JPH0618976B2 - 射出成形用着色組成物 - Google Patents

射出成形用着色組成物

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JPH0618976B2
JPH0618976B2 JP2408886A JP2408886A JPH0618976B2 JP H0618976 B2 JPH0618976 B2 JP H0618976B2 JP 2408886 A JP2408886 A JP 2408886A JP 2408886 A JP2408886 A JP 2408886A JP H0618976 B2 JPH0618976 B2 JP H0618976B2
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ethylene
block copolymer
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pigment
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▲しょう▼ 高木
博 小林
富夫 高田
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Showa Denko KK
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は射出成形によって得られる成形物の着色性がす
ぐれた組成物に関する。さらにくわしくは、(A)エチレ
ン−プロピレンブロック共重合体、(B)エチレン系重合
体、(C)モノアゾ顔料ならびに(D)N,N′−ビス(ヒドロ
キシアルキル)脂肪族アミン、一級アルコールおよびシ
リカ、あるいはこれらと炭素数が11〜20個の脂肪酸とグ
リセリンとのエステルからなる添加剤からなる射出成形
用着色組成物に関するものであり、射出成形によって得
られる成形物の着色性がすぐれた組成物を提供すること
を目的とするものである。
従来の技術 射出成形用に好適なプロピレン系重合体組成物として、
エチレン含有量が1.0〜15重量%のエチレン−プロピレ
ンブロック共重合体の組成物が提案されている。しか
し、この組成物に一般に赤色顔料として使用されている
モノアゾ顔料を含有させて利用されている。この顔料を
含む組成物は通常ヘンシェルミキサーを使ってドライブ
レンドし、得られる混合物を押出機を用いて混練させな
がらペレット状に成形されて射出成形機などの成形機に
供給されている。しかし、このペレットを射出成形機に
供給させて連続成形すると、金型表面(特に、パーティ
ング面)にこのモノアゾ顔料が付着して成形品の着色汚
染を生じるのみならず、成形品の表面にしばしば色ムラ
が発生する。
この理由については明らかでないが、配合される顔料が
プロピレン系重合体と親和性がないために分離、浮出し
の現象をきたしているのではないかと考えられる。
発明が解決しようとする問題点 以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題点)がな
く、すなわちモノアゾ顔料を含有するプロピレン系重合
体を射出成形に用いた場合、得られる成形品の色ムラを
なくするばかりでなく、金型への顔料の浮き出し、付着
を防止することが可能な着色プロピレン系重合体組成物
を得ることである。
問題点を解決するための手段および作用 本発明にしたがえば、これらの問題点は、 (A)エチレン含有量が1.0〜20重量%である結晶性エチレ
ン−プロピレンブロック共重合体、 (B)密度が0.935g/cm3以上であり、かつメルトイン
デックスが(JIS K7210にしたがい、条件が4で測定、
以下「M.I.」と云う)が0.1〜30g/10分であるエチレ
ン系重合体、 (C)モノアゾ顔料 ならびに (D)N,N′−ビス(ヒドロキシアルキル)脂肪族アミン、
炭素数が11〜20個である一級アルコールおよびシリカ、
あるいはこれらと炭素数が11〜20個の脂肪酸とグリセリ
ンとのエステルからなる添加剤 からなり、該ブロック共重合体とエチレン系重合体の合
計量中に占めるブロック共重合体の組成割合は70〜97重
量%であり、ブロック共重合体とエチレン系重合体の合
計量100重量部に対するモノアゾ顔料の組成割合は0.2〜
2.0重量部であり、さらに該添加剤の組成割合は0.2〜1.
0重量部である射出成形用着色組成物、 によって解決することができる。以下、本発明を具体的
に説明する。
(A)ブロック共重合体 本発明において使われるブロック共重合体は、エチレン
の含有量が1.0〜20重量%であるエチレンとプロピレン
との結晶性のブロック共重合体である。このブロック共
重合体のエチレンの含有量が1.0〜15重量%のものが好
ましく、特に2.0〜15重量%のものが好適である。この
ブロック共重合体のエチレンの含有量が1.0重量%未満
では、得られる組成物の機械的強度(特に、耐衝撃性)
がよくない。一方、20重量%を越えると、得られる組成
物の引張強度および剛性(曲げ弾性率)が低い。
また、このブロック共重合体のメルトフローインデック
ス(JIS K7210にしたがい、条件14で測定、以下「MFR」
と云う)は通常0.5〜30g/10分であり、0.5〜25g/10
分が望ましく、とりわけ1.0〜25g/10分のものが好適
である。MFRが0.5g/10分未満のブロック共重合体を用
いると、組成物を混練によって製造するさいに混合が困
難であるのみならず、射出成形性がよくない。一方、30
g/10分を越えたブロック共重合体を使用すると、得ら
れる成形物の機械的特性が満足すべきものではない。
(B)エチレン系重合体 本発明において用いられるエチレン系重合体の密度は0.
935g/cm3(すなわち、中密度ないし高密度ポリエチ
レン)であり、0.935〜0.970g/cm3のものが好まし
く、殊に0.940〜0.970g/cm3のものが好適である。
密度が0.935g/cm3未満のエチレン系重合体を使用す
ると、得られる組成物の剛性(曲げ弾性率)が乏しい。
また、このエチレン系重合体のM.I.は0.1〜20g/10分
であり、0.5〜20g/10分のものが望ましく、とりわけ
0.5〜15g/10分のものが好適であり、特に0.5〜10g/
10分のものが最適である。M.I.が0.1g/10分未満のエ
チレン系重合体を使うと、混練性がよくないばかりでな
く、射出成形性がよくない、一方、20g/10分を越えた
エチレン系重合体を用いると、得られる組成物の機械的
特性(特に、耐衝撃性)がよくない。
前記ブロック共重合体および該エチレン系重合体は、い
ずれも工業的に生産されて多方面にわたって利用されて
いるものであり、それらの製造方法、各種特性、用途な
どはよく知られているものである。
(C)モノアゾ顔料 さらに、本発明において使用されるモノアゾ顔料はニト
ロソ顔料、ニトロ顔料などと同様に有機顔料として広く
ゴム、合成樹脂などに配合されて利用されているもので
あり、アゾ基(-N性=N-)を有するものである。このモ
ノアゾ顔料については、ラバーダイジェスト社編“便
覧、ゴム・プラスチック配合薬品”(ラバーダイジェス
ト社、昭和49年発行)、第383頁ないし第386頁、“ポリ
オレフィン等合成樹脂製食品容器包装等に関する自主基
準”(ポリオレフィン等衛生協議会、1981年3月発行、
第18頁ないし第31頁などによってよく知られているもの
である。これらのモノアゾ顔料は前記“ポリオレフィン
等合成樹脂製食品容器包装等に関する自主基準”にPigm
ent Red 57:1、Pigment Red 170、Pigment Red 175、Pi
gment Red 176、Pigment Red 68、Pigment Red 215、Pi
gment Red 166、Pigment Red 146などとして示されてい
るものである。
(D)添加剤 その上、本発明において使われる添加剤はN,N′−ビス
(ヒドロキシアルキル)脂肪族アミン、炭素数が11〜20
個である一級アルコールおよびシリカ、あるいはこれら
と炭素数が11〜20個の脂肪酸とグリセリンとのエステル
からなるものである。
N,N′−ビス(ヒドロキシアルキル)脂肪族アミンのヒ
ドロキシアルキルのアルキル基の炭素数は一般には多く
とも12個(好ましくは、1〜6個)である。代表的なも
のとしては、N,N′−ビス(ヒドロキシアルキル)脂肪
族アミンがあげられる。
また、一級アルコールの代表的なものとしてはステアリ
ルアルコールがあげられる。さらに、エステルは炭素数
が11〜20個の脂肪酸(たとえば、ステアリン酸)とグリ
セリンとのエステルであるが、グリセリンのヒドロキシ
ル基(−OH)がすべて脂肪酸とエステル結合する必要は
ない(たとえば、ステアリルモノグリセリッド)。
この添加剤中に占めるシリカの割合は通常3〜10重量%
であり、3〜9重量%が好ましく、特に4〜9重量%が
好適である。N,N′−ビス(ヒドロキシアルキル)脂肪
族アミンおよび一級アルコールは、それぞれエステルを
含有しない場合では、30〜67重量%が望ましく、とりわ
け35〜62重量%が好適である。エステルを含有する場合
では、いずれも13〜45重量%が好ましく、15〜45重量%
が好適である。また、前記脂肪酸とグリセリンとのエス
テルを配合する場合では、このエステルの割合は20〜50
重量%が望ましく、とりわけ25〜60重量%が好適であ
る。
(E)組成割合 本発明の組成物の前記ブロック共重合体とエチレン系共
重合体との合計量中に占めるブロック共重合体の組成割
合は70〜97重量%であり、70〜95重量%が好ましく、70
〜90重量%が好適である。これらの重合体中に占めるブ
ロック共重合体の組成割合が70重量%未満では、顔料が
金型の表面に付着する。一方、97重量%を越えると、成
形物の表面の光沢がよくない。
また、ブロック共重合体とエチレン系重合体との合計量
100重量部に対するモノアゾ顔料および前記添加剤の組
成割合は下記の通りである。
モノアゾ顔料は0.2〜2.0重量%であり、0.3〜2.0重量部
が望ましく、0.3〜1.5重量部が好適である。モノアゾ顔
料の組成割合が0.2重量部未満では、得られる成形物の
着色が不充分である。一方、2.0重量部を越えて配合す
ると、コスト高になるばかりでなく、顔料を均一に配合
することが困難である。
さらに、添加剤は0.2〜1.0重量部であり、0.3〜1.0重量
部が好ましく、特に0.3〜0.8重量部が好適である。添加
剤の組成割合が0.2重量部未満では、顔料が浮き出す効
果を防止することができない。一方、1.0重量部を越え
て配合するならば、配合した添加剤が成形物の表面にブ
リードすることがある。
(F)組成物の製造など 本発明の組成物を製造するには前記エチレン−プロピレ
ンブロック共重合体、エチレン系重合体、モノアゾ顔料
および前記添加剤を以上の組成割合の範囲内になるよう
に均一になるように配合させればよい。このさい、オレ
フィン系樹脂の分野において一般に使われている光、酸
素および熱に対する安定剤、難燃化剤、帯電防止剤、充
填剤可塑剤、滑剤ならびに電気的特性改良剤のごとき添
加剤を本発明の組成物の後記の効果を本質的に変えない
範囲で添加してもよい。
混合方法としてはヘンシェルミキサーのごとき混合機を
使ってドライブレンドしてもよく、また押出機、ロール
およびニーダーのごとき混合機を用いてブロック共重合
体おびエチレン系重合体を溶融させながら混練してもよ
い。また、ドライブレンドによって得られた混合物をさ
らに溶融させながら混練させることによって一層均一な
組成物が得られる。さらに、押出機によって溶融させな
がら混練させることによって得られる組成物をさらに押
出機で混練させることによってさらに均一な組成物が得
られる。
また、ブロック共重合体、エチレン系重合体、モノアゾ
顔料および添加剤を同時に混合してもよく、これらのう
ちの一部をあらかじめ混合し、得られる混合物(いわゆ
るマスターバッチ)を製造し、このマスターバッチに残
りの組成成分を混合させてもよい(たとえば、ブロック
共重合体、モノアゾ顔料および添加剤をあらかじめ混合
し、得られる混合物にエチレン系重合体を混合する)。
このようにして得られる組成物はオレフィン系樹脂の分
野において一般に実施されている方法によって射出成形
されて成形品が得られる。
前記の溶融混練の場合でも、射出成形の場合でも、使わ
れるブロック共重合体およびエチレン系重合体が溶融し
ている温度で実施されなければならない。しかし、高い
温度で行なうと、これらの重合体が熱劣化を生じる。し
たがって、180〜260℃(望ましくは、190〜250℃)で実
施される。
実施例および比較例 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明す
る。
なお、実施例および比較例において、浮出性は得られた
成形品の表面を肉眼で観察することによって判断した。
この項において、○は浮き出しが全く認められないこと
を意味し、△は若干の浮き出しが認められたことを意味
し、さらに×は可成りの浮き出しが認められたことを意
味する。
実施例および比較例において使ったエチレン−プロピレ
ンブロック共重合体は、エチレン含有量が14重量%であ
り、MFRが5g/10分であるもの〔以下「PP」と云う〕
である。また、エチレン系重合体は、密度が0.950g/
cm3であり、M.I.が1g/10分の高密度ポリエチレン
〔以下「PE」と云う〕。さらに、顔料として、モノアゾ
顔料(Pigment Red 170)を使用した。さらに、添加剤
として、N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)脂肪族アミ
ンが45.5重量%、ステアリルアルコールが45.5重量%お
よびシリカが9.0重量%である混合物〔以下「添加剤
(A)」と云う〕ならびにN,N′−ビス(ヒドロキシエチ
ル)脂肪族アミンが23.0重量%、ステアリルアルコール
が23.0重量%、ステアリルモノグリセリッドが45重量%
およびシリカが9.0重量%である混合物〔以下「添加剤
(B)」と云う〕を用いた。
実施例 1〜6、比較例 1〜3 第1表に配合量が示されるPPおよびPEならびに第1表に
種類および配合量が示される添加剤および0.8重量部の
モノアゾ顔料をあらかじめ5分間ヘンシェルミキサーを
使ってドライブレンドを行なった。得られた各混合物を
第1表に示される射出温度において射出成形機を使って
連続成形を1時間行なった。このさい、金型に付着する
顔料を観察した。その結果を第1表に示す。なお、第1
表において、○は浮き出しが全く認められないこと、△
は若干の浮き出しが認められたこと、さらに×は可成り
の浮き出しがあったことを示す。
発明の効果 以上のごとく、本発明の射出成形用着色組成物は、射出
成形するさいに長時間行なったとしても金型の表面に顔
料が付着しないばかりでなく、得られる射出成形物の色
ムラがない。したがって、自動車、オートバイ、電気機
器および電子機器などの部品ならびに日用品として将来
有望である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5:10 5:23 5:17)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)エチレン含有量が1.0〜20重量%である
    結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体、 (B)密度が0.935g/cm3以上であり、かつメルトフロー
    インデックスが0.1〜30g/10分であるエチレン系重合
    体、 (C)モノアゾ顔料 ならびに (D)N,N′−ビス(ヒドロキシアルキル)脂肪族アミン、
    炭素数が11〜20個である一級アルコールおよびシリカ、
    あるいはこれらと炭素数が11〜20個の脂肪酸とグリセリ
    ンとのエステルからなる添加剤 からなり、該ブロック共重合体とエチレン系重合体の合
    計量中に占めるブロック共重合体の組成割合は70〜97重
    量%であり、ブロック共重合体とエチレン系重合体の合
    計量100重量部に対するモノアゾ顔料の組成割合は0.2〜
    2.0重量部であり、さらに該添加剤の組成割合は0.2〜1.
    0重量部である射出成形用着色組成物。
JP2408886A 1986-02-07 1986-02-07 射出成形用着色組成物 Expired - Lifetime JPH0618976B2 (ja)

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JPS6322848A (ja) * 1986-07-16 1988-01-30 Mitsui Petrochem Ind Ltd ポリオレフイン組成物
JPH01163240A (ja) * 1987-12-18 1989-06-27 Showa Denko Kk 射出吹込成形用オレフィン系樹脂組成物
JP4802369B2 (ja) * 2001-01-22 2011-10-26 東洋紡績株式会社 三次元網状構造体

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