JPH06198810A - 化粧材及びそれを用いた曲面化粧部材、並びにそれらの製造方法 - Google Patents

化粧材及びそれを用いた曲面化粧部材、並びにそれらの製造方法

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JPH06198810A
JPH06198810A JP5015836A JP1583693A JPH06198810A JP H06198810 A JPH06198810 A JP H06198810A JP 5015836 A JP5015836 A JP 5015836A JP 1583693 A JP1583693 A JP 1583693A JP H06198810 A JPH06198810 A JP H06198810A
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JP
Japan
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layer
decorative
ionizing radiation
curable resin
veneer
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Application number
JP5015836A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Maekawa
知之 前川
Takashi Taruya
隆至 樽谷
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 突板を使って、高級感ある木質化粧表面を有
し、且つ塗装をせずに塗装感、表面硬度を有する曲面化
粧部材を得る。またそのための化粧材、製造方法を提供
する。 【構成】 突板シート4からなる化粧材1において、表
層側に伸び率30%以上の電離放射線硬化性樹脂層2、
その下に順に化粧層3、突板シート4、接着剤層5a、
裏打ちシート6の構成とした。また、電離放射線硬化性
樹脂層、化粧層などは転写箔として突板シート4に予め
転写形成する。電離放射線硬化性樹脂層の硬化は、化粧
材の曲面基材への貼着前でもよいが、貼着後にすれば、
より曲面への貼着が行いやすく、また電離放射線硬化性
樹脂層を厚くもできるので、塗装感もよりよくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安価で高級感があり且
つ塗装感や表面硬度を有する曲面化粧部材及び、それの
製造に用いる突板シートからなる化粧材、ならびにそれ
らの製造方法に関する。曲面化粧部材とは、家具前板、
家具天板のエッジ材、巾木・ドア枠、システムキッチン
扉の廻り縁、窓枠、敷居等の凹凸ないし曲面からなる異
形断面を有する木質、石質、樹脂質等の部材に対して、
化粧した家具や住宅内装部材などのことである。
【0002】
【従来の技術】従来、凹凸ないし曲面からなる異形断面
を有する化粧部材の化粧方法としては、印刷等を施した
ポリ塩化ビニール樹脂シート等を貼着したり、塗装を施
したりする方法が知られている。さらに、より高級感の
ある天然木の風合いに仕上げ、且つ塗装感や表面硬度を
具備させる方法としては次の様な技術が用いられてき
た。例えば、無垢の高級天然木を使用し、それをNCル
ーターとプロファイルサンダーにより異形断面を有する
部材として、その素材自身を生かすべく、素地が透けて
見えるクリア塗装仕上げをする方法。基材としては安価
な合板やMDFなどを加工により異形断面を有する部材
として、それに木目印刷模様を有する転写シートを用い
て、熱あるいは接着剤によりラッピング転写し、次いで
クリア塗装仕上げをする方法。高級天然木をスライスし
た突板シートを異形断面とした合板やMDF基材にラッ
ピング(曲面ラミネート)し、さらに貼着した突板表面
にクリア塗装仕上げをする方法。安価な突板シートに化
粧層を転写した突板化粧材を基材に貼着後、クリア塗装
仕上げする方法などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の方
法では、高級感あふれる木質装飾面を安価に得る方法と
しては、木そのものを基材として使うか、突板を表面に
使う方法が使われてきた。一方、表面の塗装感や表面硬
度を具備する方法としては、曲面加工された基材そのも
のを塗装するか、貼着する化粧材の表面層にクリアー層
を予め設けておく方法、あるいは化粧材を基材に貼着後
にクリアー塗装する方法などがあった。しかし、単に基
材に樹脂シートを貼着する方法では、意匠感に乏しく、
かといって、基材に高級天然木を使用すれば高価であ
る。また、基材は安価な材料として突板を貼着使用すれ
ば意匠性は向上するが、突板の原材料として高級材種を
用いることは高価なばかりか、安定的な入手が困難であ
るという問題がある。さらに、素材として安価な突板を
使用し、この突板の表面側に半透明性の木目模様からな
る化粧層を形成した化粧材を基材に貼着することで、木
質感は安価に得れるが、塗装感などの点では充分でな
い。なぜなら、突板からなる化粧材を曲面部材に貼着時
には曲面に追従する必要があり、化粧材の表層側の表面
クリアー層を充分な塗装感を発現させるために厚くする
と、化粧材の曲面への追従性が減少するからである。す
なわち、化粧材表面にクラックが発生する。このため、
化粧材を貼着後にクリア塗装を別途施して塗装感を具備
する方法もあるが、貼着後の塗装は手間がかかり、コス
トも高くなる。
【0004】そこで、本発明では、安価な基材を使用し
ても、高級感あふれる木質意匠感を表現でき、しかも優
れた塗装感や硬度などの表面物性を具備した曲面化粧部
材及びその製造に用いる突板を使用した化粧材と、それ
らの製造方法を提供することが課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、本発明では、突板と木目を印刷した化粧層及び電離
放射線硬化性樹脂層などからなる構成の化粧材とし、そ
の貼着により曲面化粧部材を製造する。そこで、上記課
題を解決し目的を達成するために、本発明の化粧材は、
表層側から、伸び率30%以上の電離放射線硬化性樹脂
層、及び該電離放射線硬化性樹脂層より下面に構成され
る化粧層、次いで、突板シート、接着剤層、裏打ち層か
らなることを特徴とする構成から成る。また、本発明の
曲面化粧部材は、上記化粧材を、異形断面を有する基材
に、裏打ち層側が対面するように接着剤を介して貼り合
わせられたことを特徴とするものである。さらに、上記
化粧材又は曲面化粧部材の化粧層の表層側の面は、再塗
装性を有することを特徴とする構成でもある。また、上
記化粧材又は曲面化粧部材の製造方法においては、化粧
層を転写法によって突板シート上に形成する方法を適用
することを特徴とする。さらに、電離放射線硬化性樹脂
層及び化粧層を、あらかじめ離型性を有する基材シート
に形成した転写箔を用いて、該転写箔を突板シート上に
転写法によって形成する方法を適用することをも特徴と
する。くわえて、曲面化粧部材の製造方法においては、
電離放射線硬化性樹脂層が指触乾燥程度以上に乾燥され
た未硬化の状態において、化粧材を異形断面を有する基
材に貼着した後に、該電離放射線硬化性樹脂層を電離放
射線照射により硬化させることを特徴とするものであ
る。
【0006】以下、図面に従って本発明を詳述する。図
1は本発明に係わる一実施例を示す化粧材の縦断面図で
ある。本発明による化粧材1は、基材に貼着された際に
表層側となる層から順に、電離放射線硬化性樹脂層2、
印刷模様がある化粧層3、突板シート4、接着剤層5
a、裏打ちシート6から構成されている。
【0007】突板シート4は、木材を0.15〜0.3
mm厚程度にスライスしたものであり、材種としては特に
限定はされないが、通常ラワン、シナ、バスウッド、メ
ラピー、マンガシロのような白味があり、安価で大量に
安定入手できるものが好ましい。更に、異形断面形状等
の曲面への貼着を容易ならしめる為、アルカリ溶液処理
や、樹脂含浸等の公知の軟質化処理を施しても良い。こ
のような安価な突板を用いて化粧層の絵柄との相乗効果
によりオーク、チークローズ、シタン、コクタン等の高
級材を表現することが出来る。突板シート4の厚みは
0.18〜0.22mmが好ましく、0.18mm以下では
突板の長尺連続化の為のフィンガージョイントがしづら
く、また0.22mm以上では硬すぎて化粧材となった時
にラッピングしづらく、また化粧層のクラックも発生し
やすい。
【0008】突板シート4は、接着剤層5aを介して繊
維質の裏打ちシート6と積層されている。裏打ちされる
事により突板シート4が補強されて、曲げ加工時に裂け
たり割れたりするのが防止でき、また突板の剛性が緩和
されて全体として柔軟さが増し、しかも、繊維質の裏打
ちシート6が基材との接着性を向上させる意味でも好ま
しい。裏打ちシート6としては、和紙や、ポリエステル
系あるいはレーヨン系の25〜100 g/m2程度の不織布が用
いられる。裏打ちシート6と突板シート4との密着固定
用の接着剤層5aとしては、ポリ酢酸ビニル樹脂、エチ
レン/酢酸ビニル共重合樹脂、アクリル樹脂、ポリウレ
タン樹脂等からなる接着剤が使用できる。
【0009】図2は、化粧材1を基材7に接着剤5bを
介して貼着して得られた曲面化粧部材10の一実施例を
示す縦断面図である。基材7は異形断面からなる曲面を
有する基材である。基材7は、木質、石質、樹脂質等か
らなる材料である。
【0010】突板シート4に化粧層3を積層させるに
は、予め別途転写箔を作成しておき、これを突板シート
4に転写して得ることができる。その際、突板シート4
の表面は平面性を向上させる為に予めサンディング(研
磨)しておく事が好ましい。化粧層を転写にて形成する
のは絵柄品質を良くするためである。即ち、突板表面に
直接、オフセットグラビア印刷や、シルクスクリーン印
刷などにより絵柄等からなる化粧層を印刷形成しても出
来なくはないが、一旦、紙やフィルム等の薄く厚みも均
一で印刷適性の良い基材シートに印刷を行って転写箔と
して、この転写箔の転写により突板に絵柄を転写形成し
た方が、直接印刷するのに比較して、より精緻で階調に
富んだ表現豊かな化粧層を形成できる。これは、被印刷
体である突板が剛性があり、また表面平滑性が劣るの
で、直接印刷するには不向きだからである。
【0011】図3は、かような転写箔の一実施例の縦断
面図を示す。転写箔20は、基材シート8上に形成した
化粧層3からなる。図3では、化粧層3は剥離層32と
柄層31と接着剤層5cとからなる。しかし、図4に示
す別の仕様の転写箔20aのように、接着剤層5cがな
い構成でもよく、また図5に示すさらに別の仕様の転写
箔20bのように、基材シート8と柄層31のみからの
構成でもよい。従って、転写箔20としては、最低限基
材シート8と柄層31のみでよく、剥離層32と接着剤
層5cは必要に応じて設ける。
【0012】転写箔20に用いる基材シート8として
は、基材シート上に形成される化粧層3に対して離型性
があればよく、従来公知のものが使用できる。例えばポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト等のポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン樹脂、ナイロン6、ナイロン66
等のポリアミド樹脂等の合成樹脂フィルム、紙、または
合成紙などの単体または複数の積層体が用いられる。さ
らに必要に応じて化粧層3と接する側に離型層を設けて
もよい。離型層としては、ポリオレフィン樹脂、シリコ
ン樹脂、フッ素系樹脂のような離型剤単体またはこれら
を公知のビヒクルに添加した塗料の塗装膜が使用でき
る。
【0013】なお、ここで言うところの離型層、剥離層
の意味は、離型層とは転写後も基材シート側に残留し、
化粧層ないし剥離層との剥離を容易ならしめる層を意味
する。一方、剥離層とは転写後は被転写体である突板シ
ート側へ転移する層を意味する。剥離層と離型層が両方
ある場合の剥離は、離型層と剥離層との間で行われるも
のである。剥離層は化粧層への電離放射線硬化性樹脂層
の塗装形成を容易ならしめ、且つ該電離放射線硬化性樹
脂層との密着性向上を来すプライマー層的な層を意味す
る。剥離層32としては、電離放射線硬化性樹脂層2を
該剥離層上に塗装などにより形成する場合において、該
電離放射線硬化性樹脂層との密着性を向上する意味での
プライマー層的な役割を果たし、又リコート性があるも
のを使用する。さらに、化粧材1の基材への貼着時の伸
び適性も保持する必要から、適度の柔軟性が備わった樹
脂組成がよい。具体的には塩酢ビ系樹脂、アクリル系樹
脂、ニトロセルール等のセルロース系樹脂などがよい。
なお、基材シート8に離型層や化粧層を形成するにはグ
ラビア印刷、オフセットグラビア印刷、シルクスクリー
ン印刷、オフセット印刷、などの公知の印刷方法によっ
て行えばよい。また、離型層は公知のコーティング方法
によっても行える。
【0014】柄層31としては、化粧材1を異形断面部
材へ貼着する際に、適度な伸び適性を発揮する樹脂から
なるインキ組成物を、上記離型性の基材シート8に適宜
な印刷法により木目模様を印刷して作成する。インキ組
成物としてはベヒクルに顔料あるいは染料の着色剤、可
塑剤、安定剤、その他添加剤、溶剤あるいは希釈剤を混
練してなるものを用いる。また、突板シートの天然の木
目意匠を生かすべく、インキは透明性が必要である。こ
のようなインキ組成物に使用できるベヒクルとしては、
例えばエチルセルロース、ニトロセルロース、エチルヒ
ドロキシエチルセルロース、セルロースアセテートプロ
ピオネート、セルロースアセテートブチレート、酢酸セ
ルーロス等のセルロース誘導体、ポリスチレン、ポリα
メチルスチレン等のスチレン樹脂及びスチレン共重合樹
脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチ
ル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなど
の、アクリル酸またはメタクリル樹脂の単独または共重
合樹脂、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変
性フェノール樹脂、重合ロジンなどのロジンエステル樹
脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラールなどのビニル
重合体、クマロン樹脂、ビニルトルエン樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂などの天
然または合成の熱可塑性樹脂の中から一種ないしは二種
以上を選択して使用する。ビヒクルに使用する樹脂自身
の伸び適性が適したものを選定する以外に、可塑剤によ
ってもビヒクルの伸び率を調節できる。添加する可塑剤
としては、エステル類が多く用いられ、ことに2塩基性
酸、高級脂肪酸、芳香族酸、リン酸などのエステルや、
多価アルコールであるグリセリンのエステルが多く用い
られる。
【0015】基材7に化粧材1を貼着加工時に絵柄層が
加温されていれば、樹脂は伸びやすくなっており、それ
だけ絵柄層インクの選択範囲も広がる。従って、常温に
て化粧材1を貼着加工する場合には以上のビヒクル樹脂
のなかでも特にポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、ウレタン樹脂などが樹脂
設計の自由度や、樹脂自身の伸び適性などから適してい
る。また、可塑剤としては、特にフタル酸ジブチル、ト
リクレジルフォスフェイト、フタル酸ジオクチルなどが
適している。貼着加工時に化粧層を加温すれば、ビヒク
ルとしては、前記ポリ塩化ビニルなどは勿論、さらに上
記した樹脂などが、可塑剤としてはヒマシ油、エポキシ
−大豆油なども使え、使用範囲は広げられる。
【0016】接着層5cは、転写箔20上に化粧層3中
の層として一体的に形成し、突板シート4上に柄層等と
同時に転移させるか、あるいは転写箔上にではなく、突
板シート4側に予め形成しておく。接着剤層5cを転写
箔上に予め形成しておく方法においては、接着層5cと
しては、多孔質である突板シート4の表面への転写が良
好で、また化粧材1として異形断面部材に貼着する時
に、適度の伸び適性が良好である性質を有する感熱接着
剤が使用できる。この感熱接着剤としては、通常熱可塑
性樹脂、アイオノマーなどが用いられ、セルロース誘導
体、スチレン樹脂またはスチレン共重合体、アクリル樹
脂、ビニル樹脂、ロジンエステル樹脂、ゴム系樹脂、な
どのであり、溶剤乾燥型のインク組成物あるいはホット
メルト型の樹脂組成物として、適宜な方法で塗布すれば
よい。突板シート4は木質であるがゆえに多孔質体であ
るので、例えばダイマー酸とエチレンジアミンとの縮合
物であって融点が150〜170℃および180〜23
0℃の縮合物等が好ましい。また塗布量としては乾燥時
で25〜40g/m2 が好ましい。塗布量が25g/m
2 未満では転写シートを突板に加熱接着した際に充分な
接着性が得られず、また40g/m2 を越える場合には
塗膜の乾燥性が悪く、巻き取った時にブロッキングが発
生したり、塗膜乾燥中に揮発溶剤が気泡として残留し、
接着性、平滑性、美観を損なう。前記縮合物の具体例と
しては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、
ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、共重合
ナイロン、ナイロンMDX、ナイロン46などがあり、
特にバーサロン型ポリアミドが好ましい。
【0017】接着層5cを転写箔上にではなく、突板シ
ート4側に予め形成しておく方法においては、突板シー
ト4に接着剤を塗布し接着剤層5cを形成後、接着剤層
5cのない転写箔、例えば図4や図5の構成の転写箔2
0a又は20bを密着させた後、基材シート8を剥離し
て化粧層3を転写すれば良い。この場合、接着層5cに
使用できる接着剤としては、酢酸ビニル系エマルジョン
接着剤などや、アクリル系接着剤、塩化ビニリデン系接
着剤、ポリビニルアセタール系接着剤、ポリ塩化ビニル
系接着剤、エチレン共重合接着剤、ゴム系接着剤などの
熱可塑性樹脂からなる接着剤が、伸び適性の点から良
く、好ましくは、貼着加工時の伸び適性から、酢酸ビニ
ル系接着剤などが良い。一方、熱硬化型の接着剤の場合
には、転写後の化粧材1を異形断面の基材7に貼着する
時に、適宜な伸び適性が必要であるので、貼着前に完全
硬化させては必要物性が得られないため、半硬化状態で
なおかつ、絵柄層と突板層とをお互いに密着固定させる
に十分な固化状態が得られる樹脂とする必要がある。従
って、熱硬化型の接着剤としては以上の条件を満たすも
のとしてポリウレタン系接着剤、熱硬化性アクリル樹脂
接着剤などが使用できる。塗布方法としては、ロールコ
ート、グラビアコート、リバースコートなどの手段を用
いて、突板シート側、あるいは転写箔側に塗布すれば良
い。また、柄層31との密着を良くするためにプライマ
ー層を転写箔の柄面に施すこともある。なお、図3では
説明上、接着剤層5cを転写箔上での化粧層3を構成す
る一要素としてあるが、接着剤5cを予め突板シート面
に形成した後に、例えば図4の転写箔20aを転写して
化粧材とした場合でも結果として同様な化粧材の構成と
なるので、その形成方法は問わず、従って図1等で内容
を特に明示してないが、図1での化粧層3中にもその構
成要素としても含んでもよいものである。
【0018】電離放射線硬化性樹脂層2としては、伸び
適性の良い樹脂が使用できる。その使用方法は、その形
成方法により大別して二種類ある。第1の方法は、転写
箔上に予め形成して突板シートに転移させるものであ
る。図6はかような方法に用いるハードコート転写箔2
1の一実施例を示す。図6では、剥離層32はないが、
転写箔の構成において、剥離層32、接着剤層5cは、
その使用方法、必要性に応じて設けることは、電離放射
線硬化性樹脂層2がある場合でも同様である。第2の方
法は、電離放射線硬化性樹脂層2を設けてない転写箔、
例えば図3、4、5の如き転写箔を突板シートに転写
後、また基材7に貼着前に、電離放射線硬化性樹脂層2
を突板シート上に塗布して形成する方法である。また、
電離放射線硬化性樹脂層2を硬化させる時期について
も、大別して二種類の方法が取りうる。第1の方法は、
電離放射線硬化性樹脂層2の硬化を、化粧材の基材への
貼着前にする方法である。これはプレキュア仕様であ
る。この方法には、電離放射線硬化性樹脂層2を転写箔
上で形成しておく場合に於いては、さらに二通りの方法
に大別される。すなわち、突板に転写前と、転写後に硬
化させる方法である。次いで、第2の方法は、電離放射
線硬化性樹脂層2の硬化を、化粧材の基材への貼着後に
する方法である。これは、アフターキュア仕様である。
【0019】電離放射線硬化性樹脂層2に使用する樹脂
とてしては、上記プレキュア仕様、あるいはアフターキ
ュア仕様であるかで、大別される。なぜなら、硬化すれ
ば伸び率は低下するのが常であり、従ってプレキュア仕
様用途の樹脂では、硬化後であっても、必要な伸び率が
発現できる樹脂である必要がある。以上のような物性を
満足する樹脂としては、例えばウレタンアクリレート樹
脂が挙げられる。さらに、具体的には、ポリエステルウ
レタンアクリレート、ポリエーテルウレタンアクリレー
トなどからなる樹脂がある。図7は、上記説明してきた
ような方法によって得られた化粧材の一実施例を示すべ
く、化粧層3についてより詳しく説明した図である。
【0020】接着剤層5bは、化粧材1を異形断面をも
った基材に貼着して曲面化粧部材とするものであるが、
これに使用できるものとしては、例えば熱溶融型接着剤
等が挙げられ、エチレン−酢酸ビニル共重合体などがあ
る。
【作用】上記のような電離放射線硬化性樹脂層からなる
化粧材によれば、凸部や曲面部などを有する基材に貼着
する際に、該電離放射線硬化性樹脂層が伸びやすい物性
を有するので、曲面に追従して伸ばされれうる。そし
て、化粧材表面のクラックの発生が防止でき、電離放射
線硬化性樹脂を表層に用いることで、表面硬度に優れ傷
などの付きにくいものとすることができる。
【0018】
【実施例】突板シートは、中国産のシナの突板0.22
mm厚のシートをフィンガージョイントで接合した200
mの長尺連続化した突板シートを用いた。次いで、突板
シート裏面に塩酢ビ系接着剤をロールコーターにより1
50g/m2塗布し、水分を略乾燥した後、50g/m2のレー
ヨン不織布を貼り合わせ40℃で2日間養生した。この
後、サンディングにより研磨して、表面を仕上げをし。
突板シートと裏打ちシートを接着剤で張り合わせた中間
材を得た。一方、転写箔として、基材シートにポリエス
テルフィルム(東レ(株)製、X−42)を使用し、こ
れに塩酢ビ系の剥離層、硝化綿アルキッド系インキの柄
層をグラビア印刷にて形成した。前記突板突板からなる
中間材にアクリル系エマルジョン接着剤を150g/m2
布し、略乾燥後、上記転写箔を圧接して一日養生後、転
写箔の基材シートを剥離した。次いで、これにウレンタ
ンアクリレート系樹脂(大日精化製)の電離放射線硬化
性樹脂を10g/m2塗布し、紫外線照射を80W/cm、5m/
min 、1パスの条件で行い、化粧材を得た。さらに、上
記にて得た化粧材の裏打ちシート側にアクリルエマルジ
ョン系接着剤を塗布して、異形断面を有するMDFの棒
材にラッピングして貼着して、曲面化粧部材を得た。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。本
発明の化粧材は、凹凸面や曲面からなる異形断面部材の
異形面に沿って、表面に電離放射線硬化性樹脂層及び化
粧層が積層された突板シートを含む化粧材を貼着するに
あたり、該電離放射線硬化性樹脂層が伸び率30%以上
の物性を有する為に、化粧材表面が伸ばされる時に、ク
ラックが発生することがない。よって、このような化粧
材によって得られた曲面化粧部材は、従来は後塗装によ
ってのみ実現できた曲面を有する基材に対しても、塗装
感や表面硬度などの意匠性、物性を具備するこどかでき
る。そしてまた、電離放射線硬化性樹脂層の硬化を、曲
面を有する基材に化粧材を貼着後にする方法では、より
曲率の大きな曲面を有する基材に対しても、また該電離
放射線硬化性樹脂層の厚みがより厚い構成でも、可能と
することができるため、より深みのある塗装感を表現で
きる。以上の結果、安価な突板シートを用い無塗装で
も、意匠性の高い木質感を表現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】化粧材の一実施例を示す縦断面図
【図2】曲面化粧部材の一実施例を示す縦断面図
【図3】転写箔の一実施例を示す縦断面図
【図4】転写箔の他の実施例を示す縦断面図
【図5】転写箔の他の実施例を示す縦断面図
【図6】ハードコート転写箔の一実施例を示す縦断面図
【図7】化粧材の他の実施例を示す縦断面図
【符号の説明】
1、1a 化粧材 2 電離放射線硬化性樹脂層 3 化粧層 4 突板シート 5a、5b、5c 接着剤層 6 裏打ちシート 7 基材 8 基材シート 10 曲面化粧部材 20、20a、20b 転写箔 21 ハードコート転写箔 31 柄層 32 剥離層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表層側から、伸び率30%以上の電離放
    射線硬化性樹脂層、及び該電離放射線硬化性樹脂層より
    下面に構成される化粧層、次いで、突板シート、接着剤
    層、裏打ち層からなることを特徴とする化粧材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の化粧材が、異形断面を有
    する基材に、裏打ち層側が対面するように接着剤を介し
    て貼り合わせられたことを特徴とする曲面化粧部材。
  3. 【請求項3】 化粧層の表層側の面が、再塗装性を有す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の化粧材又は曲
    面化粧部材。
  4. 【請求項4】 化粧層を転写法によって突板シート上に
    形成することを特徴とする、請求項1乃至3記載の化粧
    材又は曲面化粧部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 電離放射線硬化性樹脂層及び化粧層を、
    あらかじめ離型性を有する基材シートに形成した転写箔
    を用いて、該転写箔を突板シート上に転写法によって形
    成することを特徴とする、請求項1乃至3記載の化粧材
    又は曲面化粧部材の製造方法。
  6. 【請求項6】 電離放射線硬化性樹脂層が非完全硬化の
    状態において、化粧材を異形断面を有する基材に貼着し
    た後に、該電離放射線硬化性樹脂層を電離放射線照射に
    より硬化させることを特徴とする請求項2乃至5記載の
    曲面化粧部材の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0704285A3 (en) * 1994-09-30 1997-01-29 Bipan Spa Process for the production of coated wood fiber boards with rounded edges and boards produced by this process
JP2010536613A (ja) * 2007-09-18 2010-12-02 ホ チュン,ドー 転写紙を利用したインテリアー資材製造方法及びその方法を利用したインテリアー資材

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