JPH0624459B2 - 釣糸の製造方法 - Google Patents
釣糸の製造方法Info
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- JPH0624459B2 JPH0624459B2 JP2175809A JP17580990A JPH0624459B2 JP H0624459 B2 JPH0624459 B2 JP H0624459B2 JP 2175809 A JP2175809 A JP 2175809A JP 17580990 A JP17580990 A JP 17580990A JP H0624459 B2 JPH0624459 B2 JP H0624459B2
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
Description
からなる釣糸およびその製造方法に関する。さらに詳し
くは、鮎やヘラブナなどの釣に好適な軽量かつ高強力の
釣糸およびその製造方法に関する。
釣り用道糸、ハリス用糸、オトリ用糸など多くの種類の
ものがある。これら釣糸に一般的に要求されるのは、軽
量かつ高強力などといった特性である。
フィラメント状繊維を用いたものが多かった。これは絡
みにくいという性質や、巻き上げやすい性質を生かすと
同時に、製造しやすいという点もあったからである。そ
して、巻き癖がつかないこと、あたりの良さ、耐久性な
どから、従来はナイロン6、6,6−ナイロン、6,1
0−ナイロン、ポリエステル、ビニロン、ポリフッ化ビ
ニリデン、金属繊維などの繊維材料が用いられていた。
また特開昭60−164421号公報に提案されている
ように、高分子量ポリオレフィンからなるモノフィラメ
ント状船釣り用リール用道糸も知られている。
されている、高分子量ポリオレフィンからなるモノフィ
ラメント状道糸を、鮎やヘラブナなどの道糸用釣糸に適
用しても、糸が太すぎてそのままでは適用できないとい
う課題がある。すなわち、鮎やヘラブナなどの道糸用ま
たは針糸用釣糸は、前記公知例のものよりはるかに軽量
にする必要がある。そして前記特開昭60−16442
1号公報を単に細くしただけでは、モノフィラメント状
であるので、撚り癖がつきやすく、高モジュラス(剛
直)のため操作しにくいという課題がある。
があり、生きた鮎を鼻環でつないで水中に放し、これを
囮(おとり)にし、他の鮎を引き寄せて引っ掛けて釣る
という漁法を一般に用いる。この場合、最も大切なこと
は囮になる鮎が自然な状態で長時間自由に生き生きと泳
ぎ回る状態を作ることである。このためには釣糸は細
く、軽いことが要請される。
(糸の直径74〜104μm)のような非常に細い糸が
中心に用いられている。しかしこの太さの釣糸であって
も、囮にとっては水中での糸の抵抗のため、完全に自由
に動き回れる状態にはほど遠かった。
態である。
維が提案され、さらに細い釣糸が可能になり、0.08
〜0.175号(49〜69μm)糸の使用により囮の
動きを改善使用とする提案もある。しかしながら前記金
属繊維には重いという欠点があり、たとえば0.08号
の金属繊維の釣糸の目付は0.0272g/mもあり、
これはナイロン製の実に約10倍の値である。したがっ
て、囮の動きの改善は十分とはいい難い。
強度が高く、撚り癖もつきにくく、釣糸として操作しや
すい釣糸およびその製造方法を提供することを目的とす
る。さらに具体的には、高い引っ張り強度を維持したま
ま、金属繊維並みの細さと、ナイロン製並の軽い目付を
合せ持つ鮎用、またはヘラブナ用の釣糸を提供すること
を目的とする。
超高分子量ポリオレフィンフィラメント繊維からなる釣
糸の製造方法であって、まずマルチフィラメント繊維を
モノフィラメント繊維に分繊し、次いで前記モノフィラ
メント繊維をトータルデニールが100デニール以下と
なるように複数本準備し、これを組み上げまたは撚の付
与により紐状とし釣糸とすることを特徴とする。
たは後に、加熱または樹脂の付与によりキンク止めする
ことが好ましい。
面に色素添加樹脂または色素を添加しない樹脂を塗布す
ることが好ましい。
数が200〜2000P/mであるか、または撚り上げ
の撚り数が100〜1000T/mであることが好まし
い。
の作用について説明する。
下の超高分子量ポリオレフィンフィラメント繊維からな
るので、20g/デニール以上、好ましくは30g/デ
ニール以上の強度を有し、これにより軽量かつ高強力の
釣糸とすることができる。次に前記釣糸はマルチフィラ
メント繊維で構成され、かつ紐状に組み上げられるかま
たは撚り上げられてなるので、撚り癖がつきにくく、釣
糸として操作しやすい釣糸とすることができる。すなわ
ち、モノフィラメント状(テグス状)では、高モジュラ
ス(剛直)のためテニスのガットのように結びにくく、
ループも大きくなり、撚り癖がつき易く、一旦癖がつく
と除去しにくいという問題があるが、単糸が細いマルチ
フィラメント繊維で構成し、かつ紐状に組み上げるかま
たは撚り上げることにより前記問題点を改善できる。
繊維とは、たとえば超高分子量ポリエチレン繊維、超高
分子量ポリプロピレン繊維などからなるもので、平均分
子量が20万以上であり、一般的にゲル繊維ともいわれ
る。この繊維は、ゲル紡糸・延伸、溶融配向延伸、溶媒
膨潤延伸などの方法によって得ることができる。
以下、とくに好ましくは50デニール以下である。また
マルチフィラメント繊維の好ましい数は、2〜5本であ
る。
りの重量(単位:グラム)をいう。
のピッチ数が200〜2000P/mの範囲であるか、
または撚り上げの撚り数が100〜1000T/mの範
囲であることが好ましく、さらには前記紐状釣糸の組み
上げのピッチ数は400〜800P/mの範囲である
か、または撚り上げの撚り数が200〜700T/mの
範囲であることがより好ましい。この理由は、適度な剛
性およびしなやかさを付与するとともに、岩場などで擦
れた場合ちぢれにくくし、釣糸として操作しやすい特性
を付与するためである。
は、複数のフィラメントの収束性が十分でなく、見栄え
が良くないうえに釣り中に釣糸がバラバラになりやす
く、1本のフィラメントに傷がつくとそこに応力が集中
して全体の強力を低下させることになるので好ましくな
い。さらに組み上げのピッチ数または撚り数が前記の範
囲を越えると、引っ張り強力や結節強力が極端に低下す
る傾向になるので好ましくない。
は着色樹脂が塗布されてなることが好ましい。樹脂によ
りマルチフィラメントをまとまりよく一体化できるから
である。さらに、着色樹脂を塗布するのは、たとえば蛍
光レモン色に着色すれば、鮎を鼻環に取り付けたり取り
外したりすることが容易になり、また逆さ針の取り付け
または逆さ針を打つことが容易になる。さらに水中での
釣糸の状態が見分けやすいという利点もある。
て、その作用を説明する。
ラメント繊維に分繊する。分繊する理由は、トータルデ
ニールが100デニール以下のマルチフィラメント繊維
を、紡糸・延伸して得ることが製造工程上困難なこと、
および分繊することにより、適度なキンクや撚り癖を残
して、後の工程で組み上げまたは撚の付与により紐状に
したときに、単糸間の摩擦や引っ掛かりを多くし、一体
性の高い釣糸とするためである。
が100デニール以下となるように複数本準備し、これ
を組み上げまたは撚の付与により紐状とし釣糸とする。
トータルデニールを100デニール以下とするのは、前
記したように軽量かつ高強力の釣糸とするためである。
またマルチフィラメント繊維で構成し、かつ紐状に組み
上げるかまたは撚り上げるのは、適度な剛性およびしな
やかさを付与するとともに、岩場などで擦れた場合ちぢ
れにくくし、釣糸として操作しやすい特性を付与するた
めである。この際前記したように、紐状釣糸の組み上げ
のピッチ数を200〜2000P/mの範囲とするか、
または撚り上げの撚り数を100〜1000T/mの範
囲とすることが好ましく、さらには組み上げのピッチ数
を400〜800P/mの範囲とするか、または撚り上
げの撚り数を200〜700T/mの範囲とすることが
より好ましい。
程時またはその後に、加熱または樹脂の付与によりキン
ク止め処理を行う。これらの処理により、釣糸としての
形態安定性を向上させるとともに、釣り中の擦れやねじ
れに対しても糸がバラバラになって強力が低下すること
を防ぐことができる。
温サイドでは強力が低下する場合もあり注意を要する。
また、樹脂加工に用いる樹脂は、ポリウレタン系、エポ
キシ樹脂系、アクリル樹脂系、ポリ酢酸ビニル樹脂系な
どから選択して用いる。この際、樹脂溶液の中に顔料ま
たは染料などの色素を混合しておくことにより着色する
ことができる。とくに樹脂に色素を混合することは、本
発明に用いる超高分子量ポリオレフィンフィラメント繊
維は、通常の方法では染色できないことから、着色する
ためには重要である。
お本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
油化学工業株式会社製“テクミロン”(商品名)100
デニール/10本を準備し、分繊機を用いて10本のモ
ノフィラメント(単糸:10デニール)に分繊した。分
繊工程においては、摩擦熱の発生防止、およびこれに付
随する毛羽立ちなどの損傷を防ぐため、シリコーン系油
剤を用い、かつガイドやクリールにはフッ素系樹脂を用
いるか表面コーティングしたものを用いた。
0デニール)を準備し、撚糸機で撚り数250T/mの
実撚をかけた。この後、75℃で30分間加熱処理し
て、キンク止め処理を行った。次いで、蛍光を有する黄
色顔料を添加したポリウレタン系樹脂溶液に浸漬し、絞
った後に65℃で乾燥した。次いでシリコンオイル溶液
を塗布し、釣糸製品に仕上げた。
%、釣糸の直径は52μm、目付は0.0023g/m
であり、軽量で、撚り癖もつきにくい釣糸とすることが
できた。
に使用してもらったところ、囮の鮎の動きが従来に見ら
れないほど非常によく、理想的な釣糸との評価を得た。
の一例であり、第2図は第1図の部分拡大図である。第
1図〜第2図において、1は釣り竿から直接または間接
的に伸びている道糸、2は囮鮎Aの鼻に取り付ける鼻
環、3は釣の対象である鮎を引っ掛けるための掛け針、
4は鼻環2から掛け針3の伸びる針糸、5は釣の対象で
ある鮎を引っ掛けるための逆さ針、6は針糸4に逆さ針
5を取り付けている掛止部である。そして本実施例にお
いては、前記釣糸は道糸1および針糸4に用いた。
繊維の分繊後のモノフィラメントのうち、4本のモノフ
ィラメント(単糸:10デニール)を準備し、組機を用
いて、ピッチ数680P/mで組み上げた。次いで実施
例1の樹脂溶液に浸漬し、スポンジで絞った後、80℃
の温度で乾燥を兼ねて加熱処理を行った。
た。
%、釣糸の直径は68μm、目付は0.0049g/m
であり、軽量で、撚り癖もつきにくい釣糸とすることが
できた。
に使用してもらったところ、囮の鮎の動きが従来に見ら
れないほど良いうえに、大物を釣っても糸切れがなく、
理想的な釣糸との評価を得た。
で得ることがきわめて困難な細いトータルデニールの超
高分子量ポリオレフィンフィラメント繊維を、分繊する
ことにより作成し、しかも分繊して得たモノフィラメン
ト繊維を紐状に組み上げるかまたは撚り上げることによ
り、操作性の良い釣糸とすることができた。
ラブナ釣りなどその道にとっては高級な釣りといわれる
釣糸に好適なものとすることができた。
使用図であり、第2図は第1図の部分拡大図である。 1……道糸、2……鼻環、3……掛け針、4……針糸、
5……逆さ針、6……掛止部、A……囮鮎。
Claims (4)
- 【請求項1】超高分子量ポリオレフィンフィラメント繊
維からなる釣糸の製造方法であって、まずマルチフィラ
メント繊維をモノフィラメント繊維に分繊し、次いで前
記モノフィラメント繊維をトータルデニールが100デ
ニール以下となるように複数本準備し、これを組み上げ
または撚の付与により紐状とし釣糸とすることを特徴と
する釣糸の製造方法。 - 【請求項2】組み上げまたは撚の付与工程時または後
に、加熱または樹脂の付与によりキンク止めする請求項
1記載の釣糸の製造方法。 - 【請求項3】紐状とした後、紐状繊維の表面に色素添加
樹脂または色素を添加しない樹脂を塗布する請求項1記
載の釣糸の製造方法。 - 【請求項4】紐状釣糸の組み上げのピッチ数が200〜
2000P/mであるか、または撚り上げの撚り数が1
00〜1000T/mである請求項1記載の釣糸の製造
方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2175809A JPH0624459B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 釣糸の製造方法 |
| JP5198719A JPH07121191B2 (ja) | 1990-07-02 | 1993-08-11 | 釣 糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2175809A JPH0624459B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 釣糸の製造方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5198719A Division JPH07121191B2 (ja) | 1990-07-02 | 1993-08-11 | 釣 糸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0463533A JPH0463533A (ja) | 1992-02-28 |
| JPH0624459B2 true JPH0624459B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=16002613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2175809A Expired - Lifetime JPH0624459B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 釣糸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624459B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002339179A (ja) * | 2001-05-16 | 2002-11-27 | Yotsuami:Kk | 低伸度糸 |
| JP2008266843A (ja) * | 2007-04-23 | 2008-11-06 | Ygk:Kk | ポリオレフィン糸条およびその製造方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07207542A (ja) * | 1994-01-10 | 1995-08-08 | Yotsuami:Kk | 釣 糸 |
| US5540990A (en) * | 1995-04-27 | 1996-07-30 | Berkley, Inc. | Polyolefin line |
| US8117816B2 (en) | 2006-02-16 | 2012-02-21 | Duel Co., Inc. | Multifilament and method for manufacturing the same, and yarn and method for manufacturing the same |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS623728A (ja) * | 1985-07-01 | 1987-01-09 | 旭化成株式会社 | 釣糸 |
-
1990
- 1990-07-02 JP JP2175809A patent/JPH0624459B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0463533A (ja) | 1992-02-28 |
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