NaOH、1%SDS溶液を加え、
さらに5分間インキュベーションを続けた。次に氷冷酢
酸ナトリウム溶液(pH4.8)150μlを加え、5
分間インキュベートした。沈殿した細胞成分を遠心分離
した。
50mMグルコース、10mM EDTA、25mM
Tris−HCl pH=8.0および4mg/mlの
リゾチームからなるリゾチーム溶液100μl中0℃に
再懸濁した。室温で5分間インキュベートしたのち、2
容の氷冷0.2M NaOH、1%SDS溶液を加え、
さらに5分間インキュベーションを続けた。次に氷冷酢
酸ナトリウム溶液(pH4.8)150μlを加え、5
分間インキュベートした。沈殿した細胞成分を遠心分離
した。
【0122】DNA溶液を1容のフェノール/クロロホ
ルム(1:1)で抽出し、2容のエタノールを加えてD
NAを沈殿させた。遠心分離後、ペレットを70%エタ
ノールで1回洗浄し、真空中で5分間乾燥した。DNA
を50μlの(TE)−緩衝液に溶解した。この10μ
lを反応液(10mM Tris−HCl pH=7.
5、10mM MgCl2 、50mM NaCl、1m
M DTT)50μl中、PstI制限エンドヌクレア
ーゼ10単位により、37℃で1時間消化した。
ルム(1:1)で抽出し、2容のエタノールを加えてD
NAを沈殿させた。遠心分離後、ペレットを70%エタ
ノールで1回洗浄し、真空中で5分間乾燥した。DNA
を50μlの(TE)−緩衝液に溶解した。この10μ
lを反応液(10mM Tris−HCl pH=7.
5、10mM MgCl2 、50mM NaCl、1m
M DTT)50μl中、PstI制限エンドヌクレア
ーゼ10単位により、37℃で1時間消化した。
【0123】1/25容の0.5M EDTAならびに
1/4容5×緩衝液(例1b参照)を加えたのち、10
分間加熱し、ついでDNAを1%アガロースゲル(TB
E−緩衝液)中電気泳動によって分離した。アガロース
ゲル中のDNAをサザーン法〔サザーン(Southe
rn,EM):ジャーナル・オブ・モルキュラー・バイ
オロジー(J.Mol.Biol.)、第98巻、50
3〜517(1975)〕に従ってニトロセルロースフ
ィルターに移した。
1/4容5×緩衝液(例1b参照)を加えたのち、10
分間加熱し、ついでDNAを1%アガロースゲル(TB
E−緩衝液)中電気泳動によって分離した。アガロース
ゲル中のDNAをサザーン法〔サザーン(Southe
rn,EM):ジャーナル・オブ・モルキュラー・バイ
オロジー(J.Mol.Biol.)、第98巻、50
3〜517(1975)〕に従ってニトロセルロースフ
ィルターに移した。
【0124】ゲルを、1.5M NaCl/0.5M
NaOH溶液中で1時間インキュベートして、ゲル中の
DNAを変性した。次に、1M Tris×HCl p
H=8/1.5M NaCl溶液で1時間中性化した。
DNAを10×SSC(1.5M NaCl、0.15
Mクエン酸ナトリウムpH=7.0)でニトロセルロー
スフィルターに移した。トランスファー完了後(約16
時間)、フィルターを6×SSC緩衝液中で短時間すす
ぎ、風乾し、最後に80℃に2時間加熱した。
NaOH溶液中で1時間インキュベートして、ゲル中の
DNAを変性した。次に、1M Tris×HCl p
H=8/1.5M NaCl溶液で1時間中性化した。
DNAを10×SSC(1.5M NaCl、0.15
Mクエン酸ナトリウムpH=7.0)でニトロセルロー
スフィルターに移した。トランスファー完了後(約16
時間)、フィルターを6×SSC緩衝液中で短時間すす
ぎ、風乾し、最後に80℃に2時間加熱した。
【0125】フィルターを6×SSC/5×デンハルト
溶液/0.1%SDS(例1c参照)により65℃で4
時間前処置した。約2×106 cpmのハイブリダイゼ
ーションサンプル(例1b参照)を100℃に加熱して
変性し、ついでハイブリダイゼーション溶液に加えた。
ハイブリダイゼーションは65℃で16時間実施した。
次にフィルターを3×SSC/0.1%SDS溶液によ
り65℃で1時間、4回洗浄した。風乾後、フィルター
をサランラップ(登録商品名)で覆い、コダックX−O
mat S(登録商品名)フィルム上に暴露した。
溶液/0.1%SDS(例1c参照)により65℃で4
時間前処置した。約2×106 cpmのハイブリダイゼ
ーションサンプル(例1b参照)を100℃に加熱して
変性し、ついでハイブリダイゼーション溶液に加えた。
ハイブリダイゼーションは65℃で16時間実施した。
次にフィルターを3×SSC/0.1%SDS溶液によ
り65℃で1時間、4回洗浄した。風乾後、フィルター
をサランラップ(登録商品名)で覆い、コダックX−O
mat S(登録商品名)フィルム上に暴露した。
【0126】例 3 クローンE76E9中インターフェロン活性の検出 クローンE76E9の培養液100mlをL−培地(1
0g/Lトリプトン、5g/L酵母エキス、5g/L
NaCl、5g/Lグルコース、20mg/Lテトラサ
イクリン塩酸塩)中37℃で、光学密度A600 =0.8
になるまで培養した。バクテリアを7,000rpmで
10分間遠心分離し、50mM Tris×HCl p
H=8.0、30mM NaCl溶液で1回洗浄し、つ
いで洗浄液1.5mlに再懸濁した。
0g/Lトリプトン、5g/L酵母エキス、5g/L
NaCl、5g/Lグルコース、20mg/Lテトラサ
イクリン塩酸塩)中37℃で、光学密度A600 =0.8
になるまで培養した。バクテリアを7,000rpmで
10分間遠心分離し、50mM Tris×HCl p
H=8.0、30mM NaCl溶液で1回洗浄し、つ
いで洗浄液1.5mlに再懸濁した。
【0127】1mg/mlのリゾチームと0℃で30分
間インキュベートしたのち、バクテリア懸濁液の凍結/
解凍を5回くり返した。細胞を4,000rpmで1時
間遠心分離してペレット化した。上澄液を滅菌ろ過し、
インターフェロン活性について試験した。使用した試験
法はV3細胞および水疱性口内炎ウィルスを用いたプラ
ーク減少試験であった〔アドルフ(Adolf,GR)
ほか:アーカイブズ・オブ・バイロロジー(Arch.
Virol.)第72巻、169〜178(198
2)〕。驚くべきことに、このクローンは初期培養液1
リットルに対し9,000単位までのインターフェロン
を産生した。
間インキュベートしたのち、バクテリア懸濁液の凍結/
解凍を5回くり返した。細胞を4,000rpmで1時
間遠心分離してペレット化した。上澄液を滅菌ろ過し、
インターフェロン活性について試験した。使用した試験
法はV3細胞および水疱性口内炎ウィルスを用いたプラ
ーク減少試験であった〔アドルフ(Adolf,GR)
ほか:アーカイブズ・オブ・バイロロジー(Arch.
Virol.)第72巻、169〜178(198
2)〕。驚くべきことに、このクローンは初期培養液1
リットルに対し9,000単位までのインターフェロン
を産生した。
【0128】例 4 新規配列に関連する遺伝子数を決定するためのゲノムの
サザーンブロット a) ナマルワ細胞からのDNAの単離 ナマルワ細胞培養液400mlをJA21遠心分離機に
より1,000rpmで遠心分離し、細胞をペレット化
する。生成したペレットをNP40緩衝液(NP40緩
衝液:140mM NaCl、1.5mM MgC
l2 、10mM Tris−HCl pH=7.4)に
再懸濁して注意深く洗浄し、再び1,000rpmでペ
レツト化する。
サザーンブロット a) ナマルワ細胞からのDNAの単離 ナマルワ細胞培養液400mlをJA21遠心分離機に
より1,000rpmで遠心分離し、細胞をペレット化
する。生成したペレットをNP40緩衝液(NP40緩
衝液:140mM NaCl、1.5mM MgC
l2 、10mM Tris−HCl pH=7.4)に
再懸濁して注意深く洗浄し、再び1,000rpmでペ
レツト化する。
【0129】得られたペレットを20mlのNP40緩
衝液20mlに再び懸濁し、1mlのNP40溶液と混
合して細胞壁を破壊する。5分間氷浴中に放置したの
ち、無傷の細胞核を1,000rpmで遠心分離してペ
レット化し、上澄液を捨てる。細胞核を50mM Tr
is/Cl pH=8.0、10mM EDTAおよび
200mM NaClからなる溶液10mlに再懸濁
し、ついで20%SDS1mlを加えて蛋白質を除去す
る。
衝液20mlに再び懸濁し、1mlのNP40溶液と混
合して細胞壁を破壊する。5分間氷浴中に放置したの
ち、無傷の細胞核を1,000rpmで遠心分離してペ
レット化し、上澄液を捨てる。細胞核を50mM Tr
is/Cl pH=8.0、10mM EDTAおよび
200mM NaClからなる溶液10mlに再懸濁
し、ついで20%SDS1mlを加えて蛋白質を除去す
る。
【0130】生成する粘稠な溶液を同量のフェノール
(10mM Tris/Cl pH=8.0で飽和)に
より2回、クロロホルムにより2回抽出する。エタノー
ルを加え、遠心分離に付してDNAを沈殿させる。次
に、生成したDNAペレットを70%エタノールで1回
洗浄し、真空中で5分間乾燥し、TE緩衝液(TE緩衝
液:10mM Tris/HCl pH=8.0、1m
M EDTA)6mlに溶解する。DNAの濃度は0.
8mg/mlである。
(10mM Tris/Cl pH=8.0で飽和)に
より2回、クロロホルムにより2回抽出する。エタノー
ルを加え、遠心分離に付してDNAを沈殿させる。次
に、生成したDNAペレットを70%エタノールで1回
洗浄し、真空中で5分間乾燥し、TE緩衝液(TE緩衝
液:10mM Tris/HCl pH=8.0、1m
M EDTA)6mlに溶解する。DNAの濃度は0.
8mg/mlである。
【0131】b) ナマルワ細胞からのDNAの制限エ
ンドヌクレアーゼ消化 制限エンドヌクレアーゼ消化は、製造業者〔ニュー・イ
ングランド・バイオラブズ(New England
Biolabs)〕の特定した条件に従って実施した。
DNA 1μgを容量10μl中、37℃において、2
時間またはそれ以上、適当な制限エンドヌクレアーゼ2
単位で消化する。制限エンドヌクレアーゼとしては、E
coRI、HindIII、BamHI、SphI、P
stIおよびClaIを使用した。各消化実験にDNA
2μgを使用する。
ンドヌクレアーゼ消化 制限エンドヌクレアーゼ消化は、製造業者〔ニュー・イ
ングランド・バイオラブズ(New England
Biolabs)〕の特定した条件に従って実施した。
DNA 1μgを容量10μl中、37℃において、2
時間またはそれ以上、適当な制限エンドヌクレアーゼ2
単位で消化する。制限エンドヌクレアーゼとしては、E
coRI、HindIII、BamHI、SphI、P
stIおよびClaIを使用した。各消化実験にDNA
2μgを使用する。
【0132】消化の完結をモニターするために、10μ
l(一部)を反応開始時にとり、0.4μgのlamb
daファージ−DNAと混合する。2時間インキュベー
ションしたのち、これらの部分サンプルをアガロースゲ
ル電気泳動に対し、染色lambdaファージDNA断
片のサンプルと比較して消化の完結を調べる。このよう
なチェックを実施したのち、EDTAを最終濃度20m
Mになるように加え、溶液を70℃に10分間加熱して
反応を停止させる。0.3M NaAC、pH=5.6
および2.5容のエタノールを加えてDNAを沈殿させ
る。−70℃で30分間インキュベートしたのち、DN
Aをエッペンドルフ(Eppendorf)遠心分離機
でペレット化し、70%エタノールで1回洗浄し、乾燥
する。生成したDNAをTE緩衝液30μlにとる。
l(一部)を反応開始時にとり、0.4μgのlamb
daファージ−DNAと混合する。2時間インキュベー
ションしたのち、これらの部分サンプルをアガロースゲ
ル電気泳動に対し、染色lambdaファージDNA断
片のサンプルと比較して消化の完結を調べる。このよう
なチェックを実施したのち、EDTAを最終濃度20m
Mになるように加え、溶液を70℃に10分間加熱して
反応を停止させる。0.3M NaAC、pH=5.6
および2.5容のエタノールを加えてDNAを沈殿させ
る。−70℃で30分間インキュベートしたのち、DN
Aをエッペンドルフ(Eppendorf)遠心分離機
でペレット化し、70%エタノールで1回洗浄し、乾燥
する。生成したDNAをTE緩衝液30μlにとる。
【0133】c) ゲル電気泳動およびサザントランス
ファー 消化したDNAサンプルをTE緩衝液(10.8g/L
Tris塩基、5.5g/Lホウ酸、0.93g/L
EDTA)中0.8アガロースゲルにより、大きさに
応じて分画化する。この目的には、DNAサンプル15
μlを4μlの負荷緩衝液(0.02%SDS、5×T
E緩衝液、5mM EDTA、50%グリセリン、0.
1%ブロモフェノールブルー)と混合し、短時間70℃
に加熱し、ゲル中に設けたトローフにロードする。
ファー 消化したDNAサンプルをTE緩衝液(10.8g/L
Tris塩基、5.5g/Lホウ酸、0.93g/L
EDTA)中0.8アガロースゲルにより、大きさに
応じて分画化する。この目的には、DNAサンプル15
μlを4μlの負荷緩衝液(0.02%SDS、5×T
E緩衝液、5mM EDTA、50%グリセリン、0.
1%ブロモフェノールブルー)と混合し、短時間70℃
に加熱し、ゲル中に設けたトローフにロードする。
【0134】EcoRIおよびHindIIIで切断し
たLambda−DNAを別個にロードし、DNAのサ
イズのマーカーとして用いる。ゲル電気泳動は、約1V
/cmで24時間行う。ついでDNAを、サザーン法を
用いて、10×SSC(1×SSC:150mMクエン
酸三ナトリウム、15ml NaCl、pH=7.0)
で、ニトロセルロースフィルター〔シュライヘル・アン
ド・シュール(Schleicher and Sch
uell)社、BA85〕に移す。フィルターを室温で
乾燥したのち、80℃に2時間加熱してDNAをフィル
ターに結合させる。
たLambda−DNAを別個にロードし、DNAのサ
イズのマーカーとして用いる。ゲル電気泳動は、約1V
/cmで24時間行う。ついでDNAを、サザーン法を
用いて、10×SSC(1×SSC:150mMクエン
酸三ナトリウム、15ml NaCl、pH=7.0)
で、ニトロセルロースフィルター〔シュライヘル・アン
ド・シュール(Schleicher and Sch
uell)社、BA85〕に移す。フィルターを室温で
乾燥したのち、80℃に2時間加熱してDNAをフィル
ターに結合させる。
【0135】d) ハイブリダイゼーションプローブ 20μgのプラスミドP9A2をAvaIIで切断する
と、全cDNAインサートを含有する約1100bpの
断片が生成する。このDNA断片をSau3AおよびA
luIで再び切断し、アガロースゲル電気泳動(図5の
b参照)後に、電気溶出およびエルチップカラムクロマ
トグラフィ−によってDNA大断片を単離する。生成し
たDNA(1.5μg)を水15μlに溶解する。
と、全cDNAインサートを含有する約1100bpの
断片が生成する。このDNA断片をSau3AおよびA
luIで再び切断し、アガロースゲル電気泳動(図5の
b参照)後に、電気溶出およびエルチップカラムクロマ
トグラフィ−によってDNA大断片を単離する。生成し
たDNA(1.5μg)を水15μlに溶解する。
【0136】20μgのプラスミドpER33をHin
dIIIで切断し、このIFN−α2−Argに対する
発現プラスミド〔ラッスル−ドウワーキン(Rastl
−Dworkin,E)ほか:ジーン(Gene)、第
21巻、237〜248(1983)〕を2回切断す
る。インターフェロン−α2−Argに対する遺伝子を
含有するDNA小断片をプラスミドP9A2の場合と同
様にして単離する。
dIIIで切断し、このIFN−α2−Argに対する
発現プラスミド〔ラッスル−ドウワーキン(Rastl
−Dworkin,E)ほか:ジーン(Gene)、第
21巻、237〜248(1983)〕を2回切断す
る。インターフェロン−α2−Argに対する遺伝子を
含有するDNA小断片をプラスミドP9A2の場合と同
様にして単離する。
【0137】両DNAをリグビー(Rigby,PW
J)ほか〔ジャーナル・オブ・モルキュラー・バイオロ
ジー(J.Mol.Biol.)、第113巻、237
〜251(1977)〕の提案した方法を用いてニック
トランスレーションに付す。ニックトランスレーション
は1×ニック緩衝液(1×ニック緩衝液:50mM T
ris/Cl pH=7.2、10mM MgSO4 、
0.1mM DTT、50μg/ml BSA)dAT
P、dGTPおよびdTTPそれぞれ100μmol、
150μCi α−32P−dCTP〔アマーシャム(A
mersham、3000Ci/mMOl〕ならびにD
NAポリメラーゼI〔ベーリンガー・マンハイム(Bo
ehringer−Mannheim)〕5単位を含有
する溶液50μl中DNA0.2gを用いて実施する。
J)ほか〔ジャーナル・オブ・モルキュラー・バイオロ
ジー(J.Mol.Biol.)、第113巻、237
〜251(1977)〕の提案した方法を用いてニック
トランスレーションに付す。ニックトランスレーション
は1×ニック緩衝液(1×ニック緩衝液:50mM T
ris/Cl pH=7.2、10mM MgSO4 、
0.1mM DTT、50μg/ml BSA)dAT
P、dGTPおよびdTTPそれぞれ100μmol、
150μCi α−32P−dCTP〔アマーシャム(A
mersham、3000Ci/mMOl〕ならびにD
NAポリメラーゼI〔ベーリンガー・マンハイム(Bo
ehringer−Mannheim)〕5単位を含有
する溶液50μl中DNA0.2gを用いて実施する。
【0138】14℃で2時間反応させたのち、同量のE
DTA溶液(40mMOl)を加えて反応を停止させ、
TE緩衝液中G50カラムクロマトグラフィ−に付して
未反応放射性物質を分離する。残った比放射能は約10
0×106 cpm/μg DNAである。
DTA溶液(40mMOl)を加えて反応を停止させ、
TE緩衝液中G50カラムクロマトグラフィ−に付して
未反応放射性物質を分離する。残った比放射能は約10
0×106 cpm/μg DNAである。
【0139】e) ハイブリダイゼーションおよびオー
トラジオグラフィー ニトロセルロースフィルターを半分に切る。いずれの半
分も、同一セットのトレースと例4aに述べた制限酵素
であらかじめ処置したナマルワDNAを含有する。この
フィルターを6×SSC、5×デンハルト〔1×デンハ
ルト:0.02%ウシ血清アルブミン(BSA)、0.
02%ポリビニルプロリドン(PVP)、0.02%フ
ィコール400〕、0.5%SDS、0.1mg/ml
変性ウシ胸腺DNAおよびEDTAを含む溶液中、65
℃で2時間、プレハイブリダイズする。
トラジオグラフィー ニトロセルロースフィルターを半分に切る。いずれの半
分も、同一セットのトレースと例4aに述べた制限酵素
であらかじめ処置したナマルワDNAを含有する。この
フィルターを6×SSC、5×デンハルト〔1×デンハ
ルト:0.02%ウシ血清アルブミン(BSA)、0.
02%ポリビニルプロリドン(PVP)、0.02%フ
ィコール400〕、0.5%SDS、0.1mg/ml
変性ウシ胸腺DNAおよびEDTAを含む溶液中、65
℃で2時間、プレハイブリダイズする。
【0140】ハイブリダイゼーションは6×SSC、5
×デンハルト、10mM EDTA、0.5%SDSお
よび約10×106 cpmのニックトランスレートした
DNA中、65℃で16時間実施する。フィルターの半
分はインターフェロン−α2−Arg−DNAと、他の
半分はプラスミドP9A2から単離したインターフェロ
ン−DNAとハイブリダイズする。ハイブリダイゼーシ
ョン後、両フィルターを2×SSCおよび0.1%SD
Sからなる溶液により室温で4回、0.2×SSCおよ
び0.01%SDSからなる溶液により65℃で45分
間2回洗浄する。ついでフィルターを乾燥し、コダック
X−Omat Sフィルムに暴露する。
×デンハルト、10mM EDTA、0.5%SDSお
よび約10×106 cpmのニックトランスレートした
DNA中、65℃で16時間実施する。フィルターの半
分はインターフェロン−α2−Arg−DNAと、他の
半分はプラスミドP9A2から単離したインターフェロ
ン−DNAとハイブリダイズする。ハイブリダイゼーシ
ョン後、両フィルターを2×SSCおよび0.1%SD
Sからなる溶液により室温で4回、0.2×SSCおよ
び0.01%SDSからなる溶液により65℃で45分
間2回洗浄する。ついでフィルターを乾燥し、コダック
X−Omat Sフィルムに暴露する。
【0141】例 5 発現プラスミドpRHW12およびpRHW11の製造 予備的説明:発現プラスミドの製造は図6に例示があ
る。制限酵素による消化はすべて酵素の製造業者の指示
に従って実施する。
る。制限酵素による消化はすべて酵素の製造業者の指示
に従って実施する。
【0142】a) プラスミドpRHW10の製造 100μgのプラスミドP9A2を制限エンドヌクレア
ーゼAvaII(ニュー・イングランド・バイオラブ
ズ)100単位で消化する。消化後、70℃に加熱して
酵素を不活化し、得られた断片を1.4%アガロースゲ
ル上、TBE緩衝液(TBE緩衝液:10.8g/L
Tris塩基、5.5g/Lホウ酸、0.93g/L
EDTA)により、サイズに応じて分画化する。
ーゼAvaII(ニュー・イングランド・バイオラブ
ズ)100単位で消化する。消化後、70℃に加熱して
酵素を不活化し、得られた断片を1.4%アガロースゲ
ル上、TBE緩衝液(TBE緩衝液:10.8g/L
Tris塩基、5.5g/Lホウ酸、0.93g/L
EDTA)により、サイズに応じて分画化する。
【0143】全cDNAインサートを含有するバンドを
電気溶出し、エルチップカラム(シュライヘル・アンド
・シュール)を用いて精製する。得られた20μgのう
ちの6μgを制限エンドヌクレアーゼSau3a(溶液
計100μl20中単位)でさらに消化する。断片をT
BE緩衝液中2%アガロースゲルを用いて分離する。エ
チジウムブロミド(EtBr)で染色後、189bpの
DNA断片を電気溶出し、上述したと同様に精製する
(=図6の断片b)。
電気溶出し、エルチップカラム(シュライヘル・アンド
・シュール)を用いて精製する。得られた20μgのう
ちの6μgを制限エンドヌクレアーゼSau3a(溶液
計100μl20中単位)でさらに消化する。断片をT
BE緩衝液中2%アガロースゲルを用いて分離する。エ
チジウムブロミド(EtBr)で染色後、189bpの
DNA断片を電気溶出し、上述したと同様に精製する
(=図6の断片b)。
【0144】インターフェロン遺伝子にプロモーター、
リボソーム結合サイトおよび開始コドンを結合するた
め、相当するDNA断片を発現プラスミドpER33
〔ラッスル−ドウワーキン(Rastl−Dworki
n,E)ほか:ジーン(Gene)、第21巻、237
〜248(1983)〕から単離する。この目的のた
め、50μgのpER33を制限酵素EcoRIおよび
PvuIIで2回消化し、生成した断片をTBE緩衝液
中アガロースゲル上に、その大きさにより分画化する。
リボソーム結合サイトおよび開始コドンを結合するた
め、相当するDNA断片を発現プラスミドpER33
〔ラッスル−ドウワーキン(Rastl−Dworki
n,E)ほか:ジーン(Gene)、第21巻、237
〜248(1983)〕から単離する。この目的のた
め、50μgのpER33を制限酵素EcoRIおよび
PvuIIで2回消化し、生成した断片をTBE緩衝液
中アガロースゲル上に、その大きさにより分画化する。
【0145】長さ389bpで、Trpプロモーター、
リボソーム結合サイトおよび開始コドンを含むDNA断
片を電気溶出し、エルチップカラムを用いて精製する。
かくして得られた断片を、次にSau3Aで消化し、ア
ガロースゲル電気泳動、電気溶出およびエルチップカラ
ム精製に付すと、所望の断片108bpが約100μg
の収量で得られる(=図6の断片c)。
リボソーム結合サイトおよび開始コドンを含むDNA断
片を電気溶出し、エルチップカラムを用いて精製する。
かくして得られた断片を、次にSau3Aで消化し、ア
ガロースゲル電気泳動、電気溶出およびエルチップカラ
ム精製に付すと、所望の断片108bpが約100μg
の収量で得られる(=図6の断片c)。
【0146】20ngの断片bを20ngの断片cと、
50mM Tris/Cl pH=7.5、10mM
CaCl2 、1mM DTTおよび1mM ATPを含
む溶液中、容量40μlで、T4 リガーゼ10単位を用
い、14℃で18時間、リゲートさせる。次に70℃に
加熱して酵素を破壊し、生成したDNAを総容量50μ
l中、HindIIIで切断する。
50mM Tris/Cl pH=7.5、10mM
CaCl2 、1mM DTTおよび1mM ATPを含
む溶液中、容量40μlで、T4 リガーゼ10単位を用
い、14℃で18時間、リゲートさせる。次に70℃に
加熱して酵素を破壊し、生成したDNAを総容量50μ
l中、HindIIIで切断する。
【0147】10μgの発現プラスミドpER103
〔ラッスル−ドウワーキン(Rastl−Dworki
n,E)ほか:ジーン(Gene)、第21巻、237
〜248(1983)〕を総容量100μl中Hind
IIIで線状にする。37℃で2時間処理したのち、1
容の2×ホスファターゼ緩衝液(20mM Tris/
Cl pH=9.2、0.2mM EDTA)とウシ小
腸ホスファターゼ(CIP)1単位を加える。45℃で
30分間反応させたのち、さらに1単位のCIPを加
え、さらに30分インキュベーションを続ける。
〔ラッスル−ドウワーキン(Rastl−Dworki
n,E)ほか:ジーン(Gene)、第21巻、237
〜248(1983)〕を総容量100μl中Hind
IIIで線状にする。37℃で2時間処理したのち、1
容の2×ホスファターゼ緩衝液(20mM Tris/
Cl pH=9.2、0.2mM EDTA)とウシ小
腸ホスファターゼ(CIP)1単位を加える。45℃で
30分間反応させたのち、さらに1単位のCIPを加
え、さらに30分インキュベーションを続ける。
【0148】かくして得られたDNAをフェノールで2
回、クロロホルムで1回抽出し、0.3M酢酸ナトリウ
ム(pH=5.5)と2.5容のエタノールを加えて沈
殿する。次のリゲーション工程でベクターの再リゲーシ
ョンを防止するため、脱ホスホリル化する。100ng
の直線化pER103とリゲートした断片bとc(Hi
ndIII消化後)をリガーゼ緩衝液を含む100μl
の溶液に加え、T4 −DNAリガーゼを用いて14℃で
18時間リゲートする。
回、クロロホルムで1回抽出し、0.3M酢酸ナトリウ
ム(pH=5.5)と2.5容のエタノールを加えて沈
殿する。次のリゲーション工程でベクターの再リゲーシ
ョンを防止するため、脱ホスホリル化する。100ng
の直線化pER103とリゲートした断片bとc(Hi
ndIII消化後)をリガーゼ緩衝液を含む100μl
の溶液に加え、T4 −DNAリガーゼを用いて14℃で
18時間リゲートする。
【0149】コンピーテント大腸菌HB101〔ドウワ
ーキン(Dworkin,E)ほか:デベロプメンタル
・バイオロジー(Dev.Biol.)、第76巻、4
35〜448(1980)〕200μlをリゲーション
混合物20μlと混合し、氷上で45分間インキュベー
トする。ついで、40℃での2分間の熱ショックによ
り、DNAの取り込みを起こさせる。細胞懸濁液を氷上
でさらに10分間インキュベートし、最後に50mg/
Lのアンピシリンを含むLBアガール(10g/Lトリ
プトン、5g/L酵母エキス、5g/L NaCl、
1.5%アガール)に適用する。
ーキン(Dworkin,E)ほか:デベロプメンタル
・バイオロジー(Dev.Biol.)、第76巻、4
35〜448(1980)〕200μlをリゲーション
混合物20μlと混合し、氷上で45分間インキュベー
トする。ついで、40℃での2分間の熱ショックによ
り、DNAの取り込みを起こさせる。細胞懸濁液を氷上
でさらに10分間インキュベートし、最後に50mg/
Lのアンピシリンを含むLBアガール(10g/Lトリ
プトン、5g/L酵母エキス、5g/L NaCl、
1.5%アガール)に適用する。
【0150】得られた24個のコロニーからのプラスミ
ドをバーンボイムとドリー(Birnboim and
Doly)の方法〔ヌクレイック・アシッズ・リサー
チ(Nucl.Acid.Res.)、第7巻、151
3〜1523(1979)〕を用いて単離する。各種の
制限酵素で消化したのち、1個のプラスミドが所望の構
造を示した。これをpRHW10と命名した(図6参
照)。
ドをバーンボイムとドリー(Birnboim and
Doly)の方法〔ヌクレイック・アシッズ・リサー
チ(Nucl.Acid.Res.)、第7巻、151
3〜1523(1979)〕を用いて単離する。各種の
制限酵素で消化したのち、1個のプラスミドが所望の構
造を示した。これをpRHW10と命名した(図6参
照)。
【0151】b) プラスミドpRHW12の製造 約10μgのプラスミドpRHW10をBamHIで切
断する。ついでDNAポリメラーゼIのクレノウ断片お
よび4種のデオキシヌクレオシドトリホスフェートを加
え、20分間室温でインキュベートする。得られた線状
の、ブラント末端のプラスミドをフェノール抽出、沈殿
で精製し、容量100μl中制限エンドヌクレアーゼN
coIで切断する。アガロースゲル電気泳動、電気溶出
およびエルチップ精製により大断片が得られる。断片
a)(図6参照)は、P9A2−cDNAインサート
(上述)を含むAvaII断片4μgをNcoIおよび
AluIで消化すると得られる。断片a)の収量は約2
μgである。
断する。ついでDNAポリメラーゼIのクレノウ断片お
よび4種のデオキシヌクレオシドトリホスフェートを加
え、20分間室温でインキュベートする。得られた線状
の、ブラント末端のプラスミドをフェノール抽出、沈殿
で精製し、容量100μl中制限エンドヌクレアーゼN
coIで切断する。アガロースゲル電気泳動、電気溶出
およびエルチップ精製により大断片が得られる。断片
a)(図6参照)は、P9A2−cDNAインサート
(上述)を含むAvaII断片4μgをNcoIおよび
AluIで消化すると得られる。断片a)の収量は約2
μgである。
【0152】最終リゲーション工程では、断片a)を、
BamHI/NcoIであらかじめ消化したpRHW1
0と、容量10μl中、各DNA10ngを用いてリゲ
ートする。BamHIサイトにAluIで切断したDN
Aをリゲートすることにより、BamHI認識サイトが
保持される。生成したリゲーション混合物で、上述のよ
うにして、コンピーテント大腸菌HB101を形質転換
する。得られた40個のコロニーのうち1個が選択され
る。これがpRHW12である。
BamHI/NcoIであらかじめ消化したpRHW1
0と、容量10μl中、各DNA10ngを用いてリゲ
ートする。BamHIサイトにAluIで切断したDN
Aをリゲートすることにより、BamHI認識サイトが
保持される。生成したリゲーション混合物で、上述のよ
うにして、コンピーテント大腸菌HB101を形質転換
する。得られた40個のコロニーのうち1個が選択され
る。これがpRHW12である。
【0153】プラスミドを単離し、サンガー法〔サンガ
ー(SaNger,F)ほか:プロシーディングズ・オ
ブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシズ
(Proc.Natl.Acad.Sci.)第74
巻、5463〜5467(1979)〕を用いてEco
RI/BamHIインサートの配列を決定する。これは
期待の構造を有する。
ー(SaNger,F)ほか:プロシーディングズ・オ
ブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシズ
(Proc.Natl.Acad.Sci.)第74
巻、5463〜5467(1979)〕を用いてEco
RI/BamHIインサートの配列を決定する。これは
期待の構造を有する。
【0154】c)プラスミドpRHW11の製造 これは例5bと同様に行う。1μgのプラスミドpRH
W10をBamHIで消化する。生成したDNAの粘着
末端を、DNAポリメラーゼIのクレノウ断片と4種の
デオキシヌクレオシドトリホスフェートを用いてブラン
ト末端に変換し、ついで線状化DNAをNcoIで切断
する。アガロースゲル電気泳動、電気溶出およびエルチ
ップカラムクロマトグラフィーにより、大断片が得られ
る。
W10をBamHIで消化する。生成したDNAの粘着
末端を、DNAポリメラーゼIのクレノウ断片と4種の
デオキシヌクレオシドトリホスフェートを用いてブラン
ト末端に変換し、ついで線状化DNAをNcoIで切断
する。アガロースゲル電気泳動、電気溶出およびエルチ
ップカラムクロマトグラフィーにより、大断片が得られ
る。
【0155】NcoI−AluI断片はクローンE76
E9から例5bと同様に単離する。次に、10ngのベ
クター部分を10ngのcDNA部分と、容量10μl
中適当な条件下に、T4 リガーゼ1単位を用いてリゲー
トする。生成したDNA混合物で大腸菌HB101を形
質転換し、得られた45個のコロニーをアンピシリン含
有LB板上で選択し、1個のコロニーを選ぶ。これをp
RHW11と命名する。相当するクローンを培養したの
ち、プラスミドDNAを単離する。その構造は数種の特
異的制限エンドヌクレアーゼ(AluI、EcoRI、
HindIII、NcoI、PstI)切断サイトの存
在により証明される。
E9から例5bと同様に単離する。次に、10ngのベ
クター部分を10ngのcDNA部分と、容量10μl
中適当な条件下に、T4 リガーゼ1単位を用いてリゲー
トする。生成したDNA混合物で大腸菌HB101を形
質転換し、得られた45個のコロニーをアンピシリン含
有LB板上で選択し、1個のコロニーを選ぶ。これをp
RHW11と命名する。相当するクローンを培養したの
ち、プラスミドDNAを単離する。その構造は数種の特
異的制限エンドヌクレアーゼ(AluI、EcoRI、
HindIII、NcoI、PstI)切断サイトの存
在により証明される。
【0156】d)プラスミドpRHW12含有大腸菌H
B101によるインターフェロン活性の発現 バクテリア培養液100mlを、トリプトファンを除く
全アミノ酸(各アミノ酸20μg/ml)、チアミン1
μg/ml、0.2%グルコースおよび20μg/ml
のインドール−(3)−アクリル酸(IAA)、トリプ
トファンオペロンのインデューサーを含むM9最小培地
中、600nmでの光学密度が0.6になるまでインキ
ュベートする。ついでバクテリアを遠心分離(7,00
0rpmで10分)してペレット化し、50mM Tr
is/Cl pH=8、30mMNaClで1回洗浄
し、最後に同一の緩衝液1.5mlに懸濁する。
B101によるインターフェロン活性の発現 バクテリア培養液100mlを、トリプトファンを除く
全アミノ酸(各アミノ酸20μg/ml)、チアミン1
μg/ml、0.2%グルコースおよび20μg/ml
のインドール−(3)−アクリル酸(IAA)、トリプ
トファンオペロンのインデューサーを含むM9最小培地
中、600nmでの光学密度が0.6になるまでインキ
ュベートする。ついでバクテリアを遠心分離(7,00
0rpmで10分)してペレット化し、50mM Tr
is/Cl pH=8、30mMNaClで1回洗浄
し、最後に同一の緩衝液1.5mlに懸濁する。
【0157】氷上、1mg/mlのリゾチームと30分
間インキュベートしたのち、バクテリアの凍結、解凍を
5回くり返す。40,000rpmで1時間遠心分離し
て細胞屑を除く。上澄液を滅菌ろ過し、ヒトA549細
胞および脳心筋炎ウイルスを用いたプラーク減少定量法
により、インターフェロン活性を試験する。結果:生成
したバクテリア培養液1リットルは1×106 国際単位
のインターフェロンを含有する〔ビリオー(Billi
au,A):アンチバイラル・リサーチ(Antivi
ral Res.)、第4巻、75〜98(198
4)〕。
間インキュベートしたのち、バクテリアの凍結、解凍を
5回くり返す。40,000rpmで1時間遠心分離し
て細胞屑を除く。上澄液を滅菌ろ過し、ヒトA549細
胞および脳心筋炎ウイルスを用いたプラーク減少定量法
により、インターフェロン活性を試験する。結果:生成
したバクテリア培養液1リットルは1×106 国際単位
のインターフェロンを含有する〔ビリオー(Billi
au,A):アンチバイラル・リサーチ(Antivi
ral Res.)、第4巻、75〜98(198
4)〕。
【0158】例6 I型インターフェロンのアミノ酸およびヌクレオチド配
列間の相違の要約 成熟インターフェロンの最初のシスティン残基を、プラ
スミドP9A2およびE76E9のcDNAインサート
をコードするアミノ酸配列の最初のシスティン残基と一
列に並べて、アミノ酸配列をたがいに比較する。P9A
2またはE76E9クローンの特異的配列の間には差が
みられなかったので、この2つの配列は図7ではIFN
−ωとして示してある。補正したのはインターフェロン
−αAの45位におけるギャップの挿入のみで、これは
差として計算した。
列間の相違の要約 成熟インターフェロンの最初のシスティン残基を、プラ
スミドP9A2およびE76E9のcDNAインサート
をコードするアミノ酸配列の最初のシスティン残基と一
列に並べて、アミノ酸配列をたがいに比較する。P9A
2またはE76E9クローンの特異的配列の間には差が
みられなかったので、この2つの配列は図7ではIFN
−ωとして示してある。補正したのはインターフェロン
−αAの45位におけるギャップの挿入のみで、これは
差として計算した。
【0159】ω−インターフェロンの配列と比較する場
合は、通常の166個のアミノ酸について考慮した。こ
の値は図7に、クローンP9A2およびE76E9によ
ってコードされるさらに6個のアミノ酸の数とともに示
した。差の百分率は差を1.66で割って得られた値で
ある。したがって1個のアミノ酸の差は0.6%にな
る。IFN−ωのさらに6個のアミノ酸については3.
6%の差があることになるが、これはすでに百分率の値
に含まれている。
合は、通常の166個のアミノ酸について考慮した。こ
の値は図7に、クローンP9A2およびE76E9によ
ってコードされるさらに6個のアミノ酸の数とともに示
した。差の百分率は差を1.66で割って得られた値で
ある。したがって1個のアミノ酸の差は0.6%にな
る。IFN−ωのさらに6個のアミノ酸については3.
6%の差があることになるが、これはすでに百分率の値
に含まれている。
【0160】β−インターフェロンとの比較は、成熟β
−インターフェロンの3番目のアミノ酸を、成熟α−イ
ンターフェロンの最初のアミノ酸またはプラスミドP9
A2およびE76E9によってコードされる最初のシス
ティンと一列に並べた。したがって、α−インターフェ
ロンとβ−インターフェロンを比較した場合、対応した
最長の構造はアミノ酸162個である。α−インターフ
ェロンにもβ−インターフェロンにも各2個の比較され
ないアミノ酸がある。これらは差として計算し、図7で
は別に示したが、百分率の計算には包含させてある。β
−インターフェロンとクローンP9A2またはE76E
9のアミノ酸配列の照合も同様に実施したが、この場合
には対応のないアミノ酸が計10個である。
−インターフェロンの3番目のアミノ酸を、成熟α−イ
ンターフェロンの最初のアミノ酸またはプラスミドP9
A2およびE76E9によってコードされる最初のシス
ティンと一列に並べた。したがって、α−インターフェ
ロンとβ−インターフェロンを比較した場合、対応した
最長の構造はアミノ酸162個である。α−インターフ
ェロンにもβ−インターフェロンにも各2個の比較され
ないアミノ酸がある。これらは差として計算し、図7で
は別に示したが、百分率の計算には包含させてある。β
−インターフェロンとクローンP9A2またはE76E
9のアミノ酸配列の照合も同様に実施したが、この場合
には対応のないアミノ酸が計10個である。
【0161】b)ヌクレオチド配列の比較 比較される配列を例6bと同様にリストする。成熟α−
インターフェロンのDNAの最初のヌクレオチドはシス
ティンをコードする成熟α−インターフェロンのトリプ
レットの最初のヌクレオチドである。プラスミドP9A
2またはE76E9のDNAからの最初のヌクレオチド
もシスティン−1に対するコドンの最初のヌクレオチド
である。β−インターフェロンのDNAからの最初のヌ
クレオチドは第3番目のトリプレットの最初のヌクレオ
チドである。
インターフェロンのDNAの最初のヌクレオチドはシス
ティンをコードする成熟α−インターフェロンのトリプ
レットの最初のヌクレオチドである。プラスミドP9A
2またはE76E9のDNAからの最初のヌクレオチド
もシスティン−1に対するコドンの最初のヌクレオチド
である。β−インターフェロンのDNAからの最初のヌ
クレオチドは第3番目のトリプレットの最初のヌクレオ
チドである。
【0162】α−インターフェロンの各DNAをβ−イ
ンターフェロンのDNAと比較する場合には計498個
のヌクレオチドについて比較し、各α−インターフェロ
ンまたはβ−インターフェロンのDNA配列をプラスミ
ドP9A2およびE76E9のDNA配列と比較する場
合には516個のヌクレオチドについて比較した。ギャ
ップの絶対数を図7におけるテーブルの左側に示し、相
当する百分率はカッコ内に示す。
ンターフェロンのDNAと比較する場合には計498個
のヌクレオチドについて比較し、各α−インターフェロ
ンまたはβ−インターフェロンのDNA配列をプラスミ
ドP9A2およびE76E9のDNA配列と比較する場
合には516個のヌクレオチドについて比較した。ギャ
ップの絶対数を図7におけるテーブルの左側に示し、相
当する百分率はカッコ内に示す。
【0163】例7 ウイルス誘発性のω−1−mRNAの発現およびNC3
7細胞 a)ω−インターフェロン特異的ハイブリダイゼーショ
ンプローブの合成 オリゴヌクレオチドd(TGCAGGGCTGCTA
A)10pMolをγ− 32P−ATP(比活性:>50
00Ci/mMol)およびポリヌクレオチドキナーゼ
10単位と、総容量10μl(70mM Tris/C
l pH=7.6、10mM MgCl2 、50mM
DTT)中に混合し、37℃に1時間放置する。つい
で、70℃に10分間加熱して反応を停止させる。生成
した放射能標識オリゴヌクレオチドを5pMolのM1
3pRHW12 ssDNA(図9参照)により、総容
量35μl(100mM NaCl)中、50℃に1時
間放置してハイブリダイズする。
7細胞 a)ω−インターフェロン特異的ハイブリダイゼーショ
ンプローブの合成 オリゴヌクレオチドd(TGCAGGGCTGCTA
A)10pMolをγ− 32P−ATP(比活性:>50
00Ci/mMol)およびポリヌクレオチドキナーゼ
10単位と、総容量10μl(70mM Tris/C
l pH=7.6、10mM MgCl2 、50mM
DTT)中に混合し、37℃に1時間放置する。つい
で、70℃に10分間加熱して反応を停止させる。生成
した放射能標識オリゴヌクレオチドを5pMolのM1
3pRHW12 ssDNA(図9参照)により、総容
量35μl(100mM NaCl)中、50℃に1時
間放置してハイブリダイズする。
【0164】室温に冷却したのち、ニックトランスレー
ション緩衝液、4種のデオキシヌクレオシドトリホスフ
ェートおよび10単位のクレノウポリメラーゼを加えて
総容量50μl(50mM Tris/Cl pH=
7.2、10mM MgCl2、50μg/ml BS
A、ヌクレオチド1mM)とする。ポリメリゼーション
は室温で1時間行い、70℃に5分間加熱して反応を停
止させる。反応中、部分的に二重鎖の環状DNAが得ら
れる。これを、製造業者の指示した緩衝液を用いAva
II25単位により、総容量500μl中で切断する。
二重鎖領域は均一の大きさに切断される。70℃に5分
間加熱して反応を停止させる。
ション緩衝液、4種のデオキシヌクレオシドトリホスフ
ェートおよび10単位のクレノウポリメラーゼを加えて
総容量50μl(50mM Tris/Cl pH=
7.2、10mM MgCl2、50μg/ml BS
A、ヌクレオチド1mM)とする。ポリメリゼーション
は室温で1時間行い、70℃に5分間加熱して反応を停
止させる。反応中、部分的に二重鎖の環状DNAが得ら
れる。これを、製造業者の指示した緩衝液を用いAva
II25単位により、総容量500μl中で切断する。
二重鎖領域は均一の大きさに切断される。70℃に5分
間加熱して反応を停止させる。
【0165】b)ウイルス感染細胞からのRNAの製造 100×106 個の細胞(0.5×106 /ml)を1
00μMolのデキサメサゾンで48〜72時間処理す
る。対照にはデキサメサゾンを加えない。インターフェ
ロンを誘導するため、血清を含まないメジウムに細胞を
濃度5×106/mlになるように懸濁し、210単位/
mlのセンダイウイルスを感染させる。
00μMolのデキサメサゾンで48〜72時間処理す
る。対照にはデキサメサゾンを加えない。インターフェ
ロンを誘導するため、血清を含まないメジウムに細胞を
濃度5×106/mlになるように懸濁し、210単位/
mlのセンダイウイルスを感染させる。
【0166】細胞培養液の上清の一部をとり、プラーク
減少定量法(例5b)によりIFN活性を試験する。ウ
イルス感染6時間後に細胞を遠心分離(1,000g,
10分)によって収穫し、50mlのNP40緩衝液で
洗浄し(例4a)、氷冷したNP40緩衝液9.5ml
に再懸濁し、10%NP40緩衝液0.5mlを加えて
氷冷下に5分間おき分解する。核を遠心分離(1,00
0xg、10分)によって除去したのち、上澄液に50
mM Tris/Cl、0.5%ザルコシンおよび5m
M EDTAを加えてpH=8に調整し、−20℃に保
存する。
減少定量法(例5b)によりIFN活性を試験する。ウ
イルス感染6時間後に細胞を遠心分離(1,000g,
10分)によって収穫し、50mlのNP40緩衝液で
洗浄し(例4a)、氷冷したNP40緩衝液9.5ml
に再懸濁し、10%NP40緩衝液0.5mlを加えて
氷冷下に5分間おき分解する。核を遠心分離(1,00
0xg、10分)によって除去したのち、上澄液に50
mM Tris/Cl、0.5%ザルコシンおよび5m
M EDTAを加えてpH=8に調整し、−20℃に保
存する。
【0167】上澄液から総RNAを単離するため、フェ
ノールで1回、フェノール/クロロホルム/イソアミル
アルコールで1回、クロロホルム/アミルアルコールで
1回抽出する。水相を5.7モルCsClパッド4ml
の上に層にし、SW40ローターで遠心分離し(35k
rpm、20時間)、抽出液からDNAおよび残った蛋
白質を除去する。生成したRNAペレットを2mlのT
E、pH=8.0に再懸濁し、エタノールで沈殿させ
る。沈殿したRNAを5mg/mlの濃度で水に溶解さ
せる。
ノールで1回、フェノール/クロロホルム/イソアミル
アルコールで1回、クロロホルム/アミルアルコールで
1回抽出する。水相を5.7モルCsClパッド4ml
の上に層にし、SW40ローターで遠心分離し(35k
rpm、20時間)、抽出液からDNAおよび残った蛋
白質を除去する。生成したRNAペレットを2mlのT
E、pH=8.0に再懸濁し、エタノールで沈殿させ
る。沈殿したRNAを5mg/mlの濃度で水に溶解さ
せる。
【0168】c)インターフェロン−ω mRNAの検
出 例7a)で製造したハイブリダイゼーションプローブ
0.2μlを、例7b)に従って製造したRNA20〜
50μgとともに、エタノールを添加して沈殿させる。
対照としては、プラスミドpRHW12(例5)で形質
転換した大腸菌起源のトランスファーRNA(tRN
A)またはRNAを細胞性RNAの代わりに加える。生
成したペレットを70%で洗浄して塩を除き、乾燥し、
80%ホルムアミド(100mM PIPES pH=
6.8、400mM NaCl、10mM EDTA)
25μlに溶解する。
出 例7a)で製造したハイブリダイゼーションプローブ
0.2μlを、例7b)に従って製造したRNA20〜
50μgとともに、エタノールを添加して沈殿させる。
対照としては、プラスミドpRHW12(例5)で形質
転換した大腸菌起源のトランスファーRNA(tRN
A)またはRNAを細胞性RNAの代わりに加える。生
成したペレットを70%で洗浄して塩を除き、乾燥し、
80%ホルムアミド(100mM PIPES pH=
6.8、400mM NaCl、10mM EDTA)
25μlに溶解する。
【0169】次にサンプルを100℃に5分間加熱して
ハイブリダイゼーションサンプルを変成させ、そのまま
温度を52℃に調整し、この温度で24時間インキュベ
ートする。ハイブリダイゼーション後、サンプルを氷上
に置き、S1反応混合物〔4mM Zn(Ac)2 、3
0mM NaAc、250mM NaCl、5%グリセ
リン、20μgSSウシ胸腺DNA、S1ヌクレアーゼ
100単位〕475μlを加える。37℃で1時間消化
したのち、エタノールで沈殿させて反応を停止させる。
ハイブリダイゼーションサンプルを変成させ、そのまま
温度を52℃に調整し、この温度で24時間インキュベ
ートする。ハイブリダイゼーション後、サンプルを氷上
に置き、S1反応混合物〔4mM Zn(Ac)2 、3
0mM NaAc、250mM NaCl、5%グリセ
リン、20μgSSウシ胸腺DNA、S1ヌクレアーゼ
100単位〕475μlを加える。37℃で1時間消化
したのち、エタノールで沈殿させて反応を停止させる。
【0170】ペレットを6μlのホルムアミド緩衝液に
溶解し、8M尿素を含有する6%アクリルアミドゲル上
DNA配列決定反応からのサンプルの場合とほぼ同様に
分離する〔サンガー(Sanger,F)ほか:プロシ
ーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オ
ブ・サイエンシズ(Proc.Natl.Acad.S
ci.)、第74巻、5463〜5467(197
9)〕。オートラジオグラフィーのためには、乾燥した
ゲルを、−70℃で、コダックレーンのレギュラー強化
スクリーンを用いてデュポンクロネックスX線フイルム
に暴露する。
溶解し、8M尿素を含有する6%アクリルアミドゲル上
DNA配列決定反応からのサンプルの場合とほぼ同様に
分離する〔サンガー(Sanger,F)ほか:プロシ
ーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オ
ブ・サイエンシズ(Proc.Natl.Acad.S
ci.)、第74巻、5463〜5467(197
9)〕。オートラジオグラフィーのためには、乾燥した
ゲルを、−70℃で、コダックレーンのレギュラー強化
スクリーンを用いてデュポンクロネックスX線フイルム
に暴露する。
【0171】図10の説明 レーンA〜C:対照 レーンA:20μg tRNA レーンB:pER33からのRNA10μg(大腸菌−
インターフェロン−α2−Argの発現株) レーンC:pRHW12からのRNA1ng(大腸菌−
インターフェロン−ω1の発現株) レーンD:非処置ナマルワ細胞からのRNA50μg レーンE:ウイルス感染ナマルワ細胞からのRNA50
μg
インターフェロン−α2−Argの発現株) レーンC:pRHW12からのRNA1ng(大腸菌−
インターフェロン−ω1の発現株) レーンD:非処置ナマルワ細胞からのRNA50μg レーンE:ウイルス感染ナマルワ細胞からのRNA50
μg
【0172】レーンF:デキサメサゾンで前処置し、ウ
イルスで感染させたナマルワ細胞からのRNA50μg レーンG:非処置NC37細胞からのRNA20μg レーンH:ウイルス感染NC37細胞からのRNA20
μg レーンI:デキサメサゾンで前処置し、ウイルスで感染
させたNC37細胞からのRNA20μg レーンM:サイズマーカー(HinfIで切断したpB
R322)
イルスで感染させたナマルワ細胞からのRNA50μg レーンG:非処置NC37細胞からのRNA20μg レーンH:ウイルス感染NC37細胞からのRNA20
μg レーンI:デキサメサゾンで前処置し、ウイルスで感染
させたNC37細胞からのRNA20μg レーンM:サイズマーカー(HinfIで切断したpB
R322)
【0173】レーンBおよびCは、特異的RNAがRN
A分子中にある場合にのみ期待されるシグナルが検出で
きることを示している。また、大過剰の異なるDNAが
あってもバックグラウンドシグナルは生じないことも明
らかである(レーンB参照)。さらに、ハイブリダイゼ
ーションの相手として用いたtRNAもシグナルを生じ
ない(レーンA参照)。
A分子中にある場合にのみ期待されるシグナルが検出で
きることを示している。また、大過剰の異なるDNAが
あってもバックグラウンドシグナルは生じないことも明
らかである(レーンB参照)。さらに、ハイブリダイゼ
ーションの相手として用いたtRNAもシグナルを生じ
ない(レーンA参照)。
【0174】レーンG〜Iは、ウイルス感染NC37細
胞におけるω1特異的RNAの誘導を示している。レー
ンD〜Fは、ナマルワ細胞でもNC37細胞の場合と基
本的に同じ結果が得られることを示している。この結果
は、相当する細胞上清について測定したインターフェロ
ン力価と平行している。インターフェロン−ω1遺伝子
発現におけるこの挙動は、インターフェロンI型遺伝子
から期待されたものと同じである。
胞におけるω1特異的RNAの誘導を示している。レー
ンD〜Fは、ナマルワ細胞でもNC37細胞の場合と基
本的に同じ結果が得られることを示している。この結果
は、相当する細胞上清について測定したインターフェロ
ン力価と平行している。インターフェロン−ω1遺伝子
発現におけるこの挙動は、インターフェロンI型遺伝子
から期待されたものと同じである。
【0175】例8 IFN−ω1をコードする遺伝子またはその関連遺伝子
の単離 a)コスミドスクリーニング ヒトコスミドバンク〔コスミドベクターpcos2 E
MBLにクローニングしたヒトDNA(男性);ポント
カ(Ponstka,A)ほか:プロシーディングズ・
オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・サイエンシズ(P
roc.Natl.Acad.Sci.)、第81巻、
4129〜4133(1984);コンプレキシティ:
2×106 )について、IFN−ωまたは関連遺伝子を
スクリーニングした。
の単離 a)コスミドスクリーニング ヒトコスミドバンク〔コスミドベクターpcos2 E
MBLにクローニングしたヒトDNA(男性);ポント
カ(Ponstka,A)ほか:プロシーディングズ・
オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・サイエンシズ(P
roc.Natl.Acad.Sci.)、第81巻、
4129〜4133(1984);コンプレキシティ:
2×106 )について、IFN−ωまたは関連遺伝子を
スクリーニングした。
【0176】宿主としては、大腸菌DH1(rk - 、m
k + 、rec.A;gyrA96、Sup.E)を用い
た。まずMg++細胞(平板バクテリア)を調製した。大
腸菌DH1を0.2%マルトース補充L−培地(10g
/Lトリプトン、5g/L酵母エキス、5g/L Na
Cl)中一夜生育させる。遠心分離してバクテリアを除
き、10mM MgSO4 溶液にとると、光学密度60
0=2を示す。この細胞懸濁液5mlを12.5×10
6 コロニー形成単位のパックされたコスミドとともに3
7℃で20分間インキュベートする。
k + 、rec.A;gyrA96、Sup.E)を用い
た。まずMg++細胞(平板バクテリア)を調製した。大
腸菌DH1を0.2%マルトース補充L−培地(10g
/Lトリプトン、5g/L酵母エキス、5g/L Na
Cl)中一夜生育させる。遠心分離してバクテリアを除
き、10mM MgSO4 溶液にとると、光学密度60
0=2を示す。この細胞懸濁液5mlを12.5×10
6 コロニー形成単位のパックされたコスミドとともに3
7℃で20分間インキュベートする。
【0177】次に10容のLBを加え、コスミドにコー
ドされているカナマイシン抵抗性の発現のために懸濁液
を37℃に1時間保持する。バクテリアを遠心分離して
除き、LB50mlに再懸濁し、その200μlをとっ
てニトロセルロースフィルター(シュライヘル・アンド
・シュール、BA85、径132mm)上に広げ、これ
をLBアガール(L培地中1.5%アガール)プラスカ
ナマイシン上に置く。各フィルターに約10,000〜
20,000のコロニーが生育する。コロニーを4℃に
保ったニトロセルロースフィルター上でさらにレプリカ
培養する。
ドされているカナマイシン抵抗性の発現のために懸濁液
を37℃に1時間保持する。バクテリアを遠心分離して
除き、LB50mlに再懸濁し、その200μlをとっ
てニトロセルロースフィルター(シュライヘル・アンド
・シュール、BA85、径132mm)上に広げ、これ
をLBアガール(L培地中1.5%アガール)プラスカ
ナマイシン上に置く。各フィルターに約10,000〜
20,000のコロニーが生育する。コロニーを4℃に
保ったニトロセルロースフィルター上でさらにレプリカ
培養する。
【0178】コロニーフィルターのセットを例1c)に
記載したと同様に処理する。すなわち、バクテリアを変
性させ、単一鎖DNAをニトロセルロース上に固定す
る。フィルターを、50mM Tris/HCl、pH
=8.0、1M NaCl、1mM EDTA、0.1
%SDS溶液中、65℃で4時間洗浄する。フィルター
を次に、5メデンハルト(例1c参照)、6×SSC、
0.1%SDS溶液中、65℃で2時間インキュベート
し、同一溶液中で、ニックトランスレーションした変性
IFN−ω1 DNA(クローンpRHW12のHin
dIII−BamHIインサート、図6参照)約50×
106 cpmと65℃で24時間ハイブリダイズする。
記載したと同様に処理する。すなわち、バクテリアを変
性させ、単一鎖DNAをニトロセルロース上に固定す
る。フィルターを、50mM Tris/HCl、pH
=8.0、1M NaCl、1mM EDTA、0.1
%SDS溶液中、65℃で4時間洗浄する。フィルター
を次に、5メデンハルト(例1c参照)、6×SSC、
0.1%SDS溶液中、65℃で2時間インキュベート
し、同一溶液中で、ニックトランスレーションした変性
IFN−ω1 DNA(クローンpRHW12のHin
dIII−BamHIインサート、図6参照)約50×
106 cpmと65℃で24時間ハイブリダイズする。
【0179】ハイブリダイゼーション後、フィルター
を、まず、2×SSC、0.01%SDS溶液中、室温
で3×10分間、次に0.2×SSC、0.01%溶液
中で3×45分間洗浄する。フィルターを乾燥し、−7
0℃で増感フイルムを用い、コダックX−Omat S
フイルムに暴露する。レプレカフィルター上の陽性反応
コロニーをかき落とし、L培地+カナマイシン(30μ
g/ml)に再懸濁する。この懸濁液から数μlをと
り、LBアガール+30μg/mlカナマイシン上にひ
ろげる。得られたコロニーをニトロセルロースフィルタ
ー上でレプリカ培養に付す。
を、まず、2×SSC、0.01%SDS溶液中、室温
で3×10分間、次に0.2×SSC、0.01%溶液
中で3×45分間洗浄する。フィルターを乾燥し、−7
0℃で増感フイルムを用い、コダックX−Omat S
フイルムに暴露する。レプレカフィルター上の陽性反応
コロニーをかき落とし、L培地+カナマイシン(30μ
g/ml)に再懸濁する。この懸濁液から数μlをと
り、LBアガール+30μg/mlカナマイシン上にひ
ろげる。得られたコロニーをニトロセルロースフィルタ
ー上でレプリカ培養に付す。
【0180】これらのフィルターを前述のように、32P
標識IFN−ω1−DNAとハイブリダイズする。ハイ
ブリダイズした各コロニーから、バーンボイムとドリー
(Birnboim & Doly)の方法〔ヌクレイ
ック・アシッズ・リサーチ(Nucl.Acid.Re
s.)、第7巻、1513(1979)〕を用いてコス
ミドを単離する。このコスミドDNAプレパレーション
で大腸菌DH1を形質転換し、トランスホーマントをL
Bアガール+30μg/mlカナマイシン上で選択す
る。
標識IFN−ω1−DNAとハイブリダイズする。ハイ
ブリダイズした各コロニーから、バーンボイムとドリー
(Birnboim & Doly)の方法〔ヌクレイ
ック・アシッズ・リサーチ(Nucl.Acid.Re
s.)、第7巻、1513(1979)〕を用いてコス
ミドを単離する。このコスミドDNAプレパレーション
で大腸菌DH1を形質転換し、トランスホーマントをL
Bアガール+30μg/mlカナマイシン上で選択す
る。
【0181】トランスホーマントを再び、陽性反応クロ
ーンについて32P放射能標識IFN−ω1−DNAで試
験した。単離されたオリジナル材料に出発する各場合1
個のクローンを選択し、そのコスミドを大規模に産生さ
せる〔クレウエル(Clewell,DB)ほか:バイ
オケミストリー(Biochemistry)、第9
巻、4428(1970)〕。単離された3個のコスミ
ドをcos9、cos10およびcosBと命名した。
ーンについて32P放射能標識IFN−ω1−DNAで試
験した。単離されたオリジナル材料に出発する各場合1
個のクローンを選択し、そのコスミドを大規模に産生さ
せる〔クレウエル(Clewell,DB)ほか:バイ
オケミストリー(Biochemistry)、第9
巻、4428(1970)〕。単離された3個のコスミ
ドをcos9、cos10およびcosBと命名した。
【0182】b)ハイブリダイズした断片のPUC8中
サブクローニング コスミド、cos9、cos10およびcosB 1μ
gをHindIIIにより製造業者(ニュー・イングラ
ンド・バイオラブズ)推薦の条件下に切断した。断片を
TBE緩衝液中1%アガロースゲ上、電気泳動で分離
し、サザーン法(例4c)によってニトロセルロースフ
ィルターに移す。2個のフィルターをニックトランスレ
ーションに付したω1−DNAで例4dに記載したと同
様にしてハイブリダイズし、洗浄し、暴露する。
サブクローニング コスミド、cos9、cos10およびcosB 1μ
gをHindIIIにより製造業者(ニュー・イングラ
ンド・バイオラブズ)推薦の条件下に切断した。断片を
TBE緩衝液中1%アガロースゲ上、電気泳動で分離
し、サザーン法(例4c)によってニトロセルロースフ
ィルターに移す。2個のフィルターをニックトランスレ
ーションに付したω1−DNAで例4dに記載したと同
様にしてハイブリダイズし、洗浄し、暴露する。
【0183】各コスミド約20μgをHindIIIで
切断し、生成した断片をゲル電気泳動で分離する。予備
試験でω1−DNAとハイブリダイズした断片を電気溶
出し、エルチップカラム(シュライヘル・アンド・シュ
ール)で精製する。これらの断片をHindIII線状
化脱ホスホリル化PUC8とリゲートし〔メッシング
(Messing,J)ほか:ジーン(Gene)、第
19巻、269〜276(1982)〕、大腸菌JM1
01(supE、thi、(lac−proAB)、
〔F′、traD36、proAB、lac q z
M15〕(たとえば、ピー・エル・バイオケミカルズ)
をリガーゼ反応溶液で形質転換する。
切断し、生成した断片をゲル電気泳動で分離する。予備
試験でω1−DNAとハイブリダイズした断片を電気溶
出し、エルチップカラム(シュライヘル・アンド・シュ
ール)で精製する。これらの断片をHindIII線状
化脱ホスホリル化PUC8とリゲートし〔メッシング
(Messing,J)ほか:ジーン(Gene)、第
19巻、269〜276(1982)〕、大腸菌JM1
01(supE、thi、(lac−proAB)、
〔F′、traD36、proAB、lac q z
M15〕(たとえば、ピー・エル・バイオケミカルズ)
をリガーゼ反応溶液で形質転換する。
【0184】バクテリアを50μg/mlのアンピシリ
ン、250μg/mlの5−ブロモ−4−クロロ−3−
インドリル−β−D−ガラクトピラノシド(BCIG、
シグマ)および250μg/mlのイソプロピル−β−
D−チオガラクト−ピラノシド(IPTG、シグマ)を
含むLBアガール上にひろげる。生成したコロニーの青
色はPUC8中インサートの非存在を示す。一部の白色
コロニーから小規模にプラスミドDNAを単離し、つい
でHindIIIで切断し、1%アガロースゲル上で分
離する。
ン、250μg/mlの5−ブロモ−4−クロロ−3−
インドリル−β−D−ガラクトピラノシド(BCIG、
シグマ)および250μg/mlのイソプロピル−β−
D−チオガラクト−ピラノシド(IPTG、シグマ)を
含むLBアガール上にひろげる。生成したコロニーの青
色はPUC8中インサートの非存在を示す。一部の白色
コロニーから小規模にプラスミドDNAを単離し、つい
でHindIIIで切断し、1%アガロースゲル上で分
離する。
【0185】DNA断片をニトロセルロースフィルター
上に移し、前述したと同様にして32P−ω1−DNAと
ハイブリダイズする。cos9およびcos10から出
発し、各場合とも1個のサブクローンを選択し、pRH
W22またはpRH57と命名した。cosBからはω
−1プローブとよくハイブリダイズする2個のDNA断
片をサブクローン化し、pRH51およびpRH52と
命名した。
上に移し、前述したと同様にして32P−ω1−DNAと
ハイブリダイズする。cos9およびcos10から出
発し、各場合とも1個のサブクローンを選択し、pRH
W22またはpRH57と命名した。cosBからはω
−1プローブとよくハイブリダイズする2個のDNA断
片をサブクローン化し、pRH51およびpRH52と
命名した。
【0186】c)配列解析 PUC8中に挿入されたDNAはそのベクター部分か
ら、HindIII切断、ついでゲル電気泳動によって
分離する。このDNA約10μgを、反応溶液50μl
中t4 DNAリガーゼを用いてリゲートし、容量をニッ
クトランスレーション緩衝液(例4d)によって350
μlに調整し、ついで超音波を用いて分解する。この間
氷冷しておく(MSE100ワット超音波ディスインテ
グレーター、20kHzにおける最大出力、30秒5
回)。
ら、HindIII切断、ついでゲル電気泳動によって
分離する。このDNA約10μgを、反応溶液50μl
中t4 DNAリガーゼを用いてリゲートし、容量をニッ
クトランスレーション緩衝液(例4d)によって350
μlに調整し、ついで超音波を用いて分解する。この間
氷冷しておく(MSE100ワット超音波ディスインテ
グレーター、20kHzにおける最大出力、30秒5
回)。
【0187】次に断片の末端を、1/100容の0.5
mM dATP、dGTP、dCTPおよびdTTPな
らびに10単位のDNAポリメラーゼIのクレノウ断片
を加えて、14℃で2時間修復する。ブラント末端をも
つ生成したDNA断片をアガロースゲル上その大きさに
よって分離する。500〜1000bpの大きさの断片
を単離し、SmaIで切断した脱ホスホリル化ファージ
ベクターM13中にサブクローニングする。
mM dATP、dGTP、dCTPおよびdTTPな
らびに10単位のDNAポリメラーゼIのクレノウ断片
を加えて、14℃で2時間修復する。ブラント末端をも
つ生成したDNA断片をアガロースゲル上その大きさに
よって分離する。500〜1000bpの大きさの断片
を単離し、SmaIで切断した脱ホスホリル化ファージ
ベクターM13中にサブクローニングする。
【0188】組換えファージの単一鎖DNAを単離し、
サンガー(Sanger)によって開発された方法〔サ
ンガー(Sanger,F)ほか:プロシーディングズ
・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエン
シズ(Proc.Natl.Acad.Sci.)、第
74巻、5463〜5467(1976)〕を用いて配
列を決定する。各配列をコンピュータを用いてつなげる
と総配列が得られる〔ステードン(Staden,
R.):ヌクレイック・アシッズ・リサーチ(Nuc
l.Acid.Res.)、第10巻、4731〜47
51(1982)〕。
サンガー(Sanger)によって開発された方法〔サ
ンガー(Sanger,F)ほか:プロシーディングズ
・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエン
シズ(Proc.Natl.Acad.Sci.)、第
74巻、5463〜5467(1976)〕を用いて配
列を決定する。各配列をコンピュータを用いてつなげる
と総配列が得られる〔ステードン(Staden,
R.):ヌクレイック・アシッズ・リサーチ(Nuc
l.Acid.Res.)、第10巻、4731〜47
51(1982)〕。
【0189】d)サブクローンpRH57の配列(IF
N−ω1) この配列は図11に示す。1933bpのこの断片は、
インターフェロン−ω1の遺伝子を含有する。蛋白質を
コードする領域はヌクレオチド576〜1163であ
る。配列は全体としてcDNAクローンP9A2と同一
である。ヌクレオチド576〜674の部分は23個の
アミノ酸からなるシグナルぺプチドである。TATAボ
ックスは、開始コドンATGの前方、I型インターフェ
ロン遺伝子に特徴的な距離にある(476〜482の位
置)。この遺伝子は、転写時のポリアデニレーションの
ためのシグナル配列を多く含んでいて(ATTAAA:
1497〜1502、または1764〜1796;AA
TAAA:1729〜1734または1798〜180
3)、その最初のものはクローンP9A2で使用され
た。
N−ω1) この配列は図11に示す。1933bpのこの断片は、
インターフェロン−ω1の遺伝子を含有する。蛋白質を
コードする領域はヌクレオチド576〜1163であ
る。配列は全体としてcDNAクローンP9A2と同一
である。ヌクレオチド576〜674の部分は23個の
アミノ酸からなるシグナルぺプチドである。TATAボ
ックスは、開始コドンATGの前方、I型インターフェ
ロン遺伝子に特徴的な距離にある(476〜482の位
置)。この遺伝子は、転写時のポリアデニレーションの
ためのシグナル配列を多く含んでいて(ATTAAA:
1497〜1502、または1764〜1796;AA
TAAA:1729〜1734または1798〜180
3)、その最初のものはクローンP9A2で使用され
た。
【0190】e)サブクローンpRHW22の配列(I
FN−偽ω2) 図12には、ω1−DNAサンプルとハイブリダイズす
る、コスミドcos9からのHindIII断片、21
32bpの配列を示す。読み取り枠は905〜1366
のヌクレオチドにある。それから誘導されるアミノ酸配
列を示す。最初の23個のアミノ酸は典型的なI型イン
ターフェロンのシグナルぺプチドのアミノ酸に類似す
る。以下の131個のアミノ酸にはアミノ酸65までω
1−インターフェロンに類似している。ただし、成熟蛋
白質の最初のアミノ酸はチロシンである。
FN−偽ω2) 図12には、ω1−DNAサンプルとハイブリダイズす
る、コスミドcos9からのHindIII断片、21
32bpの配列を示す。読み取り枠は905〜1366
のヌクレオチドにある。それから誘導されるアミノ酸配
列を示す。最初の23個のアミノ酸は典型的なI型イン
ターフェロンのシグナルぺプチドのアミノ酸に類似す
る。以下の131個のアミノ酸にはアミノ酸65までω
1−インターフェロンに類似している。ただし、成熟蛋
白質の最初のアミノ酸はチロシンである。
【0191】位置66のアミノ酸からはN−グリコシル
化可能部位の配列である(Asn−Phe−Ser)。
この点から前方へのアミノ酸配列はI型インターフェロ
ンの配列とは異なっている。しかしながら、適当な挿入
とそれによる蛋白質読み取り枠の移動によりIFN−ω
1に対する類似性を成立させることができる(例9参
照)。したがって、I型インターフェロンからみて、単
離された遺伝子は偽遺伝子(IFN−偽ω2)である。
化可能部位の配列である(Asn−Phe−Ser)。
この点から前方へのアミノ酸配列はI型インターフェロ
ンの配列とは異なっている。しかしながら、適当な挿入
とそれによる蛋白質読み取り枠の移動によりIFN−ω
1に対する類似性を成立させることができる(例9参
照)。したがって、I型インターフェロンからみて、単
離された遺伝子は偽遺伝子(IFN−偽ω2)である。
【0192】f)サブクローンpRH51の配列(IF
N−偽ω3) cosBに由来し、bp約3500、ω1−プローブと
ハイブリダイズするHindIII断片について部分的
配列決定を行う(図13)。読み取り枠はヌクレオチド
92〜394から得られる。最初の23個のアミノ酸は
シグナルぺプチドの特徴を示す。以下のトリプトファン
に始まる配列は、アミノ酸42までIFN−ω1に類似
する。その後の誘導された配列はIFN−ω1とは異な
りアミノ酸78の後で終わる。この配列は挿入によっ
て、IFN−ω1と著しく相同性に変化する(例9)。
この遺伝子はIFN−偽ω3と命名する。
N−偽ω3) cosBに由来し、bp約3500、ω1−プローブと
ハイブリダイズするHindIII断片について部分的
配列決定を行う(図13)。読み取り枠はヌクレオチド
92〜394から得られる。最初の23個のアミノ酸は
シグナルぺプチドの特徴を示す。以下のトリプトファン
に始まる配列は、アミノ酸42までIFN−ω1に類似
する。その後の誘導された配列はIFN−ω1とは異な
りアミノ酸78の後で終わる。この配列は挿入によっ
て、IFN−ω1と著しく相同性に変化する(例9)。
この遺伝子はIFN−偽ω3と命名する。
【0193】g)pRH52のインサートの配列(IF
N−偽ω4) 長さ3659bp、コスミドBから単離され、ω1−D
NAとハイブリダイズするHindIII断片の配列を
図14に示す。翻訳生成物が部分的にIFN−ω1と相
同性を示す読み取り枠はヌクレオチド2951〜325
0に存在する。23個のアミノ酸からなるシグナルぺプ
チドに続いて、以後のアミノ酸配列はフェニルアラニン
に始まる。IFN−ω1に対する相同性はわずかに16
番目のアミノ酸の後で中断し、22番目のアミノ酸から
続いて41番目のアミノ酸で終わる。翻訳は77番目の
アミノ酸まで可能である。例8f)および8g)の場合
と同様に、インサーションの導入により、IFN−ω1
との良好なホモロジーが成立する。ここに単離された偽
遺伝子はIFN−偽ω4と命名する。
N−偽ω4) 長さ3659bp、コスミドBから単離され、ω1−D
NAとハイブリダイズするHindIII断片の配列を
図14に示す。翻訳生成物が部分的にIFN−ω1と相
同性を示す読み取り枠はヌクレオチド2951〜325
0に存在する。23個のアミノ酸からなるシグナルぺプ
チドに続いて、以後のアミノ酸配列はフェニルアラニン
に始まる。IFN−ω1に対する相同性はわずかに16
番目のアミノ酸の後で中断し、22番目のアミノ酸から
続いて41番目のアミノ酸で終わる。翻訳は77番目の
アミノ酸まで可能である。例8f)および8g)の場合
と同様に、インサーションの導入により、IFN−ω1
との良好なホモロジーが成立する。ここに単離された偽
遺伝子はIFN−偽ω4と命名する。
【0194】例9 IFN−ω族の4種のメンバーに対する遺伝子の評価 図15にはIFN−ω1からIFN−偽ω4までの遺伝
子を、アミノ酸翻訳とともに示す。類似性を高めるた
め、各遺伝子にギャップを挿入しこれを点線で示す。除
去した塩基はない。塩基の番号にはギャップが含まれて
いる。IFN−ω1のアミノ酸翻訳はすべてそのままで
ある(たとえば位置352〜355:Hisをコードす
る“C.AC”)。
子を、アミノ酸翻訳とともに示す。類似性を高めるた
め、各遺伝子にギャップを挿入しこれを点線で示す。除
去した塩基はない。塩基の番号にはギャップが含まれて
いる。IFN−ω1のアミノ酸翻訳はすべてそのままで
ある(たとえば位置352〜355:Hisをコードす
る“C.AC”)。
【0195】偽遺伝子の場合、アミノ酸への翻訳は、こ
れが疑いの余地なく可能な場合のみとする。この図は、
4個の単離された遺伝子が相互に関係するものであるこ
とを直接示している。たとえば、N−グリコシル化可能
な位置(ヌクレオチド位置301〜309)は4個の遺
伝子すべてにみられる。
れが疑いの余地なく可能な場合のみとする。この図は、
4個の単離された遺伝子が相互に関係するものであるこ
とを直接示している。たとえば、N−グリコシル化可能
な位置(ヌクレオチド位置301〜309)は4個の遺
伝子すべてにみられる。
【0196】同様に、IFN−偽ω4の場合を除いて、
ヌクレオチド611〜614に停止コドンを示すトリプ
レットがあり、これはIFN−ω1の場合、アミノ酸長
172の成熟蛋白質を終結させる。この配列では、IF
N−偽ω2の停止コドンはヌクレオチド497〜499
に、IFN−偽ω4の停止コドンはヌクレオチド512
〜514に存在する。
ヌクレオチド611〜614に停止コドンを示すトリプ
レットがあり、これはIFN−ω1の場合、アミノ酸長
172の成熟蛋白質を終結させる。この配列では、IF
N−偽ω2の停止コドンはヌクレオチド497〜499
に、IFN−偽ω4の停止コドンはヌクレオチド512
〜514に存在する。
【0197】遺伝子またはアミノ酸翻訳の間の相関の程
度は、図15に示した配列から計算できる。図16には
IFN−ω族のメンバーの間のDNAホモロジーを示
す。2個ずつの比較では、2個のパートナーの一方また
は両方がギャップをもつ位置は計算に入れていない。こ
の比較で、IFN−ω1−DNAとその偽遺伝子の間に
は約85%のホモロジーが認められる。IFN−偽ω2
−DNAはIFN−偽ω3およびIFN−偽ω4のDN
Aに対して約82%のホモロジーを示す。
度は、図15に示した配列から計算できる。図16には
IFN−ω族のメンバーの間のDNAホモロジーを示
す。2個ずつの比較では、2個のパートナーの一方また
は両方がギャップをもつ位置は計算に入れていない。こ
の比較で、IFN−ω1−DNAとその偽遺伝子の間に
は約85%のホモロジーが認められる。IFN−偽ω2
−DNAはIFN−偽ω3およびIFN−偽ω4のDN
Aに対して約82%のホモロジーを示す。
【0198】図17にはシグナル配列の比較結果を、図
18には成熟蛋白質の比較結果を示す。後者は72〜8
8%の間を変動する。しかしながら、このホモロジー
は、IFN−ω1とIFN−α、IFN−βの間のホモ
ロジー(例6)より大である。IFN−ω族の各メンバ
ーが、IFN−αの族のメンバーの場合よりも、たがい
に大きな相違を示すことは、単離されたIFN−ω遺伝
子4個中の3個が偽遺伝子であり、機能性遺伝子として
同一の選択操作に付されたものでないことによって説明
できるものと思われる。
18には成熟蛋白質の比較結果を示す。後者は72〜8
8%の間を変動する。しかしながら、このホモロジー
は、IFN−ω1とIFN−α、IFN−βの間のホモ
ロジー(例6)より大である。IFN−ω族の各メンバ
ーが、IFN−αの族のメンバーの場合よりも、たがい
に大きな相違を示すことは、単離されたIFN−ω遺伝
子4個中の3個が偽遺伝子であり、機能性遺伝子として
同一の選択操作に付されたものでないことによって説明
できるものと思われる。
【0199】例10 発酵 a)菌株の保存 LB−アガール(25mg/Lアンピシリン)上の菌株
HB101/pRHW12の単一コロニーを、25mg
/Lアンピシリン含有トリプトン−大豆−培地−(OX
OID CM129)に接種し、37℃、250rpm
で振盪しながら、光学密度(546nm)が約5に達す
るまで(対数期)インキュベートする。培養液に10%
(w/v)滅菌グリセリンを加え、滅菌アンプル中に
1.5mlずつ充填し、−70℃で凍結する。
HB101/pRHW12の単一コロニーを、25mg
/Lアンピシリン含有トリプトン−大豆−培地−(OX
OID CM129)に接種し、37℃、250rpm
で振盪しながら、光学密度(546nm)が約5に達す
るまで(対数期)インキュベートする。培養液に10%
(w/v)滅菌グリセリンを加え、滅菌アンプル中に
1.5mlずつ充填し、−70℃で凍結する。
【0200】b)接種ステージ メジウムは15g/L Na2 HPO4 ・12H2 O、
0.5g/L NaCl、1.0g/L NH4 Cl、
3.0g/L KH2 PO4 、0.25g/LMgSO
4 ・7H2 O、0.011g/L CaCl2 、5g/
Lカサミノ酸(メルク2238)、6.6g/Lグルコ
ース−一水和物、0.1g/Lアンピシリン、20mg
/Lシステインおよび1mg/Lチアミン塩酸塩を含有
する。このメジウム200mlをとった1000mlエ
ルレンマイヤーフラスコ4個それぞれに、HB101/
pRHW14の解凍培養液1mlを接種し、250rp
mで振盪しながら37℃で、16〜18時間インキュベ
ートする。
0.5g/L NaCl、1.0g/L NH4 Cl、
3.0g/L KH2 PO4 、0.25g/LMgSO
4 ・7H2 O、0.011g/L CaCl2 、5g/
Lカサミノ酸(メルク2238)、6.6g/Lグルコ
ース−一水和物、0.1g/Lアンピシリン、20mg
/Lシステインおよび1mg/Lチアミン塩酸塩を含有
する。このメジウム200mlをとった1000mlエ
ルレンマイヤーフラスコ4個それぞれに、HB101/
pRHW14の解凍培養液1mlを接種し、250rp
mで振盪しながら37℃で、16〜18時間インキュベ
ートする。
【0201】c)製造ステージ メジウムは10g/L (NH4 )2 HPO4 、4.6
g/L K2 HPO4・3H2 O、0.5g/L Na
Cl、0.25g/L MgSO4 ・7H2 O、0.0
11g/L CaCl2 、11g/Lグルコース−一水
和物、21g/Lカサミノ酸(メルク2238)、20
mg/Lシステイン、1mg/lチアミン塩酸塩および
20mg/L 3−β−インドールアクリル酸を含有す
る。14Lのファーメンター(高さ対直径=3:1)中
に滅菌メジウム8Lをとり、上記培養液800mlを接
種する。
g/L K2 HPO4・3H2 O、0.5g/L Na
Cl、0.25g/L MgSO4 ・7H2 O、0.0
11g/L CaCl2 、11g/Lグルコース−一水
和物、21g/Lカサミノ酸(メルク2238)、20
mg/Lシステイン、1mg/lチアミン塩酸塩および
20mg/L 3−β−インドールアクリル酸を含有す
る。14Lのファーメンター(高さ対直径=3:1)中
に滅菌メジウム8Lをとり、上記培養液800mlを接
種する。
【0202】発酵は、28℃、1000rpmで攪拌、
通気速度1vvm(容量/容量/分)、初期pH6.9
で行う。発酵中にpHは6.0に低下する。以後、3N
NaOHを自動的に加えて、pHをこのレベルに調節
する。光学密度(546nm)が18〜20に達したの
ち(通常8.5〜9.5時間を要す)、培養液を通気、
攪拌下に20℃に冷却し、通気を止めて6N H2 SO
4 を加え、pHを2.2にする。800rpm、20℃
で1時間攪拌したのち、不活性化した培養液をCEPA
ラボラトリーGLE型遠心分離機により、30,000
rpmで遠心分離する。細胞ペーストを凍結し、−20
℃で保存する。
通気速度1vvm(容量/容量/分)、初期pH6.9
で行う。発酵中にpHは6.0に低下する。以後、3N
NaOHを自動的に加えて、pHをこのレベルに調節
する。光学密度(546nm)が18〜20に達したの
ち(通常8.5〜9.5時間を要す)、培養液を通気、
攪拌下に20℃に冷却し、通気を止めて6N H2 SO
4 を加え、pHを2.2にする。800rpm、20℃
で1時間攪拌したのち、不活性化した培養液をCEPA
ラボラトリーGLE型遠心分離機により、30,000
rpmで遠心分離する。細胞ペーストを凍結し、−20
℃で保存する。
【0203】例11 インターフェロン−ω−Glyの精製 a)部分精製 すべての工程は4℃で実施する。培養混合物(発現プラ
スミドで形質転換された大腸菌HB101)140gを
あらかじめ冷却した1%酢酸1150mlに再懸濁し、
30分間攪拌する。懸濁液のpHを5M NaOH添加
により10.0とする。この懸濁液をさらに2時間攪拌
する。次に5M塩酸を用いてpHを7.5に再調整し、
攪拌をさらに15分続ける。懸濁液を10,000rp
m(J21遠心分離機、ベックマン、JA10−ロータ
ー)、4℃で1時間遠心分離する。
スミドで形質転換された大腸菌HB101)140gを
あらかじめ冷却した1%酢酸1150mlに再懸濁し、
30分間攪拌する。懸濁液のpHを5M NaOH添加
により10.0とする。この懸濁液をさらに2時間攪拌
する。次に5M塩酸を用いてpHを7.5に再調整し、
攪拌をさらに15分続ける。懸濁液を10,000rp
m(J21遠心分離機、ベックマン、JA10−ロータ
ー)、4℃で1時間遠心分離する。
【0204】澄明な上清を150mlのCPG(制御細
孔ガラス)カラム(CPG10−350、平均サイズ1
20/200)に、流速50ml/時で適用する。1L
の25mM Tris pH=7.5/1M NaCl
でカラムを洗浄し、結合して物質を、25mM Tri
s pH7.5/1M KCNS/50%エチレングリ
コール含有溶液により、流速50ml/時で溶出する。
インターフェロンの活性を含む分画を集め、0.1Mリ
ン酸ナトリウム/10%ポリエチレングリコール40,
000約100容量に対して一夜、透析する。生成した
沈殿を10,000rpm(J21遠心分離機、JA2
0ローター)、4℃で1時間遠心分離する(第1表参
照)。
孔ガラス)カラム(CPG10−350、平均サイズ1
20/200)に、流速50ml/時で適用する。1L
の25mM Tris pH=7.5/1M NaCl
でカラムを洗浄し、結合して物質を、25mM Tri
s pH7.5/1M KCNS/50%エチレングリ
コール含有溶液により、流速50ml/時で溶出する。
インターフェロンの活性を含む分画を集め、0.1Mリ
ン酸ナトリウム/10%ポリエチレングリコール40,
000約100容量に対して一夜、透析する。生成した
沈殿を10,000rpm(J21遠心分離機、JA2
0ローター)、4℃で1時間遠心分離する(第1表参
照)。
【0205】
【表2】 第 1 表 ──────────────────────────────────── 容量 生物学的試験* 蛋白質 単位/mg 収率 (ml) 単位/ml 総単位 mg/ml 総mg % ──────────────────────────────────── 精製前 1150 15000 17.3 ×105 3.6 4140 4180 100 通過液 2200 < 600 < 1.3 ×105 0.74 1628 < 600 < 5 溶出液 124.3 170000 21.0 ×106 16.8 2088 10000 121 透析後 41 300000 12.3 ×106 12.6 516.6 23800 71 ──────────────────────────────────── * CPE減少試験:A549細胞、EMC−ウイルス 単位:インターフェロン−α2を標準として使用
【0206】例12 HuIFN−ω1の特性 a)ヒト細胞に対する抗ウイルス活性 定量細胞系:ヒト肺癌細胞A54(ATCCCCL18
5) チャレンジウイルス:ネズミ脳心筋炎ウイルス(EMC
V) 定量法:細胞変性作用の阻止 蛋白質含量9.4mg/mlの部分精製HuIFN−ω
1を細胞培養メジウムで希釈し、定量板に適用した。こ
のプレパレーションは対照標準プレパーションGo−2
3−901−527(ナショナル・インスティチュート
・オブ・ヘルス、ベセダ、米国)に対し比活性8300
IE/mgの抗ウイルス活性を示した。
5) チャレンジウイルス:ネズミ脳心筋炎ウイルス(EMC
V) 定量法:細胞変性作用の阻止 蛋白質含量9.4mg/mlの部分精製HuIFN−ω
1を細胞培養メジウムで希釈し、定量板に適用した。こ
のプレパレーションは対照標準プレパーションGo−2
3−901−527(ナショナル・インスティチュート
・オブ・ヘルス、ベセダ、米国)に対し比活性8300
IE/mgの抗ウイルス活性を示した。
【0207】b)サル細胞に対する抗ウイルス活性 定量細胞系:GL−V3ベルベットサル腎臓細胞〔クリ
ストフィニス(Christofinis,GJ):ジ
ャーナル・オブ・メディカル・マイクロバイオロジー
(J.Med.Microbiol.)、第3巻、25
1〜258(1970)〕 チャレンジウイルス:小水胞口内炎ウイルス(VSV) 定量法:プラーク減少 部分精製HuIFN−ω1プレパレーション(例12
a)参照)を培養メジウムに希釈し、定量細胞に適用し
た。このプレパレーションは比活性580単位/mgを
示した。
ストフィニス(Christofinis,GJ):ジ
ャーナル・オブ・メディカル・マイクロバイオロジー
(J.Med.Microbiol.)、第3巻、25
1〜258(1970)〕 チャレンジウイルス:小水胞口内炎ウイルス(VSV) 定量法:プラーク減少 部分精製HuIFN−ω1プレパレーション(例12
a)参照)を培養メジウムに希釈し、定量細胞に適用し
た。このプレパレーションは比活性580単位/mgを
示した。
【0208】c)ヒトバーキットリンパ腫細胞(細胞系
Daud1)に対する抗増殖作用 ヒトバーキットリンパ腫細胞系Daud1を各種濃度の
HuIFN−ω(例12a)参照)の存在下に生育させ
た。培養は細胞100,000個/mlで開始し、2,
4および6日後の培養液(37℃)中の細胞密度を測定
した。非処置培養液を対照とした。培養はすべて3個ず
つ行った。図19に実験結果を示す。細胞増殖は10単
位/mlで部分的または一時的に、100単位/mlで
強力に阻止された。
Daud1)に対する抗増殖作用 ヒトバーキットリンパ腫細胞系Daud1を各種濃度の
HuIFN−ω(例12a)参照)の存在下に生育させ
た。培養は細胞100,000個/mlで開始し、2,
4および6日後の培養液(37℃)中の細胞密度を測定
した。非処置培養液を対照とした。培養はすべて3個ず
つ行った。図19に実験結果を示す。細胞増殖は10単
位/mlで部分的または一時的に、100単位/mlで
強力に阻止された。
【0209】d)ヒト子宮頸癌細胞(細胞系HeLa)
に対する抗増殖活性 ヒト子宮頸癌細胞系HeLaを以下の蛋白質または蛋白
質混合物の存在下に生育させた。 HuIFN−ω1(例12a参照) 100単位/ml HuIFN−γ(例12a参照) 100単位/ml ヒト腫瘍壊死因子(HuTNF)、純度98%以上、ジ
ーンテク・インコーポレーション(Genetech
Inc.,サンフランシスコ、米国)製〔ペニカ(Pe
nnica,D)ほか:ネイチャー(Nature)、
第312巻、724〜729(1984)参照〕100
ng/ml これらの蛋白質の2種の組合せはすべて、上述したと同
じ濃度に調製する。
に対する抗増殖活性 ヒト子宮頸癌細胞系HeLaを以下の蛋白質または蛋白
質混合物の存在下に生育させた。 HuIFN−ω1(例12a参照) 100単位/ml HuIFN−γ(例12a参照) 100単位/ml ヒト腫瘍壊死因子(HuTNF)、純度98%以上、ジ
ーンテク・インコーポレーション(Genetech
Inc.,サンフランシスコ、米国)製〔ペニカ(Pe
nnica,D)ほか:ネイチャー(Nature)、
第312巻、724〜729(1984)参照〕100
ng/ml これらの蛋白質の2種の組合せはすべて、上述したと同
じ濃度に調製する。
【0210】いずれの実験についても2個の培養を行
い、初期細胞濃度50,000個/3cmペトリ皿、3
7℃で6日間インキュベートし、ついで細胞密度を測定
した。HuIFN−ω1およびHuTNFは、細胞の生
育に弱い影響を与えたのみであったが、HuIFN−γ
は明らかな細胞変性作用を示した。IFN−γとIFN
−ω1の組合せには相剰的な細胞増殖阻止および細胞毒
作作用がみられる。結果は図20に示す。
い、初期細胞濃度50,000個/3cmペトリ皿、3
7℃で6日間インキュベートし、ついで細胞密度を測定
した。HuIFN−ω1およびHuTNFは、細胞の生
育に弱い影響を与えたのみであったが、HuIFN−γ
は明らかな細胞変性作用を示した。IFN−γとIFN
−ω1の組合せには相剰的な細胞増殖阻止および細胞毒
作作用がみられる。結果は図20に示す。
【0211】e)低pHにおける安定性 HuIFN−ω1のプレパレーション(例12a参照)
を細胞培養メジウム(RPM11640メジウム、10
%ウシ胎仔血清含有)で希釈し、塩酸でpHを2に調整
した。4℃で24時間インキュベートしたのち、プレパ
レーションを水酸化ナトリウムを用いて中和し、その抗
ウイルス活性を例12aと同様にして滴定した。このプ
レパレーションは中性pHでインキュベートした対照の
75%の活性を示した。したがって、HuIFN−ω1
は低pHにおいて安定とみなすことができる。
を細胞培養メジウム(RPM11640メジウム、10
%ウシ胎仔血清含有)で希釈し、塩酸でpHを2に調整
した。4℃で24時間インキュベートしたのち、プレパ
レーションを水酸化ナトリウムを用いて中和し、その抗
ウイルス活性を例12aと同様にして滴定した。このプ
レパレーションは中性pHでインキュベートした対照の
75%の活性を示した。したがって、HuIFN−ω1
は低pHにおいて安定とみなすことができる。
【0212】f)血清学的特性 HuIFN−ω1とHuIFN−α2の血清学的性質を
比較するため、両蛋白質のサンプル(例12a参照)を
100単位/mlに希釈し、各種抗血清またはモノクロ
ナール抗体の溶液等容量と混合し、37℃で90分間イ
ンキュベートした。これらのサンプルの抗ウイルス活性
を非処置対照の場合と比較した。結果は第2表に示す。
比較するため、両蛋白質のサンプル(例12a参照)を
100単位/mlに希釈し、各種抗血清またはモノクロ
ナール抗体の溶液等容量と混合し、37℃で90分間イ
ンキュベートした。これらのサンプルの抗ウイルス活性
を非処置対照の場合と比較した。結果は第2表に示す。
【0213】HuIFN−ω1の抗ウイルス活性はヒト
リンパ球由来IFNに対する抗血清により、かなり高濃
度で中和されたが、HuIFN−α2を中和するHuI
FN−β、HuIFN−α2 に対するポリクロナール抗
血清または各種モノクロナール抗体によっては中和され
なかった。したがって、HuIFN−ω1は血清学的に
HuIFN−α2ならびにHuIFN−βとは無関係で
あるといえる。
リンパ球由来IFNに対する抗血清により、かなり高濃
度で中和されたが、HuIFN−α2を中和するHuI
FN−β、HuIFN−α2 に対するポリクロナール抗
血清または各種モノクロナール抗体によっては中和され
なかった。したがって、HuIFN−ω1は血清学的に
HuIFN−α2ならびにHuIFN−βとは無関係で
あるといえる。
【0214】
【表3】 第 2 表 ──────────────────────────────────── 抗血清モノクロ 希釈度 中 和 作 用 ナール抗体 (μg/ml) HuIFN−α2 HuIFN−ω1 ──────────────────────────────────── EBI−11) 1 + − 10 +++ − 100 +++ − 1000 − 0 EEI−31) 1 +++ − 10 +++ − 100 +++ − 1000 − 0 L3B72) 100 +++ 0 1000 +++ 0 ヒツジ抗3) 白血球IFN 1:50000 +++ − 1: 5000 +++ 0 1: 500 +++ + 1: 50 − +++ ウサギ抗 HuIFN −α 1: 1000 +++ − 1: 100 +++ 0 1: 10 − 0 ヒツジ抗4) HuIFN −β 1: 50 − 0 ────────────────────────────────────
【0215】−:試験せず、 0:中和作用なし、
+:部分的中和、+++ :完全中和1) ヨーロッパ特許出願C119.476号2) ドラッグ・リサーチ(Drug Researc
h)、第35巻、364〜369(1985)3) リサーチ・リファレンス・リージェント・カタログ
(Researchreference reagen
t catalog)、No.G−026−502−5
68 リサーチ・リファレンス・リージェント・カタログ(R
esearch reference reagent
catalog)、No.G−028−501−56
84) リサーチ・リソーシズ・ブランチ、ナショナル・イ
ンスティチュート・オブ・アレルギー・アンド・インフ
ェクシャス・ディジージズ(ResearchReso
urces Branch,National Ins
tituteof Allergy and Infe
ctious Diseases)、ベセダ、メリーラ
ンド(Bethesda,Md.)米国。
+:部分的中和、+++ :完全中和1) ヨーロッパ特許出願C119.476号2) ドラッグ・リサーチ(Drug Researc
h)、第35巻、364〜369(1985)3) リサーチ・リファレンス・リージェント・カタログ
(Researchreference reagen
t catalog)、No.G−026−502−5
68 リサーチ・リファレンス・リージェント・カタログ(R
esearch reference reagent
catalog)、No.G−028−501−56
84) リサーチ・リソーシズ・ブランチ、ナショナル・イ
ンスティチュート・オブ・アレルギー・アンド・インフ
ェクシャス・ディジージズ(ResearchReso
urces Branch,National Ins
tituteof Allergy and Infe
ctious Diseases)、ベセダ、メリーラ
ンド(Bethesda,Md.)米国。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローンE76E9の制限酵素地図。
【図2】クローンP9A2の制限酵素地図。
【図3A】クローンP9A2のDNA配列。
【図3B】図3AのつづきのクローンP9A2のDNA
配列。
配列。
【図3C】図3BのつづきのクローンP9A2のDNA
配列。
配列。
【図4A】クローンE76E9のDNA配列。
【図4B】図4AのつづきのクローンE76E9のDN
A配列。
A配列。
【図4C】図4BのつづきのクローンE76E9のDN
A配列。
A配列。
【図5】プローブとしてクローンP9A2のDNAを用
いたゲノムのサザーンブロット解析図。
いたゲノムのサザーンブロット解析図。
【図6A】発現クローンpRHW12の構築を示す模式
図。
図。
【図6B】図6Aのつづきの発現クローンpRHW12
の構築を示す模式図。
の構築を示す模式図。
【図7】I型インターフェロン間のアミノ酸およびヌク
レオチドの差を示す図。
レオチドの差を示す図。
【図8A】IFN−αA遺伝子の特異なヌクレオチド位
置を示す図。
置を示す図。
【図8B】IFN−ω1遺伝子の特異なヌクレオチド位
置を示す図。
置を示す図。
【図8C】IFN−αD遺伝子の特異なヌクレオチド位
置を示す図。
置を示す図。
【図9】特定サンプルからのインターフェロンサブタイ
プの合成を示す模式図。
プの合成を示す模式図。
【図10】インターフェロンサブタイプの特異的mRN
Aからの検出を示すオートラジオグラム。
Aからの検出を示すオートラジオグラム。
【図11A】IFN−ω1遺伝子のDNA配列。
【図11B】図11AのつづきのIFN−ω1遺伝子の
DNA配列。
DNA配列。
【図11C】図11BのつづきのIFN−ω1遺伝子の
DNA配列。
DNA配列。
【図11D】図11CのつづきのIFN−ω1遺伝子の
DNA配列。
DNA配列。
【図12A】IFN−偽ω2遺伝子のDNA配列。
【図12B】図12AのつづきのIFN−偽ω2遺伝子
のDNA配列。
のDNA配列。
【図12C】図12BのつづきのIFN−偽ω2遺伝子
のDNA配列。
のDNA配列。
【図12D】図12CのつづきのIFN−偽ω2遺伝子
のDNA配列。
のDNA配列。
【図13A】IFN−偽ω3遺伝子のDNA配列。
【図13B】図13AのつづきのIFN−偽ω3遺伝子
のDNA配列。
のDNA配列。
【図14A】IFN−偽ω4遺伝子のDNA配列。
【図14B】図14AのつづきのIFN−偽ω4遺伝子
のDNA配列。
のDNA配列。
【図14C】図14BのつづきのIFN−偽ω4遺伝子
のDNA配列。
のDNA配列。
【図14D】図14CのつづきのIFN−偽ω4遺伝子
のDNA配列。
のDNA配列。
【図14E】図14DのつづきのIFN−偽ω4遺伝子
のDNA配列。
のDNA配列。
【図15A】IFN−ω遺伝子の補正リスト。
【図15B】図15AのつづきのIFN−ω遺伝子の補
正リスト。
正リスト。
【図15C】図15BのつづきのIFN−ω遺伝子の補
正リスト。
正リスト。
【図15D】図15CのつづきのIFN−ω遺伝子の補
正リスト。
正リスト。
【図16】シグナル配列のホモロジーを示す図。
【図17】成熟蛋白質配列のホモロジーを示す図。
【図18】4種のDNA配列の相互のホモロジーを示す
図。
図。
【図19】ヒトバーキットリンパ腫細胞に対するHuI
FN−ω1の抗増殖作用を示すグラフ。
FN−ω1の抗増殖作用を示すグラフ。
【図20】ヒト子宮頸癌細胞(細胞系HeLa)に対す
る抗増殖作用を示すグラフ。
る抗増殖作用を示すグラフ。
図19において、〇:対照、●:1IE/ml、□:1
00IE/ml、▼:100IE/ml(=国際単位/
ml);図20において、C:非処置対照、T:HuT
NF、O:HuIFN−ω1、G:HuIFN−γ。
00IE/ml、▼:100IE/ml(=国際単位/
ml);図20において、C:非処置対照、T:HuT
NF、O:HuIFN−ω1、G:HuIFN−γ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 1/21 7236−4B 5/10 C12P 21/02 F 8214−4B //(C12N 1/21 C12R 1:19) (C12P 21/02 C12R 1:19) (72)発明者 エバ ラストル − ドウオーキン アメリカ合衆国ニユーヨーク州ニユーヨー ク,アブト.6 − ジェイ. モーニン グ サイド ドライブ 90 (72)発明者 ギユンター アドルフ オーストリア国ウイーン,ヨハンナガツセ 20−7 (72)発明者 ピーター スウエツトリイ オーストリア国ウイーン,ヒエトジンガー ハウプトストラーセ 40 ビ − 9 (72)発明者 クリスチヤン ピーラー オーストリア国ウイーン,シユワルズスパ ニエルストラーセ 9−11 (72)発明者 ノルベルト ハウエル ドイツ連邦共和国ビベラツハ 1,ハンデ ルストラーセ 12
Claims (7)
- 【請求項1】 下記式で示されるアミノ酸配列を含有す
る、IFN−ω1と命名されたヒトI型インターフェロ
ンおよびその78番目のアミノ酸のN−グリコシル化誘
導体: 【化1】 式中、Xは111番目に存在するアミノ酸Gluまたは
Glyを表わす。 - 【請求項2】 下記式で示される請求項1に記載のヒト
I型インターフェロンおよびその78番目のアミノ酸の
N−グリコシル化誘導体: 【化2】 式中、Xは111番目のアミノ酸GluまたはGlyを
表わす。 - 【請求項3】 1番目のアミノ酸の前に、アミノ酸Me
tをさらに含有する、請求項2に記載のヒトI型インタ
ーフェロン。 - 【請求項4】 下記式で示されるリーダーペプチドをさ
らに含有する、請求項2に記載のヒトI型インターフェ
ロン: 【化3】 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載のヒ
トI型インターフェロンを含有する医薬組成物。 - 【請求項6】 IFN−γをさらに含有する請求項5に
記載の医薬組成物。 - 【請求項7】 ヒト腫瘍壊死因子をさらに含有する請求
項5に記載の医薬組成物。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE3428370A DE3428370A1 (de) | 1984-08-01 | 1984-08-01 | Interferon, genetische sequenzen, die hierfuer codieren, und diese produzierende organismen |
| DE34283706 | 1985-02-14 | ||
| DE19853505060 DE3505060A1 (de) | 1985-02-14 | 1985-02-14 | Neue interferone vom typ i, genetische sequenzen, die hierfuer codieren, und diese produzierende organismen |
| DE35050608 | 1985-02-14 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60169667A Division JP2566909B2 (ja) | 1984-08-01 | 1985-07-31 | 新規遺伝子配列、それによつてコ−ドされるi型インタ−フエロンペプチドおよびそのインタ−フエロンを産生する微生物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06181771A true JPH06181771A (ja) | 1994-07-05 |
| JP2567195B2 JP2567195B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=25823496
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60169667A Expired - Lifetime JP2566909B2 (ja) | 1984-08-01 | 1985-07-31 | 新規遺伝子配列、それによつてコ−ドされるi型インタ−フエロンペプチドおよびそのインタ−フエロンを産生する微生物 |
| JP5212933A Expired - Lifetime JP2567195B2 (ja) | 1984-08-01 | 1993-08-27 | 新規なヒトi型インターフェロン |
Family Applications Before (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60169667A Expired - Lifetime JP2566909B2 (ja) | 1984-08-01 | 1985-07-31 | 新規遺伝子配列、それによつてコ−ドされるi型インタ−フエロンペプチドおよびそのインタ−フエロンを産生する微生物 |
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| Country | Link |
|---|---|
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| JP (2) | JP2566909B2 (ja) |
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| AT (1) | ATE67786T1 (ja) |
| AU (1) | AU600653B2 (ja) |
| BG (1) | BG60445B2 (ja) |
| CA (1) | CA1340184C (ja) |
| DD (1) | DD246318A5 (ja) |
| DE (1) | DE3584198D1 (ja) |
| DK (1) | DK175194B1 (ja) |
| ES (2) | ES8609475A1 (ja) |
| FI (1) | FI90667C (ja) |
| GR (1) | GR851866B (ja) |
| HK (1) | HK187896A (ja) |
| HU (1) | HU205779B (ja) |
| IE (1) | IE58942B1 (ja) |
| IL (1) | IL75963A (ja) |
| MX (1) | MX9203645A (ja) |
| NO (1) | NO177863C (ja) |
| NZ (1) | NZ212937A (ja) |
| PT (1) | PT80901B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005518806A (ja) * | 2002-03-07 | 2005-06-30 | アイトゲネシシェ・テッヒニシェ・ホーホシューレ・チューリッヒ | 原核宿主における組換えグリコシル化タンパク質産生のためのシステムおよび方法 |
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|---|---|---|---|---|
| US5231176A (en) * | 1984-08-27 | 1993-07-27 | Genentech, Inc. | Distinct family DNA encoding of human leukocyte interferons |
| DE3607835A1 (de) * | 1986-03-10 | 1987-09-24 | Boehringer Ingelheim Int | Hybridinterferone, deren verwendung als arzneimittel und als zwischenprodukte zur herstellung von antikoerpern und deren verwendung sowie verfahren zu ihrer herstellung |
| EP0490233A1 (de) * | 1986-03-10 | 1992-06-17 | BOEHRINGER INGELHEIM INTERNATIONAL GmbH | Monoclonale Antikörper gegen BgIII-Hybridinterferone, deren Verwendung und Verfahren zu ihrer Herstellung |
| US4863727A (en) * | 1986-04-09 | 1989-09-05 | Cetus Corporation | Combination therapy using interleukin-2 and tumor necrosis factor |
| DE3633323A1 (de) * | 1986-10-01 | 1988-04-07 | Boehringer Ingelheim Int | Neue monoklonale antikoerper gegen ifn-omega, verfahren zu ihrer herstellung und deren verwendung zur reinigung sowie zum nachweis von ifn-omega |
| DE3635867A1 (de) * | 1986-10-22 | 1988-05-11 | Boehringer Ingelheim Int | Neue hefeexpressionsvektoren fuer ifn-omega, verfahren zu ihrer herstellung und deren verwendung |
| ATE243045T1 (de) | 1997-11-20 | 2003-07-15 | Vical Inc | Behandlung von krebs durch verwendung von zytokin-exprimierender polynukleotiden und zusammensetzungen dafür |
| WO2000040273A2 (en) * | 1999-01-08 | 2000-07-13 | Vical Incorporated | Treatment of viral diseases using an interferon omega expressing polynucleotide |
| AU2003205502C1 (en) | 2002-03-07 | 2011-08-25 | Eidgenossische Technische Hochschule Zurich | System and method for the production of recombinant glycosylated proteins in a prokaryotic host |
| SG155777A1 (en) | 2003-04-09 | 2009-10-29 | Neose Technologies Inc | Glycopegylation methods and proteins/peptides produced by the methods |
| WO2004096852A1 (fr) * | 2003-04-25 | 2004-11-11 | The Institute Of Microbiology And Epidemiology, Academy Of Military Medical Sciemces, Pla | Interferon$g(v) humain recombinant, son procede d'expression et ses utilisations |
| EP2853600B1 (en) | 2005-05-11 | 2018-09-19 | ETH Zürich | Recombinant N-glycosylated proteins from procaryotic cells |
| HRP20181259T1 (hr) | 2008-02-20 | 2018-10-05 | Glaxosmithkline Biologicals S.A. | Biokonjugati načinjeni iz rekombinantnih n-glikoziliranih proteina iz prokariotskih stanica |
| PT2501406T (pt) | 2009-11-19 | 2018-02-21 | Glaxosmithkline Biologicals Sa | Sistema de biossíntese que produz polissacáridos imunogénicos em células procariotas |
| HRP20180064T1 (hr) | 2010-05-06 | 2018-02-23 | Glaxosmithkline Biologicals Sa | Cjepiva s kapsularnim biokonjugatima iz gram-pozitivnih bakterija |
| WO2013024156A2 (en) | 2011-08-17 | 2013-02-21 | INSERM (Institut National de la Santé et de la Recherche Médicale) | Combinations of anti-hcv-entry factor antibodies and interferons for the treatment and the prevention of hcv infection |
| WO2013024158A1 (en) | 2011-08-17 | 2013-02-21 | INSERM (Institut National de la Santé et de la Recherche Médicale) | Combinations of protein kinase inhibitors and interferons or of protein kinase inhibitors and direct acting antivirals for the treatment and the prevention of hcv infection |
| WO2014033266A1 (en) | 2012-08-31 | 2014-03-06 | INSERM (Institut National de la Santé et de la Recherche Médicale) | Anti-sr-bi antibodies for the inhibition of hepatitis c virus infection |
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| CA1217440A (en) * | 1982-08-18 | 1987-02-03 | Michael A. Innis | INTERFERON .alpha. 6L |
| AU1946283A (en) * | 1982-08-18 | 1984-03-07 | Cetus Corporation | Interferon-alpha 6l |
| DE3247922A1 (de) * | 1982-12-24 | 1984-06-28 | Boehringer Ingelheim International GmbH, 6507 Ingelheim | Dna-sequenzen, deren herstellung, diese sequenzen enthaltende plasmide und deren verwendung zur synthese eukaryotischer genprodukte in prokaryoten |
| DE3574145D1 (en) * | 1984-08-27 | 1989-12-14 | Genentech Inc | Novel, distinct family of human leukocyte interferons, compositions containing them, methods for their production, and dna and transfected hosts therefor |
-
1985
- 1985-07-24 DE DE8585109284T patent/DE3584198D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1985-07-24 AT AT85109284T patent/ATE67786T1/de not_active IP Right Cessation
- 1985-07-24 EP EP85109284A patent/EP0170204B1/de not_active Expired - Lifetime
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| JP2005518806A (ja) * | 2002-03-07 | 2005-06-30 | アイトゲネシシェ・テッヒニシェ・ホーホシューレ・チューリッヒ | 原核宿主における組換えグリコシル化タンパク質産生のためのシステムおよび方法 |
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