JPH0624228U - 汎用エンジンの軸受構造 - Google Patents
汎用エンジンの軸受構造Info
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- JPH0624228U JPH0624228U JP1267691U JP1267691U JPH0624228U JP H0624228 U JPH0624228 U JP H0624228U JP 1267691 U JP1267691 U JP 1267691U JP 1267691 U JP1267691 U JP 1267691U JP H0624228 U JPH0624228 U JP H0624228U
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- bearing
- shaft
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸の端部でスラスト荷重や曲げ荷重をメタル
軸受方式で支持する支持部の潤滑性を確保し、且つコン
パクトな構成で円周方向の面圧を低減する。 【構成】 軸受ボス27の嵌合部と接触部とに飛沫オイ
ルによる潤滑手段30を設け、軸受ボス27の端面27
aのスラスト等の荷重が最も多く作用する方向に、潤滑
手段30のオイル溝33との関係で面圧低減手段35を
設け、軸17の端部のフランジ17bと軸受ボス27の
端面27aの接触部は潤滑手段30で良好に潤滑し、且
つ軸受ボス27の端面27aは面圧低減手段35でスラ
スト等の荷重を円周上略均一の面圧で支持することを可
能にする。
軸受方式で支持する支持部の潤滑性を確保し、且つコン
パクトな構成で円周方向の面圧を低減する。 【構成】 軸受ボス27の嵌合部と接触部とに飛沫オイ
ルによる潤滑手段30を設け、軸受ボス27の端面27
aのスラスト等の荷重が最も多く作用する方向に、潤滑
手段30のオイル溝33との関係で面圧低減手段35を
設け、軸17の端部のフランジ17bと軸受ボス27の
端面27aの接触部は潤滑手段30で良好に潤滑し、且
つ軸受ボス27の端面27aは面圧低減手段35でスラ
スト等の荷重を円周上略均一の面圧で支持することを可
能にする。
Description
【0001】
本考案は、4サイクルエンジン等で構成される汎用エンジンにおいて、種々の 軸に作用するスラスト荷重や曲げ荷重を突当て接触によるメタル軸受方式で支持 する軸受構造に関する。
【0002】
一般に、汎用エンジンは単気筒あるいは少気筒数であって振動が大きいため、 クランク軸にバランサを有するバランサ軸が連結され、更にクランク軸には動弁 系のカム軸が連結されるものがある。そして、これらの軸がヘリカルギヤで同期 回転するように連結されたり、出力側の軸にベルトが装架されて曲げ荷重等が作 用すると、スラスト荷重がかかるようになる。そのため、このスラスト荷重がか かる軸においては、軸端部で回転自在に支持すると共にスラスト荷重も支持する ように軸受構成されるが、スラスト荷重の軸受に関してはコスト等の関係でボー ルベアリング等を使用しないでメタル軸受方式で支持する傾向にある。このメタ ル軸受方式のスラスト荷重軸受構造は、軸受ボスの端面に軸のフランジを直接突 当ててスラスト荷重を支持するように構成されるため、この突当て部の潤滑を円 滑化し、接触面圧を効果的に低減する等の対策を施すことが要求される。
【0003】 従来、上記エンジンのスラスト荷重に対するメタル軸受方式の軸受構造に関し ては、例えば実開平2−1409号公報の先行技術がある。ここで、カム軸のス ラスト受面、またはその対向面にオイル溜を設け、そのオイル溜にオイルを圧送 することが示されている。
【0004】
ところで、上記先行技術のものにあっては、カム軸のスラスト受面等の全周に オイル溜が太く形成されるので、潤滑性は向上するが、接触面積が減少して面圧 が高くなる。このため、スラスト受面の接触面圧を設定値以下に低減するには、 フランジ等の形状を大きくする必要がある。また、軸受ボスの端面の面圧は全周 に均一に形成されているので、軸に曲げ荷重が作用して円周方向に不均一に突当 て接触する場合は、設定面圧を確保するため軸受ボスの形状も大きくする必要が あり、いずれもスラスト軸受部の構造の大型化を招く等の問題がある。
【0005】 本考案は、この点に鑑みてなされたもので、軸の端部でスラスト荷重や曲げ荷 重をメタル軸受方式で支持する支持部の潤滑性を確保し、且つコンパクトな構成 で円周方向の面圧を低減することを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するため、本考案は、クランクケースにクランク軸、バランサ 軸、カム軸が平行に配置され、これらのうちの1つの軸が端部を軸受ボスに嵌合 して回転自在に支持され、フランジを軸受ボスの端面に突当て接触してスラスト 等の荷重が支持される汎用エンジンにおいて、上記軸受ボスの嵌合部と接触部と に飛沫オイルによる潤滑手段を設け、軸受ボスの端面のスラスト等の荷重が最も 多く作用する方向に、潤滑手段のオイル溝との関係で面圧低減手段を設けるもの である。
【0007】
上記構成に基づき、エンジン運転時にスラスト荷重と曲げ荷重等の荷重が作用 する軸の端部のフランジと軸受ボスの端面が接触する部分は潤滑手段で良好に潤 滑され、且つ軸受ボスの端面のスラスト等の荷重が最も多く作用する方向に面圧 低減手段が施されることで、スラスト等の荷重が円周上略均一の面圧で支持され 、コンパクトで良好に支持することが可能になる。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1において、汎用エンジ ンとして単気筒4サイクルで空冷式のエンジンであり、飛沫オイル潤滑方式のも のについて説明すると、符号1はクランクケース、2は単気筒のシリンダであり 、クランクケース1には導風ケース3が取付けられている。クランクケース1の 内部にはクランク軸4がボールベアリング5で回転自在に支持して水平に設置さ れ、このクランク軸4の中間にはバランスウエイト4aが設けられ、コンロッド 6が連結されてシリンダ2のピストン側に結合している。クランク軸4は前方の 一端が導風ケース3内部に突出して冷却ファン7を備えたフライホイール8、始 動輪9が一体的に固着され、後端はクランクケース1内部にあってエンジン運転 するだけの構成になっている。また、クランク軸4の隣にはバランサ10aを有 するバランサ軸10が平行に配置され、このバランサ軸10も両端部がボールベ アリング11で回転自在に支持されている。バランサ軸10は一対のギヤ12, 13を介してクランク軸4に連結され、互いに逆方向に等速回転してピストンの 慣性力をバランスウエイト4aとバランサ10aの力の合成により釣合わせて振 動を低減している。バランサ軸10はギヤ14を介してクランクケース1側に装 着されるガバナ装置15のガバナホルダ16にも連結され、エンジン回転数に応 じてガバナ装置15を作動するようになっている。
【0009】 更に、バランサ軸10の上部にはカム軸17が平行に配置され、このカム軸1 7は一対のギヤ18,19を介してクランク軸4に連結され、クランク軸4に対 して常に1/2回転で同期回転する。カム軸17のカム20には図2に示すよう にタペット21が当接され、このタペット21がプッシュロッド22を介してバ ルブ側に連結してバルブリフトする。ここで、このカム軸17の回転は上述のよ うに一対のギヤ18,19により減速されて駆動トルクも大きいため、このカム 軸17を利用することで、減速ギヤを不要にしてトルクの大きい動力を出力する ことができる。このことから、一対のギヤ18,19は所定の剛性を有して出力 ギヤを兼ね、カム軸17も所定の剛性を有して出力軸を兼ねて動力伝達系を成す ように構成され、カム軸17の出力側の端部はボールベアリング23で支持して クランクケース1の外部のPTO軸24に一体的に構成される。そして、PTO 軸24のプーリ25に装架されるベルト26を介して作業機に伝動構成され、作 業機を駆動するようになっている。また、カム軸17の他方の端部17aはクラ ンクケース1の軸受ボス27に嵌合して回転自在に支持され、フランジ17bが 軸受ボス27の端面27aに突当て接触してスラスト荷重、及びPTO軸24の ベルト26によりカム軸17にかかる曲げ荷重Mが支持され、更にこのメタル軸 受の支持部には飛沫オイルによる潤滑手段30が施されている。
【0010】 図2と図3において、潤滑手段30について説明すると、軸受ボス27の端面 27aの上部にオイル流入溝31が形成され、ボス孔27bの内周の上部軸方向 にオイル流入溝31と連通するオイル溝32が形成されて、カム軸端部17aと の嵌合部に給油可能になっている。また、端面27aの中間の円周上にもオイル 溝33が形成され、フランジ17bとの接触部に給油可能になっている。一方、 カム軸17に曲げ荷重が図3の矢印Fの方向にかかることから、軸受ボス27の 端面27aの曲げ荷重作用方向に面圧低減手段35が施されている。この面圧低 減手段35はオイル溝33が円周上に均一幅に形成され、これに対して面圧を低 減するため端面27aの曲げ荷重作用方向が局部的に幅広く形成され、不均一な 円形状になっている。
【0011】 上記構成により、エンジン運転時にクランク軸4が回転すると、一対のギヤ1 2,13によりバランサ軸10も逆方向に等速回転し、ピストンの上下動の慣性 力を打消して振動が低減される。また、一対のギヤ18,19によりカム軸17 も1/2で同期回転してカム20等によりバルブ動作され、このカム軸17と一 体的なPTO軸24からトルクの大きい動力がベルト26を介し作業機側に伝達 して駆動される。このとき、クランク軸4に装着されたコンロッド6の下部に配 設した図示しないオイルスクレーパ等によりクランクケース1底部のオイルが飛 散され、この飛沫オイルが各ボールベアリング5,11,23に給油して潤滑さ れる。また、飛沫オイルはカム軸17の一方の端部17aを支持する軸受ボス2 7の端面27aのオイル流入溝31で捕集され、このオイル流入溝31からのオ イルがオイル溝32により軸受ボス27とカム軸17端部の嵌合部、及び均一幅 のオイル溝33により端面27aとフランジ17bとの突当て接触部にそれぞれ 給油され、こうしてこれらのメタル軸受の支持部が良好に潤滑される。一方、カ ム軸17にはスラスト荷重と共にベルト26による曲げ荷重が所定の方向にかか っているが、軸受ボス27の端面27aの曲げ荷重作用方向は幅広く形成されて 面圧が低減されるようになる。そこで、端面27aとフランジ17bの接触部の 円周上の面圧が略均一になって、上記不均一な荷重が強度的に良好に支持される ことになる。
【0012】 図4において、本考案の第2の実施例について説明すると、軸受ボス27の端 面27aの面圧低減手段35が均一幅の端面27aに対して、曲げ荷重作用方向 のオイル溝33を狭く形成して構成される。これにより、その端面27aの曲げ 荷重作用方向では同様に接触面積が増大して面圧が低減される。
【0013】 図5において、本考案の第3の実施例について説明すると、軸受ボス27の端 面27aの面圧低減手段35が均一幅の端面27aに対して、曲げ荷重作用方向 以外にのみオイル溝33を形成して構成される。従って、この場合は端面27a の曲げ荷重作用方向の接触面積が上述より増大して面圧が更に低減される。
【0014】 以上、本考案の実施例について説明したが、カム軸以外の軸にも同様に適応で きる。
【0015】
以上説明したように、本考案によれば、汎用エンジンにおいてカム軸等の軸の 一端をメタル軸受方式で回転自在に支持し、且つ軸に作用するスラスト荷重と曲 げ荷重を支持する支持部に、面圧低減手段が施されるので、スラスト荷重と曲げ 荷重を円周上均一な面圧で良好に支持できる。面圧低減手段は軸受ボスの端面の 形状とオイル溝の形状との関係で、面圧の大きい部分の接触面積を増大するよう に構成されるので、支持部の形状をコンパクトに構成できる。また、支持部には 飛沫オイルによる潤滑手段が設けられるので、良好に潤滑することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るエンジンの軸受構造の実施例を示
す全体の平面断面図である。
す全体の平面断面図である。
【図2】カム軸端部の支持部等を示す断面図である。
【図3】軸受ボスの端面を示す正面図である。
【図4】本考案の第2の実施例の軸受ボスの端面を示す
正面図である。
正面図である。
【図5】本考案の第3の実施例の軸受ボスの端面を示す
正面図である。
正面図である。
1 クランクケース 4 クランク軸 10 バランサ軸 17 カム軸 17b フランジ 27 軸受ボス 27a 端面 30 潤滑手段 33 オイル溝 35 面圧低減手段
Claims (3)
- 【請求項1】 クランクケースにクランク軸、バランサ
軸、カム軸が平行に配置され、これらのうちの1つの軸
が端部を軸受ボスに嵌合して回転自在に支持され、フラ
ンジを軸受ボスの端面に突当て接触してスラスト等の荷
重が支持される汎用エンジンにおいて、上記軸受ボスの
嵌合部と接触部とに飛沫オイルによる潤滑手段を設け、
軸受ボスの端面のスラスト等の荷重が最も多く作用する
方向に、潤滑手段のオイル溝との関係で面圧低減手段を
設けることを特徴とする汎用エンジンの軸受構造。 - 【請求項2】 上記面圧低減手段は、軸受ボスの端面の
スラスト等の荷重が最も多く作用する方向の接触面積
を、端面とオイル溝の形状の変化で局部的に大きく形成
することを特徴とする請求項1記載の汎用エンジンの軸
受構造。 - 【請求項3】 上記1つの軸は、出力軸を兼ねたカム軸
であることを特徴とする請求項1記載の汎用エンジンの
軸受構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1267691U JPH0624228U (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 汎用エンジンの軸受構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1267691U JPH0624228U (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 汎用エンジンの軸受構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0624228U true JPH0624228U (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=11811983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1267691U Pending JPH0624228U (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 汎用エンジンの軸受構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624228U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010051973A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Jfe Steel Corp | 連続鋳造設備の鋳片案内ロールの軸受構造 |
-
1991
- 1991-02-14 JP JP1267691U patent/JPH0624228U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010051973A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Jfe Steel Corp | 連続鋳造設備の鋳片案内ロールの軸受構造 |
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