JPH06263672A - ビスフェノールfの製造方法 - Google Patents
ビスフェノールfの製造方法Info
- Publication number
- JPH06263672A JPH06263672A JP5053413A JP5341393A JPH06263672A JP H06263672 A JPH06263672 A JP H06263672A JP 5053413 A JP5053413 A JP 5053413A JP 5341393 A JP5341393 A JP 5341393A JP H06263672 A JPH06263672 A JP H06263672A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction
- phenol
- oxalic acid
- bisphenol
- reactor
- Prior art date
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-
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 触媒の再利用により、安価に生産性良くビス
フェノールFを製造する方法を提供する。 【構成】 シュウ酸触媒と未反応フェノールを回収し、
反応に再利用するビスフェノールFの製造方法、及び1
00〜190℃の温度で蒸留することにより、シュウ酸
と未反応フェノールを同時に回収し、反応に再利用する
ビスフェノールFの製造方法。
フェノールFを製造する方法を提供する。 【構成】 シュウ酸触媒と未反応フェノールを回収し、
反応に再利用するビスフェノールFの製造方法、及び1
00〜190℃の温度で蒸留することにより、シュウ酸
と未反応フェノールを同時に回収し、反応に再利用する
ビスフェノールFの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビスフェノールFの工業
的な製造方法に関する。ビスフェノールFはビスフェノ
ールAの代替として、またより低粘度の樹脂の原料とし
て広く用いられ、近年特に低粘度エポキシ樹脂の原料と
して安価な製造法の確立が望まれている。
的な製造方法に関する。ビスフェノールFはビスフェノ
ールAの代替として、またより低粘度の樹脂の原料とし
て広く用いられ、近年特に低粘度エポキシ樹脂の原料と
して安価な製造法の確立が望まれている。
【0002】
【従来の技術】一般にビスフェノールFは、フェノール
にホルムアルデヒドを加え、酸性触媒下で加熱し脱水縮
合させることで得られる。ここで、従来ビスフェノール
Fと称されるものは、4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ルメタン、汎用ビスフェノールF、高純度ビスフェノー
ルFの3種類に大別される。
にホルムアルデヒドを加え、酸性触媒下で加熱し脱水縮
合させることで得られる。ここで、従来ビスフェノール
Fと称されるものは、4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ルメタン、汎用ビスフェノールF、高純度ビスフェノー
ルFの3種類に大別される。
【0003】汎用ビスフェノールFは、2核体(4,
4’−ジヒドロキシジフェニルメタン、2,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルメタン、2,2’−ジヒドロキシジ
フェニルメタン)を88〜93重量%程度含み、他に未
反応のフェノール及びフェノールとホルムアルデヒドが
重縮合した3核体以上の成分を含む混合物である(三井
東圧化学製ビスフェノールF−Mが相当)。
4’−ジヒドロキシジフェニルメタン、2,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルメタン、2,2’−ジヒドロキシジ
フェニルメタン)を88〜93重量%程度含み、他に未
反応のフェノール及びフェノールとホルムアルデヒドが
重縮合した3核体以上の成分を含む混合物である(三井
東圧化学製ビスフェノールF−Mが相当)。
【0004】高純度ビスフェノールFは、粗ビスフェノ
ールF(ここでは汎用ビスフェノールFに相当)から2
核体成分を取り出して得られる物で、2核体を95重量
%以上含み、他に未反応のフェノール及びフェノールと
ホルムアルデヒドが重縮合した3核体以上の成分を少量
含む混合物である(三井東圧化学製ビスフェノールF−
ST、本州化学工業製ビスフェノールF−Dが相当)。
ールF(ここでは汎用ビスフェノールFに相当)から2
核体成分を取り出して得られる物で、2核体を95重量
%以上含み、他に未反応のフェノール及びフェノールと
ホルムアルデヒドが重縮合した3核体以上の成分を少量
含む混合物である(三井東圧化学製ビスフェノールF−
ST、本州化学工業製ビスフェノールF−Dが相当)。
【0005】特開昭55−124730号公報には、2
核体を88〜93重量%含有するビスフェノールFの製
造方法が開示されている。この方法によると、フェノー
ルとホルムアルデヒドとの反応モル比を25〜50とす
ることにより、エポキシ樹脂の原料として好適なビスフ
ェノールFが得られ、未反応フェノールは蒸留により回
収し、再び原料として使用可能であることが示されてい
る。しかし、シュウ酸の回収再利用については記載され
ていない。 特開平4−149145号公報には、多段
型反応器を用いた連続式反応において、第一段反応器で
の反応を攪拌状態で行い、かつ滞留時間を短くすること
によって効率良く2核体を得る方法が開示されている。
しかし、この報告においてもシュウ酸の回収再利用につ
いては記載されていない。従って、触媒の再利用により
安価に生産性良くビスフェノールFを製造する方法は、
未だ確立されていないのが現状である。
核体を88〜93重量%含有するビスフェノールFの製
造方法が開示されている。この方法によると、フェノー
ルとホルムアルデヒドとの反応モル比を25〜50とす
ることにより、エポキシ樹脂の原料として好適なビスフ
ェノールFが得られ、未反応フェノールは蒸留により回
収し、再び原料として使用可能であることが示されてい
る。しかし、シュウ酸の回収再利用については記載され
ていない。 特開平4−149145号公報には、多段
型反応器を用いた連続式反応において、第一段反応器で
の反応を攪拌状態で行い、かつ滞留時間を短くすること
によって効率良く2核体を得る方法が開示されている。
しかし、この報告においてもシュウ酸の回収再利用につ
いては記載されていない。従って、触媒の再利用により
安価に生産性良くビスフェノールFを製造する方法は、
未だ確立されていないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題を解決することにある。詳しくは、触媒の再利用
により安価に生産性良くビスフェノールFを製造する、
工業的に価値の高いビスフェノールFの製造方法を提供
することにある。
の問題を解決することにある。詳しくは、触媒の再利用
により安価に生産性良くビスフェノールFを製造する、
工業的に価値の高いビスフェノールFの製造方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
について鑑み鋭意検討した結果、シュウ酸の特性を用い
て反応後の精製を特定の条件で行うと、シュウ酸と未反
応フェノールが回収再利用できることを見いだし、本発
明を完成した。
について鑑み鋭意検討した結果、シュウ酸の特性を用い
て反応後の精製を特定の条件で行うと、シュウ酸と未反
応フェノールが回収再利用できることを見いだし、本発
明を完成した。
【0008】即ち、本発明の第一の態様は、シュウ酸触
媒存在下、フェノールとホルムアルデヒドとからビスフ
ェノールFを製造する方法において、シュウ酸と未反応
フェノールを回収し、反応に再利用することを特徴とす
るビスフェノールFの製造方法を提供するものである。
本発明の好ましい態様は、シュウ酸と未反応フェノー
ルを同時に回収することを特徴とする、本発明の第一の
態様によるビスフェノールFの製造方法である。
媒存在下、フェノールとホルムアルデヒドとからビスフ
ェノールFを製造する方法において、シュウ酸と未反応
フェノールを回収し、反応に再利用することを特徴とす
るビスフェノールFの製造方法を提供するものである。
本発明の好ましい態様は、シュウ酸と未反応フェノー
ルを同時に回収することを特徴とする、本発明の第一の
態様によるビスフェノールFの製造方法である。
【0009】以下、本発明の方法を詳細に説明する。本
発明によるビスフェノールFの製造方法では、フェノー
ル、ホルムアルデヒドおよび触媒としてのシュウ酸が、
別個にまたは混合状態にして第一段の反応器に供給さ
れ、反応液は第一段反応器において攪拌状態で縮合反応
する。その後、反応液は後段の反応器で順次に縮合反応
して反応を完結する。最終の反応器出口でのホルムアル
デヒド反応率は96%以上、好ましくは98%以上であ
る。96%未満であると収率が低下し、効率的でない。
反応器の数は、製造量及び反応時間によっても異なる
が、最終の反応器出口でのホルムアルデヒド反応率が9
6%以上になるように任意に選ぶことができる。
発明によるビスフェノールFの製造方法では、フェノー
ル、ホルムアルデヒドおよび触媒としてのシュウ酸が、
別個にまたは混合状態にして第一段の反応器に供給さ
れ、反応液は第一段反応器において攪拌状態で縮合反応
する。その後、反応液は後段の反応器で順次に縮合反応
して反応を完結する。最終の反応器出口でのホルムアル
デヒド反応率は96%以上、好ましくは98%以上であ
る。96%未満であると収率が低下し、効率的でない。
反応器の数は、製造量及び反応時間によっても異なる
が、最終の反応器出口でのホルムアルデヒド反応率が9
6%以上になるように任意に選ぶことができる。
【0010】ここに、ホルムアルデヒドの反応率の式を
示す。 C(%)=[(A−B)/A]×100 A =単位時間当たりのホルムアルデヒド量 B =単位時間当たりの未反応ホルムアルデヒド量 C(%)=ホルムアルデヒドの反応率 ホルムアルデヒドの分析は、一般的に知られている方法
であればどの方法でも良く、例えばヒドロキシルアミン
塩酸塩法でも良い。これは、ホルムアルデヒドとヒドロ
キシルアミン塩酸塩の反応で生じる塩酸をアルカリで滴
定して求める良く知られた方法である。
示す。 C(%)=[(A−B)/A]×100 A =単位時間当たりのホルムアルデヒド量 B =単位時間当たりの未反応ホルムアルデヒド量 C(%)=ホルムアルデヒドの反応率 ホルムアルデヒドの分析は、一般的に知られている方法
であればどの方法でも良く、例えばヒドロキシルアミン
塩酸塩法でも良い。これは、ホルムアルデヒドとヒドロ
キシルアミン塩酸塩の反応で生じる塩酸をアルカリで滴
定して求める良く知られた方法である。
【0011】反応は回分式でも連続式でも良い。反応条
件は目的に合った任意のものでありうる。例えば反応を
一段で行う場合、フェノール/ホルムアルデヒドのモル
比は、通常10〜50の範囲、好ましくは25〜35で
ある。純フェノールが固体であること、並びに好ましい
ホルムアルデヒドがホルマリンすなわちホルムアルデヒ
ドの水溶液であることから、フェノールは融解した状態
で使用し、フェノールとホルマリンとは別フィードにす
るのが好ましい。反応に供するホルムアルデヒドには、
ホルマリン、パラホルムアルデヒド等を用いることがで
きるが、ホルマリンを用いることが好ましい。
件は目的に合った任意のものでありうる。例えば反応を
一段で行う場合、フェノール/ホルムアルデヒドのモル
比は、通常10〜50の範囲、好ましくは25〜35で
ある。純フェノールが固体であること、並びに好ましい
ホルムアルデヒドがホルマリンすなわちホルムアルデヒ
ドの水溶液であることから、フェノールは融解した状態
で使用し、フェノールとホルマリンとは別フィードにす
るのが好ましい。反応に供するホルムアルデヒドには、
ホルマリン、パラホルムアルデヒド等を用いることがで
きるが、ホルマリンを用いることが好ましい。
【0012】触媒として用いるシュウ酸は、無水物ある
いは水和物であっても良い。触媒の使用量は反応に使用
するフェノールに対して通常0.01〜1.0重量%、
好ましくは0.1〜0.5重量%である。
いは水和物であっても良い。触媒の使用量は反応に使用
するフェノールに対して通常0.01〜1.0重量%、
好ましくは0.1〜0.5重量%である。
【0013】反応温度は通常40〜110℃、好ましく
は60〜90℃である。滞留時間は、反応器出口でのホ
ルムアルデヒド反応率が96%以上になるように適宜決
められる。反応圧力は特に制限はなく、任意の圧力が採
用される。
は60〜90℃である。滞留時間は、反応器出口でのホ
ルムアルデヒド反応率が96%以上になるように適宜決
められる。反応圧力は特に制限はなく、任意の圧力が採
用される。
【0014】多段で反応を行う場合もフェノール/アル
デヒドのモル比、触媒の使用量、反応温度、反応圧力
等、反応条件は一段で反応を行う場合と同様である。た
だし、第一段の反応器では、ホルムアルデヒドの反応率
が40%以上になるまで反応を行う。40%未満である
と第二段以降の反応時間が長くなり好ましくなく、ビス
フェノールFの2核体含有率が低くなる。
デヒドのモル比、触媒の使用量、反応温度、反応圧力
等、反応条件は一段で反応を行う場合と同様である。た
だし、第一段の反応器では、ホルムアルデヒドの反応率
が40%以上になるまで反応を行う。40%未満である
と第二段以降の反応時間が長くなり好ましくなく、ビス
フェノールFの2核体含有率が低くなる。
【0015】反応後、反応液は蒸留され、シュウ酸と未
反応フェノールは個別にまたは同時に分離回収し、反応
に再利用される。蒸留塔が一基で済み、蒸留条件も安定
なため、好ましくは同時分離を行う。蒸留に用いる蒸留
塔は充填塔、棚段塔など一般的に用いられるもので良
い。蒸留は一般的に知られている方法で行えば良く、常
圧蒸留でも減圧蒸留でも良いが、好ましくは減圧蒸留で
ある。圧力は蒸留温度を保つように任意に決めれば良い
が、安定した条件で蒸留を行うには、30〜50mmH
g程度が好ましい。蒸留は100〜190℃で行う。常
圧なら180〜190℃、減圧なら100〜120℃で
行うのが好ましい。蒸留温度が190℃より高いと、シ
ュウ酸がCO2 、CO、ギ酸と水に分解し、回収が不可
能となる。また、シュウ酸二水和物の融点は101〜1
02℃であり、脱水と共に昇華し始めることが知られて
いる。
反応フェノールは個別にまたは同時に分離回収し、反応
に再利用される。蒸留塔が一基で済み、蒸留条件も安定
なため、好ましくは同時分離を行う。蒸留に用いる蒸留
塔は充填塔、棚段塔など一般的に用いられるもので良
い。蒸留は一般的に知られている方法で行えば良く、常
圧蒸留でも減圧蒸留でも良いが、好ましくは減圧蒸留で
ある。圧力は蒸留温度を保つように任意に決めれば良い
が、安定した条件で蒸留を行うには、30〜50mmH
g程度が好ましい。蒸留は100〜190℃で行う。常
圧なら180〜190℃、減圧なら100〜120℃で
行うのが好ましい。蒸留温度が190℃より高いと、シ
ュウ酸がCO2 、CO、ギ酸と水に分解し、回収が不可
能となる。また、シュウ酸二水和物の融点は101〜1
02℃であり、脱水と共に昇華し始めることが知られて
いる。
【0016】留出したフェノールとシュウ酸は凝縮器で
冷却、回収する。例えば、一段目の凝縮器でフェノール
とシュウ酸を凝縮させそのまま反応に再利用し、二段目
の凝縮器でフェノールと水を凝縮させ、フェノールを水
と分離後反応に再利用する。
冷却、回収する。例えば、一段目の凝縮器でフェノール
とシュウ酸を凝縮させそのまま反応に再利用し、二段目
の凝縮器でフェノールと水を凝縮させ、フェノールを水
と分離後反応に再利用する。
【0017】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。実施例においてフェノール中のシュウ酸濃度は、電
位差滴定法により測定した。また、ジヒドロキシジフェ
ニルメタンの2核体含有率は、液体クロマトグラフィー
により測定した。 実施例1 二基の竪型円筒ジャケット付、SUS316製の攪拌槽
型反応器を直列に連結した反応器を用いて行った。前段
の反応器には1m3 、後段の反応器には5m3のものを
用いた。ジャケット内を通す温水により、反応器内温を
調節した。反応器入フェノールに対して0.24重量%
のシュウ酸二水和物を含む回収フェノール410kg/
時間、47重量%のホルマリン溶液10kg/時間、追
加フェノール30kg/時間、反応器入フェノールに対
して0.06重量%の追加シュウ酸二水和物を前段の反
応器へ連続的に供給し、前段の反応器出口から後段の反
応器へ連続的に供給した。すなわち、反応器入フェノー
ルに対してシュウ酸二水和物0.3重量%(回収分80
%、追加分20%)、フェノール/ホルムアルデヒドの
モル比30の条件で反応を行った。前段と後段の反応器
での反応は、各々常圧下90℃で行った。前段の反応器
での滞留時間は約2時間、後段の反応器での滞留時間は
約4時間であった。また、後段反応器出口でのホルムア
ルデヒドの反応率は、96%であった。
る。実施例においてフェノール中のシュウ酸濃度は、電
位差滴定法により測定した。また、ジヒドロキシジフェ
ニルメタンの2核体含有率は、液体クロマトグラフィー
により測定した。 実施例1 二基の竪型円筒ジャケット付、SUS316製の攪拌槽
型反応器を直列に連結した反応器を用いて行った。前段
の反応器には1m3 、後段の反応器には5m3のものを
用いた。ジャケット内を通す温水により、反応器内温を
調節した。反応器入フェノールに対して0.24重量%
のシュウ酸二水和物を含む回収フェノール410kg/
時間、47重量%のホルマリン溶液10kg/時間、追
加フェノール30kg/時間、反応器入フェノールに対
して0.06重量%の追加シュウ酸二水和物を前段の反
応器へ連続的に供給し、前段の反応器出口から後段の反
応器へ連続的に供給した。すなわち、反応器入フェノー
ルに対してシュウ酸二水和物0.3重量%(回収分80
%、追加分20%)、フェノール/ホルムアルデヒドの
モル比30の条件で反応を行った。前段と後段の反応器
での反応は、各々常圧下90℃で行った。前段の反応器
での滞留時間は約2時間、後段の反応器での滞留時間は
約4時間であった。また、後段反応器出口でのホルムア
ルデヒドの反応率は、96%であった。
【0018】蒸留塔には、竪型充填塔で2m3 のものを
用い、充填物にはカスケードミニリングを使用した。蒸
留塔塔底部に設ける加熱缶には、竪型多管式リボイラー
を使用した。予熱器として竪型多管式蒸発器を用い、反
応液は、後段反応器出口より予熱器を通って蒸留塔へ投
入されるものとした。反応液は、予熱器で110℃まで
加熱した後、蒸留塔で圧力40mmHg下、塔頂温度1
10℃、塔底温度180℃の条件で蒸留した。
用い、充填物にはカスケードミニリングを使用した。蒸
留塔塔底部に設ける加熱缶には、竪型多管式リボイラー
を使用した。予熱器として竪型多管式蒸発器を用い、反
応液は、後段反応器出口より予熱器を通って蒸留塔へ投
入されるものとした。反応液は、予熱器で110℃まで
加熱した後、蒸留塔で圧力40mmHg下、塔頂温度1
10℃、塔底温度180℃の条件で蒸留した。
【0019】留出液は、二基直列に設置した竪型多管式
凝縮器にて冷却、回収した。前段の凝縮器で凝縮したフ
ェノールとシュウ酸はそのまま前段の反応器へ供給し、
後段の凝縮器で凝縮したフェノールと水はフェノールを
水と分離後前段の反応器へ供給し、反応に循環再利用し
た。循環再利用されるフェノール中のシュウ酸二水和物
の量は反応器入フェノールに対して0.24重量%であ
り、シュウ酸触媒の回収率は80%であった。また、缶
出液から得られたジヒドロキシジフェニルメタンの2核
体含有率は89重量%であり、汎用ビスフェノールFの
製品としてそのまま使用可能であった。
凝縮器にて冷却、回収した。前段の凝縮器で凝縮したフ
ェノールとシュウ酸はそのまま前段の反応器へ供給し、
後段の凝縮器で凝縮したフェノールと水はフェノールを
水と分離後前段の反応器へ供給し、反応に循環再利用し
た。循環再利用されるフェノール中のシュウ酸二水和物
の量は反応器入フェノールに対して0.24重量%であ
り、シュウ酸触媒の回収率は80%であった。また、缶
出液から得られたジヒドロキシジフェニルメタンの2核
体含有率は89重量%であり、汎用ビスフェノールFの
製品としてそのまま使用可能であった。
【0020】実施例2 以下に示す蒸留条件以外は、すべて実施例1と同様に行
った。反応液は、予熱器で120℃まで加熱した後、蒸
留塔で圧力50mmHg下、塔頂温度120℃、塔底温
度190℃の条件で蒸留した。循環再利用されるフェノ
ール中のシュウ酸二水和物の量は反応器入フェノールに
対して0.23重量%であり、シュウ酸触媒の回収率は
75%であった。また、缶出液から得られたジヒドロキ
シジフェニルメタンの2核体含有率は89重量%であ
り、汎用ビスフェノールFの製品としてそのまま使用可
能であった。
った。反応液は、予熱器で120℃まで加熱した後、蒸
留塔で圧力50mmHg下、塔頂温度120℃、塔底温
度190℃の条件で蒸留した。循環再利用されるフェノ
ール中のシュウ酸二水和物の量は反応器入フェノールに
対して0.23重量%であり、シュウ酸触媒の回収率は
75%であった。また、缶出液から得られたジヒドロキ
シジフェニルメタンの2核体含有率は89重量%であ
り、汎用ビスフェノールFの製品としてそのまま使用可
能であった。
【0021】
【発明の効果】本発明は、シュウ酸を触媒としたビスフ
ェノールFの製造方法において、シュウ酸の特性を用い
て蒸留操作を特定の条件で行い、シュウ酸と未反応フェ
ノールを高収率で回収し反応に再利用することにより、
製品としてそのまま使用できるビスフェノールFを安価
に製造することを可能にした。
ェノールFの製造方法において、シュウ酸の特性を用い
て蒸留操作を特定の条件で行い、シュウ酸と未反応フェ
ノールを高収率で回収し反応に再利用することにより、
製品としてそのまま使用できるビスフェノールFを安価
に製造することを可能にした。
Claims (3)
- 【請求項1】 シュウ酸触媒存在下、フェノールとホル
ムアルデヒドとからビスフェノールFを製造する方法に
おいて、シュウ酸と未反応フェノールを回収し、反応に
再利用することを特徴とするビスフェノールFの製造方
法。 - 【請求項2】 シュウ酸と未反応フェノールを同時に回
収することを特徴とする請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 100〜190℃の温度で蒸留すること
によりシュウ酸と未反応フェノールを回収することを特
徴とする請求項2記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5053413A JPH06263672A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | ビスフェノールfの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5053413A JPH06263672A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | ビスフェノールfの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06263672A true JPH06263672A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=12942151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5053413A Pending JPH06263672A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | ビスフェノールfの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06263672A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108250377A (zh) * | 2018-01-24 | 2018-07-06 | 山东莱芜润达新材料有限公司 | 一种bpf树脂的制备方法 |
| CN115353444A (zh) * | 2022-09-23 | 2022-11-18 | 山东海科创新研究院有限公司 | 一种双酚f的连续生产工艺 |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP5053413A patent/JPH06263672A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN108250377A (zh) * | 2018-01-24 | 2018-07-06 | 山东莱芜润达新材料有限公司 | 一种bpf树脂的制备方法 |
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