JPH06249709A - 赤外線検出器 - Google Patents
赤外線検出器Info
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- JPH06249709A JPH06249709A JP5341291A JP34129193A JPH06249709A JP H06249709 A JPH06249709 A JP H06249709A JP 5341291 A JP5341291 A JP 5341291A JP 34129193 A JP34129193 A JP 34129193A JP H06249709 A JPH06249709 A JP H06249709A
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Landscapes
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- Radiation Pyrometers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 長期にわたって良好な気密性を維持すること
ができる赤外線検出器を提供すること。 【構成】 赤外線透過材料よりなる母材5に波長選択性
多層膜6を形成した赤外線透過窓材4を、赤外線検出素
子9を収容した容器1に形成された開口部3に対して接
合した赤外線検出器において、前記窓材4における少な
くとも母材5の多層膜6によって挟まれる断面部分5a
にハンダ可能な金属層18を形成するとともに、前記容
器1における窓材4の接合予定部分19をハンダ可能な
表面状態とし、窓材4を前記接合予定部分19にハンダ
を用いて接合した。
ができる赤外線検出器を提供すること。 【構成】 赤外線透過材料よりなる母材5に波長選択性
多層膜6を形成した赤外線透過窓材4を、赤外線検出素
子9を収容した容器1に形成された開口部3に対して接
合した赤外線検出器において、前記窓材4における少な
くとも母材5の多層膜6によって挟まれる断面部分5a
にハンダ可能な金属層18を形成するとともに、前記容
器1における窓材4の接合予定部分19をハンダ可能な
表面状態とし、窓材4を前記接合予定部分19にハンダ
を用いて接合した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、人体などから発せら
れる赤外線を検出する赤外線検出器に関する。
れる赤外線を検出する赤外線検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】上記赤外線検出器の一つに、例えば実開
平2−118842号公報に示される焦電型赤外線検出
器がある。これを図5および図6を用いて説明すると、
図5において、1は鉄やニッケルあるいはコバールなど
の金属よりなる下部開放型の筒状の容器で、その上面部
2のほぼ中央には開口部3が形成されている。4は開口
部3を容器1の上方から閉塞するように設けられた赤外
線透過窓材(以下、単に窓材という)で、図6に示すよ
うに、シリコン、ゲルマニウムなどの半導体を母材5と
し、この母材5の両面に波長選択性多層膜(以下、単に
多層膜という)6を形成してなるもので、その周側面の
ほぼ全体と開口部3の周辺部とを、絶縁性樹脂接着剤7
を用いて上面部2の上方から容器1に接合されている。
8は補助的に設けられる導電性樹脂接着剤である。
平2−118842号公報に示される焦電型赤外線検出
器がある。これを図5および図6を用いて説明すると、
図5において、1は鉄やニッケルあるいはコバールなど
の金属よりなる下部開放型の筒状の容器で、その上面部
2のほぼ中央には開口部3が形成されている。4は開口
部3を容器1の上方から閉塞するように設けられた赤外
線透過窓材(以下、単に窓材という)で、図6に示すよ
うに、シリコン、ゲルマニウムなどの半導体を母材5と
し、この母材5の両面に波長選択性多層膜(以下、単に
多層膜という)6を形成してなるもので、その周側面の
ほぼ全体と開口部3の周辺部とを、絶縁性樹脂接着剤7
を用いて上面部2の上方から容器1に接合されている。
8は補助的に設けられる導電性樹脂接着剤である。
【0003】9は窓材4に対して受光部電極10,11
を臨ませるようにして容器1内に収容された赤外線検出
素子で、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛系の酸化
物セラミックス)よりなる。この赤外線検出素子9は、
スペーサ12を介してセラミックなどよりなる回路基板
13上に設けられている。そして、回路基板13の下面
側にはFET(電界効果トランジスタ)14や高抵抗1
5などからなる回路が設けられているとともに、複数の
リードピン16が突設されている。これらのリードピン
16は、容器1の下部開放部を閉塞するステム17を貫
通して容器1の外部に延設されている。
を臨ませるようにして容器1内に収容された赤外線検出
素子で、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛系の酸化
物セラミックス)よりなる。この赤外線検出素子9は、
スペーサ12を介してセラミックなどよりなる回路基板
13上に設けられている。そして、回路基板13の下面
側にはFET(電界効果トランジスタ)14や高抵抗1
5などからなる回路が設けられているとともに、複数の
リードピン16が突設されている。これらのリードピン
16は、容器1の下部開放部を閉塞するステム17を貫
通して容器1の外部に延設されている。
【0004】このように構成された焦電型赤外線検出器
においては、例えば人体から発せられた赤外線が窓材4
を通過して赤外線検出素子9の受光部電極10,11に
入射すると、リードピン16からは所定の信号が出力さ
れる。そして、上記従来の赤外線検出器においては、窓
材4の母材5としてシリコン、ゲルマニウムなどの半導
体を用いるとともに、窓材4と容器1との接合に、銀、
銅などの金属フィラーを合成樹脂接着剤に分散混入させ
てなる導電性樹脂接着剤8を用いているので、窓材4と
容器1との間を導通させることができ、好都合である。
においては、例えば人体から発せられた赤外線が窓材4
を通過して赤外線検出素子9の受光部電極10,11に
入射すると、リードピン16からは所定の信号が出力さ
れる。そして、上記従来の赤外線検出器においては、窓
材4の母材5としてシリコン、ゲルマニウムなどの半導
体を用いるとともに、窓材4と容器1との接合に、銀、
銅などの金属フィラーを合成樹脂接着剤に分散混入させ
てなる導電性樹脂接着剤8を用いているので、窓材4と
容器1との間を導通させることができ、好都合である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、焦
電型赤外線検出器においては、容器1内の回路のインピ
ーダンスが例えば1011Ωというように極めて大きいと
ころから、温度や湿度などの環境の変化に対して、容器
1内の気密性を維持する必要がある。しかしながら、上
述のように、容器1の所定の箇所への窓材4の接着を樹
脂接着剤7,8によって行った従来の焦電型赤外線検出
器においては、過酷な環境の下における試験では、外気
や水分が透過するなどして容器1内に侵入するのを回避
することができず、このため、内部回路における絶縁性
が低下せざるを得ず、信頼性に限界があった。
電型赤外線検出器においては、容器1内の回路のインピ
ーダンスが例えば1011Ωというように極めて大きいと
ころから、温度や湿度などの環境の変化に対して、容器
1内の気密性を維持する必要がある。しかしながら、上
述のように、容器1の所定の箇所への窓材4の接着を樹
脂接着剤7,8によって行った従来の焦電型赤外線検出
器においては、過酷な環境の下における試験では、外気
や水分が透過するなどして容器1内に侵入するのを回避
することができず、このため、内部回路における絶縁性
が低下せざるを得ず、信頼性に限界があった。
【0006】なお、上述のような耐環境性は、焦電型赤
外線検出器のみならず、容器1内に熱電堆型赤外線検出
素子を収容した熱電堆型赤外線検出器やその他の赤外線
検出器においても同様である。
外線検出器のみならず、容器1内に熱電堆型赤外線検出
素子を収容した熱電堆型赤外線検出器やその他の赤外線
検出器においても同様である。
【0007】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、長期にわたって良好な気密性を維持すること
ができる赤外線検出器を提供することを目的としてい
る。
たもので、長期にわたって良好な気密性を維持すること
ができる赤外線検出器を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明においては、赤外線透過材料よりなる母材
に波長選択性多層膜を形成した赤外線透過窓材を、赤外
線検出素子を収容した容器に形成された開口部に対して
接合した赤外線検出器において、前記窓材における少な
くとも母材断面部分にハンダ可能な金属層を形成すると
ともに、前記容器における窓材の接合予定部分をハンダ
可能な表面状態とし、窓材を前記接合予定部分にハンダ
を用いて接合している。
め、この発明においては、赤外線透過材料よりなる母材
に波長選択性多層膜を形成した赤外線透過窓材を、赤外
線検出素子を収容した容器に形成された開口部に対して
接合した赤外線検出器において、前記窓材における少な
くとも母材断面部分にハンダ可能な金属層を形成すると
ともに、前記容器における窓材の接合予定部分をハンダ
可能な表面状態とし、窓材を前記接合予定部分にハンダ
を用いて接合している。
【0009】この場合、容器に対してハンダによって接
合されている窓材の周囲部分を樹脂接着剤によってモー
ルドしてあってもよい。
合されている窓材の周囲部分を樹脂接着剤によってモー
ルドしてあってもよい。
【0010】
【作用】上記構成の赤外線検出器においては、容器に形
成された開口部を閉鎖するための窓材における母材の断
面部分にハンダ可能な金属層が形成されるとともに、容
器における窓材の接合予定部分をハンダ可能な表面状態
とし、ハンダを用いて窓材を接合予定部分に接合してい
るから、気密性が向上するとともに、窓材と容器との電
気的な結合が確実に行われるので、電磁気に対するシー
ルド性が向上する。
成された開口部を閉鎖するための窓材における母材の断
面部分にハンダ可能な金属層が形成されるとともに、容
器における窓材の接合予定部分をハンダ可能な表面状態
とし、ハンダを用いて窓材を接合予定部分に接合してい
るから、気密性が向上するとともに、窓材と容器との電
気的な結合が確実に行われるので、電磁気に対するシー
ルド性が向上する。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を、図面を参照しな
がら説明する。なお、以下の各図において、図5および
図6に示す符号と同一の符号は、同一物または相当物を
示す。
がら説明する。なお、以下の各図において、図5および
図6に示す符号と同一の符号は、同一物または相当物を
示す。
【0012】まず、この発明の第1実施例を図1および
図2を参照しながら説明する。図1は、焦電型赤外線検
出器の一例を示し、この図において、18は窓材4にお
ける母材5の多層膜6によって挟まれる断面部分5aに
形成されたハンダ可能な金属層である。この金属層18
は、母材5の側面部5aの全周に形成される。また、1
9は容器1の上面部2における窓材4の接合予定部分
で、ハンダ可能な表面状態にされている。そして、20
は母材5の側面部5aに形成された金属層18と容器1
における接合予定部分19との間に施されるハンダ部分
である。このハンダ部分20は、窓材4の全周に施され
ている。21はハンダ部分20を被覆するように窓材4
の全周にモールドされた樹脂接着剤である。
図2を参照しながら説明する。図1は、焦電型赤外線検
出器の一例を示し、この図において、18は窓材4にお
ける母材5の多層膜6によって挟まれる断面部分5aに
形成されたハンダ可能な金属層である。この金属層18
は、母材5の側面部5aの全周に形成される。また、1
9は容器1の上面部2における窓材4の接合予定部分
で、ハンダ可能な表面状態にされている。そして、20
は母材5の側面部5aに形成された金属層18と容器1
における接合予定部分19との間に施されるハンダ部分
である。このハンダ部分20は、窓材4の全周に施され
ている。21はハンダ部分20を被覆するように窓材4
の全周にモールドされた樹脂接着剤である。
【0013】次に、窓材4の製作手順および窓材4の容
器1への接合手順の一例について説明する。
器1への接合手順の一例について説明する。
【0014】窓材4の母材5は、シリコン(Si)また
はゲルマニウム(Ge)のような半導体よりなり、例え
ば直径101.6mm(4インチ)、厚さ0.38mm
のウェハ状に切り出す。
はゲルマニウム(Ge)のような半導体よりなり、例え
ば直径101.6mm(4インチ)、厚さ0.38mm
のウェハ状に切り出す。
【0015】公知の蒸着法を用いて、前記ウェハの両面
に高屈折率物質としてのGeと低屈折率物質としての硫
化亜鉛(ZnS)とを数十層重畳する。これによって、
ウェハの表面に波長選択性を有する多層膜が形成され、
光学フィルタが得られる。この場合、多層膜における光
学膜厚や蒸着層数を適宜設定することにより、所望の波
長選択性を有する光学フィルタが得られることはいうま
でもない。
に高屈折率物質としてのGeと低屈折率物質としての硫
化亜鉛(ZnS)とを数十層重畳する。これによって、
ウェハの表面に波長選択性を有する多層膜が形成され、
光学フィルタが得られる。この場合、多層膜における光
学膜厚や蒸着層数を適宜設定することにより、所望の波
長選択性を有する光学フィルタが得られることはいうま
でもない。
【0016】多層膜が形成されたウェハ(光学フィル
タ)を、ダイヤモンドよりなる回転刃を高速回転させて
切断することにより、数mm角のペレット、すなわち、
窓材4に形成する。この小片形状に切断された窓材4
は、図2に示すように、母材5の上下両面が多層膜6に
挟まれた所謂サンドウィッチ形状を呈している。
タ)を、ダイヤモンドよりなる回転刃を高速回転させて
切断することにより、数mm角のペレット、すなわち、
窓材4に形成する。この小片形状に切断された窓材4
は、図2に示すように、母材5の上下両面が多層膜6に
挟まれた所謂サンドウィッチ形状を呈している。
【0017】そして、母材5の露出している断面部分5
aは、そのままの状態ではハンダに対する濡れ性がな
い。そこで、この断面部分5aにメッキまたはスパッタ
リングによって表面処理を行い、これを金属層18とす
るのである。
aは、そのままの状態ではハンダに対する濡れ性がな
い。そこで、この断面部分5aにメッキまたはスパッタ
リングによって表面処理を行い、これを金属層18とす
るのである。
【0018】前記メッキによる表面処理としては、例え
ばニッケル−リン系、ニッケル−ホウ素系、パラジウム
−リン系のものが金属層18の付着強度が強く安定して
いる。そして、ハンダに対する濡れ性を一層向上させる
には、前記いずれかによるメッキ後、金メッキで仕上げ
るのもよい。
ばニッケル−リン系、ニッケル−ホウ素系、パラジウム
−リン系のものが金属層18の付着強度が強く安定して
いる。そして、ハンダに対する濡れ性を一層向上させる
には、前記いずれかによるメッキ後、金メッキで仕上げ
るのもよい。
【0019】また、前記スパッタリングによって表面処
理を行う場合、例えばニッケル、クローム、銅、金など
の金属をスパッリングによって単層または多層膜として
組み合わせることにより、ハンダに対して濡れ性の良好
なハンダ可能な金属層18を得ることができる。
理を行う場合、例えばニッケル、クローム、銅、金など
の金属をスパッリングによって単層または多層膜として
組み合わせることにより、ハンダに対して濡れ性の良好
なハンダ可能な金属層18を得ることができる。
【0020】なお、上記メッキまたはスパッリングによ
る表面処理で用いる素材またはその組合せは、上記した
ものに限られるものではなく、要するに前記母材5の露
出している断面部分5aにハンダに対する濡れ性が優れ
た金属層18が形成されておればよい。
る表面処理で用いる素材またはその組合せは、上記した
ものに限られるものではなく、要するに前記母材5の露
出している断面部分5aにハンダに対する濡れ性が優れ
た金属層18が形成されておればよい。
【0021】一方、前記窓材4が接合される容器1は、
これをハンダに対する濡れ性の良好な金属素材(例えば
ニッケル、コバールなど)をプレス加工によって成形す
るのが好ましいが、ハンダに対する濡れ性が不十分な金
属素材(例えば鉄など)を用いてもよい。どちらの場
合、少なくとも窓材4の接合予定部分19については、
ハンダ可能な表面状態に表面処理が施されてあればよ
い。この表面処理についても、上記母材5の露出してい
る断面部分5aの表面処理に適用されるメッキまたはス
パッタリングを同様に採用すればよい。また、容器全体
にこれら表面処理を施してもよい。
これをハンダに対する濡れ性の良好な金属素材(例えば
ニッケル、コバールなど)をプレス加工によって成形す
るのが好ましいが、ハンダに対する濡れ性が不十分な金
属素材(例えば鉄など)を用いてもよい。どちらの場
合、少なくとも窓材4の接合予定部分19については、
ハンダ可能な表面状態に表面処理が施されてあればよ
い。この表面処理についても、上記母材5の露出してい
る断面部分5aの表面処理に適用されるメッキまたはス
パッタリングを同様に採用すればよい。また、容器全体
にこれら表面処理を施してもよい。
【0022】上述のようにして形成された窓材4を容器
1の接合予定部分19に、例えば錫−鉛系のハンダを熱
溶融させることによって、両者を接合するのである。そ
の場合、窓材4の側部に形成された金属層18と容器1
の上面部2における接合予定部分19との間にハンダ部
分20が形成されるようにするのがよい。そして、この
とき、使用するハンダとしては、ペースト状のクリーム
ハンダ、糸状ハンダ、ペレット状の固形ハンダなどがあ
る。また、前記錫−鉛系のハンダの他、銀を適宜混入し
たハンダを用いてもよいことはいうまでもない。
1の接合予定部分19に、例えば錫−鉛系のハンダを熱
溶融させることによって、両者を接合するのである。そ
の場合、窓材4の側部に形成された金属層18と容器1
の上面部2における接合予定部分19との間にハンダ部
分20が形成されるようにするのがよい。そして、この
とき、使用するハンダとしては、ペースト状のクリーム
ハンダ、糸状ハンダ、ペレット状の固形ハンダなどがあ
る。また、前記錫−鉛系のハンダの他、銀を適宜混入し
たハンダを用いてもよいことはいうまでもない。
【0023】前記ハンダによる窓材4と容器1との接合
が完了した後、窓材4の周囲部分を樹脂接着剤21によ
ってモールドする。
が完了した後、窓材4の周囲部分を樹脂接着剤21によ
ってモールドする。
【0024】上記実施例においては、ハンダ部分20に
よって窓材4と容器1とが接合されるので、従来の焦電
型赤外線検出器に比べて、その気密性が大幅に向上する
とともに、ハンダ部分20を介して窓材4の母材5と容
器1とが電気的に結合されるので、電磁気に対するシー
ルド性が向上する。また、窓材4の周囲部分を樹脂接着
剤21によってモールドしているので、取扱い時におけ
る外的な衝撃に対する窓材4の角部の欠けを防止でき
る。そして、腐食性ガス雰囲気で使用しても、ハンダ部
分20の表面層が腐蝕されることがない。
よって窓材4と容器1とが接合されるので、従来の焦電
型赤外線検出器に比べて、その気密性が大幅に向上する
とともに、ハンダ部分20を介して窓材4の母材5と容
器1とが電気的に結合されるので、電磁気に対するシー
ルド性が向上する。また、窓材4の周囲部分を樹脂接着
剤21によってモールドしているので、取扱い時におけ
る外的な衝撃に対する窓材4の角部の欠けを防止でき
る。そして、腐食性ガス雰囲気で使用しても、ハンダ部
分20の表面層が腐蝕されることがない。
【0025】次に、この発明の第2実施例を図3および
図4を参照しながら説明する。この実施例においては、
窓材4は、その上面が容器1の上面に開設された開口部
3を囲む上面部2と同じ高さ(面一)となるように設け
られているとともに、窓材4における母材5の上下両面
に形成された多層膜6A,6Bによって挟まれる断面部
分5aおよび下側の多層膜6Bにおける視野角に寄与し
ない部分6bに、ハンダ可能な金属層22が形成されて
いる。この場合、視野角に寄与しない部分6bとは、赤
外線検出素子9の受光部電極10,11の外縁と母材5
の上側の多層膜6Aとを結ぶ視野角規定ライン23より
も外縁側の部分のことをいう。
図4を参照しながら説明する。この実施例においては、
窓材4は、その上面が容器1の上面に開設された開口部
3を囲む上面部2と同じ高さ(面一)となるように設け
られているとともに、窓材4における母材5の上下両面
に形成された多層膜6A,6Bによって挟まれる断面部
分5aおよび下側の多層膜6Bにおける視野角に寄与し
ない部分6bに、ハンダ可能な金属層22が形成されて
いる。この場合、視野角に寄与しない部分6bとは、赤
外線検出素子9の受光部電極10,11の外縁と母材5
の上側の多層膜6Aとを結ぶ視野角規定ライン23より
も外縁側の部分のことをいう。
【0026】つまり、この第2実施例においては、母材
5の側断面部分5aのみならず、下側の多層膜6Bの視
野角に寄与しない部分6bにも、ハンダ可能な金属層2
2を形成している。
5の側断面部分5aのみならず、下側の多層膜6Bの視
野角に寄与しない部分6bにも、ハンダ可能な金属層2
2を形成している。
【0027】そして、24は容器1の接合予定部分で、
第1実施例における符号19で示される部分と同様にハ
ンダ可能な表面状態に表面処理が施されている。また、
25は窓材4を容器1に接合するためのハンダ部分であ
る。なお、接合予定部分24の表面処理は、ハンダ部分
25に対応する部分のみを部分的に行ってもよいが、容
器全体を一括して表面処理するようにしてもよい。
第1実施例における符号19で示される部分と同様にハ
ンダ可能な表面状態に表面処理が施されている。また、
25は窓材4を容器1に接合するためのハンダ部分であ
る。なお、接合予定部分24の表面処理は、ハンダ部分
25に対応する部分のみを部分的に行ってもよいが、容
器全体を一括して表面処理するようにしてもよい。
【0028】この第2実施例の他の部分の構成は、第1
実施例のものと同様であるので、その詳細な説明は省略
する。
実施例のものと同様であるので、その詳細な説明は省略
する。
【0029】この第2実施例においては、窓材4は、容
器1の上面に開設された開口部3を囲む上面部2と同じ
高さ(面一)となるように設けられる。容器1の接合予
定部分24に、例えば錫−鉛系のハンダを熱溶融させる
ことによって、窓材4と容器1とを接合するのである。
その場合、窓材4の側部断面部分5aおよび多層膜6B
における視野角に寄与しない部分6bにわたって形成さ
れた金属層22と容器1の接合予定部分24とにわたっ
てハンダ部分25が形成されるようにするのがよい。そ
して、このとき使用するハンダとしては、第1実施例に
おいて使用したものと同じである。
器1の上面に開設された開口部3を囲む上面部2と同じ
高さ(面一)となるように設けられる。容器1の接合予
定部分24に、例えば錫−鉛系のハンダを熱溶融させる
ことによって、窓材4と容器1とを接合するのである。
その場合、窓材4の側部断面部分5aおよび多層膜6B
における視野角に寄与しない部分6bにわたって形成さ
れた金属層22と容器1の接合予定部分24とにわたっ
てハンダ部分25が形成されるようにするのがよい。そ
して、このとき使用するハンダとしては、第1実施例に
おいて使用したものと同じである。
【0030】上述のように構成された赤外線検出器にお
いては、窓材4と容器1とが接合され、しかも、窓材4
側に、ハンダの濡れ性のよい金属層22が窓材4の側部
断面部分5aおよび多層膜6Bにおける視野角に寄与し
ない部分6bにわたって形成されているので、ハンダ部
分25と窓材4との接合面積が第1実施例のものより大
きい。したがって、窓材4と容器1とがより強固かつ確
実に接合され、容器1の気密性が向上するとともに、窓
材4と容器1との電気的な結合が確実に行われるので、
電磁気に対するシールドが良好に行われる。
いては、窓材4と容器1とが接合され、しかも、窓材4
側に、ハンダの濡れ性のよい金属層22が窓材4の側部
断面部分5aおよび多層膜6Bにおける視野角に寄与し
ない部分6bにわたって形成されているので、ハンダ部
分25と窓材4との接合面積が第1実施例のものより大
きい。したがって、窓材4と容器1とがより強固かつ確
実に接合され、容器1の気密性が向上するとともに、窓
材4と容器1との電気的な結合が確実に行われるので、
電磁気に対するシールドが良好に行われる。
【0031】なお、上記第2実施例においても、第1実
施例と同様に、窓材4の外面の周囲部分(容器1と接合
部分)を樹脂接着剤によってモールドしてもよい。
施例と同様に、窓材4の外面の周囲部分(容器1と接合
部分)を樹脂接着剤によってモールドしてもよい。
【0032】また、図示しないが、窓材4を容器1の内
側から開口部3を閉塞するように容器1に接合してもよ
い。
側から開口部3を閉塞するように容器1に接合してもよ
い。
【0033】この発明は、母材5の片面にのみ多層膜が
形成された窓材4にも適用できることはいうまでもな
い。また、この発明は、容器1内に熱電堆型赤外線検出
素子を収容した熱電堆型赤外線検出器やその他の赤外線
検出器にも適用できることはいうまでもない。
形成された窓材4にも適用できることはいうまでもな
い。また、この発明は、容器1内に熱電堆型赤外線検出
素子を収容した熱電堆型赤外線検出器やその他の赤外線
検出器にも適用できることはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、窓材と容器との接合が緊密に行われるので、従
来の合成樹脂接着剤による窓材と容器との接着に比べ、
気密性が大幅に向上するとともに、窓材の母材と容器と
が電気的に結合されるので、電磁気に対するシールド性
が向上する。したがって、長期間にわたって安定に動作
する赤外線検出器を得ることができる。
よれば、窓材と容器との接合が緊密に行われるので、従
来の合成樹脂接着剤による窓材と容器との接着に比べ、
気密性が大幅に向上するとともに、窓材の母材と容器と
が電気的に結合されるので、電磁気に対するシールド性
が向上する。したがって、長期間にわたって安定に動作
する赤外線検出器を得ることができる。
【0035】また、請求項2の発明によれば、取扱い時
における外的な衝撃に対する窓材の角部の欠けを防止で
きるとともに、腐食性ガス雰囲気で使用しても、ハンダ
部分の表面層が腐蝕されることがなく、より安定に動作
する赤外線検出器を得ることができる。
における外的な衝撃に対する窓材の角部の欠けを防止で
きるとともに、腐食性ガス雰囲気で使用しても、ハンダ
部分の表面層が腐蝕されることがなく、より安定に動作
する赤外線検出器を得ることができる。
【図1】この発明の第1実施例に係る焦電型赤外線検出
器の一例を示す断面図である。
器の一例を示す断面図である。
【図2】図1に示す焦電型赤外線検出器の要部を示す拡
大断面図である。
大断面図である。
【図3】この発明の第2実施例に係る焦電型赤外線検出
器の一例を示す断面図である。
器の一例を示す断面図である。
【図4】図2に示す焦電型赤外線検出器の要部を示す拡
大断面図である。
大断面図である。
【図5】従来例の焦電型赤外線検出器を示す断面図であ
る。
る。
【図6】図5に示す焦電型赤外線検出器の要部を示す拡
大断面図である。
大断面図である。
1…容器、3…開口部、4…赤外線透過窓材、5…母
材、5a…母材の断面部分、6,6A,6B…波長選択
性多層膜、9…赤外線検出素子、18,22…金属層、
19,24…接合予定部分、20,25…ハンダ部分、
21…樹脂接着剤。
材、5a…母材の断面部分、6,6A,6B…波長選択
性多層膜、9…赤外線検出素子、18,22…金属層、
19,24…接合予定部分、20,25…ハンダ部分、
21…樹脂接着剤。
Claims (2)
- 【請求項1】 赤外線透過材料よりなる母材に波長選択
性多層膜を形成した赤外線透過窓材を、赤外線検出素子
を収容した容器に形成された開口部に対して接合した赤
外線検出器において、前記窓材における少なくとも母材
の断面部分にハンダ可能な金属層を形成するとともに、
前記容器における窓材の接合予定部分をハンダ可能な表
面状態とし、窓材を前記接合予定部分にハンダを用いて
接合したことを特徴とする赤外線検出器。 - 【請求項2】 容器に対してハンダによって接合されて
いる窓材の周囲部分を樹脂接着剤によってモールドして
なる請求項1に記載の赤外線検出器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5341291A JP3047379B2 (ja) | 1992-12-30 | 1993-12-11 | 赤外線検出器 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-361070 | 1992-12-30 | ||
| JP36107092 | 1992-12-30 | ||
| JP5341291A JP3047379B2 (ja) | 1992-12-30 | 1993-12-11 | 赤外線検出器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06249709A true JPH06249709A (ja) | 1994-09-09 |
| JP3047379B2 JP3047379B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=26576939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5341291A Expired - Fee Related JP3047379B2 (ja) | 1992-12-30 | 1993-12-11 | 赤外線検出器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3047379B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08178746A (ja) * | 1994-12-21 | 1996-07-12 | Ngk Insulators Ltd | 遠赤外線感知器 |
| EP0779503A3 (en) * | 1995-12-12 | 1998-11-11 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Infrared sensor |
| JP2010177298A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
| JP2020106542A (ja) * | 2020-03-04 | 2020-07-09 | 浜松ホトニクス株式会社 | 光検出装置 |
| US11118972B2 (en) | 2015-04-28 | 2021-09-14 | Hamamatsu Photonics K.K. | Optical detection device having adhesive member |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57164430U (ja) * | 1981-04-08 | 1982-10-16 | ||
| JPS6135317A (ja) * | 1984-07-27 | 1986-02-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 赤外線透過窓の封着方法 |
| JPS6439528A (en) * | 1987-08-06 | 1989-02-09 | Matsushita Electric Industrial Co Ltd | Sealing method for infrared-ray transmission window |
-
1993
- 1993-12-11 JP JP5341291A patent/JP3047379B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH08178746A (ja) * | 1994-12-21 | 1996-07-12 | Ngk Insulators Ltd | 遠赤外線感知器 |
| EP0779503A3 (en) * | 1995-12-12 | 1998-11-11 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Infrared sensor |
| CN1072357C (zh) * | 1995-12-12 | 2001-10-03 | 株式会社村田制作所 | 红外传感器 |
| JP2010177298A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
| US11118972B2 (en) | 2015-04-28 | 2021-09-14 | Hamamatsu Photonics K.K. | Optical detection device having adhesive member |
| US11555741B2 (en) | 2015-04-28 | 2023-01-17 | Hamamatsu Photonics K.K. | Optical detection device having adhesive member |
| JP2020106542A (ja) * | 2020-03-04 | 2020-07-09 | 浜松ホトニクス株式会社 | 光検出装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3047379B2 (ja) | 2000-05-29 |
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|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |