JPH0623865B2 - 静電写真用液体現像剤 - Google Patents

静電写真用液体現像剤

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JPH0623865B2
JPH0623865B2 JP59036787A JP3678784A JPH0623865B2 JP H0623865 B2 JPH0623865 B2 JP H0623865B2 JP 59036787 A JP59036787 A JP 59036787A JP 3678784 A JP3678784 A JP 3678784A JP H0623865 B2 JPH0623865 B2 JP H0623865B2
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寛 石橋
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、静電潜像の現像剤に関するものであり、更に
詳しくは、電子写真工程もしくは静電記録工程において
静電潜像を可視像に変換するための改良された液体現像
剤に関するものである。この改良された現像剤は、絶縁
性表面上の静電潜像を、正に荷電されたトナー粒子をも
つて現像する場合に特に好適である。
(従来技術) 電子写真の工程において、例えば、先ず比較的導電性が
高い支持体上に光導電性酸化亜鉛より成る感光層が設け
られている様な記録材料の表面が、暗所において一様に
負に帯電される。そして被写体となる原像の光学像を帯
電された感光層上に投影することにより、照射される光
の強さに応じて一様な帯電表面の部分的な放電を生ぜし
め、静電潜像を形成させる。
この静電潜像に、検電性トナー粒子を作用させることに
より可視像が作られる。この可視像は、エレクロトロフ
アツクス法においては光導電性表面に直接定着される。
あるいは上記静電潜像又は可視像をチヤージ転写、押圧
転写、磁気転写などの転写工程を経て所望の支持体表面
に転写し定着させる。
又、通常の複写においては、陽画原版から陽画複写を得
ることが要求される。従つて感光層表面が、負に帯電さ
れて使用される場合には、検電性トナー粒子は、強く且
つ安定した正の荷電を有していることが要求される。正
荷電を有するトナー粒子を含有して成る液体現像剤は、
既に多種類市販されている。
しかし、これらの市販現像剤は全て線画オリジナルもし
くは網点画像オリジナルの複写用として設計されたもの
であつて連続階調像再現には適していない。即ち、これ
らの現像剤を用いて連続階調像を複写した場合には、充
分な画像濃度が得られず、且つ画像に流れ状欠陥(いわ
ゆるストリーク)が生じ易く、さらには非画像部へのト
ナー析出(カブリ)が起こり易いことが判明した。
これらの問題点を改良しかつ良好な連続階調像が得られ
る現像剤として、ジイソブチレン−マレイン酸共重合体
の半アルキルアミド化合物を荷電調節剤として用いるこ
とが特公昭49−26594号公報(米国特許第406
2789号)等に開示されている。
しかしながら、本発明者等の実験結果によれば、現像剤
中のトナー粒子の正荷電の保持は強固で極性が変換する
様なことはないが、現像装置にこの現像剤を入れて現像
を1000回以上といつた多数回繰返して使用してゆく
と、次第に得られる複写画像の鮮明さが失われてくるこ
とが判明した。これは、画像面に付着するトナー粒子の
量が少なくなり、上記欠点を生ずるとともに形成した画
像の定着後の強度が充分でなくなるという問題ともなつ
た。従つて、これらの現像剤を用いて、酸化亜鉛感光紙
上に画像を形成し、オフセツト印刷版として用いた場合
には、印刷インクに対する感脂性及び耐刷枚数が不充分
となるという問題を生じた。又、転写工程を経て得られ
た複写画像の画質も著しく劣化した。
(発明の目的) 本発明は以上の様な従来の液体現像剤の有する問題点を
改良するものである。
本発明の目的は、良好な連続階調像の優れた画質を与え
且つ長時間連続使用しても濃度低下、細線の欠除、カブ
リの増加等の画質劣化を生じない、優良な液体現像剤を
提供することである。
本発明の他の目的は、優れた印刷インク感脂性と耐刷性
を有するオフセツト印刷用原版の電子写真法による非常
に多数枚の、連続作成を可能にする液体現像剤を提供す
ることである。
本発明の他の目的は、前記用途に加えて、各種静電写真
用及びチヤージ転写等の各種転写用として適切な液体現
像剤を提供することである。
(発明の構成) 本発明は、電気抵抗が109Ω・cm以上、かつ誘電率が
3.5以下の非水溶媒中に、少なくとも樹脂を主成分と
するトナーを分散した静電写真用液体現像剤において、
該樹脂が、重合して該樹脂を前記非水溶媒に可溶となし
うる少なくとも1種以上の単量体と無水マレイン酸とを
構成単位として有する共重合体と1級アミノ化合物また
は1級アミノ化合物および2級アミノ化合物との反応に
より得られる高分子化合物であり、かつ該樹脂が、半マ
レイン酸アミド成分とマレインイミド成分とを繰返し単
位として有する高分子化合物であることを特徴とする静
電写真用液体現像剤である。
本発明の共重合体を構成する非水溶媒に可溶な重合体を
形成しうる単量体とは、重合可能なアルケン類、シクロ
アルケン類、スチレン類、ビニルエーテル類、アリルエ
ーテル類、カルボン酸ビニルエステル類あるいはアリル
エステル類、メタクリル酸あるいはアクリル酸のエステ
ル類等である。更に説明すると単量体は、総炭素数3〜
40の置換されてもよいアルケン類(例えば、プロペニ
レン、ブテン、塩化ビニリデン、ω−フエニル−1−プ
ロペン、アリルアルコール、ヘキセン、オクテン、2−
エチルヘキセン、デセン、ドデセン、テトラデセン、ヘ
キサデセン、オクタデセン、ドコセン、エイコセン、1
0−ウンデセン酸ヘキシル等)、総炭素数5〜40のシ
クロアルケン類(例えば、シクロペンテン、シクロヘキ
セン、ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプテン−2、5−シ
アノビシクロ〔2,2,1〕−ヘプテン−2等)、総炭
素数8〜40の置換されてもよいスチレン類(例えばス
チレン、4−メチルスチレン、4−nオクチルスチレ
ン、4−ヘキシルオキシスチレン等)、総炭素数1〜4
0の脂肪族基置換ビニルエーテルあるいは、アリルエー
テル類〔脂肪族基として、置換されてもよいアルキル基
(例えばメチル基、エチル基、ブチル基、ヘキシル基、
オクチル基、デシル基、ドデシル基、ヘキサデシル基、
オクタデシル基、ドコサニル基、クロロエチル基、2−
エチルヘキシル基、4−メトキシブチル基、等)、置換
されてもよいアラルキル基(例えばベンジル基、フエネ
チル基等)、置換されてもよいシクロアルキル基(例え
ばシクロペンチル基、シクロヘキシル基等)又は、置換
されてもよいアルケニル基(例えば2−ペンテニル基、
4−プロピル−2−ペンテニル基、オレイル基、リノレ
イル基等)等が挙げられる〕、総炭素数6〜40の芳香
族基置換ビニルエーテルあるいはアリルエーテル類〔芳
香族基として、例えばフエニル基、4−ブトキシフエニ
ル基、4−オクチルフエニル基等〕、総炭素数2〜40
の置換されてもよい脂肪族カルボン酸のビニルエステル
あるいはアリルエステル類(例えば酢酸、吉草酸、カプ
ロン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリステン酸、パル
ミナン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ソルビン酸、リ
ノール酸のエステル類等)、総炭素数6以上の芳香族カ
ルボン酸のビニルエステルあるいはアリルエステル類
(例えば安息香酸、4−ブチル安息香酸、2,4−ブチ
ル安息香酸、4−ヘキシルオキシ安息香酸のエステル類
等)、又はアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、ク
ロトン酸等の不飽和カルボン酸の総炭素数1〜32の置
換されてもよい脂肪族基エステル類(例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、ヘキシル基、デシル基、2
−ヒドロキシエチル基、N,N−ジメチルアミノエチル
基等)等が挙げられる。
これらの単量体と無水マレイン酸との共重合体につい
て、更に具体的に例示するが、以下の化合物例に限定さ
れるものではない。
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13) (14) (15) (16) (17) (18) (19) (20) (21) (22) 上述の如き、無水マレイン酸を含む共重合体は、従来公
知の方法に従つて製造することができる。例えば小田良
平編、「近代工業化学第16巻、高分子工業化学I上」
281頁(朝倉書店刊)、J.Brandrup等著、「Polymer
Hand book 2nd,Edition,John Wiley & Sons,New York,
第2章等の総説引列の公知文献等に詳細に記載されてい
る。
本発明に供される新規な化合物は、前記の無水マレイン
酸を含む共重合体とアミノ化合物との反応体であるが、
アミノ化合物としては下記一般式(I)で示される1級
アミノ化合物、又は一般式(I)で示される1級アミノ
化合物及び一般式(II)で示される2級アミノ化合物が用
いられる。
一般式(I) R1NH2 一般式(II) 式中、R及びRは脂肪族基、脂環式炭化水素基、芳
香族基又は複素環基を表わし、一般式(II)のR及びR
は同じでも異なつてもよい。好ましくは、炭素数1〜
32の置換されてもよいアルキル基(例えばメチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチ
ル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサ
デシル基、オクタデシル基、ドコサニル基、クロロエチ
ル基、シアノエチル基、4−ブトキシプロピル基、2−
エチルヘキシル基、N,N−ブチルアミノプロピル基
等)、炭素数3〜32の置換されてもよいアルケニル基
(例えばアリル基、2−ペンテニル基、4−プロピル−
2−ペンテニル基、デセニル基、オレイル基、リノレイ
ル基等)、炭素数7〜36の置換されてもよいアラルキ
ル基(例えばベンジル基、フエネチル基等)、炭素数5
〜32の置換されてもよい脂環式炭化水素基(例えばシ
クロペンチル基、シクロヘキシル基、ビシクロ〔2,
2,1〕−ヘプチル基、シクロヘキセニル基等)、炭素
数6〜38の置換されてもよいアリール基(例えばフエ
ニル基、トリル基、4−ブチルフエニル基、4−デシル
フエニル基、4−ブトキシフエニル基、等)又は、原子
数5以上の複素環基(例えば、フリル基、チエニル基
等)を表わす。一般式(II)の場合、RとRは、炭素
原子で閉環されてもよく又環内にヘテロ原子を含んでよ
い(例えばモルホリル基など)。
本発明に用いられる好ましいアミノ化合物の具体的例と
して、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、
ペンチルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、デ
シルアミン、ドデシルアミン、テトラデシルアミン、ヘ
キサデシルアミン、ステアリルアミン、ドコサニルアミ
ン、2−エチルヘキシルアミン、3,3−ジメチルペン
チルアミン、アリルアミン、ヘキセニルアミン、ドデセ
ニルアミン、テトラデセニルアミン、ヘキサデセニルア
ミン、オクタデセニルアミン、2−ノニル−2−ブテニ
ルアミン、アリルアミン、シクロヘキシルアミン、ベン
ジルアミン、4−n−オクチルアニリン等が挙げられ
る。
本発明のアミノ化合物との反応体である高分子化合物
は、半マレイン酸アミド成分及びマレインイミド成分を
含むことを特徴とするが、本発明の化合物は、高分子化
合物中のマレイン酸無水物成分と一級アミノ化合物との
高分子反応で半マレイン酸アミド共重合体とし更に脱水
閉環反応を行なうことで半マレイン酸アミド成分の一部
をマレインイミド成分に変えることによつて容易に製造
することができる。
即ち、カルボン酸無水物及びアミノ化合物と反応を生ず
ることなく且つ下記反応温度において両者を溶解しうる
有機溶媒中〔例えば、炭化水素類(例えば、デカン、ア
イソパ−G、アイソパ−H、シエルゾル71、シクロヘ
キサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等)、ケトン類
(例えばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
等)、エテル類(例えばジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、アニソール等)、ハロゲン化炭化水素(クロロホル
ム、ジクロロエチレン、メチルクロロホルム等)、ジメ
チルホルムアミド又はジメチルスルホキサイド等が挙げ
られ、単独あるいは混合して使用する〕において、該化
合物を混合し、温度60℃〜200℃、好ましくは10
0℃〜180℃で、1時間〜80時間、好ましくは3〜
15時間反応させる。又、本反応において、有機塩基
(例えば、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、ピリ
ジン、モルホリン等)あるいは無機又は有機酸(例えば
硫酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸など)を
触媒量用いると反応が促進される。あるいは、通常の脱
水剤(例えば、五酸化リン、ジシクロカルボキシジイミ
ド等)を併用してもよい。
本反応により得られる反応体は、上述の如く、高分子化
合物中に、半マレイン酸アミド体とマレインアミド体と
を含有する高分子化合物であるが、半マレイン酸アミド
体とマレインアミド体の存在比は10:90から90:
10であり、好ましくは30:70から70:30であ
る。また高分子化合物を構成する、非水溶媒に可溶な重
合体を形成しうる単量体部分と無水マレイン酸部分とは
重量比で10:90から99.5:0.5であり、好ま
しくは70:30から30:70である。高分子化合物
の分子量は1000から50万であり、好ましくは50
00から5万である。
本発明の化合物は特公昭49−26594号公報記載の
ジイソブチレン−マレイン酸共重合体の半アルキルアミ
ド化合物に比べ、本発明の化合物類を用いた液体現像剤
は、いずれも現像使用回数が飛躍的に向上するととも
に、長期間保存しても、性能の変化が殆んど見られない
ことを見い出した。
本発明に用いる、電気抵抗が10Ω・cm以上、誘電率
が3.5以下の非水溶媒として、好ましくは直鎖状又は
分岐状の脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、芳香族炭化
水素あるいはハロゲン化炭化水素等を用いることができ
る。揮発性・安定性・毒性・臭気等の点からより好まし
くは、オクタン、イソオクタン、デカン、イソデカン、
ノナン、ドデカン、イソドデカン、デカリン、イソパラ
フイン系の石油溶剤であるアイソパ−E、アイソパ−
G、アイソパ−H、アイソパ−L(エクソン社商品
名)、シエルゾル71(シエル社商品名)、アムスコO
MS、アムスコ460(スピリツツ社商品名)等を単独
あるいは混合して用いる。
本発明に用いるトナー粒子としては特に指定されるもの
でなく従来公知のものを使用することができる。例え
ば、トナー粒子の主要な構成部分である樹脂は、該有機
溶媒に実質的に不溶な樹脂であれないずれでも良く、例
えばアクリル樹脂、エステル樹脂、アミド樹脂、アルキ
レン樹脂、フエノール変性アルキツド樹脂、エポキシ樹
脂、ロジン、合成ゴム等の合成又は天然樹脂等が挙げら
れる。該液体現像剤に供し得る樹脂分散物は当該業者間
では、公知の方法に従つて作製することができる。
例えば、所望の樹脂を非極性溶媒中に分散し、ボールミ
ルあるいは高速攪拌機で混練して製造する方法がある。
又、単量体では、非極性溶媒に溶解し、重合して樹脂に
なると該溶媒に不溶となる単量体を、重合して該溶媒中
に分散した樹脂を得るいわゆる重合造粒法が知られてい
る。例えば、K.E.J.Barrett,「Dispersion Polyme
rization in Organic Media」 John Willey and Sons,Lo
ndon,1974、米国特許第3637569号、米国特
許第3753760号等に記載の方法に従つて作製する
ことができる。
得られる分散樹脂物の粒径は、5ミクロン以下特に2ミ
クロン以下とすることが、連続階調像を得るのに望まし
い。
トナー粒子の他の主要な構成成分である着色剤として
は、特に指定されるものではなく従来公知の各種顔料又
は染料を使用することができる。該着色剤は単独で前記
非水溶媒中に分散促進剤等を併用して分散させて使用し
てもよいし、着色剤表面にポリマーを化学的に結合させ
た、グラフト型粒子(例えばグラフトカーボン:三菱ガ
ス化学製商品名)にして使用してもよい。又上記した樹
脂中に着色剤を含有させて用いてもよい。
該分散樹脂を着色する方法として例えば特開昭48−7
5242等で公知の方法である分散機(ペイントシエー
カー、コロイドミル、振動ミル、ボールミルなど)を用
いて物理的に樹脂中に分散する方法があり、使用する顔
料・染料は非常に多く知られている。例えば磁性酸化鉄
鉄粉、カーボンブラツク、ニグロシン、アルカリブル
ー、ハンザイエローキナクリドンレツド、フタロシアニ
ンブルー、フタロシアニンブラツク、ベンジジンイエロ
ー等が挙げられる。
他の着色の方法として、特開昭57−48738等に記
載の如く、分散樹脂物を好ましい染料で加熱染色する方
法がある。
例えば、ハンザイエロークリスタルバイオレツト、ビク
トリアブルー、マラカイトグリーン、セリトンフアスト
レツド、デスパースイエロー、デスパースレツド、デス
パースブルー、ソルベントレツド等が挙げられる。
更に他の着色の方法として、分散樹脂と染料を化学的に
結合させる方法がある。例えば特開昭53−54029
等では、樹脂と染料とを反応させる方法あるいは、特公
昭44−22955等では重合することで不溶化し分散
し得る樹脂の単量体に色素を予め結合させておく方法が
知られており、これらを使用することができる。
上述の樹脂あるいは着色剤を該非水溶媒中に安定に分散
させるために、従来公知の分散安定剤を用いることがで
きる。即ち、各種の合成樹脂又は天然樹脂を単独あるい
は2種以上の組合せにして用いることができる。例え
ば、総炭素数4から30のアルキル鎖〔ハロゲン原子、
ヒドロキシル基、アミノ基、アルコキシ基等の置換基を
含有してもよくあるいは酸素原子などのヘテロ原子で主
鎖の炭素−炭素原子結合が介されていてもよい〕を有す
るアクリル酸又はメタクリル酸のアルキルエステル、脂
肪酸のビニルエステル、あるいはビニルアルキルエーテ
ル又はブタジエン、イソプレン、ジイソブチレン等のオ
レフイン等の単量体の重合体又は2種以上の組合せによ
る共重合体、更には、上記のような脂肪族炭化水素系溶
剤に可溶な重合体を形成する単量体と下記の様な各種の
単量体1種以上との共重合体を用いることができる。
例えば、酢酸ビニル、アクリル酸、又はメタクリル酸、
クロトン酸のメチル、エチル、n−プロピルあるいはi
so−プロピルエステル、スチレン、ビニルトルエン、
α−メチルスチレンの如きスチレン誘導体、アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン
酸、の如き不飽和カルボン酸又はその無水物、ヒドロキ
シエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリ
レート、N−ビニルピロリドン、アクリルアミド、アク
リロニトリル、2−クロロエチルメタクリレート、2,
2,2−トリフロロエチルメタクリレートの如き、ヒド
ロキシ基、アミノ基、アミド基、シアノ基、スルホン酸
基、カルボニル基、ハロゲン原子、ヘテロ環等の各種極
性基を含有する単量体などを挙げることができる。
あるいは、上記の合成樹脂の他に、アルキツド樹脂、各
種の脂肪酸で変性したアルキツド樹脂、アマニ油変性ポ
リウレタン樹脂などの樹脂も用いることができる。
本発明の液体現像剤の主要な各組成分の量について説明
すれば、下記の通りである。
樹脂及び着色剤を主成分として成るトナー粒子は、担体
液体1000重量部に対して0.5重量部〜50重量部
が好ましい。0.5重量部以下であると画像濃度が不足
し、50重量部以上であると非画像部へのカブリを生じ
易い。上述した分散安定剤等の担体液体可溶性樹脂も必
要に応じて使用され、担体液体1000重量部に対して
0.5重量部〜100重量部程度加えることができる。
荷電調節剤である本発明の新規化合物は、担体液体に対
して極く微量で著しい効果を生じ担体液体1000重量
部に対して0.001〜0.5重量部が最良である。
この下限以下では、トナー粒子の正の荷電保持が不安定
となり、上限を越えると現像剤の電気抵抗が低下して得
られる画像濃度を低くする。
他に必要に応じて各種添加剤を加えても良く例えば、原
崎湧次、「電子写真」第16巻第2号44頁に具体例が
挙げられている。
以上の如き液体現像剤の添加物総量は、現像剤の電気抵
抗によつてその上限が規制される。即ちトナー粒子を除
去した状態の液体現像剤の電気抵抗が10Ω・cm以下
になると良質の連続階調像が得られ難くなるので、各添
加物の各添加量を、この限度内でコントロールすること
が必要である。
以下に本発明の実施例を提示するが、これに限定される
ものではない。
中間体製造例1:中間体の具体例(2) 無水マレイン酸98g、1−ドデセン252g及びトル
エン816gの混合物を、窒素雰囲気下攪拌しながら温
度85℃に加温した。
その温度で、開始剤:過酸化ベンゾイル6.0gを添加
して3時間攪拌し更に、過酸化ベンゾイル6.0gを添
加して4時間攪拌した。
得られたポリマー溶液の固形分は22.5%であつた。
中間体製造例2:中間体の具体例(5) 無水マレイン酸98g、1−オクタデセン378g及び
トルエン1850gの混合物を、窒素雰囲気下攪拌しな
がら温度90℃に加温した。
その温度で、開始剤:過酸化ベンゾイル7.0gを添加
して3時間攪拌した後、過酸化ベンゾイル7.0gを添
加して5時間攪拌した。
得られたポリマー溶液の固形分は14.8%であつた。
中間体製造例3:中間体の具体例(15) 無水マレイン酸49g、ラウリン酸ビニル135g及び
メチルイソブチルケトン430gの混合物を、窒素雰囲
気下、攪拌しながら温度80℃に加温した。その温度で
過酸化ベンゾイル2.4gを添加して3時間攪拌した後
更に過酸化ベンゾイル2.4gを添加して5時間攪拌し
た。冷却後、アセトニトリル3.0中に攪拌しながら
上記反応溶液を10分間にわたつて加え、そのまま30
分間攪拌した。沈殿した固体を集・減圧乾燥して、白
色固体185gを得た。
中間体製造例4:中間体の具体例(16) 無水マレイン酸49g、ステアリン酸ビニル186g及
びトルエン550gの混合物を、窒素雰囲気下、攪拌し
ながら温度85℃に加温した。
その温度で過酸化ベンゾイル4.0gを添加して3時間
攪拌した後、更に過酸化ベンゾイル4.0gを添加して
4時間攪拌した。
上記反応溶液を、冷却後、アセトニトリル3.0中に
攪拌しながら10分間にわたつて加え、そのまま30分
間攪拌した。
沈殿した固体を集・減圧乾燥して、白色固体165g
を得た。
中間体製造例5:中間体の具体例(12) 無水マレイン酸49g、n−オクタデシル・ビニルエー
テル178g及びトルエン835gの混合物を、窒素雰
囲気下、攪拌しながら温度70℃に加温した。
その温度で、2,2′−アゾビス・イソブチロニトリル
2.1gを添加して3時間攪拌した後、更に2,2′−
アゾビス・イソブチロニトリル2.1gを添加し、温度
85℃に上げて4時間攪拌した。冷却後この反応液を、
アセトニトリル5.0中に攪拌しながら10分間で加
え、そのまま30分間攪拌した。沈殿した固体を集・
減圧乾燥して白色固体167gを得た。
化合物製造例1 中間体製造例1で得たポリマー容液100g、n−オク
タデシルアミン23.2g及びピリジン2gの混合物を
温度100℃で8時間攪拌した。冷却後この反応液をメ
タノール800m中に攪拌しながら15分間で加え、
そのままさらに1時間攪拌した。
沈殿した固体を集・減圧乾燥して淡黄白色固体37g
を得た。高速液体クロマトグラフ法で測定した分子量
は、11000であつた。又、水酸化カリウムエタノー
ル溶液で中和滴定した結果から、半マレイン酸アミド成
分とマレインイミド成分の割合は6:4であつた。
化合物製造例2 中間体製造例2で得たポリマー容液100g、n−ヘキ
サデシルアミン11.6g及びピリジン1.0gの混合
物を、加熱して溶媒還流下6時間攪拌した。冷却後、こ
の溶液をメタノール600m中に、攪拌しながら15
分間で加えそのまま攪拌した。沈殿した固体を集・減
圧乾燥後、淡白黄色の固体22.6gを得た。
高速液体クロマトグラフ法で測定した分子量は7000
であつた。中和滴定の結果から半マレイン酸アミド成分
とマレインイミド成分の割合は、50:50であつた。
化合物製造例3 中間体製造例2で得たポリマー容液100g、N−メチ
ル−オクタデシルアミン4.0g及びピリジン1.5g
の混合物を温度100℃に加熱して10時間攪拌した。
その後、n−ヘキシルアミン1.8gを添加し、同温度
で8時間攪拌した。冷却後、この溶液をメタノール1
中に攪拌しながら15分間で加えそのまま1時間攪拌し
た。析出した固体を集し減圧乾燥して、淡黄色の固体
17.5gを得た。
高速液体クロマトグラフ法で測定した分子量は7000
であつた。中和滴定の結果から、半マレイン酸アミド成
分とマレインイミド成分の割合は7:3であつた。
化合物製造例4 中間体製造例4で得た白色固体27g及びn−オクチル
アミン13g、ピリジン0.8g及びジオキサン100
gの混合物を温度110℃にて6時間攪拌した。冷却
後、メタノール1中に15分間で、攪拌下加えそのま
まさらに1時間攪拌した。
析出した固体を集し減圧乾燥して、淡白黄色の固体3
4gを得た。高速液体クロマトグラフ法で測定した分子
量は17,000であつた。中和滴定の結果から、半マ
レイン酸アミド成分とマレインイミド成分の割合は、
7:3であつた。
化合物製造例5 中間体製造例5で得た固体39.4g、n−オクタデシ
ルアミン26.9g、ピリジン2.3g及びキシレン1
00gの混合物を、温度120℃で5時間攪拌した。冷
却後、メタノール1.0中に、15分間で攪拌しなが
ら投入しさらに、そのまま1時間攪拌した。沈殿した固
体を集・減圧乾燥し淡黄白色固体57gを得た。
高速液体クロマトグラフ法で測定した分子量は1900
0であつた。又、中和滴定の結果から、半マレイン酸ア
ミド成分とマレインイミド成分の割合が4:6であつ
た。
実施例1 ポリ(ラウリルメタクリレート)14g、酢酸ビニル1
00g及びイソドデカン385gの混合溶液を、窒素気
流下攪拌しながら、温度70℃に加温した。2,2′−
アゾビス(イソブチルニトリル)1.7gを加え4時間
反応した後冷却し、200メツシユナイロン布を通し
た。
重合率83%で平均粒径0.18μmの白色の樹脂分散
物を得た。
ポリ(ラウリルメタクリレート)10g、ニグロシン1
0g及びイソドデカン30gをガラスビーズと供に、ペ
イントシエーカーに入れ2時間分散してニグロシンの微
小な分散物を得た。
上記した白色の樹脂分散物32g、上記したニグロシン
分散物2、5g、化合物製造例1で得たポリマー0.0
3gをイソドデカン1に分散することにより静電写真
用液体現像剤を作製した。
得られた液体現像剤を富士全自動製版機ELP280
(富士写真フイルム(株)製)の現像剤として用い、印
刷マスター用電子写真感光材料としてELPマスター
(富士写真フイルム(株)製)を用いて、連続階調を有
する陽画原稿からELPマスターに画像を形成させてマ
スタープレートを得た。得られたマスタープレートの画
像は良好な連続階調像であり、画像の光学濃度の最大は
1.51で最小(カブリ)は0.06であつた。なお画
像の色調は温調であつた。同様にしてELPマスター2
000枚を処理し、2000枚目のマスタープレートの
画像の光学濃度を調べたところ最大は1.48であり、
濃度の低下が少なく、最小は0.06であり変化がなか
つた。また、最初に処理したものと2000枚目のもの
の画像を観察したところ、いずれも非常に鮮明な画像で
あつた。
次に、前記の1枚目と2000枚目のマスタープレート
の非画像部を不感脂化処理して、それぞれを印刷版と
し、3000枚の印刷を行つた。いずれの版で印刷した
ものも、3000枚目の印刷物は鮮明であり、細線の切
れもなく、カブリもなかつた。
実施例2〜6 実施例1の液体現像剤の調製において、本願発明の化合
物製造例1のポリマー〔荷電調節剤〕の代りに表1に示
すポリマーに替える他は実施例1と同じ様にして静電写
真用液体現像剤を調製した。なお比較のために公知の荷
電調節剤であるジイソブチレン−マレイン酸半オクタデ
シルアミド共重合体を用いたものも調製した。得られた
液体現像剤を、実施例1と同じ様にして試験し、1枚目
のマスタープレートの画像の最高濃度と、同じ画像部の
2000枚目のマスタープレートの最高濃度を測定し両
者の変化率を下記の式によつて求めた。
次に1枚目と2000枚目のマスタープレートを実施例
1と同様に印刷版として用いて3000枚印刷し、印刷
物の画像を観察した。これらの結果を表1に示す。
表1で明らかな様に、本願発明のポリマーを用いた実施
例2〜5では、得られたマスタープレートの最高画像濃
度が高く、しかも2000枚処理した後でも濃度低下が
低い。しかし比較のために行つた実施例6では、1枚目
のマスター濃度は高いが2000枚目のものは濃度低下
が大きく、これを用いて印刷した印刷物は印刷画像の細
線の切れが目立ち、非画像部にカブリが見られた(20
00枚目のマスタープレートの非画像部も濃度が0.1
0あり1枚目のものより増加していた)。
実施例7 実施例1で得た白色樹脂分散物100gに、微粉細にし
たスミカロンネイビーブルー(住友化学(株)製)5g
を添加し、温度100℃で5時間攪拌した。冷却後、2
00メツシユのナイロン布を通して青色の樹脂分散物を
得た。このものは平均粒径0.18μmの樹脂であつ
た。
上述の青色の樹脂分散物35g及び化合物製造例5で得
たポリマー0.035gを、イソデカン1に分散する
ことにより液体現像剤を作製した。この液体現像剤を用
いて、実施例1に記した方法で試験した。
製版1枚目のマスタープレート及び2000枚目のマス
タープレートとも得られた像は、各々良好な連続階調像
であり、該画像の光学濃度の最大は、それぞれ1.40
及び1.38であつた。又最小(カブリ)は双方とも
0.06であつた。
上記1枚目及び2000枚目のマスタープレートを常法
に従つてそれぞれ3000枚印刷した所、3000枚印
刷後も鮮明な印刷物を得ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−175060(JP,A) 特開 昭50−39549(JP,A) 特公 昭49−26596(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気抵抗が109Ω・以上、かつ誘電率が
    3.5以下の非水溶媒中に少なくとも樹脂を主成分とす
    るトナーを分散した静電写真用液体現像剤において、該
    樹脂が、重合して該樹脂を前記非水溶媒に可溶となしう
    る少なくとも1種以上の単量体と無水マレイン酸とを構
    成単位として有する共重合体と1級アミノ化合物または
    1級アミノ化合物および2級アミノ化合物との反応によ
    り得られる高分子化合物であり、かつ該樹脂が、半マレ
    イン酸アミド成分とマレインイミド成分とを繰返し単位
    として有する高分子化合物であることを特徴とする静電
    写真用液体現像剤。
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