JPH06224380A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Publication number
JPH06224380A
JPH06224380A JP5012604A JP1260493A JPH06224380A JP H06224380 A JPH06224380 A JP H06224380A JP 5012604 A JP5012604 A JP 5012604A JP 1260493 A JP1260493 A JP 1260493A JP H06224380 A JPH06224380 A JP H06224380A
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JP
Japan
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silicon film
type
gate electrode
forming
film
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Application number
JP5012604A
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English (en)
Inventor
Munetaka Oda
宗隆 小田
Yoshikatsu Shida
吉克 志田
Junichi Kawaguchi
淳一 川口
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH06224380A publication Critical patent/JPH06224380A/ja
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】工程数を増加することなく、ゲート酸化膜とゲ
ート電極との界面が空乏化することを防止し、トランジ
スタのトランスコンダクタンスが大きな表面チャネル型
のnMOSFET及びpMOSFETを同一基板上に備
えた半導体装置の製造方法を提供する。 【構成】ゲート電極形成材料となるシリコン膜3を、S
2 6 を用い580℃以下の雰囲気で形成した後、n
型素子形成領域にn型不純物を、p型素子形成領域にp
型不純物をイオン注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一基板上に、金属・
酸化物・半導体構造を有するn型のトランジスタ(以
下、『nMOSFET』という)と、金属・酸化物・半
導体構造を有するp型のトランジスタ(以下、『pMO
SFET』という)を備えた半導体装置の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、同一基板上に、nMOSFETと
pMOSFETの両方を備えた相補性MOSFETのゲ
ート電極は、多結晶シリコン膜等のゲート電極形成材料
に、リンやヒ素等のn型不純物(n型ドーパント)をイ
オン注入したり、固層拡散させた後、これをパターニン
グして形成していた。そして、nMOSFETは、表面
チャネル型に、pMOSFETは、埋め込みチャネル型
としていた。即ち、従来の相補性MOSFETは、nM
OSFET及びpMOSFETともゲート電極はn型と
し、nMOSFETでは、ソース・ドレインをn型に、
pMOSFETでは、ソース・ドレインをp型とした構
造を有していた。
【0003】しかしながら、近年では、半導体装置の微
細化及び高集積化が進み、これに伴って素子の微細化が
盛んに行われてきており、例えば、最小線幅が0.5μ
m以下の微細なMOSFETが使用されている。そし
て、前記のように微細なMOSFETにおいては、短チ
ャネル効果を抑制することが必須とされている。このた
め、pMOSFETのゲート電極をp型とし、埋め込み
チャネル型より短チャネル効果を抑制する能力が高い表
面チャネル型のpMOSFETが使用されるようになっ
てきた。
【0004】前記相補性MOSFETにおいて、nMO
SFETのチャネルとpMOSFETのチャネルを共に
表面チャネル型とする技術としては、Bijian Davari 等
が、IEEE Transaction on electron device, vol.39, p
967,1992' に紹介している例や、Wen Lin 等が、 Solid
-State Electronics, VOL.32, p956,1989'に紹介してい
る例等が挙げられる。
【0005】これらの技術は、以下の工程により構成さ
れている。先ず、ゲート電極形成材料である多結晶シリ
コン膜を形成した後、これをパターニングしてゲート電
極を形成する。次に、nMOSFETを形成する領域
に、選択的にn型不純物をイオン注入して、n型のゲー
ト電極、n型のソース・ドレインを形成する。次に、p
MOSFETを形成する領域に、選択的にp型不純物を
イオン注入して、p型のゲート電極、p型のソース・ド
レインを形成する。即ち、各MOSFET共、ソース・
ドレインを形成するためのイオン注入とゲート電極を低
抵抗化するための不純物イオン注入を同時に行う。この
ため、ソース・ドレインでは、表面不純物濃度が十分高
くなり、浅い接合が形成される反面、ゲート電極のキャ
リア濃度が低くなり、シート抵抗が高くなるという問題
が生じてしまう。従って、この技術では、前記不純物を
イオン注入した後、ウエハを900℃以上の高温で熱処
理して、ゲート電極及びソース・ドレインの表面をシリ
サイド化し、シート抵抗を低下させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記Bi
jian Davari やWen Lin 等が紹介した従来例では、チャ
ネル形成時に、ゲート酸化膜とゲート電極(多結晶シリ
コン膜)との界面が空乏化すると言う問題があった。こ
れは、前記多結晶シリコン膜(ゲート電極)中の不純物
(ドーパント)の活性化率が、単結晶シリコン膜(半導
体基板)中の活性化率に比べ、極めて低いことに由来し
て起こる問題である。
【0007】即ち、J.Y.W.Setoが、The electrical pro
pertis of polycrystaline siliconfilms, J.Appl.Phy
s., vol.46, p52473〜5254, 1975' に紹介しているよう
に、多結晶シリコン膜と単結晶シリコン膜に、同一の濃
度で不純物をイオン注入した場合、多結晶シリコン膜中
のキャリア濃度は、単結晶シリコン膜中のキャリア濃度
の約1/10となることが報告されている。これは、前
記多結晶シリコン膜にイオン注入された不純物が、当該
多結晶シリコン膜の粒界に偏析するためであると考えら
れている。
【0008】従って、例えば、1×1015個/cm2
不純物濃度で、前記ゲート電極及びソース・ドレインに
不純物をイオン注入した場合、当該ソース・ドレインで
は、1×1020個/cm3 程度のキャリア濃度となる
が、ゲート電極のキャリア濃度は、1×1019個/cm
3 程度である。ここで、例えば、ゲート酸化膜の膜厚が
9nmの場合、ゲート電極として必要なキャリア濃度
は、1×1020個/cm3以上である。前記ゲート電極
のキャリア濃度がこれ以下であると、トランジスタが動
作している時に、ゲート酸化膜とゲート電極(多結晶シ
リコン膜)との界面に空乏層が生じ、トランジスタのト
ランスコンダクタンスが極めて低下する。このため、M
OSFETの動作が緩慢になるという問題があった。
【0009】そこで、前記ゲート電極(多結晶シリコン
膜)中に注入された不純物の活性化率を向上させるた
め、前記不純物のイオン注入量を増加したり、前記不純
物を活性化するために行う熱処理の温度を上昇すること
も検討されている。しかしながら、前記不純物のイオン
注入量を増加したり、前記熱処理の温度を上昇すると、
ソース・ドレインの接合が深くなり、パンチスルー耐圧
が低下するため、微細なMOSFETには適用できない
という問題があった。
【0010】また、ソース・ドレイン形成のための不純
物イオン注入工程の他に、前記ゲート電極に選択的に不
純物をイオン注入し、当該ゲート電極のキャリア濃度を
増加させる方法も考えられるが、工程が複雑になり、生
産性が低下するという問題があった。本発明は、このよ
うな種々の問題を解決することを課題とするものであ
り、工程数を増加することなく、ゲート酸化膜とゲート
電極との界面が空乏化することを防止し、トランジスタ
のトランスコンダクタンスが大きな表面チャネル型のn
MOSFET及びpMOSFETを同一基板上に備えた
半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、同一基板上に、金属・酸化物・半導体構
造を有するn型のトランジスタと、金属・酸化物・半導
体構造を有するp型のトランジスタを形成する半導体装
置の製造方法において、半導体基板の素子形成領域上に
形成したゲート酸化膜の全面に、Si2 6 を用い58
0℃以下の雰囲気でシリコン膜を形成する第1工程と、
前記シリコン膜にパターニングを行い、ゲート電極を形
成する第2工程と、前記ゲート電極形成後、n型素子を
形成する領域にn型不純物を、p型素子を形成する領域
にp型不純物を導入する第3工程と、前記不純物を活性
化する第4工程と、を含むことを特徴とする半導体装置
の製造方法を提供するものである。
【0012】そして、前記シリコン膜形成後、当該シリ
コン膜に、600℃以上の温度で熱処理を行うことを特
徴とする半導体装置の製造方法を提供するものである。
そしてまた、同一基板上に、金属・酸化物・半導体構造
を有するn型のトランジスタと、金属・酸化物・半導体
構造を有するp型のトランジスタを形成する半導体装置
の製造方法において、半導体基板の素子形成領域上に形
成したゲート酸化膜の全面に、多結晶シリコン膜を形成
する第1工程と、前記多結晶シリコン膜にSiイオンま
たはGeイオンを導入する第2工程と、前記Siイオン
またはGeイオンが導入された多結晶シリコン膜にパタ
ーニングを行い、ゲート電極を形成する第3工程と、前
記ゲート電極形成後、n型素子を形成する領域にn型不
純物を、p型素子を形成する領域にp型不純物を導入す
る第4工程と、前記不純物を活性化する第5工程と、を
含むことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する
ものである。
【0013】さらにまた、前記SiイオンまたはGeイ
オンが導入された多結晶シリコン膜に、600℃以上の
温度で熱処理を行うことを特徴とする半導体装置の製造
方法を提供するものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、半導体基板の
素子形成領域上に形成したゲート酸化膜の全面に、Si
2 6 を用い580℃以下の雰囲気でシリコン膜を形成
し、前記シリコン膜にパターニングを行い、ゲート電極
を形成した後、n型素子を形成する領域にn型不純物
を、p型素子を形成する領域にp型不純物を導入した
後、前記不純物を活性化することで、前記シリコン膜を
非晶質状態で形成することができる。従って、前記シリ
コン膜中の不純物の活性化率を多結晶シリコン膜中の活
性化率の10倍程度にすることができる。
【0015】即ち、前記条件で形成したシリコン膜は、
非晶質シリコン膜となるため、その結晶を粗大化するこ
とができると共に、粒界を少なくすることができる。従
って、粒界に偏析する不純物が少ないため、前記ゲート
電極のキャリア濃度を増加することができる。このた
め、トランジスタの作動中に、ゲート酸化膜とゲート電
極との界面に空乏化が生じることを防止することができ
る。従って、MOSFETのトランスコンダクタンスの
低下を抑制することができる。
【0016】前記シリコン膜の成膜温度が580℃を越
えると、当該シリコン膜内に、核が発生して、600℃
以上の熱処理後、シリコン膜中の結晶が微細化し、前記
ゲート電極のキャリア濃度を増加することが困難とな
る。また、前記Si2 6 を使用せずに、SiH4 を用
い、成膜温度を580℃以下として、前記シリコン膜を
形成すると、成膜レートが低下して効率のよい成膜がで
きず、生産性を低下してしまう。
【0017】従って、前記シリコン膜は、Si2 6
用い580℃以下の雰囲気で形成することが好適であ
る。また、ゲート電極とソース・ドレインのキャリア濃
度を同程度とすることができるため、従来のように、ゲ
ート電極表面及びソース・ドレインの表面をシリサイド
化することなく、十分に低いシート抵抗を得ることがで
きるため、工程を簡略化することができる。
【0018】そしてまた、請求項2に記載の発明によれ
ば、前記シリコン膜形成後、当該シリコン膜に、600
℃以上の温度で熱処理を行うことで、より確実に、当該
シリコン膜の結晶粒径を粗大化し、粒界を少なくするこ
とができる。さらに、請求項3に記載の発明によれば、
半導体基板の素子形成領域上のゲート酸化膜の全面に形
成した多結晶シリコン膜に、SiイオンまたはGeイオ
ンを導入し、これをパターニングしてゲート電極を形成
した後、n型素子を形成する領域にn型不純物を、p型
素子を形成する領域にp型不純物を導入した後、前記不
純物を活性化することで、前記SiイオンまたはGeイ
オンが導入された多結晶シリコン膜中の不純物の活性化
率を多結晶シリコン膜中の活性化率の10倍程度にする
ことができる。
【0019】即ち、前記多結晶シリコン膜に、Siイオ
ンまたはGeイオンを導入することで、当該多結晶シリ
コン膜の結晶を粗大化することができると共に、粒界を
無くすことができる。従って、粒界に不純物が偏析する
ことがないため、前記ゲート電極のキャリア濃度を増加
することができる。このため、トランジスタの作動中
に、ゲート酸化膜とゲート電極との界面に空乏層が生じ
ることを防止することができる。従って、MOSFET
のトランスコンダクタンスの低下を抑制することができ
る。
【0020】また、ゲート電極とソース・ドレインのキ
ャリア濃度を同程度とすることができるため、従来のよ
うに、ゲート電極表面及びソース・ドレインの表面をシ
リサイド化することなく、十分に低いシート抵抗を得る
ことができる。さらに、請求項4に記載の発明によれ
ば、前記SiイオンまたはGeイオンが導入された多結
晶シリコン膜に、600℃以上の温度で熱処理を行うこ
とで、より確実に前記シリコン膜の結晶粒径を粗大化
し、粒界を無くすことができる。
【0021】
【実施例】(実施例1)次に、本発明に係る実施例1に
ついて、図面を参照して説明する。図1ないし図6は、
本発明の実施例1に係る半導体装置の製造工程の一部を
示す部分断面図である。
【0022】図1に示す工程では、面方位(100)の
p型半導体基板1において、n型素子を形成する領域に
pウエル31を、p型素子を形成する領域にnウエル3
0を形成する。次に、公知の方法により、前記半導体基
板1の素子分離領域にフィールド酸化膜2を形成し、次
いで、p型素子を形成する領域に形成したフィールド酸
化膜2の下部に反転防止層4を形成する。次に、前記ウ
エハに熱酸化を行い、半導体基板1の素子形成領域上
に、膜厚が7nm程度のゲート酸化膜5を形成する。次
いで、Si2 6 ガスを用い、480℃の成膜温度で、
前記ウエハの全面に膜厚が150nm程度のシリコン膜
3を形成する。このシリコン膜3は、前記条件で成膜す
ることで、非晶質シリコン膜となる。
【0023】次に、図2に示す工程では、図1に示す工
程で得たシリコン膜3にパターニングを行い、前記n型
素子を形成する領域上及びp型素子を形成する領域上
に、ゲート長が0.35μmのゲート電極6を形成す
る。次いで、前記ウエハのn型となる素子領域上にレジ
スト膜9を塗布し、これをマスクとして、p型素子を形
成する領域に、p型不純物としてB+ (ホウ素)を、注
入量=1×1013個/cm 2 、注入エネルギー=10K
eVでイオン注入し、p- 拡散層7及びp- 拡散層8、
p型ゲート電極16を形成する。
【0024】次いで、図3に示す工程では、図2に示す
工程で形成したレジスト膜9を除去した後、前記ウエハ
のp型素子を形成する領域上にレジスト膜9を塗布し、
これをマスクとしてn型素子を形成する領域に、n型不
純物としてP+ (リン)を、注入量=4×1013個/c
2 、注入エネルギー=30KeVでイオン注入し、n
- 拡散層10及びn- 拡散層11を形成する。
【0025】次に、図4に示す工程では、図3に示す工
程で形成したレジスト膜9を除去し、各ゲート電極にサ
イドウォールを形成した後、前記ウエハのn型素子を形
成する領域上にレジスト膜9を塗布し、これをマスクと
して、p型素子を形成する領域に、p型不純物としてB
2 + (フッ化ホウ素)を、注入量=2×1015個/c
2 、注入エネルギー=40KeVでイオン注入し、p
+ 拡散層12及びp+拡散層14及びP型ゲート電極1
6を形成する。この時、前記ゲート電極6は、非晶質シ
リコン膜3から形成されているため、前記Bが、粒界に
偏析する量が少なく、シリコン膜3中に拡散する。従っ
て、従来の多結晶シリコン膜からなるゲート電極を形成
した場合に比べ、極めてキャリア濃度が増加したp型ゲ
ート電極16を得ることができる。
【0026】次いで、図5に示す工程では、図4に示す
工程で形成したレジスト膜9を除去した後、前記ウエハ
のp型素子を形成する領域上にレジスト膜9を塗布し、
これをマスクとして、n型素子を形成する領域に、n型
不純物としてAs+ (ヒ素)を、注入量=3×1015
/cm2 、注入エネルギー=40KeVでイオン注入
し、p+ 拡散層12、p+ 拡散層14ぴょびn型ゲート
電極26を形成する。この時、前記ゲート電極6は、非
晶質シリコン膜3から形成されているため、前記Pが、
粒界に偏析する量が少なく、シリコン膜3中に拡散す
る。従って、キャリア濃度が増加したn型ゲート電極2
6を得ることができる。
【0027】次に、前記イオン注入が終了したウエハを
拡散炉に装入し、当該ウエハに850℃で30分間熱処
理を行う。このようにして、前記不純物を活性化し、p
- 拡散層7及びp+ 拡散層12からなるソース13、p
- 拡散層8及びp+ 拡散層14からなるドレイン15、
- 拡散層10及びn+ 拡散層17からなるソース1
8、n- 拡散層11及びn+ 拡散層19からなるドレイ
ン21を形成した。
【0028】次いで、図6に示す工程では、ゲート電極
16及び26上、ソース13及び18上、ドレイン15
及び21上に形成されている酸化膜を除去した後、全面
に、膜厚が20nm程度のチタン膜を形成する。次い
で、前記チタン膜が形成されたウエハを、急速加熱装置
に装入し、当該ウエハに、650℃で30秒間熱処理を
行い、ゲート電極16及び26上、ソース13及び18
上、ドレイン15及び21上に形成されたチタン膜をシ
リサイド化し、この部分にチタンシリサイド膜22を形
成する。次に、前記シリサイド化において、未反応であ
ったチタン膜をアンモニア過酸化水素水で除去した後、
前記ウエハを再び急速加熱装置に装入し、当該ウエハ
に、800℃で30秒間熱処理を行う。次いで、前記ウ
エハの全面に、層間絶縁膜23を形成する。
【0029】その後、コンタクト孔の開口等、所望の工
程を行い、相補性MOSFETを備えた半導体装置を完
成する。なお、本実施例では、図1に示す工程で、Si
2 6 ガスを用い、480℃の成膜温度で、シリコン膜
3を形成したが、これに限らず、当該シリコン膜3は、
Si2 6 ガスを用い、580℃以下の成膜温度で形成
すればよい。
【0030】また、本実施例では、p型素子を形成する
領域に、p型不純物として、B+ 、BF2 + をイオン注
入したが、これに限らず、他の種類のp型不純物をイオ
ン注入してもよい。また、イオン注入条件(注入量や注
入エネルギー等)は、所望により決定してよい。また、
本実施例では、n型素子を形成する領域に、n型不純物
として、P+ 、As+ をイオン注入したが、これに限ら
ず、他の種類のn型不純物をイオン注入してもよい。ま
た、イオン注入条件(注入量や注入エネルギー等)は、
所望により決定してよい。
【0031】さらにまた、本実施例では、図5に示す工
程でイオン注入が終了したウエハに850℃、30分間
の熱処理を行なったが、これに限らず、当該熱処理は、
急速熱装置を用い、900〜1100℃程度の温度で、
10〜60秒間の熱処理を行う等、所望により熱処理方
法を決定してよい。そして、本実施例で説明した素子の
サイズは一例であり、所望により変更して形成してよ
い。
【0032】次に、比較として、図1に示す工程で、シ
リコン膜を形成する代わりに、SiH4 ガスを用い、6
20℃の成膜温度で、膜厚が150nm程度の多結晶シ
リコン膜を形成した後、図2に示す以降の工程を行い、
相補性MOSFETを備えた半導体装置を完成した(比
較例)。次に、実施例1で得た相補性MOSFET(発
明品)のシート抵抗と、比較例のシート抵抗を、n型素
子形成領域及びp型素子形成領域について測定した。n
型素子形成領域におけるシート抵抗の測定結果を図9
に、pn型素子形成領域におけるシート抵抗の測定結果
を図10に示す。
【0033】図9及び図10より、発明品のシート抵抗
は、比較例のシート抵抗に比べ、極めて低い値を示すこ
とが確認された。これより、本発明品は、ゲート電極
に、ゲート及びドレインと同程度の不純物量を注入する
ことで、高いキャリア濃度が得られることが立証され
た。 (実施例2)次に、本発明に係る実施例2について図面
を参照して説明する。
【0034】前記実施例1の図1に示す工程において、
シリコン膜3を形成後、当該シリコン膜3が形成された
ウエハを、600℃の不活性ガス雰囲気中で2時間熱処
理を行う。次に、前記実施例1で行った図2以降の工程
を行い、相補性MOSFETを備えた半導体装置を完成
する。
【0035】なお、本実施例では、前記シリコン膜3が
形成されたウエハを、600℃の不活性ガス雰囲気中で
2時間熱処理を行なったが、これに限らず、当該熱処理
の温度は、600℃以上であればよい。また、熱処理時
間は、所望により決定してよい。 (実施例3)次に、本発明に係る実施例3について、図
面を参照して説明する。
【0036】図7及び図8は、本発明の実施例3に係る
半導体装置の製造工程の一部を示す部分断面図である。
図7に示す工程では、面方位(100)のp型半導体基
板1において、n型素子を形成する領域にpウエル31
を、p型素子を形成する領域にnウエル30を形成す
る。次に、公知の方法により、前記半導体基板1の素子
分離領域にフィールド酸化膜2を形成し、次いで、p型
素子を形成する領域に形成したフィールド酸化膜2の下
部に反転防止層4を形成する。次に、前記ウエハに熱酸
化を行い、半導体基板1の素子形成領域上に、膜厚が7
nm程度のゲート酸化膜5を形成する。次いで、SiH
4 ガスを用い、620℃の成膜温度で、前記ゲート酸化
膜5の全面に、膜厚が150nmが程度の多結晶シリコ
ン膜33を形成する。
【0037】次に、図8に示す工程では、図7に示す工
程で得た多結晶シリコン膜33に、一価のシリコンイオ
ン(Si+ )を、注入量=5×1015個/cm2 、注入
エネルギー=40KeVでイオン注入し、Siが注入さ
れた多結晶シリコン膜34を形成する。このようにする
ことで、前記多結晶シリコン膜33の結晶を粗大化する
ことができると共に、粒界を少なくすることができる。
従って、後に行う不純物イオン注入の際に、イオン注入
された不純物が、粒界に偏析するこを防止することがで
きる。このため、後に形成するゲート電極中のキャリア
濃度を増加することができる。
【0038】次いで、前記実施例1の図2に示す以降の
工程を行い、相補性MOSFETを備えた半導体装置を
完成する。なお、本実施例では、図8に示す工程で、多
結晶シリコン膜33にSi+ をイオン注入したが、これ
に限らず、Ge+ をイオン注入してもよい。また、Si
+ またGe+ のイオン注入条件は、所望により決定して
よい。 (実施例4)次に、本発明に係る実施例4について図面
を参照して説明する。
【0039】前記実施例3の図2に示す工程において、
Siが注入された多結晶シリコン膜34が形成されたウ
エハに、600℃の不活性ガス雰囲気中で2時間熱処理
を行う。次に、前記実施例1で行った図2以降の工程を
行い、相補性MOSFETを備えた半導体装置を完成す
る。
【0040】なお、本実施例では、前記Siが注入され
た多結晶シリコン膜34が形成されたウエハを、600
℃の不活性ガス雰囲気中で2時間熱処理を行なったが、
これに限らず、当該熱処理の温度は、600℃以上であ
ればよい。また、熱処理時間は、所望により決定してよ
い。次に、素子間分離された半導体基板上に、膜厚が7
nm程度のゲート酸化膜を形成し、次に、当該ゲート酸
化膜上に、表1に示す成膜条件でシリコン膜を形成し
た。その後、表1に示す条件で、前記シリコン膜に不純
物をイオン注入し、次いで、850℃で30分間の熱処
理を行い、前記不純物を活性化し、4種類のMOSFE
T(サンプル1〜サンプル4)を作成した。
【0041】次に、前記サンプル1〜4について、準静
的な容量測定を行った。この測定において、半導体基板
が強反転した時の容量(Cinv)を、蓄積状態時の半
導体基板の容量(Cox)で割った値(Cinv/Co
x)を求めた。この結果を表1に示す。なお、前記Ci
nv/Cox値は、MOSFETの動作時(チャネル形
成時)のトランスコンダクタンスと層間を持つものであ
り、一般的に、Cinv/Coxが0.98以上であれ
ば、MOSFETが動作時に、ゲート酸化膜とゲート電
極との界面が空乏化しにくいことが知られている。即
ち、十分に高いトランスコンダクタンスを確保できるこ
とが知られている。一方、前記Cinv/Coxが0.
95以下になると、MOSFETのトランスコンダクタ
ンスが低下し、実際の使用に適さないことが知られてい
る。
【0042】
【表1】
【0043】表1から、サンプル1及び2(即ち、本発
明に係るシリコン膜の形成方法で得たサンプル)は、C
inv/Cox値が0.98以上であり、十分に高いト
ランスコンダクタンスを確保できることが確認された。
これは、Si2 6 ガスを使用し、580℃以下の成膜
温度でシリコン膜を成膜したため、当該シリコン膜が非
晶質構造となり、結晶化後の結晶粒が粗大化し粒界面積
が小さいために、イオン注入した不純物イオンが前記粒
界に偏析しなかったため、ゲート電極中のキャリア濃度
が増加したためである。
【0044】これに対し、比較例は、Cinv/Cox
値が0.95以下であり、MOSFETのトランスコン
ダクタンスが低下し、実際の使用に適さないことが確認
された。これは、SiH4 ガスを使用し、620℃の成
膜温度でシリコン膜を形成したため、当該シリコン膜が
多結晶構造となり、形成された粒界にイオン注入された
不純物が偏析したためである。
【0045】また、サンプル4は、Cinv/Cox値
が0.99となり、十分に高いトランスコンダクタンス
を確保できるが、イオン注入量が多いため、MOSFE
Tがパンチスルーを起こし、実際の使用が不可能であ
る。次に、前記実施例1ないし実施例4及び比較例で得
た相補性MOSFETのトランスコンダクタンスの最大
値(mS/mm)及び前記実施例1で得た比較例のトラ
ンスコンダクタンスの最大値(mS/mm)を測定し
た。なお、VDS=3Vとした。
【0046】この結果を表2に示す。
【0047】
【表2】
【0048】表2から、本発明に係る相補性MOSFE
T(実施例1ないし実施例4)は、比較例に比べ、非常
に高いトランスコンダクタンスを得ることができた。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、半導体基板の素子形成領域上に形成した
ゲート酸化膜の全面に、Si2 6 を用い580℃以下
の雰囲気でシリコン膜を形成し、前記シリコン膜にパタ
ーニングを行い、ゲート電極を形成した後、n型素子を
形成する領域にn型不純物を、p型素子を形成する領域
にp型不純物を導入した後、前記不純物を活性化するこ
とで、前記シリコン膜を粗大な結晶粒を持つ多結晶シリ
コン膜として形成することができる。従って、前記シリ
コン膜中の不純物の活性化率を多結晶シリコン膜中の活
性化率の10倍程度にすることができる。このため、ゲ
ート電極のキャリア濃度を増加することができる結果、
トランジスタの作動中に、ゲート酸化膜とゲート電極と
の界面に空乏層が生じることを防止することができる。
従って、MOSFETのトランスコンダクタンスの低下
を抑制することができる。
【0050】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記シリコン膜形成後、当該シリコン膜に、600℃以上
の温度で熱処理を行うことで、前記効果に加え、より確
実に前記シリコン膜の結晶粒径を粗大化することができ
る。さらに、請求項3に記載の発明によれば、半導体基
板の素子形成領域上のゲート酸化膜の全面に形成した多
結晶シリコン膜に、SiイオンまたはGeイオンを導入
し、これをパターニングしてゲート電極を形成した後、
n型素子を形成する領域にn型不純物を、p型素子を形
成する領域にp型不純物を導入した後、前記不純物を活
性化することで、前記SiイオンまたはGeイオンが導
入された多結晶シリコン膜中の不純物の活性化率を多結
晶シリコン膜中の活性化率の10倍程度にすることがで
きる。このため、ゲート電極のキャリア濃度を増加する
ことができる結果、トランジスタの作動中に、ゲート酸
化膜とゲート電極との界面に空乏化が生じることを防止
することができる。従って、MOSFETのトランスコ
ンダクタンスの低下を抑制することができる。
【0051】そして、請求項4に記載の発明によれば、
前記SiイオンまたはGeイオンが導入された多結晶シ
リコン膜に、600℃以上の温度で熱処理を行うこと
で、前記効果に加え、より確実に前記シリコン膜の結晶
粒径を効率良く粗大化し、粒界を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1にかかる半導体装置の製造工
程の一部を示す部分断面図である。
【図2】本発明の実施例1にかかる半導体装置の製造工
程の一部を示す部分断面図である。
【図3】本発明の実施例1にかかる半導体装置の製造工
程の一部を示す部分断面図である。
【図4】本発明の実施例1にかかる半導体装置の製造工
程の一部を示す部分断面図である。
【図5】本発明の実施例1にかかる半導体装置の製造工
程の一部を示す部分断面図である。
【図6】本発明の実施例1にかかる半導体装置の製造工
程の一部を示す部分断面図である。
【図7】本発明の実施例3にかかる半導体装置の製造工
程の一部を示す部分断面図である。
【図8】本発明の実施例3にかかる半導体装置の製造工
程の一部を示す部分断面図である。
【図9】本発明の実施例1にかかるn型素子形成領域と
比較例のn型素子形成領域におけるシート抵抗値を示す
図である。
【図10】本発明の実施例1にかかるp型素子形成領域
と比較例のp型素子形成領域におけるシート抵抗値を示
す図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 フィールド酸化膜 3 シリコン膜 5 ゲート酸化膜 13 ソース 15 ドレイン 18 ソース 21 ドレイン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一基板上に、金属・酸化物・半導体構
    造を有するn型のトランジスタと、金属・酸化物・半導
    体構造を有するp型のトランジスタを形成する半導体装
    置の製造方法において、 半導体基板の素子形成領域上に形成したゲート酸化膜の
    全面に、Si2 6 を用い580℃以下の雰囲気でシリ
    コン膜を形成する第1工程と、前記シリコン膜にパター
    ニングを行い、ゲート電極を形成する第2工程と、前記
    ゲート電極形成後、n型素子を形成する領域にn型不純
    物を、p型素子を形成する領域にp型不純物を導入する
    第3工程と、前記不純物を活性化する第4工程と、を含
    むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記シリコン膜形成後、当該シリコン膜
    に、600℃以上の温度で熱処理を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 同一基板上に、金属・酸化物・半導体構
    造を有するn型のトランジスタと、金属・酸化物・半導
    体構造を有するp型のトランジスタを形成する半導体装
    置の製造方法において、 半導体基板の素子形成領域上に形成したゲート酸化膜の
    全面に、多結晶シリコン膜を形成する第1工程と、前記
    多結晶シリコン膜にSiイオンまたはGeイオンを導入
    する第2工程と、前記SiイオンまたはGeイオンが導
    入された多結晶シリコン膜にパターニングを行い、ゲー
    ト電極を形成する第3工程と、前記ゲート電極形成後、
    n型素子を形成する領域にn型不純物を、p型素子を形
    成する領域にp型不純物を導入する第4工程と、前記不
    純物を活性化する第5工程と、を含むことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記SiイオンまたはGeイオンが導入
    された多結晶シリコン膜に、600℃以上の温度で熱処
    理を行うことを特徴とする請求項3記載の半導体装置の
    製造方法。
JP5012604A 1993-01-28 1993-01-28 半導体装置の製造方法 Pending JPH06224380A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0897294A (ja) * 1994-09-29 1996-04-12 Nec Corp 半導体装置の製造方法
US6545328B1 (en) 1999-04-15 2003-04-08 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor device

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