JPH0767407B2 - うちわの製造方法 - Google Patents

うちわの製造方法

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JPH0767407B2
JPH0767407B2 JP2149523A JP14952390A JPH0767407B2 JP H0767407 B2 JPH0767407 B2 JP H0767407B2 JP 2149523 A JP2149523 A JP 2149523A JP 14952390 A JP14952390 A JP 14952390A JP H0767407 B2 JPH0767407 B2 JP H0767407B2
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孝治 尾崎
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四国団扇株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [利用分野及び発明の概要] 本発明は、うちわの製造方法、特に、うちわの骨に被覆
紙を貼着する方法に関するものであり、うちわの骨の少
くとも被覆紙貼着域の表面を被覆紙に溶着して、被覆紙
と骨とを一体化するものであり、被覆紙の素材を特定す
ることなく、種々の被覆紙を利用できるようにし、うち
わの生産性を向上させるものである。
[従来技術及びその課題] 被覆紙を骨の支杆群に貼着するようにしたうちわの製造
方法として、既に、特公昭57−49203号公報に記載の発
明を提案した。
このものは、第7図に示すように、骨(1)を、柄(1
1)の先端部に支杆(12)(12)群を放射状に突出させ
た構成とし、前記支杆(12)(12)群に被覆紙(2)
(2)を表裏から熱溶着し、その後、第8図に示すよう
に仕上げ形状に打抜く方法である。そして、前記被覆紙
(2)(2)を第9図に示すように裏面に熱可塑性の合
成樹脂層(20)を具備する構成とすると共に前記支杆
(12)(12)間に位置する被覆紙(2)(2)相互のみ
を溶着したものである。
このものでは、それ以前の糊付けによって被覆紙(2)
(2)を貼着する形式のものに比べて生産性が向上する
とともに、この被覆紙(2)(2)の貼着において、熟
練を要しないものとなる。また、被覆紙(2)(2)が
支杆(12)(12)と溶着されないことから、溶着完了後
において、熱溶着時の熱膨張差による皺の発生が防止で
きる利点がある。
ところが、この従来の方法による場合には、被覆紙
(2)として、特別な構成の複合紙を用意する必要があ
り、このためには用意すべき被覆紙(2)のロットが大
きく、多品種少量の生産には不向きである。
本発明は、このような、『骨(1)の支杆(12)(12)
群に被覆紙(2)を貼着するようにしたうちわの製造方
法』において、被覆紙として、特別な構成の素材を使用
することなく、一定の構成の骨(1)に種々の被覆紙
(2)を表裏から貼着できるようにして、うちわの生産
性を向上させることをその技術的課題とする。
[技術的手段] 上記課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は
『骨(1)の全体をホットメルト接着剤を含有させた合
成樹脂によって射出成形し、この骨(1)の支杆(12)
(12)群の所定域に熱溶融性を具備しない被覆紙(2)
(2)を添着して前記支杆(12)(12)と前記被覆紙
(2)(2)とを加熱条件下で強圧して接着結合する構
成とした』ことである。
[作用] 本発明の上記技術的手段は次のように作用する。
骨(1)は、全体がホットメルト接着剤を含有させた合
成樹脂によって構成されており、この骨(1)の支杆
(12)(12)群の被覆紙貼着域に熱溶融性を具備しない
被覆紙(2)(2)が表裏から沿わせて加熱条件下で加
圧される。
これにより、被覆紙(2)(2)と支杆(12)との接合
部ではこの支杆表面のホットメルト成分によって被覆紙
(2)の裏面に接着結合され、被覆紙(2)(2)相互
は非接着状態となる。
従って、被覆紙(2)(2)が溶着された時点で僅かに
熱膨張した支杆(12)及び被覆紙(2)が共に一様に収
縮することとなる。
[効果] 本発明は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
被覆紙(2)として特別な構成の素材、例えば、特開昭
63−102705号に開示されるような熱溶着性を具備するラ
ミネート紙等を使用しないから、多品種少量生産におい
ても必要な量の通常の紙等からなる被覆紙(2)を用意
するだけでよく、生産の合理化が図れる。
被覆紙(2)としては熱溶着性を具備しない構成のもの
を採用するから、被覆紙(2)において骨の支杆群と接
合される部分に加熱溶着による痕跡等が生じにくく、仕
上がり状態における被覆紙(2)(2)の外観が損なわ
れない。
骨(1)と被覆紙(2)(2)との接着完了後において
前記両者が一様に収縮するから、被覆紙貼着部に皺が発
生する心配がない。特に、骨(1)はホットメルト接着
剤を含有するものであるから、支杆の表面全体に接着性
があるのではなく、これに含有されるホットメルト接着
剤の露出部に於いて接着されるものとなるから、被覆紙
(2)(2)が過度に支杆に接着される不都合も生じな
い。
また、通常の被覆紙(2)(2)と合成樹脂製の骨
(1)のみから全体が構成できるから接着剤を用いるも
のや特別な構成の被覆紙を採用するものに比べて安価に
製作できる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図から第6図に基いて説明
する。
第1図〜第5図に示す実施例では、骨(1)を、第1図
に示すように、柄(11)の先端から円弧状の親骨(10)
を連設し、その先端部相互を円弧状の連結片(13)で連
結し、前記親骨(10)の中央から放射状に突出する多数
の支杆(12)(12)の基端近傍を前記連結片(13)に一
体的に結合すると共に、これら支杆の先端部相互を周縁
枠(14)によって連結した構成としてある。そして、こ
の構成の骨(1)では、連結片(13)より先端側が被覆
紙(2)の貼着域となる。
この構成の骨(1)に加熱溶着性を具備させるために、
この実施例では、熱可塑性の合成樹脂に所謂ホットメル
ト接着剤等の接着剤成分を含有させた合成樹脂によって
骨(1)の全体を射出成形する。
前記ホットメルト接着剤は、加熱条件下では接着性があ
り、常温では接着性がない状態に硬化すると共に、再加
熱によって接着性が復元するものである。
この骨(1)の支杆(12)(12)群の被覆紙貼着域にそ
の表裏から被覆紙(2)(2)を重ねて加熱条件下で前
記貼着域を加圧すると、支杆(12)内の接着剤成分の接
着力が復帰した状態で被覆紙(2)が支杆(12)の表面
に圧接されることとなり、前記被覆紙(2)(2)が支
杆(12)に接着されることとなる。
この実施例では、加熱条件下で加圧するために、第2図
に示すような、ヒータ(H)によって所定の温度に加熱
した熱板(5)(5)の対向面にシリコンゴム等の素材
からなる耐熱弾性板(51)(51)を添設した装置を使用
する。この熱板(5)の温度は上記接着剤の溶融温度と
の関係で所定の温度に維持されており、被覆紙(2)を
添着した骨(1)を前記耐熱弾性板(51)(51)間に介
在させて加圧すると、前記熱板(5)耐熱弾性板(5
1)を介する熱伝導によって支杆(12)内の接着剤成分
が接着性を発揮し且被覆紙(2)が損傷されない程度に
加熱される。そして、この加熱時間を一定時間(数秒程
度)継続すると、第3図に示すように、支杆(12)の表
面に被覆紙(2)が接着される。このとき、被覆紙
(2)(2)相互は接合したとしても溶着性を有しない
から接着されない。尚、ここで、耐熱弾性板(51)とし
ては熱板(5)による過度の圧力が被覆紙(2)及び支
杆(12)に作用しない機能を発揮するればよく、場合に
よっては熱板(5)によって直接加圧する構成を採用し
ても良い。
上記の工程によって骨(1)の支杆(12)(12)群にそ
の表裏から被覆紙(2)(2)を接着した後、この被覆
紙貼着域を所定の形状に裁断すると、従来例の説明に用
いた第8図に示すようなうちわとなる。
尚、上記実施例のものでは、被覆紙(2)(2)を支杆
(12)(12)群に貼着した後で所定の形状に裁断する方
法を採用したが、予め仕上げ形状に形成した骨(1)に
所定形状の被覆紙(2)(2)を貼着することによって
うちわを製作するようにしてもよい。
この方法を実施するための骨(1)としては、第4図に
示すように、周縁枠(14)を仕上形状に一致させたもの
を使用する。
この骨(1)の連結片(13)より先端側の支杆(12)
(12)群及び周縁枠(14)に、第5図に示すように、素
材シート(A)から、周縁枠(14)と連結片(13)によ
って囲まれる形状に打抜いた被覆紙(2)(2)を貼着
して、上記第1実施例と同様に第2図に示すようにして
加熱加圧すると、前記被覆紙が所定の位置に貼着され
て、うちわが完成する。この場合には、仕上げ抜きが不
要である。
尚、この実施例の場合においては、熱板(5)(5)に
よる骨(1)と被覆紙(2)(2)との積層体の挟圧に
先立って、被覆紙(2)(2)を部分的に加熱加圧する
ことにより、各被覆紙(2)を適正姿勢で骨(1)の被
覆紙貼着域に仮止めしておく方法が採用可能である。
この仮止めの際には、まず、被覆紙(2)(2)を骨
(1)に対して所定の姿勢に位置決めする必要がある
が、この位置決めの際、接着剤(3)は接着性を具備し
ないから位置決めし易いものとなる。
さらに、第6図に示すように、周縁枠(14)の内周側に
薄肉舌片(15)を突出させるようにした場合には、被覆
紙(2)(2)の周縁がこの薄肉舌片(15)に形成され
た接着剤(3)によって貼着されることとなり、被覆紙
(2)の周縁の略全域が骨(1)に結合されることとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に採用される骨(1)の平
面図,第2図は貼着装置及び貼着工程の説明図,第3図
は被覆紙(2)(2)の貼着部の断面図,第4図は第2
実施例に用いる骨(1)の説明図,第5図はこれに用い
る被覆紙(2)(2)の説明図,第6図は第2実施例の
変形例の要部説明図,第7図〜第9図は従来例の説明図
であり、図中、 (1)……骨、(2)……被覆紙 (12)……支杆、(3)……接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】骨(1)の支杆(12)(12)群に被覆紙
    (2)を貼着するようにしたうちわの製造方法におい
    て、骨(1)の全体をホットメルト接着剤を含有させた
    合成樹脂によって射出成形し、この骨(1)の支杆(1
    2)(12)群の所定域に熱溶融性を具備しない被覆紙
    (2)(2)を添着して前記支杆(12)(12)と前記被
    覆紙(2)(2)とを加熱条件下で強圧して接着結合す
    る構成としたうちわの製造方法。
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