JPH0623265B2 - 粘着防止軟質塩化ビニル系樹脂フイルムの製造方法 - Google Patents

粘着防止軟質塩化ビニル系樹脂フイルムの製造方法

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JPH0623265B2
JPH0623265B2 JP61023552A JP2355286A JPH0623265B2 JP H0623265 B2 JPH0623265 B2 JP H0623265B2 JP 61023552 A JP61023552 A JP 61023552A JP 2355286 A JP2355286 A JP 2355286A JP H0623265 B2 JPH0623265 B2 JP H0623265B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、粘着防止軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの製
造方法に関するものである。更に詳しくは、軟質塩化ビ
ニル系樹脂フィルムを連続的に製造する際、フィルムを
ロール状に巻き取る前に、フィルムの少くとも片面に粘
着防止剤を散布し、得られるフィルム表面の平滑性を損
わず、また、粘着防止剤を散布したフィルムを再生使用
(リサイクル)しても、得られるフィルムの外観、透明
性を損わない、粘着防止軟質塩化ビニル系樹脂フィルム
の製造方法に関するものである。
塩化ビニル系樹脂に多量の可塑剤を配合した軟質塩化ビ
ニル系樹脂フィルムは、一般には、カレンダー成形法に
よって連続的に製造され、フィルムはロール状に巻き取
られ、ロール状にして運搬、保管、取り引き、使用され
る。軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは、日用雑貨品、衣
類、農業用ハウス被覆用等として、用途は多岐にわた
る。そして、各々の用途に応じて、ロール状に巻き取ら
れたロールから巻き戻しつつ裁断し、ウエルダー加工等
のいわゆる二次加工がほどこされる。
塩化ビニル系樹脂100重量部に、可塑剤を30重量部
以上配合してフィルム化した軟質塩化ビニル系樹脂フィ
ルムは、フィルム表面が粘着性を示し、ロール状に巻い
たフィルムは、表面同士が相互に付着し合いやすい。表
面同士が相互に付着し合ったロール状フィルムは、二次
加工する際に巻き戻しにくく、作業性が極めて悪くなる
ばかりでなく、場合によっては、二次加工により得られ
た製品の表面同士が付着し合い、不良品となってしまう
ことも多かった。
上述問題点を排除する目的で、いくつかの改良がこころ
みられている。例えば (1)滑剤、離型剤、あるいは、粘着防止剤とよばれる添
加剤を樹脂組成物中に混和分散させたのち、製膜する手
法がある。しかしながら、この方法では添加する物質
が、加工工程で樹脂の熱安定性を損わせる障害があった
り、カレンダーロール表面あるいは押出しダイに添加剤
が蓄積して製膜作業を阻害するという欠点があり、ま
た、製品になってから透明性が不足したり、可塑剤がブ
リードアウトして、表面のべたつきが増大するなどの欠
点があり、さらには屋外使用に際しては耐候性が低下す
るという好ましくない現象を生じていた。したがって、
これら欠点を避けるために添加する物質の種類と量を注
意深く決定する必要があって、こうした配慮と、製品表
面の粘着防止効果とを両立させるにはきわめて困難な作
業を必要としていた。
(2)軟質塩化ビニル系樹脂フィルムを連続的に製造し、
これをロール状に巻きとる直前に、フィルムの表面にデ
ンプン、タルク等の粘着防止剤を散布する方法が提案さ
れ、実用化されている。しかしながら、これらデンプ
ン、タルク等の粉末粘着防止剤は、軟質塩化ビニル系樹
脂と相溶性がないために、これら粘着防止剤を散布した
フィルムを再生使用すると、フィッシュアイになった
り、透明性を損う等の問題が生ずる。
また、農業用ハウスの被覆用に使用される軟質塩化ビニ
ル系樹脂フィルムは、太陽光線をできるだけ多くハウス
内に透過する必要がある。従って、フィルム製造時にフ
ィルム表面に散布した粘着防止用微粉末は、農業用ハウ
スの被覆用に使用された後、短期間のうちに、雨水また
はハウス内で発生する水滴とともに、フィルムの表面か
ら除去されなければならない。このような観点から、農
業用ハウスの被覆用に使用される軟質塩化ビニル系樹脂
フィルムには、フィルム製造時にデンプン、タルク等の
粘着防止剤を散布せず、二次加工する際に散布、使用さ
れることが多かった。
二次加工する際の前述の問題を排除するために、フィル
ムをロール状のものから巻き戻す時に、巻き戻したフィ
ルム表面にデンプン、タルクなどの微粉末を散布する方
法が採用されている。しかしデンプン、タルク等の粘着
防止用粉末を、フィルムの表面に散布する場合には、微
粉末が空気中に飛散して作業環境を著しく悪くするばか
りでなく、微粉末の損失(ロス)が大きいという問題が
ある。空気中への微粉末の飛散を防止するために、専用
の微粉末散布機を使用する手法が一部の二次加工場で採
用されているが、大部分の二次加工場ではかかる手法は
採用されず、悪環境下で加工作業が遂行されている。
また、高周波ミシン等の各種溶融接着機による縫製加工
では、散布した粘着防止剤の種類あるいは量により、溶
融接着が不可能となり、あるいは一見接着したかに見え
ても強度が不十分で使用時の荷重により剥離する等のト
ラブルが発生している。
かかる状況下にあって、粘着性がなく、二次加工を遂行
する際の作業性のよい軟質塩化ビニル系樹脂フィルムが
希求されていた。
本発明者らは、軟質塩化ビニル系樹脂フィルム表面の平
滑性を損わず、また、このフィルムを再生使用(リサイ
クル)しても、得られるフィルムの外観、透明性を損わ
ない、粘着防止軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの製造方
法を提供することを目的として、鋭意検討した結果本発
明を完成するに至ったものである。
しかして、本発明の要旨とするところは、塩化ビニル系
樹脂100重量部あたり、可塑剤30〜100重量部を
含む樹脂組成物をフィルム化し、ロール状に巻き取る前
に、このフィルムの少くとも片面に、融点が60〜20
0℃の固体粒子と分散剤とからなる粘着防止剤を付着さ
せることを特徴とする粘着防止軟質塩化ビニル系樹脂フ
ィルムの製造方法に存する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において塩化ビニル系樹脂とは、ポリ塩化ビニル
および塩化ビニルを主体とする共重合体を意味する。塩
化ビニルと共重合しうるモノマーとしては、ビニルエス
テル類、ビニルエーテル類、アクリル酸またはメタクリ
ル酸およびこれらのエステル類、マレイン酸またはフマ
ール酸およびこれらのエステル類、ならびに無水マレイ
ン酸、芳香族ビニル化合物、ハロゲン化ビニリデン化合
物、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、エチレ
ン、プロピレンなどがあげられる。
上記塩化ビニル系樹脂を軟質化するには、樹脂100重
量部に対して、可塑剤30〜100重量部を配合する。
使用しうる可塑剤としては、ジオクチルフタレート、ジ
ブチルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジベン
ジルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジドデシル
フタレート、ジウンデシルフタレート等のフタル酸エス
テル類;アジピン酸ジオクチル、アジピン酸−n−ブチ
ル、セバシン酸ジブチル等の脂肪族二塩基酸エステル
類;ペンタエリスリトールエステル、ジエチレングリコ
ールベンゾエート等のグリコールエステル類;アセチル
リシノール酸メチル等の脂肪酸エステル;トリクレジル
ホスフェート、トリキシレニルホスフェート等のりん酸
エステル類;エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、
ジグリシジルビスフェノールA等のエポキシ化合物;ア
セチルトリブチルシトレート、アセチルトリオクチルシ
トレート、トリ−n−ブチルシトレート等のクエン酸エ
ステル類;トリアルキルトリメリテート、テトラ−n−
オクチルピロメリテート、ポリプロピレンアジペート、
その他ポリエステル系等の種々の構造の可塑剤があげら
れる。
塩化ビニル系樹脂には、上記可塑剤のほか、必要に応じ
て通常の各種樹脂添加物、例えば安定剤、滑剤、防曇
剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定
剤、染料、顔料、充填材、難燃剤等を配合することがで
きる。
これら樹脂添加物は、通常の配合量、例えば基体の塩化
ビニル系樹脂10重量部当り、10重量部以下の範囲で
選ぶことができる。
塩化ビニル系樹脂の可塑剤、各種樹脂添加物を配合する
には、通常の混合、配合技術、例えばリボンブレンダ
ー、バンバリーミキサー、スーパーミキサーその他従来
から知られている配合機、混合機を使用すればよい。
本発明方法では、前記可塑剤の配合された塩化ビニル系
樹脂組成物を、フィルム状とする。前記塩化ビニル系樹
脂組成物をフィルム化するには、T−ダイ法、インフレ
ーション法等の押出成形法、カレンダー成形法、流延法
等の技術を採用することができる。
フィルムは、広幅長尺のものが好ましく、その厚さは0.
005〜1mmの範囲から選ぶのが好ましい。
本発明方法では、上記フィルムをロール状に巻き取る前
に、このフィルムの少くとも片面に、固体粒子および分
散剤さらに必要に応じて液状媒体より形成される粘着防
止剤を付着させる。
この固体粒子および分散剤は、軟質塩化ビニル系樹脂フ
ィルム表面に付着し、フィルム表面同士が付着し合うの
を防ぐ機能を果し、更に、農業用ハウスの被覆材として
使用した際に、雨水または水滴により、フィルム表面か
ら容易に除去されるという性質を示すものから選択され
る。
本発明に用いる固体粒子は、融点が60℃以上200℃
以下のもので、例えば、ステアリン酸カルシウム、ステ
アリン酸亜鉛等の金属石けん類、ビスステアリン酸アマ
イド等の脂肪酸アマイド類、精製ステアリン酸等の高融
点脂肪酸類、カルナウバロウ等の天然あるいは合成ロウ
類、モンタンワックス等の天然あるいは合成ワックス類
等である。
これら固体粒子の融点は、60℃未満の場合は、製品の
保管状況によっては製品温度が50℃を越えることがあ
り、その際に粘着防止剤としての効果を失うにいたると
ともにフィルム同士の剥離性が劣ってくるので好ましく
ない。また、200℃を越える場合は、製品を再溶融、
再生する必要が生じた場合に、樹脂中に粒子が未溶融の
まま残存し、ピンホールのもととなり、または異物(フ
ィッシュアイ)となって製品の価値を損うから好ましく
ない。
また、固体粒子の平均粒径は、望ましくは0.1〜20ミ
クロンの間にあることが好ましい。平均粒子径が0.1ミ
クロンより小さいと、粒子同士が凝集する性質が強く、
実際にフィルム表面に付着させる際には、多数の粒子が
凝集し、直径数十ミクロンにも達し、時には大きなかた
まりとなって、仮にこれをフィルム表面に付着させたと
き、フィルム表面の平滑性を損うという問題が発生し、
好ましくない。
平均粒子径が20ミクロンより大きいと、フィルム表面
に均一に付着しても、フィルムをロール状に巻いて保
管、運搬する間に、粒子がフィルム表面へくいこみ、フ
ィルム表面にくぼみを生じ、平滑性が失われ、商品価値
を著しく低下させるので好ましくない。
また、本発明方法に用いる分散剤は、例えばドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム、スルホコハク酸エステル
等のアニオン系界面活性剤、例えばラウリン酸ジエタノ
ールアミド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド等のカチオン系界面活性剤、例えばアルキルポリオキ
シエチレンエーテル、アルキルアリルポリオキシエチレ
ンエーテル、脂肪酸ポリオキシエチレングリコールエス
テル等のノニオン系界面活性剤、例えば2−ヒドロキシ
エチルアクリレートユニットとパーフルオロアルキルア
クリレートユニットを同一分子中に含むブロックオリゴ
マー類、例えば部分ケン化ポリ酢酸ビニル、ポリビニル
ピロリドン、セルロース誘導体等の水溶性高分子化合物
である。
本発明方法に使用する粘着防止剤は、固体粒子と分散剤
を、必要に応じ、例えば水、アルコール、炭化水素ある
いはフタル酸エステルなどの可塑剤等の液状媒体と共に
ホモジナイザー等周知の撹拌装置を用いて均一に分散す
る。特に、水を液状媒体とした固形分5〜50重量%の
範囲、特に10〜30重量%の範囲の乳化液として使用
するのが好ましい。固体粒子と分散剤の配合割合は、固
体粒子の種類、または大きさ、分散剤の分散能力、また
必要により併用する液状媒体の種類または量によって異
なるけれども、通常固体粒子に対し、分散剤0.5〜10
0重量部、好ましくは1〜30重量部の範囲であるのが
望ましい。
フィルム表面への粘着防止剤の付着は、フィルムをロー
ル状に巻き取る前に行う必要があり、その付着させる方
法は、例えば噴霧方法、ロールを使用した印刷またはコ
ーテイング方法等が挙げられ、特にこれら方法に限定さ
れるものではなく、従来から知られている装置を用いて
付着させればよい。
粘着防止剤のフィルム表面への付着量は、フィルムに配
合する可塑剤の種類、可塑剤の配合量、フィルムの二次
加工方式等によって種々選ぶことができ、0.05g/m2
2g/m2の範囲とするのが好ましい。付着量が0.05g/
m2より少ないと、フィルム表面の粘着防止効果はほとん
どなく、一方2g/m2より多いと付着量が多すぎて、微
粉末がフィルム上で部分的に堆積し、フィルムの透明
性、高周波ミシン接着性を損うという現象が生じ易い。
フィルム表面に付着させる粘着防止剤には、従来から粘
着防止剤として公知のデンプン、タルクなどを少量混入
して使用してもよい。この場合の混入割合は、フィルム
の使用目的に応じて、適宜選ぶことができる。
フィルム表面に粘着防止剤を付着したのちは、要すれば
乾燥工程で媒体を除去し、フィルムを従来公知のフィル
ム巻き取り方式、例えばセンターワインダー、サーフェ
スワインダー等によって巻き取り、ロール状の製品とす
る。このようにして得られる粘着防止軟質塩化ビニル系
樹脂フィルムは、日用雑貨品、衣類、農業用ハウス被覆
用等として、広く使用することができる。
本発明は以上のとおりであり、次のように特別に顕著な
効果を奏し、その産業上の利用価値は極めて大である。
(1)本発明方法によって得られた粘着防止軟質塩化ビニ
ル系樹脂フィルムは、フィルム表面の粘着性が大幅に改
良されたものとなる。従って、このフィルムをロール状
に巻き取り、長期間保管しても、フィルム表面同士が付
着し合うことがなく、ロール状に巻き取ったフィルムを
巻き戻しつつ二次加工する際の作業性もよく、二次加工
した製品表面同士が付着し合うこともない。
(2)本発明方法では、融点、平均粒子径を調節した微粒
子固体を粘着防止剤として使用するので、フィルムの表
面平滑性を損うことがなく、かつ、この粉末を付着した
フィルムを再生使用しても、フィルムの外観、透明性が
低下することがない。
(3)本発明方法で使用する粘着防止剤は、水によって容
易に流去する性質があるので、二次加工した後にフィル
ム表面から除去するのが容易である。従って、本発明方
法で得られるフィルムを、農業用ハウス等の被覆材とし
て使用すると、フィルム表面に付着する粉末は、雨水、
水滴によって、流失されるので、防曇性に悪影響を与え
ず、太陽光線をハウス内に多く透過することができる。
以下、本発明方法を実施例、比較例にもとづいて詳細に
説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下
の例に限定されるものではない。
実施例1〜3、比較例1〜10 塩化ビニル樹脂(=1300) 100重量部 ジオクチルフタレート 45 〃 トリクレジルホスフェート 5 〃 エポキシ樹脂 2 〃 カルシウム亜鉛系液状安定剤 2 〃 カルシウム亜鉛系粉末安定剤 2 〃 有機フッソ系界面活性剤 0.5〃 ソルビタン・モノパルミテート 2 〃 紫外線吸収剤 0.1〃 よりなる原料を、スーパーミキサーで10分間撹拌混合
したのち、165℃に加温したロール上で混練し、L型
カレンダー装置によって、厚さ0.075mmの透明な軟質ポ
リ塩化ビニルフィルムを製造した。カレンダロールから
引き出したフィルムを、クーリングロール上に導き、フ
ィルム温度を50℃以下に冷却した。このフィルムの片
面に噴霧機を使用して後記一覧表の粘着防止剤を所定量
付着させ、熱風をあてて水分を除去したのち、ワインダ
ーにてロール状に巻き取った。これらのフィルムについ
て、次の方法により、フィルムの剥離性、高周波ミシン
接着性及び流失性の試験を行い、結果を第1表及び第2
表に示した。
剥離性試験 一面に粘着防止剤を付着させたフィルムを、5cm×5cm
の大きさに切断し、粘着防止剤付着面と、非付着面が接
触するように積み重ねて、1cm2当り140gの荷重を
加え、50℃に保ったオーブン中に48時間放置した。
所定時間経過後、フィルムを1枚ずつ容易に剥離しうる
ものを剥離性「良好」とし、密着して剥離しにくいもの
を不良とした。
高周波ミシン接着性試験 日本高周波(株)RHM−500型ミシンの電圧を60
V、フィルム送り速度6m/分とし、0.075m/m厚の
フィルム(2枚重ね)の接着状況が最良になるようにマ
ッチング(同調)つまみを調整して接着性をテストし
た。
粘着防止剤付着面同士が向き合う様に試験フィルムを2
枚重ね30cmの長さにわたって接着加工後接着部分を強
く左右にひきはがして、剥離を生じないものを「良好」
部分的にせよ剥離を生ずるものを「不良」とした。
流失性試験 水温を40℃に保った水槽を、30度の傾斜をつけて、
粘着防止剤付着面が内側(水槽側)となるように試験フ
ィルムで覆った。
この水槽を気温を5℃に保った室内に置き、フィルム内
側に凝縮、流下する水滴によって、粘着防止剤が流失す
るようすを比較した。
試験開始後5時間以内に、粘着防止剤が流失し、フィル
ム面が水膜によっておおわれる場合を「良好」、粘着防
止剤が部分的にせよ残存し、あるいは、水滴付着が認め
られる場合を「不良」とした。
第1表及び第2表に示した試験例から、次の事柄が明ら
かとなった。
実施例1〜8により、融点が60℃〜200℃の間にあ
る固体粒子を界面活性剤等の分散剤とともに軟質ポリ塩
化ビニルフィルムに付着させるときは、剥離性、高周波
ミシン接着性および流失性のいずれにおいても良好な性
能をもつフィルムが得られる。
比較例1は、融点が60℃未満の固体粒子の場合、剥離
性が不十分であることを示す。
実施例5〜6は、固体粒子のフィルムへの付着量が多す
ぎる場合、高周波ミシン接着性がやや不良となる傾向を
示す。
実施例7〜8は、固体粒子のフィルムへの付着量が少な
すぎる場合、剥離性がやや不良になる傾向を示す。
比較例2〜5は固体粒子を、分散剤を使わずに付着させ
た場合、付着量のばらつきが大きく、付着量の多い部分
では高周波ミシンの接着不良、流失性不良が発生するこ
とを示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化ビニル系樹脂100重量部あたり、可
    塑剤を30〜100重量部含む樹脂組成物をフィルム化
    し、ロール状に巻きとる前に、このフィルムの少くとも
    片面に、融点が60〜200℃の固体粒子と分散剤から
    なる粘着防止剤を付着させることを特徴とする粘着防止
    軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの製造方法。
  2. 【請求項2】固体粒子の粒径が0.1ミクロン〜20ミク
    ロンの範囲である特許請求の範囲第1項記載の粘着防止
    軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの製造方法。
  3. 【請求項3】粘着防止剤の付着量が0.05〜2g/m2の範
    囲である特許請求の範囲第1項または第2項記載の粘着
    防止軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの製造方法。
JP61023552A 1986-02-05 1986-02-05 粘着防止軟質塩化ビニル系樹脂フイルムの製造方法 Expired - Lifetime JPH0623265B2 (ja)

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