JPH0618272B2 - シヨツトキバリア半導体装置 - Google Patents
シヨツトキバリア半導体装置Info
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- JPH0618272B2 JPH0618272B2 JP63082640A JP8264088A JPH0618272B2 JP H0618272 B2 JPH0618272 B2 JP H0618272B2 JP 63082640 A JP63082640 A JP 63082640A JP 8264088 A JP8264088 A JP 8264088A JP H0618272 B2 JPH0618272 B2 JP H0618272B2
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- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高耐圧のシヨツトキバリア半導体装置に関す
る。
る。
シヨツトキバリアダイオードは、高速応答性(高速スイ
ツチング特性)の良さ及び低損失である利点を生かし
て、高周波整流回路等に広く利用されている。しかし、
シヨツトキバリアダイオードは、周辺耐圧(シヨツトキ
バリアの周辺での耐圧)がバルク耐圧(シヨツトキバリ
アの中央部での耐圧)に比べて低下する現象が著しく、
高耐圧化が難しいという問題を有する。
ツチング特性)の良さ及び低損失である利点を生かし
て、高周波整流回路等に広く利用されている。しかし、
シヨツトキバリアダイオードは、周辺耐圧(シヨツトキ
バリアの周辺での耐圧)がバルク耐圧(シヨツトキバリ
アの中央部での耐圧)に比べて低下する現象が著しく、
高耐圧化が難しいという問題を有する。
この問題を解決するためにフイールドプレートを設ける
こと、又はガードリングを設けることは、例えば米国の
エス・エム・ジイー著の「フイズイクス オブ セミコ
ンダクタ デバイス」第2版等で知られている。また、
フイールドプレートとガードリングの両方を使用するこ
とも既に行われている。
こと、又はガードリングを設けることは、例えば米国の
エス・エム・ジイー著の「フイズイクス オブ セミコ
ンダクタ デバイス」第2版等で知られている。また、
フイールドプレートとガードリングの両方を使用するこ
とも既に行われている。
フイールドプレート構造のシヨツトキバリアダイオード
は、n+形半導体領域と、この上に形成されたn形半導
体領域と、このn形半導体領域の上に形成されたシヨツ
トキバリア形成可能な金属電極(以下バリア金属電極又
はバリア電極と呼ぶ)と、n形半導体領域上にバリア金
属電極を包囲するように形成された絶縁層と、この絶縁
層上に設けられ且つバリア金属電極に接続されたフイー
ルドプレートと、n+形半導体領域に接続されたオーミ
ツク電極とから成る。バリア金属電極とオーミツク電極
との間に逆電圧を印加すると、バリア金属電極とn形半
導体領域との間に空乏層が生じると共に、フイールドプ
レートの下部のn形半導体領域にもフイールドプレート
の電界効果によつて空乏層が発生し、バリア金属電極の
周辺部に電界が集中することが緩和され、シヨツトキバ
リアの周辺耐圧が向上する。しかし、電界の集中を良好
に緩和し、大幅に耐圧を向上させることは実際上困難で
あつた。
は、n+形半導体領域と、この上に形成されたn形半導
体領域と、このn形半導体領域の上に形成されたシヨツ
トキバリア形成可能な金属電極(以下バリア金属電極又
はバリア電極と呼ぶ)と、n形半導体領域上にバリア金
属電極を包囲するように形成された絶縁層と、この絶縁
層上に設けられ且つバリア金属電極に接続されたフイー
ルドプレートと、n+形半導体領域に接続されたオーミ
ツク電極とから成る。バリア金属電極とオーミツク電極
との間に逆電圧を印加すると、バリア金属電極とn形半
導体領域との間に空乏層が生じると共に、フイールドプ
レートの下部のn形半導体領域にもフイールドプレート
の電界効果によつて空乏層が発生し、バリア金属電極の
周辺部に電界が集中することが緩和され、シヨツトキバ
リアの周辺耐圧が向上する。しかし、電界の集中を良好
に緩和し、大幅に耐圧を向上させることは実際上困難で
あつた。
一方、ガードリング構造のシヨツトキバリアダイオード
は、平面的に見てバリア金属電極の周辺に接続されると
ともにバリア金属電極を囲むように配置されたp+形半
導体領域から成るガードリングを有する。ガードリング
のp+形半導体領域はn型半導体領域とpn接合を形成
し、このpn接合に逆電圧が印加されると、シヨツトキ
バリアの周辺よりも効果的に空乏層が広がる。この結
果、バリア金属電極の周辺耐圧を向上させることができ
る。しかし、シヨツトキバリアダイオードとpn接合ダ
イオードとを並列配置した構造になるため、順電圧を印
加して順電流を流したときにpn接合部分において少数
キヤリアの注入が発生し、シヨツトキバリアダイオード
の特長の1つである高速応答性が低下する。又、ガード
リングとフイールドプレートとの組み合せ構造も広く利
用されているけれども、大幅な高耐圧化は困難である。
は、平面的に見てバリア金属電極の周辺に接続されると
ともにバリア金属電極を囲むように配置されたp+形半
導体領域から成るガードリングを有する。ガードリング
のp+形半導体領域はn型半導体領域とpn接合を形成
し、このpn接合に逆電圧が印加されると、シヨツトキ
バリアの周辺よりも効果的に空乏層が広がる。この結
果、バリア金属電極の周辺耐圧を向上させることができ
る。しかし、シヨツトキバリアダイオードとpn接合ダ
イオードとを並列配置した構造になるため、順電圧を印
加して順電流を流したときにpn接合部分において少数
キヤリアの注入が発生し、シヨツトキバリアダイオード
の特長の1つである高速応答性が低下する。又、ガード
リングとフイールドプレートとの組み合せ構造も広く利
用されているけれども、大幅な高耐圧化は困難である。
上述のような問題点を解決するためにショツトキバリア
電極の周囲に、テーパを有し且つショットキバリア効果
を有する抵抗層を形成することが、特公昭49−414
63号公報に記載されている。この方法によれば、確か
に高耐圧化が可能になる。
電極の周囲に、テーパを有し且つショットキバリア効果
を有する抵抗層を形成することが、特公昭49−414
63号公報に記載されている。この方法によれば、確か
に高耐圧化が可能になる。
しかし、テーパを有する抵抗層を作ることに困難を伴な
う。また、上記特許公報には抵抗層の外周端でのブレー
クダウンに基づく逆電流を減少させるための技術が開示
されていない。
う。また、上記特許公報には抵抗層の外周端でのブレー
クダウンに基づく逆電流を減少させるための技術が開示
されていない。
そこで、本発明の目的は耐圧向上を容易に達成すること
ができ、且つ抵抗層の外周端でのブレークダウンに基づ
く逆電流を減少させることができるショットキバリア半
導体装置を提供することにある。
ができ、且つ抵抗層の外周端でのブレークダウンに基づ
く逆電流を減少させることができるショットキバリア半
導体装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、半導体領域と、前
記半導体領域との間にショットキバリアを生じさせるこ
とができるように前記半導体領域上に形成されたバリア
電極と、前記バリア電極を包囲するように前記半導体領
域上に配置され、且つ前記バリア電極に電気的に接続さ
れ、且つ前記バリア電極よりも大きなシート抵抗を有
し、且つ前記半導体領域との間にショットキバリアを生
じさせることができるように形成された第1の薄層と、
前記第1の薄層の上に配置され、且つ前記バリア電極よ
りは大きいが、前記第1の薄層よりは小さいシート抵抗
を有し、且つ前記バリア電極に電気的に接続された第2
の薄層とを備え、前記バリア電極から前記第2の薄層の
外周端までの距離が前記バリア電極から前記第1の薄層
の外周端までの距離よりも短く設定されて前記第2の薄
層の外周端が前記第1の薄層の外周端よりも内側に位置
していることを特徴とするショットキバリア半導体装置
に係わるものである。
記半導体領域との間にショットキバリアを生じさせるこ
とができるように前記半導体領域上に形成されたバリア
電極と、前記バリア電極を包囲するように前記半導体領
域上に配置され、且つ前記バリア電極に電気的に接続さ
れ、且つ前記バリア電極よりも大きなシート抵抗を有
し、且つ前記半導体領域との間にショットキバリアを生
じさせることができるように形成された第1の薄層と、
前記第1の薄層の上に配置され、且つ前記バリア電極よ
りは大きいが、前記第1の薄層よりは小さいシート抵抗
を有し、且つ前記バリア電極に電気的に接続された第2
の薄層とを備え、前記バリア電極から前記第2の薄層の
外周端までの距離が前記バリア電極から前記第1の薄層
の外周端までの距離よりも短く設定されて前記第2の薄
層の外周端が前記第1の薄層の外周端よりも内側に位置
していることを特徴とするショットキバリア半導体装置
に係わるものである。
[作 用] 上記発明において、バリア電極と半導体領域との間に逆
電圧が印加された時には、バリア電極と半導体領域との
間のシヨツトキバリアに基づく空乏層と、第1の薄層と
半導体領域との間のシヨツトキバリアに基づく空乏層と
が発生する。第1の薄層はバリア電極を包囲しているの
で、バリア電極に第1の薄層が隣接している場合には両
空乏層が直接に連続し、ガードリングを含む場合には、
これによるpn接合の空乏層を介して連続する。バリア
電極と第1の薄層との両方が半導体領域との間にシヨツ
トキバリアを生成し、且つ第1の薄層が抵抗体であるた
めに薄層の内周側から外周側に向つて電位が徐々に変化
する電位勾配が生じる。この結果、バリア電極の周縁部
に電界が集中しないような空乏層の広がりが得られ、耐
圧が大幅に向上する。
電圧が印加された時には、バリア電極と半導体領域との
間のシヨツトキバリアに基づく空乏層と、第1の薄層と
半導体領域との間のシヨツトキバリアに基づく空乏層と
が発生する。第1の薄層はバリア電極を包囲しているの
で、バリア電極に第1の薄層が隣接している場合には両
空乏層が直接に連続し、ガードリングを含む場合には、
これによるpn接合の空乏層を介して連続する。バリア
電極と第1の薄層との両方が半導体領域との間にシヨツ
トキバリアを生成し、且つ第1の薄層が抵抗体であるた
めに薄層の内周側から外周側に向つて電位が徐々に変化
する電位勾配が生じる。この結果、バリア電極の周縁部
に電界が集中しないような空乏層の広がりが得られ、耐
圧が大幅に向上する。
第2の薄層は逆電流を低減する作用を有する。即ち第2
の薄層を設けることによつて第1の薄層先端部近傍で起
るブレークダウン電圧が高くなり、ブレークダウンに基
づいて第1の薄層に流れる逆電流が減少する。
の薄層を設けることによつて第1の薄層先端部近傍で起
るブレークダウン電圧が高くなり、ブレークダウンに基
づいて第1の薄層に流れる逆電流が減少する。
〔第1の実施例〕 本発明の第1の実施例に係わるシヨツトキバリアダイオ
ード及びその製造方法を第1図〜第5図を参照して説明
する。
ード及びその製造方法を第1図〜第5図を参照して説明
する。
第1図に示すシヨツトキバリアダイオードを製作する際
には、まず、第2図(A)に示すように、GaAs(砒化ガ
リウム)から成る半導体基板21を用意する。この半導
体基板21は厚さ300μm、不純物濃度(1〜3)×
1018cm-3のn+型領域22上に、厚さ10〜20μ
m、不純物濃度(1〜2)×1015cm-3のn型領域23
をエピタキヤル成長させたものである。
には、まず、第2図(A)に示すように、GaAs(砒化ガ
リウム)から成る半導体基板21を用意する。この半導
体基板21は厚さ300μm、不純物濃度(1〜3)×
1018cm-3のn+型領域22上に、厚さ10〜20μ
m、不純物濃度(1〜2)×1015cm-3のn型領域23
をエピタキヤル成長させたものである。
次に、第2図(B)に示すようにn型GaAsから成るn型
領域23の上面全体にTi(チタン)薄層24を真空蒸
着で形成し、更にその上面全体にAl(アルミニウム)
層25を連続して真空蒸着する。Ti薄層24の厚さは
50Å〜200Å(0.005〜0.02μm)と極薄
である。Al層25の厚さは約2μmでTi薄層24の1
00倍以上である。更に、n+形領域22の下面にAu
(金)−Ge(ゲルマニウム)の合金から成るオーミツ
ク接触の電極26を真空蒸着により形成し、その後38
0℃、10秒間の熱処理を行う。
領域23の上面全体にTi(チタン)薄層24を真空蒸
着で形成し、更にその上面全体にAl(アルミニウム)
層25を連続して真空蒸着する。Ti薄層24の厚さは
50Å〜200Å(0.005〜0.02μm)と極薄
である。Al層25の厚さは約2μmでTi薄層24の1
00倍以上である。更に、n+形領域22の下面にAu
(金)−Ge(ゲルマニウム)の合金から成るオーミツ
ク接触の電極26を真空蒸着により形成し、その後38
0℃、10秒間の熱処理を行う。
次に、第2図(C)に示すようにフオトエツチングにより
Al層25の一部を除去し、主順電流通路となるシヨツ
トキバリア電極に対応させてAl層25aを残存させ
る。更に、フオトエツチングによりTi薄層24をチツ
プの周辺領域から除去し、Al層25aの下部に位置す
るTi薄層24aとこれを隣接して包囲するTi薄層24
bを残存させる。Ti薄層24a、24bはTi自体は導
体であつても極薄の膜であるため、シート抵抗が20〜
400Ω/□の抵抗層となつており、Al層25aに比
べて桁違いに高い抵抗層である。
Al層25の一部を除去し、主順電流通路となるシヨツ
トキバリア電極に対応させてAl層25aを残存させ
る。更に、フオトエツチングによりTi薄層24をチツ
プの周辺領域から除去し、Al層25aの下部に位置す
るTi薄層24aとこれを隣接して包囲するTi薄層24
bを残存させる。Ti薄層24a、24bはTi自体は導
体であつても極薄の膜であるため、シート抵抗が20〜
400Ω/□の抵抗層となつており、Al層25aに比
べて桁違いに高い抵抗層である。
次に、空気中で300℃、30分間の熱処理を施す。こ
れにより、第2図(D)に示すようにAl層25aに被覆さ
れていないTi薄層24bは酸化されて第1のチタン酸
化物薄層27となる。Al層25aの下部のTi薄層24
aはAl層25aにマスクされているので酸化されな
い。チタン酸化物薄層27はTi薄層24bよりも層厚
が増大して概算で75Å〜300Åとなつており、ま
た、シート抵抗が約1000MΩ/□という半絶縁性の
高抵抗層となつており、完全な絶縁物と見なせるTiO
2(2酸化チタン)にからり近い状態となつている。
れにより、第2図(D)に示すようにAl層25aに被覆さ
れていないTi薄層24bは酸化されて第1のチタン酸
化物薄層27となる。Al層25aの下部のTi薄層24
aはAl層25aにマスクされているので酸化されな
い。チタン酸化物薄層27はTi薄層24bよりも層厚
が増大して概算で75Å〜300Åとなつており、ま
た、シート抵抗が約1000MΩ/□という半絶縁性の
高抵抗層となつており、完全な絶縁物と見なせるTiO
2(2酸化チタン)にからり近い状態となつている。
次に、Al層25aをエツチングで除去した後、第2図
(E)に示すようにTi薄層24a、チタン酸化物薄層2
7、n形領域23の上面にTi薄層28を真空蒸着す
る。続いて、Ti薄層28の上面にAl層29を真空蒸着
する。Ti薄層28及びAl層29の層厚はそれぞれTi
薄層24及びAl層25の層厚とほぼ等しい。
(E)に示すようにTi薄層24a、チタン酸化物薄層2
7、n形領域23の上面にTi薄層28を真空蒸着す
る。続いて、Ti薄層28の上面にAl層29を真空蒸着
する。Ti薄層28及びAl層29の層厚はそれぞれTi
薄層24及びAl層25の層厚とほぼ等しい。
次に、第2図(F)に示すようにAl層29の一部をエツチ
ングで除去し、シヨツトキバリア電極に対応させてAl
層29aを残存させる。更にフオトエツチングによりチ
ツプの周辺領域からTi薄層28を除去し、Al層29a
の下部に位置するTi薄層28aとこれを隣接して包囲
するTi薄層28bを残存させる。Ti薄層28a、28
bのシート抵抗はTi薄層24aと同じである。続い
て、空気中で275℃、25分間の熱処理を施す。これ
により、第2図(G)に示すようにAl層29aに被覆され
ていないTi薄層28bは酸化されて第2のチタン酸化
物薄層30となる。Al層29aの下部のTi薄層28a
はAl層29aはマスクされているため酸化されない。
なお、第2のチタン酸化物薄層30はTi薄層28bの
層厚よりも増大して75Å〜300Åの層厚となつてお
り、第1のチタン酸化物薄層27とほぼ同じ層厚となつ
ている。第2のチタン酸化物薄層30は第1のチタン酸
化物薄層27よりも酸化の程度を弱めてある。したがつ
て、第2のチタン酸化物薄層30は、約100MΩ/□
のシート抵抗を有し、半絶縁性の高抵抗膜ではあるけれ
ども第1のチタン酸化物薄層27よりは低抵抗の薄層と
なつている。第1及び第2のチタン酸化物薄層27、3
0はそれぞれ完全な絶縁物と見なせるTiO2よりも酸素が
少ないいわゆる酸素プアーなチタン酸化物TiOx(xは2
より小さい数値)になつているものと考えられる。な
お、第2のチタン酸化物薄層30は第1のチタン酸化物
薄層27よりも酸素プアーの程度が大きい。
ングで除去し、シヨツトキバリア電極に対応させてAl
層29aを残存させる。更にフオトエツチングによりチ
ツプの周辺領域からTi薄層28を除去し、Al層29a
の下部に位置するTi薄層28aとこれを隣接して包囲
するTi薄層28bを残存させる。Ti薄層28a、28
bのシート抵抗はTi薄層24aと同じである。続い
て、空気中で275℃、25分間の熱処理を施す。これ
により、第2図(G)に示すようにAl層29aに被覆され
ていないTi薄層28bは酸化されて第2のチタン酸化
物薄層30となる。Al層29aの下部のTi薄層28a
はAl層29aはマスクされているため酸化されない。
なお、第2のチタン酸化物薄層30はTi薄層28bの
層厚よりも増大して75Å〜300Åの層厚となつてお
り、第1のチタン酸化物薄層27とほぼ同じ層厚となつ
ている。第2のチタン酸化物薄層30は第1のチタン酸
化物薄層27よりも酸化の程度を弱めてある。したがつ
て、第2のチタン酸化物薄層30は、約100MΩ/□
のシート抵抗を有し、半絶縁性の高抵抗膜ではあるけれ
ども第1のチタン酸化物薄層27よりは低抵抗の薄層と
なつている。第1及び第2のチタン酸化物薄層27、3
0はそれぞれ完全な絶縁物と見なせるTiO2よりも酸素が
少ないいわゆる酸素プアーなチタン酸化物TiOx(xは2
より小さい数値)になつているものと考えられる。な
お、第2のチタン酸化物薄層30は第1のチタン酸化物
薄層27よりも酸素プアーの程度が大きい。
ここで、AlとTiの両方ともGaAsとの間にシヨツトキバ
リアを形成する金属であるので、Al層29aとAl層2
9aの下部に位置する2層のTi薄層28a、24aか
ら成る電極をバリア電極又はバリア金属電極31と呼ぶ
こととする。第3図に示すように2層のチタン酸化物薄
層27、30はバリア金属電極31を包囲するように配
置されている。2層のチタン酸化物薄層27、30はバ
リア金属電極31に隣接しており、バリア金属電極31
と電気的に接続されている。なお、第2図(G)に示すよ
うに、第1のチタン酸化物薄層27の外周端と第2のチ
タン酸化物薄層30の外周端は一致しておらず、第2の
チタン酸化物薄層30の外周端の方が第1のチタン酸化
物薄層27の外周端よりもバリア金属電極31側に位置
する。
リアを形成する金属であるので、Al層29aとAl層2
9aの下部に位置する2層のTi薄層28a、24aか
ら成る電極をバリア電極又はバリア金属電極31と呼ぶ
こととする。第3図に示すように2層のチタン酸化物薄
層27、30はバリア金属電極31を包囲するように配
置されている。2層のチタン酸化物薄層27、30はバ
リア金属電極31に隣接しており、バリア金属電極31
と電気的に接続されている。なお、第2図(G)に示すよ
うに、第1のチタン酸化物薄層27の外周端と第2のチ
タン酸化物薄層30の外周端は一致しておらず、第2の
チタン酸化物薄層30の外周端の方が第1のチタン酸化
物薄層27の外周端よりもバリア金属電極31側に位置
する。
続いて、第1図に示すようにチタン酸化物薄層27、3
0を被覆する絶縁層32を設けてシヨツトキバリアを有
する半導体チツプ即ち電力用シヨツトキバリアダイオー
ドチツプを完成させる。なお、絶縁層32はプラズマC
VD法又は光CVD法で形成したシリコン酸化膜が好適
であつた。図示では省略しているが、Al層29aの上
面には例えばTi層とAu層とを順次に設け、これをリー
ド部材に対する接続用電極とする。
0を被覆する絶縁層32を設けてシヨツトキバリアを有
する半導体チツプ即ち電力用シヨツトキバリアダイオー
ドチツプを完成させる。なお、絶縁層32はプラズマC
VD法又は光CVD法で形成したシリコン酸化膜が好適
であつた。図示では省略しているが、Al層29aの上
面には例えばTi層とAu層とを順次に設け、これをリー
ド部材に対する接続用電極とする。
第3図は第2図(G)の状態のチツプの平面図である。こ
の第3図の各部の寸法を例示すると、バリア金属電極3
1の幅aは約910μm、第2のチタン酸化物薄層30
の幅bは約140μm、第1のチタン酸化物薄層27が
第2のチタン酸化物薄層30からはみ出している幅cは
約10μm、第1のチタン酸化物薄層27の先端とn形
領域23の端縁との幅dは約150μmである。
の第3図の各部の寸法を例示すると、バリア金属電極3
1の幅aは約910μm、第2のチタン酸化物薄層30
の幅bは約140μm、第1のチタン酸化物薄層27が
第2のチタン酸化物薄層30からはみ出している幅cは
約10μm、第1のチタン酸化物薄層27の先端とn形
領域23の端縁との幅dは約150μmである。
第4図の曲線Aは本実施例のシヨツトキバリアダイオー
ドの逆電圧−逆電流特性の1例を示す。このような特性
を示す理由については不明確な点もあるが、次のように
考えられる。シヨツトキバリアダイオードに印加する逆
電圧を零ボルトから徐々に高めていくと、第4図の領域
Iに示すようにシヨツトキバリアダイオードには極めて
微少な飽和電流ISが流れる。この飽和電流ISはバリア
金属電極31に基づく第1のシヨツトキバリアと、第1
のチタン酸化物薄層27に基づく第2のシヨツトキバリ
アを通つて流れる。逆電圧印加回路はアノード電極とな
るバリア金属電極31と、カソード電極となるオーミツ
ク電極26とに接続される。第1及び第2のチタン酸化
物薄層27、30には逆電圧印加回路が直接に接続され
ないため、第1及び第2のチタン酸化物薄層27、30
を通る電流はバリア金属電極31に流れ込む。ここで、
第1のチタン酸化物薄層27は第2のチタン酸化物薄層
30よりも高抵抗の層となつているため、バリア金属電
極31に向つて横方向に流れる第2のシヨツトキバリア
の飽和電流ISは主として抵抗の小さい第2のチタン酸
化物薄層30を流れる。逆電圧をさらに高めて、100
〜150V程度とすると、第1チタン酸化物薄層27の
外周縁近傍の複数の微少領域でブレークダウンが起き、
第4図の領域IIに示すように逆電流が階段状に増加す
る。このブレークダウンに伴う逆電流I0は、第1のチ
タン酸化物薄層27の上に第2のチタン酸化物薄層30
が重なつている部分では主として第1のチタン酸化物薄
層27よりも低抵抗層となつている第2のチタン酸化物
薄層30を通つてバリア金属電極31に流れ込む。従来
のシヨツトキバリアダイオードではこの微小領域でのブ
レークダウンが引き金となつて大きな逆電流I0が流れ
るが、本発明に従うシヨツトキバリアダイオードでは大
きな逆電流I0が流れない。即ち、第1及び第2のチタ
ン酸化物薄層27、30はいずれも高抵抗層であるた
め、第1及び第2のチタン酸化物薄層27、30の抵抗
分による電流制限が働き、逆電流I0の大きな抑制され
る。
ドの逆電圧−逆電流特性の1例を示す。このような特性
を示す理由については不明確な点もあるが、次のように
考えられる。シヨツトキバリアダイオードに印加する逆
電圧を零ボルトから徐々に高めていくと、第4図の領域
Iに示すようにシヨツトキバリアダイオードには極めて
微少な飽和電流ISが流れる。この飽和電流ISはバリア
金属電極31に基づく第1のシヨツトキバリアと、第1
のチタン酸化物薄層27に基づく第2のシヨツトキバリ
アを通つて流れる。逆電圧印加回路はアノード電極とな
るバリア金属電極31と、カソード電極となるオーミツ
ク電極26とに接続される。第1及び第2のチタン酸化
物薄層27、30には逆電圧印加回路が直接に接続され
ないため、第1及び第2のチタン酸化物薄層27、30
を通る電流はバリア金属電極31に流れ込む。ここで、
第1のチタン酸化物薄層27は第2のチタン酸化物薄層
30よりも高抵抗の層となつているため、バリア金属電
極31に向つて横方向に流れる第2のシヨツトキバリア
の飽和電流ISは主として抵抗の小さい第2のチタン酸
化物薄層30を流れる。逆電圧をさらに高めて、100
〜150V程度とすると、第1チタン酸化物薄層27の
外周縁近傍の複数の微少領域でブレークダウンが起き、
第4図の領域IIに示すように逆電流が階段状に増加す
る。このブレークダウンに伴う逆電流I0は、第1のチ
タン酸化物薄層27の上に第2のチタン酸化物薄層30
が重なつている部分では主として第1のチタン酸化物薄
層27よりも低抵抗層となつている第2のチタン酸化物
薄層30を通つてバリア金属電極31に流れ込む。従来
のシヨツトキバリアダイオードではこの微小領域でのブ
レークダウンが引き金となつて大きな逆電流I0が流れ
るが、本発明に従うシヨツトキバリアダイオードでは大
きな逆電流I0が流れない。即ち、第1及び第2のチタ
ン酸化物薄層27、30はいずれも高抵抗層であるた
め、第1及び第2のチタン酸化物薄層27、30の抵抗
分による電流制限が働き、逆電流I0の大きな抑制され
る。
逆電流I0が流れることにより、第1のチタン酸化物薄
層27と第2のチタン酸化物薄層30には電位勾配が生
じる。ここで、逆電流I0は主として第2のチタン酸化
物薄層30を流れるため、電位勾配は主として第2のチ
タン酸化物薄層30によつて決定される。領域IIの終り
になると、第1のチタン酸化物薄層27のバリア金属電
極31に接する内周側の端部と、バリア金属電極31か
ら遠い外周側の端部との間の電位差が比較的大きくな
る。この結果、第1のチタン酸化物薄層27の外周側の
端部とオーミツク電極26との間の電位差は、印加する
逆電圧を増加させてもあまり増大しなくなる。このた
め、第1のチタン酸化物薄層27の外周縁での新たなブ
レークダウンは発生しなくなる。しかし、既に第1のチ
タン酸化物薄層27の外周側にて発生したブレークダウ
ンはそのまま維持され、このブレークダウンに基づく逆
電流I0が主として第2のチタン酸化物薄層30を通つ
て流れ続ける。
層27と第2のチタン酸化物薄層30には電位勾配が生
じる。ここで、逆電流I0は主として第2のチタン酸化
物薄層30を流れるため、電位勾配は主として第2のチ
タン酸化物薄層30によつて決定される。領域IIの終り
になると、第1のチタン酸化物薄層27のバリア金属電
極31に接する内周側の端部と、バリア金属電極31か
ら遠い外周側の端部との間の電位差が比較的大きくな
る。この結果、第1のチタン酸化物薄層27の外周側の
端部とオーミツク電極26との間の電位差は、印加する
逆電圧を増加させてもあまり増大しなくなる。このた
め、第1のチタン酸化物薄層27の外周縁での新たなブ
レークダウンは発生しなくなる。しかし、既に第1のチ
タン酸化物薄層27の外周側にて発生したブレークダウ
ンはそのまま維持され、このブレークダウンに基づく逆
電流I0が主として第2のチタン酸化物薄層30を通つ
て流れ続ける。
領域IIIにおいては、第1のチタン酸化物薄層27の外
周側での新たなブレークダウンが生じないために、逆電
圧の増加に伴つて逆電流が徐々に増加するものの急増し
ない期間が続くことになる。この期間において、第5図
に模式的に示す空乏層33がバリア金属電極31と第1
のチタン酸化物薄層27の下のn形領域23に生じる。
第1のチタン酸化物薄層27とn+形領域22との間の
電位差は、第1のチタン酸化物薄層27の内周側の端部
から外周側の端部に向うに従つて小さくなるので、空乏
層33の広がり(垂直方向の厚さ)も内周側の端部から
外周側の端部に向うに従つて小さくなる。また、バリア
金属電極31から第1のチタン酸化物薄層27の外周側
の端部にかけてのn形領域23の表面はシヨツトキバリ
アとして連続している。これ等の結果、電界集中を緩和
することができるなだらかな空乏層33が得られ、バリ
ア金属電極31の周縁端での電界集中が緩和されてい
る。
周側での新たなブレークダウンが生じないために、逆電
圧の増加に伴つて逆電流が徐々に増加するものの急増し
ない期間が続くことになる。この期間において、第5図
に模式的に示す空乏層33がバリア金属電極31と第1
のチタン酸化物薄層27の下のn形領域23に生じる。
第1のチタン酸化物薄層27とn+形領域22との間の
電位差は、第1のチタン酸化物薄層27の内周側の端部
から外周側の端部に向うに従つて小さくなるので、空乏
層33の広がり(垂直方向の厚さ)も内周側の端部から
外周側の端部に向うに従つて小さくなる。また、バリア
金属電極31から第1のチタン酸化物薄層27の外周側
の端部にかけてのn形領域23の表面はシヨツトキバリ
アとして連続している。これ等の結果、電界集中を緩和
することができるなだらかな空乏層33が得られ、バリ
ア金属電極31の周縁端での電界集中が緩和されてい
る。
逆電圧が約250Vになると、バリア金属電極31の周
縁端とオーミツク電極26との間に臨界電界強Ecritを
越える箇所が生じてブレークダウンが発生する。これに
より、領域IVに示すよう逆電流が急増する。
縁端とオーミツク電極26との間に臨界電界強Ecritを
越える箇所が生じてブレークダウンが発生する。これに
より、領域IVに示すよう逆電流が急増する。
本実施例のシヨツトキバリアダイオードをスイチング周
波数500kHzのスイツチングレギユレータの整流ダイ
オードとして使用したところ、ノイズ発生の極めて少な
い良好な整流動作が確認された。なお、第1及び第2の
チタン酸化物薄層27、30を設けることによるスイツ
チング速度(高速応答性)の低下は認められなかつた。
波数500kHzのスイツチングレギユレータの整流ダイ
オードとして使用したところ、ノイズ発生の極めて少な
い良好な整流動作が確認された。なお、第1及び第2の
チタン酸化物薄層27、30を設けることによるスイツ
チング速度(高速応答性)の低下は認められなかつた。
バリア金属電極31の外周部を包囲する第1のチタン酸
化物薄層27に相当するもののみを設けた場合でも高耐
圧化が達成される。しかし、本発明に従つて第1のチタ
ン酸化物薄層27の上に第2のチタン酸化物薄層30を
設けると、逆電流レベルの小さいシヨツトキバリアダイ
オードを実現できる。第4図の曲線Bに1層のチタン酸
化物薄層により高耐圧化したシヨツトキバリアダイオー
ドの逆電圧−逆電流特性を示す。この曲線Bと本実施例
の曲線Aとからの比較から明らかなように、本実施例の
シヨツトキバリアダイオードの方が逆電流レベルが小さ
いことがわかる。
化物薄層27に相当するもののみを設けた場合でも高耐
圧化が達成される。しかし、本発明に従つて第1のチタ
ン酸化物薄層27の上に第2のチタン酸化物薄層30を
設けると、逆電流レベルの小さいシヨツトキバリアダイ
オードを実現できる。第4図の曲線Bに1層のチタン酸
化物薄層により高耐圧化したシヨツトキバリアダイオー
ドの逆電圧−逆電流特性を示す。この曲線Bと本実施例
の曲線Aとからの比較から明らかなように、本実施例の
シヨツトキバリアダイオードの方が逆電流レベルが小さ
いことがわかる。
逆電流レベルが小さくなる理由は必ずしも明らかではな
いが、第4図から2つの現象が読みとれる。1つは、領
域Iの比較から明らかなように、曲線Aの飽和電流IS
が曲線Bよりも低減していることによるものである。こ
れは、第1のチタン酸化物薄層27の酸化の度合を強め
たことにより第1のチタン酸化物薄層27に基づく第2
のシヨツトキバリアのバリアハイトφBが大きくなり、
バリアハイトφBが大きくなる程飽和電流ISが小さくな
るという関係が生じていずものである。もう1つは現象
は、曲線Aの領域IIが曲線Bの領域IIより高圧側にシフ
トしていることによるものである。すなわち、第1のチ
タン酸化物薄層27の外周縁近傍(第2のチタン酸化物
薄層30の外周縁から第1のチタン酸化物薄層27の外
周縁にかけての領域を総称している)における耐圧が向
上している。したがつて、上述の微少領域でのブレーク
ダウンが生じたとき、印加逆電圧が同一レベルで比較す
ると、第1のチタン酸化物薄層27の外周縁近傍での耐
圧が高くなる分、第1及び第2のチタン酸化物薄層2
7、30の内周端と外周端の間の電位差が小さくなる。
この電位差が小さいと、第2のチタン酸化物薄層30の
シート抵抗は第4図曲線Bの場合と同等になつているの
で、領域IIIにおける逆電流I0が小さくなる。
いが、第4図から2つの現象が読みとれる。1つは、領
域Iの比較から明らかなように、曲線Aの飽和電流IS
が曲線Bよりも低減していることによるものである。こ
れは、第1のチタン酸化物薄層27の酸化の度合を強め
たことにより第1のチタン酸化物薄層27に基づく第2
のシヨツトキバリアのバリアハイトφBが大きくなり、
バリアハイトφBが大きくなる程飽和電流ISが小さくな
るという関係が生じていずものである。もう1つは現象
は、曲線Aの領域IIが曲線Bの領域IIより高圧側にシフ
トしていることによるものである。すなわち、第1のチ
タン酸化物薄層27の外周縁近傍(第2のチタン酸化物
薄層30の外周縁から第1のチタン酸化物薄層27の外
周縁にかけての領域を総称している)における耐圧が向
上している。したがつて、上述の微少領域でのブレーク
ダウンが生じたとき、印加逆電圧が同一レベルで比較す
ると、第1のチタン酸化物薄層27の外周縁近傍での耐
圧が高くなる分、第1及び第2のチタン酸化物薄層2
7、30の内周端と外周端の間の電位差が小さくなる。
この電位差が小さいと、第2のチタン酸化物薄層30の
シート抵抗は第4図曲線Bの場合と同等になつているの
で、領域IIIにおける逆電流I0が小さくなる。
本実施例の他の効果を要約すると以下のとおりである。
(1)従来のガードリングを有するシヨツトキバリアと比
較して高耐圧化でき、且つ高速応答性が良い。
較して高耐圧化でき、且つ高速応答性が良い。
(2)従来の絶縁層を介したフイールドプレートを有する
シヨツトキバリアダイオードと比較して高耐圧が得ら
れ、且つ特性の熱的不安定性が解消されている。
シヨツトキバリアダイオードと比較して高耐圧が得ら
れ、且つ特性の熱的不安定性が解消されている。
(3)Al層29aの直下に設けたTi薄層24a、28a
の延在部であるTi薄層24b、28bを酸化させてチ
タン酸化物薄層27、30を得るので、目的とするチタ
ン酸化物薄層27、30を容易に得ることができる。ま
た、バリア金属電極31とチタン酸化物薄層27、30
の電気的接続を容易且つ確実に達成できる。
の延在部であるTi薄層24b、28bを酸化させてチ
タン酸化物薄層27、30を得るので、目的とするチタ
ン酸化物薄層27、30を容易に得ることができる。ま
た、バリア金属電極31とチタン酸化物薄層27、30
の電気的接続を容易且つ確実に達成できる。
〔第2の実施例〕 次に、第6図に示す本発明の第2の実施例に係わるシヨ
ツトキバリアダイオードを説明する。但し、第1図と共
通する部分には同一の符号を付してその説明を省略す
る。
ツトキバリアダイオードを説明する。但し、第1図と共
通する部分には同一の符号を付してその説明を省略す
る。
第6図のシヨツトキバリアダイオードは、第1の実施例
のシヨツトキバリアダイオードと同様にバリア金属電極
31の外周に2層のチタン酸化物薄層27、30がリン
グ状に配置されており、逆電流レベルの小さい高耐圧の
シヨツトキバリアダイオードを実現している。さらに、
第6図のシヨツトキバリアダイオードはバリア金属電極
31が中央に配置された大きな厚みの第1のバリア金属
電極31aと、第1のバリア金属電極31aを包囲して
配置された肉薄の第2のバリア金属電極31bとから成
る。第1のバリア金属電極31aはAl層29aとAl層
29aの下部に位置する2層のTi薄層24a、28a
から成り、第2のバリア金属電極31bは2層のTi薄
層24c、28cから成つている。Ti薄層24c、2
8cはそれぞれTi薄層24a、28aの延在部分であ
り、チタン酸化物薄層27、30はそれぞれTi薄層2
4c、28cの延在部分を酸化することで得られてい
る。肉薄の第2のバリア金属電極31bを設けることで
電界集中点と応力集中点を分離することができ、規定耐
圧以下の製品の生じる頻度が少なくなり耐圧歩留りが向
上する。
のシヨツトキバリアダイオードと同様にバリア金属電極
31の外周に2層のチタン酸化物薄層27、30がリン
グ状に配置されており、逆電流レベルの小さい高耐圧の
シヨツトキバリアダイオードを実現している。さらに、
第6図のシヨツトキバリアダイオードはバリア金属電極
31が中央に配置された大きな厚みの第1のバリア金属
電極31aと、第1のバリア金属電極31aを包囲して
配置された肉薄の第2のバリア金属電極31bとから成
る。第1のバリア金属電極31aはAl層29aとAl層
29aの下部に位置する2層のTi薄層24a、28a
から成り、第2のバリア金属電極31bは2層のTi薄
層24c、28cから成つている。Ti薄層24c、2
8cはそれぞれTi薄層24a、28aの延在部分であ
り、チタン酸化物薄層27、30はそれぞれTi薄層2
4c、28cの延在部分を酸化することで得られてい
る。肉薄の第2のバリア金属電極31bを設けることで
電界集中点と応力集中点を分離することができ、規定耐
圧以下の製品の生じる頻度が少なくなり耐圧歩留りが向
上する。
また、電位勾配を決定する上側のチタン酸化物薄層30
にはリング状の等電位化用Ti薄層37が設けられてい
る。等電位化用Ti薄層37はTi薄層を酸化させてチタ
ン酸化物薄層30を得るさいに、部分的に酸化をせずに
Ti薄層をそのまま残存させて得る。リング状の等電位
化用Ti薄層37は導電性が高いので、等電位分布領域
となり得る。この結果、n形領域23の表面上における
平面的に見た電位分布の不均一性を修正して均一な空乏
層を形成し、耐圧歩留りを向上させることができる。
にはリング状の等電位化用Ti薄層37が設けられてい
る。等電位化用Ti薄層37はTi薄層を酸化させてチタ
ン酸化物薄層30を得るさいに、部分的に酸化をせずに
Ti薄層をそのまま残存させて得る。リング状の等電位
化用Ti薄層37は導電性が高いので、等電位分布領域
となり得る。この結果、n形領域23の表面上における
平面的に見た電位分布の不均一性を修正して均一な空乏
層を形成し、耐圧歩留りを向上させることができる。
本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば
次の変形が可能なものである。
次の変形が可能なものである。
(1)チタン酸化物薄層27のシート抵抗及びチタン酸化
物薄層30のシート抵抗は半導体チツプの構造やサイズ
によつて効果的な範囲が変わるが、上側のチタン酸化物
薄層30のシート抵抗は10kΩ/□〜1000Ω/
□、望ましくは50MΩ/□〜200MΩ/□に選ぶべ
きである。また、下側のチタン酸化物薄層27のシート
抵抗は10MΩ/□〜10000MΩ/□、望ましくは
200MΩ/□〜3000MΩ/□に選ぶべきである。
物薄層30のシート抵抗は半導体チツプの構造やサイズ
によつて効果的な範囲が変わるが、上側のチタン酸化物
薄層30のシート抵抗は10kΩ/□〜1000Ω/
□、望ましくは50MΩ/□〜200MΩ/□に選ぶべ
きである。また、下側のチタン酸化物薄層27のシート
抵抗は10MΩ/□〜10000MΩ/□、望ましくは
200MΩ/□〜3000MΩ/□に選ぶべきである。
(2)チタン酸化物薄層27幅b+cを約10μm以上に
することによつて耐圧向上の効果が現われ、30μm以
上にすることによつてその効果が顕著になる。しかし、
所定の耐圧が得られる歩留りを高くするためには100
μm以上に設計することが一層望ましい。幅b+cを5
00μm又はこれよりも大きく設定しても耐圧向上効果
を十分に得ることができる。従つて、幅b+cの上限は
ないが、幅b+cを500μm以上にしても耐圧の比例
的増大を期待することができないばかりでなく、半導体
チツプが大型化するという問題が生じる。従つて、幅b
+cを30〜500μmの範囲にすることが望ましい。
することによつて耐圧向上の効果が現われ、30μm以
上にすることによつてその効果が顕著になる。しかし、
所定の耐圧が得られる歩留りを高くするためには100
μm以上に設計することが一層望ましい。幅b+cを5
00μm又はこれよりも大きく設定しても耐圧向上効果
を十分に得ることができる。従つて、幅b+cの上限は
ないが、幅b+cを500μm以上にしても耐圧の比例
的増大を期待することができないばかりでなく、半導体
チツプが大型化するという問題が生じる。従つて、幅b
+cを30〜500μmの範囲にすることが望ましい。
(3)Ti薄層24、28の膜厚は、膜厚制御、酸化温度、
酸化時間等を勘案して20Å以上にすべきである。上限
については、所定のシート抵抗が得られるのであれば制
限はないが、Ti薄層24、28を熱酸化してチタン酸
化物薄層27、30を得るので、酸化温度と酸化時間を
勘案して300Å以下とすべきである。なお、プラズマ
酸化のような強力な酸化を行うのであれば、この上限は
さらに拡大できる。
酸化時間等を勘案して20Å以上にすべきである。上限
については、所定のシート抵抗が得られるのであれば制
限はないが、Ti薄層24、28を熱酸化してチタン酸
化物薄層27、30を得るので、酸化温度と酸化時間を
勘案して300Å以下とすべきである。なお、プラズマ
酸化のような強力な酸化を行うのであれば、この上限は
さらに拡大できる。
(4)Ti薄層24、28を酸化してチタン酸化物薄層2
7、30を得るときの酸化温度は500℃以下にするこ
とが望ましく、Au系の電極を用いる時は380℃以下
とする。酸化温度の下限値については、熱酸化法による
時では200℃以上とするが、プラズマ酸化による時で
は室温以下の低温とすることできる。酸化時間はTi薄
層24、28の厚さ、酸化温度、酸化雰囲気によつて変
わるが、5秒〜2時間の範囲に収めるのが望ましい。
7、30を得るときの酸化温度は500℃以下にするこ
とが望ましく、Au系の電極を用いる時は380℃以下
とする。酸化温度の下限値については、熱酸化法による
時では200℃以上とするが、プラズマ酸化による時で
は室温以下の低温とすることできる。酸化時間はTi薄
層24、28の厚さ、酸化温度、酸化雰囲気によつて変
わるが、5秒〜2時間の範囲に収めるのが望ましい。
(5)チタン酸化物薄層27、30に対応するものをチタ
ン酸化物の蒸着やスパツタリングで形成してもよい。
ン酸化物の蒸着やスパツタリングで形成してもよい。
(6)シート抵抗が高く且つシヨツトキバリアを生成する
薄層としてチタン酸化物薄層が好適であるが、Ta(タ
ンタル)系材料の酸化物薄層等にすることもできる。ま
た、Ti薄層24、28及びチタン酸化物薄層27、3
0はInやSn等を添加したものであつてもよい。
薄層としてチタン酸化物薄層が好適であるが、Ta(タ
ンタル)系材料の酸化物薄層等にすることもできる。ま
た、Ti薄層24、28及びチタン酸化物薄層27、3
0はInやSn等を添加したものであつてもよい。
(7)p+形領域から成るガードリングと組合せることもで
きる。第6図の例で説明すれば、Ti薄層42Cとチタ
ン酸化物薄層27の境界部分の下部にp+形領域を形成
し、第1のバリア金属電極31aからは離間させる。こ
うすれば第1のバリア金属電極31aよりも高いシート
抵抗を有する第2のバリア金属電極31bの抵抗分によ
つてp+形領域に順電流が流れることが抑制され、高速
応答性の低下は起こらない。高速応答性が問題にならな
いときは、第1図のバリア金属電極31の周縁に隣接す
るようにガードリングを形成してもよい。ガードリング
を形成したときは、バリア金属電極によるシヨツトキバ
リアとチタン酸化物薄層によるシヨツトキバリアは、ガ
ードリングのpn接合を介して接続する。
きる。第6図の例で説明すれば、Ti薄層42Cとチタ
ン酸化物薄層27の境界部分の下部にp+形領域を形成
し、第1のバリア金属電極31aからは離間させる。こ
うすれば第1のバリア金属電極31aよりも高いシート
抵抗を有する第2のバリア金属電極31bの抵抗分によ
つてp+形領域に順電流が流れることが抑制され、高速
応答性の低下は起こらない。高速応答性が問題にならな
いときは、第1図のバリア金属電極31の周縁に隣接す
るようにガードリングを形成してもよい。ガードリング
を形成したときは、バリア金属電極によるシヨツトキバ
リアとチタン酸化物薄層によるシヨツトキバリアは、ガ
ードリングのpn接合を介して接続する。
(8)GaAsの代りにInP(燐化インジウム)等のIII−V
族化合物やシリコンを使用するシヨツトキバリア半導体
装置にも適用可能である。
族化合物やシリコンを使用するシヨツトキバリア半導体
装置にも適用可能である。
(9)集積回路中にシヨツトキバリア半導体装置を形成す
る場合には、n形領域23を島状に囲むようにn+形領
域22を設けてオーミツク電極26をn形領域23の表
面側に設けるプレーナ構造としてもよい。
る場合には、n形領域23を島状に囲むようにn+形領
域22を設けてオーミツク電極26をn形領域23の表
面側に設けるプレーナ構造としてもよい。
(10)n形領域23、n+形領域22をp形領域と置き換
えることもできる。
えることもできる。
上述の如く、本発明によれば、逆電流(漏れ電流)の小
さい高耐圧のシヨツトキバリア半導体装置を容易に提供
できる。
さい高耐圧のシヨツトキバリア半導体装置を容易に提供
できる。
第1図は本発明の第1の実施例に係わるシヨツトキバリ
アダイオードを示す断面図、 第2図(A)〜(G)は第1図のシヨツトキバリアダイオード
を製造工程順に示す断面図、 第3図は第2図(G)の状態を示す平面図、 第4図は第1図のシヨツトキバリアダイオード及びチタ
ン酸化物薄層を単層にしたシヨツトキバリアダイオード
の逆電圧−逆電流特性図、 第5図は空乏層を模式的に示すシヨツトキバリアダイオ
ードの一部拡大断面図、 第6図は第2の実施例のシヨツトキバリアダイオードを
示す断面図である。 22……n+形領域、23……n形領域、26……オー
ミツク電極、27……第1のチタン酸化物薄層、30…
…第2のチタン酸化物薄層、31……バリア金属電極。
アダイオードを示す断面図、 第2図(A)〜(G)は第1図のシヨツトキバリアダイオード
を製造工程順に示す断面図、 第3図は第2図(G)の状態を示す平面図、 第4図は第1図のシヨツトキバリアダイオード及びチタ
ン酸化物薄層を単層にしたシヨツトキバリアダイオード
の逆電圧−逆電流特性図、 第5図は空乏層を模式的に示すシヨツトキバリアダイオ
ードの一部拡大断面図、 第6図は第2の実施例のシヨツトキバリアダイオードを
示す断面図である。 22……n+形領域、23……n形領域、26……オー
ミツク電極、27……第1のチタン酸化物薄層、30…
…第2のチタン酸化物薄層、31……バリア金属電極。
Claims (1)
- 【請求項1】半導体領域と、 前記半導体領域との間にショットキバリアを生じさせる
ことができるように前記半導体領域上に形成されたバリ
ア電極と、 前記バリア電極を包囲するように前記半導体領域上に配
置され、且つ前記バリア電極に電気的に接続され、且つ
前記バリア電極よりも大きなシート抵抗を有し、且つ前
記半導体領域との間にショットキバリアを生じさせるこ
とができるように形成された第1の薄層と、 前記第1の薄層の上に配置され、且つ前記バリア電極よ
りは大きいが、前記第1の薄層よりは小さいシート抵抗
を有し、且つ前記バリア電極に電気的に接続された第2
の薄層と を備え、前記バリア電極から前記第2の薄層の外周端ま
での距離が前記バリア電極から前記第1の薄層の外周端
までの距離よりも短く設定されて前記第2の薄層の外周
端が前記第1の薄層の外周端よりも内側に位置している
ことを特徴とするショットキバリア半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63082640A JPH0618272B2 (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 | シヨツトキバリア半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63082640A JPH0618272B2 (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 | シヨツトキバリア半導体装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01253961A JPH01253961A (ja) | 1989-10-11 |
| JPH0618272B2 true JPH0618272B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=13780028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63082640A Expired - Fee Related JPH0618272B2 (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 | シヨツトキバリア半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0618272B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4941463A (ja) * | 1972-07-26 | 1974-04-18 |
-
1988
- 1988-04-04 JP JP63082640A patent/JPH0618272B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01253961A (ja) | 1989-10-11 |
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Legal Events
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