JPH06258772A - ロールフィルムの接合方法及び接合解除方法 - Google Patents

ロールフィルムの接合方法及び接合解除方法

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JPH06258772A
JPH06258772A JP4647793A JP4647793A JPH06258772A JP H06258772 A JPH06258772 A JP H06258772A JP 4647793 A JP4647793 A JP 4647793A JP 4647793 A JP4647793 A JP 4647793A JP H06258772 A JPH06258772 A JP H06258772A
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JP
Japan
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roll film
roll
joining
film
films
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JP4647793A
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English (en)
Inventor
Takashi Nakamura
敬 中村
Hidetoshi Kawasaki
英敏 河崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラボにおける諸工程を通じて十分な接合強度
を保持することができるロールフィルムの接合方法、及
び各ロールフィルムの長さを変えることなく前記ロール
フィルムの接合を簡単に解除できるロールフィルムの接
合解除方法を得る。 【構成】 ロールフィルム10の後端部とロールフィル
ム12の先端部とを当該両者が一直線になるように重ね
た後、この重なり部分に両者を貫通する丸孔14を穿設
し、この丸孔14内に矢印Aで示すように溶融樹脂を流
し込み固化させる。このため、接着テープにより接合さ
れた場合に比較して接合部(固化後の樹脂)のフィルム
表面からの突出寸法を小さくすることができると共に、
両フィルム10,12が十分な強度をもって接合され
る。また、接合部分の全体を打ち抜き除去することによ
り、両者の長さを変えることなく接合を解除できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールフィルムの接合
方法及び接合解除方法に関する。
【0002】
【従来の技術】撮影済みのロールフィルムは、カートリ
ッジから引き出された後、現像機によって、現像処理が
行なわれ、ネガフィルムとなる。この現像済のロールフ
ィルムは、プリントのため、プリンターで焼き付け処理
される。
【0003】特に、大ラボでは、何本ものロールフィル
ムを接合し、一本物のロールフィルムとして、自動現像
機,あるいはプリンタで処理することが多く、従来は、
第1のロールフィルムの後端部と第2のロールフィルム
の先端部とを重ね合わせ、この重ね合わせた部分に紙製
の接着テープ等を巻いてロールフィルム同士を接合して
いた。そして、ネガ現像,及びプリント処理後、フィル
ムの接合部を切り落として接合を解除していた。しか
し、この方法では、接着テープ等が他の部分より突出
し、この突出部分が現像機の処理層内や乾燥器内を搬送
される際に各所と接触,衝突し、その結果、接着テープ
が損傷,切断または剥離しやすくなり、フィルム同士の
接合が搬送中に解除されるおそれがあった。
【0004】かかる問題点を解決すべく、本願出願人
は、「ロールフィルムの後端と他のロールフィルムの先
端とをそれぞれの舌状片を切り落として突き合わせた
後、接合テープを用いて両ロールフィルムを接合するロ
ールフィルムの接合方法」を提案した(特開平4−15
1150号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】確かに、上記特開平4
−151150号公報のロールフィルムの接合方法によ
れば、ラボにおける現像,露光補正,プリント,カート
リッジ巻き込みの諸工程を通じて十分な接合強度を保持
することができるが、ロールフィルムの接合方法として
は、今やこれだけでは満足できるものとは言えない。
【0006】即ち、プリントは焼き増し等,何回か繰り
返し行なうことが多く、接合・解除によってロールフィ
ルムの長さが変わらないことが望ましい。また、プリン
ト後のネガフィルムを収納するカートリッジであって、
このカートリッジにプリント条件その他の情報を磁気記
録等により記録させ、ネガフィルムの保存,取り扱いの
容易化を図るものが提案されており(特開平1−279
250号等)、かかるカートリッジの使用を能率良くす
るには、ロールフィルムの長さを変えずに両端の舌状部
をそのまま残すことが望ましい。さらに、「写るんです
・エコノショット」〔富士写真フイルム株式会社製商品
名(登録商標)〕では、規定のロールフィルムの長さに
対して、そのフィルム端部近傍に3コマが余分に撮影で
きる仕組みになっているため、ロールフィルムの接合及
び接合解除を端部を切断することなく通常のプリント又
はリプリントすることが望まれる。
【0007】しかしながら、上記特開平4−15115
0号公報記載のロールフィルムの接合方法では、両ロー
ルフィルムの突き合わせに先立ちロールフィルムの後端
と他のロールフィルムの先端とにそれぞれある舌状片を
切り落とす必要があり、各ロールフィルムの長さを元の
長さに保つことは不可能である。
【0008】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、特にラボにおける現像,露光
補正,プリント,カートリッジ巻き込みの諸工程を通じ
て十分な接合強度を保持することができるロールフィル
ムの接合方法、及び各ロールフィルムの長さを変えるこ
となく前記ロールフィルムの接合を簡単に解除できるロ
ールフィルムの接合解除方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
第1のロールフィルムと第2のロールフィルムとを接合
するロールフィルムの接合方法であって、前記第1のロ
ールフィルムの後端部と前記第2のロールフィルムの先
端部とを当該両ロールフィルムが一直線になるように重
ねた後、この重なり部分に当該両ロールフィルムを貫通
する貫通孔を少なくとも一つ穿設し、この貫通孔内に溶
融樹脂を流し込み固化させることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、第1のロールフィ
ルムと第2のロールフィルムとを接合するロールフィル
ムの接合方法であって、前記第1のロールフィルムの後
端部と前記第2のロールフィルムの先端部とを当該両ロ
ールフィルムが一直線になるように重ねた後、この重な
り部分に当該両ロールフィルムを貫通する貫通孔を少な
くとも一つ穿設し、この貫通孔内に樹脂から成る棒状の
接合部材を挿通し、当該接合部材に軸方向の圧縮力を加
えつつ加熱して結果的に該接合部材の両端に軸直交方向
外方に突出した脱落防止用の第1,第2のストッパを形
成することを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、第1のロールフィ
ルムと第2のロールフィルムとを接合するロールフィル
ムの接合方法であって、前記第1のロールフィルムの後
端部に貫通孔を少なくとも一つ穿設する工程と、これに
対応して前記第2のロールフィルムの先端部に貫通孔を
少なくとも一つ穿設する工程とを同時又は任意の順序で
実行した後、前記第1のロールフィルムに穿設された貫
通孔と前記第2のロールフィルムに穿設された貫通孔と
が少なくとも一箇所で一致する状態で前記第1のロール
フィルムの後端部と前記第2のロールフィルムの先端部
とを当該両ロールフィルムが一直線になるように重ね、
前記一致した貫通孔内にこの貫通孔内に溶融樹脂を流し
込み固化させることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、第1のロールフィ
ルムと第2のロールフィルムとを接合するロールフィル
ムの接合方法であって、前記第1のロールフィルムの後
端部に貫通孔を少なくとも一つ穿設する工程と、これに
対応して前記第2のロールフィルムの先端部に貫通孔を
少なくとも一つ穿設する工程とを同時又は任意の順序で
実行した後、前記第1のロールフィルムに穿設された貫
通孔と前記第2のロールフィルムに穿設された貫通孔と
が少なくとも一箇所で一致する状態で前記第1のロール
フィルムの後端部と前記第2のロールフィルムの先端部
とを当該両ロールフィルムが一直線になるように重ね、
前記一致した貫通孔内に樹脂から成る棒状の接合部材を
挿通し、当該接合部材に軸方向の圧縮力を加えつつ加熱
して結果的に該接合部材の両端に軸直交方向外方に突出
した脱落防止用の第1,第2のストッパを形成すること
を特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、ロールフィルムの
接合解除方法であって、請求項1ないし4記載のロール
フィルムの接合方法のいずれかによって接合された前記
両ロールフィルムの接合部分の全体を打ち抜き除去する
ことを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は、第1のロールフィ
ルムと第2のロールフィルムとを接合するロールフィル
ムの接合方法であって、前記第1のロールフィルムの後
端部と前記第2のロールフィルムの先端部とを当該両ロ
ールフィルムが一直線になるように重ねた後、この重な
り部分に当該両ロールフィルムを貫通する貫通孔を少な
くとも一つ穿設し、この貫通孔内に両端に係止片が設け
られた金属製の接合部材を挿入係合させることを特徴と
する。
【0015】請求項7記載の発明は、第1のロールフィ
ルムと第2のロールフィルムとを接合するロールフィル
ムの接合方法であって、前記第1のロールフィルムの後
端部に貫通孔を少なくとも一つ穿設する工程と、これに
対応して前記第2のロールフィルムの先端部に貫通孔を
少なくとも一つ穿設する工程とを同時又は任意の順序で
実行した後、前記第1のロールフィルムに穿設された貫
通孔と前記第2のロールフィルムに穿設された貫通孔と
が少なくとも一箇所で一致する状態で前記第1のロール
フィルムの後端部と前記第2のロールフィルムの先端部
とを当該両ロールフィルムが一直線になるように重ね、
前記一致した貫通孔内に両端に係止片が設けられた金属
製の接合部材を挿入係合させることを特徴とする。
【0016】請求項8記載の発明は、ロールフィルムの
接合解除方法であって、請求項6又は7記載のロールフ
ィルムの接合方法によって接合された前記両ロールフィ
ルムから前記接合部材を除去することを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明では、第1のロールフィル
ムの後端部と第2のロールフィルムの先端部とを当該両
ロールフィルムが一直線になるように重ねた後、この重
なり部分に当該両ロールフィルムを貫通する貫通孔を少
なくとも一つ穿設し、この貫通孔内に溶融樹脂を流し込
み固化させる。このため、第1のロールフィルムと第2
のロールフィルムが接着テープにより接合された場合に
比較して接合部(固化後の樹脂)のロールフィルム表面
からの突出寸法を小さくすることができると共に、固化
後の樹脂によって両ロールフィルムが十分な強度をもっ
て接合される。従って、ラボにおける現像,露光補正,
プリント,カートリッジ巻き込みの諸工程を通じて十分
な接合強度を保持することができ、第1のロールフィル
ムと第2のロールフィルムの接合が解除されることが殆
どない。
【0018】一方、これら第1のロールフィルムと第2
のロールフィルムの接合は、外力により強制的に剥離し
たり、接合部を加熱して樹脂を再溶融したりして両ロー
ルフィルムの長さを変えることなく、解除することがで
きる。
【0019】請求項2記載の発明では、第1のロールフ
ィルムの後端部と第2のロールフィルムの先端部とを当
該両ロールフィルムが一直線になるように重ねた後、こ
の重なり部分に当該両ロールフィルムを貫通する貫通孔
を少なくとも一つ穿設し、この貫通孔内に樹脂から成る
棒状の接合部材を挿通し、当該接合部材に軸方向の圧縮
力を加えつつ加熱して結果的に該接合部材の両端に軸直
交方向外方に突出した脱落防止用の第1,第2のストッ
パを形成する。このため、接合部材によって第1のロー
ルフィルムと第2のロールフィルムが十分な強度をもっ
て接合される。従って、ラボにおける現像,露光補正,
プリント,カートリッジ巻き込みの諸工程を通じて十分
な接合強度を保持することができ、第1のロールフィル
ムと第2のロールフィルムの接合が解除されることが殆
どない。
【0020】一方、これら第1のロールフィルムと第2
のロールフィルムの接合は、外力により強制的に剥離し
たり、接合部材を剪断力により切断したり、接合部材に
熱を加えて溶融したりして、両ロールフィルムの長さを
変えることなく、解除することができる。
【0021】請求項3記載の発明では、第1のロールフ
ィルムの後端部に貫通孔を少なくとも一つ穿設する工程
と、これに対応して第2のロールフィルムの先端部に貫
通孔を少なくとも一つ穿設する工程とを同時又は任意の
順序で実行した後、前記第1のロールフィルムに穿設さ
れた貫通孔と前記第2のロールフィルムに穿設された貫
通孔とが少なくとも一箇所で一致する状態で前記第1の
ロールフィルムの後端部と前記第2のロールフィルムの
先端部とを当該両ロールフィルムが一直線になるように
重ね、前記一致した貫通孔内にこの貫通孔内に溶融樹脂
を流し込み固化させる。このため、第1のロールフィル
ムと第2のロールフィルムが接着テープにより接合され
た場合に比較して接合部(固化後の樹脂)のロールフィ
ルム表面からの突出寸法を小さくすることができると共
に、個化後の樹脂によって両ロールフィルムが十分な強
度をもって接合される。従って、ラボにおける現像,露
光補正,プリント,カートリッジ巻き込みの諸工程を通
じて十分な接合強度を保持することができ、第1のロー
ルフィルムと第2のロールフィルムの接合が解除される
ことが殆どない。
【0022】一方、これら第1のロールフィルムと第2
のロールフィルムの接合は、外力により強制的に剥離し
たり、接合部を加熱して樹脂を再溶融したりして両ロー
ルフィルムの長さを変えることなく、解除することがで
きる。
【0023】請求項4記載の発明では、第1のロールフ
ィルムの後端部に貫通孔を少なくとも一つ穿設する工程
と、これに対応して第2のロールフィルムの先端部に貫
通孔を少なくとも一つ穿設する工程とを同時又は任意の
順序で実行した後、前記第1のロールフィルムに穿設さ
れた貫通孔と前記第2のロールフィルムに穿設された貫
通孔とが少なくとも一箇所で一致する状態で前記第1の
ロールフィルムの後端部と前記第2のロールフィルムの
先端部とを当該両ロールフィルムが一直線になるように
重ね、前記一致した貫通孔内に樹脂から成る棒状の接合
部材を挿通し、当該接合部材に軸方向の圧縮力を加えつ
つ加熱して結果的に該接合部材の両端に軸直交方向外方
に突出した脱落防止用の第1,第2のストッパを形成す
る。このため、接合部材によって第1のロールフィルム
と第2のロールフィルムが十分な強度をもって接合され
る。従って、ラボにおける現像,露光補正,プリント,
カートリッジ巻き込みの諸工程を通じて十分な接合強度
を保持することができ、第1のロールフィルムと第2の
ロールフィルムの接合が解除されることが殆どない。
【0024】一方、これら第1のロールフィルムと第2
のロールフィルムの接合は、外力により強制的に剥離し
たり、接合部材を剪断力により切断したり、接合部材を
熱を加えて溶融したりして、両ロールフィルムの長さを
変えることなく、解除することができる。
【0025】請求項5記載の発明では、請求項1ないし
4記載のロールフィルムの接合方法のいずれかによって
接合された前記両ロールフィルムの接合部分の全体を打
ち抜き除去する。このため、第1のロールフィルムと第
2のロールフィルムの接合を両者の長さを変える事無く
解除できる。従って、プリント処理後のロールフィルム
をカートリッジに保存収納するのに好適である。
【0026】請求項6記載の発明では、第1のロールフ
ィルムの後端部と第2のロールフィルムの先端部とを当
該両ロールフィルムが一直線になるように重ねた後、こ
の重なり部分に当該両ロールフィルムを貫通する貫通孔
を少なくとも一つ穿設し、この貫通孔内に両端に係止片
が設けられた金属製の接合部材を挿入係合させる。この
ため、第1のロールフィルムと第2のロールフィルムが
十分な強度をもって且つ簡単に接合される。従って、ラ
ボにおける現像,露光補正,プリント,カートリッジ巻
き込みの諸工程を通じて十分な接合強度を保持すること
ができ、第1のロールフィルムと第2のロールフィルム
の接合が解除されることが殆どない。
【0027】請求項7記載の発明では、第1のロールフ
ィルムの後端部に貫通孔を少なくとも一つ穿設する工程
と、これに対応して第2のロールフィルムの先端部に貫
通孔を少なくとも一つ穿設する工程とを同時又は任意の
順序で実行した後、前記第1のロールフィルムに穿設さ
れた貫通孔と前記第2のロールフィルムに穿設された貫
通孔とが少なくとも一箇所で一致する状態で前記第1の
ロールフィルムの後端部と前記第2のロールフィルムの
先端部とを当該両ロールフィルムが一直線になるように
重ね、前記一致した貫通孔内に両端に係止片が設けられ
た金属製の接合部材を挿入係合させる。このため、接合
部材によって第1のロールフィルムと第2のロールフィ
ルムが十分な強度をもって且つ簡単に接合される。従っ
て、ラボにおける現像,露光補正,プリント,カートリ
ッジ巻き込みの諸工程を通じて十分な接合強度を保持す
ることができ、第1のロールフィルムと第2のロールフ
ィルムの接合が解除されることが殆どない。
【0028】請求項8記載の発明では、請求項6又は7
記載のロールフィルムの接合方法によって接合された前
記両ロールフィルムから前記接合部材を除去する。この
ため、両ロールフィルムの長さを変えることなく、両者
の接合を簡単に解除することができる。従って、プリン
ト処理後のロールフィルムをカートリッジに保存収納す
るのに好適である。
【0029】なお、従来、一のロールフィルムと他のロ
ールフィルムを接合する際にこれらのロールフィルムの
先端,後端をそれぞれカットして接合部前面を当該各フ
ィルムの長手方向に直角にして接合していたが、本発明
(請求項1ないし4、請求項6ないし7記載の発明)で
は、かかる先端,後端のカットを行わずに原形のまま、
第1のロールフィルムの後端部と第2のロールフィルム
の先端部とを接合することが好ましい。また、本発明
(請求項1ないし4、請求項6ないし7記載の発明)で
は、第1のロールフィルムの後端部と第2のロールフィ
ルムの先端部とを重ねるに際し、いずれが上方になるよ
うに重ねても良いが、現像機内等の搬送方向等を考慮し
て決定することが望ましい。
【0030】また、上記請求項3ないし4、及び請求項
7記載の発明では、第1のロールフィルムの後端部に貫
通孔を少なくとも一つ穿設する工程と、これに対応して
第2のロールフィルムの先端部に貫通孔を少なくとも一
つ穿設する工程とは、ラボにおける現像工程の前後いず
れにおいて行ってもよく、従って、ロールフィルムとし
てネガフィルムの他、製造段階で前記貫通孔が穿設され
た生フィルムを使用することもできる。
【0031】
【実施例】
《第1実施例》以下、本発明の第1実施例を図1ないし
図4に基づいて説明する。
【0032】[第1工程]図1に示されるように、第2
のロールフィルム12の先端部12A上に第1のロール
フィルム10の後端部10Aを当該両ロールフィルム1
0,12が一直線になるようにして重ねる。なお、図1
と反対に第1のロールフィルム10の後端部10Aの上
に第2のロールフィルムの先端部12Aを重ねてもよ
い。
【0033】ここで、ロールフィルム10,12として
は、100μmのポリエチレンテレフタート(PET)
ベースを有し、このベースの表面(図1における紙面手
前側の面)に塗布されたフジカラー400G感光材料
(商品名)により乳剤層,保護膜が形成され、裏面(図
1における紙面後側の面)にハレーション防止層が形成
された35mm幅の写真フィルムが使用されている。な
お、これらのロールフィルム10,12としては、50
〜170μm,好ましくは80〜130μmのフィルム
ベース〔ポリカーボネートベース,ポリエチレンテレフ
タートベースあるいはトリ・アセテート(TAC)ベー
ス〕の写真フィルムを使用してもよい。
【0034】[第2工程]図2に示されるように、両ロ
ールフィルム10,12の重なり部分に、所定間隔を隔
てて、当該両ロールフィルム10,12を貫通する直径
4mmの2つの貫通孔としての丸孔14,16を図示し
ない孔明け装置を用いて同時又は任意の順序で穿設す
る。
【0035】[第3工程]図3に示されるように、図2
の状態の両ロールフィルム10,12を、一方(図3に
おける上方)のスポット型18と他方(図3における下
方)のスポット型20とで挟持する。この際、これらの
スポット型18,20に相互に対向してそれぞれ設けら
れた凹部18A及び凹部20A(これらの凹部は最大直
径Lが12mmとされている)の中心と第2工程で両ロ
ールフィルム10,12に穿設された丸孔,例えば丸孔
14の中心とが略一致するように位置決めする必要があ
る。なお、第2工程から第3工程に移行する際に、接着
力の弱い接着手段を用いて両ロールフィルム10,12
を仮止めするようにしてもよい。
【0036】そして、一方のスポット型18に凹部18
Aに対応して形成された樹脂流路18Bを介して溶融し
たホットメルト樹脂を所定量(丸孔14の内容積より幾
分多い量)図3に矢印Aで示すように丸孔14内に流し
込む。一定時間後、この流し込まれたホットメルト樹脂
が冷却固化して、図4に示されるような接合後のリベッ
トのような形の接合部材22Aとなる。
【0037】同様に、丸孔16に流し込まれたホットメ
ルト樹脂が冷却固化して図4に示されるような接合後の
リベットのような形の接合部材22Bとなる。
【0038】図4の状態では、第1のロールフィルム1
0と第2のロールフィルム12とが接合部材22Aと接
合部材22Bとによって強固に接合される。
【0039】ここで、本発明で言うホットメルト樹脂と
は、銀塩写真系で使用することから処理液の処理温度,
乾燥温度以下では固体であり、且つ銀塩写真系のフィル
ムを構成する各種支持体(TAC,PETなど)が溶け
始める温度より低い温度で流体となる性質を有する樹脂
をいい、より具体的には50℃未満で固体で且つ50℃
〜300℃(より好ましくは70℃〜200℃)で流体
となる樹脂をいう。
【0040】ホットメルト樹脂としては、上記条件を具
備する樹脂であればよく、単一樹脂、混合樹脂、可塑剤
を含有する樹脂のいずれでも使用できる。なお、単一樹
脂でも分子量によって流体である温度領域が異なるの
で、上記条件を満たす分子量のものを選べばよい。
【0041】ホットメルト樹脂の具体例としては、エチ
レン酢酸ビニル樹脂(EVA),ポリアミド,ポリエス
テル,ポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP)
などが使用できる。ポリエチレンについては、低分子量
(分子量=200〜2000)のもの、ポリプロピレン
については無延伸のポリプロピレン(CPP)などが使
用し易い。また、エチレン酢酸ビニル樹脂には、塩化ビ
ニル1〜20%を含有した混合樹脂がよい。
【0042】樹脂に入れる可塑剤としては、トリクレジ
ルホスフェート,ジブチルテレフタレートなどが使用で
きる。
【0043】更には、合成ゴムを含有する混合樹脂も使
用できる。具体的には、ニトリルゴムとフェノール樹脂
との混合樹脂,クロロプレンゴムとポリエチレンの混合
樹脂などがある。
【0044】[第4工程]次に、先端直径6mmの図示
しない打ち抜き工具を用いて接合部材22A,22Bを
含む領域を打ち抜くことにより、両ロールフィルム1
0,12の接合を両者の長さを変えることなく簡単に解
除できる。なお、上述した仮止めを施した場合であって
も、接着力が弱いので両ロールフィルム10,12の接
合容易に解除できる。
【0045】第1のロールフィルム10と第2のロール
フィルム12の接合及び接合解除を数回繰り返す場合に
は、第2回目に際し、上記第1ないし第4工程の後、上
記第1工程と同様に、第2のロールフィルム12の先端
部12Aの上に、第1のロールフィルム10の後端部1
0Aを重ねる。この際、上記第4工程で打ち抜かれ第1
のロールフィルム10,第2のロールフィルム12にそ
れぞれ形成された直径6mmの丸孔(図示せず)が相互
に重なるように位置決めする必要があるが、この位置決
めに際し、ロールフィルム10,12の幅方向両端に設
けられたパーフォレーションを基準とする。
【0046】そして、上記第3工程と同様にして、直径
6mmの丸孔内にホットメルト樹脂を流し込み、冷却固
化して、接合部材22A,22Bより一回り大きい接合
部材を形成し、当該接合部材によって第1のロールフィ
ルム10と第2のロールフィルム12とを接合する。
【0047】次に、先端直径8mmの図示しない打ち抜
き工具を用いて接合部材を含む領域を打ち抜くことによ
り、両ロールフィルム10,12の接合を両者の長さを
変えることなく簡単に解除できる。
【0048】以下、3回目以降上記第2回目と同様の手
順により、第1のロールフィルム10と第2のロールフ
ィルム12の接合及び接合解除を行なう。なお、丸孔は
直径が2mmづつ大きいものを順次穿設するものとす
る。
【0049】このようにして、リプリント3回を想定
し、第1のロールフィルム10と第2のロールフィルム
12の接合・接合解除を4回繰り返し、引張試験機によ
り接合強度を測定した結果、第1回目が12.5kg,
第4回目が16.3kgであった。このことから、第2
回目,第3回目は、12.5kg〜16.3kgの接合
強度となることが容易に想像できる。
【0050】通常、引張試験機により測定した強度が
1.2kg以上あれば十分であるから、本第1実施例の
場合には十分な接合強度を確保できることがわかる。
【0051】また、上記方法によりロールフィルム1
0,12を接合し、富士写真フイルム(株)製自動現像
機FNCP−600II(商品名)で標準処理した結果、
搬送中にロールフィルム10,12の接合が解除されな
いことが確認できた。なお、ラボにおける緒工程の内搬
送時にロールフィルムに大きな張力が作用するのは、現
像工程であるから上記接合強度は、ラボにおける現像,
露光補正,プリント,カートリッジ巻き込みの諸工程を
通じて十分なものであることが分かる。
【0052】上記第1実施例においては、第1のロール
フィルム10と第2のロールフィルム12の接合は、外
力により強制的に剥離したり、接合部を加熱して樹脂か
ら成る接合部材22A,22Bを再溶融したりして解除
してもよく、このようにしても両ロールフィルムの長さ
を変えることなく、接合を解除することができる。
【0053】なお、図2において、符号17A,17B
は、3回目の接合解除の際に穿設される4回目の接合の
ための直径10mmの丸孔を示す。
【0054】上記第1実施例の第2工程で、丸孔14,
16に代えて図5に示されるような一辺4mmの角孔2
4,26を穿設し、その他上記と同様にしてロールフィ
ルム10,12を接合し引張試験機により接合強度を測
定した結果、13.7kgであった。この場合も、十分
な接合強度を確保できることがわかる。この場合、ロー
ルフィルム10,12の接合を解除するには、先端が角
孔24,26より一回り大きい例えば一辺6mmの正方
形状の打ち抜き工具を用いて打ち抜けばよい。数回接合
・接合解除を繰り返すには、1辺が2mmづつ大きな正
方形の先端形状を有する打ち抜き工具を用いて一回り大
きい角孔を順次穿設するようにすればよい。
【0055】《第2実施例》次に、本発明の第2実施例
を図6ないし図7に基づいて説明する。ここで、前述し
た第1実施例と同一の構成部分については同一の符号を
付すものとする。
【0056】この第2実施例は、前述した第1実施例と
第1,第2工程は同一であるが、第3工程が以下のよう
に異なる。
【0057】[第3工程]図6に示されるように、図2
に示す第2工程で両ロールフィルム10,12に穿設さ
れた丸孔,例えば14内に、棒状の樹脂からなる接合部
材28を挿入し、図示しないプレス装置に設けられた一
方(図6における上方)のヒータ兼用押圧治具30と他
方(図6における下方)のヒータ兼用押圧治具32とを
用いて、接合部材28に軸方向の圧縮力を加えつつ(図
6矢印B,C参照)加熱する。
【0058】この結果、図7に示されるように、接合部
材28の両端に軸直交方向外方に突出した脱落防止用の
第1,第2のストッパ28A,28Bが形成され、第1
のロールフィルム10と第2のロールフィルム12とが
接合部材28によって接合される。丸孔16内にもこれ
と同様にして接合部材28を挿入し、同様に軸方向の圧
縮力を加えつつ加熱すれば、当該接合部材28の両端に
脱落防止用の第1,第2のストッパ28A,28Bが形
成され、該接合部材28によって第1のロールフィルム
10と第2のロールフィルム12とが接合される。
【0059】第1のロールフィルム10と第2のロール
フィルム12の接合は、第1実施例と同一の第4工程を
経ることにより、両者の長さを変えることなく解除でき
る。
【0060】この場合も、引張試験機による試験の結
果、第1実施例と略同等の結果が得られた。
【0061】また、上記方法によりロールフィルム1
0,12を接合し、富士写真フイルム(株)製自動現像
機FNCP−600II(商品名)で標準処理した結果、
搬送中にロールフィルム10,12の接合が解除されな
いことが確認できた。従って、この接合強度はラボにお
ける現像,露光補正,プリント,カートリッジ巻き込み
の諸工程を通じて十分なものであることが分かる。
【0062】上記第2実施例において、第1のロールフ
ィルム10と第2のロールフィルム12の接合は、外力
により強制的に剥離したり、接合部材28を剪断力によ
り切断したり、接合部材28に熱を加えて溶融したりし
て、解除してもよい。このようにしても、両ロールフィ
ルム10,12の長さを変えることなく、解除すること
ができる。
【0063】なお、貫通孔としての丸孔の数及び配置は
上記第1,第2実施例で例示したものに限定されるもの
ではなく、第1のロールフィルム10の後端部10Aと
第2のロールフィルム12の先端部12Aとの重なり部
分に少なくとも一つ穿設すれば足りる。特に、貫通孔の
数を多くする場合には、現像機内で搬送中にロールフィ
ルムが切れたりしない程度の強度になるようにする必要
がある。また、貫通孔としては、丸孔,角孔の他、その
他の多角形状の孔を穿設するようにしてもよい。
【0064】《第3実施例》次に、本発明の第3実施例
を図8ないし図10に基づいて説明する。
【0065】以下、第3実施例を工程別に説明する。 [第1工程]図8に示されるように、第1のロールフィ
ルム10の後端部10Aに直径4mmの2つの貫通孔と
しての丸孔34A,36Aを穿設すると共に図9に示さ
れるように、第2のロールフィルム12の先端部12A
に、前記丸孔34A,36Aに対応して直径4mmの貫
通孔としての丸孔34B,36Bを穿設する。
【0066】ここで、第1のロールフィルム10と第2
のロールフィルム12の孔明けは、同時又は任意の順序
で行ってもよく、丸孔34A,36A、丸孔34B,3
6Bは、任意の順序で順次穿設しても良く、同時に穿設
しても良いが、作業効率を考慮すると位置決め機構を備
えた孔明け装置を用いて2個を同時に穿設することが好
ましい。
【0067】[第2工程]図10に示されるように、図
示しない受台上で、第2のロールフィルム12の先端部
12Aの上に、第1のロールフィルム10の後端部10
Aを当該両ロールフィルム10,12が一直線になるよ
うに且つ第2のロールフィルム12に穿設された丸孔3
4B,36Bと第1のロールフィルム10に穿設された
丸孔34A,36Aとが一致する(重なる)ようにして
重ねる。これらの丸孔の位置合わせは、第1工程で、ロ
ールフィルム10に丸孔34A,36Aを穿設し、ロー
ルフィルム12に丸孔34B,36Bを穿設する際に、
穿設された丸孔34A,34A相互の位置関係と丸孔3
4B,36B相互の位置関係とが同じになるようにして
おけば、ロールフィルム10,12が相互に一直線とな
るようにし、それぞれのロールフィルムの幅方向両端に
設けられたパーフォレーションを利用して丸孔同士を一
致させるだけで簡単にできる。
【0068】[第3工程]前述した第1実施例の第3工
程と同一の工程により、丸孔34A,34B、36A,
36B内に流し込まれたホットメルト樹脂が冷却固化し
て形成される接合後のリベットのような形の接合部材2
2A,接合部材22B(図4参照)によって、第1のロ
ールフィルム10と第2のロールフィルム12とが、接
合され、第1実施例と同様の効果が得られる。
【0069】ここで、第3工程として、第2実施例の第
3工程と同一の工程により前記接合部材28を用いて第
1のロールフィルム10と第2のロールフィルム12と
を接合するようにしてもよい。この場合には、第2実施
例と同一の効果が得られる。
【0070】[第4工程]前述した第1実施例,第2実
施例と同様に、先端直径6mmの図示しない打ち抜き工
具を用いて接合部材を含む領域を打ち抜くことにより、
両ロールフィルム10,12の接合を両者の長さを変え
ることなく簡単に解除できる。
【0071】ここで、第3工程で第1実施例の第3工程
と同一の工程を経た場合には、第1のロールフィルム1
0と第2のロールフィルム12の接合は、外力により強
制的に剥離したり、接合部を加熱して樹脂から成る接合
部材22A,22Bを再溶融したりして解除してもよ
く、このようにしても両ロールフィルムの長さを変える
ことなく、接合を解除することができる。
【0072】また、第3工程で第2実施例の第3工程と
同一の工程を経た場合には、第1のロールフィルム10
と第2のロールフィルム12の接合は、外力により強制
的に剥離したり、接合部材28を剪断力により切断した
り、接合部材28に熱を加えて溶融したりして、解除し
てもよい。このようにしても、両ロールフィルム10,
12の長さを変えることなく、解除することができる。
【0073】ロールフィルム10,12の接合方法及び
接合解除方法を数回繰り返す場合には、第1実施例で説
明したと同様に、第2回目では第1回目の接合解除のた
めにロールフィルム10,12に穿設された直径6mm
の丸孔を利用して上記第3工程と同様の工程により第1
のロールフィルム10と第2のロールフィルム12とを
接合し、以後2mmづつ直径の大きな丸孔を順次穿設し
ながら、接合解除,接合を繰り返せばよい。
【0074】このようにして、リプリント3回を想定
し、第1のロールフィルム10と第2のロールフィルム
12の接合・接合解除を4回繰り返せば、第1実施例で
説明したと同等の効果を得ることができる。
【0075】本第3実施例では、第1のロールフィルム
10の後端部10Aに丸孔34A,36Aを穿設し、こ
れに対応して第2のロールフィルム12の先端部12A
に丸孔34B,36Bを穿設する上記第1工程は、ラボ
における現像工程の前後いずれにおいて行ってもよく、
従って、ロールフィルム10,12としてネガフィルム
の他、製造段階で前記丸孔34A,36A、34B,3
6Bが穿設された生フィルムを使用することもできる。
【0076】なお、貫通孔としての丸孔の数及び配置は
上記第3実施例で例示したものに限定されるものではな
く、第1のロールフィルム10の後端部10Aに少なく
とも一つこれに対応して第2のロールフィルム12の先
端部12Aに少なくとも一つ穿設すれば足りる。特に、
貫通孔の数を多くする場合には、現像機内で搬送中にロ
ールフィルムが切れたりしない程度の強度になるように
する必要がある。
【0077】また、貫通孔としては、丸孔の他,三角
孔,四角孔,その他の多角形状の孔を穿設するようにし
てもよい。
【0078】《第4実施例》以下、本発明の第4実施例
を図11ないし図16に基づいて説明する。
【0079】[第1工程]図11に示されるように、第
1のロールフィルム10の後端部10Aに2個一組の直
径4mmの貫通孔としての丸孔38A,38Aを3組穿
設すると共に、図12に示されるように、第2のロール
フィルム12の先端部12Aに、前記3組の丸孔38
A,38Aに対応して2個一組の直径4mmの貫通孔と
しての丸孔38B,38Bを3組穿設する。
【0080】ここで、第1のロールフィルム10と第2
のロールフィルム12の孔明けは、同時または任意の順
序で行なってもよい。また、丸孔38A,38A、丸孔
38B,38Bは、任意の順序で順次穿設しても良く、
同時に穿設しても良いが、作業効率を考慮すると位置決
め機構を備えた孔明け装置を用いて複数個を同時に穿設
することが好ましい。
【0081】[第2工程]図13に示されるように、図
示しない受台上で、第2のロールフィルム12の先端部
12Aの上に、第1のロールフィルム10の後端部10
Aを当該両ロールフィルム10,12が一直線になるよ
うに且つ第2のロールフィルム12に穿設された3組の
丸孔38B,38Bと第1のロールフィルム10に穿設
された3組の丸孔38A,38Aとが一致する(重な
る)ようにして重ねる。これらの丸孔の位置合わせは、
第1工程で、ロールフィルム10に3組の丸孔38A,
38Aを穿設し、ロールフィルム12に3組の丸孔38
B,38Bを穿設する際に、穿設された丸孔38A,3
8A相互の位置関係と丸孔38B,38B相互の位置関
係とが同じになるようにしておけば、ロールフィルム1
0,12が相互に一直線となるようにし、それぞれのロ
ールフィルムの幅方向両端に設けられたパーフォレーシ
ョンを利用して丸孔同士を一致させるだけで簡単にでき
る。
【0082】[第3工程]図15に示されるような略コ
字状の金属(変形が容易である)から成る接合部材40
の両脚部40A,40Bを図13の状態に重ねられたロ
ールフィルム10に穿設された各組の丸孔38A,38
Aへ同時に位置決めし、当該接合部材40の両脚部40
A,40Bをロールフィルム10,12にそれぞれ穿設
された各組の丸孔38A,38A、38B,38Bに同
時に打ち込み挿入する。これにより、接合部材40の両
脚部40A,40Bにそれぞれ内側へ向けて設けられた
係止片40C,40D(係止片40C、40D相互の間
隔が各組の丸孔38A,38A、38B,38B相互の
間隔よりやや広くなっている)が第2のロールフィルム
12の裏面側で当該ロールフィルム12に係合する。こ
のようにして、第1のロールフィルム10と第2のロー
ルフィルム12とが接合部材40によって接合される。
図14には、接合部材40によって接合された第1のロ
ールフィルム10と第2のロールフィルム12とが示さ
れている。
【0083】この場合、第1のロールフィルム10と第
2のロールフィルム12の接合は、図16に示されるよ
うな断面L字状の抜取治具42の先端42Aをフィルム
幅方向(図14矢印E,F参照)から接合部材40と第
1のロールフィルムとの間に挿入し、基端側の立ち上が
り部42Bを持ってフィルム直交方向に引き抜く(ある
いはてこの原理を利用して引き抜く)ことにより、両ロ
ールフィルム10,12の長さを変えることなく、容易
に解除することができる。
【0084】上記方法により、第1のロールフィルム1
0と第2のロールフィルム12とを接合し、引張試験機
により接合強度を測定した結果、10.1kgであっ
た。通常、引張試験機により測定した強度が1.2kg
以上あれば十分であるから、本第4実施例の場合にも十
分な接合強度を確保できることがわかる。
【0085】また、上記方法によりロールフィルム1
0,12を接合し、富士写真フイルム(株)製自動現像
機FNCP−600II(商品名)で標準処理した結果、
搬送中にロールフィルム10,12の接合が解除されな
いことが確認できた。従って、上記接合強度は、ラボに
おける現像,露光補正,プリント,カートリッジ巻き込
みの諸工程を通じて十分なものであることが分かる。
【0086】本第4実施例では、第1のロールフィルム
10の後端部10Aに丸孔34A,36Aを穿設し、こ
れに対応して第2のロールフィルム12の先端部12A
に丸孔34B,36Bを穿設する上記第1工程は、ラボ
における現像工程の前後いずれにおいて行ってもよく、
従って、ロールフィルム10,12としてネガフィルム
の他、製造段階で前記丸孔34A,36A、34B,3
6Bが穿設された生フィルムを使用することもできる。
【0087】上記実施例では、ロールフィルム10,1
2に予め孔を明けて接合部材40を挿入係合させている
ので、接合部材40の打ち込みに際してフィルム屑が生
じるのを防止することができ、また、接合部材40の抜
き取りに際してロールフィルム10,12が裂けるのを
防止することができる。なお、ロールフィルム10,1
2が裂けるのをより確実に防止するため、前記丸孔34
A,36A、34B,36Bの周囲を適当な部材を用い
て補強してもよい。
【0088】なお、接合部材40に代えてこれより、幅
の広い接合部材を用いれば接合力を高めることができる
が、この場合には、もっと柔らかい材質の金属で接合部
材を形成することが好ましい。
【0089】また、上記実施例では、2個一組の丸孔を
ロールフィルム10,12に穿設し、これに対応して図
15に示されるような形状の金属製の接合部材40を用
いる場合を例示したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、当該金属製の接合部材の形状を工夫すること
により一つの丸孔に挿入係合させたり、あるいは3個,
4個の丸孔に同時に挿入係合させることもできる。な
お、貫通孔としての丸孔の数及び配置は上記第4実施例
で例示したものに限定されるものではなく、貫通孔とし
ては、丸孔の他,三角孔,四角孔,その他の多角形状の
孔を穿設するようにしてもよい。
【0090】なお、上記第4実施例においては、第1工
程と第2工程の順序を入れ替えてもよい。この場合に
は、前述した第1実施例と同様に、先に第1のロールフ
ィルム10の後端部10Aと第2のロールフィルム12
の先端12Aとを重ね、この重なり部分に当該両ロール
フィルム10,12を貫通する接合部材40挿入用の貫
通孔を穿設するようにすればよい。
【0091】なお、上記第1ないし第4実施例において
は、第2のロールフィルム12の先端部12Aの上に第
1のロールフィルム10の後端部10Aを重ねる場合を
例示したが、この反対に第1のロールフィルム10の後
端部10Aの上に第2のロールフィルム12の先端部1
2Aを重ねるようにしてもよい。実際には、現像機内等
の搬送方向等を考慮していずれを上方にするべきかを決
定することが望ましい。
【0092】なお、上記第1ないし第4実施例では、本
発明に係る接合方法により接合された第1のロールフィ
ルム10と第2のロールフィルム12とを、富士写真フ
イルム(株)製自動現像機FNCP−600II(商品
名)で標準処理する場合を例示したが、ロールフィルム
10,12の処理に適用できる処理機はこれに限定され
るものではなく、例えばPhot.Sci. Eng.5, 48 〜54(196
1)に記載されたあらゆる形態の処理機での処理に適用す
ることができる。この内、ドラム処理機,ローラー自現
機(自動現像機),シネ式自現機,リーダーベルト方式
自現機,ローラー搬送自現機,開口率の小さい自現機,
開口率が小さくかつタンク液量も少ないスリット型自現
機,開口率が極端に小さい密閉式自現機、多室処理槽を
有する自現機等が特に好適である。これらの処理機に関
するドラム処理は写真工業12月号(1974)p.45に、ローラ
ー自現機は写真工業2月号(1975)p.71に、シネ式自現機
は写真工業3月号(1975)p.70に、リーダーベルト方式処
理は写真工業5月号(1975)p.36に、ローラー搬送自現機
は写真工業6月号(1975)p.41に、それぞれ記載されてい
る。
【0093】本発明に係る接合方法・接合解除方法が適
用されるロールフィルムは、片面(例えば表面)に感光
層が形成され、残りの片面(例えば裏面)に強磁性体を
塗布したものであってもよい(特開平4−32840号
等参照)。このようなロールフィルムの感光層には、製
造情報を画面枠外の部分に記録し、又強磁性体の塗布膜
から成る磁気記録層に撮影情報やプリント情報を記録す
ることができる(実開平1−131872号公報等参
照)。
【0094】また、本発明に係る接合方法・接合解除方
法が適用されるロールフィルムは、カメラ内で位置決め
容易な形状のカートリッジに収納して使用することがで
きる。
【0095】本発明に係る接合方法・接合解除方法が適
用されるロールフィルムの感光材料は上記実施例で例示
したフジカラー400G感光材料(商品名)に限定され
るものではなく、以下のような感光材料を使用すること
ができ、またその現像工程等における処理剤には以下の
ものが使用できる。
【0096】まず、感光材料について説明すると、ハロ
ゲン化銀感光材料は用途別ではアマチュア用,産業材料
用,医療用,科学用などがあり、処理方式別では白黒現
像用,カラー現像用,通常のネガタイプ処理方式,光・
反転によるポジ方式,化学反転によるポジ方式,乳剤に
反転機構を持たせたポジ方式拡散転写等によるポジ方式
が挙げられる。また、前記ロールフィルムに用いること
のできる感光材料としては、特開平3−33845号公
報第13頁〜第26頁に記載のものが挙げられる。
【0097】次に、処理剤について説明する。処理液種
としては白黒現像液,カラー現像液,漂白液,定着液,
漂白定着液,安定化液,その他停止液,中和液,硬膜
液,補力液,減力液,超増感液,調色液などが使用でき
る。
【0098】これらの処理液には目的に応じて各種の化
合物を含んだものを使用できる。例えば現像液では、白
黒現像主薬,カラー現像主薬,現像助剤,カブリ防止
剤,表面現像抑制剤,現像促進剤,キレート剤,緩衝
剤,保恒剤,析出防止剤,スラッジ防止剤,タール防止
剤などが添加できる。特殊な例としてDIR放出主薬、
色素現像主薬,カラープリカーサー主薬,減感剤,フエ
ロ焼防止剤,外型カプラー,競争カプラーなども添加で
きる。
【0099】これら以外にpHを調節するためのアルカ
リ剤,酸剤,表面張力を変えるための各種活性剤なども
加えることができる。これらの例は現像液以外に加えて
もよい。これら以外に蛍光増白剤,画像安定化剤,水切
り剤,防カビ剤,防菌剤なども加えることができる。こ
れらの処理剤を感光材料に適用して行う処理順序は規定
の順序でもよいし、場合によっては変えてもよい。ま
た、処理液としては、特開平3−33845号公報第9
頁〜第13頁に記載のものが使用できる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るロー
ルフィルムの接合方法によれば、当該方法により接合さ
れた第1のロールフィルムと第2のロールフィルムは、
ラボにおける現像,露光補正,プリント,カートリッジ
巻き込みの諸工程を通じて十分な接合強度を保持するこ
とができるという効果がある。また、本発明に係る接合
解除方法によれば、前記各ロールフィルムの長さを変え
ることなく両ロールフィルムの接合を簡単に解除するこ
とができ、焼き増し等を繰り返し行なう場合であっても
各ロールフィルムが短くなり過ぎるというようなことは
ない。特に、前述した特開平1−279250号等のフ
ィルム保存カートリッジに保存するような場合、ロール
フィルムを長尺のままカートリッジに巻き取ることがで
きるので、リプリント時における自動化を促進すること
ができ、ラボの生産性向上を図ることができる。
【0101】なお、本発明に係るロールフィルムの接合
方法及び解除方法は、現像処理液中で大きな張力下で搬
送されるロールフィルムに使用できる他、空気中で小さ
な張力下で搬送されるプリントあるいはリプリントのた
めの露光用ロールフィルムにも適用できることは勿論で
ある。特に、撮影コマ数を標準より増やしたロールフィ
ルムに本発明は好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の第1工程における第1のロールフ
ィルムと第2のロールフィルムを示す平面図である。
【図2】第1実施例の第2工程を示す平面図である。
【図3】第1実施例の第3工程を示す概略縦断面図であ
る。
【図4】第1実施例に係る接合方法により接合された第
1のロールフィルムと第2のロールフィルムを示す正面
図である。
【図5】第1実施例の変形例を示す平面図である。
【図6】第2実施例の第3工程を示す概略縦断面図であ
る。
【図7】第2実施例に係る接合方法により接合された第
1のロールフィルムと第2のロールフィルムを示す概略
縦断面図である。
【図8】第3実施例の第1工程における第1のロールフ
ィルムを示す平面図である。
【図9】第3実施例の第1工程における第2のロールフ
ィルムを示す平面図である。
【図10】第3実施例の第2工程を示す平面図である。
【図11】第4実施例の第1工程における第1のロール
フィルムを示す平面図である。
【図12】第4実施例の第1工程における第2のロール
フィルムを示す平面図である。
【図13】第4実施例の第2工程を示す平面図である。
【図14】第4実施例に係る接合方法により接合された
第1のロールフィルムと第2のロールフィルムを示す平
面図である。
【図15】第4実施例の第3工程を示す概略斜視図であ
る。
【図16】第4実施例に係る接合方法により接合された
ロールフィルムの接合解除に用いられる抜取治具を接合
部材と共に示す斜視図である。
【符号の説明】
10 第1のロールフィルム 10A 第1のロールフィルムの後端部 12 第2のロールフィルム 12A 第2のロールフィルムの先端部 14 丸孔(貫通孔) 16 丸孔(貫通孔) 24 角孔(貫通孔) 28 接合部材 28A 第1のストッパ 28B 第2のストッパ 38A 丸孔(貫通孔) 38B 丸孔(貫通孔) 40 接合部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のロールフィルムと第2のロールフ
    ィルムとを接合するロールフィルムの接合方法であっ
    て、 前記第1のロールフィルムの後端部と前記第2のロール
    フィルムの先端部とを当該両ロールフィルムが一直線に
    なるように重ねた後、この重なり部分に当該両ロールフ
    ィルムを貫通する貫通孔を少なくとも一つ穿設し、この
    貫通孔内に溶融樹脂を流し込み固化させることを特徴と
    するロールフィルムの接合方法。
  2. 【請求項2】 第1のロールフィルムと第2のロールフ
    ィルムとを接合するロールフィルムの接合方法であっ
    て、 前記第1のロールフィルムの後端部と前記第2のロール
    フィルムの先端部とを当該両ロールフィルムが一直線に
    なるように重ねた後、この重なり部分に当該両ロールフ
    ィルムを貫通する貫通孔を少なくとも一つ穿設し、この
    貫通孔内に樹脂から成る棒状の接合部材を挿通し、当該
    接合部材に軸方向の圧縮力を加えつつ加熱して結果的に
    該接合部材の両端に軸直交方向外方に突出した脱落防止
    用の第1,第2のストッパを形成することを特徴とする
    ロールフィルムの接合方法。
  3. 【請求項3】 第1のロールフィルムと第2のロールフ
    ィルムとを接合するロールフィルムの接合方法であっ
    て、 前記第1のロールフィルムの後端部に貫通孔を少なくと
    も一つ穿設する工程と、これに対応して前記第2のロー
    ルフィルムの先端部に貫通孔を少なくとも一つ穿設する
    工程とを同時又は任意の順序で実行した後、 前記第1のロールフィルムに穿設された貫通孔と前記第
    2のロールフィルムに穿設された貫通孔とが少なくとも
    一箇所で一致する状態で前記第1のロールフィルムの後
    端部と前記第2のロールフィルムの先端部とを当該両ロ
    ールフィルムが一直線になるように重ね、前記一致した
    貫通孔内にこの貫通孔内に溶融樹脂を流し込み固化させ
    ることを特徴とするロールフィルムの接合方法。
  4. 【請求項4】 第1のロールフィルムと第2のロールフ
    ィルムとを接合するロールフィルムの接合方法であっ
    て、 前記第1のロールフィルムの後端部に貫通孔を少なくと
    も一つ穿設する工程と、これに対応して前記第2のロー
    ルフィルムの先端部に貫通孔を少なくとも一つ穿設する
    工程とを同時又は任意の順序で実行した後、 前記第1のロールフィルムに穿設された貫通孔と前記第
    2のロールフィルムに穿設された貫通孔とが少なくとも
    一箇所で一致する状態で前記第1のロールフィルムの後
    端部と前記第2のロールフィルムの先端部とを当該両ロ
    ールフィルムが一直線になるように重ね、前記一致した
    貫通孔内に樹脂から成る棒状の接合部材を挿通し、当該
    接合部材に軸方向の圧縮力を加えつつ加熱して結果的に
    該接合部材の両端に軸直交方向外方に突出した脱落防止
    用の第1,第2のストッパを形成することを特徴とする
    ロールフィルムの接合方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4記載のロールフィルム
    の接合方法のいずれかによって接合された前記両ロール
    フィルムの接合部分の全体を打ち抜き除去することを特
    徴とするロールフィルムの接合解除方法。
  6. 【請求項6】 第1のロールフィルムと第2のロールフ
    ィルムとを接合するロールフィルムの接合方法であっ
    て、 前記第1のロールフィルムの後端部と前記第2のロール
    フィルムの先端部とを当該両ロールフィルムが一直線に
    なるように重ねた後、この重なり部分に当該両ロールフ
    ィルムを貫通する貫通孔を少なくとも一つ穿設し、この
    貫通孔内に両端に係止片が設けられた金属製の接合部材
    を挿入係合させることを特徴とするロールフィルムの接
    合方法。
  7. 【請求項7】 第1のロールフィルムと第2のロールフ
    ィルムとを接合するロールフィルムの接合方法であっ
    て、 前記第1のロールフィルムの後端部に貫通孔を少なくと
    も一つ穿設する工程と、これに対応して前記第2のロー
    ルフィルムの先端部に貫通孔を少なくとも一つ穿設する
    工程とを同時又は任意の順序で実行した後、 前記第1のロールフィルムに穿設された貫通孔と前記第
    2のロールフィルムに穿設された貫通孔とが少なくとも
    一箇所で一致する状態で前記第1のロールフィルムの後
    端部と前記第2のロールフィルムの先端部とを当該両ロ
    ールフィルムが一直線になるように重ね、前記一致した
    貫通孔内に両端に係止片が設けられた金属製の接合部材
    を挿入係合させることを特徴とするロールフィルムの接
    合方法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載のロールフィルムの
    接合方法によって接合された前記両ロールフィルムから
    前記接合部材を除去することを特徴とするロールフィル
    ムの接合解除方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010502777A (ja) * 2006-08-30 2010-01-28 イーストマン ケミカル カンパニー 酢酸ビニルポリマー組成物中の可塑剤としてのテレフタレート
US9388293B2 (en) 2005-08-12 2016-07-12 Eastman Chemical Company Polyvinyl chloride compositions

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JP2010502777A (ja) * 2006-08-30 2010-01-28 イーストマン ケミカル カンパニー 酢酸ビニルポリマー組成物中の可塑剤としてのテレフタレート

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