JPH06190083A - ゴルフボール用のゴム組成物 - Google Patents
ゴルフボール用のゴム組成物Info
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- JPH06190083A JPH06190083A JP4358347A JP35834792A JPH06190083A JP H06190083 A JPH06190083 A JP H06190083A JP 4358347 A JP4358347 A JP 4358347A JP 35834792 A JP35834792 A JP 35834792A JP H06190083 A JPH06190083 A JP H06190083A
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Abstract
で、ワンピースソリッドゴルフボール、多層構造のソリ
ッドゴルフボールのソリッドコア、糸巻きゴルフボール
のソリッドセンターなどの作製に使用できるゴム組成物
を提供する。 【構成】 上記ゴム組成物のゴム成分として、シス−
1,4結合を少なくとも40%以上含有し、ムーニー粘
度〔ML1+4 (100℃)〕が50〜70のポリブタジ
エン60〜95重量%と、シス−1,4結合を少なく
とも90%以上含有し、ムーニー粘度〔ML1+4 (10
0℃)〕が70〜90のポリイソプレン5〜40重量%
との混合物を用いる。
Description
組成物に関する。さらに詳しくは、本発明は、ワンピー
スソリッドゴルフボールの作製や、ツーピースソリッド
ゴルフボール、スリーピースソリッドゴルフボールなど
の多層構造のソリッドゴルフボールのソリッドコアの作
製、さらには糸巻きゴルフボールのソリッドセンターの
作製に使用されるゴム組成物に関する。
ール作製用のゴム組成物や、ツーピースソリッドゴルフ
ボール、スリーピースソリッドゴルフボールなどの多層
構造のソリッドゴルフボールのソリッドコア作製用のゴ
ム組成物、糸巻きゴルフボールのソリッドセンター作製
用のゴム組成物においては、ゴム成分として、ロール、
ニーダー、バンバリー作業や押出機における作業性が良
好であるという理由から、ランタン系希土類元素化合物
系触媒、ニッケル系触媒またはコバルト系触媒を用いて
得られるシス−1,4結合が40%以上で、ムーニー粘
度〔ML1+4 (100℃)〕が50未満のポリブタジエ
ンが用いられている(たとえば、特開平2−26877
8号公報、特開平2−80068号公報、特開平4−1
09971号公報、特開平3−151985号公報、特
開平4−73072号公報、特開平4−73073号公
報など)。
リブタジエンを用いた場合には、高反撥弾性が得られが
たく、そのため、ボール初速度や飛距離の大きいゴルフ
ボールが得られないという問題があった。
めに、高ムーニー粘度のゴムや高分子量のゴムを用いる
ことが提案されている(たとえば、特開昭63−275
356号公報、特開昭62−89750号公報、特開平
3−106380号公報、特開平3−151985号公
報など)。
分子量のゴムの使用は、加工性や作業性の低下を招くと
いう問題がある。そのため、高ムーニー粘度のゴムに低
ムーニー粘度のゴムをブレンドしたり、高ムーニー粘度
のゴムに液状ゴムをブレンドすることによって加工性や
作業性の低下を防止することも提案されている(たとえ
ば、特開平4−73072号公報、特開平4−7307
3号公報など)。
物は、ロール、ニーダー、バンバリーなどで混練して調
製した後、ワンピースソリッドゴルフボール、ツーピー
スソリッドゴルフボール用のソリッドコア、スリーピー
スソリッドゴルフボール用のソリッドコア、糸巻きゴル
フボール用のソリッドセンターなどのそれぞれの圧縮成
形用金型のサイズに見合った大きさのプラグにするた
め、押出機により棒状に押し出した後、裁断される。
ル作製用のゴム組成物では、直径約32±3mm、重量
48±2gの円筒形のプラグにする。またツーピースソ
リッドゴルフボールのソリッドコア作製用のゴム組成物
では、直径約29±2mm、重量38±1gの円筒形の
プラグにし、スリーピースソリッドゴルフボールのソリ
ッドコア作製用のゴム組成物や糸巻きゴルフボールのソ
リッドセンター作製用のゴム組成物では、楕円形で縦方
向が約38mm、横方向が約23mm、厚みが約21m
mの小判型のプラグにする。
にくっつかないように防着剤液に浸漬(ディッピング)
し、乾燥後、約8〜48時間熟成(マチュアリング)し
た後、それぞれの金型内に投入され、加熱圧縮下でプレ
ス成形される。
リブタジエンを用いていると、ゴム組成物がまとまりに
くく、ロール作業性が悪い上に、押出時におけるゴム組
成物の表面肌がなめらかでなく、プラグがまつぼっくり
のような形状になり、防着剤のディッピング処理をした
後、プレス成形すると、加硫前にひだになっていた部分
に防着剤が入り込んでいるため、プレス成形後もその部
分が結着せず、表面に小さなしわができたり、最悪の場
合には、そこから亀裂が発生して割れの原因となること
がある。
後、プレス成形するまでの間に熟成することが必要であ
り、前記のように通常約8〜48時間程度除湿された一
定温度の保管室内で保管される。しかし、シスポリブタ
ジエンは、コールドフローを起こしやすく、熟成中にプ
ラグがへたってしまい、熟成前の形から変形して、プレ
ス成形時の作業性を低下させるという問題もあった。
な従来技術における問題点を解決し、高反撥弾性で、加
工性および作業性を改善したゴルフボール用のゴム組成
物、特に従来はあまり注目されることのなかった押出特
性や耐コールドフロー性に対しても充分に配慮したゴル
フボール用のゴム組成物を提供することを目的とする。
用のゴム組成物のゴム成分として、ランタン系希土類
化合物系触媒、ニッケル系触媒またはコバルト系触媒の
いずれかを用いて得られるシス−1,4結合を少なくと
も40%以上含有し、ムーニー粘度〔ML1+4(100
℃)〕が50〜70のポリブタジエンまたは上記ポリブ
タジエンの触媒の異なるもの間の混合物60〜95重量
%と、シス−1,4結合を少なくとも90%以上含有
し、ムーニー粘度〔ML1+4 (100℃)〕が70〜9
0のポリイソプレン5〜40重量%との混合物を用いる
ことによって、上記目的を達成したものである。
のシス−1,4結合を少なくとも40%以上含有し、
ムーニー粘度〔ML1+4 (100℃)〕が50〜70と
いう従来に比べて高ムーニー粘度のポリブタジエンを6
0〜95重量%という高率で用いることによって、高反
撥弾性を確保し、その高ムーニー粘度のポリブタジエン
の使用に伴って生起する混練、押出、プレス成形時の加
工性および作業性の悪さや熟成中の耐コールドフロー性
の悪さを、上記のシス−1,4結合を少なくとも90
%以上含有し、ムーニー粘度〔ML1+4 (100℃)〕
が70〜90のポリイソプレンを5〜40重量%という
特定割合で併用することによって解決したものである。
用のゴム組成物と大きく異なっている点は、従来のゴル
フボール用のゴム組成物では高ムーニー粘度のポリブタ
ジエンに低ムーニー粘度のポリブタジエンをブレンドし
たり、あるいはさらに粘度の低い液状ゴムをブレンドし
ていたのに対し、本発明のゴルフボール用のゴム組成物
では、高ムーニー粘度のポリブタジエンに対して該ポリ
ブタジエンよりさらにムーニー粘度の高いポリイソプレ
ンをブレンドして、高反撥弾性を低下させることなく、
加工性、作業性、耐コールドフロー性などを改善してい
る点である。
ワンピースソリッドゴルフボールの作製、ツーピースソ
リッドゴルフボールやスリーピースソリッドゴルフボー
ルなどの多層構造のソリッドゴルフボールのソリッドコ
アの作製、さらには糸巻きゴルフボールのソリッドセン
ターの作製に用いることができるもので、上記のポリ
ブタジエン60〜95重量%と、上記のポリイソプレ
ン5〜40重量%との混合物からなるゴム成分に、α,
β−エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩またはα,β
−エチレン性不飽和カルボン酸と酸化亜鉛などの金属酸
化物、充填剤、過酸化物、さらには必要に応じて老化防
止剤などを配合するか、あるいはイオウ加硫する場合に
は、上記のα,β−エチレン性不飽和カルボン酸系の架
橋剤と過酸化物に代えて、イオウおよび加硫促進剤、さ
らには必要に応じて加硫促進助剤などを配合してなるも
のである。
としては、シス−1,4結合を40%以上含有するもの
であることが必要であり、特にシス−1,4結合を80
%以上含有するものが好ましく、ムーニー粘度〔ML
1+4 (100℃)〕は50〜70のものであることが必
要であり、特にムーニー粘度〔ML1+4 (100℃)〕
55〜65のものが好ましい。
0%より低くなると高反撥弾性が得られず、またムーニ
ー粘度が50より低くても高反撥弾性が得られず、ムー
ニー粘度が70より高くなると加工性および作業性が悪
くなり、上記のポリイソプレンを併用してもそれらを
充分に解消することができなくなる。
希土類元素化合物系触媒、ニッケル系触媒またはコバル
ト系触媒のいずれを用いて得られるものでもよいが、そ
のうち、ニッケル系触媒やコバルト系触媒を用いて得ら
れるポリブタジエンは従来からこの種の分野で通常に用
いられているものを使用することができ、特別なもので
あることを要しない。
て得られるポリブタジエンは、通常、ランタン系希土類
元素化合物、有機アルミニウム化合物、ルイス塩基、必
要に応じてルイス酸の組み合わせよりなる触媒の存在下
でブタジエンを重合して合成されるものである。ランタ
ン系希土類元素化合物は、原子番号57〜71の希土類
元素の化合物があるが、特にネオジウム化合物が好適で
ある。
もよいし、また使用せずにバルク重合してもよい。重合
温度は通常−30℃〜150℃、好ましくは10〜80
℃の範囲であり、重合圧力は他の条件に応じて適宜変更
可能である。
とも40%以上含有し、ムーニー粘度〔ML1+4 (10
0℃)〕が50〜70のポリブタジエンの具体例として
は、たとえばグッドイヤーケミカル社製の「ブデン12
07」(商品名)、バイエル社製の「ブナCB22」
(商品名)、「ブナCB23」(商品名)、日本合成ゴ
ム社の試作品〔ニッケル系触媒を用いラボ合成して得ら
れたムーニー粘度〔ML1+4 (100℃)〕が60の超
高分子量ポリブタジエン、重合方法はJSR BR11
(商品名、ハイシスポリブタジエン)と同じで、数平均
分子量 15×104 である〕などがある。
ポリブタジエンと上記のポリイソプレンを併用する
が、こののポリイソプレンは、いわゆるシスポリイソ
プレンと呼ばれるもので、シス−1,4結合を少なくと
も90%以上含有しており、ムーニー粘度〔ML
1+4 (100℃)〕が70〜90であることが必要であ
る。すなわち、ムーニー粘度が70より低い場合は反撥
弾性の低下、ロール作業性の低下、耐コールドフロー性
の低下などが生じ、またムーニー粘度が90より高くな
るとのシス−1,4−ポリブタジエンとの混合がむつか
しくなり、分散不良が生じやすくなる。
0%以上含有し、ムーニー粘度〔ML1+4 (100
℃)〕が70〜90のポリイソプレンの具体例として
は、たとえば日本ゼオン社製の「IR−2200」(商
品名)、日本合成ゴム社製の「JSR IR−220
0」(商品名)、クラレ社製の「KURAPRENE
IR−10」(商品名)などが挙げられる。
けるのポリブタジエンとのポリイソプレンとの混合
物において、それぞれの割合はのポリブタジエンが6
0〜95重量%、のポリイソプレンが5〜40重量%
であることが必要であり、特にのポリブタジエンが7
5〜95重量%、のポリイソプレンが5〜25重量%
の範囲が好ましい。
%より少ない場合は反撥弾性が充分でなく、そのためボ
ール初速度や飛距離などの向上が充分でなく、またの
ポリブタジエンが95重量%より多くなると混練、押
出、プレス成形時などの加工性や作業性、熟成中の耐コ
ールドフロー性などが悪くなる。
分としてのポリブタジエンとのポリイソプレンとの
混合物を用いるが、これらはあらかじめ混合しておく必
要はなく、ゴム組成物の調製時に所定の混合割合となる
ように配合されればよい。また、のポリブタジエンに
おける触媒の異なるもの間の混合も同様である。
ワンピースソリッドゴルフボールの作製や、ツーピース
ソリッドゴルフボール、スリーピースソリッドゴルフボ
ールなどの多層構造のソリッドゴルフボールのソリッド
コアの作製、さらには糸巻きゴルフボールのソリッドセ
ンターの作製に使用することができるものである。
β−エチレン性不飽和カルボン酸系の架橋剤で架橋する
場合と、イオウで加硫する場合の両者を採用し得る。
α,β−エチレン性不飽和カルボン酸系の架橋剤により
架橋する場合はワンピースソリッドゴルフボールの作
製、ツーピースソリッドゴルフボール、スリーピースソ
リッドゴルフボールなどの多層構造のソリッドゴルフボ
ールのソリッドコアの作製、さらには糸巻きゴルフボー
ルのソリッドセンターの作製のいずれにも適用できる。
フボールのソリッドセンターの作製や、スリーピースソ
リッドゴルフボールのソリッドコアの作製に適用するの
が適している。
酸系の架橋剤としては、α,β−エチレン性不飽和カル
ボン酸の金属塩を用いるか、α,β−エチレン性不飽和
カルボン酸と酸化亜鉛などの金属酸化物とを用いてゴム
組成物の調製中にα,β−エチレン性不飽和カルボン酸
の金属塩を生成させてそれを架橋剤として用いる場合の
いずれも採用できる。
酸としては、たとえばアクリル酸、メタクリル酸などが
好適なものとして挙げられ、その金属塩としては、たと
えばアクリル酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛などが好適なも
のとして挙げられる。そして、上記のα,β−エチレン
性不飽和カルボン酸の金属塩をゴム組成物の調製中に
α,β−エチレン性不飽和カルボン酸と金属酸化物とか
ら生成させる場合の金属酸化物としては、たとえば酸化
亜鉛などが好適なものとして挙げられる。
系の架橋剤を用いる場合には、開始剤として過酸化物が
配合されるが、その過酸化物としては、たとえばジクミ
ルパーオキサイド、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシ
−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシ−イソプロピ
ル)ベンゼンなどが挙げられる。
硫促進剤が配合される。また必要に応じて加硫促進助剤
を配合してもよい。上記の加硫促進剤としては、たとえ
ばCZ(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスル
フェンアミド)、TT(テメラメチルチウラムジスルフ
ィド)、TS(テトラメチルチウラムモノスルフイ
ド)、MOR(N−オキシジエチレン−2−ベンゾチア
ゾリルスルフェンアミド)などが挙げられ、加硫促進助
剤としては、たとえばステアリン酸、ステアリン酸亜鉛
などが挙げられる。
橋剤で架橋する場合およびイオウで加硫する場合のいず
れにおいても、ゴム組成物中には充填剤が配合される。
この充填剤としては、たとえば酸化亜鉛、硫酸バリウ
ム、炭酸カルシウム、シリカなどが挙げられる。
定されるものではないが、上記のポリブタジエンと
のポリイソプレンとの混合物からなるゴム成分100重
量部に対して、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の
金属塩5〜60重量部またはα,β−エチレン性不飽和
カルボン酸5〜60重量部と金属酸化物5〜60重量
部、充填剤2〜300重量部、過酸化物0.1〜10重
量部が好ましい。
β−エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩またはα,β
−エチレン性不飽和カルボン酸と金属酸化物や過酸化物
に代えて、イオウを1〜30重量部、加硫促進剤を0.
1〜5重量部配合するのが好ましい。
ソリッドゴルフボールやスリーピースソリッドゴルフボ
ールなどのソリッドコアを作製する場合や、糸巻きゴル
フボールのソリッドセンターを作製し、そのソリッドセ
ンターに糸ゴムを巻きつけて糸巻きコアを作製する場
合、それらのコアはカバーで被覆する必要があるが、そ
のカバーの形成材料としては、アイオノマー樹脂を主材
とするものを使用することが好ましい。
に限定されるものではないが、0.5〜3mmの範囲が
好ましい。また糸巻きコアを被覆する場合、カバー材料
としてはバラタ(トランスポリイソプレン)を主材とす
るものを使用してもよい。
ソリッドゴルフボールの作製や、ツーピースソリッドゴ
ルフボール、スリーピースソリッドゴルフボールなどの
多層構造のソリッドゴルフボールのソリッドコアの作
製、糸巻きゴルフボールのソリッドセンターの作製は、
いずれも従来同様の方法によって行うことができる。
ルのソリッドコアの場合を例に挙げて説明すると、該ソ
リッドコアを作製するのに適した配合組成の材料をバン
バリーミキサー、ニーダー、ロールなどの混練機を用い
て混練してゴム組成物を調製し、それを押出機で棒状に
押し出し、その押出成形物を切断してプラグにするか、
あるいはゴム組成物を厚板状にシート化し、それを打ち
抜いてプラグにする。
れ、加熱圧縮下でプレス成形する。この時の温度は通常
135〜180℃で時間は10〜50分間が適してい
る。圧力はプレス成形中に金型が開かない程度であれば
充分である。また、混練後のゴム組成物を薄くて細いリ
ボン状に取り出し、射出成形によってコアを成形するこ
ともできる。
により、ゴム組成物は加硫されて弾性体となる。なお、
上記α,β−エチレン性不飽和カルボン酸系の架橋剤を
用いる場合は、イオウによる橋架けが生じないので、正
確には架橋と表現すべきであるが、本明細書では慣行に
したがって上記α,β−エチレン性不飽和カルボン酸系
の架橋剤で架橋する場合も加硫と表現する場合がある。
れるものではなく、たとえばあらかじめ半球殻状のカッ
プに成形した一対のカバー材料でコアを包み、加熱圧縮
成形して一体化する方法や、コアの周囲にカバー材料を
直接射出成形して一体化する方法などを採用することが
できる。
混合することは、文献上にまったく見られないことでも
ないが、それらによる場合は目的が異なっていたり、あ
るいは目的が明確にされていなかったり、ムーニー粘度
に関する詳細な記載がなかったりする。たとえば、特開
平4−109971号の実施例ではムーニー粘度〔ML
1+4 (100℃)〕が43の日本合成ゴム社製のブタジ
エンBR−01(商品名)とムーニー粘度〔ML
1+4 (100℃)〕が82のグッドイヤータイヤ社製の
ポリイソプレンNatsyn2200(商品名)との混
合物が示されているが、このものはフィーリングと飛距
離を兼備したソリッドゴルフボールを得ることを目的と
しており、本発明とは目的が異なっている上に、粘度範
囲も異なっている。
にはムーニー粘度不明のポリブタジエンとムーニー粘度
の不明のポリイソプレンとの混合物に不飽和カルボン酸
の金属塩と、有機硫黄化合物および/または金属含有有
機硫黄化合物とを配合した例が示されているが、このも
のは、上記硫黄化合物を配合することによって初速度を
向上させること(すなわち、反撥弾性を向上させるこ
と)を主眼としており、使用するゴムのムーニー粘度に
対してはまったく言及がない。
報、特開昭63−220889号公報などにも、ポリブ
タジエンにポリイソプレンや天然ゴム(天然ポリイソプ
レン)、スチレンブタジエンなどを適宜ブレンドするこ
とが提案されている。しかし、これらの提案には、天然
ゴムなどをブレンドする目的が明確にされておらず、ま
た、ムーニー粘度の記載がない。通常、天然ゴムを用い
る場合、そのままでは加工性が悪いため、しゃっ解剤で
ムーニー粘度を50位にまでさげてから用いられてい
る。その結果、後記の比較例5で示すように、かえって
作業性を低下させたり、耐コールドフロー性を低下させ
ることになる。
前記したように、高ムーニー粘度のポリブタジエンにさ
らにムーニー粘度の高いポリイソプレンをブレンドし
て、高反撥弾性を維持しながら、作業性、加工性、耐コ
ールドフロー性などを改善したものであり、上記の従来
技術とは本質的に発想が異なっている。
本発明はそれらの実施例のみに限定されるものではな
い。
れたゴム組成物を150℃で30分間プレス成形して平
均直径38.4mmのツーピースソリッドゴルフボール
用のソリッドコアを作製し、該ソリッドコアにカバーを
被覆して外径42.7mmのツーピースソリッドゴルフ
ボールを作製した。
製のアイオノマー樹脂ハイミラン1605(商品名)と
ハイミラン1705(商品名)との重量比50:50の
ブレンド物に酸化チタン(TiO2 )を2重量%含有さ
せたものである。なお、表1には実施例1〜2と比較例
1〜2の配合組成を示し、表2に比較例3〜5の配合組
成を示す。そして、表1〜表2中の配合材料の量を示す
数値は重量部によるものである。
1+4 (100℃)時のものであり、使用したポリブタジ
エンおよびポリイソプレンは次の通りである。
本合成ゴム社製試作品〔ニッケル系触媒を用いてラボ合
成して得られたものであり、重合方法はJSR BR1
1と同じで、数平均分子量が15×104のもの〕
本合成ゴム社製のJSR BR01(商品名)
本ゼオン社製のIR−2200(商品名)
行い、得られたゴム組成物は押出機にて棒状に押出し、
その棒状押出物を切断してプラグにし、得られたプラグ
を防着剤液に浸漬、乾燥し、26℃で24時間熟成して
から、プレス成形のための金型に入れた。
35mm、短径15mmの楕円形のものであり、ゴム組
成物は押出機の口金を出たところで押出方向に収縮する
ので、得られたプラグは、長径50mm、短径28m
m、厚み27mmの小判型のものである。プラグには押
出時の押出方向にゴムの配向性が残っているので加硫し
た時に、その配向方向によって加硫後のコアの寸法が異
なり、押出加工性の悪いゴム組成物では、コアの真球度
差が大きくなる。
物の表面状態)、プラグの熟成中の耐コールドフロー性
を調べた結果を表3〜表4に示す。上記ロール作業性、
押出肌、耐コールドフロー性の評価基準は次の通りであ
る。
にくい。 ×: バギングを生じて、ロールにかからなくなった
り、逆にロールにくっついてしまい、切り返しができな
い。
こぼこしている。
にセットする際に問題がない。 △: 24時間放置後、へたりがあり、金型にセットす
る際に無理に押し込まないとセットできない。 ×: 24時間放置後、プラグが並べた鉄板にくっつい
てしまい、取れなくなる。
ついてのコア真球度差、コア硬度、ボール重量、ボール
初速度、ボール耐久性、飛距離(キャリーおよびトータ
ル)を調べた結果を表3〜表4に示す。これらの測定方
法は次の通りである。
グライン(金型上下の合せ面)にそって、元のゴムの配
向方向とそれに対する直角方向との寸法差を調べる。
荷重130kgをかけた時の寸法の差、すなわち、上記
の変形量が2〜4mmのときが適正で、それより少ない
と硬すぎ、それより多いと軟かすぎるという評価にな
る。
ングロボットを用い、ボールをウッド1番クラブで45
m/sのヘッドスピードで打撃して測定する。
ングロボットを用い、ボールをウッド1番クラブで45
m/sのヘッドスピードで繰り返し打撃し、亀裂が発生
するまでの回数を調べ、実施例1を100とした時の指
数で示す。
ボットを用い、ボールをウッド1番クラブで45m/s
のヘッドスピードで打撃し、落下点までの距離を測定し
てキャリーとし、停止するまでの全距離を測定してトー
タルとする。
3は、ロール作業性、押出肌、耐コールドフロー性のい
ずれも良好であり、ボール初速度、飛距離なども大き
く、飛行特性が優れているとともに、耐久性も従来品
(比較例1)と同程度であって大幅な耐久性の低下は認
められなかった。
低ムーニー粘度のポリブタジエンを単独で用いた従来品
に相当するものであるが、ボール初速度や飛距離が小さ
く、また耐コールドフロー性が悪く、熟成中にプラグが
元の形状を保持しにくく、そのためプレス成形時の作業
性が悪くなった。
度のポリブタジエンを単独で用いているため、表3に示
すように、ロール作業性、押出肌が悪く、そのためプレ
ス成形時に防着剤のかみ込みが生じ、耐久性を低下させ
る原因となっている。
度のポリブタジエンを主成分として用いているため、表
4に示すように、比較例1と同様にボール初速度、飛距
離が小さく、また耐コールドフロー性も充分に改良され
るまでには至らなかった。
ンを多く使用しているため、硬度が低くなり、その結
果、ボール初速度、飛距離も小さくなった。
ンゴム)をブレンドした例であるが、通常、天然ゴムは
ムーニー粘度が測定できないほど高く、そのままでは作
業性が悪く、他のゴムとブレンドする場合も混ざりにく
いので、使えない。そのため、しゃっ解剤などを用い
て、ムーニー粘度〔ML1+4 (100℃)〕が50〜7
0位になるまで素練りして、分子量を低くしてから用い
られることが一般的である。
(RSS♯3)100重量部に対してノクタイザーSK
〔商品名、大内新興化学工業社製のしゃっ解剤)を0.
5重量部加えて、バンバリーミキサーで10分間混練し
て、ムーニー粘度〔ML1+4 (100℃)〕を50にし
てから用い、ポリブタジエンとのブレンド性を高めるよ
うにしているが、天然ゴムは他の配合薬品との混合中に
さらに分子量が低下していき、結果的には非常に低分子
量のポリイソプレンをブレンドしたことになり、上記表
4に示す結果からも明らかなように、ロール作業時のロ
ールに対する付着性が高くなり、作業性が悪くなる。ま
た、耐コールドフロー性も悪くなり、ボール初速度、飛
距離とも小さく好ましくない。
ーニー粘度のポリブタジエンにさらにムーニー粘度の高
いポリイソプレンを混合してゴム成分として使用するこ
とにより、高ムーニー粘度のポリブタジエンの持つ高反
撥弾性を維持しながら、その加工性の悪さ、作業性の悪
さや耐コールドフロー性の悪さを改善することができ
た。
ジエンに前記のポリイソプレンを併用することによ
り、ゴム組成物の調製時などにおけるゴムのまとまりを
よくし、高ムーニー粘度のポリブタジエンに基づくロー
ル作業性の悪さなどを改善し、また高ムーニー粘度のポ
リブタジエンに基づく押出特性の悪さを解消して押出時
における作業性を改善すると共に、押出物の表面肌をな
めらかにして、プレス成形時にゴム組成物が異物をかみ
込むのを防止し、かつポリブタジエンに基づく耐コール
ドフロー性の悪さを改善して、プレス成形前の熟成中に
おけるプラグの変形を抑制してプレス成形時の作業性を
改善し、高ムーニー粘度のポリブタジエンの高反撥弾性
を生かして、ゴルフボールの初速度や飛距離を向上させ
ることができた。
ール作製用のゴム組成物では、直径約32±3mm、重
量48±2gの円筒形のプラグにする。またツーピース
ソリッドゴルフボールのソリッドコア作製用のゴム組成
物では、直径約29±2mm、重量38±2gの円筒形
のプラグにし、スリーピースソリッドゴルフボールのソ
リッドコア作製用のゴム組成物や糸巻きゴルフボールの
ソリッドセンター作製用のゴム組成物では、楕円形で縦
方向が約38mm、横方向が約23mm、厚みが約21
mmの小判型のプラグにする。
日本合成ゴム社製試作品〔ニッケル系触媒を用いてラボ
合成して得られたものであり、重合方法はJSR BR
11と同じで、数平均分子量が15×104 のもの〕
Claims (1)
- 【請求項1】 ゴム成分として、下記のととの混合
物を用いたことを特徴とするゴルフボール用のゴム組成
物。 ランタン系希土類元素化合物系触媒、ニッケル系触
媒またはコバルト系触媒のいずれかを用いて得られるシ
ス−1,4結合を少なくとも40%以上含有し、ムーニ
ー粘度〔ML1+4 (100℃)〕が50〜70のポリブ
タジエンまたは上記ポリブタジエンの触媒が異なるもの
間の混合物60〜95重量%、 シス−1,4結合を少なくとも90%以上含有し、
ムーニー粘度〔ML1+4 (100℃)〕が70〜90の
ポリイソプレン5〜40重量%。
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