JPH06256143A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH06256143A
JPH06256143A JP6256993A JP6256993A JPH06256143A JP H06256143 A JPH06256143 A JP H06256143A JP 6256993 A JP6256993 A JP 6256993A JP 6256993 A JP6256993 A JP 6256993A JP H06256143 A JPH06256143 A JP H06256143A
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JP
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hair
formula
weight
group
meth
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JP6256993A
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Tadashi Hikichi
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な洗髪性を保持しつつ、セットした髪形
が外力を受けても容易には崩れないようにする優れたセ
ット保持力を有する毛髪化粧料を得る。 【構成】 毛髪化粧料が、次の平均式(A) 【化1】 (式中、Rはアルキル基又はアリール基を表し、nは
1.0〜1.8の数値を表す)を単位とするシリコーン
樹脂の少なくとも一種と、特定の(メタ)アクリル共重
合体とを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、毛髪化粧料に関する。
更に詳しくは、本発明は、良好な洗髪性を保持しつつ優
れたセット保持力を発揮する毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ヘアスタイルを作り易くした
り、長持ちさせる目的でセットローション、ヘアスプレ
ー、ヘアミスト、ヘアフォーム等の種々の毛髪化粧料が
使用されている。これらの毛髪化粧料は、いずれも毛髪
固定用高分子化合物を水、低級アルコール、水−低級ア
ルコール混合溶媒等の適当な溶剤に溶解させることによ
り製造されている。
【0003】しかしながら、従来使用されていた毛髪固
定用高分子化合物は、ある程度のセット保持力は有する
が吸湿性が高いため、高湿条件下で粘着性を増して毛髪
がべたつくようになり、すべり性やつやも低下するとい
う問題があり、また、高湿条件下では毛髪固定用高分子
化合物が流動化してセット保持力が低下するという問題
もあった。このような問題に対しては、毛髪固定用高分
子化合物として吸湿性の低いものを使用することが必要
とされる。
【0004】一方、毛髪化粧料はシャンプー洗浄で容易
に除去できるという洗髪性が必要とされ、そのためには
毛髪固定用高分子化合物の水溶性を大きくすることが必
要とされる。
【0005】しかしながら、毛髪固定用高分子化合物
を、高湿条件下においてもその性能が低下しないように
吸湿性を低くするという要請と、シャンプー洗浄で容易
に除去できるように水溶性を大きくするという相反する
要請とを同時に満足することは難しく、このことは毛髪
固定用高分子化合物の重要な課題となっていた。
【0006】ところで、ヘアスプレータイプの毛髪化粧
料には、噴射剤として液化ガスが混入される。従来、噴
射剤としてはフロンガスが使用されていたが、近年では
環境問題のためにプロパン、ブタン、イソブタン、ある
いはそれらの混合物等の炭化水素(LPG)が使用され
るようになっている。しかし、LPGはフロンガスより
も毛髪固定用高分子化合物の溶解度が一般に小さいた
め、スプレー中のエタノール、イソプロピルアルコール
等の溶剤量を増加させなくてはならず、そのために噴射
されるミストが大きく重くなり、美しく整髪することが
困難となるという問題もあった。
【0007】また、従来の毛髪化粧料においては、セッ
ト後に乾燥した毛髪がごわついたりがさついたりすると
いう感触の低下や、ブラッシグ時に毛髪表面の樹脂被膜
が剥離するという所謂フレーキングが生じ、毛髪のつや
が低下すること等が問題となっていた。
【0008】以上のような課題、即ち、高湿条件下にお
ける性能低下を防止しつつ良好な洗髪性も保持させるこ
と、LPG等の噴射剤を使用した場合における整髪性を
改善すること、セット後の毛髪の感触やつやを改善する
こと等の課題を解決するために、毛髪化粧料の主成分と
して、特定のアクリル系又はメタクリル系共重合体とシ
リコーン誘導体とを併用すること(特開平4−8282
0号公報)や、毛髪化粧料に特定のシリコーン樹脂と揮
発性シリコーン油とを含有させること(特開昭61−1
61214号公報)が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
毛髪化粧料を使用しても、セットした髪形に種々の外力
が加わるとその髪形が容易に崩れるという問題があり、
毛髪化粧料のセット保持力を一層向上させることが望ま
れていた。
【0010】本発明は以上のような従来技術の課題を解
決しようとするものであり、毛髪化粧料において良好な
洗髪性を保持しつつセット保持力を大きく改善すること
をを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、毛髪化粧
料に特定のアクリル系またはメタクリル系共重合体と特
定の平均単位構造を有するシリコーン樹脂とを組み合わ
せて配合することによりセット保持力が著しく改善さ
れ、しかも良好な洗髪性も保持されることを見出し、本
発明を完成させるに至った。
【0012】即ち、本発明は、次の平均式(A)
【0013】
【化6】 (式中、Rはアルキル基又はアリール基を表し、nは
1.0〜1.8の数値を表す)を単位とするシリコーン
樹脂の少なくとも一種と、以下に示す(a)〜(d)の
モノマーからなる共重合体とを含有することを特徴とす
る毛髪化粧料: (a)次式(I )
【0014】
【化7】 (式中、R1 は水素又はメチル基、R2 びR3 は独立的
に水素又は炭素数4〜12のアルキル基であるか、また
はR2 とR3 が隣接する窒素原子と共に形成した環を表
す)で表されるアクリルアミド系又はメタクリルアミド
系モノマー30〜80重量%; (b)次式(II)
【0015】
【化8】 (式中、R1 は水素又はメチル基、R4 は炭素数1〜4
のアルキル基を表す)で表されるアクリル酸エステル系
又はメタクリル酸エステル系モノマー5〜45重量%; (c)次式(III )
【0016】
【化9】 (式中、R1 は水素又はメチル基、R5 は炭素数2〜3
のアルキレン基、R6 及びR7 は独立的にメチル基又は
エチル基を表し、aは0又は1を表す)で表される第三
級アミノ基を有するアクリル酸エステル系若しくはメタ
クリル酸エステル系モノマー及び/又はアクリルアミド
系若しくはメタクリルアミド系モノマー2〜30重量
%;及び (d)次式(IV)
【0017】
【化10】 (式中、R1 は水素又はメチル基、R8 及びR9 は独立
的に炭素数2〜4のアルキレン基、R10は水素又はメチ
ル基、b及びcは独立的に0〜50の整数を表し、但し
b及びcは同時に0とはならない)で表されるアクリル
酸エステル系又はメタクリル酸エステル系モノマー0〜
30重量%、を提供する。
【0018】以下、本発明を詳細に説明する。
【0019】本発明の毛髪化粧料は、特定のアクリル系
又はメタクリル系共重合体と特定の平均単位を有するシ
リコーン樹脂とを含有する。
【0020】本発明において使用するアクリル系又はメ
タクリル系共重合体は、被膜形成樹脂であり、前述の
(a)〜(d)のモノマー成分を共重合させることによ
り得られる。
【0021】このようなモノマーのうち、(a)成分、
即ち式(I )で表されるモノマーとしては、例えば、
(メタ)アクリルアミド(アクリルアミド及びメタクリ
ルアミドの総称を意味する。以下、同様にアクリル酸残
基CH=CH−CO−とメタクリル酸残基CH=C
(CH)−CO−の総称として(メタ)アクリルと称
する。)、N−n−ブチル(メタ)アクリルアミド、N
−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−オクチル
(メタ)アクリルアミド、N−ラウリル(メタ)アクリ
ルアミド、(メタ)アクリロイルモルホリン等をあげる
ことができる。中でも、N−n−ブチル(メタ)アクリ
ルアミド、N−オクチル(メタ)アクリルアミド、N−
ラウリル(メタ)アクリルアミドが好ましい。これらは
単独で、または複数種を組み合わせて共重合体構成モノ
マー全体の30〜80重量%、好ましくは40〜70重
量%用いられる。
【0022】(b)成分、即ち式(II)で表されるモノ
マーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピ
ル、(メタ)アクリル酸ブチル等をあげることができ
る。これらは単独で、または複数種を組み合わせて共重
合体構成モノマー全体の5〜45重量%、好ましくは1
0〜40重量%用いられる。
【0023】(c)成分、即ち式(III )で表されるモ
ノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸−N,N
−ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸−N,N
−ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸−N,N
−ジメチルアミノプロピル、N,N−ジメチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド等をあげることができ
る。これらは単独で、または複数種を組み合わせて共重
合体構成モノマー全体の2〜30重量%、好ましくは1
0〜20重量%用いられる。
【0024】(d)成分、即ち式(IV)で表されるモノ
マーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸ヒドロキシ
エチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、ポリ
エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプ
ロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキ
シポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、
メトキシポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート等をあげることができる。これらは単独で、また
は複数種を組み合わせて共重合体構成モノマー全体の0
〜30重量%、好ましくは5〜15重量%用いられる。
【0025】これらのモノマー(I )〜(IV)の共重合
反応は、例えばラジカル重合開始剤の存在下、公知の重
合法、例えばバルク重合法、溶液重合法、懸濁重合法、
乳化重合法等により製造することができ、特に溶液重合
法で共重合させることが有利である。
【0026】溶液重合法で用いる溶剤としては、水混和
性有機溶剤、あるいはそのような有機溶剤と水との混合
溶剤を使用することができ、この場合に有機溶剤は単独
でも複数種を混合して用いてもよい。水混和性有機溶剤
の例としては、炭素数1〜3の脂肪族アルコール(例え
ば、メタノール、エタノール、プロパノール)、ケトン
(例えば、アセトン、メチルエチルケトン)、エーテル
(例えば、テトラヒドロフラン、グライム、ジグライ
ム、ジオキサン)等をあげることができ、特に、メタノ
ール、エタノール、アセトン又はこれらと水との混合物
が好ましい。
【0027】共重合反応に使用できるラジカル重合開始
剤としては、アゾ化合物、例えば2,2´−アゾビスイ
ソブチロニトリル、2,2´−アゾビス(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)、2,2´−アゾビス(4−メト
キシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチル−
2,2´−アゾビスイソブチレート、2,2´−アゾビ
ス(2−メチルブチロニトリル)、1,1´−アゾビス
(1−シクロヘキサンカルボニトリル)等が好適であ
る。また、有機過酸化物、例えば、t−ブチルペルオク
トアート、ジクミルペルオキシド、ジ−t−ブチルペル
オキシド、ジベンゾイルペルオキシド等も使用すること
ができる。このような有機過酸化物を使用する場合に
は、上述のモノマー(III )の第三級アミノ基とレドッ
クス反応を起こす可能性があるため、40℃以下の低温
で反応を制御しつつ行う。重合開始剤の使用量は、一般
にモノマー混合物に対して0.001〜2.0モル%が
好ましく、0.01〜1.0モル%がより好ましい。
【0028】重合に際して、モノマーや重合開始剤の仕
込み方法としては、モノマー混合物及び重合開始剤を全
量仕込んだ後加熱してもよいし、各モノマー及び/又は
重合開始剤を適宜滴下することにより、あるいは分割し
て仕込みつつ加熱してもよい。
【0029】共重合温度は、使用する重合開始剤、モノ
マー、溶剤等の種類により適宜選定されるが、通常30
〜100℃、好ましくは50〜90℃である。また、そ
の共重合の雰囲気は、窒素等の不活性ガス雰囲気とする
ことができる。
【0030】共重合反応をさせた後、その反応液から再
沈殿あるいは溶剤留去等の公知の方法により共重合体を
単離することができる。得られた共重合体から未反応モ
ノマーを除去する方法は、再沈殿を繰り返すこと、膜分
離、クロマトグラフ法、抽出等の公知の方法によること
ができる。こうして得られた共重合体の分子量は、重合
条件の選択により重量平均分子量1,000〜1,00
0,000(ゲル濾過クロマトグラフィー(ポリスチレ
ン換算)による分子量)の範囲で制御できる。本発明の
毛髪化粧料に使用する共重合体としては、重量平均分子
量10,000〜500,000のものが好ましく、重
量平均分子量20,000〜200,000のものが特
に好ましい。
【0031】共重合体としては上述のようにして得られ
たものをそのまま使用することができるが、無機酸又は
有機酸を用いて第三級アミノ基を中和したものも使用す
ることができる。ここで、中和に使用できる無機酸とし
ては、塩酸、硫酸、リン酸等をあげることができ、有機
酸としては、酢酸、グリコール酸、乳酸、クエン酸、マ
レイン酸、リンゴ酸等をあげることができる。
【0032】一方、本発明の毛髪化粧料において使用す
るシリコーン樹脂は、次式(A)
【0033】
【化11】 を平均単位として有するものである。ここで、Rはアル
キル基又はアリール基であり、nは1.0〜1.8の数
値を表す。このアルキル基としては、直鎖状、分岐状、
環状のものを含み、特に炭素数1〜6の直鎖状アルキル
基が好ましく、中でもメチル基が好ましい。また、アリ
ール基としては、フェニル基、ナフチル基、トルイル基
等の炭化水素系芳香族を含み、特にフェニル基が好まし
い。なお、これらのアルキル基やアリール基は、必要に
応じて種々の置換基を有していてもよい。
【0034】一方、式(A)で表される平均単位を有す
るシリコーン樹脂は、R3 SiO1/ 2 単位、R2 SiO
単位及びSiO2 単位の適当な組み合わせからなり、そ
れらの割合は、上述の式(A)のnの値を満足するよう
に選択される。また、このシリコーン樹脂の平均分子量
は1500〜10000とすることが好ましい。
【0035】このようなシリコーン樹脂は種々の方法に
より製造することができる。例えば、一般式R3 Si
X、R2 SiX2 、RSiX3 及びRSiX4 (式中、
Xは、塩素、臭素、フッ素、アルコキシ(メトキシ、エ
トキシ等)、アシロキシ等の加水分解し得る基を表す)
で示される化合物を、所期のシリコーン樹脂の組成に応
じた配合割合でトルエン、ベンゼン、キシレン等の適当
な溶媒と混合し、次いでこれを水と混合して加水分解あ
るいは縮合させ、その後水相を除去し、得られた樹脂状
物質を重炭酸ナトリウム等のアルカリで中和し、溶媒を
除去して得ることができる。
【0036】このようなシリコーン樹脂は、本発明の毛
髪化粧料に少なくとも1種含有させればよく、複数種を
適宜組み合わせて含有させることもできる。
【0037】本発明の毛髪化粧料において、以上のよう
な(メタ)アクリル系共重合体とシリコーン樹脂との配
合割合は、(メタ)アクリル系共重合体については、毛
髪化粧料中0.01〜20重量%、特に1〜10重量%
とすることが好ましい。一般に、(メタ)アクリル系共
重合体が0.01重量%未満であるとセット保持力が十
分でなくなり、20重量%を超えるとごわつき感が増し
て感触が低下するので好ましくない。
【0038】一方、シリコーン樹脂については、毛髪化
粧料中0.01〜10重量%、特に0.1〜5重量%と
することが好ましい。一般に、シリコーン樹脂が0.0
1重量%未満であるとごわつき感が増したりフレーキン
グが生じ易くなり、10重量%を超えると油性感やべた
つき感が増して感触が低下するので好ましくない。
【0039】本発明の毛髪化粧料は、ヘアスプレー、セ
ットフォーム、セットローション、ジェル、クリーム、
シャンプー、リンス等の各種使用形態をとることがで
き、このような使用形態に応じて水溶液、水性アルコー
ル溶液、乳濁液、ゲル等の剤型にすることができる。
【0040】本発明の毛髪化粧料の製造方法としては、
(メタ)アクリル系共重合体とシリコーン樹脂を前述の
ような配合割合で均一な溶液系となるように常法にした
がって混合すればよい。その際、(メタ)アクリル系共
重合体とシリコーン樹脂とを(i) 水、低級アルコール、
あるいは水−低級アルコール混合溶剤に溶解あるいは分
散させて溶液系としてもよく、また(ii)揮発性油(低沸
点油)を使用して溶液系としてもよく、さらに(iii) 必
要に応じて噴射剤その他の添加剤を配合してもよい。
【0041】この(ii)の場合において、使用する揮発性
油としては、低沸点鎖状シリコーン、環状シリコーン、
低沸点イソパラフィン系炭化水素等をあげることができ
る。ここで、低沸点鎖状シリコーンとしては次式
【0042】
【化12】 (式中、nは0〜5の整数を表す)で表されるものを使
用することができ、この具体例としては、ヘキサメチル
ジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチ
ルテトラシロキサン、ヘキサデカメチルヘプタシロキサ
ン等をあげることができる。
【0043】また、環状シリコーンとしては、次式
【0044】
【化13】 (式中、nは3〜7の整数を表す)で表されるものを使
用することができ、この具体例としては、オクタメチル
シクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロ
キサン、テトラデカメチルシクロヘプタシロキサン等を
あげることができる。
【0045】また、低沸点イソパラフィン系炭化水素と
しては、常圧における沸点が60〜260℃の範囲にあ
るイソパラフィン系炭化水素を使用することができ、こ
の具体例としては、例えば、エクソン社製のアイソバー
(登録商標)A、同C、同E、同G、同H、同K、同
L、同M、シェル社製のシェルゾール(登録商標)7
1、フィリップ社製のソルトロール(登録商標)100
あるいは同130、同220等をあげることができる。
【0046】本発明の毛髪化粧料の製造に際して、上記
(iii) のように噴射剤その他の添加剤を配合する場合、
使用する溶剤や噴射剤その他の添加剤は、毛髪化粧料に
付与する剤型等に応じて適宜選択する。
【0047】例えば、セットローションとする場合に
は、上記(i) の方法において、溶剤として水又は水と炭
素数2〜3の1価のアルコールとの混合溶媒を使用する
ことが好ましく、ポンプスプレー式のヘアミストとする
場合にも、溶剤として水と炭素数2〜3の1価のアルコ
ールとの混合溶媒を使用することが好ましい。
【0048】ヘアスプレーとする場合には、上記(i) 〜
(iii) のいずれの方法においても好適に製造することが
できるが、例えば上記(i) の方法による場合には、溶剤
として炭素数2〜3の1価のアルコール、特にエタノー
ルを使用することが好ましい。そして、前述の割合でシ
リコーン樹脂と(メタ)アクリル系共重合体を溶剤に混
合した溶液を原液とし、この原液と噴射剤とを混合す
る。原液と噴射剤との混合比は、重量比で5/95〜7
0/30、特に20/80〜50/50とすることが好
ましい。
【0049】ヘアフォームの場合にもシリコーン樹脂と
(メタ)アクリル系共重合体とを溶剤に混合した原液と
噴射剤を混合するが、この場合の原液と噴射剤との混合
比は、重量比で97/3〜70/30、特に95/5〜
80/20とすることが好ましい。
【0050】このように混合する噴射剤としては、例え
ば、トリクロルモノフルオロメタン、ジクロルジフルオ
ロメタン等のフロンガスも使用できるが、液化石油ガス
(LPG)、ジメチルエーテル(DME)、炭酸ガス、
窒素ガス、またはこれらの混合物を使用することが好ま
しい。特に、LPG、DME、又はLPGとDMEとの
混合ガスが好ましい。これらの噴射剤はエアゾール缶に
充填して使用するが、その場合、充填後の内圧が2.0
〜4.5kg/cmGとなるように調整する。
【0051】ヘアセットジェル等のゲル状の剤型にする
場合には、溶剤として水又は低級アルコールを使用する
ことが好ましく、さらに、ポリアクリル酸、ヒドロキシ
エチルセルロース等の水溶性高分子からなる増粘剤を
0.5〜2.0重量%配合することが好ましい。
【0052】本発明の毛髪化粧料に含有させることので
きる添加剤としては、ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、
アボガド油、オリーブ油等のグリセライド類;ミツロ
ウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナバロウ等のロウ類;セチ
ルアルコール、オレイルアルコール、ヘキサデシルアル
コール、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、
イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノー
ル、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、グリセリン等のアルコール類;ミリスチン酸イソプ
ロピル、ラウリン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシ
ル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコー
ル、オレイン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸ヘキサ
デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル等のエステル
類;ポリオキシエチレンエチルエーテル、ポリオキシプ
ロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンステアリンエーテル等のアルコールと酸化
プロピレン又は酸化エチレンとの付加物;塩化ジアルキ
ルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルア
ンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩
化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリ
メチルアンモニウム等のカチオン界面活性剤類;ポリビ
ニルピロリドン系、酢酸ビニルエーテル系、酸性ポリ酢
酸ビニル系、酸性アクリル系、両性アクリル系等の高分
子化合物等をあげることができる。また、更に必要に応
じて、香料、色素、防腐剤、酸化防止剤等の添加剤も含
有させることができる。
【0053】
【作用】本発明の毛髪化粧料によれば、特定の(メタ)
アクリル系共重合体と特定の平均単位構造を有するシリ
コーン樹脂とを含有するので、LPG等の噴射剤を使用
した場合でも優れたセット保持力を発揮し、毛髪に良好
な感触やつやを付与し、さらにセット直後の良好な整髪
状態を高湿条件下においても保持することが可能とな
る。特に、セット保持力は著しく改善されたものとな
り、この毛髪化粧料を使用してセットした髪形は、外力
が加えられても崩れにくくなる。
【0054】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0055】実施例1 (1) (メタ)アクリル系共重合体の合成 還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素ガス導入管及び
撹拌装置を取り付けた四つ口フラスコ内にエタノール1
00重量部を入れ、60℃に加熱した。一方、N−t−
ブチルアクリルアミド52重量%、エチルアクリレート
18重量%、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリル
アミド20重量%及びメトキシポリエチレングリコール
(PEG400)メタクリレート10重量%からなるモ
ノマー混合物100重量部とエタノール200重量部と
更に必要に応じて水とからモノマー溶液を調製した。ま
た、重合開始剤として2,2´−アゾビス−(2,4−
ジメチルバレロニトリルを全モノマーに対して0.26
モル%となるようにエタノール33重量部に溶解して重
合開始剤溶液を調製した。そして、このモノマー溶液と
重合開始剤溶液とを前述の60℃に加熱したエタノール
中に1.5時間かけて窒素雰囲気下にて同時に滴下し、
更に8時間60℃を維持し、反応させた。その後、水に
て再沈殿により精製し、80℃、20mmHgにて12
時間真空乾燥させた。これにより、平均分子量1043
00(テトラヒドロフラン溶液でのGPC:ポリスチレ
ン換算)の共重合体を得た。
【0056】(2) 毛髪化粧料の調製 上記(1) で得た共重合体1.5重量部を無水エタノール
57.5重量部に溶解し、これに乳酸0.15重量部、
シリコーン樹脂1.0重量部を溶解させた。この場合、
シリコーン樹脂としては、 (C6 5 )SiO3/2 単位:(CH3 2 SiO単位
= 5.67:1 からなる、平均式(CH3 0.30(C6 5 0.85Si
1.43を有するシリコーン樹脂(分子量約8000)を
使用した。
【0057】得られた溶液をエアゾール容器に入れ、液
化石油ガス(LPG)40重量部を注入し、エアゾール
タイプの毛髪化粧料を調製した。
【0058】(3) 評価 得られたエアゾールタイプの毛髪化粧料の(i) セット保
持力と(ii)洗髪性を次のようにして評価した。これらの
結果を表1に示した。
【0059】(i) セット保持力 長さ18cm、重さ1.5gの毛束を水で湿らし、直径
2cmのロッドに巻いて自然乾燥させ、毛髪にカールが
ついた後にロッドからはずし、そのカールがついた毛髪
にエアゾールタイプの毛髪化粧料を四方向からスプレー
し、再度自然乾燥させた。次いで、その毛髪を振動機
(SHAKER MS−1、井内盛栄堂製)に装着して
恒温恒湿箱(20℃、98%RH)内に吊し、回転数1
50rpmで30分回転させた後のカールの伸びを観察
し、次式によりセット保持力を求め、それを下記の評価
基準にしたがって評価した。
【0060】セット保持力=(L−L1 )/(L−
0 )×100(%) (式中、L :最初の毛束長(18cm)、 L0 :ロッドをはずしたときの毛束長、 L1 :恒温恒湿箱内で30分回転させた後の毛束長 評価基準 ◎:80%以上 ○:60%以上80%未満 △:20%以上60%未満 ×:20%未満 (ii)洗髪性 セット保持力の評価対象とした毛髪と同様の毛髪にエア
ゾールタイプの毛髪化粧料を表裏から2秒間スプレー
し、ドライヤーで乾燥させ、次いでプレーンシャンプー
で軽く揉み洗いし、再度ドライヤーで乾燥させた。そし
て、この乾燥後の毛髪の洗髪性を、毛髪化粧料を適用す
ることなく同様にシャンプーして乾燥させた毛髪を対照
として、専門の女性パネル10名により次ぎのような基
準に基づいて官能評価した。
【0061】評価基準 ○:対照と同等 △:対照に比べてやや悪い ×:対照に比べて悪い 実施例2 シリコーン樹脂として、 (CH3 3 SiO1/2 単位:SiO2 単位 = 0.
8:1 からなる、平均式(CH3 1.33SiO1.34を有するシ
リコーン樹脂を使用した以外は実施例1と同様にしてエ
アゾールタイプの毛髪化粧料を調製し、そのセット保持
力と洗髪性を評価した。この結果も表1に示した。
【0062】比較例1 (メタ)アクリル系共重合体に代えて、ポリビニルピロ
リドン(PVP)と酢酸ビニル(VAc)の共重合体
(PVP/VAc=6/4)を使用する以外は実施例1
と同様にしてエアゾールタイプの毛髪化粧料を調製し、
そのセット保持力と洗髪性を評価した。この結果も表1
に示した。
【0063】比較例2 (メタ)アクリル系共重合体に代えて、無水マレイン酸
エチルエステルとメチルビニルエーテルの共重合体を使
用する以外は実施例1と同様にしてエアゾールタイプの
毛髪化粧料を調製し、そのセット保持力と洗髪性を評価
した。この結果も表1に示した。
【0064】比較例3 (メタ)アクリル系共重合体を使用しない以外は実施例
1と同様にしてエアゾールタイプの毛髪化粧料を調製
し、そのセット保持力と洗髪性を評価した。この結果も
表1に示した。
【0065】比較例4 平均式(CH3 0.30(C6 5 0.85SiO1.43を有
するシリコーン樹脂に代えて、メチルフェニルポリシロ
キサン(信越シリコーン製、KF−50(1000c
s))を使用する以外は実施例1と同様にしてエアゾー
ルタイプの毛髪化粧料を調製し、そのセット保持力と洗
髪性を評価した。この結果も表1に示した。
【0066】比較例5 平均式(CH3 0.30(C6 5 0.85SiO1.43を有
するシリコーン樹脂に代えて、アモジメチコーン水性乳
濁液(東レシリコーン製、SM8702C)を使用する
以外は実施例1と同様にしてエアゾールタイプの毛髪化
粧料を調製し、そのセット保持力と洗髪性を評価した。
この結果も表1に示した。
【0067】比較例6 平均式(CH3 0.30(C6 5 0.85SiO1.43を有
するシリコーン樹脂に代えて、脂肪族アルコール性ポリ
シロキサン(一般式: )を使用す
る以外は実施例1と同様にしてエアゾールタイプの毛髪
化粧料を調製し、そのセット保持力と洗髪性を評価し
た。この結果も表1に示した。
【0068】
【表1】 表1から、本発明の実施例の毛髪化粧料は、良好な洗髪
性を保持しつつ優れたセット保持力を有していることが
わかる。
【0069】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料によれば、LPG等
の噴射剤を使用した場合でも優れたセット保持力を得、
毛髪に良好な感触やつやを付与し、セット直後の良好な
整髪状態を保持することが可能となる。特に、良好な洗
髪性を保持しつつ、外力を受けても容易にはセットした
髪形が崩れないという優れたセット保持力を得ることが
可能となる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】評価基準 ○:対照と同等 △:対照に比べてやや悪い ×:対照に比べて悪い 実施例2 シリコーン樹脂として、 (CHSiO1/2単位:SiO単位= 0.
8:1 からなる、平均式(CH1.33SiO1.34
有するシリコーン樹脂(分子量約3000)を使用した
以外は実施例1と同様にしてエアゾールタイプの毛髪化
粧料を調製し、そのセット保持力と洗髪性を評価した。
この結果も表1に示した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】比較例4実施例1で使用した、 平均式(CH0.30(C
0.85SiO1.43を有するシリコーン樹脂
に代えて、メチルフェニルポリシロキサン(信越シリコ
ーン製、KF−50(1000cs))を使用する以外
は実施例1と同様にしてエアゾールタイプの毛髪化粧料
を調製し、そのセット保持力と洗髪性を評価した。この
結果も表1に示した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】比較例5実施例1で使用した、 平均式(CH0.30(C
0.85SiO1.43を有するシリコーン樹脂
に代えて、アモジメチコーン水性乳濁液(東レシリコー
ン製、SM8702C)を使用する以外は実施例1と同
様にしてエアゾールタイプの毛髪化粧料を調製し、その
セット保持力と洗髪性を評価した。この結果も表1に示
した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】比較例6実施例1で使用した、 平均式(CH0.30(C
0.85SiO1.43を有するシリコーン樹脂
に代えて、脂肪族アルコール性ポリシロキサンを使用す
る以外は実施例1と同様にしてエアゾールタイプの毛髪
化粧料を調製し、そのセット保持力と洗髪性を評価し
た。この結果も表1に示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の平均式(A) 【化1】 (式中、Rはアルキル基又はアリール基を表し、nは
    1.0〜1.8の数値を表す)を単位とするシリコーン
    樹脂の少なくとも一種と、以下に示す(a)〜(d)の
    モノマーからなる共重合体とを含有することを特徴とす
    る毛髪化粧料: (a)次式(I ) 【化2】 (式中、R1 は水素又はメチル基、R2 びR3 は独立的
    に水素又は炭素数4〜12のアルキル基であるか、また
    はR2 とR3 が隣接する窒素原子と共に形成した環を表
    す)で表されるアクリルアミド系又はメタクリルアミド
    系モノマー30〜80重量%; (b)次式(II) 【化3】 (式中、R1 は水素又はメチル基、R4 は炭素数1〜4
    のアルキル基を表す)で表されるアクリル酸エステル系
    又はメタクリル酸エステル系モノマー5〜45重量%; (c)次式(III ) 【化4】 (式中、R1 は水素又はメチル基、R5 は炭素数2〜3
    のアルキレン基、R6 及びR7 は独立的にメチル基又は
    エチル基を表し、aは0又は1を表す)で表される第三
    級アミノ基を有するアクリル酸エステル系若しくはメタ
    クリル酸エステル系モノマー及び/又はアクリルアミド
    系若しくはメタクリルアミド系モノマー2〜30重量
    %;及び (d)次式(IV) 【化5】 (式中、R1 は水素又はメチル基、R8 及びR9 は独立
    的に炭素数2〜4のアルキレン基、R10は水素又はメチ
    ル基、b及びcは独立的に0〜50の整数を表し、但し
    b及びcは同時に0とはならない)で表されるアクリル
    酸エステル系又はメタクリル酸エステル系モノマー0〜
    30重量%。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003012465A (ja) * 2001-06-26 2003-01-15 Kao Corp 毛髪化粧料

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