JPH0620403B2 - うちわ及びうちわの製造方法 - Google Patents

うちわ及びうちわの製造方法

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JPH0620403B2
JPH0620403B2 JP21811389A JP21811389A JPH0620403B2 JP H0620403 B2 JPH0620403 B2 JP H0620403B2 JP 21811389 A JP21811389 A JP 21811389A JP 21811389 A JP21811389 A JP 21811389A JP H0620403 B2 JPH0620403 B2 JP H0620403B2
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公造 尾崎
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SHIKOKU UCHIWA KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [利用分野及び発明の概要] 本発明は、うちわ及びその製造方法に関するものであ
り、うちわの被覆紙をうちわ骨の表裏に溶着する形式の
うちわにおいて、前記被覆紙の一方とうちわ骨との間に
熱溶融性の不織布等の網目状フィルム又はシートを介在
させてこれにより前記表裏の被覆紙を溶着するようにし
たものである。
[従来技術及び課題] うちわ骨の表裏に貼着される被覆紙をうちわ骨に熱溶着
するようにしたうちわとして、すでに実公昭59-8584 号
に提案した。
このものは、うちわ骨(1) の支杆(10)(10)に熱可塑性の
合成樹脂層(20)を具備する被覆紙(2a)(2b)を加熱条件下
でプレスすることによって溶着している。この溶着によ
って被覆紙(2a)(2b)相互が支杆(10)(10)の間で前記合成
樹脂層(20)によって溶着され、うちわ骨(1) の表裏に一
体化される。そして、このものでは、それまでの、糊貼
り方式のものに比べて、製造工程が簡略化されるととも
に、製品としてのうちわの耐久性も向上する。
ところが、この従来のものでは、被覆紙(2a)又は被覆紙
(2b)の内面に形成される合成樹脂層(20)がこれら被覆紙
の全面に亙って一様な厚さで形成されているものである
から、それまでのうちわに比べて若干重くなり、使用時
において、それまでの糊貼り式のうちわに比べて硬くて
重い感じがするという問題がある。又、製造時において
は、被覆紙(2a)又は被覆紙(2b)のいずれか一方を、予め
所定の熱可塑性樹脂層が積層された所謂ラミネート紙を
用意しなければならないと言う不便がある。又、被覆紙
(2a)又は被覆紙(2b)の内面に形成された合成樹脂層(20)
は、これら被覆紙の内面全域に一様に形成されているも
のであるから、相手の被覆紙との溶着効率が悪いという
問題がある。これは、合成樹脂層(20)を溶着するに際し
てこれの全域を所定の温度及び圧力以上に加熱加圧しな
ければならず、この熱溶着に要する熱容量が大きいから
である。
*請求項1の発明について 本発明は、このような、『うちわ骨(1) の支杆(10)の配
設域の表裏に被覆紙(2a)(2b)を加熱・加圧によって熱溶
着したうちわ』において、両被覆紙の溶着のための加熱
溶着層を少くできるような工夫をすることにより、うち
わの重量を軽減して使用感を向上させると共に被覆紙(2
a)(2b)相互の溶着部の溶着強度を向上させることをその
課題とする。
[技術的手段] 上記課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は
『被覆紙(2a)(2b)のいずれか一方の被覆紙の内面に熱可
塑性樹脂製の網目状フィルム(3) を介在させて、この網
目状フィルム(3) によって少なくとも被覆紙(2a)(2b)相
互の対接面を溶着させた』ことである。
[作用] 本発明の上記技術的手段は次のように作用する。
うちわ完成状態では、被覆紙(2a)(2b)の間にはうちわ骨
(1) と網目状フィルム(3) とが介在し、うちわ骨(1) の
支杆(10)(10)の間の両被覆紙の対向面相互は、前記網目
状フィルム(3) によって溶着された状態にある。一方、
前記網目状フィルム(3) は、熱可塑性樹脂からなり、こ
の樹脂部分が網目状に配列されたものであるから、被覆
紙(2a)と被覆紙(2b)との対接部分はこの網目に沿って溶
着されている。従って、被覆紙(2a)と被覆紙(2b)とを相
互に溶着する部分は、支杆(10)(10)間において対向する
被覆紙(2a)(2b)相互の一部となる。つまり、被覆紙(2a)
(2b)相互を溶着する部分の熱可塑性樹脂の量が大幅に少
くなる。
又、一定の圧力で加圧して被覆紙(2a)と被覆紙(2b)とを
溶着するとき、溶着するための熱可塑性樹脂部分が接合
面全域において部分的に介在するから、被覆紙の外面か
ら作用する溶着用の熱が有効に溶着部に伝達される。
又、加圧力も前記溶着部に集中的に作用する。
[効果] 本発明は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
被覆紙(2a)(2b)相互を溶着する部分の熱可塑性樹脂の量
が大幅に少くなるから、うちわの重量がその分従来のも
のよりも軽減されて使用感が向上する。
又、熱溶着の際に、被覆紙の外面から作用する溶着用の
熱が有効に溶着部に伝達され、加圧力も前記溶着部に集
中的に作用するから、被覆紙(2a)と被覆紙(2b)との溶着
部の接着強度が向上する。
*請求項2の発明について この発明は、上記請求項2の発明のうちわを製造する方
法の発明であり、『うちわ骨(1) の支杆(10)の配設域の
表裏に被覆紙(2a)(2b)を加熱・加圧によって熱溶着する
ようにしたうちわの製造方法』において、通常の被覆紙
をそのまま利用できるようにすると共に、熱溶着部の強
度の向上及び製造効率の向上を企画するものである。
[技術的手段] 上記課題を解決するために講じた本考案の技術的手段
は、『被覆紙(2a)(2b)のいずれか一方の被覆紙の内面に
熱可塑性樹脂製の網目状フィルム(3) を介在させて、こ
の網目状フィルム(3) と前記被覆紙の一方との間にうち
わ骨(1) の支杆(10)(10)の配設域を挿入し、この後、加
熱条件下で被覆紙(2a)(2b)の外面から弾性材料によって
加圧し、その後被覆紙及び支杆(10)(10)の配設域の外周
を所定の形状に仕上げ抜きするようにした』ことであ
る。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
予めうちわ骨(1) の支杆(10)(10)の配設域よりも大きな
形状に設定された被覆紙(2a)(2b)及び網目状フィルム
(3) を重ね合せて、支杆(10)(10)の配設域に貼着するこ
ととなるが、この溶着の際には、既述の請求講1の発明
の作用において説明したように、網目状フィルム(3) が
網目状であることから、弾性材料による加圧力が網目状
フィルム(3) の網目部分に集中的に作用する。つまり、
溶着に要する熱的作用及び機械的作用が有効に溶着部分
に作用することとなる。従って、網目状フィルム(3) が
速やかに溶融して被覆紙(2a)(2b)に溶着し且加圧され
る。また、この溶着部は、被覆紙(2a)(2b)の対接部にお
いてまばらに分散するものであるから、この溶着部分が
常温に低下するときの溶着部の収縮力は大きくならな
い。
[効果] 本発明は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
被覆紙(2a)(2b)としては通常の被覆紙がそのまま使用で
きるから、資材調達の合理化ができる。
被覆紙(2b)と被覆紙(2a)との溶着部となる合成樹脂層
は、従来のものに比べて速やかに確実に溶融するから、
溶着に要する時間が短縮できるとともに溶着不良が生じ
にくい。
溶着部分が常温に低下するときの収縮力が小さいから、
既述従来のものに比べて、被覆紙(2a)(2b)の表面のシワ
が生じにくい。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図から第7図に基いて説明
する。
第1図〜第6図に示す実施例では、一定サイズの矩形状
に裁断された被覆紙(2a)と被覆紙(2b)及び網目状フィル
ム(3) を、予め溶着によって3層構造の袋体を構成し、
これをうちわ骨(1) に溶着するようにしている。
このため、各被覆紙及び網目状フィルム(3) は、第1図
に示すように、うちわ骨(1) の支杆(10)(10)の配設域の
大きさよりも僅かに大きな矩形形状に構成し、これらの
シートの一辺に円弧状の切欠部を形成してこれら3つを
同じ形状にしてある。
前記切欠部は、第2図に示すうちわ骨(1) の柄(11)に続
いて形成される親骨(12)の先端相互を連結する連結辺(1
3)の形状に一致させてある。そして、上記三層構造の袋
体は各被覆紙及び網目状フィルム(3) を第1図のように
重ね合せて、これらの両側辺の端縁から一定範囲を熱溶
着して扁平な三層構造体としたものである。従って、網
目状フィルム(3) と被覆紙(2a)又は被覆紙(2b)の間にう
ちわ骨(1) の支杆(10)(10)の配設域が挿入可能である。
そして、中間に位置する網目状フィルム(3) の周縁は、
この熱溶着の際の溶着材料として機能する。尚、この実
施例で用いる網目状フィルム(3) としては、共重合ポリ
エステルを主成分とした不織布のフィルム(例えば、森
六株式会社製の商品名:ノイネッツH等)で、膜厚10〜
80ミクロン程度のものを使用している。
次に、うちわ骨(1) は、第2図のようにうちわ骨(1) の
柄(11)先端に円弧状の親骨(12)を連設し、その先端部相
互を連結辺(13)によって連結するとともに、前記柄(11)
の先端部から伸びる支杆(10)(10)がこの連結辺(13)を越
えて先端の被覆紙貼着域に伸びている。この支杆(10)(1
0)の先端部は周縁枠(14)によって連結され、この実施例
では、前記周縁枠(14)は略矩形状に構成されている。
そして、前記周縁枠(14)の両側辺の間隔は、被覆紙(2a)
(2b)及び網目状フィルム(3) の三層構造の袋体の両側辺
の溶着辺部(21)(21)の間隔に一致させてある。
この袋体をうちわ骨(1) の支杆(10)(10)の配設域に被覆
させて被覆紙(2a)(2b)をうちわ骨(1) に貼着するが、こ
のとき、第3図及び第4図のように、被覆紙(2a)(2b)間
にうちわ骨(1) の支杆(10)(10)の先端部を挿入すると、
周縁枠(14)の両側辺の間隔が溶着辺部(21)(21)相互の間
隔に一致しているから、この挿入状態で袋体とうちわ骨
(1) との関係が特定して、仮に固定される。そして、第
5図のように、これらの組み合わせ体を加熱状態に有る
熱板(4) (4) の対向面に配設したシリコンゴム板(41)(4
1)等の耐熱弾性板相互間に介在させて挟圧すると、加熱
条件下で被覆紙(2a)(2b)相互が加圧され、網目状フィル
ム(3) が溶融してこれら被覆紙が溶着される。
尚、このとき、うちわ骨(1) の材質によっては、これの
支杆(10)(10)と網目状フィルム(3) を介装する側の被覆
紙とも、相互に溶着されることとなる。
上記のようにして被覆紙(2a)(2b)の溶着が完了したもの
を所定の形状に仕上げ抜きすると、第6図のようなうち
わとなる。
特に、この実施例で用いる網目状フィルム(3) として
は、フィルム状の不織布を用いているから、和紙などの
うちわ紙を溶着した場合において、この不織布の網目が
被覆紙の表面に浮き出る心配がないという利点がある。
尚、上記実施例のものでは、被覆紙(2a)(2b)及び網目状
フィルム(3) は、うちわ骨(1) と仮結合させる前に、溶
着辺部(21)部分で溶着して一体化したが、これを第7図
のように、予め所定の形状に裁断された被覆紙(2a)(2b)
及び網目状フィルム(3) をうちわ骨(1) の支杆(10)(10)
の配設域に重ねあわせて、その一部をスポット的に溶着
して前記三者の結合体とうちわ骨(1) とを仮固定しても
良い。又、以上のいずれの方法を採用する場合におい
て、溶着に換えてホッチキスなどの綴金具で三者をうち
わ骨(1) と仮結合させてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に用いる被覆紙(2a)(2b)及び網
目状フィルム(3) の斜視図,第2図は仕上げ抜き前のう
ちわ骨(1) の平面図,第3図は被覆紙とうちわ骨(1) と
を仮結合した状態の断面図,第4図はその平面図,第5
図は貼着工程の説明図,第6図は、仕上げ抜き形状のう
ちわの斜視図,第7図は被覆紙とうちわ骨(1) との仮結
合状態の他の例を示す。第8図は従来例の要部説明図で
あり、図中, (1) ……うちわ骨 (10)……支杆 (2a)(2b)……被覆紙 (3) ……網目状フィルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】うちわ骨(1) の支杆(10)の配設域の表裏に
    被覆紙(2a)(2b)を加熱・加圧によって熱溶着したうちわ
    において、被覆紙(2a)(2b)のいずれか一方の被覆紙の内
    面に熱可塑性樹脂製の網目状フィルム(3) を介在させ
    て、この網目状フィルム(3) によって少なくとも被覆紙
    (2a)(2b)相互の対接面を溶着させたうちわ。
  2. 【請求項2】うちわ骨(1) の支杆(10)の配設域の表裏に
    被覆紙(2a)(2b)を加熱・加圧によって熱溶着するように
    したうちわの製造方法において、被覆紙(2a)(2b)のいず
    れか一方の被覆紙の内面に熱可塑性樹脂製の網目状フィ
    ルム網目状フィルム(3) を介在させて、この網目状フィ
    ルム(3) と前記被覆紙の一方との間にうちわ骨(1) の支
    杆(10)(10)の配設域を挿入し、この後、加熱条件下で被
    覆紙(2a)(2b)の外面から弾性材料によって加圧し、その
    後被覆紙及び支杆(10)(10)の配設域の外周を所定の形状
    に仕上げ抜きするようにしたうちわの製造方法。
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