JPH0624812B2 - 農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルム - Google Patents
農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムInfo
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- JPH0624812B2 JPH0624812B2 JP1188176A JP18817689A JPH0624812B2 JP H0624812 B2 JPH0624812 B2 JP H0624812B2 JP 1188176 A JP1188176 A JP 1188176A JP 18817689 A JP18817689 A JP 18817689A JP H0624812 B2 JPH0624812 B2 JP H0624812B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Protection Of Plants (AREA)
- Greenhouses (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、フィルム巻状態での保管条件の影響を受ける
ことなく、展張後防曇性が優れ、この優れた性質が長期
間持続する農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムに関す
るものである。
ことなく、展張後防曇性が優れ、この優れた性質が長期
間持続する農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムに関す
るものである。
「従来の技術」 昨今、有用植物を栽培する農家は、収益性向上を目的と
して、有用植物をハウス(温室)又はトンネル内で促進
栽培又は抑制栽培する方法を、広く採用するようになっ
た。
して、有用植物をハウス(温室)又はトンネル内で促進
栽培又は抑制栽培する方法を、広く採用するようになっ
た。
この農業用ハウス又はトンネルの被覆資材としては、ポ
リエチレンフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フ
ィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィ
ルム、塩化ビニル系樹脂フィルム、ガラス等が使用され
ている。中でも、塩化ビニル系樹脂フィルム、特に可塑
剤を多量配合された軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは、
他の合成樹脂フィルム、ガラス等に比較して、光線透過
性、保温性、機械的強度、耐久性、作業性、経済性等を
総合して最も優れているので、広く使用されている。
リエチレンフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フ
ィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィ
ルム、塩化ビニル系樹脂フィルム、ガラス等が使用され
ている。中でも、塩化ビニル系樹脂フィルム、特に可塑
剤を多量配合された軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは、
他の合成樹脂フィルム、ガラス等に比較して、光線透過
性、保温性、機械的強度、耐久性、作業性、経済性等を
総合して最も優れているので、広く使用されている。
しかしながら、ハウス又はトンネルを被覆するために軟
質塩化ビニル系樹脂フィルムを使用すると、ハウス内面
の曇りのために太陽光線の透過が悪くなり、植物の生育
を遅くしたり、水滴が栽培植物に落下することにより、
幼芽が害をうけたり、病害の発生の原因となったりす
る。
質塩化ビニル系樹脂フィルムを使用すると、ハウス内面
の曇りのために太陽光線の透過が悪くなり、植物の生育
を遅くしたり、水滴が栽培植物に落下することにより、
幼芽が害をうけたり、病害の発生の原因となったりす
る。
このような不都合を解消するためには、軟質塩化ビニル
系樹脂フィルムの表面に、防曇性を賦与すればよいこと
が知られている。軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの表面
に防曇性を賦与するには、軟質塩化ビニル系樹脂に界面
活性剤のような親水性物質を練り込んでフィルムに成形
する方法、またはフィルムとした後に、その表面に、親
水性物質もしくは水溶性高分子物質を塗布する方法が採
用されている。
系樹脂フィルムの表面に、防曇性を賦与すればよいこと
が知られている。軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの表面
に防曇性を賦与するには、軟質塩化ビニル系樹脂に界面
活性剤のような親水性物質を練り込んでフィルムに成形
する方法、またはフィルムとした後に、その表面に、親
水性物質もしくは水溶性高分子物質を塗布する方法が採
用されている。
後者の塗布法としては種々の方法が提案されているが、
その中で、コロイダルシリカ及び/又はアルミナゾルを
適当な親水性のバインダーと混合した防曇剤組成物は塗
布性に優れたものであり、これをフィルムに塗布し乾燥
してフィルム表面に形成させた被膜は優れた防曇性、防
曇持続性を示す。
その中で、コロイダルシリカ及び/又はアルミナゾルを
適当な親水性のバインダーと混合した防曇剤組成物は塗
布性に優れたものであり、これをフィルムに塗布し乾燥
してフィルム表面に形成させた被膜は優れた防曇性、防
曇持続性を示す。
しかしながら、このような無機質水性ゾルを主成分とす
る被膜は、無機質ゾルの特性を反映して吸着活性が高い
為に、表面がいろいろな物質で汚染されやすいという問
題がある。農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは、製
品形体が巻状態で提供される為に、形成被膜が対接触面
を介して基材中配合剤の影響を受ける結果使用条件によ
っては、防曇性能が低下するという問題がある。
る被膜は、無機質ゾルの特性を反映して吸着活性が高い
為に、表面がいろいろな物質で汚染されやすいという問
題がある。農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは、製
品形体が巻状態で提供される為に、形成被膜が対接触面
を介して基材中配合剤の影響を受ける結果使用条件によ
っては、防曇性能が低下するという問題がある。
「発明が解決しようとする課題」 本発明者らは、かかる状況にあって、製品形体に関係な
く長期間にわたり、優れた防曇性を示す農業用塩化ビニ
ル系樹脂フィルムを提供することを目的として、鋭意検
討した結果、本発明を完成するに至った。
く長期間にわたり、優れた防曇性を示す農業用塩化ビニ
ル系樹脂フィルムを提供することを目的として、鋭意検
討した結果、本発明を完成するに至った。
「課題を解決するための手段」 しかして、本発明の要旨とするところは、軟質塩化ビニ
ル系樹脂フィルムの片面に、フッ素系樹脂被覆組成物に
由来する被膜が形成され、フィルムの他の面にコロイダ
ルシリカ及び/又はアルミナゾルとバインダーを主成分
とする防曇剤組成物に由来する被膜が形成されてなるこ
とを特徴とする農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムに
存する。
ル系樹脂フィルムの片面に、フッ素系樹脂被覆組成物に
由来する被膜が形成され、フィルムの他の面にコロイダ
ルシリカ及び/又はアルミナゾルとバインダーを主成分
とする防曇剤組成物に由来する被膜が形成されてなるこ
とを特徴とする農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムに
存する。
以下、本発明を詳細に説明する。
(1)本発明において塩化ビニル系樹脂とは、ポリ塩化
ビニルのほか、塩化ビニルが主成分を占める共重合体で
ある。塩化ビニルと共重合しうる単量体化合物として
は、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレン、アクリロ
ニトリル、マレイン酸、イタコン酸、アクリル酸、メタ
クリル酸、酢酸ビニル等があげられる。これら塩化ビニ
ル系樹脂は、乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法、塊
状重合体等の従来公知の製造法のうち、いずれの方法に
よって製造されたものであってもよい。
ビニルのほか、塩化ビニルが主成分を占める共重合体で
ある。塩化ビニルと共重合しうる単量体化合物として
は、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレン、アクリロ
ニトリル、マレイン酸、イタコン酸、アクリル酸、メタ
クリル酸、酢酸ビニル等があげられる。これら塩化ビニ
ル系樹脂は、乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法、塊
状重合体等の従来公知の製造法のうち、いずれの方法に
よって製造されたものであってもよい。
本発明に係る農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムに、
優れた柔軟性と機械的強度を付与するために、基体樹脂
100重量部に対して、通常20〜60重量部程度の可
塑剤を配合する。
優れた柔軟性と機械的強度を付与するために、基体樹脂
100重量部に対して、通常20〜60重量部程度の可
塑剤を配合する。
(2)可塑剤としては、例えば、ジ−n−オクチルフタ
レート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジベンジ
ルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジドデシルフ
タレート、ジウンデシルフタレート等のフタル酸誘導
体;ジイソオクチルフタレート等のイソフタル酸誘導
体;ジ−n−ブチルアジペート、ジオクチルアジペート
等のアジピン酸誘導体;ジ−n−ブチルマレート等のマ
レイン酸誘導体;トリ−n−ブチルシトレート等のクエ
ン酸誘導体;モノブチルイタコネート等のイタコン酸誘
導体;ブチルオレエート等のオレイン酸誘導体;グリセ
リンモノリシノレート等のリシノール酸誘導体;その他
トリクレジルホスフェート、エポキシ化大豆油、エポキ
シ樹脂系可塑剤等があげられる。
レート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジベンジ
ルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジドデシルフ
タレート、ジウンデシルフタレート等のフタル酸誘導
体;ジイソオクチルフタレート等のイソフタル酸誘導
体;ジ−n−ブチルアジペート、ジオクチルアジペート
等のアジピン酸誘導体;ジ−n−ブチルマレート等のマ
レイン酸誘導体;トリ−n−ブチルシトレート等のクエ
ン酸誘導体;モノブチルイタコネート等のイタコン酸誘
導体;ブチルオレエート等のオレイン酸誘導体;グリセ
リンモノリシノレート等のリシノール酸誘導体;その他
トリクレジルホスフェート、エポキシ化大豆油、エポキ
シ樹脂系可塑剤等があげられる。
(3)また、樹脂フィルムに柔軟性を付与するために、
上述の可塑剤に限られるものではなく、例えば熱可塑性
ポリウレタン樹脂、ポリ酢酸ビニル等を使用することも
できる。
上述の可塑剤に限られるものではなく、例えば熱可塑性
ポリウレタン樹脂、ポリ酢酸ビニル等を使用することも
できる。
(4)本発明の農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルム
は、紫外線吸収剤または光安定剤が含有されているのが
望ましい。紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系、
ベンゾトリアゾール系等各種のものが使用できる。また
光安定剤としては、次の一般式[I]で表わされる。構造
単位を一分子中に1個以上含有するヒンダードアミン系
化合物が適当である。
は、紫外線吸収剤または光安定剤が含有されているのが
望ましい。紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系、
ベンゾトリアゾール系等各種のものが使用できる。また
光安定剤としては、次の一般式[I]で表わされる。構造
単位を一分子中に1個以上含有するヒンダードアミン系
化合物が適当である。
一般式 [[I]式において、R1〜R4は炭素数1〜4のアルキ
ル基、R5は水素又は炭素数1〜4のアルキル基を示
す。] 例えば一般式[II]で表わされるヒンダードアミン系化合
物が代表的なものである。
ル基、R5は水素又は炭素数1〜4のアルキル基を示
す。] 例えば一般式[II]で表わされるヒンダードアミン系化合
物が代表的なものである。
一般式 (式中、Rはリン又は、1〜4価のカルボン酸から誘導
されるモノ〜テトラアシル基、nは1〜4の整数をそれ
ぞれ示す。) 上記一般式[II]に含まれるものとしては具体的には例え
ば特公昭63−51458号公報に例示されている、4
−シクロヘキシノイルオキシ−2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン、4−(o−クロロベンゾイ
ルオキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
等、ポリ塩化ビニルの安定化剤として公知の種々のもの
が挙げられる。
されるモノ〜テトラアシル基、nは1〜4の整数をそれ
ぞれ示す。) 上記一般式[II]に含まれるものとしては具体的には例え
ば特公昭63−51458号公報に例示されている、4
−シクロヘキシノイルオキシ−2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン、4−(o−クロロベンゾイ
ルオキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
等、ポリ塩化ビニルの安定化剤として公知の種々のもの
が挙げられる。
ヒンダードアミン系化合物の、塩化ビニル系樹脂フィル
ムへの配合量は、余り少ないとフィルムの耐候性が充分
に優れたものとならないので好ましくなく、余り多くし
てもフィルムの耐候性は添加量に比例して向上すること
がなく、フィルム表面からの噴き出しの問題がおこる。
好ましい配合量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対
して0.2〜1.0重量部の範囲である。
ムへの配合量は、余り少ないとフィルムの耐候性が充分
に優れたものとならないので好ましくなく、余り多くし
てもフィルムの耐候性は添加量に比例して向上すること
がなく、フィルム表面からの噴き出しの問題がおこる。
好ましい配合量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対
して0.2〜1.0重量部の範囲である。
しかして、紫外線吸収剤(A)と光安定剤(B)との塩化ビニ
ル系樹脂に対する配合割合は、樹脂100重量に対し、
(A)及び(B)の合計量が0.02〜8重量部の範囲、特に
0.1〜3重量部の範囲にあるのが好ましい。(A)及び
(B)の配合量が8重量部よりも多くなると、後述する防
塵性被膜及び防曇性被膜を通して噴き出すおそれがあ
る。また(A)と(B)の配合割合は、農業用フィルムの耐久
性を保つため、重量比で(A)/(B)が15/1〜1/15
の範囲、特に8/1〜1/8の範囲にあるのが好まし
い。勿論、本発明の農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィル
ムには、必要に応じてその他の樹脂用添加剤、例えば酸
化防止剤、熱安定剤、防曇剤、滑剤、顔料、染料、無機
フィラー、有機フィラー、けい光剤、赤外線吸収剤等を
配合、含有せしめることができる。
ル系樹脂に対する配合割合は、樹脂100重量に対し、
(A)及び(B)の合計量が0.02〜8重量部の範囲、特に
0.1〜3重量部の範囲にあるのが好ましい。(A)及び
(B)の配合量が8重量部よりも多くなると、後述する防
塵性被膜及び防曇性被膜を通して噴き出すおそれがあ
る。また(A)と(B)の配合割合は、農業用フィルムの耐久
性を保つため、重量比で(A)/(B)が15/1〜1/15
の範囲、特に8/1〜1/8の範囲にあるのが好まし
い。勿論、本発明の農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィル
ムには、必要に応じてその他の樹脂用添加剤、例えば酸
化防止剤、熱安定剤、防曇剤、滑剤、顔料、染料、無機
フィラー、有機フィラー、けい光剤、赤外線吸収剤等を
配合、含有せしめることができる。
(5)本発明の農業用フィルムの基体となる軟質塩化ビ
ニル系樹脂フィルム(以下基体フィルムという)は、例
えば塩化ビニル系樹脂に、必要とする樹脂用添加剤を添
加した樹脂組成物を、リボンブレンダー、バンバリーミ
キサー、スーパーミキサー等の配合機、混練機で均一に
した後、通常のフィルムの製造方法、例えばカレンダー
成形法、押出成形法、インフレーションフィルム成形法
等を採用して、0.03〜0.3mm、好ましくは0.0
75〜0.25mmの厚さに成形される。
ニル系樹脂フィルム(以下基体フィルムという)は、例
えば塩化ビニル系樹脂に、必要とする樹脂用添加剤を添
加した樹脂組成物を、リボンブレンダー、バンバリーミ
キサー、スーパーミキサー等の配合機、混練機で均一に
した後、通常のフィルムの製造方法、例えばカレンダー
成形法、押出成形法、インフレーションフィルム成形法
等を採用して、0.03〜0.3mm、好ましくは0.0
75〜0.25mmの厚さに成形される。
(6)基体フィルムの片面には、フッ素系樹脂被覆組成
物に由来する被膜が形成されている。これは、製品形体
が巻状態の場合、対接触面である防曇被膜の表面汚染を
防止するのに好適なことから用いられる。
物に由来する被膜が形成されている。これは、製品形体
が巻状態の場合、対接触面である防曇被膜の表面汚染を
防止するのに好適なことから用いられる。
本発明で用いることのできるフッ素系樹脂としては、例
えばフッ化ビニル、フッ化ビニリデン、三フッ化塩化エ
チレン、四フッ化エチレン等の単独重合体:4フッ化エ
チレン−エチレン、三フッ化塩化エチレン−エチレン、
4フッ化エチレン−6フッ化プロピレン、4フッ化エチ
レン−パークロロアルキルビニルエーテル等の共重合
体:フッ化アルキルアクリレートランダム等重合体:フ
ッ化アルキルアクリレートアルキル(メタ)アクリレー
トブロック共重合体:フルオロオレフィン−炭化水素系
ビニルエーテルモノマー交互共重合体:上記フッ素系単
量体の中から選ばれる2種以上の単量体からなる共重合
体:上記フッ素系単量体の中から選ばれる1種以上の単
量体とフッ素を含有しない共重合可能な単量体からなる
共重合体:上記フッ素系重合体の一部を改質もしくは変
性した重合体:その他、上記フッ素系重合体の混合物等
がある。これらフッ素系樹脂のうち、特にフッ化ビニリ
デン系樹脂が好ましい。
えばフッ化ビニル、フッ化ビニリデン、三フッ化塩化エ
チレン、四フッ化エチレン等の単独重合体:4フッ化エ
チレン−エチレン、三フッ化塩化エチレン−エチレン、
4フッ化エチレン−6フッ化プロピレン、4フッ化エチ
レン−パークロロアルキルビニルエーテル等の共重合
体:フッ化アルキルアクリレートランダム等重合体:フ
ッ化アルキルアクリレートアルキル(メタ)アクリレー
トブロック共重合体:フルオロオレフィン−炭化水素系
ビニルエーテルモノマー交互共重合体:上記フッ素系単
量体の中から選ばれる2種以上の単量体からなる共重合
体:上記フッ素系単量体の中から選ばれる1種以上の単
量体とフッ素を含有しない共重合可能な単量体からなる
共重合体:上記フッ素系重合体の一部を改質もしくは変
性した重合体:その他、上記フッ素系重合体の混合物等
がある。これらフッ素系樹脂のうち、特にフッ化ビニリ
デン系樹脂が好ましい。
フッ化ビニリデン系樹脂とは、フッ化ビニリデンの単独
重合体、もしくはフッ化ビニリデンと他のフッ素系不飽
和単量体及び/もしくはフッ素を含有しない共重合可能
な単量体との共重合体、さらにこれら重合体の一部を改
質もしくは変性した重合体が包含される。
重合体、もしくはフッ化ビニリデンと他のフッ素系不飽
和単量体及び/もしくはフッ素を含有しない共重合可能
な単量体との共重合体、さらにこれら重合体の一部を改
質もしくは変性した重合体が包含される。
これらフッ化ビニリデン系樹脂は1種もしくは2種以上
で用いることができ、又他のフッ素を含有した樹脂及び
/もしくはフッ素を含有しない樹脂と混合して用いても
構わない。
で用いることができ、又他のフッ素を含有した樹脂及び
/もしくはフッ素を含有しない樹脂と混合して用いても
構わない。
フッ素を含有しない樹脂とは、例えばアクリル系樹脂、
エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、アミノ系(アルキド
系、メラミンアルキッド系等)樹脂、アルキルフェノー
ル系樹脂、オルガノシロキサン系樹脂等が挙げられ、そ
の中で基材表面に対して良好な密着性を有するアクリル
系樹脂が混合する樹脂として好適である。フッ素を含有
しない樹脂を混合する場合、その配合割合は、固形分重
量比でフッ素系樹脂100重量部に対して40重量部以
下が好ましい。
エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、アミノ系(アルキド
系、メラミンアルキッド系等)樹脂、アルキルフェノー
ル系樹脂、オルガノシロキサン系樹脂等が挙げられ、そ
の中で基材表面に対して良好な密着性を有するアクリル
系樹脂が混合する樹脂として好適である。フッ素を含有
しない樹脂を混合する場合、その配合割合は、固形分重
量比でフッ素系樹脂100重量部に対して40重量部以
下が好ましい。
上記被覆組成物には、補助的な成分、例えば酸化防止
剤、中和剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、顔
料、染料、滑剤等を配合することができる。
剤、中和剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、顔
料、染料、滑剤等を配合することができる。
上記被覆組成物は有機溶媒に分散及び/又は溶解して用
いることができる。
いることができる。
有機溶媒は、特に好ましいものとして、例えばアセト
ン、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、テトラメチル
尿素、トリメチルホスフェート等があり、好ましいもの
として、例えばメチルイソブチルケトン、酢酸エチル、
酢酸ブチル、シクロヘキサノン、ジアセトンアルコー
ル、ジイソブチルケトン、γ−ブチロラクトン、テトラ
エチル尿素、イソホロン、ジエチレングリコールモノエ
チルエーテルアセタート、炭酸プロピレン、ジメチルフ
タレート等があり、これらは単独もしくは2種以上の併
用で使うことができる。又、使用量が少量の場合には、
例えばヘプタン、シクロヘキサン等脂肪族炭化水素、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等芳香族炭化水素、メタノ
ール、エタノール、イソプロピルアルコール等アルコー
ル類、クロロホルム、四塩化炭化水素等ハロゲン化炭化
水素等を単独もしくは2種以上の併用で使うことができ
る。
ン、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、テトラメチル
尿素、トリメチルホスフェート等があり、好ましいもの
として、例えばメチルイソブチルケトン、酢酸エチル、
酢酸ブチル、シクロヘキサノン、ジアセトンアルコー
ル、ジイソブチルケトン、γ−ブチロラクトン、テトラ
エチル尿素、イソホロン、ジエチレングリコールモノエ
チルエーテルアセタート、炭酸プロピレン、ジメチルフ
タレート等があり、これらは単独もしくは2種以上の併
用で使うことができる。又、使用量が少量の場合には、
例えばヘプタン、シクロヘキサン等脂肪族炭化水素、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等芳香族炭化水素、メタノ
ール、エタノール、イソプロピルアルコール等アルコー
ル類、クロロホルム、四塩化炭化水素等ハロゲン化炭化
水素等を単独もしくは2種以上の併用で使うことができ
る。
上記被覆組成物を軟質塩化ビニル系樹脂基体フィルムの
表面に塗布して被膜とする場合の塗布量は、塗布方式
で、乾燥固化後の量として、0.1g/m2〜10g/m2の範
囲とするのが好ましい。0.1g/m2より少ないと巻状態
で対接触面となる防曇被膜の表面汚染を防止する効果が
不充分である。また、10g/m2以上であると、被覆量が
多過ぎて経済的に不利となり、又、フィルム自体の機械
的強度が低下することがある。したがって、通常は、
0.5g/m2〜5g/m2の範囲が最も好ましい。
表面に塗布して被膜とする場合の塗布量は、塗布方式
で、乾燥固化後の量として、0.1g/m2〜10g/m2の範
囲とするのが好ましい。0.1g/m2より少ないと巻状態
で対接触面となる防曇被膜の表面汚染を防止する効果が
不充分である。また、10g/m2以上であると、被覆量が
多過ぎて経済的に不利となり、又、フィルム自体の機械
的強度が低下することがある。したがって、通常は、
0.5g/m2〜5g/m2の範囲が最も好ましい。
(7)基体フィルムの他の面に防曇被膜を形成する防曇
剤組成物は、シリカ及び/又はアルミナゾルを主成分と
しており、これにシリカまたはアルミナのバインダー成
分が混入されている。
剤組成物は、シリカ及び/又はアルミナゾルを主成分と
しており、これにシリカまたはアルミナのバインダー成
分が混入されている。
コロイダルシリカ及び/又はアルミナゾルは平均粒子径
が5〜100mμの範囲のものが好ましい。平均粒子径
が100mμを超えると塗膜が白く失透し易くまた。5
mμに満たないときは防曇組成物の安定性に欠けるので
好ましくない。これらは、それぞれ単独で使用してもよ
いし、両者を組合せて使用してもよい。また、単独又は
両者を組合せて使用する際に平均粒子径の異なる2種以
上のものを組合せて用いてもよい。両者を組合せるとき
は、重量比でコロイダルシリカ/アルミナゾルが95〜
5/5〜95(全体として100とする)の割合にする
のが好ましい。
が5〜100mμの範囲のものが好ましい。平均粒子径
が100mμを超えると塗膜が白く失透し易くまた。5
mμに満たないときは防曇組成物の安定性に欠けるので
好ましくない。これらは、それぞれ単独で使用してもよ
いし、両者を組合せて使用してもよい。また、単独又は
両者を組合せて使用する際に平均粒子径の異なる2種以
上のものを組合せて用いてもよい。両者を組合せるとき
は、重量比でコロイダルシリカ/アルミナゾルが95〜
5/5〜95(全体として100とする)の割合にする
のが好ましい。
アルミナゾルは、通常市販されている製品そのもの、ま
たは通常市販されているアルミナ粉末を水に分散させて
水性ゾルとしたもの、いずれであってもよい。アルミナ
ゾルは、高濃度で水に分散させようとすると、分散液の
粘度が急激に高まるといういわゆるチキソトロピー性を
示し、均質な分散液が得にくいが、コロイドミルの様な
媒質剪断内部攪拌機を用いると、均質な分散液を得るこ
とができる。また、この分散液にコロイダルシリカを混
合すると、分散液の粘度を降下させることができる。
たは通常市販されているアルミナ粉末を水に分散させて
水性ゾルとしたもの、いずれであってもよい。アルミナ
ゾルは、高濃度で水に分散させようとすると、分散液の
粘度が急激に高まるといういわゆるチキソトロピー性を
示し、均質な分散液が得にくいが、コロイドミルの様な
媒質剪断内部攪拌機を用いると、均質な分散液を得るこ
とができる。また、この分散液にコロイダルシリカを混
合すると、分散液の粘度を降下させることができる。
他方のコロイダルシリカは、多くの場合粒子表面は陰電
荷に帯電しているが、アルミナゾルと組合せて用いると
きは陰電荷に帯電しているものを用いるのは好ましくな
い。これは、コロイダルシリカとアルミナゾルとを混合
すると、混合分散液は急激に凝集し、ゲル化し、分散不
良を生起する。従って、コロイダルシリカは、粒子表面
に陽電荷に帯電したものとするのがよい。
荷に帯電しているが、アルミナゾルと組合せて用いると
きは陰電荷に帯電しているものを用いるのは好ましくな
い。これは、コロイダルシリカとアルミナゾルとを混合
すると、混合分散液は急激に凝集し、ゲル化し、分散不
良を生起する。従って、コロイダルシリカは、粒子表面
に陽電荷に帯電したものとするのがよい。
防曇剤組成物に配合されるバインダー成分としては、ア
ルミナゾルあるいはシリカゾルの分散媒である水ないし
はアルコールのような親水性媒体との親和性のよいもの
を選ぶ必要がある。具体的にはこのような親和性を有す
る界面活性剤あるいは熱可塑性樹脂などが使用される。
界面活性剤は、コロイダルシリカまたはアルミナゾルに
よって、その使用種類を変える必要がある。例えば、一
般に、陰電荷に帯電するシリカゾルと陽イオン系界面活
性剤、陽電荷に帯電するアルミナゾルと陰イオン系界面
活性剤との組合せは避けるべきである。これらの組合せ
は、ゾルのゲル化や防曇剤組成物の凝集・分離を起こし
やすく、塗布を困難にする。
ルミナゾルあるいはシリカゾルの分散媒である水ないし
はアルコールのような親水性媒体との親和性のよいもの
を選ぶ必要がある。具体的にはこのような親和性を有す
る界面活性剤あるいは熱可塑性樹脂などが使用される。
界面活性剤は、コロイダルシリカまたはアルミナゾルに
よって、その使用種類を変える必要がある。例えば、一
般に、陰電荷に帯電するシリカゾルと陽イオン系界面活
性剤、陽電荷に帯電するアルミナゾルと陰イオン系界面
活性剤との組合せは避けるべきである。これらの組合せ
は、ゾルのゲル化や防曇剤組成物の凝集・分離を起こし
やすく、塗布を困難にする。
バインダー成分として使用する熱可塑性樹脂としては、
上記のように媒体(通常は水)との親和性のよいアクリ
ル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂、ポリエチレ
ン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチロ
ール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、不飽和ポリエステル系
樹脂等が挙げられるが、特にアクリル系樹脂が好適であ
る。
上記のように媒体(通常は水)との親和性のよいアクリ
ル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂、ポリエチレ
ン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチロ
ール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、不飽和ポリエステル系
樹脂等が挙げられるが、特にアクリル系樹脂が好適であ
る。
防曇剤組成物の主成分であるコロイダルシリカ及び/又
はアルミナゾルは、その配合量が固形分重量比でバイン
ダー成分の0.5〜40倍の範囲にあるのが好ましい。
40倍を超えるときは、防曇効果が配合量に比例して向
上しないばかりでなく、塗布後に形成される塗膜が白濁
化し光線透過率を低下させる現象があらわれる。また塗
膜が粗雑で脆弱になり易くなる傾向がある。一方、0.
5に満たないときは、充分な防曇効果を発揮し難くな
る。
はアルミナゾルは、その配合量が固形分重量比でバイン
ダー成分の0.5〜40倍の範囲にあるのが好ましい。
40倍を超えるときは、防曇効果が配合量に比例して向
上しないばかりでなく、塗布後に形成される塗膜が白濁
化し光線透過率を低下させる現象があらわれる。また塗
膜が粗雑で脆弱になり易くなる傾向がある。一方、0.
5に満たないときは、充分な防曇効果を発揮し難くな
る。
防曇剤組成物には、バインダー成分同士を架橋させる架
橋性化合物を併用してもよい。こうすることにより防曇
被膜の耐水性を向上させることができる。架橋性化合物
としては、前述の防曇用の被覆組成物に使用される同じ
ものが防曇剤組成物においても使用することができる。
架橋性化合物の使用量は、バインダー成分の固形分に対
し0.1〜30重量%の範囲、特に0.5〜10重量%
の範囲が好ましい。
橋性化合物を併用してもよい。こうすることにより防曇
被膜の耐水性を向上させることができる。架橋性化合物
としては、前述の防曇用の被覆組成物に使用される同じ
ものが防曇剤組成物においても使用することができる。
架橋性化合物の使用量は、バインダー成分の固形分に対
し0.1〜30重量%の範囲、特に0.5〜10重量%
の範囲が好ましい。
また、防曇剤組成物には、必要に応じ消泡剤、滑剤、帯
電防止剤、その他各種の添加剤を混合することができ
る。
電防止剤、その他各種の添加剤を混合することができ
る。
しかして、防曇剤組成物は、通常液状で使用される。液
状分散媒としては、水を含む親和性ないし水混合性溶媒
が含まれ、水;メチルアルコール、エチルアルコール、
イソプロピルアルコール等の一価アルコール類;エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン等の
多価アルコール類;ベンジルアルコール類の環式アルコ
ール類;セロソルブアセテート類;ケトン類等が挙げら
れる。
状分散媒としては、水を含む親和性ないし水混合性溶媒
が含まれ、水;メチルアルコール、エチルアルコール、
イソプロピルアルコール等の一価アルコール類;エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン等の
多価アルコール類;ベンジルアルコール類の環式アルコ
ール類;セロソルブアセテート類;ケトン類等が挙げら
れる。
これらは単独で用いても併用してもよいが、本発明で用
いる防曇剤組成物の分散安定性、フィルム表面に塗布し
た後の濡れ性、液状分散媒除去の難易、経済性を勘案し
て決めるのが好ましい。
いる防曇剤組成物の分散安定性、フィルム表面に塗布し
た後の濡れ性、液状分散媒除去の難易、経済性を勘案し
て決めるのが好ましい。
また、基体フィルムの表面に形成される防曇剤組成物の
被膜は、固形分の付着量として、一般に0.01〜10g/
m2、特に0.1〜5g/m2の範囲であるのが好ましい。
被膜は、固形分の付着量として、一般に0.01〜10g/
m2、特に0.1〜5g/m2の範囲であるのが好ましい。
基体フィルムの表面にフッ素系樹脂被覆組成物及び防曇
性組成物の被膜を形成するには、一般に各組成物の溶液
または分散液をドクターブレードコート法、ロールコー
ト法、ディップコート法、スプレーコート法、ロッドコ
ート法、バーコート法、ナイフコート法、ハケ塗り法等
それ自体公知の塗布方法を採用し、塗布後乾燥すればよ
い。塗布後の乾燥方法は、フッ素系樹脂被覆組成物の場
合、被膜の物性上、加熱乾燥する必要があり、加熱温度
50〜200℃の範囲で5秒〜10分の間保持するのが
好ましく、また、防曇剤組成物の場合には自然乾燥及び
強制乾燥のいずれの方法を採用してもよく、強制乾燥方
法を採用する場合、通常50〜150℃、好ましくは7
0〜130℃の温度範囲で乾燥すればよい。加熱乾燥に
は、熱風乾燥法、赤外線乾燥法、遠赤外線乾燥法等適宜
方法を採用すればよく、乾燥速度、安全性を勘案すれば
熱風乾燥法を採用するのが有利である。
性組成物の被膜を形成するには、一般に各組成物の溶液
または分散液をドクターブレードコート法、ロールコー
ト法、ディップコート法、スプレーコート法、ロッドコ
ート法、バーコート法、ナイフコート法、ハケ塗り法等
それ自体公知の塗布方法を採用し、塗布後乾燥すればよ
い。塗布後の乾燥方法は、フッ素系樹脂被覆組成物の場
合、被膜の物性上、加熱乾燥する必要があり、加熱温度
50〜200℃の範囲で5秒〜10分の間保持するのが
好ましく、また、防曇剤組成物の場合には自然乾燥及び
強制乾燥のいずれの方法を採用してもよく、強制乾燥方
法を採用する場合、通常50〜150℃、好ましくは7
0〜130℃の温度範囲で乾燥すればよい。加熱乾燥に
は、熱風乾燥法、赤外線乾燥法、遠赤外線乾燥法等適宜
方法を採用すればよく、乾燥速度、安全性を勘案すれば
熱風乾燥法を採用するのが有利である。
なお、フッ素系樹脂被覆組成物は、それを溶液状とせ
ず、組成物自体を、基体フィルムと共押出しをするか、
または基体フィルムへの押出コーティング、押出ラミネ
ート等で被膜に形成することもできる。
ず、組成物自体を、基体フィルムと共押出しをするか、
または基体フィルムへの押出コーティング、押出ラミネ
ート等で被膜に形成することもできる。
フッ素系樹脂被覆組成物及び防曇剤組成物による被膜の
基体フィルム表面への形成順序は、加熱条件等を考慮し
て定められる。
基体フィルム表面への形成順序は、加熱条件等を考慮し
て定められる。
また、基体フィルムと両組成物に由来する被膜との接着
性が充分でない場合には、基体フィルムの表面を予めア
ルコールまたは水で洗浄したり、プラズマ放電処理、あ
るいはコロナ放電処理したり、他の塗料あるいはプライ
マーを下塗りする等の前処理を施しておいてもよい。
性が充分でない場合には、基体フィルムの表面を予めア
ルコールまたは水で洗浄したり、プラズマ放電処理、あ
るいはコロナ放電処理したり、他の塗料あるいはプライ
マーを下塗りする等の前処理を施しておいてもよい。
「発明の効果」 本発明は、次のように特別に顕著な効果を奏し、その産
業上の利用価値は、極めて大である。
業上の利用価値は、極めて大である。
(1)本発明に係る農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィル
ムは、フィルムの一方の表面に防曇剤組成物に由来する
被膜が形成されており、該フィルムを防曇剤組成物の被
膜がハウス等の内側になるように展張したとき、水滴の
付着を抑制する機能を果し、防曇効果は長期間にわたっ
て持続する。
ムは、フィルムの一方の表面に防曇剤組成物に由来する
被膜が形成されており、該フィルムを防曇剤組成物の被
膜がハウス等の内側になるように展張したとき、水滴の
付着を抑制する機能を果し、防曇効果は長期間にわたっ
て持続する。
(2)本発明に係る農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィル
ムは、フィルムの一方の表面に防曇被膜が形成されてお
り、フィルムの他の面にフッ素系樹脂組成物に由来する
被膜が形成されている。そのためフィルムが巻状態で長
期間保管されても、防曇被膜は表面が汚染されることな
く、所期の優れた防曇効果を保持する。
ムは、フィルムの一方の表面に防曇被膜が形成されてお
り、フィルムの他の面にフッ素系樹脂組成物に由来する
被膜が形成されている。そのためフィルムが巻状態で長
期間保管されても、防曇被膜は表面が汚染されることな
く、所期の優れた防曇効果を保持する。
「実施例」 次に、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り、以下の例に限定され
るものではない。
本発明はその要旨を超えない限り、以下の例に限定され
るものではない。
実施例1〜5、比較例1〜5 (1)基体フィルムの調製 ポリ塩化ビニル(=1400) 100重量部 ジオクチルフタレート 50 〃 トリクレジルフォスフェート 5 〃 エポキシ化大豆油 1 〃 Ba/Zn系複合安定剤 1.5 〃 ステアリン酸バリウム 0.2 〃 ステアリン酸亜鉛 0.4 〃 ソルビタンモノラウレート 1.5 〃 2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン 0.6 〃 ビス(2,2,6,6−テトラメチル 0.4 〃 −4−ビペリジル)セバケート 上記の配合物を、スーパーミキサーで10分間攪拌混合
したのち、180℃に加温したミルロール上で混練し、
厚さ0.15mmの基体フィルム巻を調製した。
したのち、180℃に加温したミルロール上で混練し、
厚さ0.15mmの基体フィルム巻を調製した。
(2)フッ素系樹脂被覆組成物の被膜の形成 第1表に示した種類及び量のフッ素系樹脂を配合し、こ
れに固形分が20重量%となるようにメチルエチルケン
トを加え、被覆組成物を得た。ただし、比較例4におい
ては、フッ素系樹脂を配合しなかった。
れに固形分が20重量%となるようにメチルエチルケン
トを加え、被覆組成物を得た。ただし、比較例4におい
ては、フッ素系樹脂を配合しなかった。
前記(1)の方法で調製した基体フィルムの片面に、各被
覆組成物をロールコート法により連続的に塗布し、乾燥
炉中130℃で1分間保持して、溶剤を揮散させると同
時に熱処理を行い、各々フィルムを巻取った。得られた
各フィルムの被膜の量は約2g/m2であった。ただし、比
較例1、2においては、フッ素系樹脂組成物に由来する
被膜を形成しなかった。
覆組成物をロールコート法により連続的に塗布し、乾燥
炉中130℃で1分間保持して、溶剤を揮散させると同
時に熱処理を行い、各々フィルムを巻取った。得られた
各フィルムの被膜の量は約2g/m2であった。ただし、比
較例1、2においては、フッ素系樹脂組成物に由来する
被膜を形成しなかった。
(3)防曇剤組成物の被膜の形成 第1表に示した主成分(コロイダルシリカ及び/又はア
ルミナゾル)とバインダー成分と架橋剤及び液状分散媒
とを配合して防曇剤組成物を得た。ただし、比較例5に
あっては主成分を配合しなかった。
ルミナゾル)とバインダー成分と架橋剤及び液状分散媒
とを配合して防曇剤組成物を得た。ただし、比較例5に
あっては主成分を配合しなかった。
フッ素系樹脂被膜を形成した基体フィルムのもう一方の
面に、上記防曇剤組成物をロールコート法により連続的
に塗布し、乾燥炉中80℃で1分間保持して液状分散媒
を揮散させ、各々フィルムを巻取った。得られた各フィ
ルムの被膜の量は約1g/m2であった。
面に、上記防曇剤組成物をロールコート法により連続的
に塗布し、乾燥炉中80℃で1分間保持して液状分散媒
を揮散させ、各々フィルムを巻取った。得られた各フィ
ルムの被膜の量は約1g/m2であった。
なお、比較例1、3、5にあっては防曇剤組成物に由来
する被膜を形成しなかった。
する被膜を形成しなかった。
(4)フィルムの評価 以下の方法により農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルム
の性能を評価し、その結果を第2表に示した。
の性能を評価し、その結果を第2表に示した。
防曇性 作製した10種類のフィルム巻物を、30℃の条件下で
1ケ月間保管後、巻戻して、三重県一志郡の試験圃場に
設置したパイプハウス(間口3m、奥行き5m、棟高1.5
m、屋根勾配30度)に防曇剤組成物の被膜を内側にし
て被覆した。そして、防曇被膜面に、水滴の付着する状
況を経時的に肉眼で観察した。評価基準は、次のとおり
である。
1ケ月間保管後、巻戻して、三重県一志郡の試験圃場に
設置したパイプハウス(間口3m、奥行き5m、棟高1.5
m、屋根勾配30度)に防曇剤組成物の被膜を内側にし
て被覆した。そして、防曇被膜面に、水滴の付着する状
況を経時的に肉眼で観察した。評価基準は、次のとおり
である。
◎…フィルム表面(ハウス内側に面した方)に付着した
水滴同士が合体して薄膜状に広がり、この薄膜状部分の
面積がフィルム表面(同上)の1/2以上にわたるも
の。
水滴同士が合体して薄膜状に広がり、この薄膜状部分の
面積がフィルム表面(同上)の1/2以上にわたるも
の。
○…フィルム表面(同上)に付着した水滴同士が合体し
て薄膜状に広がった状態は認められるが、この薄膜状部
分の面積がフィルム表面(同上)の1/2未満のもの。
て薄膜状に広がった状態は認められるが、この薄膜状部
分の面積がフィルム表面(同上)の1/2未満のもの。
△…フィルム表面(同上)に付着した水滴同士の合体は
認められるが、薄膜状部分の形状が認められないもの。
認められるが、薄膜状部分の形状が認められないもの。
×…フィルム表面(同上)に付着した水滴同士の合体が
認められないもの。
認められないもの。
第2表より、次のことが明らかとなる。
(1)比較例1及び比較例3は、防曇性が初期において
良好だが、その後の低下が著しく、劣ったものとなって
いる。
良好だが、その後の低下が著しく、劣ったものとなって
いる。
(2)比較例2及び比較例4は、防曇性が初期において
良好だが、長期間にわたる持続性能が充分でない。
良好だが、長期間にわたる持続性能が充分でない。
(3)比較例5は、防曇性が初期のうちから劣ってい
る。
る。
(4)これに反し、本発明の農業用軟質塩化ビニル系樹
脂フィルムは、長期間使用しても優れた防曇性を有して
おり、農業用フィルムとして最適な構造となっている。
脂フィルムは、長期間使用しても優れた防曇性を有して
おり、農業用フィルムとして最適な構造となっている。
Claims (1)
- 【請求項1】軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの片面に、
フッ素系樹脂被覆組成物に由来する被膜が形成され、フ
ィルムの他の面にコロイダルシリカ及び/又はアルミナ
ゾルとバインダーを主成分とする防曇剤組成物に由来す
る被膜が形成されてなることを特徴とする農業用軟質塩
化ビニル系樹脂フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1188176A JPH0624812B2 (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | 農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1188176A JPH0624812B2 (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | 農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0351121A JPH0351121A (ja) | 1991-03-05 |
| JPH0624812B2 true JPH0624812B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=16219097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1188176A Expired - Fee Related JPH0624812B2 (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | 農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624812B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2500957B2 (ja) * | 1991-07-19 | 1996-05-29 | 三菱化学エムケーブイ株式会社 | 農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルム |
| JPH06171036A (ja) * | 1992-12-10 | 1994-06-21 | Nippon Carbide Ind Co Inc | 複合農業用被覆資材 |
| IT1274383B (it) * | 1995-04-24 | 1997-07-17 | Ausimont Spa | Processo per il trattamento superficiale di materiali |
| US6098603A (en) * | 1996-12-24 | 2000-08-08 | Denso Corporation | Blow-by gas passage abnormality detecting system for internal combustion engines |
| JP6323108B2 (ja) * | 2014-03-26 | 2018-05-16 | 三菱ケミカル株式会社 | 防曇剤組成物および積層フィルム。 |
| JP6334318B2 (ja) * | 2014-08-22 | 2018-05-30 | 三菱ケミカルアグリドリーム株式会社 | 防曇性フィルムおよび積層物 |
| CN104737858B (zh) * | 2015-02-25 | 2017-02-01 | 中国农业大学 | 一种菇菜双面温室的阴棚覆盖层及其建造方法 |
| CN114559718A (zh) * | 2022-02-24 | 2022-05-31 | 江苏展新旅游用品有限公司 | 一种pvc复合膜及其制备方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62156951A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-11 | 三菱化成ビニル株式会社 | 塩化ビニル系樹脂積層品 |
| JPS62283135A (ja) * | 1986-02-18 | 1987-12-09 | Mitsubishi Kasei Vinyl Co | 農業用塩化ビニル系樹脂フイルム |
-
1989
- 1989-07-20 JP JP1188176A patent/JPH0624812B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0351121A (ja) | 1991-03-05 |
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| JPH0327020B2 (ja) | ||
| JP2005278560A (ja) | 農業用防曇性フィルム |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |