JPH0619876B2 - オートリバース装置 - Google Patents

オートリバース装置

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JPH0619876B2
JPH0619876B2 JP63151430A JP15143088A JPH0619876B2 JP H0619876 B2 JPH0619876 B2 JP H0619876B2 JP 63151430 A JP63151430 A JP 63151430A JP 15143088 A JP15143088 A JP 15143088A JP H0619876 B2 JPH0619876 B2 JP H0619876B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カセットテープの記録再生機又は再生専用機
(以下単にテープレコーダという)におけるオートリバ
ース装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、この種テープレコーダにおいては、テープの
終端を検出してテープの走行方向を自動的に切換えるオ
ートリバース機能を備えたものがある。
このリバースの方式としては、たとえば、特開昭62-787
58号公報(G11B 15/44)に見られるように、モータの回
転方向を切換えてテープの走行方向を切換えるものや、
特開昭56-143555号公報(G11B 15/44)に示されている
ように、モータの回転方向は切換えずに機械的に駆動経
路を切換えるものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、モータの回転方向の切換えによりテープの走行
方向を切換える方式のオートリバース装置では、モータ
を正逆の両方向に回転させる必要があるため、回転制御
回路(電子ガバナ)も2系統必要となり、回路が複雑に
なる欠点がある。
また、機械的に駆動経路を切換える方式の場合、モータ
の回転方向は一方向でよいため前述した欠点は解消され
るが、駆動経路を切換えるための機構が複雑化する傾向
にあり、大型化を招く欠点がある。
すなわち、前述の特開昭56-143555号公報のものでは、
テープを走行させるモータ動力を利用してテープの走行
方向を切換えるようにしているが、この場合、2つのリ
ール間にモータにより回転するアイドラ群を支持したレ
バーを揺動自在に支持し、このアイドラ群を両リールに
選択的に連結させてテープの正方向及び逆方向の巻取り
を行わせる一方、アイドラ群とは別にモータにより回転
するピニオンを備え、テープエンドの検出時,この検出
機構によりピニオンに2つのラツクレバーのラツクを関
連づけて交互に噛合わせ、キヤリツジ,連結板,トライ
リンク等を介してピンチローラ切換板を摺動すると共
に、反転レバーを介して前記アイドラ群のレバーを揺動
させる構成であり、機構が極めて複雑である。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に留意
してなされたものであり、その目的とするところは、一
方向のみの回転力を出力するテープ走行用モータの動力
を利用してテープの走行方向を切換える非常に簡単な構
成のオートリバース装置を提供しようとするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するための本発明の構成を、実施例に対
応する第1図を参照して説明する。
本発明におけるオートリバース装置は、2個のリールギ
ア(14),(15)と、該両リールギア(14),(15)の間に揺動
自在に設けられた方向切換部材(11)と、該部材(11)に支
持され一方向の回転力を出力するモータ(2)により回転
されると共に前記部材(11)の揺動によつて前記両リール
ギア(14),(15)に選択的に連結された駆動ギア(13)と、
前記両リールギア(14),(15)毎に設けられ該両リールギ
ア(14),(15)のそれぞれの回転停止の検出により前記駆
動ギア(13)と係合し該ギア(13)の回転力で前記部材(11)
を揺動させるリール回転停止検出部材(17),(18)と、前
記方向切換部材(11)に前記両検出部材(17),(18)毎に設
けられテープ供給側の前記検出部材(17),(18)に係止し
て該検出部材(17),(18)と前記駆動ギア(13)との係合を
禁止する係合禁止部材(21),(22)とを備えたことを特徴
とするものである。
〔作 用〕
方向切換部材(11)に支持された駆動ギア(13)が一方のリ
ールギア(14)に連結されると、モータ(2)の回転力が駆
動ギア(13)から一方のリールギア(14)に伝えられ、該ギ
ア(14)がテープ巻取側となつてテープの一方向への走行
が進行する。
このとき、他方のリールギア(15)はテープ供給側とな
り、該ギア(15)のリール回転停止検出部材(18)が方向切
換部材(11)の係合禁止部材(22)に係止され、駆動ギア(1
3)との係合を禁止される。
そして、テープエンドによりリールギア(14),(15)の回
転が停止すると、それぞれの検出部材(17),(18)が回転
停止を検出するが、テープ供給側の検出部材(18)は係合
禁止部材(22)により所定の動作が阻止されているため、
テープ巻取側の検出部材(17)のみが駆動ギア(13)に係合
し、方向切換部材(11)は駆動ギア(13)の回転力で巻取側
から供給側へ揺動し、駆動ギア(13)が今度は他方のリー
ルギア(15)に連結され、該リールギア(15)がモータ(2)
の回転力を受けて回転し、テープ巻取側となり、テープ
の他方向への走行が開始される。
このとき、他方のリールギア(15)の検出部材(18)は方向
切換部材(11)の揺動によつて係合禁止部材(22)との係止
状態が解除され、反対に、テープ供給側となつた一方の
リールギア(14)の検出部材(17)が係合禁止部材(21)に係
止されて駆動ギア(13)との係合が禁止される。
〔実施例〕
つぎに、本発明の1実施例につき、図面を用いて説明す
る。
図面はそれぞれ、実際のテープレコーダを裏面から見た
ものであるが、以下の説明では、便宜上表裏反転して説
明する。
(構 成) (1)はシャーシ、(2)はシャーシ(1)にビス(3)により固定
されたモータであり、一方向のみの回転力を出力する。
(4)及び(5)は正方向及び逆方向のフライホイールであ
り、それぞれのキヤプスタン(4a),(5a)がシヤーシ(1)
に固定された軸受(1a),(1b)に支持されており、逆方向
フライホイール(5)に主ギア(6)が一体に設けられ、リー
ル回転やリバース動作の駆動源となる。
(7)はシヤーシ(1)の軸(1c)に支持されたダミープーリで
あり、モータ(2)の出力軸に軸着されたモータプーリ(2
a),ダミープーリ(7)及び両フライホイール(4),(5)の
間にベルト(8)がかけられ、モータ(2)により両フライホ
イール(4),(5)がそれぞれ所定の回転を行う。
(9)はシヤーシ(1)に支持され主ギア(6)に噛合した中継
ギア、(10)はシヤーシ(1)の支持ボス(1d)に支持された
減速用2段ギアであり、大ギア部が中継ギア(9)に噛合
している。(11)は支持ボス(1d)に揺動自在に支持されテ
ープ走行の正方向及び逆方向の切換えを行う方向切換レ
バーであり、後述の2個のリールギアの中間に位置して
いる。(12)はシヤーシ(1)の係止片(1e)とレバー(11)の
先端の係止片(11a)との間に設けられたステツパワイヤ
であり、レバー(11)を正逆方向の揺動位置にそれぞれ保
持する。
(13)はレバー(11)のボス(11b)に支持されクラツチ構造
を有する駆動ギアであり、下段の入力側ギア部(13a)の
軸部(13a)′に上段の出力側ギア部(13b)を支持すると共
に、ギア部(13b)を圧縮ばね(13c)でギア部(13a)に圧接
する構造であり、2段ギア(10)の小ギア部に噛合したギ
ア部(13a)に対しギア部(13b)に過負荷が作用すると、両
ギア部(13a),(13b)がスリツプする構成になつている。
(14)及び(15)はシヤーシ(1)に支持されたリールギアで
あり、それぞれシヤーシ(1)の反対面にリール台を一体
に備え、テープカセツトのリールを回転する。(16)はシ
ヤーシ(1)の軸(1f)に支持され一方のリールギア(14)に
噛合したリール中継ギアであり、両リールギア(14),(1
5)間を揺動するレバー(11)が正方向または逆方向の揺動
位置に揺動すると、駆動ギア(13)のギア部(13b)がリー
ル中継ギア(16)またはリールギア(15)に噛合する。
(17)及び(18)はそれぞれリールギア(14)及び(15)の回転
停止を検出するリール回転停止検出レバーであり、一方
の検出レバー(17)はリール中継ギア(16)のボス部(16a)
に,他方の検出レバー(18)は他方のリールギア(15)のボ
ス部(15a)にそれぞれ回動自在に支持され、シヤーシ(1)
上のストツパピンで回動範囲が規制されている。
両検出レバー(17),(18)には、それぞれの軸孔周縁に突
片(17a),(18a)が形設され、それぞれのボス部(16a),
(15a)の外側に巻装したスプリングワイヤ(19),(20)の
両端を掛止片(17b),(18b)に係止してそれぞれの突片(1
7a),(18a)をボス部(16a),(15a)に弾接し、両者間に若
干の摩擦力を形成するようになつており(第3図)、こ
れにより、両検出レバー(17),(18)はリール中継ギア(1
6),リールギア(15)の回転方向にそれぞれ回動付勢され
る。
方向切換レバー(11)が正方向の揺動位置のときは、一方
の検出レバー(17)がリール中継ギア(16)により図中反時
計方向に回動付勢され、検出レバー(17)の先端の爪部(1
7c)が駆動ギア(13)の軸部(13a)′に形成された偏心カム
((13d)の周面を摺接し、方向切換レバー(11)が逆方向
の揺動位置のときは、他方の検出レバー(18)がリールギ
ア(15)により図中反時計方向に回動付勢され、検出レバ
ー(18)の先端の爪部(18c)が偏心カム(13d)の周面を摺接
する。
両検出レバー(17),(18)のそれぞれの爪部(17c),(18c)
は、偏心カム(13d)の周面を摺接する際には、駆動ギア
(13)のギア部(13a)の下面に突設された係合ピン(13e)に
係合することはないが、リール回転停止の検出時、係合
ピン(13e)に係合するようになる。
(17d),(18d)は両検出レバー(17),(18)にそれぞれ一体
に形成された弾性片部、(21),(22)は方向切換レバー(1
1)上に両検出レバー(17),(18)にそれぞれ対応して突設
された係合禁止ピンであり、方向切換レバー(11)が正方
向または逆方向の揺動位置のとき、他方の係合禁止ピン
(22)または一方の係合禁止ピン(21)が他方の弾性片部(1
8d)または一方の弾性片部(17d)に係止して検出レバー(1
8)または検出レバー(17)の回動を阻止し、爪部(18c)ま
たは(17c)と係合ピン(13e)との係合を禁止する。
(17e),(18e)は両検出レバー(17),(18)にそれぞれ弾性
片を介して一体に設けられたモード検出ピンであり、そ
れぞれシヤーシ(1)に透設された角孔(1g),(1h)に遊挿
されている。
(23)はシヤーシ(1)における図中裏面に設けられ図中前
後にスライド自在に支持されたヘツド台板であり、磁気
ヘツド(24)が取付けられており、周知の操作釦機構によ
つてヘツド台板(23)がスライドし、正方向及び逆方向の
テープ定速送り時,すなわち記録,再生モード時に第1
図に示すプレイ位置に保持され、正方向及び逆方向のテ
ープ高速送り時,すなわち早送り,巻戻しモード時と停
止モード時に第9図に示すストツプ位置に保持される。
(23a),(23b)はヘツド台板(23)にシヤーシ(1)の両角孔
(1g),(1h)に対応して設けられ該両角孔(1g),(1h)を遊
挿したモード検出ピン(17e),(18e)が嵌まり込んだ異形
孔であり、ヘツド台板(23)のストツプ位置において、異
形孔(23a),(23b)により両モード検出ピン(17e),(18e)
の動きがそれぞれ規制され、両検出レバー(17),(18)の
回動が規制される。
(動 作) つぎに、前記実施例の動作について説明する。まず、第
1図は正方向定速送りの状態を示している。
この状態では、方向切換レバー(11)はステツパワイヤ(1
2)によつて正方向の揺動位置に保持され、駆動ギア(13)
のギア部(13b)がリール中継ギア(16)に噛合している。
したがつて、モータ(2)の回転力により両フライホイー
ル(4),(5)がそれぞれ図中矢印方向に回転し、正方向フ
ライホイール(4)のキャプスタン(4a)に図示しない正方
向ピンチローラが圧接してテープが正方向に定速送りさ
れると共に、逆方向フライホイール(5)の主ギア(6)の回
転力が中継ギア(9),2段ギア(10),駆動ギア(13)及び
リール中継ギア(16)を介して一方のリールギア(14)に伝
達され、リールギア(14)が矢印方向,すなわち図中時計
方向に回転し、定速送りされたテープがリールに巻取ら
れる。
このとき、ヘツド台板(23)の異形孔(23a),(23b)に対
し、両検出レバー(17),(18)のそれぞれのモード検出ピ
ン(17e),(18e)の動きが自由になる。
このため、一方の検出レバー(17)は、リール中継ギア(1
6)の回転によりその回転方向である反時計方向に回動付
勢され、先端爪部(17c)が偏心カム(13d)の周面に押付け
られ、カム(13d)の回転に応じて揺動を行う。
ここで、テープ供給側となる他方のリールギア(15)はテ
ープの繰出しに伴なつて図中時計方向に回転し、これに
よつて他方の検出レバー(18)も時計方向に回動付勢され
るが、正方向の揺動位置にある方向切換レバー(11)の係
合禁止ピン(22)が弾性片部(18d)を介して該検出レバー
(18)の反時計方向の回動を阻止しているため、リールの
回転停止に伴なつて検出レバー(18)への回動付勢力が消
失しても、該検出レバー(18)は反時計方向へは回動でき
ず、リール回転停止の検出動作は行わない。
また、第6図は逆方向定速送りの状態を示している。
この状態では、方向切換レバー(11)がステツパワイヤ(1
2)により逆方向の揺動位置に保持され、駆動ギア(13)の
ギア部(13b)が他方のリールギア(15)に噛合している。
したがつて、モータ(2)により逆方向フライホイール(5)
及びリールギア(15)がそれぞれ図中反時計方向に回転
し、キヤプスタン(5a)に図示しない逆方向ピンチローラ
が圧接してテープが逆方向に定速送りされると共に、リ
ールギア(15)のリールにテープが巻取られる。
そして、この場合も、ヘツド台板(23)の異形孔(23a),
(23b)に対し両検出レバー(17),(18)のモード検出ピン
(17e),(18e)の動きが自由になるので、他方の検出レバ
ー(18)がリールギア(15)の回転方向である反時計方向に
回動付勢され、先端爪部(18c)が偏心カム(13d)の周面に
押付けられ、揺動する。
ここで、テープ供給側となる一方の検出レバー(17)は、
リール中継ギア(16)の回転によつて時計方向に回動付勢
されるが、逆方向の揺動位置にある方向切換レバー(11)
の係合禁止ピン(21)が弾性片部(17d)を介して該検出レ
バー(17)の反時計方向の回動を阻止しているため、リー
ルの回転停止に伴なつて検出レバー(17)への回動付勢力
が消失しても、該検出レバー(17)は反時計方向へは回動
できず、リール回転停止の検出動作は行わない。
つぎに、オートリバース動作を説明する。
第1図の正方向定速送り状態において、テープエンドに
なると、リールの回転が停止し、一方のリールギア(14)
を介してリール中継ギア(16)の回転が停止するので、一
方の検出レバー(17)に与えられていた反時計方向の回動
付勢力が消失する。
このとき、駆動ギア(13)の出力側ギア部(13b)はリール
中継ギア(16)との噛合状態にあるので、該ギア部(13b)
は停止し、入力側ギア部(13a)に対しスリツプする。
さらに、一方の検出レバー(17)に対する付勢力がなくな
ると、偏心カム(13d)に摺接していた検出レバー(17)
は、第4図に示すように、入力側ギア部(13a)とともに
回転を続ける偏心カム(13d)の最大径周面に爪部(17c)が
接する回動状態に置き去りにされるようになり、この爪
部(17c)が係合ピン(13e)の回転軌跡上に位置し、該係合
ピン(13e)が爪部(17c)に係合する。
その後も、入力側ギア部(13a)は回転するが、係合ピン
(13e)が爪部(17c)に係合して検出レバー(17)がギア部(1
3a)の回転を阻止するように働らくので、2段ギア(10)
の小ギア部から入力側ギア部(13a)に伝達された回転力
により、該ギア部(13a)が2段ギア(10)の回りを図中時
計方向に遊星ギアのように移動し、駆動ギア(13)を支持
した方向切換レバー(11)が、第5図に示すように、ステ
ツパワイヤ(12)の付勢に抗して時計方向に回動する。
この回動過程において、駆動ギア(13)の出力側ギア部(1
3b)がリール中継ギア(16)から外れ、該ギア部(13b)は入
力側ギア部(13a)とともに回転するようになる。
そして、方向切換レバー(11)の回動がステツパワイヤ(1
2)の死点を越える位置に達すると、係合ピン(13e)が検
出レバー(17)の爪部(17c)から離れるようになり、駆動
ギア(13)は空回りし、その回転力がレバー(11)の回動に
供しなくなるが、今度はステツパワイヤ(12)の付勢力に
よつてレバー(11)が時計方向の回動を継続し、駆動ギア
(13)の出力側ギア部(13b)が他方のリールギア(15)に噛
合するようになり、前記第6図に示した逆方向定速送り
状態となる。
また、第6図の逆方向定速送り状態において、テープエ
ンドによつてリールの回転が停止すると、他方のリール
ギア(15)の回転が停止するため、他方の検出レバー(18)
に与えられていた反時計方向の回動付勢力が消失し、前
述と同様に、検出レバー(18)は、その爪部(18c)が駆動
ギア(13)の偏心カム(13d)の最大径周面に接する回動状
態に置き去りにされるようになる。
したがつて、この爪部(18c)が駆動ギア(13)の係合ピン
(13e)の回転軌跡上に位置することになるため、第7図
に示すように、係合ピン(13e)が爪部(18c)に係合し、検
出レバー(18)が入力側ギア部(13a)の回転を阻止するよ
うに働らく。
この結果、2段ギア(10)からギア部(13a)に伝達された
回転力により、ギア部(13a)が2段ギア(10)の回りを図
中反時計方向に遊星ギアのように移動し、駆動ギア(13)
を支持した方向切換レバー(11)が、第8図に示すよう
に、反時計方向に回動する。
そして、方向切換レバー(11)の回動に伴なつて駆動ギア
(13)の出力側ギア部(13b)がリールギア(15)から外れ、
さらに、レバー(11)の回動がステツパワイヤ(12)の死点
を越える位置に達した後は、係合ピン(13e)が検出レバ
ー(18)の爪部(18c)から離れる一方、ステツパワイヤ(1
2)の付勢力によつてレバー(11)の回動が継続され、出力
側ギア部(13b)がリール中継ギア(16)に噛合するように
なり、第1図の正方向定速送り状態となる。
ところで、従来技術で示した特開昭56-143555号公報の
ものでは、FF(早送り)及びREW(巻戻し)のモード
でテープエンドになるとオートリバースされて定速送り
になるが、これはテープを巻戻し等によつて記録または
再生の初期状態に戻す場合、不都合である。
そこで、前記実施例では、早送り及び巻戻しのテープ高
速送り時には、テープエンドでオートリバースしないよ
うにしている。
すなわち、第9図は正方向高速送り(正方向早送り)の
状態を示している。
この状態においては、方向切換レバー(11)が正方向の揺
動位置にあり、駆動ギア(13)の出力側ギア部(13b)がリ
ール中継ギア(16)に噛合しており、さらに、ヘツド台板
(23)がストツプ位置に保持されている。
したがつて、ヘツド台板(23)の異形孔(23a),(23b)によ
り両検出レバー(17),(18)のそれぞれのモード検出ピン
(17e),(18e)の動きが規制され、一方の検出レバー(17)
の爪部(17c)が係合ピン(13e)の回転軌跡より外側に位置
するよう、検出レバー(17)の反時計方向の回動が阻止さ
れると共に、他方の検出レバー(18)が、方向切換レバー
(11)の係合禁止ピン(22)による回動阻止位置近傍で、そ
の反時計方向の回動が阻止される。
そして、この状態でモータ(2)を高速回転させることに
より、一方のリールギア(14)が図中時計方向に高速回転
され、このリールにテープが高速で巻取られる。
このとき、リール中継ギア(16)によつて検出レバー(17)
が反時計方向の回動力を受けるが、検出レバー(17)の回
動が阻止されているため、回動せず、テープエンドでリ
ール中継ギア(16)の回転が停止しても、検出レバー(17)
はこの位置で停止するため、オートリバース動作は行わ
れない。
第10図は逆方向高速送り(正方向巻取り)の状態を示
しており、方向切換レバー(11)が逆方向の揺動位置にあ
り,駆動ギア(13)の出力側ギア部(13b)が他方のリール
ギア(15)に噛合していることを除けば、正方向高速送り
の状態と同じである。
そして、モータ(2)によりリールギア(15)が高速回転さ
れることにより、リールギア(15)のリールにテープが高
速で巻取られる。
この場合も、ヘツド台板(23)の異形孔(23a),(23b)によ
り両検出レバー(17),(18)の反時計方向の回動がそれぞ
れ阻止されるため、リールギア(15)の回転によつて他方
の検出レバー(18)が反時計方向に回動付勢されても回動
せず、テープエンドでリールギア(15)が停止しても検出
レバー(18)はこの位置で停止し、オートリバース動作は
行われない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のオートリバース装置によ
ると、2個のリールギアのそれぞれのリール回転停止検
出部材を、回転停止の検出により、両リールギアに選択
的にモータ回転力を伝達する駆動ギアに直接係合させる
と共に、該駆動ギアの回転力によつて方向切換部材を直
接揺動させ、オートリバース動作を行うようにしたの
で、機構が非常に簡単になり、しかも、前記方向切換部
材の係合禁止部材によつてテープ供給側の検出部材を不
動作とするから、簡単な構成で誤動作が防止でき、オー
トリバース機能を備えた小型かつ安価なテープレコーダ
を提供することが可能になるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明におけるオートリバース装置の1実施例を
示し、第1図は正方向定速送り状態の全体平面図、第2
図は要部の分解斜視図、第3図は一方のリール回転停止
検出レバーにおける切断正面図、第4図及び第5図は正
方向定速送りにおけるテープエンド検出時及びリバース
動作時の要部の平面図、第6図は逆方向定速送り状態の
要部の平面図、第7図及び第8図は逆方向定速送りにお
けるテープエンド検出時及びリバース動作時の要部の平
面図、第9図は正方向高速送り状態の全体平面図、第1
0図は逆方向高速送り状態の要部の平面図である。 (2)……モータ、(11)……方向切換レバー、(13)……駆
動ギア、(14),(15)……リールギア、(17),(18)……リ
ール回転停止検出レバー、(21),(22)……係合禁止ピ
ン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2個のリールギアと、該両リールギアの間
    に揺動自在に設けられた方向切換部材と、該部材に支持
    され一方向の回転力を出力するモータにより回転される
    と共に前記部材の揺動によつて前記両リールギアに選択
    的に連結された駆動ギアと、前記両リールギア毎に設け
    られ該両リールギアのそれぞれの回転停止の検出により
    前記駆動ギアと係合し該ギアの回転力で前記部材を揺動
    させるリール回転停止検出部材と、前記方向切換部材に
    前記両検出部材毎に設けられテープ状供給側の前記検出
    部材に係止して該検出部材と前記駆動ギアとの係合を禁
    止する係合禁止部材とを備えたことを特徴とするオート
    リバース装置。
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