JPH06208908A - 酸化亜鉛バリスタ用電極材料 - Google Patents
酸化亜鉛バリスタ用電極材料Info
- Publication number
- JPH06208908A JPH06208908A JP50A JP237093A JPH06208908A JP H06208908 A JPH06208908 A JP H06208908A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 237093 A JP237093 A JP 237093A JP H06208908 A JPH06208908 A JP H06208908A
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- JP
- Japan
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- zinc oxide
- varistor
- electrode material
- oxide varistor
- electrode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種電子機器を異常高電圧から保護する酸化
亜鉛バリスタに用いる電極材料において、異常高電圧に
より電極が酸化亜鉛バリスタ素子から剥離し、破壊する
という課題を解決し、優れた信頼性を示す酸化亜鉛バリ
スタ用電極材料を提供する。 【構成】 電極ペースト中の金属含有量に対して、酸化
亜鉛ウィスカーを0.1〜10.0重量%含有させる。 【効果】 異常高電圧(サージ)により破壊しにくい酸
化亜鉛バリスタを得ることができる。
亜鉛バリスタに用いる電極材料において、異常高電圧に
より電極が酸化亜鉛バリスタ素子から剥離し、破壊する
という課題を解決し、優れた信頼性を示す酸化亜鉛バリ
スタ用電極材料を提供する。 【構成】 電極ペースト中の金属含有量に対して、酸化
亜鉛ウィスカーを0.1〜10.0重量%含有させる。 【効果】 異常高電圧(サージ)により破壊しにくい酸
化亜鉛バリスタを得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子機器を異常高
電圧から保護する目的で使用される酸化亜鉛バリスタ用
電極材料に関するものである。
電圧から保護する目的で使用される酸化亜鉛バリスタ用
電極材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、民生機器や産業機器の制御回路の
高度集積化が急速に進展しており、これら制御回路に用
いられる半導体電子部品は異常高電圧(サージ)に極め
て弱く、この対策は不可欠となっている。この対策とし
て一般にバリスタが用いられている。中でも酸化亜鉛バ
リスタはその優れた電圧非直線性、サージ吸収能力を持
つことから、各種電子機器を異常高電圧(サージ)から
保護する目的で広く利用されている。
高度集積化が急速に進展しており、これら制御回路に用
いられる半導体電子部品は異常高電圧(サージ)に極め
て弱く、この対策は不可欠となっている。この対策とし
て一般にバリスタが用いられている。中でも酸化亜鉛バ
リスタはその優れた電圧非直線性、サージ吸収能力を持
つことから、各種電子機器を異常高電圧(サージ)から
保護する目的で広く利用されている。
【0003】従来より、上記酸化亜鉛バリスタに使用さ
れる電極材料として、例えば特開昭62−290104
号公報などが開示されているが、この内容は以下の通り
である。すなわちPbOが50.0〜85.0重量%、
B2O3が10.0〜30.0重量%、SiO2が5.0
〜25.0重量%からなる硼珪酸鉛ガラス粉末を重量比
で5.0%秤量し、ブチルカルビトールにエチルセルロ
ースを溶かしたビヒクル(重量比で30.0%)中にA
g粉末(重量比で65.0%)とともに混練し銀ペース
トを作成し酸化亜鉛バリスタ用電極材料とするものであ
る。
れる電極材料として、例えば特開昭62−290104
号公報などが開示されているが、この内容は以下の通り
である。すなわちPbOが50.0〜85.0重量%、
B2O3が10.0〜30.0重量%、SiO2が5.0
〜25.0重量%からなる硼珪酸鉛ガラス粉末を重量比
で5.0%秤量し、ブチルカルビトールにエチルセルロ
ースを溶かしたビヒクル(重量比で30.0%)中にA
g粉末(重量比で65.0%)とともに混練し銀ペース
トを作成し酸化亜鉛バリスタ用電極材料とするものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の硼珪酸鉛ガラスからなるガラス粉末を含有する酸化
亜鉛バリスタ用電極材料を酸化亜鉛バリスタに用いる
と、異常高電圧(サージ)により銀電極が酸化亜鉛バリ
スタ素子(以下、素子という)の界面から剥離して、酸
化亜鉛バリスタ自身が破壊し易いという課題を有してい
た。
来の硼珪酸鉛ガラスからなるガラス粉末を含有する酸化
亜鉛バリスタ用電極材料を酸化亜鉛バリスタに用いる
と、異常高電圧(サージ)により銀電極が酸化亜鉛バリ
スタ素子(以下、素子という)の界面から剥離して、酸
化亜鉛バリスタ自身が破壊し易いという課題を有してい
た。
【0005】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、酸化亜鉛バリスタに使用して優れた信頼性を示
す酸化亜鉛バリスタ用電極材料を提供することを目的と
する。
であり、酸化亜鉛バリスタに使用して優れた信頼性を示
す酸化亜鉛バリスタ用電極材料を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明による酸化亜鉛バリスタ用電極材料は、電極ペ
ースト中の金属含有量に対して酸化亜鉛ウィスカーを
0.1〜10.0重量%含有した構成としたものであ
る。
に本発明による酸化亜鉛バリスタ用電極材料は、電極ペ
ースト中の金属含有量に対して酸化亜鉛ウィスカーを
0.1〜10.0重量%含有した構成としたものであ
る。
【0007】
【作用】したがって上記構成による酸化亜鉛バリスタ用
電極材料を酸化亜鉛バリスタの電極として用いることに
より、酸化亜鉛ウィスカーが電極と素子とに楔のように
食い込み、アンカーとしての作用を発生することによっ
てバリスタ自身の破壊という致命的な課題の改善を図る
ことができる。
電極材料を酸化亜鉛バリスタの電極として用いることに
より、酸化亜鉛ウィスカーが電極と素子とに楔のように
食い込み、アンカーとしての作用を発生することによっ
てバリスタ自身の破壊という致命的な課題の改善を図る
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について詳細に説明
する。
する。
【0009】まず、酸化亜鉛バリスタ用電極材料に添加
するガラス粉末の調整について述べる。PbOを70.
0重量%、B2O3を15.0重量%、SiO2を15.
0重量%秤量し、ボールミルにて混合、粉砕した後、白
金ルツボにて1000℃〜1500℃の温度条件で溶
融、急冷し、ガラス化させて硼珪酸鉛ガラスを得た。
するガラス粉末の調整について述べる。PbOを70.
0重量%、B2O3を15.0重量%、SiO2を15.
0重量%秤量し、ボールミルにて混合、粉砕した後、白
金ルツボにて1000℃〜1500℃の温度条件で溶
融、急冷し、ガラス化させて硼珪酸鉛ガラスを得た。
【0010】この硼珪酸鉛ガラスを粗粉砕した後、ボー
ルミルにて微粉砕して硼珪酸鉛ガラス粉末を得た。次
に、この硼珪酸鉛ガラス粉末(重量比で5.0%)をブ
チルカルビトールにエチルセルロースを溶かしたビヒク
ル(重量比で30.0%)中に銀粉末(重量比で65.
0%)とともに三本ロールミルにて混練して銀ペースト
を得た。
ルミルにて微粉砕して硼珪酸鉛ガラス粉末を得た。次
に、この硼珪酸鉛ガラス粉末(重量比で5.0%)をブ
チルカルビトールにエチルセルロースを溶かしたビヒク
ル(重量比で30.0%)中に銀粉末(重量比で65.
0%)とともに三本ロールミルにて混練して銀ペースト
を得た。
【0011】上記銀ペーストに下記(表1)に示した量
の酸化亜鉛ウィスカーを所定量添加した後、三本ロール
ミルにて混練して酸化亜鉛バリスタ用電極材料を得た。
の酸化亜鉛ウィスカーを所定量添加した後、三本ロール
ミルにて混練して酸化亜鉛バリスタ用電極材料を得た。
【0012】また、比較検討例として上記銀ペーストに
酸化亜鉛ウィスカーを添加しない従来の酸化亜鉛バリス
タ用電極材料も作製した。
酸化亜鉛ウィスカーを添加しない従来の酸化亜鉛バリス
タ用電極材料も作製した。
【0013】以上のように作製した酸化亜鉛バリスタ用
電極材料を評価するため、酸化ビスマス(Bi2O3)、
酸化コバルト(Co2O3)、酸化マンガン(Mn
O2)、酸化ニッケル(NiO)、酸化アンチモン(S
b2O3)、酸化クロム(Cr2O3)をそれぞれ0.5モ
ル%、Al2O3を0.005モル%、残りが酸化亜鉛
(ZnO)からなる素子(直径13mm、厚さ1.5mm)
を用意した。この素子の両面に酸化亜鉛バリスタ用電極
材料を直径10mmとなるようスクリーン印刷し、800
℃で10分間焼付け電極を形成し、リード線を半田付け
した後、樹脂モールドして試料を得た。
電極材料を評価するため、酸化ビスマス(Bi2O3)、
酸化コバルト(Co2O3)、酸化マンガン(Mn
O2)、酸化ニッケル(NiO)、酸化アンチモン(S
b2O3)、酸化クロム(Cr2O3)をそれぞれ0.5モ
ル%、Al2O3を0.005モル%、残りが酸化亜鉛
(ZnO)からなる素子(直径13mm、厚さ1.5mm)
を用意した。この素子の両面に酸化亜鉛バリスタ用電極
材料を直径10mmとなるようスクリーン印刷し、800
℃で10分間焼付け電極を形成し、リード線を半田付け
した後、樹脂モールドして試料を得た。
【0014】このようにして得られた試料に、標準波形
8/20μS、波高値5000Aの衝撃電流を30秒間
隔で同一方向に繰り返し印加し、破壊した酸化亜鉛バリ
スタの数を測定した結果を下記の(表1)に示す。な
お、試料数は各ロット20個である。
8/20μS、波高値5000Aの衝撃電流を30秒間
隔で同一方向に繰り返し印加し、破壊した酸化亜鉛バリ
スタの数を測定した結果を下記の(表1)に示す。な
お、試料数は各ロット20個である。
【0015】
【表1】
【0016】まず、(表1)から、酸化亜鉛バリスタ用
電極材料中の酸化亜鉛ウィスカーの含有量と、酸化亜鉛
バリスタの破壊を防止する効果との関係を考察する。酸
化亜鉛ウィスカーを含まない従来の酸化亜鉛バリスタ用
電極材料では、衝撃電流(サージ電流)を上記条件で繰
り返し印加したところ、4回までに全ての酸化亜鉛バリ
スタが銀電極と素子との界面から剥離して破壊した。
電極材料中の酸化亜鉛ウィスカーの含有量と、酸化亜鉛
バリスタの破壊を防止する効果との関係を考察する。酸
化亜鉛ウィスカーを含まない従来の酸化亜鉛バリスタ用
電極材料では、衝撃電流(サージ電流)を上記条件で繰
り返し印加したところ、4回までに全ての酸化亜鉛バリ
スタが銀電極と素子との界面から剥離して破壊した。
【0017】一方、酸化亜鉛ウィスカーを0.1重量%
以上添加した酸化亜鉛バリスタ用電極材料を用いると、
酸化亜鉛ウィスカーが銀電極と素子とに楔のように食い
込み、アンカー効果を生じることにより接着強度が向上
して衝撃電流によるバリスタの破壊が防止される。また
酸化亜鉛ウィスカーを10.0重量%以上添加した酸化
亜鉛バリスタ用電極材料を用いると、酸化亜鉛ウィスカ
ーが銀電極の表面に析出し、はんだ濡れ性が悪化する。
さらに繊維長さ(針状部の長さ)が10μmを超える酸
化亜鉛ウィスカーは銀ペーストへの分散性が悪く、銀ペ
ーストの印刷性も悪くなる。
以上添加した酸化亜鉛バリスタ用電極材料を用いると、
酸化亜鉛ウィスカーが銀電極と素子とに楔のように食い
込み、アンカー効果を生じることにより接着強度が向上
して衝撃電流によるバリスタの破壊が防止される。また
酸化亜鉛ウィスカーを10.0重量%以上添加した酸化
亜鉛バリスタ用電極材料を用いると、酸化亜鉛ウィスカ
ーが銀電極の表面に析出し、はんだ濡れ性が悪化する。
さらに繊維長さ(針状部の長さ)が10μmを超える酸
化亜鉛ウィスカーは銀ペーストへの分散性が悪く、銀ペ
ーストの印刷性も悪くなる。
【0018】上記実施例の結果より、明らかなように酸
化亜鉛バリスタ用電極材料中の酸化亜鉛ウィスカーの添
加量は0.1〜10.0重量%の範囲が最適であり、さ
らに酸化亜鉛ウィスカーの繊維長さ(針状部の長さ)は
10.0μm以下であることが望ましい。
化亜鉛バリスタ用電極材料中の酸化亜鉛ウィスカーの添
加量は0.1〜10.0重量%の範囲が最適であり、さ
らに酸化亜鉛ウィスカーの繊維長さ(針状部の長さ)は
10.0μm以下であることが望ましい。
【0019】また本実施例では電極ペーストとしてAg
ペーストを用いたが、Ag−Pd,Pb,Ni,Cu,
Al,Ptなどの金属ペーストに酸化亜鉛ウィスカーを
添加しても同様の効果が得られることを確認した。
ペーストを用いたが、Ag−Pd,Pb,Ni,Cu,
Al,Ptなどの金属ペーストに酸化亜鉛ウィスカーを
添加しても同様の効果が得られることを確認した。
【0020】さらに、本実施例では酸化亜鉛バリスタ用
電極材料中のガラス粉末として硼珪酸鉛系ガラスを用い
たが、硼珪酸ビスマス系ガラスなど他の組成系のガラス
粉末を用いても本発明の効果に変わりはない。さらにガ
ラス粉末の含有量が5.0重量%の場合について述べた
が、1.0〜30.0重量%であれば本発明の効果に変
わりはない。
電極材料中のガラス粉末として硼珪酸鉛系ガラスを用い
たが、硼珪酸ビスマス系ガラスなど他の組成系のガラス
粉末を用いても本発明の効果に変わりはない。さらにガ
ラス粉末の含有量が5.0重量%の場合について述べた
が、1.0〜30.0重量%であれば本発明の効果に変
わりはない。
【0021】本実施例では評価用の焼結体素子としてZ
nO,Bi2O3,Co2O3,MnO 2,NiO,Sb2O
3,Cr2O3,Al2O3からなる系の酸化亜鉛バリスタ
を用いたが、Pr6O11,CaO,BaO,MgO,K2
O,SiO2等を含む酸化亜鉛バリスタに本発明による
酸化亜鉛バリスタ用電極材料を適用しても効果に変わり
はない。
nO,Bi2O3,Co2O3,MnO 2,NiO,Sb2O
3,Cr2O3,Al2O3からなる系の酸化亜鉛バリスタ
を用いたが、Pr6O11,CaO,BaO,MgO,K2
O,SiO2等を含む酸化亜鉛バリスタに本発明による
酸化亜鉛バリスタ用電極材料を適用しても効果に変わり
はない。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の酸化亜鉛バリスタ
用電極材料は、電極ペースト中の金属含有量に対して酸
化亜鉛ウィスカーを0.1〜10.0重量%含有させた
ものであり、この電極ペーストを酸化亜鉛バリスタ素子
に印刷、焼付けすることにより、異常高電圧(サージ)
による電極の素子からの剥離を防止し、酸化亜鉛バリス
タ自身の破壊を防ぐことができる。
用電極材料は、電極ペースト中の金属含有量に対して酸
化亜鉛ウィスカーを0.1〜10.0重量%含有させた
ものであり、この電極ペーストを酸化亜鉛バリスタ素子
に印刷、焼付けすることにより、異常高電圧(サージ)
による電極の素子からの剥離を防止し、酸化亜鉛バリス
タ自身の破壊を防ぐことができる。
Claims (2)
- 【請求項1】酸化亜鉛を主成分とし、焼結体自身がバリ
スタ特性を有する焼結体に用いる電極材料として、電極
ペースト中の金属含有量に対して酸化亜鉛ウィスカーを
0.1〜10.0重量%含有してなることを特徴とする
酸化亜鉛バリスタ用電極材料。 - 【請求項2】酸化亜鉛ウィスカーの繊維長さ(針状部の
長さ)が10μm以下であることを特徴とする請求項1
記載の酸化亜鉛バリスタ用電極材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50A JPH06208908A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 酸化亜鉛バリスタ用電極材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50A JPH06208908A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 酸化亜鉛バリスタ用電極材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06208908A true JPH06208908A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11527369
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50A Pending JPH06208908A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 酸化亜鉛バリスタ用電極材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06208908A (ja) |
-
1993
- 1993-01-11 JP JP50A patent/JPH06208908A/ja active Pending
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