JPH06200247A - 3価燐化合物をアミンで安定化する方法。 - Google Patents

3価燐化合物をアミンで安定化する方法。

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JPH06200247A
JPH06200247A JP5274954A JP27495493A JPH06200247A JP H06200247 A JPH06200247 A JP H06200247A JP 5274954 A JP5274954 A JP 5274954A JP 27495493 A JP27495493 A JP 27495493A JP H06200247 A JPH06200247 A JP H06200247A
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phosphite
phosphonite
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Udo Quotschalla
コートシャラ ウド
Helmut Reinhardt
ラインハルト ヘルムート
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Ciba Geigy AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機ホスフィットまたはホスホナイトの加
水分解に対する安定化法 【構成】ホスフィットまたはホスホナイト、溶媒または
溶媒混合物、およびアミン0.1ないし100重量%
(ホスフィットまたはホスホナイトに対して)からな
り、50ないし100℃の混合物を均質な溶媒体として
添加の間の温度が溶融体の温度よりも10−70℃低く
保たれた液体結晶化媒体に導入することからなる加水分
解に対する結晶性ホスフィットまたはホスホナイトの安
定化方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有機ホスフィットおよび
ホスホナイトの保存寿命を長くするための方法および加
水分解に対して安定化された有機ホスフィットおよびホ
スホナイトに関する。
【0002】有機ホスフィットおよびホスホナイトは合
成ポリマーの安定剤として幅広く使用される。しかしな
がら、ホスフィットおよびホスホナイトの製造、貯蔵お
よび使用は、これらの化合物がとても容易に加水分解す
るという事実により難しい。。高い雰囲気湿度に於ける
材料の貯蔵が特に問題である。
【0003】加水分解に対して改良された安定性を有す
る製品を得るための種々の方法が提案されている;これ
らは、より純粋な製品に導く製法および、すぐに使用で
きる化合物を精製する方法につながる製造方法を除い
て、特に、1方では加水分解する傾向を減少し、他方で
は化合物を後に使用する際に不利益な効果を持たせない
ように特別な安定剤の添加を含む。
【0004】
【従来の技術】欧州特許278579号は結晶性ホスフ
ィットが無定形のフェノール性酸化防止剤に埋め込まれ
た加水分解的に安定な安定剤混合物を使用することを提
案している。この安定剤混合物は両化合物の溶融物また
は結晶性ホスフィットおよび液体フェノール性誘導体か
らなる懸濁液の急速な冷却により得られる。
【0005】加水分解に対する安定剤としてのアミンの
添加が、例えば米国特許第3553298号に開示され
ている。ホスフィットとアミンの安定化に関する他の出
版物は米国特許第3787357号、欧州特許1687
21号および欧州特許167969号に開示されてい
る。推薦される化合物は特に第三アルカノールアミンお
よびアルキルアミン、ピリジンおよびアニリンであり;
典型的な例は、トリエチルアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、ジ−およびトリイソプロパ
ノールアミン(TIPA)、テトライソプロパノールエ
チレンジアミン、アニリン、フェニレンジアミンおよび
ヘキサメチレンテトラミンである。一般的に、アミンは
最高約5重量%まで使用される(安定化されるべきホス
フィットに関して);アミンの混合はホスフィット溶融
物と乾式粉砕、溶解または混合し、続いて結晶化するこ
とにより行なわれる。
【0006】上記の公知の安定化方法にもかかわらず、
有機ホスフィットおよびホスホナイトの加水分解安定性
の改良が更に必要とされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】アミンの安定化効果が
特別な工程に於いて、アミンを適用することにより驚く
ように増加されることが見出された。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホスフィット
およびホスホナイト、溶媒または溶媒混合物,および
0.1ないし100重量%(ホスフィットまたはホスホ
ナイトに対して)のアミンよりなり、50℃ないし10
0℃の温度の混合物を、均質な溶融体として、添加の間
の温度が上記溶融体の温度より10℃ないし70℃低く
保たれる液体結晶化媒体に導入することからなることを
特徴とする、加水分解に対する結晶性有機ホスフィット
またはホスホナイトの安定化方法を提供する。
【0009】溶融体は、アミン、溶媒および安定化され
るべきホスフィットまたはホスホナイトからなる液体混
合物である。溶融体は少量のまたは大量の溶媒、例えば
20ないし500重量%(ホスフィットまたはホスホナ
イトに関して)を含有でき、従ってまたより溶液のよう
になりえる。重要な特徴は溶融体が均質であること、即
ち上記した成分のいずれもが結晶性ではなく、また2も
しくはそれよりも多くの液体層に分離することがないこ
である。使用されるアミンは個々の物質であるかもしく
は化合物の混合物である。
【0010】原則として、大気圧下で10ないし60℃
の温度範囲内に於いて液体であり、加溶媒分解を起こさ
ず、また50℃以上、有る場合は最高100℃に於いて
固体ホスフィットまたはホスホナイトと充分な量を溶解
することができ、または溶融したホスフィットまたはホ
スホナイトを充分に混和できる、有機化合物または該化
合物の混合物が溶媒として使用される。例えば、もし均
質な液体混合物がホスフィットまたはホスホナイトの最
高15、特に最高50重量%含有できるならば、充分な
溶解性または混和性が与えられる。適した溶媒の例はア
ルコールまたは炭化水素またはその混合物である。
【0011】都合良くは、溶融体中で溶媒として、1つ
の化合物または2つの化合物の混合物が使用される。主
溶媒はホスフィットまたはホスホナイトに関して20な
いし500重量%使用され、そして主溶媒に関して0−
50重量%の他の溶媒が使用される。溶融体は好ましく
は主溶媒としてアルコールまたは炭化水素をホスフィッ
トまたはホスホナイトに関して20ないし500重量%
含有し、そして他の溶媒を主溶媒に関して0−50、特
に0−20重量%含有する。アルコールの混合物または
炭化水素の混合物を使用することが可能である。
【0012】適したアルコールの例は、炭素原子数1な
いし5のアルカノールといった低級アルコール、特に
は、メタノール、エタノール、プロパノールまたはイソ
プロパノールといった炭素原子数1ないし3のアルカノ
ール。イソプロパノールおよびメタノールが特に好まし
い。適した炭化水素の例は、炭素原子数6ないし13の
アルカン、炭素原子数6ないし12のシクロアルカンま
たはアルキル化シクロアルカン、ベンゼン、または炭素
原子数6ないし10のアルキル芳香族;トルエン、リグ
ロイン、石油エーテル、キシレン、および特にトルエン
が特に好ましい。
【0013】しばしば使用される他の溶媒は、主溶媒が
アルコールの場合、炭化水素または炭化水素の混合物で
あり、または主溶媒が炭化水素である場合はアルコール
である。
【0014】本発明で使用しうるの有機ホスフィットま
たはホスホナイトは20℃に於いて固体であり、一般的
にそれらは結晶性固体である。
【0015】ホスフィットはここでは式P(OR)
3 (式中 基Rはヘテロ原子を含んでも良い炭化水素を
表し、および更に3つの基Rのうちの最大2個は水素原
子を表しても良い。)の有機ホスフィットを表すと理解
される。ヘテロ原子は炭素原子および水素原子を除いた
原子、特にN,O,F,Si,P,S,Cl,Br,S
nおよびI原子のいずれかである。
【0016】ホスホナイトは式P(OR)2 R (式中
Rは前に定義された意味または水素原子を表す。)の
ホスホナイト酸のエステルである。
【0017】本発明の製造方法では、例えば製造中結晶
化の前に得られるような、粗ホスフィットまたは粗ホス
ホナイト溶液が使用し得る。
【0018】本発明の製造物は固体ホスフィットまたは
ホスホナイトおよびアミンからなる化合物の混合物であ
る。
【0019】溶融体の温度は好ましくは55−90℃、
特には60−80℃である。
【0020】本発明の製造方法に於いて、溶融体と結晶
化媒体間の温度差は都合良くは少なくとも20℃、例え
ば30−70℃、特には40−60℃である。
【0021】結晶化媒体は好ましくは少なくとも10℃
の温度、例えば得られる液相線の温度の下の10−60
℃、に維持される。結晶化媒体の温度は好ましくは得ら
れる液相線の温度の下の20−60℃である。得られる
液体の温度は、溶融体及び、結晶性媒体から均質層が形
成される均質相がホスフィット結晶と熱力学的に平衡で
ある温度であり;この温度下では、結晶化が開始し、そ
してそれ以上だと混合物は均質の溶融体を形成する。実
際には、この温度は都合良くは例えば熱量(例えばDS
Cにより)および/または光学法により混合試験によっ
て決定される。
【0022】溶融体中のホスフィットまたはホスホナイ
トに対して、80−800重量%、特には100−50
0重量%の有機溶媒、が結晶化媒体として使用される。
【0023】都合良くはアルコールが結晶化媒体として
使用される;従って例えば、炭素原子数1ないし5のア
ルカノールまたはある種の炭素原子数1ないし5のアル
カノールの混合物が使用される。炭素原子数1ないし3
のアルカノール、例えばメタノール、エタノール、プロ
パノールまたはイソプロパノールが好ましくは結晶化媒
体として使用される。
【0024】都合良くは、種結晶が結晶化媒体に添加さ
れる。本発明によると、結晶化媒体は好ましくは、結晶
化ホスフィットまたはホスホナイトの2ないし20重量
%(溶融体中のホスフィットまたはホスホナイトに対し
て)の懸濁液を含有する。更に、都合良くは結晶化媒体
がアミンにより50−100重量%に飽和され、アミン
濃度に対して100%飽和しまた固体アミンが並んで存
在することが望ましい。
【0025】一般的に、溶融物がアミンの0.1ないし
50重量%(ホスフィットまたはホスホナイトに対し
て);好ましくは0.2ないし25重量%、特には0.
5ないし20重量%、特には1ないし10重量%(溶融
体中のホスフィットまたはホスホナイトに対して)が使
用される。
【0026】溶融体を計量添加する間、結晶化媒体が都
合良くは攪拌される。両混合物が結合後に、更に仕上げ
がそれ自身公知の方法、例えば10−15℃まで冷却お
よび結晶性の生成物を単離することにより行なわれる。
【0027】安定化されたホスフィットまたはホスホナ
イトは一般的にアミンが均質的に分散された粉末として
得られる。典型的にはそれはアミン0.01ないし2
0、特には0.05ないし10、特には0.1ないし5
重量%含有する(ホスフィットまたはホスホナイトに対
して)。
【0028】本発明で使用されるアミンは、好ましくは
立体障害アミンまたは次式I
【化3】 (式中 X1 およびX2 は各々独立して、水素原子、炭
素原子数1ないし20のアルキル基、1もしくはそれよ
り多くの−O−により中断されおよび未置換または1も
しくはそれより多くの水酸基により置換された炭素原子
数4ないし20のアルキル基、または炭素原子数2ない
し20のヒドロキシアルキル基、およびX3 が炭素原子
数2ないし20のアルキル基、1もしくはそれより多く
の−O−により中断されおよび未置換または1もしくは
それより多くのヒドロキシ基により置換された炭素原子
数4ないし20のアルキル基、または−(CH2 m
NX1 2 もしくは炭素原子数2ないし20のヒドロキ
シアルキル基、またはX2 およびX3 が共に−(C
2 m −、−C2 4 −O−C2 4 −または−C2
4 −NX1 −C2 4 −を表し、mが4ないし6の範
囲の整数を表し、またX1およびX2 は上記の定義通り
である。)の内の一つである。
【0029】立体障害アミンは一般的には、環状立体障
害アミン、特に次式IIまたはIII
【化4】 (式中 Gは水素原子またはメチル基を表し、またG1
およびG2 は水素原子、メチル基または一緒になって=
Oを表し;好ましくは式IIまたはIIIのポリアルキ
ルピペリジン基は4の位置で1または2つの極性置換基
または極性スピロ環系により置換されている。)で表わ
される基を含有するポリアルキルピペリジンまたはピペ
ラジン誘導体のグループからの化合物である。
【0030】X1 、X2 およびX3 は例えば、各々独立
してエチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘ
プチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ヒドロキ
シエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブチル
基、ヒドロキシペンチル基、ヒドロキシヘキシル基、ヒ
ドロキシヘプチル基、ヒドロキシオクチル基、ヒドロキ
シノニル基またはヒドロキシデシル基である。
【0031】好ましくはX1 、X2 およびX3 は同一の
ものである。
【0032】式Iのアミンは好ましくは第三アミン、特
に好ましくはトリ−炭素原子数2ないし4のアルカノー
ルアミン、特にはトリイソプロパノールアミン(=アミ
ンA)である。
【0033】使用されるアミンが、式Iの第三アミンま
たは式IIまたはIII(式中 Gが水素原子を表し、
またG1 およびG2 が水素原子または一緒になって置換
基=Oを表す。)の内の少なくとも1個の基を含んだ環
状立体障害アミンである製造方法が重要である。
【0034】特には,都合良くは2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジンの誘導体が本発明の製造方法に使用
される。
【0035】上述のような式IIまたはIIIの基を有
する、以下の(a)ないし(h)に記載されるポリアル
キルピペリジンのクラスの使用が特に重要である: (a)式IV:
【化5】 〔式中、nは1ないし4、の数を表し、GおよびG
1 は、各々独立して水素原子またはメチル基を表し、G
1 1 は水素原子、オキシル基、ヒドロキシル基、炭素原
子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし8
のアルケニル基、炭素原子数3ないし8のアルキニル
基、炭素原子数7ないし12のアルアルキル基、炭素原
子数1ないし18のアルコキシ基、炭素原子数5ないし
8のシクロアルコキシ基、炭素原子数7ないし9のフェ
ニルアルコキシ基、炭素原子数1ないし8のアルカノイ
ル基、炭素原子数3ないし5のアルケノイル基、炭素原
子数1ないし18のアルカノイルオキシ基、ベンジルオ
キシ基、グリシジル基または基−CH2 CH(OH)−
Z(式中、Zは水素原子、メチル基またはフェニル基を
表す。)を表し、好ましくはG11は水素原子、炭素原子
数1ないし4のアルキル基、アリル基、ベンジル基、ア
セチル基またはアクリロイル基を表し、そしてnが1を
表す場合、G1 2 は水素原子、1個またはより多くの酸
素原子により中断されていてよい炭素原子数1ないし1
8のアルキル基、シアノエチル基、ベンジル基、グリシ
ジル基、脂肪族,環式脂肪族,不飽和または芳香族カル
ボン酸、カルバミン酸または燐含有酸の一価基、または
一価シリル基、好ましくは炭素原子数2ないし18の脂
肪族カルボン酸の基、炭素原子数7ないし15の脂環式
カルボン酸の基、炭素原子数3ないし5のα,β−不飽
和カルボン酸の基または炭素原子数7ないし15の芳香
族カルボン酸の基を表し、nが2を表す場合、G1 2
炭素原子数2ないし12のアルキレン基、炭素原子数4
ないし12のアルケニレン基、キシリレン基、脂肪族,
脂環式,芳香脂肪族または芳香族ジカルボン酸、ジカル
バミン酸または燐含有酸の二価基、または二価シリル
基、好ましくは炭素原子数2ないし36の脂肪族ジカル
ボン酸の、炭素原子数8ないし14の脂環式または芳香
族ジカルボン酸の或は炭素原子8個ないし14個を有す
る脂肪族,脂環式または芳香族ジカルバミン酸の基を表
し、nが3を表す場合、G1 2 は、脂肪族,環式脂肪族
または芳香族の位置で−COOZ1 2 、芳香族トリカル
バミン酸、または燐含有酸、または三価シリル基により
置換された、脂肪族,環式脂肪族または芳香族トリカル
ボン酸の三価基そしてnが4を表す場合、R12は脂肪
族,脂環式または芳香族テトラカルボン酸の四価基を表
す。〕で表される化合物。
【0036】上記されたカルボン酸は、式(−CO)n
Rの基の場合、上記されたnの意味および与えられた定
義を除いたRの意味を含む。
【0037】どの炭素原子数1ないし12のアルキル置
換基も、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、
n−ブチル基、第二ブチル基、第三ブチル基、n−ヘキ
シル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−
ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基またはn−
ドデシル基を表す。
【0038】炭素原子数1ないし18のアルキル基とし
てのG1 1 およびG1 2 は、上記の基および更に例えば
n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ヘキサデ
シル基又はn−オクタデシル基を表す。
【0039】炭素原子数3ないし8のアルケニル基とし
てのG1 1 は、例えば1−プロペニル基、アリル基、メ
タリル基、2−ブテニル基、2−ペンテニル基、2−ヘ
キセニル基、2−オクテニル基または4−第三−2−ブ
テニル基であってよい。
【0040】炭素原子数3ないし8のアルキニル基とし
てのG1 1 はプロパルギル基を好ましくは表す。
【0041】炭素原子数7ないし12のアルアルキル基
としてのG1 1 は、特にフェネチル基および特にはベン
ジル基を表す。
【0042】炭素原子数1ないし8のアルカノイル基と
してのG11は、ホルミル基、プロピオニル基、ブチリル
基またはオクタノイル基を表すが、好ましくはアセチル
基を表し、そして炭素原子数3ないし5のアルケノイル
基としてのG11は、特にアクリロイル基を表す。
【0043】カルボン酸の一価の基としてのG1 2 は、
例えばアセチル酸、カプロイル酸、ステアロイル酸、ア
クリル酸、メタアクリル酸、ベンゾイル酸またはまたは
β−(3,5−ジ−第三−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオニルの基を表す。
【0044】一価シリル基としてのG1 2 は、例えば式
−(Cj 2j)−Si(Z’)2 Z’’の基(式中 j
は2ないし5の範囲の整数を表し、およびZ’および
Z’’は各々独立して、炭素原子数1ないし4のアルキ
ル基または炭素原子数1ないし4のアルコキシ基を表
す。)である。
【0045】ジカルボン酸の二価の基としてのG
1 2 は、例えばマロン酸、サクシン酸、グルタリル酸、
アジピン酸、ズベリン酸、セバシン酸、マレイン酸、イ
タコン酸、フタール酸、ジブチルマロン酸、ジベンゾイ
ルマロン酸、ブチル(3,5−ジ−第三−ブチル−4−
ヒドロキシベンジル)マロン酸またはビシクロヘプテン
ジカルボニル酸基を表す。
【0046】トリカルボン酸の三価の基としてのG1 2
は、例えばトリメリット酸、クエン酸またはニトリロト
リアセチル酸基である。
【0047】テトラカルボン酸の四価の基としてのG
1 2 は、例えばブタン−1,2,3,4−テトラカルボ
ン酸またはピロメリト酸の四価基を表す。
【0048】ジカルバミン酸の二価の基としてのG1 2
は、例えばヘキサメチレンジカルバミン酸または2,4
−トルイレンジカルバミン酸の基を表す。
【0049】好ましいのは、Gが水素原子を表し、G
1 1 が水素原子またはメチル基を表し、nが2を表し、
そしてG1 2 が炭素原子数4ないし12の脂肪族ジカル
ボン酸のジアシル基を表す式IVの化合物である。
【0050】この類のポリアルキルピペリジン化合物の
例は次の通りである: 1)4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン 2)1−アリル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テ
トラメチルピペリジン 3)1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン 4)1−(4−第三−ブチル−2−ブテニル)−4−ヒ
ドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン 5)4−ステアロイルオキシ−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン 6)1−エチル−4−サリチロイルオキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン 7)4−メタクリロイルオキシ−1,2,2,6,6−
ペンタメチルピペリジン 8)1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4
−イル β−(3,5−ジ第三−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート 9)ジ(1−ベンジル−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−イル)マレエート 10)ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−
4−イル)サクシネート 11)ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−
4−イル)グルタレート 12)ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−
4−イル)アジペート 13)ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−
4−イル)セバケート 14)ジ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジ
ン−4−イル)セバケート 15)ジ(1,2,3,6−テトラメチル−2,6−ジ
エチルピペリジン−4−イル)セバケート 16)ジ(1−アリル−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−イル)フタレート 17)1−ヒドロキシ−4−β−シアノエチルオキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン 18)1−アセチル−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン−4−イルアセテート 19)トリ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
−4−イル)トリメリテート 20)1−アクリロイル−4−ベンジルオキシ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン 21)ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−
4−イル)ジエチルマロネート 22)ジ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジ
ン−4−イル)ジブチルマロネート 23)ジ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジ
ン−4−イル)ブチル−(3,5−ジ第三−ブチル−4
−ヒドロキシベンジル)マロネート 24)ジ(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン−4−イル)セバケート 25)ジ(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート 26)ヘキサン−1’,6’−ビス(4−カルバモイル
オキシ−1−n−ブチル−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン) 27)トルエン−2’,4’−ビス(4−カルバモイル
オキシ−1−n−プロピル−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン) 28)ジメチルビス(2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン−4−オキシ)シラン 29)フェニルトリス(2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−オキシ)シラン 30)トリス(1−プロピル−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン−4−イル)ホスファイト 31)トリス(1−プロピル−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン−4−イル)ホスフェート 32)ビス−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペ
リジン−4−イル)フェニルホスホネート 33)4−ヒドロキシ−1,2,2,6,6−ペンタメ
チルピペリジン 34)4−ヒドロキシ−N−ヒドロキシエチル−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン 35)4−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシプロピ
ル)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン 36)1−グリシジル−4−ヒドロキシ−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン
【0051】(b)次式V
【化6】 〔式中、nは1又は2を表わし、G、G1 及びG1 1
a)で定義された意味を表わし、G1 3 は、水素原子、
炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数2な
いし5のヒドロキシアルキル基、炭素原子数5ないし7
のシクロアルキル基、炭素原子数7もしくは8のアルア
ルキル基、炭素原子数2ないし18のアルカノイル基、
炭素原子数3ないし5のアルケノイル基、ベンゾイル基
または次式
【化7】 で表わされる基を表わし、そして、nが1を表わす場
合、G1 4 は水素原子、炭素原子数1ないし18のアル
キル基、炭素原子数3ないし8のアルケニル基、炭素原
子数5ないし7のシクロアルキル基;ヒドロキシル基、
シアノ基、アルコキシカルボニル基またはカルバミド基
によって置換された炭素原子数1ないし4のアルキル
基、またはグリシジル基、式:−CH2 −CH(OH)
Zの基または式:−CONH−Z(式中、Zは水素原
子、メチル基またはフェニル基を表わす。)で表わされ
る基を表わし、nが2を表わす場合、G1 4 は炭素原子
数2ないし12のアルキレン基、炭素原子数6ないし1
2のアリーレン基、キシリレン基、または基:−CH2
−CH(OH)−CH2 −または基:−CH2 −CH
(OH)−CH2 −O−D−O−(式中、Dは炭素原子
数2ないし10のアルキレン基、炭素原子数6ないし1
5のアリーレン基、または炭素原子数6ないし12のシ
クロアルキレン基を表わす。)を表わすか、または、G
13 がアルカノイル基、アルケノイル基又はベンゾイル
基を表わさないという条件で、G1 4 はまた1−オキソ
−炭素原子数2ないし12のアルキル基、脂肪族、環式
脂肪族または芳香族ジカルボン酸またはジカルバミン酸
の二価基を表わすか、または代わりに−CO−基を表わ
すことができ、あるいは、nが1を表わす場合には、G
1 3 およびG1 4 は一緒になって脂肪族、脂環式又は芳
香族1,2−または1,3−ジカルボン酸の二価基を表
わすことができる。〕で表わされる化合物。
【0052】炭素原子数1ないし12のアルキルまたは
炭素原子数1ないし18のアルキル置換基は、もし存在
するならば上記(a)で定義された意味を表わす。
【0053】炭素原子数5ないし7のシクロアルキル置
換基は、もし存在するならば特にシクロヘキシル基を表
わす。
【0054】炭素原子数7ないし8のアルアルキル基と
してのG1 3 は、特に、フェニルエチル基またはとりわ
けベンジル基を表わす。炭素原子数2ないし5のヒドロ
キシアルキル基としてのG1 3 は、特に、2−ヒドロキ
シエチル基又は2−ヒドロキシプロピル基を表わす。
【0055】炭素原子数2ないし18のアルカノイル基
としてのG1 3 は、例えば、プロピオニル基、ブチリル
基、オクタノイル基、ドデカノイル基、ヘキサデカノイ
ル基またはオクタデカノイル基を表わすが、好ましくは
アセチル基を表わし、そして炭素原子数3ないし5のア
ルケノイル基としてのG1 3 は、特に、アクリロイル基
を表わす。
【0056】炭素原子数2ないし8のアルケニル基とし
てのG1 4 は、例えば、アリル基、メタリル基、2−ブ
テニル基、2−ペンテニル基、2−ヘキセニル基または
2−オクテニル基を表わす。
【0057】ヒドロキシル基、シアノ基、アルコキシカ
ルボニル基またはカルバミド基によって置換された炭素
原子数1ないし4のアルキル基としてのG1 4 は、例え
ば、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル
基、2−シアノエチル基、メトキシカルボニルメチル
基、2−エトキシカルボニルエチル基、2−アミノカル
ボニルプロピル基または2−(ジメチルアミノカルボニ
ル)エチル基を表わす。
【0058】炭素原子数2ないし12のアルキレン置換
基は、もし存在するならば例えばエチレン基、プロピレ
ン基、2,2−ジメチルプロピレン基、テトラメチレン
基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン基、デカメチレ
ン基またはドデカメチレン基を表わす。
【0059】いずれの炭素原子数6ないし15のアリー
レン置換基も、例えば、o−,m−またはp−フェニレ
ン基、1,4−ナフチレン基または4,4’−ジフェニ
レン基を表わす。
【0060】炭素原子数6ないし12のシクロアルキレ
ン基は、特に、シクロヘキシレン基を表わす。
【0061】好ましいものとして、式V(式中、nが1
又は2を表わし、Gが水素原子を表わし、G1 1 が水素
原子またはメチル基を表わし、G1 3 が水素原子、炭素
原子数1ないし12のアルキル基または次式
【化8】 で表わされる基を表わし、そして、nが1を表わす場
合、G1 4 が水素原子または炭素原子数1ないし12の
アルキル基を表わし、またnが2を表わす場合、G1 4
が炭素原子数2ないし8のアルキレン基または1−オキ
ソ−炭素原子数2ないし8のアルキレン基を表わす。)
で表わされる化合物が与えられる。
【0062】以下のものは、この類のポリアルキルピペ
リジン化合物の例である: 37) N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン−4−イル)−ヘキサメチレン−1,6−ジア
ミン 38) N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン−4−イル)−ヘキサメチレン−1,6−ジア
セタミド 39) ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−
4−イル)−アミン 40) 4−ベンゾイルアミノ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン 41) N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン−4−イル)−N,N’−ジブチル−アジパミ
ド 42) N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン−4−イル)−N,N’−ジシクロヘキシル−
2−ヒドロキシプロピレン−1,3−ジアミン 43) N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン−4−イル)−p−キシレン−ジアミン 44) N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン−4−イル)スクシンジアミド 45) ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4
−イル)N−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン−4−イル)−β−アミノジプロピオネート 46) 次式
【化9】 で表わされる化合物。 47) 4−〔ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−
1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン 48) 4−(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−第三−ブ
チル−ベンザミド)−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン 49) 4−メタクリルアミド−1,2,2,6,6−ペン
タメチルピペリジン
【0063】(c)次式VI
【化10】 〔式中、nは1又は2を表わし、G及びG1 1 は(a)
で定義された意味を表わし、そしてnが1を表わす場
合、G1 5 は炭素原子数2ないし8のアルキレン基また
は炭素原子数2ないし8のヒドロキシアルキレン基又は
炭素原子数4ないし22のアシルオキシアルキレン基を
表わし、そして、nが2を表わす場合、R15は基:(−
CH2 2 C(CH2 −)2 基を表わす。〕で表わされ
る化合物。
【0064】炭素原子数2ないし8のアルキレン基また
はヒドロキシアルキレン基としてのG1 5 は、例えば、
エチレン基、1−メチルエチレン基、プロピレン基、2
−エチルプロピレン基または2−エチル−2−ヒドロキ
シメチルプロピレン基を表わす。
【0065】炭素原子数4ないし22のアシルオキシア
ルキレン基としてのG1 5 は、例えば2−エチル−2−
アセトキシメチルプロピレン基を表わす。
【0066】以下のものは、この類のポリアルキルピペ
リジン化合物の例である。 50) 9−アザ−8,8,10,10−テトラメチル−
1,5−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン 51) 9−アザ−8,8,10,10−テトラメチル−3
−エチル−1,5−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカ
ン 52) 8−アザ−2,7,7,8,9,9−ヘキサメチル
−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン 53) 9−アザ−3−ヒドロキシメチル−3−エチル−
8,8,9,10,10−ペンタメチル−1,5−ジオ
キサスピロ[5.5]ウンデカン 54) 9−アザ−3−エチル−3−アセトキシメチル−9
−アセチル−8,8,10,10−テトラメチル−1,
5−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン 55) 2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−ス
ピロ−2’−(1’,3’−ジオキサン)−5’−スピ
ロ−5”−(1”,3”−ジオキサン)−2”−スピロ
−4”’−(2”’,2”’,6”’,6”’−テトラ
メチルピペリジン)。
【0067】(d)次式 VIIA, VIIBおよびVIIC:
【化11】 〔各式中、nは1または2を表わし、G、G’およびG
1 1 は(a)で定義された意味を表わし、G1 6 は水素
原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、アリル
基、ベンジル基、グリシジル基、または炭素原子数2な
いし6のアルコキシアルキル基を表わし、そしてnが1
を表わす場合、G1 7 は水素原子、炭素原子数1ないし
12のアルキル基、炭素原子数3ないし5のアルケニル
基、炭素原子数7ないし9のアルアルキル基、炭素原子
数5ないし7のシクロアルキル基、炭素原子数2ないし
4のヒドロキシアルキル基、炭素原子数2ないし6のア
ルコキシアルキル基、炭素原子数6ないし10のアリー
ル基、グリシジル基または式:−(CH2 p −COO
−Qまたは式:−(CH2 p −O−CO−Q(式中、
pは1または2を表しそしてQは炭素原子数1ないし4
のアルキル基またはフェニル基を表す。)で表わされる
基を表わし、またnが2を表わす場合、G1 7 は炭素原
子数2ないし12のアルキレン基、炭素原子数4ないし
12のアルケニレン基、炭素原子数6ないし12のアリ
ーレン基、基:−CH2 −CH(OH)−CH2 −O−
D−O−CH2 −CH(OH)−CH2 −(式中、Dは
炭素原子数2ないし10のアルキレン基、炭素原子数6
ないし15のアリーレン基または炭素原子数6ないし1
2のシクロアルキレン基を表わす。)を表わすか、ある
いはG1 7 は基:−CH2 CH(OZ′)CH2 −(O
CH2 −CH(OZ′)CH2 2 −(式中、Z′は水
素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、アリル
基、ベンジル基、炭素原子数2ないし12のアルカノイ
ル基またはベンゾイル基を表わす。)を表わし、T1
びT2 は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1な
いし18のアルキル基、未置換のまたはハロゲン原子も
しくは炭素原子数1ないし4のアルキル基によって置換
された炭素原子数6ないし10のアリール基または炭素
原子数7ないし9のアルアルキル基を表わすか、あるい
はT1 及びT2 は、それらに結合する炭素原子と一緒に
なって、炭素原子数5ないし12のシクロアルカン環を
形成する。〕で表わされる化合物。式 VIIAの化合物が
好ましい。
【0068】いずれの炭素原子数1ないし12のアルキ
ル置換基も、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、n−ブチル基、第二−ブチル基、第三−ブチル
基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、2−エチルヘキ
シル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル
基またはn−ドデシル基を表わす。
【0069】いずれの炭素原子数1ないし18のアルキ
ル置換基も、例えば、上記の基または、例えば、n−ト
リデシル基、n−テトラデシル基、n−ヘキサデシル基
またはn−オクタデシル基を表わすことができる。
【0070】いずれの炭素原子数2ないし6のアルコキ
シアルキル置換基も、例えばメトキシメチル基、エトキ
シメチル基、プロポキシメチル基、第三−ブトキシメチ
ル基、エトキシエチル基、エトキシプロピル基、n−ブ
トキシエチル基、第三−ブトキシエチル基、イソプロポ
キシエチル基またはプロポキシプロピル基を表わす。
【0071】炭素原子数3ないし5のアルケニル基とし
てのG1 7 は、例えば1−プロペニル基、アリル基、メ
タリル基、2−ブテニル基または2−ペンテニル基を表
わす。
【0072】炭素原子数7ないし9のアルアルキル基と
してのG1 7 、T1 およびT2 は、特に、フェネチル基
またはとりわけベンジル基を表わす。T1 及びT2 が炭
素原子と一緒になってシクロアルカン環を形成する場
合、それは、例えば、シクロペンタン環、シクロヘキサ
ン環、シクロオクタン環又はシクロドデカン環を表わ
す。
【0073】炭素原子数2ないし4のヒドロキシアルキ
ル基としてのG1 7 は、例えば、2−ヒドロキシエチル
基、2−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシブチル
基または4−ヒドロキシブチル基を表わす。
【0074】炭素原子数6ないし10のアリール基とし
てのG1 7 、T1 およびT2 は、特に未置換のまたはハ
ロゲン原子もしくは炭素原子数1ないし4のアルキル基
によって置換された、フェニル基またはα−もしくはβ
−ナフチル基を表わす。
【0075】炭素原子数2ないし12のアルキレン基と
してのG1 7 は、例えばエチレン基、プロピレン基、
2,2−ジメチルプロピレン基、テトラメチレン基、ヘ
キサメチレン基、オクタメチレン基、デカメチレン基ま
たはドデカメチレン基を表わす。
【0076】炭素原子数4ないし12のアルケニレン基
としてのG1 7 は、特に、2−ブテニレン基、2−ペン
テニレン基または3−ヘキセニレン基を表わす。
【0077】炭素原子数6ないし12のアリーレン基と
してのG1 7 は、例えば、o−,m−又はp−フェニレ
ン基、1,4−ナフタレン基または4,4’−ジフェニ
レン基を表わす。
【0078】炭素原子数2ないし12のアルカノイル
Z’は、例えば、プロピオニル基、ブチリル基、オクタ
ノイル基またはドデカノイル基を表わすが、好ましくは
アセチル基を表わす。
【0079】炭素原子数2ないし10のアルキレン基、
炭素原子数6ないし15のアリーレン基または炭素原子
数6ないし12のシクロアルキレン基としてのDは、
(b)で定義された意味を表わす。
【0080】以下のものは、この類のポリアルキルピペ
リジン化合物の例である: 56) 3−ベンジル−1,3,8−トリアザ−7,7,
9,9−テトラメチルスピロ[4.5]デカン−2,4
−ジオン 57) 3−n−オクチル−1,3,8−トリアザ−7,
7,9,9−テトラメチルスピロ[4.5]デカン−
2,4−ジオン 58) 3−アリル−1,3,8−トリアザ−1,7,7,
9,9−ペンタメチルスピロ[4.5]デカン−2,4
−ジオン 59) 3−グリシジル−1,3,8−トリアザ−7,7,
8,9,9−ペンタメチルスピロ[4.5]デカン−
2,4−ジオン 60) 1,3,7,7,8,9,9−ヘプタメチル−1,
3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジ
オン 61) 2−イソ−プロピル−7,7,9,9−テトラメチ
ル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソ−スピロ
[4.5]デカン 62) 2,2−ジブチル−7,7,9,9−テトラメチル
−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソ−スピロ
[4.5]デカン 63) 2,2,4,4−テトラメチル−7−オキサ−3,
20−ジアザ−21−オキソ−ジスピロ[5.1.1
1.2]ヘンエイコサン 64) 2−ブチル−7,7,9,9−テトラメチル−1−
オキサ−4,8−ジアザ−3−オキソ−スピロ[4.
5]デカン そして好ましくは: 65) 8−アセチル−3−ドデシル−1,3,8−トリア
ザ−7,7,9,9−テトラメチルスピロ〔4.5〕デ
カン−2,4−ジオン または以下の式で表わされる化合物。
【化12】
【0081】(e)それ自体好ましい次式VIII:
【化13】 [式中、nは1または2の数を表し;そしてG1 8 は次
式:
【化14】 〔式中、GとG1 1 は(a)で定義された意味および
G’およびG2 は水素原子、メチル基または一緒に置換
基=Oを表し;Eは−O−または−NG1 1 −を表し;
Aは炭素原子数2ないし6のアルキレン基または−(C
2 3 −O−基を表し;そしてxは0または1の数を
表す。〕の基を表し、G1 3 は水素原子、炭素原子数1
ないし12のアルキル基、炭素原子数2ないし5のヒド
ロキシアルキル基または炭素原子数5ないし7のシクロ
アルキル基を表し;G1 9 はG1 8 と同じであるかまた
は基:−NG2 1 2 2 、−OG2 3 、−NHCH2
2 3 または−N(CH2 OG2 3 2 の一つを表し;
20は、n=1である場合は、G1 8 またはG1 9 と同
じでありそして、n=2である場合は、−E−B−E−
基を表し;Bは1または2個の−N(G2 1 )−基によ
り中断されていている炭素原子数2ないし8のアルキレ
ン基を表し;G2 1 は炭素原子数1ないし12のアルキ
ル基、シクロヘキシル基、ベンジル基または炭素原子数
1ないし4のヒドロキシアルキル基または次式:
【化15】 の基を表し;G2 2 は炭素原子数1ないし12のアルキ
ル基、シクロヘキシル基、ベンジル基または炭素原子数
1ないし4のヒドロキシアルキル基を表し;そしてG
2 3 は水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基
またはフェニル基を表し;またはG2 1 とG2 2 は一緒
になって炭素原子数4ないし5のアルキレン基またはオ
キサアルキレン基、例えば次式:
【化16】 または次式:
【化17】 の基を表すかまたは別にはG2 1 とR22の各々が次式:
【化18】 の基を表す。]の化合物。
【0082】いずれの炭素原子数1ないし12のアルキ
ル置換基も、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、n−ブチル基、第二−ブチル基、第三−ブチル
基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、2−エチルヘキ
シル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル
基またはn−ドデシル基を表わす。
【0083】いずれの炭素原子数1ないし4のヒドロキ
シアルキル置換基も、例えば、2−ヒドロキシエチル
基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピ
ル基、2−ヒドロキシブチル基または4−ヒドロキシブ
チル基を表わす。
【0084】炭素原子数2ないし6のアルキレン基とし
てのAは、例えば、エチレン基、プロピレン基、2,2
−ジメチルプロピレン基、テトラメチレン基またはヘキ
サメチレン基を表わす。
【0085】G2 1 およびG2 2 が一緒になって炭素原
子数4ないし5のアルキレン基またはオキサアルキレン
基は、例えば、テトラメチレン基、ペンタメチレン基ま
たは3−オキサペンタメチレン基を表わす。
【0086】以下のものは、この類のポリアルキルピペ
リジン化合物の例である。
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【0087】(f)反復構造単位が式III の2,2,
6,6−テトラアルキルピペリジン基を含むオリゴマー
性またはポリマー性の化合物、特に、ポリエステル、ポ
リエーテル、ポリアミド、ポリアミン、ポリウレタン、
ポリウレア、ポリアミノトリアジン、ポリ(メタ)アク
リレート、ポリ(メタ)アクリルアミド、及びこれらの
基を含むそれらのコポリマー。
【0088】この類の2,2,6,6−ポリアルキルピ
ペリジン光安定剤の例は、以下の式(式中、mは2ない
し約200の数を表わす。)で表わされる化合物であ
る。
【化23】
【化24】
【化25】
【0089】Rは次式
【化26】 で表わされるかもしくは次式
【化27】 で表わされる枝別れ鎖を表し、m’+m’’=mの場合
にm’およびm’’は0−200の範囲の整数を表す。
【0090】他のポリマー光安定剤の例は次式
【化28】 で表わされる化合物とエピクロロヒドリンの反応生成物
であり;ブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸と
次式の
【化29】 で表わされる二官能性アルコールの反応により得られる
ポリエステル、テトラカルボン酸に基づいてカルボキシ
側鎖は2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシ
ピペリジンによりエステル化される;次式
【化30】 (式中 基Rの約3分の1は−C2 5 を表しおよびそ
の他は次式
【化31】 を表し、およびmは2ないし200の範囲の数を表
す。)で表わされる化合物;または反復単位が次式
【化32】 で表わされる2単位および次式
【化33】 で表わされる内の1単位からなるコポリマーである。
【0091】(g)式IXの化合物
【化34】 (式中、G,G1 およびG1 1 は(a)のもとで定義し
たとおりである。)
【0092】式中、Gが水素原子またはメチル基を表し
そしてG1 1 が水素原子またはメチル基を表す式IXの化
合物が好ましい。
【0093】そのような化合物の例を下記する: 96)2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリドン
(トリアセトンアミン) 97)1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ドン 98)2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリドン
1−オキシド 99)2,3,6−トリメチル−2,6−ジエチル−4
−ピペリドン
【0094】(h)式Xの化合物。
【化35】 (式中 nは1または2を表し、GおよびG1 1 は前に
(a)で定義されたのと同じ意味を表しそしてG1 4
前に(b)で定義されたのと同じ意味を表し、−CON
H−Zおよび−CH2 −CH(OH)−CH2 −O−D
−O−の意味はG1 4 であらわされるものを含む。)
【0095】該化合物の例は次式
【化36】 である。
【0096】以下のアミンは特に本発明の製造方法に使
用される。
【0097】式IV(式中 nが1ないし4を表し、G
およびG1 が水素原子を表し、そしてG1 1 は水素原子
または炭素原子数1ないし18のアルキル基を表し、そ
してG1 2 は、nが1を表す場合、式−(Cj 2j)−
Si(Z’)2 Z’’の基を表し、jが2ないし5の範
囲の整数を表し、そしてZ’およびZ’’は各々独立し
て、炭素原子数1ないし4のアルキル基または炭素原子
数1ないし4のアルコキシ基を表し、そしてG1 2 は、
nが2を表す場合、−COOZ1 2 により置換された炭
素原子数2ないし12の脂肪族ジカルボン酸の基を表
し、Z1 2 は炭素原子数1ないし20のアルキル基を表
しG1 2 は、nが4を表す場合、炭素原子数8ないし1
2の脂肪族テトラカルボン酸の基を表わす。)化合物;
特に技術的に興味のあるこのクラスからのアミンは次
式、
【化37】 で表わされるもの、およびブタン−1,2,3,4−テ
トラカルボン酸と1,2,2,6,6−ペンタ−メチル
−4−ヒドロキシ−ピペリジンおよびC1 3 27−OH
(アミンF)のそれぞれ2単位のエステルである。
【0098】式V(式中 nは2を表し、GおよびG1
が水素原子を表し、G1 1 は水素原子またはメチル基を
表しおよびG1 3 は水素原子または炭素原子数1ないし
8のアルキル基を表し、そしてG1 4 は炭素原子数2な
いし8のアルキレンまたは1−オキソ−炭素原子数2な
いし8のアルキレン基を表わす。)の化合物;特に技術
的に興味のあるこのクラスからのアミンは次式
【化38】 で表わされる化合物である;式VIIC(式中 nは1
を表し、G、G1 、G1 7 は水素原子を表し、G1 1
水素原子またはメチル基を表しおよびT1 およびT2
C原子と一緒になって炭素原子数5ないし14のシクロ
アルカン環を形成する。)で表わされる化合物;特に技
術的に興味のあるこのクラスからのアミンは次式
【化39】 で表わされる化合物である、式VIII(式中 nが1
または2を表し、G1 8 およびG1 9 は次式
【化40】 で表わされる基を表し、G1 1 は水素原子またはメチル
基を表し、G1 およびG2 は水素原子または共に置換基
=Oを表し、Eは −O−または−NG1 3 −を表し、
Aは炭素原子数2ないし6のアルキレン基を表しそして
xは0または1を表し、G1 3 は水素原子または、炭素
原子数1ないし12のアルキル基またはシクロヘキシル
基を表し、G2Oはnが1を表す場合、G1 8 と同じであ
りそして、nが2を表す場合、基−E−B−E−を表
し、Bが炭素原子数2ないし8のアルキレン基または1
または2個の基−N(G2 1 )−により中断された炭素
原子数2ないし8のアルキレン基を表し、G2 1 は炭素
原子数1ないし12のアルキル基、シクロヘキシル基、
ベンジル基または炭素原子数1ないし4のヒドロキシア
ルキル基または次式
【化41】 で表わされる基を表し、またはG2 1 は次式
【化42】 で表わされる基を表わす。)で表わされる化合物;特に
技術的に興味のあるこのクラスからのアミンは上記した
化合物76)〔=アミンJ〕および次式
【化43】 で表わされる化合物である;式X(式中 nが2を表
し、G1 1 は水素原子またはメチル基を表し、そしてG
1 4 は炭素原子数2ないし12のアルキレン基を表
す。)で表わされる化合物;特に技術的に興味のあるこ
のクラスからのアミンは、上記された化合物100)
〔=アミンM〕である。
【0099】そして、2ないし10の反復単位を有する
オリゴマー化合物、例えば次の(i)ないし(n); (i)次式
【化44】 (式中 G2 4 が炭素原子数2ないし5のヒドロキシア
ルキル基を表す。)で表わされる化合物と脂肪族炭素原
子数2ないし12のジカルボン酸または適した反応誘導
体、例えばジエステル、ジクロライドまたはアンハイド
ライドを反応させて得られれる; (j)ジアルコールとブタン−1,2,3,4−テトラ
カルボン酸の反応により得られる直鎖オリゴマーと2,
2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン
とを反応させることにより得られる; (k)次式
【化45】 (式中 Aは炭素原子数2ないし6のアルキレン基を表
し、T3 は炭素原子数1ないし18のアルキレン基また
はシクロヘキシル基を表し、T4 は水素原子または炭素
原子数1ないし18のアルキル基を表し、またはT3
よびT4 は共に炭素原子数4ないし6のアルキレン基ま
たは炭素原子数3ないし5のオキサアルキレン基を表
す。)により得られる; (l)H2 N−A−NH−A−NH2 と次式
【化46】 で表わされる化合物およびBr−A−Br(式中 Aは
炭素原子数2ないし6のアルキレン基を表す。)との反
応で得られる; (m)次式
【化47】 で表わされる化合物とエピクロロヒドリンとの反応で得
られる; (n)次式
【化48】 で表わされる化合物と次式
【化49】 で表わされる化合物および次式
【化50】 との反応で得られるオリゴマーエステルおよび (o)次式
【化51】 (式中 基Rの約3分の1は−C2 5 を表し、そして
その他は次式
【化52】 で表わされ、およびmは2から10までの数字を表
す。)で表わされるオリゴマーエステルである。
【0100】特に技術的に興味のあるオリゴマーアミン
は以下の式(式中 mはふたたび2から10までの範囲
の数字を表す。)で表わされる化合物を含む。
【化53】
【化54】 (式中 基Rの約3分の1は−C2 5 を表し、そして
その他は次式
【化55】 で表わされる。)で表わされる化合物;ブタン−1,
2,3,4−テトラカルボン酸と次式
【化56】 (式中 末端基および側鎖は自由カルボキシル基と2,
2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン
(アミンS)をエステル化することにより得られる。)
で表わされるジアルコールの反応により得られる2ない
し100の反復単位を有する直鎖ポリエステル;反復単
位が次式
【化57】 で表わされる2つの反復単位および次式
【化58】 および次式
【化59】 で表わされるそれぞれ1単位からなるコポリマー;H2
N−(CH2 2 −NH−(CH2 2 −NH2 と次式
【化60】 で表わされる化合物およびBr−(CH2 2 −Br
(アミンU)との反応生成物;および次式
【化61】で表わされる化合物とエピクロロヒドリン
(アミンW)の反応生成物。オリゴマーアミンは、しば
しばそれらの長さが他と異なる化合物の混合物である。
【0101】特に重要なものは、上記されたアミンA,
B,C,D,E,F,G,H,I,J,K,L,M,
N,O,P,Q,R,S,T,UおよびWアミンの使用
である。
【0102】本発明の製造方法に於いて、この分子量ま
たは平均分子量Mnが300ないし10000の範囲、
特には1000ないし10000であるアミンを添加す
ることである。その内でアミンの分子量または平均分子
量Mnが1500ないし10000の範囲内、例えば2
000ないし7500の範囲内であるそれらのアミンが
特に注目される。高い分子量のアミンは特に立体障害ア
ミンである。
【0103】注目されるアミンは公知の化合物であり;
それらの多くは商業的に入手可能である。
【0104】本発明によると、好ましくは次式(1)な
いし(7)
【化62】 (式中 指数は整数を表し、そしてn’は2,3,また
は4を表し;pは1または2を表し;qは2または3を
表し;rは4ないし12を表し;yは1,2または3を
表し;およびzは1ないし6を表し、
【0105】A’は、n’が2を表す場合、炭素原子数
2ないし18のアルキレン基を表し;−S−,−O−ま
たは−NR’4 −により中断されおよび2ないし12の
炭素原子を持ったアルキレン基;次式
【化63】 で表わされる式の1つの基またはフェニレン基を表し;
A’は、n’が3を表す場合、式−Cr 2r-1−の基を
表し;A’は、n’が4を表す場合、式C(CH2 ) 4
−の基を表し;A’’は、n’が2を表す場合、A’の
意味を有し;B’は、−CH2 −の基;−CH2 4
−;−CR1 ’R4 ’−;−S−または直接結合;ある
いは炭素原子数5ないし7のシクロアルキリデン基;ま
たは1ないし4個の炭素原子数1ないし4のアルキル基
により3,4および/または5の位置で置換されたシク
ロヘキシリデンを表し;D’は、pが1を表す場合、メ
チル基を表し、およびpが2を表す場合、−CH2 OC
2 −を表し;E’は、yが1を表す場合、炭素原子数
1ないし18のアルキル基、フェニル基、式−OR1
の基またはハロゲンを表し;E’は、yが2を表す場
合、式−O−A’’−O−を表し;E’は、yが3を表
す場合、R4 ’C(CH2 O)3 −を表し;Q’は少な
くともz価のアルコールまたはフェノールの基を表し、
この基は、アルコールまたはフェノールのO原子を介し
てP原子に接続しており、
【0106】R1 ’R2 ’およびR3 ’は各々独立し
て、炭素原子数1ないし30のアルキル基を表し;ハロ
ゲン、−COOR4 ’,−CNまたは−CONR4 ’R
4 ’により置換されたおよび炭素原子数1ないし18の
アルキル基;−S−,−O−または−NR4 ’により中
断されたおよび炭素原子数2ないし18のアルキル基;
フェニル−炭素原子数1ないし4のアルキル基;炭素原
子数5ないし12のシクロアルキル基;フェニル基また
はナフチル基;ハロゲン,1ないし3個のアルキル基ま
たは全体の炭素原子数を1ないし18有するアルコキシ
基によりまたはフェニル−炭素原子数1ないし4のアル
キル基により置換されたフェニル基またはナフチル基;
または次式
【化64】 (式中 mは3ないし6整数を表す。)で表わされる
基;R’4 またはR4 ,基は各々独立して、水素原子;
炭素原子数1ないし18のアルキル基;炭素原子数5な
いし12のシクロアルキル基;またはアルキル部分が炭
素原子数1ないし4のフェニルアルキル基を表し;R’
5 およびR’6 は各々独立して、水素原子;炭素原子数
1ないし18のアルキル基または炭素原子数5ないし6
のシクロアルキル基を表し;R’7 およびR’8 は、q
が2を表す場合、各々独立して、炭素原子数1ないし4
のアルキル基または一緒に2,3−デヒドロペンメチレ
ン基を表し;およびR’7 およびR’8 はqが3を表す
場合メチル基を表し;置換基R’1 4 は各々独立して、
水素原子;炭素原子数1ないし9のアルキル基;または
シクロアルキル基を表し;置換基R’1 5 は各々独立し
て、水素原子またはメチル基を表し;およびR’1 6
水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基を表
しそして、幾つかの基R’1 6 が存在する場合、基R’
1 6 は同一または異なる;X’およびY’は各々独立し
て直接結合または−O−を表し;そしてZ’は直接結合
を表し;−CH2 −;−C(R’1 6 2 −または−S
−を表す。)で表わされる基の内の1つを有するホスフ
ィットまたはホスホナイトの安定化が与えられる。
【0107】ホスフィットまたはホスホナイトが式
(1),(2),(5)または(6)(式中 n’は2
を表しおよびyは1または2を表し;A’は炭素原子数
2ないし18のアルキレン基;p−フェニレン基または
p−ビフェニレン基を表し;E’はyが1を表す場合、
炭素原子数1ないし18のアルキル基,−OR1 または
弗素を表し;およびyが2を表す場合、p−ビフェニレ
ン基を表し;R’1 、R’2 およびR’3 は各々独立し
て、炭素原子数1ないし18のアルキル基;フェニル−
炭素原子数1ないし4のアルキル基;シクロヘキシル
基;フェニル基;全体の炭素原子数を1ないし18有す
る1ないし3個のアルキル基により置換されたフェニル
を表し;置換基R’1 4 は各々独立して水素原子または
炭素原子数1ないし9のアルキル基を表し;R’1 5
水素原子またはメチル基を表し;X’は直接結合を表
し;Y’は−O−を表し;およびZ’は直接結合を表し
または−CH(R’1 6 2 −を表す。)の内の1つで
ある方法が特に好ましい。
【0108】特に技術的に興味のあるものは式(1),
(2),(5)または(6)(式中 n’は2を表しお
よびyは1を表し;A’はp−ビフェニレン基を表し;
E’は炭素原子数1ないし18のアルコキシキ基を表
し;R’1 、R’2 およびR’3 は各々独立して、全体
の炭素原子数を1ないし12有する2または3個のアル
キル基により置換されたフェニルを表し;置換基R’
1 4 は各々独立してメチル基または第三ブチル基を表
し;R’1 5 は水素原子を表し;X’は直接結合を表
し;Y’は−O−を表し;およびZ’は直接結合、−C
2 −または−CH(CH3 )−を表す。)の内の1つ
のホスフィットまたはホスホナイトを安定する方法であ
る。
【0109】特にホスフィットに対して興味のある例
は、式(1)および(5)である。
【0110】以下に示す化合物は加水分解に対する安定
性が本発明の方法により特に有利に改良することのでき
るホスフィットおよびホスホナイトの例である。
【化65】
【化66】
【化67】
【0111】上記のホスフィットおよびホスホナイトは
公知の化合物であり;その内の幾つかは商業的に入手可
能である
【0112】商業的なホスフィットおよびホスホナイト
の幾つかは化合物の混合物または予め安定化された状態
で存在する。殆どの場合、アミン、例えば低級アルキル
アミンまたはトリイソプロパノールアミンは、通常の方
法により、予備安定化として約1%の濃度でこれらの化
合物中に添加される。該生成物の加水分解安定性はまた
本発明の製造方法により大きく改良される。
【0113】本発明の製造方法の生成物は有機材料、特
に有機ポリマー例えば熱、酸化および/または光に対す
る合成ポリマーの安定剤として大いに使用されうる。該
ポリマーの例は例えば、米国特許第4855345号の
4段の63行目から7段の54行目までに開示されてい
る。
【0114】本発明により安定化合物されたホスフィッ
トおよびホスホナイトはそれらの加水分解に対する優良
な抵抗性に特徴があり、また高い雰囲気湿度に於いてさ
えも長い貯蔵寿命を有する。従って、また前記の製造方
法により得られる加水分解に対して安定化される有機ホ
スフィットまたはホスホナイトは本発明により提供され
る。
【0115】以下の例は本発明の製造方法を更に詳細に
説明する。全ての部または%は、後の記載および請求項
中に於いて断らない限り重量当たりを示す。%がホスフ
ィットまたはホスホナイトに基づく限り、それらは他の
例の量が示されない限り溶融体中のホスフィットまたは
ホスホナイトを意味する。実施例に使用されるホスフィ
ット、ホスホナイトおよびアミンの構造式は、直接記載
されない限り、明細書中に前記されたものである。
【0116】実施例1:ホスフィットPh−1の300
gがイソプロパノール225g、トルエン2.25gお
よびアミンA(=トリイソプロパノールアミン)30g
と共に攪拌しながら70−75℃にもたらされる。得ら
れた均質の溶融体は攪拌されながら、この操作中の温度
が冷却により20−30℃に維持されているイソプロパ
ノール450g中のアミンA20gの懸濁液に約1時間
にわたって添加される。その後混合物は10−15℃に
冷却され、そしてこの温度範囲内で更に3時間攪拌され
る。そして結晶性生成物がろ過され、減圧下60℃に於
いて乾燥される。元素分析は、アミンA含量が乾燥生成
物に対して1.2重量%(ホスフィットに対して)であ
ることを示した。対照としての試料がアミンを添加せず
に結晶化される。次いで、同量の生成物について以下の
加水分解に対する抵抗性の試験を行なった。 a)貯蔵中に、目視検査により初期粉末が潮解し始める
時間(転移P−C)そして材料が液体(転移c−1)に
なるまでの時間が測定される。後で述べた時間に於いて
貯蔵中の重量%の増加に注目される。該重量増加は材料
の水吸収を示す。試験条件(貯蔵中の温度および湿度)
が例に示される。 b)70℃および100%雰囲気湿度に於いて8時間貯
蔵した後に、ホスフィットPh−1の含量は液体クロマ
トグラフィーにより決定される。試験結果が表1に示さ
れる。
【0117】実施例2−13:化合物Ph−1が実施例
1に記載された方法によりアミンA,C,E,H,J,
K,P,QおよびUにより安定化される;しかしなが
ら、実施例1と比較して、ホスフィットおよびアミンが
初期に於いて結晶化媒体に導入されない。得られた生成
物は実施例1に記載されるような加水分解に対しての抵
抗性が試験される。試験の試験条件:50℃および75
%雰囲気湿度に於いて貯蔵される。他の試験条件と試験
結果が表1に記載される。
【0118】表1および以下の表中で、縦行の先頭は以
下の意味を持つ。: %intr.:溶融体中のホスフィットまたはホスホナ
イトに基づいて、溶融体中のアミンの量が%で与えられ
る。 %cont.:結晶化後のホスフィットまたはホスホナ
イト中のアミン含量 溶媒 1,%:溶融体中のホスフィットまたはホスホナ
イトに基づいて、溶融体に対する主溶媒が%で与えられ
る 溶媒 2,%:溶融体中のホスフィットまたはホスホナ
イトに基づいて、溶融体に対する他の溶媒が%で与えら
れる T/℃:溶融体または結晶化媒体の温度範囲 溶媒,%:溶融体中のホスフィットまたはホスホナイト
に基づいて、結晶化媒体に対する溶媒が%で与えられる IPA:イソプロパノール TOL:トルエン MeOH:メタノール %seed cr.:溶融体中のホスフィットまたはホ
スホナイトに基づいて、種結晶としてのホスフィットの
初期充填が%で与えられる %アミン:溶融体中のホスフィットまたはホスホナイト
に基づいて、結晶化媒体中のアミンの初期充填が%で与
えられる %dec.(8h):8時間後の試料の分解が%で示さ
れる(100%=試験の初期に於けるホスフィットの含
量)〔試験b〕; p−c/h:潮解が始まるまでの時間〔試験a〕: c−l/h(%W):試料が液体(透明溶液)になるま
での時間 括弧の中の数字:試験の初期と比べた試料の重量の増加
(貯蔵の初期に基づいた重量%=水を含む)〔試験a〕
【表1】
【0119】実施例14−17:主成分としてPh−3
を含有する商業的ホスフィット混合物は、実施例2−1
3に記載された方法により安定化される;バッチの組成
物が以下に示される:
【化68】
【化69】
【0120】安定化混合物は加水分解に対する抵抗性の
ために試験a)により試験される;試験条件:50℃お
よび75%雰囲気湿度に於いて貯蔵。製造条件および試
験結果は表2に示される。
【0121】実施例18−23:化合物Ph−5および
Ph−6は実施例2−13に記載された方法により安定
化され、そして試験a)により加水分解に対する抵抗性
が試験される。試験条件:50℃および75%の雰囲気
湿度に於いて貯蔵。試験条件および試験結果は表3およ
び4に示される。
【0122】実施例24−29:化合物Ph−2は実施
例2−13に記載された方法により安定化されそして試
験a)により加水分解に対する抵抗性が試験される。試
験条件:50℃および75%の湿度に於いて貯蔵。試験
条件および試験結果は表5に示される。
【0123】実施例30−33:主成分として化合物P
h−3を含有する商業的ホスフィット混合物は実施例2
−13に記載された方法により安定化され;バッチの組
成物が以下に示される(構造は、実施例14−17参
照): Ph−3: 35% Ph−2: 09% Ph−3b: 20% Ph−3c: 04% Ph−3d: 15% 他の化合物: 15%
【0124】そして試験a)により加水分解に対する抵
抗性が試験される。試験条件:50℃および75%の湿
度に貯蔵される。試験条件および試験結果は表6に示さ
れる。
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【0125】実施例34−35:化合物Ph−5は実施
例2−13に記載された方法により安定化された。使用
された結晶化媒体は他の添加物のないイソプロパノール
である。加水分解に対する抵抗性のために未安定化およ
び安定化化合物が試験a)により試験される。試験条
件:50℃および75%の雰囲気湿度に於いて貯蔵。他
の試験条件および試験結果(c−l/h=試料が潮解す
るまでの時間)は表7に示される。
【表6】 実施例より、本発明により調製および安定化されたホス
フィットが、未安定化ホスフィットよりも湿った空気中
に於ける加水分解に対して良好な抵抗性を示すことがわ
かる。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスフィットおよびホスホナイト、溶媒
    または溶媒混合物,および0.1ないし100重量%
    (ホスフィットまたはホスホナイトに対して)のアミン
    よりなり、50℃ないし100℃の温度の混合物を、均
    質な溶融体として、添加の間の温度が上記溶融体の温度
    より10℃ないし70℃低く保たれる液体結晶化媒体に
    導入することからなることを特徴とする、加水分解に対
    する結晶性有機ホスフィットまたはホスホナイトの安定
    化方法。
  2. 【請求項2】 溶融体が、主溶媒としてホスフィットま
    たはホスホナイトに対して20ないし500重量%のア
    ルコールまたは炭化水素、および主溶媒に対して0−5
    0重量%の他の溶媒を含むことを特徴とする請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 溶融体の温度が55−90℃である請求
    項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 溶融体と結晶化媒体の温度差が30−7
    0℃であることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 結晶化媒体が、得られる液相の温度より
    も少なくとも10℃低い温度に維持されることを特徴と
    する請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 80−800重量%(ホスフィットまた
    はホスホナイトに対して)の溶媒が結晶化媒体として使
    用されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 炭素原子数1ないし5のアルカノールま
    たは種々の炭素原子数1ないし5のアルカノールの混合
    物が結晶化媒体として使用されることを特徴とする、請
    求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 結晶化媒体が、溶融体中のホスフィット
    またはホスホナイトに対して2ないし20重量%の結晶
    性ホスフィットまたはホスホナイトの懸濁液よりなるこ
    とを特徴とする請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 結晶化媒体が50−100%のアミンに
    より飽和されていることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 溶融体が、0.1ないし50重量%
    (ホスフィットまたはホスホナイトに対して)のアミン
    を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 使用されるアミンが、式I 【化1】 (式中 X1 およびX2 は各々独立して、水素原子、炭
    素原子数1ないし20のアルキル基、1もしくはそれよ
    り多くの−O−により中断されおよび未置換または1も
    しくはそれより多くの水酸基により置換された炭素原子
    数4ないし20のアルキル基、または炭素原子数2ない
    し20のヒドロキシアルキル基、およびX3 が炭素原子
    数2ないし20のアルキル基、1もしくはそれより多く
    の−O−により中断されおよび未置換または1もしくは
    それより多くのヒドロキシ基により置換された炭素原子
    数4ないし20のアルキル基、または−(CH2 m
    NX1 2 もしくは炭素原子数2ないし20のヒドロキ
    シアルキル基、またはX2 およびX3 が一緒になって−
    (CH2 m −、−C2 4 −O−C2 4 −または−
    2 4 −NX1 −C2 4 −を表し、mが4ないし6
    の範囲の正数を表し、またX1 およびX2 は上記の定義
    通りである。)で表わされるアミンであるかまたは、式
    IIまたはIII 【化2】 (式中 Gは水素原子またはメチル基を表し、またG1
    およびG2 は水素原子、メチル基、または一緒に=Oを
    表す。)で表わされる基を少なくとも1個含む環状立体
    障害アミンであることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 使用されるアミンが、式Iで表わされ
    る第4級アミンであるか、または式IIまたはIII
    (式中 Gが水素原子を表し、G1 およびG2が水素原
    子または一緒になって置換基=Oである。)で表わされ
    る基を少なくとも1つを含む環状立体障害アミンである
    請求項10記載の方法。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の方法により加水分解に
    対して安定化され得られる有機ホスフィットまたはホス
    ホナイト。
JP5274954A 1992-10-05 1993-10-05 3価燐化合物をアミンで安定化する方法。 Pending JPH06200247A (ja)

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