JPH06216501A - プリント配線板及びプリント配線板用部材 - Google Patents
プリント配線板及びプリント配線板用部材Info
- Publication number
- JPH06216501A JPH06216501A JP696693A JP696693A JPH06216501A JP H06216501 A JPH06216501 A JP H06216501A JP 696693 A JP696693 A JP 696693A JP 696693 A JP696693 A JP 696693A JP H06216501 A JPH06216501 A JP H06216501A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiring board
- printed wiring
- pattern
- dielectric constant
- printed
- Prior art date
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- Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】信号を伝達する配線パターンの高密度化を図る
ことができ、且つ各信号層における信号の伝搬速度を一
定にすることができるプリント配線板を提供する。 【構成】絶縁体からなる配線板本体4,10と、配線板
本体上4に配置された導体からなる配線パターン6,
8,12,14とを備えるプリント配線板2において、
配線パターン12,14上に、配線板本体4,10より
も比誘電率の高い物質からなるソルダーレジスト16を
配置した。
ことができ、且つ各信号層における信号の伝搬速度を一
定にすることができるプリント配線板を提供する。 【構成】絶縁体からなる配線板本体4,10と、配線板
本体上4に配置された導体からなる配線パターン6,
8,12,14とを備えるプリント配線板2において、
配線パターン12,14上に、配線板本体4,10より
も比誘電率の高い物質からなるソルダーレジスト16を
配置した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁体からなる配線板
本体と、該配線板本体上に配置された導体からなる配線
パターンとを備えるプリント配線板、及びこのプリント
配線板上に貼付されるプリント配線板用部材に関するも
のである。
本体と、該配線板本体上に配置された導体からなる配線
パターンとを備えるプリント配線板、及びこのプリント
配線板上に貼付されるプリント配線板用部材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信機器に使用されるIC
は、より高速化されてきており、このようなICを実装
するプリント配線板においては、その配線パターンの特
性インピーダンスを一定にして、信号の反射を制御する
ことが重要となってきている。そのため、マイクロスト
リップライン構造のパターンと、ストリップライン構造
のパターンが混在している多層基板の場合、各層での絶
縁層の厚さを一定にしようとすると、マイクロストリッ
プライン構造の最外層の信号線は、ストリップライン構
造の信号線よりも、その太さを太くしなければならな
い。このことはプリント配線板の高密度化の妨げとなっ
ている。また、ストリップライン構造の配線パターンの
みの多層板においても、特性インピーダンスを50Ω程
度にしようとした場合には、パターン幅が広くなり、や
はりプリント配線板の高密度化の障害となる。
は、より高速化されてきており、このようなICを実装
するプリント配線板においては、その配線パターンの特
性インピーダンスを一定にして、信号の反射を制御する
ことが重要となってきている。そのため、マイクロスト
リップライン構造のパターンと、ストリップライン構造
のパターンが混在している多層基板の場合、各層での絶
縁層の厚さを一定にしようとすると、マイクロストリッ
プライン構造の最外層の信号線は、ストリップライン構
造の信号線よりも、その太さを太くしなければならな
い。このことはプリント配線板の高密度化の妨げとなっ
ている。また、ストリップライン構造の配線パターンの
みの多層板においても、特性インピーダンスを50Ω程
度にしようとした場合には、パターン幅が広くなり、や
はりプリント配線板の高密度化の障害となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のプ
リント配線板においては、特性インピーダンスを一定に
しようとした場合には、マイクロストリップライン構造
の最外層の信号線は幅広となるため、プリント配線板の
高密度化を図ることができないという問題点があった。
リント配線板においては、特性インピーダンスを一定に
しようとした場合には、マイクロストリップライン構造
の最外層の信号線は幅広となるため、プリント配線板の
高密度化を図ることができないという問題点があった。
【0004】また、マイクロストリップライン構造の配
線パターンが形成される最外層と、ストリップライン構
造の配線パターンが形成される内層とでは、実効比誘電
率が異なるため、信号の電波速度の差が生ずる。そのた
め、同一配線長でも信号の伝達時間に差ができてしまう
という問題点もあった。従って、本発明の第1の目的
は、信号を伝達する配線パターンの高密度化を図ること
ができ、且つ各信号層における信号の伝搬速度を一定に
することができるプリント配線板を提供することであ
る。
線パターンが形成される最外層と、ストリップライン構
造の配線パターンが形成される内層とでは、実効比誘電
率が異なるため、信号の電波速度の差が生ずる。そのた
め、同一配線長でも信号の伝達時間に差ができてしまう
という問題点もあった。従って、本発明の第1の目的
は、信号を伝達する配線パターンの高密度化を図ること
ができ、且つ各信号層における信号の伝搬速度を一定に
することができるプリント配線板を提供することであ
る。
【0005】また、従来より、図10に示すように、プ
リント配線板100の表面には、半田接続される部分を
除いて、配線パターン102の電気的な絶縁及び半田の
付着防止のためのソルダーレジスト104が塗布されて
いるが、これに加えて、図11に示す様にソルダーレジ
スト104上に銅ペースト106を塗布したり、図12
に示す様に、レジスト104上に銅箔108を貼り付け
てGNDに接続したりすることにより、配線パターンか
らの放射ノイズを低減させる配慮がなされている。
リント配線板100の表面には、半田接続される部分を
除いて、配線パターン102の電気的な絶縁及び半田の
付着防止のためのソルダーレジスト104が塗布されて
いるが、これに加えて、図11に示す様にソルダーレジ
スト104上に銅ペースト106を塗布したり、図12
に示す様に、レジスト104上に銅箔108を貼り付け
てGNDに接続したりすることにより、配線パターンか
らの放射ノイズを低減させる配慮がなされている。
【0006】しかしながら、これらの従来例のうち、銅
ペーストを塗布するものにおいては、コストが高くつく
という問題点があった。また、基板製造時に銅ペースト
を塗布するか否かを決定しなければならず、電気部品を
実装し、回路を動作させた後に、その放射ノイズの状態
に応じて、銅ペーストを塗布するということができなか
った。
ペーストを塗布するものにおいては、コストが高くつく
という問題点があった。また、基板製造時に銅ペースト
を塗布するか否かを決定しなければならず、電気部品を
実装し、回路を動作させた後に、その放射ノイズの状態
に応じて、銅ペーストを塗布するということができなか
った。
【0007】また、銅箔を用いるものにおいては、銅箔
をGNDに接続しなければならないため、接続のための
接点を用意しなければならず、やはりコストが高くなる
という問題点があった。従って、本発明の第2の目的
は、低コストで、電気回路の動作実験後においても、容
易に放射ノイズ対策を行うことができる様なプリント配
線板用部材を提供することである。
をGNDに接続しなければならないため、接続のための
接点を用意しなければならず、やはりコストが高くなる
という問題点があった。従って、本発明の第2の目的
は、低コストで、電気回路の動作実験後においても、容
易に放射ノイズ対策を行うことができる様なプリント配
線板用部材を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明のプリント配線板は、絶縁
体からなる配線板本体と、該配線板本体上に配置された
導体からなる配線パターンとを備えるプリント配線板に
おいて、前記配線パターン上に、前記配線板本体よりも
比誘電率の高い物質を配置したことを特徴としている。
的を達成するために、本発明のプリント配線板は、絶縁
体からなる配線板本体と、該配線板本体上に配置された
導体からなる配線パターンとを備えるプリント配線板に
おいて、前記配線パターン上に、前記配線板本体よりも
比誘電率の高い物質を配置したことを特徴としている。
【0009】また、この発明に係わるプリント配線板に
おいて、前記配線板本体と前記配線パターンは、多層に
積層されていると共に、前記配線パターンは、ストリッ
プライン構造のパターンと、マイクロストリップライン
構造のパターンとから構成されており、前記比誘電率の
高い物質は、前記マイクロストリップライン構造のパタ
ーン上に配置されていることを特徴としている。
おいて、前記配線板本体と前記配線パターンは、多層に
積層されていると共に、前記配線パターンは、ストリッ
プライン構造のパターンと、マイクロストリップライン
構造のパターンとから構成されており、前記比誘電率の
高い物質は、前記マイクロストリップライン構造のパタ
ーン上に配置されていることを特徴としている。
【0010】また、この発明に係わるプリント配線板に
おいて、前記比誘電率の高い物質は、無機物を含むこと
を特徴としている。また、この発明に係わるプリント配
線板において、前記無機物は、セラミックであることを
特徴としている。また、この発明に係わるプリント配線
板において、前記セラミックはチタン酸バリウムである
ことを特徴としている。
おいて、前記比誘電率の高い物質は、無機物を含むこと
を特徴としている。また、この発明に係わるプリント配
線板において、前記無機物は、セラミックであることを
特徴としている。また、この発明に係わるプリント配線
板において、前記セラミックはチタン酸バリウムである
ことを特徴としている。
【0011】また、この発明に係わるプリント配線板に
おいて、前記セラミックはアルミナであることを特徴と
している。また、この発明に係わるプリント配線板にお
いて、前記無機物はガラスであることを特徴としてい
る。また、本発明のプリント配線板用部材は、絶縁体か
らなる配線板本体と、該配線板本体上に配置された導体
からなる配線パターンとを備えるプリント配線板上に貼
り付けられるプリント配線板用部材であって、前記配線
板本体の比誘電率よりも比誘電率の高い物質から構成さ
れることを特徴とするプリント配線板用部材。
おいて、前記セラミックはアルミナであることを特徴と
している。また、この発明に係わるプリント配線板にお
いて、前記無機物はガラスであることを特徴としてい
る。また、本発明のプリント配線板用部材は、絶縁体か
らなる配線板本体と、該配線板本体上に配置された導体
からなる配線パターンとを備えるプリント配線板上に貼
り付けられるプリント配線板用部材であって、前記配線
板本体の比誘電率よりも比誘電率の高い物質から構成さ
れることを特徴とするプリント配線板用部材。
【0012】
【作用】以上の様に、この発明に係わるプリント配線板
は構成されているので、配線パターンの上に配線板本体
よりも比誘電率の高い物質を配置することにより、配線
パターンのインピーダンスを低くすることができる。そ
のため、配線パターン幅を細くすることができ、高密度
な配線が可能となる。
は構成されているので、配線パターンの上に配線板本体
よりも比誘電率の高い物質を配置することにより、配線
パターンのインピーダンスを低くすることができる。そ
のため、配線パターン幅を細くすることができ、高密度
な配線が可能となる。
【0013】また、マイクロストリップライン構造の配
線パターン上に、配線板本体よりも比誘電率の高い物質
を配置することにより、マイクロストリップライン構造
のパターンの実効比誘電率を、ストリップライン構造の
パターンの実効比誘電率にそろえることができるので、
信号の伝搬速度も一定にすることができる。また、この
発明に係わるプリント配線板部材は、上記の様に構成さ
れているので、高誘電材料を、放射ノイズが問題となる
基板上のGNDを含む配線部位に貼り付けることによ
り、実効比誘電率を上昇させ、高周波成分をGNDに落
とし、放射ノイズの発生を抑制することができる。
線パターン上に、配線板本体よりも比誘電率の高い物質
を配置することにより、マイクロストリップライン構造
のパターンの実効比誘電率を、ストリップライン構造の
パターンの実効比誘電率にそろえることができるので、
信号の伝搬速度も一定にすることができる。また、この
発明に係わるプリント配線板部材は、上記の様に構成さ
れているので、高誘電材料を、放射ノイズが問題となる
基板上のGNDを含む配線部位に貼り付けることによ
り、実効比誘電率を上昇させ、高周波成分をGNDに落
とし、放射ノイズの発生を抑制することができる。
【0014】また、貼付という簡単な方法により、プリ
ント基板に取り付けられるので、プリント基板への部品
実装の前後を問わず、装着可能であり、また、GNDと
の接続は不要であるので、低いコストで放射ノイズ対策
を行うことができる。
ント基板に取り付けられるので、プリント基板への部品
実装の前後を問わず、装着可能であり、また、GNDと
の接続は不要であるので、低いコストで放射ノイズ対策
を行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、添付
図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は、第1の実施例のプリント配線
板の構造を示した断面図である。図1において、プリン
ト配線板2は4層構造に構成されており、中心部に、こ
のプリント配線板2の本体を構成する絶縁体からなる配
線板本体4が配置されている。配線板本体4の上下の面
上には、GNDパターン6,8が配置されており、GN
Dパターン6,8の更に上には、絶縁体からなる基材1
0を介して、信号線12,14が配置されている。配線
板本体4と基材10とは、ともにガラスクロスとエポキ
シ樹脂の複合材料から構成されている。このガラスクロ
スとエポキシ樹脂の複合材料は、例えばFR−4グレー
ドのものでは、その比誘電率の値が4.8程度である。
図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は、第1の実施例のプリント配線
板の構造を示した断面図である。図1において、プリン
ト配線板2は4層構造に構成されており、中心部に、こ
のプリント配線板2の本体を構成する絶縁体からなる配
線板本体4が配置されている。配線板本体4の上下の面
上には、GNDパターン6,8が配置されており、GN
Dパターン6,8の更に上には、絶縁体からなる基材1
0を介して、信号線12,14が配置されている。配線
板本体4と基材10とは、ともにガラスクロスとエポキ
シ樹脂の複合材料から構成されている。このガラスクロ
スとエポキシ樹脂の複合材料は、例えばFR−4グレー
ドのものでは、その比誘電率の値が4.8程度である。
【0016】信号線12,14の上には、基材10より
も高い誘電率を有する材料からなるソルダーレジスト1
6が形成されている。このソルダーレジスト16は、樹
脂材料に無機物を混入させることにより、誘電率を高く
した材料から構成されている。混入させる無機物として
は、例えば、チタン酸バリウム、アルミナ等のセラミッ
ク、またはガラス等が使用される。
も高い誘電率を有する材料からなるソルダーレジスト1
6が形成されている。このソルダーレジスト16は、樹
脂材料に無機物を混入させることにより、誘電率を高く
した材料から構成されている。混入させる無機物として
は、例えば、チタン酸バリウム、アルミナ等のセラミッ
ク、またはガラス等が使用される。
【0017】次に、図1に示した断面構造を有するプリ
ント基板により、図2に示した回路図に基づいて、実際
の回路基板を設計した例を図3に示す。図3において、
参照番号24は、ECLICを示しており、このIC2
4の出力ピン26は、図2における18に相当してい
る。同様に、参照番号28はECLICを示しており、
このIC28の入力ピン30は、図2における20に相
当している。また、チップ抵抗32は、図2における終
端抵抗22に相当している。参照番号34はスルーホー
ルを示しており、図1におけるGNDパターン2,3の
どちらかに接続されている。
ント基板により、図2に示した回路図に基づいて、実際
の回路基板を設計した例を図3に示す。図3において、
参照番号24は、ECLICを示しており、このIC2
4の出力ピン26は、図2における18に相当してい
る。同様に、参照番号28はECLICを示しており、
このIC28の入力ピン30は、図2における20に相
当している。また、チップ抵抗32は、図2における終
端抵抗22に相当している。参照番号34はスルーホー
ルを示しており、図1におけるGNDパターン2,3の
どちらかに接続されている。
【0018】信号線36は、ECLIC24の出力ピン
26とECLIC28の入力ピン30とを接続してい
る。また、信号線36は、図1における信号線12,1
4に相当する。従来のプリント配線板の構造において
は、例えば、信号線36の特性インピーダンスを50Ω
程度にしようとすると、信号線36の幅は0.35mm
程度(ただし、プリント配線板の基材は、その厚みが
0.22mmで、比誘電率が4.8であるものとする)
と、太いパターン幅となり高密度な配線は困難であっ
た。
26とECLIC28の入力ピン30とを接続してい
る。また、信号線36は、図1における信号線12,1
4に相当する。従来のプリント配線板の構造において
は、例えば、信号線36の特性インピーダンスを50Ω
程度にしようとすると、信号線36の幅は0.35mm
程度(ただし、プリント配線板の基材は、その厚みが
0.22mmで、比誘電率が4.8であるものとする)
と、太いパターン幅となり高密度な配線は困難であっ
た。
【0019】これに対し、この実施例においては、図1
に示すように、信号線12,14の上に、比誘電率が
7.0と高い物質からなるソルダーレジストが0.08
mmの厚みで形成されているので、信号線36(図1に
おける12,14)の幅を0.25mmと細くしても、
特性インピーダンスを50Ω程度に低く抑えることがで
き、配線密度をより高密度にすることができる。 (第2の実施例)図4は、第2の実施例のプリント配線
板の構造を示した断面図である。
に示すように、信号線12,14の上に、比誘電率が
7.0と高い物質からなるソルダーレジストが0.08
mmの厚みで形成されているので、信号線36(図1に
おける12,14)の幅を0.25mmと細くしても、
特性インピーダンスを50Ω程度に低く抑えることがで
き、配線密度をより高密度にすることができる。 (第2の実施例)図4は、第2の実施例のプリント配線
板の構造を示した断面図である。
【0020】図4において、プリント配線板40は6層
構造に構成されており、中心部に、このプリント配線板
40の本体を構成する絶縁体からなる配線板本体42が
配置されている。この配線板本体42の内部には、スト
リップライン構造の信号線44,46が配置されてい
る。また、配線板本体42の上下の面上には、電源パタ
ーンまたはGNDパターン48,50が配置されてお
り、電源パターンまたはGNDパターン48,50の更
に上には、絶縁体からなる基材52を介して、マイクロ
ストリップライン構造の信号線54,56が配置されて
いる。配線板本体42と基材52とは、ともにガラスク
ロスとエポキシ樹脂の複合材料から構成されている。こ
のガラスクロスとエポキシ樹脂の複合材料は、例えばF
R−4グレードのものでは、その比誘電率の値が4.8
程度である。
構造に構成されており、中心部に、このプリント配線板
40の本体を構成する絶縁体からなる配線板本体42が
配置されている。この配線板本体42の内部には、スト
リップライン構造の信号線44,46が配置されてい
る。また、配線板本体42の上下の面上には、電源パタ
ーンまたはGNDパターン48,50が配置されてお
り、電源パターンまたはGNDパターン48,50の更
に上には、絶縁体からなる基材52を介して、マイクロ
ストリップライン構造の信号線54,56が配置されて
いる。配線板本体42と基材52とは、ともにガラスク
ロスとエポキシ樹脂の複合材料から構成されている。こ
のガラスクロスとエポキシ樹脂の複合材料は、例えばF
R−4グレードのものでは、その比誘電率の値が4.8
程度である。
【0021】信号線54,56のさらに上には、基材5
2よりも高い誘電率を有する材料からなるソルダーレジ
スト58が形成されている。このソルダーレジスト58
は、樹脂材料に無機物を混入させることにより、誘電率
を高くした材料から構成されている。混入させる無機物
としては、例えば、チタン酸バリウム、アルミナ等のセ
ラミック、またはガラス等が使用される。
2よりも高い誘電率を有する材料からなるソルダーレジ
スト58が形成されている。このソルダーレジスト58
は、樹脂材料に無機物を混入させることにより、誘電率
を高くした材料から構成されている。混入させる無機物
としては、例えば、チタン酸バリウム、アルミナ等のセ
ラミック、またはガラス等が使用される。
【0022】従来のプリント配線板の構造(すなわち、
信号線54,56の上に基材52よりも誘電率の高い材
料をコートしない場合)では、例えば、ストリップライ
ン構造の信号線44,46の信号伝搬速度は13.5c
m/nsであり、マイクロストリップライン構造の信号
線54,56の信号伝搬速度は16cm/nsである。
そのため、信号の伝達時間に差ができてしまう。
信号線54,56の上に基材52よりも誘電率の高い材
料をコートしない場合)では、例えば、ストリップライ
ン構造の信号線44,46の信号伝搬速度は13.5c
m/nsであり、マイクロストリップライン構造の信号
線54,56の信号伝搬速度は16cm/nsである。
そのため、信号の伝達時間に差ができてしまう。
【0023】これに対し、この実施例においては、図4
に示すように、信号線54,56の上に、基材52より
も比誘電率が高い物質からなるソルダーレジスト58を
形成して、実効比誘電率を調整しているので、マイクロ
ストリップライン構造の信号線54,56の信号伝搬速
度を13.5cm/nsに設定することができる。以上
説明した様に、第1及び第2の実施例のプリント配線板
においては、配線パターン上に配線板本体よりも比誘電
率の高い材料からなるソルダーレジスト層が形成されて
いるので、配線パターンの特性インピーダンスを低くす
ることができ、配線パターンの幅を細くして配線密度を
高めることができる。また、配線パターンの実効比誘電
率を高めることができるので、信号の伝搬速度を他の配
線パターンとそろえることができる。
に示すように、信号線54,56の上に、基材52より
も比誘電率が高い物質からなるソルダーレジスト58を
形成して、実効比誘電率を調整しているので、マイクロ
ストリップライン構造の信号線54,56の信号伝搬速
度を13.5cm/nsに設定することができる。以上
説明した様に、第1及び第2の実施例のプリント配線板
においては、配線パターン上に配線板本体よりも比誘電
率の高い材料からなるソルダーレジスト層が形成されて
いるので、配線パターンの特性インピーダンスを低くす
ることができ、配線パターンの幅を細くして配線密度を
高めることができる。また、配線パターンの実効比誘電
率を高めることができるので、信号の伝搬速度を他の配
線パターンとそろえることができる。
【0024】また、通常に使用される基板においても信
号線の容量を大きくする効果により、信号波形の高周波
成分を抑え、不要輻射を低くすることも可能である。 (第3の実施例)図5は、本発明に係わるプリント配線
板用部材をプリント配線板に張り付けた状態を示した図
である。
号線の容量を大きくする効果により、信号波形の高周波
成分を抑え、不要輻射を低くすることも可能である。 (第3の実施例)図5は、本発明に係わるプリント配線
板用部材をプリント配線板に張り付けた状態を示した図
である。
【0025】図5において、プリント配線板60は、ガ
ラスエポキシからなる配線板本体62と、この配線板本
体62上に形成された配線パターン64,66と、この
配線パターン64,66上に形成されたソルダーレジス
ト68とから構成されている。ここで、配線パターン6
4はGNDパターンであり、配線パターン66は信号線
である。また、ソルダーレジスト68上には、高い誘電
率を有する材料を長方形の板状に形成したプリント配線
板用部材70が張り付けられている。この実施例におい
ては、プリント配線板用部材70を構成する高誘電率材
料として、セラミックスが使用されている。
ラスエポキシからなる配線板本体62と、この配線板本
体62上に形成された配線パターン64,66と、この
配線パターン64,66上に形成されたソルダーレジス
ト68とから構成されている。ここで、配線パターン6
4はGNDパターンであり、配線パターン66は信号線
である。また、ソルダーレジスト68上には、高い誘電
率を有する材料を長方形の板状に形成したプリント配線
板用部材70が張り付けられている。この実施例におい
ては、プリント配線板用部材70を構成する高誘電率材
料として、セラミックスが使用されている。
【0026】ここで、プリント配線板用部材70の使用
方法について説明すると、このプリント配線板部材70
は、例えば、図6に示した様な2つのIC72,74を
搭載した回路において、放射ノイズが問題となる配線パ
ターン76の部分に貼付して使用される。このプリント
配線板用部材70を配線パターン76上に貼り付けた状
態を示した図が図7である。このように、放射ノイズを
発生する配線パターン76の上に、この実施例のプリン
ト配線板用部材70を貼り付けることにより、配線パタ
ーン76からの放射ノイズを低減することができる。
方法について説明すると、このプリント配線板部材70
は、例えば、図6に示した様な2つのIC72,74を
搭載した回路において、放射ノイズが問題となる配線パ
ターン76の部分に貼付して使用される。このプリント
配線板用部材70を配線パターン76上に貼り付けた状
態を示した図が図7である。このように、放射ノイズを
発生する配線パターン76の上に、この実施例のプリン
ト配線板用部材70を貼り付けることにより、配線パタ
ーン76からの放射ノイズを低減することができる。
【0027】プリント配線板用部材70の貼り付け方法
としては、配線板上に接着剤を塗布した後に、プリント
配線板用部材70を配線板上に張り付けても良いし、プ
リント配線板用部材70にあらかじめ接着剤を塗布して
おいても良い。 (第4の実施例)図8,図9は、プリント配線板用部材
の他の例を示した図である。
としては、配線板上に接着剤を塗布した後に、プリント
配線板用部材70を配線板上に張り付けても良いし、プ
リント配線板用部材70にあらかじめ接着剤を塗布して
おいても良い。 (第4の実施例)図8,図9は、プリント配線板用部材
の他の例を示した図である。
【0028】この実施例においては、プリント配線板用
部材78は、粘性を持つゲル状物質中に、高誘電率を有
する材料を分散させることにより構成されている。例え
ば、粘土中にマイカを分散したものなどである。このプ
リント配線板用部材78を、IC80,82が実装され
た基板上の放射ノイズを発生する配線パターン84上
に、図9に示す様に貼付することにより放射ノイズを低
減することができる。この実施例においては、プリント
配線板用部材78が粘性を持つゲル状であるため、第3
の実施例の場合に比較して、屈曲したパターンへも追従
性良く貼り付けることができる。
部材78は、粘性を持つゲル状物質中に、高誘電率を有
する材料を分散させることにより構成されている。例え
ば、粘土中にマイカを分散したものなどである。このプ
リント配線板用部材78を、IC80,82が実装され
た基板上の放射ノイズを発生する配線パターン84上
に、図9に示す様に貼付することにより放射ノイズを低
減することができる。この実施例においては、プリント
配線板用部材78が粘性を持つゲル状であるため、第3
の実施例の場合に比較して、屈曲したパターンへも追従
性良く貼り付けることができる。
【0029】以上説明した様に、第3及び第4の実施例
のプリント配線板によれば、プリント配線板の配線パタ
ーン上に板状、又はゲル状の高誘電率材料を貼付するこ
とにより放射ノイズの部分的低減化が、基板製造プロセ
スの変更を行うことなく実現できる。
のプリント配線板によれば、プリント配線板の配線パタ
ーン上に板状、又はゲル状の高誘電率材料を貼付するこ
とにより放射ノイズの部分的低減化が、基板製造プロセ
スの変更を行うことなく実現できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のプリント配
線板によれば、配線パターンの上に配線板本体よりも比
誘電率の高い物質を配置することにより、配線パターン
のインピーダンスを低くすることができる。そのため、
配線パターン幅を細くすることができ、高密度な配線が
可能となる。
線板によれば、配線パターンの上に配線板本体よりも比
誘電率の高い物質を配置することにより、配線パターン
のインピーダンスを低くすることができる。そのため、
配線パターン幅を細くすることができ、高密度な配線が
可能となる。
【0031】また、マイクロストリップライン構造の配
線パターン上に、配線板本体よりも比誘電率の高い物質
を配置することにより、マイクロストリップライン構造
のパターンの実効比誘電率を、ストリップライン構造の
パターンの実効比誘電率にそろえることができるので、
信号の伝搬速度も一定にすることができる。また、この
発明に係わるプリント配線板部材は、上記の様に構成さ
れているので、高誘電材料を、放射ノイズが問題となる
基板上のGNDを含む配線部位に貼り付けることによ
り、実効比誘電率を上昇させ、高周波成分をGNDに落
とし、放射ノイズの発生を抑制することができる。
線パターン上に、配線板本体よりも比誘電率の高い物質
を配置することにより、マイクロストリップライン構造
のパターンの実効比誘電率を、ストリップライン構造の
パターンの実効比誘電率にそろえることができるので、
信号の伝搬速度も一定にすることができる。また、この
発明に係わるプリント配線板部材は、上記の様に構成さ
れているので、高誘電材料を、放射ノイズが問題となる
基板上のGNDを含む配線部位に貼り付けることによ
り、実効比誘電率を上昇させ、高周波成分をGNDに落
とし、放射ノイズの発生を抑制することができる。
【0032】また、貼付という簡単な方法により、プリ
ント基板に取り付けられるので、プリント基板への部品
実装の前後を問わず、装着可能であり、また、GNDと
の接続は不要であるので、低いコストで放射ノイズ対策
を行うことができる。
ント基板に取り付けられるので、プリント基板への部品
実装の前後を問わず、装着可能であり、また、GNDと
の接続は不要であるので、低いコストで放射ノイズ対策
を行うことができる。
【図1】第1の実施例のプリント配線板の構造を示した
断面図である。
断面図である。
【図2】プリント配線板上の回路図である。
【図3】図2に示した回路図に基づいて実際の回路基板
を設計した例を示した図である。
を設計した例を示した図である。
【図4】第2の実施例のプリント配線板の構造を示した
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明に係わるプリント配線板用部材をプリン
ト配線板に張り付けた状態を示した斜視図である。
ト配線板に張り付けた状態を示した斜視図である。
【図6】プリント配線板用部材を貼り付けるプリント配
線板を示した図である。
線板を示した図である。
【図7】プリント配線板用部材をプリント配線板に張り
付けた状態を示した平面図である。
付けた状態を示した平面図である。
【図8】他の実施例のプリント配線板用部材を貼り付け
るプリント配線板を示した図である。
るプリント配線板を示した図である。
【図9】他の実施例のプリント配線板用部材をプリント
配線板に張り付けた状態を示した平面図である。
配線板に張り付けた状態を示した平面図である。
【図10】従来のプリント配線板の構造を示した図であ
る。
る。
【図11】従来のプリント配線板の構造を示した図であ
る。
る。
【図12】従来のプリント配線板の構造を示した図であ
る。
る。
2 プリント配線板 4 配線板本体 6,8 GNDパターン 10 基材 12,14 信号線 16 ソルダーレジスト 22 終端抵抗 24,28 ECLIC 26 出力ピン 30 入力ピン 32 チップ抵抗 34 スルーホール 36 信号線 40 プリント配線板 42 配線板本体 44,46 信号線 48,50 電源パターン又はGNDパターン 52 基材 54,56 信号線 58 ソルダーレジスト 60 プリント配線板 62 配線板本体 64,66 配線パターン 68 ソルダーレジスト 70 プリント配線板用部材 72,74 IC 76 配線パターン 78 プリント配線板用部材 80,82 IC 84 配線パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 靖 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 寺山 芳実 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 西田 秀之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 絶縁体からなる配線板本体と、該配線板
本体上に配置された導体からなる配線パターンとを備え
るプリント配線板において、 前記配線パターン上に、前記配線板本体よりも比誘電率
の高い物質を配置したことを特徴とするプリント配線
板。 - 【請求項2】 前記配線板本体と前記配線パターンは、
多層に積層されていると共に、前記配線パターンは、ス
トリップライン構造のパターンと、マイクロストリップ
ライン構造のパターンとから構成されており、前記比誘
電率の高い物質は、前記マイクロストリップライン構造
のパターン上に配置されていることを特徴とする請求項
1に記載のプリント配線板。 - 【請求項3】 前記比誘電率の高い物質は、無機物を含
むことを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。 - 【請求項4】 前記無機物は、セラミックであることを
特徴とする請求項3に記載のプリント配線板。 - 【請求項5】 前記セラミックはチタン酸バリウムであ
ることを特徴とする請求項4に記載のプリント配線板。 - 【請求項6】 前記セラミックはアルミナであることを
特徴とする請求項4に記載のプリント配線板。 - 【請求項7】 前記無機物はガラスであることを特徴と
する請求項3に記載のプリント配線板。 - 【請求項8】 絶縁体からなる配線板本体と、該配線板
本体上に配置された導体からなる配線パターンとを備え
るプリント配線板上に貼り付けられるプリント配線板用
部材であって、前記配線板本体の比誘電率よりも比誘電
率の高い物質から構成されることを特徴とするプリント
配線板用部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP696693A JPH06216501A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | プリント配線板及びプリント配線板用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP696693A JPH06216501A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | プリント配線板及びプリント配線板用部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06216501A true JPH06216501A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11652952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP696693A Withdrawn JPH06216501A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | プリント配線板及びプリント配線板用部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06216501A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002232153A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 多層回路基板 |
| JP2002299816A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-11 | Shen Taa Teien Nao Kofun Yugenkoshi | 多層回路板 |
| JP2002299817A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-11 | Shen Taa Teien Nao Kofun Yugenkoshi | 多層回路板 |
| JP2009206380A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Nitto Denko Corp | 配線回路基板 |
| JP2010010528A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Nitto Denko Corp | 配線回路基板およびその製造方法 |
| JP7276627B1 (ja) * | 2022-06-30 | 2023-05-18 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置の評価方法、半導体装置の製造方法、及び半導体装置 |
-
1993
- 1993-01-19 JP JP696693A patent/JPH06216501A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002232153A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 多層回路基板 |
| JP2002299816A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-11 | Shen Taa Teien Nao Kofun Yugenkoshi | 多層回路板 |
| JP2002299817A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-11 | Shen Taa Teien Nao Kofun Yugenkoshi | 多層回路板 |
| JP2009206380A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Nitto Denko Corp | 配線回路基板 |
| JP2010010528A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Nitto Denko Corp | 配線回路基板およびその製造方法 |
| JP7276627B1 (ja) * | 2022-06-30 | 2023-05-18 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置の評価方法、半導体装置の製造方法、及び半導体装置 |
| WO2024004157A1 (ja) * | 2022-06-30 | 2024-01-04 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置の評価方法、半導体装置の製造方法、及び半導体装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000404 |