JPH06191093A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH06191093A
JPH06191093A JP4359513A JP35951392A JPH06191093A JP H06191093 A JPH06191093 A JP H06191093A JP 4359513 A JP4359513 A JP 4359513A JP 35951392 A JP35951392 A JP 35951392A JP H06191093 A JPH06191093 A JP H06191093A
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JP
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ram
recording
image
control unit
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Takeshi Fuse
武志 布施
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録する帯状領域よりも前の帯状領域にまた
がってビットマップ展開される場合であっても、逆方向
への送りを行なわず、しかもメモリを有効利用し、高速
で、高画質の画像を得ることのできる記録装置を提供す
る。 【構成】 第1のRAM40への書き込みが終了する
と、セレクタ32が切り替わり、第2のRAM41への
データの書き込み、第1のRAM40からのデータの読
み出し及び記録が行なわれる。第2のRAM41へのデ
ータの書き込み中、現在記録動作中の帯状領域にまたが
るデータが発生すると、第1のRAM40の読み出し及
び記録動作終了後、改行動作をせず、第2のRAM41
からはみ出すデータを第1のRAM40に書き込む。そ
して、第1のRAM40内のデータにより2回目の記録
を行ない、当該帯状領域の記録を終了し、改行動作を行
なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体と相対的に移
動するキャリッジ上にヘッドを搭載し、キャリッジの移
動する方向に対して、ほぼ直角方向に1列の印字記録を
行ない、キャリッジを移動させて帯状領域の印字記録を
行なう、いわゆるシリアル型の記録装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、シリアル型の記録装置とし
て、ドットインパクトや、熱転写、インクジェット等の
方式のものが開発されている。特に、ヒータによりイン
クに熱を加え、気泡を発生させ、気泡が膨張する圧力に
よってヘッドの吐出口から記録媒体に向けてインクを吐
出させ、記録を行なうインクジェット記録装置が注目さ
れている。
【0003】現在、DTP(Desk Top Pub
lishing)などに対応した記録装置が要求されて
おり、記録する文字も、種類,大きさ,記録位置などが
細かく指定できるなど、多くの機能を有するに至ってい
る。このような多様な文字を記録する場合、文字をビッ
トマップイメージに展開し、記録を行なう。シリアル型
の記録装置では、1つの帯状領域ごとに記録を行なうた
め、文字をビットマップイメージに展開した際に、1つ
の帯状領域内に入りきれない場合がある。また、複数の
帯状領域にまたがる大きな文字の場合で、そのフォント
の位置決めが左下の隅で行なわれるような場合には、そ
の文字については、前の帯状領域にまたがって展開され
る場合が発生する。1つの帯状領域内に入りきれず、次
の帯状領域にまたがって展開される場合には、記録しよ
うとする帯状領域に展開が可能な部分のみ、ビットマッ
プイメージを帯状領域に対応したビットマップメモリに
格納し、記録終了後、残りの部分を含めて、新たに次の
帯状領域のビットマップイメージの展開を行ない、ビッ
トマップメモリに格納して、記録を行なうことができ
る。しかし、前の帯状領域にまたがって展開される場合
には、前の帯状領域にまたがる文字を展開しようとした
時点で、それまで展開したビットマップイメージを破棄
し、前の帯状領域に展開される部分についてビットマッ
プメモリに展開する。通常は、帯状領域の記録後、被記
録媒体は所定量送られているので、前の帯状領域に展開
される部分のビットマップイメージを記録するために、
逆方向に被記録媒体を送り、帯状領域の記録を行なう。
記録後、再び被記録媒体を所定量送り、記録しようとし
ていた帯状領域のビットマップ展開を行なって、記録を
行なう。
【0004】このように、従来の記録装置では、前の帯
状領域にまたがる文字などを記録する場合には、ビット
マップイメージへの展開をやり直すことになるが、ビッ
トマップイメージへの展開は、特に処理時間を要し、記
録速度が低下する。また、被記録媒体の逆方向への送り
動作を行なわなければならず、さらに記録速度が低下す
るとともに、特に、インクジェット記録装置では、逆方
向への送り動作によりまだ乾かないインク滴が擦れて、
記録画像の画質低下を引き起こすという問題もあった。
また、被記録媒体の逆送りは精度が悪く、逆送りを行な
った後の記録画像が位置ズレを起こし、さらに画質が低
下していた。
【0005】このような問題を解決するため、例えば、
特開平4−133765公報では、記録するデータを記
録位置の順に並べ換え、並べ換えた順に記録を行ない、
記憶範囲からはみ出したデータは一時退避するように構
成している。この構成によれば、被記録媒体を逆方向に
送ることが回避される。しかし、データの並べ換えに多
大の時間がかかるとともに、この技術では、はみ出した
データを一時退避するためのメモリが必要であり、この
メモリは一時退避の時しか使用されず、メモリの有効利
用が図られていない。
【0006】データを一時的に蓄積するメモリの容量を
大きくし、ページ単位で処理できるような記録装置も開
発されている。このような記録装置では、上述のような
記録領域の境界における処理等は行なわなくてよいが、
大容量のメモリが必要なため、装置のコストがアップし
てしまう欠点がある。
【0007】処理速度の向上のため、複数の帯状の記録
領域に対応したビットマップメモリを有し、交代で読み
出し書き込みを行なう、いわゆる交代バッファの技術を
応用することが考えられる。この技術によれば、メモリ
の有効利用も計られる。しかし、通常の交代バッファの
技術では、展開されるビットマップイメージが帯状領域
内に収まる場合しか考えられておらず、上述のような前
の帯状領域にまたがってビットマップ展開される場合な
どには対処できない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、記録する帯状領域よりも前
の帯状領域にまたがってビットマップ展開される場合で
あっても、逆方向への送りを行なわず、しかもメモリを
有効利用し、高速で、高画質の画像を得ることのできる
記録装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体と相
対的に移動するキャリッジ上にヘッドを搭載し、キャリ
ッジの移動する方向に対して、ほぼ直角方向に1列の印
字記録を行ない、キャリッジを移動させて1ラインの印
字記録を行なう記録装置において、1走査分の記憶領域
を有する少なくとも2個の記憶手段と、1つの記憶手段
に画像データを展開する際に印字境界にまたがる画像デ
ータの有無を識別する識別手段と、該識別手段において
印字境界にまたがる画像データのあることを検出したと
きに記録媒体の送り動作を禁止し他方の記憶手段に画像
データの一部を展開させて印字する制御手段を有するこ
とを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、1走査分の記憶領域を有する
少なくとも2個の記憶手段を有しているから、例えば2
個の場合には、一方の記憶手段から印字データを読み出
し、記録幅分の記録動作を行ないながら、他方の記憶手
段へ次にスキャン印字する印字データを格納するように
動作させることができる。このとき、記録動作を行なっ
ている帯状領域にまたがる印字データを検出する識別手
段を有しているので、このような印字境界にまたがる画
像データがあるときには、記録動作を行なっている一方
の記憶手段から印字データの読み出しが終了した後、制
御手段により紙送りを禁止し、記録動作を行なっていた
一方の記憶手段に対して印字境界を越える印字データの
書き込みを行ない、2回目の印字スキャンで記録を行な
う。これにより、逆方向の送りを行なうことなく、前の
帯状領域にまたがる印字データをも記録することができ
る。その際に、当該帯状領域のビットマップイメージも
他方の記憶手段に格納されており、ビットマップ展開に
かかる処理時間の無駄を省くことができるとともに、複
数の記憶手段を有効に利用することができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の記録装置の一実施例を示す
システム構成図である。この実施例では、シリアル型の
記録装置の一例として、インクジェット記録装置につい
て説明する。図中、1はインクジェット記録装置、2は
ホストコンピュータ、3はCPU、4はワークRAM、
5はフォントROM、6はプログラムROM、7はEE
PROM、8はインタフェース、9は制御パネル、10
はメモリ制御部、11はイメージRAM、12はヘッド
制御部、13は記録ヘッド、14はモータ制御部、15
はモータ、16はI/O制御部、17はセンサ、18は
共通バス、19はスキャナである。
【0012】インクジェット記録装置1は、ホストコン
ピュータ2およびスキャナ19と接続され、それぞれと
の間でデータのやりとりを行なう。CPU3は、ワーク
RAM4、フォントROM5、プログラムROM6およ
びEEPROM7と接続されており、プログラムROM
6に格納されたプログラムに従い、EEPROM7に格
納されている設定値、例えば、高画質化のための補正デ
ータ等を参照しながら動作する。また、共通バス18に
も接続されており、共通バス18を通じてインクジェッ
ト記録装置1内の各部を制御する。ワークRAM4は、
CPU3の作業用の記憶領域として用いられ、種々のシ
ステム内の情報等の記憶にも使用される。フォントRO
M5には、印字すべき文字のイメージ形式のデータが格
納されている。プログラムROM6には、CPU3の動
作を指示するプログラムが格納されている。EEPRO
M7は、不揮発性のメモリであって、電源を遮断しても
内容は保持されるので、高画質化のための補正データ
や、システムの動作モードなどの各種の設定値等が格納
される。これらのデータは、制御パネル9を用いて設定
される場合もある。
【0013】インタフェース8は、共通バス18とホス
トコンピュータ2およびスキャナ19に接続され、ホス
トコンピュータ2またはスキャナ19とのデータの送受
を直接行なう。制御パネル9は、共通バス18に接続さ
れ、ユーザからの各種の入力を受け付けたり、ユーザに
対して各種状態やメッセージを表示する。
【0014】メモリ制御部10は、イメージRAM1
1、共通バス18およびヘッド制御部12に接続され、
イメージRAM11を制御する。イメージRAM11に
は、記録すべきデータがイメージの形式で蓄積される。
【0015】ヘッド制御部12は、記録ヘッド13、共
通バス18およびメモリ制御部10に接続され、記録ヘ
ッド13の各ノズルからのインクの吐出タイミング等の
制御を行なう。記録ヘッド13は、N本のノズルを有す
る複数のヘッドからなっている。この記録ヘッドは、1
つの場合もあるし、例えば、カラー印字の場合であれ
ば、ブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローYの
4個の記録ヘッドから構成される場合もある。
【0016】モータ制御部14は、モータ15および共
通バス18に接続され、モータ15の制御を行なう。モ
ータ15は、記録ヘッド13の載置されたキャリッジ
と、記録媒体、例えば、記録用紙との相対移動を行な
う。I/O制御部16は、各種のセンサ17および共通
バス18に接続され、各種のセンサ17の制御並びにセ
ンスデータの取得を行なう。センサ17には、例えば用
紙端検出や、用紙幅検出、インク量検出などがある。
【0017】共通バス18は、CPU3、インタフェー
ス8、制御パネル9、メモリ制御部10、ヘッド制御部
12、モータ制御部14およびI/O制御部16を接続
し、各種のデータやコントロール信号を伝送する。
【0018】これら上述した構成は、機能的に分けてい
るが、イメージRAM11とワークRAM4を同じRA
Mとするなどの変形も可能である。
【0019】図1のシステムの動作を説明する。CPU
3は、プログラムROM6に格納されているプログラム
に従って、EEPROM7に格納されている設定値など
を参照しながら動作する。その際、必要に応じてワーク
RAM4を用いる。EEPROM7に格納されている設
定値等は、制御パネル9を用いて設定される。また、C
PU3は、I/O制御部16を介してセンサ17からの
情報を得て、記録可能か否かのチェックをしたり、モー
タ制御部14に対してキャリッジの移動や記録用紙の搬
送などを指示して、記録位置合わせ等を行なう。
【0020】ホストコンピュータ2やスキャナ19か
ら、記録すべきデータ、例えば、イメージデータや、テ
キストデータ等が送られてくると、インタフェース8で
その情報を受信し、受信データをCPU3またはメモリ
制御部10へ転送する。CPU3では、例えば、テキス
トデータがホストコンピュータ2から送られてくると、
印字フォーマットに従い、フォントROM5を用いて、
文字コードに対応したイメージデータをメモリ制御部1
0に送る。メモリ制御部10では、共通バス18を介し
て送られてきたイメージデータをイメージRAM11に
格納する。その際に、送られてきたイメージデータの特
性、すなわちラスター方向かベクター方向か、および、
回転方向等に応じてイメージRAM11への書き込み方
向を制御し、フォーマット変換を行なう。
【0021】印字すべきイメージデータが格納される
と、プリンタ本体1と、ヘッド13にそれぞれ内蔵され
た温度検温素子により温度を検出し、この温度を基に、
CPU3では、ヘッド駆動パルス幅と、駆動動作モード
が決定される。特に、印字直前で、ヘッド温度が低い場
合や、長期放置された場合には、インク吐出特性に悪影
響を及ぼすため、インク吐出特性が比較的安定している
最適温度域までヘッドを昇温したり、目づまり回復制御
を行いながら、予備駆動動作を行なう。次に、CPU3
は、モータ制御部14に対してキャリッジの移動を要求
し、走査を行なう。記録ヘッド13を搭載するキャリッ
ジには、印字タイミングを生成するエンコーダーが取り
付けられており、キャリッジの走査速度に応じた印字タ
イミングが、CPU3およびヘッド制御部12に入力さ
れる。CPU3は、このタイミングにより印字開始位置
を決定し、ヘッド制御部12に印字許可のゲート信号を
供給する。この印字許可のゲート信号と印字タイミング
信号により、ヘッド制御部12はメモリ制御部10に対
して印字データの読み出しを要求し、読み出された印字
データを記録ヘッド13に送るとともに、ヘッド駆動信
号を記録ヘッド13へ出力する。この動作を連続的に行
ない、1スキャンの印字が終了すると、メモリ制御部1
0から、割り込みが発生し、CPU3に入力される。こ
の割り込み信号を受け、CPU3はモータ制御部14に
対して、印字記録幅分の記録媒体の搬送、キャリッジの
再走査を要求する。このようにして、記録媒体の搬送方
向の印字記録動作が終了するまで、1スキャンの印字を
複数回行なうことになる。ここでは、1スキャン印字の
開始前ごとに、ヘッド温度、環境温度を検出し、ヘッド
駆動パルス幅、駆動動作モードをその都度決定して行
く。
【0022】このようにして、1枚の記録媒体への印字
動作が終了すると、CPU3はモータ制御部14に対し
て記録媒体の排出を要求するとともに、インクの乾きを
防止するための、ノズル部を覆うキャップ機構の位置す
るところまでキャリッジを移動させ、さらにキャップ動
作を行ない、次の印字動作まで待機する。以上の一連の
動作で、1枚の記録媒体への印字動作が終了する。
【0023】図2は、本発明の記録装置の一実施例にお
けるキャリッジ周辺の概略構成図である。図中、21は
記録ヘッドユニット、22はキャリッジ、23は記録媒
体、24はトランスポートローラ、25はメンテナンス
ステーションである。キャリッジ22には、1個または
複数個の記録ヘッドユニット21が搭載されている。記
録ヘッドユニット21には、複数本のノズルが設けられ
ている。キャリッジ22を左右にスキャン動作させなが
ら、ノズルからインクを吐出させ、印字を行なう。キャ
リッジ22の1回のスキャン動作が終了すると、トラン
スポートローラ24により、所定量だけ記録媒体23が
搬送される。この動作を繰り返し、1枚の記録紙への印
字を終了する。印字を行なっていないときは、キャリッ
ジ22はホームポジションに移動し、待機している。記
録装置がインクジェット方式の場合には、ノズルの乾燥
を防いだり、記録開始時のヘッドの昇温、目詰まり除去
動作等のため、ホームポジションにはメンテナンスステ
ーション25が設けられている。
【0024】この実施例では、記録媒体の上下方向の移
動は、記録媒体の側を移動したが、キャリッジ22を移
動させて構成することも可能である。また、この移動量
は、1回の印字幅や、所定の改行幅の分だけ行なった
り、また空白のみのスキャンの分も一括して送ることも
できる。さらに、例えば、記録媒体のフィード時や、あ
らかじめ決まったフォーマットに従って記録する際の記
録媒体の位置決め時などは、CPU3からの指示に従っ
た記録媒体の移送が可能であるし、ホストコンピュータ
2からの指示によって移動量を変えることも可能であ
る。
【0025】図3は、本発明の記録装置の一実施例にお
けるメモリ制御部の一例を示すブロック図である。図
中、図1と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略
する。31はバスタイミング制御部、32はセレクタ、
33はデータ出力制御部、34は第1のアドレス制御
部、35は第1のメモリリードライトタイミング制御
部、36は第2のアドレス制御部、37は第2のメモリ
リードライトタイミング制御部、38はセレクタ、39
はリードライトモード設定レジスタ、40は第1のRA
M、41は第2のRAMである。また、図4はイメージ
RAMの説明図である。
【0026】イメージRAM11は、第1のRAM4
0、第2のRAM41の2個により構成されている。第
1のRAM40、第2のRAM41は、図4に示すよう
に、データ長が1ビットで、行方向に2048個、列方
向に128個の記憶素子が2次元的に配列されたように
構成されている。ここで、列方向の記憶素子の個数は、
ヘッドにより印字できる1列のドット数に対応してお
り、また、行方向の記憶素子の個数は、キャリッジのス
キャンに伴ない記録されるドット数に対応している。各
RAMは、DRAMで構成することができる。または、
SRAM等、その他の記憶素子を用いてもよい。第1の
RAM40には、第1のアドレス制御部34からアドレ
スが、第1のメモリリードライトタイミング制御部35
から各種制御信号が入力されており、バスタイミング制
御部31から出力される1ビットのデータの書き込みを
行い、また、データ出力制御部33に対して読み出した
1ビットのデータの送出を行なう。同様に、第2のRA
M41には、第2のアドレス制御部36からアドレス
が、さらに第2のメモリリードライトタイミング制御部
37から各種制御信号が入力されており、バスタイミン
グ制御部31から出力される1ビットのデータの書き込
みを行い、また、データ出力制御部33に対して読み出
した1ビットのデータの送出を行なう。
【0027】バスタイミング制御部31は、データバ
ス、制御バス等の共通バス18を介してCPU3あるい
はインタフェース8を介して他の外部ハードウェアシー
ケンサーと接続されている。このバスタイミング制御部
31は、共通バスや他のハードウエアとのインタフェー
ス部分であるとともに、パラレルデータとして送られて
くるイメージデータを1ビット構成のイメージデータに
変換するパラレル/シリアル変換の機能を有している。
CPU3から送られてくる制御信号、さらに、第1,第
2のメモリリードライトタイミング制御部35,37か
ら送られてくるタイミング信号、リードライトモード設
定レジスタ39に設定されたモード情報を受け取り、第
1,第2のメモリリードライトタイミング制御部35,
37の一方に対してデータ書き込み信号の発生要求を行
ない、第1,第2のメモリリードライトタイミング制御
部35,37の一方からのデータ書き込み信号に同期し
て、イメージRAM11に書き込みデータを転送する。
【0028】データ出力制御部33は、ヘッド制御部1
2からのイメージデータ要求に従い、印字データをヘッ
ド制御部12からのリードクロックに同期して出力する
など、ヘッド制御部12とのインターフェース制御を行
なう。さらに、データ出力制御部33は、バスタイミン
グ制御部31と同様、第1,第2のメモリリードライト
タイミング制御部35,37から送られてくるタイミン
グ信号、リードライトモード設定レジスタ39に設定さ
れたモード情報を受け取り、第1,第2のメモリリード
ライトタイミング制御部35,37の一方に対してデー
タ読み出し信号の発生要求を行ない、第1,第2のメモ
リリードライトタイミング制御部35,37の一方から
のデータ読み出し信号に同期して、イメージRAM11
からの読み出しデータを、内部レジスタに一時記憶す
る。内部レジスタのデータは、ヘッド制御部12からの
イメージデータ要求およびリードクロックに同期して、
データを出力するためのレジスタに転送され、出力され
る。印字動作中はこの2つのレジスタは、並列動作を行
なう。
【0029】セレクタ32は、バスタイミング制御部3
1による書き込み制御と、データ出力制御部33による
読み出し制御を受けるRAMを切り替える。すなわち、
第1のRAM40に対してデータを書き込み、第2のR
AM41からデータを読み出す際には、バスタイミング
制御部31と第1のメモリリードライトタイミング制御
部35を接続し、データ出力制御部33と第2のメモリ
リードライトタイミング制御部37を接続する。逆に、
第1のRAM40からデータを読み出し、第2のRAM
41に対してデータを書き込む際には、バスタイミング
制御部31と第2のメモリリードライトタイミング制御
部37を接続し、データ出力制御部33と第1のメモリ
リードライトタイミング制御部35を接続する。
【0030】第1,第2のメモリリードライトタイミン
グ制御部35,37は、イメージRAM11へのデータ
書き込み、読み出し制御を行なうための必要な制御信号
を生成する。バスタイミング制御部31からの書き込み
要求、データ出力制御部33からの読み出し要求、およ
び、リードライトモード設定レジスタ39からのモード
情報を受け取り、イメージRAM11に対してリフレッ
シュサイクルを監視しながら、リフレッシュサイクルの
終了時点で書き込み信号または読み出し信号などの制御
信号を送出する。また、内蔵されるリフレッシュタイマ
ーの一定時間間隔の割り込みにより、リフレッシュする
ための制御信号を内部生成し、イメージRAM11へ出
力する動作を行なう。第1,第2のメモリリードライト
タイミング制御部35,37は、それぞれ、第1,第2
のアドレス制御部34,36と接続されており、第1,
第2のアドレス制御部34,36に対してタイミング信
号を送出する。また、バスタイミング制御部31または
データ出力制御部33に対して、データの書き込みおよ
び読み出しのタイミング信号を送出する。
【0031】第1,第2のアドレス制御部34,36
は、行方向のアドレスカウンタ、列方向のアドレスカウ
ンタ、および、マルチプレクサから構成されており、イ
メージRAM11の特定の1ビットのアドレスを設定す
る。これらのアドレスカウンタは、それぞれカウントア
ップ、カウントダウンが可能であり、リードライトモー
ド設定レジスタ39に設定されるリードライトモードに
よりその動作モードが決定される。また、これらのアド
レスカウンタは、第1,第2のメモリリードライトタイ
ミング制御部35,37からのクロックによりカウント
動作が行なわれる。さらに、行方向のアドレスカウン
タ、列方向のアドレスカウンタの出力は、マルチプレク
サで時分割でイメージRAM11へ出力される。時分割
で出力するタイミングは、第1,第2のメモリリードラ
イトタイミング制御部35,37から出力される制御信
号に従い行なわれる。
【0032】リードライトモード設定レジスタ39は、
バスタイミング制御部31、第1,第2のメモリリード
ライトタイミング制御部35,37、データ出力制御部
33、第1,第2のアドレス制御部34,36のそれぞ
れの動作モードを決定するための設定データを記憶す
る。このリードライトモード設定レジスタ39のデータ
は、セレクタ38により、書き込みまたは読み出しを行
なっている制御部に供給されるよう制御される。また、
リードライトモード設定レジスタ39内には、比較回路
を有しており、設定された値が第1,第2のアドレス制
御部34,36からの出力データと一致した場合、フラ
グをバスタイミング制御部31に出力する制御も行な
う。これにより、イメージRAM11への部分書き込み
の機能を実現することができる。
【0033】セレクタ38は、リードライトモード設定
レジスタ39に設定されている書き込みまたは読み出し
の動作モードを、それぞれ書き込みまたは読み出しを行
なっているアドレス制御部及びメモリリードライトタイ
ミング制御部に供給するとともに、アドレス制御部から
出力されるアドレス値をリードライトモード設定レジス
タ39に入力する。例えば、第1のRAM40が書き込
み、第2のRAM41が読み出しのモードの場合には、
第1のアドレス制御部34および第1のメモリリードラ
イトタイミング制御部35に対して書き込みの動作モー
ドを供給し、第2のアドレス制御部36および第2のメ
モリリードライトタイミング制御部37に読み出しの動
作モードを供給する。
【0034】図5は、アドレス制御部付近の一具体例を
示す概略構成図である。図中、51乃至56はセレク
タ、57,60は行アドレスカウンタ、58,61は列
アドレスカウンタ、59,62はマルチプレクサであ
る。第1のアドレス制御部34は、セレクタ51,5
2,53、行アドレスカウンタ57、列アドレスカウン
タ58、マルチプレクサ59で構成されている。また、
第2のアドレス制御部36は、セレクタ54,55,5
6、行アドレスカウンタ60、列アドレスカウンタ6
1、マルチプレクサ62で構成されている。第1のアド
レス制御部34と第2のアドレス制御部36の構成は同
じであるので、第1のアドレス制御部34について説明
する。セレクタ51乃至53は、リードライトモード設
定レジスタ39から供給されるモードデータに従って、
第1のメモリリードライトタイミング制御部35から出
力されるクロックを入力するアドレスカウンタを選択す
るとともに、選択したアドレスカウンタから出力される
キャリー信号を、他方のアドレスカウンタのクロックと
して入力する。このセレクタの機能により、データの読
み書きを行方向に行なうか、列方向に行なうかを切り替
えることができる。
【0035】行アドレスカウンタ57および列アドレス
カウンタ58には、リードライトモード設定レジスタ3
9から供給されるモードデータに従い、カウントアップ
するかカウントダウンするかが決定される。この設定に
より、例えばデータを行方向に読み書きを行なう場合に
は、左から右の方向へ行なうか、右から左の方向へ行な
うかを切り替えることができる。同様に、データを列方
向に読み書きを行なう場合には、上から下の方向へ行な
うか、下から上の方向へ行なうかを切り替えることがで
きる。このように、セレクタ51乃至53と、行アドレ
スカウンタ57、列アドレスカウンタ58の設定によ
り、図6に示すような8つの動作モードを設定すること
が可能である。この動作モードは、書き込み時と読み出
し時で別の動作モードを設定可能である。書き込み時と
読み出し時の動作モードの切替は、図3のセレクタ38
により行なわれる。書き込み時と読み出し時で動作モー
ドを替えて動作させることにより、種々の形式のイメー
ジデータの記録動作を行なえるとともに、回転、鏡像変
換などの画像処理を容易に行なうことができる。行アド
レスカウンタ57、列アドレスカウンタ58の値は、リ
ードライトモード設定レジスタ39へ出力される。
【0036】マルチプレクサ59は、第1のメモリリー
ドライトタイミング制御部35のタイミング信号に従
い、行アドレスカウンタ57と列アドレスカウンタ58
の値を時分割で第1のRAM40へアドレスとして送出
する。イメージRAM11がアドレスを時分割で受け取
るタイプのメモリでない場合には、このマルチプレクサ
59は不要であり、行アドレスカウンタ57および列ア
ドレスカウンタ58の値をそのまま第1のRAM40に
送出するように構成することもできる。
【0037】本発明の記録装置における記録動作の一例
について説明する。まず、2つの帯状領域にまたがらな
い、通常の記録を行なう場合について説明する。図7は
通常記録による印字例の説明図、図8は通常記録時のイ
メージRAMの内容の説明図である。ここでは、図7に
示したような記録を行なう場合を例に説明する。記録装
置は、図7中の,,の順で、各帯状領域の記録を
順次行なう。
【0038】まず、の領域の記録を行なう。記録すべ
き文字列「ABCDEF...abcdef」がホスト
コンピュータ2などから送られてくると、CPU3はこ
れを受け取る。そして、CPU3は、第1のRAM40
にデータを書き込むように、セレクタ32を設定し、バ
スタイミング制御部31と第1のメモリリードライトタ
イミング制御部35を接続する。このとき、第1のRA
M40のクリアを行なうように動作させることもでき
る。クリア動作は、書き込みを行なう直前あるいは読み
出しの終了後に行なうことができる。そして、記録すべ
き文字列の最初の文字「A」に対応するモードをリード
ライトモード設定レジスタ39に設定する。設定するモ
ードは、書き込むビットマップイメージの特性に応じて
設定される。例えば、フォントROM5内に格納されて
いるビットマップイメージの転送方向や、回転、鏡像変
換等の有無などに応じてモードが設定される。このモー
ドの設定は、各文字に対して行なうように構成してもよ
いし、特定の制御コードを受信したときに設定し直すよ
うに構成することもできる。また、読み出しの際のモー
ドも書き込みのモードとともに最初に設定してもよい。
このモードの設定により、図5のセレクタ51乃至53
の選択による行方向または列方向のカウントの選択、お
よび、行アドレスカウンタ57、列アドレスカウンタ5
8のカウントアップ/カウントダウンの選択等が行なわ
れる。また、書き込みを開始するアドレスの設定を行な
うとともに、リードライトモード設定レジスタ39内の
比較器により比較される値、すなわち書き込み領域のア
ドレス等も設定する。そして、記録すべき文字列の最初
の文字「A」のコードをもとに、対応するビットマップ
イメージをフォントROM5から取り出し、共通バス1
8を介してバスタイミング制御部31に転送する。
【0039】バスタイミング制御部31では、パラレル
データとして送られてくるイメージデータを1ビット構
成のイメージデータに変換し、第1のメモリリードライ
トタイミング制御部35に対してデータ書き込み信号の
発生要求を行ない、第1のメモリリードライトタイミン
グ制御部35からのデータ書き込み信号に同期して、第
1のRAM40に1ビットの書き込みデータを転送す
る。このとき、第1のメモリリードライトタイミング制
御部35は、第1のアドレス制御部34に対してタイミ
ング信号を送出する。このタイミング信号に基づき、第
1のアドレス制御部では、設定されているモードに従っ
て行方向のアドレスカウンタ、列方向のアドレスカウン
タのカウント動作を行ない、アドレスがマルチプレクサ
から第1のRAM40に出力される。第1のRAM40
では、第1のアドレス制御部34から出力されるアドレ
スに、バスタイミング制御部31から出力される書き込
みデータを格納する。
【0040】この動作を共通バス18による1回の転送
ビット数、例えば、8ビットや、16ビット、32ビッ
トだけ繰り返す。1回の転送ビット数だけの書き込みが
終了すると、次の転送データの書き込み動作を行なう。
このようにして、文字「A」に対する全てのデータを第
1のRAM40に書き込む。文字「A」の書き込みが終
了すると、さらに、残りの記録すべき文字列「BCDE
F...abcdef」についても同様に書き込みを行
なう。さらに、2行目の記録すべき文字列「ABCDE
F...abcdef」についても第1のRAM40に
書き込む。書き込みが終了した状態を図8(A)に示
す。
【0041】の領域に記録すべきデータをすべて第1
のRAM40に書き込むと、CPU3は、セレクタ32
を切り替え、書き込みを行なうRAMが第2のRAM4
1に、読み出しを行なうRAMが第1のRAM40とな
るようにセットする。そして、の領域に記録すべきデ
ータを第2のRAM41に書き込む。このときの書き込
み動作は、上述の第1のRAM40に書き込む場合と同
様であるので省略する。
【0042】この書き込み動作と並行して、第1のRA
M40からの読み出し動作が行なわれる。この読み出し
動作に先立って、読み出しのモードをリードライトモー
ド設定レジスタ39に設定する。書き込みモード設定時
に設定されている場合は不要である。データ出力制御部
33は、ヘッド制御部12からのイメージデータ要求に
従い、第1のメモリリードライトタイミング制御部35
の一方に対してデータ読み出し信号の発生要求を行な
う。第1のメモリリードライトタイミング制御部35
は、第1のアドレス制御部34に対してタイミング信号
を送出する。このタイミング信号に基づき、第1のアド
レス制御部では、設定されているモードに従って行方向
のアドレスカウンタ、列方向のアドレスカウンタのカウ
ント動作を行ない、アドレスがマルチプレクサから第1
のRAM40に出力される。第1のRAM40では、第
1のアドレス制御部34から出力されるアドレスからデ
ータを読み出し、データ出力制御部33に出力する。デ
ータ出力制御部33では、第1のメモリリードライトタ
イミング制御部35からのデータ読み出し信号に同期し
て、イメージRAM11からの読み出しデータを、内部
レジスタに一時記憶する。内部レジスタのデータは、ヘ
ッド制御部12からのイメージデータ要求およびリード
クロックに同期して、データを出力するためのレジスタ
に転送され、ヘッド制御部12へ出力される。そして、
読み出したデータに基づき、ヘッドが駆動され、記録が
行なわれる。さらに、キャリッジのスキャンが行なわ
れ、帯状領域の記録が行なわれる。
【0043】第1のRAM40からのデータの読み出
し、および、第2のRAM41へのデータの書き込みが
並行して行なわれ、どちらかが早く終了した場合には、
遅い方の処理の終了を待つ。第2のRAM41への書き
込みが終了した状態を図8(B)に示す。図8(B)に
おいて、第1のRAM40はデータが読み出される。書
き込み、読み出しの処理が終了すると、通常の場合に
は、改行動作、記録媒体の送り動作などが行なわれ、次
の帯状領域の記録に備える。そして、セレクタ32の切
り替えが行なわれ、再び第1のRAM40へのの領域
のデータの書き込みが行なわれるとともに、第2のRA
M41に書き込まれたの領域のデータの読み出し、記
録の動作が並行して行なわれることになる。の領域の
データが第1のRAM40に書き込まれた状態を図8
(C)に示す。
【0044】このようにして、第1のRAM40および
第2のRAM41は交互に書き込みおよび読み出しが行
なわれることになる。この動作により、イメージRAM
11からヘッド制御部12へデータを読み出し、記録動
作を行なっている最中でも、別のRAMに対してビット
マップイメージの書き込みを行なうことができ、記録装
置の高速化を図ることができる。
【0045】次に、2つの帯状領域にまたがるイメージ
を記録する場合について説明する。図9は2つの帯状領
域にまたがるイメージの印字例の説明図、図10は2つ
の帯状領域にまたがるイメージの記録時のイメージRA
Mの内容および記録画像の説明図である。ここでは、図
9に示したように、文字「F」が2つの領域にまたがっ
て記録される場合を例に説明する。記録装置は、図9中
の,,の順で、各帯状領域の記録を順次行なう。
各文字は、左下を基準として位置座標が指定される。文
字「F」はの領域との領域にまたがっているが、文
字の左下がの領域であるので、の領域の文字データ
をビットマップ展開する際に、文字「F」のビットマッ
プ展開が行なわれる。ここで、文字「F」は拡大された
フォントで図示しているが、通常のフォントサイズで
も、2つの領域にまたがる場合には同様の動作になる。
【0046】最初に、の領域の文字列を第1のRAM
40に書き込む。書き込み動作は、上述した通常の記録
動作の時と同様に行なわれる。すなわち、書き込みを行
なうRAMが第1のRAM40となるようにセレクタ3
2を切り替え、2行の文字列「ABCDEF・・・ab
cdef」のテキストデータをフォントROM5から順
に読み出して、ビットマップイメージを第1のRAM4
0へ書き込む。この場合、文字「F」の左下の基準とな
る位置座標がの領域なので、この文字の存在は認識さ
れない。の領域のデータが第1のRAM40に書き込
まれた状態を図10(A)に示す。
【0047】次に、セレクタ32を切り替え、第1のR
AM40のデータを読み出して印字動作を行なうと同時
に、第2のRAM41にの領域の文字列「ABCDE
F・・・abcdef」、文字「F」、文字列「ABC
DEF・・・abcdef」のビットマップイメージを
書き込む。このときのイメージRAM11の内容及び記
録画像を図10(B)に示す。その過程で、の領域に
かかる文字「F」があることを認識すると、の領域の
読み出しおよび印字動作の終了後、第1のRAM40に
対して、文字「F」の上部のビットマップイメージを書
き込むように制御する。このようにして、第1のRAM
40、及び、第2のRAM41を用いて、ビットマップ
イメージを書き込む。書き込みの終了後は、第1のRA
M40から、再度データを読み出し、再印字記録を行な
う。このとき、の領域のビットマップイメージの展開
の際に、の領域にまたがることが検出されるので、
の領域の記録を行なった後、記録媒体の送り動作は行な
わない。そして、第1のRAM40に書き込まれた文字
「F」の上部のビットマップイメージを2回目の記録動
作により記録を行なう。このときのイメージRAM11
の状態および記録画像の状態を図10(C)に示す。
【0048】上述の2つの領域にまたがった文字は、こ
の例のように1つとは限らないので、ビットマップ展開
を行なっている領域に属する文字列の書き込み処理が終
了した時点で、再度の同じ領域に対する記録を行なうよ
うに構成することができる。もちろん、2つの領域にま
たがる文字が発生するたびに、再度の同じ領域に対する
記録動作を行なってもよいが、記録効率が悪くなる。ま
た、2つの領域にまたがる文字を検出した場合には、こ
の2つの領域にまたがる文字を除いてビットマップ展開
およびイメージRAM11への書き込みを行ない、最後
に2つの領域にまたがる文字をビットマップ展開してイ
メージRAM11へ書き込むように構成することもでき
る。このようにすれば、読み出し及び記録を行なってい
る側のRAMが、書き込みができるようになるまでに、
他の文字のビットマップイメージの書き込み動作を行な
うため、記録を行なっている間の待ち時間、および、再
度の同じ領域に対する記録動作までの時間を短縮でき、
効率のよい記録動作を行なうことができる。
【0049】この後は、第2のRAM41からデータを
読み出して、の領域に対する記録動作を行なうととも
に、第1のRAM40に対して、の領域の文字データ
のビットマップイメージの書き込みを行なう。の領域
の記録動作終了時のイメージRAM11および記録画像
を図10(D)に示す。
【0050】このように、現在書き込み中の領域よりも
前の領域にまたがって展開される文字があっても、もう
一方のRAMを用いて展開されるイメージを書き込み、
記録媒体の送り動作を行なわずに、再度の記録動作を行
なうことにより、記録を行なうことができる。このと
き、記録媒体の逆送りを行なっていないので、記録位置
がずれることはなく、画質が低下することもない。
【0051】次に、上述の記録動作を図11乃至16の
フローチャートを用いて説明する。記録動作が開始され
ると、S71において、第1のRAM40へ記録すべき
イメージデータを書き込む。書き込みが終了したことを
S72において検出すると、S73において、次の帯状
領域に記録すべきデータがあるか否かが判定され、なけ
れば、これで記録すべきデータのRAMへの書き込みが
終了したものとして、図16(A)のS131乃至S1
33において、第1のRAM40に書き込まれたデータ
を読み出して記録を行ない、記録動作を終了する。
【0052】S73において、さらに記録すべきデータ
があると判断される場合には、S74およびS77に進
み、書き込み及び読み出しの処理をおこなう。すなわ
ち、S74乃至S76において、第1のRAM40に書
き込んだデータを読み出し、記録を行なうとともに、S
77乃至S80において、次の帯状領域のデータを第2
のRAM41に書き込む処理を並行して行なう。第2の
RAM41への書き込み処理では、S78において、現
在記録を行なっている第1のRAM40の領域にまたが
るデータがあるか否かを判定し、もしある場合には、S
79において、2つの領域にまたがるデータの内、第2
のRAM41の領域の部分のみ書き込みを行ない、第1
のRAM40に書き込むべきデータがあることを記憶し
ておく。領域のまたがらないデータはそのまま第2のR
AM41に書き込まれる。この処理を第2のRAM41
に書き込むべきデータがなくなるまで繰り返される。
【0053】第1のRAM40からのデータの読み出し
が終了したことがS76で判定され、または、第2のR
AM41へのデータの書き込みが終了したことがS80
で判定されると、S81へ移り、読み出し及び書き込み
の両方が終了するまで待つ。両方が終了したことをS8
1で判定すると、S82において、第2のRAM41へ
の書き込み処理中に、第1のRAM40の領域へまたが
るデータがあったか否かを判定し、あった場合には、図
15(A)のS111に進み、領域がまたがるデータの
処理を行なう。領域がまたがるデータがなかった場合に
は、S83において、記録媒体の終了が検出されたか否
かを判定し、記録媒体の終了時には、記録の終了した記
録媒体の排出及び新たな記録媒体の給送を行ない、再び
記録動作の最初から実行される。S83において、記録
媒体の終了が検出されない場合には、記録媒体を記録幅
分だけ送り、次の帯状領域の記録を行なうように、図1
3のS91へ進む。
【0054】S82において、領域のまたがるデータが
あった場合には、S111において、第2のRAM41
の領域からはみ出した部分のデータを第1のRAM40
に書き込む。S112において、その書き込みが終了し
たことを判定すると、S113乃至S115において、
第1のRAM40に書き込んだデータを読み出し、記録
を行なう。このとき、記録媒体の送り動作は行なわれて
いないので、S74乃至S76で記録された領域に再度
記録を行なうことになる。これにより、前の領域にはみ
出した部分の記録が行なわれ、この領域の記録画像が完
成する。第1のRAM40に書き込まれた、前の領域に
はみ出した部分の記録が終了すると、S116におい
て、記録媒体の終了が検出され、記録媒体の終了時に
は、記録媒体の交換が行なわれ、再び記録動作が開始さ
れる。また、記録媒体が終了していない場合には、S1
17において、記録媒体の送り動作が行なわれる。そし
て、図13のS91に進み、第2のRAM41の内容の
記録動作に移行する。
【0055】S91乃至S98の処理は、S73乃至S
80の処理とは逆に、第2のRAM41からデータを読
み出し、第1のRAM40にデータを書き込む時の処理
である。S91において、さらに記録すべきデータがあ
ると判断される場合には、S92およびS95に進み、
書き込み及び読み出しの処理をおこなう。すなわち、S
92乃至S94において、第2のRAM41に書き込ん
だデータを読み出し、記録を行なうとともに、S95乃
至S98において、次の帯状領域のデータを第1のRA
M40に書き込む処理を並行して行なう。第1のRAM
40への書き込み処理では、S96において、現在記録
を行なっている第2のRAM41の領域にまたがるデー
タがあるか否かを判定し、もしある場合には、S97に
おいて、2つの領域にまたがるデータの内、第1のRA
M40の領域の部分のみ書き込みを行ない、第2のRA
M41に書き込むべきデータがあることを記憶してお
く。領域のまたがらないデータはそのまま第1のRAM
40に書き込まれる。この処理を第1のRAM40に書
き込むべきデータがなくなるまで繰り返される。
【0056】第2のRAM41からのデータの読み出し
が終了したことがS94で判定され、または、第1のR
AM40へのデータの書き込みが終了したことがS98
で判定されると、S101へ移り、読み出し及び書き込
みの両方が終了するまで待つ。両方が終了したことをS
101で判定すると、S102において、第1のRAM
40への書き込み処理中に、第2のRAM41の領域へ
またがるデータがあったか否かを判定し、あった場合に
は、図15(B)のS121に進み、領域がまたがるデ
ータの処理を行なう。領域がまたがるデータがなかった
場合には、S103において、記録媒体の終了が検出さ
れたか否かを判定し、記録媒体の終了時には、記録の終
了した記録媒体の排出及び新たな記録媒体の給送を行な
い、再び記録動作の最初から実行される。S103にお
いて、記録媒体の終了が検出されない場合には、記録媒
体を記録幅分だけ送り、次の帯状領域の記録を行なうよ
うに、図11のS73へ進み、第1のRAM40からの
データの読み出しおよび第2のRAM40へのデータの
書き込みの処理に移行する。
【0057】S102において、領域のまたがるデータ
があった場合には、S121において、第1のRAM4
0の領域からはみ出した部分のデータを第2のRAM4
1に書き込む。S122において、その書き込みが終了
したことを判定すると、S123乃至S125におい
て、第2のRAM41に書き込んだデータを読み出し、
記録を行なう。このとき、記録媒体の送り動作は行なわ
れていないので、S92乃至S94で記録された領域に
再度記録を行なうことになる。これにより、前の領域に
はみ出した部分の記録が行なわれ、この領域の記録画像
が完成する。第2のRAM41に書き込まれた、前の領
域にはみ出した部分の記録が終了すると、S126にお
いて、記録媒体の終了が検出され、記録媒体の終了時に
は、記録媒体の交換が行なわれ、再び記録動作が開始さ
れる。また、記録媒体が終了していない場合には、S1
27において、記録媒体の送り動作が行なわれる。そし
て、図11のS73に進み、第1のRAM40の内容の
記録動作、および、必要な場合には第2のRAM41へ
の書き込み動作に移行する。
【0058】このような動作により、現在書き込み中の
領域よりも前の領域にまたがったデータを、記録媒体の
逆方向への送り動作を行なうことなく記録することがで
き、高速に、しかも高品質の記録画像を得ることができ
る。
【0059】上述の実施例では、2つの帯状の領域を有
するRAMを用い、帯状領域の2倍のサイズのフォント
まで、記録媒体の逆送りなしに記録を行なうことができ
る。用いるRAMの個数は2つに限定されるものではな
く、RAMの個数を増加させることにより、さらに大き
なフォントに対応することができる。例えば、3個のR
AMを用いた場合には、帯状領域の3倍のサイズのフォ
ントまで、記録媒体を逆送りせずに記録を行なうことが
できる。この場合、帯状領域の2倍のサイズのフォント
までしか存在しないならば、1つのRAMから読み出し
及び記録動作を行なっている間に、残りの2つのRAM
を用いて書き込み処理を行なうことができ、記録動作を
停止させる時間を短縮し、より高速な記録を行なうこと
ができる。しかし、RAMの個数を増加させると、コス
トが高くなり、制御動作も複雑になるので、これらと許
容倍数を勘案し、RAMの個数を決定すればよい。
【0060】また、上述の実施例では、文字データを記
録する場合について説明したが、記録するデータが例え
ばスキャナから読み取られたラスターイメージデータで
あってもよい。この場合には、帯状領域ごとに区切って
イメージRAMへ転送するように構成すればよい。もち
ろん、イメージRAMへの書き込み及び読み出しのモー
ドを適宜設定することにより、画像の回転、鏡像変換等
を行なうことができる。
【0061】さらに、上述の実施例では、インクジェッ
ト記録装置を例に説明したが、シリアル型の記録装置で
あれば、他の記録方式の記録装置でも、本発明を適用す
ることができる。また、カラー記録装置、例えばシア
ン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のヘッドをキ
ャリッジに搭載した記録装置でも、各色ごとに上述のよ
うに2つ以上のRAMを設け、本発明を構成することが
できる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数の記憶手段を有し、これらを切り替えて
書き込み及び読み出しを行なうので、高速な記録動作が
おこなえるとともに、現在書き込み中の帯状領域より前
の帯状領域にまたがるデータがある時、例えば、帯状領
域の幅よりも大きなサイズのフォントを記録する場合で
も、逆改行なしに記録を行なうことができる。そのた
め、高品質の画像を高速に得ることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の記録装置の一実施例を示すシステム
構成図である。
【図2】 本発明の記録装置の一実施例におけるキャリ
ッジ周辺の概略構成図である。
【図3】 本発明の記録装置の一実施例におけるメモリ
制御部の一例を示すブロック図である。
【図4】 イメージRAMの説明図である。
【図5】 アドレス制御部付近の一具体例を示す概略構
成図である。
【図6】 動作モードの説明図である。
【図7】 通常記録による印字例の説明図である。
【図8】 通常記録時のイメージRAMの内容の説明図
である。
【図9】 2つの帯状領域にまたがるイメージの印字例
の説明図である。
【図10】 2つの帯状領域にまたがるイメージの記録
時のイメージRAMの内容および記録画像の説明図であ
る。
【図11】〜
【図16】 メモリ制御部の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置、2 ホストコンピュー
タ、3 CPU、4 ワークRAM、5 フォントRO
M、6 プログラムROM、7 EEPROM、8 イ
ンタフェース、9 制御パネル、10 メモリ制御部、
11 イメージRAM、12 ヘッド制御部、13 記
録ヘッド、14 モータ制御部、15 モータ、16
I/O制御部、17 センサ、18 共通バス、19
スキャナ、21 記録ヘッドユニット、22 キャリッ
ジ、23 記録媒体、24 トランスポートローラ、2
5 メンテナンスステーション、31 バスタイミング
制御部、32 セレクタ、33 データ出力制御部、3
4 第1のアドレス制御部、35 第1のメモリリード
ライトタイミング制御部、36 第2のアドレス制御
部、37 第2のメモリリードライトタイミング制御
部、38 セレクタ、39リードライトモード設定レジ
スタ、40 第1のRAM、41 第2のRAM、51
〜56 セレクタ、57,60 行アドレスカウンタ、
58,61 列アドレスカウンタ、59,62 マルチ
プレクサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体と相対的に移動するキャリッジ
    上にヘッドを搭載し、キャリッジの移動する方向に対し
    て、ほぼ直角方向に1列の印字記録を行ない、キャリッ
    ジを移動させて1ラインの印字記録を行なう記録装置に
    おいて、1走査分の記憶領域を有する少なくとも2個の
    記憶手段と、1つの記憶手段に画像データを展開する際
    に印字境界にまたがる画像データの有無を識別する識別
    手段と、該識別手段において印字境界にまたがる画像デ
    ータのあることを検出したときに記録媒体の送り動作を
    禁止し他方の記憶手段に画像データの一部を展開させて
    印字する制御手段を有することを特徴とする記録装置。
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