JPH062062A - 絞り加工用アルミニウム合金 - Google Patents

絞り加工用アルミニウム合金

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JPH062062A
JPH062062A JP15932292A JP15932292A JPH062062A JP H062062 A JPH062062 A JP H062062A JP 15932292 A JP15932292 A JP 15932292A JP 15932292 A JP15932292 A JP 15932292A JP H062062 A JPH062062 A JP H062062A
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JP
Japan
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aluminum alloy
less
present
alloy
aluminum
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JP15932292A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyouhei Taguchi
教平 田口
Yuji Yamada
裕司 山田
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
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Publication of JPH062062A publication Critical patent/JPH062062A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絞り加工用素板の製造工程において、加工品
の絞り耳率を低減するための工程を簡略化できる絞り加
工用アルミニウム合金の提供を目的とする。 【構成】 本発明の絞り加工用アルミニウム合金は、F
e;0.5〜2.0wt%、Cr;0.1〜1.0wt%が
含有されるとともに、Si;0.4wt%以下、Cu;
0.2wt%以下に規制され、残部がアルミニウムおよび
不可避不純物からなることを基本的な特徴とする。ま
た、前記組成において、さらにTi;0.1wt%以下が
含有されることも好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絞り加工により各種ア
ルミニウム合金製品を製造するための絞り加工用アルミ
ニウム合金に関し、特に陽極酸化処理による自然発色に
適した絞り加工用アルミニウム合金に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、Al−Fe系合金は陽極酸化処
理により乳白色あるいは灰色、黒灰色の色調が得られる
ため、器物、その他の材料として広く用いられている。
【0003】ところが、このようなAl−Fe系合金
は、これを絞り加工すると図1に示されているように、
異方性の大きな方向に耳(1)が、小さい方向に谷
(2)が発生して絞り耳率が15%程度と著しく高く、
材料歩留まり低下の原因となっている。
【0004】そこで、従来は前記絞り耳率の低減を図る
ために、絞り加工用素板の製造工程において、熱間圧延
条件、冷間圧下率、最終焼鈍条件(温度、時間および昇
温スピード等)等を組み合わせ制御するとともに、中間
焼鈍工程の追加により45°因子(圧延方向に対して4
5°方向の異方性)を低減することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述さ
れたような絞り耳率の低減方法においては、前記諸条件
の組み合わせが非常に複雑であるために、適正な組み合
わせを発見すること自体が非常に難しいという問題点が
ある。しかも、それらの諸条件の設定値の僅かなばらつ
きが絞り加工品の絞り耳率をかえって増大させる結果と
なるために、有効な絞り耳率の低減方法とはいい難い。
さらには、中間焼鈍等の追加工程が必要であることも加
えて、生産性の低下および製造コストの上昇を招いてい
る。
【0006】本発明は、このような問題点を解消するこ
とを目的として、素板の製造工程において、絞り加工品
の絞り耳率を低減するための複雑な工程を簡略化して生
産性の向上を図るとともに、絞り加工品の製造コストの
低減を可能にしつつ、絞り耳率を低減できる絞り加工用
アルミニウム合金を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の絞り加工用アル
ミニウム合金は、前述されたような目的を達成するため
に、基本的に、Fe;0.5〜2.0wt%、Cr;0.
1〜1.0wt%が含有されるとともに、Si;0.4wt
%以下、Cu;0.2wt%以下に規制され、残部がアル
ミニウムおよび不可避不純物からなることを特徴とする
ものである。
【0008】また、前記組成において、さらに0.1wt
%以下のTiが含有されることが好ましい。
【0009】前記絞り加工用アルミニウム合金におい
て、Feは硫酸等による陽極酸化処理により酸化皮膜を
形成し乳白色または灰色乃至黒灰色の色調を得るために
必要である。このようなFeは、0.5wt%未満では発
色の効果に乏しく、2.0wt%を超えると合金組織中に
Al−Fe系およびAl−Fe−Si系の粗大粒子化合
物が生成して塑性変形性を阻害し、加工成形性を悪化さ
せる。好ましいFeの含有範囲は0.8〜1.5wt%で
あり、特に1.0〜1.5wt%が良い。また、Crは板
材に成形された時に板面異方性を減少させ絞り耳率を低
下させるが、0.1wt%未満では板面異方性減少効果に
乏しく、また1.0wt%を超えると鋳造性が悪化すると
ともに、合金組織中にAl−Cr系またはAl−Fe−
Cr系の粗大粒子化合物が生成し耐食性の低下、および
塑性変形性を阻害して成形加工性の悪化を招く。好まし
いCrの含有範囲は0.2〜0.6wt%であり、特に
0.25〜0.45wt%が良い。
【0010】また、前記絞り加工用アルミニウム合金に
おいて、Siが含有されると結晶粒が大きくなり肌荒れ
を生じたり陽極酸化処理時に酸化皮膜を黒化させるとと
もに、Cuが含有されるとAl−Cu金属間化合物を生
じて成形加工性を悪化させるという問題点がある。合金
の製造工程においてこれらの元素を完全に除去すること
は実際上不可能であるが、Si;0.4wt%以下、C
u;0.2wt%以下にそれぞれ規制することにより、実
質的にこれらの問題点を解消することができる。
【0011】さらに、任意添加元素としてのTiは前記
合金組織を微細化して成形加工性を向上させる効果があ
る。このようなTiは0.1wt%を超えるとAl−Ti
化合物を生成し、かえって成形加工性の悪化を招く。
【0012】
【作用】本発明の絞り加工用アルミニウム合金は、前述
のように合金組成の調整のみにより成形加工性を改善す
ることができ、優れた成形加工性により絞り加工品の絞
り耳率を低くすることができる。しかも、絞り加工用の
素板を製造するに際しては、通常の一般的な方法で行え
ば良く特別な条件設定や追加工程等を要しない。
【0013】
【実施例】先ず、通常のDC鋳造法により、表1に示す
ような合金組成で実施例1〜6および、合金組成が本発
明の範囲を逸脱する従来例1〜2のスラブを製造した。
次いで、これらのスラブを予備加熱500℃にて熱間圧
延後さらに厚さ1mmまで冷間圧延し、350℃で2時間
最終焼鈍してアルミニウム合金素板を得た。このアルミ
ニウム合金素板を絞り加工し、図1に示されているよう
な直径35mmφ、深さ約24mmφのカップ形の加工品を
得、これらの加工品に通常の硫酸による陽極酸化処理を
施して厚さ15μmの酸化皮膜を形成し、自然発色させ
た。なお、実施例1、2、5、6および従来例1につい
ては、熱間圧延の前に600℃×10時間の均質化処理
を行った。これらの加工品の絞り耳率および加工品表面
の色調を表1に示す
【表1】 表1から明らかなように、本発明の実施例はいずれも絞
り耳率3%以下であり、従来例の14〜15%に比べて
飛躍的に絞り耳率が低減し、成形加工性が向上している
ことがわかる。
【0014】なお、本実施例においては絞り加工後に陽
極酸化処理により自然発色させたが、本発明のアルミニ
ウム合金を陽極酸化処理を必要としない絞り加工用材料
として使用できることは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】本発明の絞り加工用アルミニウム合金
は、合金組成の調整によって成形加工性を改善し絞り加
工品の絞り耳率の低減を達成できるものであり、絞り加
工用の素板を製造するに際しては、鋳造、圧延、焼鈍等
の各工程を通常の一般的な方法で行えば良く、これらの
各工程における特別な条件設定や追加工程は必要ない。
したがって、従来の複雑な素板の製造工程を簡略化して
絞り加工品の生産性を向上させることができ、かつ絞り
耳率の低減によって材料歩留まりを高めて製造コストの
低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】絞り加工品の斜視図である。
【符号の説明】
1…耳 2…谷

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Fe;0.5〜2.0wt%、Cr;0.
    1〜1.0wt%が含有されるとともに、Si;0.4wt
    %以下、Cu;0.2wt%以下に規制され、残部がアル
    ミニウムおよび不可避不純物からなることを特徴とする
    絞り加工用アルミニウム合金。
  2. 【請求項2】 Fe;0.5〜2.0wt%、Cr;0.
    1〜1.0wt%、Ti;0.1wt%以下が含有されると
    ともに、Si;0.4wt%以下、Cu;0.2wt%以下
    に規制され、残部がアルミニウムおよび不可避不純物か
    らなることを特徴とする絞り加工用アルミニウム合金。
JP15932292A 1992-06-18 1992-06-18 絞り加工用アルミニウム合金 Pending JPH062062A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017008364A (ja) * 2015-06-22 2017-01-12 三菱アルミニウム株式会社 アルミニウム合金箔

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JPH059674A (ja) * 1991-06-27 1993-01-19 Furukawa Alum Co Ltd 成形性に優れたアルミニウム合金板の製造方法

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